ヒッタイト=エフタル帝国

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1世界@名無史さん
ヒッタイト
前2千年紀、オリエントを代表する強国。
小アジアのボアスキョイを根拠に鉄製兵器と精強な戦車軍団を擁し、
エジプトとも互角に張り合った。民族系等は印欧語族ということ以外は不明。

エフタル
5世紀中頃に中央アジアを統一した民族。
その名"Hephtalites"はイラン系言語で「強い人」を意味するという。
いうまでもなく古の強国「Hittites」の転訛であり、ササン朝をも
圧迫した彼らが伝説の古代帝国の末裔であることを表している。

ビザンティンでは「白いフン」、漢土では大月氏、高車の類族とされた
彼らの輝かしき栄光について語ろう。
2世界@名無史さん:04/09/06 23:20
あほ、デムパはよせ。削除削除。
3世界@名無史さん:04/09/06 23:40
中国では「嚈噠」と呼ばれた。
「嚈」は呼吸音であり、「フッ」(ェフッ)の音。
「噠」は「タッ」
いうまでもなく「ヒッタイト」の漢訳である。(ェフッタッ)
4世界@名無史さん:04/09/06 23:41
さてと・・・



ウリの出番ニダ
5世界@名無史さん:04/09/06 23:45
普通言われるところでは、
エフタルは系統不明ですが、
チュルク系説とイラン系説が主要説でしょう。

どちらにしてもヒッタイトとは関係なし。
6世界@名無史さん:04/09/06 23:47
それじゃーヒッタイトとエフタルの具体的なつながりについて説明してくれよ。

両民族の間にはおよそ1600年もの空白があるぞ
7世界@名無史さん:04/09/06 23:54
次あたり同系説に使われそうなネタ:

ヒッタイト=ホッテントット説
エフタル =エホナラ説
ェフッタッ=アサダル(阿斯達)=ピョンヤン説

<民族の栄華はオリエントをも征していたとは誇らしいニダ>ホルホルホル
8世界@名無史さん:04/09/06 23:56
>>7
ワロタw
9世界@名無史さん:04/09/07 00:03
>>6
イスラエルは3000年の時を経て復活したではないか。
1600年の時の流れはヒッタイトの血脈を断ち切るには充分な時間ではなかったということだ。

中華ではエフタルを「高車の類族」と見なしている。
「高車」とは高度な戦車戦術を用いる種族に対する呼称であり、
ヒッタイトが戦車軍団で古代オリエントを席巻したことが容易に想起させられる。
10世界@名無史さん:04/09/07 00:10
見事な釣師が紛れ込んだなw
11世界@名無史さん:04/09/07 00:13
秋の夜釣りとは風流ですな〜
12世界@名無史さん:04/09/07 00:15
また、エフタルは月氏の類とも記されているが、
これはヒッタイトで月神アルマが高い地位を保っていたことと無関係ではないだろう。
13世界@名無史さん:04/09/07 00:21
また、コイサン語族の創世神話では
大洪水以前に月は存在せず、洪水後に出現したとの伝承があり、
ヒッタイトの月神崇拝がホッテントット起源であることの確たる証左であると言えよう。
14世界@名無史さん:04/09/07 00:25
エフタルの子孫といわれる人たちがもアフガニスタン北部のバダフシャーンに
定住してるんだけど、彼らの言語系統は古代ヒッタイト語とそっくりだそうだ。
俺は>>1のいうことに賛同するよ。
15世界@名無史さん:04/09/07 00:25
ジーク自演!
16世界@名無史さん:04/09/07 00:26
マジレスするとヒッタイト人の子孫は、アルメニア人
になったってのがよく言われてる話だけどな。
17世界@名無史さん:04/09/07 00:30
また、人類最古の製鉄民族と称されるヒッタイトは
その起源を先史ブラックアフリカの製鉄文化に起源を有することが
複数の研究者によって確認されつつある。
10〜12世紀に始まるニジェール=コルドファン語族・
アダマワ=ウバンギ語群(通称バントゥ)系民族の南半球アフリカへの
大拡散以前、同地域の主要な住民はコイサン系民族であったことは論を俟たない。

中濃ソース
http://backno.mag2.com/reader/BackBody?id=200404220530000000117236000
18世界@名無史さん:04/09/07 00:37
また、オリエントを圧倒した屈指の騎馬民族と称されるヒッタイトは
ウマの家畜化の起源を中央アジアないし黒海北岸と推測する通説に対し、
熱帯ブラックアフリカの野生種ウマを馴化したアフリカ人こそが
最古の起源として広く認識されつつある。
アフリカ大陸東北端に位置するエジプトを征服した騎馬民族・ヒクソスに
ついても、その正体はユーラシア起源論者によって巧妙に隠蔽されているのが実情であると言えよう。

特濃ソース
http://backno.mag2.com/reader/BackBody?id=200404080500000000117236000
19世界@名無史さん:04/09/07 00:39
というわけで今夜のコマセは「ヒッタイト=ホッテントット」ということで



しばし糸を垂れてみよう・・・
20世界@名無史さん:04/09/07 00:40



21世界@名無史さん:04/09/07 00:49
                   ,,, -──- 、   ∩
                  ( ( ( ヽ   ヽ ( )
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       ____   \ \i`- 。− ′ 6) /
    /       \   \ ヽ、ヽ ̄ ̄) ノ>/
   /    ノ -、 -ヽ ヽ   \ ~ ▽▽ヽ /
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  ○/   ` - ●-′ |     |     |  「クソスレ立てちゃ駄目だって
.  | |  三   | 三 /     )───|     いつも言ってるでしょ!!」
  |  |  /⌒\_|/^/     /     |
  |  |━━━(t)━━、      |      |
  |   /__ ヽ |_|       i____|
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  ヽ  ` ── ′/.        |  | |  |
   ⊂二⊃⊂二⊃      ⊂二 ) ( 二⊃



22世界@名無史さん:04/09/07 00:51
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23世界@名無史さん:04/09/07 00:52

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24世界@名無史さん:04/09/07 00:53
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 ゙''--------!       !、  ''   /  ゙、   ゙、
i'´ ̄ ̄ ̄``ヽ      丶    ス、   ゙、   冫 ,ィ1
l、        ノ i'´ ̄ ̄l  ゙メ      ゙i   ヽィ゙ ,r''´ .!
   ̄ 7    /  ゝ__,! /    r、 !   _,r''´    !
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  ./    /       /    /     l.   ,.r''´
  ゙ー─‐'           ゙ー─‐'      `ー‐'´

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    )   /      ||||| .|(●),   、(●)、.:|
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 |         v    ||      |/|        ヾ
 |     ノノ   i   ‖     ソ ̄       /  i
 ヾ     ノ       ‖             /   ヾ
  \  ソ   _三------||----=ゞ二\     /    i
   ゝ__ ("-''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''")  /     |
        ヾ\ ゑ ゑ ゑ ゑ ゑ ゑ  / \ '''''""""ヾ
           \           /    ) """""")
25世界@名無史さん:04/09/07 00:54
おなじみ、エキサイトhttp://www.excite.co.jp/world/english/で
「shit」と入力し和訳にかけてみてください。恐らく予想通りの結果が得られます。
それでは次に「shit!」とエクスクラメーションマークを一つ足してください。
予想もしなかった大変な事態になるはずです。
が、それは気にせずにエクスクラメーションマークを足していきましょう。
4つ目で少し不思議なことになりますが。
無事5つ目までつけ終えれば今回の実験は終了です。
26世界@名無史さん:04/09/07 00:56
俺の近所に住んでた爺さんの話。

一人暮らしだった爺さんは子供好きで、ちっちゃい頃の俺もよく遊んでもらってた。
ある時、爺さんの家で見た暴れん坊将軍(だったと思う)の1シーンで
老中と主役が「じい」「若」と呼び合うのを二人で真似して
俺「じい!今日も遊びに来たぞ。」
爺「若、よくぞいらっしゃいました。」
なんて呼び合って遊んでいた。
そんな関係は俺が他県の大学に進学するまで延々と続いていた。

卒業後に実家に戻ってきたらなんと「じい」が脳卒中やって入院中だという。
さっそく見舞いに行ってみたら「じい」はたくさんの管に繋がれてベッドに横たわっていた。
看護士の話では外界からの刺激にはなんの反応も示さない状態だと言う。
俺は「じい」に呼びかけてみた。
「じい、俺だぞ。覚えてるか?」
ダメもとのつもりだった。・・・が、次の瞬間、閉じられていた「じい」の目がカッと見開き
そして今まで昏睡してたとは思えないようなハッキリとした声で喋った。
            「若、ご立派になられましたな。」

もう意識が戻ることはないと聞かされていた俺、そしてソレを言った当の本人である看護士。
二人して悲鳴をあげるほどビックリした。付き添いで来ていたオカンなどは腰を抜かしたほどである。
直ちに医師が呼ばれ「じい」の意識回復の検査が行われたが、その頃には再び「じい」の目は閉じられていた。
そして結局、それっきり目覚めることのないまま半月後、「じい」は永遠の眠りについてしまったのだった。

後に医師から聞かされた話なのだが、「じい」が脳に負った障害は重く、そこから意識が回復した例は
聞いたことがない、というかまずあり得ないということであった。
だがあの場にいた俺は、オカンは、看護士は、確かにその《あり得ない事態》を見た。そして聞いたのだ。
「アンタに会うために目を覚ましたんだろうね。」
とは腰を抜かしてたオカンの談である。
そして「じい」の残してくれた言葉に恥じぬようになろうと心に誓ったものの
結局こんな時間から2chに入り浸ってるような、天国の「じい」に申し訳ない俺なのであった。
27世界@名無史さん:04/09/07 01:00
今日昼に起きて家に誰も居ないと思って
上半身裸パンツ一丁でオナニー途中の
ギンギンなチンコを社会の窓から出して上下に振りながら
「ほんとにほんとにほんとにほんとにライオンだー」
と唄いながら廊下を行進していたところを
妹に見られた俺よりましだろ?
すげぇリズミカルにチンコ振ってたんだよねorz

       ♪
 |∞         ♪     ホントニ ホントニ
 |д゚) ジー       ヽ(゚∀゚)ノ   ホントニ
 |ー)             ( ノシへ  ホントニ
 |. |              く      ライオンダー
28世界@名無史さん:04/09/07 01:03
@まず全裸になり (・∀・)コンニチハ!!
             (  : )
        ( ・∀・ )ノ彡
        <(   )    コンニチハ!!
        ノωヽ

A自分のオチンチンを両手でシュッシュッと擦り上げ白目をむき

    シュッ  ( *゚д゚)
        (ミヽ ノシ シュッ
        ノωヽ

B「オチンチンを高速でしごくんだ!オチンチンを高速でしごくんだ!」
とハイトーンで連呼しながらベットを昇り降りする

    Σ  オチンチンを高速でしごくんだ!        
    Σ         オチンチンを高速でしごくんだ!    て
     ⌒Y⌒Y⌒Y)                          て
             Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒
 _______ 
 |__       ヽ(゜∀゜;)ノ
 |\_〃´ ̄ ̄ ヽ..ヘ(   )ミ
 | |\,.-〜´ ̄ ̄   ω > (∀゜; )ノ
 \|∫\   _,. - 、_,. - 、 \ (  ヘ)
   \   \______ _\<ω__
    \  || ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ |
      \||_______ |

これを10分程続けると妙な脱力感に襲われ、解脱気分に浸れる
29世界@名無史さん:04/09/07 01:04
      r;ァ'N;:::::::::::::,ィ/      >::::::::::ヽ
.      〃  ヽル1'´        ∠:::::::::::::::::i
       i′  ___, - ,. = -一   ̄l:::::::::::::::l
.      ! , -==、´r'          l::::::/,ニ.ヽ  
      l        _,, -‐''二ゝ  l::::l f゙ヽ |、 ここはお前の日記帳じゃねえんだ
        レー-- 、ヽヾニ-ァ,ニ;=、_   !:::l ) } ト
       ヾ¨'7"ry、`   ー゙='ニ,,,`    }::ヽ(ノ  チラシの裏にでも書いてろ
:ーゝヽ、     !´ " ̄ 'l,;;;;,,,.、       ,i:::::::ミ
::::::::::::::::ヽ.-‐ ト、 r'_{   __)`ニゝ、  ,,iリ::::::::ミ
::::::::::::::::::::Vi/l:::V'´;ッ`ニ´ー-ッ-,、:::::`"::::::::::::::;゙ ,  な!
:::::::::::::::::::::::::N. ゙、::::ヾ,.`二ニ´∠,,.i::::::::::::::::::::///
:::::::::::::::::::::::::::::l ヽ;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ /
::::::::::::::::::::::::::::::! :|.\;::::::::::::::::::::::::::::::/ /
30世界@名無史さん:04/09/07 01:05
      r;ァ'N;:::::::::::::,ィ/      >::::::::::ヽ
.      〃  ヽル1'´        ∠:::::::::::::::::i
       i′  ___, - ,. = -一   ̄l:::::::::::::::l
.      ! , -==、´r'          l::::::/,ニ.ヽ
      l        _,, -‐''二ゝ  l::::l f゙ヽ |、 ここは俺達の日記帳なんだよ
        レー-- 、ヽヾニ-ァ,ニ;=、_   !:::l ) } ト
       ヾ¨'7"ry、`   ー゙='ニ,,,`    }::ヽ(ノ  最近のチラシは両面印刷で裏なんかねえんだ
:ーゝヽ、     !´ " ̄ 'l,;;;;,,,.、       ,i:::::::ミ
::::::::::::::::ヽ.-‐ ト、 r'_{   __)`ニゝ、  ,,iリ::::::::ミ    
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31世界@名無史さん:04/09/07 01:05
くだらねー落書きに使うんじゃねーよ
32世界@名無史さん:04/09/07 01:08
ああっ、もうダメッ!
ぁあ…感情論出るっ、感情論出ますうっ!!
ニッ、日本がッ、日本が全部悪いィィーーーーーッッッ!!!
いやああああっっっ!!日本の悪行見ないで、お願いぃぃぃっっっ!!!
アジアのッ!多大な被害を与えた方々にイィーーーーーーッッッ…
今こそ謝罪ッ!賠償ッ!誠意だアアアアアアッッッッ!!!!
戦前の日本を想起させるーーーーっっっ!!!だッ、ダメッ、絶対右傾化ダメェェッッ!!!
侵略戦争ッッ!!従軍慰安婦ッッ!!南京大虐殺ッッ!!!植民地支配ッッ!!!
おおっ!謝罪ッ!!マッ、マンッ、マンセッッ!!!賠償ッ!!マッ、マンッ、マンセッッ!!!
私の謝罪見てぇっ賠償見てぇっああっ、もうダメッ!!誠意ーーーーっっっ!!!
謝罪ッ!賠償ッ!日本政府はもっと誠意を示してぇぇぇぇぇぇ!!!!
いやぁぁっ!日本政府、こんなにいっぱい謝罪と賠償してるゥゥッ!
でも被害者が納得するまで足りないぃぃぃぃ!!!!足りないのォォォォォォッッッッ!!!
謝罪ぃぃぃぃぃぃっっっっ!!!!賠償ォォォォォォッッッッ!!!誠意ーーーーっっっ!!!
33世界@名無史さん:04/09/07 01:09
  _、_    今からマジックしまーす 
( ,_ノ` )
     ζ
    [ ̄]'E
.      ̄

  _、_     このコーヒーをね
( ,_ノ` )
  [ ̄]'E ズズ
.    ̄


  _、_     飲みきると・・・?
(  ◎E




   _、_    くっついちゃった!くっついちゃった!
ヽ( ,_◎ )ノ
34世界@名無史さん:04/09/07 01:10
35世界@名無史さん:04/09/07 01:12
隣の部屋のやつに「毎日毎日夜中にうるさいんだけど」っていわれた
でも俺一人暮らしだし彼女いないし童貞だし、夜中は大体テレビも
何も見ないで寝てるからありえないって言ったんだけど
「すごい大声で怒鳴ったり叫んだりしてたじゃねーか」って言われて、
じゃあまた聞こえたらその時僕に言いに来てくださいってことになって
その日の夜中、3時頃、テレビも何もつけないでネットやってたら来て、
「おい、やっぱうるせーよ」って来たんだけど俺の部屋はすごい静かで、
これはおかしいな、と思ってそいつの部屋に行ったら、ドア開けた途端
36世界@名無史さん:04/09/07 01:32
何でこのスレ荒らされてんだ。
37世界@名無史さん:04/09/07 01:54
1が自分でやってるんでしょ
38世界@名無史さん:04/09/07 03:54
荒らされてるけど、荒らしレスの一つ一つがナニゲに面白いな。
このスレへの愛を感じるw
39世界@名無史さん:04/09/07 03:55
ヒッタイトは極東へきて日本人になったって説も昔あったなぁ。
40世界@名無史さん:04/09/07 15:52
「ヒッタイト⇒飛騨」のあれかねw
41世界@名無史さん:04/09/08 03:00
「タングート→天狗」ってのもあるぞ
42世界@名無史さん:04/09/08 04:04
>>40
いや、石川三四郎の説だよ。マジレスすまそ。せっかくネタレス面白いのに。
41のように面白いネタ浮かばんかった。
43世界@名無史さん:04/09/11 15:40:12
age
44世界@名無史さん:04/09/11 16:42:58
>>40
目からうろこが落ちました!
45世界@名無史さん:04/10/17 14:44:45

46世界@名無史さん:04/11/23 23:52:52
タタール→「たたら」(製鉄技術をつたえた)
47世界@名無史さん:04/11/24 01:30:11
ヒッタイトが鉄を使ったとはよく言われているが、
ヒッタイトの遺跡から製鉄された鉄が出土したことはない。
つまり物証を欠いている。
凶器が出ないのだから、無罪。
48世界@名無史さん:04/11/24 01:46:31
隕鉄しか出てないって言いたいんだろ。
49世界@名無史さん:04/11/24 01:49:58
確か、結納かなんかに鉄剣を貰っただか
ねだってるだかのエジプト文書はあった
と思ったが
50世界@名無史さん:04/11/24 02:02:13
こんな荒れ果てたスレに書くのもどうかと思ったんだが…

