1 :
ワトスン :
05/02/22 20:48:59 0 前スレが落ちたので立ててみたよ。 ボクが藪医者だとか作者が電波だとか、 スレの終盤はひどいことを言われたけど、めげずに世界に冠たる大英帝国、 エリザベス朝を語ってみようじゃないか。 そうじゃないかね、ホームズ君?
新スレに乾杯!
新スレおめでとう!
5 :
世界@名無史さん :05/02/22 20:57:15 0
ホームズはジェントリの出? 実家・・・地方の地主 学歴・・・パブリックスクールで名門貴族と同窓生、大学教育受けてる 家族・・・マイクロフト兄貴は官僚 経歴・・・ワトソンと出会ったときは大学の研究員?
6 :
世界@名無史さん :05/02/22 21:19:17 0
ジェントリの出身のはずですがね。 母方に画家がいるという以外は家系の説明してないみたいだが、経歴見ると ジェントリで労働者でも貴族でもない。
7 :
世界@名無史さん :05/02/22 21:30:31 0
ワトソンは元軍医(軍人で医者)だから、一応ジェントルマンだな。
8 :
世界@名無史さん :05/02/22 21:38:12 0
986 :世界@名無史さん :05/02/18 01:34:32 0 胡散臭いアメリカ人同士なんだけど、デリカットを以前、デイブ・スペクターが批判してた。 「ユタで黒人差別を見たことない」とのデリの発言に、「モルモン教自体が非白人を 排斥する差別宗教じゃないか」とのツッコミだった。デイブはユダヤだしな。 今のモルモンは、インディアンをせっせと入信させるのに忙しいようです。 KKKとモルモンの関係はどうよ?
大学時代、住んでたアパートに モルモン教の外人が勧誘に来た事あったよ。 ホームズの連想で「ユタ州の?」って聞いたら 「そうです!」って嬉しそうだった。 いろんな活動していてお話をさせてくれないか、 って言われて断ったけど、丁寧で感じ良かったよ。 大学の外人教師よりはよっぽど。
子供の頃、五つのオレンジの種の話はめちゃめちゃ怖かったな。 恐怖の谷もアメリカがらみだったな。 ボスコム(ボスクームという発音が正しいような気もするけど)谷の惨劇では、 オーストラリアの無法ぶりが書かれていた。 まあ、コナンドイルが植民地や新大陸をどう見ていたかが分かる。
オーストラリアは流刑植民地だし。もっともアメリカは独立したが、オーストラリアは イギリスが統治しているのだから、オーストラリアの治安が悪いならイギリスの責任 だろうなあ。
ディケンズのデビット・カッパーフィールドも合わせて読むと、 英人の豪州に対する印象がよく分かるね
>>12 「オリバー・トゥイスト」とか「大いなる遺産」とかもそうだけど、
死刑の次に重い罪が豪州流刑剤だったみたいだね。
そりゃタスマニア島の住民も滅びるわ。
14 :
13 :05/02/23 21:24:37 0
15 :
世界@名無史さん :05/02/26 23:48:49 0
張り込み中の便意はどう処理してたのかな? つーか、お便所借りるとかあったのかな? あの時代、公衆便所なんてないよな。
16 :
世界@名無史さん :05/02/26 23:55:37 0
オーストラリアにいったことがあるワトスンが「クーイ」を知らんとは。
ワトソン経歴詐称説
18 :
世界@名無史さん :05/03/02 01:35:24 0
デフォーの「モル・フランダース」は女泥棒の話だけど、流刑地どこだっけ? 18世紀だからオーストラリアかも。 サマセット・モームやアガサ・クリスティにも、いいうちの不良息子を植民地に やって、悪い評判が立たないようにするという話が出てくるから、20世紀まで 島流しみたいな習慣があったようです。貧乏人は出稼ぎや移民ですが。
20 :
世界@名無史さん :05/03/08 21:55:28 0
バリツ道・ドイル師範、見参!
アルセーヌ・ルパンの奥さんを射殺したんだよな
22 :
世界@名無史さん :05/03/12 13:05:36 0
本編のほうで、ホームズが直接、人を殺めたことはあったかな?
四つの署名事件で、ジョナサン・スモールが連れていた小人を テムズ河上で射殺した可能性がある(ワトスンと同時にピストルを 撃ったのでどちらの弾が当たったのかは不明)。 毒の塗られた吹き矢から身を守るための正当防衛だったと思われるが。
>22 スイスのライヘンバッハで、とある人物を断崖から滝つぼに投げ飛ばして 殺したという疑いが濃厚。
それは揉み合っているうちに投げ飛ばしたんじゃなかったっけ。 そもそもモリアーティの方からつかみ掛かってきたんだし。
26 :
世界@名無史さん :05/03/12 17:44:24 0
当時の紳士に決闘はたしなみの一つ
27 :
世界@名無史さん :05/03/12 17:50:01 0
当時の紳士は阿片もたしなみの一つ?
ルパンもどうこう言って、結構殺してるよね
29 :
世界@名無史さん :05/03/15 01:44:54 0
当時、ピストルの値段ってどれくらいだったんだろう。ホームズもワトソンも所持してるな。 アメ国みたいに安くはないだろうけど
30 :
世界@名無史さん :05/03/15 13:04:18 0
日本も戦前は緩かった
31 :
世界@名無史さん :05/03/15 16:26:05 0
32 :
29 :05/03/16 00:12:51 0
う〜ん、2、3ポンドですか・・・ 今で言うと、3、4万するってとこかな? 「ヴァスカーヴィル家の犬」で、ホームズがレストレードに、手紙で帯銃を進めるくだりがあるけど、 よく考えたらすごいな・・・
そういえばホームズは下宿で乱射してたんだな
弾痕でビクトリア女王のイニシャルを綴ってたんだっけか。 敷金かえってこねえぞ。
うろ覚えだが、下宿丸ごと帰るくらいの金を支払っていたとか……そんな記述があったようななかったような。
ハドソン夫人を永遠の15才にして再アニメ化したら売れると思う。 逝った旦那はどういう人だとかそういう記述あったっけ?
>>35 放置されてるからレスするが、瀕死の探偵の冒頭だったっけ?
私もうろ覚えだが。
>>36 ハドソン夫人のプライベートはひみつ
>>36 宮崎版では飛行士だけど、原作には……案外オールドミスかも。
一番の黒幕は案外、ハドソン夫人かもな
40 :
ワトソン :エジプト暦2329/04/01(金) 11:50:20 0
「ホームズ、世界史板が、どうしてエジプト暦なんだい?」
41 :
ホームズ :エジプト暦2329/04/01(金) 12:05:58 0
「僕も状況を完全に把握はしていないので *管理人が冗談好きであること *管理人は世界中の暦に通じているがそれほど詳しく計算できるわけではないこと *エジプト専門の板がないこと 位しか分からないねえ」
エイプリルフールの習慣って当時既にあったのかな?
43 :
世界@名無史さん :エジプト暦2329/04/02(土) 01:32:38 0
ポワロさんみたいに、エジプトでのホームズの冒険も読んでみたかったな。 本家のほうで。
44 :
世界@名無史さん :エジプト暦2329/04/02(土) 01:53:25 0
アガサ・クリスティは「正規の教育を受けていない」が売りものだったけど、 「高等小学校卒」の松本清張同様、正規でない教育のほうは凄かったんじゃ? クリスティの歴史顧問には2度目の亭主のマローワン氏(のち教授、ナイト)の 師匠筋が大勢いましたから。 ドイルは所詮藪医者で無学を装う博学者には太刀打ちできない。
ドイルは伯父に紋章学者がいましたが、義絶されていますね。
>>41 仕事に関係ないものは頭にいれとかない主義のホームズは、エジプト暦とか知ってるんかな?
>>43 安心して。まだ手記が未発見(あるいは未発表)なだけだから。
48 :
世界@名無史さん :2005/04/06(水) 13:00:07 0
今晩の「世界仰天ニュース」は、“ドイルの呪い”ですな。 有名なことなんかな?
49 :
世界@名無史さん :2005/04/06(水) 17:38:02 0
「ドイルの呪い」は聞いたことない話です。こちらが無知なのかもしれないけど。 まさか、ドイル家の版権の厳しさ(エラリー・クィーンが絶版にされたことがある) を皮肉ってるわけじゃないだろうけど。
50 :
世界@名無史さん :2005/04/06(水) 23:43:39 0
ドイルの遺品の競売をとめるために熱心な研究家が他殺に見せかけて自殺した、 というお粗末な話でした。 当方、大学時代に創元推理文庫の古典物は全巻読破したので、話が始まったとたんに 落ちが分かってしまいました。だって、有名なトリックだもん。
>>50 >他殺に見せかけて自殺した、
> というお粗末な話でした。
ソア橋???
しかしなぜ奇岩城で ホームズはルパンの内縁の妻を殺す設定にしているのか、 まったく分からん。 初めから真相をルパンがホームズに告げてりゃいいと思うのに。 ホームズ人気に対するルブランの嫉妬か?
54 :
ホームズ :2005/04/21(木) 00:29:47 0
>53 ルブランのホームズの扱いはひどすぎ
55 :
世界@名無史さん :2005/04/21(木) 00:59:56 0
>>1 ヴィクトリア朝だろ、っていうツッコミがないね。
さみしいね。
56 :
世界@名無史さん :2005/04/21(木) 20:54:38 0
妖精騒ぎでだまされ、ボーア戦争に賛成。 頭悪いよな。
57 :
世界@名無史さん :2005/04/21(木) 21:30:13 0
>>55 初めて気がついた。
>>56 税務署も呆れるくらい低収入のヤブ医者だから世渡りの才能は皆無では。
>>55 言われるまで気付かなかった(w
>>56 でもそのお陰でSirになれた。
趣味はビリヤード。 なんだかケンカっ早いおっさんのイメージがある。
60 :
世界@名無史さん :2005/04/26(火) 11:50:08 0
斑の紐親父と力比べみたいなこともしてるし、普段、結構鍛えてたんじゃないのかな。 そんな暇はどこにあったんか?
開業した頃はむちゃくちゃ暇だったようなことを言ってたと思う ドイルもホームズも
62 :
ワトスン :2005/05/01(日) 22:39:59 0
ホームズは、今で言うワーカホリックだと思ふな
ヴィクトリア朝ではすでに筋肉トレの概念は生まれていたんだろうか? よく散歩はしてるよね、あの時代の中流以上の人たちは。1
64 :
世界@名無史さん :2005/05/04(水) 23:55:28 0
Ψ
66 :
世界@名無史さん :2005/05/05(木) 08:50:36 0
>>28 「奇岩城」ではホームズがルパンの恋人を撃ち殺してる.......勝手に書くんじゃねーよ!ルブラン!
>>24 それは世間向けの言い訳である
キーワードは Seven-Per-Cent Solution
68 :
世界@名無史さん :2005/05/05(木) 19:56:32 0
モリアーティと闘った際、バリツ、つまり柔道のおかげで助かったけど、実はバリツとは武術(ブジュツ)をドイルが読み間違えたのだ。
>>66 それはエルロック・ショルメスという別人です。
なんてね。
1906年の「遅かりしシャーロック=ホームズ」の連載時には、
“Sherlock Holmes”だったのが、原作者ドイル本人の抗議を受けて、
単行本化の際に“Herlock Sholmes”に直したらしい。
>>67 多分ホームズのパロディー作品で一番の代表格なんだろうけど...
あれだとホームズの父は殺人者ということになるよな。
71 :
世界@名無史さん :2005/05/05(木) 23:18:58 0
故・天本英世さんに、モリアーティ教授を演ってもらいたかったな〜!
>68 ドイルが、というより、オランダ経由で明治維新前に 柔術がヨーロッパに紹介されていたらしい。 どうも楊心流の系統らしいが閉鎖的な世界の話なんでウラはとれてない。
73 :
世界@名無史さん :2005/05/06(金) 07:27:22 0
ルコック探偵の方が良かったな
74 :
世界@名無史さん :2005/05/06(金) 10:36:31 0
ちなみにホームズの兄さんって、英国情報部きっての切れ者らしい
75 :
世界@名無史さん :2005/05/06(金) 11:25:26 0
天本英世!いいねえ! NHKドラマで演じていた人がイメージにぴったりだけど。 アンソニー・ホプキンズも似合いそうだ。 NHKドラマでホームズ演じていた方亡くなったんだよね。舞台役者だったらしい。「ドラキュラに似ている」といったら、姉に怒られたことがあったが、「サセックスの吸血鬼」では吸血鬼のまねしてワトスンをおどかしていた。
76 :
世界@名無史さん :2005/05/06(金) 12:27:27 0
日本の吸血鬼役者とも言える岸田森も、NHKでホームズを演ったことがあるね。
ドラキュラと言えば、ドゥークー伯爵(役の人)ですよ。
78 :
世界@名無史さん :2005/05/07(土) 12:00:52 0
クリストファーリーだっけ。ロードオブザリングではサルマンだったかな。フランケンもやったような。
79 :
世界@名無史さん :2005/05/07(土) 12:18:43 0
リー卿は、ほんとの貴族なんだよね。
80 :
世界@名無史さん :2005/05/07(土) 13:09:52 0
そうなの... ぜんぜんホームズと関係なくなってきたな... 1つだけ許せないホームズの所業…メイドを誘惑して結婚するって嘘つくな!
81 :
世界@名無史さん :2005/05/07(土) 23:52:59 0
メイドさんって、あの時代の社会じゃ、たらしこみやすい存在だったんだろうねえ
>>80 どこで女をたぶらかす術を身につけたのかを知りたい
83 :
世界@名無史さん :2005/05/08(日) 12:21:21 0
「バリツ」のレパートリーかと
84 :
世界@名無史さん :2005/05/08(日) 20:48:09 0
問題です。 作品中日本の鎧冑があったのは、何と言う作品のどこでしょう?
>>84 「ギリシャ語通訳」でメラス氏が連れて行かれたお屋敷の……どっか
86 :
世界@名無史さん :2005/05/08(日) 23:58:55 0
>>84 です。 正解です。もしかしてかなり常識? NHKドラマでも日本の鎧冑ありましたっけ?(まああったら覚えているからたぶん無いかな)
>>81 そりゃまあ、ほとんどがイーストエンドの貧民だもの。
メイドを雇える中流以上の階級の紳士に「結婚しよう」と言われたら舞い上がるだろうよ。
なにしろ一躍人を使える立場に昇格だ。
たとえて言えば、東南アジアでやとった貧民上がりの女中に
「結婚して日本で暮らそうよ」と言うようなもの。
>>87 いや労働階級に変装して口説いたんじゃなかった?
変装も話術も上手いしホームズはその気になれば
天才詐欺師に成れただろうね。
景気のいい鉛管工だったかしら
>>87 そういう甘い言葉にだまされて、ちょっと見目のいい現地土人が
日本につれてこられては娼婦になったりするわけだな。
嫌なものだよな。土人も、土人如きで金儲けをしようとするゴミも、汚らわしい。
92 :
世界@名無史さん :2005/06/01(水) 01:34:12 0
投資話がやたら多いのが気になる
93 :
世界@名無史さん :2005/06/09(木) 14:26:04 0
赤毛連盟とか?
「シャーロックホームズ・伯爵令嬢誘拐事件」は黒歴史ですか?
95 :
世界@名無史さん :2005/06/09(木) 22:17:06 0
ワトスンの小切手帳をホームズが握っている件について
下宿のルームシェアっていつ頃からの習慣なんだろね? やっぱ大英帝国の住宅問題がきっかけ?
97 :
世界@名無史さん :2005/06/19(日) 11:27:35 0
シャーロック・ホームズは、地球が太陽を回っているのを知らない、てトリビアになりませんか?
>>97 「知らなかった」だな。そしてすぐに忘れちゃおうと言っていた。
あれは単にワトソンをからかっていただけだと思う。
100 :
世界@名無史さん :2005/06/21(火) 12:05:40 0
シャーロック・ホームズはコカインやアヘンをやっている、も教養少ないトリビア出演者(タモリ、アリャマタ、可南子夫除く)なら高得点なりそうだが。
実際「ヤク中である」ってあったらしいよ。 得点は知らないが…
コカインは趣味だけど、アヘンは捜査のためじゃないの?
そこで「シャーロック・ホームズの素敵な挑戦」ですよ。 原題はThe Seven Percent Solution コカインの7%水溶液のことです。 コカインの話って、原作でも、四つの著名と初期短編のブナ屋敷だか何かの冒頭に 登場するだけだよな。 (ジェレミー・ブレット主演の「悪魔の足」にもコカインを打つシーンはあるけど、 原作にも登場したっけ?)
104 :
世界@名無史さん :2005/06/23(木) 01:43:35 0
ジェレミー・ブレット主演のNHKドラマには、ホームズがコカインやるとこはなかったと思いますよ。 唇のねじれた男ではアヘンくつにいたけど。(あれってもうひとつの顔ってタイトルだったよね、差別用語と思ったんかいな) すみません、「緋色の研究」ってホームズが血痕の鑑定に役立つ薬品を見つけたことに由来でしたっけ?(緋色=血の色とか) いや、昔読んで全然タイトル気にしないままだったから
テレビではカットされてるんですよ。 DVDには入ってます。コカインの場面。
コカインは、コカから取れ、有効成分の慣用名もコカイン(フロイトもその発見に関わっている)。 ケシから取れる阿片の有効成分は、モルヒネとその誘導体(ヘロインとか)。 マリファナ(大麻)は、麻から取れ、有効成分はテトラヒドロカンナビノールという物質。 覚醒剤やらLSDは、化学合成系。 というわけで、ホームズは、コカインにもモルヒネにも手を出したんだな。 趣味の化学実験も、フェニル酢酸やその誘導体である覚醒剤の合成が目的だったりして。
107 :
世界@名無史さん :2005/06/26(日) 08:08:30 0
ホームズはモルヒネにも手を出してますよ。 「4つの署名」の冒頭でワトスンがホームズに コカインがいいかモルヒネがいいか聞いています。
108 :
世界@名無史さん :2005/06/26(日) 08:48:23 O
モルヒネ中毒者の最期はキツいらしいね。 タモリはすげぇ教養あるらしいよ。 関係ないけど筒井のエッセイで読んだ話。タモリが内輪のパーティでやった「天〇陛〇」の物真似は神級だったそうだ。 まぁ現人神だしな。
109 :
世界@名無史さん :2005/06/26(日) 09:56:24 O
>>104 「人生という名のの糸巻きには、時として殺人という名の
緋色の糸が混じっている。その糸を解きほぐすのが僕の
仕事だよ、ワトスン君」
A Study In Scarlet →×緋色の研究 ×緋色の習作 ○緋色の書斎 事件は書斎のような一見殺人とは無縁の環境でも起こりえる、 それは人生という名の糸巻きに時として殺人という名の緋色の糸が 混じっているの同様であるというホームズの思想を表す。 つまり「赤く染まった書斎」という相反するイメージを一つにすることで シンボライズさせたものなのである。
つ 緋色の研究、に一票 おら、むづかしいこだぁわがんねぇけど、こっちのほうが雰囲気があっていいだ。
とりあえず、原文を載っけておく。 I must thank you for it all. I might not have gone but for you, and so have missed the finest study I ever came across: a study in scarlet, eh? Why shouldn’t we use a little art jargon. There’s the scarlet thread of murder running through the colourless skein of life, and our duty is to unravel it, and isolate it, and expose every inch of it.
113 :
世界@名無史さん :2005/06/26(日) 17:01:54 0
ケント・デリカットとか、緋色の研究をどう思っているんだろう。
114 :
世界@名無史さん :2005/06/26(日) 17:53:14 O
まあ血液検出の実験と糸巻きのダブルミーニングなんだろな。 scarletには「悪徳、不義密通」という意味があった希瓦斯。
何でも当時、絵画の世界だかでStudy in Blue ってのが流行ってたらしい。 それにオマージュした題名だという説もある。 つまり雰囲気でオシャレな題名ってことだったらしい。
116 :
世界@名無史さん :2005/06/27(月) 01:59:18 0
シャーロック・ホームズと夏目漱石があったら面白そうだがたぶん漱石かんしゃく起こすな。 (某小説では出会ったが。)
117 :
世界@名無史さん :2005/06/27(月) 11:44:34 0
「ルパン対ホームズ」は、ホームズの徹底的な証拠収集が茶化されまくっとったね。 ルーフォック・オルメスでもそうだったけど、ああいう細かい地味な作業は仏蘭西人は嫌いなのかな
>>116 「我輩は猫である」の原文が手元にないから不正確だけど、
探偵ほど卑しい職業はないみたいなことを、猫に言わせていたぞ。
つまり漱石は探偵小説が嫌いだったということじゃないか。
119 :
世界@名無史さん :2005/06/28(火) 01:00:54 0
「猫」で書かれてる探偵は、文字通りの不貞や身元の調査に奔走する類の探偵だろ。
120 :
世界@名無史さん :2005/06/28(火) 04:33:40 0
リーグオブレジェンドの敵ボスは〇〇〇ー〇〇
121 :
世界@名無史さん :2005/06/29(水) 02:00:26 0
〇..〇..〇..ー...〇...〇 ピ ー タ ー パ ン?
サ ラ リ ー マ ン ?
>>120 リーグ・オブ・レジェンドって、評判が微妙だったから見に行かなかっただけど、
敵役で出てたんだ....
それならホームズも出せばいいのに。
個人的に原作以外のホームズが登場する映画で好きなのは、
「ヤング・シャーロック ピラミッドの謎 」
〇〇〇ー〇〇も登場するし。
てか原作の経歴と矛盾しまくるが。
>>103 の映画にも〇〇〇ー〇〇が登場するけど...
まあホームズに恨まれるわけだ。
124 :
世界@名無史さん :2005/06/29(水) 09:39:57 0
(´・ω・)y--oO○
125 :
世界@名無史さん :2005/07/02(土) 16:19:05 0
モリアーティ教授の科学力とホームズが協力する小説あったけど、名前分かる方はいますか?
126 :
世界@名無史さん :2005/07/04(月) 14:13:51 0
千里眼を持つ男ダゾ 読んでないが、リーグ・オブ・レジェンドみたいな展開でないことお望
127 :
世界@名無史さん :2005/07/04(月) 22:05:56 0
まぁ、今朝、緋色の大便が出たわけだが・・・
痔瘻?大腸癌?赤痢?
129 :
世界@名無史さん :2005/07/04(月) 22:47:39 0
131 :
世界@名無史さん :2005/07/05(火) 11:10:07 0
いしひさいちのワトソンに見てもらいなさい
132 :
世界@名無史さん :2005/07/06(水) 23:32:29 0
♪ホームズ使いすぎカモヨ? ワトスンすねてるカモヨ?
なぜワトソンはホームズの性格に我慢できたのか それは愛の力
134 :
世界@名無史さん :2005/07/07(木) 09:23:37 0
暇 と金 仕事は趣味
135 :
世界@名無史さん :2005/07/07(木) 13:10:34 0
BBCのホームズがキャストがぴったりだと思うけど、ハリウッド俳優でホームズやるとしたら誰が合うんだろう? できればホームズだけでもイギリス出身の俳優にやらせたいけど、知らん。 ホームズ:ゲイリーオールドマンか、ケビン・ベーコン ワトソン:ダステインホフマン モリアーティ:ジーン・ハックマンかXファイルでスモーキングマンやった人 マイクロフト:ロードオブザリングでドワーフやった人 ハドスン夫人:ジェシカおばさんやった人
BBCってワトスンがイアン・ハートのやつか? あれホームズが気に入らないんだが…
>135 もしかしてグラナダTVの間違い?
138 :
世界@名無史さん :2005/07/08(金) 00:22:38 0
倫敦がえらいことになってるぞ。 もうホームズがどうこう言うような時代じゃなくなっちゃってるね
139 :
世界@名無史さん :2005/07/08(金) 19:55:51 0
マイリンゲンのホームズ博物館とライヒェンバッハの滝に行ってきたぞ。
140 :
あやめ ◆C0.O2CxIMg :2005/07/08(金) 20:44:48 0
グラナダTVのはたしかNHKでヴィデオを市販してるはずです。
グラナダ版はDVDが完全版BOXセットで出てるよ。高杉て買えないけど。
142 :
世界@名無史さん :2005/07/09(土) 00:27:09 0
ホームズならすでに犯人の目星はつけてるだろ。
「ワトスンくん、従軍中知り合ったという現地人の貿易商から小包が届いていたよ。 え、診察かばんを地下鉄で掏られた? ご愁傷様だね。 ところで僕の化学薬品が少々見当たらないんだが知らないかね?」
>>142 いやいや、ホームズなら事前に犯人を捕まえてるね。
>>144 いやいや、ホームズなら犯人を事前に見つけても、泳がせておいて
実際に犯罪が犯されたら「そら見たことか!」と得意満面に推理を披露するよ。
#犯罪の予防とかには関心なさそう
>>145 確かに。「躍る人形」なんてのはホームズの怠慢のせいで悲劇が起こったと
言っても過言じゃない。まさに無作為の作為。
踊る人形の時は他の事件も抱えてて行けなかったんじゃなかったっけ?
ホームズは"アメリカからの電報が来てから行こう"と 悠長なことを考えていた。
149 :
世界@名無史さん :2005/07/12(火) 21:59:09 0
電話も一般的じゃなかったし、TVもラジオもない時代、あんなもんだっただろ。 とホームズを擁護する
150 :
世界@名無史さん :2005/07/14(木) 21:49:24 0
昔年賀状を「踊る人形」の暗号で書いたことがある。
151 :
最後の挨拶 :2005/07/15(金) 00:59:46 0
ワトソン君とホームズって、モーホーかい?
