中東が西洋に勝てなかったのは宗教のせい?

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1世界@名無史さん
もしペルシアが存続していて、ゾロアスター教が国教化し
中東に根付いていたら、歴史はどう変わっていたでしょうかね
何度か紆余曲折はあると思うけど、ペルシアは近代あたりまで
存命していたのではないかと思いまつ。サファビー朝の君主も
ペルシア風にシャーを名乗っていますたし、ローマ・漢と同じで
ペルシアも永遠の帝国だからでつね。イスラムはなにかと戒律が
多いし民衆を抑制そすぎるのではないのでしょうか。
22:03/06/27 04:04
歴史や文化の複雑さが足りなかったから
3世界@名無史さん:03/06/27 08:47
イスラム教国に近代先進国が一つもないんじゃ、そう言われても仕方ないね。
4世界@名無史さん:03/06/29 03:32
あのバグダッドの略奪祭りを見ると戒律が多いほうが平和な気もする。

とりあえず1は何を言いたいのかいまひとつわからん。
5世界@名無史さん:03/07/11 21:43
血の気の多いのは欧州もまあそうだがね・・・どこで逆転したのだろう。
ルネサンスか?大航海時代?さらに産業革命?
6世界@名無史さん:03/07/11 21:52
乾燥地帯で、林産資源が乏しいことが決定的。
造船技術、建築、初期の製鉄、製紙、
いずれも木材が必要だった。
7世界@名無史さん:03/07/11 22:10
>>5
新大陸の略奪からだろ
8例の170 ◆vBOFA0jTOg :03/07/11 22:23
>>6
おいおい・・・、たとえばレバノンは過去は木材の一大生産地だぞ。
レバノン杉って聞いたことあるだろ。トルコの黒海方面も森が深いし。

>>5
ヨーロッパは近世で飛躍的に王権を伸長させたが、イスラムでは逆にマムルークやイエニチェリ
の専横が酷くなって、おかげで改革・中央集権が遅れたおかげ。
ヨーロッパでも、王権が弱体化したポーランドなんかはあの有様だし。
9マックス・ウェーバー:03/07/11 22:40
プロテスタンティズムと資本主義の精神!
10世界@名無史さん:03/07/11 22:43
その通り。イスラム教徒は近代に必要な契約の絶対性がないから。
11世界@名無史さん:03/07/11 22:44
欧州人は攻撃的だから成功したとか語る文筆屋もいますが、自分が思うに、
中東と欧州を比較したとき、欧州のほうが内向的なんじゃないでしょうか。
中東人と欧州人を比べると、中東人の場合、目には目をが基本にあって
自分の誇りを守り暴力を用いて敵を牽制することに関心があり、
いっぽう欧州人は原理的面に突破口を見出そうとする違いがあると思います。
12世界@名無史さん:03/07/11 22:47
あ、でもペルシャはセム諸族に比べれば穏健派だね。
アジア人は確かに欧州人よりも内向的だけど、アジアと欧州の比較でのみ
ことを考えるのは間違ってる。攻撃性で比べるなら黒人>セム人>欧州人。
中東人のほうが勝ち負けにこだわるうざい人種だと思う。
欧州人のほうが奇人に対して攻撃を仕掛けない穏健な人種だと思う。
13世界@名無史さん:03/07/11 23:03
6>8
だから、古代中世には中東が優勢だったけど、その
レバノン杉を使い果たしてしまったからヨーロッパに
逆転されたのだよ。
14世界@名無史さん:03/07/11 23:06
たしかアウグストゥス帝の代に
「レバノン杉伐採禁止」の碑が建てられたのがレバノン山中に残っていましたっけね。
15例の170 ◆vBOFA0jTOg :03/07/11 23:36
>>13
16世紀までは確実にイスラムの経済・軍事力は欧州に優越していたと思うぞなもし。
レバノン杉は、それ以前に伐採され尽くしたと思うが。(だから「過去」と書いたぞな)

木材といえば、確かオスマンが16世紀に地中海の海軍力を急増したときに、黒海から
大量の木材を搬入させたって記述があった。
黒海のあたりは、まだまだ森は深いよね?
16世界@名無史さん:03/07/11 23:41
13>15
>16世紀までは確実にイスラムの経済・軍事力は欧州に優越

