54 :
ジャン・バティスト:02/10/07 02:16
>>53 わけわからんなあ。
>>1がどういうつもりでこのスレ立てたのか知らないが、
誰もロクなレスしないうちに落ちそうだったから、俺がageたんだよ。
こーゆーの嵐っていうんかな。
俺が前いた板はこんな意味不明なアラシはなかったけどなー。
変わった煽りですね。気にせずまったりといきましょう。
>>54 ジャン・バティストさん、はじめまして。お察しのとおりミーハーな
サン・ジュストファンの小娘でございます。
私の稚拙な書き込みにレスありがとうございます^^
ロラン夫人はじめブリッソー派は、ダントンの道徳性の欠陥や粗暴さを
嫌悪してたようですね。それが決定的になったのが九月虐殺なんでしょうか?
「道徳心ないところに愛国心はない」とか、ロランが批判してますよね。
でもダントン、カミーユはジロンドへの糾弾を後悔してる面も
あったようなのに、結局ジャコバンとジロンドは決別するしかなかったん
でしょうか・・・
ジャン・バティストさんの書き込みはロムっててとてもためになるので、
また是非こちらの板にもいらしてください^^とりあえずここはまだ平和
なようです。サン・ジュスト板なんて学生の私にはもう入り込む余裕が・・・
>>55 死の大天使さん
レス、遅くなってごめんなさいです。
俺としても、PCにずっと張り付いているわけにもいかなかったので…。
某スレにダントンによく似た、粗暴な発言をする人がいて(w)今日は少し疲れました。
俺は、フランス革命は専門というほどではないんですよ。
他のスレで書いたように、ちょっと怪しげな研究の方が得意です。
比較的、資料関係は入手しやすい立場にいますが、読むのはやはり面倒なので、
これからは、無意味な議論は控えることにいたします。
ロラン夫人のこと、ジャコバン派対ジロンド派のことなど、「総論」的な本に載っている
ようなことならお話できますが、今日は疲れましたので…(二度も書くな、と言われて
しまうかな?)、また改めてお話しさせてください。
死の大天使さんの書かれる文章、好きですよ。
言葉使いのきれいな方は、きっと美人だろうな、と想像してしまいます。
普段は口の悪い俺も、なんとなく丁寧な言葉使いになったりして…。
あれ? あっちのスレで俺が書いたことになってるよ。703は俺じゃないけどな。
ま、いいや。バティスト、バティストって、俺の名前ジャンをつけないと意味ないって
知らない人かな? 死の大天使さんは知ってるよね?
では、また。お休みなさい。
>>死の大天使さん
ロラン夫人とは離れてしまうけど、今日、俺が考えていることを書くんで、
少し聞いてくれる?
ここ数年、インターネットの急速な発達のために、確かに世の中は便利になった。
何か調べたいことがあれば、検索をかけるだけで、多くの情報を得ることができる。
しかし、それは図書館で数冊の本を読み、数百ページにおよぶ文字の中から必要な情報を
選び出す、というかつての「効率の悪い」手段とは比べようも無いほど浅薄な知識しか
得ることはできない。しかも各サイトは、製作者の主観に偏りがちで、自分の得た知識を
公開して、ある種の優越感を覚えることを目的としているものもある。良心的なサイトも
多いとは思う。しかし、もし自分がサイトを製作することを考えると、自分の知識なり
思想、意見のどれだけをサイトという媒体に表現することができるだろう。
自分の書いた500頁の論文を紹介するとして、その中の何行をサイトに書き写すことが
できるだろう。あくまでもサイトは、深い内容のあるものの一種の宣伝・チラシ、
いわば「本の表紙」にすぎないと思う。「本の表紙」を見て、興味を持ったら、本を開き、
最後まで読破しなければ本当の知識は得られない。多くのサイトを見て、広範な(しかし
表面的な)知識を身につけただけで、何もかも理解したつもりになり、思い上がってしまう
人もいる。しかし、「本の表紙」とその概要を大雑把に知っているというだけなら、
古本屋の店主の知識には及ばないだろう。
小さい頃からパソコンに親しみ、本を読まなくなった子供たちの将来を考えると、浅薄な
知識しか持たず、文章を扱うことのできない、思考能力の欠落した「怪物たち」が誕生する
のではないかと、空恐ろしい心地になることがある。
死の大天使さんは、大学生だよね。「インターネット至上主義者」ではないと信じている。
インターネットどころか、パソコンもない時代に勉強した俺は、学生時代に多くの書籍と
出合えたことが、この上なく幸せだったと思う。年齢を重ねると、視力も落ちるし、知識を
吸収する能力も低下する。(本当だよ!)だから、20代の今、インターネットを有効利用
