《《 熱く書け!架空の歴史。パート2 》》

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196カトー:04/05/09 00:20
  この攻勢にあってイギリスが最初に平らげられ、堂々とした田舎の大邸宅が
一つまた一つと、サウジやクウェートの王族、更に厳格なイエメンの高級官僚
イランの成金僧侶によって買い占められていき、
クラリッジやリッチといった高級ホテルはアラブ人専用となり、
レストラン・コンノート・グリルでは店先に”イギリス人と犬は立ち入り禁止”
の掲示板が立った。
右手で肉を削ぎ取り左手で食べるイギリス人の客に、新たな常連客達が
苦情を申し立てたからだった。
サヴォイ・ホテルではアーノルド・ベネット・オムレツが茹でた羊の目玉に
取って代わり、あらゆるアルコール類は禁止された。
サヴィル・ロウの働きすぎの仕立て屋たちはバーヌースーの仕立てを覚え
エプソン・ダウントでは王が自ら参加の意志を証明した後、駱駝レースが
大流行した。
スコットランド人は誰よりも長く持ちこたえたが、それでもあっという間に
あらゆる方面で譲歩を迫られ、タータン・ジャラーバを着込み、狩猟用
カラシニコフ銃を持った面々がバルモラルで雷鳥撃ちを楽しんだ日に
アラブ・マネーは勝利を収めた。
197カトー:04/05/09 00:22
  中東地域で、宗教的結束より経済的結束を優先させて結成された
経済協力体制としてイスラム協調条約がイスラム諸国間でイスラム連合
が誕生した。
  中東地域ではいわゆるパレスチナと言われる地域を巡る、古くから
続いていたイスラエルとの宗教的対立と領土紛争が頻発していた事で
大いに消耗していた。
  また中東地域は21世紀の中盤まで当時の主力エネルギーであった
石油の産出を中核とした産業が発達していたが、石油の枯渇後は確実に
経済的衰退を見せ、第三次産業を中心とした新産業へと転換を図るが、
安定的な経済状態こそ保ったものの躍進を見せることはなく、停滞した
景気が中東を包んでいた。
  そこで事態を打開すべく中等拡大宣言が採択され、集大成として
イスラム連合の結成を踏み切ったのである。
イスラエルで政権を握ったハマスのパレスチナ人首相がアラブ諸国と
パレスチナ協調会議を開催、ここでかつてのEUをモデルとして
イスラム連合を連邦型政治形態とする旨を採択した。
パレスチナ協調会議議長を盟主とし経済成長政策を推し進めた。
そして結成当時の加盟国から連合は飛躍的に拡大した。 
石油の枯渇後、主力産業が育たずまた国内不安が拡大し、国連の
支援を受けるまで国力が失墜していたイスラム諸国が、続々と加盟
し連合は飛躍的に拡大した。
198カトー:04/05/09 00:23
  イスラム連合は連邦型政治形態をとっていた。
が議会の紛糾が続く中やがて軍事独裁政権の様相を呈していった。
  連合は各国の併合で世界第二の軍事力を保有するようになっていたが、
国力増強を目指し、当時世界第5位の穀倉地帯であったウクライナに
圧力をかけ暫定的な加盟を強要するに至った。
その後、余勢をかって北アフリカのイスラム各国を加盟させる事で
イスラム連合の面積は4倍に膨れ上がり、経済力は6倍になる。

  ブラックアフリカ諸国がイスラムの平和的浸透という大波の洗礼を
受けて、部族間、反政府組織と政府軍による長きに渡る紛争にも
変化が生じた。
AU(アフリカ連合)はリビアの提唱で、かつてヘルマン・ゼーゲルの提唱
したアフリカ大内陸海計画を推し進める事となる。
強力なイスラム連合の後ろ盾とイスラムの法学者の呼びかけが大きな
力となったのだ。
199カトー:04/05/09 00:24
ザイール川に巨大ダムを建設しコンゴ盆地は、湖水面積90万平方キロ
実にカスピ海の2倍の面積の巨大な湖”コンゴ海”が誕生した。
この巨大人造湖のコンゴ海から死に掛けたチャド湖に運河を引いて
チャド湖を増水させチャド盆地を湖にした新チャド湖にする。
枯渇しかけていたチャド湖が湖水面積30万平方キロ。湖の周囲6400キロ
というカスピ海クラスの威容を誇る新チャド湖として世界最悪の旱魃地帯
セイヘルベルトに再生する。アフリカ北西部にこの新チャド湖の流出河川
を造る。
新チャド湖からニジェールを経て、アルジェリアへと向かい、その北西部を
通ってチュニジアから地中海へと注ぎ込む“第二ナイル川”が誕生。
世界最悪の旱魃地帯セイヘル・ベルトやサハラ砂漠の大規模灌漑を実施
200万平方キロ実に日本の国土総面積(38万平方キロ)の約5倍以上の
砂塵舞う不毛の大地が、豊穣を約束する肥沃な大地へ一変する。
  加えて、この巨大河川は水路として地中海を船出した船舶が、川を
遡り、新チャド湖、運河を経てコンゴ海にまで入り込む水路となる。
実にアフリカの半分以上もの長距離を貫通し地中海とアフリカ中央部を
直接結ぶ長大な航路となる。

