食物と酒、嗜好品の歴史 六皿目

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701世界@名無史さん
釈迦の死因は、鍛冶屋のチュンダが出した「スーカラマッダバ」なる食べ物による
食中毒、とされている。しかし、このスーカラマッダバの正体に付いては、
様々な議論が展開されている。
古代インド語では、スーカラマッダバは「柔らかい野豚」の意。
しかしこれでは、仏陀その人が「生臭坊主」ということになってしまう。
最も、原始仏教では殺生を禁じていなかった、と言う説もあるので暴論とは言えない。
ところでスーカラマッダバの語は、「野豚が踏みつける」と言うように解す事もできるため、
つまりこれは、フランスのトリュフのような、野豚が探す土中の茸ではないか、
という見方もある。
仏陀が生臭坊主では具合が悪いので、この茸説が広く流布している。

手塚治虫の漫画、「ブッダ」でも、茸説が採用されていた。