再現ドキュメンタリーでは
浜辺にブス!!とさして
まわりで宴会してたぞ。
167 :
世界@名無史さん:04/10/17 17:33:43
すごく基本的な質問なんだと思いますが。
周藤芳幸さんの『物語古代ギリシア人』(光文社新書)に次のようなくだりがありました。
>私たちはつい無意識のうちに平野の方が土地が肥沃で、山のなかの方が痩せていると考えがちであるが、実は、ギリシア(少なくとも、古典期に有力な都市国家があった南ギリシア)では事情は正反対である。
>〔中略〕平野部の土地が石ころだらけで荒涼としているのに対して、丘陵地帯には肥沃な段段畑が広がっている。
>そして、現在では交通の便が悪いために放棄されているような山間部の内陸盆地でも、たんねんに地表面を観察すれば、しばしな古代にはそこが叩けとして利用されていた痕跡が残されていることに気づくだろう。
具体的には、どういう事情で引用のような風土になってるのでしょうか?
このスレでも古代ポリス文明による環境破壊の話題は何度も出てますけど。
破壊を被った基層の風土にも「平野の方が荒地」という特徴があるのだとしたら、それはどういう要因によるのでしょうか?
土壌とか、気候とか、あるいは水系の性質とか、いろいろあるのでしょうけど。どんなふうなのでしょうか??
>>167 周藤氏の「孤立農場論」が学会的に受け入れられているのかは、
門外漢なので分かりません。
という前提をした上で、昔読んだ記憶によると...
農業の収穫は毎年の気候に左右されるので、
農民は、リスクコントロールをするために、
複数の穀物を栽培するという(ポリカルチャー)戦略を採ります。
この戦略を実行するためには、
それぞれの穀物に適した環境を利用する必要があるのですが、
平地では、間隔の離れた土地を複数、耕作する必要があります
他方、山間地には多様な環境が併存するので、
この戦略に都合が良いとのことだったかと。
隔靴掻痒なので、
周藤氏の論文「孤立農場論の射程」他を読んでみては、
岩波世界講座4巻に所収の筈です。
でも平地の環境については、
書いてあったかどうかは失念。
他の論文かもしれません。
169 :
世界@名無史さん:04/10/25 11:00:25
古代ギリシア世界は、基本的に銀本位の貨幣経済。
アテネは産銀国なので銀決済上、ものすごく有利だった。
その上、デロス同盟でアテネ以外の諸国が軍備の代わりに銀を支払うことが多くなっていったから、
アテネが輸入の代償にばら撒いた銀が再びアテネに還流した。
アテネが軍備を担当に、同盟諸国が銀を払う「アテネ帝国」の構図がこうして成立。
一方のスパルタは、リュクルゴスの改革以降、何と金銀の貨幣を禁止していた。
アテネが金満のポリスになっていったのに対し、スパルタはポリスの原理主義を貫いたといえるんじゃないか。
金満と原理主義の戦いは、結局原理主義の勝利(ペロポンネソス戦争)。
170 :
世界@名無史さん:04/10/25 11:02:15
貨幣の力が弱ったんですね
171 :
世界@名無史さん:04/10/25 15:56:16
多くのポリスはアテネのカネの力に屈していったが、
カネを禁止していたスパルタには通用しなかった。
172 :
アクィラ ◆0fUIPC892c :04/10/27 06:18:28
>>169 拡張主義のアテナイが、
戦略的に重要でないシチリアにまで、
手を出そうとして、
勝手に自滅した気がするのですが。
何せ、原理主義のスパルタも、
最終的にギリシアの派遣を取ったわけではないですから。
有る意味、分断作戦に成功したペルシアの勝利。
∴専制国家の勝利
173 :
世界@名無史さん:04/10/27 08:19:11
当時の直接民主制より、専制官僚国家の方が、優れていたということ。
民主主義は、欺瞞なしには、正常に機能しない証拠。
175 :
世界@名無史さん:04/10/30 03:02:45
奴隷経済
176 :
世界@名無史さん:04/10/30 15:01:36
鉱山奴隷などを除くと、奴隷の境遇はそんなに悪くなかったようだ。
専制体制は一番表の薄皮をパラっとめくってやると、
