世界史の海賊

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1世界@名無史さん
ヴァイキング・倭寇・バッカニーア……
世界史の中のアウトサイダー海賊について語ってください
2世界@名無史さん:02/04/14 18:44
確かにアウトサイダーな海賊も多いが、国家の公認のもと敵国の商船を
襲うケースも多いよね。

海軍の源流は海賊にあると言っても過言ではない。
3ぽろり:02/04/14 18:51
僕は海賊なのだ〜
海の男なのだ〜♪
4世界@名無史さん:02/04/14 18:53
>>3
海賊って男しか居ないの?
女海賊っていませんか。
5世界@名無史さん:02/04/14 18:57
>2
イギリス海賊で世界周航したドレークなんか、
アルマダ海戦の英雄として教科書にも載っているという……
6世界@名無史さん :02/04/14 18:59
>>2
えっと、国家公認の海賊っていうとどんなのがいたんでしょうか?
「女王陛下の海賊」ことキャプテンドレイクぐらいしか知らないんですが。
よろしければご教授を。
7世界@名無史さん:02/04/14 19:03
マルタ騎士団なんて、国≒海賊と言った感じ
8世界@名無史さん:02/04/14 19:03
うわ、大好きな海賊のスレだ。1さん、有り難う!ヴァイキング好き。

>>4さん
女海賊・・・私も好きですが・・・実在の人物では思い当たらないですね。
クイーソ・エメラルダスは「宇宙の自由貿易人」で海賊じゃないし・・・
9世界@名無史さん:02/04/14 19:09
>>6
ヘンリーモーガン
10世界@名無史さん:02/04/14 19:18
>6
>7さんが言われてるマルタ騎士団(聖ヨハネ騎士団)は有名です。
あとはオスマントルコの北アフリカを根拠にした海賊とか、
大航海時代のポルトガル、スペインは関係が悪化すると互いに
相手の船を襲い合ってました。

あとはジェノバの商船も海賊行為が得意だったとか。

スレ違いになりますが、日本の戦国期の水軍はほとんどが海賊です。
九鬼水軍とか村上水軍とか。
これも大大名と手を結んで海戦をやったりしてますから、一種の公認海賊だと思います。
11山野野衾:02/04/14 19:19
>4
1546年に15歳で海賊ドナル・オフレアティーと結婚し、夫が海戦で
死んでからクレア島の海賊女王となったグレース・オマリー。
1582年にリチャード・バークと再婚。
12世界@名無史さん:02/04/14 19:55
>>11実在したんだ>女海賊

それにしても
15歳で海賊の嫁>海賊女王>51歳?で再婚
すごい人生だ。
13世界@名無史さん:02/04/14 20:31
>>6
無名ならばかなりの数がいます。

英国以外で有名な私掠艦隊はオランダのデ・ロイテルとその仲間達じゃないかな…
スペイン商船団を壊滅に追い込んだのはこの人物です。近年で海軍による商船攻撃
で名を馳せた人物は彼らじゃないかな?
日露戦争…ウラジオ艦隊
WW1…ドイツ・オーストリア潜水艦隊
WW2…ドイツ海の狼作戦(デーニッツ)、対日潜水艦攻撃(ニミッツ)
14世界@名無史さん:02/04/14 20:46
鄭成功の親父鄭芝龍はすごいぞ
この人は海賊で明を荒らしまくっていた
あんまりにも強かったんで、
明の官僚でここの警察をやりたがる人がいなくなった
そこで明のお偉方は福建巡撫と言ういわゆる海岸警察を
海賊である鄭芝龍したんだよ、そうすれば荒らさないからね(藁)
最後はカッコ悪いけど結構好き
15世界@名無史さん:02/04/14 20:52
ディズニーランドでもおなじみのカリブの海賊ジャン・ラフィット。
第2次英米戦争のニューオリンズの戦いで米軍に勝利をもたらした。
この海戦は戦争終了後に行われたが(まだ電信なんてないから終戦を知らず)、
大勝利によって新興国アメリカは一気に自信を持った。
16世界@名無史さん:02/04/14 21:58
子供の頃、ドラゴンブックスの「海賊百科」読みませんでした?
17世界@名無史さん:02/04/14 23:10
倭寇って世界史的にどれほど影響を与えたのだろうか?
倭寇や朱印船貿易が世界史に多大な影響を与えていて欲しい
18世界@名無史さん:02/04/14 23:37
>13
WW1やWW2も範囲内ならば、ドイツ仮装巡洋艦(武装商船)も入れてほしい。