  これを掌握し、そしてサハラ耕地のほぼ全てを手中にしたイスラム連合
は一挙に世界の食料物価を握ることとなった。
200カトー:04/05/09 00:25
  合衆国もまた似たような事態に陥っていた。
イラクを初め中東事情に不用意に足を突っ込んだブッシュジュニアの愚策
により消耗し、その中東介入も立ち枯れとなったまま財政破綻に陥っていた
アメリカ合衆国が気がついてみれば、
儲かりそうに育っていた航空宇宙産業は日本のミツビシやフランスのエーロス
パシアル、中国の神舟、長征ロケット、ロシアの強力なエネルギヤ・ブースター
までアラブのお抱えとなり、アメリカ自身の航空宇宙産業すら急成長して
いたアラブ宇宙計画に吸収されていった。
  巨富は社会的にも認知され、やがてアラブ風なものが大流行しはじめ
女にとっては外出の時ヴェールをつけるのがシックなファッションとなり、
流行の先端を行く男は、湾曲した短剣を身に着けて出歩くこととなった。
社交の場では男女両性を分離することが粋で今様とされ、
例によって例のごとく、マナーや習慣も様々に広く社会に浸透していった。
羊の丸焼きが高級料理となり、ファーストフード店では肉を、ビーフから
マトンに変更した。
狂牛病の存在がその風潮を後押しした。
201カトー:04/05/09 00:25
  スポーツ・ファンは日曜の午後のTV中継で野球に変わって鷹狩りや
ポロに熱狂し、感謝祭のビッグゲームはフットボールからサッカーに
変わった。
会話に片ことのアラビア語を混ぜるのが、最初はファディッシュだった。
が、それはすぐに社交やビジネスに欠かせない要素になった。
イギリスと同様に、流入したアラブ人の甘やかされた子供達は最良の
学校に入学し、卒業した後は、それぞれの大学の理事会に対して
大きな影響力を持った。
全国いたるところにモスクが立てられた。(西暦で言う1980年代ですら
 アメリカで監督教会派キリスト教徒より、モスレムの方が多かった。)
今や、上昇志向のアメリカ人たちが先を争って、大量にイスラム教に改宗
しはじめた。
全国津々浦々に告知僧の声が、響き渡った。
新たな国民感情の流れは、公共のモラルにも、法律にも、社会制度にも、
反映され始め、ほとんどの州が禁酒地帯となり、飲酒地帯を制約され
道徳的に厳格な法律がキノコの様にうじゃうじゃ生まれ、女たちの獲得した
社会的な権利が次々にイスラム的な解釈で制約されていった。
最高裁判所では、ある歴史的な判決で、ついに学校での祈祷を許可した。
そればかりか憲法上の権利を自由に行使して、メッカに向かって祈りたい
と意志を表明した子供達の為に、自治体の予算を使って、学校にミフラブ
つまり方向性のある小部屋を設けることさえ許した。
奇妙な事に、このころまで世捨て人のクラブで生き延びていた反ユダヤ主義
は、もうファッショナブルではなくなっていた。
アラブ諸国がイスラエルとの論争をやめ仲間にしていた―人口統計学上の
必然から、イスラエルはアラブの国に進化してしまっていたのだ。
202カトー:04/05/09 00:26
  アラブ・マネーの動きと、マナーと社会習慣に対するアラブ文化の影響
は、他の工業国でも全く似た様なものであった。
復興なったレバノンは、世界中の金融上の首都となり、合衆国やスイス、
ロンドン、極東の大金融機関はみなレバノンの奏でる曲の乗ってダンスを
した。
西洋人の銀行とは利子を取って金を貸し肥え太っていた。
無論そのような邪悪なる遣り方はアッラーの罰を受けた。
近代資本主義なる呼び方をされた、その手法は最後はサイバー金融資本
主義という末期的状態となり、デリバティブという最悪の投機が、
国家まで破産させた。
その危険に満ちた死のゲームは、アメリカを財政破綻させ、大国への道
を歩んでいる(少なくとも当時は砂上の楼閣とは見えていなかった)中国
をバブル破綻させ国家の体裁すら失わせた。
イスラムの恩寵を受けた金融機関はサーヴィスに対する手数料とか別の
やり方を使っている。