東トルキスタン(新疆ウイグル自治区)に、アブダルAbdalともエイヌEinuとも呼ばれる少数民族がいる。
中国政府公認の56民族に含まれない。たしか便宜上ウイグル人かタジク人に分類されていると思う。

その言語・エイヌ語は名詞・動詞・形容詞などの主要な語彙の大半がタジク語などによく似たイラン系で、
ペルシア語の親戚。つまりインド・ヨーロッパ語的。ところがその文法構造は語順、名詞につく格語尾、
動詞に付く接辞など、ほとんどすべてウイグル語によく似たチュルク語の形。つまりアルタイ語的。

思うにAbdalという名(現地では「割礼した者」という意味だとも「乞食」を意味するとも言うが)といい、
ペルシア・チュルク混合の言語の姿といい、彼らこそエフタルの後裔の一派ではないだろうか。
51世界@名無史さん:04/11/24 02:25:46
>>50
このスレはヒッタイト=エフタルの、トンデモネタスレだからな
>>50の話は、ちょいもったない気がしる。
「消えた民族」あたりでどーよ?
あっちもあっちで、荒れがちな気もするが(w
http://academy3.2ch.net/test/read.cgi/whis/1047634146/

5250:04/11/24 04:13:44
>>51
thx. 自分でもちょっとそう思ってたところ偶然そのスレ見つけたので転載しますた。
今のところ反応ないけどまぁ荒れたら無視ってことで。
興味のある人だけ面白がってくれたらいいです。
5347:04/11/25 20:09:23
>>48
そう。
ヒッタイト関連の死にスレはけーん☠ฺ
ここでも練習と、実験しよう❤ฺ
              __
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    ヽ:::::::::::::::::::.  \/     ノ 
シュッピルリウマ2世:言わずと知れたヒッタイト帝国最後の王。
帝国は圧倒的な危機を迎えているが、持ち前の明るさ(能天気とも言う)と、
その輝く頭で帝国の雰囲気を明るくしている(多分)。
そのキャラクターが皆から愛されてることは、各種AAが次々と
開発されていることからも明らかである。たまに勝つこともあり、その日は祭りとなる。
   . . .... ..: : :: :: ::: :::::: :::::::::::: : :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
        Λ_Λ . . . .: : : ::: : :: ::::::::: :::::::::::::::::::::::::::::
       /:彡ミ゛ヽ;)ー、 . . .: : : :::::: :::::::::::::::::::::::::::::::::
      / :::/:: ヽ、ヽ、 ::i . .:: :.: ::: . :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
      / :::/;;:   ヽ ヽ ::l . :. :. .:: : :: :: :::::::: : ::::::::::::::::::
 ̄ ̄ ̄(_,ノ  ̄ ̄ ̄ヽ、_ノ ̄
ヒッタイト帝国臣民:シュッピルリウマ2世のピンボケ発言に絶望にくれながらも
帝国を支えつづける献身的な臣民。
だが、シュッピルリウマ2世のくりだす天然的なボケに突っ込みを入れるのが日常化しているようだ。
「今日は負けないよ」→「まだ敵が来てないだろ・・・」はお決まりの黄金パターン
      〜-     黒海    〜-
   \    _____________/
ア  _>./            カスカ
カ  | .   |トロイ
イ  |`  |         ヒッタイト帝国
ア/    | アルザワ
      .\         キズワナ
 〜-     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ カルケミッシュ  ミタンニ
         アラシア○   |ウガリト           アッシリア
            〜-       |
    .東地中海          |アムル
                   |
 〜-                  |                   バビロニア
             〜-      |カナン
___________/
 リビア    エジプト
              ∧  ._
              | |//
              |赤海|
参考文献は
三木正文,アナトリアの帝国−ヒッタイトの興亡−;関西大学西洋史論集 富沢霊岸先生古稀記念会,1996,pp103-125
ヒッタイト史の概説。シュッピルリウマ2世の二つの業績を紹介している。アラシア征服と、ヤズルカヤ神殿の建設。
数行の記述だけど。

中村光男,ヒッタイト史研究の現状;歴史評論543号,1995,pp.2-13,p.50
 最新の発掘成果の一つとしてシュッピルリウマ2世関連の発見が解説されてる。
 シュッピルリウマ2世の存在は1950年代に確認されたってこと。
 新しいだけあって解ってることは少しだけ。

gurney,the hittites,london
 ヒッタイト帝国の総合概説書。日本でいうと新書みたいなもの。シュッピルリウマ2世の記述は1頁程度。
某所から頂いた訳

シュッピルリウマ2世即位に関する文書

★文書1
ハッティの住民はアルヌワンダ(兄で前王)に対して反乱を起こした。しかし私は関与していない。
彼が子を残していたら、私はその子達を無視しなかったであろう。
代わりに私はその子達を認めたであろう。
しかし彼には子供がいなかった。
私は妊娠した妻がいたのかどうか尋ねたが、妊娠した妻はいなかった。
いま現在、アルヌワンダが子を残さなかったのに、
私は彼の子を無視して他の王を即位させるなどということが出来るだろうか?

★文書2
私は我が主シュピルリアマ(シュッピルリウマ2世)の子孫だけを認めるであろう。
私は他の者に味方することはないであろう。
たとえそれが、古のシュッピルリウマの子孫だろうと、ムルシリの子孫であろうと、ムワタリやトットハリアの子孫であろうと。

★シュッピルリウマ2世の息子ピハワルィからウガリト王イビラヌへの手紙
故にあなたはウガリトに王家の力が及ぶのは当然だと考えているのに、なぜ我が太陽の下に参内しない?
そしてなぜ正式の使者を送らない?
このことに我が太陽は非常に憤慨している。
そこで我が太陽に急いで使者を送り、贈り物が王に送られるように手配せよ。
ヒッタイト帝国の食糧危機を示すと考えられている文書

★ウガリト王へ出された穀物輸送命令
我が太陽の為にウラは食糧を節約した。
我が太陽はウラにムスキから2000カルの穀物を送ると、約束された。
あなたは大型船と船員を準備し、その船でウラの国へ穀物を輸送せよ。
船員達は1か2回積み荷を運ぶであろう。
あなたはその船を抑留してはならない。


キュプロス島の戦い


我が父・・・、私は動員した。私、シュピルリアマ(シュッピルリウマ2世)、偉大なる王は海に(到達した/出た?)。
アラシアの船は海で私と遭遇して、三度戦いが行われて、私は敵を強打した。
私は海で敵の船を奪い、火を放った。
しかし私が乾いた土地に来た時にアラシアからの敵が来襲して私に向かって何度も戦いを挑んできた。
ウガリト王国の危機

★ウガリト王アムルナピからシュッピルリウマ2世への手紙
我が父、見よ、敵の艦隊が来た。
私の都市は焼かれ、敵は我が国で悪魔の如き所行に及んでいる。
私の部隊も戦車も全てハッティの地にあり、私の艦隊は全てルッカの地にあることを我が父は知らないのか?
そのせいで、国は見捨てられた。
どうか我が父よ、このことを知って頂きたい。
敵船七隻がここに来て我々に多大な損害を与えたのだ。

★カルケミッシュ王からウガリト王アムルナピへの手紙
あなたは私にこう書き送ってきた。
「敵の艦隊が海上に現れた!」と。
なら、あなたはしっかりと踏み止まらなければならない。
あなたの方では実際のところ、部隊や戦車をどこに配置したのだ?
それらはあなたの近くに配置されていないのか?
いないのか?
あなたの脅威となる背後の敵は?
あなたの都市は城壁で囲まれているではないか。
部隊や戦車をその中に入れて強固な意志を持って敵を待ち受けたまえ!


ヒッタイト帝国の滅亡
★エジプトのハブ神殿の碑文
国々は全て一度に戦いの中で消え去り、崩壊した。
彼らの武器の前に持ち堪えた国はなく、
ハッティ、クォデ、カルケミッシュ、アルザワ、アラシヤは一度に切り倒された。
              __
          / .| \
         /    |   \
       /     ◇.   \
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    /       ◇.      ..|
    |______|_____|   おやじ
    /:::::::::   へ      へ  \  臣下が言うこときかないよ。
   /:::::::::: ヽ ●     ● ′ /
   ヽ:::::::::::::::::   \___/    /
    ヽ::::::::::::::::::.  \/    ノ
       息子ピハワルィ
                            ∧      ∧
        \                 _r'" ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ_
         \                \|r'" ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`;/
           \               | ,,ィ'" ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ7   ∧__T _ ,,,r -r-T‐-、
            \               |/   ( ......, l ,......)─   。r *o:*::f:::r:::..l 
               \    __,-,,-、  ___  ||    ヽ・フ ヽ・フ(リ" ::::::::*o;;;ro ot_f_ヽ丿
                 \ __/| | l |ヾ-"~  (6|    ー', 、_,)、ー/i,,..-v--'''''''"V"~~ ┴
               l⌒ 二 -l ..uUU""l----  !.    'ヒニニニン |
              └    l  (  / __|ヽ    ` '⌒ ' (   ハッティ。弱いな。
      .ト             |   //  \\ ヽ、_____ 〉_
   ヽ、i / .∠         /    |/     \\_____//    ヽ、
    / y'_/          /     |/        \_____/      ヽ、
 .ゝ-+-::i⌒ヽ         /    /|                        ヽ、
  .__/::| |  i     //__/ |                          ヽ 
   / /:| |  i      /  ̄       |           海の民          │ 
    i ::| |  )    /         |                       |  │
    /i ::し//     |         /                       |  |
     ::| ((     |       _ノ                          |   |
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       |_____|___|
       l / ━━━  ━━
     ┌i, │ 《《●》  《●》
      \i│   =  │=│
        l┘ u    │  /
       │   u∴:┘:│ 私の軍を返して!
       │ ト     ⊂⊃ /
       │ ! \∵∵∵j
       │    ̄ ̄ ̄│ 
      ウガリト王アムルナピ
          _____
        /      \
      /     .     |
     /  ____∞__|  ニヤ
    |   |       `,  ニヤニヤ
  ニヤ|   |   , / \、
    i   |ヽ─( =・-)(=・-)    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
    |   ( 6   `ー '( ) -'   / ヒッタイトが滅亡。
ニヤニヤ |   |  /"ヽエェェェヺ <   そりゃー大変だね。
     |   |    ヽニニソ   \ ま、エジプトが無事なら問題ないよ。
     |  |   `ー/ ∪
エジプトのファラオ・ラムセス3世
  \\      |/   ( ......, l ,∧)      ∧
    \\     ||   ヽ・フ_r'" ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ_
     \/|\ .|     ー',\|r'" ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`;/ おー
     /.ゝ_\\    'ヒニニニ| ,,ィ'" ̄ ̄ ̄ ̄∧7     ∧
        `ヽ\\      |/   ( ...._r'" ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ_
          ソ \\   |\ .||.   ヽ・フ\|r'" ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`;/ おー
           |  \/_ \\    ー', 、_,| ,,ィ'" ̄ ̄ ̄ ̄∧7     ∧
           |  /.ゝソ\ \\  'ヒニニニ|/   ( ..._r'" ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ_
           |   /\`ヽ ノ\\ |\ ||   ヽ・フ\|r'" ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`;/
          (__)  (_ソ .  \ ._\\|    ー', 、_,| ,,ィ'" ̄ ̄ ̄ ̄ヽ7 
                   |   /.ゝソ _\\   'ヒニニニ|/   ( ......, l ,......) 秘技密集陣!!!
                   |      `ヽ ノ\\     ||    ヽ・フ ヽ・フ(./ ̄ ̄\
                   |   /\  ソ  `\/  (6|     ー', 、_,)、ー/| /ソ}  |
                  (__)  (_|   /.ゝソ\. !.    'ヒニニニン |_,/丿/.  |
                           |      `ヽ ノヽ    ` '⌒ ' ( /____/
                           |   /\  ソ  `ヽ、_____ 〉 
                          (__)  (_|      海の民 /
                                   |         /
                                   |   /\   \
                                  (__)  (___)
ある説によると「海の民」とかいう人達は盾と鎧を着込んで、剣や槍で武装し、
密集歩兵陣で戦う、当時としては新しいタイプの軍で、
旧来型の戦車を中心としたヒッタイトやミュケーナイ諸王国は簡単に滅ぼされてしまったとか。
            ∧      ∧
          _r'" ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ_
|\        \|r'" ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`;/
.\\        | ,,ィ'" ̄ ̄ ̄ ̄ヽ7  < いざ! エジプトへ!!!
  \\      |/   ( ......, l ,......)
    \\     ||    ヽ・フ ヽ・フ(./ ̄ ̄\
     \/  (6|     ー', 、_,)、ー/| /ソ}  |
     /.ゝソ\ !.    'ヒニニニン |_,/丿/.  |
        `ヽ ノヽ    ` '⌒ ' ( /____/
          ソ  `ヽ、_____ 〉 
           |      海の民 /     ________∩_∩
           .|         /     /   ノ ヽ.||  ( ノ⊂ ̄))) ̄⊃
           .|'' ̄|''''|''''|''''| ゙̄|     /|ヽ  (_ノ || ._ ̄  0'ヽ 0'
           .|─┘└┘└─|   / |ノ       .||(_)  ヽ  i (
           .|─┐┌┐┌─|二二二|  /――、||.___  ./(∩∩) もぉ〜〜〜
           .|、___|.../ ̄\__.|      / /| ヽ__ノ   | / ./
               (    )     | ( | ( ’’’    | ( /
              .ゝ,____ノ      |__ヽ.L_ヽ        Lヽ_ヽ
                    海の民の牛戦車

だけど、エジプトに攻め込んだ時はなぜか戦車に乗って攻めてきた。
67世界@名無史さん:05/01/19 22:00:25 0
あげ
[あー、ここも上げられちゃったか。最速で3日、最長が11日だったかな。
 また別のところへ避難するか〜。]

   _r'" ̄ ̄ ̄ ̄.: : . . .     _r'" . . .   
   \|r'" ̄ ̄ ̄:: : : . . .      \|r'":.. : . . . 
    | ,,ィ'" ̄ ̄ :.: : : . . .  . . .  | ,,ィ'".: : : . . .
    |/   ( ......, l .: : . . . . .   |/ .: . . . .   
    ||   ヽヘフ,,,ヽヘ.:: : : . . .    ||   .: . . . . 
   (6|     ー', 、_,)、ー.: :. . . . .  (6|   .: . . . . 
     !.    'ヒニニニ.:: :. . . .      !.    : :. . . .   
     ヽ    ` '⌒ .: : . . . .     ヽ     .: . . .  
       ヽ、___.: : . . .        ヽ、_ .: . . .

それと最近は、「海の民」なる集団は存在しなかったとする説が
有力になっているとか。
69世界@名無史さん:05/01/20 08:12:52 0
ヒッタイト法 第170条
自由人が蛇を殺して他人の名を唱えたら、銀1マヌーを払う。

ネコ君。某所の殺し屋です。資料は送ります。継続を希望します。
70世界@名無史さん:05/01/20 08:42:04 O
「海の民」自体が存在しなかったって説はまだ出てないよ
有力なのはメディネト・ハブ葬祭殿の碑文にもあるみたいに
幾つかの民族の総称であり、単一民族ではないってやつな

この説ももう数十年前からあるわけだがw
>>69
その書き出し方は某所の○○○○○様ですね。
お世話になってます。
最近のこの板の動向を見ると厳しいかもしれないけど
続けられるだけ続けてみます。
>>70
こちらも某所の○○○○○様ですか?
だとしたら、「海の民の存在に疑問ありと、というスタンスが現在の流です。」
といったのは○○○○○様じゃないですか〜(といってみるテスト)
(いつもと書き出し方が違うし、半角やw使うなんてらしくない...違う人?)