WW1の武装帆船「ゼーアドラー」やWW2のほぼ世界一周した「アトランティス」
最後は本物の軽巡洋艦と相討ちになった「コルモラン」、横浜で謎の爆発事故をおこした
「トール」、日本船への偽装から船員の女装までさまざまな方法で輸送船を沈めていった
彼らが最後の海賊であったとおもいます。
19世界@名無史さん:02/04/15 00:27
王モウの新のとき青島の海曲を根城にした呂母という女海賊がいたはずです、
確か赤眉軍に吸収されたと記憶してます
20世界@名無史さん:02/04/15 00:50
>>13
>英国以外で有名な私掠艦隊はオランダのデ・ロイテルとその仲間達じゃないかな…
>スペイン商船団を壊滅に追い込んだのはこの人物です。

そうですね。イギリスの影に隠れているけど、オランダだってがんばっていたんですよね。
ちょっと自慢するのもアレかもしれんが。

ロイテルより一回り先輩のピート・ヘイン(Piet Heyn)も、
1628年、キューバのマタンサス(Matanzas)湾でスペインの銀船団を襲撃、
銀170000ポンドとも、総額2000万フロリンとも言われる空前の戦果を挙げた。
→資金調達不能になったスペイン政府は同年のマントヴァ継承戦争の遂行が著しく困難に。

私掠船を含む、栄光のオランダ海軍関連のサイト↓
http://www.marinemuseum.nl/uk/wapenfeiten/index.htm
21YP:02/04/15 01:01
かの有名なノルマン・コンクェストの70mの刺繍画。
国内で入手可能な、全て閲覧出来る書物ってないっすかね?
映画バイキングではオープニングに使われてますよね。
22世界@名無史さん:02/04/15 01:09
バルバロッサ・ハイレディン萌え
ウルージ兄ちゃん萌え
23世界@名無史さん:02/04/15 01:11
>14
最後はカッコ悪いけど結構好き

明を裏切って清朝に投降して
国姓爺への人質になったあげく処刑……
海賊らしいといえばいかにも海賊らしい最後か?

裏切ったのはいいとして、
投降後もっとうまく立ち回ってればすげーかっこいい生涯だったのに
24世界@名無史さん:02/04/15 01:25
25YP:02/04/15 01:33
>>24
嬉しい!嬉しい!嬉しい!嬉しい!嬉しい!嬉しい!嬉しい!
ありがとう!ありがとう!ありがとう!ありがとう!ありがとう!
ありがとう!ありがとう!ありがとう!ありがとう!ありがとう!
1)とりあえず、パイレーツ(海賊)とプライバティア(私掠船)の違いはきっちりおさえておこう。
国家公認の元に海賊行為を働けるのが、私掠免状を拝領した後者だ。もちろん
アガリはきっちり胴元に収める。