  アメリカでは単にファッション的な流行としてでなく、かような資本主義の
限界への反省が、イスラムへの回心を促した。
今ひとつ、AIDSエイズという奇病が社会を恐怖の縁に叩き込んでいた
がイスラムでは、性行為が厳格に、家庭という壁の内部に規制させる効果
があり、彼等からは犠牲者を出さなかったのに、
アメリカという破産した西側社会の古い栄光を引きずる者達は、墓穴に
突き落とされる最後の一押しとなった。
道徳的に厳格なイスラムの風習に反った法律の制定が助長され、イスラム
との対話が魅力的に映るようになっていた。
203カトー:04/05/09 00:26
  復活時代―壮大なるナハドの物語に欠かせないのは、宗教的熱狂、
であろう。
宇宙時代の夜明けにあってすら勝利したのはこの宗教的情熱であった。
  ウマイア朝、アッバース朝のあの偉大な征服の日々の当時、アッラー
の帝国は三つの大陸に跨りスペインからインドまで支配していたのだ。
また第二の偉大な波、オスマン帝国はその最大のうねりが来た時は
ウィーンの城門を叩き壊そうとした。
  そして第三の最も偉大な振り子のゆれがやってきた。
この最も新しいイスラム復活の凄まじいエネルギーは、疲弊し堕落した
西洋文化を圧倒しただけでなく、東方へもその影響力を広げた。
  中国はイスラムの宣教師によって踏み潰された。昔、キリスト教の
宣教師によって踏み潰されたように。
日本人は、かつてクリスマス・キャロルやクリスマス・ショッピングに夢中に
なったように今度は断食月ラマダンやアリの誕生日を受け入れて行った、
そしてアラブの商人は再び太平洋の島々に<預言者>の言葉を広めた。
かつてのスルタンによるマライ帝王国の時代と同じように、フィリピンでは
滅亡したスペインの影響力が消え、モロ族がコンキスタドールによって
奪われた独立を回復した。
南アメリカですら、イスラムの宣教師たちは、貧困と社会的不正義の中で
カソリック信仰に望みをなくした人々の間に、信徒を獲得し始めた。
結局、イスラムの輝かしい約束は、土着のゲリラたちの約束よりも信用を
得た。何十年に及ぶ何ら成果のないゲリラ闘争は、ただ苦しみを増した
だけだった。
皮肉にも、この悲惨な地域では植民地時代が再現された。ヨーロッパの
銀行家や投資家がでていった後には、イスラムの説教師や安価な労働力
を求めるアラブの企業家が訪れた。
204カトー:04/05/09 00:27
大統領が宣誓する聖典を新約聖書からコーランに変えた。これはかつて
罰当たりなサウジ駐留やイスラエルへの不当な肩入れを続けたアメリカが
真にアッラーの恩寵を受け入れた歴史の一ページであった。

  アラブ世界が一度はスペインから太平洋の島々にまで広がる興隆を
誇りながら、ヨーロッパとその子孫であるアメリカ人が勢力を拡大するにつれ
衰退に向かい、そしてまた世界の支配者に返り咲いた。
不鮮明な時代ではあったが、キリスト教徒が二千年に及ぶ支配を終え
遂にイスラムの番が回ってきた。
<預言者>は剣によって征服をする必要などなかった。
巨富と人口統計が彼の武器となり、スターシップが彼の奇跡の軍馬であり、
からっぽの宇宙が彼の戦利品であった。

  キリスト教暦で20世紀、オスマン帝国が遂にし、かのトルコ人、
ムスタファ・ケマルが教主制を廃止し、国をイギリスやドイツに倣って西洋化
しようと試みて以来、教主カリフは不在であった。
西洋人が時流から取り残されてから大復活時代ナハドが続いても、カリフ
の存在は空位のままであった。
つまり黄金時代ではないという事であった。
205カトー:04/05/09 00:27
  今は状況が変わっているが、ロシアがまだシーア派を信仰するトルコ系
の地でなくロシア正教を信仰するスラブ人の物だった当事、共産主義から
逃れたユダヤ人の学者にして小説家がいた。
アイザック・アジモフ、彼の名がヴェルヌやウエルズといった草創の
SF小説家の名に並ぶのは無論だが、ノストラダムスと並ぶきっかけになった
著書がある。
『銀河帝国興亡史』なる著書である。
今日、敬虔なるムスリムが、当然の恩寵として銀河帝国を築いておるのは
周知の通りであるが、人類で最も最初に“銀河帝国”という構想を世に喧伝した
のは彼である。
これをもってアジモフ氏がアッラーの啓治を受けたのだと主張する奴バラも
いるが、その意見には賛同できない。
彼は結局、キリスト教への改宗ユダヤ人であり、時代の制約もあった。
  銀河帝国の共通語いわゆる言語が、当時で言うところのアラビア語ではなく
英語だと主張している点も、首都惑星の名がカーバではなくトランターだと
している点も、当時のキリスト教支配のアメリカという原始的な時代の限界
であったろう。
  銀河帝国の首都カーバにおわす皇帝陛下(スルタン)が
マホメットの部族クライシュ族の一員、つまりスンニ派の要求している保証
付きの高貴人シャリーフであるばかりでなく、第四代教主、アリの子孫で
ある事でシーア派の要求にも答え、<預言者の寛衣>を着用する資格を
持たれ教主(カリフ)の位に立たれた事実は明らかである。
これに異を唱えた輩は、専ら地球に多かったが果断にも処断され、地球は
多くを放射能に汚染された宇宙の小石となった。
(これもアジモフ氏の著書に似た内容の書物がある)
206カトー:04/05/09 00:28
  さて銀河帝国の初代皇帝陛下(スルタン)が何故に教主会議を開催し
人類発祥の星地球を懲罰してまで教主(カリフ)に拘ったのかといえば
  キリスト教徒がヨーロッパで長い暗黒の中世に国王たちはヨーロッパを
支配したが、ローマ法王はその国王たちを支配し、ローマは富と権力の
真の中心にあり続けた。
教主(カリフ)は全イスラムの精神的指導者として道徳的な権威を行使され
るが、それ以上に大都星カーバを―かのアッバース朝カリフの時代の
バクダッドのように―世の中心・イスラム宇宙の光り輝く首都となした。

