世界史なんでも質問スレッド16

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1前スレ950
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関連スレ
中・高生質問スレ Part7
http://academy3.2ch.net/test/read.cgi/whis/1087410704/
◇  無視された質問はここで訊け  ◇
http://academy3.2ch.net/test/read.cgi/whis/1045309230/
2過去スレ :04/09/26 17:46:43
「くだらねぇ質問はここに書き込め!@世界史板 」
http://mentai.2ch.net/whis/kako/984/984814136.html
「世界史なんでも質問コーナー」
http://mentai.2ch.net/whis/kako/999/999874075.html
「世界史なんでも質問コーナー」2
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「世界史なんでも質問コーナー」3
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「世界史なんでも質問コーナー」4
http://academy.2ch.net/whis/kako/1032/10328/1032853642.html
「世界史なんでも質問コーナー」5
http://academy2.2ch.net/whis/kako/1040/10405/1040538142.html
世界史なんでも質問スレッド 6
http://academy2.2ch.net/whis/kako/1047/10477/1047759810.html
世界史なんでも質問スレッド 7
http://academy2.2ch.net/test/read.cgi/whis/1052765276/
世界史なんでも質問スレッド8
http://academy2.2ch.net/test/read.cgi/whis/1058540006/
世界史なんでも質問スレッド9
http://academy2.2ch.net/test/read.cgi/whis/1062598314/
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http://academy3.2ch.net/test/read.cgi/whis/1088326065/
世界史なんでも質問スレッド15
http://academy3.2ch.net/test/read.cgi/whis/1092580353/
3世界@名無史さん:04/09/26 17:51:11
まだ前スレ消費してないんで、質問がある人は今のところはこちらへどうぞ( ゚∀゚)つ

世界史なんでも質問スレッド15
http://academy3.2ch.net/test/read.cgi/whis/1092580353/
4世界@名無史さん:04/09/27 01:17:38
AAを貼って、ちと休憩・・・

   |
   |    ∧_∧    
   |   <;`Д⊂ヽ < Pleeeease! Help me! It is your mistaaaaake!
   |   (    ノ     I don’t want to die! Go! Out! Korean soldiers!
   / ̄ ̄<_)_) ̄ ̄ I love Iraqi people! I want to leeeave! Many korean people don't like war!
                This is your mistake! I want to leave to korea!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


      
  ∧_∧
 <`Д´ヽ> < Woooooooaaaaaaaaaa!!!!!!!
  ":.;":.

     .;":.;":
      ":.;"
     (つ  つ
     ( ̄__)__)


 

        ∧_∧
       <丶`Д´> +
     +  +:www; 
        + ;: ;. +
   ∧_∧  ∧_∧  ∧_∧   アッラー アクバル!
  ( ´∀`∩∩´∀`∩∩´∀` .) アッラー アクバル!
   つ   ノ ヽ    ノ ヽ  ⊂  アッラー アクバル!
5世界@名無史さん:04/09/27 01:56:17
>>4
何のAAなのか教えてエロイ人
6世界@名無史さん:04/09/27 02:18:51
>>5
おそらくイラクで頃された勧告の人だと思う
こういうのはやめてくれ>>4( ´Д⊂ヽ
7世界@名無史さん:04/09/27 05:50:25
在日の自分としては単純に不快だな。
8世界@名無史さん:04/09/27 09:43:00
それのときアッラーの後に抜けるような小さな音で「フ」見たいな発音してるな

何でだろ
9世界@名無史さん:04/09/27 21:02:22
阪神大震災のとき、
日本の害虫が数千匹駆除されたと、
ネットではしゃいでいた朝鮮人が、
この程度のAAで不愉快だなどと、
言う資格があるのか・・・

何様のつもりだ>7
10世界@名無史さん:04/09/27 21:50:38
イラクの事件は国籍関係無しで気の毒だ(3バカ&あとの2人除く)。
11世界@名無史さん:04/09/27 22:13:22
>>10
ああいうのでも、除去すると、イラクに行くボランティアがいなくなるのさ( ̄m ̄)ゞ
12世界@名無史さん:04/09/27 23:12:15
お前等全員スレ違いの上にageるなんざ、いいかげんにしろよ_| ̄|○
13世界@名無史さん:04/09/27 23:41:39
>>11
3バカの内でも、あのショタは目的が違うから何があっても行くんじゃないの?
おっと。この板でショタの悪口をいうと異常性欲者の削除厨コテが介入するか(苦笑

14世界@名無史さん:04/09/27 23:45:02
>>13
面白くない
15世界@名無史さん:04/09/28 02:29:29
ボランティアが行くと何か都合悪いのか?
16世界@名無史さん:04/09/28 02:31:06
>>15
スレ違い
なんだんだこのレスの数々は
雑談スレに行け、学生ども
17世界@名無史さん:04/09/28 11:06:48
中国、朝鮮、日本とかなんで服を変えてしまったんでしょうか?
18世界@名無しさん:04/09/28 15:30:29
戦争中日本兵が中国の女の人のもも肉で餃子を作って
食ったという話を昨日テレビでやってましたが、
水滸伝じゃあるまいし、いくらなんでも餃子は何かの間違いで、
せめて刺身とか鍋だろうとつっこみつつ…それにしても、
西南戦争のときに薩摩兵は政府軍の兵隊の胆(部位はどこ?)を
食ってたと何かで読んだ気もするので、昭和になっても
人肉食は陸軍にひそかに?受け継がれたりするのかもしれない。
人肉食はかなりプリミティブなタブーのような気がするので、
ジョン万次郎の漂流とか飢饉のような食糧難以外の状況では、
それやるまでぶっ壊れるのは相当難しい気もするのですが、
とくに習慣がなくても、戦争でエキサイトして先祖がえりし、
敵の肉まで食っちゃうというのは、民族とわず、
近現代の戦場(例えば南北戦争あたり)でもよくある話なのでしょうか?
江戸時代までは罪人の胆とか薬に密売してたとか、
明治でも墓からでた死体の脳髄を薬にしてたとか読んだこともあるから、
戦前なら、すぐそこまで退行できちゃうのかとも思ったりはするのですが。
19世界@名無史さん:04/09/28 15:37:16
>>17
わけわからん、民族衣装としての服って事?
20世界@名無しさん:04/09/28 15:37:22
>>18
だらだら長くなっちゃいましたが、
中国で日本人が餃子を作ったか否かが質問ではなく、
敵の死体損壊は白人でもやると思うんですが、
憎さあまって、食うまでやるのは世界史的には
一般的なんですかというのが質問です。
21世界@名無史さん:04/09/28 15:39:41
>>20
質問だったのか
コピペにしか見えんぞ(´д`)
22世界@名無史さん:04/09/28 15:45:43
>>18
そういえば、人間は臭いから、とてもじゃないが生食は無理
成人よりは子どもや老人が美味しいらしくい(肉が柔らかい)
食べる時は、焼くと油の匂いがすごくて食べられたもんじゃないから、
袋に入れてまる茹でがいい、と食人辞典という本に書いてあった
「カニバリズム」でぐぐってみれば何かわかるかも

つーか、お前は書き込む前に>>3を見るくらいはしる!( ´_ゝ`)
23世界@名無史さん:04/09/28 18:04:48
>>9
超同意
チョン市ねよ
お前は6000人の罪無き被害者をあざ笑い、俺たちが自己責任のチョンが殺されたのをちょっとからかったら不愉快だと?

何様だよマジで

チョンは勝手に死んだだけだろ
レベルが違う
自分の心の中にあるダブルスタンダードには気づかないのか?
マジでチョンは低脳だな
24世界@名無史さん:04/09/28 18:05:55

   |
   |    ∧_∧    
   |   <;`Д⊂ヽ < Pleeeease! Help me! It is your mistaaaaake!
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   / ̄ ̄<_)_) ̄ ̄ I love Iraqi people! I want to leeeave! Many korean people don't like war!
                This is your mistake! I want to leave to korea!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


      
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 <`Д´ヽ> < Woooooooaaaaaaaaaa!!!!!!!
  ":.;":.

     .;":.;":
      ":.;"
     (つ  つ
     ( ̄__)__)


 

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       <丶`Д´> +
     +  +:www; 
        + ;: ;. +
   ∧_∧  ∧_∧  ∧_∧   アッラー アクバル!
  ( ´∀`∩∩´∀`∩∩´∀` .) アッラー アクバル!
   つ   ノ ヽ    ノ ヽ  ⊂  アッラー アクバル!

25世界@名無史さん:04/09/28 18:09:48
ダブスタチョンの6=7=10は死ね
26世界@名無史さん:04/09/28 18:15:19
    ∧_∧
       <丶`Д´> +
     +  +:www; 
        + ;: ;. +
   ∧_∧  ∧_∧  ∧_∧   アッラー アクバル!
  ( ´∀`∩∩´∀`∩∩´∀` .) アッラー アクバル!
   つ   ノ ヽ    ノ ヽ  ⊂  アッラー アクバル!
27世界@名無史さん:04/09/28 18:23:33
阪神大震災をあざ笑う奴は殺されても当然だろ?
28世界@名無史さん:04/09/28 18:27:43
震災のあった土地にも、在日は住んでいたけどね。
29世界@名無史さん:04/09/28 18:39:52
>>28
本国の人間は在日も人間とは見ていないなw
30世界@名無史さん:04/09/28 20:35:49
あいつらのレイシストぶりは半端じゃないからな
韓民族は優秀だと自画自賛しているが
では劣っている民族はどこなのかと聞いてる外人は誰もが思う
31世界@名無しさん:04/09/28 20:59:03
>>21
うえーん真面目に質問したのに。
子ピぺじゃないよおお。
32世界@名無史さん:04/09/28 21:46:00
>>20
民俗学的には、未開人が食人をする場合の多くは、相手の力を取り込む
という意味付けがあり、敵が憎いから食べるといものではありません。
西南戦争にそのようなエピソードがあったかどうかは知りませんが、もし
も肝を食するという行為が存在したとすれば、食料としてではなく、呪術的
な行為であったと考えられます。
日本はそれなりに仏教イデオロギーが生活レベルまで浸透していたので
食人は強いタブーになっていて、この点では支那とは大きく異なります。
いわゆる戦場の残虐行為の伝承というものは、自分達の習慣から作り出
されるものが多く、中国が捏造する日本軍の残虐行為のほとんどは支那
の伝統的残虐行為の反映です。この人肉料理伝承などは典型ですね。
33世界@名無史さん:04/09/28 22:18:07
>>8

アッラーのアラビア語をローマ字で転写するとAllah
もともと「h」があるのだが、語末なので殆ど聞こえないのだ。
34世界@名無史さん:04/09/28 22:23:44
最初は北朝鮮から帰国の船が出ていたが、途中から日本人を帰国させず
日本人収容所でユダヤ人の絶滅収容所のように皆殺しにした。と見るのが自然の結論だ。
なぜかと言えば米ソ冷戦が既に始まっていて、アメリカのスパイが入るのを阻止し
アメリカに日本人が協力して 朝鮮共産党とソ連軍に対して反共暴動を起こすのを防ごうとしたから。
事実、新義州で朝鮮人キリスト教徒のコメよこせ暴動が発生していた。
このころ既に日本人収容所と並行して強制収容所が出来たわけで いまだに存在している。
そして日本人はユダヤ人虐殺と同じようには、身内の事なのに騒ごうとはしない。

35世界@名無史さん:04/09/28 23:21:27
『本草綱目』全五十二巻。薬物学の本であるが、巻五十二が「人部」。
人体各部の様々な薬効が述べられている。中国では人体が日常的に「薬」とされていたことを示す資料だな。
ご参考までに。
36世界@名無史さん:04/09/28 23:30:18
なんじゃこりゃ…('A`)
世界史板もダメになってるのか?
37世界@名無史さん:04/09/29 01:57:53
>>20
スレの流れが変なのでアレだが…

太平洋戦争で南方で飢餓状態に陥った日本軍の中には食人をするものがあらわれ、
ついに「敵の人肉は食べてよい、味方の人肉は食べてはいけない」と言う命令が第18軍において発せられた(ニューギニア。違反により処刑4名)
逆に食糧難でなければそんな馬鹿なことには普通ならない。
日本軍は蛆虫まで食わねばならないほど食糧不足だった。

ただ、辻参謀のように部下に敵の内臓を食べるよう薦めた(と言われる)鬼畜もいた。

ってこれ軍板の方が良かったんじゃ・・・
38世界@名無史さん:04/09/29 03:06:18
>>37
それ読んで、小学生の頃に祖父から聞いた話を思い出した

夏休みの宿題で「戦時中の話を祖父母に聞いてくる」というものがあったので祖父に聞いた
てっきり配給や勅語の話を聞けると思ってたら、元軍人の祖父は戦場でいかに食料が無かったかについて話し始めた
洞窟での潜伏の様子から、部下について、それから蛇のさばきかたなど
小学生の俺はただポカーン( ゚д゚)とするばかり

大学時代、祖父に教育勅語について聞いたときも、
祖父は自分史を引っ張り出してきて、軍人直喩について語ってた
文章も軍人独特の漢字遣いだった

何がいいたいかと言えば、ま、まともな食料なんてなかったんだよきっと
当時の戦場にはね
39世界@名無史さん:04/09/29 04:04:55
フィリピンやニューギニアが有名ですな…
大岡昇平の「野火」を読んで、1週間ほど肉が食えなくなったのは幼い日の秘密だ。

>>38
正確には(主として補給を無視した無謀な作戦のおかげで)飢餓状態に陥った戦線もあった、だ。
全てが全て悲惨な食料状況だったわけではない。
40世界@名無しさん:04/09/29 19:12:06
20です。
最初は文化人類学で聞こうかと思ったのですが
質問スレがみあたらず。
軍事板で聞けばよかったのか…。
では、ここ150年くらいの近代的な戦場で、
憎悪やら呪術的意味から人肉にまで手をだすという話は
ないということでしょうか?
西欧人でも敵の死体損壊はやると聞いたことがあったので、
ひょっとしたら南北戦争あたりであるかもしれないなと
思ったのですが。おさわがせしました。

41世界@名無史さん:04/09/29 19:59:59
ばかやろう ( ´Д⊂ヽ

1000 世界@名無史さん sage New! 04/09/29 19:58:56
999!
おい996、そうやって油断させようとする作戦か?
1000取りは男のロマンなんだぜ!
42世界@名無史さん:04/09/29 20:04:23
999だと思ったら思わず1000だったよ。
ごめんね。
4341:04/09/29 20:09:56
>>42
いや、きっと俺が999取ったのが悪かったんだね
バルバロッサなんて、馬鹿なこと書くんじゃなかった'`,、('∀`) '`,、   
44世界@名無史さん:04/09/29 21:11:42
では、何事もなかったように、次の質問をどーぞ。
45世界@名無史さん:04/09/29 21:46:25
燕王朱棣の靖難の役の際、頑強に抵抗した建文帝側の将兵部尚書、鉄ゲン(金偏に玄)は
鼻削ぎの上処刑されたが、それでも朱棣の怒りは収まらない。
挙句の果てに大釜に油を満たして沸騰させ、鉄ゲンの遺体を放り込み、人間の唐揚げにしようとする。
それを鉄の刺又でつつき、顔を朱棣に向けさせて「謝罪」させようとするがどうしても遺体の顔は
しかるべき位置に向かない。
そうこうしているうちに、遺体ははじけ、バラバラの黒コゲになってしまった。

陛下!人間の唐揚げのお味はいかがでありましたか?

46世界@名無史さん:04/09/29 21:48:00
近現代史のオモロいサイトねぇか?
47世界@名無史さん:04/09/29 22:45:44
>>46
サイトの宣伝ですか?
48世界@名無史さん:04/09/30 01:05:02
チャーチルが二つ指で広島と長崎を表したのがピースサインの起源ってまじですか?
49世界@名無史さん:04/09/30 01:09:33
1944年以前に「広島と長崎」を表すなどという発想が出てくるはずもない。
50世界@名無史さん:04/09/30 01:26:14
>>49
どゆことですか?
日本史の参考書に書いてあったんですが。
51世界@名無史さん:04/09/30 01:31:10
BBCがVサインのキャンペーンを始めたのは1941年
52世界@名無史さん:04/09/30 02:38:53
>>51
それはビクトリーのVサインでしょ?
53世界@名無史さん:04/09/30 09:33:45
ピースサインなんて日本以外で通じるの?
54世界@名無史さん:04/09/30 10:06:42
ちなみにVサインの正しい形は、手の甲を相手側にすること。

もし、てのひらの側を相手に見せ、2本の指を閉じでもした日にゃ
「いくら?」と聞き返されること受け合い。
55世界@名無史さん:04/09/30 11:11:51
>>45
鐵鉉は明史では捕らえられて永楽帝の前に引き据えられたが、帝に背を向けて
罵ってやまず、磔刑に処せられたとされてる。
釜煎り説のソースきぼーん 
56世界@名無史さん:04/09/30 14:25:54
質問です。
フランスは外国人をたくさん受け入れてきましたが、
歴史的に見て移民がフランスに与えた影響ってなんでしょうか
経済面で影響を与えたとは思いますが、
文化面でフランスは移民たちによって何か大きな影響を被りましたか?

外国って、外国人を受け入れはしても、彼らは彼ら、自分は自分ってかんじの
態度に見えてしまいます・・・。
57世界@名無史さん:04/09/30 15:20:23
4 名前: 王孫の永久帰国 投稿日: 2001/08/07(火) 04:46 ID:ywc8dFjY

五百年続いた韓国の李王朝は日本支配によって第二十七代の王・純宗(一八七四−一九二六年)
で幕を閉じた。純宗には子がなく、先代の王・高宗の子で純宗とは異母弟の英親王・李垠
(イ・ウン)殿下が最後の皇太子となった。李垠殿下は十一歳の時(一九〇八年)日本に連れて行
かれ、そのまま李王朝は滅んだ。 李垠殿下は一九二〇年(大正九年)、「政略結婚」で日本の現
在の皇太后さまのいとこにあたる方子(まさこ)妃と結婚、二人の間に生まれた長男は幼くして
死亡し、二番目の子は「李玖(イ・ク)」と名付けられた。李垠・方子夫妻は一九六三年やっと
帰国が認められ、李垠殿下は一九七〇年、方子妃は一九八九年それぞれ韓国で亡くなった。
「王孫」ともいうべき李玖氏は米国留学後、米国人女性と結婚した。その後、別れ、近年は
ずっと日本に住んでいる。今年六十五歳という。

その李玖氏がこの十一月二十五日、韓国に永久帰国する。李王家を生んだ全州・李氏の同族
会(約四百万人)が「王孫」として迎えようというもので、李玖氏は空港到着後、直ちにソウ
ル中心部にある李王朝歴代の王や王妃を祭る「宗廟」に永久帰国を報告することになってい
るとか。以上の話はわれわれ日本人にはつらい。

 全州・李氏は今、歓迎準備に忙しい。ところが王宮をはじめ旧王家の財産はすべて国有財
産になっており、李玖氏を支える財政的基盤がなくて困っているともいう。

 (黒田勝弘)http://www.sankei.co.jp/databox/paper/9611/paper/1102/international.html

この後、李玖(イ・ク)はどうなったかわかる人います?
58世界@名無史さん:04/09/30 15:47:51
>以上の話はわれわれ日本人にはつらい。
あほか。
むしろつらいのは復辟どころか帰国を認めなかった半島人だろ。
59世界@名無史さん:04/09/30 16:45:46
オランダについて質問です。
オランダの歴史を調べていると、スペインからの独立後の動きが
やたらと速い気がします。
低地地方と呼ばれて生産には不利な地形(山岳よりはマシでしょうけど)
また、諸国連合という政治体制を考えた時、これ以降オランダの発展は
かなり意外なことに思えるのです。
このあたり、個々人の主観が入ることはしかたがないと思うのですが
@新興国オランダがどのような理由で大航海時代に世界規模になったか
A現在オランダ語を使う植民地が残っていないかなど、
個人的な見解でいいので聞かせていただけないでしょうか。

私が知っている範囲では
@新教受け入れに柔軟だったため、各地の今で言うインテリが流入した。
 資本力をもつユダヤ人も一緒に来た。

A?見当もつかない(´・ω・`)

です。
よろしくお願いします。
60世界@名無史さん:04/09/30 16:54:34
それを生涯かけての研究テーマにしてください。
学士院会員を目指して。
61世界@名無史さん:04/09/30 17:08:58
>>60
そういや、学士院賞(特に文系)の実質的権威も結構下がっちゃったよなぁ。

いや、名目的権威自体はまだ相変わらず保ててるんだけど、如何せん賞自体
の理系色が強くなりすぎたせいで、例えば、仮に歴史学で学士院賞貰ったとこ
ろで、即「新進気鋭の研究者」だとか「分野の重鎮」だってことにはならなくなっ
たのが何ともはや。最近だと、実質的権威は下手すりゃサントリー学芸賞とか
のほうが高いんじゃないか?(これは流石に言いすぎ? よくわからんが。)
62世界@名無史さん:04/09/30 17:15:08
おまいら、「フランスでの歴史で見る外国人世界」ってテーマで
何か題材のヒントくださいYO ヽ(`д´)ノ
明日提出なのにレポート何書きゃいいかわからん orz
何か題材考えてくださいませ おながいします (゜人゜)(-人-)
移民労働者が経済に与えた影響とか書きゃいいのかな?
6362:04/09/30 17:36:13
調べたりするのは自分でがんがりますので、
なんか題材をくだせぇ OTZ 全然浮かばんのです。
フランスって外国人に経済以外で歴史になんか影響受けました?
宗教?
6462:04/09/30 17:43:41
フランスへの移住労働者の果たした役割って、
労働条件の悪い仕事をまかなってフランス経済を支えた、という理解で
あっているんでしょうか?間違ってますか?
65世界@名無史さん:04/09/30 18:23:36
>>56
文化だと、20世紀前半なら、ピカソ、シャガールなどの外国人の画家、イブ・モンタンいたいな
シャンソン歌手が、フランス芸術の発展に貢献しました。
66世界@名無史さん:04/09/30 18:30:21
>>62
時代はいつよ、現代の話?
フランスの植民地政策とイギリスのそれとでも対比して
旧植民地からの移民がどのように「同化の強制」と向き合ってきたか、とか書いてみれば?
67世界@名無史さん:04/09/30 19:04:21
>>54
逆だよ…
英国では手の甲を見せるVサイン(リバース・ピース)は相手に侮辱と取られるのでやっちゃダメ。
チャーチル閣下も最初はよく間違えたそうだ。
ちなみにギリシアで普通のVサインを見せると、「くたばれ」という意味になる。

('A`)マンドクセ

>>62
フランスの場合だと、アルジェリアとか西アフリカとか、旧植民地からの流入が多いな。
サッカー代表チームとかでも、やたら黒いのとかいるっしょ?
かなりの数だから、当然、既存の社会とは軋轢を生んでる。経済面やら宗教面やら…
6862:04/09/30 19:34:26
>>66>>67様 9月30日にレポートに苦しんでるバカな大学生のために
レスありがとうございます(TдT)

>>66
時代の指定はありません。
「フランスでの歴史で見る外国人世界」としか言われてないので、
何を題材にしたらいいのかサパーリで・・・。
”「同化の強制」との向き合い”面白そうです。
そのテーマの方面で書こうと思います。ありがとうございました。
みんないいひとだー(TдT)
>>67
旧植民地の事を調べて見ます。(TдT) アリガトウゴザイマス

いつかこのスレで誰かの役に立てるよう精進しますです。。。
69世界@名無史さん:04/09/30 20:30:08
>>68
最近のニュースで言うと、(政教分離に基づく)学校でのヴェール禁止令に対して、
内外のイスラム教徒が猛反発ってのがあるね。
でこれイスラムのアイデンテテーを刺激したって他にも、
フランスが過去の植民地経営において、かなりあこぎなやり口で搾取してきたことへの反感があるわけよ。
アルジェリアとかヴェトナムでは泥沼の独立戦争やってるしね。
で現在においても、アフリカの旧植民地には相当な利権を残してて、
現地の政治にも露骨に介入したりしてる。
アルジェリアの過激派がフランスでテロを起こしたりするのは、そういうわけ。
70世界@名無史さん:04/09/30 22:37:41
>>59
A中南米のスリナム(旧オランダ領ギアナ)、オランダ領アンティル、アルバの公用語。
  インドネシアも旧植民地だが、現在の公用語インドネシア語に影響を与えた、にとどまるらしい。
  南アフリカ共和国のアフリカーンス語はオランダ語から派生したが、現在は別の言語と見なされる。
  
7162:04/10/01 00:08:31
>>69
へぇーへぇーへぇーへぇーへぇー
親切にありがとうございます(つдT)
72世界@名無史さん:04/10/01 01:39:40
デサイーとジダンとアンリだせば十分じゃん。キャプテンはデシャンだったけど。
73世界@名無史さん:04/10/01 02:07:17
まーイラク戦争ではえらそうなこと言ってたが、
そもそも中東にアラブの意志を無視して勝手に国境線引いて現在に至る諸問題の原因作ったのは、
他ならぬフランス(と英国)だしなあ…
74世界@名無史さん:04/10/01 02:45:13
教皇なのにサルデーニャで暮らしてた奴の名前を教えてください
7562:04/10/01 03:42:34
>>72
外国人っていうのが、個人ではなく外国の人々(集合体)のことなので
個人についてではダメなのです(´・ω・`)
76世界@名無史さん:04/10/01 03:54:12
>>59です。

>>60
えと・・・・私理系(生物系)なもので・・・
歴史ヲタは趣味なんです(´・ω・`)
研究テーマなんてとてもじゃないけど無理(笑

>>70
御丁寧なレスありがd。
なるほど。そのままオランダ語を使うというよりも
派生するパターンが存在するということですね。
このあたりはドイツ語起源にした言語の難易度も関わっているのかな?

それにしても不思議な国だなあと思います。
急成長したのに現在まではその力があんまり残っていないような。
農業より商業ベースで成長した国だったのでしょうかね。
また国として伝統が少なかったため、思想は自由(ここは今でも残ってるけど)で
それが商業には好都合だったと。イメージは軍事力を持つベネチアかな?

そのわりにサッカー見ると中央に黒人が多いし(笑
イングランドだと黒人選手は使われるタイプが多いのに
オランダでは使うタイプもいるし。。。
ドイツ、イタリアに黒人選手が少ないのは・・・ってスレ違いスマソ。

しかし日本は「良いとこまで急成長した国」と付き合うのが好きですね。
江戸時代のオランダ、その後のイギリス、そしてアメリカ。
あと30年後には中国と蜜月になるんかいな(笑

なんかツッコミ所満載の文章ですが、よかったら色々突っ込んでくださいまし。
乱文失礼しました。
77世界@名無史さん:04/10/01 03:58:25
>>75

徹夜乙。ガンガレ。
78武板からキマスタ:04/10/01 05:39:50
このスレッド
不動禅少林寺拳法という武道を検証しています。
不動禅の主張によれば、500年ほど前に中国より伝わったことになっております。
もし事実なら、武術愛好家にとって大きなニュースです。
現在、伝承されている中国武術より古いものだからです。

・・・・
問題は・・・・
ゥワァァ-。゚゚(ノ□`。)°゚。-ァァン!!!
武道家ってバカばっか・・・
脳みそは白子が入ってまつ・・・

m(_ _)m
誰か板に来て、歴史を教えてくらはい・・・
79武板からキマスタ:04/10/01 05:41:01

http://sports7.2ch.net/test/read.cgi/budou/1083583027/l50

m(_ _)m
張り忘れ・・・

逝ってきまつ
80世界@名無史さん:04/10/01 06:27:00
>>59
低地地方はもともと毛織物の産地だった。また、バルト海交易の要衝でもあった。
つまり、もともと商工業が盛んな土地で膨大な資本が蓄積されていた。
その資本が政府のバックアップで海外交易に投入されたため、
オランダの富は膨れ上がってアジア貿易を独占した。
8162:04/10/01 06:33:36
>>77
ありがとうございます(つдT)マダオワンナイ・・・
ここに住民はみな知識があってしかもいい人ですね(*´д`*)
82世界@名無史さん:04/10/01 06:36:43
>>80

>>76 を見てみそ
なんでその繁栄が比較的すぐに廃れたのかね、って質問だと思うんだが?
8362:04/10/01 06:38:14
>>72
じつはサッカーよく知らなくてわかんなかったんですけど、
ジダンやデシャンって同化政策の成果だったんですね(?)
84世界@名無史さん:04/10/01 06:46:05
>>83
ジダンはアルジェリア系だな。

まともな移民もいるし、不法に入国してくる連中もいる。
歴史的経緯もあるから、フランスとしてもワゼーつって人の流れは簡単に切れないんだよ。
でやっぱり軋轢は生まれるから、極右政党が躍進したりする。

>>76
オランダの黒人はスリナム系だな。
ドイツやイタリアに黒人選手が少ないのは、植民地をあんまり持ってなかったからってのが大きいかと。
8580:04/10/01 06:53:53
>>76
>>82
スマソ。オランダは主に中継貿易で稼いでいたが、イギリスに制海権を奪われ、
命綱のバルト海貿易のシェアも他の国にどんどん食われていった。
また、オランダ政府が政争から海軍予算を削減。
資本家連中が儲からなくなるからと国家による貿易の保護を嫌がったり、
節操無くオランダの競合国に船を売り付けたりと、
私欲丸出しの行為に出たのもオランダの没落に拍車をかけた。

制海権をなくしたオランダは植民地をどんどんイギリスに取られ、
海運も弱体化したので稼ぎが激減してアボンした。
8662:04/10/01 06:57:36
なんでそんなに詳しいんですか おまいらカコイイYO!ヽ(*`д´*)ノ
87世界@名無史さん:04/10/01 07:57:02

>>59=>>76です。
>>80
毛織物産地と交易の要所。なるほどです。
低地なので農作物より放牧、酪農の方が向いていたのですかね。
また位置的にも確かにバルト海では(゚Д゚)ウマーな場所ですし、港向きの地形も多そうです。
>>82
えっと、漏れはほとんど歴史知らないのでどっちも聞きたかったです。
おかげで>>80さんがさらに教えてくださって(゚Д゚)ウマーですた(笑
>>84
スリナム系ですか。南米ですね。
アフリカ由来、大航海時代に連れてこられて南米定着型の民族なのでしょうね。
スリナム系は専門職が多いなど、なかなか興味深い民族だと思いました。
ドイツ、イタリアはWWU敗戦による植民地喪失が大きいと理解してます。
>>85
>スマソ。
こちらこそすまそです。
経済特化型の連合国家でしばしば耳にするパターンだと思いました。
日本だと堺かな?そこそこの軍事力があっても商人の基本原則は利益で(節操なし)
短期的スパンで見た場合に国家の意向とずれが生じて・・・って香具師。

独立後どこで中央集権化(この表現はちょっと変だと思うけど、語彙がなくて(つД`)・゜*:.。)
するかというのは難しいですね。速すぎると多種多様の資本勢力の存在が認められなくなってあぼんですし、
遅すぎると国としてのまとまりを欠く、また軍事力低下の要因になりますし。
多少事情は違いますけど、明治政府はよくやったもんだと今更ながらに感心しました。

レスくださった皆様、ありがとうございますた。

>>86
ガンガレ!
88世界@名無史さん:04/10/01 11:12:21
質問です
なぜ、12世紀ルネサンスの時代の大学は美術ではなく音楽を必修科目にしたのですか?
89世界@名無史さん:04/10/01 11:58:29
音楽は数学だからじゃね?
90世界@名無史さん:04/10/01 13:49:39
>>88
音楽と言われて思い出すのはジプシー。
11Cに北インドから西へ動き始めたそうです。
その音楽が民衆の支持を得る→こりゃいかんと公的に音楽教育が始まる
→とりあえずインテリ層から→大学
こんなことを推測してみました。あくまで推測なんで本気になさらぬよう。
91世界@名無史さん:04/10/01 14:20:58
7自由学科・・・上級4学―算術・幾何・天文・音楽
        下級3学―文法・修辞・弁証法

音楽は理数系に分類されてたからじゃないかな
音=振動(周波)とかは物理だし、ピタゴラスみたいに数学と関連付けても考えられるし・・・。
92世界@名無史さん:04/10/01 14:24:30
>>91
バケガクはその当時まだ錬金術の域を出てなかったのですかね。
もしあったら美術もあったかも・・・と思ったのですが。
93世界@名無史さん:04/10/01 15:01:32
音楽は算術のほかに物理などの要素も持っているけれど
美術は幾何学の他に「芸術」として以外に要素がないからじゃないからカモ
94世界@名無史さん:04/10/01 16:07:40
12世紀は、ルネッサンス前で、絵描きは教会で使う宗教画の職人しかいない頃だろう。
95世界@名無史さん:04/10/01 16:55:43
>>94
んなこたーない
9662:04/10/01 18:15:53
このスレの皆様のおかげで無事レポートを提出できました。
とても感謝してます(TдT)アリガトウ

>>88
音楽はキリスト教に不可欠だから必修だったんじゃないかなぁ?
97世界@名無史さん:04/10/01 19:03:00
>>94 >>95
描く対象が限られていたこと
人物画を特に嫌うイスラム圏からの教養摂取が大学虚位区の柱の一つであったことも影響あり
9897:04/10/01 19:09:35
ごめそ
虚位区→教育
99世界@名無史さん:04/10/01 20:17:32
質問です。

南宋の英雄岳飛を謀殺した事で悪名高く現在でも像につばを
吐きかけられる秦桧ですが、当時の南宋は金に対して勝ち目は
有ったのでしょうか?
南宋は戦争には弱いというイメージが有るんですが。
100世界@名無史さん:04/10/01 20:22:27
>>99
>南宋の英雄岳飛を謀殺した事で悪名高く現在でも像につばを
吐きかけられる秦桧

結果として秦桧の功績で南宋が続くことになったという評価が、今は一般的ではないのかな?
専門ではないから詳しいことは知らないけど
まあ、その時の岳飛への対応が、ちと悪すぎたのはあるんだろうけど
詳しい人、お願いします

この程度の質問は中高生用質問スレに行くのがいいのでは
10199:04/10/01 20:22:47
つまり抗戦派の岳飛と、和平派の秦桧とどちらが正しかったかという事です。
ちなみにIMEの変換候補に岳飛は有っても秦桧は有りません、
ここまで差別しなくても。
10299:04/10/01 20:30:24
>>100
失礼しました、中高生用質問スレに移動します。
103世界@名無史さん:04/10/01 20:31:09
>>101
たとえ秦桧の方が正しかったとしても、漢民族の感情としては
異民族と果敢に戦おうとした岳飛を英雄として祭り上げるもの
まあ、岳飛の主張が通っていても、南宋が滅びるのが早まっただけだと思うけど
いや、詳しくは知らないんだけど'`,、('∀`) '`,、   

歴史の解釈に「正しかった」という言葉を使うのは、俺は好きではないな
後の時代に結果と照らし合わせて判断するのは簡単だけど、
当時の実情では、我々にはわからないところはあるし、
歴史は往々にして勝者によって作られるものだし
だいたい絶対的に「正しい」ことなんてあるのか

まあ、あれだ
俺にわかるのは、99と101が高校生だってことくらいだ(´∀`)
104世界@名無史さん:04/10/01 20:37:05
日本で言うならハル・ノートを受け入れるか否かって感じの質問か。
(三国干渉でもいいけど)

所詮、ifの世界だから、人によって答えは変わってくるだろうね。
105世界@名無史さん:04/10/01 20:38:49
客観的に見ればおそらく勝てなかったであろう
主観的に見れば岳飛なので余裕で勝てた
106世界@名無史さん:04/10/01 20:43:13
>>105
>主観的に見れば岳飛なので余裕で勝てた

岳飛ステキダワァ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(n`∀`)η゚・*:.。. .。.:*・゜゚・* !!!!!
107世界@名無史さん:04/10/01 21:07:02
>>88
その頃の大学は、なによりもまず神学が中心。
音楽教育も、教会の賛美歌のため。
108世界@名無史さん:04/10/01 22:06:00
>>99-103
国力的なことを言えば、宋は充分に金を圧倒できるだけの経済力を
持っていた。金もかなりがたが来ていたし、うまくいけば黄河のライン
まで押し返すことは十分に可能だった。逆に金には長江を越えて宋を
完全征服する力はなかった。

また、秦桧による講和の時点では、宋はかなり有利な態勢であったの
にも関わらず、宋はかなり不利な条件をのまされている。これも秦桧が
「売国奴」とされる理由。

ただ、結果として生産力の低い華北を捨てることで、より宋が豊かにな
ったことは否定できない。北宋時代も華南の生産力で華北を養っていた
様なものだからね。

結局のところ、双方とも完全征服するほどの力がなかったため、両者並立
となったと言うところが大きい。最終的に蒙古のより大きな力が無ければ、
統一できなかったと言うことかな。

後、宋朝弱兵とか言うけれど、抗金戦でも対蒙古でも宋はかなり善戦してる。
ホラズムなどのように鎧袖一触にはされていないわけで、水路が張り巡らされ
ていることによる地の利を考えても、「弱兵」の一言で片づけられるほど弱くは
無かった。
109世界@名無史さん:04/10/01 22:31:14
>>88
さてね。>>91氏が書いているような、ルネサンス時に基本とされたリベラル・アーツ
7科目は、もともとギリシャ・ローマの時代に起源を持っている。
つまり、キリスト教以前から基礎教養に音楽は入っていても絵画は入っていなかっ
たことになるな。
だから、偶像崇拝を排したイスラムの影響というのも考えにくいし、キリスト教布教
のために音楽というのもどうかと思う。ルネサンス期であればキリスト教美術の開花
期だからね。

それと、史記などに記されているように、ヨーロッパとは独立した文明であった中国
でも、士大夫の基礎教養の基本は詩書・礼楽で、上級というか付加的な知識として
は暦天文だから同じく音楽が入っていて絵画が除かれているのが面白いな。

単に古代の発想では、詩文や音楽が抽象化を経ているのに対して、絵画彫刻は見
たままを写す技能であって、学芸の範疇に入らなかったということのように思える。

11088:04/10/01 22:33:25
レスくれたみなさんありがとうございます
111世界@名無史さん:04/10/01 23:48:24
ハプスブルク家スレで返答ないのでこちに転載します。

1.クリミア戦争で、オーストリアがロシアに対して中立(かなり英仏寄りだが)の姿勢をとるなど、
  二月革命以降、オーストリアがロシアと距離を置くようになったのは何故?

2.オーストリアがバルカン半島方面に興味を示すようになるのは、具体的にはいつ?
  1878年のベルリン会議の時は当然として、50年代、60年代頃から野心は抱いていたのだろうか。
  普墺戦争でヴェネツィアを失い、アドリア海への玄関口をかなり塞がれたことと関連はあるのだろうか。

詳しい方よろしくです。
112世界@名無史さん:04/10/02 00:49:47
>109
神学や法学、教会法の位置づけは中世の大学どうなんですか?
「哲学は神学のはしため」って言葉を習ったので気になりました。
113世界@名無史さん:04/10/02 01:38:02
>>112
中高生用質問スレへどうぞ
114世界@名無史さん:04/10/02 01:39:19
もういないだろうが・・・
>>76
オランダは経済力など見ればそれほどダメということはない。まぁ大国ではなくなったけど。
あと海運国は必然的に陸軍が弱いので、ヴェネツィア同様ナポレオンにあっさりアボーンされました。
(WW2でも5日で…)
その後フランスが連合軍に敗れて独立が回復、ウィーン会議でセイロンとケープ植民地を英国に譲る羽目になり
対価としてオーストリアから得た南ネーデルラントも10数年でベルギーとして独立…。

>>87
ドイツ・イタリアは大戦と関係無しに植民地が(英仏に比べ)少ない。
しかも資源も人口もない植民地ばっかり。(つまり残り物
それとドイツが植民地を喪失したのは第一次世界大戦。
115世界@名無史さん:04/10/02 04:06:49
>>109
>偶像崇拝を排したイスラムの影響というのも考えにくい

ヨーロッパ中世の大学は先進イスラム圏の学術の輸入の場でもあったのだよ
とくに医学や科学ではイスラム圏から学ぶことばかりであった
神学のコアな部分では影響は少なかったが
美術や芸術の分野では交流は盛んに行われていた
116世界@名無史さん:04/10/02 05:39:49
スペインの近現代史についての著作を教えてください。
内戦のころにウェイトを置いているものがあれば幸甚です。

概説本、学術書、などひとつにしぼらずに複数挙げていただければありがたいです。
117世界@名無史さん:04/10/02 06:53:53
>>116
山川から出てる『世界史のための文献案内』から抜粋

若松隆『スペイン現代史』岩波新書1992
ソペーニャ『スペイン人民戦線史料』法政大学出版局1980
人民戦線史翻訳刊行委員会訳『スペイン人民戦線史』新日本出版社1973
斉藤孝『スペイン戦争−ファシズムと人民戦線』中公新書1966
斉藤孝編『スペイン内戦の研究』中央公論社1979
川成洋『青春のスペイン史−ケンブリッジの義勇兵たち』中公新書1985
川成洋『スペイン戦争・ジャック白井と国際旅団』朝日新聞社1989
山内明編『スペイン戦争』(ドキュメント現代史7)平凡社1973
オーウェル,都築忠七訳『カタロニア賛歌』岩波文庫1992
ドロレス=イバルニ編,秋山憲夫他訳『スペインにおける戦争と革命−1936〜39』全四巻 青木書店1973
P.ヴィラール,立石博高他訳『スペイン内戦』白水社1993
ジャクソン,斉藤孝監修,宮下嶺夫訳『図説スペイン内戦』彩流社1986
川成洋・渡部哲郎『新スペイン内戦史』三省堂選書1986
ヒュー=トマス,都築忠七訳『スペイン市民戦争』みすず書房1988
若松隆『内戦への道−スペイン第二共和国政治史研究』未來社1986
バーネット=ボロテン,渡利三郎訳『スペイン革命−全歴史』晶文社1991

内容聞かれても、読んだことないのでわかりません
知ってる方は補足お願いします
あ〜、朝からいい事した(´∀`) ではおやすみ、諸君
118世界@名無史さん:04/10/02 08:40:36
>>112
リベラル・アーツというのは基礎教養科目だからね。学問を修めるものが共通して
身につけるべきものとして設定されている。日本の大学の教養課程というのはこの
リベラル・アーツに範をとったものだ。
つまり、神学や哲学、法学、医学といったものは今で言う専門課程に相当するもの
として位置づけられていたと考えればいい。

>>115
いや、ルネッサンスにおけるギリシャ・ローマ文化の大半がイスラム経由で伝えら
たものというのは知識として知っているが、リベラルアーツ7科目は中世の発祥で
はなく、古代ギリシャに始まり、ローマ時代末期の4〜5世紀に整理されたもので、
もともと絵画は入っていないのだから、イスラムの影響ということもないだろうと考
えたのだが。
119世界@名無史さん:04/10/02 16:21:45
>>117
グッジョブ!!!

