>>405 わたしも同じ文献を読んではいるのですが意見はちがいますね。
盾の突起はやはり盾芯だと思う。ポリュビオス(ギリシア人)だから、
あえてこの部分に着目したのではないかな。ホプロンやペルテには盾芯がないし。
つまり、木製の盾だと握り近くに貫通したときに手を怪我するからここに金属の
突起鉄板をつけたといことの発送に関心したことだと思う。
私が思うに、投擲物への対処ならホプロンでも構わないと思うのですが。
160cmそこそこのローマ人が直径1mの盾をもつか、たかさ120cmの楕円の
盾をもつかの違いとか、投槍なら青銅を被せた盾の方が貫通しにくいから
スクトゥムよりは有効な気がするし。
ガリア人の盾につけたというのは例えのつもりだったのですが、
エトルリアの青銅器というのは「セルトサの水瓶」だったかと思うのですが、
これは、「テュレオス」とかいうエトルリアかサビニ人起源の盾で、ローマが
王政期のセルウィウスの軍制改革で第二クラシスが装備した盾であることは
理解しているのですが、たしか、この遺物では楕円というよりは長方形の盾の
ようにも見えたと思うのですが。
むしろ、ケルトやゲルマンの盾のように上下が丸い盾の方がスクトゥムに似ている
と思うのです。
ケルト=ガリア人が楕円の大盾を好んでいたというより、持っていた思うのですが。
例えば、同時期にギリシアに侵攻した一団は、その盾に捕まって河を渡ったはず。
大英博物館にもケルト人の青銅大盾が展示されていませんでしたっけ?
ただ、ローマ人にとっての大盾はケルト人にとっては普通の盾のような気もしますが。
「国制や軍制に影響がなかったと考えられている」
いや。少なくとも軍制には影響を及ぼしていたとおもうけどな。
妄想かもしれませんが。