207とてた ◆0Ot7ihccMU :04/05/12 01:04
「チュンクオ風雲録」のイスラム版…といってみたり。

前にアメリカ衰亡史も拝見しましたが、なかなかの書き手ですね。
208世界@名無史さん:04/05/18 05:04
test
209世界@名無史さん:04/05/25 13:36
ベトナム合衆国志みたい
210世界@名無史さん:04/05/26 23:32
age
211世界@名無史さん:04/06/15 01:27
私には冒頭部分からドナルド・モフィットの焼き直しというかコピーにしか見えませんが・・
212世界@名無史さん:04/06/15 01:29
2014年 小惑星が地球に激突の危機も、スンヨプ、ボンズ、A−ROD、ソーサの野球四天王の
      ホームランで隕石を宇宙に投げ飛ばす、7割9分8厘 ホームラン170本
2015年 スンヨプ率いるダジャースが実践的訓練として米海兵隊へ体験練習、その瞬間に時空のねじれが発生、
      オゴタイ汗が猛威を振るうヨーロッパにタイムスリップ、しかし、ダジャースのメンバーは
      バットとボールでオゴタイ軍を撃退する、7割9部9厘 ホームラン175本
2016年 打倒ダジャースに燃えるヤンキースはスンヨプのクローン人間を作る事に成功、
      9人全員がスンヨプという恐怖のチームでダジャースを苦しめるも、韓国焼酎をかけると
      クローンスンヨプは体がドロドロに溶解する事をソリアーノが発見し、撃退
      打率はついに8割とんで3厘、ホームラン190本
2017年 打倒ダジャースに燃えるヤンキースはブードゥー教の秘奥義を操り、タイ・カップ、
      ベーブ・ルース、シューレス・ジョー、ミッキー・マントル、ノーラン・ライアンなどの
      レジェンド軍団でダジャースを苦しめるもソリアーノが爆弾を抱え自爆テロで勝利する
      スンヨプに亡きソリアーノの霊が乗り移り、打率8割4分3厘 ホームラン220本に加え
      盗塁151も達成
2018年 打倒ダジャースに燃えるヤンキースは改造人間軍団を結成、カニシアパーラ
      バリー・ポン太、ペドロ・マルチーズなどの怪人がダジャースを襲う、
      スンヨプも負け時と改造手術を受け、変身能力を身に着ける、
      戦いはワールドシリーズまでもつれ込み、巨大ビックアップルモンスターを
      野球王ビクトリーダジャースロボで撃退する、打率8割3分4厘、ホームラン250本
2019年 打倒ダジャースに燃えるヤンキースは悪の銀河皇帝と手を結び、世界各地に
      巨大UFOで攻撃を仕掛ける、全世界パニックになり、ビクトリーダジャースロボも破壊
      されるが、韓国人科学者の発明した新薬でスンヨプが250mに巨大化、持ち前の劣化ウランバットで
      次々とUFOを叩き落し勝利、打率9割1部7厘 ホームラン290本
213世界@名無史さん:04/06/27 18:15
ほしゅし
214世界@名無史さん:04/06/27 21:37
>212
ハゲシクワロタ おバカ爆裂の真骨頂だw
215世界@名無史さん:04/08/08 17:08
ほっしゅほssty
216世界@名無史さん:04/08/28 23:25
最深部からサルベージ浚渫age
217世界@名無史さん:04/09/10 09:27
24歳 現在中卒無職童貞引き篭もり
25歳 猛勉強の末大検を獲る
26歳 日本の大学のレベルが低すぎるので単身渡米、MIT主席入学
27歳 飛び級でマスターへ
28歳 優秀すぎるのでドクターへ
29歳 天才すぎるのでいきなりプロフェッサーへ
30歳 ソロスも真っ青の革命的金融工学理論を構築し起業
31歳 超伝導量子コンピュータの開発大量生産に成功
32歳 M$を押しのけダウ入り
33歳 ゲイツを押しのけ総資産世界一へ
34歳 ノーベル経済物理化学平和文学賞同時受賞
35歳 全世界総生産の80%を独占し経済的世界征服完了
36歳 国連加盟国全ての大統領・首相・書記長に同時就任
37歳 国連非加盟国を軍事力で制圧統制世界征服完了
38歳 エネルギー問題と人口問題を解決する為に粛清し人口を1000分の1へ
39歳 労働力不足を補う為人型ロボットを開発
