朱元璋とともに苦難を乗り越えてゆくスレ 第2巻

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119世界@名無史さん
明の初期、錦衣衛に王宗という料理人がいた。罪を犯して打ち首になるのを恐れた彼は、
医者の王允堅から自殺用の毒薬を買求めた。それを知った朱元璋は王允堅を逮捕し、
王宗に売ったのと同じ毒薬を飲ませようとする。王允堅は色を失い、飲もうとしない。
この時朱元璋は傍らで毒の製法、中毒症状を逐一尋ね、最後に解毒法を尋ねた。
尋問された王允堅は解毒剤として冷水、生の大豆汁、煮豆がよく、糞入りの冷水はもっと効き目があると白状した。
朱元璋はそれらの解毒剤を用意した後、王允堅に毒を飲ませた。
中毒症状が現れるや朱元璋は息も絶え絶えの王に苦しみの程度や効き目の進行程度を聞き、
絶命寸前に糞入りの水で蘇生させた。
しかし翌日、朱元璋は王允堅を打ち首にし、見せしめとして首を曝した。