152 :
世界@名無史さん :2005/07/15(金) 21:51:11 0
普段は趣味のために生きていますね。 いいなあーΣ(ω・`;)
153 :
世界@名無史さん :2005/07/18(月) 19:08:49 0
『黄色い顔』での、ホームズの推理は、依頼人から事情聴取した刑事なら、ごく普通のものだね。生きている前夫の恐喝と推測するのが、自然。 でも、これに限らず、ホームズの証拠収集と聞き込みは、今の警察ならマニュアル化されていることだね。 『銀星号』で殺された競馬の調教師の所持品から、「友人」の人相を婦人服店に照会したのもそう。関係の有無は、一通り調べた上でないと、判断してはいけないから。もっとも、 今日と違って、凶器らしき鈍器の血液鑑定は未発達だったのかもしれないが。 『赤毛連盟』での手口など騙される方が不自然なくらいだけどw
154 :
世界@名無史さん :2005/07/18(月) 21:36:42 0
名探偵ポワロの「ダベンポート失踪事件」とホームズの「捩れた唇」はほとんど 同じトリック。ポワロはこの回でジャップ警部と賭けをし、部屋から一歩も出ないで 事件を解決した。さんざん動き回って事件を解決したホームズに対するクリスティーの 皮肉か?とも思った。
>>153 血球の凝縮反応で血液に3種類の区別があるのを発見したのは、オーストリアの
ランドスタイナーです。1901年に発見、1930年ノーベル賞受賞なので、実用化は
かなりあとのようです。
指紋は日本では古くから経験的に解っていましたが(拇印)ヨーロッパでは19世紀末。
科学捜査の進歩はホームズより後の時代なので、しかたないかと。
ノーウッドの建築士事件で指紋はチラッと出てくるね
火事だー!!
158 :
世界@名無史さん :2005/07/19(火) 20:59:31 0
馬車屋ー!!ってほんとに言ってたのか? 先日、酔っていたせいでタクシー呼ぶときに馬車屋ー!って言っちゃったよ。
>>153 現在の一般常識で過去を判断するのは歴史を学ぶものにとって一番の禁忌。
>158 ”Cab!”と声をかけたり呼子を吹いて馬車をとめた。 第一次大戦以降馬車から自動車へとうつり現在のタクシーとなったわけ
「身長190近くある男が老婆に変装したって、そりゃバレバレだろ」という至極まっとうな 指摘には目から鱗が落ちたが、お前が言うか?島田荘司よ。
162 :
世界@名無史さん :2005/07/20(水) 19:30:16 0
オレはシャーロック・ホームズの変装は全部見破った。
163 :
世界@名無史さん :2005/07/20(水) 20:01:46 O
「シンプソンズでうまいものを食うのも悪くないね」 いや、マズイらしいですが…
>>161 ご当地にゃそれくらいの背の婆さんは、うようよいるでよ
実際に男が老婆に変装するとモンティ・パイソンになるわけで・・・w
166 :
世界@名無史さん :2005/07/20(水) 22:02:13 0
;;;、t ||||レレ|| ||从从//;;;|ii,,iii",;;";/勿;;;;";;;彡 ミ;;;;ミ :::: ;;;;、iiii;;;;|| |;;;;i;;;;'';;;;;; ;;;ヽ、、iiii::::: ,, ;;;ヽiii;;;;tiiiヽ;;;;;;;;;; . バ お 、;;;;;;;;|i;;;;;;;;;;ヽミ ~三;;;;;ミミヨ;∠ い バ 前 二;;;;ヽヽヽ;;;;;;;フ |iiiii)""彡;;;;;;; る ァ の ミ::;;jヽ;;;;ヽー'''",,,ノリ"iiii、 リ;;;;;;ヽ か が よ :::::シ ミ三シルノy" ii;;;;;| |i;;;;;;; // う ミ;;;;、三彡彡/イ ,,レi;;;;;i 'it;;i、;;;; ・・.. な ミニ{ :: / イ/;;|iiii||ソ |;;;;i、ゝ;iヽ;;;;、 ノ;;;;;| ::: //::(|i;i|;;;;;;;| t;;、;;;;;;ヽ,ヽ、,、、,,,,,, ワ;;;i :::ii||、、":iit;ti;;;;;t i| t;tヽ、;;;;ヽ,,,,,,-ーz,r ,,、 フ;;;;;;iiiiitヽ、~''ー;;;;-ヽ、tii:r-ーー'''''";;;;;;;;三≦"_ ヲ;;;;;i :::キー't弖z-、ゝヽ,ゝーー''z'''''モ五ラ''ーz'~" 三;t ::` ''''' ̄'''";;;(、 彡彡;;;;;;;~"""""" ヽ;t :::::::::::;;;;;;;;;;; | j' ''":::::;;;;;;;;;;;;:::::::::: ヽ, ::::::::::::;;;;;;;; i, リ :::::;;;;;;;;;;;;::::::::::::::: ヽ ::::::: :::::;;;リノ :: ,,,,,,::::::::::::::::::::::: ヽ"" :::::::(i ::::'" )::::::::::::: i、 ::::::::::''- "z'"''" :::::::: iヽ :::::::::::、:::;、:::'"、、,,,, iヽ " ::Y'王エ三ニ'''z、 ,、-'";t:ヽ :::::-、,,,,,,,,,,,,,、"-::: ,、 ,、 ' ;;;;;t::ヽ ;;;;;;;、、;;;;:::::::::::::: ,、 ';;;; / :::::;;;;;;;;;t:::ヽ ::::::: ::'''" ,、 ';;;;; :::::;;;;;;;;;;;;;;;;t::::ヽ :::::::::::: ,、";;;;;;:::::::::: :::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::: t:::::ヽ :::::::::::: ,、 ';;;;;;;; ヽ::::: ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::::::: ヽ:::::~~ ''''''''''''";;;;;;;;;::::: ノ::::: """""""" '":::::::::::::::
>163 あれでもうまいほうなんだよ。
168 :
世界@名無史さん :2005/07/22(金) 00:17:37 0
ホームズってワトソン以外友達いない気がする...大学の友達出たことないし(ある?)
169 :
世界@名無史さん :2005/07/22(金) 00:42:20 0
>>168 あと、「グロリア・スコット号」のヴィクターとかな。
マスグレーブはあんまり親しい感じはしない トレバーは親友だったらしいけど、インドだかどっかに行ってしまった 結果… 「僕には君のほかに友人なんかいやしないし、訪ねてくるものもいないよ」 てなことに… (ワトソンは結構友達と出歩いてるみたいですが…)
指紋の歴史について書いた本がありました。著者は日本の法医学の創始者です。 『血液型を考える』(古畑種基著、雷鳥社刊、昭和47年) 明治7年来日したスコットランド人医師(兼宣教師)ヘンリー・フォールズが、大森貝塚の 土器についている指紋に興味を持ち、調べてみたところ、日本では古くから「手形」「爪印」 「拇印」と言う習慣があるのがわかった。そこで、研究を始め、出入りの商人、職人などの 指紋も集めていると、自宅に泥棒が入り、ペンキの上に残っていた指紋によって、大工の 一人が犯人だと確定できた。フォールズは、指紋が犯罪捜査に応用できることに確信を持ち、 1880年10月28日号「ネイチュア」に論文を発表した。 これが、指紋に関する最初の論文とのことです。
>>1 あのー、今更なんですが「エリザベス朝」って…
ところが、インドで役人をしていたウィリアム・ハーシェルと言う人物が、インドでは皆 同じような顔をしているので「掌紋」によって本人を区別していた、と翌月の「ネーチュア」 に投書。 フォールズがダーウィンに指紋の進化について教えて欲しいと手紙を出すと、ダーウィンは おおいに興味を持ったが、老年なので、いとこのゴルトン卿を紹介した。 フォールズよりも地理的に有利なハーシェルは、ゴルトン卿に資料を提供し、この資料をもとに 『フィンガー・プリント』という本が刊行された。当時スコットランドヤードの総監であった エドワード・リチャード・ヘンリーがゴルトンの研究をもとに「ヘンリー式指紋法」を確立。 フランス式の「ベルチオン方式」(顔で判別する方法)より「ヘンリー式指紋法」が正確と 認定されたのは、1903年、アメリカ・カンサス州のリーベンウォス刑務所で同姓同名で外見も そっくりの二人を判別するのに役立ったため、ということです。
>>174 15年くらい前にNHKで、BBCが製作した犯罪捜査における科学手法の歴史を紹介する
ドキュメンタリーを見たが、確かゴルトンが晩年のベルチオンを訪ねたところ、
ベルチオンは怒り狂って追い返したとかいう逸話を紹介していた。
トンネル掘り72億円盗む ブラジル、過去最高額
【リオデジャネイロ9日共同】ブラジルのグロボテレビなどによると、
北東部セアラ州のブラジル中央銀行フォルタレザ支店で8日、
金庫内部の床に穴が開き、現金約1億5000万レアル(約72億円)が
盗まれているのを出勤してきた職員が見つけた。
ブラジルでの金庫破りでは、過去最高の被害額という。
穴は長さ約80メートルの地下トンネルにつながり、内部に照明器具や
電気のこぎりが残されていた。犯人グループはトンネルの先にある民家を借り、
約3カ月間かけて地下4メートルの深さを支店まで掘り進んだとみられる。
金曜日の5日夜から8日早朝までの間に忍び込んだとみられるが、
警報装置は作動しなかった。
http://flash24.kyodo.co.jp/?MID=IBR&PG=STORY&NGID=intl&NWID=2005080901001335 ジョン・クレイも赤毛組合なんて妙な策略を弄するくらいなら、
↑コイツらみたいに少々遠くても家を借り切ってそこから地道にトンネルを掘れば良かったのに…
>>177 裏の家から掘り進む方がはるかに楽かと。
照明器具はランプだし、電気のこぎりないし・・・
179 :
世界@名無史さん :2005/08/10(水) 13:54:48 0
推理小説つながりで書くが、23日からアガサ・クリスティー「名探偵ポワロ」の 新作が4日連続でBS2で放送されるぞ。今回は名作「ナイルに死す」も あるから興味の無いヤシは絶対見逃せ!
180 :
世界@名無史さん :2005/08/10(水) 20:10:09 0
ミス・マープルの短編だと、実際にもありそうな事件が載ってるよね。 ポワロは、犯人当てで無理なものが多い。 乗客全員、とか。
マープルはセント・メアリ・ミードの村が激しく危険だからw 過去に色んな事件が起きている呪われた村だ。 金田一少年の周囲並みにヤヴァイ。
クリスティの某作品のテーマは「警察官や法律家など職業として犯罪にかかわる人たちは別として、 一生に何度も殺人事件を身近で経験する人は怪しい」というようなことですが、 そう考えると、ミス・マープルも怪しいかも。 もっとも殺人事件は警察官や法律家や医者の誰かが持ち込むようですが。
183 :
世界@名無史さん :2005/08/11(木) 13:52:59 0
NHKで放送しているポワロシリーズに「オリエント急行殺人事件」は無いの?
185 :
世界@名無史さん :2005/08/11(木) 14:22:52 0
>>184 デビッド・スーシェが主演のじゃない映画もありますよね?それは僕も見たこと
あるのですが・・・
186 :
世界@名無史さん :2005/08/11(木) 14:42:13 0
デビッド・スーシェ氏の「オリエント」は無いようです。
というか、まだ制作されていないというほうが良いかも。
>>179 さんの書かれている作品は2003〜2004年制作のものですが、
今年夏には『青列車の秘密』『ひらいたトランプ』『満潮に乗って』
『葬儀を終えて』などが制作されているようです。「ナイル」は
映画会社が著作権を持っていて制作されないとの噂を聞いたことが
あるので、今回NHKさんが放送してくれると聞いたときは狂喜しましたw
「オリエント」もぜひお願いしたいものです。
『青列車の秘密』はなぜか、クリスティ自身が嫌いな作品に挙げています。 トリックが物足りないんでしょうか。
ブルートレインって、短編の焼き直しだからだろ? 短編の方は既にスーシェの奴も、NHKアニメでも放送済み
189 :
世界@名無史さん :2005/08/11(木) 16:51:59 0
『青列車の秘密』って「プリマス行き急行列車」と同じ?
離婚騒動やら記憶喪失やらであわただしい時の出版だからネタに詰まったかな。 ところで、ホームズの長編作品って少ないですね。読み足りないから贋作が流行るのかも。
191 :
世界@名無史さん :2005/08/11(木) 20:07:58 0
>>190 どうもコナン・ドイルは長編が苦手なタイプだと思うね。4つの署名や恐怖の谷、
は2部構成だし、緋色の研究は長編とはいえページ数が少ないシナ。それに対して
アガサ・クリスティーは短編が苦手とまでは言えないが、長編のほうが面白い気が
する。今回放送の「ナイルに死す」も推理小説とはいえ、充分文学的要素があるし。
>>191 歴史小説には長編が多いですよ。SFの長編もあるし。
193 :
世界@名無史さん :2005/08/11(木) 20:58:01 0
>>192 あ、そうなんだ。そっちのほうは読んでなかったなぁ。
それにしてもドイルはいろいろ書いてるんだな。
ピルトダウンとかな
195 :
世界@名無史さん :2005/08/11(木) 23:50:45 0
>>182 近所で、という意味なら、転居先でよく殺人事件が起きましたよ。
平凡なのばかりですが。
196 :
世界@名無史さん :2005/08/11(木) 23:52:30 0
>>191 ガボリオの「ルコック探偵」が、正に「緋色の研究」「4つの著名」「恐怖の谷」のような
二部構成でできている。「月長石」も二部構成だったっけな?
長編の構成に関しては、これが当時の流行だったんだろ。
「バスカヴィル家の犬」だけは構成が違うけど
>>193 ドイルの代表的なSFと言えば、
「失われた世界」 The Lost World
チャレンジャー教授が登場する。
でもチャレンジャー教授シリーズの最後の作品「霧の国」や
ドイル最後の長編「マラコット深海」あたりになると、
もはやSFというよりもオカルト小説。
あと「クルンバの悲劇」とかいう作品もオカルトが入っている。
しかしドイルの歴史小説って、一度も読んだことがないな。
ドイルがsirの称号を貰えたのは、ボーア戦争を擁護する本を
出したからと聞くが、どんな内容なんだろう。
豪勇ジェラールの冒険はちょっと退屈・・・ 英国人が読めばおもろいんだろうけど
コナン・ドイルの全訳の企画があるようですから、懐に余裕のある方は いかがですか? tp://www.saturn.dti.ne.jp/~emilon/doyle-novel.html コナン・ドイル小説全集について 名探偵シャーロック・ホームズの生みの親、イギリス・ヴィクトリア朝を代表する作家の 一人コナン・ドイルの全小説を日本で初めて刊行します
>◎製作部数 > 120部 少なすぎ...
202 :
世界@名無史さん :2005/08/12(金) 18:35:16 0
昔は、何万部も売れば、ベストセラーだったろうけど。 120部は、自家出版並みw
実質自家出版のようだし
204 :
世界@名無史さん :2005/08/12(金) 18:49:04 0
◎訳 者 笹野史隆(単独訳)
◎発行所 株式会社 エミルオン
コナン・ドイル小説全集を刊行するために設立されたインディーズ出版社です。
当全集完成後はドイルに大きな影響を与えたスティーヴンスンの隠れた名作や、
シャーロック・ホームズの名前の元になったアメリカの医学者・エッセイストの
オリヴァー・ウェンデル・ホームズのエッセイ集『朝の食卓の独裁者』等の翻訳出版も
計画しております。
◎販売方法
書店での販売及び分売は致しません。インターネットを通しての全巻予約講読です。
◎刊行期間
全巻刊行までに2004年10月1日から5年ほどかかる見込みです。
◎刊行の中断・中止
次の場合、刊行が中断・中止になることもあります。
@訳者の病気や不慮の事故等
A読者のキャンセルが相次いだ場合
B天変地異や戦争等により刊行が難しくなった場合
◎製作部数
120部
http://www.saturn.dti.ne.jp/~emilon/doyle-novel.html いっそ、ネットのホームページでできないものかね?
訳者の人も、俸給生活だったのに、よくこんなことできるな。
製本して売るよりも有料でダウンロードさせる方がお互いに経済的じゃないかという気がしますが。 どんなもんでしょうか?
俺は本の形式で読みたいと思うがな
年金の歴史スレが上がっていたので、ちょいと書いてきました。 こちらにも書かせてくださいね。 『緋色の研究』の最初は、ワトソン博士が戦傷とチフスで帰国したところです。 静養中の手当ては1日11シリング6ペンスで年額にすると(9ヶ月の静養機関と断ってますが) 210ポンド弱。(209.875ポンドなので、割り切れるはずですが面倒なので) これでは、家を一軒借りるどころか、下宿暮らしも難しいそうです。 退役後の決定額は『四つの署名』にあったような。
208 :
世界@名無史さん :2005/08/16(火) 23:19:13 0
ワトソン博士は、貯蓄でもしていたのかな? ホームズも、晩年田舎で養蜂しながら暮らせていたし。
イギリスからハチミツ仕入れて 「ホームズさんのハチミツ」とか謳って売れないかな?
210 :
世界@名無史さん :2005/08/17(水) 13:32:42 0
そもそも何で養蜂業なんだい? 当時の最新ビジネスとか?
211 :
世界@名無史さん :2005/08/17(水) 13:35:26 0
まさかw 昆虫記のファーブル先生の頃からありましたよ。
212 :
世界@名無史さん :2005/08/17(水) 14:01:54 0
じゃあ、ドイル先生の気の利いたウィットなのかな? なんにしても子供の頃から「養蜂業?」 って感じだったな。
213 :
世界@名無史さん :2005/08/17(水) 14:08:51 0
赤髪組合のトリックを聞いて疑問に思ったのだが、地下を掘ってでた土は どう処理していたんだろう?以前、地下鉄建設の現場を見たことがある のだが、地下を掘り進む上ででる土の量って中途半端じゃ無い。人が 通れるほどの穴を掘り進んだなら残土をコッソリ質屋から運び出すのには 無理があるように思うのだが。
214 :
世界@名無史さん :2005/08/17(水) 15:30:47 0
きっと料理に混ぜて食っていたんだよ。イギリス料理なら土が入っているのに 気づかなくても不思議じゃない。
215 :
世界@名無史さん :2005/08/17(水) 15:37:33 0
大脱走では土はズボンに細工して外に捨ててたな スレ違いすまんね
>>213 ドイル先生は地下鉄工事やトンネル工事を見た事がないから、土が多量に出ることまで
考えなかったんでは?
抜け穴掘った程度の土は地下室に隠しておけるだろうとか。
あの質屋では踏み倒した人の家に土を投げ込む嫌がらせをしていたんだよ!!AA(ry
219 :
世界@名無史さん :2005/08/19(金) 20:34:24 0
地下室の下にトンネル掘って床が抜けなかったのかなw 当時の建築は いまの基礎のようにコンクリートで固めていないから、下が空洞になれば 陥没しちゃうんじゃないかと・・・
220 :
世界@名無史さん :2005/08/19(金) 21:00:41 0
土砂崩れ絶対起きますな、頑丈な岩石とかじゃない限り。
221 :
世界@名無史さん :2005/08/19(金) 21:01:27 0
ケツのケバをむしれ
222 :
世界@名無史さん :2005/08/20(土) 08:44:38 0
224 :
世界@名無史さん :2005/08/21(日) 14:41:25 0
メスで人 殺せるの?
225 :
世界@名無史さん :2005/08/21(日) 15:45:00 O
メスは切れ味がいいけど、突くことがしにくい
226 :
世界@名無史さん :2005/08/22(月) 13:13:59 0
個人的には「まだらの紐」が一番すき
227 :
世界@名無史さん :2005/08/22(月) 14:53:05 0
密室トリックは冴えないけどね。 ジプシーというかトラベラーは、現在でも、英国の田舎のあちこちに キャンピングカーで暮らしているという。 BBCサイトにも、出てきますよ。
228 :
世界@名無史さん :2005/08/22(月) 20:13:17 0
うちの旦那は英国の田舎(コーンウォール)のゲーセンで ジプシーのスリに遭遇したそうな。
229 :
世界@名無史さん :2005/08/22(月) 20:20:46 0
彼らにとっては、ごく当たり前の生活手段ですから。
230 :
世界@名無史さん :2005/08/22(月) 20:24:42 0
銀星号事件でも、消えた馬を連れ去ったと、警察に疑われました。
231 :
世界@名無史さん :2005/08/25(木) 20:05:42 0
ナチスドイツの迫害も受けますた
江戸川乱歩の「幻影城」によると、シャーロック・ホームズ物の最高傑作は 「赤毛連盟」で次が「まだらの紐」、あとトリックが優れているのは「花婿紛失事件」 「唇の曲がった男」ノーウッドの建築屋」「金縁の鼻眼鏡」だそうです。
トリックって…… 変装・変装・隠し部屋・隠し部屋じゃん…_| ̄|○
234 :
世界@名無史さん :2005/08/25(木) 22:27:51 0
トリックに関しては、先輩のガボリオにも後輩たちにも、負けている。 普通の刑事みたいな推理なら、そこそこ冴えているが。 当時の警官って間抜けだったんだね。 実際社会的地位は低く、売春婦や乞食にたかっていたそうだけど。
やはり人物が魅力的で(ホームズ的探偵とワトソン的助手の黄金パターン)語り口が うまいというのが最大の魅力じゃないでしょうか? トリックならチェスタトンの「ブラウン神父」物のほうがずっと上だと思います。
236 :
世界@名無史さん :2005/08/27(土) 12:15:00 0
チェスタトンは人種偏見がものすごいからな〜。ドイルも黒人蔑視は鼻につくが。 ブラウン神父は、トリックを楽しんだらもう読み返す気にはならん
なんかの話に出て来た、インド人の名前が「アクメ」ってのは、
238 :
世界@名無史さん :2005/08/28(日) 21:34:08 0
いねえ!!(ノ`A´)ノ ⌒┫ ┻ ┣ ┳
「ホームズが嫌な奴」だから売れたのであって、そんなキャラが出来たのは、 書き手が探偵小説にあまり執着していなかったからだ・・・という人も。 異論・反論もありましょうが。 性格に難のある探偵役というのは、今なら珍しくも無い気がします。
ホームズはキャラクター小説の祖ですからね。
シャーロック・ホームズ・シリーズの贋作・パロディは雑誌に連載されていたころから 盛んで、1番古いのは単行本になるかならないかの時期のものだそうです。 エラリー・クィーンが贋作・パロディ集を編集したら裁判沙汰になって、版権が切れるまで 出版停止。日本語訳は戦前版権の国際条約みたいなのに加入してなかったとかで10年遅れ。 ドイル家お墨付きの贋作もありますがあまり面白くない。 ディクスン・カーとドイルの息子の合作とか「ソーラー・ポンズ」ものとか。
ソーラー・ポン酢のトリックは小学館の学習雑誌の付録並みだと思た記憶がある
「ソーラー・ポンズ」物の作者のオーガスト・ダレスという人はよほど器用な作家だったらしくて 怪奇小説やSFのアンソロジーにもよく採られていますが、つまらないものばかりです。 大変な多作家だったようですが、ラブクロフトの信者だったというのとホームズの後継者を書いた というの以外は残らないんじゃ。 贋作でもパロディでも自分のものが書ける人のほうがうまい。 アドリアン・ドイルがでしゃばらなくて、ディクスン・カーに任せていたほうが面白かったでしょう。
ロバート・L・フィッシュの「シュロック・ホームズ」はドタバタで面白いんですが 数が少ないのが残念です。中年から専業の作家になったけどあまり長生きしなかったらしい。 フィッシュの殺人同盟シリーズは、古典的推理小説の衰退で食い詰めた老ミステリー作家が、 専門知識を生かして稼ごう、という発想で、全体が正統派推理小説のパロディになっていて、 笑い転げるほど面白い。
test
ホームズが気の狂ったふりをして、「ああ、海底の牡蠣はあんなに増えて、いずれ海底は牡蠣で 埋め尽くされないのだろうか」みたいなこと言ってるけど、実際は向こうの牡蠣は食い尽くされちゃったんだってね。 で、代わりに輸入してきた牡蠣ってのが、実は・・・
247 :
世界@名無史さん :2005/09/02(金) 18:23:56 0
フランスじゃ、いまだに生牡蠣食われてるのに・・・
>>246 病気で壊滅したと聞いた覚えが。移入されたのは、三陸沖の産でしたか。
しかし、旅行記を見ると「やはり日本産とは違う」という台詞がちらほら。
249 :
世界@名無史さん :2005/09/07(水) 22:06:06 0
油田で、海洋は汚染されてるだろうね
250 :
世界@名無史さん :2005/09/08(木) 10:36:23 0
ABC殺人事件読んでると、連続殺人鬼って英国じゃ昔からみたいだね。 ホームズのヴィクトリア朝時代には、切り裂きジャックだけだったんだろうか?
