★★宗教改革★★

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1世界@名無史さん
いまさらながらと思うほど西洋史ではメジャーなテーマですが、
宗教改革(プロテスタント諸派の成立とそれに対抗したカトリック
内部改革運動)について語りましょう。
もちろん、宗教対立が原因で起こった弾圧・虐殺・戦争についても。
2世界@名無史さん:02/09/28 18:17
解放の神学は宗教改革に入りますか?
3世界@名無史さん:02/09/28 18:44
せっかくだからプロテスタントの
現代への影響についても語ってくださいです
4世界@名無史さん:02/09/29 10:19
一般に考えられているのとはちがって、中世末期には聖書はかなり広く普及していたとか。
ラテン語の完訳聖書は1520年以前に、すでに160種類ほどの版があり、各国語への翻訳も
イタリア語(1471年)、フランス語(1473〜74年)、オランダ語(1477年)、チェコ語(1488年)
などがありました。
5世界@名無史さん:02/09/30 17:22
>>3
マックス・ヴェーバーみたいなのですか?
6世界@名無史さん:02/09/30 17:59
アイルランドはプロテスタントだけど発展してないわな
7世界@名無史さん:02/09/30 18:16
イスラムや仏教には宗教改革がなかったんだね。
だから文明も遅れたのかな?
8世界@名無史さん:02/09/30 19:14
イスラムはシーア派、スンニ派、スーフィー、
仏教は大乗、小乗、チベット仏教などなど

9世界@名無史さん:02/09/30 19:25
他教にも改革運動は同じくらいあっただろう
文明の遅れとは関係ない
10世界@名無史さん:02/09/30 19:58
改革派=正義という印象があるから
プロテスタント=正義
と思っちゃうけど、
けっこうエグイこと言うよね>>ルター
11世界@名無史さん:02/09/30 20:20
>>6
アイルランドはカトリックですが。
北アイルランドには英国から来たプロテスタントがいます。
12世界@名無史さん:02/09/30 20:25
>>11
>>6はスコットランドと勘違いしているのでは?
実際、スコットランドはイングランドと比較してどうなんだろ。
13世界@名無史さん:02/09/30 20:25
>10
再洗礼派なんかにいたってはもう、オウム以上のカルトだしね。
14世界@名無史さん:02/09/30 20:33
>>10
信徒の教化(迷信や魔術の撲滅、教理教育の改善など)に真剣に取り組んだ
点では、プロテスタントもカトリックも変わらないと思う。
15世界@名無史さん:02/09/30 21:35
>>14
魔女狩りに熱心だった点でも
プロテスタントもカトリックも変わらないようですね
16世界@名無史さん:02/09/30 23:43
カルヴィンも相当厳しい人物だったようですね
17age:02/10/01 01:01
メンデルスゾーンの交響曲第5番は「宗教改革」という渋いタイトルが付いてマス。
18世界@名無史さん:02/10/01 01:09
>>16
カルヴァンはジュネーヴを聖徒たちの都市にしようと考え、聖餐を受けるに
ふさわしくないと判断した者を聖餐式から排除することも辞さなかった
そうです。
19世界@名無史さん:02/10/01 07:19
宗教ってくだらないね
ウエストファリア条約バンザイ!!!!
20世界@名無史さん:02/10/01 07:37
ウエストファーレン条約によってドイツの宗教的分裂が決定的になったよね

プロイセンって北部なのにルター派じゃないんだっけか
21世界@名無史さん:02/10/01 08:06
イギリス、フランス、アメリカにひろまったのはカルヴァン派。
22他スレからのコピペ:02/10/01 10:00
43 :名無しさん@ピンキー :02/09/12 21:07
7さん 35さんは
Götz von Berlichingen mit der eisernen Hand について
尋ねているのでしょう。
ベルセルクのガッツのもとネタだという人もいますから。

んでゲッツ・フォン・ベルリヒンゲンですが、1504年、バイエルンの
ランツフレートの戦いで右手を失い、1509年にヤークツハウゼン近くの
オーレンハウゼン村の武器職人に鉄製義手を作らせたそうです。
義手はでかい鉄の手袋みたいなもので、指を動かすことが出来、
剣を握らせておくこともできたそうです。(大砲を仕込んではいないw..)

