380 :
世界@名無史さん:02/10/09 00:54
「世界史」という概念を歴史ヲタ(wがどう構築していくか、ということができるなら
このスレは意味あると思うよ
381 :
世界@名無史さん:02/10/09 00:57
しかしよく考えてみればすごい名前の教科だな。
「世界の歴史」ですよ、「世界の歴史」。
382 :
世界@名無史さん:02/10/09 01:09
ところで歴史家たちは無数の史実を暴き出してきたわけですが、
教科書に載っているのはそのごく一部ですよね。
その「ごく一部」はどのようにして選ばれたのでしょうか???
学者間の力関係かな?
383 :
世界@名無史さん:02/10/09 01:14
384 :
世界@名無史さん:02/10/09 01:29
例えば「フランス革命は詳細に乗せるけど殷周革命はさらりと載せる」ってのは、
学説間の力関係でしょうか?
385 :
世界@名無史さん:02/10/09 01:37
>>384 それは現代に与えている影響の差じゃない?殷周革命の影響は今は殆ど無視しても良いが、フランス革命で広がった「自由」とか「平等」とかの概念が現代の民主主義に直接繋がっているからね。
386 :
世界@名無史さん:02/10/09 01:52
>385
なるほど、そう考えればギリシャの扱いが大きいのも納得できまス。
でも、インド史が政治史にかたより過ぎている気がします。
現代への影響を考えるならインドの天文学と数学はデリー諸王朝の建国者名より
はるかに重大だし、いつからインド人が牛を食べなくなったのかについては
全然書かれていません。
政治史偏重は、政治史料は残りやすく、かつ入試で採点しやすいという
事情によるのかなぁ
>>384 殷周革命など古代史の場合、残存資料が少なすぎて、
研究自体があまりできてないという問題もあるかと
388 :
世界@名無史さん:02/10/09 01:59
>386
インド軽視はイスラム軽視と根っこが一緒だと思う。
イスラムの文化を紹介すれば必然的にその源流としてインドを紹介せざるをえなく
なるわけで。
現代科学の源流として、ヨーロッパ→イスラム→ギリシャ&インドというのは
教えておくべき事項だとおも
なんつーか世界史教育は学ぶ地域もそうだが質的変換をしなければならないような。
390 :
世界@名無史さん:02/10/14 00:27
歴史教育は、やっぱ民族教育と切っても切れないのかねえ。
できれば、「日本史」「東洋史」「世界史」と分けたいところかも
知れないな。
それでは煩雑すぎるので、やぱーり「歴史」とひとくくりにしてしまっ
ても良いかも。
考えてみれば、あれだけ中国史を取り扱ってるくらいなんだから、日本史
も世界史の中で一緒にふれておいても不思議はない。
詳しい日本史は大学以上でまたやるとして。
>>390 なに言いたいのかイマイチぴんとこなかった。
392 :
世界@名無史さん:02/10/21 01:26
age
歴史って人間の集団の仕組みがどう形成され、どう隆盛し、どう滅ぶかを学ぶものだと思うのだが、
今の教育は常識として知っておくべき知識、という側面が強すぎる。
394 :
世界@名無史さん:02/10/27 20:14
歴史教育とは、日本民族としての民族意識を醸成し、立派な日本国民を作る
ための教育である。
>>394 そういう歴史教育は、世界史的には、20世紀半ばで終了しました。
「世界史」を教えたって、いいじゃないか。
397 :
世界@名無史さん:02/10/30 20:30
日本の歴史教科書は薄すぎない?
授業そっちのけで教科書読んでた俺としてはもっと分厚いほうが暇つぶしになって
良かった。バカみたいにローマ皇帝の名前全部覚えてたよ。
398 :
世界@名無史さん:02/11/04 19:07
世界史を教えてますが,教科書は事典代わりにつかえと言ってます。
客観的に書いてあるけど,前後のつながりの記述がなさすぎ。
箇条書きをつづけてかいてあるようなもんで、すかすかや
高校生が読んで理解すると言うより,カリキュラムの範囲の語句や人名を
網羅する事に意義がアリ、その傾向は受験教科書の雄MountainRiver社
のものに顕著ですなあ。
でも私は今のそんな味気ない教科書がいいとおもう。
1冊何から何まで詳しく書いてある超分厚い教科書なんかになったら,
著作者や文科省の意図がもっと盛り込まれやすくなるとおもうのだが?
