1 :
世界史教育を考える:
高校の世界史を見ていると、中国とヨーロッパが歴史の
表舞台だったかのように錯覚する。
でも、ヨーロッパなど、近代に出てきた新興勢力。中国など、
東のはての地方勢力。
単に、大学入試を出題する大学の教官には、この地域の専門家
が多いっていうだけの話なんじゃないの?
「世界史は、地域ごとの横のつながりがわからない」と混乱
して歴史嫌いになる高校生が多い。
もっと、中東、インド、中央アジアあたりを重視すれば世界史
を統一的観点で見られると思います。
賛成。今の世界史の授業はつまらない。
ですけど、そうなると、今でさえ時間が足りないのに、
もっと足りなくなりませんか?
3 :
世界@名無史さん:02/09/10 00:02
朝鮮史をもっとやったほうが(・∀・)イイ!!
4 :
世界@名無史さん:02/09/10 00:02
そのうち、日本にとっても関係の深い朝鮮史の扱いが少ないと
言ってもっと多くしろとか言われそう。そして当然のように項目を多くする日本人
5 :
リメンバー江華島:02/09/10 00:05
朝鮮は日本の一部なんだから、日本史の授業でやればよか。
やた! オー6が6ゲットだ!
お前ら、オーム様にひれ伏せ! 糞共が!
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
,、 ,、
γ⌒/^^/^-_
,ゝ`/~ /~ /~ /⌒ / ̄\
_〈(_)| |~ |~ |~ |~ /^ \_
(丿 /~ /~ /~ /~ /~ /~ /~ /^\
()/()/~ /~ |~ |~ |~ .|~ |~ |~ /⌒\ (´⌒(´
へ^〈,|,,、,,|,,、,~|、、、|~,,,,,,,,|~,,,,、〈~,, 〈~ 〈~ |~ | /⌒| ≡≡≡(´⌒;;;≡≡≡
(´⌒(´⌒;;
オームは強い! オームはでかい! オームは森を守ってる!
O^MU is the strongest! O^MU is the largest! O^MU is protecting the forest!
>>3トへ 黙って照明弾でも撃ってろ(w
巨
>>4ん兵へ (゚Д゚)ハァ?そんな攻撃で無敵のオーム様を倒せると思ってるワケ?
>>5ルベット もう戻らねぇよ(プ
>>7ウシカへ いい加減、虫以外の友達作れよ(藁
ユ
>>8へ ジジィのくせにモヒカンかよ! ファンキーだねぇ(ワラ
>>9シャナ殿下へ 「我が夫となる者は更におぞましきものを見るであろう…」←見たい
>>9ロトワへ ホントに短い天下だったな(ゲラ
>>10ルメキヤへ オマエん家の船、弱過ぎ(ププ
7 :
世界@名無史さん:02/09/10 00:09
絵はサイコー。だが、言葉は省略されちゃってるな(w
すっごいですね。
なんかようわからないけど。
9 :
世界@名無史さん:02/09/10 00:18
日本なのだから、中国が重視されるのは仕方ないのではないか。
ていうか中央アジア、イスラームの扱いは確かにヘヴォいね。
ローマ以来、ずっと欧州が世界をリードしてきたように錯覚してる大人のなんと多いことか。
10 :
世界@名無史さん:02/09/10 00:22
ギリシア、ローマはやる価値あるが
中世ヨーロッパはどうだろう…。
むしろ、イスラムの視点から十字軍が侵略してきた
という話の方がオモロそうだ。
11 :
世界@名無史さん:02/09/10 00:34
十字軍がイスラーム世界に攻め込んできたのなんて、
中国が北のはずれのモンゴルから攻め込まれたのと
そっくり。
当時のイスラーム世界は高度文明圏だったが、ヨーロッパ
は何もない北の不毛の地の野蛮人だった。
12 :
世界@名無史さん:02/09/10 00:45
中学ではほとんどイスラムに触れなかった気がする。
高校でも受験のとき世界史とらなかった奴はどうなるんだ、全く・・・
そういう奴がなんとなくヨーロッパマンセーになってしまうのは仕方ないのかも。
今ではイスラム圏はそれなりにやりますよ。必修で。
それでも、欧州中心なのは否めない……
やはり、根本的に時間数が足りないんですよ。
14 :
世界@名無史さん:02/09/10 00:52
フィリップ何とかとか
ヘンリ何とかとかはっきりいって面白くないよな…
中世は
「教皇の権力が強かった封建社会」の1行でだけで良いと思われ…
>>14 教皇と王達の争いなんかは結構面白かったですが。
それに、十字軍の絡みもありますし……
それではいくら何でもはしょりすぎかと。
じゃあ、「カノッサの屈辱」と「アナーニ事件」は入れましょう。
ついでに「インノケンティウス3世」もいれましょう。
他はいらないよね。
個人的にいらないと思うもの…
・ゲルマン民族の名前を覚えること
・ノルマン人の活動
>>16 >個人的にいらないと思うもの…
>・ゲルマン民族の名前を覚えること
貴様、同盟国をなんだと思ってやがる…
18 :
世界@名無史さん:02/09/10 01:08
ヨーロッパ史はだらだら教科書の記述読ませるより『薔薇の名前』をテキストにした方がいい
19 :
世界@名無史さん:02/09/10 01:17
どっかのスレでちゃんと世界史であくまでヨーロッパは脇役だったって教えてれば
アジアよ立ち上がれ厨が減るというのがあったけどそれって言えてると思う。
セポイの反乱とかって西洋史的な書き方だよね。
インドとかだとどう記述しているんだろう。独立戦争なのかな?少なくとも反乱はあんまりだ。
21 :
世界@名無史さん:02/09/10 01:41
イスラムと中央アジアの騎馬民族の歴史の割合はふやした方がいいというのには同意。
中世ヨーロッパは今より手を抜いてもいいと思うけど十字軍とか魔女狩りの理解とか
そういうモロモロのために教えるべきところはどうしぼればいいのかな?
歴史好きじゃないとイスラムやモンゴル・トルコの存在感を感じれないのは
間違っている
22 :
世界@名無史さん:02/09/10 01:43
中国多すぎ。おまけに北方民族いつまでたっても悪役視。
まともな歴史教育ではないな。
一番ムダだと思うのはフランス革命〜ナポレオン戦争。まるでベルバラ。
24 :
世界@名無史さん:02/09/10 01:57
>>23 それは釣りネタだね?
ヨーロッパを教えるならそこは教えないと。近代の原点の一つなんだから。
自分の経験に照らし合わせると今の教科書程度ならちょうどいいと思う。ただ
テストや入試ではこのあたりやたら細かい問題だされることがままあるんだよね。
あれはやめた方がいいと思う。
>近代の原点の一つなんだから。
近代〜現代の原点の一つなんだから。にちょっと訂正。
26 :
世界@名無史さん:02/09/10 02:00
カール大帝の父親が誰がとか騎士がどうとか徒弟制がどうとか三圃制がどうとか
10分の1税がどうとかこういうのはさらっと流してもいいと思う
27 :
世界@名無史さん:02/09/10 02:24
中国史なんて、始皇帝以来、全部パターンが一緒
1.誰かが現政権打倒
2.==>他のヤツがまたそいつを倒して王朝を立てる。
3.==>1に戻る
パターン化できるから、比較表作って1時間で済ませれば良い。
28 :
世界@名無史さん:02/09/10 05:02
29 :
世界@名無史さん:02/09/10 07:13
30 :
津路亜迫(改、餅付):02/09/10 07:23
ルーテル(ルターの名に基づく教会名)
「る」
31 :
世界@名無史さん:02/09/10 09:09
とりあえずロシア革命を詳細にやるのはもうやめたほうがいい。
ソ連自体が消えちまってんだから。
32 :
世界@名無史さん:02/09/10 09:10
世界史に出てくる国って限られてるけど,
何を基準にあの国たちが選ばれたかわかりません。
誰か教えて。
33 :
世界@名無史さん:02/09/10 11:38
∧_∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
(-@∀@)< 我々は半万年の歴史についてより多く学ばねばならない。
(φ 朝 ) \_________
| | |
(__)_)
34 :
世界@名無史さん:02/09/10 11:43
35 :
世界@名無史さん:02/09/10 12:17
>>24 大革命の年号とか議会名とかねちねち出すのはおかしいと思う。
あの時期の他国の内情はろくに教えないのもおかしい。
36 :
世界@名無史さん:02/09/10 12:18
日本人が実際によく行く国の記述を増やすべき。
その国の歴史を全くしらんで行く人が多すぎて萎える。
そういう意味では東南アジアをもう少し増やせ。
37 :
世界@名無史さん:02/09/10 12:19
>>32 現代の世界の成り立ちに影響を与えた国々。
38 :
世界@名無史さん:02/09/10 12:41
>>37 それにしてはクルガン文化についてまったく触れられていないという罠。
39 :
世界@名無史さん:02/09/10 13:00
中国は春秋戦国期を重点的にやってあとは
元寇と日中戦争をやれば十分な気がする。
40 :
世界@名無史さん:02/09/10 14:03
41 :
世界@名無史さん:02/09/10 14:35
>>18 何人の世界史教師が解説出来る?
それも、分かり易く、歴史に興味持って貰える様に・・・
(映画3回見ても良く判らん、翻訳本 高くて買う気が・・・(汗
ギリシャ・ローマの政治家の名前って、多過ぎるよな気がする
僭主制云々より、スンナ派・シーア派、正教・旧教・新教の区別の方が大切なんだけど
42 :
世界@名無史さん:02/09/10 15:29
イスラム史が少ないのの原因の1つには、第二外国語にアラビア語が入っていないのがある。
イスラム史をやろうと思ったら現地語を別に自分で覚えなきゃいけない。
当然、そんな面倒くさい方向に行く学生は少ないし、
そしたら研究者も必然的に少ない。
で、第二外国語にアラビア語を入れるのはあまり現実的とは思えないんだが。
ソ連が無くなったからロシア革命教えなくていい?そんな馬鹿な。
ソ連が無くなったからと言って世界史における社会主義国家の重要性がゼロになるわけじゃないだろ。
43 :
世界@名無史さん:02/09/10 16:40
ワールッシュタットはしょっちゅう出てくるのに、
アイン・ジャールートが全く出て来ないのが気に入らない。
・・・っていうか一言でいいから授業でバイバルスに触れて欲しい。
44 :
世界@名無史さん:02/09/10 17:55
別に時系列順にこだわる必要もないと思うんだよね
ヨーロッパはまず中世から初めて
それを踏まえた上でギリシア・ローマの意義を学んだほうが吸収率が断然違うと思う
>>43 彼、彼女、国。
絶対出なきゃいけないだろう、と言える人々が出てないんですよね……
そのくせ、無駄に当時の政治体制とかをやたら詳細に教えて。
うんざりしてくるんですよね……
46 :
世界@名無史さん:02/09/10 21:54
ギリシア・ローマは、記録が残されていなかったらムー文明やアトランティスのような古代文明と同じものだ。
という意見はアフォですよね?
現実に、現在の文明にその血脈が続いているのですから。
とりあえず、カール大帝の親父は重要だろ。
48 :
世界@名無史さん:02/09/10 22:05
>>46 でも教え方に問題がある。ヨーロッパが直接継承したわけじゃねーんだがな。
49 :
世界@名無史さん:02/09/10 22:35
というか西暦基準で世界史を教えるのには疑問あり…
日本人の圧倒的多数は西暦が世界の基準と思い込んでいると思う。
実際、自分自身が民国暦でびっくりした。(お菓子の賞味期限が民国暦で書かれて
いて、何年前の???と一瞬なった。数字に11を足したら西暦になる)
戦前のように耶蘇暦と言って欲しい。暦に宗教が絡んでいる事が判り易いから…
50 :
世界@名無史さん:02/09/10 22:36
カンカンムーサ支持者がマジマジの乱
を起こした後にたてたスレはここですか?
51 :
世界@名無史さん:02/09/11 00:39
>>46 >現実に、現在の文明にその血脈が続いているのですから。
というかムーもアトランティスも思い切り想像の産物なのだが。
「エルドラドはXXXという地域のことだった!」という話とは全然話が
違う。
52 :
世界@名無史さん:02/09/11 04:18
イスラム文明に関する理解ができなければ、欧米文明の理解だって
できるわけはない、というのは、世界史好きには共通して持っている
問題意識だろうけど
>>42 外務省に採用される人間が、ヘタに英語以外の言語ができると、
非欧米圏担当に回されて一生冷や飯食わされる日本のシステムから
して、アラビア語を第2外国語化するのは困難そうですねえ…
結局、学校レベルの世界史の記述の多寡は、現在の日本のドキュソ官僚の
権力ヒエラルキーの反映だとは思う。
真に世界史を追求する人、歴史を鑑とする人とは、無関係に分量が決められて
いるだろうとは思う。
イスラム圏の歴史学なんかともっと独自に交流して、その成果を日本で
体系化してしまうべきだよね。
53 :
世界@名無史さん:02/09/11 05:30
>>52 激しく同意。
なぜ今ヨーロッパ&アメリカはイスラム圏に精力的に優っているのか、ということに
ついて理解や見識があるかないか、というのは「世界史」というものへの理解度を
決めてしまうものかもしないとさえ思う。
ただ、現代、特に2000年以降を理解するのに下手にイスラム重視しても見誤りかねない
というのがあって(冷戦以降ということはきっかりわけないと見誤りやすい)そこが
また現在で難しいところだとは思う。
54 :
世界@名無史さん:02/09/11 08:13
>>52 ドイツ語が出来るが一番得するそうだ…ドイツ語はヨーロッパだけだから
55 :
世界@名無史さん:02/09/11 08:50
>>23 俺のフランス革命の認識はこう。
「紆余曲折の果てに、ナポレオンをヨーロッパに解き放つ結果となった」
激しく問題があるな。
56 :
世界@名無史さん:02/09/11 09:00
>>55 せめて自由主義と共和主義と国民主義というインパクトぐらい抑えてくんろ。
俺も高校の時、「なんで西ヨーロッパばっかり!」と思っていたが、
大学に入って近代史を学ぶようになってちょっと認識が変わった。
19世紀のヨーロッパが現代に与えてる影響ってもの凄いんだな、と。
インド史とか教えてる学校ってあるの?
俺が高校の時は、教科書に記述はあったが素で無視してたからなァ・・・。
58 :
世界@名無史さん:02/09/11 16:54
>>57 教えようにも教師も知らないので教えられない。
印度の文化では歴史記録が重視されなかったので資料が少なく、重視しようにも書くことがあまり無いという事情もあるが。
日々の天気まで詳しく記録されてる支那社会と違うところだ。
59 :
世界@名無史さん:02/09/11 16:58
印度で詳しい歴史記録が始まるのはイスラム化されたデリー王朝以降。
それ以前は歴史と伝説と神話が渾然一体となったようなものしかなく史実がよくわからない。
歴史を記録しない印度に歴史記録を重視するイスラム文化が流入したことは
歴史学的には救いです。
60 :
世界@名無史さん:02/09/11 17:02
今は社会主義国家の成立と崩壊ってどう教えてるの?
