日本の城とヨーロッパの城

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288mememe  me too!
>>281
>兵科編成は兎も角、個々の兵士の質や戦術では日本軍兵も決してひけは取らぬと思えるのだが
>どうでござろう。1580年以降の鉄砲装備率はかなりのものであったし小銃備えに限って言えば西洋の
>小銃隊よりも柔軟かつ集中的な運用が可能なように思えてしまうのはやはり拙僧の思い違いであろうか

はっきり言ってしまうと、日本の戦国時代の武士なんてのはただ槍や刀を持って適当に騒いでるだけ。
鉄砲隊って言っても、西洋の小銃隊の様に優秀な指揮官のもと規律・統制が取れていた訳ではなく、
アマチュア当然の部将の号令で好き勝手に撃っているだけだった(織田軍の鉄砲三段撃ちなんかが
大ウソだったってのはもう常識だよね)

>>286みたいにコキおろすつもりはないが、日本騎兵の貧弱さについてはもう言うまでもない。
長篠の戦いだって、敵が速度の遅い武田騎兵ではなく純粋な西洋騎兵隊だったら
織田軍なんぞ踏み潰されていたよ。
では約一名ほど頭のおかしな人も出てきたので撤退しますか。

武士・侍って弱くないか?@世界史
http://academy2.2ch.net/test/read.cgi/whis/1046280239/


ちなみに、城壁の投石や大砲に対する耐久力というのは、表面に組まれた石材ではなく、
中芯となっている泥・土・砂利から来ている。ガラスと鉄のどちらの方が硬い?と考えれば
すぐ納得できるだろう。
だから、上で時々言われている「日本では上等な石材が足りなかったから…」という理屈は
ほとんど無意味。
290世界@名無史さん:04/01/06 00:42
>>288
西洋騎兵でも、日本で運用されたら移動や輸送に手間取るだろう
どうも日本の地形の峻険な所が過小評価されている気がする

戦国大名で一番騎兵の運用比率が高かったのってどこなんだ?
武田や上杉じゃないことは分かるんだが
南部や相馬とかが高そうだな
291mememe  me too!:04/01/06 00:45
次に装備について見てみよう。

まず歩兵だが、日本の足軽の長槍と西洋のパイクを比較すると
西洋のパイクの方が長く機能的な事が判る。
また近接武器では日本の刀やなぎなたに相当するものが西洋のハルバルトであるが、
切れ味はともかく打撃力においてはハルバルトの方が勝る。実戦では切れ味にはあまり
意味がないし、体格は明らかに西洋人の方が勝っているので足軽と西洋の槍兵では勝負にならないだろう。

鎧だが、足軽鎧は西洋の歩兵用半身鎧に比較して防御力が皆無な反面
非常に軽量で速度の妨げにはならないが、着る兵士自体の運動能力の差を考慮すると
決定的なアドバンテージにはならないと思われる。守備面では互角であろう。
292mememe  me too!:04/01/06 00:57
騎兵だが、白兵戦での武器は日本の槍・刀に対し西洋のサーベル。
ほぼ同等と見て良いだろう。

騎兵用小銃については西洋の方が明らかに優れている。そもそも日本騎兵には
基本的に銃戦闘という概念がなく、例外的な伊達の騎馬鉄砲は上で既出のように
要求される錬度が無駄に高く一般的なものとはならなかった。

馬はあきらかに西洋馬が優れている。よく「日本馬は小型だがパワー・耐久力が優れてる」という
世迷い事を見かけるがそれはガラスの様なサラブレッドとの比較であって、戦闘用の西洋の馬は
速度・スタミナ・パワー・馬格の全てにおいて日本種を上回っていた。

決定的なのは2番目に挙げた馬上における火力運用で、これが皆無な日本騎兵は
おそらく白兵戦で西洋騎兵に圧倒されてしまう。