ローマ人物評伝

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1世界@名無史さん
王制〜共和制〜帝政〜東西分裂〜ビザンツに至るローマの歴史を彩る
様々な人物を語りましょう。勿論ローマに関わるのなら非ローマ人や敵対国の
人物も大歓迎です。
2世界@名無史さん:04/12/20 16:02:50
3世界@名無史さん:04/12/20 17:22:39
完顔阿骨打の評価はどうよ?
4アクィラ ◆0fUIPC892c :04/12/20 18:35:27
柳沼重剛『古代・地中海世界を彩った人たち』下、2003の、
目次で挙げられてるのは、
アエネアス、ロムルスとレムス、ハンニバル、カエサル、キケロ、クレオパトラとアントニウス、
アウグストゥス、ネロとその側近(セネカ、ペトロニウス)、プルタルコス。
まぁ、無難なチョイスだとは思います。
(回数制限が有るラジオ講座のテキストなので仕方がない)

ちなみに、上巻ではギリシア人が扱われています。
5世界@名無史さん:04/12/20 18:50:04
スッラカコイイ、スッラ最高!
6世界@名無史さん:04/12/20 23:46:20
ローマ史で有能だと思う将軍は?

スキピオ・アフリカヌス、ベルサリウスとか
7世界@名無史さん:04/12/20 23:50:30
ガラ・プラキディア
萌え!
8世界@名無史さん:04/12/25 21:38:41
カエサルとスキピオはどちらが名将か
9世界@名無史さん:04/12/27 01:47:16
>>8
スキピオ・アフリカヌス?
スキピオ・エミリアヌス?





メテルス・スキピオ?
10世界@名無史さん:04/12/27 01:51:37
>>8
アレクサンダー>ベルサリウス>カエサル
11世界@名無史さん:04/12/27 01:51:59
>>5
保守的な人物ってどうも歴史上ではパッとしないな。
平清盛とかぶる。
12世界@名無史さん:04/12/27 02:28:51
西ローマ女帝 ガラ・プラキディアを語れ!
萌え!
13世界@名無史さん:04/12/27 02:33:28
>>12
パルミュラ女王 ゼノビアについても語って下さい
14世界@名無史さん:04/12/27 02:36:37
>>13
そういえば、彼女も、ローマの女帝をねらった女性の一人だね。
すでに自称では、アウグスタを名乗っていたのだ。
#ただし、ギリシア語だから、セバステね。
15世界@名無史さん:05/01/02 00:18:22
>>10
ベルサリウス>カエサル
アレクサンドロスは置いといてこれはありえない。
16世界@名無史さん:05/01/04 23:33:41
第二代皇帝ティベリウスって本当の所どういう人物だったの?
17世界@名無史さん:05/01/04 23:34:48
プリキュアウスってどういうことした人?
18世界@名無史さん:05/01/04 23:41:38
↑黒人と白人の?
19世界@名無史さん:05/01/04 23:50:43
自作自演帝国
20世界@名無史さん:05/01/05 16:52:28
>>16
隠棲した離宮のプールに美少年を泳がせ、ティベリウスの股間をすり抜ける際、陰ノウに
少し歯を立てさせた。まぁ、変態親父だな。
21世界@名無史さん:05/01/05 18:35:56
>>16
軍事的才能にも政治的才能にも恵まれていたけど
市民と元老院に嫌われていた不幸な皇帝だな。
>>20みたいなゴシップも本当かどうかわからないし
努力の報われない人物の好例かと。
あと帝位に就く前ギリシアに隠棲してたときにオリンピックに出場して優勝したとか。
22世界@名無史さん:05/01/05 18:42:17

週刊誌にでもかいてあったのかね(プ
23世界@名無史さん:05/01/05 18:55:21
>6
個人的には、ハンニバル
24世界@名無史さん:05/01/05 19:07:56
ヘラクレイオス
評価のむつかしい人だな
興味深いひとではある
25世界@名無史さん:05/01/05 19:31:52
>>22
どこがおかしいんだ?煽りじゃなく。
26アクィラ ◆0fUIPC892c :05/01/20 00:51:45 0
キケロに滅茶苦茶に言われている人物たちについて、
彼らの実像に迫れるような史料が残っていたらと思います。
I.e., Verres, Catilina, Clodius, Antonius

ホントに彼らが悪いのか、彼らを悪人に仕立てたキケロの口が上手いのか。
27世界@名無史さん:05/01/20 11:23:46 0
>>15
なんでだよ。
征服領域はベリサリウスのほうが大きいぞ
28世界@名無史さん:05/01/20 14:01:45 0
29世界@名無史さん:05/02/06 12:32:43 0
スポルス・サビナ
暴君ネロの死んだ嫁はんに似てたので性転換して結婚、ネロの
自殺にも立会った。反ネロの後継者に晒し者にされそうになって
自殺。まだ20代初めのほうだった。
これでもかってぐらいのキャラ立ちだが記録では特に良くも悪くも
言われていなそうな。地味な性格だったらしい。

ttp://www.geocities.jp/stshi3edgid/
の[スポルス・サビナ:ローマ:MTF]にかなり詳しい記述がある。
30世界@名無史さん:05/02/26 12:34:30 0
エラガバルス帝を忘れちゃいや〜ん(はあと)
31世界@名無史さん:05/03/16 04:39:09 0
>>27
征服領域なんて関係ないんじゃないの。
有利な情勢で有利な戦力ならそれだけ成果の上がるものだから。
絶対不利な情勢で百戦百敗しても、巧く逃げて決定的に敗北しないのも才能。
勝てる時にしか戦わないのも才能。
どういう状況でどういう用兵をしたか詳しく観て、
その手腕の切れ具合をみてみないと。
32世界@名無史さん:エジプト暦2329/04/02(土) 11:16:24 0
大カトー「ゆえに本スレをageられねばならぬ。」
33世界@名無史さん:エジプト暦2329/04/02(土) 11:42:42 0
マルクスアウレリウスアントニウス
キオスクで買えるちゃちな本の作者
と言うことで
34アクィラ ◆0fUIPC892c :エジプト暦2329年,2005/04/02(土) 16:40:28 0
>>33
マルクス=アウレリウス=アントニヌスでし。
私も昔、間違えて覚えてました。
ピウス帝もアントニヌス=ピウス。
35世界@名無史さん:2005/04/15(金) 19:00:03 0
>>32
スキピオ「ゆえに本スレはsageられねばならぬ」
36世界@名無史さん:2005/05/02(月) 15:54:19 0
じゃあ半sageで
37世界@名無史さん:2005/05/21(土) 18:57:54 0
test
38世界@名無史さん:2005/05/22(日) 10:16:12 0
age
39世界@名無史さん:2005/06/10(金) 02:20:02 0
他人に関する思いで君の余生を消耗してしまうな。

隣人の語ること、行うこと、考えることを気にかけないものは、
どれだけ多くの利益を受けることだろうか

君のおぼえた小さな技術をいつくしみ、その中にやすらえ。

            ( マルクス・アウレリウス・アントニヌス『自省録』 )


40世界@名無史さん:2005/06/28(火) 03:27:59 0
      /             `ヽ、
     /                 `、
    /                    ヽ
   /           ,.             ヽ
.  ./ /        /l               丶
.  l l     /    l l      lヽ    l    l
  l l     ll     l l     l l     l    l
. l l.    l l    l l     l .l      l     l
. l l    .l l_,. ー┘└ー - -┘.l., _   .l    l
. l .l _ /' /,':::::( ヽ      /´、::::..、ヽ、_l   l   l
  l  ´l  l ヽヽ:::::ノ,'      '. .イ::::ノノ l     l   l
  l  .l  l    ̄       ` ̄   l   l l   l このスレ。。。。
.  l  l  l   ' ' ' '   ヽ   ' ' ' '  l   l l   l 死んでますね〜
  l  l  ト、      ⊂⊃     /l   l l   l
  l  l  l  \         /  l   l l   l AA保守アラシ♥
  l  l  l   `ヽ 、     , イ    l   l l   l
   l   l  l    l  ` ´  l      l  l l  l
41YahooBB220001092109.bbtec.net:2005/07/02(土) 08:55:28 0
アフリカヌス
42世界@名無史さん:2005/07/02(土) 22:59:10 0
エミリアヌス
43世界@名無史さん:2005/07/04(月) 21:25:04 0
クラッスス
44世界@名無史さん:2005/07/28(木) 12:58:14 0
ローマ人の物語を見てスラにはまりました、あのわりとカコイイ像もイメージもあるけど。
あれから受けるスラの人物像は偏ったものでしょうかねぇ、なかなか調べてもスラについて詳しく記述してるのが見つからないんですよ。
スラをどう思います?

それと上の方のカエサルとベリサリウスの見解について詳しく聞きたいです、将軍としての実力に関して。
45世界@名無史さん:2005/07/28(木) 16:03:14 0
スッラ像 ラ王みたいで超怖い
46世界@名無史さん:2005/07/28(木) 16:14:52 0
カエサルの方が将軍として上
47世界@名無史さん:2005/07/28(木) 20:13:34 0
マルクス・レピドゥス(有名な三頭官の甥)をタキトゥスが年代記で
えらい褒めてた
48世界@名無史さん:2005/08/05(金) 20:18:27 0
キケロの凄さを語ってくれませんか?
イマイチすごさがわからん
49世界@名無史さん:2005/08/08(月) 04:12:39 0
  _ _ __  『キケロ』
  〈>´  ` くノ  キケロが始めて官職について政治にたずさわった時、
  |..i.iノノ人)〉  友人たちはキケロがこの名を避けて変えた方がよいと考えていた。
  | トゝ゚∀゚イl   これにたいしてキケロは若さに任せて言い張った。
  ノ⊂ Ahya⊃ 「わたしはこのキケロという名前を、
 ((//O つ   スカウルス家やカトゥルス家の名前よりもっと有名にしてみせるぞ。」
          プルタルコス『キケロ伝』
50例のにゃあにゃあ ◆9IIO2KvSgc :2005/08/08(月) 17:57:19 0
キケロが演説の中で極端に自分のことを吹聴するのは、評判を気にするあまり自制心を失っている証拠で、
それが「武器は平服の前に、凱旋者の月桂冠は弁舌の前にその座を譲るべし」
という叫びにもなっている。
そして逐には自分のした仕事や行動ばかりでなく、自分が話したり書いたりした演説をほめ讃えるのだった。

プルタルコス「キケロとデモステネスとの比較」
プルタルコス英雄伝下巻,筑摩書房,1987,p.340
51世界@名無史さん:2005/08/09(火) 02:30:59 0
  _ _ __
  〈>´  ` くノ  執政官職を得ようとして2度までも敗れたルキウス・カティリナが
  | i iノノ人)〉  法務官レントゥルス、ケテグスその他の多くの者達と謀って、執政官と元老院議員を殺害し、
  | トゝ゚∀゚イl   首都に火を放って、国家を転覆させようとし、エトルリアにも軍勢を集結させた。
  ノ ノ / 卯| ノ  この陰謀はマルクス・トゥッリウス・キケロの活躍により暴かれた。
 ((//OUUつ  カティリナは首都から放逐され、陰謀に加わった残りの者達は処刑された。
         リウィウス『ローマ史概要』
52例のにゃあにゃあ ◆9IIO2KvSgc :2005/08/09(火) 18:18:38 0
歴史においてすべてが真実に帰し、文学作品においてはたいていのことが楽しみに帰するからだ。
もっとも、歴史の父といわれるヘロトドスにしても、テオポンポスにしても、無数の作り話でうずめられている。

キケロ「法律について」
キケロ エピクテトス マルクス・アウレリウス 世界の名著14,中央公論社,1980,p.127
53世界@名無史さん:2005/08/10(水) 02:38:58 0
      _ _ __
     〈>´  ` くノ キケロは歴史をふさわしい言葉で語ることができた、
  〃∩| i iノノ人)〉 あるいは語るはずの唯一の人だったのである。
  ⊂⌒| トゝ゚∀゚イl
    `ヽノノつ ⊂ノl  コルネリウス・ネポス『ラテン歴史家伝』
54例のにゃあにゃあ ◆9IIO2KvSgc :2005/08/10(水) 21:00:06 0
各自、自分の敵を殺し、親戚を救う権利を主張した。
しかしとどのつまりは、
彼らが憎んでいる人々に対する憤りのために親戚に対する配慮と友人に対する善意を放棄し、
カエサルはアントニウスにキケロを、
またアントニウスはカエサルに母方の叔父になるルキウス・カエサルを引き渡し、
レピドゥスにはまたその兄弟のパウルスを殺すことが認められた

プルタルコス「アントニウス伝」
プルタルコス英雄伝下巻,筑摩書房,1987,p.366
55世界@名無史さん:2005/08/10(水) 23:50:19 0
簡単な通史をよんだだけだけど、「イタリアの盾」ことファビウス・マクシムスが
むっちゃかっこいいと思った。
どなたか評伝を書いていただけるとうれしいです。
56世界@名無史さん:2005/08/11(木) 02:28:10 0
|__ __  まる二日間、水も飲めないほどひぼしのままでいる、それで体もだるく、
| ` く/  飢えつかれているものだから、あなたに助けの義務を果たすどころか、
|ノ人)〉  あなたからそれを戴きたいところ。元来病気といえば何によらずわたしはそれを恐れているが、
|゚∀゚イl   あなたの信奉するエピクロスがこれについて言ったことで、
⊂)ノ||   ストア派の人たちが誤って怒りを含んでいるこの種類の病気も、わたしには怖い。
|/_|〉ノ   
|'ノ     キケロ『マルクス・ファディウス・ガルルス宛の書簡』

>>55 プルタルコス『ファビウス・マクシムス伝』。日本語訳も二、三種類出ていたように覚えています。
57例のにゃあにゃあ ◆9IIO2KvSgc :2005/08/11(木) 17:50:49 0
カエサルを終身の独裁官に任命した。ところがその単独支配たるや、責任免除に加えて、
任期無制限の特権をも伴っていたので、これはどうみても独裁制に他ならなかった。
この第一等の栄誉を彼に与えるべく元老院に提案したのはキケロである

プルタルコス「カエサル伝」
プルタルコス英雄伝下巻,筑摩書房,1987,p.250
58世界@名無史さん:2005/08/13(土) 03:58:48 0
   _ _ __  ブルートゥスよ、もし目下の作戦が順調に行われているのならば、
   〈>´  ` くノ  共和政をよりいっそう改善することがあなたの務めであることを、
 ∩ | i iノノ人)〉  反対に、もし何かの障害があるのならば、
  ))| トゝ゚∀゚イl  共和政をあなたの手で回復しなければならぬことを、
 ((ノ⊂)ahyaつ  認識するように心がけてください。
  (( (く/」」〉ノ
   ` し'し'    キケロ『ブルートゥス宛の書簡』
カエサル暗殺事件後、東方へ逃れたブルートゥスに宛ててローマの状況を伝えた手紙。
59世界@名無史さん:2005/08/16(火) 01:50:03 0
>>56
英雄伝におさめられているのですね。
ネット書店で調べたところ、ちくま文庫版には入っていないようなので、
岩波版を読んでみることにします。
情報ありがとうございました。
6048:2005/08/17(水) 23:10:29 0
皆さん興味深い話ありがとうございました。
こうしてみるとキケロにはもう少し生き延びてもらって、
その後キケロが愛し信じた共和制ローマの完全なる崩壊を、
どう評したか見てみたかったですね。
61世界@名無史さん:2005/08/19(金) 02:56:31 0
   _ _ __  スパルタでは、実際のところ、
   〈>´  ` くノ  祭壇で少年が鞭打たれていた。彼らの肉体からは多量の血が流れ出ていた。
 ∩ | i iノノ人)〉  私がここにいた時に私は聞き入っていた。
  ))| トゝ゚∀゚イl  彼らが死に行くのを。彼らは叫び声はおろかうめき声一つあげなかった。
 ((ノ とayhaつ
  ((  ○,,」」〉ノ  キケロ『トゥスクルム荘対談集』
   `  (_/
にゃあちゃん、これで10本目。お終いだね。次はファビウス・マクシムス逝ってみよう。
>>59 どういたしまして。
>>60 そうですね。それに、もう少し長く生きていればもっと多くの著作を残したかもしれませんしね。
62世界@名無史さん:2005/08/19(金) 02:57:12 0
   _ _ __  ファビウスが「もっとも偉大な(マキシム)」という添え名で呼ばれたのに対し、
   〈>´  ` くノ  スキピオは「偉大な(マグヌス)」としか呼ばれなかった。ファビウスの評判に嫉妬したスキピオは、
 ∩ | i iノノ人)〉  「陣を守っただけの者がマキシムスと添え名され、真っ向からハンニバルに決戦を挑み、
  ))| トゝ゚∀゚ノ^)  彼を破ったこの私がマグヌスと呼ばれるのはなぜであろう」と訊ねた。
 ((ノ⊂ahyaソ   するとファビウスが、「しかし私が君のために兵を守っていなかったなら、
  ((,く/」」う     君は軍勢を率いて戦い、勝利することはできなかったであろう」と答えた。
    ` し'      ポリュアイノス『戦術書』
63ハバネロ:2005/08/19(金) 15:20:43 0
ネロってローマ近郊で自殺したと言うけど
どんな手段で死んだのかとか詳細があまりわからないね
この辺りどうなんでしょう??
64例のにゃあにゃあ ◆9IIO2KvSgc :2005/08/23(火) 16:19:45 0
オウィクラという名は子羊の意味で、まだ子供だった頃、性格が穏和で重々しかったところから附けられた。
静かで黙りがちで子供の遊びに非常に用心して加わり、物を習うのに遅くて骨が折れ、友達に対して優しく、
外の人々には何となく愚鈍ではないかという疑いを起こさせた。
ただ少数の人々だけは、その奥底に子供の本性に具わる動かし難い気位の高い獅子のようなところを看取った。

プルタルコス「ファビウス・マクシムス伝」
プルタルコス英雄伝3巻,岩波書店,1953,pp.57-58

>>61
姉様、了解です。
>>63
自分で喉に剣を突き刺して死んだと、スエトニウスには記されてます。
65ハバネロ:2005/08/24(水) 12:11:03 0
>>64
あ、そうなんですか
たった今初めて知りました
実は検索してもちっとも自殺の手口が出て来ないので
なかなか見つからず首を傾げてばかりいたんですよ
ありがとう!!
66例のにゃあにゃあ ◆9IIO2KvSgc :2005/08/26(金) 16:41:06 0
ポセイドニオスはファビウスが盾、マルケルスが剣と呼ばれたと伝えている。
ハンニバル自身は、ファビウスを先生として恐れ、マルケルスを敵手として恐れるのは、
一方のために害を加えることを妨げられ、一方のために害を受けるからだと伝った。