しながら、(誰かも書いていたけど)できるだけたたくさんの本を読んでほしい。
なんだかお説教ぽくてごめんな。でもなんだか悲しい気分だったんで。また来るね。
もう少しだけ書かせてください。
俺は、自分の品性を貶めるようなことは一切書いていないし、悪質な嘘や
他者を誹謗中傷するような発言をした覚えも無い。
しかし、2ch掲示板は、いわば「虚」の世界である。
その2chに書き続けることで、現実の世界で、俺と関係の無い第三者に
迷惑をかけてしまうことは避けなければならない。
面白い方たちも多く、楽しいと思うことも多かったので、少し残念だが、
この2chに巣食っている「怪物」と、これ以上関わりたくはない。
現実の世界で、俺がやらなければならないことは、、まだたくさんあるのだから…。
でも、実生活では知ることのできない人間の「虚」の部分を知り得たことは、
俺にとっても大きな収穫だったと思う。
俺の立てたスレッドは、気にしないでください。このまま落ちるに任せても、
興味ある人で続けてくださっても構いません。俺はもう来ないと思うから…。
最後に、死の大天使さん、アマノウヅメさん、似非テュプレさん、
そして、ロムりながら、見守ってくださったたくさんの「世界@名無史さん」、
ありがとうございました。
現実の世界でお目にかかれる方もいらっしゃると思います。楽しみにしています。
蛇足になりますが、「ナポレオンサイト」は、お友達です。
>>ジャン・バティストさん
今回2ちゃんでジャン・バティストさんのような良識ある方が
不愉快な思いをなさったのはとても残念に思います。
インターネットの匿名性の怖さを今回のことで痛感しました。
HNで自分を虚像にしてしまえばいくらでも無責任な発言も、
人の神経を逆撫でするような発言もできます。それが嫌なら
2ちゃんなんて来るなといわれればそれまでなんですが、
少なくとも私などよりずっと知識がある「世界@名無史」さんという
方(々)が議論のマナーと(いうよりマナー以前の問題)も知らないなんて
勿体無い事です。2ちゃん=議論じゃなくて喧嘩売る場なんて誰が決めた
んでしょうね。
ジャン・バティストさんのHNはラシーヌのファーストネームに
由来しているのですか?あと私が知りうる限りでは、近世の経済学者にも
同じ名前がいたような・・・^^;
61 :
世界@名無史さん:02/10/08 23:08
>>60 チッチッチ グルーズよグルーズ、画家の名前ね。
62 :
世界@名無史さん:02/10/08 23:16
>>バティストさん
バティストさんのひねくれた態度にも問題はあったと思うよ。
まるで名無しさんだけが悪者だったみたいに悪魔化してレッテルを張るのは
よくないのでは。あなたが名無しさんたちの支持をなぜ集めることができなかった
のか考えてみないといけない。省みて他を言うようでは駄目だと思う。
ネットは確かに便利です。私もフランス革命やサン・ジュストに
関してたくさんの情報を得ることができました。
でもジャン・バティストさんのおっしゃる通り、自分でページを
めくって書き写すなりして得た知識とは価値が違うと思います。
少なくとも書物として出版できるに至るレベルに達するまで
推敲された文章とは質が比べ物になりません。著者が世に発表する
際に背負う責任も違います。
ミシュレのテルミドールクーデターの描写を読んだ時に感じた
気持ちは、まずネットでは得られないのは自明の理だと思います。
今私は大学一年生です。(20代ではなく10代なのですよ〜)
人生で一番時間に余裕がある時だろう今、多くの本に触れて
ジャン・バティストさんに負けないくらいの知識人になれるよう
努めてますよ〜。ネット至上主義者には絶対ならないつもりです^^;
先日も、好きになれなかった教育学のレポートの資料を探していて、
ある一冊の本と出会ったおかげで教育学にも興味が持てる
ようになりました。「大学 市民社会」というキーワドで検索
できた何万ものネットの情報よりもやっぱり一冊の本です。
こうした経験を忘れないうちは本から離れることなんてできません。
というわけで、つまらないことを長くカキコしてしまいました。
どこかでジャン・バティストさんがロムってらっしゃって、
少しでもご気分をよくしていただければ幸いなのですが。
65 :
世界@名無史さん:02/10/08 23:36
なんだか話が見えにくいなあ。インターネット至上主義者とは具体的には
誰のこと?ウェブサイトにのせる文章をかくにしてもたくさん本を読んで勉強して
推敲しないと人を唸らせることはできないし、読んでもくれないわけだし。
>>63 ネットをバカにするならネットしなければいいのでは?
