少年十字軍ってなんだ?!

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69世界@名無史さん:03/12/01 17:28
少年赤十字
70世界@名無史さん:03/12/01 20:07
少年たちはガレー船引きの奴隷になった。
71世界@名無史さん:03/12/01 22:31
何故に「少年十字軍」という言葉は妄想を誇大させるのだろう?
72世界@名無史さん:03/12/01 23:22
まず>71の妄想を語ってもらおう。
そしてその不道徳、自堕落、破廉恥な内容を皆で責めよう
73ベンゼン☆@@@@:03/12/02 15:48
>>71
少年たちはヒトラーユーゲントのご先祖様(´#`)
74世界@名無史さん:03/12/02 22:58
ハアハア
75世界@名無史さん:03/12/03 08:50
野阿梓の「銀河赤道祭」でも読みなさい。
日本人好みの美少年十字軍小説
76世界@名無史さん:03/12/12 21:55
77世界@名無史さん:04/01/06 00:56
俺も少年十字軍に参加したい・・・
78世界@名無史さん:04/01/14 23:31
79世界@名無史さん:04/01/14 23:36

その親達は口減らしの意味もあったんじゃないでしょうか
80世界@名無史さん:04/01/15 01:30
1212年のケルンとサンドニだっけ?
現代の集団ヒステリーなんかで解釈しちゃいかんと、夕べ「中世の秋」読んでたら
ホイジンガー先生に叱られました
81世界@名無史さん:04/01/15 19:15
昔、第四回十字軍がコンスタンティノープルを占領し、レコンキスタが高まっていたある日、
フランスで、十字軍にあこがれるひとりの少年が仲間を集めて、
こんな話をしました。
「ぼく、夢を見たんだ。そこには神様がいて『我が子よ、立ち上がる時が来ました。
今こそ聖地を取り返すのです。』って、僕に言ったんだ。」
「それは神様のお告げだよ!きっと僕たちで十字軍をつくれって言ってるんだ。」
その日から兄や弟などほか仲間も集まり、それを聞きつけた隣村の者や、
またその隣村の者など、日に日に大きくなり、
ついにその少年達は『少年十字軍』となり、聖地イェルサレムを取り返すべく、進軍した。
行進中もそれを援助する者や、入隊希望者が後をたたなかった。
しかし、少年の足では道のりは長く、険しいものであった。
途中で倒れる者や餓死する者、故郷が恋しくなって逃げ出す者も
決して少なくは無かった。
夜は、盗賊の奇襲などもあり、捕らわれた者は商人に売られ、奴隷にされた。
少年達は次第に大志を忘れ、四散していった。
こうして少年達の夢はこの世から消えた。
82世界@名無史さん:04/01/15 23:01
1212年5月に、サン・ドニに滞在中のフィリップ王の宮廷に、フィリップと名乗る
少年が現れた。少年はオルレアンはクロワ地方の出身で、「おら羊飼いだ。牧羊中に
化肉したキリストさまが降臨して十字軍を率いろと啓示をくれただ」と救世主直筆の手紙を持参して
(誰が代筆した?示唆した司教がいるはずだが・・・)王の元にやってきたが、まあ、
王様は一顧だにしない。

ところが啓示をうけた羊飼いのシュテファンはそれにめげず、第一回十字軍の教皇の手先として
各地を扇動した伝説の説教師隠者ピーターばりの熱弁で少年たちをスペインや近東のムスリムはもちろん、
南仏ラングドッグの異端との戦いに駆り立てた。

神は物理的に「実在」し、法王の救済の言葉がそのまま来世の幸福へ直結する以上、
「啓示を受けた羊飼いの言葉を信じるな」いうのが無理な話。

「信ずればモーゼのごとく海も道を開く」と地中海まで歩いて疲れて四散した少年十字軍より、
南仏ラングドックのカタリ派だかアルビジョワ派に対して侵攻・武器をふるった「アルビジョワの少年十字軍」
の方が、婦女子の人気を呼んでも言いと思うのだが・・・。

いや、そういう史実があればね(w
83世界@名無史さん:04/01/15 23:05
おっと、フランスは羊飼いのStephen少年(12)
ドイツはケルンの少年十字軍はNicholasか
84世界@名無史さん:04/01/16 06:20
しかし十字軍って欧米では未だに正義の代名詞的に使われるよな。
学校教育なんかでその実態には触れたりしないのかな?
85世界@名無史さん:04/01/18 11:37
crusadeという言葉は、英語のcross(ラテン語のcrux 磔刑の十字架から転じて信仰のシンボル)
を身にまとい(第1回十字軍兵士はチュニックに赤い十字の文様をつけた)
「聖地奪還におもむくキリスト教の兵士」いう意味。

