世界史におけるユーゴ紛争

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1世界@名無史さん
世界史におけるユーゴ紛争について語りましょう。
2ナポレオン:02/05/01 13:09
てゆーか、もう歴史の一部なんですね。
なんか、感慨深い。
3世界@名無史さん:02/05/01 13:18
ヨーロッパ人はナチズムとともに「異民族に対する非寛容・迫害・
虐殺」といったものを葬り去ったと思っていた。
しかしユーゴ紛争でそれが不死鳥のごとくよみがえり、
暗い気分になった。
4世界@名無史さん:02/05/01 14:46
一昔前のユーゴの地理関係の資料をあたると、人口構成の覧に
「ユーゴスラビア人」というのがあった。全人口の6%くらい
だったかな? 左気味の資料だったので「民族を超越した存在として
云々」というようなことが書いてあった。
今じゃアイデンティティに苦しんでいるんだろうな・・・
5 :02/05/01 15:16
クロアチアは戦前からドイツ語・マルク圏。
ボスニア紛争の頃、緒方貞子さんがNHKラジオで言っていた。

クロアチアは日独伊三国同盟にも一日だけ加盟していた。
6世界@名無史さん:02/05/01 16:39
民族は混じりあって来たのか?行くのか?
7世界@名無史さん:02/05/01 18:02
>>6
今の旧ユーゴスラビアの各民族は、意識的に差異をつくりだそうと
してますからねえ。
「小異にこだわるナルシシズム」という言葉があるけど。
8世界@名無史さん:02/05/02 12:56
>>4
ムスリムというカテゴリーがなかったから、という話も聞きましたよ。
>>5
一日だけ加盟してたのはユーゴスラヴィアです。1941年3月25日加盟、26日クーデター。
4月にナチスドイツに侵略されて潰されますが。
9世界@名無史さん:02/05/02 20:10
ユーゴ内戦て、スロヴェニアの独立に伴う国境の管理権を巡るスロヴェニア
共和国軍と連邦軍との衝突で始まったんじゃなかった?
10コメイチ@未来技術板:02/05/02 21:08
>9
1991年6-7月の「スロベニア独立戦争」ですね。1週間程度で終わった戦争。

ただ、直接の導火線という意味では、同じ年の5〜8月にかけてクロアチア領内の
「クライナ・セルビア人共和国」で起きた一連の武力衝突のほうが重要度が
高いんじゃないかな。
11世界@名無史さん:02/05/03 14:46
>>10
スロヴェニアの場合、国内のセルビア系住民の数が少なかったことが
内戦にならなかった理由ですか?
1289:02/05/03 21:52
>11
それも大きな理由ですね。スロベニアは国民の9割がスロベニア人ですから。

とはいえ、内戦に至らなかった第一の理由は、戦争のごく初期に共和国軍が
連邦軍に完全勝利できたことでしょう。
当時であっても連邦政府の指揮を逸脱して暴走し、クロアチア独立戦争
('91.8〜'92.1)以降はほぼ事実上の「セルビア軍」として行動した
彼ら連邦軍をスロベニア領内から撤退させたことで、
内戦の火種を早いうちに消すことができましたからね。
13コメイチ@未来技術板:02/05/04 00:50
あ、12=11=コメイチです。

>4
千田善氏の著作『ユーゴ紛争』(講談社現代新書、1993)によれば、
旧ユーゴ連邦においては、戸籍を登録する際に「民族籍」という欄があって、
これは自己申告することになっていたそうです。
「ユーゴ人」の中核を成すのは、>8さんの言うようにかつては
民族として認められていなかった(共産主義は宗教を認めないので)ムスリム人たちでしたが、
のちには違う民族間に生まれた子供たちが中心になったそうです。
ちなみに同書によると人口比は、'71に1.7%、'81に5.4%、'91に3.1%。
もともと少数民族の多いユーゴ北部のボイボディナ('91/8.7%)や
多民族国家ボスニア('91/5.5%)には特に多かったそうです。

アイデンティティの問題は大きいでしょうね……もはやほとんどの人が
旧ユーゴの復興を望んでいない今となっては、なおさら。
14コメイチ:02/05/05 17:34
> あ、12=11=コメイチです。

これじゃ自作自演だよ。正しくは13=12=10。スレ止まっちゃってるけど、一応訂正。
158:02/05/05 17:39
>人口統計
下手な本を下手に読むと、なんかユーゴ国民はユーゴにアイデンティティを感じてなかったように感じちゃうんですけど、
チトー時代に流石にそれはないですよね……統計の罠。
16コメイチ:02/05/05 18:15
>15
> 下手な本を下手に読むと、なんかユーゴ国民はユーゴにアイデンティティを
> 感じてなかったように感じちゃうんですけど、
> チトー時代に流石にそれはないですよね……統計の罠。

ユーゴにアイデンティティを感じてたかどうか……ってのは、オレは不勉強でよくわからんです。
ただ、

(1)ごく最近(1918年)までユーゴ領域が墺土に分割占領されていたこと
(2)二次大戦中のウスタシャ・チュトニクの虐殺
(3)68年コソボ・71年クロアチアにおける分離独立運動の発生
    →よりいっそうの地方分権の推進を強いられる

といった要素を考えると、ユーゴに対するアイデンティティというより、
ある意味チトー個人のカリスマ性だけで持っていた国なんじゃないかなーという気がします。
たとえば、スペインにおけるカタルーニャ人の性質よりも、よほど分離志向が高かったのでは、と。

まあ、これこそ下手な本を下手に読んでしまったのかもしれませんが(笑)
17世界@名無史さん:02/05/05 20:46
内戦というのは世界中あちこちで起きてますが、旧ユーゴスラビアの場合、
「民族浄化」までいってしまったのが特異な点といえるのでしょうか?
18コメイチ:02/05/05 23:07
>17
戦時における他民族迫害自体は他の内戦でも大なり小なりあることなので
それ自体は特異とはいえないと思います。

ユーゴ内戦が持つ世界史的な意味という観点からすれば、
(1)冷戦崩壊後の地域紛争に関する、最初にして典型的なモデルケースを提供したこと
   (経済的な対立が民族・宗教を巻き込んで暴走する)
(2)第二次世界大戦以来最悪の「組織的」な他民族迫害が行なわれたこと
(3)しかもそれが、西欧からは山ひとつ越えただけのキリスト教国・文明国で起きたこと
これらが特異点といえるのではないでしょうか。

(2)(3)に関しては(特にオマルスカがスクープされたときなど)欧州が受けた衝撃は
日本では想像できないほどのものだったようです。
19世界@名無史さん:02/05/06 11:02
>>18
ヨーロッパのメディアは旧ユーゴスラビアでの紛争を「アジア的」と
呼んでいたらしいです。
べつにアジアと関係ない、ヨーロッパの問題なのにねえ。
やっぱり、「ヨーロッパでこんな恐ろしいことが起きるなんて認めたくない」
という心理があるのかなあ。
208:02/05/06 14:02
ヨーロッパ人がユーゴ紛争を「ヨーロッパの紛争」と認めたくなかったのは本当らしいですね。
スロヴェニア人の分離志向が急激に成長するのはチトー死後のコソヴォなどでの紛争が大きく影響したみたいです。
紛争の過程でさっさとユーゴから分離し、ヨーロッパへの門を叩いているスロヴェニア。上手く立ち回りましたな(藁)。