違う人だろう。

存在しないは言い過ぎだったかも。資料を読んでる途中の印象だから。

ビル・マンリー,古代エジプト,河出書房新社,1998,pp.94-95
みたいな概説書だと、「海の民」がギリシアからヒッタイトを通ってエジプトに到るって感じで
解説されてるけど、

周藤芳幸,ギリシアの考古学,同成社,1997,pp.179-181
周藤芳幸,「ドーリア人の侵入」と考古学,西洋古典学研究45,1997,pp.16-27
周藤芳幸,ギリシア暗黒時代の考古学,歴史評論543,1995,pp.16-21
などを見ると
「海の民」の最初のギリシアへの侵入が既に否定されているように見える。
(ギリシアに限って言えばそんな者、存在しないって感じ)。

trevor bryce,the kingdom of the hittites,oxford,1998,pp.367-379
を見ると
「海の民」がヒッタイトを滅ぼしたという説もすごく疑わしいみたい。
(こっちは特殊な集団ではなくヒッタイトとしてはおなじみの
 西アナトリアの人々がエジプトへ小規模で連続した襲撃を行っただけだろう。
 そして、ヒッタイトの滅亡原因は別にある。といった感じ)

こんなとこかな。
どっちも「海の民」なんて集団を設定して説明するには
無理がある、或いは意味がない、
とも読めるけど違うのかな?
                    _
       _,,r‐-----..,,,,,,,__r‐:''''":,/!
   _,,.-‐'',ニ-': : : : : : : : : : : : :`v.'´i,: :.i
  i'''''7''''7: : : ;r: : : `、: : : : : : : : :'i,,イ: :,!    i''''―--┐
  ヽ; : i,i': /: :;!: /!: : i;`:、: : :`、: : : : : :/    |お勧の.|
   `、!: :i,;,;,i'i;,i' ヽ; :i`、 i`、,;,;,;x,: : :Y     | 本  |
.    i: :.!: :,! ○  ヽ! ` ´○、 `.、 : i,_   ,r=|.キボンヌ.|
    i : i`、i          i,`ヽ,!: i, ヽ''i,  . ̄'''┬'~
    !: ,!: ii、  `ー'ー'    ,!i: i; i,: !  i.:i,_,r‐'''''´
    i, ii ;!ヽト ,_     __,,ノ ! ii: ト,!.::::;i'"
    `.`_,r''" / ̄ニニ´`r ....:::VV:::::;;;/
.    r''"  ..::f/'ヾ====彳`r--.'''''''''"
    !  :三i;::::::::::::::::::::::::::;!
    `、   ;;::i`,,,,,,,,,,,,,,,,,,,´!、
      `<ニ.'7       `、
      ∩ ,!  ニャアニャア  .i
       `'7    ∧∧    i
       ,!    .(゚ー゚*)    .i
       L;;;;;;;,:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.';,;i'"
        i-'''''7''''''''''''''''i'"ー'i
        `ー'      `ー'
>>69 >>70
(もし両方とも○○○○○様なら
 既に色々と教えて貰っていて申し訳ないですが、
 広く情報を募集するって意味も込めて)
74世界@名無史さん:05/01/20 23:00:48 O
にゃあにゃあ氏が誰と勘違いしてるか知らんけど
違う人ですよ

近年の諸学説はそれぞれどういう立場で立てられたかが問題なわけね。
元々「海の民」ってG.マスペロらエジプト考古学の人たちが
提唱した概念なんだけど
(それもそのはずメディネト・ハブ碑文やアメン・オペ地名録は新王国期研究の対象物)、
やがて西アジア考古(特にイスラエル近辺の聖書考古学)の
編年学者R.アミランやA.マザールらがフィリスティ土器等の研究を進めたことで
初期鉄器時代のレバント沿岸部に外来(小アジア西部やクレタなどに起源を持つ)文化が
存在したことが明らかになったのね。
今日、形式学上両者に関係性があるのは疑いないこととされてる。

で、今では「海の民」をタームとして使うのはEI期西アジアの連中が主流になったんだけど
並行してこれまでアッシリア学の周縁分野として扱われてくることが多かった
EI期小アジア考古学も独立しはじめ、
東地中海全域に海の民の強い影響を認める旧来の拡大的解釈を
否定するようになってきたんですよ(特に内陸部における研究上)。

一方ギリシャでは宮殿機能の崩壊要因としてドーリア人の侵入があったとする
古典学説を否定する動きが出始め、ドーリア人≒海の民みたいな図式も崩された。
例えば周藤先生なんかもドーリア人の影響を拡大解釈したり
諸宮殿崩壊の原因を直接海の民に求める旧説には否定的だけど、
EI期に進められた複数の移民運動の総体として「海の民」の存在を提唱すること自体は否定してない。

まあ今のところこれらの折衷案として
・EI期にエーゲ海域→レバント一帯への移住運動はあった
・但しその影響が強く認められるのは沿岸部に限る
・EI期の東地中海に共通して認められる諸文明の崩壊は、
これらにより直接的な破壊を被ったことにのみ起因するものではない
ってのが一般的というか主流な解釈。
75世界@名無史さん:05/01/20 23:06:17 0
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 ∪∪   ∪∪   ∪∪   ∪∪   ∪∪  ∪∪    ∪∪   ∪∪   ∪∪
   ハイル・ピトラー!           ハイル!
    ∧∧                           o_______
o、_,o (゚Д゚ )                           /          /
o○o⊇⊂ |__ 〜                       /   卍卍卍   /
/___/| /卍 丿 |o 〜          ∩_/卍ヽ     /  ピトラー   /
γ,-/| |UU'//耳            ( `■´)     /          /
| |(),|_| | |/二) =3          A/   |_  ∧ ∧/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ゝ_ノ ̄ ̄ ̄ゝ_ノ        ____/_____/ρ゚Д゚__)┓
                _O。//。'O/  ̄ 。| ̄ ̄- |] ̄`ヽ ブロロロロ〜!
                |┌――┐__ l⌒ll__.|__---イ_l⌒llノ =3
                ~`--' ̄ ̄ ̄`--' `--' ̄ ̄ `--'

   ハイル!           ハイル・ヒトラー!
 ∧∧∩ ∧∧∩ ∧∧∩ ∧∧∩ ∧∧∩ ∧∧∩ ∧∧∩ ∧∧∩ ∧∧∩
 (  )ノ  (  )ノ  (  )ノ  (  )ノ  (  )ノ  (  )ノ  (  )ノ  (  )ノ  (  )ノ
 (|  |   (|  |  (|  |   (|  |   (|  |  (|  |   (|  |   (|  |   (|  |
〜|  |  〜|  | 〜|  |  〜|  |  〜|  | 〜|  |  〜|  |  〜|  |  〜|  |
 ∪∪   ∪∪   ∪∪   ∪∪   ∪∪   ∪∪    ∪∪   ∪∪   ∪∪

       「我々の力で、第三帝國を作るのだ!!!」
       
          「ハイル・ヒトラー!!!」
76世界@名無史さん:05/01/21 00:02:25 0
Nu nindaan eizzaatteni waatarma ekuutteni.
パンを食べ、水を飲む。
UMMA UTU suuppililumma LUGAL KUR haatti saraadaaahhuun nuutta
次のごとく スッピルリウマは、王国のハッチ 高く受け入れ そして汝に
SIGin iianuun teikkuussanunuun nuutta ammeel MIKU ia ASSUM
よく厚かったと宣言する。そして、汝に、余の妹を、のため、
DAMUTTIM ADDIN
結婚与えた。

UMMA UTU muwattari LUGAL GAL LUGAL KUR haatti NARAAM
次のごとく、ムワタリ 王 大王の国のハッチのお気に入り
U pihaassaassi DUMU mursiilu LUGAL GAL URSAG
天候神 ピハッサの 子 ムルシリの王 大 勇士。
>>74
え、まさか>>69も違う人?
>>70だけですよね。
勘違いして、ごめんなさい。

まだ、読みが浅かったかな。

そうすると
旧説がいうような東地中海諸国を滅ぼしまわったというような「海の民」はいない。
現在では「海の民」とは東地中海地域の移民運動に関わった人々のことを指す。
こんな感じの理解でいいですか?

ホントのところ、この言葉の意味を掴みかねてはいたんですよ。
「海の民の存在に疑問ありと、というスタンスが現在の流です。」
○○○○○様も古代東地中海の説明をする時に海の民がどうのとかよく言うので、
概説書の説明にあるような東地中海全域を破壊してまわった「海の民」のことかって聞いたら、
この言葉が返ってきたんです。

それで上記の本や論文も薦められたんですが、他にも何かいい資料あります?
今はヒッタイトについて興味が出てきているんでヒッタイトに関わる本を教えて頂ければすごくうれしいです。

ちなみに、現在の「海の民」像はAAで描いたような凶悪な「海の民」ではないってことでいいんですよね。
78世界@名無史さん:05/01/21 00:59:52 O
そんな感じの理解でいいんじゃないでしょうか。
自分は末期ヒッタイト専門じゃないんで
小アジアはそんな詳しくないですが、
古典考古や西アジア考古の立場としては
海の民〓フィリスティ、デニエンなどに代表される初期鉄器時代の移民の総体
という解釈が近年もっとも普及しているものでしょう。
学説史の変遷をみても分かるとおり、「海の民」研究は超域性が強いため
これという体系化がなされておらず、また概説的にならざるをえないのが現状です。
ですので申し訳ないですが推薦図書の紹介も難しいです。
具体例を求める場合、これらの地域の編年学研究を
掘り下げていくのが一番確実ではないでしょうか。
その意味でアミハイ・マザール(杉本智俊訳)、2003『聖書の世界の考古学』
なんかは概要を掴めるかと思います。
旧来の学説に対し編年学的な修正を大きく迫る研究としては
Peter James(ed.), 1991, Centuries of Darkness
などがありますが、海の民についてはちょこちょこ触れられている程度です。
Cambridge Ancient Historyシリーズなどの最新版を見るのでも時代背景を把握するには分かりやすいでしょう。

末期ヒッタイト関連の論文はちょっと探してみますので、
何か良さげなのあればまたここで紹介してみたいと思います。
>>78 間違い訂正と情報感謝します。
追加情報楽しみにしてます。


さっそく修正。

   _r'" ̄ ̄ ̄ ̄.: : . . .     _r'" . . .            . . . 
   \|r'" ̄ ̄ ̄:: : : . . .      \|r'":.. : . . .           .: : : . . .
    | ,,ィ'" ̄ ̄ :.: : : . . .  . . .  | ,,ィ'".: : : . . .        ..: : . . .
    |/   ( ......, l .: : . . . . .   |/ .: . . . .           :: : : . . .
    ||   ヽ・フ ヽ・.:: : : . . .     ||   .: . . . .  ̄⌒ヽ  :.: : : . . .  . . ./⌒ ̄⌒ ̄ ̄⌒ヽ
   (6|     ー', 、_,)、ー.: :. . . . .  (6|   .: . . . .____)    .: : . . . . .(_______)
     !.    'ヒニニニ.:: :. . . .      !.    : :. . . ..   ミ.     .: :. . . . .ミ         ミ
     ヽ    ` '⌒ .: : . . . .     ヽ     .: . .  . ’ ミ     :: :. . . . ミ   ‘    ’ ミ モキュモキュ
       ヽ、___.: : . . .        ヽ、_ .: . . . _) ミ       .: : . . ミ    (_人_) ミ

それと最近、「海の民」は凶暴な侵略者集団ではなく、ただの難民と移民の群れで、
ヒッタイトやミュケーナイ諸国滅亡の主要原因ではないと言う説が有力とか。
>>59 等の史料を根拠に干ばつによる社会不安が原因で
ヒッタイトは滅亡したという説もある。

             | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|  
人民は飢えている  |  食糧    |  お腹すいた!!   王及び、政府高官は
早急に対策せよ!゙ .|  よこせ! |  食い物よこせ!!  人民に謝罪と補償しる!!
\           /. |_____| \          /   \    /
   ∧∧  ∧∧   ∧∧゙||       ∧∧    ∧∧       ∧∧
  ( ・∀)') ( ・∀)')  ( ・∀)||      ( ・∀)')  ( ・∀)')   _ ( ・∀)')
  ∪  |  ∪ |   | つつ ∧∧  ∪ ノ   ∪  ノ  //| ̄∪ ̄ ̄|\
 〜(  | 〜ヽ_つ 〜(  |  ( ・∀) 〜(  |  〜(  |   ̄|_|____| ̄
  (/"ヽ)   し'    (/"U @(,,_ノ  (/"ヽ)  (/"ヽ)       (/"ヽ)
だけど、食糧危機を伝えるとも取れる史料はあるけど、
社会不安がどうのという史料はないみたい。
これもまた決定打とは言えない。

\                はーーーーーーい            /
                                                        _
             | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|                                /|  '\
             |  食糧    |                                |↑   |
             |  よこせ! |                        はいはい、/ ̄ ̄ ̄\
               . |_____|                    お祭りはお終い |..       |
   ∧∧  ∧∧   ∧∧゙||       ∧∧   ∧∧     ∧∧   帰った帰った。.|::●) ●) |
  ( ・∀)  ( ・∀)   ( ・∀)||      ( ・∀)  ( ・∀)   _ ( ・∀)            ヽ::...∀...:::::.ノ
  ∪  |  ∪ |   | つつ ∧∧  ∪ |   ∪  | //| ̄∪ ̄ ̄|\          ⊂ ∀⊂
 〜(  | 〜ヽ_|  〜(  |  ( ・∀) 〜(  |   〜(  | ̄|_|____| ̄          /_〈/ __ハ
   ∪∪  ∪∪   ∪∪ @(,,_ノ  ∪∪   ∪∪     ∪∪              し ソ
ヒッタイト史の終わりの方は簡単にまとめる「帝国期」、「暗黒時代」、「新ヒッタイト」期に分けられる。
年代設定はエジプトとアッシリアの史料に基づいている。
帝国期はアナトリアの本国が中心になるが、
新ヒッタイト期は帝国の残り物のヒッタイト系のカルケミッシュ王国等のシリア北部が中心になる。

────────────┬────────┬──────────
           帝国期       │:::::::::: 暗黒時代 ::::::::│   新ヒッタイト期
                  │ :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::│
戦車 ( ・∀)     /)-')   │::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: │
 イイ!! /  ⊃-, -─‐(, ゚ ェ)   │::::::::::::: 文明スルノ ::::::│
   | ̄ ̄|─) ,)__  _,つ   │:::: ('A`) マンドクセー ::::│  アッシリア怖い!
   └○'┘ し'し `J´゙トコトコ.│::: ノ( ヘヘ :::::::::::::::::::::: │((((;゚Д゚)))) ガクブル
                  │                │
           紀元前1200年頃    紀元前900年頃
だけど、これに発掘史料を合わせようとするとなぜか不都合が出てくる。
帝国期と新ヒッタイト期は暗黒期を挟んで文化的な連続性はないとされてるが、
帝国期の物なんだか新ヒッタイト期の物なんだか区別が付かないような代物が
ゴロゴロ出てくるし、新ヒッタイトの王の系譜も辻褄合わせが難しくしなる。
      / __, ィ_,-ァ__,, ,,、  , 、,,__ -ァ-=彡ヘ  ヽ
       ' 「      ´ {ハi′          }  l 
      |  |                    |  |
       |  !                        |  | うほっ、いい遺跡…
      | │                   〈   !  掘ってみよう。
      | |/ノ二__‐──ァ   ヽニニ二二二ヾ } ,'⌒ヽ 
     /⌒!|  =彳o。ト ̄ヽ     '´ !o_シ`ヾ | i/ ヽ !
     ! ハ!|  ー─ '  i  !    `'   '' "   ||ヽ l | さあ、君も発掘
    | | /ヽ!        |            |ヽ i !  やらないか?
    ヽ {  |           !           |ノ  /
     ヽ  |        _   ,、            ! , ′
      \ !         '-゙ ‐ ゙        レ'
        `!                    /
        ヽ     ゙  ̄   ̄ `     / |
            |\      ー ─‐       , ′ !
1911年のカルケミッシュ発掘に参加したT.E.ロレンス 談(冗談ですよ〜)
84世界@名無史さん:05/01/26 03:05:52 0
昔、Hetitisches Elementarbuchという本を教科書にヒッタイト語習ったことがある。
王様の戦争の記録を読んだんだが、

「…○○の町を攻撃した。私はそれを破った。男は殺し、女は奴隷にし、家畜は連れて行った。
それから××の町へ行き、これを攻撃した。私はそれを破った。男は殺し、女は奴隷にし、
家畜は連れて行った…」

てな調子で延々と戦果の記録。あまりの簡潔さに呆れたが、満文老[木当]という満州族の
歴史記録を連想した。…いや、だからってヒッタイト満洲帝国説を唱えるつもりは毛頭ないw
85世界@名無史さん:05/01/26 17:23:26 0
tu-uk-ma-wa DUMU.MEŠ-"KA" me-eg-ga-uš me-mi-iš-kán-zi ma-a-an wa mu
1-an DUMU-"KA" pa-iš-ti ma-an-wa-ra-aš-mu LÚ"MU-TI-IA" ki-ša-ri

※「あなたはたくさんのあなたの息子たちが(いると)言っている。もし、私に
  あなたの息子の1人を与えるならば、私にとって彼は私の夫となるだろう」

資料の束をどっかにやってしまった・・・orz
>>84-85
凄い!!!
ヒッタイト語ってあのちよっと見た感じではぜんぜん解らない、
楔形文字みたいな感じのですよね。
あれだと、一つ一つの単語を特定するのも難しい気がする。
習得が凄く難しい気がするけど実際のところどうなんですか?

>>84
このレスからすると戦争の記録の文その物は単純な感じですね。
やっぱり、業績を列挙する書き方なんですか?

>>85の史料っていつの時代の物でしょうか?
この内容は。どこかで見たような。
もしかしてこの史料はエジプトのツタンカーメンの元奥さんが
ヒッタイト王へ送った手紙の一部ですか?
8784:05/01/26 19:18:52 0
>>86
では、にゃあにゃあさんもご存知かもしれないけれど、私がスレ読者用にちょっと
楔形文字について知ってることを書きます。
>85さんの方がずっとお詳しいので、違ってたら85さん直してくださいね。
なにぶん私は今手元に引用できる本がありません。

ヒッタイト語の文献はおっしゃるとおり楔形文字で記されています。
この楔形文字という奴が実は何種類もあって、いくつもの「層」からなっています。

まず、シュメール語(系統不明)の楔形文字。この時点で表意的要素と表音的要素、その
組み合わせで一通りの文字の原則と体系が出来上がりました。

次にこれをバビロニア人がアッカド語(セム語族)を記述する為に借用します。
バビロニア人はシュメール文字全体を「表意文字」として扱い、これをアッカド語に
合うようにアッカド読みの音表記を加えたり(振り仮名)、アッカド語の文法的語尾を
付け加えたり(送り仮名)します。この時点でのアッカド楔形文字はまるで日本語の
表記法みたいになります。(続く)
8884:05/01/26 19:23:58 0
(87の続き)
ヒッタイト人はそのアッカド楔形文字全体をこれまた表意文字として借用します。
ヒッタイト語(印欧語)も活用・曲用語尾の音表記を表意文字にくっつけた
ヒッタイト楔形文字で表されます。

私の習った教科書はそれをローマ字化したもので、シュメール・アッカド・ヒッタイトの
3つの要素を書き分けるように工夫した者です。たしかシュメール的要素は大文字、
アッカド的要素は大文字の斜体、ヒッタイト的要素は小文字で表記された筈です。

大文字で書かれている部分はヒッタイト人はそのまま外来語として「音読み」したか、
ぜんぜん違う発音で「訓読み」したかのどちらかなわけです。ここではイタリックが
打てませんから二種類に見えますが、本来は三種類のローマ字で書き分けられていた筈です。

>76>85がその例です。楔形文字の表音方法は「子音+母音」または「母音+子音」の音節
文字を使うので、例えばtukという語を表すにはtu-ukに当たる二文字を書いて続けて読みます。

文献の種類によって書き方は違うと思いますし一概には言えませんが、私が記憶している
その戦争の記録は、そんな感じで非常に単調で、まるで帳簿のようでした。教わった先生は
「戦争というのは古代における最大の経済活動だったんだね」と笑っておっしゃいましたっけ。
8984:05/01/26 19:38:25 0
追記。上に挙げた教科書はドイツ語で書かれてあって、私にとっては
そのドイツ語を読み解くことの方が骨でしたw
今は簡単ながら日本語で書かれた教科書もあったと記憶しています。
言語自体はそれほど難しい物ではないと思います。

文字の構成法は複雑ですが、漢字のように多くはないのでわりと楽に
覚えられるのではないでしょうか(かなり無責任w)

ヒッタイト語という言語は印欧語の中でも発音が恐ろしく古風であるにもかかわらず、
文法は印欧語風の不規則変化が非常に退化しています。
そのためごく早い時期にアーリア人本隊を離れてクレオール(混成言語)化
したのではないかと言われています。

