(,, ﾟДﾟ) ギコでシチリア島を語ろう

歴史と海とマフィアの島、エーゲ海について語り尽くしてくれ！！！！！！
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　‐ニ三ニ‐

間違ってエーゲ海って書いちゃった＞シチリア島
もう逝っちゃう・・・

おーい、いきなり終わりかい？

アホ学生ども、よく覚えとけ！！　シチリアより北西はティレニア海と呼ぶ！！
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あほ学生ども、よくおぼえとけ！！シチリアはかつてイスラムに征服された事もあるのだ！！
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上の奴らは棒がずれてにゃいかにゃ？
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シチリアがノルマン人によって征服されていくきっかけとなったのが
サレルノ公がノルマン人傭兵を雇った事だってのは分かるんだけど、
サレルノ公はこの時、スイスの傭兵を使おうとは思わなかったのだろうか？
と思ったtest

シチリアって、イスラム教徒がレイープをしまくったので、本来のイタリア
人とかなり人種的に変わってしまったって言う話をききましたが、
そんなにすごかったの？
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>>8
うわ、初耳
知ってる人詳細キボン

レイプっちゅうか、アラブ人・ベルベル人が大量移住。
しかも、そもそも南イタリアやシチリアはビザンツが長いこと支配していて
ギリシア化していたらしい。
そりゃイタリアの中では異質にもなるだろう。

ギリシャ人が植民都市を作り、カルタゴが支配し、それをローマが奪い、
ヴァンダル族に蹂躙されたが、ビザンツが奪回、それをイスラム勢力が
乗っ取り、ノルマン人傭兵が国を建てたが、獅子心王の十字軍に攻撃さ
れ、神聖ローマのフリードリヒ２世が本拠地にして発展したけど、その
うちフランスのシャルル・ダンジューが乗り込んできて圧政を敷き、こ
れに耐えかねた地元民がシチリアの晩祷事件を起こし……ええと、それ
からどうなったんだっけ？

アラゴンのペドロ三世が乗っ取って、
遠くエ−ゲ海にまで至る地中海王国の礎としたんだろうがｺﾞﾙｧ
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　　 ミ,,ﾟДﾟノ,っ━~　　＜　ちゃちゃら、ちゃらちゃらちゃらちゃ〜♪
＿と~,,,　　~,,,ﾉ＿.　∀　　＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿
　　　 .ﾐ,,,/~),　　.|　┷┳━
￣￣￣ .し'J￣￣|...　┃
￣￣￣￣￣￣￣ 　 .┻

ﾌｻｺﾞｺ

　　　　　　∧ ∧　 ／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
〜′￣￣( ﾟДﾟ)＜　ｺﾞﾙｧ！>>11のころ、シチリア島民は何語を話していたのですか？
　UU￣￣　U U　　＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

そういえばマルタ島はすっかりアラブ化して（宗教はカトリックだが）
マルタ語はアラビア語の仲間だというが、
シチリアはどうなんだろう？

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　‐ニ三ニ‐
ﾚｽｶﾞﾂｶﾅｲ ﾀﾞﾚｶｵｼｴﾃｸﾚ･･･ｳﾂﾀﾞ ｼﾉｳ

>>15
それぞれの民族の言葉を話すか、フェデリーコ１世みたいに
何ヶ国語も話せる人もいたんじゃないの？

>>13

ドン・フサギコーレ？？

>>16
シチリアの場合は、イタリア語のシチリア方言だと思いますよ。

イタリア統一のとき、ガリバルディのシチリア遠征というのがあったな。
ブルボン朝に対する反乱が起きて、亡命者グループがガリバルディに
反乱を支援するための遠征を頼んできた。
シチリアに上陸後、カラタフィーミの戦いでブルボン軍を破って、
首都パレルモを征服。
最後にメッシーナでブルボン軍のシチリア追放に成功する。

