1 :
世界@名無史さん:
2 :
世界@名無史さん:02/05/14 10:09
2
3 :
世界@名無史さん:02/05/14 10:11
イエス・キリストの伝説は、一部、ブッダのそれから転用された
という説あり。(オリブ山での、悪魔の誘惑の話とか、「馬小屋誕生説とか」)
5 :
世界@名無史さん:02/05/14 10:30
西方の進んだ文化に接した伝教僧が恥ずかしくなって埋めたんだよ。
6 :
世界@名無史さん:02/05/14 10:57
>>4 悪魔の誘惑の話は似た話がゾロアスターにもあるので、ゾロアスターから東西に流れたって説もありますね。
7 :
世界@名無史さん:02/05/14 12:38
仏陀と契る聖なる約束。これが仏恥義理だ!
吉田照美のやるきまんまん、「おれにいわせろ」水曜担当です。
仏像マニアとしてどうでもいい話をします
9 :
世界@名無史さん:02/05/14 14:46
聖バルラームと聖ヨサパトの話はインド起源だという説がありますね。
10 :
世界@名無史さん:02/05/14 14:49
>仏陀と契る聖なる約束。これが仏恥義理だ!
なぜ素直に仏契と書かないのか!!
11 :
世界@名無史さん:02/05/14 15:15
手塚治虫『ブッダ』は名作。読むべし。
12 :
世界@名無史さん:02/05/14 18:15
イエス_キリスト 父親 ヨハネ(ジョハン)母親 マリヤ
仏陀 父親 浄飯王(ジョウハン王) 母親 摩耶夫人(マヤ夫人)
どうみたってキリストは 仏陀伝説のパクリ。
13 :
世界@名無史さん:02/05/14 18:28
釈迦族がモンゴル系だというTV番組を見たことが
あるのですが、トンデモ説なのでしょうか?
14 :
世界@名無史さん:02/05/14 18:56
>>12 あの、イエスもヨハネもマリアも当時のイスラエルに沢山あった名前で
太郎とか花子みたいなもんです。元々の発音は少し違いますけどね。
パクリもヘッタクレもないんですが。
15 :
世界@名無史さん:02/05/14 19:08
>>14 それにイエスの父はヨハネじゃなくてヨセフだYO
16 :
世界@名無史さん:02/05/14 20:46
イランから出土したのはガンダーラ様式でしょう
17 :
世界@名無史さん:02/05/15 19:33
>>1 アショーカ王の碑文には、彼が同時代の5人のギリシア人君主に使節を派遣し、
それぞれの領内での仏教伝道を行ったことが書かれています。
シリアのアンティオコス2世
エジプトのプトレマイオス2世
マケドニアのアンティゴノス2世
キュレネのマガス
エペイロスのアレクサンドロス2世、もしくはコリントスのアレクサンドロス
ただし彼らが無事目的地にたどり着けたかどうか、ギリシア側ではそれを
示す資料はまだみつかっていません。
18 :
世界@名無史さん:02/05/15 20:30
>>13 モンゴル系じゃなくて、モンゴロイドでしょ?
19 :
世界@名無史さん:02/05/15 22:21
スーフィズムが、歴史的に仏教の影響を受けた事は明らかな事実
本来のイスラム教は商業社会から生まれた、来世での肉体的快楽を
約束するのみの、非常に俗物的宗教。
作ったのは商人だからね。
20 :
世界@名無史さん:02/05/15 22:35
本来のイスラム教
なにそれ?