2)16世紀には女性だけの海賊船団というのもあって、かなり有名だったらしい。

3)第一次世界大戦中の南米に、蒸気機関の装甲艦でもって海賊行為を
働いていた連中がいたらしい。

4)インドネシアで最近海賊の被害が問題になってるが、実は地元当局が
グルになってやっているのもあるらしい。

……とネタだけ振って帰ります。では。
27世界@名無史さん:02/04/17 17:20
ヴァイキングの場合、略奪だけじゃなくて、交易もやってたんだよね。
(これは倭寇も同じ)
グリーンランド:セイウチの牙、革、毛皮、羊毛
アイスランド:魚、脂肪
イングランド:錫、小麦、蜂蜜
ロシア:奴隷、毛皮、蝋
ビザンチン:絹、果物、香料、ワイン、装飾品
28世界@名無史さん:02/04/17 17:31
>>27
なんかそういう資材の列挙をみるとハァハァしてしまうのは俺だけでしょうか。
小学校の算数教科書のリンゴの絵を見てハァハァしたりもしていたし。
29世界@名無史さん:02/04/17 18:00
バルバリア海賊は人気薄?
30世界@名無史さん:02/04/17 22:36
ウルグ・アリ、ウルージ、ハイレッティン、ドラグート・・あとはジーベックですか。
31YP:02/04/18 00:10
塩婆の本で、ビッケの角の付いた冠りものはガリアの習慣で
あって、ノルマンには無かったとありましたが、
これって婆電波ですか?
32世界@名無史さん:02/04/18 01:06
>>31
ヴァイキングのかぶとは鉄か革製で、装飾の施されていない円錐形のものです。
33世界@名無史さん:02/04/18 01:12
>>30
あれ? バルバリア海賊はガレアス船じゃなかった?

レーン・プールの『バルバリア海賊盛衰記』は面白かったです。
このスレのネタもできそうだし、読み直そうかな。
34世界@名無史さん:02/04/18 01:47
>4
女海賊といったらアン・ボニーとメアリー・リード
なんつーか、小説家漫画みたいな波瀾万丈の生涯だ……
35世界@名無史さん:02/04/18 01:52
小説家漫画ってなんかありそうだな。
小説家の一生を描いた漫画か。
36世界@名無史さん:02/04/18 02:01
>35
岸辺露伴……は漫画化漫画家、じゃなくて漫画家漫画か。
3735:02/04/18 04:05
うわっ恥ずかし
書き間違えた
小説か、漫画みたいな
38世界@名無史さん:02/04/18 04:18
>>1
アウトサイダー海賊だけ?
アルマダを打ち破った海賊イングランド人どもはネタに…?

ア、ガイシュツ?
39世界@名無史さん:02/04/18 07:48
バルバロッサって言うのはもともと兄貴のウルージの方の綽名(尊称?)だったんだね。
ハイレディンのほうはバルバロッサ2世と言う事になるらしい。
40世界@名無史さん:02/04/18 08:45
女海賊・・・知ってるのはアルビダくらいか。
臆病な男の同僚をカトラスでの決闘で殺したっつー
41世界@名無史さん:02/04/18 10:27
昔の英国海軍は、拿捕した敵国の船や財宝は、国と提督と艦長を乗組員で山分けしていた。
今の感覚でいうと、限りなく海賊に近い。
要するに国がお墨付きを与えるか否か
42世界@名無史さん:02/04/18 11:00
広い文脈で言うと、私掠船ていうのは請負制の一種ですね。

官僚制が未発達な段階では、アガリの一部の取得を保証してやることによって
国家機能の一部を民間人に請け負わせた。→徴税請負人など。
43世界@名無史さん:02/04/18 13:00
特定郵便局のようなもんだな。
海賊の親分=野中
44シュルクーフ:02/04/18 13:06
「海の義賊」っていう邦題の翻訳小説を読んだことのあるかたは
いませんか?
フランス革命期の、私掠船の船長の話だったと記憶していますが。
45パーニーパットの戦い:02/04/18 13:26
17世紀頃のヴィンダーゲルシュトってオランダ人はパン職人を目指していたが、
イタリア修行時代に資金稼ぎ目的で船乗りとして海に出て以来、
20年以上も海賊としてジャワ・インド・アラビア・アフリカ・カリブなんかを
巡り廻って荒らし回った下っぱ海賊です。
コイツの手記を読むと当時のヨーロッパ国家間とかの事情が分かります。
下っぱはツラいが、ヴィンダーゲルシュトは或る意味で強運の海賊…。
46世界@名無史さん:02/04/18 13:42
>>45
なんと言う本か教えてもらえないでしょうか?
47世界@名無史さん:02/04/18 14:26
カトラスって、いつ頃から採用されたんだろう?
48パーニーパットの戦い:02/04/18 14:41
出版社は忘れたがタイトルはまんま
『海賊ヴィンダーゲルシュトの手記』
           ・・・だったと思う
49世界@名無史さん:02/04/18 20:26
>>33
ガレアスではないでしょう。ガレーならわかるけどガレアスはどちらかと言うと敵方の船でしょう。
50世界@名無史さん:02/04/20 17:07
ローマ共和政時代の最後の百年には、キリキアの海賊が有名だったね。
小アジアの南東部、タウロス山脈のあたりが本拠地だった。
51世界@名無史さん:02/04/22 03:27
>>14 クヌートがイングランド王になって平和になったようなものだな。
52パーニーパットの戦い:02/04/22 13:12
日本史でささやかに有名な『刀伊』(字うろおぼえ)
女真族の一派が朝鮮半島沿岸を荒らした延長で日本に入寇したもの
この海賊行為に抵抗すべく組織されたのが高麗水軍の始まりだという
53世界@名無史さん:02/04/22 15:13
>>52
新羅にも海賊がいたなあ。
54世界@名無史さん:02/04/22 15:37
フェニキア人も海賊と言って良いのでは?
55世界@名無史さん:02/04/22 16:23
>>54
テュロスの海賊は有名。
結局アレクサンドロス大王に滅ぼされたけど。
56世界@名無史さん:02/04/22 16:36
イギリス海賊史がおもしろいぞ
女海賊の話とかも載ってる
57林彪:02/04/22 17:19
孫恩とか盧循もありですか?
ちょっと違う気もしますが。
58世界@名無史さん:02/04/22 18:08
>>34
実際に漫画になってるよ、アン・ボニーとメアリー・リード。
でも、たぶん史実とは違う・・・。