1773年にゲーテがゲッツを主人公にした戯曲を書き、有名になったわけです。
もちろん戯曲ではベルセルクのガッツとは180度性格が違うんですが.....w

47 :7 :02/09/13 02:26
ああ、そうか。ゲッツ・フォン・ベルリヒンゲンって名を聞いた事があるが、ゲーテ
の戯曲化を読んだ事はない。よく学校に読まれるけど、私はゲーテの書いた作品の中
「ファウスト」しか読んでない。
鉄腕ゲッツを読んでない人でも「ゲッツ・フォン・ベルリヒンゲン」ってのを「尻」っ
て意味の美称として使うけど。ゲッツは「Leck mich am Arsch」(俺のケツをなめろ)
ってよく使われる侮辱をもっとも早く言ったらしいから。むかつくセリフを返したい
と「Du kannst mich mal an meinem Goetz von Berlichingen (lecken.)」(僕のゲッツ・フォ
ン・ベルリヒンゲンをなめてもいいよ)なんて言う。意味は「お前もな」に似てる。
23世界@名無史さん:02/10/01 10:03
>>22 ???
2422:02/10/01 10:18
>>23
ドイツ農民戦争(農民たちが12ヶ条の綱領を掲げて社会的改革と宗教的改革
を要求し、その最後の条項には「聖書は農民が従う唯一の権威である」と
書かれ、ルターの名も挙げられていた)の指揮官の一人、
ゲッツ・フォン・ベルリヒンゲンのことです。
彼のことは有名だけど、ドイツ語でこんな悪口の言い回しがあることは
知らない人が多いんじゃないかと思って。
25世界@名無史さん:02/10/05 08:38
あまりにも大きなテーマなんだけど、宗教改革の世界史的意義というのは
どういうところに求められるのかな?
個人の良心を目覚めさせたこと?
26世界@名無史さん:02/10/05 11:39
資本主義の積極的な肯定とか。
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28世界@名無史さん:02/10/05 15:48
>>25
>あまりにも大きなテーマなんだけど、宗教改革の世界史的意義というのは
>どういうところに求められるのかな?

簡単に言えば、強いものが勝つ、神に祈っても戦争には勝てないことを
証明したことだと思う。
何しろ、神の名の元に殺し合いを100年も続けたのだから、
神の権威が落ちるのは当然だった。
その結果、世俗化が進み、科学や経済などの発展を促した。
とくにプロテスタントの場合、教皇のような求心力が無かったから、
一層早く世俗化が進んだと思う。
29世界@名無史さん:02/10/06 23:24
>簡単に言えば、強いものが勝つ、神に祈っても戦争には勝てないことを
>証明したことだと思う。

それくらい十字軍かビサンチン帝国の崩壊で気がついて欲しいですね>キリスト教徒

>世俗化が進み、科学や経済などの発展を促した

とありますが、これはルネサンスもそうだったので、
宗教改革でそういう動きがより一層強まったという事ですか。

教科書的な宗教改革->三十年戦争->ウェストファリア条約の影響としては

1. ドイツの荒廃・小国分裂で劣等国になっちゃったこと
2. オランダの独立
3. 一方蘭に独立されたカトリックの勇、スペインの衰退
というところだったとおもう
(宗教改革全体の意義というのは広範すぎるので略)
30世界@名無史さん:02/10/06 23:34
・東洋人にとっての宗教改革の意味

宗教改革
 ↓
カトリック (゚д゚)マズイー
 ↓
イエズス会でバシバシ布教じゃ
 ↓
欧州の知識伝来で(゚д゚)ウママー
31世界@名無史さん:02/10/07 02:40
ていうか宗教改革にあんまり意味なんてないっしょ。宗教的な意味以外は。

よく言われる資本主義云々に関しては、それ以前(14世紀のベネチアとか)からずっと
続いてきた流れでしかないし。
32世界@名無史さん:02/10/07 11:45
>>31
>ていうか宗教改革にあんまり意味なんてないっしょ。宗教的な意味以外は。

そうかな?
宗教改革が無かったら、資本主義が急速に発達することは無かったんじゃないかな?
そう思うのはオランダ独立戦争が資本主義の大きな流れを作ったと思うからなんだ。
宗教改革があったからオランダ独立し、繁栄し、それに嫉視したイングランドが対抗して、
資本主義が加速的に発達したと思うんだ。