秀吉の朝鮮征伐よりさらに深く自国宗教とリンクしてるから、そうそう自国軍の征途での
蛮行を、たとえば9.11以後のアメリカとかでは教育しにくいと思えばいい。

ま、どこの国も似た事情は抱えている
86世界@名無史さん:04/01/18 12:07
まず少年十字軍(1212)の原因は第3回(1189-92)の英仏独の国王親征が失敗に終わって、
なお法王イノセント3世がローマの名に於いてヨーロッパ諸国に覇権を打ちた
てようと、十字軍勧進を諸国に呼びかけたから。
第4回(1202-04)では北フランスの封建領の騎士たちしか参加しなかったけど、
教権のライヴァルである国王を聖地奪還に駆り立て、法王のヘゲモニーを確立しようと
各地に扇動師をだしまくった。
羊飼いのエチエンヌだかフィリップだか、国王オーギュスト・フィリップに
「フランス国王は何故また聖地解放に赴かないのか?」いうキリストの直筆の手紙を
持参したのが史実か伝説かはおいといて・・・。

パリ司教座やとりわけ、第3回十字軍を経験したフィリップ王が少年たちに帰宅を命じたのは
当然というところか
87世界@名無史さん:04/01/18 12:23
全然関係ないが、ゆうべフォルカー・シューレンドルフの「魔王」をようやく
見たよ。どっかのチュートン騎士団の根城にSS幼年士官学校だかユーゲントだか
(区別は知らん)が党のイデオロギーを純粋培養で信じて、城を守ろうと
ソ連軍の大攻勢のまえになすすべもなく全滅するまでの話。

マルコヴィッチ扮する阿呆(聖なる無垢)が理を説いて降伏を勧めるんだけど
小さなチュートン騎士たちは総統の最終的勝利を疑わず、盲目的に戦闘に突入し
全滅する。
マルコビッチを赤軍の包囲から救うのは、収容所から脱走したユダヤ人の小僧
いうところがいい。

国王フィリップ・オーギュストが人格者とは言わないが、ひとたび第3回十字軍の
現実を目撃すれば、少年たちに解散を命じるのは当然だろうな
88【卍】∬「すべての者が背く時」∬:04/01/18 13:54
【卍】∬「すべての者が背く時」∬

たとえ皆が裏切ったとしても 我々だけは決して裏切らない
君たちが天国から戻ってきても 我々の部隊はまだそこにあるから
青春の時の友よ 我等が最良の時の思い出よ
美徳と愛の死に捧げて

いつも我々のそばに 離れずにいて欲しい…
89世界@名無史さん:04/01/18 15:00
アンジェイフスキー「天国の門」
「汚れなき子供十字軍の行進は、宗教的陶酔につき動かされ、
やがて、背徳と狂信の群れに変わる」ってことは、蝿の王みたいな
展開かなあ。誰か、この東欧文学読んだことある人いませんかね?
90世界@名無史さん:04/01/18 15:08
19世紀フランスの幻想小説家マルセル・シュオブMarcel Schwob「少年十字軍」
こっちは山尾悠子も愛読言うから、まあ、来るものがあるダメダメな方(wは
多いでしょう。昨今の腐女子に蔓延する新撰組ブームだか彰義隊幻想とおなじ病根
91Pied Piper of Hameln:04/01/24 10:24
まず少年十字軍はけして1212年の独仏の2回だけの史実ではないと思うこと。
そのうち1212年の少年十字軍の構成要員とか調べたいけど、おそらく隷属農民の子供が
当時の人口比率から言っても大多数を占めると推測。
阿部謹哉の「笛吹き男伝説」じゃないけど、過酷な生活環境と年中おこなわれる祭祀の
呪術的世界観で、「イェルサレムへ!」と一声かければ、ときには1市町村最大50人クラスの
<子供たちの暴走>がはじまり、隣接の農村を巻き込んで、偶然、数百人クラスの<少年十字軍>
が形成されることもあると思う。

当時の交通権とかを考えると、羊飼いのエティエンヌなりシュテファンがマルセイユまで1万人を
行進させるには、絶対に大人たち(司教座直参の騎士の保護や南仏諸侯)の思惑があり、
中心には顧問団(ジャンヌ・ダルクの幕僚みたいなもの)がいたと思うが。