人類史上でも大きいインパクトのひとつだと思うが。
61 :
世界@名無史さん:02/09/11 17:26
>>60 共産圏=旧モンゴル支配地域
偶然か必然かわからないけど地域的広がりについてはほとんど重なる。
150〜300年ほど続いたモンゴル時代と比べたら70年しか続かなかった共産圏の歴史的意義はずっと小さい。
現代の我々にとっては近い時代だから共産圏の方が重要に思えるが、
千年後、二千年後の人から見たらどうかな?
歴史はあんまり詳しくないけど、今まで長く続いてきた王制政治などに比べたら
社会主義国家というものはそれなりに珍しい政治体制だと思うから未来の教科書
にも残っている気がする。
>>61 キューバにモンゴル人が攻めてきたら凄いな
>>63 それだ!
13c後半、イルハン国は遠征軍を組織して海を渡り、キューバを征服しました(キューバ革命)。
>>57 我が母校では、500年分を二十分で終わらせるという
すばらしいことをやってくれていました。
66 :
世界@名無史さん:02/09/12 00:34
高校時代、中国の税制の話がやたら細かく出てきたのは
印象に残ってるな。あまり、現代に影響のこしてない気がする。
でも、北魏の均田制は「社会主義のはしり」として興味深いな。
(もちろん、均田制を社会主義よばわりするのにはムリがあるかも
しれないが)。
67 :
世界@名無史さん:02/09/12 02:39
>>36 いい事いうね。俺も東南アジアは見落としてた。
よく考えたらあの辺りは何度もモンゴル軍を破ってるんだから当然教えるべきだよな。
世界中を植民地にしようとしたマゼランも倒してるし、ぜひ学校で教えるべきだ。
68 :
世界@名無史さん:02/09/12 05:04
>>57 そりゃ、お前の高校がDQN高校だからだろう。
インダス、マガダ国、マウルヤ、サータヴァーハナ、グプタ、ハルシャ、(空白)、ガズナ、ゴール、デリースルタン、ムガール、マラータ同盟、以後近世、、、
それなりには習ったよ。
69 :
世界@名無史さん:02/09/12 06:38
税制史とかシステム関係は政治史やった後でよくない?
前置きが無駄に長いもんだから歴史への興味が萎えるんだよ
よく考えれば、世界史の西洋史偏重主義は著しい。
だって、西欧人が束になっても勝てなかったオスマン・トルコが
モンゴル系帝国のチムールに一蹴されてるからな。
連中に比べたら、征服地を十年そこそこしか維持できなかったアレクサンダー3世も屁みたいなもんでしょ。
(ヘレニズム文化を生み出した文化史的な影響は認めるが)
71 :
世界@名無史さん:02/09/12 08:50
>>70 わけ分かんねーよ。
オスマンに勝てなかったのは束になってなかったからだろうが!
72 :
世界@名無史さん:02/09/12 19:04
>>20 セポイ(シパーヒー)の乱はインド史の上では第一次インド独立戦争と位置付けられる、
っていうのは山川のテキストにも書いてある。
73 :
世界@名無史さん:02/09/12 19:12
旧東欧の歴史ってほとんどやらないからなぁ。
オスマンの拡大の過程を習っても、コソボ、ヴァルナ、モハーチとか戦いの名が出てくるだけで、どこの国(勢力)と対戦したのか、さっぱり判らなかった。
当時は歴史地図を見て、何でリトアニアはこんなにでかいんだ!とか思ってたよ。
74 :
世界@名無史さん:02/09/12 19:14
インド史の上で面白いのは、アレクサンドロスとチャンドラグプタの邂逅とか、
玄奘・義浄・法顕の天竺来訪とかの東西交渉史に絡むところだと思うな
玄奘はなにしろ有名だし、文化史・宗教史でも絶対に外せない重要人物
つーか、これぐらいしかテストに出すところがないという話もあるが。
75 :
世界@名無史さん:02/09/12 19:18
リトアニア史なんてほとんど憶えてないな……
ドイツ騎士団領と対立したんだっけ?ポーランドと合併したのは覚えてるが
ポーランドの悲劇的歴史は通史的に扱う価値があると思うが、
世界史の大きな流れの上で重要な位置付けがあるわけではないのがこの辺の痛いところ
でも、プラハの春とかの時期にいきなり今まで出てきたこともない国名が出ると、ハァ?って感じではある
テーベ
「に」
自治厨誤爆
「け」
78 :
世界@名無史さん:02/09/12 19:23
インドってインド亜大陸内で完結してる国、王朝がほとんどだよねぇ。デカン以南だとインド外に出た勢力ってチェーラぐらいでしょ?。
例えば、チャールキヤだの、チャウハーン、ガンガ、パーンディヤ等が近隣の国と争ったことを詳細に習ったとしても、世界的には大した意味ないもんな。世界史嫌いが増えるだけ。
でも、ハルシャの死後のプラティーハラ朝は教えて欲しかったなぁ。歴史地図を見て、何でこんなに大きいのに無視されるんだ?と思った
79 :
アマノウヅメ:02/09/12 19:27
>>27 高校の時の世界史の先生が、中国史うんうん言うほどやらされました。
この国の連中は3000年近くも同じことやっててアホじゃないじゃと。
おまけに、王朝が倒れる時に出てくる秘密結社が、赤眉だの紅巾だの黄巾だの。
もう、どんな色でも勝手に使えバカヤローって思いました。
80 :
世界@名無史さん:02/09/12 19:27
南インド諸王朝はマリンルートを押さえて栄えたと聞くが
東西交易史の一翼を担う重要事項なのに
なぜ教科書でこれを扱わない?
81 :
世界@名無史さん:02/09/12 19:31
>>73 >当時は歴史地図を見て、何でリトアニアはこんなにでかいんだ!とか思ってたよ。
それはね、当時のリトアニア大公国と、今のリトアニア民族
とは無関係だからですよ。
当時のリトアニアはいまでいえば、白ロシア民族が
支配階層で、リトアニア人は農奴。
82 :
世界@名無史さん:02/09/12 19:33
歴史をやるときに気をつけなきゃいけないのは、
名前が一緒だからといって、同じ民族が継承しているとは
限らないこと。
リトアニア大公国と現在のリトアニア共和国。
ハンガリー王国と現在のハンガリー共和国。
83 :
世界@名無史さん:02/09/12 19:35
ヘタレな話だが、中国関係は世界史の授業よりも
漢文の先生の話の方が面白かった。
84 :
世界@名無史さん:02/09/12 19:40
戦争大好き先生の世界史授業はおもしろいよ
戦争のところにはいると目の色がかわる
85 :
世界@名無史さん:02/09/12 19:43
世界史で一番人気のサイトは「戦○の世界史」だしなぁ(w
86 :
世界@名無史さん:02/09/12 19:50
>>81 以前、バルトスレがその件で荒れてたような気がするな、、、
その説に従えば、ミンタウガスあたりも現代の解釈で言えば、ベラルーシ方言を話すベラルーシ人ということなのか?
本来のリトアニアであるアウクシュタイチア地方は古のルーシ時代に(例えば)ポロツク辺りの公に治められていて、中世のリトアニア公を輩出する家系や貴族たちは全てルーシ時代に遡るのか?
そこらへんがどうも気になってな。
もし、確実な資料に基づく知識があるなら教えてくれ。
87 :
世界@名無史さん:02/09/12 19:52
88 :
世界@名無史さん:02/09/12 19:56
>>82 ハンガリーは同一民族じゃないか?
そりゃ、王家はドイツ人だった時代が長いけどさ。
89 :
世界@名無史さん:02/09/12 20:01
>>75 チェコの歴史
スラブの勃興=プシェミスル朝ボヘミア王国→フス戦争→ヒトラーに占領される→プラハの春
90 :
世界@名無史さん:02/09/12 20:03
ハンガリーの歴史
アヴァール人→マジャールの侵入→オスマンの侵入→二重帝国→ハンガリー動乱
91 :
世界@名無史さん:02/09/12 20:05
サファビー、ゼンド、カージャール、デュッラニーあたりは名前しか習わなかったな。もう少し詳しい説明が欲しかった。
92 :
世界@名無史さん:02/09/12 20:21
>>89 カール4世を抜くとはどういう了見だゴルァ
93 :
世界@名無史さん:02/09/12 20:25
将来役に立つという観点では中国欧米でもいいかも名
>>92 だって、あくまで皇帝として習ったんだもん。
ルクセンブルク家とか、ボヘミア王ってのは教えられてないので、ただのドイツ人と思われてるはず(確かに今の基準から考えるとドイツ人ではあるだろうが)。
そもそも、ヨハンがクレシーの戦いに参戦したのも無視だし、、、
96 :
世界@名無史さん:02/09/12 20:51
まず手始めに山川の教科書を撲滅することから始めないとね。
他の教科書は西欧中心史観を改めようとそれなりに努力してるけど
山川だけは旧態依然で保守的なことこの上ない。
そしてそんな旧態依然の山川の世界史教科書が一番権威があるんだからめちゃくちゃ。
97 :
世界@名無史さん:02/09/12 21:02
ポーランドの悲劇的歴史か・・・
「ななつ、なくさん、なくごとく」だな!
98 :
世界@名無史さん:02/09/12 21:04
「浪人2年のマホメット」ってのもあったな!
99 :
世界@名無史さん:02/09/12 21:07
ヘレニズム文明がやたら重視される世の中だが、実際には
いかがなものか。
「ギリシアの影響力」をやたら強調したがるのはヨーロッパ人
のサガ。
でも、そもそもローマはともかく、古代ギリシアってヨーロッパ
だったか?
100 :
世界@名無史さん:02/09/12 21:10
古代ローマ帝国にしたって、あれと近代西欧の覇権がゴッチャに
なってる学生は多いと思うぞ。
あくまでもエジプト・ギリシア・シリア等があっての大ローマ
であったということを強調してもらいたい。
101 :
世界@名無史さん:02/09/12 21:12
ギリシア文化はもちろんローマ文化だって
イスラームから逆輸入されたもんだよね
102 :
世界@名無史さん:02/09/12 21:17
前提として、
世界史にはAとBがあることが無視されているような。
それから年間の授業時数(単位)、受験、
学習指導要領と文科省検定などなど。
教育うんぬんはスレ違いかもしれないけど、
「高校世界史」なんだからおさえておくべきだよ。
>>山川出版社は東大と強いコネクションがあって、
歴史専攻の院卒を引っ張っているという。
実際、山川の教科書は学会の趨勢をもっともよく反映しているんだ。
ただし、それが必ずしも
歴史「教科書」として優秀なものであるとは限らないけどね。
103 :
世界@名無史さん:02/09/12 21:19
>学会の趨勢をもっともよく反映している
だったら中央ユーラシア史やビザンツ史は?
104 :
世界@名無史さん:02/09/12 21:20
ヨーロッパ文明はローマ文明の正統後継者ではなく傍系に過ぎない。
しかし、ヨーロッパはローマ文明の正統後継者でありたいがために歴史の曲解をしている。
ローマ文明の後継者としての正統性を捏造するためにコンスタンティノープル遷都後のローマをわざわざ「ビザンティン帝国」と呼んでローマと別物であるかのように扱う。
コンスタンティノープル遷都後のロ−マをローマと認めると
西欧文明よりもオスマントルコまたはロシアがローマの正統後継者になってしまうからだ。
105 :
世界@名無史さん:02/09/12 21:43
少なくとも文化的には、中東がローマ帝国の先駆者であると
ともに後継者でもあったのはまちがいない。
>>80 海のシルクロードって、教科書か、副読本でちらっと読んだことはある。
ヒンドゥー商人とかアラビア商人とかが活躍して
東アフリカまで交易圏が延びていたっていうけど、
そもそもあれこれ語れるほど研究進んでるのかな?
ローマ文明には自ら生み出したものなど街道くらいしかない、
って書いたのはモンタネッリだったか?
エトルリア、ギリシアなど、余所から受け入れた文化を
自分達が切り開いた領域に広めていった、って感じだからな
しかしその街道こそが偉大なローマの遺産である
109 :
世界@名無史さん:02/09/13 03:47
しかし所詮は軍用道路でローマの本質は荘園経営を中心とする農業国家。
110 :
世界@名無史さん:02/09/13 04:50
>>99 バクトリアやクシャーナをもっと勉強しろ。
そしたら重要性が分かるよ。
>>106 教科書的には記述が難しいでしょう。
せいぜい品目を書くぐらい?
