大航海時代、アステカを滅ぼした征服者コルテス。だが彼にも臨終のときが近づいていた。
「司祭様、聞いてくれ、わしは恐ろしい」彼は死の床で声を震わせた。「わしはかつてインディオたちを殺し、彼らの土地を奪った。今なら分かる、あれは正しい行為ではなかった、わしは良いキリスト教徒ではない・・・・・・ わしは地獄に堕ちる!!」
「お気を確かに、コルテス殿」司祭は老人の手を握って励ました。「あなたは立派なキリスト教徒です、地獄落ちなどとんでもない・・・・・・ キリスト教徒で無かったのは、インディオどもの方ですよ」