でもスペイン近代ものは絶版が多いよね。
俺も薦めようとした本が・・・
基本は若松氏と斎藤氏のものか。
12088:04/10/02 16:49:38
私はどのようにまとめればよいのですか?
121世界@名無史さん:04/10/02 19:12:53
>>119
スペインは近代もそうだけど、
それよりも中世についての日本人著者の文献が少ないよね
レコンキスタ以前のことについて気になったときに、
文献探したけどあまり見つからなくて_| ̄|○ となった経験がある
英語読むのはめんどくさいんだよな、普段は
122世界@名無史さん:04/10/02 19:14:07
>>120
これだけみなさんヒントをくれてるんだから、そのくらいは自分で考えなさい(`・ω・´)
123世界@名無史さん:04/10/03 09:56:11
J.M.ロバーツの「世界の歴史」は、世界史通から見ると
どう感じますか?
124世界@名無史さん:04/10/03 11:02:04
楊貴妃の大好物がライチで、広東から三日で取り寄せさせたとかいう話がありますが、これはどんな本にのっている話なんでしょうか。
125世界@名無史さん:04/10/03 13:02:41
>>124『唐書』
126世界@名無史さん:04/10/03 13:46:26
カシュガル、を漢字で書いた奴
読み方と漢字を教えてください。お願いします。
127世界@名無史さん:04/10/03 14:46:38
喀什喝爾
128世界@名無史さん:04/10/03 15:07:51
歴史を学ぶあるいは研究する方法
が書いてある本でいいのがあったら教えてください。
129128:04/10/03 15:09:22
世界史に限らないです。
科学史でもなんでも
なにかの歴史を調べるちゃんとした方法がしりたいわけです。
130世界@名無史さん:04/10/03 16:23:04
>>128
あなたはどの分野の歴史に興味がありますか?
現在どのレベルの知識があって、どのレベルまで詳しくなりたいとお考えですか?
あなたのい質問は漠然としすぎていて答えようがありません。
131128:04/10/03 18:24:22
特に分野は特定してないですが
しいて言えば科学・技術・経済・経済(笑)ですかね。
世界史は高校レベルもあやしいです。

歴史的な事実を基に何かを主張したり未来予測をしたりする場合
の論拠を固めるための方法はなにか知りたいという
ことなんですが・・・
132世界@名無史さん:04/10/03 18:33:26
>>131
君がなぜこの板に来たのかが、俺にはよくわからないよ(´・ω・`)
133 ◆S9rdhph7bE :04/10/03 18:41:51
>>131
なんとなくだけど、特定の事実が知りたいのではなくて
「歴史学のリサーチの方法論」について訊ねているのかな?
本や史料をどのように読んで行くとちまたの歴史書のような結論になるのか、とか
それならどの学問もあまり変わらないと思うよ(入り口は)
現物にあたる、原本を読む、現地に行く、仮説を立てて実験や論証をする
それらをまとめて理屈の通った意見をひねくりだしてみる
別に歴史学だからといって他の学問と大幅に違うことをやってる訳ではないです
これで答えになってるのだろうか
134128:04/10/03 19:54:10
>「歴史学のリサーチの方法論」について訊ねているのかな?
>本や史料をどのように読んで行くとちまたの歴史書のような結論になるのか

そうです。

>現物にあたる、原本を読む、現地に行く、仮説を立てて実験や論証をする
>それらをまとめて理屈の通った意見をひねくりだしてみる

なるほどわかりました。
ありがとうございました。
135世界@名無史さん:04/10/04 16:20:43
質問があります。
僕の肛門から出てくるブリヌリウンコって、何か元ネタが有るんでしょうか?
昨日の晩飯ってことはわかるんだけど、茶色や匂いって。
136世界@名無史さん:04/10/04 16:24:09
出口から入っていって逆追跡しろ。
137世界@名無史さん:04/10/04 17:30:34
>>135
一度突っ込んでもらえ、そしたらわかる
138世界@名無史さん:04/10/04 19:14:46
受験に向けて世界史を勉強しようと思っている高校生です。
ところが、小学校の頃からの軽い歴史アレルギーで困ってます。
歴史を知っていれば、面白いだろうなあとか役立つだろうなとは思うんですが・・。
(それ以前に教養として身につけないとですけど 笑)

特定の文化(例えば美術や宗教や神話など)なら興味あるんですが
人物などは人柄も何も分からないしただ暗記するだけで退屈です。

皆さんはどんな切っ掛けで世界史に興味を持つようになりましたか?
もしくは、世界史の何に興味を持っていますか?
漠然とした質問ですみません。よろしくお願いします。
139世界@名無史さん:04/10/04 19:38:19
では次の質問行ってみようか
140世界@名無史さん:04/10/04 20:03:48
>>138
自分は畑違いで理系人間なのですが良かったら聞いて下さいまし。
私の場合世界史の面白さは「なぜ?」と「違い」にあります。
ものすごく近い歴史の話をするなら、
「なぜ日本は真珠湾攻撃をしたのか?」や
すごく遠い話しでよければ
「なぜローマ帝国は滅びたのか」
またこの辺りはまだ比較的簡単に自分の考え(=現代の考え方かな?)
との整合性が存在しましたが
それがなかなか見つけられない時、またそんな中に現代人でもわかる理由が存在した時
それが面白いです。
例えが日本史になってしまって申し訳ありませんが
「方違い(漢字はよくわからん)」や呪術的風習など
一般的に現代からは到底想像も付かないハナシを読み解くには「違い」の認識が
必要ですし、それの奥を紐解いていくと合理的だったりします。
(結果的に合理的とは限りませんが)
しかもそれに対して様々な論説が存在し、面白いのは(失礼ですが)
理系の学問とは違い、基本的に証明が今のところは不可能なことです。
(コレに関してはこの後、発展する分野だと思います。
各個人がHDという大容量の記録倍体を手にする時代が来たのですから。)

>受験に向けて世界史を勉強しようと思っている高校生です。
ナゼあなたが歴史を勉強せねばならないか
もっと振り返ってあなたが行く「大学」とはどういったものなのか。
その答えが眠っていますよ。(人文的ではないですが)
もしあなたが理系を志望されているなら、
歴史を歩いていくうちに、発明、発見のすばらしさに驚愕するでしょう。
砂漠の中でオアシスを見つけたキャラバンのように。
長文失礼しました。私の「個人的」意見でした。


141世界@名無史さん:04/10/04 20:06:36
一応マジレスしておくと
>>138
人が世界史に興味を持つようになったきっかけを聞いても
自分が興味を持てるとは限らんだろ?
興味なんか人から教えてもらうもんじゃない
俺は数学が嫌いだが
他人がどんなに熱くピタゴラスの定理を語っても
それで「じゃあ数学やってみようかな」とはおもわん
受験のためなら受験板へ行って覚え方などのテクを習得した方がよい
あるいはこっち

中・高生質問スレ Part7
http://academy3.2ch.net/test/read.cgi/whis/1087410704/
142世界@名無史さん:04/10/04 20:56:23
タコの赤ちゃんキタワー.*:.。.:*・゚(n‘∀‘)η゚・*:.。.:*!!☆
生まれたよ!生まれたよ!
143世界@名無史さん:04/10/04 21:17:56
>>138
この板の住人の多くは道楽で歴史をやっている人です。
好きな時代を中心に狭く深く勉強してる人が多いので、
ここの人のやり方を学んでも、広く浅くが求められる受験じゃたぶん役に立たないです。
だからここで聞いても意味が無いと思います。
144日本史板から出張:04/10/04 21:29:23
前スレ869-870でドラキュラと英王室の関係を質問した方へ

チャールズ皇太子からさかのぼります。めんどくさいので横文字のままで勘弁してください。
- Charles, Pr. of Wales
- Elizabeth II, Qu. of Great Britain
- George VI, Kg. of Great Britain
- Mary of Teck (Qu. of George V, Kg. of Great Britain)
- Franz Paul v. Wuettemberg, Herzog v. Teck
- Claudine Susanne RHEDEY (RHEDY) de KIS-RHEDE, Grafin v. Hohenstein
(wife of Alexander Paul, Herzog v. Wurttemberg)
- Agnes, Baroness INCZEDY de NAGY-VARAD (wife of Laszlo, Count RHEDEY de KIS-RHEDE)
- Gregor, Baron INCZEDY de NAGY-VARAD
- Agnes KENDEFFY de MALMOLIZ (wife of Gyorgy, Baron INCZEDY de NAGY-VARAD)
- Katalin KUN (KUUN) de OSDOLA (wife of Gaspar KENDEFFY de MALMOLIZ)
- Kristina (Christiana) RACZ de GALGO (wife of Mikols KUN de OSDOLA)
- Peter RACZ de GALGO
- Adam RACZ de GALGO
- Zamphira Logofat de SZAZSEBES (wife of Peter RACZ de GALGO)
- Stanka (Stana) BASARAB of WALLACHIA (wife of Ioan LOGOFAT of PITESTI)
- Mircea III, Prince of Wallachia
- Radu IV, Prince of Wallachia
- Vlad (Mircea), Prince of Wallachia(ヴラド3世の弟)
- Vlad II Dracul, Prince of Wallachia(俗にドラキュラと言われるヴラド3世の父)
ヴラド3世の俗称ドラキュラは、父親の呼び名Dracul(竜公)からきてます。
正確には、ドラキュラ(=竜公の子)の弟の子孫です。
145世界@名無史さん:04/10/04 21:45:27
>>138
小説から入るのが一般的かねぇ。
最近なら漫画やゲームでも良い。
KOEIの一連の作品に御世話になった人は多いはずだw

吉川英治とか司馬遼とか、取っ付きやすいところから始めるのが良かろ。
そっから徐々に専門書へと進んでいくのが王道かと。
146世界@名無史さん:04/10/04 21:50:06
>>138
>人物などは人柄も何も分からないしただ暗記するだけで退屈です。

人柄が分からなくて退屈ならば、人柄を知ってしまえばいい。

佐竹雅昭が言ってた、「歴史上の人物をネタにして無理してでもヌけば
そいつのことを忘れることは無いだろう」じゃないけれど、歴史に興味を
持つきっかけ(そしてそれは最大の受験対策でもある)は、やはりその
歴史上の人物を、無味乾燥な教科書的単語の羅列の中から自分の内
でどれだけ掬い(救い)上げられるか、にかかってると思う。

そういう意味では、集英社や講談社の『漫画世界の歴史』シリーズは
かなり有用。世界史上のあらゆる人物を、三国志クラスのキャッチー
さで捉えることに一旦成功したら、歴史ほど面白い教科はなくなるぞ。
147世界@名無史さん:04/10/04 21:52:11
>>143
まあまあ、歴史を好きになろうとしている人に対してそんな厳しいこと言ったらかわいそうだよ

>>138
きっかけは人それぞれだよ(・∀・)
俺は小学生の時に呼んだツタンカーメンの秘密(かな?)とかいう、
ふざけた漫画がきっかけで歴史が好きになった
君は人物などは人柄も何も分からないから、暗記するのが退屈だと言ってる
だけど、教科書に載るほどの人物なら、ちょっと調べれば面白いエピソードがたくさんある

苦手なんだから、わざわざ専門書を読まなくてもいいんだよ
学校で使ってる資料集にもちょっとした小話や、逸話がのってることもある
その中から面白いと思ったことがあったら、薄いものでいいから本を読んでみるといいよ

あと、語句を暗記するのがつまらない、って言ってるけど
英語だって単語を覚えないと文章が理解できないよね?
歴史もそれと同じで、覚えた語句をもとに、歴史の流れを理解していくんだよ(簡単に言えば)

世界史を学ぶと、日々のニュースを見ても、その出来事の背景がわかったりして面白いよ
ここに居るような人たちは、そんな手段としての歴史なんかじゃなくて、歴史そのものが好きな人が多いけどね(´∀`)
ま、はまったらおもしろい
けど、受験世界史なら、上にも書いたけど、話は語句を覚えてからかな
148山野野衾 ◆UJr4Al4ZYM :04/10/04 22:20:13
>>140
漢字は間違っておりませんが、「方違え」です。天一神(なかがみ)・太白神
・金神などの居る方角が日によって異なり、それに向うのを避ける為に一
旦別の方向に出てから目的地に向ったもの。
「天一天上」は今の暦にも出て来ますが、癸巳から戊申までの十六日間。
この間は、日遊神が家に居る代り、天一神が天に上っていて外出に吉。
以上、野暮な説明終り。
149世界@名無史さん:04/10/04 23:21:32
まぁ、「かたたがえ」は歴史知識というよりも古典を読む上での基本知識
だろうね。
150世界@名無史さん:04/10/05 00:38:15
>>149
高校生にとってはそうだが
方違えは実は重要(政治も動かす)
しかし板違いということで
151世界@名無史さん:04/10/05 01:48:42
以前、この板のどこかで
「ウェストファリア条約が第二次世界大戦の遠因となった」
という説を目にしたのですが、実際にそのような学説があるのでしょうか?
また、(あれば)その説を提唱している著書についても教えていただけないでしょうか。


(補足)
かつて某大学を受験したとき、世界史の論述問題として
「三十年戦争の講和条約を何というか。また、この条約が後のドイツに与えた影響について述べよ。」
という出題があり、↓のように回答した覚えがあります。

・ウェストファリア条約によって、国境線は戦前の状態に戻された
・このためドイツでは弱小諸侯領が復活し、統一運動が振り出しに戻った
・ドイツの統一は大幅に遅れ、植民地獲得競争に間に合わなかった
・列強の間でドイツは「持たざる国」の地位に甘んずることになった
・このことに対する不満が、ドイツを二度の世界大戦に駆り立てた

最後の項目は、時間と字数が余ったので調子に乗って書いたのですが、
長い間「こんなこと書いて良かったのか?ガクブル」という思いが抜けず、ずっと心の底に引っかかっていました。
個人的極まりない事情で申し訳ありませんが、博識な方のご意見をいただければ幸いです。
152 ◆S9rdhph7bE :04/10/05 03:47:41
>>151
>以前、この板のどこかで
>「ウェストファリア条約が第二次世界大戦の遠因となった」
>という説を目にした

2ch以外で目にしたことはありますか?あったら大問題だと思うが
何かの「遠因」なんてのはとてもではないが学問的な意味での「学説」するのは難しいよ
ウェストファリア条約は三十年戦争が原因で、
その原因は宗教改革で
宗教改革の「遠因」は、といえば
ルターからからさかのぼること1500年前に
ある一人のユダヤ人が磔刑になったからですな
つまりどこまででもさかのぼれるんだし「遠因」なんて便利な言葉だし

こんなスレもあるんです

第2次世界大戦が起きた理由を聖徳太子から説明せよ
http://academy3.2ch.net/test/read.cgi/whis/1085588951/l50
153世界@名無史さん:04/10/05 03:57:50
ベルサイユと勘違いして覚えてたに一票なのだが
154世界@名無史さん:04/10/05 08:28:20
皇帝と王、どう違うんですか?
格では皇帝>王って感じなんですけど、国によって違いますよね。
ロシア、ローマ、中国系、プロシア、あと日本も一応「皇」です。
フランス、オランダ、イギリス、スペインは王です。
これって名乗ったもの勝ちなんですか?
155世界@名無史さん:04/10/05 09:49:57
>>154
西欧の皇帝と東アジアの皇帝は別物です。

西欧の「皇帝」とは、ローマ皇帝の後継者を意味し、俗界諸侯の首位です。
神聖ローマ(ドイツ)皇帝、ドイツ帝国皇帝、オーストリア皇帝、ちょっと外れて
フランス皇帝、(東ローマ系に当たる)ロシア皇帝なんかもこれに当たります。

それに対し東アジアにおける「皇帝」とは、主に中華世界の「天子」にあたり、
地上における唯一の支配者を意味します。
日本の場合は、(これは異論があるところですが)中華世界からの独立を示す
意味で「皇」と称したとも言われていますね。

西ヨーロッパの「皇帝」について理解するには、封建制を勉強する必要があるか
もしれませんね。(皇帝のうち「王位」を別に持っている者も少なくなかったですから)
156世界@名無史さん:04/10/05 09:53:59
>>154
それと、プロイセンは「王」ですね。
157世界@名無史さん:04/10/05 11:01:59
>>144
ありがとうございました。
コピペさせて頂きたく存じます。
それにしても、凄い知識と思います。感服いたしました。
ドイツの諸侯からだろうとは思ってましたが、諸侯は多いし
どのように辿ったのでしょうか・・・?
と伺ったところで、参考にも出来そうにもありませんが・・・

イギリス王室には、ジョージ5世のお后・テックのメアリーの父方からだったのですね。
土方歳三や近藤勇の兄弟の直系の方々も、土方や近藤の子孫として紹介されてるし、
兄弟の子孫なら、イギリス王室は間違いなくドラキュラ公の子孫でもありますね。

究明は無理かなぁ・・・と諦めてましたが、本当に嬉しいです。
ありがとうございました。


158世界@名無史さん:04/10/05 11:10:37
付け加えておくと、世界最後の皇帝は日本の天皇。
だから権威としては一応世界最高になる。
159世界@名無史さん:04/10/05 11:17:06
>>155
つまり、西も東もそれぞれ、思想的には同時代に皇帝が並立する事はありえなかったんですね。
160カラジチ ◆mWYugocC.c :04/10/05 11:29:37
>>151
近年のドイツ中世史の方では、「ウェストファリアは神聖ローマの死亡診断書」ということそのものに否定的なようです。
諸侯の分立にもかかわらず、裁判権などはずっと帝国が握っていたし、
複数の諸侯にまたがるような内乱があった場合には、皇帝の指揮のもとに協力する体制もあったとか。

>>159
西の場合は皇帝並立は可能の筈。ローマ帝国そのものが複数の皇帝を擁する国でしたから。
161世界@名無史さん:04/10/05 11:34:55
>>159
西は微妙です。
ローマの皇帝位は東西に分裂していました。これは別に東西で対立し戦争状態に
あったことを意味しません。
よって、西ローマの皇帝と東ローマの皇帝とが並立する状況は考えられます。
(オドアケルによる、西ローマ皇帝位の東ローマへの返還や、ローマ教皇による西ロ
ーマ皇帝の戴冠の正当性の問題やら色々ありますが)

なので、単純に「地に二帝なし」と言い切ることは難しいですね。
162世界@名無史さん:04/10/05 15:43:53
質問です。
ティムール帝国1370〜
ムガル帝国1526〜
明1368〜
と並んで
オスマン帝国1405〜
という板書を教授が…
何の年号でせう?
163世界@名無史さん:04/10/05 15:58:53
アメリカで映画王と呼ばれた人ってだれでしたっけ。映画俳優と付き合ったりして
浮き名を流したり、当時最速のロケットエンジンを搭載した飛行機(クルマだったかも)に乗ったり、
いろいろやっていて、最後は廃人みたいになっちゃった人。
164世界@名無史さん:04/10/05 15:58:56
1405年はチムールが死んだ年。
スルタンの位をオスマン家の一族で相争う8年の抗争が始まる。
165世界@名無史さん:04/10/05 16:01:04
>>163
板違いキタキタキタキタ━━━(゚∀゚≡(゚∀゚≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━━━!!!!
166世界@名無史さん:04/10/05 16:01:41
>>162
講義聞けよ……っつうか、分からないなら自分で調べろ。
当たり前すぎるような内容だぞ。

たぶん教授は近世の大帝国の始期を並べたものと思われる。
オスマン朝の1405年は、ティムールによって一度滅びたオスマン朝が
再興した年度。近世帝国としてのオスマン朝はこの再興により起こった
と考えるのが自然なので、一緒に並べたものだろう。
167世界@名無史さん:04/10/05 16:03:17
>>162
教授に聞きなよ
1405はたぶんオスマン帝国が復活した年かな?
168世界@名無史さん:04/10/05 16:08:29
>>165
別に板違いというわけでもないと思うが・・・
169世界@名無史さん:04/10/05 16:09:41
カラユースフによる再興の年
170世界@名無史さん:04/10/05 16:14:03
ムガル帝國1556〜
にしとけば整合性がとれたな。
171世界@名無史さん:04/10/05 17:50:38
日本史板で質問すべきか迷ったのですが…

唐で密教を学んだ空海なのですが中国側の史料に記述があるのでしょうか?
一年で密教を取得したほどの僧なら中国の名僧伝などで語られてないかと思いまして。
172世界@名無史さん:04/10/05 18:11:55
>>171
《旧唐書》〈日本伝〉
「貞元二十年,遣使來朝,留學生橘逸勢、學問僧空海。」

《新唐書》〈日本伝〉
「貞元末,其王曰桓武,遣使者朝。其學子橘免勢、浮屠空海願留肄業」

《宋史》〈日本伝〉
「其年代紀所記云:・・・[中略]・・・次桓武天皇,遣騰元葛野與空海
大師及延歴寺僧澄入唐,詣天台山傳智者止觀義,當元和元年也」
173世界@名無史さん:04/10/05 18:12:38
私自身はけっしてアナーキストというわけではないのですが
2月革命を習ってプルードンの無政府主義について
興味をもったのですが、なにかオススメの本はあるでしょうか?
残念ながら岩波文庫の白帯にはプルードンがなかったので・・・
174世界@名無史さん:04/10/05 18:16:04
>163
Howard Hughesです。英語で検索すると沢山あります。
175世界@名無史さん:04/10/05 18:16:13
>>172さん素早い回答ありがとうございます!
鑑真のように日本側にしか史料が残ってないという訳ではないのですね。
176hitomi ◆EN.thU0KcA :04/10/05 18:40:06
>>173
アナーキズムは基本的に空理空論なんで、いきなり思想家の本を読むと何かいてるかわけが分からなくなってしまう。
最初に現代書館の「アナキズム」を読んで、アナーキズムがどういうものかを大まかにつかんだ上で、
中央公論社の世界の名著シリーズに収録されている分を読んでみるといい。
大きい図書館にはだいたい置いてあるはず。
177138:04/10/05 18:47:02
皆さん、レスありがとうございます。
>>140
証明が不可能だなんて、考えたこともありませんでした。
「なぜ?」とか現代との違いとか、そういう疑問を持つことも余りありませんでした。
もしかしたら、それがつまらなく感じる一因かもしれないですね。
今度からそういうことを頭に置いて授業を受けてみます。
わざわざ長文でレス有り難うございました。
>>141,>>143
スレ誘導ありがとうございます。
受験の覚え方やテクニックは別として、(それは覚えればいい話なので)
やっぱりちょっとでも興味があれば頭に入りやすかったりするので
どんなことで興味を持ったとか、そういう話を
聞いてみたかったのでここで聞いてみました。
>>145
歴史小説というだけでとっつきにくそうな感じがしてたのですが
司馬遼太郎さんくらいなら読めるかもしれないので挑戦してみようと思います。
>>146
なるほど、確かに納得です。
漫画世界の歴史シリーズ図書館にあったと思うので読んでみます。
178世界@名無史さん:04/10/05 18:54:41
>>174
ありがとう!
179138:04/10/05 18:55:52
>>147
ツタンカーメンの秘密、ぐぐってみたら小さい頃好きだったというのが
結構引っかかったので今度見つけたら読んでみます。
>教科書に載るほどの人物なら、ちょっと調べれば面白いエピソードがたくさんある
そういえばそうですね。
ちょっとでも興味が沸いたモノについては調べてみることにします。
ありがとうございました。
180147:04/10/05 19:25:14
>>179
すまんすまん、俺が読んだのはそれじゃないよ'`,、('∀`) '`,、   
某教授が子供の頃に読んだことで有名な「ツタンカーメンの秘密」じゃなくて
「なぞの少年王ツタンカーメン」だったよ(探してみた
小学生向きの、ほんとにしょーもない本だよ、『まんが世界の歴史』くらいの大きさの漫画
確か、学校で紹介された課題図書だったと思う

歴史を好きになるには、小中高で歴史を教えてくれた先生がどんな人だったかっていうのも大きいね
歴史を好きになるのは嬉しいけど、はまりすぎて受験が くぁwせdrftgyふじこl(ry 
となった人も俺の知り合いにいたから、君は気をつけてね
受験用に大まかな基礎知識をつければ、大学に入ってから歴史やその他の勉強なんていくらでもできる
まあ、がんばれよ、じゃ
181144:04/10/05 20:09:54
>>157 遅くなりました
いやいや、これは自分が覚えてたとか自分の資料で全てたどれたというわけではないです。
さすがにここまでは無理ですw。テック公あたりが怪しいなってのまではたどれるんですけど。
自分もこつこつデータ収集&整理はしてますが、マイナーどころは海外のHPに頼ります。
あとはそれらを手持ちの資料と比較したり繋ぎ合わせたりするわけです。
ただ、海外のHPから探し出すのにはカンとある程度の手持ちのデータが必要かな?
でも、海外サイト、かなり有用です。たまに大きな間違いがあるので、手持ちのデータでの
修正が必要ですが…。
182世界@名無史さん:04/10/05 20:21:30
イエニチェリは何の目的があったんでしょう?
親衛隊を作るならトルコ人にした方が改宗する必要も無いし、造反の危険性も低いと思うんですが。
美少年ばかり登用してるようだし、やはりスルタンの趣味なんでしょうか・・・。
183カラジチ ◆mWYugocC.c :04/10/05 21:30:29
>>182
精神的にも距離的にも故郷と切り離すことで、
皇帝以外に頼れる人がいない、という状況をつくるのが目的なのではないでしょうか。
裏切っても周りには知り合いいないし。故郷まで帰れても改宗した異教徒、と。
184世界@名無史さん:04/10/05 21:36:43
>>182
初期のオスマン軍は軍事力の大半をトルコ系封建領主に頼っていたので信頼性に欠けた。
だから思い通りに動かせる常備軍が欲しかった。
キリスト教徒の少年を集めたのは、政治的に真っ白だから。
185世界@名無史さん:04/10/05 23:48:38
中国の地図が欲しいです。スキャナがないのでWeb上で。
南北朝時代の川と街を記した地図はどこかにないでしょうか?
もし知っている方がいらしたらよろしくお願いします。
186世界@名無史さん:04/10/06 01:12:14
>>185
http://www1.kcn.ne.jp/~a7627/sir11.htm
ここにないなら俺は知らん

でも日本語のサイトで歴史地図を作ってるサイトを見たことがある気がする
高校生レベルのだけど
187186:04/10/06 01:31:06
ここは中国の歴史地図を扱ってるけど、かんたんなものしかないね
ttp://www.rockfield.net/kanbun/shiryo/
ここにも少しある(日本史サイトだけど、歴史地図のコーナーの中にある)
こっちのは川があるぶんまだましか
http://web.kyoto-inet.or.jp/people/tsuka/

つーか、この程度の情報ならちょっとぐぐれば見つかるだろうが(´д`)
どうせ大学のレポートか何かだろうけど
お前みたいな甘ったれた奴は・・・




・・・がんばれよ(´∀`)
188185:04/10/06 09:44:18
>>186
レス有り難う御座います。自分でも探していたのですが、やはり見つかるのはその辺でした。
もう少し大き目のが欲しいので、どうやら自作という事になりそうですね。

そして激励、有り難う御座います。
189世界@名無史さん:04/10/06 10:58:32
落ち着きの無いカンコくんは、いつもいつも教室で問題を起こします。
今日は、となりの子にいちゃもんつけていました。
しかも、その隣の子の机の上に上がったかと思うと、
大声で「ウリナラ マンセ−」だとか意味不明の言葉を連発するのです。

今日も隣の席のニホンちゃんにいちゃもんつけています。
「お前がいけないんだ!謝れ!土下座しろ!謝れ!」
と、大声で謝罪の要求を連発するのです。
ニホンちゃんはいつも、ジッと黙って何も言いません。
実はカンコくんは、・・・こんな事言っていいのか分かりませんが・・・・ 知恵遅れなんです。
190世界@名無史さん:04/10/06 12:41:45
一般人も購入できる世界史の研究誌てありますか。あったら教えてくださいな。
191世界@名無史さん:04/10/06 13:27:51
三国志の頃の城の塀の高さは何メートルですか?
洛陽とか長安と
192世界@名無史さん:04/10/06 13:40:55
>>190
たいていの学術雑誌は一般人でも買える。むしろ歓迎されるだろう。事務局に連絡して会員になればよいだけ。最近はHPもってる学会も多いので調べやすい。

『史学雑誌』や(マイナーだが)『東南アジア 歴史と文化』なんかは山川、『歴史学研究』は青木書店が出版元なので、書店で注文しても買えるはず。
193世界@名無史さん:04/10/06 14:28:48
板違いな質問かもしれない。

1990年の、イラクのクエート侵攻に対する措置として、
国連安保理は「1991年1月15日以前にクエートから撤退しない場合は武力行使を認める」
という決議を採択しましたが、こういった期限って、一体どこの時間を基準にしてるんですか?
米国東部時間?グリニッジ?それともバグダット?
194世界@名無史さん:04/10/06 16:55:47
>>193
御承知の通り板違いです。
近代の戦争の詳細について知るなら軍事板で質問してみてはいかがでしょうか?
195世界@名無史さん:04/10/06 17:03:30
軍事っつーか国際政治だろう
196世界@名無史さん:04/10/06 18:18:09
アンセルムスの実在論、アベラール・ウィリアム=オッカムの唯名論をわかりやすく説明してください。
教科書見ても、普遍なる概念やら個物やら意味不で、
先生に聞いても曖昧でしかも全然理解できんかったんです。うがぅ・
197世界@名無史さん:04/10/06 18:37:18
>>196
極、大ざっぱに。

実在論=古代的イデアリズムに近似と思っとけば、まあ大筋よし。
〔近代人が「実在」と考えがちな〕具体的個物(実体物)は実在ではない、普遍的概念として言い現されるような実在が具体的個物と別の次元に存在するのだ――具体的個物を、普遍的実在の表象でありバリエーションとみなす思想体系。実念論とも。
中世西欧での古代プラトニズムの包摂と相性がよかった。

唯名論=普遍的概念を言い表すような語は実在ではなく名辞にすぎず、普遍的概念は実在ではない、とする説。ノミナリズムとも。
近代人にとっては、当たり前なような気がするが、言語名辞説と相性がいい。
論を突き進めれば、「『愛』も実在ではなく名辞でしかない」となり、究極的にはカトリック神学的世界観を脅かす危険性を孕んでいた。
>>182
奴隷を買ってきて子飼いの軍人や官僚に育てるってのは、アッバース朝の頃から存在するシステムです。
中東は良くも悪くも(そして現在も)極端な部族社会ですから、
王様が自前の武力なり部下なりを揃える為には、
よそから色の付いてない若者を引っ張ってきて、いいように教育するのがベストだったわけで。

デウシルメ制の特徴としては、今まで奴隷商人から高い金を出して買い上げていたのを、
強制徴用(=タダ)に切り替えた点にあります。
本来ならズィンミー(被保護民)であるキリスト教徒を徴用して奴隷にするなど、
イスラム法上からは許されない筈なんですが、トルコ人はそのへんアバウトだったんでしょうか。

>>193
現地時間。
199世界@名無史さん:04/10/07 00:21:42
質問です
第一次大戦後のドイツの賠償金って
ドーズ案やらヤング案やらローザンヌ会議やら
フーバー=モラトリアムやらで
金額がどんどん減っていって、
しまいにはナチスが支払いを拒否してますが、
最終的にはどのくらい払ったんですか?
200世界@名無史さん:04/10/07 02:46:32
>>199
中高生スレへどうぞ
201世界@名無史さん:04/10/07 03:10:44
ヤング案の金額を87年までに完済したらしい
202世界@名無史さん:04/10/07 17:41:00
質問です
世界 最長 王朝でぐぐると
日本の皇室とエチオピアが出てくるのですが
だいたい三番目ぐらいに長い王朝ってどこですか?
203世界@名無史さん:04/10/07 18:57:05
>>202
まずは「王朝」という単語の定義を「自分なりに」でいいから
明らかにしたほうがいいんじゃないかな?
権力の存在など、議論の余地は山ほどある。

申し訳ないけど、今の書き方だとタダの「釣り」に見えてしまいます。
少なくとも私にとっては。
意地悪でごめんなさい。。。。

>>148
山野さん、御指摘ありがd。
「だって〜よくわかんない(つД`)・゜*:.。」浅学な自分ですみません。
ただ、間違った知識を伝える結果になってしまわなくて
そして私も勉強させていただきました。

感謝しております。マジ。




204≠203:04/10/07 19:10:28
>>202
>世界 最長 王朝でぐぐると日本の皇室とエチオピアが出てくる

>「王朝」という単語の定義を「自分なりに」でいいから明らかに(>>203
そりゃそうだ。
定義が違えば「長い」かどうかの判断も違ってくるから。

もし>>202が、面倒っちい気がする場合は、
ぐぐった先での「王朝」の定義を、自分なりに文章から読み取って整理してみる、か
「王朝 定義」とかでぐぐってみるとかでもいいと思うゾ。

多分、大別で、2〜3種類ぐらいの用法が出てくるんじゃないか(?)。

マジで関心があるなら、歴史用語集で「王朝」の定義を2,3あたって見たほうが早道だけどな。
205世界@名無史さん:04/10/07 19:31:14
>>203です。
>>204
わ。詳しそうな人キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
ありがとうございます。
それで(と言ってしまえば余りにも失礼ですが
王朝といわず、権力の所在はいかにして明らかになったと
お考えでしょうか?
日本では壇ノ浦までは三種の神姫(微妙に違うがまあいいw)がそうだったようですが、
モノが主体だったのが多いのか、ヒトが主体だったのが多いのか。。。
論点を突き進めて逝くと、その両方のバランスに落ち着く気配を感じます。(逃げてます)
よろしければその点について正否は問わず、お考えだけでも御話いただけませんでしょうか?
206世界@名無史さん:04/10/07 19:35:46
最近、世界最長の王朝とか、皇室とか、エチオピアとか
やたらと質問紙に来るね(´д`)

どっか、変な板からリンクされてるんじゃないのか?
207世界@名無史さん:04/10/07 20:36:39
ムッソリーニの親父が過激な社会主義者だったのは知ってるんですが、
母親が敬虔なカトリック教徒だったというのは本当ですか?
208=204:04/10/07 20:39:26
>>205
>王朝といわず、権力の所在はいかにして明らかになった

月並みなことしか書けませんし、専門研究者の間でも諸説ある話題なわけですが、「正否は問わず」と言っていただきましたので。

>「権力の所在はいかにして明らかになった」モノが主体だったのが多いのか、ヒトが主体だったのが多いのか。。。

残念なことに>>203=205さんの希望のご関心の筋からはピントのズレたお返事になるかもしれません。

王国国家の権力の所在がどこなあるかと言えば、「王朝」にあるとするのが妥当です。
ここで言う「王朝」とは、専従的官僚団が内宮(王家)を包摂し、内宮と外宮が複合した政治機構です。

あるいは、「内宮が外宮を従えてる」的表現の方がふさわしい「王朝」もあるでしょうが、
「内宮と被支配層の間に外宮が挟まる型」を基本型(権力機構の構造)とみなせます。

日本史の「院政」のような事態は、王族と官僚団の間の権力闘争で、「王朝」の基本型に生じた構造的揺らぎ、とみなします。

文化のスタンダードに応じて「正統」と目される王統の血脈を中核にすえた、官僚団(「王朝」)が、
国家権力の正当性を支配領域の内外に事実の蓄積をもって継続的に示したという事態が、
王国支配と呼ばれるわけですので。
209=204:04/10/07 20:40:15
>>205での、ご質問の線に近づけて考え、言い直してみます(一部内容にダブリが生じますが)。
「(王国の)権力の所在」は、ヒトというよりは血脈(王統)によって明らかにされるのが一般的でしょう。
――王統の正統性は文化のスタンダードに応じて、父系制が正統とみなされることもあれば、母系制が正統とみなされることもありますし、
はたまた、スコットランドのように母系制からはじまり、父系制への制度改革が試みられる前後で、王朝の断絶がおこるような事例などもあるわけです。

また、チベットのダライ・ラマのように宗教的法統(というのか霊統というのか――その辺の呼び方も文化ごとでしょうが)、を特殊な王統の亜種とみなすこともできるかと思います。
(この件は異論もあるとは思いますが、チベットを王国の構造的変種としてみる分析フレームも考えられるという程度で書いておきます)

モノと言われているのは、王位の正当性を象徴する象徴物、神器なり、王冠なり王杓なりのことかと思いますが、
王国であれば、この正当性を政治的・文化的パフォーマンスで示すのに官僚団が不可欠になっているはずです。

というようなわけで、王国の国家権力の所在は、ヒトでもモノでもなく王朝にある、と整理・把握するのが妥当と思われます。

ただ、はじめにお断りしたように、この関連は、専門研究者の間でも諸説ある話題です。

捕捉しておきますと、
ここに書いた意見は、専従的官僚機構の成立をもって、国家と国家以前の社会のメルクマークとできる、という観点に基づいた説なわけです。

つまりは、王国以前の社会段階を、分析フレームとして類型化するなら、
首長制社会にせよ、部族連合体にせよ、その支配の正当性は専従的な官僚機構によってではなく、
各部族の長老会なり部族総会などの場で決せられるのがスタンダード、と整理把握すべきとの主張を含んでいます。

より細かく言えば、部族連合体で王位の血統継承があっても、なんらかの専従的官僚団が整備されていなければ、
仮に、同時代の当事者たちが“王国”と自称していても、それは「国家(王国)」と呼ぶ社会体制には至たっていない、とみなすべきだ、
――という分析フレームを前提した意見なわけでした。
210世界@名無史さん:04/10/07 21:04:42
世界史の授業で先生が「小中学生の時にはわかりやすく教えるために日露戦争で
日本が勝ったと教えられたかもしれないが、それは厳密には間違いだ」みたいな事を言っていたんですが
日露戦争で日本が勝っていないって言うのはこのスレでも常識ですか?
211世界@名無史さん:04/10/07 21:12:32
6:4くらいで日本優勢、そこですかさず和平交渉。
負けではないが、完全に勝ったとはいえない。ほとんど引き分けに近い。
212世界@名無史さん:04/10/07 21:56:23
>>209
また王朝厨か。
いい加減しつこいな。
213世界@名無史さん :04/10/07 22:31:20
>207
母親のローザは、獣医の娘で師範学校でのインテリ。
村の小学校の教師をしていました。
ムッソリーニが小学生に上がる時、サレジオ修道会の寄宿学校に入学していますが、
これは母親の強い希望によるものでした。
214世界@名無史さん:04/10/07 22:48:43
>>210
陸…日本が大損害を出しながらも旅順、奉天等、重要拠点を制圧。
   しかし露もシベリア鉄道を使って大軍を満州に集結させる。日本ヤバイ、超ヤバイ。
海…日本の圧勝。露は太平洋艦隊、バルチック艦隊を失い、渡洋能力をほぼ喪失。
国…日本は多少、金の余裕はできたものの、余剰兵力という意味ではスッカラカン。
   露は相次ぐ敗戦で国庫が空に。国内も不穏化。

ということで、お互いもう余力がねーよってことで、アメリカの仲介を受けて手打ち。
サハリン南部、満州の権益をゲットできたから、日本の勝ちは勝ちだけど、
せいぜい判定勝ちやね。
215山野野衾 ◆UJr4Al4ZYM :04/10/07 23:01:29
>>203
すみません、己の分野の話が出ると嬉しくて・・・。
>>205
「三種の神器」中の鏡と剣は、元々護身の為に宮中におかれていたもの。
それが支那の伝国璽(神宝)の観念の影響を受けて即位儀礼に使用され
る様になったもので、元々伊勢・熱田の御正体とは別物でした。
そして「神器」とは本来天皇位を指すもので、神器=神宝とされ、象徴
化が進むのは寧ろ中世になってからです。
玉は古代には実在しなかったという説もありますが、実在したとして
も鏡・剣に加わったのは一番最後の事の様です。
鏡は全部で三面。10世紀に火事の焼け跡から発見されるまで、何面
あるかも掌握されていない多くの祭祀用具の一つ扱いだったらしい。
剣は一旦沈んだ後、しかるべきものがレプリカとして立てられました。
という訳で、記紀に出て来る神宝=三種の神器という訳ではなくまた
古代から今の様な扱いを受けていた訳では無かった様です。
216世界@名無史さん:04/10/07 23:26:07
>>215
非の打ち所がないな。
解説乙。

217世界@名無史さん:04/10/07 23:35:13
>>215
要するに、
「三種の神器(象徴物)が王権の源泉だ」というのは、儀礼的パフォーマンスに際しての神話的表現であって、
王権の在り方としては、公的祭儀の主催こそが、権威を正当だてる、
という理解でよろしいでしょうか?
218燃えるアナーキスト:04/10/08 00:36:10
>>202
古い王朝はその起源も曖昧です。
エチオピアの王朝も本当はどのくらい長いかはわかってません。
戦前の日本のように王朝の起源を研究するのはタブー視され易いのです。
エチオピアも皇帝が親政を行っていた時は
「○○帝以前は実在しないのでは?」なんて言えませんでした。
軍が社会主義革命を行った後も皇帝研究が民衆に皇帝への尊敬を生み、
反革命派統合の象徴にされることを恐れて研究者は冷遇されました。
その軍政権も倒れて、さあ研究だ!という矢先に昨今の大飢饉で
それどころじゃないなどあまり研究は進んでいません。
余談ですが最後のエチオピア皇帝ハレイ・セラシエは明治天皇の大ファンで
自分は明治帝のようになりたいと公言していて
日本人から妃を迎えようとさえしました。
その後三国同盟のイタリアがエチオピアに侵入したため
頓挫し、関係は悪化しましたが・・・
219山野野衾 ◆UJr4Al4ZYM :04/10/08 00:48:43
>>217
儀礼と血でしょうが、少なくともかつては祭儀の中心には無かったと。
皮肉な話ですが、それこそ三種の神器や伊勢の知名度が上がったのは
『愚管抄』や『沙石集』の書かれた鎌倉時代からでは。
この頃には中世神話(神仏習合)が出来るわ、天照の本地を見極めよ
うとしていた真言僧の前に蛇が出て阿字を書くわ、天照=男性神説
が主張されて近代まで尾を引くわでますます今のイメージからは乖
離したものとなっています。両性具有説までありました。
それまでは、たとえば国司の女であった菅原孝標女ですら、天照の名
を容易に知る環境には無かった。後年(の夜)内侍所に参っていますが。
220世界@名無史さん:04/10/08 07:26:13
西ローマ帝国の滅亡後、オドアゲルの王国ができましたが、
このごろは元老院がまだ存在していたそうですね。
ではこういうローマ系の統治組織がイタリアもしくは
属領から完全消滅した時期やそこまでの経緯をわかりやすくおしえて
ほしいのですが。
221世界@名無史さん:04/10/08 07:32:45
>>177
入門用には司馬氏は良いと思うが時として史実と小説の論考が
まったく異なるケースがあるようだ。
だとえば最初の将軍について慶喜の研究家がまったくの出鱈目だと
苦言を呈しているので、割り引いて考えること。
222世界@名無史さん:04/10/08 07:44:14
>>221
後世の自分の評価を気にした。

  ていうところが、出鱈目なんだろうね(^-^;)
気にしてる暇ないよな、動乱期に。
223世界@名無史さん:04/10/08 09:09:21
小説では美的価値が優先されるから、史実性を求める方がナンセンス。
だから、小説は入門にはならない。

>>177みたいな人が、歴史アレルギーみたいのを軽くするにはいいと思うが。

例えば、古典文芸の『平家物語』では、兵站線のことがまったく考慮されていない。
実際は、前線から鎌倉に兵糧を依頼した手紙などが残っていたり、飢餓状態で戦線離脱を試みた舞台を引き止めるのが大変で、膠着状態に陥ったりしてたところを、上方に昇った東軍がのんびり構えてた、なんて書いており、兵站逼迫状況などはなかったかのように書かれてる。
これは、国文の研究者は「諸将の怠慢のフィクションと義経の活躍を対比して描く意図」があったんだろう、とか言われてる。
224世界@名無史さん:04/10/08 09:50:34
司馬遼太郎は、きわめて優秀歴史小説家であって、歴史学者ではない。
しかし、出鱈目というほどのことはないので(吉川英治、山本周五郎(>_<)
山岡壮八(>y<)と比較して)
最初は、素直に読んでいいんじゃない?
興味がわいたらちゃんと史書を調べるといいですよ。
ただし、研究家は視野が狭くてあんまり過大評価しないほうがいい。
だって、天皇にも上級公家にも旧大名にも現役の大僧正にもあった
ことが無い人がほとんどだもの。
お公家さんに何人か知り合いがいるけど、一般人の尺度では測れない。
225世界@名無史さん:04/10/08 10:04:14
兵站線(プ
226世界@名無史さん:04/10/08 10:23:41
研究家(プ
227世界@名無史さん:04/10/08 14:22:33
>217
これからは日本史板で質問しなさい。
228世界@名無史さん:04/10/08 14:41:33
>>224
司馬は十分デタラメじゃない?松本清張よりはいいかもしれんが。
専門家も小説家もジャーナリストも視野狭窄が多い。
社会的に特殊な職業だから。


優秀なビジネスマンとかが一番バランスがとれてる。
229世界@名無史さん:04/10/08 15:36:22
>>228
評論家の位置にばかりいると、駄目ということですね?
230世界@名無史さん:04/10/08 15:39:08
>>228
> 優秀なビジネスマンとかが一番バランスがとれてる。
それも違う。
結局は自分の専門分野以外のことについては無知だし、その時点で
バランスを欠いてる。

今の世の中、「特殊」でない職業など存在せんよ。
(中世以前の農民とかなら「普遍的」ではあったろうが。)
231世界@名無史さん:04/10/08 16:06:57
>>230
お主、マルクス主義者か、もしくはそれに関連する文献
読んだことあるだろ?
232世界@名無史さん:04/10/08 18:29:29
いやだから、初心者に歴史へ興味を持たせるにはって質問なんだから、小説だって構わんだろうに。
最初から学術文献を読むヤシはおらんよ。

ボケた回答が多すぎ。
233世界@名無史さん:04/10/08 19:05:45
>>232
そうだよなあ。当の研究者だって最初は文学作品などから
入った人多い支那。
234世界@名無史さん:04/10/08 19:19:42
そうだ。
宋の太祖のあざなが知りたいというので、やっと見つかった飛龍全傳の一部を乗せたら、
それは小説だから信用できない、だと。・・・
じゃあ、人に頼らないで自分で探せ!
235世界@名無史さん:04/10/08 19:23:50
所詮2chだからな。

声が大きい奴が勝つし出鱈目もまかり通るし信者は激しくウザイ
236世界@名無史さん:04/10/08 19:25:28
この板は2ちゃんの中ではオアシスみたいなものだったんだけどね(´・ω・`)
237144:04/10/08 20:28:42
歴史に興味をもつための第一歩は小説とか漫画とかもありでしょ?
かくいう自分も世界史への第一歩は’ベルバラ’だったような…。(日本史はちがう)
そこで興味を持って、本当はどうだったんだろう?と自分で調べていければ、
あとはずぶずぶとはまり……、て感じかな?あくまできっかけは人によるだろうけど。

個人的には、司馬さんは厨工房の頃はムズカシイと思ってあまり読まなかった。
いまはフツーに読むけど、それでも歴史小説を歴史勉強の資料として使うことは、ないな。
もっとも世界史板的には、きっかけ的推薦本としては宮城谷さんとかのほうがいいのか?

