103 :
世界@名無史さん:2005/05/06(金) 19:37:51 0
「ドッジボール」によると、ドッジボールの起源は十五世紀の中国らしい。
最初は生首をぶつけあう遊びだったんだそうだ。
21世紀フォックスだからまず信じていいと思う。
104 :
世界@名無史さん:2005/05/06(金) 20:22:48 0
>>103 あのファンタスティックドッジボール映画を信じる奴がいるとはw
「ファイアーアンドソード」見た。珍しい17世紀のポーランドが舞台。
フメルニツキーに率いられたコサックがポーランド貴族に起こした叛乱を描いた作品。
当時のウクライナの「候」または「公」が西部開拓時代みたいな質素なあばらやに近い
居城に住んでいることとか、コサックがタタール人みたいに、髪を人房残して
剃ってしまっていることとか、実際見るとちょっとビックリ。
筋は、ものすごいジェットコースター。昔の少女漫画みたいな、人間関係。
主人公とその彼女。彼女にちょっかい出す悪役と主人公の親友。面倒見の
いい親父など、漫画みたいなキャラクターと筋(もっとも原作は19世紀の
シェンキェビッチなので、まねしたのは少女漫画の方といえるが)
お約束の展開でありながら、スピーディに展開し(もとは数時間の映画を
カットしたとさえ思えるような場面展開)、戦闘シーンも大迫力(
ポーランド兵が古代ローマ軍団に、コサック軍がゲルマン人に見えてしまったが)。
寝る前にちょっと見始めて、ついつい明け方まで見てしまった。面白かったよ。
>>106 アマゾンの評によると、やっぱ160分を106分に削っているとのこと。
160分版が見たい気もするし、106分で手っ取り早くエッセンスだけ味わっていいや、という
気もする。
108 :
世界@名無史さん:2005/05/13(金) 13:35:23 0
109 :
世界@名無史さん:2005/05/13(金) 13:52:55 0
イケメン俳優オーランド=ブルーム演じる十字軍映画が封切りされるわけだが、
十字軍は、イスラム圏から見れば侵略以外の何者でもない。
このような映画が、国際問題になったりしないのだろうか?
イスラム圏でね公開されて好評みたいだよ。
アメリカの方が不評w
パッションも好評だったみたいだな。イスラム圏で。
>106
「隊長ブーリバ」でもコサックが弁髪。
正しいファッションなのかな?
>>109 予告をみたら十字軍はちゃんと悪役にされているみたいなんで
大丈夫なんじゃないかと思う。
116 :
世界@名無史さん:2005/05/16(月) 21:46:28 O
『Kingdom of heaven』略してkoh観てきたよ〜
なんか、かなり現代の事情を考慮して作られてた(笑
十字軍がやたら優しかったり、主人公が絶対士気が下がる様な不可解な演説を始めたり・・
でも、全体的にはいい映画だったよ
背景とか建物とかが凄いリアルで引き込まれた。歴史ヲタの方は割とハァハァ出来るかと
戦闘シーンも良かったね。大軍をCGで書いてるんだろうけど見分けがつかなかった
あと射石砲威力有り過ぎ。あれじゃ中世に榴弾砲が存在したかの様な誤解を与える
省略されてた戦いはハッティンの戦いかな?あの氷には薔薇の香水が・・
>>116 十字軍は優しくないよ。十字軍の蛮行も描かれてるし、十字軍のせいで和平
が崩れる。映画見てれば十字軍・宗教の様々な悪い部分が見えてくる。
KOHは長い十字軍の歴史の中で、短いながらもキリスト教とイスラム教が和平を結んでいた
期間を描いてる。十字軍・サラセン軍とも現代の事情抜きにして史実にかなり忠実。
十字軍史でいまいち知られていないマイナーな時代にスポットを当てている所が良い。
キングダム オブ ヘブン
テンプル騎士団が悪役で描かれていた。
エルサレムでのテンプル騎士団員の絞首刑、 テンプル騎士団の隊商襲撃
ルノーやギーといった歴史的悪役(?)もテンプル騎士団のユニフォーム
(これは正しいのか?)