プルタルコス「マルケルス伝」
プルタルコス英雄伝4巻,岩波書店,1953,p.153
67世界@名無史さん:2005/08/27(土) 03:05:11 0
    _ _ __  ファビウス・マクシムスは大規模な戦いに勝利したハンニバルと戦った時、
   〈>´  ` くノ  いかなる危険も犯すことなく、イタリアの防御に専念すると決意した。
  ∩ | i iノノ人)〉  この方針によりクンクタトール(慎重なる者)と呼ばれるようになり、
  ))| トゝ゚∀゚イl  完璧な将軍との評判を得た。
  (( と))ayhaつ
   ヽく_/:lうつ   フロンティヌス『戦略論』
68世界@名無史さん:2005/09/02(金) 02:18:22 0
   _ _ __   ファビウス・マクシムスはキャンプから離れて略奪に出かけた敵の小グループを
  〈>´  ` くノ∩ 捕虜にしたり、殺害する方法を考案した。
  〈(人ヽゝi | ((  この戦術には二つの狙いがあった。一つは敵の限りある兵数を減らすこと、
   lゝ゚∀゚ イ | )) 第二は小さな成功により、初期の敗戦で打ち砕かれた部隊の士気を立て直すことにあった。
  ⊂ahyaつ ゝノ
   とく|L_ゝノ    ポリュビオス『歴史』
      し'
69世界@名無史さん:2005/09/05(月) 23:51:25 0
age
70世界@各無史さん:2005/09/05(月) 23:54:58 0
>>66
語尾に "ですにゃ" を付けるのは止めたのですか。
71例のにゃあにゃあ ◆9IIO2KvSgc :2005/09/06(火) 18:05:13 0
この年(紀元前203年)にファビウス・マクシムスが死んだ。
彼は非常に高齢で、幾人かの著述家の記述が事実なら、彼は62年間、祭司の職にあった。
以下のことは明白である。彼がマクシムスの名に値すること、彼の直系もそれを受ける価値があること。
彼は父よりも多く、祖父と同じくらいの職務に就いている。
彼の祖父ルリアヌスは大きな戦いでより多くの勝利をおさめているが、
ハンニバルは一人で、それらの敵全てをまとめたくらいの重要性と価値があった。
ファビウスは慎重な兵士として非難されたが、素早く活動することはなかった。
しかし、一つ疑問がある。彼の「慎重さ」は本性からなのか、彼が戦った戦役に適合するのが慎重な戦術だったのか、
少なくても、エンニウスの詩に書かれていたことは確かである。
「一人の男の慎重さにより国家が救われた。」

リウィウス「ローマ史」
livy the war with hannibal,london,1965,p.650

>>70
相手次第だニャ。
72世界@名無史さん:2005/09/07(水) 00:29:36 0
みなさまのご尊顔。
ポンペイウスが(´・ω・`)な感じだ…。
ttp://www.xiangs.com/Rome/Roman-people/index1.shtml
73世界@名無史さん:2005/09/07(水) 03:05:00 0
    _ _ __
   〈>´  ` くノ  スキピオは任地としてアフリカを希望したが、
  ∩ | i iノノ人)〉 クィントゥス・ファビウス・マクシムスの反対にあい、シキリアを委ねられた。
  ))| トゝ゚∀゚イl  しかし、国益にかなうとスキピオが判断した場合には
  ((  (つ旦O   アフリカに渡ることも認められた。
   ヽく_/ 」」 〉
   | ̄(/(/|   リウィウス『ローマ史概要』

>>72 ポンペイさん、人が良さそうなおじさんに見えますね。
74世界@名無史さん:2005/09/08(木) 03:20:56 0
    _ _ __  ローマの独裁官クィントゥス・ファビウス・マクシムスが、
   〈>´  ` くノ ファレルヌス地方で行く手に立ちはだかった。
  ∩ | i iノノ人)〉 ハンニバルは、隘路に道を閉ざされたものの、知謀に長けた将軍ファビウスをまんまと欺き、
  ))| トゝ゚∀゚イl  夜間のうちに一兵も失わずに脱出に成功した。すなわち、夜のとばりがおりると、
  (( l_〈 つと)   牛の角に薪を結わえ火を付けたうえ、同じ仕かけを施した数多くの牛をあちこちに放ったが、
  ヽくjノし ヘ_)  この光景を突然目にしたローマ軍は恐怖に襲われ、だれひとり堡塁から外に出ようとしなかった。
           コルネリウス・ネポス『英雄伝』
75世界@名無史さん:2005/09/08(木) 03:25:55 0
今日後世人はザマの野に立つスキピオの戦勝記念碑にその眼を奪われるかも
しれぬが、実は独裁執政官ファビウスがカンパニアの丘陵地帯に展開した幕
営と進撃の事績こそ、はるかにより充実した独立独往の名声を要求してしか
るべきであろう。
蓋し、これこそは幸運や麾下部隊などの与り知らぬ、いわば彼の独占的栄誉
だったからである。

- エドワード・ギボン「ローマ帝国衰亡史」
76例のにゃあにゃあ ◆9IIO2KvSgc :2005/09/08(木) 17:52:58 0
 年を取った市民たちの中では、最も名声があり最大の権力を持っていたファビウス・マクシムスに傾倒して、
特にその性格と生活を最も立派な模範とした。

プルタルコス「マルクス・カトー伝」
プルタルコス英雄伝5巻,岩波書店,1954,p.52
77世界@名無史さん:2005/09/12(月) 03:59:32 0
    _ _ __  翌日、元老院は出席が多く、前執政官たちも欠席がなかった。
   〈>´  ` くノ  ポンペイウスの要請に反対するものはなく、
  ∩ | i iノノ人)〉  彼はこの度の任務の副官として十五人を要求して、
  ))| トゝ゚∀゚イl  その第一にわたしの名を挙げ、万事に関してわたしを第二の自分と考えると述べた。
  ((ノと)ahya)つ
  ヽ く/」」フつ   キケロ『アッティクス宛の書簡』
      し'

にゃあちゃんので十本だね。次はポンペイウス逝ってみよう。
78例のにゃあにゃあ ◆9IIO2KvSgc :2005/09/12(月) 17:24:01 0
事実この若妻が夫を愛したことは評判が高く、
年齢の開きが大きいにもかかわらず彼女は夫を慕ってやまなかった。
それは、一つにはポンペイウスが品行方正で、妻以外の女を近付けなかったからであり、
また一つには、彼の具える威厳がどぎつさを含まず、人に接して暖かいものを有し、
遊女フローラの証言に偽りがなければ、とくに女性を惹きつける何ものかを持っていたからである。

プルタルコス「ポンペイウス伝」
プルタルコス英雄伝下巻,筑摩書房,1987,pp.133-134
79世界@名無史さん:2005/09/16(金) 02:48:45 0
   _ _ __  カエサルはアリストンの、ポンペイウスはクラティッポスの門を叩くことを譜面目とは考えなかった。
   〈>´  ` くノ  二人ともに権勢の地位にあったけれども、
 ∩ | i iノノ人)〉 自分に多大な益を与えてくれる人物を軽んずることはなかったからである。
  ))| ト∩゚∀゚∩ あれほどの身分でありながら、二人の学者に示教を乞うたのは、
 ((ノノ .|l)卯l| ノ 単に統治することではなく、
  (( (く/」」〉ノ  善政を敷くことを志したからであったのであろう。
   ` し'し'
     l | l   アイリアノス『ギリシア奇談集』
    (;:......)
80世界@名無史さん:2005/09/28(水) 20:23:13 0
age
81世界@名無史さん:2005/09/30(金) 03:46:38 0
   _ _ __ うひゃ〜       グナエウス・ポンペイウスがアフリカで決起した
   〈>´  ` くノ             公告処分を受けたグナエウス・ドミティウスとヌミディア王のヒエルタに勝利し、
 ∩ | i iノノ人)〉ノヽノヽ           彼らを葬り去った。かれは、このアフリカでの戦功により、24歳の若さで、
  ))| トゝ゚∀゚イl(゚∀゚* )  あひゃ〜   しかもローマ騎士として、いままで誰も経験したことのない凱旋式を挙行した。
 ((ノ とahyalつと、 つノ        . 
  (( 彡/」」〉   ヽ _)⊃.        リウィウス『ローマ史概要』
      ヽ)    (ノ
82世界@名無史さん:2005/10/03(月) 02:59:39 0
  _ _ __.. 司令官グナエウス・ポンペイウス・マグヌスは30年間の戦いを終えて、
  〈>´  ` くノ  1,218万3,000人の人間を敗走させ、蹴散らし、降伏を受け入れた。
  | i iノノ人)〉  846隻の船を沈めまたは捕獲した。1,538の都市、要塞の降伏を受け入れ、
  | トゝ゚∀゚イl  アゾフ海岸から紅海までの国々を征服し、いままさに誓った捧げものをミネルウァに奉る。
  ノ ノ / 卯| ノ  
 ((//OUUつ   プリニウス『博物誌』
83例のにゃあにゃあ ◆9IIO2KvSgc :2005/10/03(月) 17:36:51 0
ポンペイウスとの婚姻関係と彼の厚意を維持するために、
カエサルは自分の姉の孫娘オクタウィアを、ガイウス・マルケルスに嫁いでいたのに、ポンペイウスに妻として譲り、
自分にはポンペイウスの娘を、すでにファウストゥス・スラに予定されていたのに、妻として懇願した。

スエトニウス「カエサル伝」
スエトニウス,ローマ皇帝伝上巻,岩波書店,1986,p.35
84世界@名無史さん:2005/10/05(水) 03:33:32 0
    : _ _ __ : ポンペイウスは、彼らから丁重に挨拶され、幾らか面識のあったセプティミウスに案内され、
    : 〈>´  ` くノ : 少数の部下と共にみすぼらしい小舟に乗り込む。
  : ∩.:| i iノノ人)〉 : その中で彼は、アキッラスとセプティミウスの手で命を絶たれる。
  .: ))|l∩T∀T∩ : 同じく、ルキウス・レントゥルスも、王に逮捕され、監禁されたまま殺された。
  .: ((ノ ヽahya)ノ :
   : (( (く/」」〉ノ :.  カエサル『内乱記』
    : ` し'し' :
85世界@名無史さん:2005/10/05(水) 12:31:19 0
>>84
あんただれ〜?
86世界@名無史さん:2005/10/06(木) 04:00:46 0
     _ __ __カタ              罪深いアレクサンドリアよ、欺瞞に最も適した土地よ
     《> ´  ` く,/ カタ_____ ___   また度々我が軍の不幸によって血塗られたメンピスよ、
     ! ,ノ ノ) ))〉  | | \   .\ |  |   ポンペイウスから三度の凱旋を奪い去った砂よ。
      | トゝ゚∀゚イl  __| |   | ̄ ̄| |. :|  いつの日もこの汚点をローマよ、汝から拭い去らないだろう。
     n .f つi!つ / | | / ̄ ̄/ |. =|  むしろ君(ポンペイウス)の葬列はプレグラの野を歩いた方が良かった、
    ((ノ  .|二二二」二二二二二二二二」 あるいは君の首を岳父に差し出すことになった方が。
    ┌─ヽつつ   |. |         |. |
    └┰ ┘   / |      / |    プロペルティウス『クレオパトラ』
      ┸    [___」     [___」

>>84 どのような姿の『わたし』がお望み?
87世界@名無史さん:2005/10/06(木) 04:01:28 0
間違い。>>85 です。
88例のにゃあにゃあ ◆9IIO2KvSgc :2005/10/06(木) 18:35:30 0
キケロはポンペイウスに援けを求めた。
当時ポンペイウスはわざとローマを遠く離れてアルバヌスの別荘で日を送っていたので、
キケロはまず聟のピーソをこの願いのために遣わした後で、今度は自分で出向いた。
しかしポンペイウスはこれを聞いて彼の前に現れようとしなかった。
なぜなら、自分のために数々の大きな闘いの場に立ち、
またいろいろな政治的計らいもしてくれたクローディウスに対する激しい畏敬の念が彼をとらえたからである。
そしてまた一方ではカエサルの聟として今その頼みを受けたので、キケロに対する昔の恩義を裏切り、
別の戸口からこっそりと抜け出し会うのを避けて出て行ってしまったのである。

プルタルコス「キケロ伝」
プルタルコス英雄伝下巻,筑摩書房,1987,pp.313-314
89世界@名無史さん:2005/10/06(木) 21:12:27 0
>>87
女の子〜?
カワイイのきぼん
90例のにゃあにゃあ ◆9IIO2KvSgc :2005/10/07(金) 19:21:41 0
兵力からいうと、ポンペイウスの方がカエサルより優勢であった。
それなのに、ポンペイウス自身の考えどおりにやらせようというものは一人としていなかった。
いや、むしろポンペイウスも、すでに戦争がはじまって戦雲が到る処を蔽っていると信じさせるような、
さまざまの誤った報道や恐怖心のために、圧倒された気持ちになり、
全般的なときの流れに押し流されてしまった。

プルタルコス「カエサル伝」
プルタルコス英雄伝下巻,筑摩書房,1987,p.220
91世界@名無史さん:2005/10/08(土) 05:25:48 0
腐女子                     若いのに白髪だらけ
            ねぐせ → /~ヽ   白髪染めで染めた茶髪
                ↓, -┘´` ヽ 、↓
      ノーメーク → //         ヽ
              / /   lヽ ヽ ヽ   l  ←安物の眼鏡
          丸顔 →l  /l !i.l ヽ、lヽ ヽ   l// 安い故に顔のサイズに
                  |  |  ,-,、  ,-,、 l  >  あっていない
    愛想が悪い    ヽ ヽ⊂⊃-⊂⊃ /ヽ ミ
     自然とへの字口→ヽ .lヽ  ヘ  /ヽノノ ←後ろで束ねて
                 ヽヽ!`ヽ - ´l      ピンで留めただけの髪
                    _)  ヽ/ ´` 、
  部屋ではタンクトップに   / //   / |    l ←たふたふの二の腕
  パンツ一丁      → { / ヽ_ ノ  ヽ   l__
  もちろんノーブラ      /      ヽ .l   |   |ヽ 近所のサティで買った
  ______       /   ::  、,  } |   l   .| l 3枚980円の
  ヽ       ヽ      ヽ、  ..::...   ノ l_,.  |   .| l タンクトップ
   ヽ       ヽ        l      , '´   ノ   | / セール品なので
    ヽ       ヽ  , - 、/ }_,.... - ´  ,、 '´┬.-┘ 地味な色しか残っていない
     ヽ       ヽ(ノノ (ソミ_  ,. - ´   ヽ .|←──┘
      ヽ_____ヽ__ ノ ` ´   _,.... -ヲ |
─ ───┴────┴──┐ ヽ ̄ ̄ / ̄´ ヽ ← 3枚980円のパンツ
>>89 なら、こういう姿はどうです?
>>90 じゃ、いよいよ私の趣味に走るよ。次はスパルタ王ナビス。

ティトゥス・クインティウス・フラミヌスがラケダイモン人とかれらの僣主ナビスとの戦いを勝利のうちに終結させ、
かれ自身が望んだ平和を彼らに与え、この僣主の支配下におかれていたアルゴス人を解放した。

リウィウス『ローマ史概要』
92世界@名無史さん:2005/10/08(土) 13:45:00 0
>>91
カワイイ子きぼん
93世界@名無史さん:2005/10/10(月) 10:45:35 0
91
しかし世の中には色んなAAがあるもんだ。
94世界@名無史さん:2005/10/11(火) 00:13:05 0
>91のAA結構かわいいじゃないかと思ってしまったもれがいる
95世界@名無史さん:2005/10/11(火) 04:37:29 0
擬人化しぃ     ミヾ\ , -‐/`>ヘ,_,ノl´
           | `ヽ\/ ,.イ/ /\丿
           | ´`) /  A./ A、 `ヾ`
           ',   | ,.イト、l/f^y{〉〉丿
              彡  ソjKh_j`  k'ノi(´ミ (´`
              爻彳;ヘ~* r‐‐ァ''ノリフ(⌒) `;
             /,/lノiyfYYマー=ィノ〉>、 ´`;⌒;
           / { ⌒ニニゝ、 `Y   / 〉
            〈(フ∧,/ ̄  >ー i  〈/ヘ
          / 〈l∨   /~ゝ、,仆、_」V´ 〉
           ( (( V   {` ー-/jト-イハ〈
         从/    |  ∧》!     〉
             〈ノ    |  /  》ゝ、__,ノ
             |    {ーヘ、_,《_; }
             |    jリ  ___}}ィ=zヘ,ヘ=ァ、    >>92-93 それじゃ、この子ならどうかな?
             リノノハノイ ̄∠二フ⌒ヽ」┘ヾ〉
             〈 / /\_厂  、 } ,  !〉
           , ヘ._/iヽ  〉 У   ノ--‐' !
         // /!  〉 V_,/`'ー-‐'7   |
.           У 〈 | ,ヘ._」i7    ,/   |
          `ヽ、,N_/\ノ/    / l   |
                 /     /  l     !
                 /    ./   l   U
                   /    ./   .}≧‐ !、
               〈l   ≦{   ,/ ̄ヾロ{f
               l!, ロ='ヽ/´ `ヽ  /
                   ヽ    `)、__,/
                   \,__,ノ
その後、ティトゥスはナビスに対する戦争を終結したが、ナビスはアイトリアの人々の手で暗殺された。
それでスパルタが混乱したので、フィロポイメンはこの機会を掴んで軍勢と共に攻め寄せ、
市民のあるものは嫌がったが他の者を納得させてスパルタの町をアカイア同盟に参加するようにさせた。
プルタルコス『フィロポイメン伝』
96例のにゃあにゃあ ◆9IIO2KvSgc :2005/10/11(火) 18:29:46 0
          /:::::::::::::::::::丶
        /::::∧:::::::::::::::::::::ヽ
.       /:/l::/ |:,、::::::::::::::::::::l
       /:/ -、  l:l l:ハ:::::::::::::::::|
.      /:::l `r、` リ i! 卅!ヾ:::::::l
      l/l:l  `¨    、=-` ゝ:l
       |::、   、   `´ ,..-´::l_
     , 'i.i"l:ト:.、 ヽフ  ,.イ:::;-、:::::゙`ミ、.   >>91 姉様、ナビスは史料が少なくて厳しいニャ。
   , "  l |. リ ヽ -ー ´  |:::l. ,夂:ミミミ   概説書なんかだと、
  l    l |         l::::l //  ヾl `ヽ  使われている史料はリウィウスとポリュビオスくらいしか
  |.    | |        |:::::|/      `、  見つからないニャーー
  l    〉l        l/l/l        l
.  {    / ヽ.   ,   ./  l_  ヽ.    .l  例のスレから。姉様の自画像!
   ヽ  /   ` - =.i - ´     ̄`゙l     |
    ヽ.{         ahyako  ト、    l
     `ヽ            ,.. .l ヽ   |
        }` -     - = ≡三 l  〉   l
       {、      - 、 _  |  /   /
        〉`、         ̄` ヽ/   ./
        }  ` 、        ,.ヽ  ./
         /    `    , -一´ ヽ/
       l               ヽ
陸と海の多くの場所での戦いがあらゆる方向からナビスを飲み込み、
自軍と敵軍を現実的に評価する限りでは、勝利の希望が全くないにも関わらず、
彼は戦いを避けるなかった。
彼はクレタから選抜兵千名を派遣し、傭兵三千名と、自国兵一万名を
拠点となっている幾つかの居住地に沿って配置した。