無論、技術的な意味ではベネチアなどの功績は認めるけど、
それはローカルな影響力しか無かったと思う。
33世界@名無史さん:02/10/07 21:46
資本主義の発展の理由に
>>31はカトリックの抑圧がゆるんで「利益マンセー」な人が増えたをとを挙げ

>>32はプロテスタンティズムの「勤労の美徳」が浸透したことを挙げてる。

それって史学上の論点のひとつだったと記憶してるんだけど、
誰か詳しい人解説キボンヌ
3431:02/10/08 03:07
うーむ、卵が先か鶏が先か、てな話だが。
> 宗教改革があったからオランダが独立し、繁栄し、
独立前後にオランダ(というかアムステルダム)が繁栄したのは、
宗主国スペインが新大陸から運んでくる金の回送センターとしての地位を
確立したから。
そしてそのことによって台頭してきたオランダの新興富裕商人(市民)層と、
伝統的に権益を独占していたベネチア商人(と彼らと固く結びついていた貴族・宗教関係者)の間に、
ヨーロッパ経済の中心的地位をめぐる争いが起こった。
つまり、アムステルダム商人が新教を奉じたのは、ベネチア商人たち旧時代の権力者層が
「たまたま」旧教を奉じていたことに対抗するため、という程度の意味しかないのでは?

>>33が言う、カトリックの抑圧が緩んだ…というのも、同様の理由であんまし意味がないと思う。
要するに、蓄積された資本がどこに向かったのか…という話でしかない。
35県立新座高校:02/10/09 16:54
>>25
例を挙げれば国家宗教の形成。
これ大事。
36世界@名無史さん:02/10/09 20:02
宗教改革の原因として、ローマ・カトリック教会の腐敗が挙げられるけど、
この時代はアメリカ大陸の発見、商業の発展とインフレが生み出した急激な経済成長、
国家権力の強大化といった要因が、ヨーロッパの社会を根底から変化させていた。

教会に関して言えば、聖職禄の制度が有害だということについては意見が一致していたけど、
実際に改革を行うのは容易ではなかった。
37ふにゃぽん:02/10/09 20:16
私も人からよく「アホ」と言われますが、
>>30さんは、真性のアフォですか?

宗教改革がなかったら、「近代」という時代さえ成立しない、
したがって、現代の世界さえも全く想定できないんだよお!!
38世界@名無史さん:02/10/09 20:27

弾圧された新教徒がアメリカに渡ってきて国家建設をはじめた。
もし宗教改革無かりしかば、スペインやポルトガルの天下はもう少し続いていたはずだ。
すると、北アメリカもスペインあたりの領土になっていただろう。
ペリーが来航して門戸開放を迫ることも無かっただろうし、ポルトガルやスペイン程度なら江戸幕府の軍事力でも
十分対応できたのではなかろうか。
39世界@名無史さん:02/10/09 20:43
とりあえずレス番を間違ってる時点で>37がアホというのはわかる訳だが。

> 宗教改革がなかったら、「近代」という時代さえ成立しない、
> したがって、現代の世界さえも全く想定できないんだよお!!
そんなことはないよ。
君は、宗教改革によって「いきなり」西欧が近代に突入した、とでも考えてるのか?
ちがうだろ。宗教改革以前から以後までずっと続いた状況の
積み重ねによって近代を迎えたわけじゃん。
そしてまた、宗教改革自体も突然現れたわけではなくて、それ以前にも
あった改革運動の蓄積の結果でしかない。

歴史というとついつい派手な事件に目を向けがちだけど、
実際に重要なのはその事件の背景にある膨大な積み重ねのほうだろ。
宗教改革自体にたいした重要性はない、って言ったのはそういう意味。
40世界@名無史さん:02/10/09 21:05

東洋にも天命思想なんかがあるけど。あれは何で近代を生まなかったんだろうね。
41世界@名無史さん:02/10/09 21:39
>40
東洋には近代に足を踏み入れるに足るだけの知識や資本の蓄積がなかったから。
宗教改革が近代を生んだのではなくて、近代へと向かう西欧社会が宗教改革を起こしたのだ、と言ってみるテスト。
42ふにゃぽん:02/10/13 12:21
>>39さん。
>宗教改革以前から以後までずっと続いた状況の
>積み重ねによって近代を迎えたわけじゃん。
>そしてまた、宗教改革自体も突然現れたわけではなくて、それ以前にも
>あった改革運動の蓄積の結果でしかない。

上2行は同意できますが、宗教改革自体がそれまでのカトリックの
改革運動に比べて並列的、あるいは連続的意味しかもたないという
意見には賛成しかねますな。

それまでの改革運動や、教会の腐敗などで、新たな時代(近代)を支配する
原理(プロテスタンティズム)を産みだすほどの大事件がありましたか?

