モズグス様と「ベルセルク」の時代背景を語るのです

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566世界@名無史さん:2005/09/04(日) 15:16:15 0
適当に資料見てそれっぽいの写してるだけだろ
そんなものに作者の深い意図とか、歴史的関連とか 
567世界@名無史さん:2005/09/04(日) 20:11:16 0
じゃあ、このスレの意義は?
568世界@名無史さん:2005/09/04(日) 22:57:06 0
>>565
それならそもそも資料を参考にする必要がないな
>>566
スレ立てた奴はあると思ったんだろ?
569世界@名無史さん:2005/09/06(火) 22:54:09 0
~~~┗ーyミ’Д’,,彡
570世界@名無史さん:2005/09/06(火) 22:55:11 0
モサデグ首相と資源ナショナリズムの背景を探るのです。
571世界@名無史さん:2005/09/07(水) 20:09:16 0
人類史上最悪の女性大量殺人鬼(ほとんど吸血鬼と云ってよい)エリゼベート・

ートリは1560年、ハンガリーの名門バートリ家に生まれた。バートリ家は
ハプスブルグ家の流れを汲む高貴なる家柄で、代々トランシルバニア地方を治め、
叔父のステファンはポーランド国王も務めた。押しも押されぬ名門中の名門である。
 しかし、この名門は血が汚れていた。長年に渡る近親婚が災いして、不穏な遺伝子が
受け継がれていたのである。例えば、ポーランド王ステファンは癲癇の発作が原因で死亡
しているし、もう一人の叔父は発狂して悪魔信者に。叔母のクララは4度も結婚した
淫乱症で、しかも2番目の伴侶をベッドの中で窒息死させている。
 エリゼベートも例外ではなかった。
 彼女は生涯に渡って激しい頭痛の発作に悩まされ続けた。まだ幼い頃、発作を起こした
彼女は介護する女中の肩を喰いちぎった。女中は血を流して悲鳴をあげたが、エリゼベート
の頭痛は不思議と治癒した。以来、エリゼベートは発作に見舞われると女中たちを虐待した。
彼女たちの悲鳴が何よりの気付け薬だったのである。
http://www5b.biglobe.ne.jp/~madison/murder/text/bathory.html

572世界@名無史さん:2005/09/07(水) 20:16:45 0
夫は戦に奔走し、新婚生活はないに等しかった。もともと淫乱症の気のあるエリゼベートである。欲求不満は募るばかりだ。頭痛の発作は頻発し、女中を虐待することでこれを凌いでいた。
 この頃のエリゼベートの虐待ぶりは少々度を越していた。女中の指先に針を差し込み、悲鳴をあげる様を見て歓喜した。ある時などは裸の女中に密を塗り、これを蟻でいっぱいの地下牢に閉じ込めた。
573世界@名無史さん:2005/09/07(水) 20:18:04 0
エリゼベートと義母との冷たい戦争は陰惨を極めた。
彼女は乳母のヨー・イロナ、執事のヨハネス・ウィバリー、女魔術師ドロテア、
そして森の魔女ダルヴァラといった海千山千の連中(彼らはみな後の大量殺人に加担する)
を操り、義母に様々な嫌がらせをした。夫の前ではつとめて貞淑な妻を演じたが、
陰に回ると義母の女中を地下室に閉じ込め、拷問の末になぶり殺した。
574世界@名無史さん:2005/09/07(水) 20:20:41 0
エリゼベートの怒りは爆発した。彼女は手近な燭台を掴むとポカポカ。血まみれになるまでポカポカ。
少女の息が絶えるまでポカポカ。思う存分ポカポカして満足を得たエリゼベートは、
恍惚の表情を浮かべながら、ふと鏡を見る。返り血が彼女の顔を汚している。
 汚らわしい。貧民の血がつくなんて。
 彼女は化粧紙で血を拭き取る。
 や。これはどうしたことか。血のついた場所が前よりも白くなっているではないか!。
 エリゼベートは、肖像画を見れば判るが、大層な美貌の持ち主で、彼女もそのことを誇らしく
思っていた。鏡の前でひとり自愛に耽ることもしばしば。4人の子供を
産み落とした後でもその美貌は変わらず、いつまでも少女のような血色を保っていた
575世界@名無史さん:2005/09/07(水) 20:22:25 0
そうよ。血なのね。
 少女の血こそが永遠の回春剤であるのね。
 以来、エリゼベートは己れの美貌を保つためにせっせと少女と屠殺した。その数は実に600人。数も空前絶後だが、動機に至っては言語道断である。

