ttp://www.yomiuri.co.jp/world/news/20070508i514.htm 古代ユダヤ王国・ヘロデ王の墓を発見…イスラエル
イスラエルにあるヘブライ大学のエフド・ネツェル教授を中心とする考古学チームは8日、
新訳聖書に登場する古代ユダヤ王国のヘロデ王の墓を発見したと発表した。
発表によると、発見場所は、エルサレムの南方約10キロ・メートルにあるヘロデ王宮跡の近く。
棺は全長約2・5メートルで石灰岩でできており、銅製の装飾が施されていた。
棺は損傷が激しく、人骨も見つかっていないが、ネツェル教授は発見場所や装飾などからヘロデ王のものと判断したという。
王宮跡は1970年代に発見され、同チームが周辺の発掘を進めていた。
ヘロデ王は紀元前1世紀の王で、古代ローマの支持を受けて王位につき、専制政治を行った。
聖書では、ベツレヘムで誕生したイエス・キリストに王位を奪われるのを恐れ、
2歳以下の男児を皆殺しにするよう命じた人物として描かれている。
(2007年5月8日21時28分 読売新聞)