40歳 恒星間移動船及びワープ航法を開発
41歳 天の川銀河系を支配下に置く
42歳 アンドロメダ銀河連邦と全面戦争→完全勝利
43歳 アンドロメダを植民地とする
44歳 50億光年内の全ての惑星を掌握し宇宙征服完了
45歳 自分の導いたワーム理論により他宇宙を掌握し森羅万象征服完了
46歳 自分の導いたスーパーストリング理論により多次元空間へ
47歳 108次元に居た神と対決→完全勝利
48歳 神を忠実な僕とする
49歳 109.655次元にて物理法則の再構築を開始
50歳 厄年だから靖国神社へ厄払いへ逝く
51歳 なんかめんどくさくなってきたからこの世の全てをn=n+1とする
53歳 喪雑完全制覇
54歳 鬱病で自殺
218世界@名無史さん:04/09/28 06:12:30
まだあったのね
219世界@名無史さん:04/10/09 21:39:22
>218そうね
220世界@名無史さん:04/11/03 19:28:29
108次元の神ってどこの宗教に影響されてるんだか
221世界@名無史さん:04/11/13 00:16:55
1871年普仏戦争でドイツ帝国が成立。フランスと同盟を結ぶ。
1914年オーストリア皇太子暗殺。第一次世界大戦勃発。
1915年飛行船に帝国軍が注目。落下傘を導入し空挺部隊を創設。
1916年ロンドン・モスクワに空挺部隊が降下。世界大戦終結。
1917年ポツダム講和条約で英国からカナダ、インド、豪州を、
ロシアからはバルト3国、白ロシア、ウクライナ、コーカサス地方を、
イタリアからはイタリア北東部を得る。
1918年ベネルクス、リヒテンシュタイン、東欧諸国を合併し
ドイツ=オーストリア連邦帝国を建国。中華民国と同盟を結び、帝政派
を黙らせるため満州国を建国。満洲とも同盟を結ぶ。
ロシアで赤衛隊が革命騒ぎを起こすがドイツ軍に鎮圧。東ロシアへと逃げる。
1929年世界恐慌。ドイツはブロック経済をしき、ロシアは公共事業を
乱発することで凌ぐ。
1933年アメリカでクーデター。ルーズベルト大統領が亡命。WASP党が
マッカーサーを担ぎ上げアメリカ国家社会主義共和国の樹立を宣言。
222世界@名無史さん:04/11/13 00:35:24
1937年ドイツ帝国軍、中華民国軍と共に共産党を鎮圧。
1939年アメリカ軍カナダに侵攻。日米英三国同盟を締結。
1941年日本軍チンタオのドイツ極東艦隊を奇襲。満洲に兵を進める。
1942年ドイツ極東艦隊が復活。日本の通商路破壊作戦を行う。
日本満洲国を制圧。アメリカ、ケベックとトロントを制圧。
1944年ドイツ、アメリカへ空挺作戦と上陸作戦を行う。日本、新京から
撤退。イギリスでモントゴメリー将軍がクーデターを起こし、枢軸国から
抜ける。
1945年シカゴとピッツバーグに反応弾を投下。アメリカ降伏。日本軍
遅滞作戦を行う。沖縄にドイツ軍上陸。日本への反応弾投下を仄めかす。
日本降伏。
1946年占領軍が進駐。新憲法が作成される。アメリカは永久的にドイツの
植民地となる。
1947年トロツキストとの内戦を終えたソ連が南樺太へ侵攻。ドイツ軍
南樺太へ上陸。新憲法発布による日本皇国国防軍もドイツ軍と合流。東久邇宮稔彦王
が総理大臣となる。
223とてた ◆0Ot7ihccMU :04/11/29 23:36:30
えーと。
南北アメリカスレが限界になったのでこちらに…。
なんだかだありましたが、ROMな人がけっこう多くいたのが新鮮な発見でした。

地図……僕も必要性は感じていたんですが、
地図ソフトはフリーで良さそうなのがなかったし、白地図を塗ってスキャンして…
というのもちょと無理があったので…(HTMLの基礎で手一杯なのです)。
ともあれ、2スレ目の編集はかなり骨が折れそうで……気長ーに待っててください。
3スレ目も必要だとは思いますが、カトーさんの充電・僕の取り纏め以後に…でもよいかと。


>ルソン情勢
了解しました。
港市国家連合である蓬莱都市同盟を「紐帯」する日系古南王権
(明の公主の降嫁はともかく、ニカラグア教の法主はどうしましょ…スルタンとの兼任は不可ですよね…)
と実務を取り仕切る呂宋徳川家…。
徳川日本よりもややこしい重層構造ですね。
たしかに、恒常的に海外進出しなければならないような状況ではあります。