ま、モノモタパを絡めるって手もあるけど。
あと、オマーンのサイイド家のザンジバル領有は載せて欲しいね。
111 :
世界@名無史さん:02/09/13 05:17
>>80 チラッと出てくる。
そして多くの受験生は忘れる。
112 :
世界@名無史さん:02/09/13 06:34
>ローマ文明には自ら生み出したものなど街道くらいしかない
アケメネス朝ペルシャのパクリだよね・・・
>>106 >>110 >>111 なぜヒンドゥー王朝がデカン高原を継続的に支配できたかって視点とか
いろいろと展開できると思う
各国史もいいけど徹底して俯瞰する項目も欲しい
東西にダイナミックな交流があって
ステップ・オアシスルートと並んでインド洋がその役割を担い続けたっていうね
インド洋の情勢は沿岸諸地域の政治に少なからず影響したとか
実際山川の「テーマ学習」には(詳しくないけど)そういう項目があるんです
こんな話は如何
イスラム世界でバグダードが求心力を失い交易の中心はマムルーク朝のカイロに移った
インド洋貿易の視点でいえばペルシア湾ルートがすたれて紅海ルートが栄えた
それでアレクサンドリア・カイロでムスリム商人とヴェネツィア商人が取引した
こういう視点があってこそ
なぜマムルーク朝が強かったか(十字軍・モンゴルを追い払った)
なぜ東アフリカ沿岸にイスラム都市が現われイスラム文化が伝わったか
なぜ大航海時代以後のイスラム世界(除くオスマン朝)に元気がないか
なぜ大航海時代ポルトガルが海戦したマムルーク朝のバックにヴェネツィアがいたか
明らかになると思う
スレ違い気味でスマソ
115 :
世界@名無史さん:02/09/13 09:06
イスラム世界に元気がないってのは言いすぎだろ。
その部分こそ、教科書で軽視されてるところじゃないか。
>>91の王朝とかウズベク人の国とかさ。
単にティムールを最後に傑出した人物があらわれなかった。
そうしているうちに欧州に軍事的優位を握られた。
そんな所だろ。
>>115 なるほどそう言われればそうだ。ムガル帝国の例もあるしなあ
イスラムはマリンルートを失っても特に影響なかったとも言えるか
117 :
世界@名無史さん:02/09/13 10:22
世界史やった人間と他の決定的な違いってイスラムの事だよな。
高校の頃習ったイスラム勢は意外にも十字軍や世界分割やったヨーロッパなんかより
よっぽど統制がとれてて人道的で、よっぽど文明的だった。
もっとちゃんと教えてほしかったね。
今あわててイスラムとは何か!?報道に振り回されてるマスコミ連中なんかより
よっぽど客観的な見方ができる。
世界史勉強できた人が一番トクしたとこってここじゃないかなあとさえ思うよ。
イブン・ハルドゥーン、イブン・シーナー、イブン・バットゥータ、
それにオマル・ハイヤームの名前と業績を知っているだけでも
頭からイスラムに偏見を抱くなんてとてもできなくなるよな
人名暗記学習にだって利点がないわけじゃあないという一例
119 :
世界@名無史さん:02/09/13 18:24
シビルハン国とか突然出てくる国あるよな。あと、ナバラ王の称号を持ってたのってアンリ3世だっけ?。
補助資料集に系図くらい全部載せておいて欲しいよ。
ナヴァラはスペイン・フランス国境間にあった小王国で、
その王であったアンリがブルボン朝を建てたんでフランスに吸収合併された。
如何せんマイナーだから、大きく取り上げられないのは仕方ない。
121 :
世界@名無史さん:02/09/13 19:34
>>120 アンリのナヴァラ王位はピレネーの仏側に亡命してきた旧王族の系統なので、既に実質的には意味の無いものだったはず。
ナヴァラも地図には載っているが、習わない国のうちの一つだったな。ナヴァラどころかレコンキスタ完了以前のキリスト教系の国家は全部無視されてるよ。
イベリアの歴史
カルタゴの占領→ローマ→西ゴート→イスラム教徒の侵入→後ウマイヤ→ムラービト→ムワッヒド→レコンキスタ・ナスル朝→カスティリャ・アラゴンの合同→大航海時代
122 :
世界@名無史さん:02/09/13 19:40
スコットランド、ウェールズにも光を!
スペイン史は英国に破れて没落して以降は
内戦までほとんどすっ飛ばされてる気が。
スペイン継承戦争にしても、メインは太陽王だし。
スコットランド・ウェールズはアイルランドと違い
独立闘争などの歴史をほとんど持たないのが痛い。
ヨーロッパの小国ってのは結構たくさんあるわけで、
「リキテンシュタイン公国史」だの「フェロー諸島史」だのと
世界史レベルで端から教えたんではキリがないのも事実
教科書がマイナーなところを扱わないのは
それなりに理由があると思うんだ
ドンドコ詰め込みゃいいって話じゃないでしょ
ただ、それを考えればこそ逆に、
フランス革命期の政争の叙述はやたら細かいくせに
イスラム文明の世界史的ダイナミズムは大雑把にしか扱わない、
ということへの批判があるわけだよな。
中央アジア史とか、海のシルクロードとか、
東西交渉史の類はむしろ中学レベルから教えるべきじゃあるまいか。
それこそ歴史のグローバルマインドってもんだ。
126 :
世界@名無史さん:02/09/13 19:51
公国系は中世の封建貴族間の複雑なやり取りの遺産だから無視はわかる。
フェロー、アイスランドは王がいないので、教えづらい。
でも、ウェールズ、スコットランドは違うだろ!
127 :
世界@名無史さん:02/09/13 19:54
>>124 お前フランス人だろ!
正直、テニスコートの誓いのような熱血スポ根漫画と間違われそうな用語は削除すべき。そんなの世界でも何でもねーよ!
>>127 現代に与えた影響から優先順位ってものがあるんだぜセニョール
そして
>>126はウェリシュかスコティシュ
アイリッシュはクロムウェルに散々やられ、
アメリカに大量の移民を送って大統領まで出し、
大変な独立闘争をやっていまだに火種だけど、
スコットランドやウェールズは併合されてからが長すぎる。
話題になったといえば、革命で追われた王が一時期
スコットランドを拠点としたことがある、という程度か。
ブリトン系ケルト人とアングロサクソン系諸部族の
対立の歴史の一端をいまに伝えるという役割はあるが。
>>128 それ言ったら、仏革命時の政争より、イギリスの議会政治の発展をもう少し詳しくやっても良いのでわ?。それと、大航海時代の商人の資本参加の形態に関してとか。
欧州史はもう十分詳しいから間に合ってると思われ
イスラエルが何故建国され、中東紛争がどのような経緯を辿り、
そしてパレスチナ人やアラブ諸国やアメリカはどのような立場にいるか、
それをちゃんと説明できる日本人がどれだけいる?
なのにシャルロット・コルデーがマラーを暗殺した、
なんて瑣末な出来事は暗記させられているという矛盾。
132 :
世界@名無史さん:02/09/13 20:18
>>131 その前段階として、オスマンからのアラブの解放を詳しくやらねば。英仏側からだけでなく、ハーシム家、サウード家、ムハンマド=アリー朝がアラブの盟主を目指そうとした動きも絡めてな。
もちろんロレンスは無視だ。
133 :
世界@名無史さん:02/09/13 20:20
だが、仏革命史を習ったお蔭で、古館アナの言う黒髪のロベスピエールの意味が判った。
ビスマルクとか今思うと習った意味あったのかな〜。
鉄血政策とかプロセインの統一とか・・・。
>>132 ロレンス自身の歴史的重要性はともかく、
イギリスの対アラブ政策の欺瞞と悪辣さを
象徴的に伝えるエピソードとしては重要じゃない?
マクマホンは何も知りませんでした、ではインパクトに欠ける。
コルデーの暗殺事件は逸話自体に何の意味もないが、
ロレンスの時代的背景は結構重要な流れにつながってくる。
ワッハーブ派あたりのアラビア史は渋くて面白いね
メッテルニヒ・ビスマルクは欧州に平和をもたらした点で外せない
ドイツの統一事業、鉄血政策による富国強兵はその後のドイツ帝国の拡大政策、
ひいては第一次世界大戦勃発に繋がっていくし、ビスマルクは外せまい
などとネタにマジレス
高校の時、世界史を教えてくれた先生(女)は、新卒の先生になりたての人だった。
黒板に自分で製作してきたと思われるノートを写すのに必死で、肝心の説明は片手落ちだった。
あの先生は今も世界史の先生をしてるのかな〜。
140 :
世界@名無史さん:02/09/13 21:16
イタリアは近現代ではやたらと端役。
カブール・ガリバルディなどもう少し扱いが大きくてもいいかと思う。
文化系でもろくな扱いしてない。ミラノファッションぐらい教えてやれよ。
G7だろ。
イタリーは今の扱いで十分です
イタリア統一は高校世界史でも結構大きいが、
ガリバルディの扱いはそんなに大きくはないし、
それ以降の逸話はほとんど扱われてないな
でもルネサンス時代とかの扱いはすごく大きい
143 :
ムッソリーニ曰く:02/09/13 21:26
ヒットラーは一流の国の二流の政治家だが、私は二流の国の一流の政治家である。
144 :
世界@名無史さん:02/09/13 21:31
>>142 一応、大学の頃に美術史取ってて、そんとき習った。
でも社会人になって読んだ本に出てた、
フィレンツェ商人がイギリスやナポリ王国の
税務を担ってたってのはもっと教えて欲しいと思った。
まあ彼らは最終的に夜逃げするんだがw。
イタリアの近現代史をやると、「なんだイタリアって戦争始めたときは負け組なのに終わったら勝ち組かよ」
と、DQN扱いする奴が出るのでやめておいた方が無難です。
イスラム史は確かにもっとやるべきだね。
というか、紛争地帯についてはもっと扱って欲しい。
146 :
世界@名無史さん:02/09/14 01:51
17世紀の後半になっても、オスマン・トルコがウィーンを包囲して
ヨーロッパは危機に陥った。
18世紀のフランスにできたベルサイユ宮殿を見て、トルコの使者は
あまりに小規模なので驚いた。
といったようなエピソードを見ても、ヨーロッパが覇権を確立した
などというのは、歴史的に見てつい最近のことだということがわかる。
147 :
世界@名無史さん:02/09/14 02:06
そもそもローマ帝国を詳しくとりあげすぎ。
あの辺から世界史教科書の記述はヨーロッパに偏りだす。
大帝国だったのは確かだが、世界史全体から見て、それほど
特別な存在とは思えない。同時期のササン朝ペルシアとは
扱いがちがいすぎる、いくらなんでも。
メソポタミア文明・エジプト文明・インダス文明を統合した
アケメネス朝ペルシアの方が重要だ。もっとも、史料が少なく
て詳しくとりあげるのはムリだろうけどさ。
ウマイヤ朝・アッバース朝のサラセン帝国はさらに重要だ。
ティムール帝国もすごいぞ。少なくとも、アレクサンドロス
と比べてティムールの扱いは小さすぎないか。
だが、もっとも重視してほしいのは、トルコのオスマン帝国・
イランのサファヴィー朝・インドのムガール帝国が鼎立した
17世紀、あの栄光に満ちた時代だ。
世界史に疎い人達は、17世紀ともなれば近代西欧が覇権を確立
し、イスラーム世界はすでに衰退していたと勘違いしている
のではないか。
別にヨーロッパが嫌いなわけではないし、イスラーム教徒では
もちろんないが、近代に入るまでのヨーロッパは「文明の中心
である中東の、北方に位置した周辺地域」という扱いにすると、
非常に理解しやすくなる。
ローマ帝国はイスラム史にも大きな影響を及ぼす。
東ローマ帝国とイスラム勢力の対立の歴史というのもあるし。
それに、世界史教科書レベルのローマ史なんて、
マニアたる我々から見れば十分駆け足になってるが。
しかしティムールをもっと大きく扱うべきだというのは禿堂
149 :
世界@名無史さん:02/09/14 04:45
>>147 17世紀の段階では旧大陸内ではまだまだヨーロッパは弱小勢力であり、
オスマン、サファビー朝、ムガールの三大帝国が並び立っていたイスラム世界と比べたら辺境にすぎなかった。
しかし、当時のヨーロッパはすでに新大陸を領有していた。
新大陸は広大であり、オスマン、サファビー朝、ムガールの三大帝国を合わせても新大陸の方が遥かに広大だった。
しかも、新大陸征服の過程でヨーロッパはれっきとした大帝国(インカ)を滅ぼしている。
イスラムの帝国に圧迫される弱小勢力でしかなかったヨーロッパがなぜ広大な新大陸を領有できたのか?
なぜ、当時強勢を誇っていたイスラム勢力はヨーロッパよりずっと大きな国力や武力を持ちながら
なぜそのような広大な新世界を獲得できなかったのだろうか?
イスラム世界だけでなく清についても同様の疑問を感じるけどね。
150 :
世界@名無史さん:02/09/14 05:16
17世紀の時点で、欧州諸国は数百〜千年の歴史があったからな。近代の国民国家の考えを中世に当てはめることは出来ないにし、領域も伸び縮みするけど、その民族固有の領土や言語が長い間保存されていた。
王朝は交代するし、戦争も頻繁に起きるが、国家そのものが消滅することはなかった。
それに比べると、西〜中央アジアは民族が移動して混ざりすぎ。
勃興→最盛期→滅亡の繰り返しで、民族のバックボーンというものがないような気がするよ。
さて、新大陸の件だが、これは地理的な要因が大きいので、何故オスマンが新大陸に進出しなかったのか?ってのは、ちとフェアじゃない。
が、新大陸じゃないにしろ、進出すべき場所は沢山あったよね。アフリカ東岸、インドネシア、台湾、、、
交易はするものの、領土として保とうという発想は全くなかったんだろうなぁ、、、
そう考えると、西欧人ってのは、極めてどん欲な人種ってことになるのかな?
151 :
世界@名無史さん:02/09/14 05:23
>>150 新大陸に交易の出来る相手がいなかったから領有して農園とか植民地を
開発するしかなかったんじゃないの?
インド方面では交易してるし。
152 :
世界@名無史さん:02/09/14 05:40
>>136 サウード家なんて、都市国家どころか単なる町国家から出発したんだもんな〜。ムラービト等の宗教運動が新たな国家を築くというのは、理解しづらいが面白くもある。
>>140-142 イタリアの歴史
エトルリア→ローマ帝国(詳しい)→東ゴート→ランゴバルド→教皇領=ピピンの寄進→ヴェルダン条約=中部フランク→バイキングの活動=
シチリア王国→皇帝のイタリア政策=ゲルフとギベリン→
ヴェネチア、ジェノバの繁栄→ルネサンス→国際戦争後の条約による領土交換(ナポリとかサルディアとか)→サヴォア家の台頭→ナポレオン戦争→イタリア統一→アフリカ進出→第1次大戦
こう書くと詳しくやってるような気がするが、ただ名前だけを習ったってだけ。
特に中部フランクが分割された後のイタリア王国に皇帝位が付随しているということを学習しないので、神聖ローマ帝国の出現が不可解に映ってしまう。
153 :
世界@名無史さん:02/09/14 06:02
>>151 間抜けなことを言うな!
スペイン人がアステカやインカを滅ぼしたのを忘れたのか。
他にも、マヤ、チブチャなど、そえなりの政治組織は沢山あったよ。
西欧人は、金銀が欲しけりゃ、真っ当な交易をすれば良かったんだよ。
154 :
世界@名無史さん:02/09/14 06:03
155 :
世界@名無史さん:02/09/14 06:28
17世紀の時点で、欧州諸国は数百〜千年の歴史があったからな。近代の国民国家の考えを中世に当てはめることは出来ないにし、領域も伸び縮みするけど、その民族固有の領土や言語が長い間保存されていた。
王朝は交代するし、戦争も頻繁に起きるが、国家そのものが消滅することはなかった。
それに比べると、西〜中央アジアは民族が移動して混ざりすぎ。
勃興→最盛期→滅亡の繰り返しで、民族のバックボーンというものがないような気がするよ。
さて、新大陸の件だが、これは地理的な要因が大きいので、何故オスマンが新大陸に進出しなかったのか?ってのは、ちとフェアじゃない。
が、新大陸じゃないにしろ、進出すべき場所は沢山あったよね。アフリカ東岸、インドネシア、台湾、、、
交易はするものの、領土として保とうという発想は全くなかったんだろうなぁ、、、
そう考えると、西欧人ってのは、極めてどん欲な人種ってことになるのかな?