>チトー個人のカリスマ
もありますけど、この国、建国以来ずっと周りを「敵」に囲まれているというのも大きいのでは。
分離しようものなら、周りにいいようにされるのが目に見えてますから……。
そう考えると、冷戦の崩壊もまた、たがを外すきっかけになったのでは。
クロアチア人が「分離独立」を目指したことってほとんどないから……。

>>19
バルカン化という言い方もありますね。
21世界@名無史さん:02/05/06 16:14
>>20
ヨーロッパ人の中では「前近代的」=「野蛮」=「アジア的」になるんでしょうね、きっと。

第二次大戦中、ナチス傀儡のクロアチア独立国軍がセルビア人とユダヤ人を迫害しまくったのは
むこうの教科書にも載っているような事実だし、それ以前も大きい戦争のたびに敵味方になっていたので、
「クロアチア独立」にセルビア人が過剰反応したのも無理はないかと思う。

もちろん経済的な事情もあったでしょうね。もともとセルビアの商工業生産は旧連邦の中でも低い方で、
クロアチアやスロベニアが抜け、セルビア一国になったら、欧州最底辺の貧乏国になるってことが
分かり切っていた。

結局あれだけ悲惨だった紛争でセルビアだけが悪者になったのは今ひとつ納得がいかないが……
クロアチアの方がはるかに対外宣伝を重視していて、しかも上手だったってことですかね。
22世界@名無史さん:02/05/06 16:28
>>21
クロアチアは西側メディアの利用の仕方がうまかったですね。
これは湾岸戦争のときのクウェートにもいえることですが。
(アメリカの広告代理店をつかってクウェートのプラスイメージ
をつくろうとした)
23世界@名無史さん:02/05/06 18:57
〜ユーゴスラビアサッカー戦記〜「悪者見参」 木村元彦 著 集英社文庫

宣伝戦についても触れてます。
民族意識などもよく分かってお勧めです。
24世界@名無史さん:02/05/06 19:06
スロベニア、クロアチアはカトリックだし、早くからハプスブルク領に
組み込まれていたから、西ヨーロッパ諸国の同情をかえたのだと思う。
25悪いのはNATOだぜ!:02/05/06 20:20
>>9
亀レスですが禿同です。
NATO諸国をはじめとする欧米マスコミの一方的な反ユーゴスラビア連邦軍
キャンペーンにそのまま乗った論調では、スロベニアに介入しようとした連邦
軍が排除されたことになっていますが、実際にはスロベニア指導部のオースト
リアとの密約に基づく自己中心的なデマゴーグですね。単に連邦政府の主要な
財源である関税収入を確保するために国境に進駐しようとした連邦軍を反独立
介入だとデマをとばして攻撃したことがユーゴスラビア解体と際限のない殺し
合いの引き金になったのです。

>>10 >>12 あなたが主張しているのは、100%西欧側のキャンペーンに依拠
したプロパガンダですが、どのような意図で発言しているのでしょうか。
悪いのはユーゴスラビア連邦軍とセルビアとミロシェビッチという一方的な決め
つけは、なにを論拠としているのでしょう。

>>24
逆ですね。同情をかちえたのではなく、あからさまなユーゴスラビア連邦軍解体
のためのNATO諸国の外交戦略の先棒を担いだのが、オーストリア当局にそそ
のかされたスロベニア指導部だったのです。
基本的には、経済的なメリットから西側に擦り寄ろうとしたスロベニアとそれに
続いたクロアチアがユーゴスラビア解体と内戦のきっかけを作ったのです。
26世界@名無史さん:02/05/06 20:34
チトー「融合するべや」
 A 「せるべゃ」
 B 「するべにゃ」
 C 「内戦で、苦労あちゃ」
 D 「わしら何時でも、負けどにゃ」
 E 「ボスにゃどーかい?」
 F 「人口も領土も、減るぜ怖びなー」
27コメイチ:02/05/06 20:51
>20
すでにEUへの加盟申請を済ませているスロベニアと、かつての中進国から
欧州最貧国へと転落してしまったユーゴ(セルビア)。うーむ。

>21
ボスニア紛争のもともとの要因は、ボスニアの連邦離脱を阻止しようとするセルビアと
ボスニアを独立させて自国の経済圏に組み込もうとしたクロアチアの間の
経済摩擦でしょうね。秘密分割協定まであったぐらいだし。
そこに、双方の指導者(ミロシェビッチ、トゥジマン)が民族対立を蒸しかえして、あれほど悲惨になった。

>21-24
クロアチアの背後には冷戦終結後の東欧での影響力拡大を狙うドイツが付いてましたしね。
ただ、ボスニアにおける虐殺は、セルビア人勢力によるものが
もっとも大規模かつ組織的であったというのも事実。
28コメイチ:02/05/06 21:11
>25
> 単に連邦政府の主要な財源である関税収入を確保するために
> 国境に進駐しようとした連邦軍を反独立介入だとデマをとばして
? スロベニアは独立宣言を出した以上、国境の自主管理権だって当然持っているわけで、
連邦軍が「連邦政府の主要な財源である関税収入を確保するために国境に進駐しようと」
するってのは、反独立介入そのものじゃないんですか?

> 悪いのはユーゴスラビア連邦軍とセルビアとミロシェビッチという一方的な決め
> つけは、なにを論拠としているのでしょう。
オレ、そんな決め付けしてませんよ。どっちがいい悪いなんて言ってもしょうがないし。
むしろ一方的に悪者呼ばわりされているセルビアに同情的なぐらい。

> あからさまなユーゴスラビア連邦軍解体
> のためのNATO諸国の外交戦略の先棒を担いだのが、オーストリア当局にそそ
> のかされたスロベニア指導部だったのです。
スロベニアが独立した91年6月ごろは、欧州各国はソ連の崩壊を防ごうとして
むしろユーゴ連邦の解体を認めない方向で動いていたと思いますが……

クロアチアとスロベニアはたしかに経済的要請から分離独立→連邦解体を目指しましたが、
セルビアも同様の理由で連邦維持を主張していたわけで、その点では
連邦解体が直接紛争の引き金を引いたわけではないでしょう。
もし、分離独立交渉が平和裏におこなわれていればもっと違った展開になっていたでしょうが、
それはべつにクロアチア・スロベニアだけが責任を負うべきことではないし。
NATOなり欧州を責めるとするなら、スロベニア独立時の動きよりもむしろ、
'91秋〜'92にかけて、特にボスニア紛争を事前に阻止する努力を怠った点についてではないでしょうか?
29コメイチ:02/05/06 21:16
あ、それと、
> 悪いのはNATOだぜ!
これにはカンペキに同意(笑)。
オレなら「責められるべきは〜」って表現するけど、まあ、ゴロ悪いし。
30世界@名無史さん:02/05/06 21:18
最近25のような攻撃的な人が増えてきたなあ。
煽っているんだろうか。
31世界@名無史さん:02/05/07 02:51
>>13
ムスリム人という民族はチトー時代に生まれたんですよ。
千田善氏の著作『ユーゴ紛争』(講談社現代新書、1993)に書いてありますよ。
32世界@名無史さん:02/05/07 09:59
人権のために武力行使するのがO・Kになりました。
33世界@名無史さん:02/05/07 15:38
>>32
もしあれがヨーロッパ以外の地域で、何の利害もからんでなかったら
介入したかなあ。
34コメイチ:02/05/08 00:22
>31
> ムスリム人という民族はチトー時代に生まれたんですよ。
> 千田善氏の著作『ユーゴ紛争』(講談社現代新書、1993)に書いてありますよ。