>マレガについて
うーん、史実の東南アジア(インドネシア)レベルには行くとは思いますが、
それ以上にいくかどうかは…。
224忠邦:04/12/06 20:07:46
・・おっとーここにとてたさんのカキコあったとは・・。
一応南北アメリカの3スレ目だしました。
ついでにけちのついたカトーも改名しました。ww

ルソンについては地形的にも地政学的にも、それくらい複雑な
構造に発展してしかるべきかと思いましたので。

マレガについては一応17世紀まで持っていってくだされば
こじつけできます。
225忠邦:04/12/06 20:10:40
せっかくなので今現在
南北アメリカに旧大陸に匹敵する文明があったら3で検証している
ある仮定を考察カキコしてみる。

オスマン帝国による欧州支配についてです。
226忠邦:04/12/06 20:17:03
新大陸にカルタゴ滅亡後のフェニキア人が退去移動して
新大陸に独自の文明圏を生み触発していった。
という仮定から始まっていますが・・

フェニキア人が大航海時代前夜の欧州に到来します。

で当初は交易が始まったのですが・・経済的に
新大陸の物産を仲介するフェニキア人と
アジアの物産を仲介するイスラム商人の
交易が主流となりアフリカ沿岸に殖民都市を続々切り開いて
フェニキア人がインド洋近辺まで渡来し始めます。

 こうした大動脈からはずれ片貿易の持ち出し超過の続く
欧州では一応史実どおり新大陸やアフリカインド洋にも
渡来しだすが史実ほどのさばれず細々としたものです。  
227忠邦:04/12/06 20:21:44
当時の欧州は
キリスト教会支配の暗黒時代も末期を向かえ
教会の腐敗、教皇や枢機卿の俗物化も起き、
挙句の果ては免罪符まで登場しておりました。

政治的にも
@教皇権と皇帝権がどちらが“太陽と月”(主と従)のどちらになるか
 で権威をめぐる激しい鍔迫り合い
A強い封建領主(諸侯)と王権の確立を目指す国王
 その双方と対峙する皇帝権
の激しい抗争が続いていた。
228忠邦:04/12/06 20:26:12
 交易での利益が史実以上に少なく(つまり高価で)偏りの激しくなった
以上、商業勢力に不満がたまるのも必定になります。

 で、ここで新大陸問題に新たな展開があります。
新大陸は本来聖書に記されてない土地で、そこにアダムとイブの系譜でない
謎の民が異端の教えで暮らし、そこにはあの悪魔崇拝(と昔のキリスト教会
 が決めつけていた)フェニキア人が跋扈していた。

こんな事が一般大衆に知られだすと教会の権威に関わってくる。
229忠邦:04/12/06 20:39:59
 教会としては結局のところ
1431〜1449 バーゼル公会議でウィクリフ、フス派への対応とともに
      新世界問題を協議し、教皇庁は公式に
      「新世界は悪魔の所産」という声明を発す。
フェニキア人を狩り立てだします。

こうしてフェニキア人は欧州を迂回してアフリカにシフト
新大陸=アフリカ=アジアという世界の大動脈が生まれてきます。

欧州では
@教会の権威回復のためにフェニキア追討という格好の見せしめを
 必要としたローマ教会
A教皇の正式要請で公然とフェニキア追討の十字軍の為という名文で
 封建領主や王権の統制を図れる皇帝
B経済的理由から十字軍で新大陸やアジアへの公然たる略奪と交易路の
 確保を望む商業勢力
C教皇や皇帝の権威を背景に在地領主を弱体な国王権の差配に編成しなおす
 ことを望む各国王
D対外宗教戦争で名誉と恩賞を得ようと望む封建在地領主
これらの思惑が合致して十字軍運動が本格化します。

 数度の十字軍での成果から、そして略奪・海賊行為に偏り
大動脈への経済物産的な参加をしない欧州は
経済的物理的には萎縮しだします。
 おりしも欧州では結婚戦略により神聖ローマ帝国とイスパニア王国
二つの大国を結合させることに成功したハプスブルグ家が
欧州の覇者に近づきつつあった時代。




230忠邦:04/12/06 20:43:23
 教皇権力は予想外の(そして一時的な)成果から
継続的な十字軍を何度も試み軍事的総司令官たる皇帝に大きく
譲歩していきます。
俗に言う「太陽と月の結婚」であり
教皇庁は史実よりもはるかに強く神聖ローマ皇帝ハプスブルク家と連携し、
聖界と俗界の支配を分担しつつ、ヨーロッパのカトリック的
世界秩序再建を目指し、激しい反動政策を展開。
231忠邦:04/12/06 20:47:35
新大陸の交易はフェニキアからのルート以外にも
ヴァイキングが新大陸に営んだヴィンランドとスウェーデン等の
北欧とのルートもあり
双方の中継点であったアイルランドやスコットランドは
大きく発展していたが
彼らは対フェニキア貿易を優先し、教皇庁と対立しはじめます。