個々の事象が、集積され、やがて大事件として歴史上に現象するという
見解には異議はありませんが、それぞれの事件が質的に同等の重要性しか
持たないとおっしゃるなら、それには賛同しかねます。

それじゃあ、第二次世界大戦と朝鮮戦争が、同じ歴史上の戦争だから
歴史上の意義に大差はないというようなものです。
43【^▽^】酔鯨ジョーカー土佐守@司牡丹:02/10/13 16:05
17世紀イギリスの都市部で貧民層の間で
ブームとなった道徳律破棄派の「ランターズ」派に
ついて知りたいのですが・・・
旧約の律法の影響が強い道徳律を否定する一方で、
非常に聖霊主義的だったとか、18世紀・19世紀初頭の
神秘主義的ロマン主義詩人ブレークも隠れランターズだった、
とか聞いたことがありますが。
44【^▽^】酔鯨ジョーカー土佐守@司牡丹:02/10/13 16:08
好い加減イギリスはアングリカンチャーチを
国教会にしてるのを止めろよ。
ましてや国王(・女王)がその首長だなんて。
監督派教会として、他のプロテスタントやカソリックと
同等にすべし。
45from d:02/10/13 16:13
近代化に必要なのは個人主義の形成。
宗教改革は、神と個人を直接結びつけた。
個人の信仰だけが、唯一の救済。
教会の介在は否定された。
46【^▽^】酔鯨ジョーカー土佐守@司牡丹:02/10/13 16:14
ユニテリアンとランターズ(現存してないだろうが)を
広めよう!
イギリスで、国教会以上にカソリック苛めをしているのは
北アイルランド(アルスター)の長老派教会だ。
さすがアイルランド人・カソリックを
血祭りに上げたピューリタンの兄弟だ(同じカルビ二スト)。
47【^▽^】酔鯨ジョーカー土佐守@司牡丹:02/10/13 16:24
イギリスの長老派・改革派よりもワルだったのは、
ユダヤ人を苛めたルター派。
わがまま大王ルターは最初は「ユダヤ人は主イエスと
同じヘブライ人で選ばれた民だから、迫害など
もっての他で、徐々に改宗を勧めるべし」とか言っておきながら、
自分の思惑通りにユダヤ人のルター派改宗がいかないと、
180度変り、「シナゴークをぶっ壊し、ユダヤをやっつけろ!」
とか言い出す始末。
48世界@名無史さん:02/10/13 16:35
羽入辰郎 『マックス・ヴェーバーの犯罪』(2002年9月ミネルヴァ書房)
読んだ人いる?
49世界@名無史さん:02/10/13 17:22
http://academy.2ch.net/test/read.cgi/sociology/1033827838/l50
『マックス・ヴェーバーの犯罪』

このスレで取り上げられてる本ですよね?
50世界@名無史さん:02/10/13 21:06
宗教改革というと、カトリック内部の改革運動はあまりスポットがあてられませんね。
例えば、ミラノ大司教のカルロ・ボロメオという人物ですが、
彼は身をもって改革の模範を示し、教会管轄会議や司教区会議の開催、教区の巡察、
新学校の設立などに努めました。

