パレスチナとイスラエルの問題を歴史、地域などの観点から、なぜどのように起こったのか
おれに詳しく説明しなさい。
おまえら世界史マニアだから簡単だよな?
できなかったら(略・・・
ちなみに個人的にどちらのほうが悪いかという意見も聞きたい。
2 :
世界@名無史さん:02/05/01 21:04
一番悪いのはお前。
3 :
世界@名無史さん:02/05/01 21:05
悪いなどというくだらんことを気にする
>>1はドキュソ
せっかくおもしろそうなスレになりそうなのに…。
4 :
世界@名無史さん:02/05/01 21:08
オスマン帝国時代、彼の地ではイスラム教徒・ユダヤ教徒・キリスト教徒
及びそれぞれの諸宗派の住民は税制上の差異を除いて、
信仰においても出世においても格段の差別も無く共存していた。
5 :
世界@名無史さん:02/05/01 21:11
っていうかモーセとムハンマドに別なことを言った神が悪い。これ最強。
6 :
世界@名無史さん:02/05/01 21:15
イスラムにおいてはモーセに下った神の言葉を
ユダヤの民が誤解しているという解釈。
7 :
世界@名無史さん:02/05/01 21:19
イギリスの外交を勉強知れ
わからないから聞いてるんだけど、誰も説明できないの?
やっぱこんなもんですか?
9 :
世界@名無史さん:02/05/01 21:23
喧嘩を最初にしかけたのはどちらですか?
11 :
世界@名無史さん:02/05/01 21:26
・ヨーロッパにおけるシオニズム運動の盛り上がり。
→イギリス委任統治領パレスティナに続々とユダヤ人が流入。
・第2次大戦を生き延びたユダヤ人の帰還問題。
→アメリカを中心に、イギリスに対して、パレスティナにユダヤ人を
受け入れるよう圧力。
・イギリスはパレスティナを放棄。国連管轄に。
→国連決議によりユダヤ人国家建設が承認される。
・イスラエル建国と同時にアラブ諸国は宣戦布告。中東戦争開始。
→アラブ諸国の敗退。
12 :
世界@名無史さん:02/05/01 21:28
13 :
世界@名無史さん:02/05/01 21:29
>10
どの時点での喧嘩をさしてるの?
14 :
世界@名無史さん:02/05/01 21:30
自分で調べてから
それでも分からないことを質問してはどうでしょう。
本当に知りたいのか疑問ですが…
ぐーぐるで「イギリス 多重外交」をうってみたら…
>>13 全然わかりません。
いったいなぜいま戦争してるのか世界史を勉強したことのないおれにはさぱ〜りなのです。
だから誰かまとめて簡単に(わかりやすく)説明してくれるとありがたいのですが。
>1
英語屋は教養無さ過ぎ。早く死ね。
17 :
世界@名無史さん:02/05/01 21:40
とりあえず、今現在のイスラエル軍による侵攻の経緯を書きます。
1 イスラエルの極右政治家シャロンがイスラムの聖地の一つであるアル・アクサー・モスクを視察。
=シャロンによるパレスティナ住民に対する挑発行為。
2 この行為がパレスティナの住民感情を逆撫で。
→パレスティナ住民による第2次インティファーダ(投石による暴動)開始。
同時にパレスティナ人のテロも激化。
3 シャロンがイスラエル大統領に就任。
→イスラエル軍の侵攻開始。
こんなところかな。
18 :
世界@名無史さん:02/05/01 21:42
シャロンの聖地訪問はアラファトの承認のもとに行われたこと。
19 :
世界@名無史さん:02/05/01 21:45
>18
え、まじ?
ちょっぴり調べてきました!
こんなんでよろしいでしょうか?