言語学者ソシュールが印欧諸語を研究した結果その存在を予言した
古い喉頭音が、ヒッタイト語の発見によって実証されたのは比較言語学史の
中でも非常にドラマチックな逸話です。今でこそ構造主義の開祖の如く
語られるソシュールですが、生前はむしろこういう事に情熱を傾ける
オーソドックスな印欧語学者だったことはもっと知られてもいい事でしょう。
9084:05/01/26 19:47:25 0
もう一つ。楔形文字には他に、後の時代の古代ペルシア語を表記する
為に使われたものがありますが、これは筆記用具が同じだというだけで、
それまでの楔形文字とは似ても似つかない単純なものです。表音文字
だけなので、画数も少なく、文字の種類も少なく、まるでアルファベット
のようです。(やはり音節文字だったと記憶していますが)
連続カキコ失礼しました。
91世界@名無史さん:05/01/27 00:42:49 0
最近にスレが随分とぎわってきたのでついついカキコしてしまいました。(汗
>84さんが詳しい解説を述べられたので特に自分の言うべきところはありません。

あえて補足させてもらえば
>>88で指摘されてる通りアカデミックな分野でのローマ字転写の正書法ではシュメール語彙は大文字、
アッカド語彙はイタリック、ヒッタイト語彙は小文字で書き分けています。
>>85の例文でいえば、DUMU.MEŠやLÚなどがシュメール語彙、"KA" や"MU-TI-IA"がアッカド語彙、
tu-uk-ma-waなどがヒッタイト語彙というふうに書き分けてみました(w

これも既に触れられていますが、ヒッタイト語やルウィ語、フリ語といった当時の楔形文字資料の一つの特徴として、
日本語の「漢字仮名混じり文」「万葉仮名」のような「訓読」がある、とのことですが、具体的な例をあげると、
URU KÙ.BABBAR-aš と書いて URU Hattušašと読んでいたようです。
この-aš が Hattušaš の語末の-ašの音を表しています。

ローマ字転写された文章であればシュメール語彙、アッカド語彙、ヒッタイト語彙の判別は容易に出来ます。
しかし、粘土板から直接楔形文字を筆写したものを見る機会があったのですが、たいてい三者は同じ文字で書かれているので、
ローマ字転写の文章とを見比べないとそれぞれを判別するのはかなり難しく、これをやれるには相当な技量を要するように思われました。
84さんありがとうございます。
ヒッタイト語については全く知らないので参考になります。
系譜は簡単にまとめると、

シュメール語
(表音・表意)
   ↓
アッカド語 読みを変更。文法に合わせて送りがな等を付ける。
(シュメール語は表意として残る)
   ↓
ヒッタイト語 語尾変化を加える。
(アッカド語は表意として残る)

そうすると、>>85 だと、楔形文字に直すと、下のような字数になるってことでしょうか?
1  2  3  4   5      6   7  8  9 10 .11 12 13 14 15 16 17 18 19 20
tu-uk-ma-wa DUMU.ME?-"KA" me-eg-ga-u? me-mi-i?-kan-zi ma-a-an wa mu
これで、20字。
シュメール的要素は5番だけで、他がヒッタイトって感じですか?
6はアッカド的要素って意味かな?

文法は簡単。ただ、表意文字特有の語の量が多くなる現象が問題って感じですね。
ヒッタイト語って日本語と同じで、表意と表音文字で構成されているってことですね。
>>91 わっと。重なっちゃった。

捕捉ありがとうございます。
やっぱり、"KA"これがアッカド的要素ってのだったのですね。
94世界@名無史さん:05/01/27 01:23:33 0
>>86
仰るとおり、ボアズキョイのハットゥサ遺跡から発見されたスッピルリウマ1世宛ての有名な書簡の一部です。
スッピルリウマ1世の息子ムルスィリ2世が書いた父スッピルリウマ1世の業績録のなかに、
このエジプト(URU.Mi-iz-ra-)からもたらされた書簡の内容が出てくるのだそうです。

この書簡中に「ダハムンツというエジプト女王」SAL.LUGAL URU.Mi-iz-ra ku-iš SAL.Da-ha-mu-un-zu-uš(?)がいう
「私にとっての男(夫)」すなわちエジプト人の主人「m.Pi-ip-hu-ru-ri-ia-aš」のという人物が出てきます。

このm.Pi-ip-hu-ru-ri-ia-ašなる人物は恐らくm.Ni-ip-hu-ru-ri-ia-ašの綴り間違えか聞き間違えと考えられ、
「ネブ・ケペル・ラー」を音写したものつまりツタンカーメン(トゥトアンクアメン)だろうとされています。

前後の文脈からすれば差し出し人はツタンカーメンの妻アンクエスエンアメンが最も有力ですが、
「ダハムンツ」が何を意味するのかいまひとつ謎だそうで、「王妃」ではなく「女王」となってるので存命中のアンクエスエンアメンの母ネフェルティティ(没年不明)が書いたとする説も一部あるそうです(w
>よくわかりませんが


>>93
仰る通り"KA"はアッカド語の「あなたの〜」という意味の2人称語尾です。
>>94 あたりですね。ありがとうございます。
ツタンカーメンの妻ではなく、その母の可能性もあるってことですね。

アッカド語も人称変化するなんて、ヒッタイト語まで行くと...難しいかも。
ただ、不規則変化が退化してるってことなら、
ドイツ語やラテン語みたいに変化だらけで訳が分からなくなるってことはなさそうですね。

ここからすると、「あなたの」は特に代名詞を付けずにこの語尾で示しているって感じでにもみえますが、
代名詞は余り出てこないのでしょうか?
人称語尾ですましてしまうみたいな。
>>83 続き
それで、最近出てきた説が暗黒期なんてなかった説。
ギリシア考古学の周藤先生なんかもこの説を支持したいみたい。
エジプトのファラオリストに合わせた従来の年代より
暗黒時代はなしってことにした方が発掘史料の解釈がよりスムーズになるってことみたい。
だけど、まだ広く学会に受け入れられた説ってことにはなってないみたい。
           )))))))   )))))
        | ────────────┬┬──────────
        |            帝国期       ││   新ヒッタイト期
        |                   ││
      ∧ ∧.| 戦車 ( ・∀)     /)-')   ││
    (*゚ー゚).|  イイ!! /  ⊃-, -─‐(, ゚ ェ)   ││
    ../   つ|    | ̄ ̄|─) ,)__  _,つ   ││  アッシリア怖い!
  〜'  /.. |    └○'┘ し'し `J´゙トコトコ.││((((;゚Д゚)))) ガクブル
 ((..(/`J.  |                   ││
      ズリズリ     )))))  ))))) 紀元前900年頃
97世界@名無史さん:05/01/28 01:32:58 0
>>95
自分も数年前の授業でヒッタイト語の購読をさらっとやった程度の半可通なのでそろそろ息が上がってきましたが・・とりあえずレスをば(w

アッカド語も他のセム系言語やそれ以外の言語と同じく人称代名詞や名詞の人称接尾辞があります。
(格変化までしたかどうかは忘れました(汗)
ヒッタイト語の人称代名詞は独立形が1人称単複、2人称単複で主、対、属、与・位、奪格それぞれ5種類、20通りになります。
(3人称は単数で主格と対格以外の属、与・位、奪格の3つの格が独立形として確認されてるそうです)
>>85の冒頭 tuk が2人称代名詞単数与・位格「あなたには」になります。

ヒッタイト語の動詞体系は、他の印欧諸語に比べるとかなり単純だそうです。
法は直接法と命令法、時制は基本的に現在形と過去形の2つだけです。
ギリシア語、サンスクリット語のような接続法希求法アオリスト.etcのようなめんどくさいものはありません(w
人称は単数と複数のみ。双数はありません。能動態と中・受動態の区別があり、
能動態は、現在形1人称単数語尾において-miをとる動詞と-hiをとる動詞の活用の二種類。
それぞれの語幹に直接法の現在&過去、命令法にそれぞれ人称語尾がついて動詞として意味をなします。
これらの動詞から分詞、不定詞、目的分詞、動名詞といった派生形が形成されます。
(ここまで来るともうすでに自分の頭が着いて行けてません(^−^;)

>代名詞は余り出てこないのでしょうか? 人称語尾ですましてしまうみたいな。
言われてみれば人称代名詞だけが単体で現れるよりも、接続詞や関係詞に人称語尾がくっつき、
動詞の人称がそれに続く形がのほうが多いように思えます。
たぶん代名詞単体でなんども書かれると「わ・た・し・は!」「お・ま・え・は!」みたいな文法的に
うるさい文章になる感じがするので単体ででる頻度が自然と少ないのかもしれません(よくわかりませんが(汗)

とりあえず、今度機会があったら>>92というか>>85の文法解説をやってみたいと思います(^−^;
>そこまでは何とか力量的にできそうなので(w

9885:05/01/28 01:43:50 0
授業の時に配布された資料(これが紛失!)と購入した(日本語のw)文法書のおかげで言語的なことについてはある程度なんとかなりますが、
ヒッタイト帝国史そのものはほとんど知らないので、にゃあにゃあ氏や>>84の分かり易い解説は大変勉強させてもらってます(^^
>>97-98
詳細な説明ありがとうございます。

代名詞はあるけど余り使わないって感じですね。

動詞の変化は動態が3つあるけど、時制が2つしかなく、双数はなし。
それで人称変化があるから合わせると
ドイツ語並?だけど、ギリシア語よりは簡単。
英語よりは難しいように見えますね。

文法解説、楽しみにしてます。
                    _
       _,,r‐-----..,,,,,,,__r‐:''''":,/!
   _,,.-‐'',ニ-': : : : : : : : : : : : :`v.'´i,: :.i
  i'''''7''''7: : : ;r: : : `、: : : : : : : : :'i,,イ: :,!    i''''―--┐
  ヽ; : i,i': /: :;!: /!: : i;`:、: : :`、: : : : : :/    |お勧の.|
   `、!: :i,;,;,i'i;,i' ヽ; :i`、 i`、,;,;,;x,: : :Y     | 本  |
.    i: :.!: :,! ○  ヽ! ` ´○、 `.、 : i,_   ,r=|キボンヌ |
    i : i`、i          i,`ヽ,!: i, ヽ''i,  . ̄'''┬'~
    !: ,!: ii、  `ー'ー'    ,!i: i; i,: !  i.:i,_,r‐'''''´
    i, ii ;!ヽト ,_     __,,ノ ! ii: ト,!.::::;i'"
    `.`_,r''" / ̄ニニ´`r ....:::VV:::::;;;/
.    r''"  ..::f/'ヾ====彳`r--.'''''''''"
    !  :三i;::::::::::::::::::::::::::;!
    `、   ;;::i`,,,,,,,,,,,,,,,,,,,´!、
      `<ニ.'7       `、
      ∩ ,!  ニャアニャア  .i
       `'7    ∧∧    i
       ,!    .(゚ー゚*)    .i
       L;;;;;;;,:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.';,;i'"
        i-'''''7''''''''''''''''i'"ー'i
        `ー'      `ー'
ヒッタイト語をマスターするのは大変そうだけど、
ちょっとは調べてみたいなってことで。
日本語希望。お願いします。
10185:05/01/29 00:04:47 0
>>100
|ω・)ノ □ 本ドゾー  大城光正/吉田和彦『印欧アナトリア諸語概説』大学書林1990
ttp://bookweb.kinokuniya.co.jp/guest/cgi-bin/wshosea.cgi?W-NIPS=9900717775

通販で購入出来るかは微妙ですが(汗 紀伊国屋やジュンクドウだったら店頭で手にはいるかも知れません。
大学書林の本はお高いのはいつものことということで(^^;

これは現在では死滅してしまった、インド=ヨーロッパ語族アナトリア語派の文法についての概説書です。
扱われてる言語はアナトリア語派に分類されるヒッタイト語、パラー語、ルウィ語、
ヒッタイトの象形文字として知られる象形文字ルウィ語、リュキア語、リュディア語の6つの言語です。
うちヒッタイト語を扱っているページ数はグロッサリーを含む全377ページ中10-123.pp、全体の三分の一ほど。
聖書ヘブライ語、アラム語のものを抜かせば、日本語で読める古代語をあつかった学術的な文法書はこれ一冊だけといえます。

欧米に比べまだ日が浅いとはいえ、日本のオリエント学・アッシリア学のレベルは非常に高いので後身のためにも
日本語でシュメール語やアッカド語(古期〜新アッシリア語&バビロニア語含む)の本格的な概説書や文法書を出して欲しいと切に願います(^^;
10284:05/01/29 10:45:15 0
では私もちょっとだけ。
学習者向けではありませんが、『言語学大辞典』三省堂
この中の「世界言語編」にいろいろ載っています。おおまかな所は、
アナトリア諸語 上巻 210頁
で、各言語に関する項目は、
ヒッタイト語 下1巻 469頁
ヒッタイト語派 上巻 726頁
パラー語 下1巻 270頁
リュキア語 下2巻 891頁…リュキア語A(リュキア語Bは「アナトリア諸語」参照)
リュディア語 下2巻 892頁
ルウィー語 下2巻 924頁
で見ることができます。今私の手元には5巻「補遺」しかないのでこれ以上は分かりません。
大きい図書館ならけっこう置いてますから参照してみてください。
楔形文字の言語全般について、いま適当に検索して出てきたものを挙げてみます。
飯島 紀という人が国際語学社から出している、
『アッカド語―楔形文字と文法』
『楔形文字の初歩―シュメール語・ハッチ語・アッカド語・ウガリト語・ペルシャ語』
『日本語‐セム語族比較辞典』
『ハンムラビ法典』
の四冊は、どれくらい本格的なのか疑問です。85さんが挙げてないのも理由があるかもしれません(^^;
それから、古代語研究会, 谷川 政美『ウガリト語入門―楔形表音文字』キリスト新聞社
佐藤 信夫『古代法解釈―ハンムラピ法典楔形文字原文の翻訳と解釈』慶応義塾大学出版会
はある程度本格的かもしれませんが後者は2万円以上(!)します。
前者(他の本も)は銀座の教文館(キリスト教専門書店)あたりにあるかもしれません。
日本でこの分野をやる人はやはりクリスチャンが圧倒的に多いようですね。
10385:05/01/29 16:34:58 0
>>102
飯島 紀氏の著作は紹介すべきか悩みましたが、とりあえず割愛しました。(^^;

飯島氏の著作は、古代語の原文の紹介止まりで、例えばアッカド語にしても
後続のバビロニア語やアッシリア語の言語史全般を視野に入れて著述してるか
と言われると、かなり苦しい感じがしたのであえて触れませんでした。
活字もそれほど読みやすいかというと・・・(汗

ハンムラビ法典については5年前に日本語による全訳が出版されたので、かなり身近な物になった印象があります。
古バビロニア史や先行の諸法典などの問題もからめた膨大な注釈と解説が付いているので、これもお勧めです。
>>101の本にはヒッタイト語法典の一部も載ってますので、あわせて参照されるのも良いかと。(^^

中田一郎訳 『古代オリエント資料集成(1) ハンムラビ「法典」』
ttp://bookweb.kinokuniya.co.jp/guest/cgi-bin/wshosea.cgi?W-NIPS=9973151593

飯島氏もハンムラビ法典について2冊も出してるようですが、自分は両方とも中身を確認してないのですが、
どうなんでしょう?(^^;
楔形文字による碑銘を確認するのであれば、飯島氏の著書か中田氏の底本を参照しながらが良いのでしょう。

>谷川 政美『ウガリト語入門−楔形表音文字』
おお、これは確認してませんでした。今度探してみることにします。
104世界@名無史さん:05/01/29 18:00:32 0
というわけで>>85の解説です。

tu-uk-ma-wa DUMU.MEŠ-"KA" me-eg-ga-uš me-mi-iš-kán-zi  ma-a-an wa mu
あなたにはたくさんのあなたの息子たちが(いると)言っている       もし、私に〜ならば

・「あなたにはたくさんのあなたの息子たちが(いると)言っている」tu-uk-ma-wa DUMU.MEŠ-"KA"me-eg-ga-uš me-mi-iš-kán-zi
 tukは人称代名詞で2人称単数zik「あなたは」の対格形、または与・位格形でここでは与・位格形「あなたに」。
 ma は接続詞で「しかし、英語のbut」の意。
 -wa は引用を示す小辞で、母音のある単語に前接すると-warの形になる。

 DUMUはシュメール語で「息子」。
 MEŠは人や神を表す名詞に対して、それが複数である事を示す助辞。
 "KA"はアッカド語の2人称単数の接尾辞「あなたの」の意。
 DUMU.MEŠ-"KA" は全体で「あなたの息子たち」の意味になる。

 me-eg-ga-ušは「多い」mekki-の複数対格「たくさんの〜を」の意。
 me-mi-iš-kán-ziは「(何度も)言う」memisk-(mi-動詞)の現在形3人称複数、「彼らは言っている」の意。

・「もし、私に」ma-a-an wa mu
 ma-a-an は「〜のとき、もし〜ならば」の意。
 -waは上の-waと同じ引用を示す小辞.
 -mu は1人称単数「私は」の与格・対格の前節的な人称代名詞で「私に(は)」の意。
105世界@名無史さん:05/01/29 18:15:45 0
さらに>>104に引き続いて>>104の続きです。

1-an DUMU-"KA" pa-iš-ti  ma-an-wa-ra-aš-mu LÚ"MU-TI-IA" ki-ša-ri
あなたの息子の1人を与える  私にとって彼は私の夫になるだろう

・「あなたの息子の1人を与える」1-an DUMU-"KA" pa-iš-ti
 1は楔が一本立っているだけで、楔形文字の数詞の「1」を表している。-anは人称代名詞の3人称前接形の共通性の対格「〜を」。
  DUMU-"KA"は上述から「あなたの息子」
 pa-iš-tiは「与える」pāi-(hi-動詞)の3人称単数現在形、「(彼が)与える」(※これはちょっと活用的に自信がない(汗)

・「私にとって彼は私の夫になるだろう」ma-an-wa-ra-aš-mu LÚ"MU-TI-IA" ki-ša-ri
 manは可能性、非現実を表す小辞。
 warは引用を表す小辞で、上述のwaに同じ。
 -ašは3人称単数主格の前節的な人称代名詞で、「彼(女)/それは」。
 -muも上述を参照。「私に(は)」