リウィウス「ローマ史」 livy the dawn of the roman empire,oxford,2000,p.165
97世界@名無史さん:2005/10/12(水) 04:26:50 0
       _ _ __          ラケダイモンは、クレオメネスの支配から逃れた後、
       〈>´  ` くノ          マカダスが反乱を起こして僣主となり、
 _____.|..i.iノノ人)〉 ∧,,∧ __   これが死ぬとナビスが僣主として出てきた。
 \   \::| トゝ゚∀゚イl. :(゚∀゚* )\  \ この僣主は、人びとの財産を強奪するだけでなく、
    ̄| ̄| ̄∪ ̄∪ ̄∪ ̄∪ |  ̄ ̄ 神々の財宝まで奪い去った。そのため、日ならずして財政が豊かになり、
     |  |      . あひゃ子 |    これを基にして遠征隊を集めた。
    \.|_________|    そして、メッセネを攻略したが、ピロポイメンの率いるメガロポリス勢が、
                      その日の夜の間に到着し、僣主は休戦条約を結んで引揚げた。
                       パウサニアス『ギリシア記』

>>96 にゃあちゃんなら、だいじょうぶですよ。
    いくらでも史料はありますから、その内幾つかはみつかるでしょう。
    そのAAは似てるけど、自画像ではないのですよ。
    絵師の方が想像で書いてくれたイラストをAA化したものです。
98例のにゃあにゃあ ◆9IIO2KvSgc :2005/10/12(水) 18:02:21 0
ナビス、このスパルタの僣主、リュクルゴス王の末っ子はペロプスの死で即位したとき、まだ少年だった。
この危険なやり方のせいで、彼が成年に達した時、
高貴な血筋により大胆になったナビスは、数日で国の自由を回復不能にした。
ナビスは個人的に最も教養あるラケダイモン人たちに死を与え、
彼の体制を守るために金のためなら何でもするような獣の如き連中をあらゆる方面から集めた。
その結果として神殿荒し、泥棒、海賊や死の宣告を受けた者共があらゆる方面からスパルタへ流れ込んだ。
それ故に、不信心な行いでナビスは僣主になり、前記のような者達にだけ支持され、守られた。
ナビス、スパルタの僣主は、国を堕落させて自身の地位を高めるとした信念に基づき、
市民を処罰する様々な方法を考え出した。

ディオドロス・シケリオテス「歴史図書館」
loeb classical library no.409 diodorus siculus ,harvard,1957,p.203

>>97
姉様一つ見付けました。姉様はこのAAに似てるのですニャ、分かりました。
99世界@名無史さん:2005/10/12(水) 20:46:18 0
>>97
付き合って下さい!
100例のにゃあにゃあ ◆9IIO2KvSgc :2005/10/13(木) 17:42:38 0
ティトゥスは最も残忍で最も不法なスパルタの独裁者ナビスに対する極めて立派な極めて正しい戦争を始めたが、
結局はギリシャ全土の期待を裏切って、折角捕虜にするところまで行きながら手を下そうとせず、
これと講和を結んでスパルタを不当な奴隷状態のままに放置した

プルタルコス「ティトゥス・フラミニウス伝」
プルタルコス英雄伝5巻,岩波書店,1954,p.138
101世界@名無史さん:2005/10/15(土) 04:50:07 0
              _ _ __
     __  ) ___ 〈>´  ` くノ
___\>' ´ノ))く/__|..i.iノノ人)〉_∧,,∧ __
\   \::ノノ从゚∀)ノ::::| トゝ゚∀゚イl. :(゚∀゚* )\  \
   ̄| ̄| ̄∪ ̄∪ ̄ ̄∪ ̄∪ ̄∪ ̄∪ |  ̄ ̄
    |  |  ニャアニャア. あひゃ子 ○○○. |
   \.|______________|
マケドニア王朝がローマによって廃された後には、ローマが派遣した将軍たちと小ぜり合いを起こした。
僣主(ナビス)の支配を受け悪政に苦しんだ間の出来ごとだった。
しかし、人びとは自主性を取戻して非常に高い評価を受け、自由民の身分を維持し、
ローマに対しても好意から出た公的な奉仕以外には何らの貢納義務も課せられてなかった。
ストラボン『地誌』

>>98 >>100 その調子、その調子。
>>99 アリガト。ですけど、わたしもう。。。彼も彼女もいるのです。ごめんなさい♥
102世界@名無史さん:2005/10/15(土) 12:39:57 0
>>101
>彼も彼女もいるのです

ヘラガバルス〜?
103世界@名無史さん:2005/10/16(日) 15:17:33 0
英ウィキを読んでたら、アドリアノープルの戦いの直後に
スパルタ人がファランクスで西ゴート族を撃退したという
記述があってびびった。
104世界@名無史さん:2005/10/21(金) 01:46:41 0
     _ _ __.  フィロポイメンの最も輝かしい功績は、
    〈>´  ` くノ  ナビスがメッセニアを占領して
 〃∩| i iノノ人)〉  アカイアの将軍が臆病風に吹かれて支援に行こうとしなかった時に、
 ⊂⌒| トゝ゚∀゚イl   民会の許可無く最も熱狂的な愛国者と共に出陣して市を奪還したことだった。
  `ヽノノつ ⊂ノl.   プルタルコス『モラリア』

>>102 それなら、サッポーかエリンナと呼んで欲しいな。

>>103
ヘレネス全域が破壊される中でスパルタも押し流された。
スパルタはローマの搾取のせいで、もはや自前の戦士や軍により守られることもなく、
我らの共同体を破滅に導くあらゆる出来事の中で
裏切り者や(ローマ人など)征服者の歓心を熱心に惹こうとする支配者どもにより放棄されたのだった。

紀元5世紀の歴史家 ゾシムス『歴史』
紀元396年に西ゴート族によるスパルタ破壊の記録。

ウィキのは不思議な記述ですね。
スパルタ人は古代から現代に到るまで民族の純血を守り通した、とかいう主張に通じる物を感じます。
105例のにゃあにゃあ ◆9IIO2KvSgc :2005/10/21(金) 17:13:04 0
その間、ギリシアではフラミニヌスが若干の市国と同盟を結んで僣主ナビスを二度連続の戦闘で制圧し、
厳しい講和条項を課して無力になるまで挫いたが、彼の権限はそのままにして去った。
しかし、ギリシアの自由が回復されて諸都市から守備隊が引き上げられ、ローマの軍隊がイタリアへ戻された時、
彼は再び、持ち主のいなくなった所領に惹かれ、多くの市国に突然戦争を仕掛けて侵入した。
これらのことに驚いてアカイア人は、近隣の災禍が自分の所に忍び寄らないように、ナビスに対する戦争を決議し、
将軍に彼らのプラェトルのピロポイメンを据えた。
彼の卓越した勇気がその戦争で輝き出たので、皆の考えでは、ローマの司令官フラミニヌスに比較されるほどだった。

ポンペイウス・トログス「ピリッポス史」
地中海世界史,京都大学学術出版会,1998,p.357

やった、ポリュビオスを使わずにここまで来たニャ。

>>101
そのAAからすると、私も姉様の愛人の一人になっちゃうんですかニャ?
106世界@名無史さん:2005/10/23(日) 03:00:43 0
  _ _ __
  〈>´  ` くノ 「ほぼ間違いなく、わたしはあなたを説得できないだろうが、わたしのアペガなら説得できるだろう。」
  | i iノノ人)〉 −これはナビスの妻の名である。
  | トゝ゚∀゚イl  
  ノ ノ /ahyaノ  ポリュビオス『歴史』
 ((//OUUつ

>>105 そういうことです♥
      史料は結構あったでしょ。それじゃ次はハドリアヌス。
     これまでに比べると史料が少ない時代といわれているから少し大変かもしれませんよ。
107例のにゃあにゃあ ◆9IIO2KvSgc :2005/10/24(月) 17:21:36 0
この必要条件により私は有能な識者達の調査をし、大カトーにより書かれた戦争システムや、
コルネリウス・ケルスス、フロンティヌスによるまとめ、
この本の中に公表してあるパテルヌスの熱狂的な戦争法の最高峰、
アウグストスやトラヤヌス、ハドリアヌスの慣習による布告を、
この小作の中にかなり正確に記録した。

次に、一ヶ月の間、歩兵と騎兵の機動力を三倍にする古代のやり方は両方共に生き残り、
神君アウグストスとハドリアヌスの法により制定された。
ウェゲティウス「戦術書」
vegetius: epitome of military science,liverpool,pp.9,25

>>106
了解です。京都大学のローマ皇帝群像が使えそうですニャ。
5賢帝の一人のハドリアヌスでいいんですよね?
108世界@名無史さん:2005/10/25(火) 03:14:38 0
 +         +     +
 g ̄Wヽ   _ _ __ / ̄ミ メリッサでアルキビアデスの記念碑を見たな。
 ゝ,. :;;:;;o\. 〈>´  ` くノ/;:;;;; 人  万事にすぐれた君主であるハドリアヌスの命により、毎年牝牛が犠牲に供えられる。
 人 ◎;::;;::; y| i iノノ人)〉 \◎:,. ハドリアヌスはさらに、パロスの大理石で作ったアルキビアデス像を、
   ヾ ::;;;;ヾ  | トゝ゚∀゚イl y.,.ノ   この記念碑に置くことまでした。
   " "r ''., ノと)ahya)つ   +
  +   ノ ,.:;;,.  く/」」|〉:::::ヽ     アテナイオス『食卓の賢人たち』
   c ;:;;::;::   し'ノヽ ;;;;:. l
     g ':;' 人     人"'g    >>107 その通り、五賢帝の一人ですよ。
  +    u   +    u''
109例のにゃあにゃあ ◆9IIO2KvSgc :2005/10/25(火) 17:40:31 0
属州民がキリスト教徒に対して告発を明らかに確信しうるならば、
法官席の前にて答えができうるならば、
彼らはこれのみに向かうべきであろう。
要求や単なる叫びに向かってはならない。
もし何人とかが告発をなさんと浴するなら、汝がこれを調べ判決をすることは、極めて正当である。
もし何人かが告発をなし、被告が法に反したことを行っていることを示すなら、
汝は罪の軽重に応じ決定せよ。
何人かが偽の告発の故にこれを提出せんとするなら、汝は厳しく見分け、いかに処罰するかにつき考えよ。

エウセビオス 「教会史:ハドリアヌスからアジア総督への手紙」
西洋史料集成,平凡社,1956,p.163

>>108
了解ですニャ。それじゃ、ハドリアヌス伝は最期の武器ニャ!
110例のにゃあにゃあ ◆9IIO2KvSgc :2005/10/27(木) 18:23:54 0
ハドリアヌスはしばしば後継者として相応しい他の人物のことを考えていたので、
もしたまたまアエリウスがより長く生きていたならば、彼は皇帝家より除かれていたかもしれない。
事実、ハドリアヌスの生涯をより詳細に書き記した者たちによって、次のようにも言われている。
ハドリアヌスは、アエリウス・ウェルスのホロスコープを星占いによって熟知しており、
彼が国家を統治するにはあまり適切でないことを知りながら、
自分自身の欲望を満足させるためだけに養子にしたのだ、と。
また、それはハドリアヌスとアエリウス・ウェルスとの間になされたといわれている
秘密の条件に基づいた誓約に従ったのだと言う者もいる。
たしかに、マリウス・マクシムスは、ハドリアヌスが占星術に優れていて、すべての日々の、
そしてまさに死ぬその時刻に到るまで、自分の将来に起こることを事前に書き留めていた、
とはっきり言っている。

アエリウス・スパルティアヌス「アエリウスの生涯」
ローマ皇帝群像1,京都大学学術出版会,2004,pp.91-92
111世界@名無史さん:2005/10/29(土) 03:20:50 0
       .__
        |: |
      _|:_|_
   (二|.アヒャコ |二O
      ̄|~| ̄ワタシノ オハカ♥
    _._.|:_| ._ ワタシノ オハカ♥
,,_,_,__〈>´  ` くノ∩_
   〈(人ヽゝi | ((;;;;/ 病気になったハドリアヌスによって死刑を宣告された者達をアントニヌスが助けたこと。
 ;   lゝ゚∀゚ イ | ))/ またハドリアヌスの死後、すべての人々の激しい反対を押し切ってこの亡き皇帝に対して
 "" ⊂ahy⊂ ゝノ;/ 数多くの破格の栄誉を決議させたこと。
    /;: :: :; ;;;;;;;;;;;/ さらには、ハドリアヌスが自殺したいと思った時に、
   /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/ それを実行せぬように十分に監視をし注意を払ったこと。
     ̄ ̄ ̄ ̄    ユリウス・カピトリヌス『アントニウス・ピウス伝』

>>109 そうでした、皇帝伝がありましたね。これだと簡単にいきそうですね。
112世界@名無史さん:2005/10/29(土) 14:26:18 0
>>111
幽霊〜?
113世界@名無史さん:2005/11/24(木) 02:11:56 0
     _ _ __ エ !? ワタシ ユウレイ !?
     〈>´  ` くノ
     |..i.iノノ人)〉  アンティノウスは皇帝のお気に入りで、ナイル川に落ちたか、
     | トゝ゚∀゚イl  ハドリアヌスが書いている通り、生贄にされたかして、エジプトで死んだ。
    ノ⊂ Ahyaつ ハドリアヌスについて、私が述べたように、
    /' ̄"  ,.ノ   彼はあらゆる種類の占いや呪術に大きな関心を持ち、長い時間を費やしていた。
   ( ,-〜〜'     だから、皇帝はアンティノウスへの愛故に、或いは若人の自殺に対して、敬意を表し、
    iノ         この宿命に苦しめられたその場所に都市を建設して彼の名を与えた。

ディオ・カッシウス『歴史』
114世界@名無史さん:2005/11/29(火) 13:37:47 0
シチリアの奴隷戦争(第一次〜第二次)を指導したのはどんな人物だったんでしょう
スパルタクスのほうは有名なんですが…
115世界@名無史さん:2005/11/30(水) 04:43:22 0
    _ _ __
   〈>´  ` くノ
  ∩ | i iノノ人)〉
  ))| トゝ゚∀゚イl
  ((ノと)ahya)つ
  ヽ く/」」フつ
      し'
紀元前135から131年までシキリアの反乱を指導したエウヌス

シリアの奴隷でエンナのアンチゲノスに属していた。
アパメイオスで生まれ、魔法と不可思議な技の才能を持っていた。
ディオドロス・シケリオテス『歴史』

牧人たちのために島はしばしば大きな危険に陥った。牧人は諸方で盗みに走ったし、
つぎは多数で徒党を組み植民市を略奪した。エウヌス配下の一団がエンナ市を攻略したのがその一例である。
ストラボン『地誌』

執政官のプブリウス・ルピリウスがシキリアで逃亡奴隷との戦いを終結させた。
リウィウス『ローマ史概要』

シケリアで奴隷戦争を起こしたエウヌスという名の亡命者は
捕らえられてローマに連れてこられてから虱の病で死んだといわれている。
プルタルコス『スラ伝』

王を僭称してコインの発行までしましたが、紀元前132年にローマ軍に捕らえられて病死しています。
116世界@名無史さん:2005/11/30(水) 04:44:16 0
   _ _ __
  〈>´  ` くノ∩
  〈(人ヽゝi | ((
   lゝ゚∀゚ イ | ))
  ⊂ahyaつ ゝノ
   とく|L_ゝノ
      し'
紀元前104−100年にシキリアの反乱を指導したサルウィウス

奴隷たちの王の名はサルウィウスで、彼は占いが得意だとの評判があり、
女性相手に熱狂的な音楽を奏でる笛吹だった。
ディオドロス・シケリオテス『歴史』

前執政官のマニウス・アクィリウスがシキリアで火を噴いた奴隷戦争を鎮定した。
リウィウス『ローマ史概要』

彼も同じく王を僭称しましたが、ローマ軍に捕らえられて処刑されました。

こんなところでいいですか?
117世界@名無史さん:2005/11/30(水) 10:30:48 0
>>115-116
ありがとうございます!
「王」を名乗ったのは共和制ローマに対抗したからかな?
118世界@名無史さん:2005/11/30(水) 16:14:16 0
>>116
いた〜!
119世界@名無史さん:2005/11/30(水) 21:29:47 O
ローマ史上最高の英雄はカエサル? しかし実力的にはオクタヴィアヌスだろ? イタリア史上だったらどうなる?
120世界@名無史さん:2005/12/01(木) 14:46:51 0
ガリバルディ
121世界@名無史さん:2005/12/01(木) 16:26:25 0
>>119
オクタヴィアヌスはカエサルの後継者だったから若くして成功できたし
指揮官としてはそれほどでもなかった
軍事面での力量を補う有能な補佐役(アグリッパ)をつけたのもカエサルだし
122世界@名無史さん:2005/12/02(金) 03:52:06 0
  _ _ __
  〈>´  ` くノ あひゃ〜
  | i iノノ人)〉
  | トゝ゚∀゚イl  >>117 たぶん、只のノリじゃないでしょうか。
  ノ ノ Ahya|ノ       あまり深い意味はないと思いますよ。
 ((//OUUつ >>118 あひゃー、見つかった。
         >>119-121 軍事能力だけなら、ポンペイウスもいい線行くかもしれませんね。
123世界@名無史さん:2005/12/03(土) 03:35:15 0
     /  |::::ヽ       /:::::::l  `゙l
     |   l::::::::ヽ-= =-/::::::::::l   /
     l  /:::::::::::ヽ____/::::::::/ヽ_ノ
     ヽノ./~ヾ/    ``- <´ `-ノ
      ,ノ  /      ヽ  ヽ  ヽ
      l     ) )  / ) .)    )
      レ',   l ノ)ノ!),ノ -ノ.)、)ノノノ| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
      `ヽl_/く,イ `l   l.  ヽ./l  |  たまには。.  |
       |>ゝl ゝ-´   ゝ-´/ソノ.. | 大きいのも。  |
       ゝ-,.、  \__/ /))  . | by あひゃ子 .|
         ヽ) 、  (.リ  ,.'l)) ウヒャ.!|_______|
       , '´ ̄ l-l> -<l-─-- 、       | |
      /     |_,...-l-l、..,_l     ` 、     | | マルコスがビザンティオンを代表して
     l                  l    ._,| | 使節としてやって来たとき、
     |    l            ,、 l   l  / ニ⊃ハドリアヌス帝も彼を誉め讃えた。
     l    l/\     /::l\l   l ./ヽ、_{ミ)それは、これまでの皇帝の中でハドリアヌス帝が最も、
     |    l:l:::::::::\ l /:::::::::l::::}   l/ヽ。/| | 徳性を滋養とすることに関心を寄せていたからである。
     |    |:l:::::::::::::`l´;;;;;;;;;::::}::ノ. /  /   l_j
     l    l::ヽ'''''':::::::|::::::::::::/:::|    /      ピロストラトス『マルコス伝』
     ヽ   ヽ::}::::::::::::::l:::::::::::}:::人    /
      \    l::::::::::::::::l:::::::::::∨  ヽ.ノ
.       l\/\、::::::::::|::::::::::/    l
       /'Y  /| \:::::l:::::/     |
       | く。/  \ .\/      |
       l   |  l ト'゙  |       l
      rハ  ヽl | |ノ   l       .l
      /7:|ヘ  ``´    .|       l
      //´l::∧       l       /::.
     ~ ::\∧      人      /::::
124例のにゃあにゃあ ◆9IIO2KvSgc :2005/12/13(火) 17:54:02 0
あなたの祖父ハドリアヌスは言ったものだ。
「皇帝の運命とは哀れなものだ。誰かが帝権を狙う陰謀を企んだといっても、
皇帝である自分が殺されるまでは信じてもらえないのだから」と。

