�ｹ小平の政治

>>70
腐敗追放は毛の功績だが、国民党との内戦において民衆を味方につける
上で重要だったから。
蒋介石は抗日戦当時からそういう傾向があったが、党の金＝自分の金と
する悪癖があった。米国からの支援物資を横流しする事はザラ。
戦後、日本に対して賠償問題で揉めた問題で日本が大陸に残した資産の
確定評価をしようとして蒋介石が拒否した。
なぜか。
大半を自分の懐にいれていたからである。
上がこの調子だから、幹部、いや末端に至るまで腐敗が進行していた。
一種のモラルハザードだろう。
だから、毛は国民党との内戦時に腐敗追放、建国後もしばらくは腐敗を
許さなかった
しかし！

毛は統一に乗り出した金を後押しし、義勇軍名目で不安要因だった
国民党の投降兵たちを米軍に「処理」させた。
対中国強硬派だったマッカーサーもトルーマンによって罷免、
おりよくスターリンも死んだ。国の内外に敵はいない。
ソ連の混乱、ＷＷ２、朝鮮戦争後の反戦気運の高まる米国の間隙を
ついてどさくさにまぎれて、次はチベットへと侵攻し、毛の自我意識は
肥大化する一方。沿海州、モンゴルをのぞいてほぼ清朝時の「領土」へ
と回復せしめた毛は５８年に自身満々に大躍進を指令した。

面白いです。続けてください。

なんせ毛は文字通りの「皇帝」だった。
抗日戦の英雄。朝鮮戦争で米国を叩き出した英雄。中国に蛮拠する
租借地の大半を叩き出した英雄。腐敗する国民党を台湾に叩き出し、
チベットを「解放」せしめた無謬の英雄。
国内外の社会主義者や市民から受ける絶賛の嵐。
スターリンが死んだ今、「修正主義者」のフルシチョフなぞ社会主義。
共産主義の盟主ではありえぬ。
そんな彼が世に問う政策。大躍進。
「中国は２１世紀までにポルドガル並みの水準になるだろう」
毛はそう断言し、国民に意気揚揚と指令した。

58年に始まった大躍進。ところが中国全土を人災が襲った。
食料が無い！！！！

ーーースターリンは大祖国戦争で２０００万〜２５００万を失った。−−−

毛はわずか３年。口先ひとつで２５００万人を餓死させたーーーーーー

大躍進の１年目から飢餓の兆候はあった。しかし党幹部ー周や�ｹですら
「皇帝」と化した毛に口出す事が出来なかった。
１年目、２年目、３年目。年をおうごとに酸鼻を極める中国の大地。
党幹部ですら飢えはじめ、さしもの毛も撤回せざるを得なかった。
文字通りの中国の英雄。毛沢東。その名は民衆の怨嗟の的となりつつ
あった。
周恩来、劉少奇、�ｹ小平。彼ら実務派は、毛をいかに傷つけずに
政務から遠さげ、この大惨事を回復する事に努めた。
毛の責任を問うている時期ではなかった。３年。わずか３年で
これほどの失政を侵した毛の権威は急速に失われつつあった。

毛は焦った。晩年のスターリンと同様に妄執にもつかれていた。
自信を持って打ち出した大躍進がもろくも３年でくずれさり、
自分の政策が周恩来や劉少奇、�ｹ小平らによって軌道修正され、
政務の中心からはずされつつあるー

毛は脆かった。
中国共産党を創設した陳独秀を追放して以来、ここまで積み上げてきた
ものは水泡と帰すのか・・・・。
そんな毛に近寄る２人がいた。

１人は抗日戦、国共内戦で功績を立てつづけた林彪。

１人は毛の妻である江青である。

疲れた・・・・寝る。
続きは明日。

ありがとう。お疲れ様。

>66
それ言ったの毛沢東？�ｹ小平？

毛沢東は来日していない。だから�ｹ小平。

仮に来日しても毛がそんなことを言うわけがない。
>>66の発言は毛の思想や価値観とは全く相容れない。

続きが聞きたい

毛沢東のうちたてた強力な求心力があったから
�ｹ小平もその後生きたんだろ。
単なるゲリラの親分と簡単に言うが農民の指導者足り得た
のは恐らく毛沢東だけだったんだろうな。
こればかりは都会のインテリではどうにもならない。
それに他の革命家等と言われている連中では如何せん灰汁が弱すぎるよ。
ロシアの歴史風土がスターリンを求めたように中国は毛沢東を求めたんだろうな。
なんせ自称秦の始皇帝だからな。かたや自称ツァーリだしな。
やってくれるよ、まったくね。
どちらもまた腐敗追放とやらで庶民には愛されているね。
官吏や豪族や軍閥や貴族の腐敗や専横に対するアンチテーゼとして
強力な専制体制を敷いて官僚国家を維持せざるを得ないのは歴史的にも
国土が大きく、人口が多く、民族が多様な国の宿命だな。
あーあ進歩ねーな人間て。

近代中国史を学ぶのにいい本あったら教えてください。
二次大戦前後から現在までを学びたいと思っております。

文革の時、劉少奇の留守の隙をついて毛沢東が
軍権を奪ったのだが、こんなに簡単に奪われるなんて
劉少奇ってあんまり軍隊に支持されてなかったんだね。

�ｹ小平は葉一族軍権握る 広東省に匿われた 。

>>32

国防委員会主席
毛沢東→劉少奇

中央軍事委員会主席
�ｹ小平→江沢民

>>87
その、葉さん一族は今どうなってるんですか？

�ｹ小平が死んで、広東省の省長を更迭された。
権力を失ったのかな？

>>90
知事が省長とか大臣が部長とか、中国の役職名はあんまり偉そうに見えないな。
逆に会社の社長が総理とかめちゃくちゃ偉そう。これはpresidentもそうだけど。