 LÚはシュメール語の「男、人」を意味するが、ここでは男性を意味する表意文字。記号。
 "MU-TI-IA"はアッカド語で、"MU-TI"が「夫」の意味。"IA"は1人称単数の接尾辞「私の」。
 LÚ"MU-TI-IA"は全体で「私の夫」の意。

 ki-ša-riは中・受動態「〜になる」kiš-の3人称単数現在形。
>>101-103
紹介ありがとうございます。
ここからすると、飯島 紀氏がたくさん本を出してるけど、
大半は単なる言語紹介本。

ヒッタイト語の解説本はこれ。
大城光正/吉田和彦『印欧アナトリア諸語概説』大学書林1990

ヒッタイト関連言語の本はこれ。
谷川 政美『ウガリト語入門―楔形表音文字』キリスト新聞社
佐藤 信夫『古代法解釈―ハンムラピ法典楔形文字原文の翻訳と解釈』慶応義塾大学出版会
中田一郎訳 『古代オリエント資料集成(1) ハンムラビ「法典」』

全体の概説はこれ。
『言語学大辞典』三省堂

って感じですね。


>>104-105
解説ありがとうございます。
知らないながらも空想で感想入れてみますね。

tu-uk-ma-wa、waが関係代名詞で、その後の文はtu-ukにかかってるって感じですね。
あなたには ← たくさんの息子がいると「彼らは言っている」
彼らが誰か解らないけど、不特定多数の誰かってことにして、

「あなたにはたくさんの息子がいると噂されている。」みたいにも訳せそう。

一度、上記の参考文献に目を通してから再度見てみます。
近いうちに参考文献を読んでみます。
ちなみに値段は大丈夫です。基本的に本は買わないで借りる主義なんで。
>>81 滅亡原因の続き
ヒッタイトは地震で滅んだとする説もある。
この説は東地中海域全域でほぼ同時期に都市が崩壊している点に着目した説で、
一部の都市の遺構からも地震による被害の様子がくみ取れるという。
       (::::..                    ━┓‥━┓‥━┓‥:::(       |:::
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_i   :|      |  ::|  |       (;::(;::       (::::::::):::::)     从|::: _,|:::
 ̄=―-_     |  ::| | ̄''|~-、    (;:(;;;::::               从'i ̄ ̄
\     \   |  ::| |  | :::ir、,   (;:(::::: (;:::(;;;;,.丿 ;;;;ヾ;;)、   へ ,┘
  ヽ      ∧_∧  ゝ、.  | :::|      (;::(;::::(;::             从
   |     (゚O゚ lll )    ::i‐-!、   从(;::  (:::(;;从,,从;;)::;∧_∧  .|::    |
   | r - 、 ⊂○⊂ )     ::| :::| ミ彡::|-r-=从        ( ` 3 ´) .|::    |
   | |  | :::| Y  人,    ::| :::| ∧_∧ |   :::从     /(  つ つ |:::.    |
 ∧∧.  | :::|(_) J ........::::| ⊂( ゚∀゚;)つ ∧_∧从从|:: 人  Y  ____
 (・_・;) ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∧___∧ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄(; ´o`) ̄ ̄し (_) (〃___ノ
 (っ っ        (◎´∵`◎)っ     ( つ つ        (っ´∀`∩
 ( 、 ヽ         ( つ  /       人  Y          ⊂   ノ
  し' ヽ_)        |  (⌒)       し (_)         ,(__つ
              し'⌒^ミ                      し
108世界@名無史さん:05/01/31 15:33:13 0
シカゴ大のeCHD(電子シカゴヒッタイト語辞典)がJavaアプリで糞重くて漏れの貧弱なマシンじゃダメすぎる。
あれ、もっと軽いのできんのかな?
しかし、地震で都市が崩壊したという考古学的な証拠は極めて小さいか、
殆どなく、地震により被害を受けたと見られる都市も多くはない。
そのせいで地震のせいでヒッタイトが滅亡したとする説は直ぐに消え去ってしまったとか。
      __:::::::..  ):: )         (;:::((               (      ノ::
     r:::::::::::::::::: r~ヽ、  )       (;(:;;;;                (    / _,-
  r ―|      |  ::|         (;;(:::::(;::::::: (::::::::):::::)      'i(     |::: |:::
_i   :|      |  ::|  |       (;::(;::       (::::::::):::::)     从|::: _,|:::
 ̄=―-_      |  ::| | ̄''|~-、    (;:(;;;::::               从'i ̄ ̄
\     \    |  ::| |  | :::ir、,   (;:(::::: (;:::(;;;;,.丿 ;;;;ヾ;;)、   へ ,┘
  ヽ       ∧_∧  ゝ、  | :::|      (;::(;::::(;::             从
   |      (゚ー゚ ; )オサマッタ:i‐-!、   从(;::  (:::(;;从,,从;∧_∧  .|::    |
   | r - 、 ⊂○  )     ::| :::| ミ彡::|-r-=从       ( ` 3 ´)フー::    |
   | |  | :::| |  | |     ::| :::|∧_∧ |   :::从     (  つ つ  |:::.    |
 ∧∧.  | :::|(_)_) .....オワッタ?( ゚∀゚;) ∧_∧从从|:: / Y ヽ____
 (・_・;) ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∧___∧ ̄∪ ̄∪(; ´o`) ̄ ̄(_)(_) (〃___ノ
 (っ っ ハー     (◎´∵`◎)     ( つ つ オ、       (っ´∀`∩
 ( 、 ヽ         ( つ ⊂オドロイタ  ヽ   Y            ⊃  ノ オドカスナヨ
  し' ∪         |    |       (_)(_)         ,(_ノ
             (_)(_)                      し ∪
>>108 電子シカゴヒッタイト語辞典ってなに?
11185 85:05/01/31 20:31:15 0
>106レスどもです。
>彼らが誰か解らないけど、不特定多数の誰かってことにして、
>「あなたにはたくさんの息子がいると噂されている。」みたいにも訳せそう。

「私はあなたに息子がいると聞いている」ではなく「彼らは息子がいると言っている」という文章なので、
授業のおりも、仰るとおりスッピルリウマに「息子がたくさんいる(という噂を人々が)言っている(のを私は聞いた)」
という事実関係を述べて、死んだ夫に代わってヒッタイト側に婿取りの手紙をよこした理由を述べているのだろう、
という説明を受けました。

ヒッタイトはシリアでエジプトと領土紛争を起こしていましたが、
自分の勢力下においたはずのウィルサ、アルツァワ、アヒヤワ(イオニアorアカイア)などといった西諸国の反乱にその都度悩まされ続けていたそうです。

例の「海の民」による争乱に乗じて西方諸国が大挙してヒッタイト本国にまでなだれ込み、
結果ヒッタイト勢力はハットゥサを放棄しカルケミシュ以南まで避難せざるを得なかったのではないか、
という説もあると聞いたことがあります。
本当はどうなんでしょうね?(w


>110
おそらくこれではないかと〜
ttp://humanities.uchicago.edu/orgs/xstar/eCHD/


>>111
ありがとうございます。
そうか、翻訳の際に字間に字を入れるような発想も必要ってことですね。
似たような感じの語の省略が多そうですね。

私の読んだtrevorの本だと、「海の民」=西方諸国と言う見方でした。
>>74 では「海の民」=エーゲ海岸の人、と言う感じだから、
両者はほぼ同じような見方に立っていると思います。

それでその本ではヒッタイト滅亡原因に「海の民の説」を持ち出すのは余り意味がない、
相手はヒッタイトではおなじみの人達だったんだからって感じでした。

デモ・ヴァージョン・ダウンロード....この辞書はちよっと大変そうな。
113108:05/02/02 03:47:40 0
>>111
そそ、それ。
きっついよね。
海の民とは?
以前は黒海岸あたりからの民族大移動みたいな説が主流で、
今でも概説書や教科書なんかではこの説で海の民が説明されることが多い。
だけど、最近の説ではアカイアとかアルザワあたりの人達が
カナンとかアムルなんかに移住して来ただけで、それも一時的な現象だったとか。
大規模な侵略と言うよりは、難民が押し寄せてきた、
或いは商人とか海賊などの小グループの幾つかまとまって移住したって感じみたい。
      〜-     黒海    〜-
   \    _____________/
ア  _>./            カスカ
カ  | .   |トロイ
イ  |`  |         ヒッタイト帝国
ア( ・∀・)| アルザワ
-{二二二フ        キズワナ
    ( ・∀・)  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ カルケミッシュ  ミタンニ
  -{二二二フ ヒッコシ  . ○   |ウガリト           アッシリア
        ( ・∀・)ヒッコシ!.   |
        -{二二二フ  .   |アムル
           ヒッコシ ( ・∀・) .|
 〜-         {二二二フ( ・∀・)オヒッコシ             バビロニア
              〜-  {二二二フ
___________/(・∀・ )ナンカ ! ナンカ !
 リビア   ( ゚A゚)⊃→)) (・∀・ )エジプト ィィ !!
         メイワク! ツキツキ_
        エジプト. | |//
              |赤海|
>>113
実はダウンロードしなかったんですが、中身は発音記号だけですか?
それとも楔形文字付き?
116108:05/02/04 21:59:53 0
>>115
Translitarationというかローマ字。
まぁ、致し方のない所(次のUnicodeでヒッタイト楔形文字が正式に登録されれば
そっちを使うという事もありうるかもしれないけれど)。

CDDも一部デモティックの文字を使ってるけど基本はTranslitarationみたいなので、まぁ、この方向が
基本かな?という気はしますね。CADも昔図書館でよだれたらしながら見たのはアルファベット表記だった
し。

てか1ページ目を出して次の作業という段階で重すぎてウチじゃダメダメ。次のページ以降とか、
設定を変えると何かが変わるとかあるかもしれないけれど、そこまでの根性はウチのマシンにはなかった。
11785 85:05/02/04 23:36:15 0
>>111ののはどうにも使えませんでした。たぶんバージョンの問題が・・・(汗
なんだかガックリ来たので去年の12月に岩波が出版したばかりの日本オリエント学会刊『古代オリエント事典』を図書館で見つけたので、
ヒッタイト関連の記事からヒッタイト新王国の系図をある程度再構成してみました(w


トゥトハリヤ1世(2世)
   ‖━━━━━┳━アルヌワンダ1世
ニッカル・マティ ┃    ‖━━━━━━トゥトハリヤ3世 ┏━小トゥトハリヤ(Tuthaliyash TUR.DUMU)
         ┗━アシュム・ニッカル     ‖━━━━┫
                     ニッカル・マティ ┃
  ハットゥスィリ2世                   ┗スッピルリウマ1世
   (実在が疑われている)                  ‖   ‖
                               ヒンティ ‖
                                  タワナンナ(バビロニア王女)

11885 85:05/02/04 23:38:57 0

           ┏━シャリ・クシュフ━━━━━━シャフリヌワ━━━━━━イニ・テシュブ
           ┃(本名ピヤッスィリ;カルケミシュ王) (カルケミシュ王)     (カルケミシュ王)
           ┃
スッピルリウマ1世━━╋━アルヌワンダ2世
           ┃
           ┃
           ┗━ムルスィリ2世━━━━━┳━ムワタリ━━━━━━┳━ムルスィリ3世(ウルヒ・テシュブ)
                         ┃           ┃
                         ┃           ┗━クルンタ(タルフンタッサ王)       
                         ┃         
                         ┗━ハットゥスィリ3世
                               ‖━━━━━━━トゥトハリヤ4世
                           プトゥ・ヘパ

※時間がなかったのでスッピルリウマ2世までについてはまた今度と言うことで(汗

大学時代の先生が強くお勧めしておられていたのでパラパラとめくってみたのですが、凄い!の一言に尽きます。
「先史時代からサーサーン朝までを対象とし,古代オリエント世界全域をカヴァーする」との売り文句ですが、
先史時代から、エジプト、メソポタミア、アルシャク朝やサーサーン朝、クシャーン朝まで網羅的に扱ってます。
おそらくここに載ってる情報が今のところオリエント史、先イスラーム時代の中東古代史の最新情報と見て良さそうです。
論文を見るだけでは断片的だった知識がまとめられてる感じが嬉しいですね。

ttp://www.iwanami.co.jp/.BOOKS/08/8/0803010.html
119世界@名無史さん:05/02/14 21:06:39 0
最初は糞スレだったが、途中からヒッタイトスレとして良スレ(少し専門的すぎるが)
となった。あげ。
120世界@名無史さん:05/02/14 21:36:03 0
ずれてるのが直るとさらに良スレとなる.あげ
121世界@名無史さん:05/02/14 21:40:10 0
やっぱり一般人にはとっつきにくいわ。
オリエント史の好きな人って、どういうきっかけでどういうことに興味を持つの?
122世界@名無史さん:05/02/14 22:23:05 0
篠原千絵 「天は赤い河のほとり」
123世界@名無史さん:05/02/15 21:42:03 0
いや、違う、違うんだ、
あの漫画でヒッタイト好きになったんじゃあないんだ、
ヒッタイト周辺の歴史が好きだから、あえてあの漫画を読んだだけなんだ。

まあ、篠原千絵は闇のパープルアイ以来読んでいるが、
そんなことは関係ないんだ。
124世界@名無史さん:05/02/16 04:35:25 0
篠原千絵以前に「王家の紋章」というガラスの仮面並の今でも続いている
ロングランの作品があるんだが。。。ちょうど4王国時代(ヒッタイト、アッシリア、
エジプト、バビロニアの時代)が舞台。
125世界@名無史さん:05/02/16 14:50:26 0
漏れは聖書からだな。この時代のあのあたりってどういう所?みたいな興味から。


てことはお菓子に釣られて行った日曜学校がそもそもの始まりか。
126山野野衾 ◆a/lHDs2vKA :05/02/17 00:37:42 0
誰も見ていない内に・・・。古代エジプトを、ナルメル王からクレオパトラ
まで図版付きで紹介してくれた本がきっかけでした。
ヒッタイトその他の周辺地域の情報も、少しはありましたし。
オペラ『アイーダ』を見ながらにやにや笑っていた頃が懐かしい。

と言いつつ、オリエントネタを書き込む事は滅多にありませんが。
12785 85:05/02/17 20:24:47 0
がっけんとかの遺跡ものの児童書が歴史関係に触れた最初だったかも。
そこに当然メソポタミアも入っていて、ヒッタイトは最初の鉄器文化の国で
最古の印欧語族だって説明がヒッタイトを最初に知ったきっかけだった覚えが・・・

でも実際はHNKスペシャルの「大英博物館」シリーズが自分の古代史開眼の転機だったかも。
その前後に聖書やらむ〜やらに手を出したけど、その頃はまだメソポタミア史の全体は朧気で、
難解で見知らぬ神秘的かつありがちな古代ロマンな世界だった。

ちゃんと経済や国家や民族や芸術や科学や言語がそれぞれで密接に関わる歴史的な存在としての
オリエント世界、アカデミックな世界でのメソポタミア史をはっきりと認識できたのは、やっぱり大学に入ってから。

幸いそこでヒッタイト語の授業があって、それからアッシリア学の初歩を習う機会があったからで、
自分の専攻は古代史ではないけど、得るものはすこぶる多かった。
128世界@名無史さん:05/02/20 22:00:53 0
NHK「未来への遺産」
129世界@名無史さん:05/02/27 03:43:35 0
バビル2世->バベルの塔に興味をもった。
>>116 遅くなりましたが、ありがとうございます。発音記号表記ってことですね。
だけど重いのか。それは厳しいですね。
>>117-118 ズレを直してみました。これであってますか?