スーフィズムと比べての本流のイスラム教のことでしょ
>>17 >アショーカ王の碑文には、彼が同時代の5人のギリシア人君主に使節を派遣し、
>それぞれの領内での仏教伝道を行ったことが書かれています。
すげえなあ。
大流行しなかったのは残念だが。
原始仏教の「あ〜きらめ〜ましょお〜♪」という諦観の思想は、水がリッチ
にあって生命が生い茂る地域でないと馴染みにくいのかなあ。
結果的に、かつて仏教が信仰された地域でも乾燥した地域って、イスラム教
一色になってしまっているような気がする
23 :
世界@名無史さん:02/05/15 23:37
ヴァルナって、「色」って意味だもんね。
でも、釈尊がアリーア人だったかどうかは、確証なしって読んだよ
25 :
世界@名無史さん:02/05/15 23:47
ネパールに近いところだからなあ。
26 :
世界@名無史さん:02/05/15 23:48
仏陀が朝鮮人だったと言う説が有力みたいだね。
古代朝鮮人の一部は漢人の攻撃を逃れて西蔵を越えネパールの近くに
定住していたと言う説があるらしい。
実は釈尊その人よりも、弟子のサーリプッタの方が頭が切れて仏教教団の代表と
見られていた、というのを読んだことある。
28 :
世界@名無史さん:02/05/16 00:30
ヲイお前ら、仏教の本場、日本を避けてるだろー。
29 :
世界@名無史さん:02/05/16 00:36
30 :
世界@名無史さん:02/05/16 00:37
仏教に本場ってあるのかな
32 :
世界@名無史さん:02/05/16 00:49
仏教って言うけど
お釈迦様が説いたのは哲学ですよね
いつごろから宗教になったんだろう
釈尊の入滅後、舎利の奪い合いがあったというから、哲学ではない釈尊"信仰"
ってのは根が深そうだね。
なんで仏像フェチは女性が多いのでしょうか?
そんな気がする。
少なくとも、知り合いの女性2人は激烈な仏像フェチで、
布教活動してイヤがられてます。
35 :
世界@名無史さん:02/05/16 02:45
>>34 その女性が、日本の仏像フェチかどうかで
答えは変わってくるな。
肉体美を追及する鎌倉期以降の
仏像は、中国とオリエントと明らかに違う様相を見せるので・・・
断然に日本の仏像フェチだそうです。
バーミヤンの仏像が破壊されても怒ってませんでした。
モンゴルの仏像写真見せても喜んでくれませんでした。
なんかの本で読んだんですが、ロシアのあるチベット仏教の僧侶
が日本人観光客とわかると、「なんみょ〜ほ〜れんげっきょう〜」
と挨拶してくれたそうです。
38 :
世界@名無史さん:02/05/16 05:41
>>32 >お釈迦様が説いたのは哲学ですよね
>いつごろから宗教になったんだろう
釈尊は対機説法で知的選良には哲学を、衆生には宗教を説いたのです。
だから最初から宗教でもあったのです。
39 :
世界@名無史さん:02/05/16 05:44
-=-::.
/ \:\ ,.─-- x
.| ミ:::| /:::::::::::::/,,ヽ
ミ|_≡=、´ `, ≡=_、 |;/ i:::::::::::::::i ii`!l
||..● .| ̄|. ● |─/ヽ |:::::::::::::| し/
|ヽ二/ \二/ ∂> ヽ::::::::;;t_ノ ♪坊や〜 良い子だ 財務しな〜
/. ハ - −ハ @ |_/ r~ ̄`ヽ
| ヽ/ヽ/\_ノ / | ,. -' } くどくど言わずに 口座ごと〜
\、 ヽ二二/ヽ / / _,..- '" ,-、 /
\i ___ / ' _/::/-'" は〜は〜の年金もってこい〜
ァ-―''7"( _,. -'' `"
/|::| {::::::ヽ__,,..- '" でなきゃ 仏罰 あてまくる〜
/ .i| \:::::::::::::::::::`-、,..--─-,,,
i | \:::::::::::::::::::::`::::::::::::::::::}
. l ト、 ` x;;;;:::::::::::::::::::::::;;;-''
| l \___,,..-''~゙ー--─<
40 :
世界@名無史さん:02/05/16 05:47
>38 同意。もし、哲学のみだったら、六師外道のように、
発展しなかったでしょう。(ジャイナ教はそこそこだが)
浄飯王はジョウボンオウ(ジョウボンノウ)と読む。
もちろん、サンスクリット名は違う。
Suddhodanaシュッドーダナ
聖ヨザパトとは仏陀伝がキリスト教の聖者の伝説として欧州に取り込まれたもの。
ヨザパト(ヨザファット)とは菩薩・ボディサットヴァの訛りである。
ちなみに妙法蓮華経=法華経だが、
Saddharmapundarika Sutra
Sa(妙)dharma(法)pudarika((白)蓮華)Sutra(経)の訳
42 :
世界@名無史さん:02/05/16 07:05
大乗の芽は釈尊の頃からあったということかな?
