332 :
世界@名無史さん:04/10/23 14:10:49
データはわかったケド、
その経済力はどこから来てんの?
まさか漁業か?(藁
334 :
世界@名無史さん:04/10/23 15:38:56
だから、データはだいたいわかってるんだってば。
そんなことが知りたいんじゃないよ。
漁業で先進国になれるんなら、そのからくりがどうなってんのか、ってことだよ。
漁業の盛んな国なら他にだっていっぱいあるわい。それがどうして先進国と途上国に分かれるんだ?
日本の国情では漁業に力を入れて経済をぐんと伸ばすなんて無理だろうしね。
そこんとこのアイスランド流、ってやつが知りたいワケ。
335 :
世界@名無史さん:04/10/23 15:45:59
太平洋の島国も漁業で先進国入りだ〜
(スレ違い、失礼しました! 逝きます)
>>334 水産物の輸出額に比して、国民数が少ないこと、
本来デンマーク領で欧州並みのインフラ整備ができていたこと、
欧州並みの工業技術を持っていることが原因では無いかと思います。
337 :
世界@名無史さん:04/10/23 18:05:18
インフラ整備というより、人的インフラ、特に識字率ではないの。
工業技術もココ10〜20年くらいのシロモノだったと思うが。
アルミ工業が発達する前から、GDPは先進国並みだし。
338 :
世界@名無史さん:04/10/25 20:15:45
339 :
世界@名無史さん:04/10/26 11:12:56
98年の年金制度改革のせいで、一定割合で、年金ファンドに積み立てられる。
積極的に、600種類の投資信託を選ばなくても、第7年金基金に入れられる。
その投資の90%を株式投資に割り当てたところ、元手の4分の1を失ったという。
従来の制度なら、債券にしか投資できなかったので利回りも低いかわりに巨額の損失は
出なかったのにだ。
投資信託のプロでも、35年間成長し続ける企業の株式を見出すことは難しい
フィンランドで35%成長、中国で7%でも、今後はわからないのだ。
この制度改革は、91年の各政党代表グループの作業グループで秘密裏に進められ、
2回の選挙でも取上げられることがなかった。
その後、96年に社会民主党党大会で、指導部を非難、意見書も多数提出されるも、指導部は黙殺。
98年には、1議席の反対を除き、国会で成立した。
「民主国家で、どんな風に民主的手続きで事が決まるかわかった」(同党支部代表)
340 :
世界@名無史さん:04/10/26 11:23:10
ボストン大学経済学部教授のデボーディ氏も、株式投資で35年間損をしないことは
至難だという。
アメリカでは、スウェーデンのようなプランを、ブッシュがしようとしたが
議論紛糾の末、実現しなかった。
にもかかわらず、CMでは、国民の全てが金持ちになれるかのような宣伝。
実際には、99.9%が損失を被った。投資額の半分が失われたという。
現在の年金制度では、現役世代の保険料の拠出は決まっており、受給者はその範囲内で
コンピューターの自動算出で弾き出す額のみ受給することになる。
現役時代の所得の60%を受けるのには、69歳になったときになる人は、
国民の95%以上。
341 :
世界@名無史さん:04/10/26 11:28:36
受給年齢を67歳に引き上げる方がマシだったといえる。
裏がありそうですな…ε( o・ω・)
342 :
世界@名無史さん:04/10/26 11:35:52
政治家なんてどこもペテン師と紙一重。
無関心でいたら、欠の毛まで毟り取られる━━━━━━(゚Д゚;)━━━━━━!!!!!