156 :
世界@名無史さん:02/09/14 06:28
17世紀の時点で、欧州諸国は数百〜千年の歴史があったからな。近代の国民国家の考えを中世に当てはめることは出来ないにし、領域も伸び縮みするけど、その民族固有の領土や言語が長い間保存されていた。
王朝は交代するし、戦争も頻繁に起きるが、国家そのものが消滅することはなかった。
それに比べると、西〜中央アジアは民族が移動して混ざりすぎ。
勃興→最盛期→滅亡の繰り返しで、民族のバックボーンというものがないような気がするよ。
さて、新大陸の件だが、これは地理的な要因が大きいので、何故オスマンが新大陸に進出しなかったのか?ってのは、ちとフェアじゃない。
が、新大陸じゃないにしろ、進出すべき場所は沢山あったよね。アフリカ東岸、インドネシア、台湾、、、
交易はするものの、領土として保とうという発想は全くなかったんだろうなぁ、、、
そう考えると、西欧人ってのは、極めてどん欲な人種ってことになるのかな?
157 :
世界@名無史さん:02/09/14 06:34
なんで、連続コピペしてるの?
158 :
世界@名無史さん:02/09/14 06:47
一時期、ポルトガルの成人男子の何割かが海に出て行ったんだってねえ。
「よっ!海の男!」って感じ。
159 :
世界@名無史さん:02/09/14 06:50
>>157 2ちゃんねらーに意味を問うのは不粋だよ。
>>158 海の男か。マグロやカツオを食ってそうだな。
オキアミやプランクトンを食べてます
161 :
世界@名無史さん:02/09/14 07:09
ポルトガルとイスパニアが早々と没落したのは、
我も我もと新大陸へ移住しすぎて、本国が人材不足になったから。
と、教科書に書いていないことを先生から教わった。
162 :
世界@名無史さん:02/09/14 07:15
>>160 お前クジラだろう!
いくら頭が良いからといって、2ちゃんにまで来るなよ!
163 :
世界@名無史さん:02/09/14 07:28
オスマン、サファビー、ムガールにシャイバーニー朝も加えてよ。後の三ハン国の元になったんだからさ。
>>161 レコンキスタ完了時点では人材が余っていたという罠
165 :
世界@名無史さん:02/09/14 13:31
>>163 それはそうだが並べちゃうとかえってその3帝国が並んでる意味が見えづらくなるぞ。
166 :
世界@名無史さん:02/09/14 15:38
167 :
世界@名無史さん:02/09/14 15:41
>17世紀の時点で、欧州諸国は数百〜千年の歴史があったからな。近代の国民国家の考えを中世に当てはめ
>ることは出来ないにし、領域も伸び縮みするけど、その民族固有の領土や言語が長い間保存されていた。
>王朝は交代するし、戦争も頻繁に起きるが、国家そのものが消滅することはなかった。
これは初耳だ。ヨーロッパの国家形成なんてもっと遅い時期だと思ったたけどな。
大体民族固有の言語なんてかなり形成時機が遅かったんじゃないのか。
168 :
世界@名無史さん:02/09/14 15:47
そうだ。1992年にEUが統合したときも、「なぜ1992年にこだわり
こんなに急ぐのか」ときかれたEU首脳が、「ヨーロッパで最初の
国民国家が形成された1792年(フランスのこと)から200周年という
のにこだわっている」と答えていたのが印象に残っている。
169 :
世界@名無史さん:02/09/14 15:51
というかなにより「ドイツ人(民族)」とか「フランス人(民族)」とかが近代以降に
できた発想なような。
170 :
世界@名無史さん:02/09/14 15:52
>>166 マニア向けっていい言葉だね。
マニア向けかどうかってことで問題はだいぶすっきりするな。
171 :
世界@名無史さん:02/09/14 16:01
西アジア、中央アジア史の比率はほんとどうにかならないものですかね〜?
古代オリエントの時代からなにから手を抜かれすぎているような気がする。
最低でもヨーロッパ方面と同等の量の記述があるべきだと思うのだが。というか
近代まではヨーロッパの倍くらいの量を書いて説明すべきだと。
世界地図で勢力範囲ごとに色ちがいで塗りつぶすのがよくあるけどあれで各時代の
人口とか経済力とかをグラフで示してる図を教科書か副読の資料集につけるように
すると学生も「なんでこっちの方がえらく栄えているように見えるのにあまり教わらない
んだろう?」と疑問を持ってくれるんじゃないかと。勉強する意識が向くんじゃ
ないかと。
>「世界史は、地域ごとの横のつながりがわからない」
こういう「世界史」は実は「世界史」ではない。
地域史の寄せ集めだ。
世界史なのだからどのような産物の行き来があったのか、どのような文化の交流が
あったのか、後の時代にどのような影響を与えているかなど地域と地域、時代と時代、
それらの繋がりがまずおさえられているべきだ。
時代で区切り、地域で区切りとぶつぎりだらけの世界史教科書は滅びるべきである。
173 :
世界@名無史さん:02/09/14 18:01
日本人としては、中国の歴史は知っといたほうがいいな。
細かくやりすぎるのは反対だけどね。
174 :
世界@名無史さん:02/09/14 18:13
そうかな?
南米とか中東アジアも結構あると思うけど
>>167 もちろん大雑把に言ってということだよ。
フランクが西と東に分かれた時点で、お互い別の言語を話してたよ。
ラテン語も話言葉は俗ラテン語になり、早い段階でフランス語、イタリア語、スペイン語と分化しいったし。
まぁ、スラブ語がその時期に細かく分化していたとは思えないけどね。例えばセルビア(含ボスニア)とブルガリアを分けてたのは単に地形だろう。
176 :
世界@名無史さん:02/09/14 21:28
>>175 >フランクが西と東に分かれた時点で、お互い別の言語を話してたよ。
違うと思う。
フランク族の支配地域が今の仏独伊全域になったからといって、被支配階級が
フランク語を話すようになったわけではないだろう。
それぞれはガリア語、各ゲルマン語、俗ラテン語を使い続け、長い間に支配者の
言語と融合してフランス語、ドイツ語、イタリア語に変化していったのではないか。
>ラテン語も話言葉は俗ラテン語になり、早い段階でフランス語、イタリア語、スペイン語と分化しいったし。
それもローマ帝国の支配下において、以前から使われていた被支配者の言語と支配者のラテン語が
融合して今のラテン系各言語になったのではないか。
177 :
世界@名無史さん:02/09/14 22:07
よくよく考えてみると、いつもこの問題がこじれるのは、支配階級と民衆を分けて考えないからだな。
ヨーロッパ諸国がある程度固定されているのは、支配階級が国の枠組みの概念を共有してるからだろう。
もちろん、オーストリアがハンガリ、チェコの現地貴族を粉砕して併合したり、シロンスクのポーランド系貴族がベーメンに臣従するようになったりとかの例はあるが。
178 :
世界@名無史さん:02/09/14 22:08
>>167-168 ここで問題になるのが「国家」と「国民国家」の違い。
支配機構としての「国家」自体は古くから存在しているが、
(ローマ帝国やフランク王国など)
「国民国家」つまり、国民(nation、日本語では民族とも訳される
ことに注意されたい)が主権を持つ国家はフランス革命によって
成立した、とされていることを意味していると思う。
>>175-176 どっちも正しいし、どっちも間違ってるとも言えると思う。
民衆の話し言葉レベルと識字層レベルを混同してる。
恐らく民衆の話し言葉レベルでは、フランク王国の西と東では
「原フランス語」「原ドイツ語」程度の違いはあったと思う。
何しろローマの崩壊から数百年は経っている。
ただ、識字層レベルはどこでも書き言葉としてラテン語を
使う傾向にあったから、そこからラテン語の浸透はあった。
浸透の度合いも言語の変化に影響していると思う。
スペイン語に関しては、イスラム支配が長く続いたことも
言語を考慮する上で必要だろう。
よって「支配者=ラテン語」ではない。
・・・そう言えばイスラム支配期のスペインってほとんど
無視されてるような気が・・・
179 :
世界@名無史さん:02/09/14 22:23
>>178 つまり、そこらへんの理解が低いということ自体が、政治史を中心にしてしまっている高校世界史の弱点。
ちなみに、842年のストラスブールの誓約では、西のシャルルと東のルートヴィッヒ(2世)のお互いが、相手の軍勢に対して、相手の言語で呼びかけたらしいね。
180 :
世界@名無史さん:02/09/14 22:38
>>178 確かに、レコンキスタを進めた諸王やアラゴン・バルセロナ(カタルーニャ)の繁栄、ポルトガルの起源などは習わなかったな。
181 :
世界@名無史さん:02/09/14 22:39
>・・・そう言えばイスラム支配期のスペインってほとんど無視されてるような気が・・・
あーこれかなり重要ですよね。
スペインにイスラムの大図書館があったことがギリシャ・ローマ時代の本やイスラム
の本がヨーロッパに紹介されることにつながっていくのですから…
おくれたヨーロッパがすすんだイスラムと接していた点としてはイタリアの商人たち
と並んで重要な存在ですよね。
182 :
世界@名無史さん:02/09/14 22:47
>>180 カタルーニャは最盛期にはバレアレス諸島、サルデーニャ島、
シチリア島、ナポリ王国、バルカン半島の一部を支配してたんですよね。
183 :
世界@名無史さん:02/09/14 22:53
海洋帝国!
後ウマイヤ朝の次がいきなりナスル朝グラナダだったなぁ、俺が習ったときも
アルハンブラ宮殿くらいしか習わない。
185 :
世界@名無史さん:02/09/14 22:57
>>184 んなアホな。普通、ムラービトとムワッヒドはやると思うが?。君が忘れているだけでわ?
偶然にも、このスレの近辺に中世スペインスレがあるね。
186 :
世界@名無史さん:02/09/14 22:57
アリハンブラ宮殿て重要なの?
>>185 私の学校では、名前だけでした。
本当に、名前だけ。
印象皆無に等しいです。
順番だけは覚えますた
「村人がむわっ、ひどい」だったかな
>>188 そんな覚え方初めて聞きました。ワラタ
>>178 同意。
何でやらないんだ?
といつも思ってました。
190 :
世界@名無史さん:02/09/15 00:33
インド史は、史料が少ないので難しいでしょうなあ。
東南アジア史も、ビルマのタイ侵略とかマイナーな話題が
多くてイメージがわきにくい。
191 :
世界@名無史さん:02/09/15 00:40
史料が少なくてもイスラム科学が影響を受けたものとして古代インド科学は欠かさず
にあげてほしい。
古代ギリシャの継承者であるだけじゃなく、イスラムは古代インドの継承者でもある。
ゼロの概念のすばらしさをきちんと教えれ!
インドが凄いのは宗教だろ
ちゃんとシャンカラを教えろよ
いまの日本人はなんとなくシャンカラの変形を
信じてるヤツが多いからな
194 :
世界@名無史さん:02/09/15 01:18
シャンカラって何でつか?
195 :
世界@名無史さん:02/09/15 01:21
>>190 インドの歴史は結構詳細に分かってるよ。
山川から「中世インドの歴史」という本が出てます。
向こうの高校生用のテキストらしいです。
ただ、なにぶん細かな王朝が多いので、それを我々日本人が習ったとしても、あまり意味はないと思うのですよ。
196 :
世界@名無史さん:02/09/15 01:41
197 :
世界@名無史さん:02/09/15 06:12
遊牧民族ももう少し詳しくやっていいでしょ。遊牧国家の構造も教えないで、トルコ系だのモンゴル系だの教えたって、勘違い君が増えるだけだっての!
198 :
世界@名無史さん:02/09/15 11:37
確かに、日本人にとって遊牧民族ってのは難しいね。
進むも退くも変幻自在!日本人とは正反対だな。
199 :
世界@名無史さん:02/09/15 12:17
遊牧民族は日本人とはまるで正反対の行動様式、価値観、文化を持ってるから
まず遊牧民族の生活を知らないと遊牧民族の行動も歴史も理解できないよね
北方遊牧民族だけでなくアラブ遊牧民なんかも
200 :
世界@名無史さん:02/09/15 12:35
じゃあ西アジアの草原地帯も知っとかないとな
って地理かよ!!
とか言いつつ200
201 :
世界@名無史さん:02/09/15 12:37
地理を知らなきゃ歴史を理解できないのは確かでしょ
だからこそ大抵の高校では歴史より先に地理をやる
202 :
世界@名無史さん:02/09/15 12:54
俺に言わせれば先に地理をやるからその意義が見出せないのであって
同時進行するのがベストだね
203 :
世界@名無史さん:02/09/15 17:28
19-20cの西欧諸国のアフリカ植民地化もあまりくわしくないな。ファショダとかやるんなら、サモリとかトゥクロール、マフディー等のアフリカとしては比較的大きな勢力も学習させろ。
204 :
世界@名無史さん:02/09/15 17:34
>>199 アラブというか、アラビア半島の遊牧民は重要だ。
アムル、アラム、カルデア、イスラエル、そしてイスラム教徒、ワッハーブ派。
南から北へと進出する民族の長大な歴史を、地勢学、人類学的な観点も絡めて学習すべき。
その過程で、遊牧民と都市民の違いも学習できるであろう。
205 :
世界@名無史さん:02/09/15 21:42
ゼノビアは一般的に著名だが出てこない。
206 :
世界@名無史さん:02/09/15 22:04
>>202 同時進行はどう考えても難しそうだぞ。
それにただの地域史の繰り返しになって世界史のダイナミズムを見失いがちに
なりゃしないか?
そういえば、中米連合なる国もありましたよね。
南米にでかでかと国を作っている割には、
教科書に全く出てこないというすばらしい国。
208 :
世界@名無史さん:02/09/16 00:14
209 :
世界@名無史さん:02/09/16 05:56
>>207 >南米にでかでかと国を作っている割には、
中米です。
1821 5カ国(グアテマラ、ホンジュラス、エル・サルバドル、ニカラグア、コスタ・リカ)各々独立
1823 中央アメリカ共和国or連合結成
1839 解体、元の5カ国に
南北アメリカ総合史よりコピー
210 :
世界@名無史さん:02/09/16 06:03
西欧:5、中国:3、イスラム:1、その他:1でいいだろ。
歴史教育と歴史学は違うのだから。というとDQN扱いされますか?
211 :
世界@名無史さん:02/09/16 06:16
>210
してほしいのなら素直にいった方がいいですよ。
212 :
世界@名無史さん:02/09/16 06:23
歴史教育とは、自国の子弟に
社会がどのようにして成り立っているのかを
教えるためにおこなう。
歴史学とは違う。
だからはっきりいって、朝鮮とかシナの歴史なんて、ほとんどやる必要なし。
古代の諸子百家は別として、シナの思想家が
現代日本を構成する諸原理に何か影響を及ぼしてることなんてないもん。
古代中国
古代ローマ
中世イスラム
ルネッサンス以降のヨーロッパ。
これを重点的にやれ。
後はいらねえ。とくに近いって理由だけで朝鮮史なんて
やるのは無意味。
213 :
世界@名無史さん:02/09/16 06:29
>>212 そのような視点にたちながら古代ローマを外せない浅はかさ(w
そのような視点ならば古代ローマではなく古代ギリシャおよび古代インドを
こそ教えなければならないというのに。
214 :
世界@名無史さん:02/09/16 06:33
>近いって理由だけで朝鮮史なんて
>やるのは無意味。
同意。
俺には「日本人がよく行く国だから東南アジアを増やせ」ていう理屈もよくわからん
いままでどおり中高は
中国、地中海、西欧の三本立てで古代〜中世〜現代を語るが一番だと。
でちょくちょく辺境を小話的に追加しときゃ後は好きな奴は勉強する。
嫌いな奴は(略
小学校は洗脳的に愛国者をつくるべし!