ところで、阿羅漢となるまえの比丘では、衆生に説法できなかったのかな?
43 :
世界@名無史さん:02/05/16 07:07
六師外道の創始者たちって、馬小屋で生まれた、という人が何人かいたよね。
イエスの神格化に流用されている気がする。
イエスの時代のパレスチナには、馬小屋というものは無かった、というのを
読んだ気がする
44 :
世界@名無史さん:02/05/16 10:39
イランで見つかった仏像、結局アフガニスタンからの密輸品
だったことが発覚したね。
45 :
世界@名無史さん:02/05/16 11:59
マジレスすると。
仏教の本場は印度。
46 :
世界@名無史さん:02/05/16 13:58
>>44 >イランで見つかった仏像、結局アフガニスタンからの密輸品だった
ソースURLキボンヌ
47 :
世界@名無史さん:02/05/16 14:08
>>42 >大乗の芽は釈尊の頃からあったということかな?
>>33にも挙げられてますけど。
釈尊入滅後、、在家信徒団は仏舎利をフェチッシュにしたようです。
この在家荷信徒団と大乗教団の間を繋ぐミッシング・リンクは歴史学的にはまだうまくつながっていないそうです。
一説に、在家信徒団の間での仏舎利や仏舎利塔の管理権を巡る争いを調停するために、小乗教団の修行者が、いわば招聘されたのではないか、という説があって。
私なんかは、割りと説得力ある仮説かなと思っています。
49 :
世界@名無史さん:02/05/16 20:17
>>48 「法華経地中海周辺起源説」についてはどう思われますか?
法華経には、インド古来のカースト制度と相容れない説話や、
エキセントリックな狂信や攻撃性につながるような個所もありますが。
50 :
世界@名無史さん:02/05/17 01:32
>>49 >「法華経地中海周辺起源説」
ですか。
不勉強で知りません。
詳細を知らないのですが、それは日本神話ギリシア起源説のようなものでしょうか?
申し訳ないですが、俄かには信じ難いというのが正直な感想です。
51 :
世界@名無史さん:02/05/17 03:42
とあるお寺さんから伺った話ですが
お釈迦様のご臨終の際
「私が死んでも、お葬式などしてくれるな」
「仏像を作って拝むようなことはしなさんな」
「僧侶たるもの人の生死の場にいるな」
という三つのご遺言をされて入滅された
この三つの遺言が守られなくなったときから仏教が始まった
という話なんですが
この話、どうなんでしょう
52 :
世界@名無史さん:02/05/17 04:24
宗教板の仏教質問箱できいてくれ。
>>48 >一説に、在家信徒団の間での仏舎利や仏舎利塔の管理権を巡る争いを調停
>するために、小乗教団の修行者が、いわば招聘されたのではないか、とい
>う説があって。
なるほど。
想像するに、仏舎利調停役として在家たちの間にたった比丘は、修行に明け暮れる
ことが出来る僧院に篭った比丘たちから一段下に思われてしまいそうな気がするね。
そして、それが教団の分裂に・・・
思うに、釈尊は、自分の死後、教団が長続きするような工夫はまるでしていないように感じる。
出家と在家を結びつけていた自分が死ねば、その後、両者の間に断絶が生まれることは予想し
なかったのかな?