251 :
世界@名無史さん :2005/09/08(木) 11:43:29 0
殺人鬼じゃないけど、「ばね足ジャック」ってのもいたよ。
ハンマー大王ってのも
連続殺人犯はヨーロッパにはかなり多く、実録物が読まれていたようです。 牧逸馬『世界怪奇実話』に連続殺人犯(浴槽の花嫁など)がありますが、出版社が倒産。 現在、講談社から抄訳が出ているはずです。
254 :
世界@名無史さん :2005/09/08(木) 18:41:06 0
ジャックの出没した地区は、売春婦の多い物騒な地区だったそうですね。 殺人自体は、珍しくもなかったという。 ま、日本の東電OL殺害の現場も、そうだったようですけど。
255 :
世界@名無史さん :2005/09/08(木) 18:49:33 0
にしても、この時代の貴族・ジェントリーやブルジョワの子弟で、 ニートな教養人は、多かったようですね。 第一次大戦後ですら、ABC殺人事件のサーの弟とか、それくさいですしw 遺産もらえるし。
256 :
世界@名無史さん :2005/09/08(木) 18:52:02 0
ピーター・ラビットの作者の父親も、産業革命期の工場主の子孫で、 先祖の遺産で暮らし、釣りなど趣味に明け暮れたそうです。 肩書きは法廷弁護士だけど、実務はしていなかったという・・・・
アガサ・クリスティの父親も一生仕事らしい仕事はしたことがなかったそうです。 早死にしたお兄さんも無職ですね。この人は成績が悪くてパブリック・スクールを 退学させられ、コネで技師見習いを頼んだら職工しか無理と言われたとかで、 困り者だったとか。 ある程度の身分と財産があれば仕事はしなくても差し支えなかったらしい。 ただし、パブリックスクール卒の学歴は不可欠だったようです。
エラリー・クィーンも初期作品では、大学を卒業後、母親の遺産で生活し、 父親の仕事を道楽で手伝っている青年という設定でした。 戦後の作品では、締め切りに追われる推理作家になりますが。
そんな腑抜けたことだから両大戦を挟んで凋落したのか? っていうか勤勉に働きそこに価値を見出せってのは本来 上に挙げられてるようなふわふわした連中を支える為に編み出された 労働者どもへのお仕着せ用の価値観だったのかな? イギリス国教会がカルヴァン派っぽくなってたらもうちょっと大英帝国は長続きした?
ヴィクトリア時代のイギリスが裕福ということじゃないですか。 クリスティのお父さんはアメリカ国籍でイギリスに住んでいた人ですが、アメリカだったら 無職で暮らすのは冷たい目で見られたかと。 エラリー・クィーンはアメリカですが、初期に無職の趣味人(ディレッタントとかいうようです) だったのは、ファイロ・バンスの真似でしょう。 ファイロ・バンスはお高く留まった嫌味な人物です。
>>260 エラリー=クイーンを読んだ後でヴァン=ダインの作品を読んだら、
作風があんまりにも似てたんで驚いた。
あの翻訳家泣かせの訳の分からない雑学は、原稿料のためか(w
262 :
世界@名無史さん :2005/09/13(火) 17:04:38 0
ヴァン・ダインは美術評論家でインテリだったから、それを生かす他 ないと考えたんじゃないですか。学問的にどうかは別として、知的だったから らインテリ階層に愛読されたんじゃないかと思う。まだアメリカでのミステリ の地位は低かったのでは?それを引き上げた功績はあると思う。
263 :
世界@名無史さん :2005/09/13(火) 21:12:15 0
トリックはともかく、絵ラリーは、魅力の無いキャラだなあ。 しかも、人種的優越感も丸出し。
ヴァン・ダインが難しいことを書いたので、ミステリーの地位が上がったとよく いわれますがちょっと疑問です。 最近亡くなったエド・マクベイン(エヴァン・ハンター)が出版社からミステリー を頼まれてそれまで使っていたペン・ネームではなく新しい「エド・マクベイン」と 言う名を考えた、他の作品の名誉を守るために、と言うようなことを書いています。 現在はミステリーは堂々と読めるけど、1956年のアメリカでは人前で読むものではなかったらしい。 ヴァン・ダインはたいそうな博識ですがほとんど出鱈目の口からでまかせではないでしょうか。 坂口安吾は素人の悲しさと言ってたし、小林秀雄は丸っきりの出鱈目と言ってたし。 チェスタトンやA.A.ミルンは推理小説以外でも名声が残っているから、ヴァン・ダインも 本業の美術評論で偉ければなんか作品がありそうなものですが。 若気の至りでヴァン・ダイン物12冊一気に読みましたが、学問的に正しいのかどうか を検証するために読み返す気力は全くありませんが。
まあシリーズ中で、芸能人とタイアップして一冊描いたくらいだからな。
>>265 「人が生涯に書く事のできるできる推理小説は6冊のみ」とか断言して、実際は12冊。
寿命があれば、いくらでも書いたような。
とにかく、ヴァン・ダインは人間的にも好きになれません。
そうだなあ。 古典の中でも、チェスタトンとダインは俺も人間的に好きになれないな。 ドイル先生は、なんかお茶目なところがあるんだよな
>>264 >ヴァン・ダインはたいそうな博識ですがほとんど出鱈目の口からでまかせではないでしょうか。
なるほど。「民明書房刊」みたいなもんだな。
しかしファイロ・ヴァンスが
_,l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;l,,_
,.r'´,. -┐ ':..,゙ヽ
,r' ,::;:' ,ノ ヽ、 ゙:::.ヽ
,.' _.,:;:'___ _立_ ___;;ミ゙、  ̄ノ ̄| ̄
.l厄巳厄巳厄 i王i ,.巳厄巳厄巳l ,勹 .├‐''
l´ , "´  ̄ ̄ ̄ `'''′  ̄ ̄ ̄`.:`{ ´_フ ヽ、_,
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,.-''、.,! ,.::' ヽ、:.゙、 ;;.:' '' ヽ | ,.、 __l__
./ 、/ `ヾー─tッ−ヽ'' kーtr─ツ'´〕. ヽ. |
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| ヾ_,,入;:::.. `'' " ´.::; .::i! ::.. ``` :. }ツl l
\ ノ ヾ ;:::. .:r'' :: ll! :ヽ;:..:. .: j,ノ ,! ┬‐┌,┴┐
ヽ',,;l ゙i ;::.. _ `ヽ、;;,,,,'.ィ'' _,, .::,;r'1,,,/ l__ ノl士
ッジ::::::| ゙ ,r'´:::;;;;;;;::> 弋´;;;;;::::ヽ'" |:::::゙'イィ ノ凵 l土
弍:::::::::::l /:::;r'´ ,,..-ー…ー-、 ヾ;:::'、 |:::::::::::ヒ
シ:::::::::::l i':::,! ´ __ ゙ l::::l:. |::::::::::ス __ヽ__‐┬┐
彡;:;:::::l l:::l ''''''''⇒;;;:, l:::l |::::;;ャ` ニ メ ,ノ
,r', 广'`ヽl:::l ::::. .:: ゙::. l::l ノ^i`、 l ̄l ハヽヽ
,イ(:::j i::;ヘ :;:. .:: l::l'" l:ヽヽ  ̄  ̄
|;:ヽヽ l::l ヽ ;:.... .. .. : /l::l ノ ,.イ
|;:;:;:;\\ l::l ', :;.:;::::::::::..::. / l::l,r'' /;:;:;|
とか言ったらいやだな。
>>264 今でも推理小説の地位は低いようだ。
うちの親の仕事の知り合いの英国人が日本に来た時、
なぜ日本人は、教育を受けた者ですらこんな低俗な小説を
読んでいるんだと驚いたとか。
多分日本は、世界の中でも推理小説の地位がかなり高い方なんじゃないのかな。
10,20年前に比べて推理小説を読む人の割合が減ってきているような気もするけど。
270 :
世界@名無史さん :2005/09/17(土) 07:32:30 0
>>267 土イルは、勘は悪いが、糞真面目で正義感の強いイメージがある。
>>269 推理小説を一番良く読む世代は小中学生だと思うが
餓鬼の娯楽ってこと
272 :
世界@名無史さん :2005/09/17(土) 12:03:33 0
名探偵コナンw
>>269 日本の推理小説の普及には松本清張の力が大きいのではないかと思います。
作家長者番付1位12回、映画化多数、テレビ化数知れず(最近もやってました)
中○公○、文○春○から女性誌まであらゆる雑誌に書き、新聞連載は朝○新聞、
日○新聞、○旗まで読者の思想信条お構いなしに書きまくった人で、その影響力は
リアルでないと解らないそうですが、今でもある程度はわかります。
こんな作家がいたのは日本だけ。
日本探偵作家クラブを創設し、日本推理作家協会に発展させた江戸川乱歩の功績も 大きいと思います。「生年探偵団」で年少者の推理小説好きを養成し、売れない 若い作家には少年向け作品を書かせ、既成作家にも推理小説を書くよう勧めていた とのことです。第一人者がここまでやった国もないでしょう。 イギリス探偵作家クラブ(The Detection Club) 1928年アイルズによって設立され、初代会長はチェスタトンベントリーとマニアなら 知っている名前ですが、どの程度の活動をしていたのか良くわからない。 ディクスン・カーは熱心な会員だったようですが。 イギリス推理作家協会(Crime Writer's Association) 1953年にJ・J・マリック、J・シモンズによって設立されたイギリスの作家団体。 編集者や書評家も加入が可能。作家の利益保護や探偵小説の普及をはかることを 目的としている、とのことですが、J・J・マリックは24のペンネームで650冊の本を 書いた人だそうで(ギデオン警視物は読んだ記憶あり)失礼ながら三文作家でしょう。 J・シモンズについては誰かご存知ですか。略歴を見てもピンとこないのですが。
275 :
世界@名無史さん :2005/09/19(月) 19:40:41 0
>>273 (;゚∀゚)=3ムッハー
く・゚+.(≧∀≦)゚+.゚・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。
276 :
世界@名無史さん :2005/09/21(水) 17:21:48 0
かなり昔に、古代オリエント文明の頃のものと思われる出土品 が日本にきたことがありました。そのときに松本清張(当時かなり のお歳でした)が展示物を見て「本物の迫力がない」と言ったそうです。 それを聞いた関係者が各方面に問い合わせてみると、松本清張が怪しんだ ものは確かにニセモノだったということです。当時の新聞に、ニセモノと ホンモノの写真が並べて載せてありましたが、ホンモノは素人の私が見ても すごい迫力がありました。それを一発で看破した松本清張に敬意を持った ものでした。
277 :
世界@名無史さん :2005/09/21(水) 18:12:53 0
洞察力あったのですね。 晩年は歴史に凝っていた。
>>264 >坂口安吾は素人の悲しさと言ってたし、小林秀雄は丸っきりの出鱈目と言ってたし。
後者は時代が時代だったから「砂漠の宗教」云々は仕方が無いとして、前者は
日本の古典を仄聞で批評して「子供の遊び」呼ばわりした様な人物。
信用しがたい気も(坂口氏も性格が好きになれそうにない人物)。
『ケンネル殺人事件』は好きでしたが、確かに中学生が一番楽しめるやも。
会ってみたいといえば、ドイルの方でしょうが。
>松本清張
『ペルセポリスから飛鳥へ』というのも書いてらっしゃいますが・・・さて。
眉に唾をつけて読んだ方がよさそうですが、信者が多い様です。
279 :
世界@名無史さん :2005/09/23(金) 09:29:15 0
ディクスン・カーが後年、歴史物に傾倒したのも、バカにされたくなかったからかな。 中身はちっとも面白くなくなっちゃったんと思うけどね。
カーの歴史好きは素だと思います。 初期のバンコラン物は因縁話めいたものが多いのですが、因縁話を遡ると歴史になっていくような。 そういえば、バンコランもきざなインテリで仕事をしなくても困らないタイプですね。 江戸川乱歩によると、オーギュスト・デュパンをイギリス紳士に仕立てて、一般向けにすると シャーロック・ホームズになるそうですが。 ファイロ・バンスもエラリー・クィーンもバンコランも同じタイプのような。 オーギュスト・デュパン
>280 バンコランはつぶれアンマンを護衛するのが仕事。
イギリスの推理モノは、基本的に素人探偵だよね
バンコラン(ジャックじゃなくてアンリ)は金持ちだけど予審判事です。ただし、フランス人で 作者はアメリカ人。カーのカーター・ディクスン名義の作品に登場するHMことヘンリー・メルヴィル卿 は情報局のボスのようですが、探偵は業務外。 エルキュール・ポワロは第1次大戦でイギリスに避難してきたベルギー警察の大物。 クロフツのフレンチ警部は警察官ですが、あとはほとんど素人探偵のような。すぐに思い出せるくらい 有名なイギリス人のプロの探偵はシャーロック・ホームズだけかも。
ホームズも素人探偵でしょ? 警察に属してないって意味で、そういう括りじゃなかったっけ
ダシール・ハメットやチャンドラーの探偵は「探偵事務所」の看板上げているから 素人ではないと思いますが。
ダシール・ハメットやチャンドラーの探偵はそうだろうね
ホームズでもルパンでも、警察官のことを「探偵」としてあるけど、 日本で言う「探偵」とはちょっと意味合いが違うのかな
288 :
世界@名無史さん :2005/09/25(日) 21:07:02 0
289 :
世界@名無史さん :2005/09/26(月) 05:51:36 0
ハードボイルドの私立探偵はライセンス持ってるでしょうね。 フレデリック・ブラウンのハンター&ハンターシリーズはライセンスについては 特に書いてなかったけど、伯父さんは昔勤めていた探偵事務所に復帰、甥も21歳に なったら雇ってもらい、数年後二人で独立といういきさつだから、誰でもなれる 職業ではなかったらしい。
291 :
世界@名無史さん :2005/09/26(月) 09:03:28 0
ハメットなんて、ピンカートン探偵社時代に、銃撃戦も経験してるし。
292 :
世界@名無史さん :2005/09/26(月) 10:49:34 0
フィリップ・マーロウは検事局の捜査官を経て独立したので、検事とはコネクションが ある、という設定だったはず。 日本でも、明治の探偵小説なんかだと刑事を「探偵」と呼んでるね。 昔は警部クラスの警官の権限が強くて、ほぼ独立して活動してたんじゃないかな。
行き過ぎ捜査はありそうだが、終始一貫して情報を統合できるのはいいやな。 一人当たりの請け負い件数の多いとこでは無理そうだけど
「有名な素人探偵」という表現に疑念を抱いたのはオレだけじゃないはずだ。
>>293 そうか。それで警部の私的コンサルタントとして素人探偵が成立するのか。
>>263 エラリーはキャラとして割と好きだったな。
警視との関係が目新しかった(ワトソン役の警視が口うるさい)せいもあるかも。
イギリスで「素人」探偵が多いのは、伝統的に素人がなにかやるってことが
評価されてたからじゃないか?
職業的な俳優や女優の地位は低いけど、素人演劇人はもてはやされる、というように。
298 :
世界@名無史さん :2005/10/03(月) 10:37:03 0
あの時代の警官は、薄給で社会的地位も低かったそうだ。 今のスコットランドヤードとは大違い。 緋色の研究でも、賄賂の金貨に弱い巡回警官が登場する。 売春婦や乞食からピンはねしていたそうだ。
>>255 さんの
>にしても、この時代の貴族・ジェントリーやブルジョワの子弟で、 ニートな教養人は、
多かったようですね。
というご意見に戻ってしまいますが、金持ちの暇人が多かったと言うことはあったはずです。
イギリスは他の先進国よりも教育水準が高くて(カトリックの国だと20世紀始めまでお嬢様は
修道院御預け)ブロンテ姉妹やその友人の残したスケッチや水彩画を見ると、現代でも
イラストレーターで自立できそうです。とにかく今の同人誌よりうまい。
女優については、実質上はフランスのほうが地位が低かったようです。
アカデミー・フランセーズの女優は国家公務員ですが、大抵政府首脳誰かの御めかけ
300 :
世界@名無史さん :2005/10/03(月) 12:34:12 0
今日でも映画監督が女優を妊娠させてから分かれていますね、おフランスは。
ところで、前スレで「冷たい料理」って何だろうって話があったけど、カーの小説にも「冷たい料理」ってのが 出てきて、向こうでは、それはつまり、サンドイッチのことだったよ、ワトスン君。
302 :
世界@名無史さん :2005/10/07(金) 02:45:28 0
>301 コールド・ミートのことだと思われ。 食事というはコックとか料理女が作るわけだけれど 彼らが休みの時はロースト・ビーフとかロースト・チキン すなわち調理済みの料理が夕食とかになったわけだ。
303 :
世界@名無史さん :2005/10/07(金) 07:48:21 0
残りご飯ね。 日本の家庭じゃ当たり前だ。
304 :
世界@名無史さん :2005/10/07(金) 18:30:04 0
残飯集めて貧民に食わせる事業はなかったの? 戦前の日本ではあったそうだが。
305 :
世界@名無史さん :2005/10/07(金) 19:59:11 0
>304
事業というか19世紀中ごろに貧しい人々を救うための団体が発足された。
(それまでは貧乏というのは、貧しさから脱却する努力が足りないから
なるとされ、貧民街は放置状態だった)
それが日本でも年末の「社会鍋」で有名な救世軍。
(一応宗教団体(キリスト教)なんだけれど、社会悪と戦うということで軍隊形式を
取り入れてる>だから救世”軍”)
救世軍 - Wikipedia
ttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%95%91%E4%B8%96%E8%BB%8D グラナダ版ホームズでも「曲がった男」(ナンシー・バークレーは
救世軍でボランティア活動をしている。そこへ昔の恋人ヘンリー・ウッドが
あらわれる)
「ボール箱」(冒頭のジム・ブラウナーとメアリーの結婚式は
救世軍によるもの。
メアリーとの結婚にあたりジムは禁酒の誓いを立てていたが
当時の禁酒団体は救世軍だった)など
さりげなく登場している。
「救貧法」「救世軍」でぐぐったら、かなり出て来ますが、説明が詳しくて公平中立(?)なサイトは 見当たらないような。 「救世軍」は日本では「廃娼運動」で有名ですが、教義は(組織や活動が軍隊形式であることを除いては)、 イギリス国教会系のプロテスタント教会のようです。ミッション系女学校の「教会」のリストにもあります。
308 :
世界@名無史さん :2005/10/08(土) 00:01:56 0
>>301 英国では、週に一度、大量に料理を作って、冷たい倉庫に保存しておいて毎日ちょっとづつ食うんだよ。
だからパイだのスポンジケーキだの、ローストビーフだのと、冷めた料理ばかりなんだよ。
ワトスンくんは物知りだねえ。 とても参考になったよ。 ところでオートミールの冷たくなったもの、あれは食べ物といえるだろうかねえ・・・オエエッ
お粥なら子供の時に食べさせられたけどね、温かくても無理して食べていたんだから、 冷えたのは家畜のえさだよ。
311 :
世界@名無史さん :2005/10/08(土) 14:51:47 0
オートミールがうまいと思う私は英国人と同じ味覚なんだろか・・・orz
312 :
世界@名無史さん :2005/10/08(土) 15:35:13 O
【日曜のロースト】 日曜日にはデカイ肉の塊を焼いてローストビーフ。 一日では食べ切れないので後の六日はその残りを 食べる。マスタードを添えてコールドミートにしたり サンドイッチに挟んだり、シチューに入れたり。 ヴィクトリア朝の料理書には残り肉の利用法がやけに多い。
ホームズもカレーを食べたかなあ・・・・
314 :
China garden :2005/10/08(土) 20:41:20 0
「唇のねじれた男」では、ロンドンのアヘン窟が登場するけど、 そこではアヘンチンキを用いる英国式の吸い方ではなく、 キセルにつめて吸う中国式の吸い方で描かれているよ。
315 :
世界@名無史さん :2005/10/08(土) 20:50:32 0
競馬の調教師が何者かに撲殺される話があったが、この中では見張りしていた助手の 食事、「子羊のカレー煮込み」の中に睡眠薬が混ぜ込まれていた、という設定だったな。 さて、カレーは冷えたローストビーフを利用するにも都合がいい料理だった。 明治初期に翻訳された料理書には、カレーの材料として「冷えた余り肉」がよく登場する。
317 :
世界@名無史さん :2005/10/08(土) 21:41:30 0
阿片は、口から取れば物凄く苦くて重苦しい味がするんだよ。 だからワインなんかに混ぜて味を誤魔化すしかない。 しかし喫煙ならば、その心配は無い。
318 :
世界@名無史さん :2005/10/08(土) 21:57:37 0
なんでロンドンで阿片なんかやってたんだろう? 貧民だから、ていうわけでもないし。
319 :
世界@名無史さん :2005/10/08(土) 22:02:47 0
ウフン、アヘン、イヤン、バカ〜ンと言うわけさ。
320 :
世界@名無史さん :2005/10/08(土) 22:06:43 O
崖から落ちる
321 :
世界@名無史さん :2005/10/08(土) 22:25:56 0
ドイツかスイス領内の崖
322 :
世界@名無史さん :2005/10/08(土) 22:27:24 0
ホームズはどこで柔道覚えた?
323 :
世界@名無史さん :2005/10/08(土) 22:30:20 0
モリアティって、ほんと唐突なキャラだな。 それに、当時の欧州で、大規模な組織犯罪の幹部検挙なんて、あったの? ロンドンでは、アイリッシュ・ギャングのフーリハンって、いたそうだけど (ちなみに、フーリガンの語源)。
324 :
世界@名無史さん :2005/10/08(土) 22:40:55 0
>>322 当時のイギリスに道場が1軒だけあった。
>>大規模な組織犯罪 当時、支那の秘密結社の、青幇とか紅幇なんかが話題になってたからね ・・・ところで、この数レスの間に、ホントの阿片患者が紛れ込んでないか?
>323 テコ入れで唐突に出てくる悪の組織みたいだな。 まあ強引に終わらせるために出したんだろうけど。
327 :
世界@名無史さん :2005/10/11(火) 18:35:43 0
フリーメーソンが、実際に国政動かしていたのは、第三共和制のフランス。 急進社会党ね。
328 :
世界@名無史さん :2005/10/12(水) 07:00:32 0
ストランドマガジンの合本(雑誌半年分を閉じて製本したもの)をもっているんだが ちょうど最後の号が「最後の事件」だった。 その前の号(「海軍条約」の後編が載っている)を 読んでも何も予告がなくて、 唐突に「最後の事件」となっているんだよな。 当時の読者の衝撃は、今で言うなら 「エヴァ」の最終回みたいな感じだったんだろう。
329 :
世界@名無史さん :2005/10/12(水) 09:07:07 0
でも、シャーロック・ホームズの事件簿の酷さを見ると、 早々に終わらせたかったのもわかる。 北斗の拳とかジャンプの長期連載みたいに、駄作化するし、 ホームズみたいな有閑探偵は、段々時代錯誤になっていたろう。
>>328 てか、どこでそんなものが手に入ったのか気になる...
幾らで買った?
331 :
328 :2005/10/12(水) 12:56:43 0
>330 私は知人から購入した。 いまだと英国の洋書や日本の洋書の古本屋のネット通販で 根気よく捜せば出てくると思う。 ただ米国人がホームズが連載していた号のストランドマガジンを 買い占めているので値段が高騰しているそうな。
332 :
世界@名無史さん :2005/10/12(水) 13:02:28 0
>329 時代錯誤になってきたからこそ 第一次大戦前夜でホームズは「最後の挨拶」をしたんだろうね。 第一次大戦は大英帝国の失墜のはじまりだから。
333 :
世界@名無史さん :2005/10/12(水) 19:36:45 0
俺も葉巻を吸うので気になってしょうがないのは、 ホームズもワトスンもよく部屋で葉巻ふかしている 描写があるが、葉巻のにおいって強くてなかなか消えない んだけど、二人が換気に気を使っている描写はないし、 ホームズの部屋はものすごくにおったのではなかろうか ということなんだが…。タバコ吸わない人にはあれはきつい と思うぞ…。
334 :
世界@名無史さん :2005/10/12(水) 19:41:33 0
スモッグで吐く痰が真っ黒だった、 と、夏目漱石の日記にもある。
335 :
世界@名無史さん :2005/10/12(水) 20:58:42 0
今みたいに禁煙なんてないし タバコの匂いを嫌う人が少なかったんじゃない? 私はタバコは吸わないけど紫煙の香りは好きだよ。
葉巻どころか船員の吸うような安煙草を一晩中ふかして さすがのワトソンも空気を入れ替えようとか言ったことがあったはずだが。
337 :
世界@名無史さん :2005/10/12(水) 23:05:02 0
>336 「バスカヴィル家」だったかな?
338 :
世界@名無史さん :2005/10/12(水) 23:46:30 0
「まだらの紐」で、殺される娘が「お父様の葉巻の臭いで眠れない」と言っていましたな。 苦娑味先生の友人の迷亭君は、葉巻を愛用していましたな。
>329 事件簿はバスタードやハンターハンターもかわいく見えるくらいの長期連載だったからな。 クラゲを石でつぶした話は笑ったけど
自動車が作品中に登場したときは、異様な違和感を感じた。やっぱり19世紀の人間なんだよな、ホームズは
ルパンだとカーチェイスシーンもぴったり来るね。 実際の活躍時期の違いに比べて世代の差の方が大きい。 背負ってる時代のふいんきが違うんだろうな。
342 :
世界@名無史さん :2005/10/14(金) 21:35:31 0
今ヴィクトリア朝時代の服のこと調べているんだけど 当時の女性のドロワーズって股割れなのな。 ということはフレンチカンカンってとってもエロいのね・・・
343 :
世界@名無史さん :2005/10/14(金) 21:37:15 0
だから、禁止の解禁のでコメディー映画もできた。
344 :
世界@名無史さん :2005/10/14(金) 21:47:27 0
>342 男性はパンツを履いてなかった。
345 :
世界@名無史さん :2005/10/14(金) 21:50:03 0
そういえば、ケン・ラッセル監督のマーラーでもそうでしたね
346 :
世界@名無史さん :2005/10/17(月) 19:58:36 0
質入した男は、タオルを腰に巻いて、アラビア人の真似をした、なんて聞いたことがある。
>>346 エミール・ゾラが毛布を腰に巻いて言ったんでは?