国旗に忠誠は世界的に基本教育だとおもうのですがどうでしょう?
216 :
世界@名無史さん:02/09/16 06:46
世界史をやり始めて日本への愛着がわきました
激しく土愛い!>215
世界史やってると、生き馬の目を抜く弱肉強食の中で
健気な日本がちょくちょく顔出すのが(゚∀゚)イイ!
218 :
世界@名無史さん:02/09/16 12:16
>>212 朱子学は?
少なくとも日本の戦前まではかなり影響していたと思うぞ。
日本史を理解する上で必要な世界史の知識もあるってことだ。
>>214 正直言って、バリ島行ってインドネシアはヒンズー教の国だと思いこんでる
バカは確実にいる。九割はイスラムだってのに。
その伝播ルート、「海のシルクロード」を理解する上でも
あの辺の地域の理解は必要だろう。
更に、イスラム教とキリスト教の宗教対立の、一方の最前線が
フィリピンにあるということ。
「何故そういう状況にあるのか」は歴史を知らないと理解できない。
危険を予防する意味でも、最低限の歴史的知識は必要だ。
会話にも気を遣うようになるから、余計な摩擦も減るし。
インドネシアは世界最大(人口が)のイスラム教国で、
アフガニスタン攻撃の前にわざわざブッシュが同国大統領メガワティと会談して
「イスラム教を攻撃するわけじゃないからそこんとこよろしく」と含めたほどなのに、
それがどういうことなのかすら分からんわな、それでは
バリ島こそインドネシアの中でも特殊な事情を持つ地域なのだが。
220 :
世界@名無史さん:02/09/16 18:31
インドネシアって国はデカイな。それにしても、インドネシアの
歴史まで詳しくやりだしたら大変なことになる。
昔は仏教国じゃなかったっけ?「マジャパヒト王国」ってのが
あった気がするな。
221 :
山野野衾 ◆NDQJtGoM :02/09/16 18:37
>220
ありました。シンガサリ朝の滅亡後、元軍を撃退した人物が建国。(名は忘
却。ラーデン・ヴィジャヤだったかな)
シュリーヴィジャヤ朝の頃には景気が良かったのに・・・マタラム王国がオ
ランダの駆逐に失敗してからは植民地化の道を辿る一方。
それでもアチェー王国が滅亡したのは20世紀の初めになってから。
インドネシアには自前の文字資料とかは残ってないのかな?
なんか、教科書とかだと遺跡しか資料がないみたいな感じだけど。
223 :
山野野衾 ◆NDQJtGoM :02/09/16 18:43
>222
年代記や碑文は結構あるようですが・・・誰かお詳しい方にお願いします。
224 :
世界@名無史さん:02/09/16 19:20
225 :
世界@名無史さん:02/09/16 19:26
全体的に、東南アジアの歴史は隣の中国・インドに比べ、
見劣りする感が否めない。
もっとも、実際には多分、勝るとも劣らないほど文明の
発祥は古いんだろうケド。
227 :
世界@名無史さん:02/09/17 04:57
>>218 アホだね、現代日本の社会制度を知る上で
朱子学がなんの役に立つっていうのか・・・
文章を理解してる?
日本の歴史に影響があるかどうかなんて話してない。
その程度の細かい影響をいちいち挙げてたら
教科書なんていくらあっても足りない。
同じく、バリ島やフィリピンの歴史など知らなくても
一般人は困らないということも理解していないようだ。
自分が歴史ヲタだからって、他人にまでじぶんの
主義を押し付ける典型的お節介野郎。
228 :
世界@名無史さん:02/09/17 04:59
>>213 ヴァカ丸出し、古代史を包括的に教えるならローマが中心になるのは当たり前
ローマを除外してキリスト教はどうやって教える気だ?
229 :
213じゃないけど:02/09/17 06:52
クリスト教は古代の誕生秘話より中世以降伝播する過程のほうが大事かと思われ
230 :
世界@名無史さん:02/09/17 14:23
っていうか
>>212みたいな極端な意見をまじめに考えてやる必要があるの?(ワラ
>>228 「古代史を包括的に教える」ならなおさらローマは中心じゃあないでしょう。
当時いくつかあった特大勢力のうちの一つでしかない。
キリスト教が後の世に与えた影響を考えると誕生と国教化はやっておく必要が
ありますが、「中心に」というほど重要視するのは当時の勢力から考えるとキリスト
教、ヨーロッパ重視する従来の史観から脱しきれておれずよくないと思います。
231 :
世界@名無史さん:02/09/17 14:32
>>227=212
>歴史教育とは、自国の子弟に社会がどのようにして成り立っているのかを
>教えるためにおこなう。
だからこそあなたがいう
>>212みたいな「歴史教育」は論外です。
>アホだね、現代日本の社会制度を知る上で朱子学がなんの役に立つっていうのか・・・
>文章を理解してる?
ご自分の書いた文章を理解していませんね?(ワラ
「社会の成り立ち」を教えることと「現代の社会制度」を教えることは別物です。
意図的にこう言い換えたのなら荒したいだけの厨房ですね。
95%以上そうでしょうが。
232 :
世界@名無史さん:02/09/17 18:02
「現代の社会制度」をやりたいなら、公民・政治経済でやればよい。
ここで歴史についてどうこう言う必要自体がないわけだ。
よって、板違いにつき227=212は無視。
233 :
世界@名無史さん:02/09/17 18:40
>>227 >同じく、バリ島やフィリピンの歴史など知らなくても
>一般人は困らないということも理解していないようだ。
それを言うのなら、
現代日本社会がどのようにして成り立っているのかなど知らなくても
一般人は困らないということも理解していないようだ。
234 :
世界@名無史さん:02/09/17 21:55
つまり、いくら18〜19世紀頃からヨーロッパの存在感が
大きいとはいえ、それ以前のヨーロッパ史をやりすぎだ
と思うわけだ。
昔のヨーロッパは、中東から見れば寒い北の辺境だった。
ちょうど、中国から見た満州やモンゴルみたいなもの。
十字軍が攻めてきたのも、中国人が満州の狩猟民族
に攻め込まれたときのような気分だったことだろう。
235 :
世界@名無史さん:02/09/17 22:09
>昔のヨーロッパは、中東から見れば寒い北の辺境だった。
>ちょうど、中国から見た満州やモンゴルみたいなもの
これは上手い例えだ
カッペが大挙攻め込んできてナンダナンダ見てるうちに終ったのが第1回十字軍?
>>235 見てるうちに終わったんじゃなくて、様子見したり内輪もめしたりしてるうちに
がっちり最奥までこられてしまったのが第一回。
とにかくアラブ側は内部分裂でフランク野郎を撃退するチャンスを何度も何度も
逃している。
半万年の歴史を誇る国、大韓民国の歴史を学ぶべきです。
238 :
世界@名無史さん:02/09/18 04:17
>>233 バリやフィリピンと自国を等価に置くその意見だけで
君がいかにアホなのかよくわかる。
まあ頭の悪い観念論を振りかざしてなよ(プ
歴ヲタ君(ゲラ
239 :
世界@名無史さん:02/09/18 05:56
歴史教育の観点からすると、アメリカ史が少なくないかな。
南北戦争以降をみっちりやろう。特に政治関連を。
240 :
世界@名無史さん:02/09/18 06:12
>>238 >>233が等価に置いているのは
・バリやフィリピンの歴史を一般人が知る必要性
・日本の現代社会の成り立ちを一般人が知る必要性
ですが何か
そのへんのオバハンなんかは
「神国日本の国民性が如何に歴史的に形成されて来たか」
なんぞ知らんでも普通に生きてますが何か
こんなところで必死になって
泣きながら日本>バリ、フィリピンを主張する
>>238は
ある意味カコイイとさえ言えますが何か
こじんてきないけん
かんじがたくさんでてくるちゅうごくしはきらいだ
243 :
世界@名無史さん:02/09/21 20:05
高校の世界史って、たしかに中国史をやりすぎなんだけど、
高校生の中国史知識なんてものは我々マニアの目から見ると
浅すぎるんだよな・・・。
244 :
世界@名無史さん:02/09/21 21:08
現代の日本人にとっての重要性で中国史を取捨選択するならどうすればよいか。
まず先秦は儒教と漢字の起源に重点を置けばいいだろう。
秦漢はローマ、パルティアなどと並立した古代帝国の一つとしての意義に重点。
南北朝は日本に中華文明が流入しはじめた時期であり、日本文化に取り入れられた中華文明の最古の層になってる。
漢字や儒教や仏教が伝わったのもこの時代。和服の源流もこの時代の南朝の中国服(呉服)だ。
当然、南朝の文化に重点を置く。
隋唐は国家事業としての規模で中華文明が日本に流入した時代。
日本文化に取り入れられた中国文化の主要な層になってるので文化史、対日交流史に重点を置き、かなり詳しくやる必要がある。
日本での主要漢字音の「漢音」もこの時代の音が元になってるし平城京平安京も長安を模したものだ。
宋は日本との同時代の交流は少なかったから対日交流史では取り上げるべきことは少ない。
しかし宋代は世界の文明史の上で一つの画期となる時代でもあり、
同時代的交流は薄くても後代になってから日本文化に取り入れられたものは多いし
世界の文明に対して大きな影響をあたえた時代だ。
宋については文明史的な扱いを強調すべきだろう。
元はもちろん元寇が最重要。
明は宋と比べて直接的交流や貿易は増えたけど
その頃までに日本も一人前の文明社会になったから隋唐時代ほどなんでもかんでも一方的に日本に文化が流入することはなくなったし
この時代に日本に流入した中国文化は宋代のものが多い。
現代の日本人にとっての重要度から言えば明の扱いはやや薄くなるか。
日清戦争以前の清も明と同様。
245 :
世界@名無史さん:02/09/21 21:26
246 :
2チャンネルで超有名:02/09/21 21:26
247 :
世界@名無史さん:02/09/21 21:33
そうだなぁ。世界史上の一大ムーブメントであるモスレム達をもっと取り上げないと
世界が見えてこないのは確かだな。
だからイスラム史をもっと記述すべきだね。
アメリカ史もまったくなってないね。歴史上の意義、国家の成り立ちの精神的バックボーン
をもっと教える必要があるね。
アメリカって身近な存在だけど、現実のアメリカ社会を理解してるかといえばほとんどの人は
理解してないからね。宗教国家の側面など。
密接な関係を構築してきている東南アジア史ももう少し取り上げて欲しい。
248 :
世界@名無史さん:02/09/21 22:01
アメリカの「共和主義」とかアメリカ人の考える「コミュニティ」とかについてちゃんと知らないとアメリカの行動が理解できない。
なぜアメリカでは個人の武器所持を頑固に維持するのかも理解できない。
249 :
世界@名無史さん:02/09/21 22:04
日本の学校で教える民主主義はフランス革命系の民主主義だけ
アメリカ型の民主主義を知らないのでは片手落ち。
いま現在 アメリカがグローバルスタンダードとして世界中に押しつけようとしてる民主主義は
フランス革命系ではなくアメリカ独特の民主主義だから
フランス革命系の民主主義しか知らないとアメリカの言うことが理解できない。
>>249 同意。
そのことで、高校の友人が混乱しておりました。
アメリカの民主主義はおかしいのではないか?
と。
251 :
世界@名無史さん:02/09/21 23:36
日本にはフランス革命まんせーの自称知識人が多いせいだろ
252 :
世界@名無史さん:02/09/22 00:17
アメリカには独立戦争まんせーの自称知識人しかいないせいだろ
253 :
世界@名無史さん:02/09/22 00:35
アメリカには独立革命まんせーの知識人か自称知識人か一般人か文盲しかいないせいだろ
254 :
世界@名無史さん:02/09/22 04:33
>>240 >・バリやフィリピンの歴史を一般人が知る必要性
>・日本の現代社会の成り立ちを一般人が知る必要性
>ですが何か
これを等価に置く事自体、電波以外の何者でもないと思うが
255 :
世界@名無史さん:02/09/22 09:15
>>248 それのいい教材がTVドラマ「大草原の小さな家」
>>254 どうやら泣いた虫がまた戻ってきたかな?
>>240でそれが等価だといってるのは「知らなくても一般人は困らない」
という話においてだぞ。ちゃんと議論の流れはおさえような。
#恣意的な悪引用はやめましょう(w
257 :
世界@名無史さん:02/09/22 14:31
明治維新系の民主主義も世界中に拡げよう!
そいえば世界史の教科書なのだから明治維新も世界史という視点から掘り下げて
ほしいものでつ
259 :
世界@名無史さん:02/09/22 16:07
世界史の中で、フランス革命やアメリカ独立革命の意義が
重要であることを疑う人はいないだろうが、明治維新の
重要性もこの2つに勝るとも劣らないと思われ。
おそらくこの21世紀には東アジアが大きく発展する。22世紀に
語られる世界史では、その先駆としての明治維新の意義は現在
とは比較にならないほどクローズアップされているだろう。
ちょっとスレ違いっぽかった。スマソ
261 :
世界@名無史さん:02/09/22 19:40
>>259 明治維新は革命じゃなくて、内乱をともなうクーデタにすぎないからなあ・・・
封建社会から一足飛びに近代国民国家へ国家制度を変えようとした、
支配者階級内での内輪もめというのが俺の評価。
262 :
赤っ恥青っ恥:02/09/22 21:56
>>261 「クーデター」と「革命」の違いを述べよ。
263 :
世界@名無史さん:02/09/23 00:52
>>256 >
>>240でそれが等価だといってるのは「知らなくても一般人は困らない」
>という話においてだぞ。ちゃんと議論の流れはおさえような。
近代民主制における法治主義の概念すら理解していない低能を発見した。
立法による強制が合法性を持つのは、そのプリンシブルが
歴史の中で共有してきたエトスに支えられるからだぞ。
よって
>・バリやフィリピンの歴史を一般人が知る必要性
>・日本の現代社会の成り立ちを一般人が知る必要性
は、価値観として等価であるとは到底みなせません。
上は、知らなくてもよいが、下は当然みんな知っているという
前提のもとに近代法は成立しています。
下層階級のお前の周りにいるおばちゃんたちがそういった
無学であるという事実はともかく、
すくなくとも建前としてはそれを知らなければならない。
>>256は
近代啓蒙主義がなぜ発達したかも知らないようだ。
低学歴無能はどうしようもないね(PU
264 :
世界@名無史さん:02/09/23 01:12
>>261 世界史におけるクーデターの定義を述べよ。
大政奉還がクーデターの定義と整合性があるのか検証結果を示せ。
革命とは西洋史における一般要件上のみに成立するのか論考せよ。
また、西洋史上の要件に当てはまらない革命形態があり得ないのかも示せ。
265 :
世界@名無史さん:02/09/23 01:21
政権内部の人間が政権のトップを排除するのがクーデター。
政権外の勢力が政権を倒すのが革命。
明治維新は革命だよ。
266 :
世界@名無史さん:02/09/23 01:26
>>263 なんか頭の悪そうなヤシだな。
立法による強制に合法性を持たせるため、
日本国民にどのような世界史を教育すべきだというのかバシっと一言で言ってくれ。
まさか日本の現代社会がいかにして形成されてきたか、とか
日本の現代社会はどのような構造をしているか、とか言うんじゃないだろうな。
もしそうなのだったら「世界史という教育カテゴリについての再考」というスレでも立ててそこでやってくれ。
267 :
世界@名無史さん:02/09/23 01:28
明治維新。
国政担当者、官吏、法律、官僚組織、税制、暦法、すべて入れ替わった典型的な革命である。
268 :
世界@名無史さん:02/09/23 01:32
>>267 キリスト教徒に対する処遇だけは変わりませんでしたけどねw
>>267 というか
典型的な革命をめざしてすべてを入れ替えなくちゃいかんのだ!