たしか
国防委員会は国家機構
中央軍事委員会は党機構と国家機構の二本立て(実質は同一)

しかし上海は凄いね。これのどこが共産主義国家だと思っちゃうよ

>>93
貧富の差？
歓楽街？

中国共産党中央委員会主席は
毛沢東→華国鋒→�ｹ小平→江沢民でつね。
日本史の「治天の君」に相当するのかな。
すごいのとヘボいのが順番になってる。
次の胡錦涛はすごくなるのかな。

江沢民は、長老派のやめろコールを避けて別荘に引き篭もってる。

こういう小心者にとって、日本政府はいいストレスの発散。

>>91
英語で言ったら結局同じだけどな。

クリントンもだったが。

田中清玄も大絶賛してる、�ｹ小平。

age

戦略立てられる政治家は日本にはいないのか？

�ｹ小平のすごい点は三つ！

�@客家からフランス留学をへ共産党の勝ち組になったこと
�A国民党軍百万を蹴散らし、共産党内でも３度の失脚からカムバックし、
　人民解放軍、共産党内に伝説的な影響力を誇ったこと
�B改革開放・四つの近代化を推し進め、西側資本を積極的に導入し、
　外交的にもサッチャーを気絶させ、天安門事件を経ても、香港を奪還した政治・経済手腕

この男が、1980年代にあからさまに日本に敵意をむき出しにしなくてよかった！
多分中曽根でも対応し切れなかったと思う。

今の中国には、この人物にかなう人材はまだ現れていない。
しかし、近未来支配階級出身でアメリカのケネディーみたいな人物が現れたら、
中国は世界の覇権国家になるだろう。

経済発展だけでは、アメリカにかなわないとは思うけど・・・。

日本が生き残るには、アメリカ・中国の仲介役（今回消滅した保守新党みたいな）
存在になり、中国・アメリカのパワーバランスを調整する役割を果たすことだと思う。　

劇的な人生、賞賛に値する業績。

世界史的に見てもこの人に匹敵する人物は
そうそう現れるもんじゃないと思う。

周恩来＞�ｹ小平でしょ

周が居なかったらさすがの�ｹも文革のときに頃されてただろうね。
周がこっそりかばってたから�ｹがなんとか生き延びられたんだし。

しかし、国の指導者としての能力では周より�ｹのほうが数段大物だろう。

＞1980年代にあからさまに日本に敵意をむき出しにしなくてよかった！

できるわけないだろｗ　日本に食わせてもらってんのに。
こいつの優れていた点は、中国人独自の力で先進国には
なれないと分かって外国勢力を導入した事。

>>102
言いたいことはわかるがケネディーを引き合いに出すのは
いかがなものか。
好かれた大統領ではあるが優秀と言えるほどの実績はない。
特に仏教国ベトナムでのカトリック政権ゴディンジェムへの思い入れと
マッカーシー擁護はベトナム泥沼化への流れをしっかりと繋いでいたよ。
�ｹ小平は少なくともベトナム懲罰の泥沼には嵌っていない。

�ｹ小平の中越戦争の目的は
カンボジアに対するベトナムの覇権に対する成敗が表向きの理由だが、
裏の目的は軍の近代化を促進する目的であえて出兵させたとみる向きも
ある。

毛沢東、周恩来、�ｹ小平、劉少奇
みんな２０世紀を代表する傑物ですなあ

↑
どうせ日本は小粒な上に今は世襲のバカ息子が政権とってるよ(T_T)

>>110
たしかに共産党には世界史上有数の傑物がそろってるよ。

圧倒的に優勢な兵力を持っていても
世界史上有数のダメ指導者蒋介石が勝てるわけない。

その息子が経国でよかったね、台湾。

�ｹ小平は蒋経国のことをどう評価してたの？またはその逆。

>>113
将親子はクリスチャンだろ。その時点で中国統一には向いてなかったろ。
欧米植民地主義の先兵はそもそもキリスト教の牧師や神父だったろ。
所詮は台湾程度しか治められなかったと思うよ。

>>113
さすがに中台間の状況が状況だっただけに、
�ｹ小平は表立って蒋経国を賞賛することはしてません。

ただ、1988年に蒋経国が亡くなった際には、
�ｹ小平が最高権力者だった当時の中共中央が、
蒋経国への哀悼の意を示す弔問文を国民党に向けて発しています。

もちろん、この弔問文自体は台湾独立を牽制することを最大の目的としていたのでしょうが、
一方では、�ｹ小平は蒋経国に対して少なくとも強烈な悪意は抱いていなかった、
とも推測できるでしょう。

沖縄米軍基地が台湾を守
万歳

�ｹ小平と蒋経国はロシア時代に同じ学校で学んだと聞いた

>>80
�ｹ小平。

>>117
２人はモスクワ中山大学の第１期生で、揃って共青団に参加しています。
この時の蒋経国は、フランスの勤工倹学運動について�ｹ小平からよく話を聞いたそうです。

血は水よりも濃い。
米国も油断していると厨獄人に世界征服されるなｗ
ロシアもシベリア極東が大ピンチ。
日本で知らない間に土井による傀儡政府ができかけたことも
あったんだぜｗ
これはマジ８０年代の社会党ブームのときにね。

蒋経国は共産主義にある程度シンパシーを感じていたのかな。
「知ってるつもり」でやった時は、ロシア時代の経験が
のちの戒厳令解除や民主化につながったという話になっていたが、眉唾だな。