両シチリア王国の両って何じゃろ？

>>22
シチリア島と南伊の二つで成り立っているという意味じゃないの？

君達、マフィアの語源を知っているかい？

￣￣￣￣∨￣￣￣￣￣￣￣￣
　　　　　 　 ∫
　　　∧,,∧ ∬
　　 ミ,,ﾟДﾟノ,っ━~
＿と~,,,　　~,,,ﾉ＿.　∀
　　　 .ﾐ,,,/~),　　.|　┷┳━
￣￣￣ .し'J￣￣|...　┃
￣￣￣￣￣￣￣ 　 .┻

マスターキートン厨じゃねぇだろうな(笑)

>>22
ナポレオン以前には、半島南部にナポリ王国、シチリア島にシチリア王国が
存在していて、ともにスペイン系ブルボン朝が支配していました。
この二つをフェルディナンドがナポリ王としては４世、シチリア王としては
３世の称号で兼任していました。
ナポレオン失脚後、フェルディナンドは、ナポリとシチリアがそれぞれ分離
していることは両国の弱体につながると主張し、二国を合併して両シチリア
王国を成立させました。

SICILY

Sicily and Naples conquered by Normans 1072-91 who founded
kingdom of The Two Sicilies, consisting of south Italy and
Sicily.
Became Hohenstaufen territory by marriage of its heiress to
future Emperor Henry VI.
Under Emperor Frederick II (died 1252), despite struggle
with Papacy, kingdom of Two Sicilies eclipsed other Europian
states in cultural brilliance and administration.
Conquered 1266 by Charles of Anjou whose harsh rule caused
uprising and massacre (sicilian Vespers) 1282, his expulsion
from Sicily, and the introduction of the rule of the house
of Aragon (finally established after war lasting until 1302).
Naples remained Angevin.
Sicily under separate Aragonese dynasty 1295-1409.
Reunited with Naples from 1442.
Under Spanish rule to 1713.
Held by Savoy 1713-20, by Austria 1720-35.

NAPLES

Conquered by Norman ruler of Sicily and became part of Kingdom
of The Two Sicilies.
After 1282, when Sicily became Aragonese, kingdom of Naples
(included Italy south of Papal states) remained under Angevin
house 1268-1435.
Crown of Naples reunited with that of Sicily under Alfonso of
Aragon 1442.
In late 15th century, succession to Neapolitan throne claimed
by French (Valois) kings and thus was precipitated Hapsburg-
Valois struggle in Italy.
Conquered by Spanish 1503.
Ceded to Austria 1713.
With Sicily, retroceded to Spain which refounded Kingdom of
Two Sicilies under house of Bourbon 1735.

トルコの支配下から逃れたアルバニア民族が
島内各地に住んでいるらしい

シチリアの先住民族はミケロス人やエレミア人と呼ばれる人々だった。

>>29
シケロス人じゃない？
ギリシア人進出以前のシチリア史は、トゥキディデスの「戦史」を参考。
ところであの訳、なんで「シケリア島」って言うのかな。

>>30
「シケリア」はギリシア語発音では？

>>31
あー、成る程。
「山猫」ってヴィスコンティで良かったよな。

現代イタリア語ではシーチェーリャ
イタリアの古語だとシシーリャ
英語だとシスリーあるいはシサリー

＞現代イタリア語ではシーチェーリャ

どちらかと言うとそれはシチリア訛りに近いと思われ。
標準イタリア語の発音に近いのは

スィチーリア（SICILIA）

俺はナポレオン以前、ノルマン人が１２世紀に国を建てたときから
「両シチリア王国｣で習ったんだけど。

>>26のことね

ローマより南はアフリカ
シチリアはきっと南極
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シチリアのエンナにあるロンバルディア城はフリードリヒ
(フェデリーコ)２世が創建した城
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なんでシチリアにあるのにロンバルディアなんですか？