という強迫観念のもとに行われたのが明治維新ともいえる。
朝鮮・韓国から日本への文化的影響といったら、
朱子学なんかより
焼肉!演歌!
やっぱこれだろ。
271 :
世界@名無史さん:02/09/23 02:08
>>270 演歌はともかく焼肉は日本のものだよ。
在日が作った料理だ。
今では韓国にも焼肉屋はあるけど「日式焼肉」という看板がかかってる。
>>263 >下層階級のお前の周りにいるおばちゃんたちがそういった
>無学であるという事実はともかく、
>すくなくとも建前としてはそれを知らなければならない。
だから繰り返しになるが「知らなければならない」という話ではなく「知らなくても
困らない」というレベルの話だといっとろーが。事実無学なおばちゃんたちとやらは
困っているか?
>>240でいっている「等価」というのは知らなくても困らない(困ってない)という
点では間違ってないんだよ。「建前として知らなければならない」となると等価じゃ
ないがな。
もう少し議論の流れをみろよ。
この話(「知らなくても困らない〜」)ははじまりからしてずれた話でそういう「〜すべき」
なんて話する流れじゃないんだから。
>>212の低能がはじめた話をいじってるだけ。
273 :
世界@名無史さん:02/09/23 02:34
俺は北朝鮮の近代史からも学ぶものがあると思うよ。
孔子にいわせればあの国からは情報操作や独裁政権がどんな結果につながるのかが学べる。
小国の歴史にだっていろいろ調べれば現代日本で役に立つ事はあるはずだ。
今の歴史教育はそこを見落としてるね。
274 :
世界@名無史さん:02/09/23 02:41
そういえば海外の世界史教科書だと明治維新はどの程度の大きさで扱われている?
今「世界中の教科書に見る日本」スレ落ちて見られないんだよな
275 :
世界@名無史さん:02/09/23 02:44
>>273 そりゃ学ぶものがあるだろうが高校世界史でどこまで時間をさくほどのものか、
というとな。
近代史は最近の教育でおざなりにされていることはよく文句いわれるから北に
限らずよくやった方がいいのは確かだが。
276 :
世界@名無史さん:02/09/23 02:50
近代以前は中国の影響、近代以降は欧米の影響を強く受けてできた国だから、
偏ってるんじゃないの?影響(特に危害)を与えた国についてはあまり書かない
ものだよね〜(苦笑)
よく考えたら(よく考えなくてもだが)最近の教育でおざなりにされているのは
「現代史」だな。
>>273がいうのも「北の現代史」だろうということで。
>>275 確かに限られた時間の中てどこまで教える事ができるかってのが問題だな。
俺にいわせれば欧州や中国ももっと深く学ぶべきだと思ってるから。
279 :
世界@名無史さん:02/09/23 04:42
そういえば、ずっと前、某大学の入学試験の世界史で、
朝鮮戦争やベトナム戦争が出題されたことがあり、
受験生はパニクってた。
しょせん高校生の浅い知識とはいえ、ペルシア戦争
やペロポンネソス戦争のことは、(内容はともかく)
名前と世界史年表における位置づけくらいは一応知って
いる。
しかし、朝鮮戦争やベトナム戦争のことは、誰も知らな
かったのだな。しかも、政治的に評価が定まらない事件
なので、世界史の試験に出るはずがないというのが暗黙
の了解だった。
280 :
世界@名無史さん:02/09/23 04:44
>>278 だから言ってるじゃんか。一部の歴史マニアの目で見たら
ダメだって(w
281 :
世界@名無史さん:02/09/23 04:50
戦後は、政治情勢とでも名前を付けて世界史から分離してみっちり
やって( ゚д゚)ホスィ…
まあそんな時間はないだろうが。
282 :
世界@名無史さん:02/09/23 04:50
世界史板の住人には、本物の専門研究者もけっこういる
みたいだから、そういう人から見て「高校生の欧州史は
浅い!」と思うのはしょうがないよ。
でも、プロとかマニアでない、一般の人向けの歴史教育
としては、やぱーり欧州をやりすぎの感はある。
もちろん、「資本主義や民主主義の精神を本当に学ぶため
には、欧州史をきっちりやらなければ」という考えもある
し、難しいところだが。それにしても、古代・中世の欧州
史は省略可と考えます。
283 :
世界@名無史さん:02/09/23 04:52
>>281 そうそう。それはある。
つまり、歴史はあくまで歴史。「政治経済」っていう科目も
あるんだし(今もあるかどうかは知らないが)、近現代の
政治的に重要なところは、「政治経済」を強化するのもいい
ね。
284 :
世界@名無史さん:02/09/23 05:02
近代史を重視するとどうしても欧州の比重が高くなってしまい欧州偏重の傾向はますます悪化する。
しかし現代の時事問題を理解するためには近代史の知識が必要。
歴史ではあえて近代史重視はしないことにし、
詳しい近代史は政治経済でやることにすれば解決。
285 :
世界@名無史さん:02/09/23 05:06
政治経済から押しつけるなと文句が出そうだがな。
リアルポリティクスは邪道、政治経済で教えるのは政治思想史や
システムだって。
286 :
世界@名無史さん:02/09/23 05:54
俺、歴史とか高校のときは無頓着だったけど2ちゃんねる来てから好きになったよ。
授業では文学性みたいなものが足りないんじゃないかな。
こうきて、こうきてこうしたんだ〜すげえだろ!
みたいな。事実だから記憶しろって授業だから無機質でつまらないんだと思う。
歴史教育ってのは中立でなければいけないんだろうけど歴史は感情を外して語りきれる物でもないと思う。
私は逆に文学性があるとつまらないな。脚色されているみたいで。
無機質な事実を知ることが気持ちいい。
288 :
世界@名無史さん:02/09/23 09:45
この板に来るようになって半年ぐらいだけど、
低学歴だの無能だの書いてあるレスにはロクなのがないな。
それはともかく、
>>285 その前の問題として高校で政治経済をきちんとやることが少ないのでは。
全体的に時間が足りないのかとも思うけど、何か教科としてのウェイトが低かったなあ。
>>286,287
一見無機質な事実に見えても、そこに書き手・読み手の感情が入り込んでることを忘れるべきではないと思いますよ。
あまり脚色して嘘が混じるのはアレですが。
289 :
世界@名無史さん:02/09/23 09:55
ほんとはめっちゃくちゃおもしろいのに学校で習うとつまんないもの、
がいちばん面白かったりする。
290 :
世界@名無史さん:02/09/23 10:14
近代に関しては、結構イイ線行ってると思うけどね。
中世近世は中国25:イスラム15:ヨーロッパ40くらいじゃないかな。
封建土地制度とルネサンスあたりと絶対王制で半分くらいに整理出来る。
それでも昔よりはイスラムがだいぶ増えてる。
291 :
世界@名無史さん:02/09/23 11:05
>>286 2chで知った。面白い歴史ってどんな事?
2chで知ったおもしろい歴史というと俺はティムールの話かな。
あんなにさらっと流された国があんなに熱いとは思わなんだ。
293 :
世界@名無史さん:02/09/23 11:54
高校世界史では生活史にほとんど触れないのは問題だと思う。
各時代の人がどんな生活をしてたのかまったく無視してる。
294 :
世界@名無史さん:02/09/23 12:02
あれもこれもと盛り込まれたら高校生はたまったもんじゃないな。
295 :
世界@名無史さん:02/09/23 12:37
いいんだよ、アメリカなんて試験に出ねーだろ
296 :
世界@名無史さん:02/09/23 12:56
地域的な偏りはある程度仕方がない
以前よりかなり改善されてるし
社会史、生活史、経済史、文化史、思想史は高校レベルではあんまり要らない
政治史、人物史、戦史の時代遅れな教え方でいいと思いますた
297 :
世界@名無史さん:02/09/23 13:47
>>291 面白い歴史とは、
高校でも大学でも卒業してから、興に任せて知りたい国・時代・テーマの資料を手当たり次第収集したもの。
298 :
世界@名無史さん:02/09/23 14:01
学校で教えるとどんな面白いこともつまらなくなってしまう罠
299 :
世界@名無史さん:02/09/23 14:35
>>300は「FFDQ千一夜物語@2ちゃんねる」というサイトだった。スレと
関係なし
302 :
世界@名無史さん:02/09/23 15:13
やっぱり政治史がいちばん面白いよ。
世の中を動かす最大の要因は政治だからね。
それもシステムじゃなくて人物中心に教えるべきだ。
歴史は常に書くとなる少数の人物によって動かされる。
社会の下部構造に注目したり、
大衆が歴史を動かすなんて考えてるようじゃ
戦後左翼思想の呪縛から解放されてないんだな。
303 :
世界@名無史さん:02/09/23 15:14
書くとなる→核となる
302が釣り針のついてない釣り糸を垂らしています
305 :
世界@名無史さん:02/09/24 00:28
>>304 エサの付いてない針なら太公望が語れるぞ。
>>280 俺は別にマニアではないのだが、、、
例えば十字軍を教える時、リチャードやサラディンについてもっと深く検証してもいいんじゃないかな?
政治制度を教える時は、その結果はもっと詳しく教えるべきだと思う。
実社会では公民が大きく関わってくるから、政治制度の結幕や問題点は教えるべきだ。
306 :
世界@名無史さん:02/09/24 02:07
>>272 >だから繰り返しになるが「知らなければならない」という話ではなく「知らなくても
>困らない」というレベルの話だといっとろーが。事実無学なおばちゃんたちとやらは
>困っているか?
そういった無学な人間が、国政参加権をもつことによって、
国政がミスリードさせられる。よって全体の利益が失われる。
辻元や田中真紀子を支持するババアたちを見てみろ。
>・バリやフィリピンの歴史を一般人が知る必要性
>・日本の現代社会の成り立ちを一般人が知る必要性
なぜここで必要性の主体が、【おばちゃん】になるのかねえ。
だから、なぜ民主制と同時に啓蒙思想がはやったのか
勉強しなおせ。民主主義国家における一般人とは【市民】なのだぞ。
オマエって民主制の原則がわかってないんだね。無学な歴ヲタはこれだから痛い
オマエが肯定してるのは、完全なマスデモクラシーだよ。
バカ丸出し。
307 :
世界@名無史さん:02/09/24 02:22
歴史教育と歴史学を混同してるアホが多いようだ。
小中高と行われる、地理、公民、歴史こそが啓蒙主義のトリニティなんだけど
こういったアホどもの脳裏では
近代啓蒙思想と民主主義が結びついてないんだろうな。
まあ建前はともかく、日本の内情なんて実際は
その程度の低レベルだというのは事実だが(プ
宮、山対談でもおなじ事言ってるね
>宮崎 いきなりだけど、山形さんはデモクラシー信じてる?
>山形 うーん、そのかなりのものは操作できるし、その意味ではデモクラシーは信じてない。
>宮崎 でも、デモクラシーと近代啓蒙思想というのは裏表の関係にあったわけじゃない?
>主体的個人が意志決定をして、投票行動とかを通 して民主的政治に結びついて行くんだ、
>というのがデモクラシーでしょう? その主体的個人を涵養するのが教養。
>でもそれは山形さんも認めるように単なるフィクションでしかない。私に言わせれば、
>そのフィクションそのものが一種の統治技術に過ぎないわけで。
> そうしてデモクラシー神話から解脱した「ボクたち」にとって、
啓蒙っていったい何なんだろう。何を目指しているんだろう。どういう理由で存在を許されるんだろう。
308 :
世界@名無史さん:02/09/24 02:43
>>306 あいもかわらず話をそらすことしかできないようで。
>なぜここで必要性の主体が、【おばちゃん】になるのかねえ。
意図的な誤読だな。
「おばちゃん」を持ち出したのは
>>263である。
そして
>>263=
>>306だろう?
自分でいっておいて「なぜ?」と聞くとはこれいかに(爆笑)
何度でもくり返してやるが、歴史教育うんぬんを語りながらとんでもないことを
言い出したのは
>>212であり、それをつっこまれて「知らなくても一般人は困らない」
という風にさらに話をゆがめたのが
>>227である。
その流れを見ないふりしていくら端々をつっこんだって無駄だよ。泣き虫くん(w
そうやって意図的なミスリードを必死にくり返しても無駄だがやりたければ
がんばってくれ。多少は話がひろがるタネになるようだから。
311 :
世界@名無史さん:02/09/24 06:15
↑どうでもいいが、スレ違いでつまらんぞ。
無能呼ばわりする香具師に対しては、寛大な心で接してやれ。
自分が皇帝になったつもりで、そいつを自分の臣民だと思えば腹も立たない。
312 :
世界@名無史さん:02/09/24 07:11
>>307 私の弱い頭にはちょっと難しいので
もう少し噛み砕いて解説願います
結論をいえば
>>306の必死な人もそれを必死にいじってる人も逝ってよしって感じ
どうも世界史の授業と政経倫の授業をまぜこぜにしたがってる人がいるよう
な気が。
って今高校では社会系科目の選択ってどうなってるんでしょう?