イングランドはスコットランドとの対抗上北方諸国と対立して
大陸のハプスブルグ帝国と結び、カトリック色を強める。
232忠邦:04/12/06 20:51:32
一方イスパニアと神聖ローマ帝国にはさまれたフランスは台頭するハプスブルクへの警戒
を強めスコットランドと友好関係を結び、
ハプスブルグ家・神聖ローマ皇帝・ローマ教皇庁が一体となった権威に対抗すべく
アヴィニョン教皇を再擁立しカトリックは再び分裂します。
233忠邦:04/12/06 20:54:24
ハプスブルグ家は北イタリア諸都市や神聖ローマ帝国の諸侯
そしてイスパニア軍を総動員して対フランス戦争を敢行
イングランドも教皇のお墨付きを得てフランス沿岸略奪に専念
国内の産業もおろそかになり羊毛産業は衰えはじめ、
それに伴ってネーデルラント地方の経済的重要性も低下していく。
234忠邦:04/12/06 21:07:03
こうした凄まじい混乱の裡にあり、外世界から外れだした
欧州では消耗戦の末
フランス王としてハプスブルグのフェルディナンド2世が即位
強引にローマ教皇庁の権威の下にフランス平定。
次いでイングランドの男系が途絶えたことを理由に
ハプスブルグ家が王位を宣言。スコットランド等北方諸国の
支持を受けるヨーク公とイングランド継承戦争を引き起こす。

こうしたヨーロッパ南北戦争の後
西欧世界は一応ハプスブルグ朝の神聖ローマ帝国(汎西欧帝国)
に完全統一されるものの、
宗教的には頑迷で保守的なカソリックが強まり
 ルネッサンスなどの人材が続々と中東やアフリカへ流出します。

まあ、長々書いたが
ようは大航海時代が尻切れトンボに終わり
ルネッサンス文芸復興えの進歩的潮流が圧殺され
 代わりにローマ教皇とローマ皇帝が結託して
保守的な統一欧州帝国を営んだということで
そこまでの戦乱の仮定で相当に消耗した欧州を
結局はオスマン帝国が併合してしまう。
のですが・・・
235忠邦:04/12/06 22:19:02
でIF歴史で申し訳ないが・・こうした考察をやってみて
はっきりしたのは“欧州使えねーよ”て事です。
 ある程度知識としては分かってたんですが・・
改めて西欧列強なる代物があんな土地からよく出てきたもんだ; ̄ロ ̄)!!
と思ってしまった。
ほんまに西欧の世界支配なんぞ綱渡りのような偶然でしかない。
まあ時代が新しくなるにつれ磐石にはなるんですが
大航海時代からナポレオンあたりまでは相当危険なところが多々あり・・
 というか他の土地が息切れしすぎていたのもあるのかもしれません。

列強の顔ぶれですらちょっと違う事件ひとつ加えるだけで相当変わって
しまった事が結構ありました。
236とてた ◆0Ot7ihccMU :04/12/11 11:25:19
…新スレの発見が遅れていたもので。

オスマン隷下とハンザ圏の狭間の欧州…。
1スレ目でも出ていましたが、
「新大陸の発見・支配」が欧州の飛躍のための主要因ですし。
237世界@名無史さん:05/01/03 19:00:46
age
238世界@名無史さん:05/01/22 12:52:00 0
ほげ
239世界@名無史さん:05/02/06 21:04:24 0
hohi
240忠邦:05/02/10 20:23:28 0
 なんか最近下がりすぎなので漏れがカキコ汁か・・
【神聖欧州帝國建国記】

  800年 時の教皇レオ3世によって西ローマの皇冠を受けたフランク王国の王
カール大帝(シャルルマ―ニュ)によって西ローマ帝国の復興が宣言され、
962年 ザクセン族の君主オットーが教皇ヨハネス13世からローマ皇冠を受けて
神聖ローマ帝国が出現した。