テンプル騎士団は、十字軍終わったら、異端裁判で解散させられたから
悪役にしても問題なかったのだろうけど・・・
オーランド・ブルームって主役なのにいつも引き立て役っぽいね。
熱血漢すぎて冷静にみれば結構アホな感じ。
今回はエルサレム王の側近がかっこよかった。
彼はキプロスに行っちゃったけど、テンプル騎士団の本拠地のキプロスで
うまくやっていけたんだろうか。
>主人公が絶対士気が下がる様な不可解な演説を始めたり・・
ありがちありがちw
>主役なのにいつも
いつもといわれても今回が「初」主役なんだがw
海賊は脇役だよ。
創元社「知の発見」双書の『十字軍』の資料に、サラディンの書記がが記した、エルサレ
ム奪回のときのエルサレム側の「イブン・バルザーン」(たぶんKOHの主人公にあたる人)が
言ったサラディンに対する「脅し」の言葉が載っている。
「我々の命が助かる望みが全くなく,あなたの権力を恐れ,あらゆる希望
を断念しなければならないのなら,そしてもはや我々には解決の糸口も,安らぎと救
いも,恩恵と寛大な許しもないというなら,我々は死を求めよう。だが最後まで戦って
死のう。(略)
我々のひとりひとりは,打たれる前に,まず10人の敵を打つだろう。殺人者の手が
我々を捕えるのは,我々が先に10人を殺してからだし 我々は家を焼き払い,寺院の丸
天井を壊し,我々を隷属させた恥辱の跡を残すだろう。『岩のドーム』を打ち砕き,こ
の聖なる岩が失われた苦しみをあなたになめさせよう。我々は,捕虜になったイスラ
ム教徒を全員殺す。何千人もいるが,みんな不名誉を嫌い,名誉を愛する者たちだか
らだ。 我々の財産もあなたに奪われる前にすべて破壊する。子供たちにも死んでもら
う。子供たちもそうしてくれと頼むに違いない。あなたが頑なに拒絶したところで,
なんの得があるというのか。有利なことはすべて失ってしまうのだ。 成功するという
希望から,どれほどの幻滅が生まれることか。惨事を癒すことができるのは平和だけ
だというのに!暗黒の世界へ旅立ってしまったら,曙の光が射すまで、どれほど闇
夜をさまようことか!」
これでサラデインは妥協したことになっているが、これだけの雄弁が敵の記録にもあると
いうのは、たいしたものだ。KOHでも主人公はサラディンにこの一部を述べている。
KOHのテーマは「心の中の天国」ということなのだろうが、上記の「脅し」の言葉に
インスパイアされたのではないだろうか。
あの映画、サラディンが怒った時点で
エルサレムを明け渡して退去すれば済んだ話じゃないの?