歴史に関しては、確かに一人の研究者のみの本で満足するのはチョット危険だよね。
基本データおよびその解釈については諸説あったり間違ってたりすることだってある。
一般にまかり通ってる資料でも父親の没年が子供の生年よりはるかに前になってるのもあったり。
…だから歴史好きの本棚は似たよーなタイトルの本でイパーイになってたりするんでないの?
ここにいる皆さんだって、そうでしょ?

王朝・血統スレ、立てたほうがいいかも…。アルノカイナ?
238世界@名無史さん:04/10/08 20:30:13
質が低下したからな
>>234のように好意で探してあげても
けなす事しかできない人って実際いるし
匿名掲示板の功罪かな。
他所さんの掲示板ではなんというか常連が占めてしまって
サロン化してしまい非常に敷居が高いんだよね。
変な意味で自分がインテリだと勘違いする人も中にはいて
そういう雰囲気が嫌いだからここで発言しているんだけど
それも曲がり角かな
239世界@名無史さん:04/10/08 20:42:01
>>238
2ちゃん人口が増えすぎて、歴史好き以外の人も流れ込んでくるようになったからかな…。
時は流れ行くものだし、変わって行くのも仕方あるまいよ。
240144:04/10/08 20:44:17
それは、このスレはなんでも質問スレだから、仕方がないな>歴史好き以外の人の訪問
241世界@名無史さん:04/10/08 21:12:05
>>218
いや、エチオピア皇帝だったハイレ・セラシエの場合はシバの女王と
ソロモン王の子孫と称していたが、どこまで遡れるか、よくわからない
というような状況じゃなかった。
間違いなく、19世紀より前には遡れない。あの王朝ができたのは近代
のことだから、イラン皇帝パーレビとそれほど変わらない。
エチオピアには伝承として古い王朝の子孫を名乗っていた連中はいた
が、それとは繋がっていないよ。
242世界@名無史さん:04/10/08 23:29:55
このスレ住人さんたち 大好きだよ
243世界@名無史さん:04/10/09 00:05:24
ジャワ島がナポレオン戦争のときにイギリスにわたってるみたいなのですが
この事について何か詳しいことを教えてくれませんか?一応調べたのですが
ほとんどのってなかったので・・・自分ではナポレオンの弟ルイがオランダ王
となったことと関係があるのではないのかと思ったのですが。
244世界@名無史さん:04/10/09 00:56:57
騎士は貴族の一員と思いますが、貴族のどういう階級が騎士とされているのでしょうか?
日本では将軍でも御家人でも武士ですが、近世ヨーロッパの貴族を騎士と言わないので、
騎士の位置づけがよく分かりません。騎士というのはあくまでも職能みたいなものでしょうか?
245世界@名無史さん:04/10/09 02:27:58
中国政府「脱北女性を家政婦に雇うな」
http://japanese.joins.com/html/2004/1005/20041005172013500.html
246世界@名無史さん:04/10/09 02:29:52
>>244
たぶん、古代ローマ時代の
1)貴族=元老院議員
2)騎士=元老院議員になれない自由民の上のほう。
みたいなことがあると思うんですが。
247世界@名無史さん:04/10/09 03:45:33
>>244 に便乗ですが
現在2004年で唯一公式な称号として残ってるのはイギリスで
しかし Sir の称号の Knight(騎士)は貴族じゃないよね
昔(チューダー朝以前)は貴族の三男坊とか騎士だったりしたの?
その場合は爵位との兼ね合いはどうだったのだろう?
248世界@名無史さん:04/10/09 10:49:11
貴族の庶子は基本的に無爵位。もちろん通常は家督も継げないので、商人などになっていった。
公・候・伯・子・男・準男の6爵位があってここまでがとりあえず貴族。ナイト、エスクワイアという身分
がそれに続く(このふたつをジェントリという)。ここらの身分はそれこそ商人や地方の郷士がなれる
身分なので貴族の庶子も多かったとおもいます。で、貴族からここまでの身分をまとめて「ジェント
ルマン」と呼ぶ。

正直うろ覚えだが、こんな感じ。
249世界@名無史さん:04/10/09 12:52:14
古代支那の歴史をしるした史記だとかは、何に書かれてあったのですか?
あと、漢字の元になった文字は甲骨文字?それとも象形文字?
250世界@名無史さん:04/10/09 13:04:58
紀元前2000年とか4000年の時代の戦って、どういう感じだったんですか?
落とし穴とか待ち伏せ?あと、将が着ていた装備なども知りたいです。
251世界@名無史さん:04/10/09 13:12:00
>>249
まだ紙がないから、木簡、竹簡に書いてつなぎ合わせました。
分かりやすく言うと、大きなすだれのようなもので巻いてしまって置く。
史記を書くための資料も木簡、竹簡だから、いちいち取り出して広げては見、
また、ほかのを広げては見、という重労働。
史記にちょっとした誤りがところどころあるが、司馬遷が資料見るのをさぼって
記憶力でやっつけたんじゃないかと言われていいます。
漢字の起源についてはググってください。自分で調べましょう。
252世界@名無史さん:04/10/09 13:27:10
>>249
> 漢字の元になった文字は甲骨文字?それとも象形文字?
いくら何でも中学生レベルだな。これ。
253世界@名無史さん:04/10/09 14:19:59
ハア?漢字の正確な起源をお前は断定することが出来るのかよ?
254世界@名無史さん:04/10/09 14:31:08
>>248
商人などお金に関係するものはどちらかというと忌避された傾向。
軍人、僧侶、教育関係のがよかったらしい。
255404-405:04/10/09 14:31:33
>>249
漢字の起源については、まだまだわからないことが多い。
新石器時代の初期から、かなりの記号体系があったらしい。
しかし、現在解読できるのは、いまんところ殷代後期の
甲骨文字で、しかも甲骨文字は基本的に現在の漢字とほぼ
同じ構成要素をもっているので、ものすごく発達している。
ところが、甲骨文字と青銅器の金文を見ても、中国の場合、
殷(商)と周の初期段階では、文字は国家統制だったこと
がわかる。一般人が全く知らない、あるいは知らせないと
いうことだ。
メソポタミアの文字は、商業的な理由で発生したので、最初
から、一般人のものだった。エジプトの場合は、神聖なもの
だったので、最初から、大量の碑文を伴っていた。
中国では、殷、周の段階では、王家の秘技であり門外不出
のものだったらしい。普及は戦国時代に入ってから。
とはいえ、殷末から戦国時代まではたかだか500年。
エジプトにもそういう時代があったかもしれないが、それは
エジプトにおいては、誤差の範囲。中国ってば、文明化が
他にくらべて、ものすごく遅いから。
256世界@名無史さん:04/10/09 14:32:31
>漢字の元になった文字は甲骨文字?それとも象形文字?

両方正解ですね。
257世界@名無史さん:04/10/09 14:42:12
>>253
>甲骨文字?それとも象形文字?
258世界@名無史さん:04/10/09 15:05:16
>>255
内容は別として、お前いっつも句読点おかしいよな。
もうちょっと文章の書き方を勉強しなよ。
259世界@名無史さん:04/10/09 15:34:14
そんなつまらん注文をして何になる?
260世界@名無史さん:04/10/09 15:35:10
文章が、読みやすく、なる。
261世界@名無史さん:04/10/09 20:33:48
そんな大昔の木簡やら竹簡がどこから見つかったの?それと、1800年前って
証拠は?炭素何とかでなくて。
262世界@名無史さん:04/10/09 20:43:05
>>261
             「 ̄ `ヽ、   ______
             L -‐ '´  ̄ `ヽ- 、   〉
          /           ヽ\ /
        //  /  /      ヽヽ ヽ〈
        ヽ、レ! {  ム-t ハ li 、 i i  }ト、
         ハN | lヽ八l ヽjハVヽ、i j/ l !
         /ハ. l ヽk== , r= 、ノルl lL」
        ヽN、ハ l   ┌‐┐   ゙l ノl l
           ヽトjヽ、 ヽ_ノ   ノ//レ′
    r777777777tノ` ー r ´フ/′
   j´ニゝ        l|ヽ  _/`\
   〈 ‐ 知ってるが lト、 /   〃ゝ、
   〈、ネ..         .lF V=="/ イl.
   ト |お前の態度が とニヽ二/  l
   ヽ.|l         〈ー-   ! `ヽ.   l
      |l気に入らない lトニ、_ノ     ヾ、!
      |l__________l|   \    ソ
                
263カラジチ ◆mWYugocC.c :04/10/09 20:48:19
放射性炭素で測定すると何かまずいんでしょうか……

>そんな大昔の木簡やら竹簡がどこから見つかったの?
『史記』なんかの場合、写本という形で現代まで伝えられている。
また、墳墓から木簡・竹簡が発見されることもある。
『孫子』は孫武のものか孫ビンのものか長年論争があったが、
墳墓から孫ビンの孫子が発見されたので、
現代にまで伝わっていたのは孫武のほうだと確定した。

ちなみに、
写本の場合、写し間違いがどうしても発生するので、出来るだけ多くの写本から原本を推定する必要がある。
遺跡から発掘された場合、消えてしまって読めない部分ができてしまう。
また、紐が朽ちてしまっているので、どう並べるのかも問題になる。
264世界@名無史さん:04/10/09 21:01:19
ありがとうございます
265世界@名無史さん:04/10/09 21:03:59
古代のメソポタミアに住んでいた人々は、なんでエジプトまで引き返して新たな
文明を創ったの?
266世界@名無史さん:04/10/09 21:05:11
昔の戦で負けた方の女は総てレイプされるのですか?
267世界@名無史さん:04/10/09 21:11:04
>>253
そういう突っ込みじゃないだろ…

>>261
放射性炭素による年代測定の致命的欠陥でも見つかったんでしょうかね?
後、竹簡木簡は至る所で種々様々な年代のものが見つかってますな。
268244:04/10/09 21:52:47
>>246,248
ありがとうございます。

>1)貴族=元老院議員
>2)騎士=元老院議員になれない自由民の上のほう。

>公・候・伯・子・男・準男の6爵位があってここまでがとりあえず貴族。ナイト、エスクワイアという身分
>がそれに続く(このふたつをジェントリという)。ここらの身分はそれこそ商人や地方の郷士がなれる
>身分なので貴族の庶子も多かったとおもいます。

古代ローマ時代の騎士階級やイギリスのナイト爵は分かるのですが、中世は
貴族全員が騎士のイメージがあり、近世以降は騎士がいなくなるので、騎士とは
なんぞやと思っていたのです。
私が読んだ中世を舞台にした小説では爵位も殆ど出てきませんでしたし、登場する
貴族は騎士ばかりでした。でも、城や領地を所有していますし、例えばアーサー王の
円卓の騎士と言うのも彼らの身分は決して低くありませんよね。中世までは
騎士=騎馬戦士=何らかの爵位を持った貴族で、近世以降は騎士の職能が下級貴族
(上流市民)の身分となり、貴族と分かれたのでしょうか。
トンチンカンな事を書いていたらすいません。
269世界@名無史さん:04/10/09 22:11:33
>>268
中世封建制のいわゆる「騎士」とは、あなたの言う様に封建領主のことを
指しているといっても間違いではありません。
そもそも爵位制度は、封建制が進み王権が強化されてから出てくる代物で
独立した封建領主は爵位を持っていないものが殆どでした。

近世に近くなると王権が強化され、封建領主は宮廷貴族化し兵権等を奪わ
れていきます。そうなるともはやそれら貴族は「騎士」とは呼べなくなるという
ことですね。

近世プロイセンの「ユンカー」は、その生き残りの一形態といえるかもしれま
せん。
270244:04/10/09 22:33:29
>>269
ありがとうございます。

爵位は時代が進んでから出てくるもので、時代の変化で騎士という立場が
消滅したのですね。よく分かりました。
271世界@名無史さん:04/10/10 00:39:55
北海道と北朝鮮ってどっちのが寒いんですか?
272世界@名無史さん:04/10/10 13:43:10
「ドイツ関税同盟に貢献した人は?」って問題があって、僕はフリ-ドリヒ=リストと答えたんですけど、回答にはリストと書いてありました
これって合ってますよね?
他のリストと勘違いしてるのかなぁ?と思いまして
273世界@名無史さん:04/10/10 16:52:48
>>265
>古代のメソポタミアに住んでいた人々は、なんでエジプトまで引き返して新たな文明を創ったの?

そういうことがあった証拠は知られてないはず。
メソポタミアのシュメール文明と、古代エジプトの文明は、一応それぞれ別々に生まれたことになってますが。

中間のシリア・パレスチナにも古くから都市は築かれてて、そこら辺を媒介にした間接的交流は古くからあっただろうけど。
274世界@名無史さん:04/10/11 00:03:13
>>271
北海道の冬も厳しいが、大陸はそれ以上。
緯度等の条件が同じなら、一般に大陸内陸部は、
沿岸よりも寒さは厳しい。
275カラジチ ◆mWYugocC.c :04/10/11 11:56:02
北海道でも稚内より旭川の方が寒いですもんね。
逆に言うと、北朝鮮でも沿岸部は結構暖かいはず。
276世界@名無史さん:04/10/11 12:51:04
う〜〜ん、実は気候帯として考えると、北海道は冷帯、北朝鮮は温帯で植生的にも
北朝鮮の方が暖かい地方の植生に近いのだけれど…

北海道の寒さは千島海流の影響が大きくて、特に夏場は北朝鮮よりも気温は上が
らない。だから温帯樹林が形成されない。
ただ、冬は海の影響が相対的に少ない北朝鮮内陸部の方が寒い。沿岸部(特に黄
海側)だと多分北海道より暖かいんじゃないかな?
277世界@名無史さん:04/10/11 13:28:33
北朝鮮は北日本と比べて夏はより暑く、冬はより寒い、ということ。
南部は幾分ましらしいが。
278世界@名無史さん:04/10/11 14:03:10
>>277
これこれ。北日本でまとめるでない。
東北と北海道では気候がまるで違うのだぞ。
(東北と北朝鮮で比べれば、明らかに東北の方が暖かい)
279世界@名無史さん:04/10/11 14:16:59
わかったから、続きは地理板でやってね
280 :04/10/11 19:13:57
今の北朝鮮ほど悲惨な国が過去にあったのでしょうか?
中国の明は相当悲惨だったらしいですが
281世界@名無史さん:04/10/11 19:20:50
                      /´/'´ _,. l,.....ヽ  ヽ
                        r''ヘ_ _ ,.r' l  lヽ  .i
                      ,r '´l _. リ !    / l.〉 l,r
                  l   、i(._`    `ー-‐'ヽ./   l`
               ,r::'::::l   !ヽ_`ヽ_,..、     '⌒r_'    興味ないね
    r‐ 、       _  i:::::;::;_;l-'´` ‐ ̄._ l   _,、_'ノ- i、._
    l    `-、..-i' ´  ヽ_,.ゞ- 、      r ' ´ ̄       /:::::::::`ヽ
   !     ,..rー、    ヽ.  ヽ     ./     _,...-::'´:::::::::::::_;/
    ヽ、   /     ,ヽ.    i.   ヽ   -r:::::'::::´:::::::::::;::::-‐::':´::::::)
      `‐/ 、__ ./ヽ,入_,ノ     l  ,r'´ ` ー ::::_::::::::::::::_;:::- ' ´
     _,/     /.  ヽ_   _,.. -ヘ-'         ̄
  r' ´      ヽ       ̄
  ヽ、      _ノ
      ` ―― ''´
282世界@名無史さん:04/10/11 19:22:52
>>280
李朝末期の朝鮮の庶民
283世界@名無史さん:04/10/11 21:08:51
日本の城は火事に弱かったけど、欧州の城は火事に強かったんでしょうか?
森の中にある城とかだと火攻めとかされそうだと思うんですが、やはり火には
強かったんですかね。石でできてますし。
284世界@名無史さん:04/10/11 21:56:04
もえちゃうよ。全部石ってわけじゃないしね。家具もあるし。
今日世界まるみえで実際に本物の城が燃えてるのやってたよ。

木造の日本の城だって漆喰でがっちりかためてあるし、例えば名古屋城(空襲で焼ける前ね)なんか屋根を銅版で
保護してたりもして火にもある程度強かった。

城ってのは中に火が入ったらやばいんだ。防火ってのは、だからどうやってそれを防ぐかだね。
285世界@名無史さん:04/10/11 22:34:16
俺も今日それ見てました。
あれは住む用の城で、昔の敵から守るための城なんかは違うんじゃないかと
思ったんですがやはり燃えてしまうものなんですか。
ってことは森の中にある城なら森ごと燃やしてしまえ、とか思う人間もいて
それを実行したという史実があったりするんでしょうか?
286世界@名無史さん:04/10/11 22:49:13
>285
いい着眼点だ。
そういうことも実際あったが、
資源を燃やすのはもったいないということで
滅多に行われなかった。
287世界@名無史さん:04/10/11 22:54:23
昔の蔵なんかも漆喰で固めて中に火が入らないようにしてる構造だな。

入り口も塗り固めてしまえば、蔵が丸々火に包まれても中は蒸し焼きになるが燃えないものらしい。
運が悪けりゃ燃えるだろうが、木造でも意外と平気。
288世界@名無史さん:04/10/11 22:56:09
>>284
でも建物は漆喰してないやつも多いから燃えちゃうよね…。
金属の板を張ってるのも多いみたいだけど。
289世界@名無史さん:04/10/12 00:49:24
>>286
後、森を燃やすとへたをするとコントロールが出来なくなるからね。
下策中の下策かと。
290世界@名無史さん:04/10/12 00:50:41
質問させていただきます。
ホルムズ王国ってどんな国だったんですか?
一時はオマーンやアラビア半島を支配下に入れていたっていうし、かなりの
強国だったと思うのですが、何故か手近な資料にはあまり出てきません。
291286:04/10/12 01:29:07
>>285>>289
すまん、知ったかぶりしてみたかっただけで、うそだ。
>>289とALL
これ(>>286)あってんのか???
292世界@名無史さん:04/10/12 03:53:13
質問があります。
帆船を作るには莫大な木材が必要で、ヨーロッパ諸国は帆船を作るために自国の山をはげ山にし、
それでもまだ木材が足りなくカナダや中東、アフリカまで木を探しに行ったと聞きました。
ところが、田中芳樹さんの本によると中国の明の船団は、同時代のヨーロッパの船団よりも規模が大きく、
また一つ一つの船もより大きかったと書いたありました。
だとすると、明は莫大な木材をどこから手に入れたのでしょうか?
293世界@名無史さん:04/10/12 08:59:29
世界史全般を勉強したいのですが、
世界の歴史全集みたいなもので、お薦めのシリーズがあれば教えて下さい。
294世界@名無史さん:04/10/12 09:05:34
各社の『世界の歴史』シリーズ スレッド
http://academy3.2ch.net/test/read.cgi/whis/1061375498/l50

ここ掘れ!
295世界@名無史さん:04/10/12 09:28:27
>>292

中国も長い歴史の中で巨大宮殿の建造、戦乱で消失、そしてまた再建といった具合で
大量の木材を消費し、元森林に覆われていた国土はどんどん砂漠化していった。
明の初期建造された北京の紫禁城にしたところで華北では木材を調達できず、はるばる
湖北省や四川省から伐りだした木材を運んで使っている。

恐らく明時代のジャンク船もその辺りから伐りだした木を使ったのでは?
ただ、あなたが言っている明の巨大船団は恐らく明初期の鄭和の船団だろうが、
ヨーロッパで森林不足が深刻になるのはもっとずっと後の時代だよ。

ただ、田中芳樹は度を越した支那マンセーだから、ソースとして使うのはあまりにも危険。
296世界@名無史さん:04/10/12 09:51:38
>>292
ヨーロッパの森林破壊が進むのは、船材もさることながら、
それ以上に、製鉄の燃料のため。石炭が使われる以前は
製鉄には大量の木を消費した。
297世界@名無史さん:04/10/12 13:59:18
>>292
>帆船を作るには莫大な木材が必要で、ヨーロッパ諸国は帆船を作るために自国の山をはげ山にし、
>それでもまだ木材が足りなくカナダや中東、アフリカまで木を探しに行ったと

ヨーロッパの大型帆船は、使用木材の量もさることながら、マスト用の巨木のニーズが絶対だったんだよね。

中国型の帆船について、その辺どうだかわからないけど。
中国帆船は、遠距離も沿岸航海で移動し照ったわけで。例えば大西洋横断なんかはしてない。
構造上の必要建材に相違点があったかもしれない。

先進諸国はマスト用の木材を求め、自国の森林を伐採し尽し、次に東欧の森林で伐採をしまくった。
で、その後、中東、アフリカ、カナダと巨木を求める開発が続いたのは、>>292の書くとおり。
298世界@名無史さん:04/10/12 14:10:45
何せ大型の西洋帆船建造には、オークの大木が二千本も必要だったからね。

日本でも、江戸中期以降になると帆柱用の巨木が手に入らなくなったため、
何本もの小材を組み合わせ金輪で締め上げ、一本の柱にして使っていた。
299世界@名無史さん:04/10/12 14:33:37
>>292
>田中芳樹さんの本によると中国の明の船団は、同時代のヨーロッパの船団よりも規模が大きく、
>また一つ一つの船もより大きかったと書いたありました。
>だとすると、明は莫大な木材をどこから手に入れたのでしょうか?

航海活動の活発さについても、明とヨーロッパ諸国との間での比較も考慮した方がいいだろうね。
鄭和の船団は皇帝の命で2次航海までいったんだっけ?
300世界@名無史さん:04/10/12 14:39:14
>>295
アジアの人々に配慮した田中先生は碩学の人。
暗く悲しい時代に時計の針を戻したいのでしょうか?
あなたのような人が増加するにつれ私にははっきりと軍靴の音が
聞こえてきているのですが・・・・
301世界@名無史さん:04/10/12 14:43:09
>>292
鄭和の遠征は船も巨大だし(巨大な梶が出土している)、船団の規模も
大きかったのは間違いない。が、その大船団が送られたのは6回のみ。
明、清は基本的に鎖国で、外国が朝貢に来るのはかまわないが、自分
から商売に行くのは禁じている。
なので、全体としてはそれほど船の需要はなかった。
302世界@名無史さん:04/10/12 15:07:56
もともと永楽帝様の示威と先帝の捜索をかねていたのでございます。
しかしながら日本事大主義の右翼どもにはうんざりでござりまスル。
303世界@名無史さん:04/10/12 15:15:51
永楽帝をほめるのは素人。
信長の作った船が外洋にでればシナの船なんか一撃だったよ。
304世界@名無史さん:04/10/12 15:15:56
>>300

言いたいだけ日本の悪口を言って支那マンセー、
そのくせ自身の膨大な財産を一切アジア諸国への援助には回さない田中芳樹!
305世界@名無史さん:04/10/12 15:28:17
ODAで謝罪と賠償の証をみせているので不要
306世界@名無史さん:04/10/12 15:34:30
そのODAを田中芳樹の財産から払わせるべきだ。
ていうか、支那人強盗が田中芳樹の家に入らないかなァ。
奴の対応が見物だよ。
307世界@名無史さん:04/10/12 15:42:42
     _,,,.. ----‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐---- 、
    ||  lヽ  ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ
    ||  l }   |  |  |  |  |  |
   /...||  l }   |  |  |  |  |  |
  ///.|| /ノ   ノ  ノ  ノ ノ  ノ  ノ
 ////|| //___________//
////(||//______○______//   
/////:::::::::   へ 朱棣  へ  \   お前朝貢国NO1ね。以後日本国王と名乗るとよい。
////:::::::::: ヽ ●     ● ′ / ///
/// ヽ::::::::::::::/// \___//// / ///
/    ヽ::::::::::::::::::.  \/    ノ  ////
/::::::::::::::::::::       ( ( ヽ⌒ヾ⌒ヽ⌒ヾヽ
::::::::::::::::::::        _ (...ノ(.....ノ(...ノソ )) ナデナデ
::::::::::::::::::::       /            ヽ
::::::::::         /      禿田中    ヽ
::::::::::        / ̄ ̄ヽ             ヽ
:::::::: ナデナデ(( (___..ノ  \   |  /     l 
           |::::::::::    ///  | ///     | 
           |::::::::::::::::      |        |
            ヽ::::::::::::::::::.  \|/     ノ
308世界@名無史さん:04/10/12 22:24:18
ここは質問スレだ。続きはこっちでやってくれ。
http://academy3.2ch.net/test/read.cgi/whis/1090972604/l50
309世界@名無史さん:04/10/12 23:48:51
マジレスするけど海に出る奴が多かった福建やら広東やらは
山の多い地形だから木材は豊富だったのではないかと思う。
310世界@名無史さん:04/10/13 00:35:17
どうすれば教員採用試験に通りますか?_| ̄|○
採用一人しかないし、問題難しいし、将来の展望が全く開けない_| ̄|○
ここにもし世界史教員が居たら教えてください
311世界@名無史さん:04/10/13 01:19:25
>>310
教育・先生板
http://school4.2ch.net/edu/
312世界@名無史さん:04/10/13 01:32:29
>>310
激しく板違いだが(学校板へ行け)

どこの県でも採用はミニマムだ、団塊の世代が退職するまではとくに
まずは非常勤講師から始めるべし
三年ぐらいはそれで修行しつつ様子を見るんだな
もし経済的にそんなフーテンは出来ないなら、かなり難しいと思うよ
新卒でとってくれるのは珍しくなった(経験者をとりたがるのはどの業界も同じ)

そいで、なんでまた教員なんかになりたいのか
よーく考えてからにした方がいいよ
教員って30年以上同じようなこと繰り返し
文化祭だの体育祭だの、ずっと毎年同じなんだよ
昇進っていっても、教頭や校長になって
そこの生徒がサカキバラなら即あぼーんだしさ
警察に補導された生徒貰い受けに行ったり、あるいは警察と合同で補導に出たり
飲みに行ってそこで生徒がタバコでも吸ってる所見たら、翌日は取り調べさ
教えたいって以上の何かものすごい強い動機がないと持たない職業ですよ
教えても「のれんに腕押し」の学校に配属になる可能性大きいし(新任に口無し)
まあがんばれ
313世界@名無史さん:04/10/13 03:29:01
ロシアで虐殺事件ありませんでしたか?
血の雨が降ったみたいだと言われるような。
雪の広場が赤く染まったという……。

なんか記憶があやふやで、他のと混ざってるかもしれません。
314世界@名無史さん:04/10/13 03:30:03
でもうまく立ち回れば俺の知り合いみたいに小学校で教えた教え子を
肉奴隷にすることに成功した奴もいるぞ
315世界@名無史さん:04/10/13 03:33:25
むろん卒業して18越してからの話なので無問題。
休日の深夜赴任地の学校の放送室に呼び出して
やりまくったってさ
こういうこと他の職業では味わえないぜ
316世界@名無史さん:04/10/13 04:26:01
>>313
「血の日曜日事件」でググレ

>>315
嘘は言わないようにw
今時どこもばりばりにアラームがついてるよ
放送室なんて機材いっぱいの所、
赤外線監視カメラついててもおかしくない
警備員も回ってくるし
学園ものネットエロ小説でももうちょっとましな設定で書く
317世界@名無史さん:04/10/13 05:18:08
一応通報した。
警察もあんまり相手にしてくれなかったが。
318世界@名無史さん:04/10/13 05:29:02
やばいって思って必死で次レスで言い訳してるけど、実際にはそのレスそのレスで評価されるんだったよね?
マア大丈夫なんだろうけど。
319世界@名無史さん:04/10/13 05:55:55
>>316
いっておくけど、正確には知り合いの知り合い
教え子たって24だぞ。
陸上選手だったけど、膝こわしてコーチとなって赴任したという事らしい。
これは俺の教え子だと紹介してもらったんだけど
学校に忘れ物を取りに帰った友人がなんかしら明かりがついているので
見にいくとヤッテたんだよ。
320世界@名無史さん:04/10/13 06:01:29
さっき調べたら逮捕はなくても、プロバイダーか警察から家族や職場に説教の電話がくるらすぃ。
警察もいちいち事件にしてらんないそうだ。
321世界@名無史さん:04/10/13 07:49:47
>>319
あり得ないな。
そもそも最近の夜の学校ってのは非常に警備が厳しい。
忘れ物を取りに行っても、警備員が飛んでくるぞ。
最悪警察沙汰だ。

by 司法関係者
322世界@名無史さん:04/10/13 07:51:58
正確には来るかもしれない。だな。

ちなみに俺はプロバからメールで注意されたことがある。アホなこと書いて荒らしして、
めぐりめぐって間接的にプロバに警察から注意というか指導が来たらしい。2ちゃんじゃないが。
まあたいしたことは書いてないんだが、警察は叱るのも仕事だからな。

結果は>>314のプロバや管轄の警察の性格や姿勢によるな。
いちいち裁判所通してログ提出させないだろうし、俺みたいに伝言ゲームでお叱りだな。
それかタイフォ
323世界@名無史さん:04/10/13 07:52:46
>>322>>320へのレス
324世界@名無史さん:04/10/13 07:56:03
>>319
2ちゃんのアクセスログを証拠として提出させないがぎり、警察はあんたが=314かどうかはわからないからな。
純粋に>>314の内容だけで判断されるよ。かわいそうに。
最近は教師の事件が多いね。

ま、どうせなんにもないだろうけど。
325世界@名無史さん:04/10/13 08:02:36
しますた。。。

パソコンに詳しくないおじさんしかいなくて、一応上げとくとしかいわれませんですた。。。
326世界@名無史さん:04/10/13 08:03:47
ここは童貞をイジメルスレですか?w
327世界@名無史さん:04/10/13 08:17:00
逮捕されるわけないだろw
最悪電話がかかってきて妻に愛想つかされたり、娘に変態呼ばわりされたり、母が無口になったり
会社のリストラの口実にされるくらいだ。安心しろ。

メールや電話で注意程度は一日何件もある。お前だけじゃないから気にするな。
328世界@名無史さん:04/10/13 09:22:32
雑談スレにいこう。
329313:04/10/13 13:10:27
>316
ありがとうございます!
すっきりしました。
330世界@名無史さん:04/10/13 15:41:29
第一次世界大戦において、ドイツが無制限潜水艦作戦を行った理由が良く分からないので、教えてください。

よろしくお願いします。
331世界@名無史さん:04/10/13 15:42:47
何で西安事件が起こったときに蒋介石に面会したのは
共産党全権の毛沢東ではなく周恩来だったんですか?
332世界@名無史さん:04/10/13 15:43:07
エリザベス1世がホーキンズとドレークと手を組んだ背景を誰か教えてください
333世界@名無史さん:04/10/13 15:44:11
よく民度という言葉を聞きますが、どういう意味なんでしょうか。
どなたかお願いします。
334hitomi ◆EN.thU0KcA :04/10/13 15:47:43
>>331
周恩来は国民党軍の幹部だったことがあって、国民党に顔が利いたから。
335世界@名無史さん:04/10/13 15:50:08
>>330
アメリカの参戦を招いて自滅したけど目的はイギリスの通商破壊
336世界@名無史さん:04/10/13 15:50:36
すみません、hitomiさん以外でお願いします。
337世界@名無史さん:04/10/13 15:51:53
>>333
どれだけ原始社会に近いかという尺度。
これが低いと原始的ということだ。
民度が低い社会共同体というのは、原始的であるということ。
338世界@名無史さん:04/10/13 15:55:23
>>314
悪いこと言わん。早めに削除依頼しとけ。
しておいて損はない。
339世界@名無史さん:04/10/13 15:57:11
ヒトラーの発言で「愚かな民衆さえ動かせれば良い」
といった趣旨のものがあったと思うんですが、
これの元ネタってどこからきてるか教えていただけませんか?
340世界@名無史さん:04/10/13 15:57:49
なんでネルーがガンジーの後継になれたの?
誰だって初代首相になりたいわけで
李承晩とかスカルノとかみたいに相当な粛清とかなかったのでしょうか?
341世界@名無史さん:04/10/13 15:58:55
マキャベリの思想について教えてくださいっ
342世界@名無史さん:04/10/13 16:04:00
ガンジーよりネルーの方が高位カーストだと聞いた事がある。
おまけにガンジーってヒンズー教過激派に暗殺されてるだろ。
ガンジー自身は独裁政権志向じゃなかったし。
ネルー一族は違ったけど。
343330:04/10/13 16:11:19
>>335
イギリスの商船を破壊することによって、イギリスを海上封鎖しようとした。という事でしょうか?
344世界@名無史さん:04/10/13 16:13:25
>>343
ありがとうございます。
345世界@名無史さん:04/10/13 16:23:41
世界の植民地で、植民地時代に人口が増えたところをアメリカ合衆国以外で教えて下さい。
346世界@名無史さん:04/10/13 16:28:57
ローマ帝国はなぜ滅びたのですか?
347世界@名無史さん:04/10/13 17:17:58
>>346
版図が広がった→古代商業・交易が進展した→各地の都市化も進んだ
>大土地所有、特に属州プランテーションが進んだ→没落自営農などが都市に流入、都市化がさらに進んだ
>都市から古い氏族的紐帯が弱まっていった、元老院の権威も衰退してった→皇帝中心の支配イデオロギーで頑張ってみた→うまくいかなかった

⇒広い版図を東西に分けて、それぞれに正帝・副帝を建て、4分割して統治してみることにした→皇帝間の争いになった
>ごたごたが続き、皇帝も軍団の意向を無視しづらくなってった

⇒ゲルマン族の一部と帝国が同盟し、版図の北東部での居住を認める代わりに国境防備の任に就かせることにした
>フン族が西に進んできて東ゲルマン族を制圧した→逃れた一部の東ゲルマンが、同盟ゲルマン族を頼った
>同盟ゲルマンの西ゴートは防衛線を離れローマ領に避難することを希望した→この希望は一旦認められたけど、東ローマの皇帝が軍を率いて西ゴートを押し返そうとした→大敗して東ローマ軍は壊滅→西ゴートは再度同盟部族となり帝国領内での居住を認められた

⇒西ゴートが反乱し、権理面で帝国をさらに譲歩させようとした→西ゴートバルカン半島に侵攻→東ローマ帝室政治的駆け引きで西ゴートをイタリア方面に誘導→西ローマ帝室ラヴェンナに撤退→この後、一旦、西ゴートはイタリアから撃退される

⇒ヴァンダル族、アラン族、スエビ族などがライン川を越え帝国領北部に侵入、餓えた武装難民ってノリで各地を転戦
⇒西ローマが混乱に陥ったのに乗じ、西ゴート族がイタリアに逆襲、都市ローマで掠奪

この後しばらくも、形式的には、東西ローマ帝室は存続してたけど、ゲルマン族の侵出でローマ帝国を支えていた物流網は大混乱。
各地で都市の維持が困難になり、帝国の勢力は衰退してった。
348世界@名無史さん:04/10/13 17:19:26
>>346>ローマ帝国はなぜ滅びたのですか?

要するに、当時の技術力や社会システムでは維持が困難なとこまで膨れ上がって、矛盾がたくさん生じた。
矛盾を解消する新しい社会システムも模索されたがうまくいかず、社会は変質していった。
社会の変質の過程で、新たに生じたゴタゴタも多かった。

それやこれやで統合力が衰えてたところに、フン族絡みでのゲルマン族の受け入れって、外交・防衛問題が発生。
この外交・防衛問題で失策が続いた。

これがきっかけになって、耐久力が衰えてた西の帝国はゲルマン族に止めをされた。
東ローマはその後千年近く頑張った。
349世界@名無史さん:04/10/13 17:35:41
>>346 栄える者は必ず滅ぶから。
350世界@名無史さん:04/10/13 17:37:56
たけきものもついにはほろびぬ
351世界@名無史さん:04/10/13 18:27:15
347 は中高生スレでくどくどやってたのと同一人物だな
もう少しまとめろ
何言いたいのか全然わからん
引用も最小限にしろ
うざい

352世界@名無史さん:04/10/13 18:38:07
>>351
よくまとまってると思うが。
簡単なレジュメとして使える程度。

というか回答者に文句を言う君は何様?
353世界@名無史さん:04/10/13 18:39:50
お子様だ。
文句あるか?
354世界@名無史さん:04/10/13 18:47:33
お子様はクソして寝てろw
355世界@名無史さん:04/10/13 18:48:22
便秘だ。
文句あるか?
356世界@名無史さん:04/10/13 18:48:58
クソが出ないから寝られない。
なんとかしろ。
357世界@名無史さん:04/10/13 19:01:33
>>351
>>347に引用はねーみてーだぞ
>引用は最小限にしろってどこのことよ?(苦笑)

いいがかりはいい加減にしろ
358世界@名無史さん:04/10/13 19:14:40
>>205です。
>>208 >>209
レスが遅くなってしまいすみませんでした。
外宮≒官僚の御話、大変興味深く読ませていただきました。
もしかしたら専門家にとっては常識なのかもしれませんが、
いかんせん専門的に勉強したことの無い趣味の世界でしたので
その分析にすばらしく納得しました。
ヒトorモノの話に関しては、私の知識が浅はかだったことと、
また、もう一つ「情報」という側面で疑問があったのですが、上手くお伝えすることができず、
回答に苦慮させてしまう状況にしてしまい、すみません。

えっと・・浅はかな比喩ではありますが、テレビドラマにおいて(もちろんアフォ話ですが)
水戸黄門は印籠でその権力ををアピールします。
暴れん坊将軍はその顔で権力ををアピールします。
どちらにせよ、それは権力の所在がはっきりしている事柄(モノorカオ)
を証拠として権力が存在しているのですが、
現在に比べ、はるかに情報量の少ない時代において(あいまいな設定ですみません)
個人のカオを権力の証拠とするのにはかなり無理があるように感じるのです。
むしろ貴重品であったり、煌びやかなモノのほうが
まだ証拠としやすいのではないかと思ったのです。
しかし、これについては移動範囲による制限と官僚制が答えになってくれました。
納得しました。ありがとうございます。

>>215
山野さん、三種の神器についての詳細な解説、ありがとうございました。
常日頃その博識に驚いています。
おかげでまた「知る」ことができました。
359世界@名無史さん:04/10/13 19:48:47
>>332
当時、私掠船事業は、れっきとした投機対象。
女王や貴族は、私掠船に出資して、もうかったら
その配当を受けた。
いわば、エリザベスとホーキンズやドレイクは
大株主と社長の関係。
360世界@名無史さん:04/10/13 21:55:11
>>336 >>331
をいをい。>>334は正しいぞ。
もっと言えば、国共合作時代に国民党軍の士官学校だった黄埔軍官学校
の校長が蒋介石で、副校長が周恩来だったのだから、蒋介石と周恩来は
実は旧知の仲なのだ。
361世界@名無史さん:04/10/13 22:14:42
>>346
そーだねぇ、そのテーマについては古くからいろいろな人が考察を重ねて
きたんだけど、これが正しいという決定的な説明はないんだな。
まぁ、一般的な真理として「盛者必滅会者定離」ということで、永久に栄える
国や民族というものは存在しないということが言えるだろうね。
それじゃあんまりだから、もうちょっと言うと、やはり普遍的な原理として、能
力以上に勢力圏を拡大して維持しようとすると帝国は衰退に向かうとする議
論があって、ローマ帝国もこの原理に沿って衰退したという主張がある。
でもね、興隆期から最盛期のローマの歴史をよく見ると、ローマの指導者達
は勢力圏を必要以上に広げないように、防衛線を現実的な範囲に収めるよ
うに努力していることがわかるんだな。
362世界@名無史さん:04/10/13 22:26:52
>>346
で、経過を追うと>>348のようなことなんだろうけど、もう少しローマ帝国内部の
状況を見ると、ローマ固有の問題点というのがあるんだな。
それは、ローマが興隆したその理由とも結びついていることで、ローマの国家
原理は「戦士共同体国家」ということなんだ。
ローマが都市国家だった頃に遡るんだけど、政治的権利を有するローマ市民
というのは、同時に市民皆兵で戦争に参加する兵士でもあったんだ。
この関係は共和政末期には崩れていて、甲冑や武器自弁で軍団に勤務する
中産市民というのは、理念であって実際には貧民が国家から武器を支給され
て軍団兵となり、さらには属州の異民族が補助兵から軍団兵に入り込むよう
になって、最後にはローマ帝国を防衛する軍の多くがゲルマン人であるような
状況になってしまった。
このことは、軍事的な問題だけでなく、政治的にもローマ帝国を不安定にする
原因になったんだな。
もともとローマの軍団は市民の中の市民であり、皇帝を推戴する権利があって
当然だったのだが、その軍団の内実が理念とはかけはなれた状況になってし
まっていたのだから。
363世界@名無史さん:04/10/13 22:33:40
タイフォage
364世界@名無史さん:04/10/13 22:41:23
>>347

> の使い方がスタンダードではないから引用とごっちゃになっている
> は引用文の頭につけるのがネット上でのルール(メールふくむ
引用ではない文の頭には > つけるな
だから「引用大杉」と言われる
箇条書きにしたいのならもう少し書き方を工夫せよ
365310 :04/10/13 22:54:28
レスしてくださった方、ありがとうございました
俺は新卒者ではないですけど、ことしのうちの県は新卒者採用5人だそうです(小学校4人、中学校1人)

板違いすいません
まあ、がんばります(´・ω・`)

ところで、347は中高生スレの人とは違うと思うよ
366世界@名無史さん:04/10/13 23:58:57
結局カリーニングラードの通行ビザ問題って解決したんでしたっけ?
367世界@名無史さん:04/10/14 00:38:56
すいません!誰か馬鹿な私に教えてください!
イスラエル(ユダヤ人)とパレスチナ人って別民族ですよね?
なんでユダヤ人とパレスチナ人がもめることになってるのかって話になってんですけどよくわかんなくて・・。
元々パレスチナ人は今のイスラエルにすんでたんですか?教えて!!!
368世界@名無史さん:04/10/14 01:18:08
何から話せば・・・w
>>367
揉めるようになった理由。概ね英国が原因。
http://mltr.e-city.tv/faq02.html#00060


でだ。
ユダヤ人は、ものすごーく昔にあのへんに住んでて、自分たちの国を持ってたんだけど、
幾たびかの滅亡を経て、世界中に離散してしまった。
で異教徒(=まあキリスト教徒だ)から徹底した弾圧を受けるんだけど、
それでも彼らは独自の宗教と風習を捨てずに現在まで生きてきた。
だからユダヤ人ってのは、民族ではなく宗教という観点から捉える方が正しい。

さてパレスチナ人についてだが、もともとそういう名前の固有の集団があったわけじゃねえのよ。
おおざっぱにいうと、イスラエル建国時にあのへんに住んでたアラブ人が、
時代の波に揉まれ流され、いつのまにかパレスチナ人にされてたってのが正解。
当時のパレスチナは戦争景気と入植地建設で、(ユダヤ人以上に)そこらじゅうの国からアラブ人が流入してたから、
やっぱり民族的にどうこうっつうのは言えんわな。
370世界@名無史さん:04/10/14 01:25:28
説教電話age
371世界@名無史さん:04/10/14 01:40:59
nannteiihitonannda369
372368:04/10/14 02:25:52
ありがと〜〜!!!悩み解決!さすが博学!
373世界@名無史さん:04/10/14 03:46:14
自作自演のかほり
374世界@名無史さん:04/10/14 05:10:05
「ローマは何故滅んだか?」という問いはなされるけど
中国の歴代王朝に関しては滅亡の原因についてあまり議論されないね。
同じことの繰り返しを延々やってきたから
「そりゃ栄えた後は滅亡するだろ?」としか思われないのかな?w
375292:04/10/14 06:06:35
遅くなりましたが答えてくれたみなさんありがとうございました。
376世界@名無史さん:04/10/14 08:05:37
世界史オタに質問

武装を放棄し、組織的戦闘を行っていない敵ゲリラ兵を
軍法会議など無しに、30000人くらいを数日で処刑した。。。

こういう出来事は古今東西歴史上に事例がどれくらいあるんでしょうか?
そして国際法上はどういう扱いになるのですか?
377世界@名無史さん:04/10/14 08:17:11
>>376
相手はゲリラじゃないけど、項羽が捕虜を穴埋めにして殺してる。
もちろん、その時代に国際法はない。
378世界@名無史さん:04/10/14 09:29:00
そういう質問は軍事板の初心者にどうぞ
379世界@名無史さん:04/10/14 09:40:17
エロの世界史について学べる本ってありませんか?