探偵は「長身、痩せ型の男性」というのは、ホームズ以来の伝統でしょうか?
小柄、肥満or小太り、女性が不利なのは納得いきますが、中肉中背はなぜ少ないのか。
アメリカの探偵って、みんな中肉中背って印象があるけどな・・・ どうだろ。
元刑事のハードボイルド探偵物が多いからじゃないの?
350 :
世界@名無史さん :2005/10/19(水) 08:56:30 0
ハンフリー・ボガードが中肉中背、というか、小柄だったからでは
ドロシー・セイヤーズのウィムジー卿が、初期作品では5フィート9インチで後期は6フィート なんだそうです。 始めから長身で痩せ型なのは、ファイロ・ヴァンス、エラリー・クィーン、アンリ・バンコラン。
成長期だったのか
ピーター・ウィムジー卿だからピーター卿と呼ばなければならないようです。 1890年生まれで1921年探偵デビューなので成長しないかと。
脳細胞が灰色の方はチビデブじゃなかったっけ。
>>349 に同意。
本格推理華やかなりし頃なら長身痩躯の貴族的ないし学者風の体格でよかったんだろうが、
町に出て張り込みやら尾行やらもせにゃならん、ってことになると目立たない体格のほうがよかったのかも。
それに彼らは前時代のヒーロー探偵の影でもあったわけで。
355 :
世界@名無史さん :2005/10/22(土) 21:29:22 0
スパイも目立たない風采のほうがいいらしい。 ジェームズ・ボンドは完全な虚構だろう。
356 :
世界@名無史さん :2005/10/22(土) 22:26:06 0
へミングウェイやマタハリは囮だったという。
357 :
世界@名無史さん :2005/10/22(土) 22:42:22 0
ということはスパイにはホームズよりもワトスンのほうが最適だった ということかな?
ワトスンはすぐ女性に籠絡されるから無理かと…。
359 :
世界@名無史さん :2005/10/23(日) 09:19:10 0
いや、ホームズには出来ない寝技を屈指して 女スパイから情報を(;´Д`)ハァハァ 別の作品になっちゃうなorz
360 :
世界@名無史さん :2005/10/25(火) 22:24:37 0
ワトソン女説ってあったよな?
361 :
世界@名無史さん :2005/10/26(水) 07:09:10 0
ホームズ女説もあったなあ…。 そういやホームズは聖典でも女装してたし。
>>362 ホームズさんが何と仰るかは分かりかねますが、私としては中身をよくご覧になって、
納得のゆくお値段だと承知なさったなら、お求めになるようお勧めしますね。
byハドソン
いやあ、ハドソン夫人の倹約家ぶりには頭が上がらないね、ワトスン君。
365 :
世界@名無史さん :2005/10/28(金) 17:50:19 0
庶民は、古着屋で衣服を買っていた時代
江戸時代の日本じゃ、褌はレンタルが一般的だった。汚れた褌はまとめて洗濯して、 また別の人がそれを締める・・・ いんきんたむしの類も多かったかもな・・・ ヨーロッパでは洗濯女は最下層級の仕事で、担い手には寡婦が多かった。 あちらでもやっぱり下着のレンタルはあったのかな・・・
ゾラの「居酒屋」がまるごと洗濯屋の話ですが、アイロンかけの技術があれば、 女性としてはごく普通の職業のようです。下請けはかなり悲惨らしいけれど。 褌のレンタルねえ・・・ソースは何でしょうか? 江戸時代の武士の贅沢は切りたての晒を毎朝換える、というのは読んだ記憶があります。
368 :
世界@名無史さん :2005/10/29(土) 20:04:06 0
>>367 NHKのお江戸でござるで亡くなった女性江戸研究家の話で
「芝居を見に行く時には貸衣装で褌と着物を借りて、
芝居小屋では胡座をかいて真っ白な褌が人様から見えるようにするのが
粋な江戸っ子の姿。料金にはレンタル料金と洗濯料金が含まれている。」
というのを言ってました。
見せる褌は緋縮緬では? 白い褌は晒しに限ったようで、絹物はないようです。晒は洗うと品質が低下するので、 着物と緋縮緬の褌のレンタルか、着物のレンタル+新品の晒の6尺褌つきとかじゃ? ロンドンの貸衣装はブレヒトの「三文オペラ」の乞食衣装セットが面白いけど、 現実性はいかに。
370 :
366 :2005/10/29(土) 21:07:42 0
>>367 褌のレンタルの話は、桂米朝門下の噺家さんの談話で聞きますた。
今日たまたま行ったBookoffで、シャーロッキアンが題材のゴルゴ13の単行本を見つけた
>>371 それは何巻だ・・・?
俺のほうを見るな、正面の画を見たまま話すんだ・・・。
あのエピソードおもしろく無いぞ
374 :
世界@名無史さん :2005/11/14(月) 20:18:19 0
結構拙いストーリーだよな、ゴルゴは
それにしてもここは寂れてるねえ。 ぼく関連のスレで、賑わってるスレはないの?
376 :
世界@名無史さん :2005/11/26(土) 10:57:58 0
>375 ミステリ板。海外テレビ板なら書込みがある。 ここが寂れてしまうのは、ヴィクトリア朝関係の歴史書が 日本ではまだまだ出版されていないからだとおも。
377 :
世界@名無史さん :2005/11/26(土) 20:33:16 0
ロンドンの大気が痰が真っ黒になるくらいだった時代 霧なんて今日ではない
そうなん? 相変わらずテムズの霧はすごいんちゃうの?
379 :
世界@名無史さん :2005/11/26(土) 23:44:26 0
霧ってあれはスモッグ。 19世紀末は調理用コンロから暖房まで燃料は全部石炭だったから その煤や二酸化硫黄が原因。 それと馬糞も少々まじっていたw
えっと、じゃあ、環境が改善されてスモッグが出なくなった今、 本当の意味での霧ももう無いの? 霧もどきにかすむ街灯はもう見えない?
>>380 単なる霧なら時には発生するけど、冬の間に慢性的に発生するスモッグはなくなった。
スモッグ自体は第二次世界大戦後まで続いていた。
1875年頃の世界の都市人口
421.0万人 ロンドン (英)
225.0万人 パリ (仏)
190.0万人 ニューヨーク (米)
104.5万人 ベルリン (独)
102.0万人 ヴィーン (墺)
90.0万人 北京 (清)
87.3万人 イスタンブル (土)
79.1万人 フィラデルフィア (米)
78.0万人 東京 (日)
76.4万人 ザンクトペテルブルク (露)
71.8万人 ボンベイ (英副王領)
68.0万人 カルカッタ (英副王領)
67.0万人 広州 (清)
65.0万人 リヴァプール (英)
63.5万人 グラズゴー (英)
60.0万人 モスクヴァ (露)
59.0万人 マンチェスター (英)
48.6万人 ボストン (米)
48.0万人 バーミンガム (英)
45.0万人 ナポリ (伊)
ttp://academy4.2ch.net/test/read.cgi/whis/1044984645/
スモッグ大発生で死者が多数出た事件もあるんだよな。
383 :
オープンショー :2005/11/27(日) 16:28:41 0
384 :
世界@名無史さん :2005/11/27(日) 17:23:26 0
「踊る人形」の暗号にも間違いがあり、時系列もイイカラカンな ドイルがそんな手の込んだことはしない。
385 :
世界@名無史さん :2005/12/05(月) 17:35:20 0
研究家っておもろい
386 :
世界@名無史さん :2005/12/05(月) 19:02:18 0
NHKで放送されてたシリーズでワトソン役が途中で代わるが、なにか 理由があるのかな?ホームズ役の俳優のように途中でお亡くなりになったとか?
387 :
世界@名無史さん :2005/12/05(月) 19:26:03 0
>>386 ワトスンの中の人が多忙で、スケジュールの都合が合わなかったのが理由とされている。
実際のところは、ワトスンの中の人にそれほど「ワトスン」という役に思い入れがなかったのだと思われる。
デビッド・バークってジェレミーより背が高かったような。
389 :
世界@名無史さん :2005/12/05(月) 19:59:05 0
>>387 情報サンキュー。なるほど、そういう理由があったのか。それにしても
ホームズ・シリーズをキャンセルとは・・・
390 :
世界@名無史さん :2005/12/05(月) 21:45:12 0
>389 海外テレビ板のスレでも出ているけど バーク氏がワトスンを降りたのは家庭の事情によるものある。 ワトスン役を引き受けた頃バーク氏は、新婚ホヤホヤで、しかも息子さんが 生まれたばかりだった。 最初は長期の仕事が得られたと喜んでいたが、ホームズの仕事は 物凄く過酷で、なんと1年以上家族の所へ帰れなかった。 これではイカンと思ったバーク氏は「最後の事件」が取り終わったあと 丁度奥さんと同じ劇団(シェークスピア・カンパニー)に 入団できるチャンスが巡ってきたので、ワトスン役を降りたそうである。 >387氏が述べるとおり「ワトスン」という役よりも夫・父親という役を 選んだろうね。 で、辞める時もこのままだとまずいので、奥さんと相談して友人であった ハードウィック氏にお願いをして後を継いでもらったのである。
三時のお茶にスコーンにクロッテッドクリームを塗って 食べたい!日本じゃ無理なのかorz
392 :
世界@名無史さん :2005/12/06(火) 06:56:22 0
>391 クロッテッドクリームもスコーンも日本で売っているから可能
393 :
世界@名無史さん :2005/12/06(火) 19:27:04 0
>>390 へぇー、そんな事情があったんだ・・・。役者も大変なんだなぁ
394 :
世界@名無史さん :2005/12/08(木) 14:23:20 0
モリアティー教授がアッサリ死んだのは意外だったな。当時の犯罪組織というのは あまり大きな組織じゃなかったのか?
モリアティー教授って実際、大した悪さしてなさそうだよな。 ラスボスなら国家転覆とか企んで欲しいもんだがなあ。
397 :
世界@名無史さん :2005/12/08(木) 20:12:48 0
そういえば何でモリアーティ教授ってワトスンを襲わなかったのかね。 「三人ガリデブ」のホームズの反応から見ても、 ホームズ本人を襲うよりも ホームズにダメージを与えられると思うんだけどw
ホームズがアパートのドアを開けた瞬間、モリアーティ配下の屈強なハードゲイ3人に犯されているワトソン。 ショックのあまり発狂し、ライヘンバッハの滝へ身投げするホームズ。 ・・・orz
399 :
世界@名無史さん :2005/12/08(木) 20:40:32 0
まぁ、単にコナン・ドイルがホームズシリーズの連載を終わらせたかったから あっさりとモリアティー教授とホームズを葬ったのかもね。
それをいっちゃおしまいだよ、ワトソン君
本質―すなわちホームズ・シリーズを製造し、ホームズ・シリーズを定義しうるための 製造や性質の全体―は、実存に先立つといえる
〃∩ ∧_∧ ⊂⌒( ・ω・) はいはいわろすわろす `ヽ_っ⌒/⌒c ⌒ ⌒
>398 次の日モリアーティ一味が消息を絶ったw
ワトスン怒らすと怖いよ 戦地帰りだし
406 :
世界@名無史さん :2005/12/09(金) 08:00:00 0
お出かけの準備もすぐに出来るしな
居眠りしてスリッパ焦がしたりもするけどな
408 :
世界@名無史さん :2005/12/11(日) 12:00:30 0
ワトソンは憎めないキャラだな
怒らせると怖く、強く、伴侶とラブラブ(死語)なドジッコですね。 ホームズとワトソン、一方だけならここまで人気は出なかったかもしれない と言うと、少々大袈裟な話になってしまうかもしれませんが。
ホームズ・シリーズの成功の最大要因はホームズとワトソンのコンビ、とかいうようなことを 江戸川乱歩が書いますね。 ポワロ物の初期作品に出てくるヘイスティングス氏はアルゼンチンに行ってしまいますが、 途中で帰国して「三幕の悲劇」、最後に帰国して「カーテン」といい味見せてますから クリスティ女史としても使いたかったかと。
411 :
世界@名無史さん :2005/12/11(日) 18:41:31 0
気のいい凡人は天才をひきたてるんだなぁ。 あと無理解な刑事とかも。ポワロで言うとジロー警部、 ホームズで言うと?
412 :
世界@名無史さん :2005/12/11(日) 20:20:53 0
レストレード軽侮
クリスティの初期短編で、ポワロが風邪を引いたかなんかでヘイスティングスだけが現場に行くと 「あなただけで、ポワロさん無しだと馬のいない馬車のようだ」とかひやかされますね。 たしかジャップ警部で、この人はポワロには好意的。 ポワロはもとベルギー警察の捜査官でホームズとは扱いが違うようです。
ジェームズ・ジャップ警部 Chief Inspector James Japp 一応Japではない。
415 :
世界@名無史さん :2005/12/12(月) 02:12:33 0
ホームズの声をやっていた露口茂さんって20年ほど前にお亡くなりに なっていたんだなぁ。
416 :
415 :2005/12/12(月) 02:33:48 0
前言撤回。露口茂さん大変失礼しました。
岸田森さんと間違えた?
418 :
415 :2005/12/12(月) 12:38:54 0
>>417 いや、最初にみたホームページが誤表記をしていて86年に亡くなったと
書いてあったんだ。で、その後、他のホームページをみて誤りに気づいた。
最近はあまりTVで拝見していないので、久しぶりに役者・露口茂を
見たくなってきた今日この頃。
419 :
世界@名無史さん :2005/12/14(水) 08:56:27 0
あげ
306 名前:世界@名無史さん:2005/10/23(日) 12:23:18 0 1887年 イギリスの藪医者、食うに困って、ヤク中のニートを主人公に小説を執筆。 ↑誰だ、こんなこと書いたのはw
421 :
世界@名無史さん :2005/12/15(木) 20:41:22 0
当時のイギリスの法律では一人殺せば死刑確実なのかなぁ。 ホームズでもポワロでもそんな感じの場面が多数あるよね。
精神病、精神錯乱と認定されれば、その限りでもなかったみたいですな
423 :
世界@名無史さん :2005/12/16(金) 19:19:10 0
なるほど。
424 :
世界@名無史さん :2005/12/16(金) 21:15:06 0
でも入院したら鎖でつながれない?
精神病の殺人犯はブロードモアの刑務所とかいうところに入れられるのでは?
426 :
世界@名無史さん :2005/12/17(土) 11:55:13 O
「跳べ!アーチー跳ぶんだ!こっちは縛り首だ!」
空気銃のおっさんが死刑にならなかったのは コネかなんかあったのかな?
428 :
世界@名無史さん :2005/12/17(土) 13:36:31 0
ホームズのおかげで死刑にならなかった人もいるよね。 恐喝王ミルバートンの事件の犯人とか。 踊る人形の事件の犯人は情状酌量で死刑を免れたんじゃなかった?
429 :
世界@名無史さん :2005/12/17(土) 18:49:33 O
「ワトスン、君は陪審員だ。これほど陪審員に相応しい人物を 僕は他に知らない」微妙に誉めてない希ガスw
430 :
世界@名無史さん :2005/12/18(日) 18:47:13 0
それ、僧坊荘園 (The Adventure of the Abbey Grange)だったっけ?
431 :
世界@名無史さん :2005/12/20(火) 12:55:37 0
アベ農園ね
元修道院の荘園とかお屋敷とかよく推理小説に出てきますが、何かわけでもあるのでしょうか? それとも古くて(16世紀以前)広くて建物が推理小説趣味にあってるというだけですか。 ジェイン・オースティンの「ノーサンガー・アベー」の舞台も元修道院のお屋敷です。 この作品はゴシック・ロマンを茶化したもので面白いそうですが、原書読もうとして 挫折したのでいまだに読んでいません。
433 :
世界@名無史さん :2005/12/21(水) 19:12:13 0
やはりゴシック小説の名残じゃないかな?イギリス人は廃墟が好きだから。
434 :
世界@名無史さん :2005/12/21(水) 19:49:22 0
>432 修道院が貴族などの屋敷になっているというのは 英国がヘンリー8世の宗教改革から来ているとおもわれます。 フランスも革命により修道院の土地を召し上げるということは やりましたが、修道院そのものを解体することはありませんでした。 が、英国はヘンリー8世の命により、カトリックすなわち修道院&教会を解体 しちゃっているのです。 組織は解体しても建物は解体するのは大変ですから、貴族などの屋敷に 転用したんじゃないでしょうか?
435 :
世界@名無史さん :2005/12/22(木) 06:15:09 0
>>420 ( ´∀`)y-~~ バーナード・ショーとか
436 :
世界@名無史さん :2005/12/22(木) 07:19:31 0
>420 ショーってドイルと仲が悪かったんだよな。 「ピグマリオ」(「マイ・フェア・レディ」の原作のヒギンズ博士も ホームズを皮肉ったものだとかとか。
青い紅玉事件でホームズは、ちょうど今頃捜査してたわけだね
えーっと、ホームズがオナニーしてたら赤い玉が出てきちゃって、青くなるって話だっけ?
青い紅玉といえば、児童向けの本で、 ホームズ 「この石はやっぱりあの(広告を見て名乗り出た)紳士にあげようと思うんだが」 ワトスン 「うん、ぼくもそれがいいと思うよ」 ってラストになってたのがあった。 原本ではこんな会話ないよね?
書いてないねぇ。 …っていうか、ホームズが宝石を便利屋(ガチョウを拾った人)から預かった後、 どうなったかは全然書かれてない。 ホームズが、ガメてたりしてw ちなみにグラナダ・テレビのドラマ版では、宝石にかけられた懸賞金は 便利屋がもらえるような雰囲気で描かれていたな。
441 :
世界@名無史さん :2005/12/29(木) 10:03:55 0
442 :
411 :2005/12/29(木) 10:05:37 0
ドラマ板のスレと間違えたよorz
現代英語でもlockという単語に「巻き毛」とか「頭髪」という意味があるな。
すると現代英語訳するとゴルディロックか
445 :
世界@名無史さん :2005/12/31(土) 10:17:27 0
>444 もしや貴公は金髪のデブの艦長と黒髪のチビの軍医が登場する 海洋小説のファン?
いいえ、せっかくの家宝を火山に捨てに行かされた人の従者ファンです。
暗号会話みたいなやり取りはやめてくれ、さっぱりわからん
ガニマール君、君の推理力はそんなものかい?
言ってくれるじゃないかね、ルコック君
明けまして三人ガリデブ
なめるなキャラメルゥ〜!
明けましておめでとうホームズ君。 今年もまた大英帝国とわが女王陛下の御ためにぼくたちも 犯罪捜査の分野でささやかな貢献をしていこうじゃないか。 そうじゃないかね? ホームズ君。
年が明けたから何だと言うんだい、ワトソン君? ただ去年の1月1日から365日たったというだけじゃないか。 それより僕は退屈で死にそうだよ。 女王陛下に貢献したいのは山々だが こう事件が無いんじゃ僕としたってどうすることも出来やしない。 新聞にも目ぼしい事件は載っていない。 ちぇ、まったく近頃は犯罪者もこの時期に休暇を取るようになったと見えるよ。
>452−453 イイ。 そういえば、クリスマスストーリーは多々あるけどニューイヤーものみかけないね
降参するよ、ホームズ。
>>445 と
>>446 は、一体何の話をしてるんだい?
ベルヌ氏の小説なら読みかじったことはあるんだが、ぼくにはどうもさっぱり分からんよ。
456 :
445 :2006/01/04(水) 09:46:31 0
>455 >445は18世紀の英国海軍を舞台にした海洋冒険小説 且つ、映画「マスター&コマンダー」の原作となった 「オーブリー&マチュリン・シリーズ」 >446 「ロード・オブ・ザ・リング」 二つの作品には「ゴルディロック(直訳すると『金髪美人』)」 という人物が登場する。
458 :
世界@名無史さん :2006/01/04(水) 12:31:16 O
シンプソンズのローストビーフスレはここでつか?
>>456 やあ、ありがとう。 後者は分かったけど、前者はまるで知らなかったよ。
おかげでハドソン夫人に笑われてしまったよホームズ・・・
ハドソン夫人、最初からオールドミスだったとするとすごい長生きだよな。 最後の挨拶の頃にはさすがに墓の中だろうか?
夫人って言うくらいだからミスではないだろ
462 :
世界@名無史さん :2006/01/05(木) 00:35:13 0
シャーロッキアンの間では「最後の挨拶」に出てくる マーサがハドスン夫人ではないか?という説がある。
>>459 Lord of the Ringsが出版されたのは1954年以降
Aubrey Maturin Seriesが出版されたのは1970年以降
化け物で無い限り、ホームズはとっくに死んでいて知らないと思うけど。
ちなみにgoldilocksは、どっちかというと金髪「娘」を表すらしい。
それはそうと、今日ってもうあと十数分だけど、ぼくの誕生日なのかい?
お誕生日おめでとうございます。152歳におなりになったはずですが、151歳とか言う説も。
俺は1月11日誕生日説なんて認めないぞ
1/11誕生日の自分からすると嬉しい説だなー
1111年誕生の俺としてはどうでもいい
ホームズものの新作出ないかなー。 実はドイルが100編ほど書き溜めていたのが新たに発見された とかいう展開にならないかなー。
470 :
世界@名無史さん :2006/01/20(金) 23:25:35 0
イーホームズじゃだめか?
壁の厚みの間に隠し部屋作るなら、あそこでやってくれそう
472 :
世界@名無史さん :2006/01/21(土) 05:35:17 O
ホームズ物はないだろう。つまらない歴史物ならありそうだが。 ドイル本人は歴史作家のつもりだったらしいし
1940年代だか50年代だかに見つかって、真作と判定された作品も贋作らしいという話ですが、 どんなもんでしょう?
474 :
世界@名無史さん :2006/01/21(土) 16:32:48 0
>473 「指名手配の男」のことかな? あれは贋作認定です。
ホームズ連載中に電話が普及してくるけど、ドイル先生はあえて電報にこだわるんだよな。 これって、ケータイが普及してきた昨今の推理ものに通ずるかもね。
馬車もいいね。「最後の事件」では車が出てきたけど。
477 :
476 :2006/01/22(日) 17:42:51 0
あっ、間違えました。「最後の事件」ではなく「最後の挨拶」 です。お詫びして訂正いたします。
478 :
世界@名無史さん :2006/01/22(日) 19:36:09 0
ホームズはあくまで英国が世界に冠していた時のヒーローなんだと思う。 自動車は英国の斜陽が始まった第一次大戦後に 普及し始めた乗り物だから、ホームズには合わないんだよ。
コナン=ドイルの息子、甥二人、義弟は、全員第一次世界大戦で死んだらしいな。 ついでに本人も志願したが、50代半ばという高齢のため拒否されたらしい。 当時学徒動員で出征した青年の1/3は帰らず、この比率は 日本の太平洋戦争の比率を上回るらしい。 でも英国の斜陽が始まったのはボーア戦争だし、 ナンバーワンでなくなったのは第二次世界大戦後だと思う。
>479 >当時学徒動員で出征した青年の1/3は帰らず げげ!そんなに亡くなっているの? それで第二次世界大戦と続けて戦争をやっていれば 国が疲弊するのは当たり前だよな・・・
第二次大戦では、通信員などの用向きで婦人動員も多く、女性の戦死者も多かった。 戦後の英国のドラマでは、母親のいない家庭がすごくよく出てくる。
第一次大戦での兵士の平均寿命は1週間って聞いたことがある。 チェンバレンもたしか兄弟親戚なくしているし 戦後に次世代を担うはずの青年層がごっそりいなくなった。
第一次世界大戦での英国本国の死者はトータルで90万人で、 独仏に比べれば少ないものの、エリート階級の死者が結構高かったらしい。 当時の英国貴族の男性構成員の1/5が戦争で死んだ。 ノブレス・オブリージュがまだ常識だった時代なんだろう。 現在の欧州では考えられないが、当時の各国のエリートの若者達は、 国の為に死ぬ行為は最高の名誉と考えていた。 ドイツの大学生も学生歌を謳いながら突撃して機関銃で全滅した隊があったらしい。 日露戦争の旅順の特攻が問題視されているけど、当時は欧州も似たりよったり。
何年か前、さすがにフランスでは国家を幼女に歌わせる行事がとりやめになったね
フランス国内における国歌の立ち位置って、案外日本と変わらないぞ。 国への忠誠とか国歌を歌う行為自体がナチと同じと見なされる傾向があるらしい。 とかいいつつ、やはりフランス人は自国が好きなんだが。
自分としては、フランス国歌の歌詞が幼い子に歌わせるのには かなり問題がある内容だと思う…。
問題があるって、どんな歌詞なんだ?「おまんこヌレヌレ」とか 「あなたのそのぶっといの突きさしてズコズコしてぇ〜っ!」とかそんな歌詞か?
そりゃアフリカ移民も暴れるわな。 印度暴動題材の話がホームズ譚にもあったね
元が義勇軍の歌だから、凶暴な内容なのはしゃーない>ラ・マルセイエーズ
4つの著名だな。 あそこに登場する犯人もそうだが、当時は植民地人は 犯罪者と相場が決まっていたのかって感じだな。 ボスコム谷の惨劇も、被害者が悪くかかれているけど、 犯人がオーストラリアで犯した犯罪を考えれば、俄然 犯人の方が悪いよな。
先生没後のパスティーシュ群は、いかんせんそういう帝国主義的な観点が きれいにそぎ落とされてて、わさび抜きの寿司みたいになってるんだよねえ
>>488 そんな感じだっけ?