エリゼベートに血を供給したのは小人のヤーノシュだったといわれている。
貧乏な百姓たちは娘を城に奉公に出すことに躊躇しなかった。着物の一枚も
やれば進んで娘を差し出した。娘たちはまるでピクニックにでも出掛けるかのように
嬉々として城の門をくぐったが、生きて戻ることはなかった。

576世界@名無史さん:2005/09/07(水) 20:24:04 0
エリゼベートの伝説をひときわ際立たせているのが「鋼鉄の処女」の存在である。
ドイツの時計職人を招いて設計させたというこの機械じかけの処刑用具は、
渋澤龍彦氏によればこのようなものだったという。
「この鋼鉄製の人形は裸体で、肉色に塗られていて、しかも化粧されている。
機械仕掛けで口が開くと、曖昧な、残忍な微笑を浮かべる。胸には宝石の首飾りが
嵌め込まれている。この宝石を指で押すと、機械はのろのろ動き出す。歯車の音が
陰惨に響く。人形は両腕をゆるゆると高く上げる。次に人形は両腕で自分の胸を抱え
込むような仕草をする。その時、人形の手に届く範囲にいた者は、否応なく人形に
抱きしめられる格好になる。と同時に、人形の胸が観音開きのように二つに割れる。
人形の内部は空洞である。左右に開いた扉には鋭利な5本の刃が生えている。従って、
人形に抱きしめられた人間は、人形の体内に閉じ込められ、5本の刃に突き刺され、
圧縮器にかけられたように血を絞り取られて、苦悶の末に絶命しなければならない」。
577世界@名無史さん:2005/09/07(水) 20:26:34 0
今度は蹄鉄工に命じて大きな鋼鉄の鳥籠を作らせた。内側には鋭い棘が生えている。
滑車の装置で、この鳥籠は天井に高々と吊り上げられる。もちろん、中には娘たちがいる。
これを下からグラグラ揺さぶる.....。
もうお判りであろう。籠を見上げるエリゼベートに、血が雨のように降り注ぐのである。
578世界@名無史さん:2005/09/07(水) 20:36:52 0
やがて見かねた村人が直訴する。かくしてハンガリー国王マーチャーシュ2世が
直々に事件解明に乗り出した。
 チェイテ城が捜索されたのは1610年12月。任務を仰せつかったツルゾ侯
(エリゼベートの従兄弟)は地下室に降り立ち仰天した。数多の拷問用具。数多の血糊。
数多の屍体。或る者は乳房をえぐられ、或る者は肉を刻まれ、また或る者は頭をグチャリ
と潰されていた。体中穴ボコだらけの娘もいる。何人かの娘が救出されたが、無事とはとても
云い難かった。彼女たちは仲間の肉を喰うことを強要されていたからである。
579世界@名無史さん:2005/09/07(水) 20:48:21 0
580世界@名無史さん:2005/09/08(木) 18:44:22 0
…ファルネーゼお嬢様をなぜか連想しちゃったよ。
581世界@名無史さん:2005/09/15(木) 23:39:28 0
こういう人は多かったと思われ。
極端でないと有名にならなかっただけ。
582世界@名無史さん:2005/09/18(日) 13:01:43 0
スレに関係ない猟奇趣味を垂れ流すのはやめようや。
583世界@名無史さん:2005/09/18(日) 19:57:26 0
顔から火が出るような恥ずかしさと、突き上げるような喜びが同時に襲い、ガッツさんに抱擁されながら、混乱した思考が目まぐるしく頭の中を飛び交った。
(……ガ、ガッツさんっ、いつから目を覚ましてたのっ!?……バレるとかなりヤバくて後ろ暗い私の悪戯は…、……バ、バレて…、ない、わよ…ね…?。…もしバレてたら、…私は……、おしまいよー………)
(すごい!おまじないが、本当に、効いたんだっ!やったーっ!大成功っ!!)
(…ガッツさんが、目を覚ましてくれた。……嬉しい…、本当に嬉しい………。……それから…、こんな風に、私を………。……死にたくないけど、死んでもいい…。…テレパシー、…通じちゃったんだ……)
(『念話』とおまじないが、初めて挑戦したのに、いきなり成功するなんて…。…私って、……すっごーい…。もしかして、魔法使いの素質があるのかも……。
…ひょっとしたら、シールケさんより凄い才能が眠っていたりしてっ。…つ、つけあがりすぎかしら)
(……おとぎ話の騎士が、呪いの眠りから目が覚めて……お姫様が砂にならなかったら、目覚めた騎士と姫の間に始まった事が、……これから、私に起こるのかしら………?)
