こんな荒れ果てたスレに書くのもどうかと思ったんだが…
東トルキスタン(新疆ウイグル自治区)に、アブダルAbdalともエイヌEinuとも呼ばれる少数民族がいる。
中国政府公認の56民族に含まれない。たしか便宜上ウイグル人かタジク人に分類されていると思う。
その言語・エイヌ語は名詞・動詞・形容詞などの主要な語彙の大半がタジク語などによく似たイラン系で、
ペルシア語の親戚。つまりインド・ヨーロッパ語的。ところがその文法構造は語順、名詞につく格語尾、
動詞に付く接辞など、ほとんどすべてウイグル語によく似たチュルク語の形。つまりアルタイ語的。
思うにAbdalという名(現地では「割礼した者」という意味だとも「乞食」を意味するとも言うが)といい、
ペルシア・チュルク混合の言語の姿といい、彼らこそエフタルの後裔の一派ではないだろうか。