よかったらおしえてください!
380世界@名無史さん:04/10/14 10:49:29
この中にスレがあるからキーワードを入れて検索しろ
http://academy3.2ch.net/whis/subback.html
文字を入れてIMEに学習させるのもけがらわしい
381世界@名無史さん:04/10/14 13:29:55
>>379
そっち関係のスレで、今、この板で稼働中のは、所詮「エロの世界史」ではなくて「歴史の中のエロ」にすぎないのばかりだからなぁ(w

このあたりでどーよ?

歴史学研究会(編),シリーズ歴史学の現在9『性と権力関係の歴史』,青木書店,2004.
ミッシェル・フーコー,『性の歴史』1、2,新潮社,1986.
赤川学,『セクシュアリティの歴史社会学』,勁草書房,1999.

オットー・キーファー,『古代ローマ風俗文化史』,桃源社,1978.
阿部謹也,『西欧中世の男と女』,築摩書房,1991.
アンドレ・ヴァルノ,『パリ風俗史』(講談社学術文庫),講談社,1999.

雄山閣出版(編),講座日本風俗史『性風俗』1〜3,雄山閣,1989〜1990.
笹間良彦,『図録性の日本史 増補版』,雄山閣,2002.
池田弥三郎,『性の民族誌』(講談社学術文庫),講談社,2003.
三橋修,『明治のセクシュアリティ』,日本エディタースクール出版部,1999.
伊藤晴雨(著)、宮尾与男(編注),『明治東京風俗野史』,国書刊行会,2001.
中野栄三,『性風俗事典』,慶友社,1993.

レオノア・ティーファー,『セックスは自然な行為か?』,新水社,1998.
井上俊(編),『風俗の社会学』(Sekaishiso seminar),世界思想社,1987.
井上 忠司,『風俗の文化心理』(Sekaishiso seminar),世界思想社,1985.
382世界@名無史さん:04/10/14 14:23:28
>>369
現在「パレスチナ人」てのを虚構とは呼べないでしょ。
暫定自治機構というのは、国際社会に承認されてるんだから、国籍に準じる準拠集団なわけ。

もし、パレスチナ人を虚構と呼ぶなら、あらゆる国籍も制度であり約束事にすぎないから虚構の関係性、と言わなければならなくなる。

どうやって作られたか?と言えば大筋は簡単。
オスマン帝国が滅亡した後、シリア・パレスチナ地域に順時アラブ系国家が成立。
並行してイスラエル国の成立。
パレスチナ地域に居住していたアラブ系の人たちも、その歴史的共同体験から国籍に準じる帰属意識を強く自覚せざるを得なくなった。
そこから、暫定自治機構の承認までには、アラブ諸国のナショナリズムが絡んだ紆余曲折があったわけだけど。

パレスチナ人の主流は、アラブ系パレスチナ人というのが現状の社会的事実。
383世界@名無史さん:04/10/14 14:35:49
>>382
何まんまコピってきてるんだよ(w)。
http://academy3.2ch.net/test/read.cgi/whis/1022316072/393-395

あっちのスレで断っときゃいーってもんじゃねーだろ。
こっちの話の流れがネジレるじゃねーかよ。
>>396はパレスチナ人が虚構だとか言ってねーんだし。

>>396の突っ込みどころはこっち。
>当時のパレスチナは戦争景気と入植地建設で、(ユダヤ人以上に)そこらじゅうの国からアラブ人が流入してたから、
>やっぱり民族的にどうこうっつうのは言えんわな。

そこらじゅうの国からアラブ人が流入してたんだから、パレスチナ人は民族的にはアラブ系に決まってる(w
元々あの辺に住んでたアラブ人も多いんだし。
サマリヤ人もいたけどなー。


384世界@名無史さん:04/10/14 14:52:32
>>376
相手はゲリラ兵じゃないけど、ビザンツ帝国でニカの反乱が起こった際、
競技場に集まっていた(集められた、ではない)民衆3万人がビザンツ軍に殺されてる。
もちろん当時は国際法などない。

というか、「武装を放棄し」「組織的抵抗をしていない」ゲリラが、
数日で「3万人」も捕まる訳ないだろ。
そんな例があったとしたら、それ絶対一般市民。
385世界@名無史さん:04/10/14 15:58:47
江戸幕府や鎌倉、室町幕府は、世界史的に見れば「軍事政権」なのですか?
386世界@名無史さん:04/10/14 16:31:13
>>383
パレスチナ人という帰属意識をもっていない自称パレスチナ人が
来ているんだろ?
そもそも彼らはパレスチナ人という意識があったかどうかも疑問
ガサと西岸でも意識の差があり、離散パレスチナ人と称する連中も
また差がある。
どういう事かというとイスラエル治世下で民主主義の洗礼を受けた
人々と外国のそれもそれもシリアみたいな所でゲリラ本部つくった
ところでは全然意識が異なっている。
第一、離散パレスチナ人と称する人々のうちどれほどの人々が20世紀
以降住んでいたのか?
ユダヤ人は古来からパレスチナの地とやらに住んでいたしディスアポラ後も
居住していた。
18世紀に寄航した人の文によると当時のパレスチナの地は大半が無人の地で
現在のパレスチナ人の先祖とやらはあの辺に住んでいなかった。
パレスチナという国も成立した歴史が無いしアラブのプロパガンダの中で
できてきたというのが実情に近い
387世界@名無史さん:04/10/14 16:32:35
サマリヤ人もいたけどなー。
いましたよ。イスラエル国では市民権を得ています。
ついでにいえばユダヤ人も継続して暮らし続けていました。
388世界@名無史さん:04/10/14 16:41:08
世界史的かどうかはわからんが西洋人は鎌倉から江戸までは
武士による軍事政権時代と捉えていたと思うが。
389=383:04/10/14 16:57:50
>>386-387
>離散パレスチナ人と称する人々のうちどれほどの人々が20世紀以降住んでいたのか?

ということを問題にするなら、同様に、
イスラエル建国後のイスラエル国民のうちのどれほどの人々が継続居住していた人々の子孫なのか?
も問わなければ、評価がフェアではなくなる。

>18世紀に寄航した人の文によると当時のパレスチナの地は大半が無人の地
トルコ支配下のパレスチナ地域には、ゲゼル、ガト、ラキシュ他に集落があった。

マーティン・ギルバートの『ユダヤ人の歴史地図』によれば、
>1880年から1914年の間に6万人以上のユダヤ人がパレスティナに入った。
とされており(P,104)、次のような人口対比の示されている(おそらく推計だろう)
[パレスティナのおよその人口]
1880年:アラブ人=470,000人/ユダヤ人=24,000人
1914年:アラブ人=500,000人/ユダヤ人=90,000人
(出典:マーティン・ギルバート『ユダヤ人の歴史地図』,明石書房,2000.)

>パレスチナという国も成立した歴史が無いしアラブのプロパガンダの中でできてきたというのが実情に近い
暫定自治機構が国際承認されたということは、政治的プロパガンダにも、承認を認めざるを得ない政治的リアリティがあった、ということではないのか?
その辺の評価を問わないとしても、既に承認されている以上、現在の社会的事実としてはパレスチナ人は国籍に準じた準拠枠である。
いわば、自称パレスチナ人とでも言うような人々もいるのではないか?という疑問は準拠枠が社会的に承認されているという事実とは別次元の問題。

>ガサと西岸でも意識の差があり、離散パレスチナ人と称する連中もまた差がある。
当たり前だ(w)。
均質性が高いとされる日本人にすら、関西人/関東人のような意識の差はある。
地域偏差を持たない国民意識などあり得ない。
390世界@名無史さん:04/10/14 17:03:39
ちょっと待った!おまいら、感情的になるな。
そのまえに英仏帝国主義者どもに謝罪と賠償をもt(ry
391世界@名無史さん:04/10/14 17:33:38
植民地側から宗主国への賠償金で赤字にならないか?
392世界@名無史さん:04/10/14 19:34:27
つーか、ここは議論の場ではなく、質問スレッドなのだが、、、
藻前ら、それぞれ適当なスレに移って続きをやれや。

以下、何もなかったように、次の質問をどーぞ。
393世界@名無史さん:04/10/14 19:49:51
すみません。第一次大戦の概要が良く分かる手頃な本は無いでしょうか?
394世界@名無史さん:04/10/14 20:14:32

文学と民俗板でも聞いてしまったのですが民俗板で世界史板で聞いてみたら?
と言われたのでここで質問させてください。
モンタイユーという本についての話なんですけど、
第17章の時間と空間の話って簡単に言うとどういう話なんでしょうか。
時間の説は分かったんだけど、空間の事がよく分からなくて。
395 ◆S9rdhph7bE :04/10/14 21:06:58
>>393
http://academy3.2ch.net/test/read.cgi/whis/1027259599/484-485
初学者ならタックマンおすすめ

>>394

哲板がいいんでない?
たらい回しですまんが、ここよりは喰いつき良いと思う

396393:04/10/14 21:11:46
>>395
ありがとうございます。m(_ _)m
早速タックマンから読んでみます。
397世界@名無史さん:04/10/14 22:03:23
エマニュエルのおっちゃんは今世界史的には人気無いんか?
398世界@名無史さん:04/10/14 23:07:16
人気の有無以前に記憶から消えているような・・・
399世界@名無史さん:04/10/15 00:17:13
え 消えてるのかぁぁ?
400世界@名無史さん:04/10/15 00:20:30
エマニュエル夫人
401アクィラ ◆0fUIPC892c :04/10/15 00:24:20
>>397
いいかげん手垢が付きすぎたということでは?
「帝国」とか「グローバル」とかも早晩、危tqあqthび「^..
402世界@名無史さん:04/10/15 01:46:36
エマニュエルとイマニュエルは違うやろ。
403世界@名無史さん:04/10/15 01:58:07
新エマニュエル夫人
404 ◆S9rdhph7bE :04/10/15 01:58:30
>>402
同じだが(語源は)

405世界@名無史さん:04/10/15 01:59:25
ブローデルあたりもそろそろ廃れてくんのかな・・・
406アクィラ ◆0fUIPC892c :04/10/15 02:05:01
>>405
海ネタに至っては、
さんざっぱら日本史の方が荒らしまくりましたがな。
有る意味、藤原書店の商売上手さが出たというとこかもしれんが。
407世界@名無史さん:04/10/15 16:40:38
祖先が漢族で中原などから移住してきたとする祖先移住伝承は
「少数民族が中華世界の中で自らの正当性を主張する一つの
 共通パターン」瀬川昌久
とすると、客家が中原から来たという話もあまり根拠の無さそうな話と
考えたほうがいいでしょうか?
408世界@名無史さん:04/10/15 17:07:26
客家がハッカーをしていたら笑う
409世界@名無史さん:04/10/15 20:13:48
し明後日に世界史のテストです。
今プリントをやってたら、教科書に載ってない、ノートに書いてないことが多々あり…困ってます。
ちなみに漏れのノートの写し忘れじゃないっす。

『1797年10月、( )の和→第1回対仏大同盟の解消』
とあるんですが…どなたかわからないですか?
410世界@名無史さん:04/10/15 20:15:49
411409:04/10/15 20:21:03
ありがとうございました!
これで勉強進みそうです。
412世界@名無史さん:04/10/15 20:27:12
連続ですいません…
『( )の廃止主張→未遂→逮捕・処刑(1796.5)』
と言う問題があるのですが、これもわからないです。
ナポレオンの時代の所なんですが…
PC持ってなくて、探すのも厳しいです
413世界@名無史さん:04/10/15 20:54:22
>>412
山川の教科書。一昔前のだから記述は多少違うかもしれん。
http://exlight2.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/source3/No_0119.gif
414世界@名無史さん:04/10/15 20:56:10
>>412
たぶんバブーフの話だと思うがな。
高校世界史で出てくる大物と言ったら。
「私有財産の廃止主張」とかじゃないの?

ちなみに陰謀がばれて逮捕されたのは96年5月だが、処刑は翌97年。
415hitomi ◆EN.thU0KcA :04/10/15 20:56:12
>>412
()内は私有財産。処刑された人はバブーフ
416412:04/10/15 21:21:59
みなさんレスありがとうございます!
本当に助かりました!!
417世界@名無史さん:04/10/16 15:32:40
正式に操作することになったって電話があったage
418世界@名無史さん:04/10/16 15:33:05
自己レス記念アキコ
419世界@名無史さん:04/10/16 17:27:56
>>381
こんなにたくさん、ありがとうございます!
歴史の中のエロでよかったんですが、
さらに詳しい本をすすめていただきありがとうございます!
420世界@名無史さん:04/10/16 19:50:05
こりゃ世界史板初の逮捕祭りか???
421世界@名無史さん:04/10/16 20:02:30
なにが?
422世界@名無史さん:04/10/16 20:09:23
朝鮮通信使って日本への朝貢だったって本当ですか?
それを隠蔽するために「通信使」という名でごまかしているという話を聞いたが
423世界@名無史さん:04/10/16 20:09:56
トルコ帝国の支配を受けた国は緑色を悪い、
影響を受けた国は緑色を良い、とみなしているらしいのですが、
一体どういう意味でしょうか?
424世界@名無史さん:04/10/16 20:10:04
偉人の名言が読めるレスありませんか?
425世界@名無史さん:04/10/16 20:12:28
緑色は、イスラム教徒にとって特別な色だそうです。
それが証拠に、イスラム国の国旗は緑色が多い。
426世界@名無史さん:04/10/16 20:17:25
質問です
「会議は踊る、されど進まず」ってありますよね
教科書には「会議はすすまないけど、夜のダンスはよく行われたのを皮肉ったもの」
とあるんですが、私は前に
「各国は踊り狂ったように激しい議論(多分身振り手振りのこと)をして
汗だくになったが、どの国も妥協しないため少しも進まなかったことを皮肉ったもの」
と言うのを読んだ記憶があるのですが私の記憶違いでしょうか?
427世界@名無史さん:04/10/16 20:19:43
>>423
緑はイスラム的な色だから支配を受けたキリスト教諸国ではそれとオスマン帝国を同一視してるんだろう
428アクィラ ◆0fUIPC892c :04/10/16 20:21:32
>423
『色彩の世界地図』文春新書、2003年、
特に4章イスラーム世界の緑色によると、
植物の緑は、楽園をイメージさせるそうです。
ムハンマドが緑色の旗を掲げていたとか、
アリーが緑色の外套を着ていたとかいった話が、
伝わっているそうです。
そいで、緑=神聖な色として、
モスクなどに用いられている、と。
詳しくは、ご自分で読んで下さい。
429世界@名無史さん:04/10/16 20:21:54
>>422
普通の修好使節。外交使節が貢物を持っていくのはこの時代のアジアでは当たり前のこと。
強国が小国から受け取る場合は朝貢、その逆の場合は下賜、
贈る国と贈られる国が対等の場合はただのプレゼントってことになる。
430429:04/10/16 20:28:09
さらに付け加えると、朝鮮通信使が始まったのは、江戸幕府側からの働きかけ。
秀吉の朝鮮出兵で断絶した国交を回復しようと幕府が努力したのがきっかけで朝鮮通信使が始まった。
ちなみに当初は朝鮮は日本を全然信用してなかったらしく、通信使には日本の動きを探る目的もあったそうな。
431世界@名無史さん:04/10/16 20:32:38
>>426
前者が正解。会議が進まないのに毎晩舞踏会ばかりやっていたのを
オーストリアのリーニュ公爵が皮肉った。
432世界@名無史さん:04/10/16 20:41:13
日本>朝鮮だろ。
同等つーのはありえないな。
当時の朝鮮は地獄のような荒れようだったことは今では常識。
433カラジチ ◆mWYugocC.c :04/10/16 21:41:58
>>426
431氏に蛇足。
舞踏会をする部屋に小さな個室がいくつか付いていて、舞踏会中にそこに入って外交をする、というスタンスだったもよう。
全然進まなかったのは事実だけど、別に遊んでいたわけではないらしい。
434世界@名無史さん:04/10/16 21:51:41
黒髪でどちらかといえば身長の低いローマ人は、
金髪碧眼で高身長のゲルマン人やケルト人の容姿をどのように見ていたのですか?
435世界@名無史さん:04/10/16 22:01:17
>>434
野蛮人
436世界@名無史さん:04/10/16 22:05:49
>>434
えと…書こうとしたことを思いっきり>>435に書かれてしまいました(汗

ローマ人達は文明先進地であるギリシャ人の容姿や風習を、オシャレ
だと認識していたようですが(同時に軽薄であるとも評価していたようで
す)、ケルト・ゲルマンについては「野蛮人」と見ていたようですね。

というか、現代の「かっこいい」の基準を現代に求めると、多分理解でき
ませんよ。
437世界@名無史さん:04/10/16 22:45:52
以前どこかのスレで、「金髪のかつらを作るためにゲルマン人から髪を買った」
という話を読んだな。
438世界@名無史さん:04/10/16 23:17:04
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
439世界@名無史さん:04/10/16 23:54:03
なんで共産主義は赤色を尊ぶんですか?
440世界@名無史さん:04/10/17 00:14:15
>>439
それには2つの理由がある。

1つ目は、労働運動と連携した社会主義のシンボルが赤旗だったこと。
19世紀の労働運動はデモやストライキに流血を伴ったことから、赤旗
がシンボルとして採用され、その流れを受け継いだ共産主義運動でも
赤旗がシンボルとされたこと。

もう1つは、最初の共産主義国家であるソ連の母体となったロシアでは、
赤いという言葉が美しいという語感を持っていたため、赤色を共産主義
のシンボルカラーとして多用するようになったこと。
例として、モスクワの「赤の広場」はロシア語で「美しい広場」という意味。
441世界@名無史さん:04/10/17 00:14:35
>>439
共産主義者が使う革命旗の色が昔から赤だから。
442世界@名無史さん:04/10/17 00:15:31
>>439
443世界@名無史さん:04/10/17 00:17:42
>>441
それは間違いではないが、正確ではない。
赤旗はもともと労働運動のシンボルで、共産主義者だけでなく、社会
民主主義者もアナキストも使っていた。
共産主義者が多用するようになってから、アナキストは黒旗や赤黒旗
に切り替えた経緯がある。
444世界@名無史さん:04/10/17 00:22:51
>>432
「当時」っていつだよ?通信使は19世紀まで続くんだぞ。今みたいにGNPやらGDPで
みんながすぐさま国力の違いを知りうる時代とは違うんだぞ。

江戸幕府の側は「通信」と言いながらも朝貢使節の様に演出したし、朝鮮側はそうは
思ってなかった、しかも双方はそのことを理解していた。逆に対馬からの使節は朝鮮
側は朝貢使節として取り扱っている。江戸幕府もそれを黙認している。

お互いある程度実情を知りながら摩擦が起らないように意図的にやってる暗黙の
了解なんですよ。現在でも、独立国家である限り、儀礼上はアメリカと日本の首脳は
対等の立場だろ?実態は、軍事力を見れば明らかに日本はアメリカの子分であるに
もかかわらず。
445世界@名無史さん:04/10/17 00:53:40
アメリカと日本の関係にすり替え、イメージを操作する必死な不埒鮮人であった。
446世界@名無史さん:04/10/17 00:56:24
↑のようなレスをして、アイタタな日本中心史観を披露する>>445であった。
447世界@名無史さん:04/10/17 00:58:15
>>444
軍事力で言えば、全ての国はアメリカの子分と言うことになりますね。
もう少し主権国家というものを勉強して下さいな。
(儀礼ではなく、実質的にも国家としては同格です。軍事同盟としては
強弱がはっきりしてますがね)

まあ、朝鮮通信使が朝貢だったかと問われれば、「違う」と私も答えますが。
(日本はそういう東アジア的秩序から少し離れたところにいますし)
448世界@名無史さん:04/10/17 01:30:22
朝鮮通信使はどうあれ、アメリカと日本のイメージにすり替えてるのは事実だな。
印象操作ってやつだ。
>>444はアホ。
449444:04/10/17 01:38:37
別にアメリカと日本じゃなくても良いぞ。バングラと日本でも良い。
いかに大量の援助をもらっててもバングラの元首は小泉にへりくだったりしない。
常に同格扱い。

国力見れば明らかに
日本>>>越えられない壁>>>バングラ
だけどね。
450世界@名無史さん:04/10/17 01:53:05
国力の差をそのまま親分子分の関係のようにみなすことに問題があるのだが。
451世界@名無史さん:04/10/17 02:01:49
まあそのへん理解できてない低脳だからしかたないでしょうな。
合掌。
452世界@名無史さん:04/10/17 03:29:26
>>424
関係ないAAに世界史の名言を言わせるスレ 其の5
http://academy3.2ch.net/test/read.cgi/whis/1094223623/
453世界@名無史さん:04/10/17 07:39:47
今、日本史と世界史で迷ってます。スレ見てると総じて世界史のが楽しいと感じている輩が多いと感じる
のですが。あなたは、どう思いますか?
454世界@名無史さん:04/10/17 08:00:00
知らん
個人の趣味の問題だ

そのくらいてめーで決めてくれよ
455世界@名無史さん:04/10/17 10:49:08
>>453

「スレ見ると」って、ここが世界史板だからだろ
456世界@名無史さん:04/10/17 11:05:58
先日のアテネオリンピックの各国紹介の際、現代ギリシャ語でもフランスを「ガリア」、
ドイツを「ゲルマニア」と言うと知って驚きました。
それではやはり現代ギリシャ語でイギリスは「ブリタニア」、スペインは「イスパニア」と言うのですか?
あと、他のヨーロッパ諸国のギリシャ語名をいろいろ教えてください。
457世界@名無史さん:04/10/17 11:41:08
>>456
http://world.altavista.com/
上の欄に英単語を入れ、Select from and to languagesをEnglish to GreekにしてTranslateボタンを押す。
458世界@名無史さん:04/10/17 11:41:49
>>456
いや、ここは世界史板で現代ギリシャ語はちょっと、、、
語学板で質問したほうが良いと思われ。
459世界@名無史さん:04/10/17 11:42:43
>>457
親切なヒトだ(W
460カラジチ ◆mWYugocC.c :04/10/17 12:25:11
>>458
ちょうど一年前に外国語板に現代ギリシア語スレが立ったけど、
たった6スレでdat落ちしてた……。
やってる人全然いない予感。
461世界@名無史さん:04/10/17 14:29:20
北フランス と 南フランスが言語的に異なってるのは知ってたけど、
人種的にも異なってたんでしょうか?

時代的には11-12世紀くらいで。
462世界@名無史さん:04/10/17 14:34:29
質問つーか何つーか。
世界史がまったく覚えられません。
メッテルニヒとかその辺が。
頭に入る勉強方ってないすか?
463世界@名無史さん:04/10/17 14:41:56
>>>444は在日
464世界@名無史さん:04/10/17 15:45:55
>>461
多分、墓地の人骨を統計的に調査したようなきちんとした調査はされて思うよ。

きちんとしたことはわからない、って前提の上で、類推をしてみると。
人種混交の主要成分としては、地中海人種系、アルプス人種系、に若干の北方人種系がまざっていて。
北フランスと南フランスで混交の割合が違っていたといったところでは。

ただし、上は、人口を地域的に平均して見た場合の地域偏差についての類推であって。
多分、当時(11〜12世紀)だと、地域内については、地域偏差よりも階級(身分)に応じた人種的偏差の方がまだ大きかった時期だと思う。
どっちにしろ、当時の人は、現代人が思うような人種の差よりも身分の差とか民族的な差の方を社会的に強く意識してたけど。
(広域に関しては、信仰宗派の差――これも広い意味での民族「的」差だけど――の方が意識されてた。
つまり、当時の社会的事実や同時代の常識としては「人種」はほとんど意識されてなかっただろう、と思う)
465世界@名無史さん:04/10/17 15:50:37
>>464
現在のフランスで、結婚するカップルの「実家間距離」の平均は、
11キロだ。つまり、フランスでは原則として、隣人か、せいぜい
隣の村(都市)の人と結婚するのが基本ってことになるな。
日本の戦後なら、もっと遠いんじゃないかな。
日本のように、都市への人口流入なんていうのが最近おこったところ
ではないから、そういうことになるのかな。
466世界@名無史さん:04/10/17 16:11:21
>>456
たしか、ブリタニア、ヒスパニアだったと思うが、オリンピックで、
イギリスっていうのは、英語でも、GBだろうから、ブリタニアで
いいんじゃないかな。イギリスってば England のことで、こうなる
と、スコットランドとウェールズとかが入らない。
もっとも、サッカーの場合は、日本でもイギリスといわずに、イングランド
といっているが。英語では、普通 British をかなり使う。
467世界@名無史さん:04/10/17 17:19:11
ルイ=ナポレオンによって弾圧、崩壊されたのはどこですか?フランス??
青年イタリアの辺なんですけど…
468352:04/10/17 17:27:06
>>467
1849年のローマ共和国だね。マッツィーニが指導者。
469hitomi ◆EN.thU0KcA :04/10/17 17:27:47
352じゃない。しかもsageた。ごめん。
470467:04/10/17 17:31:25
フランスのルイ=ナポレオンが、ローマ共和国を弾圧、崩壊ですね!
ありがとうございました☆
仏・ルイ〜とノートに書いてあったので悩んでました。
471世界@名無史さん:04/10/17 17:38:03
またナポレオンのことなんですが、「第二帝政」とは、どのようなことのことを言うんですか?
第二帝政が答えになる問題を作るとして、どんな文が適切なんでしょうか。
472hitomi ◆EN.thU0KcA :04/10/17 17:45:56
>>471
ルイの叔父ボナパルトの帝政を第一帝政、ルイ・ナポレオンの帝政を第二帝政と呼びます。
第二共和制の大統領だったルイ・ナポレオンがクーデターや政治工作を重ねて、
皇帝になってから、普仏戦争の敗北で退位に追い込まれるまでの政治体制のことです。

>第二帝政が答えになる問題を作るとして、どんな文が適切なんでしょうか。
どのレベルの問題を作成するかにもよるので、
問題作成のプロがたくさんおられる教育板で聞いてみてはいかがでしょうか?
473世界@名無史さん:04/10/17 17:49:33
よく言われるのが、プチブルジョワと農民を支持基盤にしていた。
474世界@名無史さん:04/10/17 18:27:26
タイフォage
475471:04/10/17 19:01:13
わかりました。ありがとうございます。
教育板にも行ってみます。
476世界史好き高校生:04/10/17 20:14:20
名前: 世界史好き女子高校生
E-mail:
内容:
1 おうし座プレヤデス星団の日本語名。(ローマ字表記)

2 イギリス…黒太子の父。(英語表記)

3 ダイアモンドの原石の名。(英語表記)

4 イタリアの政治家。ファシズムの創始者。○○○○○○・Musosolini(英語表記)

5 マルクス・アウレリウス・アントニヌスと共同皇帝としてローマ史に名を残す人物。○○○○○○・Ceionius・Commodus・Verus(英語表記)

6 スリランカの首都。(英語表記)

7 ショナ語で「石の家」を意味する国名を持つ国。Republic of ○○○○○○○(英語表記)

8 ネロとパトラッシュは何処の国の住人の設定?(天国は無し)Kingdom of ○○○○○○○(英語表記)

9 バチカンの現元首は?(英語表記)

10 現リビアの実質上の元首。日本での通称は?Colonel ○○○○○○○

この問題分かる方いませんでしょうか。
もし居たら、教えて頂きたいです。お願いします。
477世界史好き高校生:04/10/17 20:15:11
↑コピペする時に、名前の部分消すの忘れてました。
気にしないで下さい
478世界@名無史さん:04/10/17 20:17:48
>>476
宿題の丸投げはこのスレでは嫌がられます。
ネット環境があるなら、御自分で検索してください。
全部検索で分かる範囲の知識です。
479世界史好き高校生:04/10/17 20:26:37
>>478
スイマセン。自分でも一生懸命探したのですが
全部あってるかどうか不安だったので、聞きにきました。

1 昴
2 エドワード三世(本名は分からない?)
3 分からなかったです。
4 Benito Mussolini(ムッソリーニ)
5 Lucius(ルキウス)
6 スリジャワルダナブラコッテ?英語は分からなかったです。
7 ジンバブエ つづりは分かりませんでした。
8 ベルギー
9 これも分かりませんでした。スイマセン
10 カダフィ大佐 つづりは分かりませんでした。

一応これだけは調べました。
間違いか正解か、と。つづりの訂正など出来たら教えて頂きたいです。
お願い致します。
480世界@名無史さん:04/10/17 20:30:20
バチカンの元首ってローマ法王じゃないの?
481世界@名無史さん:04/10/17 20:34:55
>>480
ローマ法王の本名は?
482世界@名無史さん:04/10/17 20:40:05
John Paul II しかわからん
483世界@名無史さん:04/10/17 20:40:42
なるほど〜サンクス。
ダイアモンドの原石って何だろ?
484世界@名無史さん:04/10/17 20:46:23
>>481
Karol Jozef Wojtyla
かな?

>>483
炭素か?
ダイヤはダイヤだよな…
485世界@名無史さん:04/10/17 20:53:28
何で英語表記なん?
そんでもって本名なんか要求されてないだろ国王や教皇名の場合
ジンバブエやカダフィぐらい片仮名でググったら英語出てくるぞなもし
8のベルギーは英語表記じゃないよ
486世界史好き女子高校生:04/10/17 20:54:33
ちなみにここのサイトに入るためのパスワードなんです・・。
18禁で、♂×♂の裏サイトです。不快になった方すいません。
どうしても入りたかったので、こんなトコで聞いてしまいました。
ttp://www4.ocn.ne.jp/~bluewing/chousen.html
どなたかパスワード解けて入れた人いたら教えて下さい。お願いします。
487世界@名無史さん:04/10/17 21:03:22
3. ダイヤモンドの原石はダイヤモンド
4. Benitoを英語表記するとBenedictだけどいいのか。
6. 10. ウィキペディアで調べる。
7. 8. gooの和英で調べる。
488世界@名無史さん:04/10/17 21:03:27
>>486
知るかボケ。んなことでいちいち親切な回答者の皆さんを煩わせるな。
489世界史好き女子高校生:04/10/17 21:10:40
>>488
マジでゴメーン
確かにこんな場所で聞くのって良くないと思ったんだけどな〜。
頑張ってパスワード解読してみます
490世界@名無史さん:04/10/17 21:11:29
>>486
サイトのアドレス chousen ってなんだよw
何が18禁♂×♂の裏サイトだよ、ばかばかしい

以下スルーで
491世界@名無史さん:04/10/17 22:46:53
  イスラム世界における鉄砲の使用について教えてください。
 
 >鉄砲による集団戦法は織田信長よりはるか以前にオスマン朝がはるかに洗練されたやり方を編み出して中央アジアの騎馬軍団をコテンパンにやっつけているのに、
欧米で織田信長のほうが注目されているのは、連中が意地でも当時のイスラム世界の優秀さを認めたくないからなんでしょうかね。
 http://knowledge.yahoo.co.jp/service/question_detail.php?queId=486171

 チャルディラーンの戦とかについて調べてみたんですが、「はるかに洗練されたやり方」というのがどういうことなのかわかりません。
492世界@名無史さん:04/10/17 22:53:42
「ムソリーニ・ラテラン条約」が結ばれたのって何年ですか?
ノートには書いたからって、教科書にも載ってないのがテストに出るのかよ
493世界@名無史さん:04/10/17 23:09:04
494493:04/10/17 23:09:31
山川の教科書ね。
495世界@名無史さん:04/10/17 23:11:26
まりがとう!
でも漏れ携帯から見てるので見れませんでした…
496世界@名無史さん:04/10/17 23:11:29
>>489
これから行こうとするサイトを2ちゃんで晒す奴がいるとは(,,゚д゚)
腐女子以前に人としてどうかと思うよ
497世界@名無史さん:04/10/17 23:12:06
親衛隊(SS) って
「えすえす」って読んだらええの?
おしえろ
498世界@名無史さん:04/10/17 23:12:48
>>492
1929年
教科書嫁
499498:04/10/17 23:14:04
>>497
お子様は中高生用スレに行ってくれ( ´_ゝ`)
>>492もね
500492:04/10/17 23:15:15
ありがとうございます。
教科書にないんですよ。
裏の索引にも載ってなくて…
すいませんでした(ノД`)
501世界@名無史さん:04/10/17 23:16:04
>>492
>一方、ムッソリーニ長いあいだ国交断絶の状態にあったローマ教皇庁と29年にラテラン条約をむすび、イタリア王国と教皇庁との不和を解決した。
>この結果、教皇庁(ヴァティカン市国)の独立が認められた。
502498:04/10/17 23:19:19
>>500
まあ、何と言うかあれだ・・・がんばれ
でも次からはこのスレで聞くなよ(´∀`)
503492:04/10/17 23:20:30
ムッソリーニが、ラテラン条約を結んだんですか。
漏れのノートではムッソリーニ・ラテラン条約になってました。
本当にありがとうございました。
これからはちゃんと中高生スレに逝きます
504世界@名無史さん:04/10/17 23:40:52
>>466
えと、思いこみで嘘を教えないで下さいね。

まず、イギリスの語源はポルトガル語、若しくはオランダ語の「イングレース(イングランド)」から
来ているのですが、現在ではもっぱら英国という国家(グレートブリテン及び北部アイルランド連
合王国)を指して使われています。
> イギリスっていうのは、英語でも、GBだろうから
違います。英語での略称はUK(United Kingdom)です。

あと、フットボール(サッカー)において「イングランド」が日本語でも用いられるのは、他に「スコット
ランド」、「ウェールズ」、「北アイルランド」が別々に参加するからです。まさに「イングランド代表」
な訳ですから、イギリスの呼称とははっきり分けて用いられているわけですね。
(ちなみにラグビーでもイングランド、スコットランド、ウェールズは別チームで参加します。北アイ
ルランドはアイルランド共和国と共に「アイルランド代表」として参加します)

> 英語では、普通 British をかなり使う。
これはかなり意図的で、国家としての統一を意識的に行おうとする政府の思惑があります。現在
ではかなり普及していますね。
505世界@名無史さん:04/10/18 00:10:27
ウェールズ人とかに、日本でえげれす人って意味で教わる「English」で呼ぶと、
無茶苦茶キレるらしい。
そんぐらい違うらしい。
506世界@名無史さん:04/10/18 01:00:00
雑兵が持っていた槍で
実戦に使用された世界最長の槍は
日本の三間半の槍なのでしょうか?

ネットで調べたところ
はっきりと長さが書かれているものの中では最長だったので・・・
507hitomi ◆EN.thU0KcA :04/10/18 01:10:03
>>506
中世ヨーロッパで使われてたパイクは最長で8mぐらいあったはず。
508 ◆S9rdhph7bE :04/10/18 01:44:10
>>504
406氏がオリンピックのイギリスを GB としたのは合ってるよ
オリンピックは各国オリンピック協会ごとの名称です
イギリスでは GB (Great Britain) を使ってるよ
BBC のサイトを Team GB で検索してみそ

それからBritain は地理的名称でもある訳で
British は「ブリテン島の」と言う意味ですよ
なんでもかんでも政府の意図が感じられるなど、深読みしない方がいい
むしろ UK の方が非常に政治的です(正式名称の略語だから当然だが)
509≠504:04/10/18 02:06:55
≠504
イギリスでの
GB (Great Britain) とUK(United Kingdom)の使い分けは、
どんな場合にみられ、そこには、
どんな区分基準を読み取れるでしょうか?

