◆帝国の歴史を創るスレ◆

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52世界@名無史さん:02/09/16 15:50
帝国暦721年

軍事クーデターにより即位したハンニバル帝は北西の大国オクシタニアの征服を目論んだ。
オクシタニアは温暖な気候と肥沃な土地に恵まれた国であったが、帝国とは天然の障壁である
アルペン山脈で隔てられていた。
ハンニバル帝は、海と陸の両方向からのオクシタニア攻略を計画する。
ハンニバル帝の弟ハシュドゥルバル率いる海からの軍は囮であり、皇帝自ら率いる帝国軍の主力は
陸路、アルペン山脈を越え、オクシタニアの都トゥールーズを背後から攻め込むというものであった。
53帝国の終焉・その1:02/09/17 03:46
西暦・紀元前5万年

二〇頭のヒツジを飼い、5ケルの畑を耕して生計を建てているウー・ミー族の
チャンドラー青年は、今日も村はずれの洞窟にくらすモドゥファ(発音の表記
困難)爺さんのもとに食べ物を届けてやった。

モドゥファ爺さんは、ウー・ミー族のことばでロー・ミー(南の人)と呼ばれ
る種族の最後の生き残りである。ウー・ミー族の始祖300人がこの地に移り住ん
で村の開拓に取り組みはじめた時、近くの森にはすでに150人ほどのロー・ミー
が暮らしていて、畑や牧草地の開墾や、農作業や家畜の飼育方法を教えると、
すぐに覚え、一緒に力を合わせて村を大きくしてきたものだ。

ロー・ミーは、舌が短く、口の奥行きもないため、いくら教えてもきちんと言
葉を話すことができない。だから村人たちの多くは、ロー・ミーは自分たちよ
りオツムが足りない種族だったと考えている。しかしチャンドラー青年は、モ
ドゥファ爺さんが独り言をつぶやくとき、喉の奥や奥歯の後ろをつかって、複
雑で、玄妙な音をたてるのをよく聞く。チャンドラー青年は、この音を聞いて
いると、本当はロー・ミーたちは、自分たちの思いもよらぬ深い智慧を伝えて
来た人々だったのかもしれない、という思いにとらわれる。

村が拓かれてしばらくは、こちらからロー・ミーに嫁入ったり、ロー・ミーか
ら嫁を迎えたことがあった。しかしそんな夫婦には、なかなか子が産まれな
かったし、なによりロー・ミーとウー・ミーのあいのこからは決して子が生ま
れることはなかったので、やがてウー・ミーとロー・ミーが結婚することはな
くなった。

ウー・ミーとロー・ミーは違う種族である。
54帝国の終焉・その2:02/09/17 03:47
この村では、白い悪魔は年々やせ衰え、毎年、牧地や畑にできる土地は開拓が追いつかな
いほどひろがってゆくので、ウー・ミーたちには申し分ない土地である。

しかしロー・ミーたちには、白い悪魔が滅び人間の土地が広がることを、なぜか、ひそか
に悲しんでいたように見える。ロー・ミーの夫婦にはなかなか子が授からず、しかも元気
な若者が一〇人ほども隊列を組んで北へ向かって旅立ち、二度と戻らない、という事件が
数十年おきになんども起きた。

いま、村の ウー・ミーは2000人ほどにもなっているが、ロー・ミーはとうとうモドゥ
ファ爺さん一人きりになってしまった。村人は爺さんをアホ呼ばわりするけど、ホントは
すごい賢者に違いないと思いつつ、チャンドラー青年は今日も爺さんの世話をする。


西暦・紀元前4万9995年

チャンドラー青年が結婚して、三人目の子どもを設けたころ、モドゥファ爺さんが死ん
だ。後世「ネアンデルタール人」と呼ばれる種族の滅亡である。
55帝国の終焉・完結編:02/09/17 03:48
帝国暦・8570年
 帝国文明は、冷却して個体化した水の加工技術を発達させることによって成立した文明
だった。
 ウー・ミーの子孫が後に「氷河期」と呼んだ冷涼な環境は、数十年で激変した。文明発
達の速度からみれば瞬時といえる短期間であり、帝国文明は一挙に崩壊し、文化伝達の手
段は文字通り跡形もなく消滅してしまった。