私はネットで小説を書いていますが、最初は紙に書いてそれからアップしています。
あなたは出版してものでなければ下らない、ネットで発表されたものなんか
取るに足らないと小馬鹿になさいますが、高慢なんじゃありませんか?
私はあなたがおっしゃるように「本より価値の下がる」素人作家かもしれないけど
ネットにアップするまで、参考文献を山のように揃えて推敲に推敲を重ねて
発表しているんです。
そこまでネット利用者を見下すなら、じゃ、あなたはどんな立派なことを
なさっているかと伺いたいですね。
>バティストさん
横柄ですね。なぜ自分が多くの人から嫌われたか、多くの非難が寄せられたか
まるで省みることもなく、さながらネットが悪いかのような口振りは違うのでは
ありませんか?ここには叩かれないコテハンも大勢いるのです。
あなた1人が叩かれたということは、あなた自身の言動に原因があると考えるのが
普通でしょう。もっとも逆に考えれば、自省ができるような謙虚さがないからこそ
多くの人に嫌われたのですから。
サンジュストスレにおける、あなたの悪評は決定的ですよ?>バティストさん
>>59 >俺は、自分の品性を貶めるようなことは一切書いていないし、悪質な嘘や
>他者を誹謗中傷するような発言をした覚えも無い。
それはあなたがそう考えているだけです。実際は非常に無礼にも自分は一言も
まともに質問に答えず粘着に論争相手にまとわりつき、嫌がらせの質問をして
いたじゃないですか?あなたのような非常識な人間に親が気楽にパソコンを買い
与えるからこそ、ネット社会が荒れるんです。
あなたの態度には虫酸が走りました。
>>61-62=
>>65-67 une guenon sotte!
Rien n'est plus dangereux qu'une sotte!
>>69=
>>68=56-
>>59=バティスト
おバカさん。私の書き込みは
>>65と
>>66だけです。
自分を批判しているのは1人だと思っているんですか?
現実が見えない便利な頭しているんですね。
>蛇足になりますが、「ナポレオンサイト」は、お友達です。
私はナポレオンサイトの児玉さんとはメル友なんですが、あなたのことは「知らない」
そうです。底の浅い嘘はつかない方が身のためですよ。
71 :
ルイーズ(訂正):02/10/09 11:48
間違えました。
>>66と
>>67が私です。ルイーズというHNでしか
書いておりません。
72 :
世界@名無史さん:02/10/09 11:52
なんだい、俺は消す九瀬とルーラーレしか仏語はわからないんだよ。
分かる人日本語に訳してくれないか。
73 :
世界@名無史さん:02/10/09 12:54
あ、バプテスマのヨハネのことだったのか。てっきりグルーズのことかと
オモタヨ スンマソン
74 :
世界@名無史さん:02/10/09 13:23
ウェブ翻訳で仏→英翻訳してみますた。
stupid guenon! Nothing is more dangerous than stupid!
予想和訳(糞サル野郎!愚かなことより危険なことは無いぜ!)
75 :
世界@名無史さん:02/10/09 14:00
なんか典型的な主婦の煽りだな>ルイーズ
育児板とかいくとよく見られるパターンのアレ
まさか世界史板で見ることができるとは思わなかったのでage
>>27 > 水戸よ、汝の名のもとにいかに多くの納豆が製造された事か!
77 :
世界@名無史さん:02/10/09 14:18
>>76 今、シリアスなとこなんだから茶化すなや(w
78 :
アマノウヅメ ◆3O/knRokaQ :02/10/09 16:19
ここも大荒れか!