お話を読むように洗脳できるんじゃないか。
ウヨとかサヨとかと言う意味じゃなくて
学説の違いと言う意味よ
399 :
世界@名無史さん:02/11/16 12:20
>>398 おいらは現役高校生ですが、個人的には
世界史の教科書はもっとエピソード的なモノを
入れてくれたほうが有難い。
語句だけを並べられて「ハイこれ覚える〜」とか
言われたって面白くないよ。
歴史の先生ってそういうの語ってくれる先生が多いから(もしかして
おいらの偏見か?)楽しいんだけど、受験にかかわってくるし
ただでさえ歴史系の教科は時間食うからって理由で、授業でも
暗記が優先されちゃって厨房の頃に比べてお喋りに時間割いてくれないし。
もっと楽しくやろーよ。
教えた事は全部テストに出るから覚えなきゃいけない、という
強迫観念が歴史教育をスポイルしていると思うよ。
人間、一の事を覚えるのに一だけ教わっても覚えられる物じゃ
ないし、そうやって得た知識は薄っぺらで応用が利かない。
教育分野でもIT関連予算を増やしているんだから、その一部を、
一の知識に対して五や十の背景知識の得られるハイパーテキスト
化された歴史教科書を作ることに予算を割くべきだと思う。
>>398 俺も歴史を学ぶならある程度の歴史の流れを教えるべきだと思います。
たとえば十字軍ならリチャードやサラディンについて詳しく教える。
興味をもった者はさらに詳しく調べるだろうし、興味のない者は別の時代や別の学問をやればいい。
今の丸暗記ばかりの教育では学問を楽しむきっかけをつかみにくい。
本当は高校生なんだから、自分で本を探して読んで、まとめテレポートを書いて
それを教師が指導して、と言うのがもっと入らないといけない。
大学の卒論に近い程度までとはいかなくてもね。
成績上位校の高校生ならそれをやる能力はもちろん持ってる。
知識量ではなく、思考の訓練となるような教育を考えないといけない。
でもそれをできないのが現場のシステムでね。
レポートだけで評価する事なんてできないわけですわ。
「受験に出る事だけを教えてくれ」
で、いきおい5択とか 括弧の中をうめよとかになる
そもそもこの頃、特に私学で社会を事件科目に指定してるところが激減してるから、
どんどん邪魔な教科になってる。「俺、世界史、いらないから 赤点でなければいいよ」
逆に 成績の芳しくないいわゆる「しんどい学校」になれば
レポート作成能力がない。試験でも「ーーーについて述べなさい」のような
書かなければ設問はほとんど白紙。
括弧抜きのテストで易しい事きかないと、空欄だらけで軒並み赤点
本当になんとかしてほしい。愚痴です。すいません。
オレもエピソード増やしてくれ〜って思うよ。
そっちの方が断然覚えやすいし、楽しいと思います。
教科書で具合悪いんなら、そういう資料集でもいいから欲しい。
404 :
世界@名無史さん:02/11/20 04:15
なるほど、現場には現場の苦悩があるのか。
今までその視点が抜け落ちていたな。
405 :
世界@名無史さん:02/11/24 02:19
論文だと絶対評価がつけにくいし、論文の評価も先生によって違いがでてくるから難しいね。
いっそ教師を選択して授業を受けるってのは駄目?