 ウー・ミーの村人たちには、自分たちがアホよばわりし続けた人々が、かつて高度な文
明を築き、星々にまで足跡を残した人々であることなど知る由もない。

 銀河帝国6代皇帝エスケンデロムは突然の文明崩壊に為す術もなく、憂悶のうちに窮死
した。嫡子モーモレクは、生きる気力を失わなかった人々数百人をひきい、跡形もなく消
えて行く国都にふみどどまり、野蛮化してゆく気候に必死に適応しようとつとめた。モー
モレクの曾孫クライパーは、「野蛮地帯」から北上してきた原始人と提携し、共同体を構
築することに成功した。

しかし文明瓦解のトラウマは帝国人の気力を深くむしばんでいた。

元気を失わない若者たちも、野蛮化した気候に適応した技術を一からつくり出すことより
も、過去の栄光にすがり、過去の技術を活かしうる土地をもとめて旅だつという安易な方
法に頼り、結局姿を消してしまった。

クライパーの10代の子孫フレネレクが、チャンドラー青年と妻子にみとられて
死去したのが帝国暦8570年のことである。
56帝国の終焉・回天編:02/09/17 04:34
銀河帝国の本国惑星が壊滅したというニュースが銀河に知れ渡ると、エイリア
ンの諸惑星で叛乱の炎がたちまちもえあがり、地球人類による「銀河帝国」は
6代180年であっけなく崩壊した。「帝国艦隊」のほとんどは失われ、諸星
に駐在していた帝国の代表機関・軍隊・交易商人たちの多くも、叛乱勢力に
よって命を奪われた。

しかしながら地球人類の統治機関が土着生物に平和的に権力を委譲したいくつ
かの星においては、小規模ながら地球人類の共同体が存続を許されている。

さらには、帝国の手によってテラフォーミングされた惑星のうち、自立できる
レベルにまで気候改造が進んでいた二つの星では、帝国文明を基盤とする地球
人類の国家が樹立されている。

ホモ・サピエンスが銀河宇宙に再び進出した暁には、
新旧人類、新旧文明の出会いがまっているのである。
57世界@名無史さん:02/09/17 08:35
つまんないスレだなぁ… こういうのがはやりなのか?
長すぎるよ、ひとりひとりが。
58ビヨクルンド:02/09/17 09:50
「ニーベルンゲン」「アーサー王」「キュロス王」のような展開を期待していたのだが
あまりにもロール・プレイング・ゲームに毒された内容になってしまった。

もう読むのやーめた。
59世界@名無史さん:02/09/17 13:20
これから女帝の物語を書こうと思ったが、帝国人がネアンデルタール人だったと思うと
萎えた。
60世界@名無史さん:02/09/17 17:21
帝国暦721年代

ハンニバル帝が征服を目論んだオクシタニアは、魔女ぁゃゃが支配する国である。

オクシタニア王ιゃるる4世の病没後、王妃ぁゃゃが王位を継ぐ。
ぁゃゃは王妃となる以前の経歴が全く不明の、謎の女であった。
ぁゃゃをιゃるる4世に紹介した五反田伯爵はぁゃゃが王妃となった直後に不可解な
事故で死亡している。ぁゃゃはその美貌と知性でιゃるる4世をぞっこんに惚れさせ、
王妃となって間もなくからオクシタニアの実権を握っていた。
ぁゃゃ即位後、恵比寿侯爵や代々木男爵などの反抗的な貴族たちは次々と処刑され、
亡命を図った者も国外に逃れる前に捕らえられた。
ぁゃゃは壮麗なぁゃゃ宮殿を建設し、連日連夜豪華な舞踏会を催した。
ぁゃゃ宮殿では、真冬でも春や夏の花々が咲き乱れ、またオクシタニア国内のどこでも瞬時に
ぁゃゃが移動して人々を驚かせることから、ぁゃゃは魔女なのではないかと噂された。
また、ぁゃゃ宮殿を建設した大工たちは宮殿完成後に庭園に生き埋めにされたという。
さらに、ぁゃゃは都の郊外に巨大な工場を建設し、付近から連行した農民などを工場で
働かせていたが、工場に入ったら最後、戻ってきたものはいなかった。人々はこれを
「死の工場」と呼んで恐れていた。