55 :
世界@名無史さん:02/05/17 22:58
56 :
世界@名無史さん:02/05/17 23:04
途ん出モ登場。
>>55 >大乗仏教自体が地中海起源。
トンデモ大好き。
どういう論拠なんだろう?
ナーガールジュナの時代なら、地中海起源の思想が伝わっている可能性も
あるっていうことかな
58 :
世界@名無史さん:02/05/17 23:19
『須弥山と極楽』(講談社現代新書)の中で、仏教の西方極楽浄土の
思想は、古代エジプトのオシリス神の西方楽土「アメンテ」の思想
の影響で成立したものだという説が書いてあったと思う。
浄土三部経にエジプトの影響あり、か。
概念として、極楽浄土のイメージとして、古代エジプトの思想が使われた
というのは、そんなに無理はなさそうな気がする。
浄土三部経がエジプトで書かれた、と言われたらひくけど
60 :
世界@名無史さん:02/05/17 23:29
影響じゃなくて起源ではとおらないでしょ、それ。
>>52 宗教的な意味ではなく、もしこの御遺言の話が本当なら
お釈迦様自身は宗教を否定していたのではないかと思えるのですが
うーん。漏れも釈尊宗教否定してた方に1票。
ただ「まー別に信じてもいいけど」ってスタンスだったと思う。
>>51 まず、第一にその「御遺言の話」が本当かどうかは、信仰に関る話題で
歴史的な話題としては、わからない「不明」とせざるを得ない話です。
信じる人にとっては正しい、でよいのですが、それを根拠に別の人の信仰を云々すべきではない話題です。
次に、「お釈迦様自身は宗教を否定していたのではないか」についても
同様に非・歴史的な話題ですが。
こちらについては、釈尊の言動と信憑される伝承の多くを、釈尊が対機説法を方便として積極的に評価していたことの証言として捉えることができます。
釈尊は宗教の意義を否認していたかもしれませんが、積極的に否定しようともしていなかったのではないですか?
釈尊が、自分を拝む弟子に対して、
「腐り行くこの肉体を拝んでなんになる」
と説教し、悟りを開くための法を学びとるように教えた逸話は、有名ですね。
釈尊は、彼自身に対する信仰は否定していました。
ただし、自分を聖人視して在家の人々が布施をすることは禁止せず、むしろ奨励
していました。
65 :
世界@名無史さん:02/05/18 03:34
あほか。
釈迦が生きてた時代に、そもそも
西洋からひきついだ現代的な意味での「宗教」という概念じたい存在しないだろ。
宗教と哲学と心理学をバラバラにするから
仏教が(と限らず儒教、道教、神道も)わからなくなる。
宗教や哲学というカテゴリ分けはなかったにしても、釈尊や六師外道の教えが、
今でいえば、宗教より哲学に近い、と分析するのは、意義あることだと思うけど。
釈尊が言っていたことは
「人はこう生きるべき」てーかんじでいいんじゃない?
>>66 「哲学」もマルクスに言わせれば、「思考する宗教」ですからね・・・。
69 :
世界@名無史さん:02/05/18 15:21
ファンタジーの世界のモデルは、12世紀のあたり。
ここらがいちばん似てるか。
71 :
世界@名無史さん:02/05/18 15:29
釈尊の弟子には出家と在家がある。
釈尊が言ったのは、俺の葬式は在家の者がやってくれるだろう、だから、
出家の者は俺の葬式なんかに煩わされるな、ということ。
(マハーパリニッバーナスッダンタ)
72 :
世界@名無史さん:02/05/18 15:36
誤爆か?
73 :
世界@名無史さん:02/05/18 16:48
スッタンタだろッ
74 :
世界@名無史さん:02/05/18 22:29
>>59 観音信仰と、地中海の地母神信仰との間に影響関係を認める説も
あるけど、どうかなあ?
