【Rouml;misches】神聖ローマ帝国 【Reich】
菊池良生さんの問題点は、ここ最近のドイツ史の動向をまったく抑えれてないこと。
たぶんこの人帝国改造とか知らないんじゃないか?
面白いし読みやすいだけに残念……
554 :
世界@名無史さん:2007/02/26(月) 11:33:04 O
森進一の騒動をみてカノッサの屈辱を思い出した
555 :
世界@名無史さん:2007/02/26(月) 14:57:49 O
その時、余程の事がなければローマにいなければならないはずの教皇は
愛人のマティルダの居城のカノッサで逢い引きしついた
(余談だがマティルダの夫は妻と教皇が密通していることを言いふらし
教皇の刺客に暗殺された)
それに皇帝ハインリヒ4世はこれからドイツへ戻り、教皇に猛反撃している
これが森氏との違い
556 :
世界@名無史さん:2007/02/26(月) 15:00:34 O
962年から1806年までの通史かよ。
そんなもん詳しく書ける歴史家っているのかね?
あちらでもG・バラグラフなどがいるけど専門は近代以降の人やからね。
帝国改革などは少なくとも中世後期から近世にかけての専門家で法制史
に詳しくないと書けんよ。
中世後期の帝国改革に詳しい現役の歴史家なら池谷さん辺りだと思うが
果たして彼がそんな962年から1806年までの長きに渡るドイツ史の通史を
書くかなあという問題なんだな。
菊池さんって人は専門分野もよく知らないのだがこのような通史をよく
書かれたと思うよ。
つまり菊池はよくやってるが岩波ヨーロッパ史入門の『神聖ローマ帝国 1495-1806』を読んでおけってことか?
いやねえ、確かに菊池良生は歴史が専門じゃないんだよ。新書の紹介によると文学が専門らしい。
でもそれは言い訳にならんだろ。金取って本出してるんだから。つまりプロなんだよ。
帝国改造とはいわないまでもヴェストファーレンを死亡診断書とか言う戦前歴史観のままじゃ、ちょっとな。
通史を書いたのはすごいと思うし、確かに菊池さんの本は読みやすくて面白い。
専門の歴史家ってクソみたいな文書く人いるしな。
でも面白いからこそ、もうちょっと最近の歴史学ふまえてくれよと思うわけよ。