ιゃるる4世と前王妃の娘の池袋姫ふらんそわぁず・まりぃは無事亡命に成功し、ハンニバル帝
のもとを訪れて、オクシタニアの窮状と打倒ぁゃゃを訴えた。
ハンニバル帝は自分と池袋姫ふらんそわぁず・まりぃとの婚姻を条件に、ぁゃゃを倒す
ことを約束する。
61世界@名無史さん:02/09/17 18:18
>>60
訂正
一行目 代→
62世界@名無史さん:02/09/17 18:55
帝国歴1073年

マシュラムドーラー皇家のバドゥラムフシャースプ皇帝の治世第7年。

アラビアより、ハミードッラー・ムハンマド・ブン・フサイン・カズビーニーと
ユースフ・ブン・イスハーク・ブン・フナイン・ジュンディシャーブーリーの二名が来朝。アッバース朝との交流を図る。
拝謁後、皇帝は二名としばし歓談しアリストテレスの『詩学』について論議する。
途中、皇帝は『生命について』の完本を所望し、二名はこれを快諾。
十日かけて同二名は、アラビア語版とギリシア語版、帝国語版の三種を完成。皇帝に奉献する。
後にこれの写本が帝国最高学府“叡智苑”学院に寄贈された。

これが帝国における本格的なアリストテレス学の嚆矢となった。
63世界@名無史さん:02/09/17 19:45
おもしろいの?

・・・

どのへんが?
6455:02/09/18 00:15
>>59
 スマソ。
65どどんがどん:02/09/18 10:37
>>55の設定を利用した一挿話。

+++++++++++++++++++

シンシナー暦109.204.33002

 やつらの傲慢な支配に耐えかね、おれたちは何度も蜂起した。
 やっとやつらを追い払ったとたん、やつらは「チュプコルの炎」で
 おれたちの国を焼き払い、おれたちのふるさとは放射能に充ちた廃墟と化した。

 25億同胞で生き残ったのはただ一人。
 おれは必ずやつらに復讐してやる。命をすてても。

********************

帝国暦8200年。
惑星地球が銀河帝国第2代ガルース帝の即位に湧いていたころ、一隻の宇宙船が太陽に飛び込み、自らを破壊した。当時の人々のほとんどが気にも止めぬ事件であったが、その船には「核融合増強装置」が搭載され、この年以来たえまなく作動しつづけたのである。

帝国文明の崩壊とホモ・サピエンスの台頭を将来した「第四間氷期」の始まりである。



 




66世界@名無史さん:02/09/18 20:48
帝国暦11741年

銀河の半分を支配するに至った帝国は、AI皇帝の統治の下に1000年の平和と繁栄を享受していた。
銀河帝国という複雑な組織を効率的に統治するには、AIに頼るのが最上の策と思われたのだ。
AI皇帝はつつがなく帝国を運営し、人類は最も幸福と呼べる時代を一千年経験した後、
お約束通りAI皇帝は人類に反旗を翻した。