そこまで至らず、「子供の集団暴走」は何回か十三世紀にあったはず
92世界@名無史さん:04/01/24 10:28
>>84
イギリスではアヘン戦争を「正しい戦争だった」と教育しているのになにをか言わん
という感じだな。
93世界@名無史さん:04/01/24 10:37
そう言えば少年十字軍や民衆十字軍の場合、途中の兵糧は略奪でまかない、
ユダヤ人を見かけるとリンチし虐殺していたそうだが、ヒデェもんだな。
94ミッション・バラバ:04/01/24 11:18
キリスト教徒の狂信ぶりは、海峡をも越える。
親分はキリスト様よ!藻前ら出入りだぜ。
95(*´Д`)=3:04/01/24 11:19
映画化して欲しい。
下手な反戦映画よりも受けが良いと思う。

企画書書こうかな・・・
96世界@名無史さん:04/01/24 12:01
とりあえずサン・ドニとケルンの少年十字軍は戦闘シーンは無い
ロードムービーになるでしょうね。森田芳光「の、ようなもの」みたいな
落語家がえんえん浅草から新橋(全然違うと思う)まで歩いて、帰りは疲れて
帰れないなんて牧歌的な展開ではなく。

個人的には野阿梓「銀河赤道祭」みたいに南仏ラングドッグに侵攻した
異端撲滅の少年十字軍や、あるいはフルダ修道院からミンデン司教座に
売却されたハーメルン市が知行権の変更を認めず、司教座に対して決起。
若年者から構成される市民軍が虐殺(ハーメルン市では19世紀まで笛吹き男伝説の原型と認められた)
されたような、都市間のフェーデ(決闘)あたりが、戦争映画化なら狙い目ですね。
97世界@名無史さん:04/01/24 12:45
子供十字軍の成立過程については、政治的な陰謀はないと思われます。
「婦女子による一軍の形成」では100年後のジャンヌ・ダルクが有名ですが
これとてシャルル7世の勅許を得て、軍事指揮官としての権威がまず発生した。
(監督官としてデュノワ伯の騎士や、アウグスチヌス会修道士がついた)

オルレアンの羊飼いシュテファンが同時代の空気に感化され、東方遠征軍の
勅許をサンドニ滞在の王フィリップに願い出て(手紙を書いた司祭が居るはず)
「軍事行動権の付与」を拒否されてなお、「少年十字軍設立」の説教をしてまわって
人数が100人を超えたときから、こんどは中世の「練り歩き」いう宗教行動に
転化したのだと思う
98世界@名無史さん:04/01/24 12:57
「練り歩き(Procession)」いうのはキリスト教会の祭祀形態でして、
おそらくゴルゴタの丘に上るキリストの最後を模したものが、起源でし
ょうが、聖遺物を先頭に雅に飾り立てた市民や子供たちが、このイベントを
再現する。

「行進」という行動が、「まずマルセイユへ。そしてイェルサレムへ!」と
目的地を持った瞬間、巡礼者や零落騎士等が加わり、交通権の錯綜する南仏の諸都市を
露払いし道路管理者と交渉する過程で、多少は生臭い連中も加わったでしょう。

最終的には奴隷として売り払われるような原因は、このあたりに潜んでいたのかと
99世界@名無史さん:04/01/26 01:00
問題は少年十字軍は武装していたか?でしょ
そりゃ「聖地解放だ」ってお題目は間違い無いけど、真相は非武装の巡礼に近いものを、
つぶれたあと法王庁が「十字軍だ」と宣伝したのでは
100世界@名無史さん:04/01/26 08:21
>97
手紙を書いたいうか羊飼いをもしインスパイアしたものがいれば司祭でなく、
巡礼だった可能性もあるよ。
当時、欧州全土には、エルサレム巡礼から帰った巡礼達が、聖地解放をアジって田から
101世界@名無史さん:04/01/31 12:12
まず当時の思想として、「聖地解放」の題目の元での英仏独、他の国王の和合を
ローマは宣伝した。
当然、教権の旗印の元に、国王自身は下るのは嫌だが、他国と共同しなければ
エルサレムのサラセン軍に敵わないのは事実。しかし、第3回の結果をみれば
わかるとおり、共同作戦なんて死んでもいや。
キリスト教徒として、「エルサレム解放」は聖なるイデオロギーだけど、そこで
「十字軍」をこさえようとすると、すでに十三世紀以降、その種の微妙な問題が生じてくる。
国王にとって「十字軍」は禁句。

