欧州の人口100万人未満の小国の歴史

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673世界@名無史さん
リヒテンシュタイン侯爵は今でも憲法上規定された君主大権を有している
そしてその権力を行使して実際に政治的決断を下している。

政府/議会側は憲法を改正し君主大権を制限しようと考えているが中々進展しない。
その理由の一つは侯爵家が政府から歳費を一切支給されておらず経済的に完全に独立している点だろう。
政府/議会は課税権や予算措置を取引材料とする事が出来ないのであった。

以前は歳費を支給されていたのだけれど国家財政が赤字になったのを機に侯爵自らの判断で
一切の歳費を返上する事にした。

実は侯爵家は大金持ちなのであった、従って候室の経費を自己負担する位の事は朝飯前とか。
その財産もハプスブルグ家の重臣として蓄えたものでリヒテンシュタインとは関係がないそうな。
昔ほどではないが今でもウイーンをはじめとする旧帝国領内各地に地所や宮殿、農園などを多数所有しているそうな。
又、先祖代々が集めた莫大な美術品コレクションもありかなりの富豪との事。