>>934 言語学ではなく、現代哲学の用語ですね。
微妙にスレ違いかもですが、ここで…。
CMで週刊○○シリーズ(毎週車の模型がついてきたりするアレです)の世界のお城バージョンを見たんですが、
詳細調べようと思っても出版社から正式名称まで何もわからない罠で…。
試行錯誤して検索したんですが、どうしても見つかりませんでした。
詳細をご存じの方、教えていただけたら幸いです。
高いんだけど…お城製作キット付きなのは燃えます。
937 :
世界@名無史さん:02/09/15 15:52
751年のタラス河畔の戦いについて、
またはその時の両雄高仙芝orアブー・ムスリムについて、
詳しく説明してある本を知っている方、
お教えして下さいませんか。
ここの史料って調べたのですがなかなか見つかりません…
938 :
世界@名無史さん:02/09/15 17:44
アラブ帝国→イスラム帝国への移行、つまりアッバース家による簒奪はすんなりと進んだのでしょうか?
建国一年後にタラス河畔で大衝突を行っていますが、
たった一年で辺境まで新政権の意思を通すことが出来たのでしょうか?
939 :
世界@名無史さん:02/09/15 19:55
たぶん「こいつアフォ?」と思われる質問だとは思いますが・・・
フランク王国が東フランク王国と西フランク王国に分かれ、
東が今のドイツ、西が今のフランスになったと聞いたのですが
ドイツはゲルマンで、フランスはラテンと人種が違うのは
どうしてですか?
王族と民衆は区別して考えるべし。
928さん、トトメスさん、934さんご回答ありがとうございます
そうか・・本当だったのか・・・
>>941 おいおい、早合点するなって。933を良く読みなさい。たしかに
11世紀ぐらいまでのヨーロッパ人はあまり風呂に入らなかったらしい
んだが(しかしこれとて良くわからないのだ。地域で大きく異なる)
12世紀から16世紀前半ぐらいまではかなり風呂好きだったんだよ。
それ以後の三世紀はまたあまり入らなくなるんだが、これとて
地域、身分、そして個人的嗜好によってずいぶん違うんだ。
例えば、ルイ十五世は大の風呂好きだったし、彼の時代のベルサイユの
貴族達は、夜会のあるときは風呂にはいるのを当然視していたそうだ。
>>939 「人種」じゃなくて「語派」というべきですね。
人種というと遺伝的なものを想起されるので……。
根元まで突き詰めると認識の問題になっちゃう気がしますが、
フランス語はラテン語が俗語化した「俗ラテン語」を祖とし、
ドイツ語は高地ドイツ語を祖とした、というだけの話です。
ルターまで、ドイツにせよフランスにせよ、公式な言語として使われていたのはラテン語でした。
>>935 言語論的転回は世界史とどういう関係があるんでしょうか?
944 :
世界@名無史さん:02/09/15 21:23
>938
稚拙ではありますが私の理解した限りでは、
まず唐の節度使高仙芝。
彼は北方民族の守り&討伐という役についていて、
破竹の勢いで次々に中央アジアの国々を落としていった。
ある時彼がその中の石国という国を、酷い戦法で騙し討ちにして
征服してしまった。
ところで当時のイスラム側の中央アジアは937にも書いた、アブー・ムスリムという人が
この地の総督をやってました。
それで石国は交易のあったイスラム帝国に助けを求めたので、
アブー・ムスリムが指揮官をこの地に派遣し、タラス河畔で激突。
ちなみにイスラムの圧勝に終わりますが、
これは高仙芝側の兵に裏切り民族が出たため。
中央アジアの国々を征服したのち、現地の民族を兵として駆り出していたのですが、
征服された側にとっては非常に屈辱的だったのでしょう。
征服者の先鋒である高仙芝が恨まれたのも仕方ないというか自業自得ですね。
ちなみにアブー・ムスリムはシーア派の総督で、
アッバース家復興運動の中心人物になった人です。
アッバース朝成立に利用されるだけされて、
最後にはアッバース朝の初代カリフ、アブル・アッバースに誅殺されてしまいます
というわけで、私はタラス河畔の戦いは局地戦という感じがするのですが…
訂正あったらお願いします。>ALL
>>937 根本史料の旧唐書・新唐書の高仙芝伝は?
イスラム世界の人物情報は Encyclopedia of Islam が手っ取り早いけど
普通の図書館には入ってないか…。
>>944 アブー・ムスリムってシーア派なの?