バロック美術の開花も、こうした動きと切り離しては語れません。
http://www.ibiblio.org/wm/paint/auth/caravaggio/matthew.jpg
カラヴァッジョ「聖マタイと天使」
http://pauillac.inria.fr/~codognet/pozzo.jpg
「イエズス会の伝道の寓意」(ローマ、サンティニャツィオ聖堂天井画)
51世界@名無史さん:02/10/13 22:33
他の国の改革運動については詳しくないけれど、
ドイツにおける初期の宗教改革運動については、Bernd Moellerの「宗教改革と
帝国都市」が今の古典。日本における南ドイツ、スイス宗教改革史研究者として
有名な森田安一の翻訳で紹介されている。
 宗教改革というと、一般的にはまだ、カトリック教会内部の腐敗→民衆の不満→宗教改革運動
(まぁ、ちょっと簡単に書きすぎかな)というイメージがあるかもしれない。
でもメラーが述べているように宗教改革の初期の担い手が帝国都市であったこと、
また、宗教改革を行った都市もそうでない都市(ケルンのような)も、
既にこの時期までに、都市参事会を中心に、教会財産の管理権、教区司祭の任命権、
免税特権の廃止、もしくは制限などがおこなわれていたことなどを考え含めると、
不満の高まりというより、宗教改革運動の受け皿がこの時期にちゃんと用意できた事によって
ようやく改革運動が成功をおさめたのだといえるだろう。
(1)
5252:02/10/13 22:40
事実、十三世紀にはすでにドイツ語に聖書を翻訳した商人ワルドや、ボヘミアのフス
などを中心に、民衆の側から大規模な改革運動が起きている。この時期には、結局
異端として裁かれてしまったが、この後も、半俗半聖のベギン会の活発な活動や、
厳格なフランシスコ会(正式名称失念。フランシスコ会の中で特に厳格だった)、
また、15世紀のデボツィオ・モデルナ運動や、兄弟団活動など、俗人の宗教活動は、
中世後期に非常に活発化していった。
よく中世末期の教会の堕落ぶりがどれだけひどいものであったかという指摘を目にするけど、
私の調べている限り、修道院はともかく教区司祭の質が良かった時代など中世を通して
ついぞないのである。スティーブン・オズメントがいうように、教会側の堕落というより、
むしろ、一般信徒が教義の知識を得、それ以前より聖職者に対する道徳観が厳しくなったこと
が、この時代に教会批判が特に多い原因だろう。
(2)
長文失礼
5351:02/10/13 22:42
訂正:厳格なフランシスコ会は、当然修道会です。俗人の会ではありません。
文章下手ですみません。
  :51=52=53です。52に52と書いてしまいました。失礼しました。
54世界@名無史さん:02/10/15 19:25
ルター派がドイツと北欧諸国にしか広がらなかったのに対し、カルヴァン派が
フランス、スイス、ネーデルラント、イギリスと国際的に展開したのは
なぜでしょうね?
55世界@名無史さん:02/10/15 19:58
ルターがDQNでなかったら不毛な宗教戦争がズルズルと続くのではなく
キリスト教に基づく社会の改革が行われてたんだろうか・・
56世界@名無史さん:02/10/15 19:59
>>54
西南ドイツで例の大農民戦争が失敗したことと
ドイツ南部にもともとカトリックが強かったからかな
57世界@名無史さん:02/10/15 22:36
関連スレ
http://mentai.2ch.net/whis/kako/962/962614997.html
東洋に資本主義が起きなかったのはなぜ?
58世界@名無史さん:02/10/17 18:51
>>55
どうかなあ?
そもそも宗教改革はルター一人の力で起こったわけではなくて、彼はただ
きっかけをつくったにすぎないわけだし。

そういえばエラスムスの「純粋な福音」という考えも、書物や人文主義者たちの
交流によってヨーロッパ中に広まっていったな。
フランスでも福音主義の影響を受けたグヨーム・ブリソネが儀式を徐々に
簡素化したりしていったけど、フランチェスコ修道会やパリ大学神学部、
パリ高等法院の反撃によって断念せざるを得なくなる。
5958:02/10/17 18:52
×グヨーム・ブリソネ
○ギヨーム・ブリソネ
60世界@名無史さん:02/10/17 19:37
>>58
いや、農民戦争つぶせと言ったり、
ユダヤ人だめと言ったり、
プロテスタントの統合を妨げるようなことしたりで
宗教改革の方向性を社会改革とかの方向からずらしていったと言える
んじゃないかと思って
6158:02/10/17 20:42
>>60
ルターは中世的な国家観を持ってましたからね。
「アウグスブルクの宗教和議」にしても、「ドイツの中世が中世的な手段で
解決されたに過ぎない」と歴史家は書いていますし。
62世界@名無史さん:02/10/18 19:27
作家のトーマス・マンもルターを批判している。
ルター、ビスマルク、ヒトラーと続くドイツ史の否定的な面。
63アマノウヅメ ◆3O/knRokaQ :02/10/18 19:50
>>52
フランシスコ会には3会あります。
第1会が、本来のフランシスコ会で、男子修道会。
第2会は、聖フランシスコの同士であり弟子でもあった聖クララの開いた女子修道会。
聖クララ会ともいいます。
第3会は、家族を養う責任があるとか、身分が高すぎて出家できない男女(カスティーリアの
イサベルも会員だったらしい)のための在俗修道会で、普段は一般人と同じ生活をし、時々
修道院で修行し、亡くなったらフランシスコ会の修道者として、修道服を着せて葬られます。
6452:02/10/19 02:01
>63
ごめん。書き方が悪かった。第三者会とか(これはフランシスコ会に限らず、
他の修道会にもあるよ。)女子修道会という意味ではなくて、
この当時に出てきた厳正なフランシスコ会があるんだよ。
個人として清貧の誓いを守るだけでなく、会としてももっと厳格に清貧を守ろう、
聖フランシスコの精神に立ち帰ろう、という運動の中から出てきたもの。
もちろんこの運動は、修道士達のそれだから、53で訂正したの。