正確を期すため、同書から該当箇所(p.152-p.156)を引用してみます↓。
> ムスリム人が民族として認められていなかった時代、
> 彼らの多くが「ユーゴ人」と名乗った(そう指導された)。
> (中略)
> ムスリム人は71年の国勢調査で初めて「民族」として認められた。(中略)
> 旧ユーゴではムスリム人を「民族」として認める以外に、民族対立(とくに
> セルビアとクロアチアの対立)を緩和する方法はなかった。

>32-33
だいぶ意味は違うけど、「ウェルカム・トゥ・サラエボ」だか
「パーフェクト・サークル」だかで似た台詞があったなぁ……。
戦争中のサラエボで、西欧人記者が現地アシスタントのムスリム人に向かって
「お前らがキリスト教徒で、砲撃してるのがイスラム教徒だったらよかったのにな。
もしそうなら、とっくの昔にNATOがガンガン空爆しに来てただろうに」
っていうヤツ(正確な引用じゃないけど)。
358:02/05/08 01:02
まあデリケートな問題だから仕方ないけど、マターリと行きましょうや。

私の意見としては、
・独立のきっかけはスロヴェニア。
  柴宣弘氏によると、クロアチアの「独立宣言」は、「自立宣言」であって独立の宣言ではないそうだ。まあ「独立宣言」と取られた時点で一緒だけど。
  でもって、他の国が内戦してる間にのうのうと「ヨーロッパ入り」しようとしてるのにはちょっとムッと来る。

・内戦激化の原因はトゥジマンとミロシェヴィチ
  トゥジマンは上手く立ち回った。彼がクロアチア領内のセルビア人勢力を打倒しても、そんなに大きく取り上げられなかった。ミロシェヴィチはそのあたり下手くそ。

・悪いのはNATO
  そうかもしれませんが、歴史は善悪を決める学問ではないのでは……。
36世界@名無史さん:02/05/09 01:28
クロアチアは一貫して極悪に思えるが。
親ナチ政権の独裁者の名誉回復してるし
37NATO:02/05/09 11:51
ではNATOが介入しない他の解決方法があったのでしょうか?
セルビア人が歴史的に分離傾向のある諸民族を押さえつけていたのは
否定しがたい事実なのではないでしょうか?
388:02/05/09 15:51
>>37さん
そうかな……
ユーゴスラヴィア(1945-91の方)を作ったチトーはクロアチア人だよ……。
セルビア人に言わせると、共産主義ユーゴはクロアチアによってセルビアに背負わされた重荷、だそうな (藁)。
398:02/05/09 15:51
クロアチアの国旗は第二次大戦中の独立クロアチアの国旗。この国旗の元で多くの虐殺が行われた。セルビア人にとってはハーケンクロイツみたいなもんだな。そら拒絶反応起こすでしょうよ。
一方でスロヴェニアやクロアチアは、「ヨーロッパの一員」という矜持を持っていた。だから、チトー死後の動揺 期にセルビアやコソヴォなんかで起こった反乱に拒絶反応を示したんじゃないかな。
「俺たちはヨーロッパ人だ、あんな野蛮なDQNどもと一緒にするな!」って。
それまでの歴史では、ユーゴは常に周りを敵に囲まれてたから、おいそれと独立と言い出せなかった。分離独 立したら周辺国のいい餌食だもんな。単に敵対というよりは、持ちつ持たれつだったとも言える。
でも、1990年前後に共産圏が相次いで崩壊し、冷戦が終わって明確な敵がわからなくなった。そのうえ、クロアチアやスロヴェニアにとっては、EU加盟はユーゴに留まるよりもおいしいと映った。
そうなったらもうセルビアは全く同胞じゃない。ユーゴに留まる利益はない。じゃあセルビアなぞ知ったことか、 というのは別に変なことじゃないよな。
「ユーゴ」としてのまとまりよりも、民族としてのまとまりを重視しだした時点で、ユーゴは崩壊する運命にあったわけで、
そこで民族を持ち出した以上クロアチアやボスニアで内戦になるのも不可避だったんじゃないかな。その結果セルビアが痛い目に遭うのも。紛争にならなくても経済的に痛いし。
40世界@名無史さん:02/05/13 00:13
41世界@名無史さん:02/05/21 23:14
42世界@名無史さん:02/05/21 23:23
第二次大戦時のユーゴについては、
マンガ「石の花」坂口尚で知った私。
柴先生が解説してます。
最近文庫版で出てます。(講談社)
でも、解説の内容が文庫版になる前の単行本のものと、
最近のもの(文庫版)では違ってました。
みなさん、すでにご存知ならごめんなさい。
柴先生はいい人でした。
43なっとう:02/05/21 23:49
紛争開始前の旧ユーゴスラビアには、「連邦軍」は有っても、各「共和国軍」無かったと思います。

例えば、スロベニアのように、わずか1週間で連邦軍を蹴散らすような武力を何時獲得したのでしょうか?
448:02/05/27 22:54
>武力
スロヴェニアの場合は蹴散らしたというよりは連邦のほうもことを激化するつもりがなかったみたいです。
実際のところ、政権を握っているセルビア人にとっては、スロヴェニアはセルビア人のほとんどいない国なので、固執する理由もない……経済的には重大な気もしますが。
クロアチアの場合は、警察の装備として武器がありました。
その他、独立前から、外国に武器を買い付ける動きもあったようで、独立前にベオグラードのテレビ局にすっぱ抜かれてます。

>柴先生はいい人でした。
まるでお亡くなりかのように……(藁)
45世界@名無史さん:02/05/28 00:44
えと、8さんに補足。
ユーゴはかつての第二次大戦の経験から、いざというときは男も女も国民全員が
軍隊的組織に組み込まれて外敵に対処するというパルチザン戦術を採用していました。
で警察に武器や防毒マスクがあったり、市役所に防衛課があったりする。
46世界@名無史さん:02/06/14 13:51
age
47もっとも成功したPR:02/06/14 14:27
ぱぶりっくリレーションズの真髄は、「情報の組織化」。
米国のPR会社と契約したボスニア政府は労せずして国際世論を味方につけた。

オーストリア人は「ベルベデーレからアジアが始まる」(ヴィーン南東部の旧ソ連占領区からスラブ支配とバルカン異民族・異宗教・異文化がはじまるという偏見)という感覚を持っている。
ムスリム系政権のボスニアとファシストの黒い過去をもつクロアチアが、そういう負のイメージを全てセルビアに転嫁して自らは西欧の一員という構図を捏造した。
多少知っている人には常識なんだけどねぇ・・・・。

ひゃくねんたんいで見れば、ユーゴナショナリズムがセルビアナショナリズムになったことで問題は大きくなったと思うよ。
何でもセルビアが悪いで何か解決するかな?