>>39
ノルマン時代、近くにロンバルディア人が住んでいたことに由来する
名称だそうです。

このスレは、いや、世界史板は勉強になるなぁ
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>>38
結局、フリードリヒの庶子マンフレートはアンジュー伯シャルル
(フランス王ルイ９世の弟)に敗死してシュタウフェン朝は断絶。
このマンフレート(マンフレディ)は、ダンテの『神曲』の中に
出てくる。

GodFatherで有名なコルレオーネ村は実在します。
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GodFather2を見てアメリカに渡ったシチリア移民に思いをはせる。

カロージェロ・ヴィッツィーニ、ルチアーノ・リッジョ。

チック・コリアの名作「スペイン」は自己のルーツに思いを馳せて作ったのだという。
彼はニューヨーク生まれだが、両親はシチリア島の出身で、祖先はスペインから来たのだとか。
どう考えてもシチリアに渡ったスペイン人ってのはアラゴンかカタルーニャなわけだが、
チックがインスパイアされたスペイン音楽はアンダルシアに他ならない。
ジェケ写で闘牛士の格好してるし・・・

ギスカールという綽名は「狡猾な人」という意味。
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ロジェとギスカール兄弟の英雄伝説は
世界でもまれに見る面白さと言われてます。
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>>48
ずれてるよ（ｗ
かわいいなぁギコ

>>8
「サレルノの攻囲に際して或るムスリム首領は聖体拝領台の上に寝具を敷き、
この祭壇上で毎夜一人ずつキリスト教修道尼の処女の徴を犠牲に供した。」

エドワード・ギボン『ローマ帝国衰亡史９』(ちくま文庫)

ギリシア美術を勉強するなら、シチリアは絶対にはずせないね。
当時、南伊とシチリアのギリシア植民市は「マグナ・グラエキア」と
呼ばれていて、今でも神殿・劇場・彫刻が残っている。

>>7
サレルノ公爵領がサラセン人に攻撃されたとき、たまたまイェルサレムへ
巡礼に行って故郷に帰る途中だったノルマン人が救援を申し出たのです。
彼らの奇襲に驚いたサラセン人は包囲を解いて引き揚げていきました。
喜んだサレルノ公爵が褒賞は何がいいかと尋ねると、
「われわれは信仰のために戦ったまでです」
と答えたので、
「ではここに私の護衛兵として留まってください」と言ったとか。
彼らはいったんノルマンディーに帰ったものの、豊かな南国の話を聞いて
同胞たちが続々とイタリアにやってきました。

かのサッフォーも少女時代はシチリアで過ごしている。
少女愛に関してなにか得るものがあったらしい。
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　　　(*ﾟーﾟ) 　＜　シチリア文化とマルタの遺跡群の関係を教えてください　ﾓｼｶｼﾃ ｶﾝｹｲﾅｲｶﾓ...
　　　/　 つつ　 ＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
　〜（＿_ﾉ

ロベール・ギスカールは「テロール・ムンディ」
(世を戦慄させるもの)とも呼ばれた。
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あースパゲッティーくいてー。

マフィアの銃撃戦になる場所はなんで必ずパスタ屋なんでせうか？
しかも、テーブルクロスが必ず赤のチェックなのは気のせい？？

シュタウフェンのシチリア王、フェデリーコ二世は「スチュポール・ムンディ」
(世界の驚異)とも呼ばれた。
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ずれてる。
しゃあないんで、第六回十字軍に逝ってきます

マイオまんせー。

ロベール・ギスカールは教皇ニコラウス２世から「神と聖ペテロの恩寵に
よるアプリアおよびカラブリア公爵、ならびに未来のシチリア支配者」
という称号を与えられた。
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>>53
なにか政治的抗争に巻き込まれて、一時シチリアに亡命したらしいですね。
もともとはミュティレネの出身ですが。