51でだらだら書きすぎたけど、結局、宗教改革がきっかけで歴史がどう変わったかというより、
15世紀から16世紀にかけての市民層の影響力の拡大、
教会史的にはセキュラリゼーション(世俗化)という大きな動きの一つの結晶として宗教改革を
捉えるというのが、今は一般的な見方なんじゃないかな。といいたかった。
65世界@名無史さん:02/10/20 12:44
>>64
>セキュラリゼーション(世俗化)という大きな動き

この時代、「新しい信仰(デヴォーティオ・モデルナ)」という運動が起こったり、
著者不明の『キリストにならいて』という信仰修養書が普及したりしていますけど、
こういうのもその一環ですか?
66カメレオンI世 ◆qBS27nfd8c :02/10/20 13:28
18世紀のプロテスタントとカトリックのこと、少し調べたよ。
日本へ来た宣教師に関して、ちょっと面白いことがわかった。
6764:02/10/20 21:22
>65
うーん。デヴォツィオ・モデルナと、イミタチオ・クリスティといった、新しい
宗教運動の動きも加えるかどうかは微妙だけど。
これらの動きが俗人信徒を巻き込んでのものであった限りにおいてはセキュラリゼーション
という言葉を当てはめることも出来るかもしれない。
一般にセキュラリゼーションとして指摘されるのは、それまで教会が行ってきた、
救貧院や病院などの経営管理権が都市参事会に移ったり、教区の司祭推薦権
(形式上は司教が任命権を持っていたのだけど)を都市が掌握したり、
また、都市内部の教区教会財産を俗人の教区共同体が管理したり、といった
動きのことを指す。
68世界@名無史さん:02/11/02 23:41
とつぜんなんですが、
どなたかザクセン選帝候モーリッツ(マイセンのユダ)について
ご存知の方いらっしゃいませんか?
なんか気になる…
69世界@名無史さん:02/11/02 23:47
>>68
アルプレヒト侯モーリッツは、シュマルカルデン戦争で皇帝側にたった
ので、ザクセン選帝侯になれたんですよね?
70世界@名無史さん:02/11/03 23:35
>>69様
あ、68です。嬉しいです。モーリッツをご存知の方がいらっしゃるとは。
そうです。新教諸侯にもかかわらずシュマルカルデン戦争で皇帝側に寝返って
選帝候になった人です。(義父を裏切って…ね。←後に助けたから許す)

最初大嫌いだったんですが、どうにも気になって…。
図書館めぐりしたんですが、なかなか彼に関する記述がなくて。
生い立ちとかも大まかにしかわからなくて。

71世界@名無史さん:02/11/06 23:02
「騎士戦争」や「ドイツ農民戦争」について語るのは
このスレでOKなんですよね?
72世界@名無史さん:02/11/06 23:06
>>71
どうぞ。
73世界@名無史さん:02/11/20 09:12
age
74世界@名無史さん:02/12/05 00:00
age
75世界@名無史さん:02/12/18 12:25
宗教史を勉強している者です。ちょっと質問させて下さい。