死闘に必要性を感じないんだけれど。
> 123
たしかに、映画ではハッティンの大敗戦からエルサレム陥落までの流れは不自然だ。
特に映画ではバリアンがボードワン4世の妹シビラと密接な関係にあってエルサレム
防衛の責任者になるのが当然という流れになっているから、すぐに逃げるように手配
すべきだったという感じがする。
実際は、シビラはギーに惚れていて、無理矢理ギーをエルサレム王にしたようだから、
バリアンがエルサレム防衛の責任者になるのが当然とはいえない状態だったのだろう。
ハッティンで王をとられて防衛体制がととのわぬうちに、サラディンに退路を断たれ
ていたというところではないか。
サラディンの書記も、エルサレム攻撃開始前に「スルタンは北側を通り、そこにテント
を張ると、フランク軍の行く手を狭め、その分死への道を大きく開いた」としている。
>123-124 ちょっと違うな。まず史実でもサラディン軍は猛攻撃をしかけたし、
バリアンもエルサレムを守るために奮闘した。「逃げる」という選択肢は現代風の
考えであって当時の人間にそういう選択肢を選ぶ理由の方が薄い。「逃げる」という
選択肢があるなら、今頃エルサレムの問題はもっと平和になっているでしょう。
大部分の人にとっても信仰心との関係から「聖地を明け渡して逃げる」という選択肢は
反論がかなり出て、下手すると内紛になる。サラディン軍は進軍していて時間がないしね。
サラディンは寛大ではあっても甘い人間じゃない。やる時には徹底的にやる人間。
城壁が破られた後に持ちこたえられたことが不思議でならない。
127 :
世界@名無史さん:2005/05/23(月) 00:20:46 0
「砂漠のシモン」というルイス・ブニュエルの映画を見ました。45分の短編です。
5世紀に実在したシリアの修道士、柱頭行者のシモンが主人公。といっても
歴史映画という感じではなく、シモンが柱の上で修業していると、悪魔(サタン)
がやってきて、いろいろと誘惑するというもの。ラストはなぜか現代の1960年代風
ダンスホールに飛び、そこで(現代風服装になった)シモンと悪魔が酒を飲んでいる
ところで終わり。相変わらず人を食ったような映画ですが、シモンが修業している
場面はなんとはなしに、歴史映画っぽい雰囲気が出ていました。
128 :
世界@名無史さん:2005/05/29(日) 07:24:41 0
>>117 >射石砲威力有り過ぎ
「グラディエーター」の冒頭の戦闘モナー
本宮ひろ志の歴史マンガのような破壊力。
129 :
世界@名無史さん:2005/05/30(月) 06:48:05 0
オリヴァー・ストーンの野郎に石を投げ付けよう。
ラッシー
>>129 アレキサンダーは2回の戦闘シーンだけで充分だった。
逆に言うと他はどうでも良かったな。
キングダムオブヘブン、メッシーナのCGシーン鳥肌たった
KoH評判良いな。
・・・・ベルトリッチのシノワズリが懐かしくて
とうとうamazon米から216分版「ラストエンペラー」DVD輸入しちまったよ。
日本版カットしすぎ
133 :
世界@名無史さん:2005/06/06(月) 22:33:25 0
久々に「王妃マルゴ」をみた。やっぱいい、この映画。
史実と異なる点はあるんだけど、宗教戦争当時のフランスの
時代感みたいなのが始終漂っていて。それぞれの人物の交錯
しあう愛憎、思惑そして悲劇。シャルル9世の最後のセリフ
は何度みても鳥肌がたつ。
>>78 お、無いかと思ったらあったね。
日本の売り文句では「イギリスの帝国主義に対しての・・・」
とか言ってたけど、そんなことよりもっと違ったことを題材にしてるとオモタ。
↑「サハラに舞う羽」ね。
近代イギリス好きにオススメ。
136 :
世界@名無史さん:2005/06/10(金) 01:28:17 0
ファイアーアンドソード見た。
一瞬剣と魔法のSFかと思ったけど、史実に忠実なポーランド王国反乱の話。
時代考証も言語もセットも忠実!しかも戦争が大砲出るわ鉄砲隊出るわポーランド騎士突撃出るわ、
タタール騎馬民族出るわ、クリミア汗国のイスラム系戦士出るわ、異様な風俗のコサック出るわで大満足。
ドイツ騎士団の末裔もいたな。騎士突撃を防ぐために槍を立てる動作や、処刑するとき槍の上に放り投げるやり方など
うなるところ多し。こだわってる。ベルセルクみたいな暗い面もある映画。
世界史マニアにゃたまらん一作だ。
一番ショックだったのはコサックの特使の最期。
ここまで撮った監督に乾杯。
戦争なのに裸同然のコサックどものファンになってしまった。
話の筋も面白いので見てて飽きないよ。
とりあえず、「薔薇の名前」とならぶ傑作だと言っておこう。
日本語版というより日本向けDVDビデオ全部だな。
たしかに大幅カットで話が少なくなっているんだろうけど
それでもかなり濃いよ。とにかくイカれたコサックどもを見て欲しい。
ていうか題がダサ杉だな。どこの同人RPGだよ。
139 :
世界@名無史さん:2005/06/13(月) 13:26:14 0
1970年と古い映画だけど「パットン大戦車軍団」。
…ひどい邦題だねぇ。
冒頭の巨大星条旗をバックに演説のシーンは
湾岸戦争のあった今 みてみると感慨もひとしお。
個人的には
「ゲス同士乾杯しようぜ」
というのが すきだ。
140 :
世界@名無史さん:2005/06/15(水) 23:23:57 0
【中→日】「軍国主義が濃厚」…中国紙、「戦国自衛隊」など日本映画批判[6/15]
1 :玄武φ ★ :2005/06/15(水) 19:11:30 ID:???