映画ワーテルローを見て疑問に思ったのですが。
結局フランスがワーテルローで負けたのはプロイセンの援軍があったからでしょうか?
それとも他に理由があったのでしょうか?
唐本国にとってもタラス湖畔の戦いはどうでもいい出来事で、
敗軍の将となった高仙芝にも何も咎めはなかったらしいね
彼はその後も将軍を続けて、最後はどこかで戦死したんだったかな?
>>947 違う。安史の乱のとき、政府軍敗北の責任を取らされて処刑。
>946
錫ペストが伝染し、錫製の大砲が役立たずになったから。
ということも一因。
>945
944は私です。
資料の情報、どうも有難うございます。
早速あたってみます。
アブームスリムはシーア派で、反ウマイヤ派でした。
またホーラサン総督として非常に有能な方だったらしいです。
彼が先陣を切って反ウマイヤの挙兵をした際には、各地の反ウマイヤの人々も
一斉に立ち上がったそうです。
また>944では初代カリフのアブル・アッバースに殺されたと書きましたが、
正しくは2代目カリフに暗殺されたそう。
訂正しておきます。
>>943 あくまで概論なのですが、一応説明します。
デカルト以来の近代哲学は、抽象的な「概念」「表象」「観念」を扱い、言語を媒介とする事無く知識を得る事が出来るという考え方でした。
現代哲学ではこれに対して知識は言語の媒介無しには捉えることが出来ないので、その言語自体を分析していこうとする考え方が出てきました。
これを「言語論的転回」と言います。
また、近代哲学では自我の意識を捉えることから出発し、自我意識を内省する事によって発展してきましたが、反面他者の意識、つまり「他我」についてはどう理解するかが問題となっていました。
これが「意識・観念の私秘性」とか「他我問題」と呼ばれる問題点でした。
そこで、現代哲学では「言語論的転回」が持ち出されるのです。
つまり、「他我」を完全なブラックボックスとして認識し、表層に現れる言語を分析する事で認識しようと言う考え方です。
この、「意識分析」から「言語分析」へと言う方法論的な展開を指して「言語論的転回」と言います。
世界史と言うよりも哲学史の分野ですね。
>>938 簒奪の時に、アッバース家によるウマイヤ一族の殺戮が行われています。
アッバース朝の2代目カリフで、アブー・アル・アッバースの弟であるアル・マンスールの主導によるもので、かなり徹底的なものだったようです。
ウマイヤ一族でこの殺戮・掃討を逃れたものは、後ウマイヤ朝の初代となったアブドル・ラフマーン1世など、ごく僅かでした。
このように、問題の種になりそうな者達をあらかじめ排除していた為に、後の支配が磐石になったと言う側面もあるでしょうね。
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>>952 解説ありがとうございます。意識そのものを研究対象にすることはできないということでしょうか。
実は先輩に、「近代史やるつもりなら言語論的転回は押さえておいた方がいいよ」というようなことを言われたんですが、
いい本などあれば教えてください。
956 :
世界@名無史さん:02/09/16 22:12
>953
細かいツッコミで恐縮だが、
2代目カリフって1代目の弟じゃなくてアニキだYO!
マンスールは奴隷の子だったから、先に弟がカリフになったはずだYO!
957 :
世界@名無史さん:02/09/16 23:53
>>956 ありがとうございます、私の記憶違いですね。
奴隷の子だったと言う事は覚えてたんですが、弟だと思ってました。
>>955 自分は純粋な史学科の人間ではないので、間違っているかもしれんが。
乱暴に言うと
「現実〜史料〜歴史記述」の三項図式において、
史料は現実を映し出す透明な媒体であり、
歴史記述はその透明な媒体を通して現実を再構成する客観的・科学的な手続きである、
と従来の歴史学では見なされていたのに対し、(あくまで乱暴に言った場合だが)
史料の形成・史料の選択・歴史の記述というものは人間の言語活動の一環であり、
そこにおいては様々な言語システム・言語的慣習による介入が行われているからには、
史料レベル・歴史記述の各レベルにおけるそうした言語的&社会的な制度の存在に自覚的になろうではないか、
というのが歴史学における「言語論的転回」の趣旨だったと思います。
このうち狭義の「言語論的転回」は歴史記述のレベルにおけるもので、
ヘイドン・ホワイト(Hayden White)の"Metahistory"が草分け。
でも、これは邦訳がないから、ドミニク・ラカプラの「歴史と批評」が普通挙げられます。
史料レベルでの「言語論的転回」には、それこそフーコーなんかも含められたりするんじゃないかな?