トゥトハリヤ1世(2世)
   ‖━━━━━┳━アルヌワンダ1世
ニッカル・マティ   ┃    ‖━━━━━━トゥトハリヤ3世   ┏━小トゥトハリヤ(Tuthaliyash TUR.DUMU)
.            ┗━アシュム・ニッカル      .‖━━━━┫
                             ニッカル・マティ  ┃
  ハットゥスィリ2世                            ┗スッピルリウマ1世
   (実在が疑われている)                       ‖   ‖
                                       ヒンティ ‖
                                            タワナンナ(バビロニア王女)

                  ┏━シャリ・クシュフ━━━━━━シャフリヌワ━━━━━━イニ・テシュブ
                  ┃(本名ピヤッスィリ;カルケミシュ王) (カルケミシュ王)     (カルケミシュ王)
                  ┃
スッピルリウマ1世━━╋━アルヌワンダ2世
                  ┃
                  ┃
                  ┗━ムルスィリ2世━━━━━┳━ムワタリ━━━━━━┳━ムルスィリ3世(ウルヒ・テシュブ)
                                 ┃                   ┃
                                 ┃                   ┗━クルンタ(タルフンタッサ王)
                                 ┃
                                 ┗━ハットゥスィリ3世
                                      ‖━━━━━━━トゥトハリヤ4世
                                    プトゥ・ヘパ
>>121 中世軍事史を専門にしているある学者が>>65の説を批判している論文を読んで興味を持ちました。
欧米の論文って専門外にもやたらと口出しする部分があったりして結構面白い。
>>65の説がヒッタイト史に当てはめた時には荒唐無稽な説になるってのは理解できた。
13385 85:05/03/04 20:49:29 0
>>131
わざわざ修正ありがとうございます(汗
自分のPCだとどうにもずれてしまいまして(大汗
事典の内容を自分なりに整理しただけなのに、世界帝王系図表とかの内容と全然違うので
調べて驚きました。

>>132 東洋史でもペリオなんかは色々と手を出してはあれこれ書きまくってますね(w
昔の学者さんは古代史やってるだけで、アラビア語やヘブライ語やシリア語なども
自在にあやつれる人が多くて、あそこではああ書かれてるここではこうだと平気で書くので
羨ましいやら凄いやら感心してしまいます。

それと、タルウィサはトロイのことらしいです。
>>133
AAは作る時に色々とお約束があって、ズレが発生しやすいんです。
たぶんずれた原因はPCではなく半角空白のせいじゃないかと。
私も作り始めた頃によくこの半角空白の罠にはまってズレちゃいました。

ペリオ?面白そうですね。著作を幾つか教えて頂けませんか?
たしかに向こうの研究者は色々な言語が操れて、
さらに思い切りがいいのか、色々な分野に手を出すことが多いですね。



今日から再びヒッタイト本も読み直しはじめましたので、またAAも書いてきます。
よろしかったら皆様また色々と教えて下さい。
>>109 続き
経済システム崩壊説
東地中海地域には当時としては高度な商業、経済ネットワークが構築されていて、
ヒッタイトやミュケーナイ諸国の繁栄はこの経済ネットワークの存在により支えられていた。
しかし、ネットワークは不安定なもだったために徐々に崩壊し、最終的に全面崩壊に陥り、
このネットワークにより支えられていた諸王国は経済的な支柱を失って崩壊していったとする説。

     ミミ ヽヽヽヽリリノノノ
    ミ   ,,、,、,、,、,、,、,、、 彡
     l  i''"        i彡
     | 」  ⌒' '⌒  |
    ,r-/  <・> < ・> |
    l       ノ( 、_, )ヽ | 株式システムを利用して財産を増やしてみました。
    ー'    ノ、__!!_,.、|
     ∧     ヽニニソ  l
   /\ヽ         /
 /     ヽ.  `ー--一' ノ/ヽ    ノ7_,,, 、    ______
/   (⌒、"⌒ソ⌒ヽ─ '"   `、  ( ィ⌒ -'"",う/株 / /券:/|
    ~''(_)(_)(_)(_)ソ       ヽノ   ,イ^_.|≡≡|__|≡≡|彡|_____
    ヽ/`、_, ィ/           ヽ─/ ̄//|≡≡|__|≡≡|/株//券 :/|
   /     /           ) / ≡|__|≡|≡≡|__|≡≡|≡≡|__|≡≡|彡|
         / L i v e d o o r  i|≡≡|__|≡|≡≡|__|≡≡|≡≡|__|≡≡|彡|
\      ノ             |≡≡|__|≡|≡≡|__|≡≡|≡≡|__|≡≡|彡|
  \__ /             ノ|≡≡|__|≡|≡≡|__|≡≡|≡≡|__|≡≡|/
この説の場合、経済システムを破壊した原因を見いだすのが困難みたい。
一般論から言えば、戦争、飢饉、政治的危機など幾らでも説明が可能だし、
その経済ネットワークって何、とかいう具体像もはっきりしていない。

     ミミ ヽヽヽヽリリノノノ
    ミ   ,,、,、,、,、,、,、,、、 彡
     l  i''"U   U U i
     | 」U ⌒' '⌒U |
    ,r-U  U<O> <O> | 株式システム崩壊!?
    l   U   ノ( 、_, )ヽ |  これは全部ただの紙切れですか....
    ー' U Uノ、__!!_,.、|
     ∧ U U ヽニニソ  l
   /\ヽU        /
 /     ヽ.  `ー--一' ノ/ヽ    ノ7_,,, 、    ______
/   (⌒、"⌒ソ⌒ヽ─ '"   `、  ( ィ⌒ -'"",う/株 / /券:/|
    ~''(_)(_)(_)(_)ソ       ヽノ   ,イ^_.|≡≡|__|≡≡|彡|_____
    ヽ/`、_, ィ/           ヽ─/ ̄//|≡≡|__|≡≡|/株//券 :/|
   /     /           ) / ≡|__|≡|≡≡|__|≡≡|≡≡|__|≡≡|彡|
         / L i v e d o o r  i|≡≡|__|≡|≡≡|__|≡≡|≡≡|__|≡≡|彡|
\      ノ             |≡≡|__|≡|≡≡|__|≡≡|≡≡|__|≡≡|彡|
  \__ /             ノ|≡≡|__|≡|≡≡|__|≡≡|≡≡|__|≡≡|/
ヒッタイトは内紛で弱体化したところへ北のカスカや西のアルザワから攻撃されて
滅亡寸前に陥ったことが多々あった。
>>58等を根拠としてシュッピルリウマ2世治世に政治的な混乱が起こっていたとする説がある。
この混乱が原因でヒッタイトは弱体化し、
カスカやアルザワの攻撃を受けて容易に滅亡したというのである。
                  __
              / .| \
             /    |   \
           /     ◇.   \
          /      |      .\
        /       ◇.      ..|
        |______|_____|
       /                  ヽ
        l:::::::::.                  | 私は反乱に参加してません。
        |::::::::::   (●)     (●)   | 前王を殺していません。
       |:::::::::::::::::   \___/     | 次の後継者は私の子供以外認めません。
        ヽ:::::::::::::::::::.  \/     ノ
                U θU
            / ̄ ̄T ̄ ̄\
           |二二二二二二二|
           |        |
パシャ パシャ  パシャ パシャ パシャ  パシャ パシャ パシャ パシャ パシャ
   パシャ パシャ パシャ パシャ パシャ  パシャ パシャ パシャ  パシャ  パシャ
 ∧_∧      ∧_∧     ∧_∧  ∧_∧    ∧_∧     ∧_∧
 (   )】      (   )】    (   )】 【(   )    【(   )    【(   )
 /  /┘ .   /  /┘.    /  /┘ └\ \   └\ \   └\ \
ノ ̄ゝ     ノ ̄ゝ      ノ ̄ゝ     ノ ̄ゝ    ノ ̄ゝ     ノ ̄ゝ
13885 85:05/03/15 01:40:53 0
>>134
亀レスになってスミマセン(汗
なるほど〜、半角のせいですか。(汗 自分の使えるAA作成ソフトがないので
いろいろ試しに作ってみたくても(系図とか)ズレるのが怖くてあまり作れないんですよね。(^^;

ご存じかも知れませんが、ポール・ペリオ Paul PELLIOT といえば20世紀前半のフランスを
代表する世界的な東洋学者で、『敦煌文書』の整理・調査などでスタインとともに「敦煌学」を
興す多大な業績を残しました。おもに中央アジアが専門で、古代オリエントとは関係ない人ですね。
自分的には西欧の歴史学者で博覧強記といったらペリオって感じだったのでつい名前を出して
しまいました(^^;

ペリオの代表的な著作はやはり『敦煌文書』関連です。敦煌関連は詳しくないのでアレですが(大汗
漢籍・漢文だけでなくアラビア語もペルシア語も出来たので、モンゴル関係の研究でも業績を残しています。
代表的なものは『Neuf notes sur des questions dユAsie Centrale』とかあるみたいですが、自分の関係に近いのでは
『Les Mongols et la papaut氏xですね。1923年にペリオがバチカンの図書館に眠っていたインノケンティウス4世宛の
グユク・ハンの勅書を発見しまして、その解説と訳注を行っています。モンゴル時代の皇帝の勅書でしかも現物が
発見された意義は極めて大きいです。
13985 85:05/03/15 02:09:27 0
>>138
文字化けした(汗 
『Les Mongols et la papaute』と『Neuf notes sur des questions d'Asie Centrale』ですね(汗

>>135-136
経済的なネットワークの破綻がヒッタイト滅亡の原因ですか。
確かに破綻の原因が何なのか立証できないと何も言えないような何とも中途半端な説ですね〜(w
そうか、このAAは生窓の社長のだったのか(w どうやらスッピルリウマ2世の頃は南方の
キツワトナやカルケミシュあたりとも戦争したり条約を結んだりと何かと大変だったみたいですね。
自分ももう少しこの頃のことを勉強してみます。

そうそう、古代オリエント全体についてのもう一冊も紹介するのを忘れてたのでうpしますね。(^^;
前田徹 他『歴史学の現在 古代オリエント』山川出版社 2000
ttp://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4634646005/250-3355603-6042643
レビューにもあるとおり古代オリエントについてシュメール以前からペルシア帝国まで、重要な
ものはおおよそ全て解説されています。索引も含めて210pほどですが、参考文献やコラムなどが
豊富で一読の価値は十分あります。ヒッタイトについても王統や国家・社会についても要点を述べ
ていますが、勿論「海の民」についても出てきます。
>>138-139
ありがとうございます。フランス語の文献ですね。
うっ、こまった。フランス語は読めないので(残念!)。
『敦煌文書』関連となると、映画「敦煌」に出てきた、あの文章の山ですね。

生窓の社長のAAはAA板の流行りものでして、
面白いので使っちゃいました。元は野球選手か何かのAAだったはずです。

ホントに、経済システム崩壊説は立証も難しいけど、否定も難しい、なんとも言い難い説です。
ただ、他の説も似たり寄ったりというのが....
私は>>137>>96の組み合わせが一番説得力があると思っています。
ヒッタイトは滅亡したんじゃなくて中心地を移しただけって気がするんです。
問題は>>96の説を認めると、これまでの年表を全部書き直さなきゃならないし、
あと、私の古代オリエント史関連の知識が凄く小さいせいで、
この二つの組み合わせが説得力があるって感じるだけで、
実際はもっと説得力がある説があるのかもしれません。
ついでに。
                 _
  _,,.-‐'',ニ-;r-=--=、、r‐:''''":,/!
 i'''''7''''7:::::::::::::::::::::::::::::::`v.'´i,: :.i
 ヽ; : i,i': /::::::::;:::::::::;::::;:::::::'i,,イ: :,!  (´д`)Edit
  `、!: :i;;:∧::;:::::::;:::i;:;''、:::::::::::::/ http://aa5.2ch.net/test/read.cgi/kao/1070858927/l50
 r-レ'i::::リ `ヾ、/レ'" ヾハ:::i::i '>r-http://www2.f-mist.net/~edit-/
 <`ヽ,レ' ''" ̄`_____ ゙ ̄`'' ,レ' < /
  .\/ `ヽ、  |   ,!   ,.r'" ./
   \   '''iー--'-i''"  / お勧めAAツール。 チェック機能付き。
      `''- /'ヾ==彳`r'    チェック方法 >ツール(T)>ブラウザ表示(B) 選択。
        ヽ    /
         /   ̄ヽ,     http://aa5.2ch.net/aasaloon/
   .     iニャアニャア`.     AAの環境設定はここのローカルルールをどうぞ。
     .  ,l   ∧∧  l
       .l   (゚ー゚*)  .l
        i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|
         .|  |  |  |
14285 85:05/03/17 02:45:22 0
>>140
そうです。あの映画「敦煌」に出てきた『敦煌文書』です。
1907年にオーレル・スタインが、翌年にペリオが敦煌にやってきて『文書』の良いところはぜ〜〜んぶ
持っていってしまいました。この事態を後で知った清朝政府&中国人の研究者たちは最も
貴重な国内の文物が流出したことに地団駄踏んで悔しがったそうです。↓こんな感じですね(w
ttp://www.museeguimet.fr/pages/page_id18331_u1l2.htm

実は自分も独語も仏語もまったく出来ませんので、折角あちらで色々と研究論文があるのに
利用できないという歯がゆい思いをしています。そろっと独学ででも勉強すべきかも(汗

生窓社長の前身は野球だったんですか(w 自分はてっきりジャイヤn(ry

14385 85:05/03/17 03:26:04 0
>>140
もしかしたら、新王国時代末期のヒッタイト語の話者は減少していて、王族も市民階層も
ルウィ語化していたんではないかなという気がしています。というのもスッピルリウマ2世が
王都ハットゥサに象形文字ルウィ語の碑文を残しているんですが、のちにカルケミシュを首都とする
シリアの後ヒッタイト王国もまた象形文字ルウィ語が主要な碑文言語になっているからです。

考えられるのは王統の断絶と西方の反ヒッタイト勢力の伸張で、ヒッタイト本国のアナトリアは
ヒッタイトの後継国家が現れなくなり、かわりにヒッタイト王家の末流がいた南部のカルケミシュが
「ヒッタイトの後継」を名乗って後ヒッタイト王国を形成していったのではないかなと思えます。

ヒッタイト語と同じアナトリア語族に属すルカやキツワトナの住人から、ギリシア的要素の強い
リュキアやリュディアといった国家が出きます。やはり「ヒッタイトの滅亡」といった場合、
「ヒッタイト」という固有の集団・組織(「民族」でも可)が消滅したと思いがちですが、

14485 85:05/03/17 03:33:23 0
>>143の続き。

そもそも「ヒッタイト帝国」自体がカニシュ市を征服した「ヒッタイト人」によって
言葉の近い(アナトリア語族の)周辺の都市国家群を徐々に征服して膨張し、西方領域まで伸張した
という背景を持っています。つまり軍事的な征服が可能だっただけで元来支配基盤が脆弱だった
という可能性が高そうに思えます。そのため王統が消滅した場合、一気に帝国は元の都市国家や
地域国家にバラけてしまう程脆い国家構造をしていたのではないかなと最近思うようになりました。

スッピルリウマ2世のころはヒッタイトの王権は西方のみならず足下のカルケミシュやキツワトナでも
縮小傾向にあって反乱などが続発していたことを思えば内部から崩壊していたようにも思えます。

メソポタミアでは国家興亡の基本単位は「都市国家」だそうでして、ある一人の王が一気に周辺の都市国家を征服して
領域国家を作っても、それが持続しないとまた都市国家ごとにばらけてしまい、また別の元気な王が現れると領域国家が出来
弱体化するとまた都市国家へ戻る、というサイクルを繰り返していたんだそうです。地域的な領域国家がさらに膨張すると
「帝国」になるそうです。あるいはメソポタミアのそれと同じくヒッタイトも王統が続いていたからこそ「帝国」が存続して
いたのであって、それが断絶すると元の地域国家〜都市国家単位へ・・・という感じかなと。

わたしもあまり古代オリエント関連の知識は、参考書止まりなので実際ヒッタイトの研究では
「ヒッタイト帝国の滅亡」をどういうふうに見てるんでしょうね?(^^;
14585 85:05/03/17 03:55:26 0
>>141
AAの作成エディタですか。紹介してくださってどうもです!
ああ、でも折角教えてもらったのにわたくしリンゴの人なのでこれは・・・゚・(ノД`)・゚・

うーん、リンゴ用のギコペを入手してみたんですが、使い方が今ひとつ〜(^^;
取りあえずAAの修正ソフトを使ってみます(汗
14685 85:05/03/17 03:56:37 0
スッピルリウマ1世
 ┃
 ┣━シャリ・クシュフ━━━━━━シャフリヌワ━━━━━━イニ・テシュブ━━━━━━タルミ・テシュブ━━━━━━クジ・テシュブ
 ┃(本名ピヤッスィリ;カルケミシュ王) (カルケミシュ王)     (カルケミシュ王)        (カルケミシュ王)         (カルケミシュ最後の王)
 ┃
 ┣━アルヌワンダ2世
 ┃                                ┏━クルンタ(タルフンタッサ王)
 ┃                              ┃   (一時ハットゥサで即位した可能性アリ)
 ┃                              ┣━ウルミ・テシュブ
 ┃                              ┃  (ムルスィリ3世の庶兄、クルンタと同一人物?)
 ┗ムルスィリ2世━━━┳━ムワタリ━━━━━━┻━ムルスィリ3世(ウルヒ・テシュブ)
               ┃                 (ハットゥスィリ3世と大王位を争う)  
              ┃                   
              ┃                   
                ┗━ハットゥスィリ3世
                      ‖━━━━━━━━トゥトハリヤ4世 ━━━━┳━アルヌワンダ3世(早逝)
    ベンティプ・シュリ━━━━━プトゥ・ヘパ                       ┃
 (キツワトナ国のラワサンティヤ市の  (大王妃)                       ┗スッピルリウマ2世
  イシュタル神官)                          

14785 85:05/03/17 03:58:59 0
>>146
というわけ修正ソフトを使ってで再度系図を作ってみました。
なるべくズレは補正したんですが・・・どんな感じでしょう?(汗
>>143-147
国家の土台が都市国家ってローマとかギリシアと同じで、
中央の統制が崩れればバラバラになるしかないって感じですね。

85さんの言う通り、ヒッタイトの滅亡はヒッタイト人の滅亡ではないと思います。
当時はヒッタイト民族とかいう意識は低かったんじゃないかって思ってます。
自分たちの支配者がヒッタイトの王だからヒッタイトの民なんだって感じじゃないかと。
新ヒッタイト諸王国が立つシリア北部などは支配者がよく変化しましたからその傾向はより強いだろうと。
だから、王がいなくなれば容易に別の民族を名乗るようになるんじゃないかと。
ここはただの感想です。

ヒッタイトの滅亡原因の説は trevor bryce,the kingdom of the hittites,oxford,1998 によると下の5つの説がとなえられているみたいです。

>>65-67 >>79 の海の民説(一般的な説だけど、今は有力ではない)
>>80-81 飢饉説
>>107 >>109 地震説(一時ブームになったみたいだけど、今は殆ど消滅)
>>135-136 経済システム崩壊説
>>137 内紛説

内紛説以外はミュケーナイの諸王国滅亡とヒッタイトの滅亡をリンクして考えるのが特徴で、
内紛説だけがヒッタイトのみに着目して立てられた説だそうです。
上記の本の著者は内紛説に傾いてるみたいです。
経済システム崩壊説は中央が崩壊したからっていうよりは
中央と地方とを繋ぐ流通ルートが寸断されて全体がバラバラになってって感じに見えます。
内紛説は中央が消滅したから残った部分はバラバラになってって感じです。

>>146
少しずれてるけど十分に分かるレベルですよ。このズレ方だとたぶん半角スペースを連続させてしまったのが原因かと。
半角スペースが2個以上連続した場合、それらはまとめて一つと認識されるのでズレが起きちゃうんです。
私もいまだにこの罠に引っかかることがあります....
149世界@名無史さん:05/03/21 00:22:26 0
あげ
150世界@名無史さん:05/03/21 03:11:28 0
上の説明を聞くと、ギリシアの暗黒時代と同じく手がかりなさっぽそう。
トルコは日本と同じく大陸プレートの接合地域だから地震説というのは
面白いが、大地震で王国は滅びないだろう。
百科事典では、海の民滅亡説が定説みたいな書き方だが。
海の民はどこを本拠地としていたのだろうか?
その頃、キプロスでは銅生産が行われており、ミュケーナイなんかとも
取り引きをして、かなり富裕だったと思う。たしか神権政都市国家。
海の民が大暴れしていたなら、小アジアを襲って、キプロスを襲わない
というのは腑に落ちない。ヒッタイトでは、鋼(はがね)の生産を独占して
いたようだが、鋼を作るための鉄鉱石、砂鉄、海綿鉄をどこから入手していた
のだろうか? 当時、鋼の武器は先進的であったろう。このような先進国家が
滅びるケースは、大概、他民族による侵攻が原因だと思う。
中央集権国家の自壊の例は、あまり聞かない。
151例のにゃあにゃあ ◆9IIO2KvSgc :2005/03/21(月) 17:23:13 0
言われる通り、手掛かりはほんの僅かみたいです。
逆にそこに想像の幅を広げるおもしろさがあるみたいです。