■「軍国主義が濃厚」…中国紙、「戦国自衛隊」など日本映画批判
中国人民解放軍系全国紙、中国国防報は14日、日本映画「戦国自衛隊 1549」など3本の
映画は軍国主義の色彩が濃厚であり、映画製作に自衛隊が協力しているとして批判した。
中国メディアは抗日戦争勝利60周年のキャンペーンを展開しており、 日本映画までクレー
ムがついた。
やり玉に挙げられた映画は公開中の「戦国自衛隊」のほか、まもなく 公開される「亡国のイ
ージス」「男たちの大和」。
同紙は3本の映画の概略と制作発表会の監督発言などを紹介した後、 「日本で右翼勢力が
映画を借りて、うそをでっち上げている。軍国主義へのこだわりが暴露された」と主張した。
また同紙は、日本の防衛庁が映画製作を全面的に支援し、軍艦や戦闘機 を撮影させ。映画
の宣伝まで手伝っているとし、“軍民一体”の映画製作を非難した。
ソース:
http://up.nm78.com/data/up110501.jpg(今日の中日新聞朝刊)
こうなったら笑うしかないわナァ
141 :
世界@名無史さん:2005/06/15(水) 23:39:01 0
>>140 >「日本で右翼勢力が映画を借りて、うそをでっち上げている。
>軍国主義へのこだわりが暴露された」と主張した。
よりによって「戦国自衛隊」が入ってるところがポイント高し
なんだか急に見てみたくなったぞ
そりゃうそに決まってるだろw
143 :
世界@名無史さん:2005/06/16(木) 00:09:41 0
映画に真実を求めても・・・
なんか哀れだ。真実にも近づけないかの国の住民が。
言って見ればTVと新聞は朝日しかなく、
本屋は小学校の図書館クラス。
インターネットでは2chに永久アク禁食らってるようなものだろ。
永久アクキン・・・
生き地獄だな。
>145
初めから外の世界を知らなきゃ地獄にはならないような…>永久アクキン
147 :
世界@名無史さん:2005/06/17(金) 21:37:39 0
とりあえず、
○○アンド○○
○○オブ○○
などというブザマな手抜き邦題をやめろ。
>>134 レビューでイギリスを責めてる人が少なくないけど、視野狭すぎでしょう
そういう話じゃないんだってね
ファイアー・アンド・ソードは、この場合原題とはいいがたいでしょう。だって
原題はポーランド語だよ。いちいち英訳題にしているのは変。映画も
ポーランド製作で、ポーランド語だし。
「剣と炎」とかでもいい気がする。
>>147 ロード・オブ・ザ・リング がそのハシリでは?
「指輪物語」よりこっちの題名の方がヒットしそうなタイトルだとは思うよ。
おれの知り合いに、ロード・・・を歴史映画だと思ってい香具師がいるから、
そこいらの連中を当てこんで、そのままの題名が多いということじゃないの?
>>136,150
シェンキェヴィッチの Ogniem i Mieczem の映画化なのか。ノーベル文学賞
受賞者、というよりもこのスレとしては『クオー・ワーディス』の作者とい
う方が通りが良さそう。