世界史が必修になった話を聞いたような気がしますが政治経済倫理はどうなって
るのか。
個人的には世界史は世界の歴史の個々の要素のつながりがどうなっているか、それが
現代にどのようにつながっているか、そのつながりの中で日本はどのような位置に
あるのか教えた方がよいのではないかと思っています。
>>307でいうような内容はどちらかといえば政経倫でみっちり教えた方がよいかと。
高校生は1X年前の人の意見でした。
316 :
世界@名無史さん:02/09/24 10:04
>>309 >
>>306 > あいもかわらず話をそらすことしかできないようで。
>
> >なぜここで必要性の主体が、【おばちゃん】になるのかねえ。
>
> 意図的な誤読だな。
> 「おばちゃん」を持ち出したのは
>>263である。
> そして
>>263=
>>306だろう?
> 自分でいっておいて「なぜ?」と聞くとはこれいかに(爆笑)
自分で書いたことも忘れるニワトリ頭。君って啓蒙主義も知らない低学歴でありながら
なおかつ自分の書いたことも忘れる低脳なんだね(大爆笑
>>240 >そのへんのオバハンなんかは
>「神国日本の国民性が如何に歴史的に形成されて来たか」
>なんぞ知らんでも普通に生きてますが何か
これは君の台詞じゃなかったのかね、低学歴君(プ
それとも、この台詞は別の奴が書いたことにでもする気かな(激藁
317 :
2チャンネルで超有名:02/09/24 10:09
318 :
世界@名無史さん:02/09/24 10:33
結局
>>218=
>>240のヴァカは、
大学の歴史学と小中高の歴史教育の区別がまったくつかないまま
朱子学だの、バリ島の歴史だの噴飯物の例をあげてたんだね。
大学教育の中で史学が文学部の片隅に追いやられて、
ろくに予算もつけてもらえない現状の中で、なぜ、歴史教育だけが
近年のウヨサヨ論争で大きく取り上げられたりするのか何もわかってないようだ。
319 :
世界@名無史さん:02/09/24 10:34
>>316 あんたいい加減に消えたら?
最高にウザいんだけど。
320 :
世界@名無史さん:02/09/24 10:36
>>318 えらそうにご大層なことをいうわりにはじゃあ歴史教育はどうすればいいかとか
ちっともおかきになれないようで。
それとも
>>212がそうですか?これがご立派な歴史教育ですか?!
なかなかの名スレと思っていたがなんて有様だ
口喧嘩ならsage進行でやれよ
喧嘩したいなら最悪板にでも新スレ立てて移動してくれ。
ここでやると迷惑。
324 :
世界@名無史さん:02/09/24 11:03
>>319 >>240のニワトリ頭君かな?(プ
自分が言ったことの言い逃れがつかなくなったからって
痛いねえ(爆笑
326 :
世界@名無史さん:02/09/24 11:05
ニワトリ頭君が言い逃れがつかなくなったとたん
なぜか内容のない罵倒レスが増えました。
自作自演丸わかり(ププププ
うわ、マジで必死らしい
328 :
世界@名無史さん:02/09/24 11:07
ニワトリ頭は
>>316で提示した矛盾について釈明しろ
ニワトリ頭は
>>316で提示した矛盾について釈明しろ
ニワトリ頭は
>>316で提示した矛盾について釈明しろ
ニワトリ頭は
>>316で提示した矛盾について釈明しろ
ニワトリ頭は
>>316で提示した矛盾について釈明しろ
329 :
おい>>240のアホ!答えろよ:02/09/24 11:09
馬鹿が荒らしで逃げようとしてるようなので再掲。
返答するまで定期的に再掲するのでそのつもりで
316 名前:世界@名無史さん 本日の投稿:02/09/24 10:04
>>309 >
>>306 > あいもかわらず話をそらすことしかできないようで。
>
> >なぜここで必要性の主体が、【おばちゃん】になるのかねえ。
>
> 意図的な誤読だな。
> 「おばちゃん」を持ち出したのは
>>263である。
> そして
>>263=
>>306だろう?
> 自分でいっておいて「なぜ?」と聞くとはこれいかに(爆笑)
自分で書いたことも忘れるニワトリ頭。君って啓蒙主義も知らない低学歴でありながら
なおかつ自分の書いたことも忘れる低脳なんだね(大爆笑
>>240 >そのへんのオバハンなんかは
>「神国日本の国民性が如何に歴史的に形成されて来たか」
>なんぞ知らんでも普通に生きてますが何か
これは君の台詞じゃなかったのかね、低学歴君(プ
それとも、この台詞は別の奴が書いたことにでもする気かな(激藁
>>328 聞く耳を多少でも持ってるなら自分がどうでもいいことに熱くなってスレ荒している
ことに気付いてくれ。
だめだ、本当にスレ荒したいだけらしい。
しばらく放置しましょう>ALL
332 :
世界@名無史さん:02/09/24 11:12
あらら、大変なことになってますね
喧嘩のおかげですっかりつまらんスレになってしまった。
まったく迷惑な限りだ。
なんでこんなに必死なんでしょうね?
336 :
世界@名無史さん:02/09/24 23:25
世界史板にも嵐がいるんだね。
ここは政治系でも宗教系でもないよ?
337 :
世界@名無史さん:02/09/24 23:33
教科書系だからじゃね?
338 :
世界@名無史さん:02/09/24 23:35
ボクが高校の頃と今とで、自分の中で歴史的なイメージが変わった
国のひとつがパキスタンだ。
かつては、インダス文明(インドの発祥)、クシャン朝(ガンダーラ
美術、インドの政治史に出てくる)のイメージが強く、「インド圏の
一部」というイメージだった。
でも、今ではパキスタンは「イスラーム世界の一部」という印象が
強い。実際、イスラーム以前にもアケメネス朝ペルシアの版図に
入り、その後、アレクサンドロスはここを通ってインドに攻め込
んだこととかを見ても、中東との関連が強い。
もっとも、インド亜大陸でも、中世以後はイスラーム系の王朝が
ずっと続いてた。
このスレでよく言われるヨーロッパと中東の関係もさることながら、
インドと中東の関係もしっかり見ておかないとね。
ひとつには、例のテロリストの問題でクローズアップされたことも
あって、アフガニスタンやパキスタンがイスラーム圏であることに
認識を新たにした。
やはり、中東を中心に据えるのが世界史理解の近道か?
>>265 遅レス失礼。
明治維新はその定義から言ってもクーデターじゃないか?
だって封建制下では薩長だって体制内だろ
商人や農民が起こしたなら革命だろう
もし明治維新が革命なら「ブリュメール18日のクーデター」や「テルミドール9日のクーデター」
も革命になるんでは?
>340
まだ左翼の残党が生き残っていたと罠。
労働者階級による暴力革命でなければ革命じゃないの?
もともとの意味では、中国の商王朝から周王朝に交替したのが
革命。でも、近代では「社会構造を根底から変えるような大変革」
を意味すると思われ。
その線でいけば、明治維新は大革命だ。なにせ、地方政権の藩主たち
を全員退位させ、中央から知事を派遣したんだからな。鎌倉の世から
の日本の支配体制が一気に変革された。
現代の日本で「革命」といえば、「IT革命」を指す(ちょっとブーム
が去った感はあるものの)。
342 :
世界@名無史さん:02/09/25 00:31
そうか源頼朝も革命闘士だたのか。
>もっと、中東、インド、中央アジアあたりを重視すれば世界史
>を統一的観点で見られると思います。
ゆとり教育たら何たらで時間が足りないんだよ。
あくまでも高等学校の世界史は日本をとりまく世界についての歴史を学ぶ
入り口に過ぎない。興味があれば史学科に進学して東洋史学を専攻しその
地域の先生につけばいい。
例えばインドネシアのシュリビジャヤ王国やシャイレンドラ王朝などの歴
史を知っていてもカルトクイズくらいでしか役に立たない。
そんなことを憶えるくらいならインドネシアが如何にしてオランダ領にな
ったかを知っていた方がずっと役にたつ。
日本文化にはマリンルートから入ってきたものもかなり影響を与えているのに
その重要性に世界史の授業で脚光をあびせようとしないのはちょっと。
マリンルートがらみの歴史はヨーロッパがどのようにアジアを植民地化して
いったか、ということと少なくとも同等に重要だと思います。
345 :
世界@名無史さん:02/09/25 10:23
時事系、政治問題系の板を覗くとあまりの」知識レベルの低さに悲しくなってくる。
いったいどういう教育受けて来たのかと小1時間問い詰めたくなるくらいだ。
それに比べるとこの板はレベル高いね。
歴史板だから歴史の知識のある人が多いのは当然だけど、
歴史以外の地理や言語や社会や文化についても必要な予備知識は持った上で書き込みしてる人が多い。
時事系、政治系板の連中は歴史も地理も言語もその他もろもろの予備知識もはっきり言って小学生レベル。
歴史の知識だけでなく政治や社会の知識でもこっちのほうが遥かに上だよ。
向こうは政治や社会が専門だろが…
普段行かない時事系、政治系板をちょこっと覗いてみて
この板のレベルの高さを思い知らされたとともに
高校や中学の歴史教育がどれだけ役に立ってるのか疑問に感じてしまった。
346 :
世界@名無史さん:02/09/25 10:41
>>345 レベルは玉石混淆だと思うぞ。
ただ現代社会からある意味浮世離れしてる分野だから、
扱う題材に対して距離を取りやすいというのはある。
中には必死で零距離射撃している奴もいるが(ワラ
>>341 >>まだ左翼の残党が生き残っていたと罠。
>>労働者階級による暴力革命でなければ革命じゃないの?
すぐそういうレッテル貼りをする・・・
ここで俺がコヴァうんぬん言い出したらきりがないから止めとくけど・・・
労働者階級に限らないだろう。商人はプロレタリアか?
広辞苑でも支配層内部の政権移譲をクーデター、被支配階級が支配階級から権力を奪うのが
革命となっている。そんな事常識だろ?
パキスタンのムシャラフ政変はクーデターと呼ぶのに、フィリピンの件を2月革命と呼ぶのか
よく考えておくべきだね
>>もともとの意味では、中国の商王朝から周王朝に交替したのが
>>革命。でも、近代では「社会構造を根底から変えるような大変革」
>>を意味すると思われ。
revolutionを訳すときに革命って言う語を借用したんだから
現代の革命の意味はrevolutionである
>>現代の日本で「革命」といえば、「IT革命」を指す(ちょっとブーム
>>が去った感はあるものの)。
IT革命は産業革命とか技術革命、価格革命や外交革命の部類だろ。
その定義を政治革命に当てはめるのなら、過去の政治的事件の数々に
革命の称号を奉らなくてはならなくなる・・・
>>347 自分も340氏の上2行は、いたずらに波風を立てるアレだと思う。
(それに明治維新はブルジョワ革命だのなんだのというのはむしろ左翼の一部の伝統でしょう。)
が、真ん中6行にはだいたい賛成。
明治維新はrestorationであって、revolutionじゃない、とか、
革命は革命でも「上からの革命」だ、とか、確かに重要な相違はあるんだけど、
それでもなお、社会制度・法制度における大変化を産んだという点で
フランス革命なんかと比較できるものを共有しているんじゃないか?
350 :
世界@名無史さん:02/09/25 21:51
ま、世界史教科書の問題として見るなら「明治維新は革命か revolution か
coup d'etat か」なんて話は小さなこと。
それ以後の日本の躍進を含めて世界史的な事件としてその意義をしっかり
教育することはなにより日本人として大事なことだと思う
明治維新は革命的クーデター。これで解決(w
みんな誤解しないでね。
俺は別に明治維新を卑しめる意図を持って革命じゃない!クーデターだ!!
っていってるわけじゃないよ。
革命がよくて、クーデターがダメだなんて根拠は全然ないからね。
悪口として日本人は自国史よりヨーロッパ史の方が詳しいとか言われることがあるが
そのわかりやすい例が明治維新あたりの日本人と外国人の知識量の逆転だったりする。
明治維新は、江戸幕府の将軍がほぼ平和的に退位し、京都朝廷(東京に遷都
したけど)に権力を委譲したものだ。だから、「革命」と呼ぶのは確かに
違和感があるかもしれない。
それにしても、明治維新は日本の社会を大きく変えた。これをフランス革命
によるフランス社会の変化、アメリカ独立革命によるアメリカ社会の変化・・・
等々と比べたら。これぞ「奇跡!」と呼ぶにふさわしいと思われ。
これまた個人的な意見で恐縮だが、こんな奇跡的な維新が起きた最大の要因
と思われるのは、政治家・革命家が極めて優秀だったということだ。もし
西郷隆盛・大久保利通・坂本竜馬・伊藤博文・木戸孝允・高杉晋作・・・
たちが中国やインドにいたとしたら、世界の流れは変わっていただろう。
355 :
世界@名無史さん:02/09/26 01:17
革命の話は別スレ立ててしてくれ。
で、高校世界史の話だが、大学入試に相変わらず些細なことを問う問題、それも中国と欧州に偏ったものが多すぎるからスレタイのような問題が起こるのでは?
たしかにたまーにセンターとかでえらくマニアックな選択を見ることがあるね。
357 :
世界@名無史さん:02/09/26 01:51
>355
同意。
大元は、問題製作・教化相記述・両者の監修が、長らく西洋史・
東洋史専門の先生が独占したからだとも思うが。
近頃、イスラム史・東西交易史の設問・記述が増えたのも学界で
その分野の先生方が伸びてきた・増えてきたからと妄想。
358 :
世界@名無史さん:02/09/26 02:07
>>357 とりあえず喜ぶべきことかと。
もうちょい技術史的なものが混じってればという気はするが。
359 :
世界@名無史さん:02/10/03 05:13
age
360 :
世界@名無史さん:02/10/04 11:01
中世ヨーロッパいらね!
361 :
世界@名無史さん:02/10/04 11:32
>>218 俺のかーちゃんはバリにいったことがあるくせにインドネシアをインドの一部だと思っていた!
362 :
世界@名無史さん:02/10/05 01:50
>>361 それはそれで勉強する意味があると思うぞ。
そこから十字軍ーフランクーサラディンなどと繋がりがある。
363 :
世界@名無史さん:02/10/05 01:51
364 :
世界@名無史さん:02/10/05 01:53
うん、たしかに>362はわけわからん
365 :
世界@名無史さん:02/10/05 02:46
>>361 御母堂はインドシナ半島についてはどうお考えになっているのであろうか
366 :
世界@名無史さん:02/10/05 03:38
世界史は近代史に繋がるフランス革命あたりからだけで充分やん?