ウルカキウス・ガリカヌス「アウィディウス・カッシウスの生涯」
ローマ皇帝群像1,京都大学学術出版会,2004,p.229
125世界@名無史さん:2005/12/17(土) 03:04:04 0
    _ _ __  ここに、「自由護持のゼウス」とハドリアヌス帝の象も立つ。
   〈>´  ` くノ  帝は、自分が統治した諸地方のなかでも、アテナイに対しては、
  ∩ | i iノノ人)〉  格別の好意を示した。
  ))| トゝ゚∀゚イl
  ((ノと)ahya)つ   パウサニアス『ギリシア記』
  ヽ く/」」フつ
      し'

にゃあちゃんおひさ♥
126例のにゃあにゃあ ◆9IIO2KvSgc :2005/12/26(月) 19:51:08 0
15歳の時に、故郷の町に戻り、直ちに軍務に就いた。しかし、非難を受けるほどに狩猟に熱中したために、
トラヤヌスに故郷から呼び出され、彼によって、その実の息子のごとくに処遇された。
まもなく、ハドリアヌスは訴訟裁定のための十人委員の一人に選任され、
その後、第2アデュトリクス軍団の高級将校に任じられた。
さらに、この任務の後、ドミティアヌスの治世がすでに終わりに近づいた頃には、
下部モエシアでの勤務に異動させられた。

アエリウス・スパルティアヌス「ハドリアヌスの生涯」
ローマ皇帝群像1,京都大学学術出版会,2004,p.6

>>125 姉様おひさですニャ。これで10個目ですニャ。次は何にしますかニャ。
127世界@名無史さん:2005/12/29(木) 03:40:22 0
   _ _ __  第144オリンピヤードの少し前、ローマは諸族を征服して統治し、
   〈>´  ` くノ  和平を監視するために、毎年イベリアへブラエトルを送ることを始めた。
 ∩ | i iノノ人)〉  彼は平和を樹立するのに必要な小部隊を残し、
  ))| トゝ゚∀゚イl  後にローマ皇帝になるトラヤヌスやハドリアヌスの出身部族の町イタリカ、
 ((ノ⊂ahyaつ   後にイタリーと名付けた町に病気や負傷した兵士を定住させた。
  (( (く/」」〉ノ
   ` し'し'    アッピアノス『ローマの歴史』

>>126 おひさ、にゃあちゃん。それじゃ次はトラヤヌス逝ってみようか。
128世界@名無史さん:2006/01/05(木) 20:42:17 0
age
129ベニト・ムッソリーニ:2006/01/05(木) 23:10:20 0
[・ム・]/わしの時代まで続くには何スレを要するのだろうか・・・・
130世界@名無史さん:2006/01/06(金) 21:21:27 0
今BSハイビジョンでネロ物のドラマやってます。全部で3時間の大作?です。
ただいま実況板にこの時代に詳しい人があまり居ないので、ローマ期に詳しい
ツワモノの参加をお願いしたいとまかりこしました。
なんか時代考証がうそ臭いんだよな〜。

どうぞよろしく!

NHK-BS hiを実況するスレ141@BS実況(NHK)
http://live22x.2ch.net/test/read.cgi/livebs/1136127553/l50
131130:2006/01/06(金) 21:47:49 0

明日もありますので、よろしくお願いしますm(_"_)m
後編 1月7日(土)午後8:00〜9:32
132世界@名無史さん:2006/01/08(日) 03:43:04 0
>>129
あんただれ〜?
133例のにゃあにゃあ ◆9IIO2KvSgc :2006/01/13(金) 19:09:55 0
トラヤヌス帝がパルティアの、海からは何十日も歩かなければならぬほど奥地に赴いた折、
アピキウスは生牡蠣を、工夫を凝らして包装して彼らのもとへ送らせた。おかげでトラヤヌスは、
やはり海から遠くにいながらアンチョビーを所望したピテュニアのニコメデス王のような目に遭わずにすんだのである。
アテナイオス「食卓の賢人たち」
アテナイオス,食卓の賢人たち1巻,京都大学学術出版会,1997,p.26

>>127
トラヤヌスということは5賢帝制覇を目指すのですかニャ?
134世界@名無史さん:2006/01/17(火) 04:22:27 0
敬虔の口をもて            |  , - = ─ = - 、   /:::::::/;;|
なんじらに祈るは、         |/          \/::::::::/  |:|
あげてこの皇帝トラヤヌスを   |              ̄\/    l::|
守りたまえ、             |               \    l::|
皇帝の徳をもて元老院が続き、.|.     ∧  /ヽ::...  .: \,,,//
かのお人も             |  ...::::/./ :/   ヽ::::.  :: l\|/
おのが徳もて続かむことを!!  |: ::::/ヽ// ´ ̄¨ |::: :: ::. |/
                     |::/厂ヽ    厂ヽ l::: :::::::: l
マルティアリス『エピグラマンタ』.!|:::l ゞ;;ソ     廴ソ |::::::::|ヽ|
______________| l ⊂⊃丶_/ ⊂⊃ l::::::/ |
      || |           \::\\   ヽ/    /|/ /|
      || |            `ヾ;\_ヘ-=──=∠;;;人//
      || |         r-く ̄ ̄  ̄`゙ = === =" リ/─-、
     /~二l⌒lヽ.-──=\:ヽ    ______ /      \
    ( _| .|::::l       |::l  // II  ─  2 ヽ\     /ヽ
    ( _)ノ:::::|     __ノ::|  〈 |─┐|_   フ  |.  〉  //\
     ヽ_ノ:::::::/-──  ̄  ̄  ̄/ l│  |_ヤ ̄丁 ̄l ./\//   ヽ
      || |~ ̄          / ヽ_______ノ-|   ̄)     )
      || |           /  \          ヽ /     /
      || |           ヽ-=ニニ二二ニニ==/\ヽ..  /
      || |             /             (_/ )|:::|/
      || |              /             (_/ ):/
      || |           /\           / (_ノ',
      || |            /   \        /     ',
あけおめ。五賢帝制覇もいいかもね。それいってみようか。
135例のにゃあにゃあ ◆9IIO2KvSgc :2006/01/23(月) 18:27:05 0
 本当に多くの人々が、トラヤヌスはマケドニアのアレクサンドロスの例に倣って、
確たる後継者をあげずに世を去ることを決意していたと言っている。
 一方で、次のように主張している人々も多い。すなわち、トラヤヌスは元老院へ勅書を送って、
万一自分に何かあったら、元老院がローマ国家に対して元首を与えるようにと希望していた。
 その際には、元老院がその中から最良の者を選べるようにと、幾人かの名を付け加えていた。

アエリウス・スパルティアヌス「ハドリアヌスの生涯」
ローマ皇帝群像1,京都大学学術出版会,2004,pp.15-16

>>134 了解ですニャ。
136例のにゃあにゃあ ◆9IIO2KvSgc :2006/01/26(木) 18:45:09 0
汝に告発されたクリスト教徒たちの裁判遂行において、汝はせねばならなかったことをおこなった。
確かに、あたかも一定のはっきりした型を持つ如き一般的なものは定められえない。
彼らは探索させられるべきではない。
もし彼らが告発され、罪のあることが明らかにされるなら、彼らは処罰されるべきである。
告発された一群が、みずからクリスト教徒であることを否定し、このことをみずから明らかにする──
これはわれわれの神々を拝することである──場合を除いて。
以前に疑いをかけられていたといえども、悔悟すれば彼らは寛容を得るであろう。
署名なしで提出された書状は、断罪の証拠として取り上げてはならない。
なんとなれば、匿名告発は悪い例であり、われわれの時代のものでもないから。

トラヤヌス帝から小プリニウスへの書簡
西洋史料集成,平凡社,1956,p.162-163
137世界@名無史さん:2006/02/01(水) 14:43:18 0
あげ
138世界@名無史さん:2006/02/03(金) 02:58:34 0
 +         +     +
 g ̄Wヽ   _ _ __ / ̄ミ   ローマの皇帝トラヤヌスは、
 ゝ,. :;;:;;o\. 〈>´  ` くノ/;:;;;; 人    皇帝たちが戦争からの凱旋行進をするときに乗る
 人 ◎;::;;::; y| i iノノ人)〉 \◎:,.    黄金の戦車にディオンを同乗させ、
   ヾ ::;;;;ヾ  | トゝ゚∀゚イl y.,.ノ  +   彼の方を振り向いてよくこう言っていた、
   " "r ''., ノと)ahya)つ   +    「おまえが何を言っているのか私にはわからぬが、
  +   ノ ,.:;;,.  く/」」|〉:::::ヽ       私は、私自身を愛しているのと同じように、
   c ;:;;::;::   し'ノヽ ;;;;:. l       おまえを愛している」。
     g ':;' 人     人"'g
  +    u   +    u''       ピロストラトス『ディオン伝』
139世界@名無史さん:2006/02/11(土) 19:46:14 0
>>138
アヒャたんは何者〜?
140世界@名無史さん:2006/02/13(月) 08:58:48 0
     _ _ __
    〈>´  ` くノ  コモドゥスの父の一族には傑出した政務官がいる。
 〃∩| i iノノ人)〉  皇妃となった彼の母ファウスティナはアントニウス・ピウスの娘で、
 ⊂⌒| トゝ゚∀゚イl   ハドリアヌスの母方の孫娘で、曾祖父のトラヤヌスに繋がっている。
  `ヽノノつ ⊂ノl  ヘロディアヌス『歴史』

>>139 只の通りすがりのAサロ板住民ですよ♥
141例のにゃあにゃあ ◆9IIO2KvSgc :2006/02/14(火) 17:54:41 0
ギリシア全体でトラヤヌス像を奉納した。帝はトラキアの向こうに住むゲタイ族を平定し、
アルサケスの子孫オスロエス率いるパルティア族と戦った。
また、帝の事業のうち、建築関係で一番名高いのは、
帝の名を添えた浴場や完全に円形の大劇場と、長さ二スタディオンに及ぶ戦車競走用の建物である。
また、ローマのフォルムもそのひとつである。これはほかの飾りも見ごとだが、ブロンズで葺いた屋根が、
とりわけ見ごとである。

パウサニアス「ギリシア記」
ギリシア記,龍渓書舎,1991,p.339
142世界@名無史さん:2006/02/15(水) 10:36:02 0
キケロの岩波文庫から出てる友情についてがすごく分かりにくいんだけど
もっといいのって他の出版社から出てませんか?
143世界@名無史さん:2006/02/19(日) 02:58:27 0
   _ _ __    トラヤヌスは正義感が強く、勇敢で真っ直ぐな性格をしている。
  〈>´  ` くノ∩  即位した時には42才で強靱な肉体を持ち、
  〈(人ヽゝi | ((  あらゆる計画に対して同じように労力を注いでいた。
   lゝ゚∀゚ イ | ))  精神力も高く、若者の無謀さも、老人の鈍重さも持ち合わせていなかった。
  ⊂ahyaつ ゝノ   。。。。。
   とく|L_ゝノ     トラヤヌスは発作の影響で体が麻痺し、あらゆる能力が衰えていた。
      し'       キリキアのセリヌス、我々がトライアノポリスと呼ぶ町で突然死去した。9年と6ヶ月、15日間統治した。
            ディオ・カッシウス『歴史』

>>142 岩波版だと、中務先生訳と呉先生訳の2種類あったように覚えていますが、
     読みにくいのは呉先生訳の方ですか?
     確か新版と選集に収録されているのは中務先生訳でした。他の版は。。。ごめんなさい。知らないんです。
144世界@名無史さん:2006/02/19(日) 14:57:39 0
>>143
自分のは中務先生のですが、呉先生という人のもあるんですね
アマゾンで検索しまくってたつもりだったんですがまた調べてみます
ありがとうございました
145世界@名無史さん:2006/02/20(月) 03:45:15 0
        ||      ネルウァ・トラヤヌス(トラヤヌス帝)は、現代の福祉を日に日に増大させている。
    _ _||__ __  そして、人々は国家の安寧を、希望し祈願する気持ちになったばかりか、
   〈>´  ` くノ   その祈りが成就するという強い確信を抱くに至ったのである。
    |..i.iノノ人)〉
    | トゝ゚∀゚イl    タキトゥス『アグリコラ』
    ミ≡≡≡j
    ミ≡≡≡j
     し'ノ
>>144 どういたしまして。

にゃあちゃん、これで10本目ですよ。次はネルウァ逝きましょう。少し難しいかもよ。
146例のにゃあにゃあ ◆9IIO2KvSgc :2006/02/20(月) 18:12:43 0
今日、ようやっと、生きる勇気がたち戻ってきている。ネルウァ・カエサルは、至福の世紀の夜明けとともに、
すぐさま、これまで長い間、両立しがたい存在であった二つのもの、元首の政体と自由の政体を、融和させた。

タキトゥス「アグリコラ」
タキトゥス,筑摩書房,1960,p.322

>>145
なら、最初は姉様に続いてタキトゥスで。
147世界@名無史さん:2006/02/22(水) 00:48:53 0
       ||   ネロは護衛隊の集会を命じて、各兵に二千セスティルティウスの賜金を配った。
       ||   さらに、それまで市価で各兵に売り渡していた小麦を無償で給付した。
      ∩∩  ついで彼は、まるで戦争の結果を報告するような調子で、元老院を招集する。
     ミ≡≡≡j  元執政官ペトロニウス・トゥルピリアヌスと
     ミ≡≡≡j  予定執政官コッケユス・ネルウァと護衛隊長ティゲッリヌスに、
逝った | イノ。A。yl  凱旋将軍顕章を与える。
     |.!!ヘヽヽ/)〉
     〈> 、  , く)  タキトゥス『年代記』
       ̄  ̄  ̄
>>146 それじゃ私もタキトゥスで逝くよ。
148世界@名無史さん:2006/02/24(金) 07:24:10 0
   _ _ __ ネルウァは親族を国家の安全より優先するようなことはしない。
   〈>´  ` くノ トラヤヌスがイタリア出身者ではなく、
 ∩ | i iノノ人)〉 スペイン出身者だからといって、養子にするのを躊躇することはなかった。
  ))| トゝ゚∀゚イl. .スペインは以前からローマ支配下にあるので外国人にはならない。
 ((ノ⊂、ヽ)ノ)ソ ネルウァは出身地より人物の能力に着目していた。
  (( (\_/    ネルウァは1年と4ヶ月9日間統治した。
    ` し`J    その前には65年と10ヶ月と10日間の人生を刻んでいた。

           ディオ・カッシウス『歴史』
149世界@名無史さん:2006/02/27(月) 01:17:16 0
  _ __ __             カエサル・ネルウァさま、かつてヌマ王にあったほどの、
  〈> ´  ` くノ   ____       正義と公正に対する畏敬の念がおん身にはおありです。
  | ,ノ ノ) ))〉   |辞書||__      。。。。。
  | トゝ| \_/|  _二|Loeb|      おん身を将とせばブルートゥスも喜ぶでしょうし、政敵の血に染まったスラも、
  n f つ辞.||.O |タキトゥス|¨.       主権を措かむとするにあたって、おん身ならば譲でありましょう。
 ((く/」」|二二二」二二二二二」   そしてお偉いクラッススもまた、あらゆる富をおん身に贈るでありましょう。
 ┌─ヽつつ   |. |      |. |    もしもカトーその人も冥界の地下なる闇から返されて来るものならば、
 └┰ ┘   / |   / |    カエサル・ネルウァの党となるでありましょう。
   ┸    [___」  [___」    マルティアリス『エピグラマタ』
150例のにゃあにゃあ ◆9IIO2KvSgc :2006/02/27(月) 17:35:39 0
言い尽くせぬほどたくさんの財宝をアッティコスに出してみせたのである。
だが、その量があまりに莫大なので、アッティコスは有頂天になるより先に慎重になり、
ネルウァ帝に宛てて次のような書状をしたためた、
「皇帝陛下、私は自分の持ち家で財宝を見つけました。陛下はその財宝についてどうせよとお命じになりますか」。
すると、ネルウァ帝は、「おまえが見つけたものだ、おまえが使うがよい」と答えた。
しかし、アッティコスが用心に用心を重ねて、宝物の量は自分には不相応ですと手紙に書くと、
ネルウァ帝は「幸運の授かりものだ、思うままに使い果たすがよかろう。それはおまえ自身の運なのだから」と答えた。
このようなことがあって、アッティコスは裕福になった