48世界@名無史さん:02/06/15 21:09
今、ユーゴ紛争の戦犯たちが、ハーグで裁かれてますが、この裁判の行方は
どうなるんでしょうかね。
公正な裁判が行われるのかなあ。
49世界@名無史さん:02/06/16 13:58
公正な裁判……はないと思う。
セルビア人だけが悪いはずないのに、クロアチアやムスリムに関してはおとがめなしだもん。
これに関しては、そりゃあミロシェヴィッチタンは納得行かないでしょうよ。
せめてトゥジマンは呼んで欲しい……もう死んでるけど。
50名無しさん@お腹いっぱい。:02/06/16 14:25
もし、仮にクロアチアがアメリカと敵対していたら・・・
果たして、それでもセルビアが悪ということになったと思う?
51世界@名無史さん :02/06/16 14:44
クロアチアがアメリカと敵対していたら、セルビアに関してはおとがめなしだっただろうね。
52世界@名無史さん:02/06/16 14:54
そろそろ旧ユーゴも落ち着いてきたように見受けられますが、90年代の紛争についての簡単な
解説本みたいなのってありませんか?
講談社現代新書の『ユーゴ紛争』は93年のもので紛争の初期のことしか載っていないのが難点
53世界@名無史さん:02/06/16 17:58
同じ筆者(千田善氏)が『ユーゴ紛争はなぜ長期化したか』という本を
99年に勁草書房から出版してるよ。

>48-51
ミロシェビッチは結局、不正蓄財者として国内で裁かれることになりそう。
戦争犯罪のほうはやっぱ、国内の支持者との兼ね合いもあって現政権はうやむやにしたがってるみたい。

とはいえ、ボスニアで組織的なレイプ・虐殺をおこなった勢力の中では、
やっぱりセルビアが一番大規模だったんだよねー。
5452:02/06/16 19:49
>>53
Thx. でも2600円か。ちょっと悩む。
55世界@名無史さん:02/06/16 21:06
NATOについてだけど、国際法では、たとえ誤爆でも違法なんじゃなかった?
56世界@名無史さん:02/06/17 21:00
>>52
新書版なら柴宣弘先生の「ユーゴスラヴィア現代史」ってのがある。岩波新書。
6章が内戦について扱ってるよ……ただ、ちょっと簡単すぎるかも。

最近になって、第一次大戦中のアルバニア人によるセルビア人迫害を初めて聞いた。
「弱者」は得だな、と改めて思う次第。
57世界@名無史さん:02/06/18 06:58
コソボ問題をランブイエで話し合ったとき、交渉の最終局面でアメリカがいきなり
ユーゴが絶対呑めない和平案を出したのはミロシェビッチの裁判ではどういう扱い
なのでしょうか?
58ところで:02/06/20 03:10
クロアチアの独立宣言 (このスレでは自立宣言 ?) に対して
EU 諸国が曖昧な態度を取っていたのに、いち早く承認した
ドイツの行為は、一般的にどう評価されているんでしょう ?

 結果的に、大規模内戦の引金を引いてしまったと思いますし、
ナチス時代の占領、統治情勢を考えると、非常に迂闊な判断、
行為だったと思うのですが。

 深夜番組で、セルビア市民が、NATO の誤爆に対する賠償を
ドイツに現在請求中、というのを見て、やはりセルビア人には
アメリカよりドイツが憎いのかなぁ〜と感じたもので。
59世界@名無史さん:02/06/20 12:29
ところでクロアチア共和国憲法に「セルビア語、セルビア正教の禁止」が謳われている
と「歴史群像」に載っていたのですが、具体的にどういう条文だったのでしょう?
60世界@名無史さん:02/06/20 15:39
>トゥジマンは上手く立ち回った。彼がクロアチア領内のセルビア人勢力を打倒して
>も、そんなに大きく取り上げられなかった。ミロシェヴィチはそのあたり下手くそ。

立ちまわりの差ではなく、クロアチアがカトリックだったからひいきしてもらったと思う。
61世界@名無史さん:02/06/20 16:15
>>60
>立ちまわりの差ではなく、クロアチアがカトリックだったからひいきしてもらったと思う。
もし、クロアチアがプロテスタントだったら?
62世界@名無史さん:02/06/20 16:33
セルビア正教と比較すればカトリックもプロテスタントも圧倒的に巨大だから
同じだと思うね。
63世界@名無史さん:02/06/20 18:25
>>60
>もし、クロアチアがイスラム教だったら?
64世界@名無史さん:02/06/20 18:31
>>63
そりゃあ総スカン間違い無しだね。
即座にNATO軍が介入することだろう。
65世界@名無史さん:02/06/20 18:49
>>64
>即座にNATO軍が介入することだろう。
NATO軍は、セルビアとクロアチアのどちらに味方する?
66世界@名無史さん:02/06/20 19:00
早い話がキリスト教側(63の例えで言えばセルビア)。
ただ本当にイスラム教徒によるキリスト教抑圧があったとすれば、マスコミで大宣伝
して国際世論を動かし、イスラム圏国家の介入を封じる方にも力を入れるだろう。
セルビアが割を食ったのは(第一次大戦の時のように)本来なら同じスラブ民族として
後ろ盾になってくれたであろうロシアが、ソ連邦崩壊でバルカン半島に介入できる状況
になく、クロアチアがそれを見越してセルビア人排除に動いたからだろう。
6763:02/06/20 19:23
>>66
>早い話がキリスト教側(63の例えで言えばセルビア)。
もし、イスラム教徒による残酷なキリスト教抑圧があって・・・
かつ、セルビア政府によるクロアチア人虐殺があったら・・・
NATO軍は、セルビアとクロアチアのどちらに味方する?
68世界@名無史さん :02/06/20 19:30
>>67
間違いなくセルビアに味方するだろう
セルビア政府によるクロアチア人虐殺は黙認されるだろう
69世界@名無史さん:02/06/21 19:56
>ナチス時代の占領、統治情勢を考えると、非常に迂闊な判断、
>行為だったと思うのですが。

思うにドイツでは「ユダヤ人迫害」は問題にしても通常の戦争犯罪や侵略行為
は問題にしていないから、セルビア人の反発を読み誤ったのだと思われ。
70世界@名無史さん:02/06/22 17:01
ドイツがクロアチアを真っ先に承認したのは、ソ連邦崩壊のドサクサでロシアが
バルカン半島に介入できない間に、自分たちの地歩を築こうとしたからだろう。
第二次大戦に少しも懲りとらんなあ。
7158:02/06/28 03:18
>>69 >>70
 あんまりヨーロッパでは問題になってないんですね、この
ドイツの先走りは。所詮は被害が他人事だからなのかなぁ。
 これが原因でセルビア人が、対ドイツ・テロでも始めて
しまえば、別かもしれませんが…。

 結局、ヨーロッパ的には、全てセルビア = ミシェロビッチ
が悪い ! で終わっちゃってる ?