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初代シチリア王ロゲリウス２世の母のアデラシアはイェルサレム王国に嫁いでいったと
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ｳﾜｧｧｧｧｧｧﾝ!!! ヽ(`Д´)ﾉ ﾏﾁｶﾞｴｽｷﾞ

>>62
イェルサレムって、十字軍が建てたやつですか？

>>64
そうです。イェルサレム王国の国王ボードワンが、アデラシアに
結婚を申し込んだので、山のような持参金を持って嫁いでいきました。
ところがボードワンにはすでに妻がいて、いったんは離婚したのですが、
アデラシアのもたらした富によって国家財政が回復すると、前妻と
よりをもどし、ローマ教皇もこれを承認しました。
アデラシアは後悔しながらシチリアにもどっていきましたとさ。

でしょ。十字軍王国。

アデラシアかわいそうだ・・・
ロゲリウス２世が幼少の頃には母が政治を行ってたんだよね？
アデラシアと優秀な家臣がいなければシチリア王国の繁栄もなかっただろうに

>>67
ロゲリウス２世がシチリア国王になるに当たって、ローマ教皇の座を
イノセント２世とアナクレトゥス２世が争っていたのが幸いしました。
立場の弱かったアナクレトゥスがとった策が、ノルマン人を味方に
つけるためにロゲリウスの戴冠を行い、王位につかせることだったのです。

>>68
じゃあアナクレトゥスも、ノルマン人の力がなければローマ教皇の座にはつけなかったという事ですか？

>>69
実は、イノセント対アナクレトゥスの教皇位をめぐる争いで、
イノセントのほうが勝利を収めました。
イノセントは、ロゲリウス２世が対立教皇アナクレトゥスの手で
戴冠されたことが許せなかった上、教皇領の南に強力な統一国家
が出現することは教皇庁の利害にも反することだったので、
シチリア王に破門宣告を下しました。
さらにドイツ皇帝ロタールと、ロゲリウスの義兄弟であるアヴェリノ伯
ライヌルフを味方に引き入れます。
教皇と皇帝はともにライヌルフをアプリア公爵に任じ、これにたいし
ロゲリウスは皇帝がライヌルフのために獲得した街や城を奪回します。
この戦いでライヌルフは死亡。
そしてロゲリウスの同名の息子が、教皇イノセント２世を捕らえ、
教皇はシチリア王に対する破門宣告を取り消し、王位を承認して、やっと
釈放されます。

ほうほう
いや、勉強になります

今日本屋で、講談社文庫の中世シチリア王国（高山博著）という本を見かけておっっ！と思ったのですが、この本はいかがなものでしょうか？
あまりこっち方面は詳しくないものですから、どのような本が良いかも分からないありさまですので是非知っていらっしゃる方がいらっしゃいましたら教えていただきたい

>>71
それよりも同じ著者の、『神秘の中世王国』(東京大学出版会)
のほうがいいと思います。

そうですか
では今度読んでみる事にします
この時期（１０世紀からの）シチリアはまさに激動の時代という感じがします
まだ良く知らないのですが、おもしろそうだと感じますなぁ（ｗ

>>71
そりゃ講談社文庫じゃなくて現代新書だよ。
著者の高山博氏は日本でのこの分野の第一人者。
ttp://www.tt.rim.or.jp/~tkymh/

「ハードアカデミズムの時代」は名著との噂。

シチリアでは９世紀からアラビア起源のタリ金貨が使われていたけど、
フリードリヒ２世はチュニジアに勝利を収めた後、アウグスターリス
と呼ばれる新しい金貨を発行した。
片側に鷲の紋章、反対側に月桂冠をいただいた皇帝の肖像が刻印されている。

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>>72
もっと本格的なやつで『中世地中海世界とシチリア王国』
（東大出版会）というのもあるよ。