血まみれの民衆がどうのこうのって無かったって。
「奴らの血で我等の畑を肥沃にするのだ」は何番目の歌詞にあった筈。
フランスと聞くと、ルブランのルパンものを連想する。 そして、ルパン物にしばしば登場しては、いいようにルパンに あしらわれるホームズの姿に、ホームズファンの私は激怒した ものだった。中学二年生の時だった。 以来、ルパン物は読まなくなった。誰か、シャーロキアンの人、 ホームズが圧勝する「新ルパン対ホームズ」っていう感じのもの を書いてくれないかなあ…。
>>495 まったく同感。
自分も、あの扱いには腹立たしく思ったもの。
813か奇岩城だか忘れたがホームズが銃をぶっ放し、その先に女性がいた
というのも噴飯物だった。
あと自分も、ルパン物は中学生の時は良く読んでいたが、それ以降は全然だね。
>ホームズが圧勝する「新ルパン対ホームズ」っていう感じのもの
>を書いてくれないかなあ…。
わざわざフィクションの人物と対決させなくてもw
銭形平次の子孫との対決なら・・・・
あれはエルロック=ショルメスが間抜けなだけなんだから。 とはいうものの、確かドイル本人の抗議で名前が変更されたんだよな。 てことは、最初の短編が新聞に連載されていたころは、ホームズ表記だったんだろうか?
ウィルソンの間抜け振りとお追従ぶりはあんまりだ・・・
500 :
世界@名無史さん :2006/02/04(土) 22:46:20 0
500ゲトソン
>>495 主人公を活躍させる手段として、ライバルを無能に描くことしかできなかっただけだよ。
察してやれよ。
先日久し振りに「水晶栓」を読んだのだけれど、敵役ドーブレックが「オートバイ」に乗って ルパンを撒くシーンがあってびっくりした。ホームズとは一世代違うだけで、交通機関の進歩は 凄いことになってるんだなーと思った。 ホームズでの二輪交通機関は「あやしい自転車乗り」くらいか・・・
水晶栓自体がハイテクの産物だもんねえ。 ホームズにもちらっと話は出てくるけど実物は(オリジナルでは)出てこない。 「三十棺桶島」といい、ルブランは最新の科学知識やテクノロジーをうまく取り入れてるが、 ドイルはそういったものを話の色づけ以上に使おうとはしてない気がする。
ウィキペディアを開いたら、トップにホームズが出てきて驚いた。
506 :
世界@名無史さん :2006/02/22(水) 23:02:59 0
祝一周年だよ、ワトソン君。
507 :
世界@名無史さん :2006/02/27(月) 11:57:22 0
水晶の栓は、南海運河事件とか結構生々しく政治疑獄語っているから。 ルパン相手に断頭台死守する為、軍隊が出動とか、ちょっと擬似イベント物風に 大袈裟で好きだな。
緋色の研究で、「広大な北アメリカ大陸の中央部に乾からびた怖ろしい砂漠がある」って記述、 どう考えても何かの間違いだよな
509 :
世界@名無史さん :2006/02/28(火) 00:34:17 0
>> 508 地図を見ろ。
中央部に砂漠なんかないぞ
511 :
世界@名無史さん :2006/02/28(火) 01:57:46 0
「緋色の研究」はいい作品だと思うしシャーロク・ホームズデビューの 重要な作品ですがモルモン教とに対しての把握は間違っている部分も あるようです。モルモン教徒を敵に廻したかも。又作品中でデュパンやルコックをバカにしてフランスの 1部の人から嫌がられた。
モルモンは教祖が暴動で殺されて、ブリガムらがユタへ逃げ延び、そこを拠点としたんだが、 現地のユテ族とかと結託して、あとからやってくる非モルモンのキャラバン隊を襲撃して皆殺しにしてたんだよな
>>508 あの当時のヨーロッパ人から見れば、アリゾナやニューメキシコは北アメリカの中央のどっか
オーストラリアと同じようなイメージだったんだろうねえ
515 :
世界@名無史さん :2006/03/01(水) 12:30:21 0
>>511 モルモン教徒の描写は間違いが多いせいで、問題になったような話を聞いたよ。
口笛を聞き分けてミルクで生き延びる毒蛇(ま○ら○紐)を登場させたり、
猿の血清で異常になったり、混血児差別の話があったり、障害者差別があったり。
ホームズは結婚詐欺まで作中で告白してる薬物中毒者だもんな。
ホームズの直筆原稿発見だそうだ。
ttp://eilreverse.exblog.jp/1975249
モルモン教徒の描写なんか簡単じゃないか。 要はメガネかけてて、訛った日本語でつまらないギャグ連発させときゃいいんだ。
517 :
世界@名無史さん :2006/03/01(水) 15:02:49 0
>>511 >又作品中でデュパンやルコックをバカにしてフランスの1部の人から嫌がられた。
それで、ルパンものでリベンジw
>>515 ホームズの直筆原稿って…。
いまでも「彼」は生きているって…。
でも興味あるなあ。出版してほしいなあ。
519 :
515 :2006/03/01(水) 18:54:22 0
>>518 ここは嘘ニュース専門サイト(?)だよ。
520 :
世界@名無史さん :2006/03/01(水) 20:27:45 0
ディズニーの「砂漠は生きている」は、アリゾナが舞台だ。
そう。 そしてアリゾナは南西部だ
522 :
世界@名無史さん :2006/03/02(木) 18:24:37 0
アラバマだw
523 :
世界@名無史さん :2006/03/03(金) 16:27:40 0
エリア51
524 :
世界@名無史さん :2006/03/03(金) 18:36:41 O
SWEET HOME ALABAMA
うさんくさい人物っていうと、やたらオーストラリア絡みだね。 これがルパンだとアルゼンチンあたりになる。
ワトソンもオーストラリア滞在経験が…… たしかに胡散臭い人物だが。
527 :
世界@名無史さん :2006/03/04(土) 20:41:28 0
でも、ワトソンは、そばかす三つ編みメガネっ娘ですよ?
>>69 ジャイケル・マクソンと同レベルのもじりだな。
今初めて英字で見て萎え
オー、ノンノンノン! これはフランスのエスプリというものデース! わ〜たしの国では〜・・・
530 :
世界@名無史さん :2006/03/05(日) 07:52:34 0
ロシアの小話や英国のジョークって なるほろ〜〜〜というのがあるけど フランスの小話というとエロいのが大半なのについて
その割に人口増えないんだよな。
532 :
唇の捩れた男 :2006/03/06(月) 00:10:28 0
唇の捩れた男のネタバレあり 当時のイギリスでは路上生活者は家族を養っていけるように 全うな仕事をするより儲けていたの?普通に仕事する振りして 金品を他人からもらう仕事してばれないのかな。 ワトソンの当時の奥さんはジェームスという名の人と浮気をしていたのか? ホームズはアヘン屈で薬を探していた?
533 :
世界@名無史さん :2006/03/06(月) 01:12:37 0
>532 実際には乞食はあんな儲かりませんw >ホームズはアヘン屈で薬を探していた? 別にアヘン屈にいかなくても当時は薬局でアヘン(チンキ)は 売られていた。
シェークスピアを引用した得意即妙なやりとりがウケてたんでしょ。大道芸人みたいなもんでは
>>532 John H. Watson のミドルネームはHamish (Jamesのスコットランドゲール語形なんだそうだ)
という説あり、なんてのは知っているとは思うけど。
でも英語の辞書にはHamishなんて出てないんだよな。
そもそもスコットランドゲール語では"Seumus"が一般的らしいし。
ちなみにhamishは、Yiddishで、「居心地のいい」という意味だそうだが、
まあJamesとかJacobって、聖書に登場するヘブライ人名「ヤコブ」だしな。
辞書に出ていないといえば、"Conan"も相当珍しい名前だと思う。
なんでもアイルランドの伝説の勇者の名前らしいが。
バロウズの小説→シュワルツネッガー主演の「コナン」って映画もありますやん
コナンはハワードだっちゃ。
そうずらか!
そういえばコナン絶版になってるな
>>530 ロシアのジョークは
一方ロシア人は鉛筆を〜
ロシア人はウォッカを飲んだ
が鉄板だがそれでも笑えるのが素晴らしい
Con'an は、ゲール語で、Con 「狼」 + 'an (指小詞)で、 「小さい狼」を意味するらしい。 10世紀前後のブルターニュ公にコナン1世〜4世というのがいる。 あと、ケルト伝説のフォモール族の王コナンとか、 フィアナ騎士団の勇者Con'an "Maol" mac Morna「禿げのコナン・マクモルナ」とか ドイル本人はエディンバラの生まれらしいし、結構ケルト系を意識した名前(Arthurも)を つけられたのだろう。こうしてみると、Arthur Conan Doyleって、 どこにもキリスト教的な名前が入っていないんだよな。
アルトゥーロ・トスカニーニや、アルチュール・ランボーは?
ランボーのフルネームは、Jean-nicolas-arthur Rimbaudで、 Jean, Nicolasと聖人の名前が入っている。 Arturo Toscaniniの方はこれがフルネームらしいけど。 まあ考え方によってはArthurもキリスト教の伝説的聖人君主に祭り上げられているわけだし。
>>541 なんだ、ドイル田舎者じゃん。
DQIIIでは、エジンバラ地方こそ世界一の都会と信じる衛兵とか出てくるけどなw
>>541 ドイルのフルネームは、Sir Arthur Ignatius Conan Doyle 「アーサー・イグネイシャス・コウナン・ドイル」
で、ちゃんとキリスト教的なミドルネームを持っている。
ドイルは、9歳の時より7年間、ランカシャーのイエズス会系パブリックスクールである
ストーニーハーストの寮で過ごし、その後、オーストリアのフェルトキルヒに1年間留学し、
故郷エディンバラ大学の医学部に入学する。
貧しかったとはいうものの、当時としては充分裕福な方である。
祖父のJohn Doyleは有名な諷刺漫画家(H.B.という偽名のサインを使った)。
伯父たちのうち、Richard Doyleはパンチ誌の挿絵画家。
Henry Edward Doyleは、ダブリンの国立美術館の館長。
James Doyleは、歴史作家として"The Chronicle of England"を書いた。
父親のCharles Altamont Doyleも挿絵画家。
研究社のリーダーズ(プラス)にも、Sir Arthur Conan Doyleの他に、
John, Henry Edward, Richardの三名のDoyleが載っている。
親子・兄弟関係について触れられていないけど。
追記 コナン・ドイルが貧しかったというのは、父親の収入が少なかったという意味ね。 多分才能溢れる親・兄弟(ついでに息子)に挟まれ、 悶々と売れない挿絵画家として過ごし、発狂しちゃったんだろうね。 ドイル本人はエディンバラの生まれだけど、彼の受けて来た教育は、 当時の英国の中流階級としては王道的なものだし、田舎者とはいえないよ。
547 :
世界@名無史さん :2006/03/08(水) 12:40:53 0
覚え書き John 'H.B.' Doyle 1797-1868: 政治風刺漫画が有名。 妻 Marianne Conan (つまりConanは祖母の実家の名字に由来するのか?)との間に以下の子供をもうける。 長女 Ann Martha Doyle: 1821-1899 長男 James William Edmund Doyle 1822-1892 "The Chronicles of England"の筆者 二男 Richard Doyle 1824-1883: Punch誌の風刺漫画で有名になったほか、 ディケンズの「クリスマス・ブックス」、サッカリーの「ニューカム家の人々」、ラスキンの「黄金河の王様」などの挿し絵も書いている。 三男 Henry Edward Doyle 1827-1892: 画家、ダブリン国立美術館館長。 四男 Francis Doyle 1828-1843: 早世。 二女 Adelaide Doyle 1830-1844: 早世。 五男 Charles Altamont Doyle 1832-1893: Conan Doyle (1859-1930)の父。 Conan Doyleの母親、Mary Josephine Elizabeth Foleyは、 プランタジネット王家の分家筋、パーシー家に繋がるとされる。
548 :
世界@名無史さん :2006/03/08(水) 15:36:28 0
>>541 Doyleは、古代ケルト語の「色の黒い異邦人」という意味。
549 :
世界@名無史さん :2006/03/08(水) 17:33:37 O
田舎者というか、イギリスでは地方出身というのは恥では ないだろ。
>>546 親父殿の絵は「緋色の研究」の挿絵で拝めるけどお世辞にも上手いとは言えないしな。
ホームズがヅラだったり服のボタンが女性用だったり色々とおかしい。
551 :
世界@名無史さん :2006/03/08(水) 19:32:08 0
552 :
世界@名無史さん :2006/03/08(水) 20:10:03 0
しかも先生は戒律破って不倫してたからな・・・・
>>544 当時の世界から見れば、エディンバラは大都会の部類に入る。
1850年頃の欧州の各都市推定人口
2,320,000 ロンドン [英連合王国]/1,314,000 パリ [フランス共和国]
785,000 イスタンブル (コンスタンティノープル) [オスマン帝国]/502,000 ザンクトペテルブルク [ロシア帝国]
446,000 ベルリン [プロイセン王国]/426,000 ヴィーン [オーストリア帝国]
425,000 リヴァプール [英連合王国]/413,000 ナポリ [両シチリア王国]
412,000 マンチェスター [英連合王国]/373,000 モスクヴァ [ロシア帝国]
345,000 グラズゴー [英連合王国]/294,000 バーミンガム [英連合王国]
263,000 ダブリン [英連合王国]/262,000 リジュボア (リスボン) [ポルトガル王国]
225,000 アムステルダム [ネーデルラント王国]/220,000 リヨン [フランス共和国]
216,000 マドリード [イスパニア王国]/210,000 ブリュッセル [ベルギー王国]
194,000 ハンブルク [ハンブルク共和国]/191,000 エディンバラ [英連合王国]
184,000 リーズ [英連合王国]/182,000 ミラノ [オーストリア帝国ロンバルド=ヴェネト王国]
170,000 パレルモ [両シチリア王国]/166,000 バルセロナ [イスパニア王国]
163,000 ヴァルシャヴァ [ロシア帝国]/158,000 ローマ [教皇領]
156,000 ブーダペスト (ブダペシュト) [オーストリア帝国ハンガリー王国/150,000 ブリストル [英連合王国]
143,000 シェフィールド [英連合王国]/142,000 ボルドー [フランス共和国]
141,000 ヴェネツィア [オーストリア帝国ロンバルド=ヴェネト王国]/139,000 マルセイユ [フランス共和国]
135,000 ケーベンハーウン (コペンハーゲン) [デンマーク王国]/125,000 トリノ [サルデーニャ王国]
117,000 プラーク (プラハ) [オーストリア帝国ベーメン王国]/117,000 セヴィーリャ [イスパニア王国]
欧州以外の都市:
北京(1,648,000)/広州(875,000)/江戸(780,000)/ニューヨーク(645,000)/ボンベイ(575,000)/杭州(434,000)
フィラデルフィア(426,000)/カルカッタ(413,000)/蘇州(330,000)/京都(323,000)/大坂(320,000)/マドラス(310,000)
江戸って屈指の大都会だったんだなー
そういえばドイル先生は横浜を舞台に、なんか短編書いてますね
558 :
世界@名無史さん :2006/03/11(土) 02:51:56 0
ホームズは初期緊急の連絡に電報を使ってた。 現代から見てまどろっこしい感がある 最後の方の作品で電話が出て最後の挨拶で自動車を使う。 科学技術の発展初期の人かもしれない。
ドイルがあと100年生きたら、携帯電話でメール打ちながら操作するホームズがいたわけか
560 :
世界@名無史さん :2006/03/11(土) 11:20:01 0
シャーロック・ホームズ氏、221Bちゃんねるを開設w
コナン対ホームズが見れるかもな
グラナダTVの「ボヘミアの醜聞」で、国王と女傑が踊ってるシーン、 楽団の演奏者が全員目隠しをしてるんだけど、あれはどういうものですか? 当時はよく見られた余興?
563 :
世界@名無史さん :2006/03/15(水) 21:06:14 0
>562 国王(当時は皇太子か)にとってアイリーン・アドラーは 秘密の恋人。 側近ならともかく、外部者である楽団員たちに イチャイチャしている姿を見られるのは問題だったから。
にゃるほど。 なんか高貴なお方々は、ああいうことをよくやってたんでしょうな。 目隠しして演奏してるピアノマンが偉いなw
グラナダTVの「まだらの紐」の吹き替えは、「ジプシー」を「ロマ」って言ってて、却って不自然に感じるな。 英語音声だと「ジプシー」って言ってるのに。 ジプシーって言葉はNHK的にはまずいのかな?
>>565 どうなんだろうな。
BSで、ダンス・ウイズ・ウルブスやった時は、ケビンがインディアン言いまくっているのに、
字幕では先住民で押し通して、ちょっと笑ったけど。
もともと「ジプシー」は、「どこから来た?」と聞かれて彼らがいいかげんに「エジプトからだよ」と 答えたからで、(エジプシャン→ジプシー) 彼らの自称であるしねえ。 「ロマだよ。 流浪の民だ」なんてホームズにわざわざ言う、ワトスンがすごくヘンだった。
ワトスンは物知りだからなあ。
>>562 のシーンは見たことないですが、
目隠しして合奏なんて実際には無理があるから、そういう要求があるときは
ついたてを立てたり幕をはったりして演奏することになったでしょうね。
>>569 DVDでNHK版でなくノーカット完全版を選ぶと観られる。
完全版だと、ホームズのコカイン常習癖&ワトスンの「またコカインやってるのか!」って突っ込みも
余すことなく描写されててなかなかよい
571 :
世界@名無史さん :2006/03/18(土) 08:59:24 0
>569 楽譜を覚えてないならしょうがないけど 目隠ししても合奏はできるよ。 音を合わせるのは目ではなく耳だから。
>>565 差別用語が改訂されて
ジプシー→ロマ
エスキモー→イヌイット
インディアン→アメリカ先住民
ジプシーは、「放浪」「盗み」と結びついて
欧州であまりにイメージが悪いので変わったんじゃなかったかな。
>>572 その中で、エスキモー⇒イヌイットは一部でしか通用しない。
というか、エスキモーの中でイヌイット族は一部でしかないので、
イヌイット族以外のエスキモーをイヌイットと呼ぶと、問題がある。
「アメリカ先住民」も、ハワイ人やアラスカのエスキモーなんかも一緒くたにされるので、問題がある。
「黒人デカマラ説」も、日本人である俺がチンコ小さいみたいに思われるので、問題がある。
それは事実じゃないか
577 :
世界@名無史さん :2006/03/19(日) 02:44:15 0
正倉院と聖武天皇の関係と言うのはどんなものなの? 世界史版だがホームズ関連と言うことで質問しました。
578 :
世界@名無史さん :2006/03/19(日) 04:37:36 0
ボヘミアの醜聞のボヘミア王はジョージ4世なんでしょうか?
579 :
世界@名無史さん :2006/03/19(日) 07:02:46 0
714 名前:名無しより愛をこめて[] 投稿日:2006/03/21(火) 15:40:18 ID:uCl5N6BL0 特撮では無いが、太陽にほえろ!のジプシー刑事が登場する話は全て放送禁止になっている。 ジプシーが放送禁止用語なので。だからゴリさんやロッキーが殉職の回や、長さんが刑事から 警察学校の教官になる回など重要な話が、今では地上波では見る事が出来ない訳だ。他にも ひみつのアッコちゃん第1作の第47話がアイヌの話で、CSで放送した時は欠番だった。DVDには 収録している。Zガンダムや聖闘士星矢のめくらましという台詞も再放送では無音にされていた。 こんな状況では昔の特撮の再放送は難しいだろう。無音だらけで訳が分からなくなる。 ジ、「ジプシー」自体が放送禁止とはっ! ジプシーキングが来日したときはどうしてるんだ!?
来なかった事にしてる
582 :
世界@名無史さん :2006/03/27(月) 01:13:38 0
19世紀天動説を信じていた人はどれくらいいるのかな? ホームズは地動説を知らないふりをしていただけだと言う人もいるが。 私は最初天文学の知識は0だったがモーリアティ教授の知識(小惑星の 力学等)に対抗し彼に出会う口実を創るために勉強したのだと推理したが
よく見るとジプシーキングて書いてある
584 :
世界@名無史さん :2006/03/27(月) 07:43:44 0
>>582 ワトソンをからかうホームズ萌えなので知らないフリをしたに一票。
ショッカーと戦う仮面ライダーに見えた
「パタリロ!」で、「サファイヤもルビーも色が違うだけで同じ石、青い紅玉はつまり サファイヤのことだ」って書いてあったけど、グラナダの青い紅玉を見たら、ブツは 「ブルー・カーバンクル」って名称になってた。
>>588 ルビーとサファイヤは同じコランダムでクロムの含有量が多いか少ないかってだけの差。
カーバンクルはガーネットの別称だから根本的に別物だよ。
青いガーネットは歴史上、たしかに存在しない。
ただ、有名な曰付き付きのホープ・ダイヤのような特殊な例外もあるかもしれない。
なるほど、原題ではカーバンクルで合ってるんですかね。 すると「紅玉」と訳するのが無理がある?
原題は、ブルーカーバンクルです。
他板で下宿代のことが話題になってるけど、それこそこのスレで扱うべき話題じゃないか? ワトソンの軍人恩給は、一日11シリング6ペンス。週で約3ポンドか。 下宿料が週4ポンドってのは間違いないのかな? ちょっと調べてこよう
週4ポンドは、赤毛連盟の報酬。ブリタニカを毎日書き写してもらえる。
月に約12ポンドの恩給のワトソンが相方がないとちょっと苦しい家賃だったら、 やっぱ10ポンドくらい? 月5ポンドずつの折半って感じかな・・・?
室内のガス灯って、結構事故も多かったらしいね。
596 :
世界@名無史さん :2006/04/12(水) 18:07:33 0
597 :
世界@名無史さん :2006/04/12(水) 18:13:49 0
建築士殺害の容疑をかけられる弁護士って、当時のロンドンじゃ荒唐無稽じゃなかったわけだ。
598 :
世界@名無史さん :2006/04/12(水) 20:42:14 0
英国の弁護士は法廷弁護士(バリスター)と事務弁護士(ソリスター) の二つに分かれるんだよね。 仕事がなかったのはどっちなんだ?
HM卿が法廷弁護士やってたな
600 :
世界@名無史さん :2006/04/13(木) 00:32:39 0
600ゲトソン
>>598 「事務弁護士」ソリシターに仕事を回して貰い、
実際に弁護をするのが「法廷弁護士」バリスター。
その他に弁護する裁判所によって「アトーニー」付きの「サージェント」、
「プロクター」付きの「アドヴォケイト」があった。
日本語訳は全部「事務弁護士」と「法廷弁護士」だと思う。
でもソリシターの方が社会的に偉いかって言うと、そうでもない。
バリスターのように法学院のような教育機関を出ているわけでもないし、
さらにフリーランスのバリスターに比べ、議会と裁判所の紐付き。
社会的地位は良く書いているものから悪く書いている物までややまちまち。
だが努力次第で成り上がれる商売であったことは確か。
ドイル自身は切り裂きジャックの疑いはかけられなかったのだろうか?
そらどういう発想で?
602じゃないが、ジャックは、娼婦の子宮を切り取ったりしていた。 その手口の鮮やかさから、医療関係者が犯人ではないか? との憶測がその当時からあった。 さらに、犯罪の小説を書いている→犯罪に興味がある人間 なんて発想から、ドイルが疑われるってことがあったのかもしれない。 実際にはそんな話は聞いたことが無いけど。 ちなみに、ドイルも切り裂きジャックの犯人像を、 女装した男が犯人だと推理したという話はある。
切り裂きジャックの時期は緋色の研究〜四人の署名の間でメジャーになる前。 ポーツマスで医者やってたし、すでに結婚。 だから疑う余地が少ない。
今までの流れとまったく関係ない話で申し訳ないのですがバスカビル家は従男爵、ホールダーネスは公爵ですが、ではマスグレーブ家はどんな階級だったのでしょうか。ご存じの方いませんか?
>606 原作には書いてないね。
608 :
世界@名無史さん :2006/04/24(月) 21:34:36 0
チャールズ2世の片腕、ということから推測・・・できねぇ 詳しい人いる?
イギリス人なら、モデルとか頭に浮かぶんだろうか
サー・レイフ・マスグレイヴは王党派の中心人物で、亡命時代のチャールズ 2世の右腕だったとありますね。 「右腕」に最もふさわしいのはクラレンドン伯(エドワード・ハイド)か。この人は 亡命中のチャールズの相談役で、チャールズを王に迎えたいという気運が イングランドの朝野に高まったとき、チャールズに進言して過去のいきさつを 水に流す方針を発表させ、王政復古を順調に実現した功労者といいます (山川出版社『イギリス史2』241頁)。 ただこの人はこの功で王政復古後は国王の側近として政治を運営しましたが、 マスグレイヴ家の先祖はそんなハッピーエンドにならなかった感じ。王冠を 埋もれたままにした理由は原作でも謎で、先祖がその前に死んだのかも しれないとホームズは言っていますが、そうならクラレンドン伯とは別の架空の 側近かも。
606です。ありがとうございます。ホールダーネスよりはなんだか偉くなさそうだし、どのくらいの階級なのか気になってました。トレヴァー君からマスグレイヴ君まで、イギリスのお金持ち階級は奥が深い。
先祖は儀式書の残し方が片手落ちだし、今の当主もぱっとしない感じ 権力闘争に負けるかなにかしたのかな
グラナダのマスグレイヴ家のイメージだと、権力闘争負けそうにみえる。
まあ右腕というのは先祖からの言い伝えで、実際には付き人ぐらいだったのかも。
もともとその地方の豪族なんだよね 宮廷での位階は世渡りと手柄次第?