>オスマンが16世紀に地中海の海軍力を急増したときに、黒海から
>大量の木材を搬入

理屈にあってるじゃん。だから16世紀のオスマンは強かった。
>16
だから、黒海のあたりは、現在も森深いよね?
18世界@名無史さん:03/07/11 23:50
16>17
わざわざ「大量に搬入」と記録してるってことは
普段はしてないからでしょ?
>18
いや、レパント海戦後も、オスマン艦隊の艦船建造の急増は続いたんだ。
その後も、オスマンの東地中海の覇権は17世紀いっぱいまで続いた。
つーか木材の不足がオスマンの衰退の原因なら、黒海の森はとっくに伐採し尽くされていないか?
20世界@名無史さん:03/07/12 00:31
18>19
それを伐採しなかったから、その時期に衰退したとし
か言いようがない。
艦隊建造以上に重要なのが、銃器の発達による鉄需要。
初期の製鉄は木炭を燃料にしており、これには膨大な
木材が必要。石炭に以降するまでは、ヨーロッパでも
相当な森林を鉄のために費やした。
鉄製の銃器を大量に持つヨーロッパと、それだけの鉄
生産に必要な森林資源を確保できなかった中東(なんか
今トルコだけを問題にしているけど、中東全体では
圧倒的に林産資源が少ないのは明白)では勝負は見えている。
>20
いや、アルジェリアなどの林業も侮りがたいぞ。それに、オスマンのネットワークなら、需要に
則した供給を、遠隔地から行えるはず。(確かに輸送の手間で不利だが)

>それを伐採しなかったから、その時期に衰退したとし
>か言いようがない。
ん?だったらなおさら相互に相関性は認められないはずだが。
22世界@名無史さん:03/07/12 08:32
かつてのスキタイも今のウクライナも穀倉地帯だし、
ギリシャが岩山だらけになったのに比べ、黒海北岸は土壌が良いのかも。
23山崎 渉:03/07/12 12:37

 __∧_∧_
 |(  ^^ )| <寝るぽ(^^)
 |\⌒⌒⌒\
 \ |⌒⌒⌒~|         山崎渉
   ~ ̄ ̄ ̄ ̄
24山崎 渉:03/07/15 12:38

 __∧_∧_
 |(  ^^ )| <寝るぽ(^^)
 |\⌒⌒⌒\
 \ |⌒⌒⌒~|         山崎渉
   ~ ̄ ̄ ̄ ̄
つーか重複だった・・・・・・。

なぜイスラム教文化圏は欧州に負けたんだ?@世界史
http://academy2.2ch.net/test/read.cgi/whis/1006593370/
ハッキリ言ってアメリカなどの多民族国家では黒人の方がアジア人よりもずっと立場は上だよ。
貧弱で弱弱しく、アグレッシブさに欠け、醜いアジア人は黒人のストレス解消のいい的。
黒人は有名スポーツ選手、ミュージシャンを多数輩出してるし、アジア人はかなり彼らに見下されている。
(黒人は白人には頭があがらないため日系料理天などの日本人店員相手に威張り散らしてストレス解消する。
また、日本女はすぐヤラせてくれる肉便器としてとおっている。
「○ドルでどうだ?(俺を買え)」と逆売春を持ちかける黒人男性も多い。)
彼らの見ていないところでこそこそ陰口しか叩けない日本人は滑稽。
27世界@名無史さん:03/08/17 00:02
中東が西洋文明に圧倒された要因・・地政学的要因
はどうなんだろ。ユーラシア中心のハートランドから見た
マージナルランドに中華文明、中東イスラム文明が華やかに栄え
たが・・・それぞれから適度に不即不離の亜文明だった欧州と
日本が近代化に成功したが、中華とイスラムが失敗した要因・・
28世界@名無史さん:03/08/17 00:09
宗教の要因はあるだろが
宗教として矛盾が少なく現実生活に適合しやすいイスラムは
宗教的規範を脱却して近代に向かいにくかったが
キリスト教の場合結構矛盾してて突込みどころ満載のため
宗教的規範から脱却した思想に新たな可能性を求めたとか・・
 但し、それだと中国と日本の関係が説明できん。
中国の近代化はなんか日米欧の近代文明と別物のような気が
しるし・・。
 まあ厨房な意見だが許してぽ。
29世界@名無史さん:03/08/17 00:10
>27
まあ地政学的な見方だけではとおりいっぺんの結論が出て終わってしまうし、
そのような結論であれば世界史板の参加者諸君にとっては既知の範囲内だろうから、
ここはとりあえず、スレタイに合わせる形でイスラム教とキリスト教の比較から…