神聖ローマ帝国（この呼び方が良いのかは分からないけど）は、シチリアには手をださなかったの？

>>78
フリードリヒ２世の父親のハインリヒ６世はシチリアに攻め込んで、
歴代国王の墓を暴き、財宝を探し回りました。
このときは１６０頭の馬が金銀財宝を満載したそうです。
シチリアの王族はアルプスの城砦内に分散して幽閉され、少しでも
反乱の噂があると殺害、あるいは不具にされました。
コンスタンティアは祖国の悲惨に心を痛めましたが、何もできなかった
ようです。

もう８０だぞ！ハインリヒ６世もひどい事するね
ていうかこの時代もまだドイツはイタリアに興味を持ってたってしらなかったよ＿＿　 ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
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>>80
ドイツ人はいつの時代もイタリア大好きだからねぇ。
今でも夏のヴァカンスシーズンになるとアルプス越えて大挙してやってくる。

エジプト王メルエンプタハが「海の民」について記録を残しているけど、
そのなかの「シェクレシュ人」はシチリア出身の人々のことらしいね。

シチリアって昔は豊かだったみたいだけど、最近みたいに貧乏になるのはいつ頃から？

>>83
やっぱり大航海時代以後、地中海貿易がヨーロッパで重要じゃ
なくなったからじゃないかな。

>>83
スペイン時代が悲惨だった模様。南米の植民地のようにあしらわれていたそうだ。

シチリア移民のラッキー・ルチアーノは、第二次世界大戦で
シチリアの大ボス、カロージェロ・ヴィッツィーニと連絡を取り
米軍のシチリア上陸作戦を支援した。
またヴィッツィーニはイタリア各地のマフィアと連携を取り
イタリア軍の動きをスパイし、米軍に通報した。
この結果、米軍のパットン将軍は怒涛の進撃でパレルモに到達できた。
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>>83
ttp://plaza17.mbn.or.jp/~sicilian/history/history.html
シチリアは目の前の敵（フランス人）を追い払うために”さらにひどい敵”
を招じいれてしまった。今までシチリアの統治者が採っていた寛容の政策を
アラゴン王国（１４７９年からはアラゴンとカスティリアが併合して
イスパニア王国となる）はやめてしまい、その支配は４４０年も続いた。
　スペインにとってシチリアはオスマン・トルコ帝国からキリスト教国を
守るための防波堤に過ぎなかった。総督たちは人民のことを考えるよりは、
後世に自分の名を残すべく道路や広場の建設に精を出した。
　シチリアに悪名高い異端審問所が置かれたのは１４８７年、
クリストファー・コロンブス（クリストフォロ・コロンボ）がアメリカ大陸
発見した時の”カトリック王”フェルナンド２世とイサベラ女王の時代。
　他のヨーロッパではプロテスタンティズムと宗教改革の最盛期にあたる時代、
シチリアはスペインの悪政によって窒息していたのだ。
　それ以外にも飢饉、暴動、山賊、疫病が続いたが、エトナ山も噴火した。
１６６９、１６８２、１６８８、１６８９年。とどめに１６９３年、
島の東海岸全域、周辺の島々、リパリ島にまで及んだ大地震のおまけ付き。
カタニア、ノートなど２３都市が完全に破壊され、シラクーサなど１９都市が
大きな被害を受けた。その後、地震で破壊された重要都市はバロック様式の
建築物で再建されることになる。