ドイルは前半は割と黒人に同情的だったのに後半はずいぶん軽蔑しているが ボーア戦争でなんかあったのだろうか?
歳を経ると、若い頃のように理想に燃えて…という訳にもいかなくなることないか
>>617 「最後の事件」の前後でホームズは別人だからw
621 :
世界@名無史さん :2006/05/04(木) 00:27:13 0
ウィステリア荘でも黒人蔑視は露骨だが、そもそも中米の未開黒人とか 歴史的にも錯誤はなはだしいな。 グラナダのTVシリーズでは、その辺が見事に すっぽりと削除されてた
こんな古典なのに「ダンロップ」って実在の会社名が出てきて、なんかワロタ
でもまだ百年だし… 日本の古典でも探せばありそう
624 :
世界@名無史さん :2006/05/17(水) 15:25:54 0
625 :
世界@名無史さん :2006/05/19(金) 20:12:58 0
>625 この被害者は切り裂きジャック扱いされたり、踏んだり蹴ったりだな。 ホームズがいなければ四つの署名の被害者弟さんやノーウッドの建築士の青年も・・・
ルプランが、キャラの名前を変更したのはドイルの抗議を受けてってことだけど ドイル本人の抗議より、ファンのほうがよほど過激に怖そうだ。 ルブランよく無事だったな…
628 :
世界@名無史さん :2006/05/20(土) 21:09:12 0
まあ、フランス人のハートをつかんだからな
629 :
世界@名無史さん :2006/05/21(日) 22:53:37 0
ルブランは、金持ちの倅だけど、ずっと文筆家人生だったね。 純文学作家になれなくて、40歳代で大衆作家になった。
630 :
世界@名無史さん :2006/05/21(日) 23:21:16 0
ドイルより屈折した気分で描いていたようだ。
ドイルは、いっちゃあなんだが贅沢な悩みだよな
ここは静かですね ドイル先生誕生日おめでとう
だからGoogleのトップがホームズになってるわけか
まじ
635 :
世界@名無史さん :2006/06/05(月) 21:29:20 0
age
保守
なんかネタ振ろうかとオモタけど、さすがにタネ切れだなあ
じゃあくだらない事なんだけども 「瀕死の探偵」でホームズの部屋の鍵の描写なんだけど 室内から鍵を使って鍵をかけるってあの時代だと普通の部屋の作りなのかな? それとも時代とか関係ない?どうにも違和感がある 外に出るとき鍵をかけられないって言うのもおかしいから両側から 鍵を使えるんだろうかとか考えたけども良く分からない
>638 ヨーロッパにはドアの表裏両側に鍵穴がある鍵がある。 どちらからでも同じ鍵で開け閉め可能。
>>639 日本にだって昔はあった・・・・と思う。
>>639-640 なるほどー。そうだったんですか
ヨーロッパには今もあるのか
室内で鍵かけたあと鍵無くしたら外に出られないですね
もちろん外で鍵無くしても大変ですが
ワトスンさんやマイクロフトさんも入っててよく出てくる「クラブ」だけど、 どのくらいの会費だったんだろね
食事と撞球場が出来るから月30万円くらい? 女人禁制なんだよね
644 :
世界@名無史さん :2006/06/18(日) 00:16:34 0
ホームズものの挿絵に時々出てくるインヴァネス・コート、ほしいなあ と思ったら、本家イギリスでももう作られていないという話を聞いて あきらめた。まあ確かに、日本で言えば明治時代の頃のファッションだ から、すたれても仕方ないかな…。
ベーカー街221Cのものです。 隣のジャンキーが壁をガンガン撃つので うるさくて眠れません。絞め落として下さい
帽子はあるの?
倫敦に行けば御土産物屋で売ってるよ
>>646 確かに、一晩中もうもうと煙を出すほどタバコを吸ったり、
妙な薬を混ぜ合わせてへんな臭いを出したり、汚いガキン
チョを部屋の中に招き入れたり、近所迷惑に事欠かない人物
ですな。次のベーカー街自治会で問題にしましょう。
221Cって隣なのか?上とかじゃなくて?
ホームズは下宿代をかなり余分目に出しているとか言う話はなかったっけ? ハドソン夫人は、隣の部屋を空けておいても割に合うかもしれない。
652 :
世界@名無史さん :2006/06/20(火) 00:02:02 0
>644 銀座英国屋で御仕立て代40万円から作るってあったお。 リーズナブルなインバネスコートが欲しいなら呉服屋さんへ。 「とんび」と言う名前で売ってます。 袖がないから着物のうえから羽織れるのだ。 >647 帽子は帽子専門店で取り扱ってる。 1万円前後。
ブレットさんのホームズは、あの典型の衣装を着なかったことがかえって新鮮だったな
コートやマントの類なら古くから仕立てをしている店なら頼めば作ってもらえるかも。
しかし、コートの仕立て代だけで40万とは、これは完全に上流階級 の人向けの話だな、こりゃ。意外と、イギリスに日帰りで行って 買って帰ってきた方が安いかもしれないぞ、ホームズ君。
>>644 勘違いしたヲタが良くコートとか好んで着てるよな。
おまえはその中でも王様級だよw
658 :
世界@名無史さん :2006/06/27(火) 21:25:45 0
>657 いや、本当の王様級は ライヘンバッハ詣でに、ホームズのコスプレやヴィクトリア時代のドレスを 着てヒースロー空港を飛び立った英国のシャーロッキアンたちだ。
「趣味のためには何も惜しまず」 やはりジョンブルはそうでなくてはw
660 :
世界@名無史さん :2006/07/22(土) 21:40:53 0
月例捜査に上がりました。
遅かったようだ、レストレード君。
やけに閑散としてるじゃないか、ホームズ。
「第二の汚点」事件で問題の手紙を書いたのはニコライ二世であると主張してみる。
664 :
世界@名無史さん :2006/08/05(土) 20:25:43 0
おや、ホームズ君、久しぶりに来て見たら閑古鳥が鳴いているじゃ ないかね。最近は事件がないのかね?まあ、ロンドンの空気は君に よって清められている。今じゃ「霧」も出なくなったよ、ホームズ君。 まあ、あれは実はスモッグだったのは君も知っている通りだ。おや、 もうこんな時間か、そろそろお暇するよ、ホームズ君。いや、食事は けっこう。これから患者の往診があるんだ。 また来るよ、ホームズ君。君も元気でいてくれたまえ。
665 :
世界@名無史さん :2006/08/05(土) 21:37:26 0
すまないがワトソン君 コカインを少々置いていってくれないか
666 :
世界@名無史さん :2006/08/05(土) 22:43:09 0
>663 シャーロッキアンの間では、その従兄弟である ドイツ皇帝ヴィルヘルム2世と論ぜられているとつぶやいてみる。
うむ。第一次・第二次両大戦の印象から独英対立はずっと確定であるかのように思われている。
しかし、19世紀半ば以降を通せば英露の「グレート・ゲーム」の方がむしろ英国にとっての関心事だった。
つまりインドを目指すロシアとそれを阻もうとするイギリスの対立だな。ワトスン負傷のアフガン戦争もその一環にあったものだ。
さて、ベアリング=グールド説では「第二の汚点」は1886年からのソールズベリ内閣での出来事とされている。
この直前の1884年から85年、英露戦争危機があったのだよ。
ttp://www.d3.dion.ne.jp/~ironclad/wardroom/1884crisis/1884crisis1.htm さらに本作の発表が1904年である事も注目される。
その年は日露戦争の年で、イギリスと日本は日英同盟をロシアの南下に対して結んでいた。
バルチック艦隊がイギリスの漁船を撃沈したドッカーバンク事件というのもあった。
これは本作の発表直前だ。
してみると当時本作が読まれた場合、ある外国の君主にロシア皇帝を議する人々は多かったろうし、
本作はまさにそのつもりで書かれたのではと思うのだよ。あと間違えたが1886年頃の事件ならアレクサンドル三世だったな。
668 :
世界@名無史さん :2006/08/08(火) 04:23:07 0
結局、イギリス人にとってのシャーロック・ホームズというのは、 日本人にとっての大岡越前と同じような存在なのだろうか。 両方とも主題曲に哀愁があるし。
郷愁を誘う、というか懐古趣味? 実をいうと大岡越前、あんまり見たことないんだけど。 江戸時代よりホームズを近しく感じる現代日本人多いんじゃないか。 漱石は別として、私は明治時代もホームズより遠く感じる。
ホームズより狄判事の方が近く感じる。
でも「緋色」は明治時代。公式の引退である1903年もやっぱり明治時代。 まぁ、最後の作品はギリギリ昭和に引っかかってるけど、主たる作品はほとんど明治に発表されてると思うが……
ややっ、虫眼鏡、みーつけた
673 :
世界@名無史さん :2006/08/21(月) 20:10:16 0
長編ではやはり「バスカヴィル家の犬」がベストではないか…。 「恐怖の谷」を推す人も多いようだが…。
674 :
世界@名無史さん :2006/08/22(火) 16:42:07 O
「シャーロック・ホームズの履歴書」という本を読んだが面白かった。 ホームズの時代の大英帝国の時代背景とか世相とかを細かく説明しているので、 ドイルの原作になぜ南米だのアフリカだの豪州だのインドだのが絡んでくるのかよくわかった。 当時のイギリス社会の実態について、食事からパブから紅茶から貧民から、 ずいぶん勉強になった。ホームズ物がさらに深く理解できそうな気がする。 でも、ホームズの有名ないでたちのパイプや鹿撃ち帽が実は「虚像」だったなんて…。
675 :
世界@名無史さん :2006/08/22(火) 16:45:33 0
ホームズって紳士なのか無頼なのかよくわからんな。
676 :
世界@名無史さん :2006/08/22(火) 17:03:01 0
バスカヴィル家のウィリアム師はバスカヴィル家のご先祖様なのでしょうか? 独身みたいだけど若い頃結婚したことあるかもしれないし
678 :
世界@名無史さん :2006/08/23(水) 15:31:33 0
ホームズとワトソンって、朝起きたら背広みたいなもの着込んできっちり ネクタイまで締め、革靴を履いて日常の生活に入るみたいだが、堅苦しい なあ〜と思った。 家でくつろいでいる時までスーツ姿かよ〜。出かける時は帽子かぶって、 ステッキ持って…。ずぼらな俺はついていけん…。
679 :
世界@名無史さん :2006/08/23(水) 18:32:56 0
>677 「薔薇の名前」だよね。 あれは作者のお遊び。弟子のアドソはワトスンに引っ掛けてある。 シャーロッキアンの中には「薔薇の名前」をホームズのパロディと する人もいる。 で、ご先祖様・・・と言うことはないと思う。 結婚して修道院へ入ることは出来ても審問員になるには遅すぎて 出世できない。 あそこまで偉くなるには少年期に修道の誓いをたてて、みっちり勉強 しなくてはいけないから。
680 :
税理士東野 :2006/08/23(水) 18:52:42 0
平和ボケの馬鹿どもがえらそうにカキコすするな。 しょせんお前らブルーの頭でっかちだろ。 ヘタレ・ヘタレ・ヘタレ。
ホームズ、撃ち殺すか?
>678 慣れるとそう窮屈じゃないのよ。 スーツが窮屈なのは往々にして「体に合っていない」からなんだな。 日本人だって昔は一日中着物を着て過ごしたんだぜ。
>>678 生活様式があんな感じならスーツも悪くない感じするけどな。
しかし夏場でもベスト+フロックコート+シルクハット+手袋は勘弁。
684 :
世界@名無史さん :2006/08/24(木) 04:37:53 0
19世紀から20世紀の半ばまで、それなりの地位にいる人間は 普段でも身なりをきちんとしていたよね。 このまえCSでみた英国貴族の御当主はジーパンにセーターだった。 パリのオートクチュールが衰退したのは、かつての上流階級や金持ちは 普段着でも仕立て屋に作らせた良いものを着ていたけど それがなくなった為と聞いている。
685 :
世界@名無史さん :2006/08/24(木) 07:43:52 0
>>679 674です
当時だと15歳くらいで修道院入りして修練士になるから
結婚してる暇はないでしょうね、やはり
エーコ氏はイタリアを代表するシャーロッキアンだそうですが
「薔薇の名前」がホームズ物のパロディの最高傑作かもしれない
687 :
世界@名無史さん :2006/08/24(木) 14:07:36 0
>>678 それが(かつての)英国紳士
いや紳士だけでもないのね
映画「ア・ハード・デイズ・ナイト」にでてきた、ポールの祖父役の老人 ずーっとネクタイしてたんだよね
688 :
世界@名無史さん :2006/08/24(木) 16:39:02 0
だいぶ前(といってもブレア政権の時)に、イギリスの外交官だか外務大臣 だかかテレビにうつって、禿頭の肥満したおじさんが、白地に水玉模様の 蝶ネクタイしているのに仰天したことがあった。 あれがイギリス紳士の趣味か…理解できん、と思った。最近は蝶ネクタイ を全然見ないなあ…。
689 :
世界@名無史さん :2006/08/24(木) 17:34:41 0
ニュース見てると、アメリカの学者とか政府関係者には、たまに蝶ネクタイがいるな。
故・伊福部昭先生は、正装では蝶ネクタイだったなあ・・・
691 :
世界@名無史さん :2006/08/27(日) 12:21:33 0
>>水玉模様の 蝶ネクタイ それは凄いな 今の時代、昔もそうだったかもしれないけど旦那さんの服選びには嫁さんの意見が入ってくるもんだから 嫁さんのセンスが問われるな ホームズは身なりには気をつけていたみたいだけど、洋服とかにはどれくらいお金をかけてたんだろう?
692 :
世界@名無史さん :2006/08/27(日) 20:37:52 0
当時の欧州じゃ、古着屋から買う人が多かったからな。 新品なんか買ってたら、支出がかさんで仕方なかっただろう。
693 :
世界@名無史さん :2006/08/27(日) 22:44:47 0
ホームズやワトスンなどの中流階級はオーダーメイド。 古着を買うのは労働階級だよん。 ただ男性の場合は頻繁に服を作るのは紳士ではないとされ 肘などに穴があいても皮などをあてて着ていた。 女性は別。流行のたびにドレスは新調するのは当たり前。 でも型紙が売っており、ミシンも普及しはじめていたので 器用な女性は自分で縫っていたようです。
ピアニストのホロヴィッツも晩年に蝶ネクタイ愛用してたな。 水玉模様の写真もあったw
695 :
世界@名無史さん :2006/08/28(月) 04:20:04 0
久しぶりに短編集「思い出」を読み直したが、なんか文章が変だと思って ペンギンブックの原作と見比べて見たら、一例として挙げてみるとこんな 感じ… 原文 “And no advice for me? ”cried Blessington, in a breaking voice. “My advice to you, sir, is to speak the truth.” 翻訳 「相談に乗ってはくださらないのですか?」ブレッシントンがうろたえて叫んだ。 「ほんとうのことをおっしゃらないのじゃねえ」 これ、ちょっと違いすぎる気が…。 試訳 「それで私には何もご助言いただけないのですか?」ブレッシントンは声を荒らげて叫んだ。 「本当のことをお話しください、と私は助言いたします」 ドイルが「advice」という単語を対句的に使っているのを…え、なにスレ違い? 英語板に 行けこのヴォケ? そ、それは確かに「truth」だが…。
696 :
世界@名無史さん :2006/08/28(月) 06:24:37 0
>695 それ誰の訳? 一番新しい光文社の日暮雅通訳だと 「ご忠告はひとつ。ほんとうのことをお話くださいということ、 それだけです」 となってた。
>>696 695ではないが、たぶん新潮延原さん
私への助言はないので?
貴方への助言はですね、本当のことをお話下さいということですよ。
原文はじめてみたが、普通にこう読める
よくいわれてるけど、ドイルの文章って本当に詩みたいなんだねえ
698 :
695 :2006/08/28(月) 13:45:46 0
>>696 あ、はい、697番さんのご指摘の通り、新潮延原さんの訳です。
延原謙さんの訳は好きだったのですが、1989年にもとの訳者の嗣子の方に
よって訳が改訂され、まったく別の文章になってしまい、個人的にはちょ
っと残念です。
原文と細かく照らし合わせると、目が点になることが多くて…。
とにかくまずは、「タクシー馬車」だけはやめて…。
699 :
世界@名無史さん :2006/08/28(月) 14:51:57 0
まあ、意味的には結局同じなんだけど 言葉の綾を無視した訳になってますね ふつうにそのまま訳せばいいのに 改訳でかえって悪くなったってとこかな? 本人は後書きで「明らかな誤訳は訂正し」なんて書いてるけど
>訳が改訂され 新潮文庫版「四つの署名」で、木の義足をはめた男の「相棒の男」について、 ↓ (読んでいない方、ネタバレに注意) ↓ ↓ ↓ ホームズから示唆を受けたワトスンが思わず口走る言葉が、「現地人だ!」に 改訂されていて、とっさに叫ぶ言葉としては、どうにも違和感を覚えた。 昔の版での表現は差別的用語として使用できないのかもしれないが、この作品の 時代の英国人が持っていたであろう植民地の住民に対する感覚というか雰囲気が あらわれていた言葉だと思うし、それを含めてこの作品の味だと感じています。
そのうち「1984年」みたいに過去の文学作品をガソガソ改竄し始めるかもしれないな。
702 :
世界@名無史さん :2006/08/30(水) 00:14:26 0
『四つの書名』は犯人が他の3名に義理立てした話だし、 イギリス人と「現地人」が対等の関係にあるといえるかも ただし、彼の手下の小男の描写は思いっきり差別的なステロタイプだね これはキャラの造形にかかわる問題なので、 言葉を言い換えたところでどうにもならない 作者は思いっきり「土人」として描いているんだから
「黄色い顔」や「白面の兵士」「背むし男」あたりはそのうち読めなくなってしまうのか?
デ銭ーのアニメの「ノートルダムのせむし男」なんて、 日本側で「ノートルダムの鐘」に改題して公開したもんな。
そういやNHKは「唇の曲がった男」を「もう一つの顔」などという 陳腐な題名にしてたな。
706 :
世界@名無史さん :2006/08/30(水) 17:40:18 0
>>705 「唇の曲がった男」もいけない表現なのか?
あの物語では、別に障害として唇が曲がっているわけではないし、
決して差別の意図が作者にあったとは思えないと誰でも認知する
ような気がするが、NHKの基準ではイカンのか…。
そういえばNHKでは「デブ」「ブス」なんて表現も使わないなあ。
707 :
世界@名無史さん :2006/08/30(水) 19:57:38 O
ツグミのパイ
>>706 別にNHKが独自の基準持っている訳ではなく、日本のマスコミは
右に習えですだよ。
最近の言い換えで、訳わかんないのは化学調味料と、サラ金。
この二つを言う放送局は皆無。
シャーロックホームズ見たいな古典は、差別も含めて、風俗であり、
歴史なんだけど、その内オセロも上演禁止になるんだろうな。
とにかく「ジプシー」を「ロマ」と言ってるのは興ざめでやめて欲しい。 当時はジプシーとしか呼んでなかったんだから。 なんでワトスンが知ってるんだ。
↑もちろん、グラナダのNHK版のことです。
>>709 時代劇だって現代語でやってるんだから気にしなくていいじゃん
>711 グラナダ版の場合、「ロマ」の部分だけ別の声優さんの声に なっちゃうので、更に違和感が増すんだよ。
713 :
世界@名無史さん :2006/08/31(木) 11:04:13 0
河村幹夫の著作で「ホームズは『最後の挨拶』以後、世人の前に姿を 現さないが、死亡広告が新聞に出ていないので、ホームズはまだ健在 で余生を送っていると信じられている」旨の記述があった。 それを言ったら、ワトスンもハドソン夫人もレストレイド警部もマイ クロフト・ホームズも死亡広告出してないんだから、みんないまだに ロンドンで健在ということになる。 それって壮観だけど、ある意味グロテスクだと思わないかね? ホームズ君。
>>94 肉体言語で情報を引き出す体育会系シャーロックホームズが活躍するレトロゲームだな
>713 ザ・タイムズに一介の退役軍医や下宿のおかみ、 二十年たっても警部から昇進できなかった人物の死亡広告まで載ると思うのかね。 それに、マイクロフトはディオゲネス・クラブの会員だよ?自分の死を人に知らせたがると思う?
「すまないがワトスン君、僕のデータ・ベースから『モリアーティ』で検索 してみてくれないかね」 「かなり容量があるな。14GBだが、どうするね」 「僕のモバイル・コンピュータにデータを転送しておいてくれたまえ」 「それで君はどうするのかね」 「レストレイドに会ってこなくてはならないんだ。夕食までには帰るよ」 「今日の午後には英海軍の新型原子力潜水艦の就任式典が衛星中継されるぜ」 「愛車のモニターで見ることができるだろうよ」 ホームズはエレベーターで地下の駐車場に下り、モスグリーンのジャガー のエンジンをかけ、ロンドンのビジネス街の中へと走り去った。 これ、現代にホームズがいたら…と勝手に妄想してみたんだけど、なんかもう ホームズの世界はどこへやら…といった感じで、途中でやめてしまった。やは り19世紀のロンドンでないとホームズらしくない。
映画で、冷凍睡眠(!)から目覚めて現代に甦ったホームズがワトスンの子孫とコンビを組んで…… という作品があったが、19世紀とのギャップに戸惑う姿は面白かったな。 ホームズ「文字の太さからするとこのメモは男が書いたものだろう」 大屋さん「アタシがマジックペンで書いたのよ」
>>717 「最後の挨拶」は多少そのテイストが出てるよね
スパイをトランクに押し込んでワトソンと二人でドライブするところとか
>>717 007だね
ジャガーを飛ばすホームズ…危険運転の常習犯に違いない
721 :
世界@名無史さん :2006/09/06(水) 17:28:25 O
「美しき自転車乗り」の最初の場面でホームズは、若い女性の足元をじろじろ見たり、 手を握ったり、あげくの果てには顔を弄んで批評を加えたり、これでよくまあご婦人から 不興を買わなかったものだ。当時はこれでも問題はなかったのか…
現代だって美形がやるなら女は文句を言わない。
美形の話は荒れるからVIPでやってくれ
美形がやっても文句を言う女はいる。 言わないのは股の緩い女だ。
ドイル版には倫敦の娼婦は出てこないな。 パスティーシュにはよく出てくるが。
ボール箱のような題材でも単行本収録は遅れたからな。 まぁ、19世紀的表現の限界というヤツだろう。
>>721 「実験か何かのように」と聖典でもあった気がする。
ブレットのホームズも色を感じさせなかった。
セクハラの分かれ道は顔かたちというより、キャラクタだと思う。
728 :
世界@名無史さん :2006/09/07(木) 04:18:13 0
「踊る人形」で「うっかりして事件を発展させすぎたようだ」なんて 後悔していたのにそのしばらく後には「ちょっと面白い分析をやりかけ ているから、帰ってそいつを早くやりあげたい」なんて、ずいぶん気分 の転換が早いじゃないかねホームズ君。 2〜3日は謹慎してしっかり反省してくれたまえ。ノーバリ、ノーバリ、 ノーバリ…と言わないワトスンの寛大さに感銘…。
贋作でもお目にかからないね。 マジで言ったらキレたか、ヤクに逃げたかして、ワトスン懲りたのか
730 :
世界@名無史さん :2006/09/09(土) 19:32:10 0
昨日、急に「バスカヴィル家の犬」が読みたくなって職場に持って いったが、読み出したらやめられなくなって、仕事中も合間合間に 読み続け、帰宅する頃には読み終わって大満足だった。 やはりホームズものはいいねえ。
当時の読者も、まさに「待ってました!」だったろうね。
自分、当時の読者じゃなくて本当に良かったよ。 マジ焼き討ちしかねん<ドイル&ストランド そんな中出版されたバスカヴィルは泣きながら読んでたねきっと。
733 :
世界@名無史さん :2006/09/12(火) 22:50:40 0
>>708 「サラ金」は確かにスポンサーからの圧力がるかもしれないが、
「化学調味料」は「グルタミン酸」の方が分かり易いからだと思うぞ。
>>733 あー、グルタミン酸って呼ぶなら判りやすいね。
でも、今は全ての放送局が「うまみ調味料」って呼んでいるよ。
どこのコピーライターが考えたのか、上手ネーミングだけど、決して判りやすくは無い。
どーするアイフルが、どうかしちゃった時、出てくる評論家が盛んにサラ金を連発する中、
一生懸命「消費者金融」って言い続けていたアナウンサー。
サラリーマンは辛いよね、お互い。
「将棋倒し」→「人達が、次々に折り重なって倒れた事件」 byNHK
736 :
世界@名無史さん :2006/09/13(水) 08:32:38 0
>>732 当時のイギリスじゃ多かったの?焼き討ち
>>736 多かったんじゃないかな?リンチ事件も沢山あったし。
なによし凶暴な社会団体が多かった…、いやむしろ社会団体が
すべからく強暴だった時代だから。
どうだろう。 ロンドン火災以降、火の元にはかなり注意を払っていただろうし、 放火ともなれば、洒落にならないほどの厳罰に処されたと思うんだけど。
739 :
世界@名無史さん :2006/09/14(木) 16:35:39 0
「事件の展開するごとに眼をみはるような男、さきのことは何一つ わからないような男こそは、じつに理想的な協力者というべきである」 …ホームズ君、ほめてないよ、君、決してほめてないよ。
740 :
世界@名無史さん :2006/09/14(木) 22:52:58 O
最近になってホームズにはまった俺が来ましたよ。 ちなみにいま、シャーロックホームズの冒険を読んでる途中。ボスコム谷の謎のところ。まさかこんなにおもしろいとは・・・。当時の人たちがハマるのもわかる。そして時空を超えていま、この俺が読んでますよコナン・ドイルさん!