多元主義社会が現れる設計になってる。
専制体制とは実は競争社会。
各イシューをまとめる機関的存在として専制君主がいる。
ところが専制君主の下に強力な接着剤の如き藩塀、
つまり貴族がはびこりだすと専制体制はもはやどうにもならない。
パラっとはめくれなくなる。
178 :
本村凌二:04/11/07 17:04:28
僕は古代地中海世界が専門ですが、ギリシア・ローマ時代というのは、ある種の
古代文明の中で再考水準の文明を築いたと思っています。
(中略)
地中海は非常に穏やかな海、いわば平坦な草原にもたとえられるのだから、後に
海の時代が来るはるか以前に開発され、海上交易が盛んになり、地中海の中での
国際商業が成立することになります。そこは、近代の先取りのような「実験場」
となったんじゃないか…
>>178 まさか、ご本尊光臨とは思いませんが、
万一、ご本人でしたら、
むしろ、キルクス=マクシムスとか、
ヒッポドロームについて、
熱く語って頂きたいものですw
180 :
世界@名無史さん:04/11/18 20:38:15
age
181 :
世界@名無史さん:04/11/18 20:42:45
ポランニーはハンガリー人なのに
なぜ古代ハンガリーの経済について議論しないのですか?
182 :
アクィラ ◆0fUIPC892c :04/11/19 04:42:33
>>181 余り詳しくないので、間違っていたら御免なさいですが、
ポランニーの関心は、あくまでも現代の問題だったからではないでしょうか。
比較経済史家である彼にとっては、
現代社会の「経済」と「社会」との相互関係を考察するために、
他の社会における「経済」と「社会」との相互関係を調べただけなので、
極論、古典古代社会には関心がないように思すのです。
(このような立場は、マルクスやヴェーバー、他の社会学者にも共通する傾向かも)
こんな所で如何でしょうか。
183 :
アクィラ ◆0fUIPC892c :04/12/20 23:39:48
メロス島以外にフィールドサーヴェイの結果が公表されているギリシアの地域は、
未だに無いのでしょうか。
1986年時点では無さそうなのですが...
(グリーン『ローマ経済の考古学』289参照)
それはさておき、
>>182は一月放置かw
>>169 >古代ギリシア世界は、基本的に銀本位の貨幣経済..
古代ローマ貨幣が、ヨーロッパは言うに及ばずインドやインドシナからも出土
するのに対し、もっと交易に長けていたと言われる古代ギリシアの方があまり
聞かないのはどうしてですか。
185 :
世界@名無史さん:05/01/09 14:06:20
>>181 「古代ハンガリー」ってのがそもそも存在しないのでは?
186 :
世界@名無史さん:05/01/09 15:30:06
古代ハンガリー=騎馬民族交易史
187 :
世界@名無史さん:05/01/09 15:49:49
スキタイ?
188 :
世界@名無史さん:05/01/28 22:45:20 0
銀経済というのも魅力的だな。
189 :
アクィラ ◆0fUIPC892c :05/02/15 02:21:00 0
ポランニーの学説は、ウォラーステインにも影響を与えているようですね。
と、保守。
190 :
世界@名無史さん:05/02/15 06:26:55 0
ポラニーのいう「報酬・再分配・交換」という3類型が、
ウォラーステインの「ミニシステム・世界帝国・世界経済」という3類型になっている。
>>190氏
ミニシステムに対応するreciprocityは、
互酬性とか、互恵性って訳されることが多くありません?
192 :
191:05/02/15 12:15:21 0
ありゃま。
「互酬」のまちがいです。すまそ。
193 :
192:05/02/15 12:17:33 0
またまたまちがえた。
名前が190、
レスが
>>191 のまちがいです、エ〜ン
ギリシャが地中海の北半分と黒海を支配していた同時代に、地中海の南側のかなりの
部分を支配していたフェニキア系都市群との関係はどんなものだったんだろう?