今、読んでいる本に、以下のような叙述がありました。

こうした二大宗派(※カトリック、プロテスタント)の争いは、ヨーロッパを約1世紀に渡る宗教戦争に巻き込み、
これがようやく終結されたのは、中部ヨーロッパのいわゆる三十年戦争の結末となった「ウェストファリア条約
(1645-1648)」、フランスにおけるナント勅令の廃止(1685)、英国の名誉革命(1688)によってであった。

ウェストファリア条約が新旧キリスト教徒の宥和をもたらした事は納得出来るのですが、

1.同じように新旧宗派の宥和を目的としていたナント勅令の「廃止」が宗教戦争の終結となるのはなぜか?
2.議会政治樹立に向けた市民革命の一環であるはずの英国の名誉革命が宗教戦争の終結となるのはなぜか?

以上、二点がどうも腑に落ちません。どなたかお答え頂けませんか?
76世界@名無史さん:02/12/18 22:15
>>75
回答を試みたいと思います。間違っていたらごめんなさい。
仏国ルイ14世によるナント勅令廃止によってプロテスタントはことごとく追放されるか
改宗を強いられました。
いっぽう英国の名誉革命ではスコットランド出身でカトリックを擁護した
ステュアート家の国王が追放されました。
よって宗教騒乱が両国で収束したということではないでしょうか。
7775:02/12/18 23:12
>>76
回答どうもありがとうございました。

フランス:ユグノーが追放され騒乱の原因が消失
イギリス:カトリックが後ろ盾を失い騒乱の原因が消失

という理解でいいのでしょうか。

つまり、宗教戦争の終結は、少なくとも英仏の二国においては、
「建設的」なものではなかったと。消極的終結というか。
78世界@名無史さん:03/01/04 06:18
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79 ◆CVfmIyTZ5E :03/01/05 13:13
 
80山崎渉:03/01/11 13:06
(^^)
81世界@名無史さん:03/01/16 23:39
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82世界@名無史さん:03/01/19 06:34
視覚的な楽しさもあって「ルターの首引き猫」(及びその時代の版画)
を読んだんですが・・・

この本だと槍玉にあがっている反宗教改革の面々、
豚のエック・山羊のエムザー・犬のコッホーレウス
雄猫ムルナー・鍛冶屋のファブリらの実像はどんなものなんでしょう?

ムルナーについては同著の森田氏自身がかなり詳しく書いていますし、
ボスである教皇レオ10世にしても、
それまでのアレクサンドル6世・パウルス2世のような女性関係のスキャンダルは
存在しないらしいと、むしろ批判されてる面々の素顔が結構気になりますが…
83世直し一揆:03/01/21 23:36
<血液型A型の一般的な特徴>(見せかけの優しさ・もっともらしさ(偽善)に騙されるな!)
●とにかく気が小さい(神経質、臆病、二言目には「世間」、了見が狭い)
●他人に異常に干渉する(しかも好戦的・ファイト満々でキモイ、自己中心)
●自尊心が異常に強く、自分が馬鹿にされると怒るくせに平気で他人を馬鹿にしようとする(ただし、相手を表面的・形式的にしか判断できず(早合点・誤解の名人)、実際にはたいてい、内面的・実質的に負けている)
●本音は、ものすごく幼稚で倫理意識が異常に低い(人にばれさえしなければOK)
●「常識、常識」と口うるさいが、実はA型の常識はピントがズレまくっている(日本の常識は世界の非常識)
●権力、強者(警察、暴走族…etc)に弱く、弱者には威張り散らす(強い者に弱く、弱い者には強い)
●あら探しだけは名人級(例え10の長所があってもほめることをせず、たった1つの短所を見つけてはけなす)
●基本的に悲観主義でマイナス思考に支配されているため、性格がうっとうしい(根暗)
●一人では何もできない(群れでしか行動できないヘタレ)
●少数派の異質、異文化を排斥する(差別主義者、狭量)
●集団によるいじめのパイオニア&天才(陰湿&陰険)
●悪口、陰口が大好き(A型が3人寄れば他人の悪口、裏表が激しい)
●他人からどう見られているか、人の目を異常に気にし、ものすごく体裁を繕う(「世間体命」、「〜みたい」とよく言う)
●自分の感情をうまく表現できず、コミュニケーション能力に乏しい(同じことを何度も言う、知障)
●表面上意気投合しているようでも、腹は各自バラバラで融通が利かず、頑固(本当は個性・アク強い)
●人を信じられず、疑い深い(自分自身裏表が激しいため、他人に対してもそう思う)
●自ら好んでストイックな生活をし、ストレスを溜めておきながら、他人に猛烈に嫉妬する(不合理な馬鹿)
●執念深く、粘着でしつこい(「一生恨みます」タイプ)
●自分に甘く他人に厳しい(自分のことは棚に上げてまず他人を責める。しかも冷酷)
●男は、女々しいあるいは女の腐ったみたいな考えのやつが多い(他人をけなして相対的に自分の立場を引き上げようとする等)