 一番の被害者であるボスニアの人たちはどう思ってるんで
すかねぇ… ドイツのクロアチア独立承認の件を。
72世界@名無史さん:02/06/28 12:57
>これが原因でセルビア人が、対ドイツ・テロでも始めてしまえば、別かもしれませんが…。

ますます「セルビア=悪玉」が強化されるだけだと思われ。
同じスラブ民族のロシアが強大国となってEUに睨みを利かせられるような事にでも
ならない限り、この図式は変わらないでしょうなあ。

>一番の被害者であるボスニアの人たちはどう思ってるんですかねぇ… 
>ドイツのクロアチア独立承認の件を。

ハッキリしているのはボスニアのセルビア人はクロアチアの独立承認を
「セルビア人抑圧政策がクロアチアで承認された」と受け止め、当然の帰結として
「次は自分達だ」と考えた。
セルビア人がドイツを恨んでいるのは間違い無し。
73世界@名無史さん:02/06/28 15:30
>>72
独逸を恨んでいるというか憎悪を抱いているらしい。
74世界@名無史さん:02/07/01 07:08
ボスニアはナチス時代はクロアチアに併合されてウスタシャにセルビア人が
虐殺されていたからね。
セルビア人が激高したのは当然だろう。
75世界@名無史さん:02/07/01 12:45
もしドイツが抜け駆けせず他のEU諸国同様にクロアチアの独立を承引せず、逆に
周辺諸国で「民族抑圧政策を止めなければ独立は承認しない」とでも圧力をかけて
いたらその後の状況は大幅に変わったろうね。
76世界@名無史さん:02/07/03 22:31
クロアチアが国旗に第二次大戦時代の「クロアチア独立国」の紋章を入れたのもまずかったのではないかと。
77世界@名無史さん :02/07/04 00:34
コソヴォの将来はどうなるのでしょう?
アルバニア人9割、セルビア人1割という極端な民族構成比だから
自治権を認めたら分離独立するのも時間の問題だと。

でもセルビアの気持ちも分かる。
コソヴォといえばセルビア建国の地、そしてトルコに屈した地でもある。
セルビア人にとってコソヴォは民族の誇りにかけても手放せない。
日本に例えてみよう。
京都や奈良に、宗教も文化もまるで異なり、しかもあまり日本に好意を持たない民族が
住み着いて人口が増え、いつのまにか住民の9割がその異民族になってしまった。
そして彼らはこう唱えた。
「今や京都奈良は、我々が9割を占め、日本人は1割しかいない。
1割しか日本人がいない地域がいつまでも日本国内にとどまる理由はない。
京都奈良は日本から分離独立すべきだ」
それで我々はハイそうですねと言えるだろうか?
78世界@名無史さん:02/07/04 12:46
言えねーよな(笑
民族自決から安易に独立へ走る傾向があるように感じるけど、経済面とかどうする気なんだろうね。
スロヴェニアとかクロアチアはEUに入るって目標掲げてるし、もともと経済力あるだろうけど。モンテネグロとかコソヴォとかつらそうだな。
79世界@名無史さん:02/07/04 14:06
ところで空爆回避に尽力してた明石さんは
もう忘れ去られてるのかな?
80世界@名無史さん:02/07/04 19:51
>>79
今は、福田康夫官房長官の私的懇談会「国際平和協力懇談会」の座長を
やっています。
81コメイチ:02/07/04 21:47
>77
それは不肖・宮崎のもろパクリじゃ……
82素人:02/07/05 00:44
>>77
 ユーゴの歴史はよくは知らないんだけど、トルコの影響力が
衰えた後 (第一次大戦後かな) 、そういう民族発祥の地に対する
復帰運動みたいなものは起きなかったの ?

 そーいう大切な土地なのに、異民族の割合が 9 割に達する
まで放置しておくって情勢がよく分からないんだけど。
83名無しの歩き方@お腹いっぱい。:02/07/05 00:55
確かに、セルビア人の魂の故郷であるコソヴォを
そうなるまで放置していたセルビア側にも問題はあると思う。

アルバニア人が増えた理由は彼らの高い出生率にあるらしい。
アルバニアに限らずイスラムは多産の傾向があるからね。

アルバニア人が増える→セルビア人が居辛くなる→セルビア人、コソヴォ脱出
→ますますアルバニア人の割合が増す→ますますセルビア人は居辛くなる→ますますコソヴォ脱出

この悪循環で、セルビア1割、アルバニア9割まで来てしまったらしい。

こちらも素人の疑問なのだが、アルバニア人やボスニアのモスレム人など
ヨーロッパ系のムスリムはどちらの方を向いているのだろう?
ヨーロッパ人として西欧の方を向いているのか、
それとも心の故郷であるトルコやアラビアの方を向いているのか?
84世界@名無史さん:02/07/05 10:21
>>82
1920-30年代にセルビア・クロアチア・スロヴェニア王国政府による組織的な入植がコソヴォ、マケドニア、ヴォイヴォディナ、ボスニアに行われたようですが……その後どうなったのかはちょっとわからないです。
少なくともコソヴォには6万人のセルビア人が詰めかけたはずなのですが。
85世界@名無史さん:02/07/05 10:55
>>83
アルバニア人は、自分たちのことをヨーロッパ人だと思っている
みたいです。
86世界@名無史さん:02/07/10 20:45
ユーゴ紛争のせいで明らかになった歴史的事実に、第二次世界大戦後の
チトー・パルチザンによる大量殺戮があるとか。
スロヴェニアで、ドイツ人・イタリア人・ナチスに協力したクロアチア人・
反対勢力の人間などを殺しまくった。
一説では犠牲者の数は約30万人だとか。

冷戦時代には明らかにならなかった。
87パシッチ:02/07/15 09:44
赤色テロって奴ですな。「赤いテロ」って訳すのか?ようしらんけど。
共産党の指導者の一人で、チトーと仲違いして野に下ったジラスって人の手記だかにも書いてあったはず。この手記は紛争前に出版されてたと思ったけど……。

結局のところ、第二次大戦中にユーゴに跋扈した勢力のどれも、大声で言えないことをやってたわけだな。
傀儡セルビアの民兵はそれほどでもなかったという研究もあるようだけど、どうだか。ナチスの言われるままに収容所送り手伝ってたら同罪だよな。

ああ、我が栄光のセルビアは何処へ……
88世界@名無史さん:02/08/10 21:37
死なないで欲しいのであげてみる。
89世界@名無史さん:02/08/11 01:49
ボシュニク人とモスレム人てどうちゃうの?
90世界@名無史さん:02/08/11 03:17
数年前のNステでのベオグラードとの中継で
久米「(いつもの朝日ノリで)NATOは理論は無茶苦茶ですね」
セルビア人「本当です。京都に韓国人が移り住んで、独立を求めるようなもんですよ」
久米「いや、まあ、日本と韓国には複雑な問題があるんで、、、」

みたいな展開があってワラタ。
91世界@名無史さん:02/08/11 09:55
秦郁彦監修『世界戦争犯罪事典』(文芸春秋)という本が出ましたが、
そのなかでユーゴ紛争もふれられてます。
欲しかったけど\18000なのであきらめた。
92世界@名無史さん:02/08/19 21:53
age
93パシッチ:02/08/20 23:53
>>89
ボシュニクってボスニア人のこと?
「ボスニア人」はボスニアのムスリムたちの自称。
モスレム(=ムスリム)はイスラム教とのこと。
ほぼイコールだけど、ムスリムはボスニアの他、サンジャク(セルビアとモンテネグロの国境地帯)にも多い。
94世界@名無史さん:02/08/21 00:40
「ボスニア人」をセルボ・クロアート語で
ボシュニャクって言うんじゃなかったっけ?
95世界@名無史さん:02/08/21 00:42
96パシッチ:02/08/25 10:11
>>94
ボシュニャクだよね。
ひょっとして似て非なる別の民族の話なのかと……。
スロヴェニア/スロヴァキア/スラヴォニアみたいにさ。

>>95
ネタはNHKスペシャルでやったのと同じかな?