ロラン夫人は個人的に好きじゃないので(おばさんどうしでは付き合いにくい気がする)
書き込んだことないと思うけど、フランス革命関係全滅ですか?
79 :
似非デュプレ:02/10/09 17:03
ロラン夫人てそんなにイイんですか・・・?
あ、ルイーズっていうとナポレオンの後妻だねぇ。やっぱり恐怖政治の生き残りオバサンは・・・。なんとなく思い出しちゃった。
80 :
アマノウヅメ ◆3O/knRokaQ :02/10/09 17:13
>>79 PTAの役員によくいるタイプでね。でしゃばりでやたら亭主の地位を自慢する。
だから好きになれないんだな、この人。
もっとも、私が似非デュプレ さんくらいのときからあんまり好意は
持ってなかったけど。
自分でやらかしたことを全部人のせいにするのがいやだったんだ
と思いますが。
>>75 主婦でもないし、育児板は行ったことないです。
煽りと言われても、1人でないから1人と言ったまでです(w。
>>79 マリー・ルイーズは恐怖政治の生き残りではないし、オバサンでもありません。
マリア・テレジアの孫・フランツ2世の皇女でナポレオンの皇后になった時には
は芳紀まさに18歳の若さです。
82 :
世界@名無史さん:02/10/09 20:06
>>81 ルイーズさんのことおサルさんかと思ってた。
違う方なのね。
83 :
アマノウヅメ ◆3O/knRokaQ :02/10/09 20:22
>>82 おサルさんは、この板ではおサルさんでしょ。
私はよその板では「名無史さん」だけど、ここでは、コテハンです。
育児板は知らないな。育児どころか子供に説教かまされてるんで。
生活が不規則だの夜更かしするなだの運動が足りないだの、その他もろもろ
84 :
世界@名無史さん:02/10/09 23:17
ロラン夫人のマムコって美味しそう〜
>>82 ざっと過去ログ読んだだけですが、あんな頭の悪そうな人物と一緒にしないで下さい。
86 :
世界@名無史さん:02/10/09 23:41
>>85 わ、そんなこと言ったらまた揉めそうw
おサルさんすぐに暴れ出すからね。前にもあったし。
>>85 やっぱり「育児板にいそうな主婦2ちゃんねら」だw
>>87 育児板には行ったことはないけれど、2ちゃんねらーならどこにいようと共通点はあるはず。
まさにオマエモナーというところか。
89 :
世界@名無史さん:02/10/09 23:59
>>ルイーズさん
もしよかったらウェブサイトを教えてもらえないかな。
小説を読んでみたいです。
>>89 時代小説なら何本か書いていますが、2ちゃんで晒すほど浅はかではないです。
91 :
世界@名無史さん:02/10/10 10:22
ルイーズ=おサル
サンジュストスレとこっち読んでたらわかった。
知っている人が読めばわかる個人情報さらしまくりだもん>ルイーズ=おサル
おサルのサンジュスト小説読んだことあるけど ヘ タ レ ダター
92 :
世界@名無史さん:02/10/10 14:05
なんだか醜いことを目撃してしまったような・・・
たとえ2ちゃんねるであれ、嘘は付くべきではないのではないか。
真実性の原則はかくして破られたのだ。
93 :
似非デュプレ:02/10/10 16:52
>>81 なんだか誤解されてるようなので・・・。
恐怖政治の生き残りオバサン=ジョゼフィーヌ、です・・・。そうですよね。ジョゼフ。
>>80 PTAはいますね〜!!