ふっと想像にふける。
……姫と騎士が触れあった唇を離した後、互いの瞳を見交わしてみつめあい、そっと手を握りあって、……それから…………。
はしたない事を考えている自分が恥ずかしくなって、ガッツさんの胸板に顔を埋めた。
顔が、熱い。…この人の前だと、私はいつでも顔を赤くしているような気がする。
血の匂いと塗り付けた霊薬の香りに、ガッツさんの体臭が混ざり合った匂いがした。獣臭いけど、いやじゃない。…頭がくらっと痺れる。
耳を押しつけた厚い胸板の向こうから、この人の、心臓の音が聞こえる。目を閉じて、ぼうっとその音に聞き入った。規則正しい、力強い拍動。…何故だかとても、安心する音。
ガッツさんって、体温高いなあ、と思う。……暖かい。
胸の奥の一番深い場所が、満ち潮の海のようにゆっくりと満たされてゆく。……深い吐息が肺から洩れた。
この人の腕に抱かれていると、……安心する。いろんな怖いことから、守ってもらえる感じがする。


584世界@名無史さん:2005/09/24(土) 20:33:55 0
……ガッツさんは、優しいけど厳しい人。一瞬だけなら私を抱き留めてくれるけど、絶対にそのまま、縋りつかせてはくれない。「自分で立て」って私に言う。
私だって、この人の足手纏いに、なりたくない。迷惑かけて、困らせたりしたくない。邪魔になるより、少しでもこの人の役に立てる方が、嬉しい。
……でも、時々、……抱き留めてもらえた瞬間、そのままこの人に縋りついてしまいたいと思う。……こんな風に、目を閉じて、何も彼も全部この人に預けて、………甘やかされたい…………。
ガッツさんの温もりに浸りながら、『………お父様……』と口の中で呟いて、慌てて打ち消した。
……ガッツさんは、私の父じゃないのに、なんでそんな言葉が出てきたんだろう…?ガッツさんが老けてるせいかしら?……それって失礼よね……。…ごめんね、ガッツさん。
……ガッツさんは、お父様とは全然違うわ。……お父様みたいに、うわべと腹の底が全然違う人じゃない。……私の事を疎んじて遠くへ追いやろうとしたり、しない。
……お父様は一度だって私を抱き上げたり、頭を撫でたりしてくれる事はなかった。
家名のために私を庇っても、私自身を庇ったり、守ったりなんて絶対にしてくれなかった………。……本当は、私のこと、『いらない』って、お父様は…思ってた。
遠い哀しみが一瞬胸をよぎり、振り払う。
…それは、もう、ずっと昔に終わった過去の記憶。百年の歳月が流れた去ったように思えるほど、今の私とは遠く隔たった、古びて色褪せ、霞みかけた思い出。
…物語のお姫様は、お城も父王も姫君の位も、全部後ろに捨てて来て、……今は、騎士さまの腕の中にいる。
……私の騎士さま、と心の中でガッツさんに囁きかけた。
……私を救い出して、守ってくれる、……私だけの、騎士さま。
……私は、あなたのものだから。
……甘えさせてくれる代わりに、………私を、好きに、してください……。……あなたが、したいことなら、……私は……どんなことでも……。
抱き寄せて締めつける腕の力の強さに陶然としながら、再び吐息を洩らした時、ふと、頬に粘りつくものを感じた。
手に触れて、ガッツさんの胸の裂傷から滲んだ血だと気付く。
(−−いけない)
585世界@名無史さん:2005/09/24(土) 20:35:54 0
押し流されそうな理性が、かろうじて頭の中で警告した。
ガッツさんは、怪我人だ。それも重傷の。
あばら骨も折れているし、縫合した傷口も塞がっていない。
私の体の重みで圧力をかけていたら、怪我に負担が掛かる。
ガッツさんに手を放してくれるように言って、どかなければ。
…そう思いつつ、口の中で舌が張り付いたように動かない。
……もう少しだけ、こうしていたい。
あなたの鼓動を聞きながら、あなたの温もりに包まれて、あなたの腕の中で、……まどろみに、浸っていたい。
時間が止まって、今の瞬間が永遠に続けばいいと思う。
大きな手が肩に食い込む甘い痛みにうっとりしていると、押し殺した情熱を込めた、ガッツさんの低い囁きが耳に飛び込んだ。


586世界@名無史さん:2005/09/25(日) 20:09:06 0
(;´Д`)ハァハァ
587世界@名無史さん:2005/09/25(日) 22:32:55 0
そうか?