195 :
世界@名無史さん:05/02/15 17:35:48 O
不信感は抱いてたけどそれなりに関係はあったみたい
クレタにはフェニキアの中継港が建設されてたし
ゲラやアル=ミナ、ナウクラティスといった主要植民市でも接触する機会は多かった
>>194氏
交易相手の場合も有れば、
競争相手になる場合もある、と思います。
シチリアを巡っては、
カルタゴとの対立の局面の方が目につきますね。
ローマのシチリア属州獲得がシチリアのギリシャ系都市とフェニキア系都市との
争いにギリシャ方をローマ支援、フェニキア方をカルタゴが支援という形で派兵
介入、第三次ポエニ戦争の発端が今のカタロニアでのこれまたギリシャ系都市と
フェニキア系都市との境界争いにローマとカルタゴが介入
198 :
世界@名無史さん:05/03/06 22:12:23 0
スキタイと黒海経由で交易していたが、ギリシャの富に欲かいて
バルカン半島に攻め込んできたらどうしよう((ガクブル))ってな心配はなかったのでしょうか?
199 :
世界@名無史さん:05/03/12 12:18:49 0
間にトラキア人が盾になっていたおかげだろうか?
200 :
http://www.geocities.jp/shouhishahogo/:05/03/12 14:44:41 0
古代ギリシャ時代は円筒形の筒と羊の皮を用いた暗号を、古代ローマの時代にジュリアス
・シーザーが用いたとされる“シーザー暗号”をベースにした「Rot13暗号」
など、暗号の歴史は古いものがあります。
201 :
世界@名無史さん:エジプト暦2329年,2005/04/03(日) 14:47:46 0
スパルタの鉄串貨は、実物が見付かっているのでしょうか。
文献中に登場してくるだけ?
202 :
世界@名無史さん:2005/04/09(土) 15:21:17 0
ドラクマってもしかして現存する最古の通貨名?
203 :
世界@名無史さん:2005/04/19(火) 03:32:27 0
ほす
てす
205 :
世界@名無史さん:2005/05/22(日) 04:32:21 0
ほす
206 :
世界@名無史さん:2005/06/23(木) 01:01:37 0
極東で拾ってきたニダ。面白かったのでつい。
680 名前:日出づる処の名無し 投稿日:2005/06/21(火) 21:08:48 ID:O8yAAT/T
88888 ヘレー
( `∀´) 出身地 アテネ
(_つノノl|つ 誇り高いヘレネス(ギリシャ人)。
Ll_|_|_l.|| 旧宗主国トルコに謝罪と賠償を
(__)_) 要求する点はニダーそっくり。
___________________
88888 │トルコは元々ギリシャの植民地なのデス!!
( `Д´) <戦争は強いのは認めマスけど
(_つノノl|つ │文化的には劣等後進民族なんデス!!
Ll_|_|_l.||  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
(__)_)
208 :
世界@名無史さん:2005/07/14(木) 00:27:27 0
∩___∩
| ノ ヽ
/ ● ● | 欧州統合でそのドラクマも絶滅
| ( _●_) ミ
彡、 |∪| 、`\
/ __ ヽノ /´> )
(___) / (_/
| /
| /\ \
| / ) )
∪ ( \
\_)
210 :
世界@名無史さん:2005/08/14(日) 18:19:05 0
211 :
世界@名無史さん:2005/08/14(日) 23:23:52 0
>>176 >奴隷の境遇はそんなに悪くなかったようだ...
奴隷の供給地って、何処だったのですか?
敗戦国の住人
213 :
世界@名無史さん:2005/09/12(月) 00:45:38 0
ほす
214 :
世界@名無史さん:2005/10/02(日) 23:38:27 0
215 :
世界@名無史さん:
保守