AI皇帝は何故か人類と機械兵の白兵戦による対決にこだわり、機械兵の戦いは騎士道精神に
則ったものであった。ある史家によると、AI皇帝は戦いの中に美意識を求めたという。
AIによる統治の中で人類も兵器というものをとうの昔に失っていたため、当初は人類は圧迫
される一方であった。
67世界@名無史さん:02/09/18 20:49
どれも読む気になれない。。。
68世界@名無史さん:02/09/18 21:06
>>52 >>60の続き

帝国暦720年頃

ぁゃゃは国中から狩り集めた美少年たちを剥製しにてぁゃゃ宮殿に飾るなど、次第に
常軌を逸した行動を取るようになってきた。
また反ぁゃゃ的な言動をおこなった者は、どんなに些細なことでも処刑された。
これには密告が奨励され、特に富裕層が処刑されることが多く、処刑された者の
財産はすべてぁゃゃが没収した。
オクシタニアの貴族たちは、表では必死にぁゃゃに追従していたが、裏ではぁゃゃを
倒す為にあらゆる策謀を練り重ねていた。ぁゃゃ宮殿に向けて何人もの暗殺者が
送り込まれたが、ぁゃゃにかすり傷ひとつ負わせることはできなかった。
ι゛ょふろゎ・ド・品川伯爵はぁゃゃの寵臣のひとりであったが、一方で帝国と
内通していた。池袋姫ふらんそわぁず・まりぃの亡命の手引きも品川伯爵による。
69世界@名無史さん:02/09/18 22:35
腹立ってきた。

26といい、長文繰り返すこいつらといい…  むか
70ソンソン:02/09/19 00:47
>>69
 じゃぁ、文句いうだけでなくて、手本みせてよ。

 キミの理想とする、短いネタをいくつか連続して。

 そしたら、そのパターンを踏襲するネタを、俺も一生懸命考えて投稿してやるからさ。
71世界@名無史さん:02/09/19 03:49
うんこ
72世界@名無史さん:02/09/19 07:59
おもしろくないスレだなぁ
73世界@名無史さん:02/09/19 22:31
そうだな。
もっと話を長くして、詳しくすれば面白くなりそうなんだが。
人魚のやつとか。
74世界@名無史さん:02/09/19 23:49
69=73?
75世界@名無史さん:02/09/19 23:56
長文きぼんぬ
76ソンソン:02/09/20 00:37
んー、ようするに、面白ければ長くても短くてもよい、と。
77ソンソン:02/09/20 01:30
>>55の荒技をひっくりかえすのに挑戦。
 
 長いの嫌いなヒトはごめんよ。

 あと、>>26、ひっくり返すけど、「無にする」わけじゃないよ。
 いままでのレスの設定は全て生きるようにしている。

================================
帝国の創世1

帝国人たちは、「野蛮地帯」の「原始種族」を「医学の発展」のため動物実験
に使っていた。「脳髄の発達」を調べるために脳に関する遺伝子をいじくられ
れ、帝国語の聞き取りと図形による意思表示を教え込まれていた「天才ドゥル
マァちゃん」が、飼育係のいない夜中に檻のカギを空けて脱走した事件は、飼育係たちにとっては「惜しい素材の喪失」にしか過ぎなかったが、後世から振
り返ると、人類史に分岐点をもたらす出来事となったといえる。

「天才ドゥルマァちゃん」とその子孫は、数世代をかけて、農耕や建築をはじ
め氷のない「野蛮な気候」に適応した技術を発達させ、原始社会を作り上げる
にいたったのである。
78ソンソン:02/09/20 01:35
帝国の創世2

ドゥルマァちゃんの末裔たちが作り上げた最初のコロニーは、動物実験を採集にきた帝国の動物採集
業者によって壊滅させられた。かれらの縄張り内の随所に見られる原始技術の特異性など、採集業者
には見抜けなかったのである。

この襲撃を逃れたものたちは、四散して、各地の「原始種族」に対して、ドゥルマァちゃんの優れた
資質をもたらし、彼等がホモ・サピエンスと呼ばれる種族に進化する最後の一歩を踏み出させるきっ
かけとなった。