Boscombe Valleyって combe [ku:m] 険しく深い谷、山腹の谷 と辞書にでているので、本当は「ボスクーム谷」の方が原音に近いと思うんだけど、 Granada TVではどう発音されていた? どう様にShoscombe も「ショスクーム」だと思う。 ただ、第一アクセントは前音節に来るだろから、長音表記はよくないかも。
ピーター・カッシングのあの「カッシング」姓と同姓のキャラを、グラナダ版の吹き替えでちゃんと 「クッシング」と言ってたのはちょっと驚いた。
743 :
世界@名無史さん :2006/09/15(金) 10:23:23 0
かなり昔だが、ある翻訳本でワトスンのことを「ウォトスン」と表記して いるのがあった。「すまないがウォトスン君…」「さあ、行こうウォトスン」 って、すごい違和感があって、他の翻訳本にした。あれ、誰の訳だったんだろ う。ちゃんと確認しておけばよかったな。
>743 岩波少年文庫の林克己訳。 そりゃ「ウォットスン」のほうが実際の発音に近いけど、 カタカタ表記じゃあまり見目が良くないよね。
745 :
世界@名無史さん :2006/09/15(金) 14:48:56 0
多分「ウォッツン」の方がもっと近いんじゃない?
ルパンとリュパンはどっちがいいのか難しいところだ。
>>746 リュパンにすると、フランスっぽさが30%上昇するが、
ウォットスンだと何だかアメリカっぽさが30%上昇する気がする。
いや、あくまで気のせいなんだが。
「ワトスン(ワトソン)」の方がむしろアメリカ的な発音で、 「ウォトスン」の方が英国的な発音に近いはず。 てか、tsって繋がるのか? 英国式だと、音節がぶつ切りになるから「ウォトスン」で、 アメリカ式だと、音がだらだら繋がるから「ワッツン」みたいな感じじゃないかな?
749 :
世界@名無史さん :2006/09/16(土) 09:04:21 0
うむ、アメリカ式のだらだらつなげる発音の仕方は個人的には聞き取り にくくて困る。昔、ある英会話教室のコマーシャルで、外人タレントが 「カモナジョイナス」と叫んでいたが、あれはたぶん「Come on and join us.」と言っていたんだろうなあ…と了解したのは、そのCMが終わって数分 考え込んだ後だった。
750 :
世界@名無史さん :2006/09/16(土) 17:47:23 0
フランス語もロシア語もぶつ切り発音
やっぱりホームズは最高ですなあ。
752 :
世界@名無史さん :2006/09/16(土) 19:05:17 O
ホームズを読むと葉巻が吸いたくなるので困る。 ワシが吸っているのは十本370円の安物で、ホームズが作中で吸って いるような高いのはとても手が出ないが。
>>749 米語と英語って標準語と関西弁の違いどころのレベルではない?
両国民はお互いの英語がどう聞こえるんだろうか。
あと関係ないけどABBAの歌詞はネイティブには妙な英語に聞こえたらしい。どこら辺がおかしいんだろうな。
ドイルさんにしても、「バスカヴィルの犬」とかアメリカ訛りを面白がってる作品が多いしね。
モンティパイソンでも米語をクソミソにやっつけてたね 数十種類の英語を話せるエリック・アイドルならでは
>>754 最近ABBAに嵌っているけど、日本人には、すっごく聞き取りやすい。
ABBAがアメリカで受けた理由の一つは、可愛い女の子のスゥエーデン訛りらしいけど。
758 :
世界@名無史さん :2006/09/17(日) 03:50:22 0
>>757 ABBA懐かしいな。
「私はタイガー」って邦題の曲が勇ましくて好きだった。
>>754 英国の場合は、同じ英語って言っても方言以外のバリエーションがあるしね。
日本語の場合は「スペインでは、雨はおもに広野に降る」なんてフレーズを練習
する必要なんて無いけどね。
メイフラワーのメンバーで、クイーンズイングリッシュを操る輩は少数だっただろうし、
英語と、米語の違いは、例えばそう言う点にもあるんじゃないかと思っている。
ドイルさんは、一応ジェントルマンに属していたし、この時代の英国人は、フランスとアメリカ馬鹿にしていたしね。
ABBA懐かしいっす、やっぱダシングクイーンは名曲。
コナン・ドイル自身は、訛は無かったんだろうか。 もしスコッツ訛だったら、あれはアメリカ訛より酷いぞ。
なぜかアメリカ訛りは、訳されるとべらんめえ口調だなあ。
CSでやっているBBCワールドとCNNを聞き比べてみると発音が全然ちがうよな。 BBCのほうが聞き取りやすい。 あと単語のつづりも英国と米国では違うのも多いし意味が違うし。 英国人の中には字幕がないと米国の番組は分からないというひともいる と聞いたことがある。
>英国人の中には字幕がないと米国の番組は分からないというひとも それ、彼らもどこまで本気で言ってるんだろう? 英国人の得意な イヤミ + 自己顕示 = 冗談 という気もする。
ほんとにどこまで本気なんだろうな。 でもこっちだって例えば、本気で東北弁使われたら多分字幕ほしくなるだろうな。
767 :
世界@名無史さん :2006/09/19(火) 10:30:16 0
イギリス人はアメリカ英語だいっきらいだよ。 下品に聞こえるらしい。自分らが本家本元というプライドが そうさせているのだろう。
べらんめえで訳すのはロンドンの下町言葉じゃなかった? ヨークシャー訛りは東北弁 ウェールズ訛りは九州弁(熊本あたりか)で 訳すと面白いだろうな と思います
ロンドンの下町言葉って、アレでしょ。 “Dog and Bone”とか。 あれをベランメーで訳すのは、江戸前の符牒を使えるからかな。 でも、今ではその符牒が通じないわな。
英国でホームズを演る人は、必ずクイーンズイングリッシュを話せなきゃいかのかな オックスブリッジ出の役者が普通にいる英国じゃあ特に困りもしないのだろうけど
>770 モデルあがりが俳優になる日本と違って英国の俳優はたいてい演劇学校を出てる。 学校では演劇英語を特訓させるのでクイーンズイングリッシュだよ。 モンティ・パイソンに良く出る女優さんだったかな。 名門のロイヤル・アカデミーの出身なんだけど、親の事情で子供時代を アメリカで過ごしたため、発音がダメで 学校の先生から「君のようなアメリカなまりの役者はどこの劇場でも 雇ってくれないよ」といわれたそうだ。
蝸牛考に従えば、古い発音はむしろアメリカとかの方に残っているはずなんだけどねえ。 イギリスに残っているのはもう訛りきった発音の英語だけ。 正直、アメリカ北西部の方が、イギリスのグダグダよりよっぽど聞き取りやすい。 テキサスの辺りは知らんけど。
それを言ったら、英語自体がそもそもグダグダ。 名詞の性もなく、人称変化もほとんどなく、格変化もほとんどないなんて、ほとんど印欧語 とも思えん。
大学でドイツ語取ったとき、始めて思った事が 「ドイツ語って英語を更に難しくしたやつかよ!」だった・・・
>>769 ロンドンの下町言葉って、コックニー方言のことだよね。
労働者階級に広く使われたという話をどこかで読んだけど覚えてないや。
場所じゃなくて階級別の言葉だったように思う。
今なら、DQN言葉で訳すのがあってるかもよw
ビートルズはバリバリのコックニーだったとか。 話してる動画を見た事無いからよくは知らないんだけど。
ビートルズはマンチェスター訛り
ビートルズは、リヴァプール訛りじゃないかな。 コックニー訛りは、ロンドンのイースト・エンドだもの。 それも、「ボウ教会の鐘の音の聞こえる範囲内」とか何とか、 細かい定義がある。
コックニー訛りとなると、マイ・フェア・レディを思い出すな。 ちなみにあれの粗筋は、言語学者のH教授がいて、 彼はその人の言葉を聞いただけで、生まれや育ちをピタリと当ててしまうほど優秀。 ただし無類の変わり者で上流階級とかマナーを鼻にも掛けず、女嫌いで独身。 それが同居している友人−インド帰りの軍人−との賭けで、コックニー訛りの女性に キングス・イングリッシュとマナーを教えることに……
>>779 その二人はホームズとワトソンをあてこすったという作品でつね
撮影中は修羅場の連続だったそうで('A`)
そしてお歌がお上手なのに吹き替えにされてしまったジェレミーホームズたん...
失踪中は優雅にチベットに行ったりしてたホームズだけど、金はマイクロフトに送ってもらってたのか?
>782 そう。マイクロフトに送ってもらっていた。 「空き家の冒険」で言ってた。
でもどうやって受け取ってたのかな。為替かな?
場所によっては、 大使館・公使館から 直接、金貨で・・・じゃないか?
印度なら帝国植民地だったから、容易そうだね。
マイクロフト、懐は大丈夫だったのか。 あ、でも情報収集料として機密費から出すんだな
>>787 ホームズの資産はマイクロフトが預かっていた。
そしてホームズは探偵業の成功で金持ちだった。
789 :
世界@名無史さん :2006/09/23(土) 17:10:20 O
>>740 ナカーマ!私も最近読み始めたばかりだよ。実に面白い!『緋色の研究』から読んで、まずはホームズとワトスンの出会いを知れて満足してる。このスレも凄く勉強になってる。良スレだね
791 :
世界@名無史さん :2006/09/24(日) 22:33:52 0
ホームズはボヘミア王から謝礼金1000万円くらい貰ったし(今の価値で) 引退前のプライオリスクールでも公爵から2億円くらい貰ってるし(これが退職金に)
793 :
世界@名無史さん :2006/09/24(日) 23:02:36 0
ホームズの生家は地方の地主。 貴族の子弟と同じパブリックスクールで学び、大学教育も受けている。 もともと裕福な家庭の出だ。
話は変わるけど、「ショスコム荘」に、「警視庁の友人メリヴェール」って出てくるけど、 カーはここからHM卿のヒントを得たのかな?
探偵事務所ひらいたときは貧乏で仕事が3ヶ月くらいこなくて 図書館に入り浸りしてた時にワトソンと出会って下宿代折半してたのが始まり
>>792 正確に言うと、ボヘミア王からもらった1000万円は必要経費。
報酬は白紙の小切手!
ちなみにホームズが
「どんな金額を書いてもOKすか?」と念を押したところ
「国の一部を売り払うことになってもかまわん」とのお答え。
>>797 新潮版から引用
「それから、費用の点はいかがでございましょうか?」
「署名白紙を渡しておこう」
「絶対におまかせくださいますか?」
「あの写真が手にはいるなら、余は王国の一州を割き与えるも
いとわぬつもりでおる」
ちなみに署名白紙の箇所を原文で調べてみたら
「You have carte blanche.」となっていた。
白紙小切手というより、自由裁量にまかせるって感じの
意味かな?
そのまま訳せば「白紙委任」だな。
800 :
世界@名無史さん :2006/09/25(月) 16:39:47 0
ホームズは競走馬にいたずらして 儲けている悪徳探偵。
802 :
世界@名無史さん :2006/09/25(月) 17:53:24 0
>>801 食えない弁護士の多い時代に、よく訴えられなかったな
>>798 延原訳だね。
>>796 を書いたのは、
>「どんな金額を書いてもOKすか?」と念を押したところ
のところが引っかかったんだけど、「絶対におまかせくださいますか?」って部分は
もはや費用云々ではなくて、奪還手段&事後責任不問について念押ししてるのかな?
それはそうと、仮払いされた必要経費についてきちんと精算したのだろうか?
いちおう領収書は切ってることだし、余計なことながらざっと監査してみると、
あの通りで騒ぎを起こすためのエキストラ人件費、馬車代など交通費、変装費?に
ワトスンへのバイト代、ホームズ日当分くらいしか原作上では拾えない。
それにしても1000ポンドもあればだいぶんお釣りがくるだろう?
しかもホームズは写真奪還という任務は果たせぬまま女子にメンツを潰された恰好だ。
ものわかりのいい王様だから「写真はもはや火中に投じたも同然」として鷹揚に丸く
おさめてくれたものの、ホームズとしてはこんな結果で白紙小切手を行使するワケには
いかないし、失敗した案件で報酬を受取るつもりもなかったのでは?と思うな。
むしろ、アイリーンに貰ったソブリン金貨一枚のみを報酬とするのがホームズ流でカコイイ。
こんな放蕩王に借りなど作りたくも無いから、先払いされた1000ポンドの大半もきっちり返上。
王様の方も不遜極まる素人探偵への借りをそのままにしては置けないので、後日、
紫水晶の嗅ぎ煙草入れを届けてチャラとした。こんなところでどうかなワトスン君?
>>804 でも後日、アメジストの嵌った煙草入れをワトスンに見せびらかしているけどね。
(花婿の正体にて)
とりあえずえらく気前のいい男だと言うことは分かったw>王様
>>798 古い東京図書の訳はそのまま「カルト・ブランシュ」で
訳注でフランス語で白紙委任状の意云々と補足されていた。
ボヘミア王は良くも悪くも遊び人というか魅力的といえば魅力的だなw
>>805 初出のストランドマガジン発表順でいうと、「ボヘミアの醜聞」の翌月が「赤髪組合」、
そして「花婿失踪事件」となる。ここにボヘミア王から記念に贈られた
「蓋の中央に大きな紫水晶(アメジスト)を飾った金のかぎタバコ入れ」が登場する。
ホームズとワトスンは共に愛煙家だけど、かぎタバコを嗜むという記述は他になかった
かもしんない。どっちかというとマイクロフトの嗜好かな。
「花婿失踪事件」の当時はホームズとワトスン別居中で、確かに見せびらかしてる
風ではあるな。オランダ王室から贈られたという指輪をしてる点も、ワトスン同居
時代のホームズにはちょっと考えにくい行動パタンかなと思った。
アイリーンを巡っては、ホームズとボヘミア王の間にはなにかしら恋敵的緊張感が
あったとする説もあるけど、俺もどことなーくそんなような気がしてならない。
>809 オックスフォード版(河出出版)の解説によると ボヘミア王のモデルとして候補にあがっているのは バイエルン国王ルードヴィッヒ1世(1786〜1868) ナポレオン3世 オーストリア皇太子ルドルフ大公 ドイツ皇帝ウィルヘルム2世 エドワード7世 となっている。ただ、ルドルフ大公とウィルヘルム2世のほうが エドワード7世よりもモデルとして近いのでは? 書かれていた。 確実にエドワード7世と分かっているのは「高名な依頼人」の 依頼人である。
ボヘミア王って訛ってなかったっけ
>811 「ひどいドイツ訛り」と書かれている。 手紙も動詞が文の最後に来てしまうドイツ語っぽいものだった。
>>810 > 確実にエドワード7世と分かっているのは「高名な依頼人」の依頼人
そこから逆に「またおまいか」的な部分を辿るのも面白いかもね。
「ボヘミアの醜聞」はヴィクトリア女王治世下の1891年に発表、息子のエドワード
(のちのエドワード7世)は当時やんちゃ盛りの王太子さま(Prince of Wales)。
ホームズは彼を"His Royal Highness"(殿下)と呼び、これに観念して
ボヘミア王は覆面を脱ぎ去っている。
>>811 エドワードの母=ヴィクトリア女王の母と、父方の祖母はドイツ人だし、
父親のアルバート公もこてこてのドイツ人です。
ドイツ語ネイティブといってもいいエドワードには、吃音アクセントが
あったそうです。
DQNぶりではヴィルヘルムU世のが可能性高いとか言われてるな。
やはり一般庶民としては、報酬というもの気になってしまう。 なのでまとめてみた。 報酬が高額だったもの ・ホールダネス公爵(プライオリスクール) 6,000ポンド(12,000ポンドもらったという説もあり) ・ボヘミア王(ボヘミアの醜聞) 1,000ポンド+α ・スカンジナビア王室、フランス政府(最後の事件に記述) 楽隠居できるだけの報酬を得た 報酬が良かったと推測されるもの ・イギリス王室(高名の依頼人) ・イギリス政府(マザリンの宝石) ・黒真珠の持ち主(六つのナポレオン) ・白銀号の馬主(白銀号事件) ・バスカヴィル家当主(バスカヴィル家の犬) ※青い紅玉の懸賞金は1,000ポンドだったが、この賞金は便利屋のものに なった可能性が高い(グラナダ版はそんな感じだった)
「緑玉の宝冠」じゃ、3000ポンド立て替えてるからな。
金に困ったら銀行強盗でもすりゃいいんじゃない? どうせバカ警察には分からないだろうし。 兄さんに国家予算をちょいと拝借してもらう手もあり。
>809 作品発表当時、英国人が「遊び人の王侯」っていわれたら即バーティを連想すると思うけどな。
>>817 レストレイドから相談を持ち込まれるとホームズとしても困るぞ。
>>818 そうだよね。ラストシーンでアイリーンの写真を所望したのは
ホームズ本人の思いもさることながら、いまだ彼女に未練たらたらの
ボヘミア王から、今後また火種にもなりかねない危険なアイテムを
取り上げておくという意味あいも多分にあったんじゃないかと。
うーむ、このスレはシャーロッキアンのスクツだな
そりゃ当然かと。
822 :
世界@名無史さん :2006/09/26(火) 20:50:48 0
イギリス社交界にも、高級娼婦はいましたよね ミルバートンを射殺した女性も、そうだったのでしょうか?
>822 高級娼婦は当然いました。 ただミルヴァートンを殺した女性は高級娼婦じゃありません。 名前は分かりませんが、宮廷に上がることができるくらい身分の高い貴族の夫人です。 (ラストでホームズがワトスンに宮廷衣装に正装した彼女の写真を見せている) 身分が高いからこそ一寸した醜聞が、命取りとなるわけで、そこをミルヴァートンにつけ込まれたのでしょう。 高級娼婦は皆労働階級の女性たち。 底辺から這い上がってきた根性のある人間です。 ミルヴァートンに脅されるどころか、ミルヴァートンに加担したり 利用する側になることが多いでしょう。
ヴィクトリア朝の高級娼婦の逸話や写真はいくつか見たことがありますが、ロンドンはマジでその手の女の人が多かったらしいですね。欧州一多いと大陸の人にも言われてたとか。 聖典にそういうプロの女性が出て来る話ってありましたっけ?
アイリーンがそれっぽいとかいうのはどこかで見た。 当時世界一の都なので、その手の女が海外からも集まったのでは。
貴族の若様の愛人がオペラ歌手(or舞台女優orバレリーナ)ってのは 珍しいことじゃなかったらしいしね。 ひょっとして「芸能関係の女性=娼婦と紙一重」みたいな認識だったのかな?
十九世紀にはほぼ同義として捉えられていたそうだよ。
828 :
世界@名無史さん :2006/09/27(水) 02:48:22 0
女性の地位が低い時代だからパトロンみたいな男の人がいないと苦しかったんだろうね おまけに向こう見ずの乱暴者が野放しでいただろうし
829 :
世界@名無史さん :2006/09/27(水) 04:25:38 0
ホームズの事件簿に、上流夫人に雇われたゴロツキの一団が登場しますね
>824 いる。「三破風館」のイザドラ・クライン。 元々身分の低い女性だったが、上流階級の男性をたらしこみ 最後には貴族の若様との結婚にこぎつけた。 が、若い恋人の一人だったダグラス・メイバリーが邪魔になり ゴロツキを使ってボコボコにした。 >828 あのココ・シャネルも最初は愛人からスタートだったからね。 20世紀の初頭まで、貧しい女性がのし上がっていく方法は、上流階級の 男の愛人になるしかなかったから、これはしょうがない。 でも、シャネルはそれが嫌だったから、デザイナーになって自活の道を目指した。 だからシャネルの基本コンセプトは「自立した女性のファッション」
みんな物知りだなあ… ためになるスレだ
ホームズの趣味はつくづく変わってるんだね 興味をもつのが、殺人犯の女やアイリーンのような玄人の女 身分相応のまっとうな相手はいないのか
”女性”そのものに興味がないんでしょう。 だから”変わっている"女性のみ興味が引かれると。
>>832 アイリーンたんを高級娼婦と同じグループにカテゴライズするのは反対!
玄人だなんてとんでもない、いちおうまっとうな舞台に立っている歌手、
アーティストなんだよー。
モリアーティを葬り去った後、ふたりはモンテネグロで再会、
そのとき出来た子供はやがてNYで私立探偵となり云々…。
>>833 女性そのものではなくて、恋愛感情などセンチメンタルなもの一切を頭から排除したかった、
というのがアイリーン以前のスタンスでしょう。
ただ、男と女の関係や恋愛の機微などについては、犯罪研究上または捜査上必要な
スキルだし、騎士道精神を尊ぶ紳士ホームズであるから女性にはめっぽう丁寧で
親切な面もあったと。
ヤク中&ヒキコモリの童貞のくせに実践には長じてたから、結婚詐欺紛いの手口で
下女を口説き落としてメロメロにさせてるのも事実。
グラナダ版の演出だけど、アイリーンを初めて目の当たりにする変装中のホームズは
明らかに激萌えしてるし、ワトスンにもありゃ大した美人だと報告してるのだ。
>>835 結構話題になるが、ホームズって童貞だったのかね?
ホームズは地方地主の三男という説があるじゃん。
そんな坊っちゃんなら若い頃、家の者とか召使いが
色々と考えてくれたのでは?
それと学生時代はオックスフォードかどこかの寮にはいってだんだろ。
そんな学生生活だったら、周りの友人達が
色々と世話をみてくれたのでは?
子供の頃から厳しい寄宿学校に行かされるだろうし(サルタイア卿みたく) 大学時代の友達は、トレヴァー1人(「グロリアスコット号」だったっか?)
>836
現在のシャーロッキアンだとホームズはアセックス(性に無関心)という
説があるようだ。
英語のウィキだけどホームズについての記述がある
Asexuality
http://en.wikipedia.org/wiki/Asexual あとグラナダ版のホームズをやったジェレミー・ブレットの見解は
ホームズはsexual virgin(童貞)。
だからそのつもりで演技をしてたそうな。
グラナダ版ではホームズはアセクシャルな人であり童貞である という解釈で作ってたみたいだね。 確かにそう考えると、美人は美人と認めつつも惹かれなかった点や 女性心理に通じてる割に恋愛経験がなかった点にも納得がいく。
「ワトスン君、女性は君の領分だ」
ホームズって確かボクシングのミドル級チャンピオンじゃなかったっけ? 悪漢との格闘の場面をみていると、「この人強いの?弱いの?」という感じだが。 打撃系は組み付かれると弱いのかな。 モリアーティ教授をうっちゃったのは柔術の達人クラスの技倆だと思うけど。
>>841 そうそう。「助けてくれぇー」あれはないだろ。
打たれ弱いのかも知れない・・・>ホームズ
>>842 一番かこわるいホームズなら「ライゲート」で二人がかりで襲われた時かもな。
元々が静養のつもりでワトスンの知人宅に逗留してたから、体調はもとより万全では
なかったわけだけど。
腕力や握力の強さがハンパじゃないってのは、「まだらの紐」や「緑柱石」で証明済み。
ひきこもりで運動嫌い、しかも粗食。それだのに鋼のごとき狂人、もとい強靭なカラダ、
疲れを知らぬ無尽蔵のスタミナ。実はコッソリ鍛錬してたというくだりがどっかにあったかな?
あのとき、駄目になっていたのは神経で、身体ではなかったと思うけど… 鍛錬してるという叙述は特になかったように思う。ドーピング?
豚の死体相手に汗をかいてたのは記憶しているが
>>845 リヨンからの電報で、ワトスンは病床のホームズのもとへ急行している。
ヨーロッパに出張中のホームズは深刻な状態では無かったんだけど、
転地したほうがいいだろってことでロンドンに連れ帰り、その1週間後に
ライゲート行きというスケジュール。
1887年の春は、かなりの過労で心身共にボロボロだったんだろうねー。
ライゲートからロンドンに戻ってからも完全復活とはいかず、ここで
本格的にコカインをやりはじめる。その1月後に「ボヘミアの醜聞」事件。
最近グラナダホームズ見たけど、情けないイメージのアクション演技だね。 文章を読んだ感覚としては、ホームズ白筋タイプで、 瞬発力に優れているけどじっくりやると駄目って感じがしてたんだけど。
>>848 同意。押さえ込まれるとアウトって感じ。
用心棒的な役割にワトソンが必要というのはわかる
850 :
世界@名無史さん :2006/09/30(土) 10:57:04 0
「理想的な論理家というものは、ごく微細な兆候をも見逃すことなく、 詳細な検討を加えて一つの大きな結論に達することができるのだよ、 ワトスン君」 「喧嘩もできねえくせに態度がでけぇじゃねえかホームズ」 「………」
ジェレミーは「最後の事件」オープニングでゴロツキ相手に大立ち回りを見せてたじゃないか。 国営放送(笑)版では途中途中カットされているけれども。
>>850 べらんめえ口調の威勢の良いワトスン。新しいな
軍隊時代のワトスンは 威勢の良い言葉を使ったりは しなかったのかな。 ジザイル弾を喰らって 「畜生、肩がイカレちまったぜ」とか 「脚がイカレちまったぜ」とか。
ハートマン軍曹じゃないけど 軍隊の言葉って汚いのが多いからな。 理性が吹っ飛ぶとどうなるか。 「高名な依頼人」でも暴漢に襲われたホームズをみて怒り狂い 「(グルーナー男爵の)皮を引ん剥いてやる」と言ってるし。
855 :
世界@名無史さん :2006/10/01(日) 08:57:29 0
ただ軍医ってのは士官だろ。 しかも陸海軍士官とか医師というのはジェントルマン階級だし、 ハートマン軍曹とじゃ単純比較はできん。
どの国の軍隊でも、下士官と士官の間には、越えられない壁ってやつが有るからね。 ましてや、カーストがあるイギリスの場合はなおさらね。
「皮をひん剥いてやる」は、ワトスンに似つかわしくなくて違和感あったな 存外、怒らせると怖いのかもしれん
ロンドンの町医者 「ワトスン君、女性は君の領分だ」 「皮をひん剥いてやる」 ワトスン=切り裂きジャック疑惑発生
「君はせっかく代理で行きながら、重要なことは全て見落としてきているね、ワトスン」 「あ? 即死にしてくれんぞ」 「………」
ワトスン=ジャック説のパスティーシュってあるのかな?
