IT・情報化社会の歴史

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145世界@名無史さん
RPG、摩訶不思議な言語だ。1961年登場。
古くからのIBMメインフレームのプログラマーでなければ知らないと思うので邯鄲、じゃなくて簡単に。

戦前から事務用に使われた機械式計算機「PCS(punched card system」のユーザーを
電子式計算機にリプレースするよう誘い込むのが第1の目的。

上の方にあったサテライトコンピュータのオペレータがすぐに書け、すぐ使えるのが第2の目的。

IBMの圧倒的な力で他社にも普及した。ある社はまったく同じ仕様で、ある社はちょっと違い、
ある社のは発想は頂くも仕様は全く違う、というふうに。

プログラム・サイクルという標準的なフローチャートで中心部分がすでにできあがっており、
プログラマーはファイル仕様やデータ定義、計算処理などを追加コーディングして結合すれば
即実行オブジェクトができるというもの。
ジェネレーターと分類される所以である。
当時あくまで簡易言語という扱いだった。いずれは無くなるものと誰もが思っていた。

ところが1970年、IBM−S/3というコンピュータが構造化プログラミングを取り込んでRPGUと
発展させたのを標準言語として登場させた。世界中で驚いた。
以後、RDBを取り込んでRPGV、80欄を92欄にしてRPGW、フリーフォームのRPG5と進化し、
いまもIBMオフコンの標準言語であり続ける。