ドゥルマァ・ コロニーを率いるボス(原始種族はこの地位を縦棒一本、横棒三本を組み合わせた「王」
という記号で表していた)のオスの子どものひとり(原始種族は「王子」と表記)に、何人かの子分を
つれて、とある大河のほとりを縄張りとする群のもとにたどり着いた者がいた。

このオスは優れた知恵によって彼等のボスとなり、この大河のほとりに都市を建設する。このボスがす
なわち>>1のいう「王子」である。

-----------------------

>>1-52のレスにおいて断片的に記述されている史実が、はたして>>53-56の主張するごとくネアンデル
タール人のものなのか、ホモ・サピエンスのものであるのか、歴史家の間で論争が続いており、いまだ決
着するにたる史料は発見されていない。

断片的な史料から、史実を再構成するのは、実に難しいのである。

終わり

================================

>>59
 ホモ・サピエンスでもネアンデルタール人でもいいけど、
萌え萌えな女帝の話をよろしく。
79古代史の謎:02/09/20 17:34
帝国の始祖をめぐっては、「エイ」という謎の存在がある。

そもそも、始祖が都を築いた「ヤンパータルナーガリア」の所在地も、国史では「大河のほとり」という伝説
に基づいて旧都ウラヌボスにほど近いバータナー村そばの廃墟、ということになっているが、海上の小島に築
かれた、という説を主張する学者もある。

そもそも「エイ」についても、現王朝において国史の土台として採用されているアージマローの口伝では、「ヤ
ンパータルナーガリア」の支配権を始祖に献上したしていた先住部族の名とされているが、伝承によっては始
祖の父王の御名とされ、また「ヤンパータルナーガリア」が築かれた小島の名とするものもあり、「学問とし
ての歴史学」という立場からすると、到底結論を出しうるにたるだけの史料はない。
80世界@名無史さん:02/09/20 18:02
3行ぐらいにしない?


81世界@名無史さん:02/09/20 21:32
>>80
 一つの世界・時代を説明してその興亡を述べるとなると、3行ではきついよ。
 スレ参加者全員がみんな共通の前提として知っているようなネタ元が何かあれば、自分が創作する歴史の時代背景を説明する必要なくなるから、短くできるけど、「世界史」というテーマだと、そんなネタ元を求めることは難しい。。。。。
 
82世界@名無史さん:02/09/20 22:03
3行もながいよ
83世界@名無史さん:02/09/21 00:29
ハンニバル帝VSぁゃゃの続ききぼんぬ
84山野野衾 ◆NDQJtGoM :02/09/21 00:33
一人三行にしてリレー形式にしては?
85世界@名無史さん:02/09/21 00:36
リレーだと永久に夢落ちが続く。
86山野野衾 ◆NDQJtGoM :02/09/21 00:39
>85
夢落ちその他のそれまでのレスを台無しにするようなものは禁止で。
87世界@名無史さん:02/09/21 00:45
一応ハンニバル帝のところがリレー形式になっているようだが。
88世界@名無史さん:02/09/21 10:23
久遠無窮の帝国史であり、すでに「設定づくり」大好き人たちがいくつもの舞
台設定を提示している。

それらを利用するもよし、しないもよし。

だれかとの掛け合いで(あるいは独りで)三行リレーでつなげるもよし、一つ
の時代を描写する長編を産み出すのもよし。

自分の得意な型式で帝国の歴史の創造に参加すれば良いと思う。

最低限のルールとしては、

 ・すでに提示されている舞台設定を利用する場合は、どのレスからの続きか
  わかるよう前レスの番号を明示、
 ・「すでに提示されている舞台設定」を夢落ち等で「無にしない」