ピロストラトス「ヘロデス伝」
哲学者・ソフィスト列伝1,京都大学学術出版会,2001,p.109
151世界@名無史さん:2006/03/06(月) 02:48:48 0
    _ __ __   皇帝から親任される職務には、
    《> ´  ` く,/   格別の心遣いを要することは当然であるが、
\\ |..i.iノノ人)〉.   さらに私は生来、責任感が強く、忠実な性格で、
     | トゝ゚∀゚イ∩  これまでも仕事を任されると、
    ⊂Ahyaつ.)) . ただ一途に精励、献身してしまうのが常であった。
    _く∧ノ〉ソ   このたび、私はネルウァ帝から水道長官の職に任命されて、
    \(ノ〈ノ、    この感がますます強い。
      \  \
       \_/  フロンティヌス『水道論』
152例のにゃあにゃあ ◆9IIO2KvSgc :2006/03/06(月) 18:22:27 0
トラヤヌスがネルウァに養子とされた時、ハドリアヌスは軍隊を祝賀するために派遣され、
上部ゲルマニアへ移った。
ネルウァが死んだ時、この地からその知らせをトラヤヌスのもとへ第一番に届けるため、
ハドリアヌスは急ごうとしたが、姉の夫であるセルウィアヌスによって長くひきとめられてしまった。
乗り物を故意に壊されて遅れてしまったハドリアヌスであったが、徒歩で急ぎ、
結局セルウィアヌスの発した使者の兵士よりも先にトラヤヌスのもとに到着した。

アエリウス・スパルティアヌス「ハドリアヌスの生涯」
ローマ皇帝群像1,京都大学学術出版会,2004,pp.6-7
153例のにゃあにゃあ ◆9IIO2KvSgc :2006/03/07(火) 22:09:24 0
主よ、あなたの尊父・神君ネルウァは、立派な演説と気高い手本とで、
すべての市民に気前の良い施しを奨励されていましたので、私はこう要請しました。
ローマから遠く離れた私の地所に、何代にもわたって相続された、歴代元首の像を、
私が受け継ぎ、元の状態で大切に保管していますが、これらにネルウァ帝の像も加え、
ティフェルヌム・ティベリヌムの市に移管することを許してくださいと。
ネルウァ帝は惜しみなき賛辞とともに、私のこの願いを許されました。
私は直ちにその市の議会当局に宛て、私の負担で神殿を建てたいので、
敷地を用意してくれと書きました。
彼らはその申請に敬意を表し、敷地の選定を一任しました。

プリニウス書簡集,講談社,1999,pp.390-391
小プリニウスのトラヤヌス宛て書簡

姉様。プリニウスの書簡以外はもうネルウァネタがないですニャ。
154世界@名無史さん:2006/03/13(月) 02:51:48 0
この発言は忽ちとりあげられ、後でおおぜいの間で評判となりました。
実際、神君ネルウァは私の所に非常に感銘深い手紙を送って寄越し、
「昔に見られたと同じ模範が、今の世代にも示された」と言って、
私ばかりでなく、今の時代を祝ってくれたのです。

『小プリニウスのタキトゥス宛て書簡』
               _______
   _ __ __     |             |
   《> ´  ` く,/   | ヒント: Pauly  |
 ∩ ! ,ノ ノ) ))〉 /' |             |
  ))| トゝ゚∀゚イl / ....|             |
 (( ( )^Ahya^( )    ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  [ ̄「 ̄ ̄ ̄ ̄]
  || ̄||√ソノ〉 ̄||
  ||  ||(ノ〈ノ.  ||

>>153 そーですね。もう簡単に手に入る史料はないかもしれませんね。
      他にエウトロピウスと、アウレリウス・ウィクトルがあるのですが、
      わたしの方ではちょっと面倒な事情があって手に入れることができそうにないですね。
      あとは碑文史料がたくさんあったかな。
155例のにゃあにゃあ ◆9IIO2KvSgc :2006/03/15(水) 23:32:23 0
昨日、元老院で元首ネルウァの提案により、ウェストリキウス・スプリンナに、凱旋将軍像が決議されました。
戦線に一度も立ったことのない、陣営生活の体験もない、従って見世物の中でしかラッパの音を聴いたことのない、
多くの将軍と違って、彼はこの栄誉を汗と血と功績で手に入れた英雄の一人です。

プリニウス書簡集,講談社,1999,p.70
小プリニウスのマクリヌス宛て書簡

>>154
pauly?辞書?
エウトロピウスと、アウレリウス・ウィクトル。
姉様のところで手に入り難いってことはloebにはないって事ですね。
それだと、私の方でも入手は難しいですニャ。
156世界@名無史さん:2006/03/19(日) 12:24:48 0
ポセイドニオスはファビウスが盾、マルケルスが剣と呼ばれたと伝えている。
ハンニバル自身は、ファビウスを先生として恐れ、マルケルスを敵手として恐れるのは、
一方のために害を加えることを妨げられ、一方のために害を受けるからだと伝った。
157世界@名無史さん:2006/03/20(月) 04:50:32 0
   _ _ __     私は、きょうも、お節介な人間や忘恩の徒に、
   〈>´  ` くノ     傲慢な人間や欺瞞的な人間に、
 ∩ | i iノノ人)〉     中傷家や非社交的な人間に出会うであろう。
  ))| トゝ゚∀゚イl      これらの悪徳は、善意にたいする彼らの無知から生じたものである。
 ((ノ|l つhyaつ=|二フ
  (( (く/」」〉ノ       マルクス・アウレリウス『手記』
   ` し'し'

>>155 辞書ですよ。それじゃ次はマルクス・アウレリウス帝!
     どちらもロエブにはないけど、ラテン語版なら比較的簡単に手にはいるのですが、
     読む気がしない。。。。。('A`)ランテゴヨムノマンドクセ
>>156 ????
158世界@名無史さん:2006/03/20(月) 19:43:09 0
>>157
銃刀法違反で通報しまつ
159世界@名無史さん:2006/03/22(水) 01:51:58 0
                        _ _ _
                           (>´   ` く〉
                        〈(人ヽゝ i | うひゃー
                             lト゚∀゚ノil リ'n
                          ⊂(ahyaト ,)ノノ
                   _____.jニニニニi
                ,..-.´--------r-''"゙、 ̄ノ゙'''-、
 (0)三)ニニニニニニニ)二二)_(    (   ╋   アヒャ ヽ
            __ヽo____ヽ..,______...゙.ニ=--、
           / ○  ⊥    /_  ─≡≡≡≡≡二) r'
       ,'´ ̄フ         '´ , '´,、二二二二二二二二,j
       .|.二.|゙、 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|.二.| T゙_l".Y".Y".Y".Y".Y'~Y
       ゙、三゙、          ゙、三゙、゚.フ() () () () () ():|
        ゙、三゙、 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ゙̄、三゙、.、,,人_人_人_人_人+ノ
        ''' ̄ ̄'' ''' ''' ''' '' ' ''' '' ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄~''' '' ' '''
マルクス・アントニヌスは、生涯を通じて哲学に没頭した人物であり、
その一生の清浄さという点で、すべての皇帝たちに優っていた。

ユリウス・カピトリヌス『マルクス・アウレリウス伝』

>>158 なら、戦車ならおk?
160世界@名無史さん:2006/03/22(水) 04:13:49 0
ここで聞いていいのかどうかよくわからないんですが、
「背教者ユリアヌス」はどの程度史実に基づいているんでしょう?
161例のにゃあにゃあ ◆9IIO2KvSgc :2006/03/23(木) 18:34:30 0
マルクス・アントニヌスと結ばれた娘ファウスティナの結婚式を、
アントニヌス・ピウスは兵士に賜金を配るほどにたいへん盛大に執り行った。

ユリウス・カピトリヌス「アントニヌス・ピウスの生涯」
ローマ皇帝群像1,京都大学学術出版会,2004,pp.124-125

>>157
ありがとうです。これですニャ。
paulys real-encyclopadie der classischen altertumswissenschaft,stuttgart,1894-1919
ガッコの書庫の奥底に眠るオバケ辞書。今度探検に行って見つけ出します。
>>160
読んだことがないので分からないです。
後は姉様期待。
162160:2006/03/24(金) 05:28:02 0
>>161
スレ違いのような気もしますが、レスいただきありがとうございます。
この作品、話としては凄く面白かったのですが、
どうも一人称視点が多いような気がして、フィクションの部分が多いのかな?と思ったのです。
あと、例えば冒頭の、コンスタンティヌスの死に際の洗礼なんかも、
どこまで本当の話なのかちょっと興味を持ったもので。
163世界@名無史さん:2006/03/28(火) 02:34:25 0
.   _ _ __
「゙ 〈>´  ` くノ
| ̄|| i iノノ人)〉  ハドリアヌスは重病に陥ったため、
|_||lトゝ゚∀゚イl   のちにピウスと呼ばれるアリウス・アントニヌスを養子とした。
 || |у つと )  そして、彼にはアントニウス・ウェルスとマルクス・アントニヌスの二人を
 | ̄ ̄ ̄ ̄ノ  養子にするように条件をつけた。
 ゝ    _/    この二人が、のちに初めて二皇帝制を実現して共同統治をするのである。
      (
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  アエリウス・スパルティアヌス『ハドリアヌス伝』

>>161 そのオバケの方でなくて、もっと可愛いサイズのKleine Paulyで十分ですよ。
      それでもOxford Classical Dictionaryより情報が豊富ですね。

>>162 わたしも読んだこと無いな〜
      確実なのは史料に当たることですね。
      ユリアヌスの著作集とか、アンミアヌス・マルケリヌスの年代記とか。。。。
      どちらも英語版ならありますよ。
      邦語版がいいということになりますと、ギボン辺りに当たればいいのかな?
      ギボンは基本的に年代記を引き写して、他に論評やらなんやらを付け加える形で
      執筆していたはずですから、誰が何時何処で何をした、という部分は史料に忠実だと思います。
164162:2006/03/30(木) 02:32:07 0
ありがとうございますー。
このスレは学究的なんですね。
165世界@名無史さん:2006/04/02(日) 21:42:58 0
このスレAAばっかでキモと思ってたけど案外おもしろくてためになるな
166例のにゃあにゃあ ◆9IIO2KvSgc :2006/04/03(月) 20:11:39 0
ゲルマン人との戦争が勃発すると、二人の皇帝はいっしょに前戦へ出発した。
というのも、マルクスはウェルスのみを前戦に送り出すことも、
その放蕩ゆえに彼一人を首都に残しておくことも、ともに欲しなかったからである。

ユリウス・カピトリヌス「ウェルスの生涯」
ローマ皇帝群像1,京都大学学術出版会,2004,p.220

>>163
姉様感謝!マルクス・アウレリウスは小さい方の5巻ですニャ。
史料の量が凄いです.................それにドイツ語はちょっと苦しい.............
167世界@名無史さん:2006/04/12(水) 07:41:30 0
              o。_。_lコ     |l≡≡≡|ミ|__。≠_〇o
 。+ +。。。。。 |l|FFFFFFF|。 。 .。 +|l≡≡≡|ミ|EEEEEEEEEEE|lll| .。+
  * o  o.   |l|FFFFFFF|     |l/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
     。。oo  |l|FFFFFFF|.* o.  |l| 徐々に本が読めなくなっている自分がいる。。。。
   /| ̄ ̄ ̄l ::|FFFFFFF|_ _ __\ 学生の頃と違って気力が続かない。。。
   |ミ|:」」:」」:」| ::|FFFFFF 〈>´  ` くノ |/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
   |ミ|:」」:」」:」| 〇 FF.。   | i iノノ人)〉|l≡o + +! + 。 〇   +
   lミl.」」.」〇 ++ +.  | トゝ゚∀゚イlo  〇 。 o  +   〇 。 +
  __〇___。_゚__ノノつ ⊂ノl____o______〇__o___。
  二Il二Il二Il二Il二Il二Il二Il二Il二Il二Il二Il二Il二Il二Il二Il二Il二Il二Il二
ユリアヌスはしばしばこのような言い回しを使った。
『誰かわたしにアラマンニとフランクの風聞を聞かせよ』と。
これは皇帝マルクス・アウレリウスの言葉を意識して真似たものだった。
アンミアヌス・マルケリヌス『歴史』

ゲルマニア人の多くがライン川を越えてイタリアへ向かって前進し、
ローマに多くの損害を与えた。
彼らはマルクス・アウレリウスの攻撃で追い返された。
この時、ゲルマニア人に対した士官にポンペイアヌスと(後の皇帝)ペルティナクスがいた。
ディオ・カッシウス『歴史』

>>164 どういたしまして。おかげでアンミアヌスを思い出すことができました。
>>165 このスレはキモイAA好きの提供でお送りしていま〜す。
>>166 そだね。ガンバってね。それで、今回は史料二つ逝くよ!
     5賢帝についてアンミアヌスを忘れていました。
     このお方、5賢帝についてもちょくちょく言及してるんですよ。

     アンミアヌスを忘れてるなんてモウダメかも。。。
     時間とともに歴史に関することを忘れてく。。。語学もダメになってく。。。頭がアヒャ化していく。。。
     この調子でアヒャ化していったら、日本語すら読めなくなったりして。。。
168世界@名無史さん:2006/04/12(水) 16:03:05 0
>>167
何歳〜?
169例のにゃあにゃあ ◆9IIO2KvSgc :2006/04/12(水) 22:37:00 0
多くの人たちが「粘土製のプラトン」と渾名していたアレクサンドロスであるが、
・・・・・
アレクサンドロスはマルクス帝に呼び寄せられてパンノニア族の地域に出向いたことがある。
皇帝はそこで軍の指揮をとっており、
アレクサンドロスをギリシア人たちに書簡を送る秘書に任命したのである。

ピロストラトス「アレクサンドロス伝」
哲学者・ソフィスト列伝1,京都大学学術出版会,2001,p.143

>>167
学生は読むのが仕事だから、頑張りますニャ。
だけど、歴史の本ばかり読んでないでもっと専攻学科の本を読みなさいと、
注意されてしまいました。
170世界@名無史さん:2006/04/23(日) 04:21:35 0
              _,. - ー ー - 、 ,
            , -´  ´_`_` ヽ 、._ 、 `ヽ、
    ┌- 、 _ ./ /, -  //\   \_,__`- ー ' ´´l
     l     " 7´./ / ´ヽ   ヽ    ヽ      l
     l     /  /  l  lヽ .`、   ヽ   ヽ     l
     l     /  /  l  l .ヽ lヽ  .ヽ   ゙、  /l /
.    ヽ .l.ヽ l    l   .l  l  l .l l    lヽ   l_/ /./
     ヽヽヽl   l l  . l  l  l l l .lヽ l ヽ   l / /`、
      .ヽ ヽl ll  l l`l lヽ .l .l/ ヽl l.l.  l  . l ./ ,、l
       lヽ-l.l l.l ll `、l ヽl      リ  l. . l/ , .l
       l/ヽl lヽ_l,._ _ >     < _,- .,_l   l /l/
         ヽiヽ/   ` 、 ヽ┬┬'  /   `、/ l/
  ,- ,_  _,.,___   {     }`-、|__| ,-"{     } 歳聞くなんてセクハラダ !!
  `-.,_',' - - 、`、 .`- .,_,.-´       `l- - .´ イジメラレタ〜
         .`-` 二 / - 、.,_    _,.-l
             /     ゙ ~ ""  ヽ
            /            ヽ
          _./            _ ,.ゝ.,_
       ,. - ' " ` -、_      _,. - '"    ` ヽ,
       l     _ , . . >-ー' " ` - 、 _ _   /
       ヽ- ' "               ゙ ' ~
マルクス・アウレリウス帝はゲルマンという、
ヨーロッパ内の未開民のなかでも一番好戦的で人口も多い民と、
サウロマティアの民とが、戦いや悪行をはじめるとこれらに懲罰を加えた。

パウサニアス『ギリシア記』

>>168 2000年代には学生してました。そのくらいの年齢。
>>169 ガンバ。そうだね、趣味より本業。ですけど、今が花だよ。就職すると。。。
171世界@名無史さん:2006/04/23(日) 15:49:56 0
知識が全然うろ覚えでなんですが
第一次ポエニ戦役の際に奴隷軍団を率いてハンニバルと戦った
平民出身の?執政官が?好き。

名前も覚えてないしローマ人の物語の中でもそんなに触れられて無い
人物なんですが…。
172世界@名無史さん:2006/04/24(月) 02:04:26 0
ありんす
173例のにゃあにゃあ ◆9IIO2KvSgc :2006/04/25(火) 18:15:14 0
ここでマルクス・アントニヌスの演説から引用しよう。
「それゆえに、元老院議員諸君。勝利の祝いの言葉の代わりに、私の婿をコンスルにしていただきたい。
ポンペイアヌスのことを私は申しているのであり、国家が負った恩義を返さねばならない勇敢な人々が
コンスルとなり間に入っていなかったならば、彼は年齢からみて、
とうの昔にコンスル職就任の栄誉で報いられたであろう。」

「アウィディウス・カッシウスの生涯」
ローマ皇帝群像1,京都大学学術出版会,2004,p.248

>>167
ディオの言っていたポンペイアヌスってマルクスの義理の息子ですニャ。
姉様これで10本目です。次は最後のピウス帝ですニャ。
>>171
ティベリウス・センプロニウス・グラッグスのことですね。
174171:2006/04/25(火) 23:46:07 0
>>173
ありがdです。
底辺を彷徨ってる自分のような人間にはこーゆー人はやっぱかっこいいっす。
ローマ人の物語の文庫本3巻を読み直そうかな。
175世界@名無史さん:2006/04/26(水) 08:21:44 0
     _ _ __   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
     〈>´  ` くノ < 鞭と磔と自由どれがいい?
   ∩ | i iノノ人)〉   \_____________
    )) lトゝ ゚∀゚イl
   (( <^(●Y●_>   /))     ムチー   ムチー   ムチー
   ヽ ) .〉】爻【ヽヽ,/ ((    \  / \  / \  /
.     (_ノl^~▼〕 じ   ))   ∧_∧  ∧_∧  ∧_∧
      / /|´ |     ((   (・∀・ ) (・∀・ ) (・∀・ )
     イ / | l       ))    と と  ) と と  )  と と  )
       し!  ヾ_)    ひ   (__(_⌒)(__(_⌒) (__(_⌒)
ティベリウス・グラッグスは宣言した。
志願した奴隷で勇気を示した者には自由が与えられるだろう。
そして臆病者は磔にされるだろう。
この宣言で、戦いに無関心であった四千名の者が、
過酷な扱いに対する恐怖ゆえに砦のある丘に集まってきた。
その後、グラッグスは部下を出発させて言った。
彼の指揮ですべての志願奴隷部隊が勝利に貢献できる、と。
そして奴隷部隊は敵を敗走させた。
グラッグスは期待に応えた奴隷達を解放した。