昔、ユダヤ人たちの国がローマ帝国に滅ぼされ、ユダヤ人たちはヨーロッパ各地に散らばった。
第一次大戦時、イギリスにお金を貸すのと引き換えにユダヤ人の国をつくることをパレスチナ(アラブ人)に助けてもらうと約束してもらう。
そして第二次大戦後、イスラエルは1948年にパレスチナに国を作った。
土地を失ったアラブ人は怒り、それから戦争が繰り返される。
1993年、ノルウェーでイスラエル、パレスチナの代表が土地を仲良く分け合うよう約束する。
パレスチナが整うまでの仮の政府「パレスチナ暫定自治政府」形成。
しかし、ここに宗教の問題が絡んでくる。
イスラエルの首都エルサレムはキリスト教、ユダヤ人のユダヤ教、パレスチナのイスラム教の3つの宗教の聖地がある。
2000年9月、イスラエルの政治家シャロン氏がイスラム教の聖地を無理に訪れてパレスチナ人は憤慨。
→再び戦争へ。
2001年3月、シャロンがイスラエル首相になる。
2001年8月、パレスチナのリーダーの一人が暗殺される。
仕返しにイスラエルの大臣を暗殺。
またイスラエルが仕返しを・・・・
イスラエルはパレスチナ自治政府のアラファト議長をテロの黒幕と考えて、彼を拘束。
そして、今も続く。
ここまで調べた中で疑問だったのが、なぜシャロン氏がイスラム教の聖地を訪れたのか?ということです。
どなたか教えてください。
当事者じゃなきゃわからないと思われ。
おそらく2000年以上前からの確執が存在してるだろうからね。
外野の人間には想像できんよ。
仮に第三者が調停案を出してもどっちかが納得しないだろ。
当事者も試行錯誤の最中ってとこが真相じゃないか?
22 :
世界@名無史さん:02/05/01 22:07
少なくともシャロンに調停を望む気は無いと思われ。
このままなし崩しでパレスティナを弱体化させて行きたいのでは。
23 :
世界@名無史さん:02/05/01 22:07
紀元前、パレスチナにはユダヤ教を信仰する人々(ユダヤ人)が居住
↓
1世紀、ローマの支配に反抗して多くのユダヤ人がパレスチナを追われる
↓
(1)および(2)へ
(1)
↓
彼らの子孫がユダヤ教を保持したまま地中海世界の各地に離散共同体を築く
↓
キリスト教の広まりとともに異教徒であるユダヤの迫害が行われる
↓
近代になるとヨーロッパ各国が民族自決の国民国家を築いていくが、異教徒であり自分たちのアイデンティティをパレスチナを追われた古代ユダヤ人の子孫であることに見出すユダヤ人は国民=民族から排除され、迫害を受ける
↓
ヨーロッパのユダヤ人の間で「ユダヤ民族」の国民国家の必要が感じられる
↓
2000年前の「先祖の土地」であるパレスチナへの「帰還」を目指す「シオニズム」運動の誕生
↓
(3)ヘ
(2)
一方、パレスチナではユダヤ教徒の共同体も存続するが、少数派に
↓
7世紀より、イスラム教の拡大でパレスチナにアラブ人が移住。住民の大多数はアラブ化
↓
ヨーロッパでシオニズムが叫ばれるころ、パレスチナはアラビア語を話す多くのイスラム教徒と若干のキリスト教徒、ユダヤ教徒の住む地域に
↓
16世紀より、パレスチナはイスラム国家オスマン帝国(トルコ)の支配下に入り、イスラム教の「寛容」のもとでヨーロッパとは対照的な民族・宗教共生を続ける
↓
(3)へ
(3)
↓
1900年ごろよりヨーロッパのユダヤ人、パレスチナ入植を開始
↓
第一次世界大戦でイギリスはユダヤ人の支援を期待してパレスチナにユダヤ人国家を建設することを約束
↓
戦後、パレスチナはイスラム教徒のオスマン帝国から離れイギリス信託統治領に入り、ユダヤ人入植がさらに進む
↓
第二次世界大戦にてヨーロッパに残っていたユダヤ人、ホロコーストの犠牲になり、パレスチナに安住の地を求める
↓
>>11の経緯によりアメリカ以下の圧力でパレスチナにユダヤ人の国民国家イスラエル建国
↓
もともとパレスチナに住んでいたアラブはイスラエルの二級市民的状態に陥り、近隣アラブ諸国への難民となるものも増える(パレスチナのアラブ人から「イスラエル」に敵対する民族「パレスチナ人」へ)
↓
近隣アラブ諸国はイスラエルを認めず4度の中東戦争が起こり、パレスチナ人難民さらに増加
↓
80年代以降、アラブとイスラエルは小康状態になり、パレスチナ人のゲリラ・テロ的抵抗が反イスラエルの中心に
↓
抵抗の激化に音を上げたイスラエルは93年、パレスチナ人の抵抗運動主流派PLOと和解してパレスチナ自治政府を認める(オスロ合意)
↓
95年、オスロ合意を行ったイスラエル首相ラビンが暗殺され、和平に暗雲が漂いはじめる
↓
96年、イスラエルは政権交代で保守派政党リクードの党首が首相になり、和平に逆行する政策がとられはじめる
↓
いまや穏健派に成り下がったPLOから距離を置くパレスチナ人組織が反イスラエル闘争を再開・激化
↓
>>17
26 :
世界@名無史さん:02/05/01 22:11
>>20 シャロンは超極右。故に徹底して武力での解決(パレスティナ人撲滅)を訴えてきた。
アル・アクサー訪問時は和平交渉が行われていた時期。
これがまとまると、シャロンは政治生命が絶たれる。
故に、パレスティナ側の暴発を誘発する為に、シャロンはアル・アクサー訪問を行ったとする見方が一般的かと。
じゃあ、ここの住人も
「なぜシャロンがアルアクサーモスクを訪問したのか?」
ということはわからないのですね?