>>365 インドシナは西がインド領で東が中国領。
マレーシアの辺りからインドネシアは半島として繋がっていて、全部インド領です。
>>366 フランス革命を理解するには、絶対王政とその中心たるブルボン王家とは何かを知らねば始まりません。
絶対王政とブルボン王家を理解するには、そこに至る封建諸侯と王権の確執とその中心たるカペーおよびヴァロワ王家とは何かを知らねばなりません。
封建(中略)を理解するには、フランク王国とカロリング王家の興亡を知らねばなりません。
フランク(中略)を理解するには、ゲルマン民族の大移動とローマ帝国の衰亡を知らねばなりません。
ゲルマン(中略)を理解するには、ローマ帝国の成立と拡大の過程を知らねばなりません。
・・・てな具合でアウストラロピテクスまで遡って知らなければ真の理解はない、と
文科省と教育界のお偉方は思っているのでしょう、多分。
369 :
世界@名無史さん:02/10/05 07:46
>封建(中略)を理解するには、フランク王国と
>カロリング王家の興亡を知らねばなりません。
フランク時代の封建関係ってきちんと教えないよね
ヨーロッパ貴族の始まりはここでしょ。重要なところなのに!
371 :
世界@名無史さん:02/10/06 03:25
>>1 でも、誰でも世界史を学習するなら、高等学校の世界史Bの教科書を
使ったらいいと言われるよ。
歴史書や専門書を読むより。
教科書は、他の歴史書物と比べて一番客観的に書いてあるらしい。
もちろん、東南アジア等の歴史も大事。それは今日に日本やアジアの
情勢から見たら、世界史の教科書では説明不足なところも多いけど、
「有史始まって以来の世界の人間・文化・モノ・政治・社会」を
学ぶなら「教科書」じゃない?
欧州や中国の歴史の知らないで、世界情勢を語ることはできないと思うよ。
中国史がクローズアップされすぎなのはちょっと認めるけど。
372 :
世界@名無史さん:02/10/08 11:47
だから、自国史と世界史の二本立てをやってるのは
日本以外では、チョンとシナぐらい。
他国では自国中心史に、自国とかかわりのある
世界史の時評を絡めるだけ。
基本的には歴史教育というのは
啓蒙教育の一環。
歴史学とはまったく別のジャンル
歴史教育がなぜあるか
歴ヲタどもはいいかげん気がついてくれ
373 :
世界@名無史さん:02/10/08 18:33
日本史は国学の系譜を、
東洋史は漢籍学の系譜をそれぞれ引いていて、
西洋史は明治維新とともに始まった欧米に学ぶという姿勢がそもそもの始まり。
やってることは似ているが、そもそも全く別の系譜を持った人文学というか啓蒙教育なんだが。
東洋史と西洋史をなんで世界史って一緒くたにして、日本史は別なままにしたんだろうね。
374 :
世界@名無史さん:02/10/08 18:39
>>373 戦前はきちんとその区別がついていたのが
宮崎の本とかを読むとよくわかる。
結局は戦後の唯物史観イデオロギーが
その辺の境界をめちゃくちゃにしたんだろ
>>372 前にスレ荒したヤシと口調一緒だけど、ひょっとしてまだいた?
このスレ某サイトで「愚痴が多い」って言われてたよ
377 :
世界@名無史さん:02/10/08 23:49
「世界史」という研究ジャンルは実はないんだっけ。
378 :
世界@名無史さん:02/10/09 00:00
大学以上で「世界史」ってのはないと思いますが。
379 :
世界@名無史さん:02/10/09 00:23
人間なら多少世界史の知識は頭に入れとくべき。
少なくとも近現代史ぐらいは。
380 :
世界@名無史さん:02/10/09 00:54
「世界史」という概念を歴史ヲタ(wがどう構築していくか、ということができるなら
このスレは意味あると思うよ
381 :
世界@名無史さん:02/10/09 00:57
しかしよく考えてみればすごい名前の教科だな。
「世界の歴史」ですよ、「世界の歴史」。
382 :
世界@名無史さん:02/10/09 01:09
ところで歴史家たちは無数の史実を暴き出してきたわけですが、
教科書に載っているのはそのごく一部ですよね。
その「ごく一部」はどのようにして選ばれたのでしょうか???
学者間の力関係かな?
383 :
世界@名無史さん:02/10/09 01:14
384 :
世界@名無史さん:02/10/09 01:29
例えば「フランス革命は詳細に乗せるけど殷周革命はさらりと載せる」ってのは、
学説間の力関係でしょうか?
385 :
世界@名無史さん:02/10/09 01:37
>>384 それは現代に与えている影響の差じゃない?殷周革命の影響は今は殆ど無視しても良いが、フランス革命で広がった「自由」とか「平等」とかの概念が現代の民主主義に直接繋がっているからね。
386 :
世界@名無史さん:02/10/09 01:52
>385
なるほど、そう考えればギリシャの扱いが大きいのも納得できまス。
でも、インド史が政治史にかたより過ぎている気がします。
現代への影響を考えるならインドの天文学と数学はデリー諸王朝の建国者名より
はるかに重大だし、いつからインド人が牛を食べなくなったのかについては
全然書かれていません。
政治史偏重は、政治史料は残りやすく、かつ入試で採点しやすいという
事情によるのかなぁ
>>384 殷周革命など古代史の場合、残存資料が少なすぎて、
研究自体があまりできてないという問題もあるかと
388 :
世界@名無史さん:02/10/09 01:59
>386
インド軽視はイスラム軽視と根っこが一緒だと思う。
イスラムの文化を紹介すれば必然的にその源流としてインドを紹介せざるをえなく
なるわけで。
現代科学の源流として、ヨーロッパ→イスラム→ギリシャ&インドというのは
教えておくべき事項だとおも
なんつーか世界史教育は学ぶ地域もそうだが質的変換をしなければならないような。
390 :
世界@名無史さん:02/10/14 00:27
歴史教育は、やっぱ民族教育と切っても切れないのかねえ。
できれば、「日本史」「東洋史」「世界史」と分けたいところかも
知れないな。
それでは煩雑すぎるので、やぱーり「歴史」とひとくくりにしてしまっ
ても良いかも。
考えてみれば、あれだけ中国史を取り扱ってるくらいなんだから、日本史
も世界史の中で一緒にふれておいても不思議はない。
詳しい日本史は大学以上でまたやるとして。
>>390 なに言いたいのかイマイチぴんとこなかった。
392 :
世界@名無史さん:02/10/21 01:26
age
歴史って人間の集団の仕組みがどう形成され、どう隆盛し、どう滅ぶかを学ぶものだと思うのだが、
今の教育は常識として知っておくべき知識、という側面が強すぎる。
394 :
世界@名無史さん:02/10/27 20:14
歴史教育とは、日本民族としての民族意識を醸成し、立派な日本国民を作る
ための教育である。
>>394 そういう歴史教育は、世界史的には、20世紀半ばで終了しました。
「世界史」を教えたって、いいじゃないか。
397 :
世界@名無史さん:02/10/30 20:30
日本の歴史教科書は薄すぎない?
授業そっちのけで教科書読んでた俺としてはもっと分厚いほうが暇つぶしになって
良かった。バカみたいにローマ皇帝の名前全部覚えてたよ。
398 :
世界@名無史さん:02/11/04 19:07
世界史を教えてますが,教科書は事典代わりにつかえと言ってます。
客観的に書いてあるけど,前後のつながりの記述がなさすぎ。
箇条書きをつづけてかいてあるようなもんで、すかすかや
高校生が読んで理解すると言うより,カリキュラムの範囲の語句や人名を
網羅する事に意義がアリ、その傾向は受験教科書の雄MountainRiver社
のものに顕著ですなあ。
でも私は今のそんな味気ない教科書がいいとおもう。
1冊何から何まで詳しく書いてある超分厚い教科書なんかになったら,
著作者や文科省の意図がもっと盛り込まれやすくなるとおもうのだが?
お話を読むように洗脳できるんじゃないか。
ウヨとかサヨとかと言う意味じゃなくて
学説の違いと言う意味よ
399 :
世界@名無史さん:02/11/16 12:20
>>398 おいらは現役高校生ですが、個人的には
世界史の教科書はもっとエピソード的なモノを
入れてくれたほうが有難い。
語句だけを並べられて「ハイこれ覚える〜」とか
言われたって面白くないよ。
歴史の先生ってそういうの語ってくれる先生が多いから(もしかして
おいらの偏見か?)楽しいんだけど、受験にかかわってくるし
ただでさえ歴史系の教科は時間食うからって理由で、授業でも
暗記が優先されちゃって厨房の頃に比べてお喋りに時間割いてくれないし。
もっと楽しくやろーよ。
教えた事は全部テストに出るから覚えなきゃいけない、という
強迫観念が歴史教育をスポイルしていると思うよ。
人間、一の事を覚えるのに一だけ教わっても覚えられる物じゃ
ないし、そうやって得た知識は薄っぺらで応用が利かない。
教育分野でもIT関連予算を増やしているんだから、その一部を、
一の知識に対して五や十の背景知識の得られるハイパーテキスト
化された歴史教科書を作ることに予算を割くべきだと思う。
>>398 俺も歴史を学ぶならある程度の歴史の流れを教えるべきだと思います。
たとえば十字軍ならリチャードやサラディンについて詳しく教える。
興味をもった者はさらに詳しく調べるだろうし、興味のない者は別の時代や別の学問をやればいい。
今の丸暗記ばかりの教育では学問を楽しむきっかけをつかみにくい。
本当は高校生なんだから、自分で本を探して読んで、まとめテレポートを書いて
それを教師が指導して、と言うのがもっと入らないといけない。
大学の卒論に近い程度までとはいかなくてもね。
成績上位校の高校生ならそれをやる能力はもちろん持ってる。
知識量ではなく、思考の訓練となるような教育を考えないといけない。
でもそれをできないのが現場のシステムでね。
レポートだけで評価する事なんてできないわけですわ。
「受験に出る事だけを教えてくれ」
で、いきおい5択とか 括弧の中をうめよとかになる
そもそもこの頃、特に私学で社会を事件科目に指定してるところが激減してるから、
どんどん邪魔な教科になってる。「俺、世界史、いらないから 赤点でなければいいよ」
逆に 成績の芳しくないいわゆる「しんどい学校」になれば
レポート作成能力がない。試験でも「ーーーについて述べなさい」のような
書かなければ設問はほとんど白紙。
括弧抜きのテストで易しい事きかないと、空欄だらけで軒並み赤点
本当になんとかしてほしい。愚痴です。すいません。
オレもエピソード増やしてくれ〜って思うよ。
そっちの方が断然覚えやすいし、楽しいと思います。
教科書で具合悪いんなら、そういう資料集でもいいから欲しい。
404 :
世界@名無史さん:02/11/20 04:15
なるほど、現場には現場の苦悩があるのか。
今までその視点が抜け落ちていたな。
405 :
世界@名無史さん:02/11/24 02:19
論文だと絶対評価がつけにくいし、論文の評価も先生によって違いがでてくるから難しいね。
いっそ教師を選択して授業を受けるってのは駄目?
406 :
世界@名無史さん:02/11/28 01:45
世界史AとBは、具体的になにがちがうの
詳しさだけなのかな
407 :
世界@名無史さん:02/11/28 02:19
高校の世界史って時間が足らないよな
近代史とか最後の方はまともにやってないよ
408 :
世界@名無史さん:02/11/28 03:11
山川の教科書は論述対策に実に(・∀・)イイ!。
特に一橋。
山川の教科書は編集の仕方にまだ改善の余地があるなー
この叙述はそっちにまとめたほうが・・・て例がある
西洋史・東洋史・内陸アジア史が「世界史」として一体化できてない感じ
今の学校での教え方を考えると、
世界史は地域に分割するより現代史を独立させた方が良さそうだ。
例えば
@近代までの、日本に影響を与えた思想・文化中心に取り上げ、
「倫理」と融合させた内容の教科。
A現代史に「政治・経済」を融合させた内容の教科。
の2本立てにするとか。
世界史Aなる教科についてどなたか教えてくれませんか?
要綱だけ見るとたいへん理想的な作りに見えてしまうんですが
実際のところどうなんでしょう
413 :
世界@名無史さん:02/12/07 19:56
アステカ・インカ・マヤの歴史をもっとやってくれい
414 :
世界@名無史さん:02/12/07 20:36
フランス革命をもっと詳細にやれ。
415 :
世界@名無史さん:02/12/07 21:21
>>414 自然科学にも突っ込むことになるが
それでもいいか?
416 :
世界@名無史さん:02/12/07 22:31
>>412 世界史Aとか世界史Bとかは妥協の産物なんです。
平成6年に現カリキュラムになる際に
それまでの現社必修から世界史必修になった。
で短時間で履修可能な世界史教科を作る必要から
ひねくりだされた当時の文部省のウルトラZです。
ますはじめに単位数(標準2、つまり週2時間)ありきあった。
工業高校等普通科以外の便宜のためです。
まず単位数2と言うところから逆算で
「2時間を1年間30-35週として、全70時間で学ぶ世界史」
と言う発想であったわけですね。
ここから先、それではどうしてこのような内容になったか
私はわからないけどね。
当然ながら従来5ー6単位だった世界史から削らねばならないわけで、
あくまで想像ですが、当時の担当官は七転八倒したにちがいない。
従来型は世界史Bとして残ったわけですね。
417 :
世界@名無史さん:02/12/09 23:56
70時間で世界史を概観するというのは無理があるな。
アケメネス朝ペルシアまでで時間オーバー・・・
418 :
世界@名無史さん:02/12/10 06:00
もっと解りやすく、世界史と世界史DQNに分ければ良いじゃん。
つーか、工房なんか世界史やらなくて良いだろ。
>>416 おお、ありがとうございます
つまり、たいしたことないんですね(w
420 :
世界@名無史さん:02/12/14 02:22
>>418 それを言ったら、このスレそのものが(w
70時間では中学の復習にもならんなあ
age 議論喚起
はっきりいって人間のやることなんて、いつの時代もどこの国でもいっしょ。
おまけに歴史学んで引き出せることなんてのはたかが知れてる。
多少のかたよりがあってもそんなことはケンチョナヨよ。
424 :
世界@名無史さん:02/12/30 11:53
70時間でねぇ…
そりゃ現代史までなんて無茶だな。
70時間なんていったら今のアジア地域程度の密度でヨーロッパを流しても追いつかない
んじゃないか。
すまん。工房=工業房の意味で使った。
426 :
世界@名無史さん:03/01/03 10:08
榊原英資によると、19世紀の前半くらいでは、もしGDP統計があったら中国
とインドが世界の40%くらいを占めていただろうという話だ。
インドってのは史料も乏しくてイメージわきにくいねえ。でも、これからは
世界の中心として復活してくるんだろうな・・・。
>>426 もっと凄いのは
18世紀末まで世界に存在する文書の90%は漢文で書かれてたこと。
現代の英語でも50%だというから凄い。
428 :
世界@名無史さん:03/01/03 15:54
>>426 大アジア主義の香具師がいうことだからなあ。
大体1人あたりGDPとか所得分布とかなぜ出さないのだろう?
(^^)