スレとはあんまり関係無いので、さげ。
59パーニーパットの戦い:02/04/23 03:02
ジャッキー=チェンのプロジェクトAに出てきたような香港海賊って
実際にはどのくらいの規模・範囲だったの?
60世界@名無史さん:02/04/25 21:51
>>54
フェニキア海賊には捕らえた人間を生贄に捧げる習慣があったらしいね。
中国でも邪神に航海の安全と貿易の巨利を祈って人身御供を捧げる風習
が7世紀以後に盛んになって、宋代には猖獗を極めたとか。
そのやり方が残酷であればあるほど邪神が嘉納すると信じられたので、
肢体を生きながらズタズタに切り刻んだり、手足を切り離したり、内臓を
取り出したり、目を抉ったりしたことが、『宋会要』などの書物に書いてある。
61パーニーパットの戦い:02/04/26 01:59
>>60
フェニキアの植民都市から発展したカルタゴでも同様の風習が確認されましたね
62世界@名無史さん:02/04/26 07:28
瀬戸内海(香川県近く)を縄張りにしていた塩飽水軍について、誰か詳しく教えてくれ。
俺がリア消の時読んだ内容では、信長、秀吉の軍隊を再三にわたり駆逐した実績があるという。
時代が江戸になると、家康から塩飽一帯の所領を安堵され、それからは商業活動で生き長らえたらしい。
つーかひょっとしたらスレ違いかもしれんが・・・・・でも一応海賊だし。
プリーズ。
63世界@名無史さん:02/04/27 01:05
何年か前、東シナ海か南シナ海あたりで海賊が出るってニュースがあったけど.
まだいるのかな?
64パーニーパットの戦い:02/04/27 02:07
マラッカ海峡付近に出る海賊なら聞いた事ある
65世界@名無史さん:02/05/09 00:12
倭寇なら王直に萌える
才覚とカリスマは中国の歴代英雄並だと思う
66世界@名無史さん:02/05/22 21:51
>>41
もれの記憶が間違ってなきゃ確かまだ英国海軍は捕獲艦の賞金分配制度を廃止してない。
67世界@名無史さん:02/05/25 13:49
age
68世界@名無史さん:02/05/25 14:28
海賊は航海中の性欲処理用に女を船に乗せてなかったのだろうか?
港に着くまでひたすらガマンしてたのだろうか?
ホモ行為が多かったとも聞くが・・・
69世界@名無史さん:02/05/25 16:11
>>68
羊 山羊
70世界@名無史さん
>>62
「信長、秀吉の軍隊」というより
「信長、秀吉に従った水軍」と云ったほうが正確かも
水軍=海賊は独立勢力だったからね
塩飽水軍にもスポンサーがいたのでは。