フロンティヌス『戦略論』

>>174 グローリーのような映画にも出来そうな話ですね。
     この後、グラッグスはハンニバルの罠にはまって戦死したそうです。
176世界@名無史さん:2006/04/26(水) 08:22:26 0
    _ _ __   ローマ人はアントニヌス帝を「ピウス(敬虔な人)」と呼んだが、
   〈>´  `くノ  それは明らかに帝がとりわけ神事を尊んだためである。
  ∩ |i iノノ人)〉  わたしの意見だが、帝は大キュロスが受けた称号をもらって、
  ))|トゝ゚∀゚イl   「世の人々の父」と呼ばれるのがよかったかも知れない。
  ((ノ( ahya)
   ヽ く/」」〉>    パウサニアス『ギリシア記』
      し'ヽ)

>>173 よーし、五賢帝最後のピウス帝スタートです。意外に史料は多いよ。
177例のにゃあにゃあ ◆9IIO2KvSgc :2006/04/28(金) 21:19:25 0
アントニヌスは背がすらりと高く、美男であった。
しかし、背の高さゆえに、老齢になると身体が曲がってきたので、
直立して歩けるようにと、胸のところで菩提樹の木の枝を身体にくくりつけていた。
加えて、老年になってからでも、朝の伺候をする者たちが彼のところへやって来る前に、
力強さを維持できるよう、乾いたパンを食べていた。
声はしわがれて、良く響いたが、快い感じではあった。

>>176
なら最初から必殺技のピウス伝を使うニャ。
178世界@名無史さん:2006/04/28(金) 22:50:37 0
おじゃまします。
>>101の○○○の人です。始めまして。
あひゃ子さんにこのスレを教えてもらったので、記念カキコしておきます。

にゃあちゃんもお久しぶり。たまには、AAサロンのほうにも顔をだしてね。
179例のにゃあにゃあ ◆9IIO2KvSgc :2006/05/08(月) 18:19:58 0
アントニヌスは、たしかに「ピウス(敬虔な人)」と呼ばれたのであるが、
それは彼が老齢のために弱くなった義父にいつも手を貸して支えていたからだといわれる。
しかし、別の人はその添え名の由来を、本当に荒れ狂うようになったハドリアヌスから、
多くの元老院議員を救ったからだといい、またハドリアヌスの死後に、
彼のために多くの栄誉を捧げたからだ、という人もいる。

アエリウス・スパルティアヌス「ハドリアヌスの生涯」
ローマ皇帝群像1,京都大学学術出版会,2004,p.76

>>177 文献名書き忘れてたニャ。
ユリウス・カピトリヌス「アントニヌス・ピウスの生涯」
ローマ皇帝群像1,京都大学学術出版会,2004,p.130

>>178 アヒャスレの人ですニャ?おひさしぶりです。
ネタが思いつかなくて。AAもうまく書けないですニャ。
180世界@名無史さん:2006/05/08(月) 19:51:51 0
>>179
      _ _ __
      〈>´  ` くノハ,,ハ
       | i iノノ人)(゚∀゚,, )  AAなんてコピペで十分っすよ。
 ___| トゝ゚∀゚イ/   ヽ __  顔を出すだけでいいので、
 \   \/ ahya)      |\  \  来てくれるとうれしいです。
    ̄| ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ |  ̄ ̄
     |  |  引 越 便 . |
    \.|________|
181世界@名無史さん:2006/05/12(金) 23:45:31 0
帝政以後の皇帝達よりも共和制時代の執政官達に魅力を感じてしまうま。
182世界@名無史さん:2006/05/13(土) 02:56:07 0
          /    /  . :   ヘ/!    \
         //   / . /: : ∠、ム|  .    ヽ
        / ィ   .  / :/|: |: :/   ノ: 人:     ハ
          i/ . : . | .|{‐ |=ヘ{‐'! ` =ナ左、 V:|:   .ハ
         / | :|: : |: :八 | o ヽ|  ´ o ∨/:   i |  アヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャhy
        |:i: : . 、 |{ ヘ! .彡 ,  ミ、  /メ|  . ハ| ギリシア語、なにそれ?!
         ヽ|ヽ: : .`| .三´ _____ ̄彡'/ . ://リ  アヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャhy
            > .\ |ニ. 二、,二.ヽ| /: //     英語、それ食べられるの?
              / : : ハ`` V: : : : :ン∠イ : : ヽ    アーヒャッヒャヒャヒャヒャヒャヒャ
          / . : :/ : \ \――/ /: :|: : : . :ヽ   日本語、それなんのエロゲ?
           /  . : : : :ィ: > ` ̄ イ: : 、 、、: : : : .ハ
           /  . :/i/ "´ |  ̄ | `^``゙^\:、 : . ハ
        i/ . :/    へ ノ   __ Vニ、   ヽi、:、: i
         ハ i:/  ∠.... iく__ 彡⌒ソ   > ‐ 、 ヽi、!
          V / ̄、 ̄\\  ∠ニ -‐_厂 ヽ.  `

アントニヌス・ピウスは全ての人に高貴で善人だと言われ、
キリスト教徒や異国の者を抑圧することはなかった。
それどころか、彼はキリスト教徒に対して大いなる尊敬の念を示し、
ハドリアヌスのキリスト教徒に対する慣習を続けることで尊敬もされた。
ディオ・カッシウス『歴史』

>>180 アヒャスレの方いらっしゃい♥
>>181 執政官の中ではどなたが一番好きですか?
     ローマ最初の執政官ブルートゥスなどどうですか?
183世界@名無史さん:2006/05/15(月) 00:40:23 0
  | │                   〈   !
   | |/ノ二__‐──ァ   ヽニニ二二二ヾ } ,'⌒ヽ
  /⌒!|  =彳o。ト ̄ヽ     '´ !o_シ`ヾ | i/ ヽ !
  ! ハ!|  ー─ '  i  !    `'   '' "   ||ヽ l |
 | | /ヽ!        |            |ヽ i !
 ヽ {  |           !           |ノ  /
>>182
スキピオ・アフリカヌスやマリウスやスッラそしてスッラ門下のルクルス
後はカエサルはもちろんだけど彼の副官のラビエヌスも素敵。
やっぱり男は強くなくっちゃ。
184世界@名無史さん:2006/05/19(金) 03:17:28 0
     ,, - ―- 、
  ,. '" _,,. -…;   ヽ
  (i'"((´  __ 〈    }
  |__ r=_ニニ`ヽfハ  }
  ヾ|!   ┴’  }|トi  } うほっ♥
    |! ,,_      {'  }
   「´r__ァ   ./ 彡ハ、
    ヽ ‐'  /   "'ヽ
     ヽ__,.. ' /     ヽ
     /⌒`  ̄ `    ヽ\_
    /           i ヽ \
   ,'              }  i  ヽ
    {             j   l    }
   i   ヽ    j   ノ   |   } l
   ト、    }   /  /   l  | .|
   ! ヽ      |  ノ    j  ' |
   { |     } |      l    |
   ヽ |     i  | \    l    /|
    { |     l   |     |   / |
    l !        |       l  / |
アントニヌスは地方総督としてアジアの全域を一手に支配していたが、
あるとき、ポレモンの家で旅装を解いた。それは、この家がスミュルナ中で最も良い家であり、
かつ最も優れた人物の家だったからである。
ところが、夜になってポレモンが旅行から戻り、戸口で大声を上げて、
「おかげで私は自分の家から締め出され、とんだ災難だ」と叫び、
そのためアントニヌスも他の家に宿替えせざるをえない破目になった。

ピロストラトス『ポレモン伝』

>>183 共和政ローマ拡張期の執政官達ですね。
     強いだけじゃなくて野心満々の人たちでしたね。
185世界@名無史さん:2006/05/27(土) 05:45:52 0
          |\三三ニXxx:...、                  /::::::::::/:. |
          |  \::三三三三\   _,.)ノ__  /::::::::::/   /
          |   X三三三三ニヘ/三三ヽ. \::::::Y::::::::::::::/ __./
          |  ./ ̄\三三三三:\三三|  \::::::_:__ミ´:..  | ̄\
          |   / ̄\:三三三\\三|.    |:::::_::__:ミ:___|
        \/     ミ:ニ三三三三三/    |:::::::::::::::::::|  /\
        /\    ミ三三/7Tヽニ;'`     ´、/ヽ¨ヽヘ /  \
           \  |ニ三<  {:::0y丶     〈{::0t.}  〉レ'     \
            \ |:三三ヽ__ヽノ/   ▼ `ヽノ/ ::|  今日は何故かぬこ。
              ∨三ソ´              \::| _
              /´_ -ー        l      ̄)ゝ  ̄ ̄\
            / ̄´.__ .       `─´`─´    /┼-、      \
          / 彡/                 //  \     \
         /   /.  /                /\\   \
            /| \/ ` ` ─- _        /  /|: \   \
          / / /ヽ-<      ̄   /:.....|    \
            _/       ̄>─<_____/::..  ト、
          ///\___                   //:ヽ
        /////////////:\             /////∧
アントニヌス帝はアレクサンドロスにあまり関心を向けていないように思われた。
それで、アレクサンドロスは大声を上げて、
「私にご注意いただきたい、皇帝陛下」と言った。
すると、皇帝は、注意を喚起する仕方があまりに不躾だったので、彼に腹を立ててこう言った、
「おまえのことは注意して見ているし、よく知っている。そう、おまえという人間は、
髪の毛を入念に整え、歯をぴかぴかに光らせ、歯を磨き上げ、いつも香油をぷんぷんさせている男だ」。

ピロストラトス『アレクサンドロス伝』
186世界@名無史さん:2006/05/27(土) 20:25:54 O
アグリッピナには誰も触れないんだね
187例のにゃあにゃあ ◆9IIO2KvSgc :2006/06/01(木) 18:15:38 0
すべてにおいて、アントニヌスの弟子らしくあれ。
ロゴスに従う行動を可能にする精力、常駐座臥場所を選ばぬ平常心、敬虔、表情の明るさ、温和、
空しい名声からの超脱、真実把握の名誉を目指す競い心。
これらはみな彼の性である。
ものごとを前もって徹底的に観察し明確に考慮することなしに、
それを等閑にすることのけっしてなかった彼の態度。
また、おのれに不正な中傷を加える者に、中傷を返さずして耐えるさまはどうだ。
なにごとにも深追いせずに、人からの非難を取り合わず、人々の人柄と行動にたいし、
なんと厳密な探求者であったことか。

マルクス・アウレリウス「自省録」
世界の名著14,中央公論社,1980,p.471
188世界@名無史さん:2006/06/02(金) 01:51:47 0
                       ┌─x、.
                   ┌==/<|/ハ
                 _x-////-─二)ハ
             ___//////////////Xx:L、
          _/ ////wvwwvwvvwvwvv/:ム
        / ./ ̄ハ////'' / .|      |  ∨ム
       /  /  ハ∨:ア  /   |     |   ∨ム
           |  ハ ∨  /   |         ∨:ム
            ハ    \          /   .∨:|
         r' ̄ハ        \    /     ∨二:ヽ
         / ∧|  二二▼ ̄     ̄▼二二  ∨ } |
        ヽ ∨|      ̄ ̄     ̄ ̄     レ ノ
          ─|                    | ̄ うむ、
            |                    |   なかなか進まないね。
           \      /\/\        /
          ////>┬- _______ ┬ '´
   ──==二三彡'" /:/:::|三三三三/::/∧
    ──==二彡" /::::::|::!!|三三三/::/  ∧
       //// /\ | .|三三ニ/ /  △▽△
        //〃// ̄ ̄.__| .|三三ニ| ./-''´-──∧
        | / /::::::-─二  ̄ /7ヘ/ ̄.         |
        | | .|::::::     / /7 /|.           |
ハドリアヌスはマルクスの伯母の夫であるアントニヌス・ピウスと養子縁組し、
ピウスはマルクスを養子とし、マルクスはルキウス・コンモドゥスを養子とするよう条件つけた。
ユリウス・カピトリヌス『マルクス・アントニヌス伝』

>>186 どうぞ、思う存分語ってください。聞いてますから。
189例のにゃあにゃあ ◆9IIO2KvSgc :2006/06/02(金) 21:58:50 0
後継者のために充分配慮していたハドリアヌスは、
ピウスを養子として、マルクスを養孫とすることを欲したが、その時に、
ウェルスはアントニヌス・ピウスに養子となるべく与えられた。
ウェルスはピウスの娘と結婚するよう条件づけられていたが、
彼女はのちマルクスの妻となった。
というのも、すでにマルクスの伝記の中で述べたように、
年齢の点でピウスの娘とウェルスは不釣り合いであったからである。

ユリウス・カピトリヌス「ウェルスの生涯」
ローマ皇帝群像1,京都大学学術出版会,2004,p.204

>>188 姉様なかなか書き込みできなくて、ごめんなさい。
190世界@名無史さん:2006/06/05(月) 01:49:08 0
             ││
          ─┼─                       /
          ○|  〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 /
.             ノ                       //\ノ
                                 ゝ- 二 -、
                    ___      ,イ´⌒ヽZ二-─ ヽ
                   /::::::::ハ`ヽ、_/  ゙< ̄ )┐<二__ .ノ
                    /::::::::/::┤        `| | ヽ、,T彡_/
                     /::::::::/::::::ト、___,..ノl´| |
                 ム_::::::|:::::::|        | | . | わたしもAAにハマって
                      |  ̄ |¨'|       l | .| さぼってたから。。。
         __ lヽ、     |  .! !:        〉| .|
       ,._>/ヽ,ヽ-‐  ̄    | |.        | |  ヽ__
      ∠エ/__....LLl. - ──-‐´ ̄        ̄¨ー一´
若い頃にカッシウスは、ピウスからも帝権を奪取しようとしたことがあったが、
高潔で立派な人物たるその父親のおかげで、ピウスの将軍たちに常に疑われ続けたものの、
簒奪の野望を暴かれずに済んだ、といわれる。

ウルカキウス・ガリカヌス『アウィディウス・カッシウス伝』

にゃあちゃん、次はわたしも自信がないけど、ティベリウス・センプロニウス・グラッグス逝ってみようか。
主要史料がリウィウスで、たしかポリュビオスにも出てこない人なんですよね。
191例のにゃあにゃあ ◆9IIO2KvSgc :2006/06/05(月) 20:54:53 0
姉様ごめんなさい。
どのティベリウス・センプロニウス・グラッグスか分からないニャ〜。
グラッグス兄弟のお父さんの方か、>>175の方か、
古代ローマ人名辞典にはグラッグス兄弟のお父さんの方しか載ってなくて、
Oxford Classical Dictionaryだと3人、
Kleine Paulyには5人ものってますニャ。
192世界@名無史さん:2006/06/06(火) 06:18:41 0
今日の新作。とあるAA板住民さんの自画像。
   ┌┘└┐
   └┐┌┘
   ┌┘└┐    /                 ┏━┷┓.  \
   └┐┌┘   /                ┃    ┃:    \
     └┘.     /     ./|       |\   :┃┏┓┃     |
    ┌─┐  /     . / .|  .:|\ ⊥ .|  ..::┗┻┻┻┓:.   |
    └┐│  |   -/一|  .:|  \| `'|─ 、    |       |
    ┌┘└┐.\  :|   \  |      \ `    |       |
    └──┘.  \ 〃ヽ \| _ー-、.  \.     |       |
      ┌┐     /  |ノ!|   ─|:::`二ヽ  |     |       |
      ││    /   └'´      |つ::::::::::} :|     |       |
      └┘.   /   |  、    └-ニ二ノ  :|    /         :|
  \. |/'   /    :|             /  :/         /
  , ┴┴-.、   |  ..::人  ヽ__,   ・・/  .//         /
_/ _ _ \ |  :/  .\         ̄ ̄ /        /
   { ┗l ┗} 丶ヽ/    `─-─┬一'     :|          /
   `二^二´  |       ,..-.-┬┬|┘     |ノ /  _/
  | ̄─-一フ ゙|     /   / ゙|        _/ ̄\/
  ` ─-─´   |   /    :|   |   / ̄   / ̄\
マゴはハンニバルにセンプロニウスの死体を送った。
兵士たちは死体を見てすぐに、死体をバラバラに切り刻み肉片をばらまけ、と要求した。
しかし、ハンニバルは物言わぬ遺体に怒りをぶつけることは良くないと言った。
ハンニバルは運の不確かなる証拠に直面し、同時にセンプロニウスの勇気に感動し、
死せる英雄を手厚く葬り、遺骨をローマのキャンプへ送った。
ディオドロス・シケリオテス『歴史』

>>191 ごめん〜。もっと有名なグラッグスがいたんだよね。
.     >>175のグラッグスですよ。>>175で一つですから、これで二つ。
.     AAから抜けられないよ><;
193例のにゃあにゃあ ◆9IIO2KvSgc :2006/06/06(火) 17:53:48 0
ハンニバルはこの出来事から数日後、
この独裁官と同等の命令権を委ねられた騎兵隊長マルクス・ミヌキウス・ルフスを
策略によって戦場におびき出し、これを敗走させた。
また二度にわたって執政官職を務めたティベリウス・センプロニウス・グラックスを
ルカニアで罠にはめ、みずから姿を現すことなく始末をつけた。
さらに五度目の執政官職を務めていたマルクス・クラウディウス・マルケッルスをウェヌシアにおいて
同じ手口を使って殺害した。

コルネリウス・ネポス「ハンニバル」
ネポス,英雄伝,国文社,1995,p.149

>>192
了解。AAサロンの依頼スレ見ましたニャ。姉様のAA評判いいですニャ。
でも、歴史の方にも、もう少し力を入れて欲しいですニャ。
194世界@名無史さん:2006/06/07(水) 06:21:12 0
          /ヽ ちょっと、加速してみようか♥
         /   |      __
.      _人__人r-- ≧、 =―  ̄── 二_
      〔_K S K  `コ  二 ヽ二 ≡= 、  ―三=― ̄
    / ||ヽ_-─二/|  ─    ̄\  ̄ 二 ─ _
   /. . || / `-´".,イ.ノ        (
. ─二三 \.一 ┌/ ./     ─     )
. /       `=-┘/    二     \
─‐二/     ̄三 二    ─ 二  \
 ――‐二//――‐二  ̄/ /  ̄ 三 二 ─
  ――‐二三 _三二.=/__ ̄ノ      `'―― 、
              /       <       ―二
            /  ――‐二   \ ―=≡  r--
          ∠__/         ――二   二―=
             ∠――三 ≡―  =≡―= 二=― ─-
                                ―=二― ̄─
                                    ―=≡―‐
ローマの前執政官のティベリウスは待ち伏せに会い、
果敢に抵抗したがすべての随行者と供に討ち死にした。
この事件については被害者を非難すべきかいなかはっきりしない。
多くの者には分別ある警戒心がある。
なのに、非道なやり方を受けるとは、考えもせずに敵の餌食になった。

