治安戦争〜SPGとギャング達〜
SPGとは?
さて、90年代中盤から犯罪組織が以前にも増して強大な力をつけてきたため、警察は組織強化の為、SPG(State Protection Group)を設置することになった。
SPGとは、米国で言えば「SWAT」、日本で言えば「SAT」のような警察特殊部隊である。
1991年、SPGは以前あったSWOS(Special Weapons & Operations Section)の分散型セクションを一つに合理化し、再生された組織である。
シドニーにおいて、SPGの登場は稀なことではなく、よく街中などに現れる。
私が知っている限り、シドニーに於いて、長期滞在しているものならばギャングメンバーと接触(麻薬売買のみではなく)することはそんなに難しいことではない。
それ程浸透率が高く、高校生等の学生のギャング組織化を見れば、日常的に接触することは十分ありえるのだ。
また、ナイトクラブなどは麻薬売買のみでなく、ギャング抗争の場所になることも珍しくない。事実私の知っている限り、かなりの数のクラブでギャング抗争が行われ、一般人も射殺されている。
その一般人の中には某空手団体の黒帯も含まれていた事は知る人ぞ知る事実である。
また、ギャングは何も麻薬売買だけをしているわけではない。強盗・売春・窃盗・誘拐等の犯罪にも手を染めている。路上を歩いていてギャング被害に遭うことも十分にあり得るのだ。
http://www.geocities.jp/suishin_ryu/spgagangs.htm