406 :
世界@名無史さん:02/11/28 01:45
世界史AとBは、具体的になにがちがうの
詳しさだけなのかな
407 :
世界@名無史さん:02/11/28 02:19
高校の世界史って時間が足らないよな
近代史とか最後の方はまともにやってないよ
408 :
世界@名無史さん:02/11/28 03:11
山川の教科書は論述対策に実に(・∀・)イイ!。
特に一橋。
山川の教科書は編集の仕方にまだ改善の余地があるなー
この叙述はそっちにまとめたほうが・・・て例がある
西洋史・東洋史・内陸アジア史が「世界史」として一体化できてない感じ
今の学校での教え方を考えると、
世界史は地域に分割するより現代史を独立させた方が良さそうだ。
例えば
@近代までの、日本に影響を与えた思想・文化中心に取り上げ、
「倫理」と融合させた内容の教科。
A現代史に「政治・経済」を融合させた内容の教科。
の2本立てにするとか。
世界史Aなる教科についてどなたか教えてくれませんか?
要綱だけ見るとたいへん理想的な作りに見えてしまうんですが
実際のところどうなんでしょう
413 :
世界@名無史さん:02/12/07 19:56
アステカ・インカ・マヤの歴史をもっとやってくれい
414 :
世界@名無史さん:02/12/07 20:36
フランス革命をもっと詳細にやれ。
415 :
世界@名無史さん:02/12/07 21:21
>>414 自然科学にも突っ込むことになるが
それでもいいか?
416 :
世界@名無史さん:02/12/07 22:31
>>412 世界史Aとか世界史Bとかは妥協の産物なんです。
平成6年に現カリキュラムになる際に
それまでの現社必修から世界史必修になった。
で短時間で履修可能な世界史教科を作る必要から
ひねくりだされた当時の文部省のウルトラZです。
ますはじめに単位数(標準2、つまり週2時間)ありきあった。
工業高校等普通科以外の便宜のためです。
まず単位数2と言うところから逆算で
「2時間を1年間30-35週として、全70時間で学ぶ世界史」
と言う発想であったわけですね。
ここから先、それではどうしてこのような内容になったか
私はわからないけどね。
当然ながら従来5ー6単位だった世界史から削らねばならないわけで、
あくまで想像ですが、当時の担当官は七転八倒したにちがいない。
従来型は世界史Bとして残ったわけですね。
417 :
世界@名無史さん:02/12/09 23:56
70時間で世界史を概観するというのは無理があるな。
アケメネス朝ペルシアまでで時間オーバー・・・
418 :
世界@名無史さん:02/12/10 06:00
もっと解りやすく、世界史と世界史DQNに分ければ良いじゃん。
つーか、工房なんか世界史やらなくて良いだろ。
>>416 おお、ありがとうございます
つまり、たいしたことないんですね(w
420 :
世界@名無史さん:02/12/14 02:22
>>418 それを言ったら、このスレそのものが(w
70時間では中学の復習にもならんなあ
age 議論喚起
はっきりいって人間のやることなんて、いつの時代もどこの国でもいっしょ。
おまけに歴史学んで引き出せることなんてのはたかが知れてる。
多少のかたよりがあってもそんなことはケンチョナヨよ。
424 :
世界@名無史さん:02/12/30 11:53
70時間でねぇ…
そりゃ現代史までなんて無茶だな。
70時間なんていったら今のアジア地域程度の密度でヨーロッパを流しても追いつかない
んじゃないか。
すまん。工房=工業房の意味で使った。
426 :
世界@名無史さん:03/01/03 10:08
榊原英資によると、19世紀の前半くらいでは、もしGDP統計があったら中国
とインドが世界の40%くらいを占めていただろうという話だ。
インドってのは史料も乏しくてイメージわきにくいねえ。でも、これからは
世界の中心として復活してくるんだろうな・・・。
>>426 もっと凄いのは
18世紀末まで世界に存在する文書の90%は漢文で書かれてたこと。
現代の英語でも50%だというから凄い。
428 :
世界@名無史さん:03/01/03 15:54
>>426 大アジア主義の香具師がいうことだからなあ。
大体1人あたりGDPとか所得分布とかなぜ出さないのだろう?
(^^)