それならそれでいいのですが。
自分達の聖地を無理に訪れられたパレスチナ人の感情を思慮せずに、
パレスチナ人がテロを起こしたからという理由でイスラエルがパレスチナのリーダーを暗殺した、というところを見る限り、
イスラエルのほうが大人気ないなと思いました。
パレスチナはテロ、イスラエルは政府(?)軍ですよね?
パレスチナのテロが個人的なものであるのなら政府が認めて反撃するイスラエルのほうがよっぽどタチが悪いとおもいます
>>23 あれ?ちがうの?
おれの見た資料には2000年って書いてありますが?
こうやって見ていくと、悪いのは
パレスチナという生誕の土地と古代ユダヤの血筋とは切り離せないユダヤ教の性質と
それを異質なものとして排除してきたヨーロッパだと思うのだがどうだろう。
30 :
世界@名無史さん:02/05/01 22:15
テロに個人もクソもありません。
イデオロギーが一致しているのだから、何らかのつながりがあると見るのは当然でしょ。
もちろん、シャロンがテロとアラファトを全部こじつけてるのも事実ですが。
>>28 2000年前にはユダヤ教という宗教がありそれを信じるユダヤ人という人々はいたが
彼らと抗争するパレスチナ人という民族はまだいない。
32 :
世界@名無史さん:02/05/01 22:16
パレスチナ側もシャロンの訪問を事前に知ってたのに止めようとしなかったし、
止められないにしても何の対策もしなかった。
33 :
世界@名無史さん:02/05/01 22:18
>>29 私も個人的に、ヨーロッパ(というかキリスト教)の排他性が導き出した問題と認識。
>>31 ちょっと勘違いをしているのではないかと。
2000年9月っておととしっていう意味ですよ?
36 :
世界@名無史さん:02/05/01 22:25
「パレスティナ」という単一の政体を想定するのが、そもそも無理があるかと。
実際アラファトは武闘派グループを制止できていない。
アラファトはあくまで外交での解決を指向している。
一方で武闘派グループは、和平交渉が進んでは自らの存在意義を失うため、
和平交渉が進みそうになるとテロ活動を激化させる。
アル・アクサー訪問時、シャロンとパレスティナ武闘派グループの利害は一致していた。
>>33 ヨーロッパがユダヤを排他してきたということも大事な一因だと思うけど、
やはり現在の問題の責任は主にシャロン氏にあるような気がする
39 :
世界@名無史さん:02/05/01 22:28
>>37 もちろん最近の状況に責任があるのはシャロンでしょう。
29や33は歴史的な遠因。
40 :
世界@名無史さん:02/05/01 22:28
>>33 他者を拒絶してきたのはユダヤ人の方でしょ?
41 :
世界@名無史さん:02/05/01 22:31
>>40 イスラーム世界ではユダヤ人はノープロで共存しておりました。
<パレスチナ>アラファト議長の監禁を解除と言明 イスラエル
国連事務総長、ジェニン調査団の任務遂行断念に傾く(ロイター)
写真トピックス 中東情勢
【エルサレム森忠彦】イスラエル治安当局筋は1日、
ヨルダン川西岸のパレスチナ自治区ラマラのパレスチナ自治政府議長府を
包囲していたイスラエル軍を同日夜(日本時間2日未明)撤退させ、
アラファト議長の監禁を解除すると言明した。イスラエル放送が伝えた。
パレスチナ自治政府のエラカト地方行政相もゼエビ・イスラエル観光相暗殺事件
(昨年10月)などの容疑者6人全員をパレスチナ側の刑務所に収監することに
同意したと語った。1カ月余に及んだ監禁解除が実現するのは確実な情勢となった。
開放されたアラファトがどんな行動をとるか。
43 :
世界@名無史さん:02/05/01 22:34
ユダヤ教は選民思想だからな
だからあの時、撲滅しとけば.....