あるいは、単にどちらかの方が古風に格式張ったという程度かもしれませんが。
510 ◆S9rdhph7bE :04/10/18 02:12:15
>>508
訂正
406氏ではなく >>466氏ですた


補足
今の4地域に分かれる前の、ローマ帝国の前の、なんて言うときに
そこに住んでいた人はBritishとしか言いようがない
現在もブリテン島に住んでいる人はBritishであるわけです
現在では4地域に分かれているので
British を自分のアイデンティティーとして考えるかどうかは個人によって違う

>>504
>国家としての統一を意識的に行おうとする政府の思惑
それを意図していた時期はとっくに終わってます(保守党衰退の背景の一つです)
現在の英国政府が British という言葉とともに使っている概念は
"Multi-Cultural, Multi-Ethnic Britain" であって
UK を構成する4地域の統一のことではないですね
スコットランドやウェールズに近年出来た自治政府は Devolution の体現です
むしろ British ではなかった新来者(移民)をふくめた「新しいイギリス」のことを
British と呼ぶイメージ戦略を英国政府はとってます
511 ◆S9rdhph7bE :04/10/18 02:24:10
>>509
510 に書いたことが答えの大半ですが
政府文書で連合王国全体をさすときには間違いなく UK でしょう
UK に住む人は British としてくくられています(もちろん移民ふくむ)
GB はもっと一般名詞として使われてます
例えば洗剤などの商品は同じ箱でヨーロッパ中で売ってるので
箱の裏には「GB」のサインの後に英語で説明文が
(Fの後にフランス語、E の後にスペイン語)
国内法はスコットランドや北アイルランドは違うので
そういう場合は地域が限定されて使われます
512アクィラ ◆0fUIPC892c :04/10/18 02:26:30
>>510
「想像の共同体」としてのBritishについては、
理解できたと思うのですが、
近年の「ケルト」運動については、
英国政府は、どのような立場をとっているのでしょうか。
EUとの兼ね合いもありそうで、
よく分からないのです。
513=509:04/10/18 02:48:49
>>511
レスありがとうございます。
政府と言うか当局が使う公的用法の場合のお話はよくわかりました。

>>510で書かれてる>現在では4地域に分かれているのでBritish を自分のアイデンティティーとして考えるかどうかは個人によって違う
についてですが。

Britsとか、Brits Spilits、といった類の口語的表現の存在から、イングランド(←狭い意味のです)人が自分たちの自称としてBritishを用いる慣用はあったと思うのですが。
つまり、私的用法としては、他地域の住人がスコッツやアイリッシュと自称するような局面でイングランド人がBritsを称することは普通にあったように思えるのですが。
こちらについてのご意見はいかがでしょうか?
514 ◆S9rdhph7bE :04/10/18 02:53:47
>>512
有り体に言ってしまえば英国政府はどのような立場もとってないと思われ
(私が知らんだけならスマソ)
っつか、政府として対応出来るとも対応する必要があるとも思えないけど
たとえば Cornwall の独立運動がひどくなったとか
Bretagne がスコットランドと合併したいと思ってるとかw
そんなこと全くない訳でw
スコットランドとウェールズは自治議会もらって妙に落ち着いてしまったしねえ
実際の国家政策に深く関連してるのは北アイルランドの問題だけですから
これは近年のいわゆる「ケルト問題」とは直接関係ないからね
そもそもローマ以前のブリテン島にいたのがケルトかどうかも怪しいしなあ
人々の先祖探しの一環としては面白いけどね(最近ほんとに流行ってるよ genealogy)
この辺りで退散
515アクィラ ◆0fUIPC892c :04/10/18 02:57:48
>>514
どうもでした。
近年、「ケルト」も近代の創造だとか、
そうでないとかいった論争があるらしいと、
何か(多分EUがらみの本)で読んだので、
EUとの距離感が微妙な英国は、
どうしてるのかな、と思ったのです。
駄レスで失礼しました。
516 ◆S9rdhph7bE :04/10/18 03:02:40
>>513
質問にだけお答えして
>私的用法としては、他地域の住人がスコッツやアイリッシュと自称するような局面で
イングランド人がBritsを称することは普通にあったように思える

いまも十分あり得るでしょうが、
これは English のひとが British とはイングリッシュの別名だ、との意識で使ったとは思えない
むしろ対決色を和らげ We の語感を出したいがために
あえて English を避け Britishを使ったと考える方がいいかなって気がしますね
Scotish や Irish に対峙して English と言ってしまえば
抜いた刀をおさめるために後々苦労もするだろうと
それと今の世の中、どの English にもScots やIrish の親戚の一人や二人いるからね

それでは質問スレなんでこれ以上のお邪魔は避けます
517世界@名無史さん:04/10/18 12:24:56
Great Britainってどこら辺がGreatなんですか?
ただのBritainがどこかにあるのでしょうか
>>491
長篠の合戦(1575年)については、
http://mltr.e-city.tv/faq11.html#長篠
なので、世界史的に見て、ことさらエポックメイキングな出来事だったわけではありません。

チャルディランの戦い(1514年)は、
当時、アナトリアや東欧に根を張っていたオスマン・トルコ帝国(スンナ派)と、
イランで勃興しつつあったサファヴィー朝(シーア派)とが、中東の覇権を巡ってイラン高原で激突したものです。
http://mltr.e-city.tv/faq02.html#チャルディラーン

配下にトゥルクメン系の遊牧民(=騎兵)を多く抱えているサファヴィー軍に対抗する為に、
トルコ軍のセリム1世は一計を案じます。
セリム1世は中央に自らとイエニチェリ、左右にアナトリア、バルカンの騎兵を配置、
それぞれの隊列の前に銃砲兵を展開させます。
さらに敵騎兵の突進を食い止める為、障害物として車やラクダが並べられ、
大砲自体もお互いが鎖で繋がれました。
最終的なカモフラージュとして、囮の騎兵が最前列に陣取ります。

戦いが始まると、敵軍の突撃に合わせて囮の騎兵は左右に逃げ散り、
その後ろから現れた砲列が、圧倒的な火力を浴びせかけ、即座にサファヴィー軍は壊乱します。
左翼のみサファヴィー軍の長、シャー・イスマーイルの奮戦によって苦戦しますが、
それも中央からイエニチェリが救援に駆けつけるまでのことで、
イスマーイルの負傷によってサファヴィー軍は総崩れとなり、戦いの趨勢は決しました。


…長篠より遙かに洗練されてるかどうかは知らん。
519世界@名無史さん:04/10/18 16:35:52
>>517
あの辺りの島々をまとめてブリテン諸島と言う
その中で一番でっかい島だから GB
520世界@名無史さん:04/10/18 17:23:43
>>518
百年戦争の英軍と仏軍と似たような感じだね。
521世界@名無史さん:04/10/18 17:27:53
シュリーマン旅行記 清国・日本
の英語版は無いでしょうか?
ドイツ語版はある様なのですが…
http://www.amazon.de/exec/obidos/ASIN/3883961191/buyfromamazon-21/ref%3Dnosim/302-4827554-2759236
522世界@名無史さん:04/10/18 17:43:23
523世界@名無史さん:04/10/18 17:54:35
>>522
いえ、それの英語版が欲しいのですが
524世界@名無史さん:04/10/18 19:24:16
もしかしたらフィクションかもしれませんが、前々からずっと気になっていた話があって
質問します。

昔、どこかの国の王様は、農民や奴隷の反乱を抑える為に、定期的に不満分子を
集団で、とある小屋に閉じこめて、唐辛子の煙で燻したそうです。
そうすると、人々は目も見えず呼吸もろくにできず、小屋のなかで死ぬような苦しみを味わう
のですが、死者が出ない最大限の苦しみを与えるタイミングでおもむろにドアを開け放ち
ます。すると、そこには新鮮な空気と綺麗な花々が咲き乱れ、今まで当然と思っていた風景が
桃源郷のように見えるのだそうです。
そのように定期的に人々の精神に介入することによって、反乱を抑えていたという話を
どこかで読んだのですが、どなたかこの話の原典をご存じないでしょうか?
検索エンジンで調べても、ヒントが少なすぎてよくわかりませんでした。

数年前から非常に気になっております。
525世界@名無史さん:04/10/18 19:27:49
>>524
帝政ロシアで良く使われていた方法だね。
526世界@名無史さん:04/10/18 19:51:49
>>525
迅速な回答ありがとうございます。
インカとかマヤの時代だと思っていたんですが、比較的最近の話なんですね。
googleで調べてもそれらしい話はでてこなかったのですが、それについて詳しく
かかれている書物などはあるでしょうか?
527世界@名無史さん:04/10/18 20:37:37
故中島らものエッセイで三回くらいそのネタを読んだ気がするなぁ。
そこではインカとかマヤでの話と書いてあったが。
528カラジチ ◆mWYugocC.c :04/10/18 22:24:17
>>517
小ブリテン=ブルターニュ。
ブルトン人が民族移動期に英仏海峡を渡って住み着いたブルターニュに対して、
ブリテン島を「大」ブリテンという。

ブルターニュってBritaniaのフランス化したものやね。
529世界@名無史さん:04/10/18 22:27:42
>>528
tigau
tiriita he ike

530世界@名無史さん:04/10/19 00:53:41
中近東のトイレというのは、昔は一体どんなものだったのでしょう?古代ローマは
水洗だったとか、そういう話は聞くのですが、イスラム世界ではどうだったかとか
余り聞いたことが無いのです。

やはり最初は砂に埋めていて、それから変化していったとかなんでしょうか。
時代別の変化等も教えて頂けると有り難いです。
531世界@名無史さん:04/10/19 00:55:17
>>528
>ブルトン人が民族移動期に英仏海峡を渡って住み着いたブルターニュ

はあ?
532世界@名無史さん:04/10/19 01:12:38
H・R・ロイン編の「西洋中世史事典」によると、

「6世紀頃までアルモリカArmorica として知られていたが、
先の2世紀間にブリタニアから人々が移住したことによって、
ブリタニア・ミノル Britania Minor
すなわち小ブリテンとして知られるようになった。」

>>528氏の記述は別におかしくないと思うけど。
533世界@名無史さん:04/10/19 03:12:28
tp://www.clair.or.jp/j/forum/forum/jititai/087/INDEX.HTM
> 紀元前6世紀には、ケルト系ガリア人がこの地にたどり着き、
>この半島をアルモール(海の国)と名付けた。
>その後、5世紀半ばにアングロ・サクソンによって大ブリテン島を
>追われたケルト人がこの地に逃れたときに、彼らはこの地を
>小ブリテン(ラ・プティット・ブルターニュ)と名付け、
>これが現在のブルターニュの呼称となっている。

他のページ回っても同じような説明だった。
>>528>>532は正しいのではないか?

534 ◆S9rdhph7bE :04/10/19 04:01:43
ブルターニュのブリトン人はブリテンから来たんですかね?
最近のケルトブリトンの見直し議論ではどうなってるんでしょうか
フランス側のことはよくわからんのですが
イギリス側では限りなく玉虫色の記述ばっかりなんで諏訪
Channel の両側は無関係の人々ではないかってのもどっかで見ました
長いんで次スレ
535 ◆S9rdhph7bE :04/10/19 04:03:50
つづき

http://www.nationmaster.com/encyclopedia/Bretagne
引用長くて申し訳ないが、どうもアングロサクソンに追われたと書いてるのは
ブリトン人側の記述のようで ↓
Around 500 AD, the Roman troops were withdrawing. Some British authors
(Nennius, Gildas) mention Britons fleeing to Armorica to escape the invading
Anglo-Saxons and Scoti. These Britons gave the region its current name and
contributed to the Breton language, Brezhoneg, a sister language to Welsh
and Cornish. (Brittany used to be known in English as Little Britain to
distinguish it from Great Britain - the street in London called Little Britain was
the location of the embassy of the Duchy of Brittany).

しかも WW2 以前はブリトン人はアングロサクソンに追われたとされたが
戦後はアングロサクソンの支配下で吸収されたとの説が確立したと ↓
Prior to the Second World War, it was believed that the Anglo-Saxons had been
driven the Britons into Wales, Cornwall, and Brittany and wiped the survivors.
After the war, the view that the Anglo-Saxons had absorbed the Britons took hold.
http://www.nationmaster.com/encyclopedia/Briton

どんなもんでしょうか
昨夜の British を巡る話とも関連するんでどなたかご教示を
フランス側の研究にお詳しい方はおられないでせうかね?
536アクィラ ◆0fUIPC892c :04/10/19 04:18:54
去年、山川から出た、
『歴史としてのヨーロッパ・アイデンティテイ』に、
原聖という人が、
「精神史としての起源史―ブルターニュにとってのブリタニアとケルト」
という論文を書いてたので、
その人から遡ったり、
ぐぐったりすれば何か出るかも。
537 ◆S9rdhph7bE :04/10/19 04:38:18
>>536
Thanks

英語の歴史サイトでは
ブルターニュのブリトン人はブリテン島側から渡った人々と
はっきり書いてあるものほとんど見たことないもんでね
説としては古くなってるのかな、とか思うんです
Norman Davies を読み返すことにしますが
フランス側のサイト(フランス語)を紹介してもらえると助かるんだけど
別に急いでないんで、どなたか目についたら教えてくらはい
フランス語の本は Web 翻訳使えないんで、サイトの方がいいっす(わがまま)
538世界@名無史さん:04/10/19 04:46:49
http://www.franceinformation.or.jp/bretagne/bre.html
フランス政府観光局
>5世紀にそのイギリス(ブリタニア)から移住したケルト人がブルターニュを
>開拓したころにはこの地方も「ブリタニア」と呼ばれ、
これでも疑うならまあしょうがないな。
539 ◆S9rdhph7bE :04/10/19 05:00:05
>>538
ありがとん、でも観光局の資料はちょっと・・・

疑うというかケルトを巡る過去の論争はじつはかなりうさんくさく
なんかのプロパガンダ臭がすると言うのがだんだん定説なもんで
4-5世紀の大ブリテン島のことは一応かなり闇の中なんだよね、一次史料も多くない
それなのにブレトン人の行方だけはっきりしてるのはおかしいと思っても見たり
ま、気長に勉強しますわ
540アクィラ ◆0fUIPC892c :04/10/19 05:24:22
>>537=539
怪しいというのは、
読んだり、聞いたりしたのですが、
本職でないので詳しくありません。
ましてや、仏語となると...
>>515で書いたことにも絡みますが、
イギリス側の方は、『ケルト』
研究レヴェルと政治レヴェルの混在が問題になっているらしい。
それに関することが、
南川高志『海のかなたのローマ帝国』岩波に仄めかされてたけど、
ホントに仄めかされてただけの気も。
541 ◆S9rdhph7bE :04/10/19 05:49:16
>>540
私も門外漢です
>研究レヴェルと政治レヴェルの混在
これが何を意味するのかわからないですが
なんかパン=ヨーロッパに誘導する底流があるのかもしれん
ブレトン人がブリテンに来た、のようなことも見たことあるし(移動の矢印が逆)
ようわからんで砂
542世界@名無史さん:04/10/19 11:03:07
現代フランス人は、一般の人が考える祖先フランク人の末裔である事を嫌って、
ケルト人の子孫であることをアピールするらしい。
ので、最近の傾向として、フランス人は、フランス人=ケルト人説を唱えたがるらしい。
543世界@名無史さん:04/10/19 11:50:19
フランス人を構成するケルト人、ラテン=ローマ人、フランク=ゲルマン人、その他の
割合はどのくらいなんだろうか。
544世界@名無史さん:04/10/19 11:56:14
いろいろ説や政治的立場があるのはわかるが
質問スレなんだから「通説」を紹介するのが王道だろ。
>>528とそれと類似する説の賛同者の説は一応仏国政府の
公式見解及び現時点での学者の大多数が支持するものなの
だから、これ以上の議論はこのスレでは無用。
545世界@名無史さん:04/10/19 12:25:14
>>544
「異論がある」程度の紹介ならありだと思うけどね。
議論スレじゃないから、続きは別にスレ立ててやってって感じかな。
546世界@名無史さん:04/10/19 12:31:48
>>545
異論を紹介するのが悪いなんて言ってないでしょ。
わざわざ「」つけてるでしょ。
通説王道、奇説や新説はおまけぐらいでいいでしょ。
だいいち、>>528をチャカしてるのは説にもなってないでしょ。
547世界@名無史さん:04/10/19 12:51:38
近頃、古代ローマ史にはまっていろいろ読み漁っています
その中でユリアヌス帝が周りの兵士にあおられて正帝につく場面があります
その時に古代からの形式に則って部下が支える楯の上に乗って
玉座まで行進する、見たいな記述がありました
調べると他の皇帝もたびたびやっていることみたいなのですが
この場面が映っている映画とか漫画とか絵画とかはないですか?
機動隊の楯みたいなのの上に立って行進する皇帝というのを見たいのですが
548545:04/10/19 13:55:56
>>546
落ち着け。別に君を茶化すためにレスした訳じゃない。
あくまで一般論だ一般論。

> 質問スレなんだから「通説」を紹介するのが王道だろ。
> 〜中略〜議論はこのスレでは無用。
とあるので、誤解を生じたり変な言いがかりがついたらやだな、と思ったから
補足しただけ。

もう1回言うが落ち着け。
549≠546:04/10/19 14:16:16
「通説」のふりした偏った「異説」が断りなしに出ることもあるからなー。

質問スレでなく、普通のスレなら読んだヤツが判断しろ、になるとおもうが。
悩ましいとこだ<議論はこのスレでは無用
550世界@名無史さん:04/10/19 16:34:57
>>544
>一応仏国政府の公式見解及び現時点での学者の大多数が支持するもの
>これ以上の議論はこのスレでは無用

おまえは歴史板にいてはいけない
学問板から出て行け
551世界@名無史さん:04/10/19 16:44:36
>>548 >>550

どうせ544はこの板に最近はり付いた糞ウヨだろ。
公式見解とやらは水戸黄門の印籠だと思ってるヴァカ。
放置汁!
このスレでの議論は程々には賛成だが。
552世界@名無史さん:04/10/19 16:54:37
>>544 はあきらかに >>528 カラジチ。
普通は議論に加わるのに、ぴたっと消えて名無しになった。
553世界@名無史さん:04/10/19 17:16:12
きちんとした公式見解と定説があっても議論は無駄にならないと思う。
他にどういう説があるのか、という点も明らかになるし、
補足説明とか周囲の状況なんかも知る事ができるし。
554世界@名無史さん:04/10/19 17:20:17
定説だって未来永劫定説だとは限らないし。
555世界@名無史さん:04/10/19 17:24:12
>>554
天動説のようにな。
556世界@名無史さん:04/10/19 17:50:25
英語文書のケルトが怪しげだと言う>◆S9rdhph7bE はあながち的外れでもないかも。
ストーンサークルやら文様やら何やら、何か言えばケルトケルトと
アメリカ発の新興宗教New Ageが一枚噛んでケルトを布教に使っているから。

と言うようなことは「通説」「王道」だけでは目にすることもないだろう。
通説王道の百科事典だけで事足りるのでは研究者は必要なくなる。
557世界@名無史さん:04/10/19 18:02:51
ドイツの最高裁でも判例がでています。これは定s(ry
558世界@名無史さん:04/10/19 18:54:38
>>544

仏国政府の公式見解って(* *)
おまえ歴史は国家が決めたのが正しいってか?
おまえにこの板の回答者やる資格はないぞ
559世界@名無史さん:04/10/19 19:17:29
李王朝期の男の朝鮮人が被っていた、麦わら帽子のような形をした冠の名前は
なんというのですか?
560世界@名無史さん:04/10/19 21:11:29
イスラム世界にカリフってまだいるんですか?
561カラジチ ◆mWYugocC.c :04/10/19 21:22:11
うわー……

>>552
違います。>>531見てから寝ましたから。

というのはともかくとして、私の典拠は山川新版世界各国史の『フランス史』、pp.055-056です。
「五世紀に苛烈さを増したピクト人、アングル人、サクソン人など大陸のゲルマン部族のブリテン等への
侵入は、いわば難民として大量のブリテン人をアルモリカ半島へ追いやる結果となった。こうしてアルモ
リカはブリテン人の土地となったのである。」
私は政府見解は信用しません。主に興味のあるバルカンで、政府見解なんか受け入れてたら何も出来ませんから。

>>560
1924年にカリフは廃止されたので、今はいません。
562世界@名無史さん:04/10/19 22:39:28
>>559
ガッ!

ではなく「カッ」と称するニダ
馬の毛で編んだ両班専用の冠ニダ
563犬童知遠 ◆tmc8JAPANo :04/10/20 01:27:28
《李朝実録》を電子掲載してるサイトってありますかね?
(ちょうど台湾中央研究院の二十五史みたいな感じで。)
564アクィラ ◆0fUIPC892c :04/10/20 05:41:00
>>560
ちなみに最後のカリフは、
オスマン朝のアブデュルメジト2世(在位1922-24年)

1922年に、アタテュルクが、
スルタン=カリフ制を分離させて、
スルタン制を廃止し、カリフ制は残したが、
結局、2年後にカリフ制も廃止し、
オスマン王家を国外追放したという次第。
565 ◆S9rdhph7bE :04/10/20 06:12:42
なんかいろいろあったようですが
イギリスに絡んだケルトの話でなんかあれば
イギリス
http://academy3.2ch.net/test/read.cgi/whis/1019965229/l50
に移動しますか?(ネタないけど)

>>556
New Age やストーンサークル信仰も「うさんくささ」の一因ではあるでしょな
一部の宗教の見方を常識だと思ってるような文章を多々見受けるもので

>>557
それはサイエントロジーのことでは?
彼らもケルトと何ら関わってるんですかね?
566水銀燈 ◆Z0gCIcNLWQ :04/10/20 09:45:29
567世界@名無史さん:04/10/20 13:32:52
インカ帝国9代皇帝パチャクティー・ユパンキと
アステカ帝国イツコアトル、アステカ宰相トラカエレルの
生没年、列伝教えてください
568世界@名無史さん:04/10/20 13:33:17
あれ?
569世界@名無史さん:04/10/20 14:35:09
イスラム世界における水道関係の資料、何か良い物はありませんでしょうか?
ヨーロッパのものならガール水道橋とか聞きますけど、中東の水道施設というのは
余り耳にしないもので・・・何か有名な遺跡とかあるんでしょうか。
570世界@名無史さん:04/10/20 15:21:02
>>569
あの、ローマ時代の水道橋であれば北アフリカや中東の地中海岸にも
山ほどありますが。(っつうか、北アフリカの水道橋は規模が大きい)

イスラム世界の水道設備だと、スペインのグラナダやイスタンブール(こ
れもローマ時代の遺物だな、そういえば)が有名ですな。
571世界@名無史さん:04/10/20 16:08:10
イスラム世界の水道施設と言えば、何と言っても各地のカーレーズでしょ。

まだ現役稼働中のものが多いから遺跡って感じではないし、
イスラム起源ではないので、アレかもしれないけど。

※起源については、いくつか説があるらしいけど。
※私的には、平地メソポタミア北部西寄りで開発され、アケメス朝時代から各地に伝播しだいした、の説が説得力あると思います。
572560:04/10/20 20:19:57
>>561
>>564
サンクスです
573世界@名無史さん:04/10/20 20:25:00
>>566
何気に水銀はいい奴だ
他のコテハンは犬童氏を無視して舐め腐っているのにな
574世界@名無史さん:04/10/20 21:29:39
古代エジプトの第X王朝って、どうやって分けるんですか?
血統の断絶かと思えば、第2王朝の最後の王フニの子スネフェルが第3王朝初代
だし、それなら第2王朝が続いてる事にしてもいいんじゃ??
575世界@名無史さん:04/10/20 21:30:01
笑えるジョークだね。
576例の170 ◆vBOFA0jTOg :04/10/20 22:00:47
>>569
平凡社「イスラム技術の歴史」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4582532209/qid%3D1098277034/249-1707584-9519523
全十一章仕立て、二〜三章に水道・灌漑・水車等の具体的な機構についての記述有り
577世界@名無史さん:04/10/20 22:04:36
>>574
プトレマイオス朝に使えた、伝統神官のマネトン(マネトー)という人がいまして、
この人が、王朝の命で『エジプト誌』という王朝史を編纂しました。

古代エジプト史の第X王朝は、伝統的にこのマネトンの区分を踏襲しています。
ですので、現在では、例えば「マネトンで、第24朝、第25とされてる二つの王朝は、
実際には同時期に別の地域に併存していた」などということが検討されています。

ちなみに、マネトンは彼以前から伝統神殿に伝わっていた王朝史伝承を元に『エジプト誌』を編纂したのだろう、ということになっています。
王朝の構成はほぼ同じな別の(もっと古い)王朝史のパピルスが知られているためです。
578世界@名無史さん:04/10/20 22:04:45
>>574
ヘロドトス『歴史』および神官マネトの『エジプト史』が基準。
時代区分の歴史やら問題点やらを詳しく知りたければ
近藤二郎『エジプト考古学』でも読んでみれば。
579世界@名無史さん:04/10/20 23:33:43
すいません。
ティグリス・ユーフラテス両河などの使い方で出てくる
両河って何て読むんでしょうか?りょうかわ?りょうか?素でわからん…
誰か教えて!
580世界@名無史さん:04/10/21 00:41:43
>>579
普通は「りょうが」でしょうが、決まった読み方なんて無いのと
違いますか?
熟語と言うには無理がありますから。
581世界@名無史さん:04/10/21 01:19:18
西ローマ帝国滅亡後、かつて人口100万を誇ったローマ市の人口は、500人あまりにまで減少したと聞き及びました。
残りの人はどうなったのですか?田舎に疎開したのですか?蛮族に虐殺されたのですか?
それとも疫病にでもなって全滅したのですか?
582世界@名無史さん:04/10/21 01:35:23
基本的には逃げる
583世界@名無史さん:04/10/21 03:33:07
>>581
ローマといえばパンとサーカスが有名ですが
これを(特にパン)定期的に供給できなくなれば
当然、人口は減少していきます。
金持ち層は重税や荘園の略奪などで没落していきますし。
ローマが世界の中心でなくなった時点から、緩やかな人口流出は
始まっていったと考えるのが妥当かと。
584世界@名無史さん:04/10/21 03:59:29
一億二千万人いる日本は世界の中心
585498:04/10/21 04:06:31
>>584
一億二千万人いる日本は世界の中心で愛を叫ぶけもの( ゚∀゚)
586世界@名無史さん:04/10/21 04:07:08
>>585
名前欄間違えた_| ̄|○
587世界@名無史さん:04/10/21 04:42:55
人口100万で世界の中心であったローマ
そして一千万人いる東京は現代世界の中心である。

実に論理的であり日本がすばらしいという答えに他ならない
588世界@名無史さん:04/10/21 05:21:28
お聞きしたいのですが、南フランスのヴェルフェイユの「百騎士」ってなんのことなのでしょうか?
589世界@名無史さん:04/10/21 05:51:54
なんの事だろうな 
590世界@名無史さん:04/10/21 08:37:12
イスラエルって
なんで2つの宗教の大切な場所が近くにあるのですか?
591世界@名無史さん:04/10/21 09:21:01
鬼畜のようなユダヤ人が天使のようなパレスチナの人々を
侵略し殺したから
592世界@名無史さん:04/10/21 09:22:29
ちなみにエルサレムはあらゆる意味でイスラム教の聖地として
大切にされてきた底に侵略してきたのがキリスト教やユダヤ教の
異教徒たちである。
593カラジチ ◆mWYugocC.c :04/10/21 09:35:34
>>590
2つじゃなくて3つの宗教(ユダヤ・キリスト・イスラム)の大切な場所が近くにあります。

理由は、簡単に言ってしまえば、これら3つの宗教が元は同じだったから。
キリスト教はユダヤ教の改革によって始まって、
ユダヤ教・キリスト教を踏まえた上でイスラム教が始まった。

ユダヤ教の聖典は旧約聖書(とタルムード)ですが、
キリスト教の聖典は旧約聖書と新約聖書、
イスラム教の聖典は旧約聖書と新約聖書とコーラン(クルアーン)です。
594590:04/10/21 09:40:58
むちゃくちゃわかりやすいです。
ありがとうございました。
595569:04/10/21 10:00:59
>>570氏 そうなんですか!中東に水道橋があること自体、初耳でした。しかも
そちらの方が大規模なものとは・・・イスタンブールは分かりませんが、確かに
グラナダのアルハンブラ宮には噴水がありましたね。

>>571氏 カーレーズと言うと、山からの水を地下水路で引く奴でしょうか?そう
言えば、歴史の授業で習った気がします。しかし随分古い紀元の技術なんですね。
伝達経路を探ると色々面白そうですわ。

>>576氏 資料本ありがとうございます。捜索してみます。他の技術も結構
興味深いですね・・・ていうか魚雷て。
>>590
ことの始めに、パレスチナにはユダヤ教徒(人)が集まって住んでいました。
ユダヤ教は同地を発祥とする宗教ですから、それに纏わる史跡がたくさん存在しますわね。
中心都市であったエルサレムは当然、彼らにとって聖地となります。

ローマ時代まで下ると、「ユダヤ人の」イエスが宗教改革を主張しますが、
異端を嫌った保守派によって処刑されます。
が、その意志を継いだ弟子たちがキリスト教を興します。
イエス(とその一行)はパレスチナの地をあっちゃこっちゃ歩き回ってましたので、
やはり同地にはキリスト教に関する史跡が数多く見られます。
特にイエスが十字架にかけられたエルサレムは、最上級の聖地となりました。

もうちょっと後に、アラブ人であったムハンマドがアラビア半島における部族社会の改革を目指し、
既存のユダヤ教とキリスト教をパク…参考にして、イスラムを興します。
お馴染みの礼拝も、当初はエルサレムの方を向いて行われていました。
(ユダヤ教徒の反発を受けてメッカに変更)
のち、ムハンマドが昇天する際にエルサレムから上ったという伝説ができたことで、
矢張りイスラム教徒にとってもアル・クッズ(イスラム名)は聖地となります。

というわけで、パレスチナには唯一神関連の聖地・史跡がごっちゃになって存在しています。
中には同じ史跡を宗教ごとに違う意味をもって捉えてるものもあったり。
三宗教の信者たちがお互いに敵対するようになってから、
自勢力の支配下にある史跡への異教徒の訪問を妨害するようになり、
やがて血で血を洗う抗争へ発展し、現在に至ります。
597世界@名無史さん:04/10/21 14:16:17
>>581
>>582さんや>>583さんが言うように流出も大きいでしょう。
特にコンスタンティノポリス遷都以降。イタリアの中心も
ラヴェンナなどに移りました。
それと、疫病による人口減少もあったでしょうね。
蛮族支配になって、公衆入浴施設が機能しなくなったりして
衛生観念が退歩し、疫病がより流行しやすくなったことでしょう。
それでなくても当時のローマは、蚊が媒介するマラリアの
流行地域でした。
598世界@名無史さん:04/10/21 14:50:15
>>596
協定だか、暗黙の了解だかで、お互いの聖地は壊さない事になってるらしいね・・・
いつか過激派が問答無用でぶっ壊しそうだけど。
599世界@名無史さん:04/10/21 15:53:11
>>593
イスラム教はコーランが唯一無比の聖典で、旧約・新約聖書は
それ以前の預言者の言を記録した書である事を認めて
啓典の書とするんではなかったでしたっけ?
ゾロアスター教や仏教もこの啓典の民とされてる所から考えて
全然、敬意を感じていないと考えても良いんじゃないかと思うけれど。
600≠593:04/10/21 16:02:39
>>599
イスラム教側の啓典の民に対する意識は、
「偶像崇拝の徒より、はるかにまし、ただし、神の教えを勘違いしてる人達」てとこ。

敬意を感じてるわけではなく、どちらかというと優越感を抱いてるけど、親しみは持ってる、って微妙な線。

この辺は旧約、新約についての扱いをみると示唆的で、イメージし易いかも。
[伝統イスラム教的啓典の民理解]
ムーサ(モーゼ)は偉い預言者だ。そんな偉い預言者が、神の教えを一民族にだけ限るって伝えるなんてこと命じるはずがない。ユダヤ教徒は間違っとる。

イーサー(イエス)は偉い預言者だ。そんな偉い預言者が、自分を神の子だなんて言うはずがない。キリスト教徒は間違っとる。
601世界@名無史さん:04/10/22 05:18:41
質問ですがロマノフ王朝の、特に王室内の事柄についての詳しい資料ってありますか?
602永遠の青 ◆pkFA3D428. :04/10/22 06:51:32
>>601
御希望に添えるかどうかは保障しかねますが、
下記のサイトがロマノフ朝史を知るには良い資料になると思います。

http://www.educ.cc.keio.ac.jp/~te04811/page1-1.htm
603世界@名無史さん:04/10/22 22:07:51
・ドイツが国際連盟にいつ加盟したか教えてください。
 有澤廣巳『ワイマール共和国物語』の1926年9月3日から林健太郎『ワイマル共和国』の9月10日までまちまちなんです。
・ドイツの脱退通告についても本を読むと軍縮会議の件とごちゃまぜにしてるようなので、それぞれの正確な日付をお願いします。
・脱退にはたしか猶予期間が2年必要なので、ドイツが実際に脱退するのは1935年になるはずですが、この認識で間違いないでしょうか。
604世界@名無史さん:04/10/22 22:55:08
ポーランド侵攻を口実としてドイツに宣戦布告した
イギリス・フランスですが半分占領したソ連にはなぜ
布告しなかったのでしょう?
また国内ではソ連にも布告しようといった世論はなかったのでしょうか?
605世界@名無史さん:04/10/22 23:14:07
ソ連は難民の保護に行っただけで何も悪いことはしていませんから
606世界@名無史さん:04/10/22 23:23:01
ギリシャ神話には、勇者ペルセウスがエチオピアの王女アンドロメダを救う逸話があります。
ここでいうエチオピアの王室は、いわゆるエチオピア皇室と同じですか?
607世界@名無史さん:04/10/23 00:13:03
>>605
釣るなw

>>604
英仏は別に正義の味方じゃねえし。
608世界@名無史さん:04/10/23 00:24:35
>>606
ソウデスヨ
だから、アンドロメダ女王は黒人なんだよ。
って言われて、れいしすとじゃない俺でもそれなりにショックだったんだが、
上層階級は白人だった可能性は普通にあるんだよな。
609アクィラ ◆0fUIPC892c :04/10/23 01:12:46
そんな貴方に、お勧め。
『黒いアテナ』
高いので、私は買ってないがw

ギリシャ文明が白人文明としたのは、近代の所産だそうです。
詳しいことは、関連スレで。
610世界@名無史さん:04/10/23 01:45:54
>>609
これはまた発火性の高い書物をw
611世界@名無史さん:04/10/23 02:26:38
>>604
両方相手にすると絶対勝てないからです。
相手にどんなに無法なことをされても勝ち目のない戦争をはじめる国は馬鹿。(相手から自国に仕掛けてきた時は別)
フランスはソ連に宣戦する気があったようですが、英国に止められました。
612601:04/10/23 02:53:11
>>602
どうも、ありがとうございます。
613世界@名無史さん:04/10/23 03:28:22
『黒いアテネ』のスレあったんだ。
614受験生:04/10/23 05:24:08
世界地図の白地図を無料でプリントアウトできるようなページを知ってる人がいたら教えてください。
ちなみに必要なのは西アジア周辺です。
615世界@名無史さん:04/10/23 05:35:42
616受験生:04/10/23 05:36:58
>>615
ありがとうございました。
勉強頑張ります!
617アクィラ ◆0fUIPC892c :04/10/23 09:43:44
>>613
誤解を与えたみたいで、すみません。
>>610氏の、ご指摘通り、
問題点もある本なので、
書籍系、ギリシア系の不活性スレの活性化&
質問スレの荒れ防止にと思ったのですが。
618世界@名無史さん:04/10/23 16:11:42
>>611
勝ち目の無い戦争をする国というとだいにほ・・・・・
619世界@名無史さん:04/10/23 17:42:33
ササン朝が簡単にイスラムに滅ばされた理由を教えてください。
ローマとの闘いを見ているとかなり強そうな国に感じるんですが。ただイスラムが強すぎただけですか?
逆にビザンツが滅亡しなかった理由も教えていただけると幸いです。
620世界@名無史さん:04/10/23 17:46:22
>>618
確かに、アホな首脳部が開戦を決意したのは確かだが、
第二次大戦は明治維新からの富国強兵政策の流れだったからしょうがないよ。
621世界@名無史さん:04/10/23 17:58:15
>>604
ガイシュツですが、フランスはソ連侵攻作戦を計画しています。
当時の仏政府はガチガチの反共でしたから。

内容はフランス中近東軍がカフカスへ侵攻し、モスクワを突き、北方から来たフィンランド軍と握手しようというもので、
壮大を通り越して妄想に近いものでした。
これを聞いた英国は呆れてまともに相手にせず、計画は立ち消えになっております。
622世界@名無史さん:04/10/23 18:00:40
>>620
でも明治の元勲たちだったら、ああいう選択はしなかっただろうなあと思ってしまうのは負けた側のヒガミか。
個人的には今のお気楽なニッポンも嫌いじゃないからいいんだけどさ…
623永遠の青 ◆pkFA3D428. :04/10/23 18:05:21
>>619
>ササン朝
ホスロー2世の死後、政局が不安定な状態が続いていました。
また、ビザンツとの抗争でもかなり消耗していました。
つまり、イスラム侵入以前から衰退への道を歩んでいたんです。

>ビザンツ
運が良かったとしか言いようがありません。領土はどんどん食われていきましたし、
それでも本格的にやばくなると、安定させる人物が現れて命脈を保ってきました。
帝都コンスタンチノープルも何度もいろんな国に包囲されてますが、その度に撃退しています。
内紛と十字軍の裏切りで簒奪された時も、残存勢力が50年以上かけて帝国を復興しています。
624世界@名無史さん:04/10/23 18:15:19
>>619
運もあったのは確かだけれど、マンジケルトの戦いに惨敗するまでは
中世最強の軍事力を誇っていたから当然と言えば当然。
(資金力では滅亡寸前まで有数の大国だったのは蛇足か)
ただ内紛続きでどちらかというと、潜在力に近かったと言える。
シリア・エジプトの喪失は宗教上の対立もあって、あんまり防衛に意欲を
注いでいなかった。特にエジプトは現地の駐屯軍が頑張っていたのに
増援しなかったし。これから考えると戦略的撤退と見ても良いかもね。

この辺りはギボンのローマ帝国衰亡史のイスラムの巻を読むとよく分かると思うよ。
625世界@名無史さん:04/10/23 20:04:50
>>624
シリアを維持できなければ、エジプトもいずれは陥落するからね。
戦略的な視点から放棄したとも言える。

>>623
「運」だけでかたづけるのは歴史を学ぶ者としては問題があるのでは?
ローマは確かに内紛続きではありましたが、国家を支える三大要素の
残り二つ、軍事力と経済力に関しては充実していました。
また、「ローマ」の名が持つ影響力も考慮に入れる必要があるかと。
626世界@名無史さん:04/10/23 20:31:55
>>619
簡単な話しだ
アラーの教えがもっとも偉大である。
多神教徒は滅ばざるべきである。日本も股然りである。
627打通さん:04/10/23 20:35:06
>>621
すばらしいではないか
オロシャのゴロツキどもをおフランス打通作戦でとっぱひとからげに
一網打尽にしようという心意気がみてとれるではないか!
628打通さん:04/10/23 20:39:19
>>624
軍板の末席をあずかる我輩としてマジレスするとシリア、エジプトのような
戦略的に重要な拠点を維持できないなりつつあるところに衰退の萌芽が
見て取れるのだ!
629打通さん:04/10/23 20:43:53
>>620
富国強兵政策の流れでみるのはちょっとちがうんで無いかな。
対米戦争は中国大陸の権益の撤廃、南進策戦で占拠したインドシナの
権益放棄が肝だったが、明治時代には3国干渉によるリャオトン半島権益・
割譲の放棄という見方によってはもっとダメージの大きい政治譲歩を迫られて折る。
あれができてこれが出来ないというのはおかしかろう。
極東板や小林板はどうかしらんが、わしらはアレは避ける余地が大いにあったと
思うとる。

之は真理だから覚えとくとよい 勝てない戦争に意味など無い!
630世界@名無史さん:04/10/23 20:46:07
結局「イギリス人」を正式に英語で呼ぶときはなんといえばいいのだろ
631世界@名無史さん:04/10/23 20:48:03
Britishじゃない?
632世界@名無史さん:04/10/23 21:12:36
イギリス国籍保持者という意味であれば
British Nationals か UK Citizens となるだろう
Britons もある
633打通さん:04/10/23 21:24:06
>>623
イスラム以前から衰退の道つーと突厥やホワイト・フンが
攻めたり同盟したり滅ぼしたりで中の国も大変だな
634世界@名無史さん:04/10/23 21:33:56
現在のイギリスの人比率のうち一番多いのはブリトン人、アングロサクソン人、デーン人、ノルマン人のどれですか?

あと、現在の英国王室はノルマン人の子孫でしたよね?
635世界@名無史さん:04/10/23 21:38:55
ものすごい質問だ>>634
1000年前丸ままの人種構成で国勢調査やったら面白いだろう
Q: あなたの人種は何ですか?
1. ブリトン人 2. アングロサクソン人 3. デーン人 4. ノルマン人 5. コーンウォール人
6. ウェールズ人 7. ピクト人 8. スコット人 9. マンクス人 10. アイルランド系ケルト人

636世界@名無史さん:04/10/23 21:43:26
A.アトランティス人
637世界@名無史さん:04/10/23 21:51:02
B.朝鮮人
638世界@名無史さん:04/10/23 22:00:37
古典古代の先史研究の中でよく「海の民」の侵入後の混乱期を「暗黒時代」といいますが、
これは誰が最初に提唱した概念なんでしょうか?
あるいは混乱期の研究において自然に言われるようになっていったものなんでしょうか?
周藤先生の著作やその他の概説書をみてみましたが、誰によって、いつごろ、
どのような流れで提唱されたものかどこにも記述がなかったので・・・
ご存知の方がいましたらお願いします。
639世界@名無史さん:04/10/23 22:07:12
中国の言葉で、「にらまれた程度の恨みにすら復讐し、一碗の恩にもむくいる」
というような言葉があったと思うのですが、正確な本文をご存知のかた、教えてください。
640世界@名無史さん:04/10/23 22:10:04
>>629
そもそも、当時の政治に携わっていたメンバーが、
明治維新以来の連中レベルを維持できていれば、開戦されなかったと思っている。

あと、よく勘違いされるけど、日本ははじめからホワイトハウスに日章旗を掲げれるなんて思っちゃいなかった。
日本のやろうとした作戦は、真珠湾攻撃でアメリカの太平洋方面の軍事力を殺ぎ、
電撃作戦でアジア一帯を制圧して、和平に持ち込んで大東亜共栄圏を承認させるのが目的だった。
ミッドウェーの敗北でそれも無理になったが。
しかし、あれは偶発的敗北ではないのでこうなって当然だったとは思うが。
641世界@名無史さん:04/10/23 22:16:04
>>634
現在の日本の人比率のうち一番多いのは縄文人、弥生人、渡来系中国人、渡来系朝鮮人のどれですか?
あと、現在の日本皇室は朝鮮人の人の子孫でしたよね?

と同じぐらいぐらいお馬鹿な質問だよ
642世界@名無史さん:04/10/23 22:35:47
>>640
> 日本ははじめからホワイトハウスに日章旗を掲げれるなんて思っちゃいなかった。
誰も勘違いなんぞしとりゃせん。それでも勝ち目がないって話。
大東亜共栄圏構想も、どこまで本気だったのやら。
(結局のところ、石油の確保と中国での優越権確保が目的の戦争だからな)

>>641
少なくともウィンザー家は、ハノーヴァー公の家系の出だと言うことは出来るけどな。
643燃料班:04/10/23 22:39:15
日米開戦は避けれたでしょうか?
避けるには日本にどのような損失と利益
があり得たでしょうか?
644世界@名無史さん:04/10/23 22:42:38
>>365
ノルウェー人を忘れちゃイヤーン
645打通さん:04/10/23 22:42:49
>>629
明治期の参謀らであれば対米折衝で最終的に妥協したであろうという説には
同意。 というか軍板の基本的なスタンスがそういう説をとっているから
(無論異論もある。)

よく勘違いされるけど〜以降の話について

最終目標に日章旗をホワイトハウスにあげる事が可能だと考えている
人はおそらくまともな軍板の住民ならそういう事は考慮外であろうし
海軍の山本五十六自身も2、3年は暴れて見せるが、その後は保障しかねると
発言しており、帝国海軍の一般的な見解でもあった。
ただし、亜細亜地域を日本軍が制圧し既成事実を持って米英に和平を
持ちかけ事後承認しうるか否かについて陸海は認識を一致できていなかった。
局面打開において方策として北進論、南進論がまずあって陸海はそれぞれ
ソ連あるいは米国の実力を知悉している一方で陸軍が海軍を押し切り
対米戦に傾いたという側面がある。
ミッドウェーに関しては軍板で激論が交わされたが個人的な意見を具申するなら
結局は敵を事前に察知し適切な戦力を投入しうるシステム作りが出来なかった
事に尽きると思う。
太平洋戦争というのは基本的に点と線の戦いであり、まず敵を補足しえ
なければ話にならない。そして事前補足しうるシステムが全てにおいて
米軍の後塵を拝していた。故にミッドウェーでなくてもいずれは敗北していた
であろうと俺は見ている。
あれならまだしも対ソ戦の方がマシだったと個人的に考えているが
このスレはあくまでも質問スレであるのでこの辺りできりあげる事とスル。
646打通さん:04/10/23 22:45:56
>>643
俺は避ける事が出来たと思う。
なんどもいうが、勝てない戦争はしても意味が無い。
勝てる戦争を戦う事に意味があるのだ。
647世界@名無史さん:04/10/23 22:46:02
12月8日の開戦記念日の記念ってなんだろうと思ったことはないですか?
せめて『戦争を思う日』とか『平和を考える日』に改名したほうがいいと思います。

という考えは左寄りですか?
648世界@名無史さん:04/10/23 22:53:16
つーかさー、情報と補給が何より大事ってのは、
明治維新とか日露戦争でわかってたはずなのに何を忘れてるんだか。
って感じだよな〜
649世界@名無史さん:04/10/23 22:57:52
>>638
>古典古代の先史研究の中でよく「海の民」の侵入後の混乱期を「暗黒時代」といいますが、
>これは誰が最初に提唱した概念なんでしょうか?