とここまで書いてふと思ったが、いったい世界史板の参加者の中で
コーランをきちんと読んだことがある人って、どのくらいいるんだろ?
30世界@名無史さん:03/08/17 00:26
いいなあ〜このスレ
これぞ世界史板って感じ
31世界@名無史さん:03/08/19 21:14
漏れはコーランなんぞ読んだことはないが・・なんか
話によると原語で聞くと詩のような美しい旋律なんだとか・・。
まあコーランとは読誦という意味らしいね。
 しかし教育が熱心でもコーラン暗記が第一とされていたのが
中東が負けた一因だと思う。
 逆にいえば知識層やインテリを宗教ファシズムといえるような
徹底した刷り込みで独創性とか人間の自助努力を否定してるんだから。
 欧州は聖書とは名ばかりの生臭坊主が権力で好き放題したおかげで
知識層やインテリに早くから宗教の呪縛に対する疑問とかを持つことができた。
 宗教への疑問、神への疑問・・近代化にこの要因はあると思うんだけど?

32世界@名無史さん:03/08/19 23:02
日本が西洋に追いつけたのは宗教のおかげ?
33世界@名無史さん:03/08/19 23:12
矛盾の多い文化をメインとして抱え込んでると成長可能性が高まるんじゃないのか?
34世界@名無史さん:03/08/19 23:46
逆じゃないか。矛盾が少ないと変化に適応しないようになり、成長が止まる。
3533:03/08/20 13:38
俺、何か>34とぶつかること書いたかな?
いや、俺が反省して泣いて謝れば済む話かもしれんけど
36世界@名無史さん:03/08/20 20:24
 矛盾・・確かにその過多がその後の進歩性を決めるのはあるか?
でも矛盾性を多く抱えた文化は、なにかのきっかけとか条件が
あって初めて爆発的な発展ができると思う。
 でもなくては己の抱える矛盾に足をとられ発展は期待できない。
西欧は新大陸発展と宗教改革・ルネサンスのタイミングが絶好に
よかったんだとおもう。
37世界@名無史さん:03/08/20 20:27
イスラムにもニーチェみたいに「神は死んだ」って豪語した人はいたんかな?
38世界@名無史さん:03/08/20 20:42
西欧はたまたま近代に適応しやすかっただけで、ポストモダンな時代には
適応しないのかもしれないような雰囲気は別に漂ってないね・・・
39世界@名無史さん:03/08/21 07:55
>>39
そう、西欧も自己の抱える矛盾を精緻化して近代にたどり着いたんじゃないかな。
それはイスラム法学の発展と共に興隆したイスラム世界と同じことであって。
西欧が近代に即しているのは確かだが、変化に対する適応性があるのか、
近代にのみ適応しており新しい文明に適応できないかは、わからんよな。
新しい文明というのも、現代人から見れば想像できないのだが。
40世界@名無史さん:03/08/21 09:34
イスラム世界なんていっているうちは中東は負け続ける。
41世界@名無史さん:03/08/21 10:21
人種別の知的格差だよ。中東人は、ニグロとかが混ざり過ぎたせいで落ちぶれたんだろ。
42世界@名無史さん:03/08/21 10:29
ぷ。ざっと読んだけど、もっと人間のハードの部分に着目しろよ。