やっぱユーゴだけだと盛り上がらないのかねえ。
でもバルカン半島まで範囲を広げてもそんなに変わらない気がする(w
マイナー地域の宿命なのか。
97世界@名無史さん:02/08/25 10:55
クロアチアは、独立してよかったな。ユーゴのおいしいとこどりだな。
結局あの戦争は貧しくて文化レベルの低いセルビアの他民族に
対する嫉妬が大きな要因なんだろうな。
98パシッチ:02/08/25 11:20
国土の大部分を戦火にさらして、隣に敵国を作るという行為が
「おいしいとこどり」だろうか?
真においしいところをさらっていったのはスロヴェニアだと主張(w

戦間期のユーゴスラヴィア(セルビア人・クロアチア人・スロヴェニア人王国)から、ユーゴには
政治はベオグラード、
経済はザグレブ
という二極分化があった。
もちろん、セルビアには「クロアチア人だけが金持ちになって」という不満があっただろうし、
クロアチアにとっては「なんのかのといって全部握ってるのはベオグラードじゃないか」という不満があっただろう。
ただ、政治も経済もうまくいってる間は表面化しなかっただけで。
政治が行き詰まり、経済が悪化するとこの二人三脚がうまくいかなくなる。
両方が自分の足りない物を欲して嫉妬してるわけだ。
……なんか、うまくいかない結婚生活みたいだな。
99世界@名無史さん:02/08/25 11:22
「地球市民」とやらのそっち系の人々の理想だったんだけどね、この国
哀れだね・・・
100世界@名無史さん:02/08/25 12:13
チトー王国。
101世界@名無史さん:02/08/26 16:38
クロアーティア人とボシュニャク人は仲ええの?
102パシッチ:02/08/28 21:12
>>99
国民がその理想に酔えた間は大丈夫だったのかも知れない……

>>100
それゆーな(藁

>>101
それほどでもない。
ボスニア内戦で、最大の敵セルビア人と戦うため共闘してたけど、
末期にクロアチア人が分離して独自路線に走った。
……背後にはツジマンがいたのかもしれない。
103世界史@名無史さん:02/08/28 21:34
悪いよ セルビア人よりましだが
>>101
104世界史@名無史さん:02/08/28 21:49
イギリスに亡命したカラジョルジョビッチ家は今いずこに?
105パシッチ:02/08/28 23:45
>>104
亡命したペータル2世は1970年に崩御された。
息子のアレクサンダル(2世)さまはその後もロンドンで暮らされていたが、
最近になってベオグラードに戻られた、と聞いたが。
ルーマニアだかどっかだかのもと王のように、政界に進出されたという話はきかんな。
106パシッチ:02/08/28 23:46
そうそうそれから、カラジョルジェヴィチ家、ですよ。

些細なことなんでsage〜
107世界@名無史さん:02/09/21 02:21
age
108世界@名無史さん:02/09/21 08:15
>>66
えっ、クロアチアもスラブですけど・・・
109世界@名無史さん:02/09/21 09:47
>>108
「スラブ」と言うより「正教」絡みだろうね。
110パシッチ ◆YugocC.c :02/09/21 15:32
こっちにも貼っておこう。

兄弟スレッド
チトー将軍
http://academy.2ch.net/test/read.cgi/whis/1031405397/
111世界@名無史さん:02/10/12 14:54
あげ
112世界@名無史さん:02/10/14 04:38
日本人がユーゴ(セルビア)にわりと同情的なのは
距離的、宗教的、政治的に関係が薄いからかな。
過去も引きずってないしね。
あと、有名なサッカー選手が日本にいたからというのもあると思う。
ちなみに私はそれ。私だけかな??

113世界@名無史さん:02/10/14 09:33
http://www.ywad.com/books/1270.html
ドキュメント戦争広告代理店 情報操作とボスニア紛争

114世界@名無史さん:02/10/31 11:27
age
115世界@名無史さん:02/10/31 20:30
英雄とか一時は言われてたチトーは
結局政策に失敗してその後の紛争に繋がってるわけ?
116パシッチ ◆mWYugocC.c :02/11/01 22:26
政策に失敗したというわけではないと思います。
1990年代という時代背景を考えれば、ユーゴスラヴィアはもうクロアチア人やスロヴェニア人にとって必要なものではなかったというだけのことです。
117世界@名無史さん:02/11/02 00:10
必要もないのにユーゴスラヴィアという危うい国を立ち上げたのはなぜ?
118パシッチ ◆mWYugocC.c :02/11/02 11:05
1920年代、1940年代には必要なものだったのですよ。
119パシッチ ◆mWYugocC.c :02/11/02 11:15
説明になってないか。

・〜1920年代
19世紀末から、クロアチア人を中心に汎南スラヴ運動が盛り上がる。
これはドイツやイタリアの統一に触発されたもので、ウィーンの宮廷文化の片隅で栄え、発展した。
彼らはセルビアを「南スラヴのピエモンテ」と呼んだ。
イタリア統一の時ピエモンテが統一の原動力になったこと、しかし統一後はイタリアの政界をピエモンテが独占したわけではなかったことを念頭に置いていたようだ。

建国後これが単なる理想主義であることが次第に明らかになる。

・1940年代
第二次大戦の経験から、南スラヴが分裂すると外国支配を呼び込むということが明白だった。
また、チトーはバルカンの強国とするために、南スラヴ全体がユーゴという国にまとまっているのがいいと考えた。
ちなみに彼はさらにブルガリアやアルバニアの連邦加入も視野に入れていたが、ソ連の反対によって挫折した。
120世界@名無史さん:02/11/03 03:11
>>119
今チトーのFLASH作ってるのですが、
ある程度形になったら内容のチェックをお願いしてよろしいでしょうか?
あの国は複雑すぎて理解しがたい点が多いのですよ(w
申し訳ないのですが、できれば詳しい方に途中段階からコソーリ推敲してもらいたいもんで・・。
121パシッチ ◆mWYugocC.c :02/11/03 13:45
チトーのFLashですか!
すごい嬉しいです。
協力させてもらいます。

専門は戦間期なんでどこまで協力できるかわかりませんけど。
122世界@名無史さん:02/11/03 14:20
http://freehome.kakiko.com/sims99/tito_tmp.swf

まだ全然最初のほうだけなのですが、雰囲気的にはこんな感じです。
文章等も、全然決まってないので、現時点では暫定的なものですが・・。
1Mある上にローディング画面とかも、まだ作っていないのでDLしてから見てみてください。

見る側の前提知識として「チトーという名を聞いたことがある程度」のものにしたいのですが、
そうすると、どうしても説明的文章ばっかになりそうですし、
なにより自分自身がユーゴのことを消化し切れていない感もあって
作り始めたものの、なかなか難産な予感が早くも漂っています(w
123世界@名無史さん:02/11/03 15:40
なんか面白そうなことになってきたねー。
124世界@名無史さん:02/11/04 03:44
http://freehome.kakiko.com/sims99/tito_tmp2.html

多少、内容を追加しました。
あとローディング画面も付けたんで、そのまま見れるはず。

なんていうか、短い文章で巧く民族対立を説明できないもんですかねぇw
勢いで作ってるから、かなり理解しずらい内容になってきているかも・・。
セルビア人だのクロアチア人だの書いても普通の人はわけわからんだろうし、
その辺は戦後のチトーの政策のあたりで説明入れたほうが分かりやすくなるのかなぁ。

125パシッチ ◆mWYugocC.c :02/11/04 14:39
面白いです。
というか、すごく嬉しい!