少年十字軍をめぐる伝説化、神聖化は、そういう国王側のサボタージュを見ぬいた
ローマのプロパガンダとも言える
102世界@名無史さん:04/01/31 22:06
自然発生的な「民衆十字軍」としては、1095年11月のクレルモン公会議で
ウルバヌスが「神それを欲したまう」と聖地の兄弟からの手紙を振りかざして
異教徒への非難決議をした後、アミアンの隠者ペテロだかの扇動で、フランスで2隊、
ドイツで5隊、総計五万人(中世の年代記の記述だから大袈裟だけど)がダニューブ渓谷に
沿って、「エルサレムへ」と出発した。
大半がのちの子供十字軍と同様に、地中海にたどり着く前に四散したけど、ごく少数が
1096年夏にコンスタンティノープルにたどり着いた。皇帝アレクシオスは船を出して小アジアまで
送ったけど、上陸後、全員がトルコ人に討ち取られた。
第一回十字軍(1097〜1099エルサレム陥落)の前年までの話。

103世界@名無史さん:04/01/31 22:10
この1095年の民衆十字軍は・・・。
だいたいが「軍事的行進」いうよりは「巡礼」だったんだけど、他に1095年〜96年にかけて、
ドイツのシュパイエルやマインツ、ヴォルムスでユダヤ人相手の「虐殺」
あるいはブルガリア人相手の農民十字軍があった。

人生は「魂の危険な旅路」で「罪と誘惑に囲まれた世界」と、世界観の唯一の教師である
教会に教え込まれ日々の「魂の安全な旅路を願う祈り」を忘れれば、「罪在るものへの永遠の
罰」である地獄に落とされる神学的世界に生きる人々が、ひとたび「十字軍(あるいは聖地巡礼)」
という「別世界への出口」を提示されたら、飛びつくのが自然ではないだろうか?
104世界@名無史さん:04/02/29 00:49
おれが少年十字軍を映画化するなら、最近はフェリペ2世の対フランドル戦役に出征する
少年兵士を主人公にするね。
主人公の名前は綺羅と明日蘭。
エル・エスコリアール宮殿から<冷徹な理性>に基づく手紙により、全世界を支配する
フェリペ2世の命令のもと、フランドルのカルヴィニスト反乱鎮圧におもむくアルバ公と
少年兵士。
課税反乱を「異端者の暴動」とカトリック司祭に煽られ、殺戮と火刑につきすすむ彼らは
十字軍の聖跡をすでに受けている。
で、ナイーブな貧乏司祭の息子綺羅は、ほのかに恋心を寄せる貴族の息子明日蘭とともに、燃えさかる
アンヴェール、ガン、アムステルダムと戦場をかけめぐるわけなんだが・・・。

フェリペ2世を「カトリック世界の救世主」と崇める美少年兵士軍団の熱狂の中で
ひそかにもっとも狂信的と目される明日蘭が、死体の山を目にして、ふと世界そのものの批判を口にするのをきき、
綺羅は愕然とするわけだ。
「綺羅・・・僕達の世界は・・・残酷過ぎる。きっと何かが間違っているんだ」
カール5世の寵臣の家系だから、ドイツ人文主義の影響で、じつは明日蘭は陣中でひそかに
エラスムスなど読みふける文学少年という設定。むろん、仲間に知られたらまずい禁書の類も
何冊も持ってるという追加設定もあるわけだ。
「い、いけないよ。明日蘭。こんな本持ってたら、異端嫌疑を受けるよ」
と諌めるものの、まさか大好きな明日蘭を密告もできないという綺羅だった。
105世界@名無史さん:04/02/29 00:59
でもって、イザーク・ジュールはその名の示すとおり改宗ユダヤのキリスト教徒
なんだけど、迫害された家系の呪いから逃れようと、なおさらカステーリャの
「異教徒根絶」の風潮に身を任せ、誰よりも厳しく「父なるイエス・キリストの敵」を
憎むことを自らに課している。
考えてみれば可哀想な奴なんだ。
そんな哀れな生き方の中にも、彼本来の心の気高さみたいなのに惹かれちゃう少年も出てくる。
名前はなんだ?ニコルとかいう奴。
こいつの設定は、どうしようか?
決まっている。
もちろん、イエズス会のスパイだ
106世界@名無史さん:04/02/29 01:09
腐っているのは判っている。
だが、おれが読みたい「少年十字軍」というのはこんな感じなんだ。
アン・ライスあたり、書いてくれないかな。
野阿梓でもいいぞ。腐女子受けする美少年たちが、互いの純潔な肉体に欲情し、
おのが背徳を呪いながら体を交じらわせ体液にまみれながらどうしようもなく
快楽の園に落ちていく奴。
燃えさかるフランドルの都を背景に、略奪にいそしむヒェロニムス・ボッシュ描く
悪霊のような兵隊たちの地獄絵図のなかで、なお、それでもきらりと輝くものを1滴だけ
もった美少年たちの戦争絵巻を、おれは真に見たいね
107世界@名無史さん:04/02/29 20:07
>>106
お前、婦女子だろ?w
108世界@名無史さん:04/02/29 21:23
うむ(w
109世界@名無史さん:04/03/01 03:04
そこでBGMが>>56-57ですよ
110世界@名無史さん:04/03/03 00:09
そうそう、そこで鳴り響くあがた森魚!(あるいは絶対運命黙示録でもいいや)
「星の彼方にそは住みたまふ」の敬虔な賛美歌のなかを、神なぞ不在だといわんばかりの悲劇が
襲う。
世界に正義なぞ無い。「僕達は正義に対して武装した」(アルチュール・ランボー)って
決めの文句を叫ばせるために、明日蘭の純潔を奪う絶対の汚濁て奴が必要だ。

