《《 熱く書け!架空の歴史。パート2 》》

このエントリーをはてなブックマークに追加
85時空”管理”官淡雪
青のコメディアン(4)

第七世界 標準時間1950年 2月20日
 日本国 東京都東村山において志村康徳、後の天才コメディアン志村けんが誕生する。
第七世界 標準時間199X年 
 志村けん死亡説が流れる。宇都宮のがんセンターにて死亡、と。 事実は今もって不明。

第五世界 標準時間 1998年 宇都宮
 
 英国の滅亡、米国への亡命後も一貫として戦いつづけた義勇兵の中に
一つの軍楽歩兵師団があった。

 その名をドリフ・ザ・リンゴスター師団。
 英国軍楽隊において結成されたビートルズに日本から義勇兵として
参加していた二代目志村けん始めとするドリフスター師団との混成によって
生まれたビートルズ師団の後継部隊である。

 やれやれ、と医者の止められていた酒を飲みながら芝村けん防衛軍中将は悪態をついた。
 まったくどいつもこいつも早死にしたがる。
 幻獣共生派に寝返ってドイツを牛耳りやがったジョンレノン。
 1964年には既に居なかったポール。
 ソ連滅亡戦であっさり逝きやがった荒井注、いかりや長介。
  ハワイ防衛戦線で粘りつづけているブー。
  仁川防衛戦で逝った加藤茶・・・・みんな良い奴だった。 俺ももうすぐ、逝く。
86時空”管理”官淡雪:03/05/12 10:13
 当たり前のことを当たり前にやり最善を尽くせば奴等も死なずに済んだのに。
 当たり前のことが出来れば、仕事も人生も絶対に成功する。生き残るためには、「常識」で攻めろ。
 これが二代目志村けんの信念であり、芝村を名乗ることが許された
死亡時点で終身撃墜数283体を誇る常人の中の常人にして世界史上最高クラスのエース、
これが非常識なコメディアンの本当の姿である。

 関東の誰も俺がそんな人間であると言うことは知らない。
 知っていても、オリジナルではなく、自分のことをクローンとしてしか
見ていないだろう・・・しかし、俺は志願したのだ、あの日、父が戦死した あの時に。