それと、O♀はエコヒイキきつくて、冷酷だからな。
A♂の異質排除×O♀の冷酷=差別・いじめ とあいなる。
84世界@名無史さん:03/02/05 02:10
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85世界@名無史さん:03/02/20 07:43
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86世界@名無史さん:03/03/09 09:16
age
87山崎渉:03/03/13 13:11
(^^)
88世界@名無史さん:03/03/19 01:05
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89山崎渉:03/04/17 10:01
(^^)
90山崎渉:03/04/20 04:46
   ∧_∧
  (  ^^ )< ぬるぽ(^^)
91世界@名無史さん:03/05/01 23:48
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92世界@名無史さん:03/05/05 01:02
海を越えた新大陸でも新旧の抗争などはあったのでしょうか?
異端審問や魔女狩りは行なわれたようですが。
93世界@名無史さん:03/05/13 02:16
セーラムの魔女裁判とか有名だね
94世界@名無史さん:03/05/14 12:52
エッセイ セーレムの魔女裁判
ttp://web.kyoto-inet.or.jp/people/tiakio/yaziuma/essay2.html
95山崎渉:03/05/21 22:24
━―━―━―━―━―━―━―━―━[JR山崎駅(^^)]━―━―━―━―━―━―━―━―━―
96世界@名無史さん:03/05/26 23:38
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97山崎渉:03/05/28 15:01
     ∧_∧
ピュ.ー (  ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。
  =〔~∪ ̄ ̄〕
  = ◎――◎                      山崎渉
98世界@名無史さん:03/06/01 09:01
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99世界@名無史さん:03/06/15 08:42
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100 ◆OabJU8b1b. :03/06/15 09:14

Thanks for 100


101ごるごるもあ ◆753Z/RLFiY :03/06/30 20:17
▲資本共産法▽
 職業安定所を国税庁に統合し、かつ公権力化する。企業面接を撤廃して雇用創出を図る。
備考:企業教育の必然性と人材派遣業の処分
▲琉球国際認定規格推進▽
 同一国内でありながら、国籍と民族の固有化を尊重し、続けて北方領土問題にも取り組む。
 【地域社会保護法案】
 住民投票を公権力化し、地域社会の破壊を阻止する。
▲教育改革法▽
 義務教育の数学・音楽・美術を廃止し、情報処理・脳神経学(精神学)・マインドコントロール手法(音楽・美術)を新たに加え、資本主義社会の虚弱性に抗する消費者層の暗黙的な社会主義化を目指す。
▲予約売買法▽
 卸売り業者すべてに予約販売制を導入・義務化し、物資の流通を共産主義化する。
102山崎 渉:03/07/15 12:50

 __∧_∧_
 |(  ^^ )| <寝るぽ(^^)
 |\⌒⌒⌒\
 \ |⌒⌒⌒~|         山崎渉
   ~ ̄ ̄ ̄ ̄
103世界@名無史さん:03/07/23 15:58
「免罪符」って神学的には間違った用語なのだが、
大学の史学科あたりでも、これで教えてるんだろうか。
104世界@名無史さん:03/07/27 21:53
>>103
贖宥状?
105世界@名無史さん:03/08/04 17:04
age
106_:03/08/04 17:04
107世界@名無史さん:03/08/06 20:47
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108世界@名無史さん:03/08/25 19:24
ルターは破戒僧。
109世界@名無史さん:03/10/12 19:39
≫108
確かに頑迷なわからず屋といった印象はあるけど、破戒僧というのとはまた違うと思われ。
妻帯にせよ農民反乱の弾圧を諸侯に促したことにせよ、彼自身の思想と矛盾するものではなかったはず。
11010月31日
1517年の今日、ルターが宗教改革を行いました。