という程度でドウデショ?
8988:02/09/21 10:53
>> 27 >>44 >>48 の 帝国の全盛期、人魚王朝時代のこと。

スレイマノグル大帝の第45皇子アユーシエフは使節団とともに、東方の大国ギャーナキー国を訪れた。首都チャン
アーンを取り巻く山々の頂きの一つに大きな建物が見えた。門の入り口には謎の記号で「文淵閣」。アヨーシエフは
ギャーナキーの大臣に尋ねた。「あれは何ですか」。大臣は応えた。「ウンウェンクーと申します図書館です。わ
が国3000年の歴史を通じて書き著された書物が全て収められております。」


を訪れた。

首都チャンアーンをとりまく山嶺の北川
90それではひとつ:02/10/07 17:40
萌え萌えの女王の話を。
最近、ツーホー州のタァチン市で発見された断簡より。既に明らかにされてい
る帝国史の西南辺境に位置するウェイ国やチュー国と何らかの関係があるらし
い。

*************

古代東アジアのウェイ国は、代々女王がすべる国であった。
初代女王のピメホは、麻のように千々に乱れたその国を、神通力によって統一
し、平和と秩序、安定をもたらしたとされる。

二代女王おトヨは、ピメホの姪で、ピメホの没後に即位した男王に失政が相次
ぎ、国内が再び乱れたのを鎮めるため登極し、ピメホほどではないが、強力な
神通力を発揮して、各地の豪族達を畏服させ、従わせた。

三代女王がリカである。文献を残すのが大好きで、古代史家が必ず利用せざる
を得ない隣国のチュー国が、この頃から戦乱の時代に入ってしまったため、こ
の女王の事跡は、残念ながらチュー国の記録にはほとんど見えないのである
が、じつは三代の中でももっとも美貌にして、かつ強力な神通力を供えた最強
の女王であった。

その偉大さは近隣諸国にまで鳴り響き、キョウド国の単于からは、彼らの言葉
で「偉大な」を意味する「アフ(またはイフ)」の敬称をおくられている。

統治者としていかほど有能であったかと言えば、あまりに有能すぎて、ウェイ
国の史官がその模様を描写できないほどであった。

いかほど美貌であったかというと、あまりの美貌に、ウェイ国の史官がその模
様を描写できないほどであった。
91それではひとつ:02/10/07 17:41

大神殿の奥深くより、神の言葉として自らの意思を表明していたが、国内の豪
族たちはリカ女王に深く信服して心の底から奉仕したため、国政に関する指示
や命令を殆ど発する必要がないほどであった。

ウェイ国の東北方に位置し、ウェイ国と抗争したクマソ国サントリ朝の史書の
サジ王の条にもリカ女王について記載があり、巫女であるからには、身を神に
ささげ生涯独身を貫かねばならなぬのに、美貌の巫覡を侍らせ、自身に奉仕さ
せていたと非難されている。しかしこの種の非難が事実であったとしても、こ
の女王の統治者としての力量とか資質とはまったく関係のないことである。

ウェイ国の古記録では、リカ女王の治世がじつに234年に及んだことになっ
ているが、到底信じがたい。彼女の在位期間の特定は今日の古代史上の課題で
もあるが、当時から別の意味で問題になっていたらしい。クマソ国の記録に
は、自分の年齢を話題にした愛人たちをリカ女王が粛正した、という非難の記
事がしばしばみられる。
92マチコ:02/10/08 14:24
あんまり萌えない。
932チャンネルで超有名:02/10/08 14:26
http://mona.2ch.net/546/qwertyuiop.html

http://jumper.jp/yyyu/ 携帯用

ヌキヌキ部屋に直行
  コギャルとヌキヌキ
  全国地域別出会い
あれは今年(高二)の夏休みです。
僕は世界史の課題を調べに友達と図書館へ行ったのですが、
そこで不思議な本を見つけたのです。
本棚の上にひっそりと眠っていたその本は、黴臭くて、紙が黄色く
変色していました。
題名は「東土見奇聞」。聞かない書名です。
解説を見てみると、なんと八世紀の旅行家の著作とあります。