白人と混ざり、実質的に優生学を使いながら賢くなったAshkenazi Jewが
世界最強の頭脳の持ち主。西洋社会で影響力をもてたのは、その高い知性のなせる業。
43世界@名無史さん:03/08/21 10:36
文明の次の段階は、ヒト遺伝子操作による人為進化だろう。
ヒト遺伝子操作へのタブー意識の薄い文化圏が次の文明段階の主役となるはずだ。
イスラムは遺伝子操作を禁じるだろうが、カトリックもそうなるような気がする。
44世界@名無史さん:03/08/22 16:41
中華文明ってどれぐらい変容してるの? とりあえず科挙も宦官も
無くなったわけだが。
453:03/08/22 16:43
年齢不詳です。女子高校生というのは間違いないですが、非常にそそりますね。
オナニーも結構手馴れたもので撮影のことなどすっかり忘れてしまっている様子です。
こういう素人作品の良いところはいつも何が起こるかわからない筋書きのないドラマがあるところ。
テレながらも言われた通りになんでもこなす健気な女子高校生でした。
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46 ◆Aj4JKqAGn6 :03/08/22 16:43
中国もインドも統一されてるし、世界中からそれなりに認められているのだが、
アラブはダメだねえ。
47 ◆/S7onU3nxk :03/08/22 16:44
フセインがアラブを統一すれば、アラブが復活したのではないか?
48世界@名無史さん:03/08/22 16:47
ナセルがアラブを統一できてればなあ
49世界@名無史さん:03/08/22 17:42
 宗教改革がキリスト教圏内で発生した事が大きいのではないでしょうか。

 キリスト教にしろイスラム教にしろ、元は一種の学説の集合体みたいな物で
教義の中に道徳律や世界の成り立ちなんかが含まれます。
そこで例えばコペルニクスやガリレオのような、自然科学上の新発見を
した人が現れた場合、「神の教えに反する」=「旧学説と異なる」ために
弾圧されてましたが、「それでも地球は動いている。」と言うように
「神の教え」=「旧学説」に対する反発みたいな物が醸成された事が
科学の発展に寄与し、最終的には国力・経済力・政治体制の優劣に繋がった。
って感じではないでしょうか?
 絶対に否定不可能な権威的教義って邪魔な物だと思います。

 その点では、絶対的教義が存在せず、旧説を改める事が出来た日本科学の発展もそのあたりかなと思います。

 ナスル事件の如く、未だに宗教界の見解に逆らうと学者が失脚してしまう
ようでは科学の発展は望めないんじゃないですかね。
50世界@名無史さん:03/08/22 18:24
キリスト教とイスラム中東文化の衝突なんて、面白い事は確かでね。
中東やアジアから力で捻り上げて来たのが近代文明です。オリンポス神の名前が
なぜキリスト教国と思われる国々に氾濫してると思いますか。「聖書の中の人名?」
カですよ。カ。例えば日本では世界史は薩長官軍が掻きました。といった所ですか。
また、人的資本を支える食料等、コシヒカリは源氏の銘に捧げられた言わば産業資本です。
それを表面上理化学の題材にどうこうするのは好き好きですが。観察技術だけでクフ王や
カエサルの統治能力に替え得る、納得できる学説が必要かもしれない。ところでイチな、
戦争に負けたら中東まけになるんかベトナムなくなったか。インドシナ、広東。
51世界@名無史さん:03/08/22 18:32
>26
殺すぞキサマ。
52v:03/08/22 18:34
◆未成年クリック禁止◆
http://www.yahoo2003.com/marimo/link.html
53世界@名無史さん:03/08/22 18:44
欧州各国は'基本的'論争にくたびれはてているんですよ。いった事無いでしょイチ。
米国はベイルートの事なんてもう忘れてますよ。最初から知りたくない様な、、。
でもね、実際の紛争には体(てい)の良い学説が不可欠なのかな。そう思わざるを得ない。
たとえ日本人の常識でこれが悪いとはね除けても、相手を大人しくさせるだけの論理や
迫力でもあるの。それが出来たとしてもやはり競争に残るしかないよ。オリンポス神は
融和の民を表してはいません。東洋思想とオリンピア−ローマニアン文明の地域割りを
しっかりと年代毎に行ってください。油が繁栄の源なんて日本人が街中見ててい得ますか。
54世界@名無史さん:03/08/22 18:49