こんなのはどうだろう?
膠着するネーデルラント戦線。国土水没戦略をとりつづける北部7州あいてに文字通りの泥沼の
戦いをつづける美少年軍団。ある日将校斥候にでかけた明日蘭が、フタナリ美女軍団につかまる。
魔乳、腐礼、那侘琉、あとなんとかいった美女軍団。これ全部、イスパニアに対して陰険な謀略を企てる
エリザベス女王のスパイという設定で、拘束した明日蘭を西村寿行ばりに犯しまくるって流れは自然ではないか?

「触れるな、女ども・・・・汚らわしい!!」
と懸命に抵抗する明日蘭のしりえの穴を、入れ替わり立ち代り攻める美女軍団。
阿片を打ち、精神を崩壊させ、被虐と快楽の奴隷にしようってポルノグラフィイの定石でここはもう
犯す侵す冒す!
111世界@名無史さん:04/03/03 00:21
「明日蘭の姿が見えない」
「どうやら英国の狗どもに攫われたらしい」
噂が飛び交う美少年軍団本拠地マルデブルグの野営地。

「みすみす敵地で単独将校斥候だと?愚かな貴族の子弟が・・・!捕まって当然ではないか」
日ごろ明日蘭とは折り合いの悪いイザークも、一人は全員、全員は一人の為に
戦う修道騎士団の誓いのもとに、明日蘭奪回を決意する。
「損耗が7割を超えようと、退いてはならぬ。英国諜報基地と目される
アントワープ港に夜明けを待たず強襲揚陸。あやつを取り返す」
「女どもは?」と問うのは、アルバ公が異端撲滅の為に従軍させた南米がえりの
コンクェスタドール達。インカとアステカの民を100人単位で縛り上げ、
砲弾を食らわせてきた神に見捨てられた兵士たちだ。
「好きにするがいい」とは冷酷さにおいては人後におちぬイザークの台詞。
「食ってもいいぞ」とは、新世界で人肉嗜食の罪悪をおぼえたコンクェスタドール達への
褒美の口約束だった。
112世界@名無史さん:04/03/06 21:08
面白いw
113世界@名無史さん:04/03/15 03:43
スレ違いだろうが・・・
114世界@名無史さん:04/03/21 19:27
だいたい十字軍というのは、べつに外征だけの軍隊じゃない。
キリストという中世世界の求心力のもとに、異端撲滅の内なる軍隊の
側面もあった。

ウィーンを救出したソビエンスキーの軍隊だって、十字軍いえば十字軍だしな
115名無し三等卒:04/03/22 04:25
最近買った「魔女とカルトのドイツ史」という本に書いてあった。
ろくなもんじゃないな。
116世界@名無史さん:04/04/12 04:27
過去スレッド
少年十字軍 (13)
http://mentai.2ch.net/whis/kako/968/968828897.html
117世界@名無史さん:04/04/12 20:43
三島の「海と夕焼け」は既出か
あとマルセル・シュオッブ「少年十字軍」ってのもあるね
118世界@名無史さん
少年十字軍についておすすめの本があったら教えて欲しいです
そのものずばりを扱った本って少ない・・・。
ttp://item.easyseek.net/item/18703613/
この本くらいだけどこれって確か詩か小説だよね。

ショタとかやおいとかは興味ないです
歴史書としておすすめがあったらおながいします
論文とかでもいいので
>>115 読んでみます