>>24
ttp://plaza17.mbn.or.jp/~sicilian/history/mafia.html

●９世紀に島を支配していたアラブの言語を起源とする説
隠れ家に使っていた石切り場を意味するマーハ maha からという説、はったり屋を意味する
マヒアス mahias 、アラブの一部族マ・アフィル Maafir 、「健康、力」などを意味する mu と「保護」を意味する fia の合成語、
などの諸説がある。小学館の「伊和中辞典」ではおそらくと付いているが「はったり屋」説を採用している。
●その他の語源説
トスカーナ方言で「貧困」を意味するマッフィア maffia だという説もある。
もっと通俗的なところではシチリアの晩鐘事件（１２８２年）の時に、暴動で娘を殺された母親が「マ・フィア（私の娘）」と泣き叫んだからというのがある。しかしこれフランス語？
●嘘としか思えない頭字語（頭文字を複数つなぎ合わせた言葉）説。
シチリアの晩鐘事件で怒った民衆が発した合言葉「フランス人に死を！それがイタリアの望みだ(Morte Ai Francesi, Italia Anela)」
の頭文字を取ったという説。面白いが、しかし”シチリアの”ならともかく、たくさんの都市国家から成っていたイタリア
（統一されたのは１８６０年）に果たして”イタリア”意識があったろうか？
（今だって郷土意識が強いのに）
お次は飛んでリソルジメント時期。
「マッツィーニは泥棒、放火犯、毒殺犯を正当化する（Mazzini Autorizza Furti incendi Avvelenamenti）」
マッツィーニはジュセッペ・マッツィーニのこと、イタリア統一に貢献した政治家。けしてマフィアのドンではない。
「暗殺、金儲け主義、えこひいき、闇取り引き、不法利得（Mazzetta Affarismo Favoritismo Intrallazzo Arricchimento）」
・・・コメントなし。

メッシナ海峡大橋完成はまだなのか？
ギコ殿

「国家を離れてはいかなる個人も、グループも、政党も、組合も、経済連盟も社会的階級も
存在しないのだ。」ってなこと言ってて吊るされた。マンマ・ミーア！

黒魔術師アレースター・クロウリーは一時期シチリアで
カルト教団経営していて、ムッソリーニに追い出された。

>>8ミラノなど都会でも、出稼ぎしているシチリア人はすぐわかります。背が低くて色が浅黒い。

http://www.strettodimessina.it/pag1_e.htm

>>92
シチリア人でも貴族とか上流階級の人は、それほどでもないと
ききましたけど。

>>79
ドイツがイタリアに来てたって事はフランスももちろん来てた？

というか、シュタウフェンの前のオートヴィル
って、北フランスから来たんじゃなかったっけ？

>>96
フランス系ノルマン人。
シュタウフェン朝の後はフランスのアンジュー家の支配下に入る。

ロゲリウスもフランス系ノルマン人になるの？

ノルマン人の活動を表した歴史地図などで、ノルマン人がジブラルタル海峡
から海路でシチリア島に来たかのような矢印のついた図をよく見るけど、
彼らは最初、シチリア島には傭兵としてやってきてるから、ノルマンディー
からイタリアまでは陸路で来たんじゃないのか？

>>99
59の書き込みを見れば分かりますが、最初の人たちは陸路で来て、いったん
母国へ帰ってしまいました。
そしてシチリアのうわさを伝え聞いた人たちは海路でやってきたのです。
ノルマン人はサレルノ、カプア、ベネヴェントなどのランゴバルド諸侯に
傭兵として雇われたので、海路のほうがスムーズに来れたのではないかと
思います。

>>98
ロゲリウスは確か二人いましたよね？
ロベール・ギスカールの弟と、その息子。

ロゲリウス一世と二世ですよね？
シチリア王国を築いたのが一世で、初代の王が二世だったとおもう
この人たちもその他同様ノルマンディーのオートヴィル・ラ・ギシャール村出身
オートヴィル家ってすごいなぁ

http://plaza17.mbn.or.jp/~sicilian/history/history.html

>>103
サンキュー（ｗ

>>102
ギヨーム(グリエルモ)も二人いたな。
ギヨーム１世悪王、ギヨーム２世善王。
１世のほうは政治を宰相に任せきりにしたことと、イスラム趣味のせいで
悪評をこうむったらしい。