オイチーーダイスキーノフ

ハマリカグンタイーーオニータンーコカコオラーゼンメツーーーーーーウ
55世界@名無史さん:03/08/23 08:30
50と53は世界史を勉強する前に
日本語を勉強してくれ。
56世界@名無史さん:03/08/23 10:21
ザバニーズだから仕方ないよ
57世界@名無史さん:03/08/23 10:37
>>49
日本でも信長による比叡山焼き討ちのように、仏教に対する徹底弾圧があった。
国民が「仏教恐れるべからず」と認識した意味で、あれも一種の仏教改革だった。
それを機に仏教は政治や大衆闘争から離れていった。
民族的に宗教に対して免疫を持っている点では日本もヨーロッパも似ていると思う。
58世界@名無史さん:03/08/23 10:49
信長が宗教改革を行ったのは以外にも知られてない罠
59世界@名無史さん:03/08/23 10:57
君子が信仰嫌いなのもスコロラー哲学も近代では都合のいい所だけ真似るホゲ科学信望論者を生んだし。おまいはむりにょY(`A´)Y
60世界@名無史さん:03/08/23 11:44
>29
いや、地政学的視点は当然必要だと思うよ。
っていうか、コーランもそうだけど、マッキンダーを読んで理解しているやつも少なそう。
61世界@名無史さん:03/08/23 12:44
宗教のせいじゃないだろ。平和だったんだよ。
62世界@名無史さん:03/08/23 14:46
なるほど、徳川幕府のキリシタン掃討作戦による大殉教の、執拗たる見せしめ的禁令の心情的歴史背景が
すくなからずも重なりましたよ。太閤秀吉はその地位を利用して密かに列強配下の第三勢力を構築するべく、
織田氏の対外融和政策を拡げていった。そのリスクを知ってか知らずか。結局の所、自分が植民するか征服
するかの事態に直面するのを。家康公の徳に学ぶべきはフランシスカン・コンキスタドレスですね。●
63世界@名無史さん:03/08/23 15:16
宗教のせいというか、社会システムのせいというか…
イスラム共同体という形で小さなコロニーが安定してしまったことが
停滞を招いたのではないかな?

もともとイスラム教の戒律はいい加減だし、戒律を守るという点についても結構いい加減です。
欧州諸国に対するアンチテーゼとしてイスラム教が持ち出されて
イデオロギーとして厳格化したのが現在のイスラム教国で、これは過去のイスラム教徒の姿からは
むしろ異端と呼ぶべきものではないかと…
64世界@名無史さん:03/09/27 09:56
age
65世界@名無史さん:03/09/28 13:44
>>63
科学や文明の進歩に不可欠なのは批判精神
知識人はこれを理解している
『悪魔の詩』の作者もその一人
66世界@名無史さん:03/09/28 13:50
  >>63
チャドル着なくてもコーランに違反しないのでしたよね
67世界@名無史さん:03/09/28 14:25
>>65
そして、悪魔の詩の作者はホメイニから糾弾された。
68世界@名無史さん:03/09/28 15:57
>>66
白いスカーフを被ることでかえって自由になる、という発想もあるようだ。
69世界@名無史さん:03/09/28 16:10
   >>65
ムラー(シーア派聖職者)はスンニ派の法学者同様に守旧派
70世界@名無史さん:03/09/28 16:32
  結局ムラーや法学者からの自由が不可欠
  
71世界@名無史さん:03/10/19 07:24
age
72世界@名無史さん:03/10/19 09:24
フランス政府は自国でイスラム導師を養成することにした
73世界@名無史さん:03/10/25 13:35
>>1
55 :世界@名無史さん :02/09/23 23:32
イスラム圏でのキリスト教迫害は、行なわれるときと行なわれないときの落差が、ローマ帝国(寛容令以前)のそれより極端でした。

一般に、十字軍以前はキリスト教に寛容だったと言われますが。
大勢としてはそう言えますが、カリフの個人的施策で極端な迫害が行われることもありました。
代表例は、ファーティマ朝のハーキム(在位1035〜1094)など。
この人はユダヤ教徒も迫害したしエルサレムの聖墳墓教会を破壊したりした。

まぁ、組織的な迫害が恒常的なものではなかった、と言うのはイスラム圏もローマ帝国と同様だったと言えると思います。

ローマと違ってイスラム圏の問題は、権力者の恣意性で迫害が組織的に実行される事例が幾つかあること。
十字軍以前、キリスト教迫害は例外的な事態とは言えるかと思いますが。
権力者による組織的な迫害時にコーランの文言も恣意的に解釈され、歯止めにはならなかったこと、でしょうか。