どちらかと言えば19世紀の「混乱期の研究において自然に言われるようになっていったもの」と見たほうがいいと思います。
と言いますのは、この説の背景には、印欧祖語を使った種族の東方源郷説とか、印欧語派諸民族の大挙西斬説とかの
現在ではすでに廃れた(か、廃れつつある)19世紀的仮説がありまして。
例えば、ミケーネ人が南下し、ドーリス人、イオニア人、アイオリス人が逐次南下し、最後にトラキア人が南下した、というような壮大な物語の一環として、「海の民」の移動が言われました。

調べれば、学説史として誰が言い出して、誰が話しを大きくしたかということも当然言えるだろうとは思いますが。
19世紀当時、当然視されていたいくつもの大きな仮説を前提にしているため、単に「『海の民』の侵入後の混乱期を『暗黒時代』という」の字面から現在読みとれる以上の意味を、本来は担っていた説です。
ですので、現在となっては、すでに、学説史的な背景を追うことにあまり意味があるとも思えません。

ちなみに、いわゆる「海の民」についてはその実在性を否定する研究者もいれば、事実性は否定しないが規模をミニマムにみる研究者もいれば、また
「海の民」という呼称自体、異文化(エジプト)側から便宜的に呼ばれたもので、実態は異民族混交集団だった、とみなす研究者もいます。

主に考古学者の側に、「海の民」の実在に否定的だったり、その活動圏・活動時期を限定的にみる意見が強いです。
というわけで「『海の民』の侵入後の混乱期を『暗黒時代』と言う」との要約は最近言わなくなって来ている傾向と思います。
今でも「ミケーネ文化崩壊後の混乱期を『暗黒時代』と言う」とは言いますが。
650世界@名無史さん:04/10/23 22:58:15
>>647
記念って、remember の訳語だろ?
江戸時代にはなかったか、あまり使われていない言葉だと思う
remember は中立語彙だから、美化も罵倒もしてないよ
651世界@名無史さん:04/10/23 23:02:35
>>649
なるほど、thxです!!
652世界@名無史さん:04/10/23 23:46:10
民度という言葉を使うなと吠ざいていた香具師が以前このスレに定住していたが、
今TVで災害民度が問われると話していたね。

やっぱ今頃、放送局に民度なんていう言葉を使うなと抗議のメール(匿名電話?)をだしているのだろうか?
653世界@名無史さん:04/10/24 00:33:55
>>639
司馬遷「史記列伝」のハンショ伝にあった表現かと。


>打通さん
いやまあ君が開陳してる意見は軍板でもマジョリティなものであることは認めるが、
総意みたいな言い方は止めれ。荒れるもとだ。
654世界@名無史さん:04/10/24 00:48:00
青池保子のアルカサスの結末詳しく教えてください
655世界@名無史さん:04/10/24 01:25:29
暗黒時代っつーのは資料がないからだよ・・・・
656世界@名無史さん:04/10/24 01:26:10
>>647
少なくとも、記念していること(その日に開戦したこと)は
事実なので、建国記念日(その日に日本国が成立したのかよ?)
よりマシ。
657世界@名無史さん:04/10/24 06:46:28
厨な質問で、スンマセン。
安土桃山時代に来日したイエズス会士たちが、
「神」のことを「デウス」と呼んでいますが、
これはギリシア神話の最高神「ゼウス」が起源なのですか?

たしかフランス語でも「神」は「deus」でしたが・・・。
イギリス国営放送BBCによると、
街宣車で街を占拠する右翼の主張は天皇制復活、日本民族の国粋主観等だが、
実際の構成員は国粋主義者とは相容れない筈の韓国、朝鮮人、また天皇制と言う
身分階級の下では最下層に位置され最も身分制度の被害者であったはずの被差別
出身者で90%を占めていると指摘した。
韓日友好の右翼
http://www.mkimpo.com/image/yasukunix/2003/P8150003s.jpg
「日韓」でなく、「韓日」友好。
659世界@名無史さん:04/10/24 09:44:34
>>657
語源的に同じ。
>もっとも初期の研究から、インド・ヨーロッパ語の語根〔deiwos〕「天」が、「神」を意味する諸語
>(ラテン語〔deus〕、サンスクリット語〔deva〕、イラン語〔div〕、リトアニア語〔diewas〕、古ゲルマン語〔tivar〕)や、
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
>ディアウス、ゼウス、ユピテルといった主要神のなかに認められてきた。
エリアーデ『世界宗教史』I巻210ページ
660657:04/10/24 09:55:13
>659さん。
サンクスでした。
661永遠の青 ◆pkFA3D428. :04/10/24 10:15:14
>>639
范 ? 於 是 散 家 財 物 , 盡 以 報 所 嘗 困 ? 者 . 一 飯 之 コ 必 償 , 睚 ? 之 怨 必 報 .

原文まんまで載せました。
662消印所沢 ◆z3kTlzXTZk :04/10/24 13:11:09
 質問させていただきます.
 以下の文章の amphibious assault の適訳が見つからないのですが,世界史の
通例としてはどのように訳されているのでしょうか?
 現代戦の用語で言うなら揚陸侵攻になると思われますが,世界史用語のほうでは
どう翻訳されているのかが知りたく存じます.

----------------------------------------------------------
 イギリス軍は一八〇一年の三月八日に、エジプトのアブキールでフランス軍に
対して amphibious assault を仕掛けている。

 ここを守っていたのは、ナポレオンが一七九八年の夏にフランスから率いて来た
陸軍の生き残り部隊だった。イギリス軍はただちにこの部隊のヨーロッパとの
コミュニケーション(補給・伝達・交通)ラインを遮断し、最終的には
殲滅させている。ナポレオンは己にとって戦略的に不利な状況がヨーロッパで
起こっていることを察知し、一七九八年の八月にはフランスへひそかに
帰国していたのだ。

 よって、一八〇一年にイギリスがエジプトを攻撃したころには、そこで三年間も
ワインを飲み続けていたフランス軍の規律は乱れおり、とても戦闘で戦えるような
状況ではなかったのである。

それに加えて、彼らは特に無能な指揮官によって統率されていたのである。
結果的に、イギリスの強襲部隊は、エジプトにおいておよそ強力とは
呼べないような敵と戦うことになったのだ。その証拠に、フランス軍には
アブキールの浜辺を必死に守ろうという意思がなく、イギリス軍との戦いでも
大した働きができなかったのだ。
エジプトのフランス軍は、一八〇一年の九月二日に降服している。
663世界@名無史さん:04/10/24 13:21:01
文字どうり上陸作戦じゃないかな
664消印所沢 ◆z3kTlzXTZk :04/10/24 13:46:51
>663
 アドバイスどうもです.

 ただ,その前の文章に
> two amphibious landings and one amphibious assault
というのが出てきており,原文の著者は,区別をつけているようなのです.

--------------------------------------------------
Virtually all of the cases in modern history of
amphibious assaults launched against territory controlled
by a great power occured under the special circumstances specified above.
During the French Revolutionary and Napoleonic Wars (1792-1815)),
for example, the British Navy conducted two amphibious landings
and one amphibious assault into territory controlled by France.
Both landings ultimaly failed, although the assault was a succes.

 大国が支配している領土に対して行われた近代史におけるほぼすべての
上陸作戦というのは、すでに述べたような、特別な状況の時に起こったのである。
たとえばフランス革命とナポレオン戦争の間の時代(一七九二〜一八一五年)、
イギリス海軍は、フランスが統治していた領土に対して amphibious landing)を
二回、そして amphibious assault を一度だけ行っている。
 後者は成功しているが、前者は結局二回とも失敗している。
665カラジチ ◆mWYugocC.c :04/10/24 13:53:10
>>647
「記念」という言葉は、どうも良いことを記憶するという意味ではないらしいよ。

>きねん 0 【記念】
>
>(名)スル
>(1)あとの思い出として残しておくこと。また、その物。
>「卒業を―して植樹する」「―品」
>(2)過去の出来事への思いを新たにし、何かをすること。
>「―の行事」
(goo国語辞典)
良かったことにも悪かったことにも「記念」は使えるらしい。
666世界@名無史さん:04/10/24 14:53:25
>644
二つの失敗が何を指すのか推測できなかったのですが
(ツゥーロンとスペイン?共にイギリスが撤退)
amphibious landingは揚陸作戦、渡海作戦、(海を渡った)遠征
amphibious assault は強襲上陸、敵前上陸という意味なら
合うのでしょう?
667世界@名無史さん:04/10/24 14:55:25
amphibious landingが上陸であることは確定っぽいから、
アサルトのほうは、より攻撃色の強いもんじゃないのかなぁ。
上陸奇襲とかなんとか
668世界@名無史さん:04/10/24 15:33:50
神戸淡路大震災の時の英語学校で、衛星放送を見ていた遅番の先生から電話が入った。
「大変だ。神戸が燃えている。」
大地震に遭った不幸な隣人に同情を示す西洋人教師に対し、韓国人学生からは
「日本人はいい気味だ」「天誅だ」などという発言公然とされた。
日本人の血が混じる女性教師は怒りのあまり、その場で自分の出自を初めて明らかにしたと、
これまた日本人の妻をもつアメリカ人教師は激怒しながら、
「他人の不幸を喜ぶ韓国人は人間じゃない」
この日、地下鉄の新聞売りが「いいニュースです」と叫びながら、神戸の地震を告げる新聞を売っていた。

--------------------------------------------------------------------

ソースは「病としての韓国ナショナリズム」伊東順子、洋泉社
669世界@名無史さん:04/10/24 17:11:30
landingは普通にぞろぞろ〜と上陸してる感じがしますなぁ。
assaultは、前にsexualをつけると性的暴行、そのままでもレイプの意味にもなる事から分かるように、
対象に(暴)力を加えつつ突如として行うわけで、敢えて漢字を当てはめれば「襲」。
amphibious assault 上陸による襲撃・急襲とでもなるのでは。
詰まる所日本語訳としては強襲上陸作戦、急襲上陸作戦って感じですなぁ。
要はプライベートライアンの開始から二十分が”amphibious assault”。
670世界@名無史さん:04/10/24 18:28:21
文脈がわからないんで何とも言えないけど
for example, the British Navy conducted two amphibious landings
and one amphibious assault into territory controlled by France.
Both landings ultimaly failed, although the assault was a succes.


>>669氏の「急襲」と言う線もあるでしょうし
あるいは攻撃そのものの「規模」もあるのではないか
地理的に狭い範囲のピンポイント攻撃とかそんな感じかもしれませんね
http://thesaurus.reference.com/search?q=assault
671670 ◆S9rdhph7bE :04/10/24 18:30:29
ななしになってしまった、クッキーが変だ

672アクィラ ◆0fUIPC892c :04/10/24 18:36:04
>>657
フランス語で神はdeusとの書き込みがありましたが、
恐らく、dieu(pl.dieux)でなかったかと。
673世界@名無史さん:04/10/24 18:42:13
ラテン語で神様はdeus
674アクィラ ◆0fUIPC892c :04/10/24 18:46:51
>>659
確かに語源的には同根ですが、
ギリシア語で、
神を表す単語は、theos、
(あるいは、それに近いスペル。
記憶頼りなので、微妙。)
英語のtheo-cracy、theo-logyなどの語源ですね。

一方、Zeusは主神の固有名詞なので、一応は別物です。

ラテン語の神deusと、
ラテン化したZeusを表すIuppiterは別物と答えた方が、
>>657の回答としては、より厳密かと。
675世界@名無史さん:04/10/24 22:57:16
geoffjenkins 閲覧数 : 6

韓 : 日本地震は天罰 作成時刻 : 2004.10.24 15:12:50
お詫びをしないから地震が起きますね

ソース
http://bbs.enjoykorea.naver.co.jp/jaction/read.php?id=enjoyjapan_16&nid=920459&work=list&st=&sw=&cp=1
さーこれが、韓国人の実態です。
このスレッドの他にも天罰という韓国人がたくさんいます。
所詮、朝鮮人はこういう民族です。日本人は、目覚めてください。
676世界@名無史さん:04/10/24 23:34:12
孫子の兵法で有名な
孫ピン(孫武でない方)の書いた
孫ピン兵法を読めるサイトはありませんか?
孫武の方は岩波で読みましたし、孫ピンもその巻末付録にある
田忌の競馬の話と馬凌でのホウケンとの戦いを読んで他のを読みたくなりました。
677世界@名無史さん:04/10/25 00:05:36
>>659
ついでに、天主堂の【天主】も、デウスの当て字である、と聞いたことが(読んだことが)あるよ
(大陸の)中国のほうでつけられたみたい
678世界@名無史さん:04/10/25 00:39:18
当て字といえば当て字かもしれんが正確には訳語だろうね。
「神」ってのは中国では皇帝より格下だしたくさんいるので、
唯一神のありがたみがない。

そこで、天主という語を作った。
679世界@名無史さん:04/10/25 03:13:00
>>694
単純に敵前での上陸か否かで分けているとも思えるし、
上陸後、敵軍に攻勢に出るか否か、で分けているとも考えられるな。
フランス治下の領土へのamphibious landingはトゥーロンとブルターニュかな。
(半島戦争はポルトガルからスペインに進軍)
680世界@名無史さん:04/10/25 23:47:26
「日本は北東アジア共同体形成のため反省必要」

http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2004/10/25/20041025000027.html
 日本の東京大学の高橋哲哉助教授は25日、「日本が朝鮮半島や中国大陸を侵略し、被害を与えながらも、敗戦後に責任を明確にせず、北東アジア地域と日本の間に断絶が残った」と述べ、日本の反省を促した。


高橋助教授は韓中日と北朝鮮・ロシア沿海州を含む北東アジア共同体の形成と関連し、「日本は(過去の断絶を)克服していない状態で、歴史教科書や靖国神社参拝など、韓国と中国の間に(また違った)断絶をつくている」と批判した。

 高橋助教授はなかでも、「日本では死者を許すが、中国では許さないなど、死者に対する文化の違いがある」と前提し、「靖国神社参拝は北東アジア共同体形成において決定的に重要な問題であり、試金石」と述べた。
681世界@名無史さん:04/10/26 00:50:56
ちょっと前から一所懸命にコピペしてるヤシは何がしたいんだろう…
682永遠の青 ◆pkFA3D428. :04/10/26 01:07:21
ヒマなんじゃないですか?いくら貼っても自分の痛ささらけ出すだけなんですが…。
もう相当ヒマ+アホな奴か、ウヨを馬鹿と思わせるサヨの工作としか思えないですね。
683世界@名無史さん:04/10/26 01:51:03
永遠の青って死んだんじゃなかったのか
684世界@名無史さん:04/10/26 02:02:06
誠にくだらん質問で恐縮ですが
ソ連の末期の外相で(グロムイコの後辺り?)
凄い長い名前の奴がいたと思うんですが
どなたかご存知ないですか?
685永遠の青 ◆pkFA3D428. :04/10/26 02:48:43
>>684
シュワルナゼの後任のアレクサンドル・ベススメルトヌイフのことでしょうか?
確かソ連最後の外務大臣でした。
ソ連崩壊後の政変の中で政治生命を断たれ、表舞台から消えていきました。
その後は講演活動や平和活動をしてるみたいです。
686永遠の青 ◆pkFA3D428. :04/10/26 02:50:37
良く考えたら質問スレで下げるのも変ですね。あげます。
687世界@名無史さん:04/10/26 03:14:07
688世界@名無史さん:04/10/26 21:39:51
質問です

世界史の教科書に「大不況の1880年代」とあるんですが(ヨーロッパの話です)
原因とかどう不況だったのか書いてありません。

どなたか解説お願いします。
689世界@名無史さん:04/10/26 22:03:32
質問です。

なんで朝鮮人はあんなに惨めな歴史を持っているのですか?
僕が朝鮮人になってうまれてきたら自殺しますよ。
690世界@名無史さん:04/10/26 22:19:27
お願いします。
佐藤賢一の「双頭の鷲」を読んだんですが、双頭の鷲ってハプスブルク家の紋章ですよね。
フランスからオーストリアに流れていったんでしょうか?
どなたか双頭の鷲の紋章の歴史経過を教えてください。
691カラジチ ◆mWYugocC.c :04/10/26 22:24:20
>>690
小説?の「双頭の鷲」はわかんないんだけど、
双頭の鷲ってそもそも東ローマ帝国の紋章で、神聖ローマでも採用されたんじゃなかったか。
フランスとどういう関係があるのかの方が謎……。
692世界@名無史さん:04/10/26 22:28:45
>>690

双頭の鷲とはナチス発祥である。親政羅馬帝国から受け継ぎ
総統の鷲となってドイツの象徴となったのだ。
したがってドイツ起源
693世界@名無史さん:04/10/26 22:56:36
>>690
鷲の紋章(ローマ帝国)→双頭の鷲(東ローマ・ビザンツ)→神聖ローマ帝国→
スペイン・ドイツ・オーストリア・ロシアなどのヨーロッパの帝国

もともと、鷲はローマの紋章で、ローマ帝国が東西に分裂した時に東ローマ帝国
が東西ローマの融合の意味を込めて「双頭の鷲」を国章とした。
ローマ帝国の後継を自認する神聖ローマ帝国やさらにその後継を名乗るヨーロッ
パの各帝国が双頭の鷲を紋章として使用し、いつくかの国や王家で使われてたと
いうこと。ハプスブルグだけでなく、ロマノフ家も双頭の鷲を紋章としている。
また、双頭ではなくても、ナポレオンやイギリス王家など鷲を紋章としている例は
多く、旧オーストリア・ハンガリー帝国版図の諸国では、双頭鷲を国旗や国章とし
ている例が多い。
694世界@名無史さん:04/10/26 22:57:57
鷲VS熊→熊が勝つ
したがって韓国最強!
695世界@名無史さん:04/10/26 23:12:08
>>691-693
皆さん、とても分かりやすい説明ありがとうございます!

>>691さん
小説中、百年戦争で活躍したデュ=ゲクラン将軍がシャルル5世からその紋章を貰ってたんです。
それで何でだろうと思いまして。

疑問もスッキリ解決しました。
皆さん本当にありがとうございました!
696世界@名無史さん:04/10/26 23:17:35
避妊具の世界史を教えてください。
697世界@名無史さん:04/10/26 23:23:51
ドイツ騎士団って何なのか良く分かりません。支配国はドイツじゃないのに
ドイツってついてるし。そもそも騎士団とは当時どのような存在だったのでしょうか?
教えてください。
698世界@名無史さん:04/10/26 23:35:40
>>696
近世ヨーロッパで、魚の浮き袋から作られたコンドームが発明されたそうな。


今さらですが、「指輪物語」の世界のモデルは、ケルトやゲルマンですか?
699世界@名無史さん:04/10/26 23:36:45
>>688
>世界史の教科書に「大不況の1880年代」とあるんですが(ヨーロッパの話です)原因とかどう不況だったのか書いてありません。

1870年代半ば以降、一説に1873〜1896が「大不況」と呼ばれます(1929年以降の「大恐慌」とは別です)。

原因としてよく挙げられるのは、
a)海運業・鉄道網の発展により、世界各地の1次産品が大量にヨーロッパに輸入されるようになった⇒欧州1次産業が大打撃を被る
b)新技術導入競争による工業産品の過剰生産。

背景としては、旧大国と言える英仏に(主に工業分野の進展から)独米が追いついたこと。

「どう不況だったか」というのは、一言で書くとイメージつかみづらくなると思います。
まず欧州の1次産業は大打撃を受けた。
独米の工業化と並行し、それまでは、ほぼ繊維業と輸送業でのみ実現していた産業革命(初期産業革命)がいよいよ第二次産業革命に進展。
鉄鋼、化学、電気などの分野で次々新産業技術が実用化された⇒生産競争、価格競争も激化し、工業産品の過剰生産にも拍車がかかった。
さらに、株式会社のシステムが各国で発展。モルガン、ロスチャイルドなど大規模な国際金融資本も生れた。
各国で金融資本が株式売買を振興し産業資本の大規模化と集中化が同時に進行。

各国は保護貿易政策に転じ、独占資本(米国ではトラスト、独でカルテル)が生れる。
一方、英仏では、旧産業資本家と新産業資本との間で混乱も生まれた。
特に英国は、それまでの自由貿易主義から保護貿易主義に急激に転じることもかなわなかった。

結局、大局では、自営生産者の没落が多く、資本の集中が進む一方で工業化や労働力のだぶつきから労働賃金はどんどん安くなっていったってことですね<どう不況だったか

結果、従来から多くの海外植民地を有していた英・仏・露は、資本を植民地に投入して、勢力を拡大していく金融国家の態勢に進んだ。
急激に工業国化した米・独では、市場と原料供給地を求める海外進出が盛んになった。
こうして各国独占資本と先進国の国家利益が複合し植民地獲得競争が激化した。

※関係ないけど「中・高生質問スレ Part7」も活用よろしく
http://academy3.2ch.net/test/read.cgi/whis/1087410704/
700カラジチ ◆mWYugocC.c :04/10/26 23:51:33
>>696
SEXの歴史
http://academy3.2ch.net/test/read.cgi/whis/1055490933/
こちらへどうぞ。

>>697
ドイツというのは民族名と考えた方がよろしいかと。
宗教騎士団というのは、もともとは十字軍時代に巡礼者の保護や救護のために作られたもので、
ドイツ騎士団はもともとアッコンで病院をやっていたようです。
ドイツ騎士団の他にもテンプル騎士団、ヨハネ騎士団などが有名ですが、
どれも十字軍がダメになってしまうとシリアから追い出され、ヨーロッパのあちこちに散らばることになります。
一方ポーランドでは、キリスト教徒ではないプルシ人の侵攻に悩まされていたので、
マゾフシェ公コンラート1世がドイツ騎士団を招待し、ヘウムノ地方を代償にプルシ人の征服・キリスト教化を依頼します。
ドイツ騎士団はその一方で、神聖ローマ皇帝フリードリヒ2世から、
帝国の諸侯と同じ権利で征服地を支配して良いという約束を取り付けました。
で、1230年にヘウムノ地方に入り、ここを根拠にプルシ人を征服、1283年には全プルシの征服を完了しました。
おかげでポーランドの公たちは、今度はドイツ騎士団という勢力と延々争う羽目になりますが。

>>698
モデル、というとトールキンは怒るんじゃないかという気はしますが、確かにその辺の影響大きい気がしますね。
ギリシア神話のエピソードも取り込んでるんじゃないかという指摘を見たこともありますが。
701世界@名無史さん:04/10/26 23:59:59
>>697
詳しく知りたければ『北の十字軍』や『ドイツ中世後期の世界』(『阿部謹也著作集』10巻)を読んで。
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/4062581124.html
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/guest/cgi-bin/wshosea.cgi?W-NIPS=9970513281
702世界@名無史さん:04/10/27 00:29:24
昔、受けてたドイツ中世あたりの講義で、
先生がハインリヒ獅子公とアルプレヒト熊公って人物名を連呼してたことがあるんですが、
彼らの詳細をご存知でしょうか?
703世界@名無史さん:04/10/27 01:01:32
数十年前なら『指輪物語』を読んだというと
周囲から『金枝篇』を読めと言われたものだが
今時の若者は『指輪物語』を読んだ後何を読んでいるのかと
ふと疑問を抱いたオヤジがこのスレをみていたりする、、、
704世界@名無史さん:04/10/27 01:03:05
705世界@名無史さん:04/10/27 01:55:47
>>703
ゲド戦記
706消印所沢 ◆z3kTlzXTZk :04/10/27 02:04:58
 お答えくださった方々,どうもありがとうございました.
707世界@名無史さん:04/10/27 02:14:31
>>705
おれも見事にその流れに乗ってる(´∀`)
司書の人に薦められたから読んでみたけど、ゲド戦記は正直期待はずれだった('A`)
708世界@名無史さん:04/10/27 03:32:30
ベルガリアード物語
709アクィラ ◆0fUIPC892c :04/10/27 05:23:34
>>703
安田均に誑かされてマイクル=ムアコックに流れ、
その後、グイン・サーガ(栗本薫)に流れるというのは...
きっと「今時の若者」ではないのでしょう...切腹!!
710684:04/10/27 09:17:45
>>685-687
ご丁寧にありがとうございました。
ベススメルトヌイフでした。
711 ◆S9rdhph7bE :04/10/27 09:43:59
>>688
ヨーロッパ全体が不況だったかどうかは不勉強で私は知らないが
イギリスなら確かに不況でした。いろんな説明があるようなんですがね
いわゆるシクリカルな好況不況が交互にやってくるのがさらに悪化したものであるとか
サプライサイドの問題もあったようです
アメリカとドイツの工業製品との競争などが原因のようです

マネタリ的には ヴィクトリア均衡と言われる状況の後揺れとか、いろいろ
金本位制の問題もあるようです
投資がアメリカへ流れたこともあるようですね
(金本位制で紙幣が他国へどんどん流れるとどうなるんだろう?素朴な疑問だな)
マネタリについては経済板へ行って聞いてみて

それから不幸なことに同時期に天候不順による凶作がおこり
小作農が土地を捨てて都会へ出てきました(農業不況)
元々不景気の上にさらに余剰労働力(=失業者)が都市にあふれて
かなりヤバかったようですよ
712世界@名無史さん:04/10/27 14:53:05
帝政(インペリアリズム)と君主制(モナーキー)の違いて何ですか?
713世界@名無史さん:04/10/27 15:22:24
「帝政」は皇帝が政治を行うこと、
「君主制」は君主が存在する制度のこと。
関連はあるが、違いがどうのこうのと比較できるものではない。。
714世界@名無史さん:04/10/27 17:41:16
インペリアリズムは「帝国主義」であって「帝政」とは意味が違うだろ?
715世界@名無史さん:04/10/27 18:00:11
英語の辞書ではimperialism:「帝政」の訳語もあるにはある。
716世界@名無史さん:04/10/27 18:02:39
>>709
おっさん 今の温帯はひどいものですぜ
ラノベ板でたたかれまくっとる
そういう俺もグイン読者
717カラジチ ◆mWYugocC.c :04/10/27 18:10:41
>>703
『シルマリルの物語』『終わらざりし物語』(笑
ゲド読んでないなあ。
718世界@名無史さん:04/10/27 18:57:27
>>712

ごく単純に 帝政⊂君主制 の関係でよろしいかと。
719世界@名無史さん:04/10/27 20:37:32
世界史板できくべき質問かどうかわかりませんが・・・
「ホワイトアフリカ」と「ブラックアフリカ」って、何を基準に白黒にわけてるの?
白人が住んでるところと、黒人が住んでるところで?
720世界@名無史さん:04/10/27 20:46:03
はい
721世界@名無史さん:04/10/27 21:14:03
>>718 「帝制」ならそうだが712は「帝政」と聞いているのだよ。
722688:04/10/27 21:14:47
>>699
>>711
丁寧な解説ありがとうございます
経済って難しいんで理解が及ばないところもありますが
概要がわかってすっきりしました

教科書の説明だけだと、後発の米・独が工業生産で英を追い抜いたように
19世紀後半は「生産活動が活発で、列強が拡大していく好景気の時代」
という印象を受けてたんですがそうではなかったんですね。
723世界@名無史さん:04/10/27 22:43:27
>>721
はいはい、んじゃもう一度ね。

帝政 ⊂ 帝制 ⊂ 君主制

ということで、ひとつよろすこ。

つーか、帝国で皇帝が存在していて、帝政でなかった政治形態と
いうのは例があったっけ?
立憲君主制の皇帝ってのは、日本の天皇制くらいしか思いつかん
のだが。
724ゆか:04/10/27 23:14:20
世界史の課題で、次の英文の空欄補充をせよ、というのが出て悩んでいます。

宗教改革(Reformation)に関する教科書の英文のようです。2つの答えは
A: democracy B: individualismでいいのでしょうか。他の答えも入りそうな気がして不安なのですが。
Bにはliberalismも入りうるのではないかと思います。正しい答えがあれば教えてください。

The Reformation left permanent marks on Western Europe.
It strengthened the position of the middle class, which became
the basis of future (A) in the culture region. It also strengthened the growing feeling of (B).
The religion of a people became closely identified with the politics of their state.
Rulers were often suspicious of subjects who followed a religion different from their own or from that of the majority.
After the mid-1500s, Western Europeans began to refer to their nations as either Catholic or Protestant.
The Reformation also led to various changes on the part of Catholic Church.
725世界@名無史さん:04/10/27 23:15:21
ドイツ第三帝国にも大英帝国にも皇帝はいない。
726世界@名無史さん:04/10/27 23:19:02
イエナの戦いに敗北したのちプロイセンが行った改革について詳しく教えていただけないでしょうか??
727カラジチ ◆mWYugocC.c :04/10/27 23:22:46
>>725
大英帝国は、インド皇帝位を保持しとりましたが。
ドイツ第三帝国、は……
"das (dritte) Reich"って本当に「帝国」でいいのかね。
728世界@名無史さん:04/10/27 23:41:19
>>727
British EmpireのEmpireって「覇権国」って意味だと思うんだけど。
ローマ的な意味でしょう。インド皇帝位はあまり関係ない様な気が
します。

ドイツは…第三の「国」程度の意味しかない様な。
729カラジチ ◆mWYugocC.c :04/10/27 23:45:13
>>728
いやそうかもしれないけど、「大英帝国に皇帝がいない」は誤りでしょ?
730世界@名無史さん:04/10/28 00:55:22
帝国ってさーカイザーとかがいる制度上の国家だけでなく、
強くてでかい国って意味もあるような感じしないか?
731 ◆S9rdhph7bE :04/10/28 01:15:15
>>729
大英帝国は「皇帝がいない時期の方が長い」が正解に近いと思うけど?
732 ◆S9rdhph7bE :04/10/28 01:30:17
>>724
世界史の問題で英語の虫喰いは unfair だなあ、なんか変
まあともかくマジレスすると
16世紀のことを書いた文だとすると

>the position of the middle class, which became
>the basis of future (A) in the culture region

文化の世界で (in the culture region) とあるから democracy は入らないような
それに16世紀にはまだ「民主主義」の概念は未発達です

>the growing feeling of (B)
feeling 感覚、感性、気持ちだから 「個人主義の<感覚>」はこれまた変なような
リベラリズムなどは16世紀にはほとんど考えなくてもいいと思いますが

じゃあ何が入るのかと言われれば、わからないとしか言いようがないです
文法問題じゃないので選択肢ないのに正解は分からんよん
授業で(原典購読かなにか?)で似たような文章読んだんじゃないんですか?
733世界@名無史さん:04/10/28 01:46:15
世界史の通史を勉強するのにいい本ってありますか?
高校世界史の用語集程度の知識はあるんですが、もっと詳しい知識を流れとともに身につけたいのです

河出書房?の「世界の歴史」などが良いのかもしれないと思うんですが
いかんせん出版年が古いので、買うかどうか迷ってしまいます
734世界@名無史さん:04/10/28 02:13:16
>>724
Aの方は皆目見当がつかないけど、
Bは、confessionalism ないしは nationalism のような気がするな。

第4〜5文が、第3文のサポート・センテンスになってるような気がする。
まあ思いつきですけど。
735世界@名無史さん:04/10/28 02:19:54
culture regionって文化圏じゃないのか?
736世界@名無史さん:04/10/28 02:22:28
朝鮮戦争後南には米軍が駐留を継続したのに北からは中国軍が撤退したのってなぜですか?
737世界@名無史さん:04/10/28 02:38:57
>>736
中ソ論争が激化したため、ソ連寄りだった北朝鮮に
中国軍が居辛くなったから、だったような気がする。
738世界@名無史さん:04/10/28 03:34:49
>>733
個人的な意見ですが、河出の世界の歴史は、シリーズ通巻でのトータル評価、私は悪くないと思います。
確かに古いです。文庫化される前のハードカバー版刊行時期を結構古い。

しかし、読みようによっては、丁度、今あたり手ごろな古さのような気もします。
少し前の通説って、私のような非専門研究者にも読みやすいです。特に通史的に読むときにはシリーズ構成の意図が掴み易いと思います。

それから、少し穿ち過ぎの意見かもしれませんが。
近年の研究新動向と通説との異同というのも、少し古いくらいだと、丁度、一般読者にも分かり易いような気もします。
(例えば、新動向と旧説の異同についても、書きっぷりから判断つけ易いなど)

この辺の、通説(旧説)やら研究の新動向やらについては、新しい通史本買っても、結局、読み手の方でチェック入れてかなきゃいけませんし。
それやこれやで、「少し前の世界の歴史」というのは非専門研究者には割りとよいように個人的には思います。

追記:差しで口ではあるでしょうが。河出でいくなら「生活の世界歴史」も一緒に買っちゃって併読という手もありまして。
個人的にはお勧めしたいです。
739 ◆S9rdhph7bE :04/10/28 06:04:26
>>735
>文化圏
それもちらっと脳裏を掠めたけど
the culture region か、今ひとつわからん
定冠詞ついてるからなにか前もって示唆がある可能性高いんだよね
多分この文章の前段に大ヒントがあるんだと想像するんだけど
A も B もこの文の前にすでに出てるような気がするんだよね
だから虫喰いになってるんじゃないかな、想像だけど
740733:04/10/28 11:29:13
>>738
ありがとうございます
河出の『世界の歴史』を挙げたのは、他に手軽に読める通史の書籍をあまり知らなかったからなのですが、
738さんの言われたことを踏まえても、私が読むにはちょうど良い気がするので
是非読んでみたいと思います
文化史や当時の生活などにも興味があるので、『世界の世界歴史』も読んでみたいと思います

ありがとうございました
741世界@名無史さん:04/10/28 17:16:58
>>739
それぞれの文化域ってことでカトリックとプロテスタントそれぞれってことでないか。
で、その新旧教の分布域と政治的な国家とが連動している、と。

ってなことでAは産業とか資本主義とかがはまりそうだ。
Bは>>734のいうようにnationalismか。
742世界@名無史さん:04/10/28 17:32:23
プルードンなどの無政府主義者は一切の権力を否定しましたが、
警察とかはどうするつもりだったんでしょうか?
また福祉や教育など政府が行う行為全般はなにか代替機関を
作るつもりだったんでしょうか?
でもそうしたらそれが政府だし・・・
743もふぁずさん ◆3RWR.afkME :04/10/28 17:34:35
>>716
「以前、グイン・サーガを読んでいた(買っていた)ことがある」が、己の黒歴史になろうとわ…orz

ちなみにスタフォロス城は大砲という近代兵器を備えていたりする。
744 ◆S9rdhph7bE :04/10/28 17:38:44
>>741
>それぞれの文化域ってことでカトリックとプロテスタントそれぞれ

それなら regions と複数形だと思うけど(その方がずっとわかりやすい)
でも定冠詞付きの単数 the culture region だからね
745世界@名無史さん:04/10/28 21:54:24
東インド会社の対中国貿易独占権って資料によって、
1833年廃止だったり1834年に廃止だったり微妙に違うんですが何故でしょうか?誰かご存知?
746アクィラ ◆0fUIPC892c :04/10/29 05:56:48
>>716
おっさんかぁ、
人に言われるとシビアでんなぁ。

>>743
黒歴史ねぇ。
その上に今の自分があると思えば、
何も隠蔽(地下に埋まってるのか)しなくても...
所詮、娯楽だし。
ファンタジーもSFもミステリも学術本も、
それを読んで楽しめるかどうかだと思うけど、結局。

それを職業にしようと思ったり、
それをネタに知ったかぶりをしようと思わなければ。
おっと、自爆w(&誘爆?)
747世界@名無史さん:04/10/29 05:57:20
ヴィシー政府はナチスのカイライと教わりましたが実際のところはそうじゃなかったとかそうだったとか…
実際どうだたんですか?
748世界@名無史さん:04/10/29 06:55:34
>>747
本来のフランス政府機構をそのまま引き継いだものです。
文化官僚は、ピカソの在留延長や、ジュネの強制収容所送りの阻止(フランスの刑務所に収監)
に尽力しました。
749世界@名無史さん:04/10/29 07:43:08
>>747
ロバート・パクストンの「ヴィシー時代のフランス」なんかによると、
かなりマジメにファシズム化しようとしたみたいやね。「国民革命」とか言って。
(「欧州新秩序」のもとでそれなりのポジションにつきたかった。)

でもナチス・ドイツには痛し痒しだったみたい。
彼らが欲しかったのは、優秀な舎弟ではなくて、忠実なパシリだったから。
750世界@名無史さん:04/10/29 08:11:50
ユダヤ人狩りは、ズボン下ろして割礼見たりと、ドイツ国内より、徹底していた。
751世界@名無史さん:04/10/29 08:13:14
現代思想の面では、20世紀初頭から、ドイツを模倣していたし、
反ユダヤ主義は、ドイツより強かったようですね?
752世界@名無史さん:04/10/29 11:49:27
質問です。
ヘンリー8世が1546年に設立した、English Navy Board って日本語に訳すとどうなるんでしょうか?
わかる方いたら、宜しくお願いします。
753世界@名無史さん:04/10/29 11:54:24
英国海軍委員会?
754世界@名無史さん:04/10/29 12:30:12
フランスにおける反ユダヤ感情は、ドイツよりも強いものもあり、
ユダヤ狩りを命令されるまでもなく自発的に行って、
ドイツのユダヤ狩りの担当官をも呆れさせたとか。
まぁ、あくまで一部だが。

ドイツのユダヤ狩りばかりクローズアップされるけど、
実際にはユダヤ人はナチス占領下の各地域において、
時には地域住民が率先して行ったということもあった。
戦後になって、ナチスに命令されて・・・とか脅されて・・・とか
みんな言い訳してうやむやになったけど。
755世界@名無史さん:04/10/29 12:48:12
>>754
実はムソリーニ治下のイタリアの方がユダヤ人排斥は起こっていなかった、
って事も指摘しておくべきだろうね。

少なくともムソリーニ失脚までは、ドイツから要請されようともユダヤ人の収
容所への収容は行われていない。
756世界@名無史さん:04/10/29 12:51:54
じゃあ「ライフイズビューティフル」は捏造・?
757世界@名無史さん:04/10/29 13:33:31
>>756
あれはムソリーニ失脚後、ナチス占領下での出来事。
758世界@名無史さん:04/10/29 15:35:07
ついでに日本もナチスからのユダヤ人を排斥せよって命令を蹴ったよね
759世界@名無史さん:04/10/29 17:07:20
命令ってナンだよ・・・・属国じゃないのに
760世界@名無史さん:04/10/29 23:18:12
ヴィシー政府発行の1フラン貨には
TRAVAIL・FAMILLE・PATRIE(労働・家族・祖国)って書いてある。
革命以来の「自由・平等・同胞愛」の標語も改めていたようだ。
761世界@名無史さん:04/10/29 23:50:22
趣味的に古代史に興味があって、あれこれ概説書類を読み漁ってる社会人ですが。

ヒッタイト人のアナトリア進出ルートについての質問です。

一昔前の概説書では、「ヒッタイト人は、アナトリアに西進してきた」って説が定説的に紹介されてるばかりだったと思います。
ところが近年、概説書類のレベルでも「アナトリアの北から(北東方向から?)進出してきた」って説を見ることが増えてるような気がします。
――趣味的な読書なので、刊行されてる概説書すべてを読んでるわけもなく、断言はしませんが(w)。

【質問】
a)旧説は、(多分カフカス回廊を経由して?)上部メソポタミアを西進したって想定だったと思うのですが、新説は黒海の東岸から南下してきたって感じの想定がメインと理解してよいのでしょうか?
b)あるいは、いわゆるヒッタイトと、先行してアナトリアに居住してたヒッティとで、進出ルートについての想定も異なってるのかもしれませんが、概説書ではその辺もよくわかりません。
「まだ、よくわかってない」ってのが真相なのかもしれませんが、ヒッティとヒッタイトそれぞれの進出ルートはどんな感じで想定されてるのでしょうか?
c)ヒッタイトの想定進出ルートについてですが、西進説が廃れて来てる、背景にはどんな知見があるのでしょうか?
考古遺跡の分析?、文字史料の分布などからの解明?
あるいは、西進説の背景にあった、印欧語族西進の思い込みが、大きな流れとしては否認されてきてることの波及効果、といった程度のことなのでしょうか?
762世界@名無史さん:04/10/30 06:24:45
>>761
「西進」という言葉の意味は「東から西へ進む」の意味だから
「東北からきた」という話とは基本的に大きな矛盾はないと思うが?
763世界@名無史さん:04/10/30 07:01:50
大東亜戦争終了後ですが、アメリカは日本を占領しましたが、
植民地にはしませんでした。
これはなぜでしょうか?

それと、アメリカが日本に勝利して得られたことはなんだったのでしょうか?
764世界@名無史さん:04/10/30 09:55:58
>>763
世界史的に考えれば、戦勝国が完全に敗北した敗戦国を処分
する方法としては、

1 破壊する
その国のインフラを破壊し、戦力となる人口を殺し、奴隷にする
ことで、敗戦国を消滅させる。
2 併合する
国としての存続を認めず、国土と住民を自国に取り込むことで、
敗戦国の存在を消滅させる。
3 従属させる
外交内政面で、敗戦国が戦勝国の利害に反する行動ができな
いように軍事的、経済的、政治的な制約を行う。
具体的には、属国化、植民地化、衛星国化といった形で敵対を
防止することになる。

といった対応が考えられる。
765764の続き:04/10/30 10:07:07
1の破壊するというのは、古代都市国家の時代の戦争では例があり、
第二次大戦中に日本の大衆レベルで想像されていたことだが、近現
代では実行困難で考えられない。

2の併合については、敗戦国の住民が大人口であると、本国の政治
に与える影響が大きくなりすぎるので、これも考えられなかった。

3の従属化が通常の敗戦国処分の方法だが、戦勝国のイデオロギー
的な立場や敗戦国の社会経済の水準によって形態は大きく違ってく
る。

アメリカ中心の連合国が日本を処分した方法は3の従属化の中の軍
事的従属化の手法で、軍事面での独立を禁じ従属化させることで、さ
らに政治経済的にも制約するという方法だった。
766764の続き:04/10/30 10:14:38
で、第二次大戦の対日戦勝利によってアメリカが得た利益は、太平洋の
軍事的独占と、それによる世界覇権の確立だ。

50年以上に亘って、太平洋ではアメリカ海軍に敵対する勢力は事実上、
存在しなかった。
特に、敵対的勢力であったソ連太平洋艦隊は、戦時になれば対馬、津軽、
宗谷のわずか3つの海峡を閉鎖することで日本海に閉じ込めることが可
能な状況が続いていたし、弱体化したロシア艦隊の現状も同じ。

今の日本人にとっては、軍事的なフリーハンドの意義が理解できなくなっ
ているだけで、例えば日本がアメリカに敵対すれば、アメリカは海上封鎖
によっていつでも日本を屈服させることができるということ。
767=761 ◆F0GqO.PjOg :04/10/30 11:15:24
>>762
>「西進」という言葉の意味は「東から西へ進む」の意味だから
>「東北からきた」という話とは基本的に大きな矛盾はないと思う

えーと。旧説の「西進」は、ヒッタイトは、広い意味でのアッシリアを経由(だかかすめるだか)しつつ、アナトリアに入ったって想定だったはずなので。
新説(?)の東北方向からとでは、平地メソポタミアとの関係がかなり違ってくる感じと思います。

……、とここまで書いて思ったこと。
最近は、「ヒッタイトへのミタンニ文化への影響は、帝国時代に中央に及んだ」って言われてるので。

>ヒッタイトの想定進出ルートについてですが、西進説が廃れて来てる、背景にはどんな知見があるのでしょうか?
は、多分、

・基本的にはヒッタイト史の解明が詳しくなったので、古王国時代にはミタンニ文化の影響が及んでないってことになってる
→「メソポタミア系文明との関係も、接触してからアナトリアに進出」ではなく、「アナトリアに進出した後のヒッタイトが、アッシュル商人との接触で先行文化を受容した、となってきてる。
・ミタンニ文化の研究も進んできてる、こっちはフリ系言語の研究などの影響大

この辺の知見があってのこと、とみていいのかな?
――とか、自己完結しててもよくないので(苦笑)。なんか、関連でご意見ある方、お聞かせください。
768世界@名無史さん:04/10/30 11:18:21
>>764-766
え〜〜と…
そもそも、戦争の勝敗でその1〜3にならないことの方が多いわけだが。
っつうか、まっとうな戦争の相手国になる様な国を植民地化した例っての
はそれほど無いんだがな。
> 例えば日本がアメリカに敵対すれば、アメリカは海上封鎖
> によっていつでも日本を屈服させることができるということ。
根本的に無理な仮定だね。アメリカ軍が軍を長期的に動かすとして、その
経費はどこから出す?燃料はどこから買う?補給はどうする?
核で一気に殲滅とか、よほど日本が国際世論の敵となって世界中全てを
敵に回さない限り、「いつでも」可能なんてことはない。軍事力は万能の力
ではない。


>>763
1 植民地にするメリット(資源や一次産業等)が無い。
2 植民地化しなくても市場とはなりうる。
3 植民地にすると、防衛等で多大なコストがかかる。
4 ソ連及び共産化した中国に対抗するため、この地域に友邦を作る必要があった。

アメリカはコストが安い方を選択したってことだろう。(友好国(属国)を作ってコストは
その国負担)
政治及び経済は、結局コントロール出来なくなってしまったが。
769世界@名無史さん:04/10/30 11:55:19
日本の政治が米国のコントロール下にないと仰りたいんですか?
770世界@名無史さん:04/10/30 12:11:10
>>768
はぁ?
まず、764-766は「完全に敗北した敗戦国」の処分のことを限定して言っている。
通常の講和条件の話じゃない。

次に、現時点の日米関係については、アメリカが日本を軍事面で従属国の位置
に置き、そのことが間接的潜在的に政治経済面でもコントロール可能な状態に
しているのだと主張している。

核武装や航空艦隊整備などで軍事的にアメリカに敵対しようとする日本を「世界
平和の敵」に世論誘導することなど、イラクの例を見れば簡単だろ。
日本を海上封鎖するのに、大量の海上兵力やコストが必要だと思っている軍事
オンチは逝ってよしだな。制海権を完全に掌握していれば、主要航路に戦術型
原子力潜水艦を配置するだけで十分。タンカーを10隻も沈めれば終わりだ。

日本の政治経済がアメリカから完全に自立していると考えるのは脳内妄想だな。
771世界@名無史さん:04/10/30 12:27:05
>>769-770
自立しとらんでしょ。
日本もアメリカもヨーロッパも。
既に一蓮托生、滅びるときはもろともだね。

> 核武装や航空艦隊整備などで軍事的にアメリカに敵対しようとする日本を「世界
> 平和の敵」に世論誘導することなど、イラクの例を見れば簡単だろ。
簡単に出来ていませんが、何か?
現代の日本やその他の先進国相手にあれをやって、アメリカの政治・経済が
保つとでも言いたいのか。それこそ妄想だな。

> タンカーを10隻も沈めれば終わりだ。
んなことできるかい。簡単に民間船沈めることが出来るならイラク戦争でも
やってる。それが簡単に出来ないから兵力を動員して海上を封鎖する。
軍事的な「可能」と政治的な「可能」を混同するなよ。
772世界@名無史さん:04/10/30 13:27:11
米軍の「誤爆」に異を唱え、制裁を与えようとする国等おりません。
773世界@名無史さん:04/10/30 15:52:13
200年以上もの間勢力が均衡していたのになぜ突然第一次世界大戦が起きたのですか?
又、戦争違法化の運動が始まりながら、なぜ第二次世界大戦はおきたのでしょうか?
774世界@名無史さん:04/10/30 16:23:00
なんとなーく。
775世界@名無史さん:04/10/30 16:42:20
>>773
う〜ん、先ず一行目。
>200年以上もの間勢力が均衡
してません。
極簡単に説明しますと・・・
列強の植民地政策と、工業化はめまぐるしく進展してました。
 1:ほぼ世界中を植民地として分割してしまったので新規獲得が難しい
 2:独が英に追いついて(場合によっては追い抜いて)しまった為に起きたパワーバランスの変化
 3:独皇帝ヴィルヘルム2世の対英強硬政策
 4:ビスマルク体制の崩壊
以上の理由などで、欧州で一旦火が付けば、
それが連鎖反応を起こして列強各国間で戦争が起きるのは時間の問題でした。
今正に破裂せんとするボイラーみたいな状態を想像して下さい。

>なぜ第二次世界大戦はおきたのでしょうか?