「まず中央のサクソン時代のものと思われるきわめて古い棺からはじめて、 ノルマン・ユーゴーやオド時代の多くの棺をへて」って、どんだけ古い家柄 なのだ…。 イギリスには、こんな古い家柄の貴族が本当にあるんだろうなあ…。 ワシの家は100年前もロクにわからんというのに。まあ、庶民階級だけど。
それだけ身分が徹底してたってことだろうね
家系図だけで飯が食える国だからね。 それだけに、この階級の人間は血を汚さないように一生懸命。 庶民ましてや有色人種の血が混ざったりしないように徹底管理。 動物さえも、血統がどうのこうの言い出す姿は、滑稽でさえあるな。
時々先祖が王様の愛人という貴族もおりますがw (ボークラーク家の祖チャールズ・ボークラークの母は ジェームズ2世の寵姫ネル・グウィン)
英国の公爵家の半数の先祖が、チャールズ2世の私生児じゃなかったっけ? 戦争や政争で、特に薔薇戦争以前からの貴族はほとんど残っていないとか。
>861 おぉ!ありがとう。
>>865 ネル・グウィンって、オレンジ売りの娘だよね。
ロンドンのピカデリィに、<赤獅子亭>という酒場がある。
その地下には、厳重に閉ざされた扉があって
「何の扉だ?」と訊いたら、
「王宮に通ずる、秘密の抜け穴です」
チャールズ2世が、ネル・グウィンと<赤獅子亭>で
密会するために、わざわざ掘らせた抜け穴だそうな・・・
869 :
世界@名無史さん :2006/10/04(水) 13:36:22 0
>>868 おお、さすがに英国の国家元首はやることが秘密諜報部員めいていて、
奥が深いというか、慎ましやかというか…。
ケネディ大統領はマリリン・モンローと会うためにホテルの天井を
ぶち抜いたという話を聞いたときは目が点になった。
自称「ロバート・ケネディの弟子」の某日本人国際ジャーナリストは、
これを豪快な切れ技とかいう感じで絶賛していたが、ワシ個人としては
アメリカ人の神経がわからんと思った。
やはり密会は、英国風がよい。
密会といえば、ヴィクトリア朝の 労働者階級の逢引きというのは、 どんなものだったんだろう。 何とかいう景気のいい鉛管工は、 可愛らしい女中と逢っても、 おしゃべりばかりしていたそうだ。 ・・・・・ほんまかいな?
労働者階級なら、人目気にせずいちゃつけたんじゃ? あのホームズが婚約までこぎつけられた理由として、 当時、女性は結婚難で、男の売り手市場だったという時代背景を 挙げてた本があって納得した
>>869 ていうかそこまでいくともう「密会」では無いな
強姦は下層階級の 姦通は中産階級の そして近親相姦は上流階級の楽しみである。 誰の言葉だったかは忘れたが。
874 :
世界@名無史さん :2006/10/07(土) 13:17:05 0
ホームズ君、朝からゆで卵を二個も食っては胸焼けがせんかね? コレステロールもたまるし、成人男子の紳士は一日一個にしておきたまえ。 それからコーヒーの一気飲みも胃によくない。捜査のためとはいえ、他人の タバコをわっさわっさと吸いまくり、灰を床にドサドサ落とすのは非常に よくないとは言えんかね?あのサム・ジアンカーナでさえ、弟の部屋で葉巻 を吸おうとして、まず灰皿を探したというのに君ときたらマフィア以下かね。 …ではまた来るよ、ホームズ君。
875 :
世界@名無史さん :2006/10/07(土) 13:22:30 0
シャーロック・ホームズはなぜジャック・ザ・リパーを捕まえられなかった のだろう。
>>875 そこんとこを補完したパスティーシュではきっちり対決してはいるんですけどね。
捕まえてみたら下手人はロンドン警視庁のアセルニー・ジョーンズ警部だった、とか。
>875 決まってるじゃないか、ホームズが実はジャッ(ry
トルコ風呂ってのは今のサウナみたいな物なんでしょうか? でも確かサウナの起源は北欧だったはず・・・。 教えて下さいませホームズ先生 一一一高名な依頼人
マヤにも蒸し風呂はあったよ。儀式的なもんだけど。
蒸し風呂なんて世界中にある。日本も江戸初期くらいまでは風呂と言えば蒸し風呂のことだった。
気候的にはあんまり汗かかないお国だから、風呂はそんなに入らなかったのかな。 ホームズは風呂嫌いっぽいな。
そんなことないよ 湿度高いし 水が貴重なんだよ皿とか洗剤のみで洗ったりするし
じゃあ汗はかくけど風呂は贅沢で入れないのか。 それもいややな〜
英国は日本とは違って湿度は高いけど温度は高くないから汗はあまりかかない。 (最近は地球温暖化のせいで時々夏は日本よりも気温が高いときがあるけど) ヨーロッパでバスタブに入って入浴するのは英国人の風習だった。 フランス貴族もバスタブに入って入浴する習慣ができたのは フランス革命の際に英国へ亡命したときだそうな。 ヴィクトリア朝時代は水道が発達したときだったから、水は手に入りやすかった。 ただ、ボイラーがあったわけではないので、お風呂に入るのは大変だった。 地下の台所でメイドさんたちがお湯を沸かして、それを上階の雇い主のお風呂 (ヒップバスといってたらいの大きいヤツ)に何往復もして入れていた。 お風呂好きのご主人様に雇われたメイドさんは大変だったかもw でもホームズの頃(1990年代)にはボイラー付きのお風呂が登場しているので、 もしかしたらベイカー街にはあったかもしれない。 (グラナダ版では「犯人は二人」のときにお風呂場が登場している)
>883 皿は洗剤のみじゃなくて、洗剤で洗っても漱がないですw
まあニッポンの武士も行水が主で、大体は濡れ手拭で身体を拭くくらいだったからな。 ダートムア潜伏中のホームズも、そんなとこだったんだろうと思って読んでたな。
>>879 なるほど。大衆的な物に間違いなさそうですね。
しかしホームズ先生ほど人前で裸を晒すのが嫌いそうな人も居ないと思ってましたので
ワトソン先生共々「目が無い」というのが意外です。
言われてみれば裸で堂々といらっしゃる姿が浮かびますけど・・・。
889 :
世界@名無史さん :2006/10/08(日) 11:33:48 0
>>885 そういえば、フランス革命時、マラーは入浴中に刺殺されていますね。
あの人は皮膚病のため、一日中入浴せざるを得なかったらしいですが、
暗殺された時の絵を見るといずれもバスタブにつかってますね。
マラーはイギリスで医者を開業していたという話も聞きますから、その時に
バスタブに慣れ親しんだのかな?
>>でもホームズの頃(1990年代)には やはりホームズはまだ生きている可能性が高いw
891 :
885 :2006/10/08(日) 12:06:16 0
>890 うひゃ。間違えたw
映画『シャーロック・ホームズの冒険』では、
ホームズが自室で風呂を使うシーンがあった。
>>885 さんの言うような「たらいの大きいヤツ」で、
掃除用のブラシみたいなのを使って、背中をゴシゴシこすっていた。
ジョン・スノーのコレラ研究なんかはホームズ的にも 気になる知識の範疇に入ってると思うから 現代人に比較的近いレベルの衛生知識はありそう。 ワトスンには発表させられない黒事件簿とかには 水道管にうっかり落とした婚約指輪を探して欲しい、 みたいなしょうもない依頼とか受けちゃって 下水さらいに変装してすさまじく臭くなって ハドスン夫人に怒られながら仏頂面でたらい風呂、 みたいなしょうもない話がありそうなヨカン
まあホームズが不潔にしてたら、汚らしいちびっこ別働隊を嫌がってたくらいの ハドスン大家にまず許してもらえんだろうな。
グラナダでは、やたら手を洗う場面が多かったな 「ハドスンさん、お湯!」ってセリフよく聞いた気が
896 :
世界@名無史さん :2006/10/09(月) 22:34:13 0
897 :
世界@名無史さん :2006/10/09(月) 22:59:47 0
>>896 にしても、血痕と指紋の残る椅子を,証拠に提出せずに、
ドイツ系ユダヤ人でポン引き、賭博師で、近くに住んでいたというだけで、
有罪とは、
この時代の裁判も警察も滅茶苦茶だな。
898 :
世界@名無史さん :2006/10/09(月) 23:10:47 0
>>896 目撃証言は、警察に言いくるめられて変更されたという。
正義派の刑事は、職を追われたという。
899 :
世界@名無史さん :2006/10/09(月) 23:20:05 0
>>896 大体、被害者の宝石のほとんどが手付かずなのに、
物取りの犯行と決め付けて、近隣のポン引きを挙げるというのからおかしい。
倫敦にも仕事人がいたら良かったのになあ!
901 :
世界@名無史さん :2006/10/09(月) 23:32:23 0
>>900 ホームズが多少そういう役割を果たしている。
イギリスでの冤罪救済の運動は、この当時から盛んだったようだしな。
一方、極悪犯罪人を、何かと言うと豪州や南北米に逃がしておるな・・・
フランスのドレフュス事件が1894年
>>902 イギリスでは犯罪者でも、ローデシアでは警察官だしな。
905 :
世界@名無史さん :2006/10/10(火) 08:12:43 0
ワトソンの奥さんも、実はインドで犯罪者に便宜をはかったんだよな。
ワトスン自身、アベ農園で殺人犯に無罪を宣告してたような。
908 :
906 :2006/10/10(火) 17:36:46 0
すまん書き間違えた。 ワトソンの奥さんの「父親」も、インドで犯罪者の便宜をはかった。
909 :
世界@名無史さん :2006/10/10(火) 20:54:20 0
>>908 植民地じゃ、その手の不正は日常茶飯事だったんだろ
たしか、賭博ですってんてんのうえ、借金抱えていた矢先に、
話を持ちかけられたんだっけ
ボスコム谷の惨劇って、絶対殺した人間の方が殺された人間よりDQNだよな?
現地で襲撃・殺人犯し放題だからな。
外地では、野放図にやりたい放題、英国に帰ってきたら大人しく ってなんだそりゃ! となるけど、それが世界に君臨した大英帝国の人民だといわれると そんなもんかなと。 英国以外まして欧州の外なんて、文明などない別の世界と思ってたろうね
まぁ、サーカスの団長になれなかったからと言って、大盗賊になってしまう人もいますから。
「旅の恥はかき捨て」ならぬ、「植民地での悪事は働き捨て」だな
915 :
世界@名無史さん :2006/10/12(木) 06:23:16 0
916 :
世界@名無史さん :2006/10/12(木) 06:39:06 0
>>896-901 >処刑が予定されていた1909年5月27日の2日前に「国王陛下より御沙汰があるまで」禁固刑に減刑された。
>スコットランド国務大臣に再審を要求したが
>ドイル卿は小冊子を書き直して方々に配って歩いた。
>これが遂に議会を動かし、1928年7月20日に再審が実現した。
再審請求で、議会が動いたというのは立法化かも知れない。
国王の場合、恩赦だろう。
でも、英国では、国務大臣が再審決定するのか?
917 :
世界@名無史さん :2006/10/12(木) 06:44:38 0
>>909-912 同時代のアメリカも、一歩都会の外に出れば、無法地帯だったようだし。
だから、しばらくの間、ピンカートン探偵社が連邦警察の役割を果たしていた。
労働争議の弾圧にも加担したけど(『恐怖の谷』)。
ダシール・ハメットの探偵現役時代でも、鉄道会社に雇われた「自警団」が
労働者か運動家を、線路にくくり付けて、「事故死」させている。
まあ米国は今現在でも州法でリンチ容認してる国だからな
919 :
世界@名無史さん :2006/10/12(木) 18:40:18 0
920 :
世界@名無史さん :2006/10/12(木) 22:21:09 0
>>918 組織犯罪対策やスパイ狩の経験の集積から、徐々に警察国家化もしているけどね。
ピンカートン探偵社の編み出したおとり捜査官の利用とか。
今日では、ロンドンより治安の良い街も多いかも知れない。
>>917 >線路にくくり付けて、「事故死」させている。
70年代までごく普通にあったらしいな。
マルコムXのおやじもそれで殺されたし。
むしろ戦後で言えば日本の方が人権や民主制で
よっぽどましと言える面もあった。
結局人道に反する行為なんてどの国にも
探せばいくらでもあるわけで、左翼が日本だけが
超人権弾圧国家だったみたいに言ってるのが間違いだよな。
イギリスは前に鞭打ち刑は残虐だって批判してたけど、
鞭打ちはこの間までイギリスもやってたし、東南アジアの残酷な刑罰は
実はイギリス起源のものが多い。
18世紀には、動物を虐めて、見世物にして大繁盛。 19世紀には、動物愛護を謳って、「啓蒙」に奔走する。 手のひらを反して、それを恥とも思わない。 「善」なら、「進歩」なら、良いではないか! で、自分たちの「旧悪」を忘れて、他を非難する。 このへんの感覚は、英国人も米国人も大差ないな。 付き合わされるほうは、たまったもんじゃない。
>>922 流行り廃りが激しいからな。
19世紀は英仏あたり植民地獲得競争に熱心だったのに、
20世紀になってからドイツや日本が同じように植民地獲得に乗り出すと、
「えー、いまさら植民地? ぷぷぷっ、今は機会均等で経済進出の時代だよねー」
とかいう扱いを受けたあげく野蛮人として駆逐されてしまうのだ。
924 :
世界@名無史さん :2006/10/13(金) 19:24:44 0
>>923 ルールを一方的に変更するのがむかつく
アンフェアは、お前らの方だ
おれらはやっていいがおまえらはだめだを 正当化してるだけだからな。鯨と一緒だ。
926 :
ルパン3世 :2006/10/13(金) 20:27:34 0
勝負だホームズ エジィンバラ城で待つ
>>924 超大国=ルールだから。
19世紀は英国
今は米国
故・阿部謹也先生によると、個人武装やリンチの習慣がまだ残ってる米国は、 社会史的にはまだ中世のままなのだそうだ。
>928 阿部先生って中世ヨーロッパ史だっけ? 身体ばっかり成熟している国に支配される世界…悲惨だな
そもそも合衆国には中世などなかったワケで、ああいう荒野に蛮人を放つと 自然発生的にそうなるんだろうな。こちらからみれば、失われた中世を 辿っているようにみえるけど、奴らとしてはそのズレなど自覚しようがない。
「荒野の蛮人」か・・・・・ 英国の19世紀の小説においては、 「アメリカ帰り」のキャラクターは、 野蛮な悪党か、頼りになる奴か、どっちかだよね。 「荒野で蛮人と暮らしていた」という イメージで、キャラクターを設定しているんだろうな。 「植民地帰り」や「復員兵」も、同じ扱いっぽい。 ワトスン博士も、危険な捜査に赴くときは、 当然、外套のポケットに軍用拳銃・・・・・ ひるがえって、日本の小説においては、事情が違った。 「満州帰り」の明智小五郎は、 いつの間にか「アメリカ帰り」の「紳士」になった。 戦後の日本にとって、アメリカは「野蛮」ではないらしい。
「おフランス帰り」だと、「イヤミなやつ」になっちゃうからね。
シェーーッ
934 :
世界@名無史さん :2006/10/14(土) 12:19:12 0
935 :
世界@名無史さん :2006/10/14(土) 12:32:00 0
おとぎ話に登場するような吝嗇家が実在した時代
936 :
世界@名無史さん :2006/10/14(土) 16:31:14 0
しかし、スレが伸びてる…。 これもホームズの徳の致すところか…。
>931 満州帰りって事は元諜報員とか?
938 :
世界@名無史さん :2006/10/14(土) 17:06:08 0
>>937 「大陸浪人」といって、中国大陸を放浪する日本人の男が、
明治〜戦前には、結構いたんだよ
939 :
世界@名無史さん :2006/10/14(土) 17:06:11 0
そろそろ、次スレッドのために、 今まで議論されてきたことのまとめをしましょうか?>ALL 次スレッドがすでにでたガイシュツ内容でループするのを予防するためにも。
940 :
モリアーティー :2006/10/14(土) 17:09:27 0
「シャイロックだと? ユダヤじゃないか・・・・ 」
941 :
世界@名無史さん :2006/10/14(土) 17:30:34 0
>>5-7 ホームズもワトソンも、ジェントリー階級。
>>10-14 当時の英国で、オーストラリアは未開地、無法地帯と看做されていた。
942 :
世界@名無史さん :2006/10/14(土) 17:45:05 0
あの時代にはもうスパンコールがあったんですね。石油製品だとばっかりオモタ。 あとグラナダ版四人の署名。船で追っかけるシーンで結構明るい照明船に乗っけてたのも意外だった。電源何なんだよと。 昔カイリー・ミノーグが馬泥棒の子孫とか向こうの雑誌に書かれてたらしくて、最初「なんで馬泥棒?なんで犯罪者の子孫だと分かるんだよ」と不思議だったけどここ見て納得。真偽のほどは分からんけどw
944 :
世界@名無史さん :2006/10/14(土) 19:31:07 0
当時イギリスの船乗り達は帰ってきてから報酬貰ってたんだけれど 行きは痒い所に手が届くくらいに病気にったりすると 看護してくれたりやってくれたんだけれど 帰りのアフリカの沖合いくらいになると死んでくれたほうが都合がよかったんだよ 船乗りも馬鹿じゃないんでオーストラリアで降りて原住民苛めてたほうがよかったw それでオーストラリアは無法地帯になったんだ
>>941 ジェントリはUpperClassだよ。
ワトスンは明らかにMiddleClass。
親は、資本家や海事関係者や聖職者ではなさそうだから、
軍人か、医師か、弁護士か、でなければ植民地で何かやってた人だと思う。
もしも地主の家系なら、兄が死んで金時計ひとつってことはないでしょ。
>>943 > 船で追っかけるシーンで結構明るい照明船に乗っけてたのも意外だった。電源何なんだよと。
アセチレンランプ?
初期の映写機に使われたような光源。そんな類のガス灯じゃないかな?
947 :
世界@名無史さん :2006/10/14(土) 20:38:34 0
>>943 すべらない話でジパング上陸作戦のチャドも
「僕のおじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃんが牛泥棒でしてん」て言ってたな。
>939 まず1の文章の訂正からはじめたほうがいいだろう・・・。 世界史板なのにエリザベス朝はないよなw
949 :
1 :2006/10/14(土) 23:16:52 0
ついうっかりしてたんだよホームズ。 許してくれよホームズ
950 :
世界@名無史さん :2006/10/15(日) 11:01:32 0
サウナは人気あったの? 儀座耳ピーターで取り上げられていたけど
石炭を用いての蒸気スチームは、産業革命とともに盛んになったんじゃないの。 欧州で盛んだった蒸し風呂は、薪資源の枯渇で廃れたからな。
952 :
世界@名無史さん :2006/10/15(日) 20:48:37 0
まず、スレのまとめをするなら、 分類をまずどのようにわけようか?
なにもせんほうがええ
↑同意。 ググってもいまいち分からないんだけど赤毛のルーツってどこから? あと今赤毛って英国で蔑視されてるけど当時からなのだろうか? ホームズはいつでも人を小馬鹿にする所があるから分からん。
赤毛が嫌われるのはユダが赤毛だったからです。 裏切り者の髪の毛の色なのね。
>>955 即レス トンクス!
何となく赤毛嫌いって英国人のイメージあったけどキリスト教圏で嫌われてんのか〜。
そいえば宗教裁判でも赤毛は魔力持ってるからって理由でよく処刑されてたって話聞いた事ある。
いい加減スレチでスイマセン(汗
赤毛の人は、年取ると髪が総白になる。 「奥様は魔女」の社長(名前忘れた)が、魔法で若返ったら真っ赤な髪してたな。
あの・・・どんな髪の毛の色でも歳を取れば真っ白になるのでは・・・・??? でも白くなる前に髪の毛自体がなくなってしまう人もいるけどなwwww
いや、ホントに真っ白ってのは珍しいよ。
そういえば、グラナダの二代目ワトスンは老けすぎのような気がするな。
確かに。 も少し若くても…と思う。
「最後の挨拶」読んでて感じるが、やっぱりホームズはキナ臭い時代にはそぐわないイメージがあるな。
>>960 禿ワトスンもあのヅラでいっぱいいっぱいなんだから勘弁してあげましょう。
もし企画段階でのワトスンオーディションがあって、バークとハードウィックの
どちらかを選べと言われたらやはり前者だよなあ。
ハンサムでカッコ良くて洒脱な雰囲気が実によい。
日本の金田一耕介だと、石坂浩二がやったり渥美清がやったり いまいちイメージが確定してないけど、ホームズの場合はカッシング様がいて 幸せだな・・・ いや、あとの人がやりづらいから不幸せかな
渥美清だけはほんと分からん。いや渥美清が悪いんじゃなくてね どうなんだろうね。ホームズの場合挿絵の影響もあるしな 見てるほうはイメージどおりだと嬉しいけど、役者的には ぴったりすぎてもそのイメージついちゃいそうで大変だな
>>967 その渥美清にしたって、車寅次郎の中の人をやりながらの金田一だしね。
あー俺、もう他の役ができないかもって悩めるほどなら本望かもしれん。
>>966 うーん、いいんじゃないかな。ちょっと若くてハンサムすぎるかな
という気もするけれど。
イギリスは古い建物や古い街並みや遺跡がたくさん残っているから、
こういう歴史的なドラマ作るときも舞台に困らなくていいね。
>969 いや、聖典どおりだとイアン・ハートくらいの年齢なんだわ・・・
ハマープロは倫敦西のブラック・パークでロケすることが多かったとか聞いたけど、 ホームズ映画のロケ地もそこかな。 ああ、カッシング・ホームズ観たいな・・・
最近の松本零士をみてると、バスカーヴィルに出てきた裁判好きな爺さんを連想するな・・・・
>>962 同意。あのラストはひとつの時代の終わりを感じさせる素晴らしいものだと思う。
ここは良スレだね どこぞの塩野スレもこういうスタンスで語り合えばいいものを なんで◯か×かで叩き合うかなぁ
そりゃ、前提としてフィクションだし。
ホームズは警察の捜査能力をさんざ遅れたものとして馬鹿にするが、 実際の警察もそんなもんだったのか。 でも、ケーサツのほうからドイル先生に 苦情は来なかったのかな。
>>962 ホームズといえばヴィクトリア朝にガス燈に馬車のパカパカって感じだもんね。
あ、でもガス燈の描写って以外に少ないなぁ。
978 :
世界@名無史さん :2006/10/30(月) 19:15:26 0
馬車ってなんか怖いんだよなあ。 昔、まだテレビが白黒の時代に「河童の三平」という番組を見て、 主人公の母親が無表情で馬車にのって暗闇の中に消えていくシーン を見て以来、その記憶が…。
>>978 乗馬だと人馬一体っていう、他には得がたい感覚が味わえることもあるけど、
それでも事故は絶えない。馬車にしても実際のところ事故は多かったようだよ。
生き物のウマだから避けてくれるとか停まってくれるとか思い込んでるとエラいことになるし、
確実に機能するブレーキシステムなんて無いし、ふつー止まるだろ?って思ってても
勝手に暴走してありえないところに突っ込んでみたりする。
体験乗馬した時に聞いたんだが、馬は自分の目の高のある障害物しか避けないから、 乗ってる人だけ木の枝とかに引っかかって落馬しちゃう事故がよくあるらしいな。
>>980 そういう落馬って西部劇などでのお約束だね。
グラナダ版ホームズに登場する御者は、その殆どが男装した女性スタッフなんだって。
982 :
世界@名無史さん :2006/10/30(月) 21:11:23 O
ホームズ役とドラキュラ役者は被るな 神経質そうな所が近いのかな
>>981 女性!?
なんでまた。普通に男性じゃ駄目だったのかね。
宇宙刑事ギャバンでも、山本昌平が霧の中を馬車を走らせる場面が怖かったなあ
>984 出演するお馬さんを集めたら、調教師のひとが皆女性だったんだよ。 当初はどうすんべだったんだけど、当時の御者は防寒のために 帽子を目深に被り、ロングコートを着ていたので彼女達に 男装をさせて撮影にのぞんだそうな。
そういえばポーツネル男爵も馬車の事故で……いや、なんでもない。
なんでポーの一族? 次スレ立てようと思ったが無理だった。誰か頼む。
989 :
世界@名無史さん :2006/10/31(火) 17:08:22 0
990
自分もだめだ。 しかし立てる場合、>>1のように可愛くボケないといかんの?
992 :
世界@名無史さん :2006/11/01(水) 08:01:08 0
>>991 その前に、スレのまとめをやってから、
次スレを立てろ。
>>992 はホームズに向かって、ゆっくりと銃を構えた。
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