私はいまいちハァハァできなかったけど。
年上属性だからファルネーゼじゃ無理。
588世界@名無史さん:2005/09/26(月) 17:12:36 0
エロパロのコピペにハァハァすんのは止めれ
直にエロパロ逝って来いや・・・
589世界@名無史さん:2005/09/28(水) 21:22:33 0
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590世界@名無史さん:2005/10/03(月) 01:19:38 0
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591世界@名無史さん:2005/10/12(水) 20:31:20 0
我が名はベヘリット。
この世ならざるもう一つの世界と、人の子の世界である現世との間に、異界への扉を生じさせ、二つの世界の空間を繋ぐ鍵となる存在。
ゴッド・ハンドと呼ばれる御使い達を召喚し、人の子の神では贖えない、根源からの渇望を昇華させ、具現するための神聖なる祈りの呪物。
幽界の、はるか深淵に潜む超越者の元より現世に遣わされ、哀れなる定命の人間をその運命から解放し、人間以上の存在へと変貌させる、大いなる力を持つ神秘の雫。…それが私だ。
愛称はベッチー。
諸君、そう畏れかしこまらずともよい。どうか、親しみを込めてベッチーと呼んでくれたまえ。
ここ二年ほどの間、私は世間から「黒い剣士」と呼ばわされる男の鞄に居を定めている。
この男が私の真の持ち主かどうかは、全能ならざる私には知る術はないが…、ひとつだけ、二年に及ぶ同行の間で私がこの男について知り得た事があった。
…私とて、こんな事実は決して知りたくはなかった。…だが、現実は直視せねばなるまい。
…この男の鞄の中は……臭いっ。耐え難いほどに、臭いっ。鼻が曲がる臭さだっ。
こいつには、衛生観念とゆうものが、ないのかあっ。たまには鞄の中を掃除しろーっ。
血でどろどろの手を平気で鞄に突っ込むなあっ、拭いてから入れろおっ。
放り込んだナマモノを忘れっ放しで腐らせるなあーっ。鞄の底で着々と繁殖しつつある黒カビを、責任持って、貴様がなんとかしやがれえーっ。
一見この男の鞄の内部は、整理整頓がきっちりと行き届き、必要な物がすぐ取り出せるよう配置されているように見える。だが、それは上辺だけだ…。
鞄最深部では、存在を忘れられた種々のナマモノが堆積し、降り積もり、版図を延ばしつつある黒カビへ肥料を与え、その栄養源となっている…。
592世界@名無史さん:2005/10/12(水) 20:34:03 0
二年だ。この男の復讐の旅とやらにつきあわされ続けた約二年の間、…こいつは、一度として鞄の底を直視した事が無い……。人が「黒い剣士」と呼ぶこの男を、私は内心で密かに「黒カビ繁殖剣士」と呼んでいる…。
…もし私に口を利く事が可能であれば、懇々とこいつに説教してやりたいところだが…、残念ながら私には人間語の発声が構造的に不可能だ。これも運命、と諦めて我が身の不運を耐え忍ぶより他にない…。
いつ何時、伝染病発生の温床になってもまるで不思議はない、非衛生極まりない劣悪な環境で私は毎日を過ごしている…。
しかし、私などはまだましな方だ。不定期発行される『ベヘリット連合新聞』によれば、とある真紅のベヘリットさんなどは、持ち主の不注意から下水道に投げ込まれ、そのまま約一年、悪臭ふんぷんたる下水の中を、鼠に齧られ、転げ回り、さ迷い続けたという…。
無事持ち主の手に戻り、日の目を見て晴れ舞台に立つ事ができたから良いようなものの、汚水の中を彷徨い続け、それでも主の元へと健気に帰還した彼に、持ち主は一言の詫びも、感謝の言葉も述べなかったそうだ…。彼の心中は、察するに難くない…。不憫だ…。
…どうか、心ある人々よ…。我々の切なる願いを聞いて欲しい。
もしあなたがベヘリットを手にするような事があれば、ベヘリットを、大切に、大事に、敬意を込めて取り扱って欲しい。
贅沢は言わない。三か月に一度ほど日光浴ができれば、普段は机の奥底にでもしまっていてくれて構わない。思い出した時だけでいい、チーズのかけらなどをたまに投げ与えてくれれば、我々はそれで満足だ…。
どぶに投げ捨てたり、毒矢の盾にして「ベヘリットに当たって命拾いしたぜ、ラッキー」などと喜ぶような、無神経極まりない非人道的行為は、本当に勘弁して欲しいものだ…。
…ベヘリットは、物じゃない。…我々にも、心があるのだよ
593世界@名無史さん:2005/10/18(火) 08:54:48 0
age
594世界@名無史さん:2005/10/20(木) 21:57:52 0
「ファルネーゼ様……」

「え?」

セルピコ君はファルネーゼ様を抱き寄せると軽くキスをした。

「……女性がいきなり男性器を口にする様な真似はいけません」

この時点で、言ってるセルピコ君の方が恥ずかしくなって赤面した。

「塵は塵に、灰は灰に、くちびるはくちびるにって言うでしょう?」

突然のキスに驚いているファルネーゼ様の眼をじっと見つめて
セルピコ君としては、けっこうロマンチックな口説き文句を言ったと思った。

「!?何訳の解らない事を言ってるのよ!