これはもう仕方がありません。
ベルエポックというのは、列強各国間の力が、奇跡的なバランスの上に成り立っていたものですから、
第一次大戦でその構造が崩れてしまった事で世界情勢が流動的になるのは必然でした。
乱暴で不謹慎ですが、地震で例えますと、
不安定になった地盤は安定する為エネルギーを放出します。
第一次大戦が本震で、第二次大戦がその余震みたいなものです。
まぁ規模と被害は余震の方がでかいんですが。
776世界@名無史さん:04/10/30 16:46:15
>>775
ありがとうございました。
777世界@名無史さん:04/10/30 16:55:56
ナポレオン戦争 1799、普仏戦争 1870 、第一次世界大戦 1914(第一次世界大戦前の主な戦争)
ttp://ww1.m78.com/index.html(第一次世界大戦に詳しいサイト)
世界大戦:同盟による抑止力がいったん戦争がはじまると世界規模に変じてしまうため。
イギリス・フランス:ポーランドに対して安全保障を宣言したことによりドイツへ宣戦布告
ドイツ:ポーランドへダンチヒ回廊の返還を要求
ttp://www.geocities.co.jp/SilkRoad-Lake/2917/zatsu/inter.html(ダンチヒについてのページ)
結局ポーランドがダンチヒを返さないために独が侵攻、英仏が独に布告した。
778世界@名無史さん:04/10/30 17:01:11
でもなー
第二次大戦は日本とドイツの暴走だよ。
もちろん、暴走するには暴走するなりの事情があったわけだけど・・・

あまり歴史的因果を考えすぎるのもどうかと・・・
779世界@名無史さん:04/10/30 17:17:55
でもなー、ドイツの戦争の根本原因は第1次大戦の戦後処理の失敗だし、
日本の戦争の根本原因は革命後の中国が一向に安定しないことだし、

あまり日独の一方的悪玉論もどうかと・・・
780世界@名無史さん:04/10/30 19:18:38
わたしに言わせれば先発帝国主義国に後発帝国主義国がしてやられただけの話。
世界史板の住人はバランス感覚がけっこうあるから俗な正義は通用せんよ。
781世界@名無史さん:04/10/30 19:20:47
コルシカマフィアとチャイナマフィアはどっちが正しかったかとか言われても困る。
782世界@名無史さん:04/10/30 19:27:38
戦後の連合国軍史観はもう古いっ
783778:04/10/30 20:00:45
世界史板の住人はやや相対化が過ぎるかと・・・
第一次大戦が終わってその反省からある種の新秩序ができたわけですよ。
もちろんそれが先行帝国主義国のご都合主義であるとしても。
(核拡散防止条約みたいな早い者勝ちであっても)
その秩序を破った以上は非難されてもしょうがないでしょ。
784世界@名無史さん:04/10/30 20:41:31
カンボジアのシハモニ新国王即位のニュースを見ていて、ふと気になったのですが、
ああいう(パレードの時とか着ていた)モールとたすきがけ?の付いた服は何と呼ぶんでしょう?
また、ヨーロッパではいつから王侯の正装に取り入れられたのでしょう?

こういう服です↓
ttp://www.damool.net/html/emperor/232.gif
(他に適当な画像が見つからなかったのでリンクしましたが、他意はありません)
785世界@名無史さん:04/10/30 20:58:43
>>783
だからそれをいつまで引きずってるのかと。
786カラジチ ◆mWYugocC.c :04/10/30 22:25:29
>>783
そもそもわずか10年ちょっとで崩壊してしまうような秩序しか作れなかったことに問題があるのでは?
独ソ間の諸国ではヴェルサイユ体制樹立直後から矛盾に悩まされてしまった。
日独伊はともかくとしても、その修正主義に異を唱えないどころか協力していく国がぼろぼろ出たというのは、
しかもそれに体制側が何ら打つ手を持たなかったというのは、
もっと重視して良いんじゃないだろうか。
787世界@名無史さん:04/10/31 02:07:08
ヴェルサイユ体制が失敗だってのは調印したころから言われていたことだしな。
788世界@名無史さん:04/10/31 02:49:29
>>783
「非難する」という概念が世界史板の住人には無いわけで…。
789世界@名無史さん:04/10/31 03:25:03
>>783
歴史的因果を考えないっつうのは、歴史学の自己否定だな。
因果関係の分析をしないで歴史が学べるものか。

> その秩序を破った以上は非難されてもしょうがないでしょ。
そもそも非難って言う概念がきわめて政治的なのはおいておくとしても。
秩序を破った側が、常に「批判」の対象となるとは限らない。
一定の国際秩序の中にあったヨーロッパ内で革命の守護者として台頭
したナポレオンしかり、領邦国家が分裂した状態が常態であったドイツを
統一したビスマルクしかり。

結局のところ必要なのは、5W1Hを考えること。単に「暴走した」では、単な
る思考停止に過ぎない。
790世界@名無史さん:04/10/31 10:45:28
旧ソ連崩壊後の共産圏で児童売買について詳しく載ってる本ってどんなのがあるんでしょうか?
闇の子供たちという東南アジアの児童売買の本を読んで共産圏についても興味が
でたので教えてください。
791世界@名無史さん:04/10/31 14:44:41
シベリア出兵のときに、オホーツク海一帯を日本領土として確固としたものに出来ていれば、
たとえ火事場泥棒的でも、いまの有名無実な北方領土問題はなかったと思うのです。
北樺太を一時占領してたり、極東共和国などはあったようですが、
なぜ沿海部だけで満足せず、シベリア奥地まで行ったのか?
ちょっと、領土野心的意見過ぎますかね?
そういえば、このシベリア出兵で大陸内奥部への侵攻が難しいと痛感できたはずなのに
日中戦争は奥地へずるずるとひきこまれて泥沼化・・・

p.s. むしろ、ロシアが何度も日本の要求に答えるようなそぶりを示していることが、私には驚きです。
792世界@名無史さん:04/10/31 17:02:36
>>791
1938/01/11   御前会議、トラウトマン工作打切りを決定
1938/01/15   陸軍参謀本部、トラウトマン工作打切りに反対
参謀本部は大本営連絡会議の開催を要求し、1月15日開催された。
出席した多田参謀本部次長は蒋介石の照会要請に応えるべきだと主張した。
会議は午前9時30分から午後7時30分に及んだ。
閣議で交渉打ち切りを決めた近衛は強硬で一切の妥協を拒んだ。
さらに海軍大臣の米内光政は「それでは内閣が総辞職する」と脅迫的言辞を吐いた。
多田は泣きながら、
「明治天皇は朕に辞職することは許されていない、と仰せられた。
この国家の重大な秋になぜそのような軽率なことを言うか」と反論した。
多田はしかし孤軍であり押し切られた。


多田参謀次長 :この機会を逃せば、長期戦になる。交渉を続けよう。
広田外相 :蒋介石に誠意がない。これ以上は無駄だ。外相の判断を信じないのか。
米内海相 :統帥部が外相を信用しないなら、政府は総辞職するしかないぞ。

大本営政府連絡会議でひたすら和平交渉継続を説き続けたのは陸軍。
官僚根性で反対したのが海軍。
トラウトマン工作を始めた張本人の広田は途中で海軍側に寝返る。

昭和初期の日本の外交的な失敗の原因のほとんどが硬直化した
官僚組織の典型的な縄張り争いにある。
視野の狭い官僚が省益の為に国を売るのは何処でも同じ。
結局、腐れ官僚を指導できる優秀な文民政治家がいなかった
(青年将校のテロで殺された)のが一番致命的だった。
793世界@名無史さん:04/10/31 17:54:39
ドイツのダイムラー社のエンジンのライセンス生産を、
陸軍と海軍で別々に購入したとかいう話もある。
他の国はもちろん、一国で購入したら陸海空軍で生産するのに。

蛇足だけど、日本の戦争前後の軍部のアホ具合の参考として。
794世界@名無史さん:04/10/31 19:43:19
少し前「古代ギリシャの経済」スレでした質問の再質問です。
http://academy3.2ch.net/test/read.cgi/whis/1028023751/l67-168

向こうのスレでは、アクィラさんに参考(になるかもしれない本)を教えたもらった以外、反応をもらえませんでした。
こっちのスレの方が、いろんな人の目にとまるかもしれないと思い、再質問させてもらいます。

【再質問】すごく基本的な質問なんだと思いますが。
周藤芳幸さんの『物語古代ギリシア人』(光文社新書)に次のようなくだりがありました。

>私たちはつい無意識のうちに平野の方が土地が肥沃で、山のなかの方が痩せていると考えがちであるが、実は、ギリシア(少なくとも、古典期に有力な都市国家があった南ギリシア)では事情は正反対である。
>〔中略〕平野部の土地が石ころだらけで荒涼としているのに対して、丘陵地帯には肥沃な段段畑が広がっている。
>そして、現在では交通の便が悪いために放棄されているような山間部の内陸盆地でも、たんねんに地表面を観察すれば、しばしな古代にはそこが畑として利用されていた痕跡が残されていることに気づくだろう。

具体的には、どういう事情で引用のような「平野の方が荒地」という風土になるのでしょう?

その要因は?
土壌とか、気候とか、あるいは水系の性質とか、いろいろあるのでしょうけど。どんなふうなのでしょうか??

馬鹿をさらすかもしれませんが。
上流がハゲ山で、下流も荒地ってのならなんとなくわかる気するんですよね(w)。
上流に植生を養える土壌があるなら、下流にも土壌は流出して、下流にも植物しげるんじゃないのかな??

水系の流れが急で、土壌はみんな海に流出しちゃう?
ギリシアの水系、そんな急流ばっかってイメージもてないんですが……

山岳部と平野で気候が違うので、下流には植物茂らない?
ギリシアの山ってそこまで高くないですよね?だいたい、平地には平地の植生が育ちそうだし。

わっからぁ〜ん(困笑)。
795世界@名無史さん :04/10/31 21:23:20
>794
地理板の方が良くね?その質問なら。
796とてた ◆0Ot7ihccMU :04/10/31 21:26:50
>>794
ギリシャの歴史は疎いので僕にもよくわからないですが…、
もともと、沖積平野が農業に大規模利用されたのは灌漑技術等が発達してからです。
(日本でも稲作が先に行われたのは谷地だったりします)
地中海性気候の場合、木材利用により森林が失われると
日本のように多雨多湿な気候にくらべるとそう簡単に復活しそうにないですし。

あまり参考になりそうにないですね…。
797世界@名無史さん:04/10/31 22:13:43
>>794
うーむ。そもそも、古代ギリシャ都市国家が栄えた中南部ギリシャには
平野らしい平野など存在しないのだが。

現代ギリシャで平野がある北部は古代だとマケドニアの領域になる。
テッサリアあたりの土地構造は、平地部での農耕と山岳部での牧畜の
農業の二重構造を強いることで、ギリシャ人の原型を形作ったと言われ
ることはあるな。

ギリシャの場合は、森林伐採だけでなく、羊の牧畜が行われることで森
林再生産がなされず、水源保持の森林を欠いているので、雨によって土
砂が谷や低地に流され、相対的に低地が荒地になっているということだ
ろうか。
798世界@名無史さん:04/10/31 23:25:51
中国は都市と都市の間は畑が広がってるように思えるけど
実際は荒地だからね・・・
799世界@名無史さん:04/10/31 23:35:49
古代だと日本でも山間というか、沢づたいの方が土地が利用しやすいというのがある。
ある程度傾斜がある方が、水を利用しやすいので。
(日本で平野部が生産地になるのは平安時代中期以降)

それを考えると、ギリシャの生産力が山間部の方が高いのは理解できそう。

>>798
中国で都市と都市の間に生産地が広がっているのは、長江下流域と四川省だけだね。
特に華北は荒れ地が多い。まあ黄土ってのは、荒れ地に見えても比較的生産力は高い
んだが。(最近はだめだけど)
800カラジチ ◆mWYugocC.c :04/11/01 00:53:24
日本でも中国でもヨーロッパでも河川の下流域が発達するのってかなり後になってからですよね。
河川の氾濫を制御するだけの技術力とマンパワーが必要だった。

しかし、その周藤氏はどこを想定して「(南ギリシアの)平野部」と言ってるんでしょうね。
ペロポネソスに平野なんてほとんどないと思うのだけど。
801世界@名無史さん:04/11/01 01:01:29
質問です。

ローマ帝国滅亡後もイスラム諸国ではその知識、文化を受け継いでいましたが、
何故中欧やブリテン島ではローマの進んだ建築技術や科学は忘れ去られてしまったのですか?

中近東ではそれまでの古代文明の積み重ねがあったのに対し、ゲルマンやケルトの野蛮人には
ローマの知識を使いこなすまで熟していなかったからですか?
それとも民族大移動の混乱で使いこなすような余裕が無かったからですか?
802世界@名無史さん:04/11/01 01:49:59
使いこなしていた教養あるローマ人が逃げ出したから
803世界@名無史さん:04/11/01 02:09:22
日本敗戦後、日本人が引揚げた後の朝鮮は日本が残した工場なんかを
使いこなせなかったな。
804世界@名無史さん:04/11/01 02:11:00
>>801
「中欧やブリテン島では」、と限定がされているので、

a)中近東ではそれまでの古代文明の積み重ねがあった
b)民族大移動の混乱で使いこなすような余裕が無かった

を2大要因として構わないはず。

イスラムも、エジプトやペルシアの社会的インフラの蓄積(つまりは「古代文明の積み重ね」)を利用し、現地人協力者も統治機構に採用してったんだよね。
その上で、知識、文化の継承がなりたった。

>ゲルマンやケルトの野蛮人にはローマの知識を使いこなすまで熟していなかった
というのも言えなくはないけど。

イタリアなんかだと、ローマの知識や文化もそれなりに継承されたわけ。少なくとも中欧やブリテン島よりは目だって継承されてる。
「古代文明の積み重ね」に、ローマ時代の社会的インフラ蓄積の差も加えて考えればいいと思う。

中欧やブリテン島には、元々ローマ時代の社会的インフラ蓄積もさほどではなく、民族大移動の混乱で随分失われたり、活用できなくなったりした、ってこと。
少し正確に言うと、中欧やブリテン島は、ローマ帝国の辺境部に位置したので、インフラ蓄積も比較的少なかったし、民族大移動期の混乱で被ったダメージも大きかった、ってとこ。
中欧やブリテン島では、統治機構自体、一時途絶したような状態になっちゃったわけだから「余裕」はなかった。
805カラジチ ◆mWYugocC.c :04/11/01 04:17:18
「中欧」って言い方、引っかかるなあ……

識字率の低さも挙げていいのではないかと。
中世初期には本の読み書きは聖職者に限られてたようですし。
806 ◆S9rdhph7bE :04/11/01 05:37:15
イギリスに限って言えばでかい設備があったのは
コルチェスターとかチェスターとか享楽施設のバースとか、
数的にはたいしたことない
http://www.bbc.co.uk/history/ancient/romans/colchester_06.shtml

でもローマの道は今も一級国道だよ、A5 なんてまっすぐだもんね
807世界@名無史さん:04/11/01 06:29:42
ミッター・オイローペか
808世界@名無史さん:04/11/01 08:59:08
>>800
コリント平野のことを言ってるんだと思われ
あそこは青銅器時代末期からダムを造ってたため山間部の方が水利がよかったりする
809世界@名無史さん:04/11/01 14:06:28
>>805
>「中欧」って言い方、引っかかる

確かに。
「ガリアとブリテン島」と言ってくれると、話題がより明確に絞れる気はするな
810世界@名無史さん:04/11/01 14:11:31
中欧って、西欧と東欧の間って感じがするんだけど・・・
811世界@名無史さん:04/11/01 14:30:53
「中欧」とは事実上オーストリア=ハンガリー帝国の領域。
812世界@名無史さん:04/11/01 15:47:29
よく戦中の日本は全体主義ではなく連合国と同じ戦時体制という擁護をする人が
2chで居ますけどこれってアカデミックなレベルでは一般的な見解ではないですよね。
あくまで英米とは異質な(日本型)ファシズム体制だったというのが通説ですよね。
813=794 ◆F0GqO.PjOg :04/11/01 17:01:59
>>795-800
みなさんどうもありがとうございます。
なんとなくイメージできてきた気がします。推論で裏付けは乏しいですけど。
ちょっと書いてみますので、それって無理あるんじゃねー、みたいなツッコミあったらお願いしたいです。

そう無理な想定でもなければ>>795さんのお勧め通り、地理版行って聞いてみます。

ギリシアは地形的に山がちで元々平地は狭小。
地中海性気候で、雨季は限られ年鑑降水量は少ない。
地質は石灰岩が目立つ。

加えて、新石器時代後半から山間部で山羊や羊の牧畜が営まれた。
このため、下生えが育たず、森林の保水力は低かった。

だから、雨季の降水は短期間にターッと流れてしまって、平地に沃土を堆積させない。

古代日本なんかだと、森林の保水力から、降水は平均化されて緩やかに流出。
下流は、湿地や沼沢地帯になり、それが後の沖積平野拡大の土台になったが、
ギリシアは、地中海性気候の性質からもこうした条件にはなかった。

加えて、古代ギリシアでは、歴史的に森林資源の消費が進み、さらに保水力は下がり、荒地化が進んだ。

どうでしょう?
814=794 ◆F0GqO.PjOg :04/11/01 17:03:49
>>800
>周藤氏はどこを想定して「(南ギリシアの)平野部」と言ってるんでしょう

少し好意的な読みになるかもしれませんが
>少なくとも、古典期に有力な都市国家があった南ギリシア

とは、ギリシアを大まかに南北に分けたときの「南」ではないかと。
「古典期に有力な都市国家があった」ですから。
テーバイのあった中部ギリシアも含まれるように思えます。
細かく言えば中部も含む中〜南部とすれば、ペロポンネソスに限らないような気がします。

ですので、>>808さんの言われるコリント平野と、後、アッティカ平野も念頭に置いてるのではないかな、と推測してます。
815世界@名無史さん:04/11/01 17:32:16
そういえば濃尾平野って言えば
かなり肥沃そうだけど、知多半島のところは
灌漑が進むまで(昭和30年くらいだったかな))
はすみにくい場所だったとか。
816世界@名無史さん:04/11/01 18:32:13
どこで聞いて良いのかわからなかったのでここで聞きます。
今ソ連外交について小論文を書く課題があるのですが、
小論文の書き方がイマイチわかりません。
以前に同じ様な課題を出したら
「作文としては良い作品だが、小論文ではない」と言われました。
たしかに要約+感想だったので、小論文じゃないですね。
ちなみにコミンテルンについて書こうと考えています。
817世界@名無史さん:04/11/01 18:49:09
>>816
とりえず、次の本が参考になるんじゃないかなと思います。

西研、森下育彦、共著,『「考える」ための小論文』(ちくま新書),築摩書房,1997.

もし、高校での課題なら、3回読んでから書いてみるといいと思います。
3回読むとは、(1)全体構成を掴むための流し読み、(2)主張を把握するための読解、(3)自分なりに評価するための熟読、の3回です。

もし、大学などの課題でしたら、上記の他に、
「材料カードの取り方」(←KJ法などについて)の本と、「引用の仕方、ノート(引用注を含む脚注の付け方)」についての教則本、それぞれ適当な本を各1、上記本と併読してみると参考になると思います。
818世界@名無史さん:04/11/01 19:41:40
>>817
丁寧なレスありがとです!その本も参考にします。
今、澤田昭夫の「論文の書き方」なる本を読んでいます。
具体的に小論文って
そのテーマの事実を要約→問題を取り上げる→
参考文献の著者の意見→自分の考察、意見など述べる
みたいな感じで良いのですか?
819世界@名無史さん:04/11/01 19:48:10
>>818
大学生か高校生かどっち?
それによってアドバイスが変わる
820816:04/11/01 19:56:42
すいません大学生です…
こんな質問している自分が恥ずかしいです。
821世界@名無史さん:04/11/01 19:58:21
>>818
大学受験用の「小論文」、と
大学の教養過程なりゼミなりで課題にされる小論文と、
では少し違ってくると思います。

前者では、論理的な構成力、説得力などが重点を置いて試されるポイントになるはずと思います。
後者では、前者のポイントに加えて、講義で示されたはずの前提的な理解の枠組み(大げさに言えば歴史観)を押さえているか、などもポイントになってくるような気がします。

その上で、小論文の構造を抽象化して考えると
設問(≒序論)→検討(=本論)→主張(=結論)になる、――ということが、>>817に挙げた本で論じられています。

「そのテーマの事実を要約」を頭に持ってくるって発想は違うと思います。
まず、事実関係の整理・確認は、論旨のあらゆる段階で必要に応じてなされるべきでしょう。

次に、思うに「コミンテルンについて」という主題は小論文にしては大きすぎる主題と思えますので、
設問(≒序論)においては、主題を限定する必要があると思います。
具体的には「コミンテルンの◎◎の側面について」とか「◎◎段階までのコミンテルンについて」とかいった要約です。

多分、序論での主題限定において、参考文献の要点をうまく抽出できると、全体の論旨をうまく組み立てられるのではないでしょうか。
822816:04/11/01 20:04:00
ありがとうございます。少しわかってきました。
今からそれら点を踏まえて下書きしてみます。
823=821 ◆F0GqO.PjOg :04/11/01 20:09:42
>>820=816
たびたにすみません。少し捕捉を。

>>821で触れた主題の限定についてですが、
私は、近現代史は詳しくないので、あまり具体的に書けないのですが、
多分、
「●年代におけるコミンテルンが当時のソ連外交に★★面で及ぼした影響」とかなんとか、
そんな感じで考えてくと絞り易いと思います。

コツは、参考文献の方でなされてる主張の論旨の内から要点を洗いだしてって、
いくつかあるだろう要点(論旨のポイント)の内から、あなたの意識に響いてくるものを選ぶ、
だと思います。私は、以前そうやってました。
824世界@名無史さん:04/11/01 20:10:16
作文って言われたってことは、分析に欠けていて、
感想ばっかりだったんじゃないのか?
825816:04/11/01 20:42:00
>>823補足してもらってありがとです。補足で、より理解できました。

>>824まさにその通りだと思います。しかし講師の人が
毎講義ごとに「小論文の形式を踏め」というものですから
実際ビビってるのです。テストがない代わりに一つでも
この小論文落とすと単位が貰えないらしいのです。

やはりコミンテルンは範囲が大きいので
「ドイツ革命がソ連外交に政治面で及ぼした影響」
というテーマで今書いています。
826世界@名無史さん:04/11/01 20:54:20
しかしまあ「コミンテルンの感想」というのは下手をするとコミンテルンを論じることより難しいぞw
827世界@名無史さん:04/11/01 21:44:01
すみません、誰か>>784にも答えてくれませんか・・・・・・
828世界@名無史さん:04/11/01 21:44:21
>792 レスさんくす でも、私が知りたいのは 北方領土のほうなのですが
どなたかご存知ないですかね?

北方領土返還交渉なんて成立するわけないとおもうのですよ
829世界@名無史さん:04/11/01 22:22:17
>>828
日露和親条約、千島・樺太交換条約、ポツダム宣言、日ソ共同宣言。
これらが北方領土問題でキーポイントになる条約。

日本はポツダム宣言で千島を放棄したが、どこまでが千島か、と言うのが
日ロの見解に相違がある部分。
まず、日露和親条約によれば、択捉島以南は日本領、ウルップ島以北は
ロシア領とされた。これが日本側の根拠となっている(つまり択捉以南は
北海道周辺の島と言う主張)。それに対してロシアは千島とは国後島まで
を含むという立場に立っているわけだ。

日ソ共同宣言で歯舞・色丹両島を返還すると定めたのは、歯舞・色丹は
地理的にも千島列島というには無理があるので、ロシアも強く主張できない
ことと、戦略的価値が高くないという二点。
830カラジチ ◆mWYugocC.c :04/11/01 22:28:40
>>809-811
「中欧」というと、>>811さんの指摘している通り、オーストリアを中心とした地方というイメージがありますね。
しかもそれは単にヨーロッパの中央部、という意味ではなく、ドイツが歴史に影響を及ぼした地域、というイメージ。
実のところ「中欧」は第一次大戦中〜大戦後の、ハプスブルクを中心にしたドナウ圏のドイツ人による秩序を目指す、という、
かなり政治的な意味合いを持った言葉です。
当時はこの言葉に無茶苦茶反発したハンガリーやチェコが、最近自ら「東中欧」という言い方を好んで使うのが、すごく興味深い。

>>812
答えにくい質問やねえ。
全体主義という体制そのものが第一次世界大戦中の戦時体制に端を発するのだ、と言われてると思うけど。

>>813=794
私のバルカン半島理解はそんな感じ(地中海性+石灰岩質で保水力小)。
でもそれって、山間部に沃野が広がる理由にはならないんですよね……。
というかそもそもあのあたりで沃野ってイメージが湧かない。

>>815
大阪平野も感慨進むのは江戸期になってからですね。
古代の歴史地図なんか見ると海と河でびちゃびちゃ。
831世界@名無史さん:04/11/01 22:54:16
超初心者な質問で申し訳ないのですが、
中国であざなに「仲」「季」とかが兄弟の順番でつけられたと思いますが、
正確な字と順番を教えてください。
832世界@名無史さん:04/11/01 23:03:38
伯 仲 叔 季
833世界@名無史さん:04/11/01 23:15:40
歴史上、大国同士の間に挟まれた干渉国家で繁栄した国というのはあるのでしょうか?
十九世紀のタイなどはイギリスとフランスの植民地争いの狭間で生き残りましたが
別に繁栄したわけではありませんよね。うまくやれば干渉国家というのは両国の貿易の
中継地になって繁栄することができるような気がするんですけどどうなんでしょう。
834世界@名無史さん:04/11/01 23:19:52
孟 伯 仲 叔 季

「伯」は正室の子の中で最年長の子。「孟」はいる場合といない場合がある。
「孟」は長男が側室の子だった場合。この場合、歳下の「伯」がいることになる。
「季」は末っ子。

これ以上、数が増える場合は「仲」と「叔」が増えていく。
孟・伯・季 は一人だけ。
835833:04/11/01 23:22:59
×干渉国家
○緩衝国家
漢字を間違っていました。すいません。
836世界@名無史さん:04/11/01 23:25:52
>>833
普通にスイスだろ。
837アクィラ ◆0fUIPC892c :04/11/01 23:29:42
>>837
「鳩時計だけ」(by「第三の男」)のスイスは、
果たして、繁栄したと言えるのでしょうか。
838世界@名無史さん:04/11/01 23:30:35
>>836
そういえばスイスってイタリアとかドイツに挟まれてもろそうですね。
でも商業で発展したというイメージはないんですが、実際にはそうなんですか?
839アクィラ ◆0fUIPC892c :04/11/01 23:30:44
>>837の自爆は>>836へのレスです。
840世界@名無史さん:04/11/01 23:35:12
緩衝国家というリヒテンシュタイン公国が思い浮かぶけど別に繁栄してないしな。
古代ならローマとササン朝に挟まれてた国々が緩衝国家だったけど別にそれほど…。
841世界@名無史さん:04/11/01 23:48:52
>>873
肝心な「400年の平和と友愛」を忘れちゃいけない。

>>836
冗談はともかく、質実剛健ではあっても所得は高いし
オーソンウェルズじゃなかったハリー君が主張してい
るのは、芸術面での傑出した作品や人材を生まない
退屈な繁栄であったということで、芸術では傑出した
人材はいなくとも、学術のレベルは高いし、文化面で
も経済面でも先進国でしょうな。
というか、あれだけの小国なのに、平均的な日本人が
1年間広義のスイス製品と無縁ということはまずない
だろね。
842カラジチ ◆mWYugocC.c :04/11/01 23:55:54
>>838
地の利を生かして傭兵を輩出しまくった、という繁栄の仕方だと思いますが。>スイス
あとは>>837であげられているように、細かい作業の多い工業に強いようですね。

ああ、それから銀行が有名ですね。中立国の利を生かしたのだ、とかいう話ですが、
これは緩衝国とはちょっと違う、のかな。
843世界@名無史さん:04/11/01 23:57:29
>>833の趣旨とは違うが、スイスが緩衝国家としてそれなりに繁栄できたのは何故だろう?
地理的な要因とかもあるとは思うけどそういうのに詳しい本ってないかな?
844世界@名無史さん:04/11/01 23:58:05
緩衝国ってのは回りに「生かされてる」状況なんだと思うよ。
普通に国力があったら、緩衝国なんて呼ばれ方されないと思う。

ところで、スイスは山と湖によって天然の要塞だって聞いたんだが、違うのか?
845世界@名無史さん:04/11/02 00:02:37
シルクロードの国々なんかは交通の要所として繁栄してたけど、距離が遠すぎて緩衝国家じゃないしねえ。
ササン朝とビザンツは仲悪かったせいで貿易が衰退したらしいが、もしも間に一国挟んだら
話は別だったのかね。いや、さっさとどっかに併呑されてしまうか。
846世界@名無史さん:04/11/02 00:02:38
>広義のスイス製品

「N」 のこと?w

>スイスは山と湖によって天然の要塞だって聞いたんだが

スイスに入る事は簡単だけど、反対側に通り抜けるのは難しい
847アクィラ ◆0fUIPC892c :04/11/02 00:02:58
>>841
確かに、そこ「400年」は意図的に無視しましたねw

後、済みません、貧民階級なもので、
時計以外のスイス製品って何なんでしょうか。
(ちなみに小生、スイス時計は持ってません、切腹)
ご教示下さいませ。
煽りじゃなくて、ホントに好奇心から。
848世界@名無史さん:04/11/02 00:03:33
>スイスに入る事は簡単だけど、反対側に通り抜けるのは難しい
これってどういう地形?
京都は三方が山に囲まれてて攻めにくいって話は聞いたことあるけど。
849世界@名無史さん:04/11/02 00:07:44
>>843
軍事大国
850世界@名無史さん:04/11/02 00:09:31
スイスの得意芸
軍事産業
   中世は傭兵で、近現代は武器輸出で稼ぐ。
   日本で有名なところでは、ゼロ戦の20ミリ機関砲がスイスのライセンス
   もっと身近なところではアーミーナイフか
精密機械
   まぁ、時計だのは日本に押されてみるかげもないのだが、それなりに強い
   これも平和を維持したために周辺国から迫害された職人が流入したため
食品産業
   チョコレートやインスタントコーヒーなど巨大企業ネスレをはじめ中々強い
   これも流入した職人が始めた産業らしい
金融業
   ゴルゴ13を読んでいれば知ってのとおり、スイスの銀行と言えば世界で
   もっとも堅実で信用され、チューリッヒの小鬼達と綽名される銀行家も中々
   有能とされている
観光業
   これは近現代に入ってからのようだが、単に風光明媚で旅行者を呼べる
   というだけでなく、国際機関を多数誘致して国際会議の開催なども多い
851846:04/11/02 00:10:32
>>847
強い子の○ロ ○ットカット ○リエ ○スカフェ
852世界@名無史さん:04/11/02 00:12:48
>>847
チョコレート、インスタントコーヒー

ブランドとしては、ネッスルが一番大きいな。
大半がライセンス製品だけど。
853世界@名無史さん:04/11/02 00:14:30
こう考えるとスイスって小国だけど強いよな。
緩衝国家というわけではなくて、己の力でがっしりと大地を踏みしめている感じだ。
854世界@名無史さん:04/11/02 00:14:44
>>850
> 精密機械
>    まぁ、時計だのは日本に押されてみるかげもないのだが、それなりに強い
>    これも平和を維持したために周辺国から迫害された職人が流入したため
時計は復権したよ。現在ではかなりの高シェアを獲得してる。ローエンドではスウ
ォッチが有名だし、高級品は独壇場。

> 観光業
>    これは近現代に入ってからのようだが、単に風光明媚で旅行者を呼べる
>    というだけでなく、国際機関を多数誘致して国際会議の開催なども多い
誘致したのではなく、国際連盟由来の国際機関が特にスイスに本部を置くことを
希望しているだけのこと。日本の様に誘致運動した訳じゃないよ。
855世界@名無史さん:04/11/02 00:16:21
外交や商業で発達した国ってたいていは軍事力のある国に滅ぼされてしまってる気がする。
緩衝国家は生き残るのが精一杯でそんなことに力を費やす余裕がない。
856世界@名無史さん:04/11/02 00:24:27
>>853
いかに国民皆兵で、国土が山岳地帯の堅固な地形だと言っても
近代以降は主要国の間で中立を保ち、相互に牽制させることで
生き延びてきているんだな。
第二次大戦でドイツが進撃する必要があれば、持ちこたえること
はやはり不可能だった。地政学的には典型的な緩衝国だよ。
857アクィラ ◆0fUIPC892c :04/11/02 00:25:03
>>851-852
確かに消費してました。納得&感謝。
いや、忘れてるって事、
多いですよね、実際。
858世界@名無史さん:04/11/02 00:29:32
コストに見合う結果がでないと理解させるための軍事力が比較的少なくてすんでるからな
859世界@名無史さん:04/11/02 00:32:58
サヨクに洗脳された小学生は「日本もスイスのような永世中立国になるべきだ!」と念願するものの、
後にスイスが国民皆兵だと知って目を覚ます。
860カラジチ ◆mWYugocC.c :04/11/02 00:36:02
ノ「スイスって永世中立国なんだ!すっげえ!」と思っていたものの、
後にスイスが西欧史に名高い傭兵大国だと知って目を覚ましました。
861世界@名無史さん:04/11/02 00:36:12
>スイスが国民皆兵

誤解を招く表現だけど?
862世界@名無史さん:04/11/02 00:36:54
>>856
しかし攻めないほうが相手に得だと思わせることができるのは実力があるってことでは?
と思ったけどそれも周辺国のバランスを調整してるからであって、緩衝国だよな…。
863世界@名無史さん:04/11/02 01:27:25
>>784
我輩が調べた限りでは
大礼服(full dress)という表現が一番多い気がする。
19世紀中頃に普及したと思われる。
864世界@名無史さん:04/11/02 01:39:39
なんで日本で異端審問やらなかったの?
865世界@名無史さん:04/11/02 02:00:29
>>864
なんで一神教でも無い日本で異端審問が行われる可能性が
あると思ったの?
そっちの方が疑問。
866世界@名無史さん:04/11/02 02:11:12
異端審問って、「異端調査」に名を借りた教皇庁による反抗勢力潰し(思想統制+権力維持・拡張)なので、
似たようなことはそこら中でやってる。レッドパージなんかは日本でもガンガンやってたろ。

スイスは永世中立国を保持するため、国際的な争いを避けようと
国内とかむっちゃ厳しく取り締まりしてるらしいよ。
867世界@名無史さん:04/11/02 02:34:29
異端そのものが反抗勢力だから、名を借りたという表現はあてはまらんだろう。、
868世界@名無史さん:04/11/02 02:37:44
異端の認定基準が曖昧なものだったから、敢えてその表現にした。
異端側に教皇庁に対する反抗の意思がなくても、教会が異端としたこともあるので。
ワルド派とか。
869世界@名無史さん:04/11/02 02:42:08
アルビジョワ派なんかは一致したものとしては典型的かな。
教皇庁に反抗してたから十字軍まで編制して壊滅させたし。
870世界@名無史さん:04/11/02 09:00:53
人類が経験した中で、史上最大規模の海戦はどの海戦でしょうか?
真珠湾攻撃?マリアナ沖海戦?レイテ沖海戦?

ご回答をヨロシクお願いします。
871世界@名無史さん:04/11/02 10:17:40
中世以前は欧州よりもアラブ中東地域のほうが
先進国だった時代が長かったと聞きました。
しかしそれ以降は世の中を揺るがすような著名な
科学者や発明家はイスラム社会からは出てないような
気がしますがどうしてなんでしょうか。
872世界@名無史さん:04/11/02 11:22:45
>>871
中東のイスラム社会はその段階でひとつの完成型だったので
それを揺るがす必要があまりなかったのではないかな。
873世界@名無史さん:04/11/02 11:57:58
質問は、
中世以降はなんでイスラム社会から大科学者や大発明家がでてないような気がするが何故か?
って意味じゃないの?

自分としては、何でかって言われるとイスラム文化が衰退していったから・・・としかいえないなぁ。
代わってヨーロッパが盛隆になってきたから、大科学者たちはそっちから出るようになったと。
栄えてるから出るのか、出るから栄えるのはわからんけど、
基本的に最も進んでる国から、最も進んでるモノが出るんだろ思うぞ。
874871:04/11/02 12:37:18
>>872-873
返答ありがとうございます。
参考になりました。


必要は発明の母とも言われますが
イスラム圏の国が戦争で多用している兵器は(おそらく)全て外国の
発明品であり、独自に開発する技術は持っていないですよね。
核開発の技術を持っている国も無いし、ICBMに必要な
宇宙にロケットを飛ばす技術を持っている国も存在しないですよね。
しかしイスラム社会は産油国が多いので研究資金は潤沢だと思うのです。
近代だとキリスト文化圏やソ連共産圏だけではなく
中国や日本も科学技術の進歩には貢献していますね。
875世界@名無史さん:04/11/02 13:15:38
>>871
イスラムは日々の生活と密接に繋がる宗教ゆえに(ムハンマドがそう作ったんだけど)、
世俗主義、理神主義がうまく育たなかったというのが理由のひとつだろうね。
宗教は宗教、日常は日常って考え方ができない限り、
文明は一定のところで停滞し、それ以上の発展は期待できないと思う。

んで現在のあのへんには、
「世界がカリフ統治時代に戻ればイスラムは復権する!」と主張してる原理主義の皆さんがいるわけで…
どうにもなんない気がする。
876世界@名無史さん:04/11/02 14:29:21
>中世以降はなんでイスラム社会から大科学者や大発明家がでてないような気がするが何故か?

イスラム世界で、かなり後まで印刷技術が定着しなかった、広まらなかったって事情と、その知識社会学的影響は大きいと思いますね。

近世以降のヨーロッパでの知的躍進は、やはり知識の世俗化や学的議論の脱神学化によるところ多大と思えますので。
877世界@名無史さん:04/11/02 14:35:49
イスラムが停滞していた時期に欧州が活発化し、それがちょうど大航海時代とかに
あわさったのも関係しているんじゃなかろうか?
やはり時代の波にのれたか否かというのは大きな要因になると思う。
878世界@名無史さん:04/11/02 14:36:31
レパント、アルマダ、トラファルガー、日本海海戦のどれかだと思う
879世界@名無史さん:04/11/02 14:36:50
もしコーランを写し間違えたりしたら、とんでもないことになるそうだね。
新聞にお詫び記事出すくらいでは済まない位の。
880世界@名無史さん:04/11/02 14:54:11
参加人数が一番多い海戦ってことだと何だろ?
それとも艦船の規模か?
881カラジチ ◆mWYugocC.c :04/11/02 15:01:24
>>876
アラビア文字圏の新聞って、書道家に書いてもらったのを写真製版してるとか聞いたんだけど、本当だろうか。
882世界@名無史さん:04/11/02 15:26:52
>なんで日本で異端審問やらなかったの?