↑他スレからのコピペだけどさ、こういうふうに権力に「歯止め」が無かったのが
 原因のひとつではないの?
74世界@名無史さん:03/10/25 13:43
まあ、現代世界的にはイスラームが足枷になっているんだ。間違いない(長井秀和ふう)。

外国の進んだ技術を取り入れる際に一つ一つ、
これはイスラーム的にはどうか……という検証をやっているようじゃ、
進歩は望むべくもない。

おまけにこれに権力志向が加わると、後期タリバーンのような
伝統的音楽すらダメという極端なところに行ってしまう。
そうやって国民を厳しく縛りつけることで
権力維持しようという発想が出てしまうからね。
75世界@名無史さん:03/10/25 13:50
フランスでこそ自由な発想 のイスラムが生まれる。
76世界@名無史さん:03/10/25 13:53
ギボンでも読め、腰抜け野郎!
77世界@名無史さん:03/10/25 13:55
35 :>>33の続き(=11) :02/09/23 20:35
>>24-25=るさん
>彼らはゼロからこのような再発見をしたのでしょうか?
大まかな話になりますが。
基本的には聖書学の初歩的な研究が17世紀頃から着手された、
中世的常識からの脱皮、ことに歴史像に関してはこれが大きかったと思います。

それまでは西欧歴史学は創世紀元だったわけです。
例えばニュートンは当時までの創世紀元には批判的だったのですが、
創世紀元自体の枠内にはあったようで。
天文学の研究も応用して、ギリシア神話のアルゴー探検隊は、世界創世から何年目とか
一所懸命研究してたそうです。

ここで言う聖書学の初歩的な研究とは、カトリックによる暦法改革と
それに反対するプロテスタント学者との間で盛んになったものを指します。

旧約テキストをウルガタのラテン語版に準拠するか、ユダヤ教徒による70人訳のギリシア語訳に準拠するかで、同じ創世紀元での歴史にもいろいろ細かな点で差違が生じるので
それを論争武器にした論争が展開されました。

現代人には常識ですが、聖書は、様々な時代に様々に編まれた文書の修正ですので、
ファンダメンタルに全部を真実と信じようとしても、文書間で付け合わせをしていけば
細かな矛盾が多量に生じる訳です。
この事態の発見が聖書学の貢献です。

逆説ですが、西欧知識人は聖書に記された記述の正しさを論証しようと議論を進めたあまり、
創世紀元の不可能性がはっきりさせてしまった。

創世紀元からきれたところで、西欧の歴史学は一段近代的になったと言えるはずです。
例えばB.C.という記年方も創世紀元を否定する含みで広まった、という説があります。

後、聖書学出発のきっかけとしては、サイドからエジプト史の問題と、イエズス会が西欧に伝えた中国史の問題もからんでいましたが。
78世界@名無史さん:03/10/25 13:56
40 :>>35の続き(=11) :02/09/23 20:46
>>24-25=るさん
>聖書学出発のきっかけとしては、サイドからエジプト史の問題と、イエズス会が西欧に伝えた中国史の問題もからみました。

エジプト史の問題というのは、エジプトで発見されたマネトー(マネトン)の『エジプト誌』の記述を聖書の記述とどう整合的に理解するか?といった問題です。
一応書いておきますと、マネトーという人は、プトレマイオス朝時代の人物で、
古代エジプト時代の王朝物語と王朝史を整理したのが『エジプト誌』です。

