アメリカでは原爆について教育してるんですか?

このエントリーをはてなブックマークに追加
376世界@名無史さん
↓から原爆関連の部分を引用。
http://www.cc.u-ryukyu.ac.jp/~yamauchi/2001/pdf/takahara.pdf

アメリカの歴史教科書に見られる二番目の特徴として、単に大統領などといった歴史上の重要
人物だけではなく、可能な限り一般市民の声や日記などを取り上げて紹介していることがあげら
れる。例えば、Hiroshima and Nagasaki の項では原爆投下直後の凄惨な様子を描いた一市民
の声が紹介されている。
(摂氏7千度の熱風が私を襲ったと言っていました。周りの誰も人間のようには見えませんでし
た。誰ひとり声を出すことも出来ませんでした。火だるまになって燃え盛っていても「痛い!」
と叫ぶことも出来なかったのです。脚がねじれてしまった人々。頭のない胴体。焼け爛れ、膨れ
上がって変形した顔。私の見た景色はまるで生き地獄でした。
ヤマオカミチコJapan at War: An Oral History より引用)(筆者訳)
----------------------------------------------------------------------------
また、THE ATOMIC BOMB ENDS THE WAR
(「原爆により戦争終結」) の項には、神風特攻隊、マッカーサー将軍、原爆の生みの親であるオッ
ペンハイマー博士とグロブズ将軍、長崎のきのこ雲、被災した親子の様子など合計で5枚もの写
真が載っている。
377世界@名無史さん:03/10/28 05:58
(歴史における困難な決定:原爆をめぐっての苦悩
1945年、太平洋戦争はまだ続いていました。ホワイトハウス入りしてから116日目、トルー
マン大統領は日本の広島と長崎に原爆を投下すべきかどうかについての決定をしなければなりま
せんでした。二つの市の人口はあわせて54万人でした。戦争長官ヘンリー・スティムソンは、
戦争を終結させ、アメリカ人の生命を救い、日本に対する攻撃準備を整えているソビエトに脅威
を与えるためにも原爆投下は必要だと主張しました。「戦争の顔というのは、死の顔なのです」
彼ははっきりと宣言しました。
他方、アイゼンハワー将軍は、日本はすでに敗北しているのだから、アメリカ人の生命を守る
ためには「原爆を投下するのは全く不必要なことである」との考えでした。
1 両方の立場の是非について考えてみよう。それぞれの立場を完全に評価するために他にどの
ような情報が必要ですか?
2 もしあなたが1945年の8月にトルーマン大統領の立場にいたとしたら、あなたは日本に対
し原爆投下をしますか、それともしませんか?それはなぜですか?) (筆者訳)