厳密にはそう呼べるかどうか分からんが
戦前の日本共産党のリンチ殺人事件や
戦後の連合赤軍のリンチ殺人事件は
それと似た性質を持っているかも
883永遠の青 ◆pkFA3D428. :04/11/02 15:31:04
>>870
両軍ともに200隻以上を動員したレパントの海戦が史上最大規模の海戦であると思われます。
アルマダや第一次世界大戦のユトランド沖海戦も双方100隻以上動員しましたが、
200隻には及んでいません。
(アルマダのイギリス側動員数は197隻。わずかに3隻足りないです)

日本海海戦は日本34隻対ロシア38隻。
トラファルガーはフランス・スペイン連合軍33隻対イギリス27隻で、
いずれも第二次世界大戦中の海戦よりも規模が小さいですね。
884世界@名無史さん:04/11/02 15:54:44
>>876>イスラム世界で、かなり後まで印刷技術が定着しなかった、広まらなかった

それは重要ポイントだが、ヨーロッパとイスラム世界を比較して、中世より後、前者に革新的な知的達成が多かった、って理由だね。

イスラム世界の中世と中世より後で比較しても、知的達成をした学者などは前者(中世)の方にビッグネームが多いことの説明ではない。

大風呂敷になるが、イスラム知識人は大きな課題を、中世でほぼ解決してしまったのではないか?
大きな課題とは、一つはイスラム世界観をベースにした古代知識体系の包摂。もう一つは、スンニ派とシーア派の神学的関係性の整理。
「解決」というと語弊があるが、イスラム・スタンダードな整理は中世でほぼつけられた。

ヨーロッパの方では、キリスト教世界観と古代知識体系を相互調整しつつ受容しなければならなかった。
これ、アラブ人の間から生れたコーランの思想に即して古代知識をアジャストし包摂してくって、イスラムの課題より数段困難だったはず。

聖書も古代知識も、ゲルマン人やケルト人の間で自生したものではなかったから。
結局、そんな調整なんか不可能と開き直るところから、いわゆる西欧合理主義がはじまったと思うが。
そのくせ「世界には事前計画にも喩えられる秩序があるはず」って思い込みだけは手放さなかった。
この、変な強迫観念にドライブされたのが近代西欧合理主義。
変な強迫観念がヨーロッパ人を捉えたのも、聖書思想がヨーロッパにとっては外来的な権威だったからではないか?と思う。

ちなみに、先行してたイスラムが、西欧の知的達成に興味を示さなかったのは、彼らにとってどうでもいいことだったから。
イスラム的にはヨーロッパ・キリスト教徒は啓典の民ではあっても、預言者イーサーと神の母マリアを創造同様神とする多神教徒だったから(いや、マジでw)。
そんな程度の低い議論に興味を持つ必要はなかった。
結局、ヨーロッパでの知的達成が技術面から西欧の社会様態を改革するまで、脅威とみなせなかった。
885永遠の青 ◆pkFA3D428. :04/11/02 16:14:57
>>870
重要な戦いを失念していました。信憑性の点では怪しいですが、
サラミスの海戦ではギリシャ軍が380隻、ペルシャ軍が750隻を動員しています。
これが事実なら、艦艇数だけで言えば史上最大の海戦ということになります。

第二次世界大戦史上最大の海戦であるレイテでは米軍は200隻以上動員していて、
日本軍も相当な兵力を投入しています。
艦艇数だけで計算したらサラミスに劣りますが、過去には存在しなかった航空戦力の存在も考慮すると、
この海戦が史上最大と行って良いのかもしれません。
886世界@名無史さん:04/11/02 16:19:12
>>885
えと、さっきからものすごく疑問なんだけど。
動員兵力は完全に無視?それって意味無いと思うのだけれど。
(古代・中世と近代以降とでは船の大きさがまるで違う)
887世界@名無史さん:04/11/02 16:25:43
発明王エジソンが作った会社は、現在のゼネラル・エレクトリック社に引き継がれています。
実用的自動車をはじめて作ったダイムラーやベンツは現在でも、ダイムラー・ベンツ社として
残っています。飛行機をはじめて作ったライト兄弟は、何か企業とか作らなかった
のでしょうか?
888世界@名無史さん:04/11/02 16:33:14
>>884
なかなか面白い話。
イスラム教徒にとって多神教徒がやることはどうでもいいことだったのですね。

ひとつ疑問なのですがそのように比較的落ち着いていたイスラム教徒と違って、
なぜキリスト教徒は多神教徒の存在を許すことが出来ずに世界の果てまで
命がけで布教せずにはいられなかったのでしょうか?
自宗教の世界観を絶対的権威であると思い込む点ではどちらも同じではないかと
思えるのですが。
889世界@名無史さん:04/11/02 16:42:37
>>887
http://www.e-t.ed.jp/edotori39031/edotori39031002/sibui.doc
歴史における個人の役割 −ライト兄弟−
890世界@名無史さん:04/11/02 16:43:26
しっかし、世界史板の住民は日本史分からんのだなあ。
日本の異端審問のようなものと言えば、まずは宗門改じゃないのか?
もちろん厳密な意味では西洋とは違うだろうが。









と、挑発してみるテスツ。
891887:04/11/02 16:58:16
調べました.1909年、ライト社創立。1915年、ライト社売却。
1924年、ライト社、ボーイング社に吸収合併。
ということで、ライト兄弟はあまり実業家向きではなかったんですね。
892世界@名無史さん:04/11/02 17:02:49
>>890
宗門改と異端審問じゃまるで別物だから。
厳密な意味どころか、有り様からして関係ない代物。
見た目に似た部分がないわけではないがね。

レッドパージやらと一緒にしてる奴も解釈がかなり変。
893世界@名無史さん:04/11/02 17:08:29
>891
コロンブスの新大陸発見もそうかもしれないが
不可能と思われたことが可能と分かるとそこからフォロワーが一杯出てきて、
先駆者のアドバンテージがなくなるのかな?
ある意味、ただの踏み台か・・・
894世界@名無史さん:04/11/02 17:10:36
>>888
>キリスト教徒は多神教徒の存在を許すことが出来ずに世界の果てまで
命がけで布教

そんな高邁な意識は一握りで
キリスト教の踏み絵を突きつけてイエズス会に先ならしをさせ
従わなければ皆殺しにするのは「布教」とは呼べない

イスラムも他地域の多神教を許していない
イスラム教と接触したりイスラムが通過した場所では佛教寺院など破壊されている
895=884:04/11/02 17:38:42
>>888
二つの問題が複合してるんだと思う。
a)なぜヨーロッパ・キリスト教徒は多神教徒の存在を許すことができなかったか
b)なぜヨーロッパ人は世界の果てまで命がけで布教せずにいられなかったか

まず、a)について。やはり大風呂敷だし、極個人的な意見だが、これも聖書世界観と古典古代知識体系を調整しつつ同時に受容せねばならなかった経緯によると思う。

「世界の秩序」という観点で歴史上の世界観を大別すると、基本的には3つに大別できる。
a)世界は、できてしまった(世界卵から生れた、とかも含む)
b)世界は、昔からずっと続き、長大なサイクルで崩壊と再生を繰り返してる
c)世界は、ある計画性を持って創造された
(ゾロアスター教にはタイプ分けをまたぐような特異な性格があるが、置いておく)

cタイプがいわゆる「一神教」の世界観。aタイプ、bタイプを多神教的な世界観と断定することはできないが、多神教と相互排斥的ではない。
※この辺は、岡崎勝世,『世界史とヨーロッパ』(講談社現代新書),2003.藤縄謙三,『歴史学の起源 ギリシア人と歴史』,1983,力富書房.などを参照

中世西欧ではもちろん、cタイプ世界観が権威付けられてたが、新プラトニズムの流出説などはaタイプ、古代ローマの歴史観はbタイプだった。
つまり、中世西欧の世界観は、自分達の内側で、多神教的な世界観を打ち倒すことで自己形成してったもの。
一方、イスラムの方では、自分達の内側にあった多神教的世界観克服は、ムハンマドがかたをつけてくれてた。
イスラム成立以降の多神教との関係は、自分達の外部との関係だった。

比較すれば、中世西欧の方が「多神教徒の存在を認めることができない」強迫観念が強くなるのは道理だと思う。
自分たちの自己形成に関った問題だから、自己の存在証明の問題としても、多神教徒を認めることは困難だった。

現在の我々にとっての問題は、近代化した後の西欧の世界観に、こうした中世的な強迫観念が残っているかいないか?残っているとしたらどの程度どんな残余があるか?だが、それはまた別の問題。
896=884:04/11/02 17:39:24
>>888
>b)なぜヨーロッパ人は世界の果てまで命がけで布教せずにはいられなかったのか
またも大風呂敷で、極個人的な意見だが、やはり、異文化を権威として受容せざるを得なかったヨーロッパ・キリスト教徒のコンプレックスが遠因と思う。

中世西欧のTO地図というのをご存知だろうか?
マッパ・ムンディ(世界図)とも呼ばれる。世界はOで示される円盤形で、中央部は概ねT字形と言える地中海が占めている。

このマッパ・ムンディの上には、カルデアだの、エデンだの聖書的地理知識や、無頭人だの一脚人だの古典古代文献に記された伝説的知識が散りばめられていた。
その意味で、異なる知識体系を調整しつつ受容することを試みた中世西欧の苦心の表象化になってる。

世界が円盤形という地図は、古代ギリシア由来のものが原型としてあった。
こちらの地図では、円盤状世界の中心にはギリシアのデルフォイ(アポロンとデュオニソスの聖域)が位置している。
一方、中世西欧のTO地図では、円盤状世界の中心にはエルサレムが位置している、
TO地図は、西欧地域が本当に世界の北西方向の辺境部にしかない、とい認識を見る者に直接的に示す図像になってる。

あんな地図を日夜みていた聖職者や、教会で目にした知的向上心の強い権力者が「我々はいつか世界の中心に出ていかなければならない」的強迫観念を抱いても当然と思う。

学者先生にはなかなか認めてもらえないと思うが、十字軍があれほど短期間の熱狂で成立した背景因は、TO図に表象された世界認識にあったと思う。

ここから後は、歴史関係で普通に言われる説明に合流する。
十字軍で、世界の中心エルサレム地方に出てみたが、占有はうまくいかなかった。しかし強迫観念は別ルートを探しても世界に出ていくことを強いた。
そうこうしてる内にインドに到達し、長距離交易が商業資本を発展させ、といったサイクルに突入した。
897=884:04/11/02 17:42:22
>>894
>イスラムも他地域の多神教を許していない

>>895で書いたように、ヨーロッパ・キリスト教と、イスラム教とで、多神教に対する態度を比較すると、
両者の行動原理には、
「自文化に由来した権威の外部に多神教を見出すか」
「異文化に由来する権威を授与する過程で、自分たちの内部の多神教を克服したか」
という違いに基づいた差異があったと思う。

ゆえに、イスラム世界が自分たちにとっての大きな課題を“解決”(>>884)した後は、膨張したイスラム世界の外縁部(インド〜東南アジア)では為政者や聖職者の間ですら、多神教に対しての鷹揚な態度も生じた。

一方、ヨーロッパ・キリスト教徒の方は、強迫観念に駆られ、自己の存在証明のためにも多神教に対し敵対的であり続けた。
無論、ヨーロッパ人でも俗人商人などは、キリスト教徒でも、こうした強迫観念は緩かったわけだが。
898世界@名無史さん:04/11/02 17:53:05

このスレで長文レスは勘弁してくれ、いつから議論廚が住み着いてるのか?
長文レスで改行すらしていないのは荒しと断定したいぐらいだ
長文の間に埋もれた1行質問は気がつかないまま放置される可能性もある

初心者にフレンドリーな見やすいスレであってほしいと思う
899世界@名無史さん:04/11/02 18:14:16
そうだな。俺は884を荒らしだとは思わないが、
それにしてもTPOというものはあるだろう。
この板は内容さえあれば長文でも受け入れる所だけど
質問スレは最初の質問を大きく超えて議論を展開させる場所じゃないだろ。

書きたかったら、どこかそういう意見の開陳を受け入れてくれる
スレをさがしてそこに書き込め。
 ヨーロッパはどうして世界一になったの?スレとかな

900888:04/11/02 18:15:34
>>894
確かに、本当に目的が布教にあったのか、
一攫千金にあったのか、残虐行為を働く事自体に
あったのか、単純に断言できないかもしれませんね。

>>895-896
中々うなずけるところが多いです。
世界図の教会への影響は知りませんでしたが、興味深い。
西欧の強迫観念はアメリカの凶状をみれば
まだまだ進行形だと思えてしまいますね。
901898:04/11/02 18:30:36
>>899
884は荒らしとまでは言えないけど、もう少し読む側の便宜を考えるべき。
自分の意見の開陳で精一杯なのかもしれないが、意見は読んでもらってなんぼでしょ。
読みにくければみんなスルーしてしまうよ。せっかくの努力が水の泡。

とにかくこのスレで議論を展開するのだけは避けてほしいです。
902世界@名無史さん:04/11/02 18:38:07
海戦で日本海海戦をあげたのは動員規模でなくて
遠征距離が長大なことを理由として挙げた。
903=876:04/11/02 19:10:07
>>881
>アラビア文字圏の新聞って、書道家に書いてもらったのを写真製版してるとか聞いたんだけど、本当だろうか。

どうなんでしょう?
私はにわかには信じ難いんですが。中にはそういう
新聞もあっても驚きはしない、程度です。

多分、この辺、オスマン朝末期の印刷術導入とか、
青年トルコ革命絡みでの新聞活動の研究などで
読みやすいのがあると、助かると思います。
(当時はまだオフセットはなかったのかな?)

なんかいい本ないもんでしょーかねー??
904世界@名無史さん:04/11/02 19:15:34
質問です。
パウル・カレル著「焦土作戦 中」(文庫版)p172 に以下のようなくだりがあります:

 彼らは戦後、そこで戦ったドイツ人捕虜を収容所から引っ張り出してこの要塞に戻し、
即決裁判にかけたのである。各階級から一名ずつが絞首刑の宣告を受けた。将官、大佐、
中佐、少佐、大尉、中尉、少尉、曹長、軍曹、伍長、兵長、兵それぞれ一名が。
 1946年1月29日犠牲者たちはヴェリキエ・ルーキのレーニン広場で大衆の目の前で吊るされた。
第277歩兵連隊の指揮官たち、当時の防衛指揮官、鉄道官吏、下士官、兵−。

この事件に関して詳しく教えてください。処刑されたのは、国防軍人かSS軍人か、氏名、経歴、人物は? 罪状は…?
処刑の首謀者は誰? その首謀者の経歴、その後の人生は? 当事者らに対するドイツ、ソ連両国の反応は?…など、何でも結構です。

ヴェリキエや、277歩兵連隊でググったのですが、手がかりつかめず…
また、軍事板とそのほかのサイトでも尋ねてみたのですが、回答を頂けず…
宜しくお願いいたします。
905世界@名無史さん:04/11/02 19:42:00
>>904
>>904
軍板で答えが無いとなるとここでも難しい。
この板の軍事関係レスはほとんど軍板からの出張者のもの(住民はかぶっている)。
英語かドイツ語でググって見た?
906世界@名無史さん:04/11/02 20:01:36
>>878>>883永遠の青殿、ご回答をありがとう御座います!!
907世界@名無史さん:04/11/02 20:27:58
用語集を読んでもアナーキズムとニヒリズムの違いがよくわからないです…
あと各国の左翼政党の名前が紛らわしくて覚えられないのですが、
アドバイスをいただけるとうれしいです。
908世界@名無史さん:04/11/02 20:40:16
>>907
アナーキズムは一応政治思想だが
ニヒリズムは政治思想ではない、
はず(w)

用語集にはニヒリズムなんて書いてある?<違いがよくわからない
909世界@名無史さん:04/11/02 20:55:18
というか、アナーキズムとニヒリズムは全くの別物。
アナーキズムは(一応ではなく)社会主義・共産主義に連なる政治思想だし、
ニヒリズムは哲学における思想の一潮流。アナーキズムは「無政府主義」、ニ
ヒリズムは「虚無主義」と訳されることがある。

どっちもかなり複雑な思想的展開を辿っているので一言で説明するのは難しい
が、誤解を覚悟で説明すると、アナーキズムは社会的階層や国家の否定を説く
思想。ニヒリズムは(それまで主流であった)哲学的真理を否定し、現実を無意味
なものと見て、全ての事象を懐疑的にとらえることが特徴。

とりあえず、これだけでも違いは明らかだと思うのだが。
910世界@名無史さん:04/11/02 22:20:43
>>907
補足しておくと、現在使われている用語の意味と用法は>>908-909
とおりだが、明治期の日本では、テロを実行するアナキスト達をニヒリ
スト、「虚無党」などと呼んでいた。

これは社会主義思想やその政治主張を報道することなく、既存の秩序
や社会を不可解な思想的理由で否定、破壊しようとする集団であるこ
とを印象づけるための情報操作であったか、あるいは単に報道記者の
無知から来たもの。
911世界@名無史さん:04/11/02 22:59:56
少年ジェット vs ブラック・ニヒル
912世界@名無史さん:04/11/03 00:45:48
現在使用されている言語のうち、一番ラテン語に近いのはイタリア語ですか?
913世界@名無史さん:04/11/03 01:35:23
>>912
板違いだと思われ
914カラジチ ◆mWYugocC.c :04/11/03 08:35:22
>>912
現在使用されている言語のうち、一番ラテン語に近いのはラテン語です。
ラテン語のラジオが現在放送中ですので。(笑

という冗談はともかく、
「何を持って近いとするのか」
を決めないと何とも言えないと思われ。
実際問題として、ラテン語とラテン語派の文法ってかなり違うし。
915904:04/11/03 11:28:36
>>905
レス有難うございます。
やはりそうですかね…
英語やドイツ語ではわからないのですが、何とか頑張ってみます。
916世界@名無史さん:04/11/03 17:22:29
日本語の助詞や助動詞を単語の活用と考えると、
ラテン語と日本語が共通する特徴を持っている、という見方。

ラテン語は単語の活用は厳密である一方、
語順は極めてルーズ。というよりどうでもいい。
917アクィラ ◆0fUIPC892c :04/11/03 17:27:28
>>916
ラテン語は強調したい単語が、
文頭、文末に来ることが多いですが、
語順については、
確かに仰るとおりだと思います。
後、韻文の時は韻律が問題になるでしょうけど。

でも、だからといって日本語との共通性は疑問ですが。
918世界@名無史さん:04/11/03 17:37:22
強調したい単語が、
文頭、文末に来ることがラテン語は多いですが、
確かに仰るとおりだと語順については思います。
韻律が韻文の時は問題になるでしょうけど、あとは。

でも、だからといって共通性は疑問ですが、日本語との。
919アクィラ ◆0fUIPC892c :04/11/03 17:40:57
>>918はクッキーの不調で、
送信されたものと思われます。
失礼いたしました。
920アクィラ ◆0fUIPC892c :04/11/03 17:42:59
>>918
それとも>>919は、私の勘違い?
そうでしたら誤爆スマソ。
921世界@名無史さん:04/11/03 17:47:12
日本語は語順にルーズという例?
922世界@名無史さん:04/11/03 17:57:35
んな事言い出したらドイツ語の枠構造なんて(ry
923アクィラ ◆0fUIPC892c :04/11/03 18:05:20
>>921氏感謝。
了解しました。

>>918>>917を使った事例でしたか。
(ちょうどPCが落ちたタイミングだったので、
 バグったかと思いました)

でも、ラテン語だと、

ラテン語は、文頭、文末に来ることが多いですが、
語順については、強調したい単語が、
確かに仰るとおりだと思います。
(以下略)

位は、平気でやります。
(上記の日本語は成立してませんよね)
これを可能とするのは、
形容語と被形容語との性・数・格の一致をはじめ、
日本語にはないラテン語の要素です。
板違いなので、ここいらで止めますね。
924世界@名無史さん:04/11/03 18:43:06
日本語は語順はルーズじゃないぞ
主語を最後に持ってきたり動詞を頭に持ってきたりはたとえ韻文でもできない
925世界@名無史さん:04/11/03 19:25:11
アメリカ大統領の選挙人て
ローマ帝国の選帝侯に準えてるような気がしたんですが
どうでしょう?
926アクィラ ◆0fUIPC892c :04/11/03 19:27:46
>>925
神聖ローマですか?
927世界@名無史さん:04/11/03 19:31:52
>926
そうです。
大統領選を見ていて、なんとなく思いついたのですが・・・
928アクィラ ◆0fUIPC892c :04/11/03 19:35:48
詳しくないのですが、
選定侯を選ぶ選挙というのは、
無かったと思うのですけど。

むしろ、古代ローマの選挙制度の方が、
アメリカ大統領選挙に、
ある意味では近いシステムを備えているかもしれませんが。
929世界@名無史さん:04/11/03 19:52:50
>>928
んなこたーないな。
ローマ皇帝の選出は、元老院の指名とローマ市民の承認(歓呼で迎える)だ
から、アメリカで言えば上院で指名され下院で承認するという形になるが、実
際には選挙人による間接選挙で選ばれている。
930アクィラ ◆0fUIPC892c :04/11/03 20:00:22
>>929
言葉足らずで失礼。
ローマで選挙があるのは、共和政なのです。

ローマの政務官・公職者選挙は、
人々は、選挙ユニットに分かれ、
そのユニットの意志決定を行います。
各ユニットの票が、
当選を決定する票となるわけです。

ローマとアメリカの選挙制度が、
比較されやすいのは、
コンスルが統領、人によっては大統領などと、
翻訳されることからも窺われます。
931925:04/11/03 20:58:07
>926-930
成る程。参考になりました。神聖ローマではなくて古代ローマの方が
イメージとしてはより近しいのですね。


932アクィラ ◆0fUIPC892c :04/11/03 21:06:04
>>925=931
神聖ローマのシステムは、
詳しくないので、推測に過ぎませんが、
私は、そのようにイメージしております。
ユニットと選挙人が対応するわけね。
933世界@名無史さん:04/11/03 22:01:46
>>924
「思わねぇーよ、そんなこと、俺は!」
というのは意味が通じますというか成り立ちますよね

ラテン語の語順はどうでもいいというのには賛成しかねますね。
>>917はちょっとお茶濁しているけど。
俺と違って大人だね。
934アクィラ ◆0fUIPC892c :04/11/03 22:14:21
>>933
「どうでもいい」を「自由度が高い」と読めば、
たしかに、現代のロマンス諸語よりは、
語順の自由度は高いだろうなぁ、とは思ったからです。
後、
>日本語の助詞や助動詞を単語の活用と考えると、
という考え方を知らなかったので、
中途半端な知識を声高に言って、
後で大恥かくのは嫌ですからw
ま、コテ背負ってますので、これでも。
935世界@名無史さん:04/11/04 00:09:40
>>933
意味通じるのと文法が正しいのとでは意味が全然違う。
英語で、スタマックエイク!ギブミーメディスン!ヘルプ!でも意味通じるけど、
テストで「すみません、おなかが痛いのでお薬をいただけますか?」の訳としてこんなん出して
点数もらえると思う?
936世界@名無史さん:04/11/04 00:24:01
>>935
文法的に正しいかどうかを論じているわけではないよ。
文法的に正しいかどうかなどとつまらんことを考えているから
異国の語学学校でも無口で何を考えているのかわからん奴にな
っちまうんだよ、日本人は。
そこを考えてしまうのが日本人の長所でもあるんだけど。

で、俺がセンセなら満点とまではいかなくてもそれなりの点数を上げるよ。
腹抱えた絵を添えて"Help!!!!!!"だけでも上げるね。

板違いなのでここらで消えるわい。
937世界@名無史さん:04/11/04 01:53:31
タンザニアの正称はタンザニア連合共和国と称すのですね。

ここで質問があります。
連邦共和国と連合共和国にどのような違いが存在するのでしょうか?
国号に違いがあれば、何か違いがあると思いますがどうでしょう?

ご回答をヨロシクお願いします。
938世界@名無史さん:04/11/04 03:11:24
>937
全く違いがわからなかったんですが
一意見としてレスします

連邦制 一国の中に複数の政府があり、さらにそれを統括する機関がある
連合制 独立した国々が政治的・経済的に同一グループを形成する

ニュアンス的にはこんな感じでしょうか?
939世界@名無史さん:04/11/04 03:27:12
タンザニア連合共和国 United Republic of Tanzania
ミャンマー連邦    Union of Myanmer
ブラジル連邦共和国  Federative Republic of Brazil
スイス連邦      Swiss Confederation
ドイツ連邦共和国   Federal Republic of Germany
ロシア連邦      Russian Federation
アメリカ合衆国    United States of America
メキシコ合衆国    United Mexican States
ソビエト社会主義共和国連邦
           Union of Soviet Socialist Republics

つまり、特に基準はない。同じ連邦でも政治形態もバラバラ。
タンザニアはタンガニーカとザンジバルが1つの国家を形成しているが、
財政も法律も別々だったかな。外交と防衛と通貨だけが共通。

そういえば、二重帝国って正式名称はなんだっけ・・
940世界@名無史さん:04/11/04 03:31:03
ちなみにいわゆる南部連合は
Federated States of America
だったな確か。
941世界@名無史さん:04/11/04 03:52:26
>>938-940

ご回答をありがとうであります!

もう一つ質問ですが、
欧州連合って一つの国家みたいなものなんですか?
それとも単なる欧州諸国の同盟関係を構築するようなものでしょうか?
942世界@名無史さん:04/11/04 03:53:38
>>940
ちょっとした疑問なんだけど、
「いわゆる南部連合」っていう言い方をしたけど、
南部連合って断定すると何かまずいん?
943 ◆S9rdhph7bE :04/11/04 04:01:50
>>941
欧州連合は一つの国家を目指している、という事になっていますが
現状では一つの国家とは言いがたい
なぜなら各国が防衛、外交、徴税権など
主権国家の基本的権利を手放していないから
現在の25カ国規模を維持した状態で今後一つの国家になる可能性も限りなく小さい
944世界@名無史さん:04/11/04 04:58:06
>>937
そのときの訳し方。
たまたま通用して定着したり、外務省やなんかの公文書に載ったりすると、
原義との整合性よりも、慣習としてそれが正式名称の訳となる。
アメリカ合衆国だって、アメリカ共和国連邦でも、アメリカ国連合でも、
アメリカ合同州国でも、訳としては正しいが、たまたま「アメリカ合衆国」が
定着したためにそれが正式な訳とされているにすぎない。
945世界@名無史さん:04/11/04 06:02:35
英国のブレア首相は労働党って事は左翼政党ですよね?
てことは反英なんですか?
左翼がなぜイラク戦争を支持するんですか?
946 ◆S9rdhph7bE :04/11/04 06:30:16
>>945
多分厳密には板違いの質問なんだろうが(某スレはその板違いでずーっと来てるけど)
簡潔に答える事が非常に難しいんですが

>英国のブレア首相は労働党って事は左翼政党ですよね?

英国の労働党が社会主義路線を捨ててからもうだいぶ経ちますですね。
現在の労働党は中道政党と言っていいでしょう
(中道左派とさえ言うのをはばかるものがあったりする)
何が中道かについては議論の分かれる所だろうけど

>てことは反英なんですか?

主語は何ですか?
英国首相が「反英」である事は許されないでしょう
もしかして「反米」の間違いだろうか?

>左翼がなぜイラク戦争を支持するんですか?

ブレアが支持をしているから左翼が支持をしているという事にはなりません
ブレア自身はイラク戦争肯定派、「正義」と考えているようですが
労働党内の左派はイラク戦争反対が強いです
しかしどの党であれ英国の政権党であるかぎり
強烈な「反米」は打ち出せませんね
英国の国益に反するからです

こんなもんでどうでしょ?
947世界@名無史さん:04/11/04 06:32:02
労働党:最も保守的な進歩政党
保守党:最も進歩的な保守政党

ブレア首相のあだ名:トーリー・ブレア(保守党はトーリー党と呼ばれた時期がある)
948カラジチ ◆mWYugocC.c :04/11/04 10:58:57
>>945
左翼とナショナリズムは相反するわけではないと思いますよ。
日本の左派政党だって、戦争を放棄した憲法第9条を持つ平和国家ニッポンが大好きじゃないですか。

>>928に茶々。
>選定侯を選ぶ選挙というのは、
>無かったと思うのですけど。
ボヘミア王国は三十年戦争中まで選挙王制ですよ。
でも、それぞれの州の利益を代表する選挙人が直接選挙で選ばれる米大統領選挙と、
有力な諸侯が国王を選ぶ神聖ローマの選挙制は、
やっぱり根本的に違う気がしますけどね。
949世界@名無史さん:04/11/05 07:18:22
日本に正教会系の大学ってありますか?
950 ◆S9rdhph7bE :04/11/05 07:40:55
>>947

>保守党:最も進歩的な保守政党

異議あり!w

なおトーリーは今もトーリーです(本人たちはいやがってるけどね)
ウィッグは大合同で消滅したけど
951世界@名無史さん:04/11/05 08:50:34
異議ありといわれても、これは英国人自身がそう言っているのだが。
952世界@名無史さん:04/11/05 10:25:20
そういや10年くらい前のカナダの与党が「進歩保守党」だったな。
総選挙で過半数の190なん議席から一気に2議席!に転落したとこまでは覚えてるけど、
そのあとどうなってるのやら。
953世界@名無史さん:04/11/05 11:07:23
「保守党」という場合は保守革新の「保守」ではなく、保守主義・自由主義の「保守」だろ。

中央集権・官僚主導・大きな政府・伝統的権威の維持などを主張するのが保守主義。
そう言う主張をしながらも改革を目指すから「進歩保守党」なのだろう。
954世界@名無史さん:04/11/05 11:47:15
保守革新の「保守」の意味で「保守党」と名乗った政党なんてあるのかね。
955世界@名無史さん:04/11/05 11:50:21
>>953
> 大きな政府
え?
956世界@名無史さん:04/11/05 11:51:13
>>953
じゃあ、保守革新の「保守」ってのは何を主張するの?
957世界@名無史さん:04/11/05 12:19:45
改革しない
958世界@名無史さん:04/11/05 12:37:44
革新派が「改革をしようとしない奴ども」と決めつけるのが「保守派」「反動派」。

※戦前の皇道派右翼も自らを「革新派」、政府・官界を「保守派」と言っていた。
 知り合いの労組幹部にこのことを話したらムスッとしていた。
959世界@名無史さん:04/11/05 17:21:20
革新派は自称で保守派は他称?
戦前の皇道派右翼「も」ってことは、ほかにも例があるってことですか。
960世界@名無史さん:04/11/05 17:35:14
戦後の左翼の「革新派」「革新陣営」だろ。
961 ◆S9rdhph7bE :04/11/05 17:45:53
>>951
>英国人自身がそう言っている

それはそれはw
962世界@名無史さん:04/11/05 19:20:54
だから、第7サティアンはサリンプラントではなく、
オウムのレベルでも作れるアンフェタミン製造設備だった。
オウムがあちこちに係留していたモーターボートは、原料のアンフェタミンを
第三国から受け取る用途。
オウムのシャブは後藤組が流通させ、ヤバイ警察の取り締まり
情報は、創価が組織に流していた。
オウム真理教とは、創価の覚醒剤組織の別名です。
教祖の松本は、ただのお飾り。もちろん,統一も一枚かんでるよ。
http://yasai.2ch.net/test/read.cgi?bbs=koumei&key=979195748
963世界@名無史さん:04/11/05 23:57:19

質問させてください。

日本人が海外に移民した主なものはブラジルとアメリカ以外に何処の国がありますか?
また、有名な出来事がありましたら教えてください。
964世界@名無史さん:04/11/06 00:02:50
日本とヨーロッパなどの身分・階級制度の歴史って、同じようなものと捉えていいんですか?
例えば、日本には士農工商というものがあり、インドにはカーストというものがあったわけですが、同じような階級制度で、下っぱを差別していたという事ですよね。
また、日本には奴隷がいなかった代わりに、地主が土地を制限?して農民たちを搾取していたという点も、ヨーロッパなどと一緒?
965世界@名無史さん:04/11/06 00:24:32
>>963-964
もしガッコの宿題なら
中・高生質問スレ Part7
http://academy3.2ch.net/test/read.cgi/whis/1087410704/l50

>963
日本はたくさんの国に移民を出している、ペルーなど。
検索すればいろいろ出てくる
>964
過去に身分制度が無かった国や地域は無いと。
その意味ではどこでも同じ。
しかしその成り立ちや歴史、どんな制度だったかは当然国や地域で全く異なる。
日本にも奴隷がいた時期はあります。
966カラジチ ◆mWYugocC.c :04/11/06 00:44:55
>>963
満州国、ってのはダメですか?(笑
>>964
大雑把に見れば似てくるのかも知れないけど、あんまり同じものと捉えない方がいいのでは。
突き詰めれば「階級制度がある」以外に何が一緒なんだという気もします。
階級制度と言っても様々で、結構違いますし。
例えば西欧中世の身分制度の特色としては、
・土地を媒介とした契約によって成り立つ封建制度
 (日本でも封建制度と言いますが、日本の封建制は契約に拠らない)
・国王選挙制度
・身分制議会の存在
などがあります。同じ「階級制度」とは言っても、日本の場合と違って市民や聖職者が議会を通じて権力を行使しました。
日本の場合、僧侶が権力を握ることはありましたが、それは人脈によって成立するものですから、やっぱり違う。

あんまり具体例を出すとぼろが出そうなのでやめておきますが(笑、
農耕社会である以上、土地を媒介に上層階級が農民を収奪するという構造が出来るのは必然かも知れません。
しかし、どのような上層階級がどのような下層階級をどのように支配していたのか、というところは結構地域差があるように思います。

>また、日本には奴隷がいなかった代わりに、地主が土地を制限?して農民たちを搾取していたという点も、ヨーロッパなどと一緒?
古代ローマには奴隷がいたはずですが。また、半奴隷的な存在として中世には農奴が存在しました。
967世界@名無史さん:04/11/06 01:14:16
>>963
ドミニカ移民も有名だな。
968世界@名無史さん:04/11/06 01:46:52
>>966
中世西欧にも奴隷はおりましたな。社会に置ける階層をなすほどの
数ではありませんでしたが。

また、帝政ローマはマルクスが「奴隷制社会」と呼んだほど労働力を
奴隷に頼った時代でした。ただし、近代アメリカに置ける黒人奴隷ほど
差別されていたわけではなく、奴隷身分からの解放も積極的に行われ
るなど、比較的流動性が高かったようですが。

>>964
カーストはかなり特殊です。ただの身分制度・階級制度ではなく、ある種
の職能集団でもあります。また、他の社会の様な流動性はほとんど無く、
出身カーストから離れることは殆どありませんでした。
また、イスラムの奴隷制度もいわゆる日本人が想像する「奴隷」とはかけ
離れていました。奴隷身分のまま宰相になる例もありましたし、マムルーク
と呼ばれる奴隷兵士達は、各地で自分たちの王朝を建てたりしました。
(エジプト・シリア マムルーク朝、インド 奴隷王朝等)

それらの共通性を探るのは大きな研究テーマとなりうるかもしれませんが、
多分ライフワークになるかと。片手間に出来るものではないと思われます。
969世界@名無史さん:04/11/06 01:48:49
紀元前53年のカルラエの戦いでクラッススを破ったパルティアの将軍の名前
を解る方教えてください。確かギリシャ語だったと思うんですけど・・・。
970世界@名無史さん:04/11/06 01:57:03
スレナス?
971アクィラ ◆0fUIPC892c :04/11/06 02:07:09
>>968
お陰で、ローマの奴隷研究は、
旧ソ連で盛んになりました。
ソ連こけたら、奴隷研究もこけたようで、
最近、めっきり関係の研究を見ません(国内限定)。
972世界@名無史さん:04/11/06 02:32:04
>>970
確認してみたところそのようです。ありがとうございました。
それにしても、クラッススの処刑方法はむごい・・・。
973世界@名無史さん:04/11/06 11:24:02
>>963
アルゼンチンにも行ってますね
基本的に日本人は勤勉なため、どの国でも一応の成功はしているようです。
また祖父の時代からの勤勉さが信頼されて、どこの地域でも
日系2世、3世は弁護士や医者など信用第一の職種で大成功する人が多いのも特徴
974世界@名無史さん:04/11/06 11:25:03
>>964
>日本には・・・地主が土地を制限?して農民たちを搾取していたという点も、
なんか引っかかる言い方。
「地主は小作農をその支配下に置いていた。」と言うべき。
975世界@名無史さん:04/11/06 12:50:36
>>964
身分制度てのを、貴族/平民/奴隷とかって分かり易いイメージで捉えない方がいいと思うよ。
>>968氏が書いてるように「奴隷」と言たって、実態は地域により時代により様々だから。

カースト制にしろ、農奴制にしろ、様々な身分制度を
誰が、何を、どんな方法でどの程度制限(支配)されてた制度
としてみてくと、(他の人も言ってるけど)簡単には、同じような
もの、とは言えなくなる。

例えば、
・私有財産権(動産・不動産)の有無、制限
・法的保護の程度、刑罰の格差、訴訟権の有無
・通婚制限の有無、
・家族を構成する自由の程度
・職業選択の範囲
・居住地域、移動の権理
・監視・行動の自由の程度
・身分自体の流動性

ほかにもあるかもしれないけど、こんなポイントに注目して
それぞれの身分が、それぞれの制度でどんな立場とされたか
みてくと、いろんな身分制度の違いが少しずつわかってくはず。
976世界@名無史さん:04/11/06 13:01:29
ナチスドイツ政権下で政治犯として処刑されたドイツ人ってどれくらいですか?
977世界@名無史さん:04/11/06 13:10:22
「麻薬の問題に就いて」HPの「麻薬とブッシュ元大統領」の項とか、
http://freeweb.kakiko.com/syouhou/mayaku1.html

「利権屋ブッシュを慕うCIA」とか
http://village.infoweb.ne.jp/~fwgj5057/sub19.htm

「麻薬売買の闇の世界を解明する」
http://www01.netweb.ne.jp/~kimura/room/00007.html

上記以外にもたくさんあるよ。

「JFK暗殺当時のブッシュの消された記録」も面白い。
http://village.infoweb.ne.jp/~fwgj5057/sub18.htm
978次スレたてました:04/11/06 13:29:01
世界史なんでも質問スレッド17
http://academy3.2ch.net/test/read.cgi/whis/1099715119/

以降、新規質問は向こうの方がいいと思う。

こっちの残り活用もよろしく、ただし、sage推賞、と言ってみる。
979世界@名無史さん:04/11/06 13:34:19
>>975
貨幣経済がどの程度浸透した社会かで、奴隷的身分の在り方も随分違ってくる。
古代ギリシアのアテネの奴隷とスパルタの奴隷とか(それぞれ時期によっていろいろだけど)。

ヴァイキングの奴隷は、主人(家長)が死ぬと、一緒に埋葬(殉死)されたりしたそうだ。

「日本には奴隷がいなかった代」(>>964)てのも、多分この辺についての勘違いで。
奴婢ってのは、奴隷的身分ではあった。

ただ、ヴァイキングにしろ、奴婢にしろ対外交易では売買されもしたんだけど。
980世界@名無史さん:04/11/06 17:01:41
>日系2世、3世は弁護士や医者など信用第一の職種で大成功する人が
多いのも特徴

官界、ビジネス界というのは差別が強い世界だ。その点医者や弁護士
などの資格社会は進出しやすい。日本でもその意味で女性の進出が目立ちます。
981世界@名無史さん:04/11/06 20:38:16
在日もそれらが多いね。
982世界@名無史さん:04/11/06 20:55:40
パチンコ屋が資格社会か?
983世界@名無史さん:04/11/06 21:20:59
警察の許可が必要です。
984世界@名無史さん:04/11/06 21:25:36
>>982
別の意味で差別の強い世界だぴょん。
985世界@名無史さん:04/11/06 21:25:43
よく『日中戦争』を『支那事変』と呼ぶ人がいますがなぜですか?
ゴーマニズムに『日中戦争戦争というのは正確ではない』みたいなこと書いてあるんですが、理由が書いてない。。。
986世界@名無史さん:04/11/06 21:50:55
>>982
インテリ在日がつく職業としてはメジャーでしょ?
知り合いの在日は「朝鮮人はドカタか医者になるしかない」って言われて育ったって言ってたよ。
987世界@名無史さん:04/11/06 22:00:32
>>979
日本の奴隷は良い奴隷。
それ以外の奴隷は駄目
988世界@名無史さん:04/11/06 22:56:16
>>985
もうこのスレも最後なので、私個人の憶測で答えておきます。

まず第一に、戦争中の呼び名が「支那事変」であったこと。
第二に、戦争の相手方が統一された「中国」という国家ではなく、各地で盤踞
している軍閥であったこと。(国民党しかり、共産党しかり)

多分こんな感じでしょう。私はこの意見を支持しませんが、こういう意見の人も
いるってことで。

> 移民に医者や弁護士が多いこと
東アジア圏出身の移民には多いようですね。
第一には>>980の言うとおり、資格職にはコネクションの必要が薄いと言うこと。
第二には東アジア社会における教育の重視。アメリカを見ていると顕著なのですが、
日本人を始め、韓国・朝鮮人、中国人の移民社会は非常に教育熱心です。これは
人種的なものと言うより、文化的なものでしょうね。逆にヒスパニックや黒人社会は
それほど教育熱心ではありません。(ヨーロッパ系でもドイツ移民はイタリア移民よ
りも総じて教育熱心だったりします)
アメリカのどこかの大学で研究していたはずだけど、結果出たのかな?
989世界@名無史さん:04/11/06 23:41:40
>>985
辞書をひくとわかりますが、「事変」には主な意味が3つほどあります。
a)天災など、人力で避け難い出来事
b)警察力では鎮定し得ぬ規模の擾乱
c)宣戦布告なき戦争行為

日中戦争は、1937年に帝国陸軍と中国軍との間の偶発的な銃撃の応酬からはじまり、ずるずる戦線が拡大していった戦争です。
cの意味で「事変」と呼ぶのは、ある意味筋が通っていますが、戦争全体を「事変」の言葉でくくるのはよろしくないと思います。

なにより、「事変」と「戦争」の使い分けは政治用語のそれで、「b」や「a」のニュアンスをつきまとわせる用法もあり得ますので。
冷静な歴史分析には適さないはずです。

もちろん「当時『支那事変(あるいは日華事変)』と呼ばれた、偶発的開戦」などのように、「当時の捉え方」を明確にする用法は有効ですが。
990世界@名無史さん:04/11/07 00:26:51
俺たちの戦争は終わってない!!!
991世界@名無史さん:04/11/07 00:52:45
>>989
いえ、実際に戦争が始まった当初は「日支事変」であって「日華事変」は
戦後の呼び換えです。
中華民国が戦勝国となって、日本政府に従来の「支那」の呼称を「中国」
に改めるように要求し、日本政府が昭和21年に新聞などの報道関係や、
大学等の学校に行政指導して書き換えを行ったものですね。
992世界@名無史さん:04/11/07 04:25:18
日支事変でも日華事変でもなく「支那事変」だよ。
「満洲事変」に引き続いて、場所が満州から支那にかわったから「支那事変」。
日支事変ではないはず。
993世界@名無史さん:04/11/07 05:45:15
国際連盟で『戦争は犯罪』と決まっていたから
994世界@名無史さん:04/11/07 15:21:52
>>993
嘘つけ。

ケロッグ・ブリアン協定でも国際法違反(停戦協定など)や自衛戦争の
場合は普通に戦争が認められてる。

日華事変は汪兆銘に「シナと呼ばないで欲しい」
といわれた外務省がつくった言葉とも聞く。
995世界@名無史さん:04/11/07 23:01:45
 
996世界@名無史さん:04/11/08 20:58:03
1000到達すると、にくちゃんねるに保存されるので埋め
997世界@名無史さん:04/11/08 20:58:46
998世界@名無史さん:04/11/08 20:59:43
宇目
999世界@名無史さん:04/11/08 21:00:42
1000世界@名無史さん:04/11/08 21:01:20
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