 するなら早くしてっ!」

「…………」

今ひとつファルネーゼ様には伝わらなかった………。
 
595世界@名無史さん:2005/10/23(日) 02:35:33 0
荒らされまくっているが、世界史板な話題。

22巻の外伝でファルとピコが修道院に島流しにされるのだが、修道院って…尼寺だよな?
ピコって、いていいのか?が、すげー疑問。
突っ込まれたくないから1コマですましたのだろうか。
596世界@名無史さん:2005/10/23(日) 03:09:16 O
尼寺は女子修道院。
数多くの教皇枢機卿を輩出したクリュニーとか立場ねーなおい。
597世界@名無史さん:2005/10/23(日) 20:40:47 0
うるせえよ、れんとん。
598世界@名無史さん:2005/11/07(月) 21:48:38 0
>>595
客人用の離れってのは、実在の修道院にも併設されているような気がしたが・・・違ったかな。
599世界@名無史さん:2005/11/07(月) 22:35:45 0
じゃあセルピコは俗人?
600世界@名無史さん:2005/11/07(月) 22:36:39 0
600
601世界@名無史さん:2005/11/07(月) 23:09:40 0
れんとんってだれよ?
602世界@名無史さん:2005/11/10(木) 20:59:49 0
>>598
そーなんだ。サンクスだよ。ファルが尼寺って29巻出てたから。
でもセルピコって「私達は還俗した身」とか言ってたよな。わからんままだ…。
法王が出てきたのでまた原作が宗教系の展開になるのかな、と期待。断罪編は良かった。
603世界@名無史さん:2005/11/13(日) 22:37:47 0
騎士団は歴史上も聖職者の集団だと思いますが

化け猫に乗った鬼兵は結構可愛いですね
604甲斐犬:2005/11/19(土) 21:49:32 0
 あくまで、「暗黒の中世」の魔物を、鉄と火薬で倒して欲しかった。
ガッツ側の魔法なんていらん。パックだけで十分。
605世界@名無史さん:2005/11/20(日) 01:14:53 0
再度ご登場のゾウアンコウはレヴァイアサンとか?
606世界@名無史さん:2005/11/21(月) 09:11:02 0
中世において、闇に跋扈する暗黒の魔物を滅したのは教会です。
607世界@名無史さん:2005/11/25(金) 12:12:14 0
     /l、
     (゚、 。 7 みるく・・・
      l、~ ヽ
     じし' )ノ
608世界@名無史さん:2005/11/25(金) 12:31:29 0
ガッツのドラゴン殺しって一体何キロあるんだろう?
609世界@名無史さん:2005/12/23(金) 13:02:36 0
ダーカ兵が手に持っている、角2本を互い違いに組み合わせた武器は実在するもの?
クシャーンってことは、南アジアあたりの武器だろうけど。

前に登場した弧状の投げナイフもインドのだったしね
610世界@名無史さん:2005/12/23(金) 13:20:22 0
>>609
確かファキール・ホーンズとかいうやつだったと思う。
本来はインドの行者が護身用に持つ武器。
611世界@名無史さん:2005/12/23(金) 18:35:19 0
612世界@名無史さん:2005/12/24(土) 01:52:30 0
クシャーンはモンゴル帝国が元になっているんじゃないの?
中央アジアでは降伏した者を先陣に使ったりしているよね。
バトゥがドイツ騎士団・ポーランド連合軍を破り一時オーストリアを略奪したこと
を考えると、ミッドランドは神聖ローマ帝国になるかな。
(史実では席捲されたのはポーランド・ハンガリーですけどね)
613世界@名無史さん:2005/12/24(土) 19:29:15 0
時代(と言っても仕方ないか)からみてメフメト2世の頃のトルコの方が近いような。
614世界@名無史さん:2006/01/09(月) 14:25:18 0
百年戦争の事も含めて>>613の背景の方が近いような気がする

別世界なんでなんとも
615世界@名無史さん
たったひとつの命を捨てて

生まれ変わった不死身の体

鉄鎖の騎兵を叩いて砕く

クシャーンがやらねば誰がやる