その場合の地母神は地中海の地母神てよりオリエントの地母神と予想した方が実態に近いような気がする
と言ってみるテスト
76 :
世界@名無史さん:02/05/19 10:29
>>75 あ、なるほど。
アスタルテとか、イナンナとか、あの系統の女神ですね。
インダス文明の遺跡からも、地母神像が出土していますが。
77 :
世界@名無史さん:02/05/19 10:33
>>76 どこにでもあるっしょ
そんなん言ってたらキリないよね。
78 :
世界@名無史さん:02/05/27 19:36
n
79 :
世界@名無史さん:02/05/27 23:13
age
空アゲ反対
アゲるなら何か実のある事書き込むの推奨
と言ってみるテスト
81 :
世界@名無史さん:02/06/08 15:50
仏教圏で、ヨーロッパのような宗教戦争というのが起こった例はありますか?
>81
国内の話でしたら、室町時代に本願寺が京の法華勢力に破れ、法華が延暦寺
の怒りをかって破れるという事がありましたが、国外ではどうでしょうか。
83 :
世界@名無史さん:02/06/08 20:25
ダイバーダッタはガイシュツですか?
84 :
世界@名無史さん:02/06/08 20:44
シュンガ朝創設者のプシュヤミトラと
ギリシア系仏教国との戦争と言うのは宗教戦争と言えますでしょうか?
プシュヤミトラは、シヴァ崇拝者で破仏したと伝えられているそうですが、
シュンガ朝に建立された仏塔やサンガもある、と聞くので、研究者で無い人間は混乱します。
85 :
世界@名無史さん:02/06/10 19:18
岩波文庫のブッダのことばスッタニパータを読んだが、
なんか仏教は虚無という印象がるな。
世の中は無常だから、欲望や執着を無くして解脱しなさいという教えは、
普通の一般民衆には理解できんだろ。
だから、大乗仏教が生まれたのか。
86 :
世界@名無史さん:02/06/10 20:13
>>85 『虚無の信仰-西欧はなぜ仏教を怖れたか-』
ロジェ=ポル・ドロワ[著] 島田裕巳/田桐正彦[訳]
という本が出たね。
87 :
世界@名無史さん:02/06/12 00:31
仏教の歴史って、伝言ゲームのように、創始者の主張を、誤解、曲解、変質させ
ていく過程として見ると面白いかと。
大乗、浄土、密教、法然、日蓮など。ブッダが聞いたら絶叫間違いなし。
勿論、オリジナルのブッダが1番優れていたという訳ではないだろうけど。
88 :
世界@名無史さん:02/06/12 00:36
現在日本の葬式仏教こそ、伝言ゲームの極致だと思ふ。
オリジナルといかに懸け離れたことができるか挑戦してんのかってくらい
変質してるよね。
89 :
世界@名無史さん:02/06/12 00:43
釈尊死後、最初に弟子たちが集まった時から、伝言ゲームの限界が見え隠れしていた。
釈尊が定めた戒律を今後どうすべきか?
というテーマになった時、常に釈尊の傍らにいた阿羅漢アーナンダがこう言ったという。
「釈尊は、死ぬ間際、戒律のうち、重要でないものは廃止してもよい、と言われた」
ざわつく弟子たち。
「アーナンダよ、釈尊は、どの戒律を廃止してもよいと言ったのか?」
アーナンダは答えた。
「そこまで詳しくは聞きませんでした」
この瞬間から、戒律の維持・廃止をめぐる、仏教教団の分裂が始まった。
90 :
世界@名無史さん:02/06/12 00:55
食べ物を持ち歩いてもよいか、とか、
ヨーグルトを食べてもいいか、とか、
重要でない戒律の解釈が、弟子たちのあいだでバラバラになった
91 :
世界@名無史さん:02/06/13 18:05
仏教が、結局インドに根付かなかった原因としては何が考えられますか?
≫91さん
日本において尚も、言霊信仰≪良くない事を考えるから、悪い事が起こる≫
が、いまだに通用している様に、インド亜大陸においては、ヒンドゥの神々
がやはり、様々な矛盾を抱えつつも一番心のヒダに合うのでしょうネ!
