893 :
世界@名無史さん:2005/11/20(日) 23:59:09 0
>>892 訂正。名前が間違ってました。変わった名前ですが、ブダペスト生まれの
ユダヤ人で戦争中はルーマニアのブカレストに逃れていたそうです。
> 妻マリア → 妻マリカ
>>891 このスレ的には枝葉末節なのであまりこだわるつもりはないのですが、
福祉国家形成のプロセスで重要だったのは、国民すべてに等しく社会福祉の
恩恵を与えるという発想であって、優生学や人種理論ではありません。
それが成立した上で、こんな人たちにはいくら治療を施しても無駄ジャマイカ、とか、
慢性的な財政難なので給付を削るとしたらどこから切っていくべきか、という議論が出てくるようになって
初めて、社会ダーウィニズムや優生学の議論が世間の注目を浴びるようになるわけです。
この総力戦と優生学の二重構造こそが重要です。いくら初期から言説が存在していたからといって、
何でもかんでもホロコーストにつなげるような単線的発展史観はいい加減ヤバイと思います。
896 :
世界@名無史さん:2005/11/21(月) 11:17:40 0
「ガス室」もウソだが、「ジェニンの虐殺」もウソ。
これは、公平のために言っておく。
人間は、みんなウソをつく。
パレスチナ人もウソをつくんだよ。
羅生門だね。
>891
シンティ・ロマの件、ありがとうございますー。
まさか調べて頂いているとはつゆ知らず、南京事件あたりをうろついてました。w
おまけにアク禁くらってました。w
>ジプシー迫害はたんなる浮浪者対策にすぎなかったという見方が
戦後ドイツでは根強かったようです。
そうなんですか。収容所でもロマ達は他の収容者と違って家族揃って
収容されていたようです。ホェスの「アウシュヴィッツ収容所」にも
その様子が描かれています。
彼らは収容所内でも新たな収容者がやってくると、歌を歌い、踊って
歓迎したそうです。なんだかツライ話ですが。
金子マーティンの本、読んでみます。
>892
アウシュヴィッツに収容されていた人々はその劣悪な栄養状況から
身長が伸びず、太ることもできないやせっぽちな人が多かったらしいです。
その人達を「人体実験帰り」という揶揄を込めて「石鹸」と呼んだらしいです。
死ぬも地獄ですが生き残っても地獄だったらしい。
プリモ・レーヴィは「全ての良き人は死んでしまった」という言葉が
印象に残っているくらいですかね、私は。
「どうして自分は今、生き残ってしまったのだろう」と思い悩み、死んでいった
彼は詩人らしく繊細な神経の持ち主だったのでしょうね。