海の民の本拠はいま一番有力みたいなのが、
エーゲ海岸とする説でギリシアからアルザワ(特に現在のトルコ西海岸地域)に当たる地域の人々です。
>>72 >>74 >>77-78でその件についてのレスがあります。
そして、それをAAにしたのが>>114です。

キュプロスは当時、アラシアと呼ばれていて>>59-60の史料に見る限りでは何らかの攻撃を受けているか、
アラシア自体がヒッタイトに対して攻撃をしかけた、或いはヒッタイトの攻撃を受けています。

銅の生産は....わからない。
たしか大規模に生産されていたのか、貴重品だったのかで論争が続いていたような。
大村幸弘先生は大規模に生産されていたって主張していましたね。

他民族による侵攻が滅亡の原因だとすると、海の民説か内紛説ってことになりますね。
内紛説は内紛のみで滅んだのではないし、他民族の侵略だけで滅んだのでもない。
両方が合わさってヒッタイトは滅亡したって事になってました。
最盛期にもヒッタイトの首都は北方のカスカに占領されたことがあります。
カスカは国というより小民族の集団みたいな人々でヒッタイトはカスカ本国を何度も占領しているのですが、
支配をうち立てることが出来ずに撤退を繰り返しています。

ちなみにマップは>>56です。
152世界@名無史さん:2005/03/21(月) 19:41:48 0
へえー、海の民はアカイア・アルザワの人たちだったのか!?
エジプトと小アジアを襲ったわけだから、相当、航海能力が高いわけね。
そうすると、先住ギリシア人か?
先住ギリシア人は母系・農地定住型集団だから、あまり好戦的でないような
気もしないではないが。内紛説か・・・ 他民族統合型国家だと理解できる。
シュメール人は、セム系アムル人によって滅ぼされた。パレスチナの国家も
異民族によって滅ぼされた。ミュケーナイ国家も同じ。
ヒッタイトというのも、古代ギリシア史と同じく面白いですなあ。
銀・銅・錫・鉄鉱石の交易ルートは重要でしょう。貨幣と武器の原料なので。
15385 85:2005/03/22(火) 02:06:39 0
>>148
おお、系図なんとか読めますか。ありがとうございます。(^^;
今回はなんとか成功だったようですね(w

一般的に古代オリエントというと「中央集権的専制君主」の世界みたいに思われ勝ちですが、
どうにもそれらのビジョンは多分に中国型の国家像と一緒くたにされたもののような感じが拭えません。
むしろ、殊メソポタミア・シリア地域に限って言えば領域国家・帝国の征服にあっても、都市自体の
独立性・自律性は古代はもとより現在に至るまで強いように思えます。
戦争で徹底的に破壊されたり、耕地が荒廃して壊滅してしまう都市もありますが、概してメソポタミアの
諸都市は政体は様々であっても自律傾向が高く、外来の王権を承認するかどうかは都市の貴顕たちや王族たち
による裁量次第だったようです。

あまり知られていませんが、あのアッシリアでさえ、元々はメソポタミア北部の一都市に過ぎず、
都市国家時代その運営は最高決定機関の「市議会」と市民から選出された議長(ワクルム)、および
任期が一年のアッシュル市の都市行政長官「リンム」によって担われていました。

>当時はヒッタイト民族とかいう意識は低かったんじゃないかって思ってます。
思えばヒッタイトの自称も「カニシュ市の人」であったり先住のハッティ人の名前を使った「ハッティの人」
だったりと、他人の呼称を借用してますから、仰るとおり民族的な意識は我々が思うよりも低かったのかも
しれません。そこら辺専門家に伺いたいところですね(^^
15485 85:2005/03/22(火) 02:07:35 0
「海の民」と言っているのもヒッタイトから遠く離れたエジプトが何となくそう呼んだだけの呼称ですから
色々と眉に唾つけて聞いた方が無難かも知れませんね(w 
>内紛説は内紛のみで滅んだのではないし、他民族の侵略だけで滅んだのでもない。
>両方が合わさってヒッタイトは滅亡したって事になってました。
恐らくその両方説というか連動説が妥当のように思えますが、肝心のアルツァワ、アヒヤワつまりイオニア・
エーゲ海方面と言いますか、ミュケーナイ諸国の動勢がはっきりしないこともヒッタイト帝国の滅亡に謎を
残してるようですね。

アッシリアかバビロニアが何かしら情報を残していてくれれば良いんですが。ヒッタイト帝国末期は丁度、
中アッシリア王国勃興時でトゥクルティ・ニヌルタ1世がカルケミシュの近くまで領土を広げてますが、
どうにもバビロニアとの戦争にやっきで、トゥトハリヤ2世を破ってからはヒッタイト関係はあまり
詳しくないような感じです。

>>152
紀元前2千年紀前半、古アッシリア時代にアッシリアはアナトリアに商人達を常駐させて、
ザグロス産の錫やバビロニア産の織物をアナトリアへ再輸出してバビロニア・アナトリア間の交易で
巨利を得ていました。その一大中継基地が後のヒッタイト勃興の地「ネサ」ことカニシュ市でした。

楔形文書の大半は経済文書群だそうですので、交易や産業についての動勢もやはり気になりますね。
15585 85:2005/03/22(火) 02:53:55 0
それと、授業で使っていたヒッタイト語とアッシリアの資料がやっと見つけられたので
何とかレス付け安くなったかもです(^^;
156例のにゃあにゃあ ◆9IIO2KvSgc :2005/03/23(水) 17:47:14 0
>>152 最近の説では海の民は好戦的とは考えられてないみたいです。
単なる難民とか移住者とか、
エジプトに侵入したのも難民が押し寄せて来たって感じかもしれないそうです。
それで海の民の定義も
カナンに移住してペリシテ人と呼ばれるようになった人々ってことになってるみたいです。

>>153 都市国家から領域国家へ、だけど土台は都市国家のまま、という感じですね。
ヒッタイトは基本的に征服地に傀儡政権を立てるか王族の者を王にして従属国にするかって感じでしたね。
アルザワやカスカ、ミタンニは服従を誓わせるに留めるか、傀儡政権を立てる形で支配して、
カルケミッシュやアレッポは王族を王に据えてヒッタイト本国との繋がりを強くしてましたね。
だけどアルザワ、カスカの支配は徹底できずに何度も背かれてるし、ミタンニはアッシリアに鞍替えするし。
これも「諸都市は政体は様々であっても自律傾向が高く、」ってことから考えることが出来ますね。

そうなると、
ヒッタイトもアッシリアも考えようによっては都市国家連合みたいに捉えることができるってことでしょうか?

ミュケーナイ方面はピュロス文章で僅かに危機的な状況にあったんじゃないかって推測がなされてるだけで、
なにが起きたかわかってないみたいですね。
周防先生によるとドーリア人の南下説は否定されているとか。
外来民族が到来したっていう考古学的な証拠が全くない上に、
宮殿崩壊後に逆に人口が増えている地域もあって
宮殿の崩壊がミュケーナイ諸王朝の滅亡と考えていいのかすらわからないみたいだし。

>>96の説を導入するとアッシリアやバビロニアの記録とヒッタイトの記録がリンク出来るみたいなんですが、
どうリンクできるのかかが、いまいちわからないでいます。
簡単にいうとヒッタイトの滅亡を紀元前1200年頃から900年頃に変えて
アッシリアの記録にリンクさせるってことみたいです。
157例のにゃあにゃあ ◆9IIO2KvSgc :2005/03/23(水) 17:48:27 0
銅と錫の交易に関する論文を見つけました。というよりホントは教えて貰いました。
紺谷亮一,ヒッタイト帝国成立の背景,歴史人類27,1993,pp.95-125

ヒッタイトの中心地はちょうど鉄、銅、鉛などの豊富な鉱山帯の上にあり、
この資源がヒッタイトの富と力の源泉だったみたいです。
ヒッタイト成立以前からこの資源を求める商人達が数多く訪れていたそうです。
ただ当時主流だった金属の青銅を作る際に必要な錫だけはアナトリア半島では採れず、
>>154の説明にもある通り外から輸入していたみたいです。
アッシリア方面とは別に、コーカサスやイタリア半島、バルカンなどからも錫を輸入していたと考えられています。
金属の交換レートはヒッタイト成立直前の紀元前二千年紀では、
鉄1:金5:銀40:錫400:銅2400で、鉄が圧倒的に高価なものでした。

ただし、鉄の価値に関しては大村幸弘先生などが異論を唱えているみたいです。
たしかNHKの「文明の十字路」でも大村幸弘先生はヒッタイトでは鉄が日常的に使われていたと
主張していたように覚えてます。
158世界@名無史さん:2005/03/23(水) 18:20:54 0
一般的に古代オリエントというと、シュメールのように、祭司管轄・都市国家型なのだが。
中央集権的専制君主はエジプト。
以前、先史時代の金属原料の流れを調べたことがある。
青銅は銅と錫(すず)の合金。copperの語源の通り、キュプロスは稀有の銅床があり、
非常に古くから銅がとれた。最初は地面に転がっていた銅塊を収集したと推測されている。
後代に採掘に移るようになり、今では枯渇したかにみられたが、再び、採掘企業が現れている。
キュプロス商人は、錫を求めて、イベリア半島まで出張していたとモノの本で読んだ。
イベリアは、ローマ時代、銀の採掘場として有名だが、錫の産地でもある。
後期青銅器時代では、カナン人、フェニキア人の航海技術が優れていた。
先住ギリシア人も、同じだっただろう。
金属原料の流通、航海技術、「海の民とはなに者か」が鍵のような気が汁。
「(^^;」 とか「(^_^)」とか「(;_;) 」とかは、40歳以上、39歳未満厳禁(「キモイで〜〜す」)。
40代の回春キボンヌ白髪親父は以下のスレに移動された方がよいかと。
http://www.uploda.org/file/uporg61877.jpg
159例のにゃあにゃあ ◆9IIO2KvSgc :2005/03/23(水) 18:45:26 0
(ノ∀`) アチャー
>>158 このスレでも煽り....そんなのを見るなんて....
煽りを入れずに話すことは出来ませんか?
160158:2005/03/25(金) 18:42:57 0
>>157さん
その情報、スゴイね。また管理人さんと話をしているニャア。やだニャア。
今度は、変なメールをよこさないでニャア。
俺は「国際情勢」と「政治」の板にも常駐しているニャア。

>鉄1:金5:銀40:錫400:銅2400
金の価値は常にトップだったと思う。これは信じられない。>貨幣の歴史
商品の価値は何によって上昇するか?<社会的な要求
国家の役割は、軍事防衛と通貨政策。
ヒッタイトには鋼(鋳造は難しい)を生産する技術あり。鉄鉱石の鉱床が
アナトリアにあったとしたら、鉄の価値は上がらないはず。
よって、金の価値は最上だったはず。よって、その交換レートはおかしい。
人骨はほとんど残らないが、金属器は確実に土中に残る。
161例のにゃあにゃあ ◆9IIO2KvSgc :2005/03/25(金) 22:28:19 0
>>160
煽りを入れないと話せない人ですか。それは残念だな。

まとまった金属器が出土してないからヒッタイトでは
鉄の大量生産は行われていなかったって、
というよりまだできなかったって説があるんだよ。
鉄は威信財に過ぎないって説だね。

この時代の主流の金属は青銅器だから。

大村幸弘先生はまだ出土していないだけでどこからにあるって立場だよ。
あの価値対比表の根拠はカッパドキア文章って呼ばれてるヒッタイトで出土した経済文書だって。
162世界@名無史さん:2005/03/26(土) 03:40:19 0
その時代でもそれ以後でも、貨幣の鋳造金属が重要なのよ。
インドの砂金を輸入して金貨を作った説もあるニャア。
金がフェティシズムの対象となっていった過程の議論が貨幣史であるニャア。

ストーカー行為はやだニャア。愛知万博開催おめでとうニャア。
163例のにゃあにゃあ ◆9IIO2KvSgc :2005/03/28(月) 18:28:38 0
ヒッタイトにおける貴金属と交易というのも面白いかもしれませんね。

東地中海地域での貨幣(コインって意味の貨幣だよ)の登場は紀元前8世紀のことだから
ヒッタイトに関して貨幣がどうのといっても意味がない。
当時は貴金属の重さで物の価値を決めていたからね。
エジプトは金を基準にして、ヒッタイトは銀を基準にしていた。
交易で最も多いパターンは貴金属のインゴット(簡単にいうとただの固まり)で物を買うってパターン。
だけど、貴金属を使わずに物々交換ですますこともまだまだ多かったとか。

鉄はインゴットではなく剣とか装飾品とか何らかの形にしてる場合が多く、
ヒッタイト王からの特別な贈り物って扱いが多い。当時、鉄は量が少ないから貴重品って扱いだね。
大村幸弘先生の説を採用するとまた違った見方が出来るけみたい。
そのせいでヒッタイト王に鉄をクレとかいうオリエントの君主もけっこういたみたいだね。
エジプトでは鉄の代わりに金がこの役割を果たしているよ。

概説書からわかるのはこのくらいかな。もう少し突っ込んで調べてみても面白いかも。
164世界@名無史さん:エジプト暦2329/04/01(金) 15:28:28 0
インゴットの鋳造技術の発展史とかもあったニャア。
金属鋳造の歴史と奴隷酷使の歴史とも関連しあうニャア。
貨幣史は独自学問で、マルクス『資本論』第1章「価値論」から、
交換価値とは何か、どのように価値が金属に投影されていったかは、
『貨幣とは何だろうか』(ちくま新書 )で説明しているニャア。
ヒッタイト史とかは詳しくないので、逃亡するニャア。
165世界@名無史さん:2005/04/10(日) 18:00:55 0
錬金術は?
166例のにゃあにゃあ ◆9IIO2KvSgc :2005/04/12(火) 17:42:10 0
      〜-     黒海    〜-
   \    _____________/
ア  _>./            カスカ
カ  | .   |トロイ
イ  |`  |         ヒッタイト帝国
ア/    | アルザワ
      .\         キズワナ
 〜-     ̄沈没船 ̄ ̄\ カルケミッシュ  ミタンニ
          lヽ   ○  |ウガリト           アッシリア
            〜-       |
    .東地中海          |アムル
                   |
 〜-                  |                   バビロニア
             〜-      |カナン
___________/
 リビア    エジプト
              ∧  ._
              | |//
              |赤海|
1982年にトルコ南岸のウルブルン近海で紀元前14から13世紀頃の沈没船が発見された。
積載されていたのは10dの銅、1dの錫、キプロス土器、ミュケーネ土器など。
これらの品からこの船の根拠地はシリア・パレスチナ方面でキプロスを重要な中継地として使っていたと考えられている。
発見された品の中にはエーゲ海岸の物もあり、船員にはエーゲ海岸出身者もいたみたいだ。
この船の目的地はクレタで積載物の量からオリエントのどこかの王国の御用船だったとの仮説が出されている。
どの王国かはわからないがヒッタイト、或いはその支配下の王国である可能性もあるのかもしれない。
167あやめ ◆C0.O2CxIMg :2005/04/23(土) 16:05:43 0
今まで気が付きませんでしたが良スレのようなので揚げときます。
168山野野衾 ◆a/lHDs2vKA :2005/04/23(土) 17:28:05 0
別に上げなくても落ちはしませんし、AA系スレは春厨除けに沈めてあった様ですよ。
169世界@名無史さん:2005/05/11(水) 17:09:41 0
http://www.yomiuri.co.jp/culture/news/20050511i501.htm
トルコの遺跡から世界最古の鋼、製鉄の起源見直しへ
 トルコのカマン・カレホユック遺跡で出土した紀元前18世紀(アッシリア植民地時代)の鉄片が鋼(はがね)だったことが、岩手県立博物館の赤沼英男・上席専門学芸員(文化財科学)の分析で判明した。
 これまで世界最古とされてきた紀元前14〜12世紀(ヒッタイト帝国時代)の鋼を約500年さかのぼる発見。
170世界@名無史さん:2005/05/11(水) 19:37:22 0
えらいこっちゃな
171世界@名無史さん:2005/05/11(水) 20:27:55 0
アッシリアの植民地? じゃ鋼はアッシリア人の発明なの?
172世界@名無史さん:2005/05/11(水) 21:23:21 0
実はそのとき既にコークスがあったりしたら萌える
173世界@名無史さん:2005/05/11(水) 22:34:49 0
人類は、鋼の発明から現代にいたるまで鉄器時代を生きてるわけで、
鋼の発明がヒッタイトでないとすれば、これは・・・・
オリエント史〜世界史を根本から見直さなきゃならん。