中国史の問題とは、例えば、史記の冒頭に記されたウやコンの治水伝承をノアの方舟の
大洪水の説話と、どう整合的に理解しようか、といった問題です。

現代人であるわれわれにはどちらもデンパな話にしか思えないわけですが(W)。

17世紀に入ってもしばらくは、西欧知識人は、これうした問題を創世紀元の歴史の枠内で
なんとか理解しようとあがいてた。

こういうわけですから、「公認以前は迫害されてた」と盲信しても無理はなかったと思います。

ここで私がおもしろと思うのは、聖書の全否定に一足飛びに進むのではなく、
聖書文書間の相互矛盾をとことん整理していく、といった構えですね。

近代歴史学は、聖書を歴史記述として読むことを止めたわけで。
その件には異存も異論もないのですが、


A文献が信頼できないならB文献に準拠するといった安直な構えを取らなかった点、
逆に言えば、真実の探求に頑迷とも言える点がおもしろいと思います。

少し今風の言い方をすると、文書間の矛盾の構造を追及していくと言った感じでしょうか。
79世界@名無史さん:03/10/25 20:07
中東の新聞社・放送局のニュースサイトへのリンク集(機械翻訳付き)
http://www.geocities.co.jp/SilkRoad/9613/link/link12.html
現地マスコミの最新ニュースが日本語で読めるよ
80世界@名無史さん:03/11/30 09:35
age
81世界@名無史さん:03/12/04 02:07
むしろ、東アジアには近代国家が成立したのに、何故イスラム圏で近代国家か発展しなかったかの方に興味があるな。
日本は無論の事、台湾や韓国のような国さえイスラムにはない。一国くらい近代化に成功してる国があってもよさそうなもんなのに……。
やっぱ神が死ななかったからか?
82世界@名無史さん:03/12/04 02:10
トルコ共和国は違うのか?
83世界@名無史さん:03/12/04 02:18
>>82
1人あたりのGDPが3,000ドルだからな。せめて韓国・台湾クラスの1万ドルはないと。
日本は3.5万ドル。アメリカもそれぐらい。
84世界@名無史さん:03/12/04 02:21
>>83
GDPだけを問題にするのなら、湾岸の産油国はw
85世界@名無史さん:03/12/04 02:30
経済発展にとっては宗教はそれほど強い要因ではないかもなあ。
ユニークな発想ではあるけど。

経済と宗教の間にそれほど強い相関があるなら誰かがとっくに利用してるかも。
86世界@名無史さん:03/12/04 02:44
>84
経済力を問題にしないでどうするんだよ。馬鹿?
87世界@名無史さん:03/12/04 02:49
誰もGDPだけを問題になんかしてない
88世界@名無史さん:03/12/04 02:59
>>82
トルコはヨーロッパに入れていいんじゃないか?
少なくとも純然たるイスラムとは違うと思う。
89世界@名無史さん:03/12/04 03:02
>>88
政教分離と民主化が進んでるだけの純然たるイスラム教国じゃないかよ。
9088:03/12/04 03:05
>>89
いトルコは地政学的にも歴史的にもヨーロッパとイスラムの中間に立つ存在だと思ったんだが。
91世界@名無史さん:03/12/04 03:07
>>90
文化・宗教的にはどうよ?
92世界@名無史さん:03/12/04 03:11
>>85
イスラム教が広まった原因に、ムスリムになることによってイスラムの商業
ネットワークを有利に利用できるってことがあるのだが。
93世界@名無史さん:03/12/04 03:12
文化的にもイスラムとヨーロッパの狭間で独自の物を発展させた国じゃないの? トルコって。
あの国は他にもビザンツの影響もあるし。
94世界@名無史さん:03/12/04 03:14
>>85
人に聞いた話だが、イスラムのバザーでは商品に値札がついてないらしい。東洋や欧米とは商習慣が全く違って驚いたって言ってたぞ。
95世界@名無史さん:03/12/04 03:17
>>94
市場で商品に値札がついてないのはイスラム圏に限ったことじゃないだろ。
9685:03/12/04 03:21
>92
それは十分ありえるね。漏れが言っているのは経済構造的に見て現在に
つながるような近現代の話でした。
97世界@名無史さん:03/12/04 03:24
>>95
小売店で値札ついてない国は東洋や欧米では珍しいんでね?
98世界@名無史さん:03/12/04 03:31
>91
それならアナトリアのアレヴィー派を忘れないでね。まあ、田舎中心だけど
神と預言者ムハンマドとイマーム・アリーを三位一体的に捉えている宗派だよ。
基本的にはアタチュルクの世俗化路線を支持してきたようだけど、近年の
スンニ派イスラーム主義勢力の伸張に対抗してエスニシティを強調している
らしい。スーフィーのベクタシー教団が組織的な基盤で、ドイツでも盛んだよ。
99世界@名無史さん:03/12/04 03:33
少なくとも欧米のインテリは、価格が1つであるのが理想だと思ってるよ。
経済学の大原則は一物一価だし、公正な価格が形成される株式市場などに
物凄くこだわってる。ボッタクリもダンピングも、フェアじゃないと
されている。
イスラム圏に入ったことないのでアメリカと東南アジアを比べてだが、
同じ値札がないのでも、交渉でちょっと値切れるのと、うっかりすると
何百倍もボッタくられるのは、話が全然違う。
ジェントル満が100ゲット!!
101世界@名無史さん:03/12/04 15:27
なんかイスラム圏の国って、中国みたいに安い人件費にものを言わせたものも含めて、これといった工業製品を聞かないよね。
東アジアでは国際競争力のある工業製品が色々と作られて、それで近代国家ができあがっていった感じだけど、なんでイスラムではそういうのないんだろ。
物作りの足を引っ張ってる要素とかあるん?
102世界@名無史さん:03/12/04 16:00
その場合マレーシア、インドネシアはどうする?
103世界@名無史さん:03/12/04 16:05
東南アジアは中近東とは色合いが違うし、第一東アジア諸国と比べたらやっぱり……。
それに、華僑の存在も無視できまい。
104世界@名無史さん:03/12/04 16:06
インドネシアも産油国
105世界@名無史さん:03/12/04 16:23
産油国ならブルネイも加えてね。