ポリュビオス『歴史』

>>193 にゃあちゃんありがと。気分次第だね。AAは面白いよ。
.     ポリュビオスにはないとか言ったけど、よく探したら断片の中にありました。
195例のにゃあにゃあ ◆9IIO2KvSgc :2006/06/07(水) 18:14:02 0
ハンニバルはエルドニア近郊でローマの将軍フラックス(グラッグス)を待ち伏せ、
彼と側近達の殺害を果たしたが、
その際、フラックスをおびき出すために、以下に述べるような策を用いた。
ハンニバルはひとりのエルドニア人を裏切り者に仕立て、フラックスの許に脱走させた。
男は、「町の主だったひとびとはカルタゴ人の傲慢な態度にもはや耐えられず、
みんながあなたの入城を切望している」と訴え、
エルドニアに来てくれるようフラックスを説得したのである。

ポリュアイノス「戦術書」
ポリュアイノス,戦術書,国文社,1999,p.309
196例のにゃあにゃあ ◆9IIO2KvSgc :2006/06/08(木) 21:37:57 0
グラッグスは奴隷の軍を与えられた。
全ての部下に彼の命令と訓練が行き渡り、一度の戦闘で身分の低いことは忘れ去れた。
友人のために塔を守り、敵に恐怖を与えた。
奴隷の軍はハンニバルからクマエ、ベネベントゥム、その他多くの町を奪い取り、ローマへ復帰させた。

リウィウス「歴史」
livy,the war with hannibal,london,1965,p.357

ksk ksk ksk
197世界@名無史さん:2006/06/08(木) 23:15:07 0
   _ _ __
   〈>´  ` くノ
   | i iノノ人)〉 ハ,,ハ
   | トゝ゚∀゚イlメ(,,゚∀゚)ノ kskと聞いてやってきました!
    ノルリルリ  ルリルリ
198世界@名無史さん:2006/06/09(金) 01:26:21 0
!::::::::::::::|::::::::::::::::::::|:::::::|:::::|::|:::::::::ヽ三ニ/
|::::::::::::::|:| ::::::::::::::::| :::|:ト::::|::|:::::::::::::\┤ アヒャヒャ
|:::::::l::::::|:ト::|::::|::::::::ト、!|:| ヽ|!|::::::::::::::::::}.| ヒャヒャヒャ
|:::|!!|!!:::|:| !|::::ト、!::!| Yヽ| |!|::::|:::::::::::::|.| ヒャヒャヒャ
|:::|:::ト、::|:| 、::|'l ヽ!゙| .|:|'ノ ヽ::::|:::::::::::::|.| ヒャヒャヒャ
||ヘ!!|''゙川 リ.| ∨  リ-= ̄V|:::::::::::::|.| 手持ち史料が、
ト、 ! N ̄`ヽ     _─=━リ^!::::::::|.| 溢れかえって
| ゝ━= ̄////    ̄¨~~ ! |!!::::::|.| 手に負えない。
ゝ ~ ̄   ///////      :|!!::::::|=\    ┌/
::ヽ      //  ""    し ./|:::::リ三ニヽ /
:::::ヘ       /ヽ , ノ      / .|:::人三三三|
:::::::ハ    _二 __, ─  / :ノ|/::::ヽ三ニ:ノ三}
::::::::ハ.\   ヽ──´ノ / ,./|ノリwl ̄三三X}
∧|ヽ|\> ` ─ 二 /  //     \三三X}
   \ \  ──   / ./        \三

疑いもせず、グラッグスは30騎の騎兵と供にやってきた。
ここで待ち伏せにあい、ヌミディアの大部隊に包囲された。
フラウィウスが乗り込んできたことで、グラッグスは裏切られたことに気がつき、
同伴者と供に馬から飛び降り、多くの勇敢な行いがなされた後に、3人以外は全員殺された。
ハンニバルは一人だけ捕虜にした。
ハンニバルはローマの前執政官を生かしたまま捉えようと捕らえようと最大限努力した。
グラッグスを罠にはかけたが、
最後の戦いでのグラッグスの勇気を称賛して葬儀をして遺骨をローマへ送った。
アッピアノス『歴史』

にゃあちゃん、調べてみると意外に史料あるよ。ただし、扱っている内容は似たり寄ったりですね。
元ネタはリウィウスが多いようですよ。

>>197 アヒャスレの人、いらっしゃい。
199例のにゃあにゃあ ◆9IIO2KvSgc :2006/06/09(金) 21:45:28 0
執政官のティベリウス・センプロニウス・グラックスがベネウェントゥムで
ハンノ麾下のポエニ軍と戦い勝利をおさめた。
奴隷達の働きによるところが大きく、かれらの解放をかれは命じた。

リウィウス「ローマ史概要」
史流36,1996,p.39

>>197
なら、もっとkskだニャ。
>>198
姉様。どれだけ史料を持ってるですニャ?
200世界@名無史さん:2006/06/10(土) 01:31:42 0
    r'''"     ゙l,
     `l       `l、__                ,r‐ー-、
     |             ) /" ̄ ̄ ̄\    /     ヽ、
     l   ,r'"" ̄ニ、  .,//        ヽ、 /        i
    / _,r"∠ニ、'L- l,,/ l   ,rー--−ヽ、 l /      ,,r 、 ゙l
  <" ,,r'" l 、___`_|.   |  / ,,/" ``ヽl l/    ,,,,ノ" ,,ハ ゙l
  `>i`|.l ヒーーーラli.   |.i´l.|  '⌒ L ⌒ l/    l" ニ= r-‐ l  l
  〈  ゝ'ヘ、\., - 、/.li____ゝ || 、___イ_, 〔   r、 !、   ヽ l 丿
   vヘ、  ヽ、 ヽ==l,,ハ,,   ハミ lーー--ー-//ゝ、 ゝゝ7 、__ ' //
  ,,_.n ,,ゝ、,,,,,,,゙゙''''^'',,,,,,彡ーく./ ミ \, ‐-‐.//  l`ー‐=ト、`ー' /l ̄\_
. / l,,l,,厂  l\∧l'''''l∧l    ヽ \`ー-' イ  ノ,,r‐'''| | ヽ ,,イ .l  l'",,,、 ヽ
/,∪     l,   >‐i  l     l   >ー‐ヘヽ /   l l    | .|  ∪ l |.゙ト、
ゝ      |   l  l  l      |   ヽ_l  l ヽ   | |    | |    l,,,l,,l,l |
        |  |  |  |.     l    /  l  |  ヽ |  |
「歴史は固く捉える事はない。楽しめばいいんだ。」 by モンキー・パンチ

マルクス・ユニウスが独裁官になり、ティベリウス・センプロニウス・グラックスが騎馬長官になった。
直ちに彼らは兵役適例年齢の市民だけでなく、適例年齢を過ぎた市民も動員した。
そして、釈放を条件に捕虜を動員し、自由を条件に奴隷も動員し、少数ながら山賊も軍に加えた。
さらに、同盟者に援助を求め、同盟者たちに可能な限り最大限の好意を示し、
加えて穀物や金を与える約束をした。
ディオ・カッシウス『歴史』

>>199 たくさん。古代史ばかりではないですよ。
.     なぜか、目の前にディオと並んでオットー・フライジングの『フリードリヒ1世の事績』が。。。。
201例のにゃあにゃあ ◆9IIO2KvSgc :2006/06/15(木) 22:03:48 0
都市を統括するグラッグスは市壁より確かな守り。
ここから敵を遠ざけ、門に対する攻撃を妨害し、市に突入する希望を失わせ、
ハンニバルの意志を挫く。

シリウス・イタリクス「ポエニ」

loeb classical library no.278 silius italicus II,harvard,1934,p.151

>>200
なぜ、オットーを姉様が................
これで終わりですニャ。次は誰にしますかニャ。
202世界@名無史さん:2006/06/22(木) 02:11:59 0
                  /          二 ─、
                 /                    \
             /                       \
               /                      \
           /             |            \
             /      /    ./  人                |
         /     /   / ./  \        \  |:  |
         /     /   .// ̄`==リ\.      \|:  |
        /    ハ |   |   _   ヾ. \ \   ゙:|:  |
        /.   / ハ|   |   | {_ノハ=-、  ヾ:.\ .ト、ー-.|:  |
       /    ∨  |   |   ヾ二二シ.    ,-=、\ |:  | もう少しで、
       /       ∨!.|   |            {{.ソ〃>〉.|:  | 余裕が出来るから。
      /  |     ヽ|   |             | `¨´ / ./   |
      /:.  |    | . ト、.  |             |   / ./  /
      /::..  |    | . | |:   |    、    /   / ./  /
.    /:    ∧   |.ノ .∨ |    ヽ__,     /    /
.    /:..     ∧  ∧  ∨ |\            /|   /
.    /:     ∧  ∧  マ |  \       <   |  ./
   /       /∨ .∧\ リ    -  ´       |  /
今回は早かったね。
それじゃ次はハンニバルでも逝ってみようか。。。なげやりだな。。。

ごめんなさい。史料は明日だすね。
203例のにゃあにゃあ ◆9IIO2KvSgc :2006/06/22(木) 22:23:42 0
ハミルカルの息子、カルタゴ人のハンニバル。
ローマ人があらゆる民族を武勇の点で凌いできた事実に異論の余地はないであろう。
だがローマ人が武勇の面であらゆる民族を凌駕するように、
ハンニバルが知謀にかけて他の将軍たちに優っていた事実も否定するわけにはいかない。
事実ハンニバルはローマ人とイタリアで会戦するたび、勝者となって凱旋するのがつねであったし、
祖国における国民の羨望によって足を引っ張られなければ、
きっとローマ人を征服し得たように思われる。
しかし大多数の国民の誹謗が、このひとりの英雄の気高い精神を打ち砕いたのである。

コルネリウス・ネポス「ハンニバル」
ネポス,英雄伝,国文社,1995,p.146

>>202
史料がたくさんあるから楽ですニャ。今回も加速しますかニャ?
204例のにゃあにゃあ ◆9IIO2KvSgc :2006/06/23(金) 21:22:12 0
布陣の際、ハンニバルは左右の両翼に勇敢な兵隊を、そして中央に能力の劣った兵隊を配し、
この非力な兵隊たちを敵の正面に立たせた。
敵軍が中央の戦列を崩し、さらに兵隊たちを追跡し始めたとき、
ハンニバルは両翼でもって敵を包囲してしまうよう命令した。
こうしてできた輪の中で、五万人の敵兵が戦闘の最中に命を落とした。

ポリュアイノス「戦術書」
ポリュアイノス,戦術書,国文社,1999,p308
205世界@名無史さん:2006/06/24(土) 02:03:23 0
                 / ̄ ̄ ̄ ̄ ─、____  ,. -───。、
                /    /\─二_ハ-| //¨~¨~¨~_d
      _-─-._r┴二::/ ̄`ヽ . \ ` \`ヽ/        __
      /,。・,. -──|三/ :. |: : : : : : : : : \   \:\/ヽ.      d|
    /。*゚/     ./: : : :..|:.:.:.:\ : : : \: \:.:.:.:.:\|   |       |l
    | /      //: ::.:. :..人ヽ.丶\:\:. ヽ: |:::::::::ヽl/¨7       |
    |ノ       :l| |:..:..:|:..:∧:::ト、:\:.:\.:\川::::::::ハ.:|/゚/         /|
    |        i| |:..:..:|:.. |:ハ::|,∠、\ト、{:*:ハ`/ 0.リ__/        //
    |        i| |:::::::|::: l.X´{:*:ハ    .L二ノ 川:=-/\     // 
    d       \:::\:\ ヾニノ  、  :::.:..ノ/┌V:.`ヽdヘ、_,..〃
     _゙x..   ,〃 \:|\:\::.::.  (つ  ./∨ /ヽ.::.:.:..\`~~´
       d_x'/  //: : 丶:.>  _ <  __|:.: :.:丶ヽ.:..\
        ~¨~  /: :/: : :.>三三三`父´三三三ニ>、.:..!}:.\ .\
            | :/: :/.:三三三三∧三三三 / ̄¨.\ .:..ヽ; |
            |: : (/¨\l三三∨回∨三l/\.    |ノ :..:|.:|
            |: ノ:.|  /\.-∨ .〉〈. ∨/ヽ\. \.   | : :.::|.:|
            |/: :.|_/  /∨.| | |  /_ノ/...ヽ/\/..:.:.:.:|.:|
           「お客さま。なぜ私を捨てるのですか?」

誰かわたしの遺骨から、わたしの仇を討つものが、どうか現われ出てほしい。
そしてトロイアの植民を、炬明かざし剣揮い、今日ばかりか後々も、
そうする力が出来たとき、時を問わずに追及の、手をゆるめずにいてほしい。

ウェルギリウス『アエネアス』

カルタゴ女王ディードーがハンニバル登場を予言した。
と、ウェルギリウスが観客に思わせようとした。
と、一部で考えられている一節。

>>203 それじゃ、ちょっとひねた史料。
206世界@名無史さん:2006/06/27(火) 01:40:59 0
         /..:::...::::...::::::....::....::::::....... ::::::::.. :::::\/ ハンニバルと条約を結んだ時
        /...:::....::::....:::::::....∧:::...:::::::.....::....:::::. :::::::| ケルト人らはこう書いたのである。
.       〃/:::../..::...:..::::....:/ ヾ::.\\::...:::.....::..::::!| ケルト人がカルタゴ人を告訴する場合は
      〃''|..../..::....:/:/:|::/   ヾ\\\...:::::.........| イベリア駐在のカルタゴ人代官及び軍指揮官が
.      || |....|......../|_|-: |    リ \ ̄ヽ:::::::::::!| 裁判官たるべきこと
.      リ |!:ハ:...:/´|::l リl|       ,─=、 ヽ::::::::!| カルタゴ人がケルト人を告訴する場合は
        |::| |:..:| .〃⌒ヾ     〃:::::::::}ヽヾ::::::| ケルトの女性が裁判官たるべきこと。
.        f7| |:.::| { {::::::::::}     ヾ:::::ノ ノ リ .}
        <.>!∨|  ヽ-''´       ̄    | ./| プルタルコス『モラリア』
          厶\ |          、.          |/' ト、
         |..|::|'\     ____    /'  |::ヽ
         |..|::|   \   ヽ    /   /l=-、 |::::::ヽ
         |:.|::|     >, - ` ─ ´ /  ト、 ゙ヽ|::::::....\
         |..|::|   / 〃 |    ̄  _,.=三ソ\゙|::::::::......|\
         |..|::|     リ /二三三三ソ"¨  ,.-d. ̄`ヽ \
         |..|::|   /_  __      ´  A   \ \
     ,.-=二|..|::|  /   _´   `ヽ       A  \. \  ̄ ─
    /   .:|..|::|`/      _           A  ._ヽ,、,、|
!.. /    ..::::|..|::|/        _ _____ヽ (\'`',..-─、L_
 /    ..::::::::|..|::||       l  「(___,.- 、 ̄`ヽ ∨    \|
!..{     .:::::::::::|..|::||       | _」/ (___,.- 、        \    ヽ
 |.   ...:::::::::::|..|::||       | 「./  (_____       \     }
207例のにゃあにゃあ ◆9IIO2KvSgc :2006/06/28(水) 20:30:05 0
カルタゴ人はイベリアにおける軍司令権を、まだ若いにもかかわらず、
その活躍ぶりから知恵と勇気をうかがわせるに十分だったハンニバルに継承させた。
ハンニバルが司令権を受け取った当初からローマへの戦争をもくろんでいたことは、
その直後の彼の行動を見れば明らかだったし、
実際ハンニバルはごく短期間の待機の後、満を持してその戦争を開始したのである。

ポリュビオス「歴史」
ポリュビオス,歴史1,京都大学学術出版会,2004,pp.181-182
208例のにゃあにゃあ ◆9IIO2KvSgc :2006/07/03(月) 20:01:27 0
戦闘で象はその巨体、恐ろしい吼声、風変わりな姿により兵士たちと馬をパニックに陥れた。
最初にルカニアでピュロス王がローマ軍に対して使い、
後にアフリカでハンニバルが、オリエントでアンティオコスが、ヌミディアでユグルタが大規模に使用している。
象に対する様々な対策が考え出された。

ウェゲティウス「戦術書」
vegetius: epitome of military science,liverpool,p.104
209例のにゃあにゃあ ◆9IIO2KvSgc :2006/07/06(木) 19:40:07 0
トラシメヌの湖と丘陵の間を抜けて平原へ出る細道がある。
ハンニバルは逃走する振りをしてこの細道を通って開けた地域へ出て、キャンプを張った。
次に、夜陰に乗じて丘陵の高地の各所と山道の出口に兵を配し、
夜明けには霧に隠れて戦列を整えた。
敵が退却していると思って追撃してきたフラミニウスは山道に入り、
前面、側面、背後、全てを敵に囲まれるまで待ち伏せに気がつかず、
ローマ軍は全滅した。

フロンティヌス「戦略論」
loeb classical library no.174 frontinus,harvard,1925,p.147
210世界@名無史さん:2006/07/13(木) 14:08:21 0
                 _,,,、
                  ,r'"` `''''`ヽ
    ._,,,,,,,,,,,,,_      ..i′     ヽ
  /゛_,.,-i、,,_^'-,   .、、'j,ノ    i` ,l゙   ,rヽ
 ," r'"    ‘'-,\ {/゜     `'ッ,r‐i、 ,l" ,i'
.│ .l゙       `', i、 ゙l.lゅ  _,.__  .ゅ| |.,/ .,i゙
│ {        ゙│ ,l゙l` −: 'ヽ、、.,i,r' / /
│ !         .,/," .'''_,,.--、 .゙ll゙.i .i′l゙
: ゙l  ゙l、       /,i´  ″ `'-  .゙l, V` ,l゙
 .ヽ ゙'x、     ./j,,_、.i、    、_.,, |,i´ .,i´
  \ `''ー、,,、..,,-"′゙゙l |    /⌒レ″ /
    ゙'-、_      .,,/┤   iヽ   .ノ
      `^'¬ー'',!"゛  |   i";;ヽ,,,,,ノ 
          l゙  i、、|、  ,!;;;;,,,;,,, ,!
             l゙ ',, ;;;;}  .,i ;;;;;;;," ,i
           ゙l ゙リ;;;l′ ,!゙l;;;;;/ .l゙
           ! ゙l,|   | .|'゙′ .,!
           ゙l .,' ヽ  .\、_,,,,.|
              ,! ゙!、!ヽ-、,,_`{゙iil,、
           ..i"  .l゙''i,,,.,  ゙|~ `゙゙ ヽ
           "-、-''゜ " .'"゙"_>-‐"″
               `゙゙゙"'"^
片腕で象と戦った一人のローマ人についての有名な話がある。
それはハンニバルが我が軍からの捕虜に
相互に果たし合いをするように強制した時のことであった。
ハンニバルは生き残った一人を象と取り組ませたのだが、
この男は、もし勝てば放免されるとの約束を取り付けてから、
闘技場で独りで象と対戦して象を殺し、カルタゴ人を悔しがらせた。
ハンニバルはこの試合の噂で象の恐怖が失われると悟って、
その男が出発しようとしていたところを騎馬兵を差し向けて殺してしまった。