で、気になった点をいくつか。
・チトーのパルチザンを「セルビア人中心」とは言わない方がいいのでは。
 かなり雑多な構成だったみたいですし、他民族をまとめ上げたという趣旨にはそぐわない気がします。
 実際、わざと多民族で構成させて団結させるという戦略もあったようです。
・クロアト語
 クロアチア語、としたほうがいいのでは。本当はセルビア−クロアチア語ですけど、長いし。

>民族対立の説明
難しいですよね。
チトーを出す前にそのあたりの説明入れたらどうでしょう。
戦間期、セルビア人がユーゴの実権を握って、クロアチア人が不満を持った、
議会では議論の紛糾の末、クロアチア農民党の党首が殺された、
ユーゴスラヴィア王アレクサンダルはクロアチア人にマルセーユで暗殺された、
第二次大戦が始まると、クロアチア人テロリストたちがドイツの後ろ盾を得て独立した、
クロアチアの目標は国内の200万セルビア人の「除去」だった。
ということを。

……ややこしくなるかなあ。
126世界@名無史さん:02/11/04 21:32
丁寧かつ的確な指摘、本当に感謝です!
やっぱ詳しい人の意見は参考になります。

なにせ俺の場合もともとユーゴに興味を持ったのが、
映画「アンダーグラウンド」がきっかけだったりするうえに、
本もバルカン全域に関する歴史本を、むか〜し1冊読んだぐらいで
絶対的な知識量が不足してるもんでw
(あ、石の花ってマンガも読んだなぁ。個人的には面白かった。)

やっぱ民族対立の件は説明が難しいなぁ(w
どうしても複雑になってしまう。。
かといってコレばかりはユーゴにとってはずせない話だし・・・。

それと、いわゆるチトーの影の面を描くか描かないかも、悩みどころ。
パルチザンがやらかした非人道的行為は戦争という特殊状況だからいいとしても(?)、
戦後、民族問題を押さえつける為に行なった民族主義者へ対する弾圧等・・・。
なにせFLASHなんで、内容を膨らましすぎるのも問題なんですよ。

そういう意味でも、今回クロアチアのウスタシャの名前すら出さず、
ナチスの名前だけ出してたりするんですけどね。
ウスタシャの名前は出さないほうが逆に分かりやすいかなとも思って。

なるべく簡略化して分かりやすい作りにしたいと思いつつ、
ユーゴに関してはソレが難しい・・・うーん、ジレンマ(汗)
127パシッチ ◆mWYugocC.c :02/11/07 09:25
うーん、民族対立ってことを考えると、ナチスVSチトーよりもウスタシャVSチトーのほうがすっきりするんですけど……。
確かにウスタシャ出すとややこしくなりますよね。

チトーの影の部分はばっさり切っちゃっていいんじゃないでしょうか。
パルチザンの非人道的行為については、指揮系統が全然行き渡ってなくて、部隊が独自に動いてたという話も聞きますし。

オチはどこにされるんですか?
1945年のユーゴ解放で終わってしまえば、戦後の影の部分を書かなくてもいいのでは。
128世界@名無史さん:02/11/08 02:26
http://freehome.kakiko.com/sims99/tito_tmp3.html
指摘を頂いた部分の修正と、続きとして戦間期の終盤付近まで作りました。
まずは文字・写真の効果とか演出は置いといて、
文章中心で最後のほうまで、ざっくり作っていくかなぁー。

>うーん、民族対立ってことを考えると、ナチスVSチトーよりもウスタシャVSチトーのほうがすっきりするんですけど……。
言われてみればそうですねw
民族対立を中心に考えると、それのがすっきりしてる(汗)

どうやらチトーの影の部分は、悩む以前に入れる余裕がなさそうな感じかなぁ。。。


で、肝心のオチですが・・・。
ユーゴ解放後は、チトー独自の社会主義をかるく振れつつ
世界的民主化の流れとチトーの死によるユーゴの崩壊までをざっくり追いかけて終わりかなと。

一応、主題は、、、
「ヒトラーと戦い、戦後はスターリンにも屈しなかったチトー」

影の主題は、、、
「ベルリンの壁崩壊後に顕著になった西側による民主化は、必ずしも善なるものでなく
 民族対立を抱えるユーゴとっては社会主義こそが・・・。」

って感じを狙ってはいるものの、巧く描ききる自信はまったくありません(w
129世界@名無史さん:02/11/08 20:56
マジ、かっこいい!!
130世界@名無史さん:02/11/10 06:30

http://freehome.kakiko.com/sims99/tito_tmp4.html

とりあえず、区切りのいいところで「チトー・前編」完了です。
131パシッチ ◆mWYugocC.c :02/11/12 10:55
おはようございます、パシッチです。
前編終了おめー。

>民族対立を抱えるユーゴとっては社会主義こそが・・・。
微妙なところではあります(笑。
チトーのスローガンは「兄弟愛と統一」だったそうですが、
兄弟愛=他の民族を信頼すること、と読み解けば、それは統一と矛盾する……。
ので、連邦制、労働者自主管理といいながらも、
重要な政治力は共産党、共産主義者同盟に保持し続けたようです。
チトーも苦労してるんですね。

細かい誤字発見。
>君(チ)はあれを(トー)を!
をが二つ。
132世界@名無史さん:02/11/12 22:29
おかげさまで、なんとかココまでできあがりました。
本当に感謝しています。

誤字脱字はチェックしてるつもりでもやっぱ漏れが出ちゃいますね(w
細かいトコまでチェックしていただいて、ありがとうございました。

一応公開版はこれです。
http://freehome.kakiko.com/sims99/tito1.html
まだまだ、ちょこちょこと直すかもしれませんけど。

さて、次は後編ですがちょっと自分なりの戦後のユーゴに関する考えをまとめてから
作り始めたいと思っています。

>民族対立を抱えるユーゴとっては社会主義こそが・・・。
正確には「チトー型社会主義こそが・・」ってのが自分の意見だったりするのですが
実際問題、カリスマ死後はあっさり崩壊しちゃってるのがどうもなぁw

後編は完全に「政治家チトー」の話となって、一般ウケはあまりよくなさそうですが
がんばって作りますんで、そのときはまたお願いします〜。
133パシッチ ◆mWYugocC.c :02/11/15 09:51
友人に宣伝して回ってます。

>後編
スターリンとの決別→非同盟運動→チトーの死→ユーゴ内戦
という感じでしょうか。意外と内容多そうですね。

>実際問題、カリスマ死後はあっさり崩壊しちゃってるのがどうもなぁw
カリスマ死後すぐに訪れた危機で、指導者たちがチトー路線を捨てたのが問題だったのでは。
捨ててよかったのか、
つまりチトー路線は時代と合わないものになっていたのか、
それともチトー路線から外れていったツジマンとミロシェヴィチが愚かな指導者だったのか
については確かに迷うところだと思いますが。