結局、各国の経済史を見ていくことになりそうだ。
106世界@名無史さん:03/12/04 19:38
アラブに投資する奴なんていないだろ、石油以外で。
だってアラブと欧米は敵同士なんだから。アラブに投資するぐらいなら
同じキリスト教圏の南米を優先させる。日本は距離的に遠いしね。
逆にイスラム圏でも距離的に近いインドネシアやマレーシアは、日本からの
投資を通じて発展軌道に乗った。

そしてアラブで資本を持っている産油国は、地道に軽工業から育てる
路線を取らないで、戦争に明け暮れたり福祉を充実させてしまった。
もっとも、オイルマネーのおかげで賃金が上がりすぎているから、
地道にやるのも難しい。
107世界@名無史さん:03/12/04 19:40
関係ないけど突っ込まれそうなんで触れるが、冷戦時代の日本の主敵は
ソ連であって、中国はむしろ味方だった。だから割と投資していた。
最近はぁゃιぃが。
108世界@名無史さん:04/01/26 12:35
敵の敵は味方ってだけのことかあ。しかも「味方」の相手は
今後も情勢次第で変わっていくだろうな。
109世界@名無史さん:04/01/26 14:27
昨日の友は明日の敵、その逆もまた然りなのが歴史。
これは大国、小国問わず歴史の必然。
110世界@名無史さん:04/02/10 23:52
中東の産油国、油田が涸れた後の産業など考えている国はあるのだろうか・・・
111世界@名無史さん:04/03/02 22:27
ムハンマドがコーランで利子を禁止していなかったらなあ。
中東で資本がどんどん蓄積され,しかも科学の先進地域だし,
最初の産業革命は,中東で起こったかも・・
112世界@名無史さん:04/03/06 03:37
東アジアでは先進国が発生した。
しかし中東には台湾や韓国に相当するような工業国も殆ど聞かない。
これなんで?
113112:04/03/06 03:40
あ、過去ログで同じこと言ってる人いた(汗)
114世界@名無史さん:04/03/06 05:44
戦後に近代化発展したところは外部からの投資という要素がかなり大きい。
イスラムが近代に産業革命を起こせなかったことと、戦後NIESになれなかったことは
区別して考えねば。

それよりも同じかつての大文明・中国のたどった道と比べてみてはどうでしょう。
115世界@名無史さん:04/03/06 09:23
イスラムという宗教のせいだろう。
自由化とイスラムの戒律は相性が極めて悪い。
だからイスラム圏は発展しない。
116世界@名無史さん:04/03/06 09:23
社会の自由化がなければ継続して経済を発展させるのは至難の業。
117世界@名無史さん:04/03/07 15:04
イスラムがどうのキリスト教がどうのって言うより
宗教が道徳以上の存在になっているのが駄目なのでは?
118世界@名無史さん
もっと近代の、サウード家あたりから原理主義が出て来たような気もするが