プリニウス『博物誌』
211例のにゃあにゃあ ◆9IIO2KvSgc :2006/07/14(金) 19:28:46 0
プルシアスが陸戦でエウメネスに敗れ、戦争を海上へ移した時、
ハンニバルは新しい計略によって戦勝の功労者となった。
というのも、次のような計略を用いたからである。
彼はあらゆる種類の蛇を土製の瓶に集めるように命じ、
戦闘の最中に敵の船に投げ込んだ。剣で戦うことの出来ない者が土器で戦うのは、
最初は、ポントゥス人たちにとっては奇妙な見物であった。
しかし、船が蛇でいっぱいになり始めると、敵と蛇の両方の危険に囲まれて、
彼らは勝利を敵に譲った。
このことがローマに伝えられた時、
両王に和平を強制し、ハンニバルの引き渡しを求める使節が元老院によって派遣された。
しかし、ハンニバルはそのことを知ると毒をあおり、死でもって使節の到来に先んじた。

ポンペイウス・トログス「ピリッポス史」
地中海世界史,京都大学学術出版会,1998,pp.373-374
212世界@名無史さん:2006/07/17(月) 10:07:55 0
         ___
         |    |
         | ハ |
         | ン . |
         | ニ . |
      ,,,.   | バ . | ,'"';,
    、''゙゙;、).  | ル . | 、''゙゙;、),、
     ゙''!リ'' i二二二二!゙''l!リ'''゙
     ‖  `i二二二!´ ‖
     昌 |: ̄ ̄ ̄ ̄:| 昌
    | ̄:|_|;;;l"二二゙゙l;;|_| ̄:|
    |  :|::::::| |;;;;;;;;;;| |::::|  :|
    |  :|::::::|┌─┐|::::|  :|
 ./゙゙└‐┴ ┴l,,,,,,,,,,l┴┴‐┘゙゙゙゙\
 | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
  ̄|三|三三|三三三三|三三|三| ̄
   |  |:::  |: :    : : |::   |  |
   |  |:::  |: :    : : |::   |  |
  /_|:::  |: :     : :.|::  :| ヽ
 _|___|;;;;;;;;;;|,;,;,,,,,,,,,,,,,,,;,;,|;;;;;;;;;;|___|
ハンニバルはローマを打倒し、故郷のリビアまで帰った後に、年老いて一生を終えるだろう、と思った。
ローマのフラミニウスが躍起になってハンニバルを生け捕りにしようとした際に、
ハンニバルはプルシアスの許へ着いて保護を願い、
追い返されると馬に飛び乗ったが、その折に抜き身の剣で指に傷を受けた。
何スタディオンか進むと傷口が熱を持ち、三日目に最後を迎えた。
死んだ場所がニコメディアのリビュッサだった。

パウサニアス『ギリシア記』

次はハンニバルを倒したスキピオ・アフリカヌス逝ってみよう!
213世界@名無史さん:2006/07/17(月) 21:07:59 0
兵士がハンニバルに対して反乱を起こさなかったのはなんとなくわかるんですが
スッラに対して反乱を起こさなかったのは何故ですか?
214世界@名無史さん:2006/07/19(水) 00:10:40 0
       ,...x=x.、
      ムゞヾヾソソミx
     ミミ      ミ
     ミミ ィァ  ィァ ミソ >>213 スラ、兵士からは慕われていたようですよ。
    ミミヽ ノ. .) ノ.ソ
    /三\ -=-/)=-、
  /三三ニ) レ' /ノ三三
  三三三三|    ノ三三
  . 三三ニニノ   /三三三
  三三ニ<  ./三三三三

兵士たちは自ら進んで誓いを立て、
スラの元に留まり勝手にイタリアに害を加えるようなことはしないと約束し、
スラが多額の金を必要としているのを見て、
初穂を捧げるように、各人の分に応じて金を持ち寄った。

プルタルコス『スラ』
215世界@名無史さん:2006/08/21(月) 22:13:43 0
保守
216世界@名無史さん:2006/08/22(火) 17:34:10 0
age
217世界@名無史さん:2006/08/23(水) 00:11:11 0
                              |
               ,  ─ ───- _人_
                  /             ̄Y ̄
               /               .|  \
                /                    |
            |       ヽ  l        |
            |  /  ヽ        /  ヽ ヽ.| ガミラスの将軍も高貴?
            | /       l         ||
           ハヽ::ヽ二・二フ::::::ヽ`二・二>ーハ
*。            .| | l | ヽ ─ ´::|::::::::\_   /:||。.*・ ゚・*。           。.:*・゜…
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         /三ニ-ハ \      l    /____ノ|三ニx、
     .:x三三三三/┌``゙ヽ_______|__ノ ̄...:┌|三三二三x、
   ...:xXニ三三三ニ|:...| | 「l 「l       「l 「l.:|..|三三三三三三ニx、,-=
: 三三三ニ/⌒\三|:.└ .l」 l」       l」 l」└|三三三>─-<三三三
:三三三ニヽ__ソ三|``─、.._       _,..-ー'´ヽ三ニ(    )三三三
:三三三三三三三ニ/      ̄``─'´ ̄        /三三三三三三三三
彡'" ̄ ̄|   | ̄                        ヽ三三三三彡'"
昔のローマ人は賢明に自制して、万事につけ高貴だった。
アフリカヌスと呼ばれたスキピオは、世界の諸王国に秩序を取り戻して、
その任にふさわしい者に支配を委ねるべく、元老院から派遣されたとき、
わずか五人の奴隷を連れて出発した。

アテナイオス『食卓の賢人たち』
218世界@名無史さん:2006/09/02(土) 13:57:08 O
  軍才のありそうな皇帝 
1.オクタヴィアヌス
2.カエサル
3.コンスタンティヌス
4.マルクス・アウレリウス5.アウレリアヌス

カエサル〜西ローマ帝国滅亡に限定(独断偏見によるもの)
219世界@名無史さん:2006/09/05(火) 20:43:01 O
age
220世界@名無史さん:2006/09/06(水) 02:32:34 0
>>218
ウェスパシアヌスは?
221世界@名無史さん:2006/09/07(木) 18:47:43 0
>>218
オクタヴィアヌスはアグリッパ込みってことでOK?
222世界@名無史さん:2006/09/08(金) 08:47:33 0
今朝のラジオで、元NHK解説委員の平野次郎氏がジュリアス・シーザーを
ローマの皇帝と言っていた。氏ともあろう人が。
223世界@名無史さん:2006/09/08(金) 21:57:30 O
トラヤヌスは
224世界@名無史さん:2006/09/12(火) 06:30:54 O
age
225世界@名無史さん:2006/09/16(土) 00:03:34 0
>>218
塩のによるとオクタヴィアヌスは軍才がないのをカエサルから見抜かれてて
アグリッパを軍部の人間として使わせたみたいだけど違うのか?

軍才ランキングは
1.カエサル
2.アフリカヌス
3.マリウス
4.スラ
5.ポンペイウス
226世界@名無史さん:2006/09/16(土) 09:56:36 0
ガリア総督になる前のカエサルって軍人のキャリアはあったの?
227世界@名無史さん:2006/09/17(日) 06:21:59 0
>>225
塩野のは同人誌だから…。あれの中でやっている評価は気に入ったキャラへの
「キャラ付け」と考えた方がいいよ。
228世界@名無史さん:2006/09/21(木) 01:39:39 O
軍才のないオクタヴィアヌスがアントニウスに勝てたということは
アントニウスがそれ以上に軍才がなかったというわけか
229世界@名無史さん:2006/09/21(木) 03:30:38 O
神聖ローマ帝国の三十年戦争で活躍したあいつをお忘れします
230世界@名無史さん:2006/09/21(木) 06:20:18 O
カエサルが暗殺されなかったらカエサリオンはローマとエジプトどっちの統治者になったの?
231世界@名無史さん:2006/09/21(木) 06:23:35 0
>>230
カエサルは生きていればアレキサンドリアに首都を移して皇帝制度を創設していただろうから、
カエサリオンは帝国全域の統治者になった。
232世界@名無史さん:2006/09/23(土) 13:09:44 0
〓■金槌を持ってマリヤ像を一瞥する■〓
http://life7.2ch.net/test/read.cgi/psy/1148106206/1
233世界@名無史さん:2006/10/08(日) 20:09:48 0
>229
クリスチャン4世陛下であらせられますか?
234世界@名無史さん:2006/10/17(火) 06:26:39 0
>>214
将軍様と北朝鮮人民も、同じような関係
235世界@名無史さん:2006/11/07(火) 15:16:31 O
>>228
オクたんの相手はクレオパトラ
アントニウスと戦ったのはアグリッパ
236世界@名無史さん:2006/11/07(火) 15:24:21 O
まぁそれ以前の問題として、エジプトに入ってからのアントニウスはもうイタすぎ
なワケなんだがな
237世界@名無史さん:2006/11/07(火) 15:41:24 O
オクタヴィアヌス対アントニウスは、カエサル対ポンペイウスと
比べて格段にレベルの低い戦いだった?ならばハンニバル対
スキピオは神レベルか(´・ω・`)
238世界@名無史さん:2006/11/07(火) 19:03:47 O
まず会戦と海戦を比較する時点で間違い
ついでアクティウムの海戦はクレオパトラandアントニウスの自滅

ファルサルスも悪くないが、カエサルの指揮を語るならアレシアの方がいいと思われ
239世界@名無史さん:2006/11/07(火) 19:45:35 O
カエサルの得意技「わざと挟み撃ちにされて逆に撃破」
240世界@名無史さん:2006/11/08(水) 07:04:11 0
普通に考えて、無茶苦茶にも程があるよな、それw
241世界@名無史さん:2006/11/22(水) 04:04:18 0
ローマ皇帝(代表者)入場!!

尊厳者はなんとか生きていた!! 更なる昼寝と少食を積み最弱の名君が甦った!!!
虚弱児!! アウグストゥスだァ――――!!!

専制君主制はすでに我々が完成している!!
キャベツ農家ディオクレティアヌスだァ――――!!!

帝位が競売になりしだい落札しまくってやる!!
ローマ帝国拝金代表 ディディウス・ユリアヌスだァッ!!!

敗者の取り込みなら我々の歴史がものを言う!!
ローマ文明が人類に残した教訓 歴史家皇帝 クラウディウス!!!

真の国防を知らしめたい!! 対ゲルマン民族大移動 グラティアヌスだァ!!!

地上ではダキア・パルティア制覇だが神曲なら天国の座さえオレのものだ!!
至高の皇帝 トライアヌスだ!!!

元老院対策は完璧ではなかった!! 記録抹消刑被害者 ドミティアヌス!!!!

全ローマ史のベスト・ピースは私の治世にある!!
慈悲深き賢人が来たッ アントニヌス・ピウス!!!

ガリラヤ人には絶対に敗けん!!
伝統宗教派のケンカ見せたる 背教者 ユリアヌスだ!!!

小便税(なんでもあり)ならこいつが怖い!!
ローマのベスト・フィナンサー ヴェスパシアヌスだ!!!

ダマスカスから砂の獅子が上陸だ!! アラブ人 フィリップス・アラブス!!!
242世界@名無史さん:2006/11/22(水) 04:05:30 0
ルールの無いセックスがしたいから皇帝になったのだ!!
東方の801を見せてやる!!!ヘラガバルス!!

めい土の土産に皇位とはよく言ったもの!!
五賢帝の養子縁組が今 実践でバクハツする!! 至高の皇帝の義父 ネルヴァだ―――!!!

帝国再復者こそが地上最強の代名詞だ!!
まさかこの男がきてくれるとはッッ アウレリアヌス!!!

皇帝になりたいからローマまで進攻したッ 功績一切不明!!!!
ゲルマニア軍団のピザ(デブ)コマンダー ヴィテリウスだ!!!

オレは擬音語でもポケモンでもないローマ皇帝なのだ!!
御存知大浴場建設 カラカラ!!!

皇帝の本場は今やイリリクムにある!! オレを驚かせる奴はいないのか!!
プロブスだ!!!

デカァァァァァいッ説明不要!! 2m44!!! 新兵教官!!!
マクシミヌス・トラクスだ!!!

ひきこもりは実務が出来てナンボのモン!!! 超実戦派ひきこもり!!
ひきこもり先カプリからティベリウスの登場だ!!!

オレの妹はオレのもの 邪魔するやつは思いきり処刑し思いきり暗殺するだけ!!
ローマ皇帝統一DQN王者 カリグラ

自分を試しにローマへきたッ!!
パンノニア総督 セプティミウス・セヴェルス!!!

騎兵に更なる磨きをかけ ”ゴート族を征する者”クラウディウス・ゴティクスが帰ってきたァ!!!
243世界@名無史さん:2006/11/22(水) 04:06:25 0
今の自分に助けは来ないッッ!! シャープールの捕虜ヴァレリアヌス!!!

コンスタンティノープル千年の歴史が今幕を開ける!! ブリタニアから コンスタンティヌス1世だ!!!

国民のためにオレはいつも戦争だ!!
哲人皇帝 大秦国王安敦 中国での呼び名で登場だ!!!

皇帝の仕事はどーしたッ 剣闘士の炎 未だ消えずッ!!
剣も槍も思いのまま!! ヘラクレスの化身コモドゥスだ!!!

特に理由はないッ ギリシア文化が素晴らしいのは当たりまえ!!
キリスト教徒にはないしょだ!!! 一人の芸術家!
ネロがきてくれた―――!!!

ユダヤ戦争で磨いた実戦統治!!
フラウィウス朝のアンフォーチュネイト・インペラトール ティトゥスだ!!!

良識人だったらこの人を外せない!! 超マザコン皇帝 アレクサンデル・セヴェルスだ!!!

超一流皇帝の超一流の防衛網だ!! 生で拝んでオドロキやがれッ
世界遺産ハドリアヌスの長城!! ハドリアヌス!!!

東西分割はこの男が完成させた!!
キリスト教の切り札!! テオドシウス1世だ!!!

禿の女誑しが帰ってきたッ
どこへ行っていたンだッ ディクタトール・ペルペトウアッッ
俺達は君を待っていたッッッユリウス・カエサルの登場だ――――――――ッ
244世界@名無史さん:2006/11/22(水) 04:08:41 0
加えて暗殺・自殺発生に備え超豪華な東ローマ帝国皇帝を4名御用意致しました!
大帝 ユスティニアヌス1世!!
ブルガリア人殺し バシレイオス2世!!
最も狡猾なギリシア人!ミカエル8世パレオロゴス!

……ッッ  どーやらもう一名は姪っ子と宜しくヤっている様ですが、サラセン帝国が勃興し次第ッ皆様にご紹介致しますッッ
245世界@名無史さん:2006/11/22(水) 20:58:11 0
ポンペイウスはカエサルより軍才あると思うよ
つうかローマ史上最強だと思う
246世界@名無史さん:2006/11/22(水) 22:03:26 0
そかなぁ・・・
スキピオ・アフリカヌスだと思うけど…
247Ryuju ◆RlujhF6VrA :2006/11/22(水) 22:07:59 0
カエサルに関しては、囮めいた作戦が多いとは思う。
つーか戦術においては人の心理(戦意)が第一で、他のことは割と軽視してるような感じ。
補給はそれなりにやってたようだが。
248世界@名無史さん:2006/11/26(日) 16:44:41 0
カエサルは、わざ隙を見せて迎撃!も得意だお。
こういうの東洋の兵法でなんていうんだっけ?
249世界@名無史さん:2006/11/26(日) 16:50:06 0
ハニートラップかな
250世界@名無史さん:2006/11/26(日) 18:55:12 0
カエサルと言えば強行軍
251世界@名無史さん:2006/12/01(金) 22:40:11 0
>248
示弱
252世界@名無史さん:2006/12/20(水) 15:42:23 0
冬は帰るよティベリウス
253世界@名無史さん:2006/12/27(水) 01:27:35 0
>>248
迂直の計
254世界@名無史さん:2007/01/31(水) 10:23:04 0
>>248
日本なら「釣り野伏せ」かな、島津家得意の戦法
255世界@名無史さん:2007/01/31(水) 10:57:07 0
>>248
埋伏
256世界@名無史さん:2007/02/03(土) 13:36:29 0
結局、ヘラガバルスは何がしたかったのですか
257世界@名無史さん:2007/02/03(土) 13:51:04 O
エッチ
258世界@名無史さん:2007/02/15(木) 15:21:07 0
女帝になりたかった
259世界@名無史さん:2007/02/15(木) 15:38:13 0
アンナ・コムネナ

女なのに歴史書書いた。
ちなみにこの人の旦那って何て人だろ。
260世界@名無史さん:2007/02/15(木) 21:28:55 0
>>259
コンスタンティヌス・ドゥーカス
ニケフォロス・ブリエニオス
261世界@名無史さん:2007/02/16(金) 14:15:17 0
>>260
ども。
ドゥーカスってことはもしかして前王朝のドゥーカス一族の片割れか何か?
262世界@名無史さん:2007/02/16(金) 20:37:47 0
ミカエル7世の息子らしいですね。
263世界@名無史さん:2007/03/22(木) 22:08:13 0
さすがのマキャベリも当時の権力者に対しては完全な批評はできなかったみたいですね。
264世界@名無史さん:2007/03/24(土) 10:28:38 0
ローマ語は英語よりかっこいい
265世界@名無史さん:2007/03/26(月) 20:50:10 0
ラテン語だよ
266世界@名無史さん:2007/03/30(金) 15:18:07 0
フイタw
267世界@名無史さん:2007/04/06(金) 15:25:55 0
塩野の前世は誰だ
268世界@名無史さん:2007/04/25(水) 10:26:07 0
塩野先生以外になんか読むべきものおしえて
269世界@名無史さん:2007/04/26(木) 18:42:50 0
>>241ワロス!
270世界@名無史さん:2007/04/26(木) 21:50:59 0
ff
271世界@名無史さん
ageとくか