45 :
世界@名無史さん:02/05/01 22:38
ウェスパシアヌスがさくっと民族浄化しちゃってくれてれば
あと腐れなかったのにねぇ。古代ならそう難しくもないでヒョ?
おかげでいろいろ知ることができましたー。
今後のニュースは理解しながら見ることができそうです。
どうもっす
47 :
ジークハイル:02/05/01 23:18
―ユダヤ人世界の成り立ちから、離散まで―
前2000ごろ ユーフラテス下流域に住むセム系遊牧民、パレスチナに定住。
前1000ごろ ダヴィデ王、北部のイスラエル王国と南部ユダヤ支族を統合。
シオン(山)に居城を構える。次代ソロモン王の時、【ヘブライ王国】全盛期。
ソロモン死後、北部【イスラエル王国】と南部【ユダ王国】に再分裂。
前721 イスラエル王国、アッシリアにより滅亡
前612 アッシリア滅亡
前586 ユダ王国、新バビロニアにより滅亡。住民はバビロンに
強制移住。(バビロン補囚)
前539 新バビロニア、ペルシアにより滅亡。ユダヤ人パレスチナへ帰還。
|
この間、パレスチナはセレウクス期ギリシアとプレトミオ朝エジプトの係争地に。
|
前135 【マカペア朝ユダ王国】、ギリシアから独立。
前63 ローマ、マカペア朝ユダ王国を制圧。(事実上、王制の廃止)
後66 ユダヤ人、独立を求めローマに対し蜂起。
70 ローマによりエルサレム陥落。ユダ王国滅亡。
132 ユダヤ人、ローマに対し反乱・失敗。エルサレムは完全に破壊された。
ユダヤ人、エルサレムへの立ち入りを禁止される。
キリスト教徒はこの戦闘に関わらなかったため、許された。
(この地方はペルシアにちなみ「シリア・パレスティネンシス」
と名称が改められる。)
こうして、ユダヤ人の離散が始まった。
48 :
ジークハイル:02/05/01 23:19
あれ、遅かったみたい。
次回は離散から、第二次大戦まで。お楽しみに。
ジークハイル!
49 :
ジークハイル:02/05/01 23:40
>>47の主な出典は中公新書「ユダヤ人」(村松剛・著)です。
レバノン戦争以前に書かれた本なので、二次大戦後の記述については
イスラエル礼賛本といっていいです。
しかし古代〜一次大戦までのユダヤ人迫害の歴史記述は
新書の中では最も充実していると思います。
ユダヤ人が自民族史をどう捉えているか、よく分かる本です。
中東戦争史は講談社現代新書「アラブとイスラエル」(高橋和夫)が
簡潔ながら、学研M文庫「中東戦争前史」(山崎雅弘・著)よりも
詳しい部分すらあります。
スタンスは前者がややパレスチナ寄り、後者が中立?です。
1900年前後から現在までのパレスチナ人の悲惨な実態は、
岩波新書「パレスチナ」(広河隆一・著)に非常に詳しいです。
・・・これは常識?
50 :
世界@名無史さん:02/05/02 00:29
>>49 高橋和夫氏は面白い方ですな。
先日の講演会で笑いをとっておりました。
簡潔な語りには好感。
51 :
世界@名無史さん:02/05/02 12:18
なんか難しくなってきたなぁ。
53 :
世界@名無史さん:02/05/03 14:24
54 :
世界@名無史さん:02/05/04 03:51
今回はイスラエルの負け。
パレスチナは多大な犠牲を出しながらも”イメージ”で勝ったも同然。
(こっから愚痴)
つーかさ、なんだろうなユダヤ人さまは。
約束の地?んじゃあさ、インドの祗園精舎遺跡あたりで仏典発掘して
そこにエルサレムあたりを佛教ランドにしよう!って書いてあったら
立ち退いてくれるのかね?
年代の古さで勝負かなぁ?
ピラミッドの内部にエジプト人の楽園にしよう!とか書いてあるのが発
見さらたらエジプト人に明け渡すのかなぁ?
先に住んでる人なんかどうでもいいんでしょう?
約束の地でその上昔は実際にそこに住んでたからその理屈では無理。
>>54 まぁ、それは1要因であって
それだけで戦争してる訳では無いと思うわけだ
57 :
世界@名無史さん:
ジェニン虐殺事件の真相はどうなのですか?
人権団体「ヒューマン・ライツ・ウォッチ」が虐殺疑惑について、
当初発表された「死者500人」を否定し、「死者数は52人」
と言っているそうですが。