なんだかあんなこと書かれると恥ずかしいです……大したことしてないのに。
134チャウシェスク:02/11/22 22:53
さがりすぎ
135世界@名無史さん:02/11/22 23:43
>>132
今日はじめて見つけて見ました。
後編も期待しています。
特に74年憲法の評価は意見が分かれる部分だと思いますので、
132氏がどういう視点で捉えるか興味があります。
ユーゴ史に関心のある方が自分以外にいるというのは
大変嬉しいことです。



しかしホントにこの板は雰囲気いい。
136世界@名無史さん:02/11/24 23:12
>>133
>スターリンとの決別→非同盟運動→チトーの死→ユーゴ内戦
まさに、その感じで行こうと思ってます。
非同盟中立あたりはあっさりとした軽い内容になるでしょうけど。

一応、後編は年内の完成をめざすぐらいのペースでのんびり作ろうかと思ってます。
なんせこの時期の週末の休みは競馬に時間が裂かれてしまうもので(w


>>135
>特に74年憲法の評価は意見が分かれる部分だと思いますので、
>132氏がどういう視点で捉えるか興味があります。

あまり期待されても困りますw

74年憲法についてだって、個人的には

「民族の平等」が戦後ユーゴの平和の基本だった。
が、74年憲法により民族の平等を強調するあまり
結果的にセルビアには不服な内容っとなってしまい、
チトー亡き後の民族主義者の台頭を許してしまった。

とか思ってるぐらいです。

FLASHにする時に、どういった書き方になるかは自分でも
現時点では謎なんですけどね。
137パシッチ ◆mWYugocC.c :02/11/25 12:25
ちょっと今読んでる論文の内容を披露……。

チトーのユーゴは、歴代ユーゴの中でも一番中央権力が弱い。
中でも特徴的だったのは、教育計画が各共和国に一任されていたこと。
1960年代、スロヴェニアを皮切りに、各共和国の教育計画がどんどんナショナリズムに走っている。
その結果が1970年の「クロアチアの春」事件。

……なのにチトーは、クロアチアの政治指導者を更迭したけど、教育計画に関しては不介入を続けた。

これはチトーの失策といえるでしょう。
各共和国を信頼せず、独裁を行うか、それとも「ユーゴ」の理想に従って各共和国を信頼するか。
チトーとしては前者は選べない道なのでしょうけど。
138世界@名無史さん:02/12/07 18:41
一旦age
139高木真一 ◆cA7oIM8fok :02/12/07 18:46
ちっちゃなころからウスタシャでー
15でチトーのパルチザン
アピスみたいにとがってはー
殺すものみなチェトニック
ああわかってくれとはいわないがー
エスターライヒが悪いのかー
ララバイ・ララバイ・おやすみよー
ギザギザハートの黒手組
作詞 高木真一 JASRAC番号シラネエ
140世界@名無史さん:02/12/08 03:20

チトー後編です。
一晩で勢いだけで一気に作りきりましたw

http://freehome.kakiko.com/sims99/tito2.html

前編と違い主観がかなり入ってるので、反感を買う人も多いかも(汗

というか、やっぱ作ってると内容が膨らみすぎちゃってキツイ・・。
非同盟あたりは、もっと掘り込みたいとこでもあるし、
チトー死後がまったくというぐらい描けないし。

途中、本気で「前編・中編・後編」にしようかと思ったぐらい(ワラ

それにしても、一般ウケは非常に悪そうだなぁ。
すこしでもユーゴやチトーに興味を持つ方が増えてくれれば嬉しいのですが。

まー、とりあえずチトーFLASHも一応の形になったと言うことで
後編に対して、ご指適等ありましたら再び遠慮なくよろしくお願いします。
141パシッチ ◆mWYugocC.c :02/12/10 22:17
卒論やばいパシッチです。こんばんわ。ただいま逃避行動中。

んーと、途中から「ユーゴスラヴィア」が「ユーゴスラビア」に変わってる、ぐらいでしょうか。
歴史的な誤認とかはなかったと思います。

個人的には「民主化=崩壊とは限らないんじゃあ」とか、「ユーゴの崩壊は1960年代に文化面で始まった気がするなあ(つまり「チトーの失策)」とかありますけど、その辺はまあ、思想の違いって奴です。
一般ウケ……そうですね、前編公開されたときも「共産主義者か」という反応ありましたし。
ユーゴスラヴ主義=共産主義ではないんですけどね。
どうも共産主義=一党独裁=悪、というステレオタイプがあるようで……。
ですが、チトー時代とチトー以後の差を考えると、チトーの取った道は間違いではなかったと思います。
なんといっても、ユーゴで虐殺が起こるのは中央の権力が失われたとき、という経験則がありますから。

ああ、卒論終わったら私もflash作りたいです……ユーゴで。というかセルビア。
畜生、さっさと終わらせてやる(涙
142世界@名無史さん:02/12/10 23:39

卒論がんがれ〜。
というか、学生さんでしたか。
文体が大人な文章だから、社会人なのかと思ってましたw

>「ユーゴの崩壊は1960年代に文化面で始まった気がするなあ(つまり「チトーの失策)」
この辺は勉強不足で、あまりよくしりませんでしたw
文化面かぁ・・・盲点だなぁ。まったく気が付かなかった切り口だ(汗)

>どうも共産主義=一党独裁=悪、というステレオタイプがあるようで……。
間違いなく、日本人の認識としてはそうですよね。
まぁ、まともな共産主義国家がほとんどないという事実がそうさせるんでしょうけど。

>前編公開されたときも「共産主義者か」という反応ありましたし。
まぁ、そりゃしょうがないですねw
その時々で作りたいFLASH作ってるだけだしなぁ。

プラハの春・・・民主革命
日本とトルコ・・ほんのちょっと右よりな内容
チトー  ・・・・・社会主義国家

いままで、こんな感じでバラバラな思想で作ってきましたけど、
実は全て敵としてロシアが出てくることだけが共通してたりします。

>ああ、卒論終わったら私もflash作りたいです……ユーゴで。というかセルビア。
とてつもなく期待しちゃっていいですか!?

俺は次は何作るかなぁ・・。
けど、年末ゆえに仕事が忙しくて、本を読む暇も無いという罠
143パシッチ ◆mWYugocC.c :02/12/11 19:44
>Flash
前向きに努力します……。
いや、思ってるだけでやってみた訳じゃないんで、何とも。

>文化面
せっかくユーゴスレなんで説明しておくと、
1963年憲法下、共和国に権力委譲が行われたんですが、
そこで教育や文化関係の政策を全部共和国に丸投げしちゃったんです。
クロアチアが分離を目指して「クロアチアの春」事件を起こしたあとも、
政治のリーダーは首すげ替えたけど文化関係はほったらかし。
で、クロアチアの分離志向にセルビアが恐怖心を起こして、という流れになります。

なんで放っておくんだ、と思う一方で、検閲して弾圧して、という「共産主義国家」のイメージと全然違うんですよね。
押さえつけてでもユーゴを求めよう、という力強さでは、戦間期のほうがずっとずっと上です。
144sims
未完成の間は人目に触れるのを避けるためsageてましたけど、
FLASHも完成したことですし、ageでいきましょう。
せっかくのユーゴスレですし。

というか、せっかく完成したチトーFLASHも、警告が来て
わずか数日で消すことになってしまいましたw
なんか色々と協力してもらったのに、本当に申し訳ないです。

>文化面
なるほど、、、その辺はほとんど知らなかったなぁ。
そんな経緯があったんですねw