343 :
世界@名無史さん:04/10/27 08:10:54
アイスランドは、遺伝子データだけで、そんなに豊かなのか?(´・ω・`)
344 :
世界@名無史さん:04/10/28 16:44:09
何の本か忘れてしまって悔やまれるが、上古のスカンジナビアの地図見たら、
デンマーク、スウェーデン南部西部、ノルウェー東部がデーン人の領域になってた。
現在のマルメ、ルンド、ヘルシンボリ、ヨーテボリ、オスロらへん。
この地図が正しいとしたら、古代にはノルウェーに領土を奪われ、
中世にはスウェーデンに領土を奪われ、スカンジナビア半島から
叩き出されたデンマーク人つーのが浮かび上がってくるんだけど。
オスロのへんがデンマーク領ってのはわかんないけど、
スウェーデン南部はボフスレン地方が1653年まで、スカニア地方が1658年までデンマーク領ですね。
346 :
世界@名無史さん:04/10/28 23:15:00
よく考えたら、古代ノルウェーの首都って、
ずっと西側のベルゲンやトロンヘイムだったなぁと。
現在のオスロらへんは、後から奪ったものであると
推測してみる。
347 :
世界@名無史さん:04/10/29 00:10:19
348 :
世界@名無史さん:04/10/29 08:09:32
北海油田羨ましい
クソ、やはり何の本か分からん。既にヴァイキング時代には
ノルウェーはオスロを押さえていたというのが有力な説らしい。
但し遺跡などの物的な証拠は皆無みたい。
かつてはスカンジナビア半島のかなり緯度の低い地域までサーミ人が居住していたのでしょうか。
351 :
世界@名無史さん:04/11/02 01:54:24
ゲルマン人は印欧語族であって、小アジア方面から
はるばる移動してきた・・・はず。
今より低い緯度にいたと思われ。
フィンランドでも低い緯度からだんだん追いやられていたからな。
353 :
世界@名無史さん:04/11/02 14:50:16
オスロとかトロンヘイムとか内陸にあるんだよな
この本によれば、デンマーク王国の形成期に四つの有力族王が
居たらしい。
a.スコーネ(マルメ、ルンド)、東シェラン(コペンハーゲン)
b.西シェラン、フュン(オーデンセ)、スレースヴィ
c.中部ユラン(オーフス)
d.北部ユラン(オールボー)、東部ノルウェー(オスロ)
しかし、漏れが普通にイメージする「領土」って自然国境説じゃないけど、
「陸続き」を当たり前にイメージしてたんだけどなぁ。でも、バイキングさん達は、
陸続きなんかより「海続き」の方が心理的・交通的・物流的に近かったんでしょうなぁ。
海洋民族の本領発揮!
356 :
世界@名無史さん:04/11/03 10:48:53
エストニアのヒーウマー島の都市名にダゴというのがある。
これはスエーデンの船乗りが(dago 英語でday)1日の航海
でたどりつけたところを意味する。
>>355 ヴァイキングの場合、「川続き」というのもあったかも。
358 :
世界@名無史さん:04/11/08 00:25:38
スコーネあたりって現在でもデンマーク民族が多いらしいね。
デンマークに復帰したいとか思わないのかな。
359 :
世界@名無史さん:04/11/08 10:01:14
>>358 スコーネ最大の都市マルメに逝ったとき、
マルメ駅から降りて最初に目に飛び込んできたのが、
デンマークの国旗だったよ。
街中を歩いていても、せいぜいデンマークとスウェーデンの
国旗が同等に掲げているぐらい。
スウェーデン クローネ
デンマーク クローネ
ノルウェー クローネ
アイスランド クローネ
エストニア クローン
チェコ コルナ
スロバキア コルナ
「王冠」の語源を持つ通貨名で共通しているのは過去に共通の通貨があったため?
361 :
世界@名無史さん:04/11/08 20:52:25
スカンジナビア通貨連合(1873)がきっかけらしい。
そのときにデンマークとスウェーデンの通貨が統合され、
両国の植民地だったノルウェー、アイスランドもそれに従ったと。
エストニアはよく分からんね。独立したのは非常に最近だし。
でもかつての宗主国であったデンマークやスウェーデンの
真似したがりなのはありがちな話だ。
チェコとスロバキアのは、それ関係なくて、恐らくは
オーストリア・ハンガリー帝国の通貨の影響かと。
>>354 デンマーク王国って概念は、その当時は無いんじゃないのか?
デーン人の王が支配する領域ぐらいの意味か?
王だって一人だけじゃないかもしれんし。
>>362 もちろん漏れもデンマーク王国と書いてあることに面食らいましたが、
ここはこの本に書いてある通りに準拠しました。
364 :
世界@名無史さん:04/11/16 04:50:13
そもそも「王国」というのは
ローマ教皇に「王号」を認められていたところだけだったのかs?
改宗前の首長を「王」と訳している地域もあるようです。イングランドなんかそうだったと思う。
それまで名乗っていた"king"を教皇に追認してもらうという形をとったら、
"king"という称号は変わってないわけだから、後世から訳しわけもできなかったのかも。
なんかデーン人の首長が後世の「王」にあたる言葉を称していただけの気がしますね。
366 :
344:04/11/16 23:05:42
ヴァイキングの考古学
ISBNコード 4-88621-210-7
http://books.yahoo.co.jp/bin/detail?id=30755824 ↑これにも同じように載ってました。ついでに他の二国の分も。
ノルウェーは現ノルウェーの西岸のフョールドに沿って細長くあった。
スウェーデンは、ウップランド、スヴェーアランドの狭い地域と
オーランド、ゴットランドの広い海域に跨ってた。
フョールドって、古ノルド語で「水の道」を意味するんだっけ?