ほんとうにえらいことになった

174世界@名無史さん:2005/06/02(木) 01:36:04 0
>>171
その保証も分からないかもね。
どっかで製鉄アフリカ起源説を見かけたことがあるが、
手前のエジプトで見つからないことには何ともね・・・
175世界@名無史さん:2005/06/05(日) 13:45:01 0
エフタル最高君主も「可汗」を名乗ったんだろうか。
176世界@名無史さん:2005/06/11(土) 22:26:42 0
ほす
177世界@名無史さん:2005/07/07(木) 17:36:38 0
178世界@名無史さん:2005/07/29(金) 22:26:39 0
179世界@名無史さん:2005/08/03(水) 17:04:32 0
"UM-MA" m.Ta-ba-ar-na m.Ha-at-shi-li LUGAL.GAL LUGAL
KUR URU Ha-at-ti
180世界@名無史さん:2005/09/08(木) 01:48:30 0
181世界@名無史さん:2005/09/12(月) 00:43:31 0
ほす
182世界@名無史さん:2005/09/12(月) 12:03:59 0
ヒッタイト法典に記されている「男色婚」、ないし
自由身分の少年を娶ることの出来る「少年婚」に
関して現在では如何様に解釈されて居るのでしょうか?
183世界@名無史さん:2005/09/16(金) 03:04:11 0
    | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
    |.>>182 それは   |
    |ヒッタイト法書36条 |
    | のことですか?   |
    |________|
  _ _ __!||
  〈>´  ` くノ.||
  |..i.iノノ人)〉.||
  | トゝ゚∀゚イl...||
  ノ⊂ Ahya⊃||
 ((//O つ
奴隷が自由人の若者を娶ることができると訳すか、
奴隷が自由人の若者の花嫁代を肩代わりできると訳すのか。
184世界@名無史さん:2005/09/17(土) 18:29:10 0
鉄を初めて軍事利用したのも、暗黒科学者らしいな
185世界@名無史さん:2005/09/25(日) 06:34:32 O
........ン
.........
スマナイ
私も山羊が死ぬと泣く
186例のにゃあにゃあ ◆9IIO2KvSgc :2005/10/03(月) 17:42:31 0
>>183
姉様ハケーン。
最近だと、36条は
「もし奴隷が自由人の若者の結婚代を払って、その若者を義理の息子としても、
 若者は自由人の地位に留まる」
と訳されてます。
奴隷の家に婿養子で入っても自由人の地位はそのままってことみたいです。
最近はヒッタイトには同性愛が目立つほどには存在していなかったと考えられているみたいです。
その理由は同性愛に関する話がヒッタイトの文書史料からは全く見つからないからだそうです。
187世界@名無史さん:2005/10/05(水) 03:31:36 0
;;:;:.::.:..:,.-‐ー─ ‐-、、
;;;;;;.,ィj::::::;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;::::::.``ヽ、
::;;::...::::;:;:;:;:;:;:;:;r 、;:;:;:;:::::::::::::..:.ヽ
;;:;:;:::::.::;:;:;:;:;:;:;:〉  `` ー-、.:.:::;:;:;;:`,
;;:;:;::::::::;:;:;:;:;r'゙,.,_        ``゙'゙'゙j′
;:;::.::/^ヽ;;:;j  ''≧ニニゞ、,,ノ 、  i!
;:;:;::{ ヘソj;:! ; . ゝ彑_j ``'   j≧y′
;:;:;:ハ 〈(,j;:;j,   ,, -‐''´  〈リ {'′ にゃあちゃんアリガト。
;:;:;;:;ト、ゝ!!!ij,;. i          'i /   ヒッタイトに『やらないか』は
;:;:;:/ ,Yj|||リ u    (ー、_丿!    なしですか。
;:;/   リi|||j、.  ,  _,,   ´ /     ちっ、残念。
;:;:.:. . . `゙'ijl|l!,   、``ヽ ,′
;:;:;:;:.:.: ..ヽ ゙ゞiiト、   ``  j′
;:;:;:;:;::.:.:.: .\``illii!、,,,,、,,ィi!
:;:;:;:;:;:;:;.: .:. .\ _j!ll|||iiツ'゙
;:;:;:;:;:;:;:;::.:.:.:.:. .`ヾY゙´
;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:.:.:.:.:. . .ヽ、
熊先生
188世界@名無史さん:2005/10/23(日) 23:46:26 O
ムリシリ2世の元にイシュタルが現われたって本当?
189世界@名無史さん:2005/10/29(土) 01:18:58 0
>>9
ユダヤ人の9割は、ハザール人
190世界@名無史さん:2005/10/31(月) 00:15:56 O
フルリ人。
191例のにゃあにゃあ ◇9IIO2KvSgc :2005/11/14(月) 08:37:29 0
エフタルに焦点をあてるなんて、相当マニアックなスレですね。
192世界@名無史さん:2005/11/14(月) 11:12:24 0
むしろアッシリアの方だと思うの
193世界@名無史さん:2005/11/14(月) 23:53:55 0
ヒッタイト新王国の頃は中アッシリア時代だけど、
当時はフリやミタンニの方がはるかに強力で、
アッシリアの領域はアッシュル市周辺部に限られる。

もともと「アッシリア」はアッシュル市を中心とした都市国家だったのが、
紀元前1800年代にアムル人の王シャムシ・アダド1世がこの都市を征服して
「アッシリア王」になってから「アッシュルの地」が北メソポタミア全域まで
拡大したことが、のちの「アッシリア」地方のもととなった。

それ以前はアッシュル市より北方はシュメール人たちから「スバルトゥ」などと
呼ばれていたようだが、アムル人が来る前はアッシュル市はそれらの地方の一都市
であって、この頃の「アッシュル(神)の地」とは都市周辺の地域のみを指したようだ。

それまで都市国家規模でしか無かったアッシュル市が初めて領域国家となったのは
外来の遊牧勢力アモリ人の侵攻と征服活動によってアッシュルがその拠点の一つと
なったことに原因している。
なおかつアッシュル市の王統に、シャムシ・アダドが自分達アムル人の祖先を無理矢理
ねじ込ませたことで、後代まで続く「古アッシリア王国」の王統が出来上がった。
194世界@名無史さん:2005/11/14(月) 23:54:43 0
そのまま南メソポタミアの同じアムル系諸王朝も併呑するか勢いだったのだが、
突如シャムシ・アダドが死亡してしまう。この混乱によって九死に一生を得た
バビロンの王ハンムラビが間隙をついて 南メソポタミアを統一し、これが
バビロン第一王朝、古バビロニア王国などと現在呼ばれるものとなった。

その後シャムシ・アダドの王朝の勢力はさほど長続きせず、アッシュル市周辺の都市国家
レベルまで縮小したようだが、南のハンムラビの王朝は前1750年代にカッシート人からの
侵攻を受けるようになるもののその、前16世紀初頭まで命脈を保つ。
前18〜17世紀の北メソポタミアについては良く分かっていないそうなのだが、アムル人
勢力が衰退し、ミタンニ、フリ、ハッティなど地域的な諸勢力が勃興しはじめた。

ヒッタイト(古王国)とはそのような北メソポタミアの渾沌とした状態から「国家」として
勃興した勢力の一つだった。(と無理矢理ヒッタイトに関連づけてみる)
195世界@名無史さん:2005/11/15(火) 03:02:22 O
ウラルトゥ人
196世界@名無史さん:2005/12/19(月) 22:57:08 0
age
197世界@名無史さん:2006/01/10(火) 18:40:08 0
月例保守にあがりました。
198世界@名無史さん:2006/01/13(金) 23:59:16 0
ほす
199世界@名無史さん:2006/01/14(土) 01:56:27 0
エフタルは専用スレがあるけど、なんかこっちの方が俺は好きw
200世界@名無史さん:2006/01/14(土) 12:26:26 O
実質ヒッタイトスレだしな
201世界@名無史さん:2006/01/21(土) 23:51:40 O
ヒッタイト帝国最高!!
202世界@名無史さん:2006/01/22(日) 17:22:21 0
.
203世界@名無史さん:2006/01/31(火) 20:59:21 O
ミタンニ王国トゥシュラッタ王
204世界@名無史さん:2006/02/08(水) 16:43:44 0
カッパドキアはヒッタイト語で「美しい馬の土地」という意味だと聞いたことがあるのですが、
これで間違っていないでしょうか?
205世界@名無史さん:2006/02/09(木) 11:13:56 0
聞いた限りではヒッタイトの頃は「カッパドキア」に相当する
地名はまだなかったような。

ペルセポリスにあるダレイオス1世の宮殿碑文にアナトリア方面の
地名とおぼしき "Katpatka" が「カッパドキア」に相当するかも、
という話は聞いたことはあるけど。

ちなみに紀元前13世紀半ばのハットゥスィリ3世のころには、
ヒッタイト王国の東部、
ハットゥサ東方のハリュス川上流の山岳地域を「サラッツィ・ウドネー(上地方)」
王国南部のハリュス川以南の地域を「カッテラ・ウドネー(下地方)」と呼んでいたとか。
206世界@名無史さん:2006/02/09(木) 16:15:57 0
>>205さん
詳しくありがとうございます。
うーむ。ということは、カッパドキアの語源もいまいちつかめないままですね…。
207世界@名無史さん:2006/02/09(木) 18:15:54 0
208世界@名無史さん:2006/02/18(土) 13:57:18 O
海の民=フェニキア人
209世界@名無史さん:2006/02/22(水) 21:11:33 O
カッパドキアにはユスラ族が洞窟を作って住んでいたとか、なんとか。
210世界@名無史さん:2006/02/23(木) 00:43:08 O
>>208
何その半世紀以上前の理解
211世界@名無史さん:2006/03/17(金) 23:29:39 0
エフたるのことも忘れないでやってください
212世界@名無史さん:2006/03/18(土) 00:20:19 0
どのような経緯で定住民のヒッタイトと遊牧民のエフタルが同系列に繋がるのか。

213世界@名無史さん:2006/03/18(土) 00:44:31 0
>>136
今にして思えば、こんなにスルドい予言もないのでは。。。
214世界@名無史さん:2006/03/20(月) 20:43:38 O
ヘテ人
215世界@名無史さん:2006/03/21(火) 08:17:59 0
良いスレ発見

やっぱヒッタイトに興味持つ人って
ほとんどが漫画の影響なのかな
216世界@名無史さん:2006/03/22(水) 16:35:06 O
俺はオカルトの流れだな

ヒッタイトは古代核戦争の生き残り、みたいな
217世界@名無史さん:2006/03/23(木) 18:21:06 0

発音的には ハットゥサ ハットゥシャ
どっちが本物に近いの?

218世界@名無史さん:2006/03/24(金) 01:09:11 0
アナトリア語派の言語学的研究によると、アッカド語での"sh"や"z"の音を持つ文字は、
ヒッタイト語ではそれぞれ"s"音や"ts"音で発音されていたらしい。
だから楔形文字で「シュッピルリウマ」や「ハットゥシャ」、「アルザワ」と書かれていても、
実際の発音は「スッピルリウマ」、「ハットゥサ」、「アルツァワ」になるんだとか。
219世界@名無史さん:2006/03/25(土) 03:21:30 0
おお!
なるほどなるほど
専門情報ありがとう!
220世界@名無史さん:2006/04/17(月) 23:44:16 0
age
221世界@名無史さん:2006/05/05(金) 18:52:58 0
良スレにつき保守申し候。
222世界@名無史さん:2006/05/20(土) 12:21:11 0
222ゲッタイト
223世界@名無史さん:2006/05/20(土) 19:15:37 O
ヒッタイトをテーマにした漫画って何?
224世界@名無史さん:2006/05/21(日) 00:48:37 0
225世界@名無史さん:2006/05/31(水) 21:48:04 0
赤は血か鉄錆か?
226世界@名無史さん:2006/06/14(水) 00:39:17 0
ほしゅ
227世界@名無史さん:2006/06/23(金) 09:01:47 O
王家の紋章もちょっとだけヒッタイトが出てくるよ。
228世界@名無史さん:2006/07/16(日) 18:38:29 0
「ヒッタイト」の名の元にもなったアナトリア高原の先住民、ハッティ人の系統については
まだ定説はないのでしょうか。
 印欧語族ではまずないと言われていますが。
229世界@名無史さん:2006/07/17(月) 00:45:42 0
旧約の「ヘテ人」とハッティ人は同じで、ヒッタイトとは違う、てことでFA?

星野之宣の漫画・宗像教授シリーズにもヒッタイトが「鉄の民」として出てきますね。

昔のハリウッド映画「エジプト人」(パピルス文献「シヌヘの物語」を元に改編)でも
青銅より強い鉄の武器を持つ異民族として颯爽と登場。
230世界@名無史さん:2006/07/17(月) 01:48:42 O
今は古アッシリアのほうが製鉄起源として伝えられることが多いみたいだね
ハッティと前二千年紀アッシリアの関係をもっと知りたいなぁ
231世界@名無史さん:2006/07/17(月) 11:26:41 0
フルリ(フリ)、ミタンニ、カッシートとヒッタイトは同系?
232世界@名無史さん:2006/07/17(月) 13:29:53 0
秋葉系
233世界@名無史さん:2006/07/25(火) 02:05:22 O
ハッティ族が鉄を創る技術を持っていたとか何とか。
234世界@名無史さん:2006/08/19(土) 03:10:42 0
>>231
フルリ  ・・・系統不明(非印欧語族なのは確実)、ウラルトゥ語と同系なのだけは確実そう
ミタンニ ・・・支配層はフルリ人、被支配層は印欧語族(語派は不明)と思われ。
カッシート・・・系統不明。かつては印欧語族説もあったが今は疑問視。
ヒッタイト・・・印欧語族アナトリア語派
235世界@名無史さん:2006/09/09(土) 05:53:33 0
ヒクソスは?
236世界@名無史さん:2006/09/13(水) 19:59:50 0
>>234
ヒッタイトは短頭と聞いたのですが印欧語族で短頭はありえるのでしょうか?
印欧語族で短頭で有名なスラヴ人も古代は長頭と聞きますし
237世界@名無史さん:2006/09/13(水) 21:34:38 O
語族と民族と人種は一緒ですか
238世界@名無史さん:2006/10/08(日) 21:33:38 0
>>235
いまだ正体不明。
239世界@名無史さん:2006/10/08(日) 21:47:13 0
遊牧民のエフタルは寧ろヒッタイトを潰滅させたスキタイに近い。
240世界@名無史さん:2006/10/19(木) 19:42:15 0
あげ
241世界@名無史さん:2006/11/08(水) 19:04:11 0
さげ
242世界@名無史さん:2006/11/09(木) 23:39:45 O
あげ
243世界@名無史さん:2006/12/03(日) 23:02:39 0
AgeOfEmpireではお世話になりました。
弓像+重投石器が最強だった。
244世界@名無史さん:2006/12/04(月) 14:42:32 0
>>237
確かに語族と民族(と人種)はごっちゃにするべきじゃないとは思うけど、
少なくとも紀元前何世紀の古代世界では、同じ語族に属するなら
民族系統も近いし、形質的特徴も類似していたと考えるのが自然じゃないか?

というかヒッタイトが短頭というのはどういうソースなのかね
245世界@名無史さん:2006/12/26(火) 22:10:34 0
検索するとこのスレと
池田次郎、西アジア人種変遷史概説について書かれたページがあるくらい
246世界@名無史さん:2006/12/26(火) 22:54:45 0
スレタイがあれだけどこっちがエフタルの本スレ

エ      フ      タ      ル
http://academy4.2ch.net/test/read.cgi/whis/1128249956/
247世界@名無史さん:2007/02/13(火) 15:28:43 0
ここはヒッタイトの本スレ?
248世界@名無史さん:2007/03/10(土) 21:49:58 0
249世界@名無史さん:2007/03/13(火) 22:53:07 O
あげ
250世界@名無史さん:2007/03/24(土) 21:44:18 0
強そうな名前だね
251世界@名無史さん:2007/03/26(月) 17:28:47 0
「アジア(ギリシア語のアシアー)」の語源となったヒッタイトの言葉を
ローマナイズ表記すると、「Assiuva」「Assuwa」あるいはその他いづれの
表記が最も適切なのでしょうか?
よろしく御教示のほど、お願い申し上げます。
252世界@名無史さん:2007/03/27(火) 10:31:33 0
sage
253世界@名無史さん:2007/03/27(火) 15:33:45 0
age
254世界@名無史さん:2007/03/28(水) 09:37:27 0
重ねて伺います。
「アジア(ギリシア語のアシアー)」の語源となったヒッタイトの言葉を
ローマナイズ表記すると、「Assiuva」「Assuwa」あるいはその他いづれの
表記が最も適切なのでしょうか?
よろしく御教示のほど、お願い申し上げます。
255世界@名無史さん:2007/03/28(水) 15:17:38 0
Assuwa
256世界@名無史さん:2007/04/01(日) 05:18:40 0
>>255
それは真実、定かなのかゑ?
257世界@名無史さん:2007/04/01(日) 15:16:54 O
だからトゥドハリヤ碑文を読んでみろよ
258世界@名無史さん:2007/04/04(水) 22:08:43 0
読んだぞ!!
259世界@名無史さん:2007/04/04(水) 22:54:21 0
ふーん
KUBでも見たのか?原文にもAssuwaと解される語が出てくるだろ?
ヒッタイト語の楔形文字の音素がどう置換されるか知ってれば
Assuwaという音写が正しいかどうかは自ずと分かるんじゃない?
260世界@名無史さん:2007/04/04(水) 23:14:34 0
文法と音写の規則はHetitisches Keilschrift-LesebuchとかBeginning Hittiteでも読んで勉強しな
語の出典と用法だけ確認して簡便に済ませたかったら
Hittite Etymological DictionaryとかOriental InstituteのHittite Dictionaryでも見ればいいけど
後はあんたの宿題
261世界@名無史さん:2007/04/06(金) 15:42:34 0
「貴男様」と申せ
262世界@名無史さん:2007/04/06(金) 19:26:01 0
ホモ吉じゃんこいつ
また無知を曝け出してるのかw
263世界@名無史さん:2007/04/12(木) 00:51:29 0
ハットゥーシャ帝国と訂正されるのはいつになるのやら>ヒッタイト
264Ryuju ◆RlujhF6VrA :2007/04/13(金) 16:18:22 0
この間のNHK教育のヒッタイト番組見た。
滅亡に関しては主に>>137説だった。内紛で都を放棄して別の土地に移ったようだと。

放棄説の証拠として、ハットゥシャには略奪とかの跡があんまりないと
言っていたが、それって本当だろうか?
265世界@名無史さん:2007/04/13(金) 16:53:39 0
>内紛で都を放棄して別の土地に移ったようだ
ウラルトゥがヒッタイトの後裔だって話はどうなん?
266世界@名無史さん:2007/05/03(木) 00:56:46 0
ウラルトゥ人は非印欧語族系だそうで。
むしろフルリ人と同系と考えられているが、現存する言語には後裔はもはやなし。
267世界@名無史さん:2007/06/13(水) 10:24:09 0
ヒッタイトの遺跡って人骨とか出てないの?アイスマンみたいにDNA鑑定すればいいじゃん
268世界@名無史さん:2007/06/13(水) 16:47:40 0
人骨から簡単にDNA鑑定できると思ってはいけない。
269世界@名無史さん:2007/07/16(月) 03:35:49 0
乾燥ミイラのDNAは保存状態良好なものもあるんだろうか。
270世界@名無史さん
エラム人の土地をハルタムティと読んだそうだけど、関係はあるのかな?