史料レベルにおける言語慣習の介在に無自覚な歴史家はあんまりいないと思うけど。
「ようするに真面目に読むということです。」と言ってた教官がいて、
それはそれで正しいのではないかと(汗)。
>>959 ああ、そちらの「言語論的転回」の方でしたか。すっかり失念してました(笑)
教官の台詞は確かにある意味正しいですね(笑)
962 :
世界@名無史さん:02/09/18 03:12
質問っす。教科書などによると、コロンブスは東方見聞録を見てアジアに興味を
持ったことになっていますが、これって本当なのでしょうか?
>>959 横レスすいません。自分が以前聞いた話だと、史料にはそこに書かれた
文章以外の「事実」など含まれていないので、史料からあれこれ推定したり
そこから何か構築したりせずに、文章のみの分析や解釈を行うようにすべ
きだ、というのが歴史学における言語論的転回だと聞いたのですが。
(無論、あくまで極論としてですが。)
965 :
世界@名無史さん:02/09/20 00:19
歴史の年号はどういう覚え方をしたら覚えられるんですか??
丸暗記だとその時覚えてただけでしばらく経つと忘れてしまいます。
効率のいい覚え方があればおしえてください
966 :
世界@名無史さん:02/09/20 00:27
>>965 語路合せで覚えるしかないな。
山村良橘『代々木ゼミ方式年代記憶法』をベースにして一つづつ覚えて行く。
はじめは気の遠くなるような孤独な作業だよ。一度に覚えようとすると他の年号
とごっちゃになってわけがわからなくなる。でも覚えないと点にならない問題が
出てくるからやらないとね。
>>966 やっぱ語路合わせで覚える方法が一般的なんですね。
>山村良橘『代々木ゼミ方式年代記憶法』
こんなのがあるんですか。知りませんでした。
アドバイスありがとうございます。
頑張ります。
>>964 ありがとうございます。
読んでみます。
969 :
世界@名無史さん:02/09/20 23:24
ナポレオンの時代にフランスのベルナドット将軍がスウェーデンの国王になってますけど
フランス人ならカトリックの可能性が高いわけで、新教のスウェーデンの王になるという
ことに問題は無かったのでしょうか?
970 :
トトメスV世:02/09/21 00:28
>>969 王位継承に当たって、スウェーデン議会から「プロテスタントに改宗してくれれば依存は無い」と言う言質を取り、「かねてから心を惹かれていたルターの教義を受け入れる」と、あっさり新教に改宗しています。
*「田中角栄以後の日本の総理経験者(物故者は除外)の中で、世界史に残るに値す
る業績(?!)を残したと評価されて然るべき対象者」っているのだろうか??
***失礼→「物故者を生存者と読み替えて、(私以外の方は)考えて下さ
れば嬉しい」のですけど
処で、ここのコーナーは[さげ氏(仮称)」「あげ氏(仮称)」以外に、
私を除くとして、投稿されている方が実在しますか??
973 :
パシッチ ◆YugocC.c :02/09/21 14:27
>>970 おっしゃる意味がいまいちよくわからないのですが、
えと、田中角栄以降の生存していない日本の総理……
三木武夫、福田赳夫、大平正芳、鈴木善幸、小渕恵三
この五人か。
で、世界史に残るほどの業績を上げた人……。
……しらん人ばっかりだな(自嘲)
>>971 その「さげ氏(仮称)」「あげ氏(仮称)」が誰のことを差しているのか明確じゃないので答えようがないのですが、
もしその二つが私を指していないのであれば、私は実在します。
すいません、番号一つづつずれてました。
970→971
971→972です。スマソ。
崎陽軒のシュウマイ弁当のご飯はなぜこうも美味しいのでしょうか。
何故連合王国は4つの国に分かれているのでしょうか?
979 :
世界@名無史さん:02/10/05 11:27
>>978 元々分かれている4つの国をイングランド国王とその政府が統治しているのです。
>>978 ひっかかっちゃダメよん。
建前的に分かれているように見せかけている罠だから。
とか、云ってみるテスト。
『分割し統治せよ』って誰の言葉でしたっけ?
マキャベリだったような気が。
そういや建前としては、オーストラリアの女王はエリザベス2世ですな。
パート4が2つできちまったな。
どうやって処理しようか。
>>983 ごめんよう。
こちらで、
2つめのを今の内に前のパート4にコピペして、
新しい方削除依頼しときましょうか??