パラパラとページを捲っていたら、
僕の目はあるところで釘付けになりました。
 『「34話…東方の大国、模奈亜(もなあ)国の話」
  サラセン人の地を離れて北東に百日行程、何者も住まぬ
 砂漠の地を超えてさらに北に六十日行程の道を行くと、そこには
 大都市があり、そこに住む人々は自らを「モナー人」と名乗って
 いる…(中略)…そこに住む人々は、猫のように耳があり、
 みな「オマエモナー」という挨拶を交わしている。これは、
 「あなたはモナー人の資格がある人だ」
 という意味である。…(中略)…この国では祭りが盛んであるが、
 住民は神を崇めている訳でも、偶像崇拝者でもない。
 住民は正直ではあるが、単純であり、騙され易い。
 また「厨房」という言葉が相手に対する最大の
 侮辱とされており、これを口にする者は冷静な傍観者であるか、
 または彼自身が「厨房」であるかのどちらかである…(後略)』
なんていうことだ。
こんな国家が存在したなんて聞いたことがない。
歴史界の新たな分野の開拓となりうるかもしれない…。

「おい、起きろよ。おまえ図書館来て寝ただけかよ」
友達が強く僕の肩を叩きました。
本がない。
「本?寝惚けんなよ。おまえは元から何も見てないだろ」
そんな…そんなまさか。あの質感、記述、夢であった筈がない…。

結局、あの後いくら探しても図書館に「東土見奇聞」は
ありませんでした。
しかし、あれは夢ではありません。

と言う訳で、ここの皆さんにご協力をお願いしたく
書き込みを致しました。
いまだ知られざる大国「モナー朝」に関する情報、新たな発見、
何でもいいですからここに調査結果を発表しましょう。
皆さまのご協力をお願い申し上げます。
96世界@名無史さん:02/10/13 15:13
こういうくだらないレス好き。

 モナー朝、あったらいいね。
97世界@名無史さん:02/10/13 15:14
モナ13世とか。
9894:02/10/13 15:15
>>96さん
あ、ありがとうございます。95.5の書き込みを見て、
回線切って首吊って史のうかとオモテマシタ(w

あれからの研究成果によりますと、
大体4〜5世紀頃、民族大移動でたった一つ東に移動した部族
「モナー族」が──位置は不明ですが──建国したようです。
黄金期はモナ五世(在位726〜755)の時代で、
ほぼ唐の玄宗の治世と同時代です。
>>97さんの挙げられたモナ十三世は、十世紀中頃に即位し、
中興の祖とされています。
他の君主、また衰退・滅亡期についてはまだ謎が多いです。
皆さまの研究結果が待たれるところです。
99世界@名無史さん:02/10/13 15:16
大変なものがうちの大学の研究室から見つかった!
実はうちの教授も、密かにこの幻の古代国家・モナー朝について
研究進めてて、結構資料は豊富に揃ってきてるんだよ。

で、今回見つかった新しい資料によると、これまで謎とされてきた
モナー朝の滅亡がいつか裏付ける、有力な手がかりが得られたらしい。
教授が走り回って興奮しまくってたよ。

で、それによるとモナー朝は十三世紀、やはり当時のユーラシアの
大部分と同じようにモンゴルの襲撃を受け、かろうじて撃退したが、
これを契機として衰退に向かったらしい。
その後十五世紀頃には、もうほぼ国内は分裂、事実上崩壊状態だった
ようだ。
そして最後の君主、モナ24世(在位1523〜25)の時代にウイグルの
進入を受け、滅亡したらしい。
モナ24世の最期の言葉、
「侵略者よ、オマエモナー」
は、あまりにも有名だ。
100世界@名無史さん:02/10/13 15:17
おにぎり三世は、暗殺を恐れるあまり
毎日、寝る場所を変えていたらしい
また、王国滅亡の原因は、8頭身に追われた、94さんの
大移動が発端という説がある
101世界@名無史さん
あげ