インテリオバサンみたいでやです、ロラン夫人。
94 :
アマノウヅメ ◆3O/knRokaQ :02/10/10 17:17
>>93 似非デュプレさん。
とにかく、どこでもいいからフランス革命同好会用のスレは残しときましょう。
結果的にどこになるにしても。
大人になるとしみじみ解りますが、世界史好きなんて世の中にほとんどいないんですよ。
私は、古文が専門で日本史もできるけど、専門の半分も話せませんよ。
みんな引いてしまうから。
95 :
世界@名無史さん:02/10/21 11:03
age
96 :
カメレオンI世 ◆qBS27nfd8c :02/10/22 00:40
これもageておこう。
モニク・ルバイイ『ギロチンの祭典』(ユニテ)より ロラン夫人
彼女は漆黒の美しい髪をしていた。だが、その髪の一部を切らなければならなかった。
そのことは彼女をひどく悲しませたようだ。というのも、髪を切らないでいたいと、
彼女は何度も懇願したからだ。
祖父は大いに躊躇した。そして、もしその願いを聞きいれたら、かえって恐ろしい苦痛を
味わわせることになるだろうと、できるだけ婉曲な言葉を選んで説明した。
ギロチンでの処刑をそのまま描写することで、彼女を恐れさせてはならないと考えた
祖父の配慮に、彼女は深く感じ入った様子だった。モリエールの有名な言葉を借りて、
微笑みながら彼女は言った。
「それじゃ一体、人情というものはどこにどこに逃れていったのでしょう!」
一時間後、はさみの刃がその濃い髪にかみついた時、強い力で頭を押さえ、彼女は叫んだ。
「お願いですから、人々が私の髪を見たいと言ったら見せられるように、十分に残しておいて下さい!」
97 :
世界@名無史さん:02/10/22 00:48
おサルって誰?
98 :
世界@名無史さん:02/10/22 01:46
誰でも彼でもけんかふっかけて荒らす奴だよ
最近来ていないようだが
99 :
世界@名無史さん:02/10/23 14:18
100 :
世界@名無史さん:02/10/24 09:18
100ゲットしてみる。
101 :
カメレオンI世 ◆qBS27nfd8c :02/11/08 23:39
一度でも書いたことあるスレッドが落ちるのは、なんかつまらないので、話題提供。
(みんな、知ってることだと思うけどね…、ここ、ロラン夫人のスレなのに、
ロラン夫人のこと、あまり書いてる人いなかったみたいだから…)
1792年8月10日のチュイルリー宮殿襲撃に先立つ2ヶ月間の、マリー・アントワネット
VSロラン夫人の熾烈な戦い! この時期は、フランス革命の主導権を握っていたのは
ジロンド派であり、ロラン夫人の夫は、内務大臣であった。しかし、内務大臣の名で
出される文書は、ほとんどロラン夫人によって書かれていたらしい。一方、ルイ16世の
背後にはマリー・アントワネットがいて、国王は彼女のいいなりだった。
102 :
カメレオンI世 ◆qBS27nfd8c :02/11/08 23:40
6月10日、内務大臣ロラン(つまりロラン夫人)は、国王にあてて長文の手紙を書く。
内容は、革命の側につくか、反革命の側につくか、態度決定を国王に迫るものだった。
「革命は人々の中にしっかりと根を下ろしております。今ならまだ避けることのできる
不幸を、賢明にも予防しないなら、革命は血の代償をもって遂行され、さらに確固たる
ものになるでしょう」「国家の安泰と陛下の幸福は固く結びついています」
ロラン夫人は革命の側につくよう、国王に向かって必死に語りかけた。
国王および王妃にとって、おそらくこれが「革命」と和解する最後のチャンスだった。
しかし、マリー・アントワネットのプライドは、それを許さなかった。
血を吐くような思いで書かれた「ロランの手紙」に対する返事は、ロランを内務大臣から
罷免する旨の、実に素っ気無いものだった。国王にこれを書かせたのが王妃、マリー・
アントワネットであることはいうまでもない。
103 :
カメレオンI世 ◆qBS27nfd8c :
一国の王妃と、彫金師の娘(ロラン夫人)のこの対決、普通は考えることさえできぬ相手
との対決であったにもかかわらず、このとき、勝利の女神はロラン夫人に微笑む結果となる。
罷免の通知を受け取ったロランは、(夫人の意見に従って)国王へ出した手紙の写しを
国民議会に送った。議場で朗読された手紙は、熱狂的な拍手をもって迎えられ、印刷されて
全国に配られる。6月20日、民衆はチュイルリー宮殿に乱入。数時間にわたって示威行進する。
そして8月10日、国王一家はタンプル塔に幽閉される。一方、ロランは人々の歓呼の中、
内務大臣に復帰し、ロラン夫人は、フランス第一の女性となる。
しかし、これがロラン夫人の絶頂期であり、その後の運命は、誰もが知っている通り…。