>>87 けっきょく、仏教ブランドをみんな利用してるってことだよね
日本の仏教も変質してるけど、小乗仏教やチベット仏教も
スゴイと思うよ。
インドのある学者が「佛教メソポタミア起源」を説いています。私は訳書の目次を見た位ですが、
例えば着衣の右肩を出すのはメソポタミアの風習で…等とあるのですが、例えばモヘンジョ・ダロ遺跡
の「神官像」も右肩を出しているのでインド古来の風習と言え、余り評価していません。
しかし観音菩薩はイランの河水女神アナヒタやアールマティの影響だろうという説もあり、
個々に影響は色々ありそう。ルドルフ・シュタイナーは弥勒とメシアを関連付けていました。
>>93 チベットの佛教はインド後期大乗佛教の直系の子孫です。つまりインドにおいてかなり変容
していたということです。
イランの仏画ってあるね。
イラン風の服装で、髭とか髪とか普通に生えている。
あとヴァルナが色という意味というのは、根拠ないんじゃなかった。
96 :
世界@名無史さん:02/07/07 09:24
チベット仏教は、最近「活仏」問題など、中国関連のニュースで耳に
することが多いですね。
モンゴルもチベット仏教圏ですけど、クビライはパスパのチベット仏教思想を
通じて、自己の権威付けを図ったとか。
>>95 イラン高原に佛画ですか。最も西の佛教遺跡はトルクメニスタン共和国のメルブの僧院跡と聞きますが。
アフガニスタン等に「イラン風の佛画」はあります(ありました)。バミヤンの大石佛頭上には
イランのミトラのような太陽神やギリシャのアテナの様な鎧を着た女神や天使みたいのが描かれていた。
ウズベキスタン共和国のブハラ市というのはヴィハラ=僧院が訛ったそうです。
>>96 パスパ達フビライが帰依し盛り立てたのはサキャ派(花派)です。同派はクン一族の領袖が
王と佛教の最高者を兼任します。従ってゲルク派(黄帽派)の様な活佛探しは行いません。
サキャ派は元朝と癒着し腐敗したためにゲルク派が教勢を広げました。
華厳,天台.
99 :
世界@名無史さん:02/07/14 16:49
>>97 南モンゴルのアルタン・カーンはゲルク派に改宗して、この派の高僧に
ダライ・ラマの称号を与えましたね。
ついでモンゴル人の中からチベット仏教の活仏(ハルハ地方の活仏
第一世ジェブツンダムバ)が誕生。
100 :
世界@名無史さん:02/07/14 19:38
100げっと。
101 :
世界@名無史さん:02/07/14 19:38
100げっと
102 :
世界@名無史さん:02/07/16 01:17
103 :
世界@名無史さん:02/07/24 15:16
>>84 プシュヤミトラはバラモン教の祭祀を復活させましたが、仏教迫害は一時的な
ものだったようです。
仏伝ではプシュヤミトラはマウリヤ朝最後の王で、仏教迫害を行ったために
王朝が滅亡したように書かれていますが、もちろんこれは正確な史実では
ありません。
104 :
世界@名無史さん:02/08/18 21:00
北朝鮮の辞典の「仏教」の項には笑った。
105 :
世界@名無史さん:02/08/18 22:27
仏教はウリナラが起源ニダ とか書いてあったのか?