スヴェーア人も内陸に領域を広げるより、海を渡る方向の方が
より「自然」な拡張だったんでしょうねぇ。
367 :
世界@名無史さん:04/11/16 23:06:58
>>364-365 どうですかね。813年と言えば、カールがローマ皇帝であったとき。
あんたら異教徒の王も一応は認めるけど、このカール大帝よりは下なんだよ、
という意味が込められていたのかも知れない。
368 :
世界@名無史さん:04/11/18 21:43:09
>>365 kingって本来は神性や聖性を持つ単語なんじゃないの。
北欧限定でも、ユングリング・サガで、ユングヴィが
初めてkonungrになったとき、大地神フレイの子孫を
名乗ってる。
それまでは、drotinnを名乗ってて、これが首長だか族長だかに
なるんではないの。
369 :
世界@名無史さん:04/11/18 23:37:35
それにしてもマデリーヌはカワイイな。
ねーちゃんヴスなのに
370 :
世界@名無史さん:04/11/19 00:14:24
「ノルウェ王」の称号はいつ成立?
371 :
世界@名無史さん:04/11/19 01:36:11
>>368 king が、北欧で、konungrl っていうのは知らなかったが、
古英語だと、cuning だと思う。ドイツ語の koenig も同じ
だけど、ここで、英語の cun- は、現代英語の kin だから、
基本的に、cuning は、血族のリーダーっていう意味だろうな。
He bith addres cunnes. 彼は、高貴なる血筋のものだ、みたいな
古英語では、もろに「一門、血族」という意味だし。
#現代英語に直訳すると、he is of noble kin.
372 :
世界@名無史さん:04/11/19 02:03:52
>>371 konungrの語源には大きく三つくらいの説があって、
「血筋を引く者」「高貴なる者」「女に仕える男」で、
最初のが、そのcuningと同義になるのではないかと。
一番有力な説が、最後の奴で、大地母神フレイヤと
神聖な関係を持つ大地神(現人神?)フレイって解釈。
北欧では女王や王妃は今でもdrotinnの女性形drotningを
使っていて、一門、血族の母=konungrの女性形に
なってないのが根拠みたいだね。
ということは、英語のkingと古ノルド語のkonungrは
現代的には同じ意味だが、語源は違うってことになるのかな。
373 :
世界@名無史さん:04/11/24 23:27:06
374 :
世界@名無史さん:04/11/26 05:27:07
kingはドイツ語でいう頭が語源になってる。
このアタマの意味は、ようするに子供のこと。
われら一族の子って意味だな。
日本語で言えばなんだろう。
よく時代劇で言う若様とか御館様みたいな土臭い表現かな。
376 :
世界@名無史さん:04/12/26 18:28:29
ルーンは何世紀ごろまで用いられたのでしょうか?
工芸品や装飾文字としてはまあ現代でも見かけますが・・・
377 :
世界@名無史さん:05/01/08 04:22:57
age
ルーン文字は、最初の6文字からしばしばフーサルク(フサルク)とも呼ばれた
(アルファベットがアルファー・ベーターからきているように)。
ルーン文字の起源については議論の決着をみていないが、紀元前2世紀
ごろのアルプス地方のゲルマンの部族が北エトルリア起源の北イタリア文字
から借用したとする説などがある。当初24字からなっていた。呪術や
儀式用に使用され日常生活では使用されなかったと思われる。3世紀以後は
碑文に残っている。文字数によって、24字のゲルマン型、28(33)字
のアングロ・フリジア型、16字のスカンジナヴィア型に分けられる。
一般的にはキリスト教の導入にともないラテン語が発展し取って代わり衰退
していくものの、スカンジナヴィアの一部では17世紀頃まで民間暦などに用
いられていた。
また、現代のアイスランド語の文字にもルーンの文字が残っている。
379 :
世界@名無史さん:05/01/16 16:48:26
保守
>>378 10年以上前に見た学説だと、ルーン文字の作成、成立は10世紀頃だというのを読んだ記憶があるけど、また起源が古くなったの?
ルーン文字の成立は10世紀というのは、スカンジナヴィア型の
ルーン文字の成立が10世紀頃という内容でしょう。ゲルマン型から
派生(分離)したのがスカンジナヴィア型です。なお、30年ぐらい
前の情報ですから、今は違っているかも。
Webでは、「ルーン文字とヴァイキング」
ttp://www.runsten.info/index.html で「ルーン文字の起源」が紹介されています。