  パリ周辺のイル・ド・フランスしか王領を持たない脆弱なカペー朝フランス王国その前途に
フランス王の臣下であるノルマンディー公ウィリアム(ギョーム)のイングランド王即位
をきっかけとしてスコットランド国境からピレネー山脈にいたる広大な地域が
一つの家門(プランタジネット朝)で統治されるアンジュ−帝国が登場していた。
ヘンリー2世が家中内紛の末にヘンリーの三人の王子(リチャード、ジェリフ、ヘンリー)の
相次ぐ変死、そして王妃イリナの幽閉で幕を閉じ
ヘンリー2世の王位は、ジョンに継承された。
241忠邦:05/02/10 20:24:43 0
  やがて1200年、アンジュー諸侯リュジャニン家とアングレーム家の紛争にかこつけた
カペー朝とプランタジネット朝の紛争が起き、結局ブーヴィーヌの戦いで
カペー朝フランスが大敗北を喫して終息。
窮地に陥ったカペー朝は財政難の克服からアナーニ事件そして法王のアヴィニョン捕囚を起こし
てしまいます。
やがてシャルル4世の死から、カペー家の男系は断絶し
ヴァロア家が一時的に王位を取るもののアンジュー帝国の弱体を画策したことから
時のイングランド国王エドワード3世と対立。
結局フランス王位はエドワード3世に奪われ、
ここに事実上、アンジュー帝国はイングランド王位とフランス王位をかねる権威として
歴史に登場します。
しかしその栄光も長くは続きません。
ヘンリー6世の病気が発端で、護国卿ヨーク公とのばら戦争が勃発
チューダー朝の成立で一応の解決を見るものの、その後の歴史に長く尾を引きます。
242忠邦:05/02/10 20:25:17 0
チューダー朝はヘンリー7世、ヘンリー8世と続き、やがて登場してくる
神聖ローマ帝国皇帝カール5世(イスパニア国王カルロス1世)の登場で新しい欧州地図の
書き換えに至るのである。
皇帝カール5世に残されていた事業は皇帝カール4世時代の負の遺産『金印勅書』の克服
であった。
宗教改革により混迷のうちにあった神聖ローマ帝国で、1546年シュマルカンデン戦争が勃発
この戦争による成果はハプスブルグ家の中欧支配を嫌うドイツ諸侯を掃討しオットー大帝
以来続く帝国史上初の皇帝独裁体制の樹立であった。
243忠邦:05/02/10 20:26:50 0
一方かのイングランドとフランス全土に及ぶアンジュー帝国(チューダー朝フランス)では
かの神聖ローマ帝国皇帝カール5世が皇帝選出を受ける際ヘンリー8世がこれを承認する
代わりに自身の娘メアリーをカール5世の嗣子フェリペに嫁がせることであった。
  その後何の運命の悪戯か、ヘンリー8世そしてエドワード6世の相次ぐ死でチューダー朝の
男系は途絶え、このメアリーがチューダー朝フランスの王位(及び同君連合にあるイングランド王位)
を継承しメアリー1世となるに及んで欧州の地図は激変する。
  カール5世の嗣子フェリペ2世と結婚したメアリ1世とイングランドで反ハプスブルグ派の後押し
で即位したエリザベス1世との対立が起こる。
1554年歴史上名高い姉妹戦争が起こるのである。
この戦争によりエリザベスが大敗し、その後はスコットランドのメアリースチュアートが女王の
権利を主張するなど問題はまだ残されてはいたもののハプスブルグ家がアンジュー帝国を
その手に握ることとなった。
1556年カール5世は神聖ローマ帝国皇帝位とイスパニア王位を嗣子フェリペに正式に譲る。
  このカール5世をもって最後の神聖ローマ帝国皇帝と呼ぶ。
事実上西ヨーロッパ全域の君主と呼ぶに等しいフェリペ2世は国号をエウローパ(ヨーロッパ)
と改めている。
とはいえ自身はローマ皇帝と呼ばれもし書類にそう署名もしてはいる。
実際神聖ローマ帝国とは『神聖でもなくローマでもなく帝国でもない』実体の無い幻であり
ドイツ周辺に確定された表現になり下がっていた。
  まだ西欧統一を成し遂げたとはいえ、あまねく絶対王政を布く様な状態ではなく
改めてバチカン(ローマ教皇庁)に全欧州の統治権者としての委任を受ける形を取り
その際に「帝国としてのヨーロッパ」が始めて登場している。
244忠邦:05/02/10 20:28:07 0
『唯一人の羊飼いのもとに、まさにキリスト教世界を結集させたもうことを成し遂げ
先達たるシャルルマーニュ(カール大帝)のみが経験した事を成し遂げ、
そして、かの旧約聖書ダニエル書いわく第一のバビロン、第二のメディア・ペルシャ、
第三のギリシャ、第四のローマに続く第五の世界君主国を創設したもう。  』

この日の、ある枢機卿はそう叫んだという。

  歴史の中ではこの世界最大級の国家は“神聖欧州帝國”と呼ばれている。
最後のキリスト教的世界帝国の成立である。
実際は北の果てのロシアがリューリック朝断絶の後、悪しき偶然の連鎖から
汎ヨーロッパ十字軍の最初の標的となりクレムリン陥落を経験した。
キエフ公国、モスクワ大公国として神聖欧州帝國の一部に編入され東ローマの衣鉢が
ハプスブルグ皇帝家に帰して後をそう呼ぶべきかもしれないが・・・・・・
  追記しておくと、この汎ヨーロッパ十字軍とはオスマン帝国に対して
全欧州を動員した軍事行動と指揮権の確立を図る為に行われたものであった。
  実際に「ヨーロッパ統一帝国」そして「汎ヨーロッパ十字軍」は内外に印象つけられた。

フェリペ2世への墓碑銘にはこう刻まれている。
「唯一の君主、一つの帝国、一振りの剣もて欧州を統治した男」

245世界@名無史さん
ジョンがフィリップオーギュストに勝ってのは難しいよ。
てかジェリフって誰よ。