>>104 いったいなにが書いてあったんだろう・・・
108 :
世界@名無史さん:02/09/11 21:57
激しく亀レスだが
>23
釈迦族をアーリア人とする資料は仏典にしかないので、信頼できない。
仏教系以外の資料」たとえば「マヌ・スムリティ」や「マハーバーラタ」では有色人種とある。
109 :
世界@名無史さん:02/09/13 13:48
111 :
世界@名無史さん:02/10/19 12:45
払暁
112 :
世界@名無史さん:02/10/19 13:59
日本の浄土真宗というのは、仏教全体から見たらかなり特殊なのでしょうか。
戦国時代に日本にやってきたイエズス会の宣教師たちが、浄土真宗のことを
「日本のプロテスタント」といっていたらしいけど。
113 :
世界@名無史さん:02/10/19 17:04
いちばんプロテスタント(しかも急進的な)に近いのは日蓮の系統(法華さん)でしょう
114 :
世界@名無史さん:02/10/19 17:07
もともと仏教は結婚しちゃいけない戒律があったのに、浄土宗はそれを
やぶったからね。カルト扱いされてたんだよ。
115 :
山野野衾 ◆W7NDQJtGoM :02/10/19 17:12
>112
行為よりも信仰を重んじていたという事や、聖職者の妻帯を認めてい
た事からそう考えたらしい。
>114
真宗じゃありませんか。法然様は生涯不犯どころか一番潔癖だと言わ
れるくらいの方だった。
116 :
世界@名無史さん:02/10/19 17:34
あと、浄土真宗では阿弥陀如来を絶対者とする教義だったはず。
117 :
世界@名無史さん:02/10/19 17:39
ただ念仏を唱えれば極楽にいけるという教義は本来の仏教には程遠い。
少なくとも、自己解脱が根本教義にないと、衆済救済まで拡大したとしても
かけ離れている。
118 :
山野野衾 ◆W7NDQJtGoM :02/10/19 17:43
>116
だから法華宗同様「般若心経」を唱えません。無住などの僧侶らは排他
的だと否定していましたね。
>117
完全に「純粋」な宗教なんてどこにもありませんよ。また変化したもの
も悪くは無い。
119 :
世界@名無史さん:02/10/19 17:50
クリスチャンは外典や偽書の峻別を熱心にやってるのに仏教徒はいい加減
で、ズンズン拡大していくからなあ。阿含宗=原始仏教にかえってほしいね。
120 :
山野野衾 ◆W7NDQJtGoM :02/10/19 17:51
>119
行き着く所はそこですか(藁)。
121 :
世界@名無史さん:02/10/19 17:53
>>119 原始仏教についてもうちょっと勉強してみましょうね。
そういえばオウムの松本被告が阿含宗に属してたことがあったそうですね。
124 :
くろしろ ◆Mi0a.9Ms2A :02/10/27 22:43
釈迦って仏舎利として崇拝物になると、一種の生まれ変わりじゃないですかね。
解脱してないっぽい。
125 :
くろしろ ◆Mi0a.9Ms2A :02/10/29 19:17
仏は死後の世界をどう考えていたのかね?
語るのはくだらないと言っていたらしいけど。
仏教では死後の世界はない。
涅槃に入る(=消滅する)か、六つの世界を輪廻転生する(=六道輪廻)か。
このふたつしかない。
127 :
世界@名無史さん:02/11/01 22:06
根本仏教と原始仏教をごっちゃにしてるヤシが多いな
128 :
山野野衾 ◆W7NDQJtGoM :02/11/01 22:09
六道輪廻から極楽と地獄のどちらかへ行くという現代の世界観へと変化
したのは鎌倉時代の後半の事。
129 :
素人@名無史さん:02/11/02 00:59
>>127 原始仏教は(何を指しているのか)分かるのですが、
「根本仏教」とは?
学術用語なのでしょうか?
130 :
世界@名無史さん:
原始仏教も根本仏教もほとんど同じで実際同じ意味に用いられることも多く、
区別しなければならないケースというのはかなり入り組んだ
マニアックな議論に突入した場合のみと思われ。
表面的なちがいをいえば
根本仏教は釈迦の直弟子が生きていた時代まで。原始仏教は「根本分裂」まで。
本質的なちがいは
原始仏教は純粋に文献学的な立場で、文献からどんな教えか“わかる範囲まで”を
調べたらかくかくしかじかだが、最後まで釈迦の直説が判明するとは限らないとする立場から設定された概念。
根本仏教は、もっと信仰上の立場で、文献から研究すれば
必ず釈迦の直説が判明するはず、という立場から設定された概念。