シチリアでの強弱
シクリ＜フェニキア＝ギリシア＜ローマ＜アラブ＜ノルマン＜ドイツ＜フランス＜スペイン＜ガリバルディ≦ムッソリーニ＜現イタリア政府＜マフィア

シチリアンマフィアはムソリーニに弱い
ムソリーニはアメリカに弱い
アメリカはシチリアンマフィアに弱い

シチリアにあるカプチン会修道院て、ミイラとか飾ってあるんだよね。
日本人とヨーロッパ人の感覚の差を感じるなあ・・・

シチリアンマフィアってそんなに凄いんですか？

コルネオーネ・ファミリー

すごいっていうか、もうね、島内一すごい

なぜシチリアがマフィアの本場なのか？

>>112
もともとお上が頼りにならないので（と言うか搾取するだけ）、自警団みたいな
感じでできてきたとか聞いたけど。

>>113
詳しくキボン

>>113
なんかスペインの統治を受けた国って、近代になってから全部
ダメになっているような気がするけど、これって単なる偶然？

>>114
シチリアの支配者って、古代からずっと外国から来た勢力だったんだよね。
フランスのアンジュー家にしろ、スペインのアラゴン家にしろ、
自分たちの私腹を肥やすことばっかり考えてて、シチリアの民衆のこと
なんか考えてなかった。
(当然、司法も頼りにならない)

要するに警察が頼りにならないので、ヤクザにショバ代払ってチンピラやＤＱＮ
を追っ払ってもらっていたようなものみたい。詳しく知らないのでスマソ。

後、シチリアにはマフィアみたいな組織がもうひとつあったけど、そちらは中央
集権的だったので、ムッソリーニに簡単につぶされたらしい。
マフィアは小さな組織に分裂していたので、しぶとく生き残ったとか。

今でも「マグナ・グレキア」と呼ばれるシチリア島。

果物そっくりにﾂｸﾀお菓子が有名だね？

>>119
マルトラーナ・ディ・パスタ・レアーレのことですか？

フリードリヒ２世について、興味あるんですけど、伝記本とかはありますか？

>>120
マジパンだね。なんか味が日本の土産物まんじゅうそっくり。

フリードリヒの息子のマンフレディは無能だったの？
彼の代でホーエンシュタウフェン王朝は終わっちゃうんだけど。

>>123
俺はモンタネッリの訳本しか読んでないのですが、、、、
結構カッコイイ感じはしましたね。シャルルの大軍に突っ込んでって華々しく戦死。
能力はどうだったんでしょうね。

>>124
マンフレディの場合、教皇によって破門されている分不利だったかもね。
ちなみにホーエンシュタウフェン家最後の王侯であるシュヴァーベンの
コンラディンも、シャルルのナポリ王国を皇帝派として征服しようとして
敗北、ナポリで絞首刑に。

>>121
日本語になってないけど、有名なのには
カントロヴィッチの『皇帝フリードリヒ２世』
Kaiser Friedrich der Zweite
アブラフィアの『フリードリヒ２世　中世の皇帝』
Frederick the Second A Medieval Emperor
が有名らしいです。
日本語では、山川のドイツ史３巻本の１冊目に、
けっこう詳しく書かれています。

フリードリヒ(フェデリーコ)２世は、文学史上ではシチリア派(イタリア文学
史上最初の俗語詩の流派)のメンバーを多数宮廷に抱えていたことで有名。

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シチリアってもともとはどんな人たちが住んでいたんですか？

シチリアのエトナ火山だけど、この山は歴史上何回も噴火していて、
特に被害がひどかったのが、１６６９年の大噴火。
麓のニコロシ村が一瞬にして壊滅し、一万人もの死者が出ました。

世界遺産にでてるよ！！！

第三次十字軍の集合地でしたっけ。

>>131
そうだよ。
フィリップ2世とリチャード1世は1190年に同時に出発してシチリア島で落ち合って
冬の間は一緒にいたけど、その後は別行動を取った
で、アッコンで合流してアッコン攻城戦に加わった
ちなみにアッコンはイェルサレムの北のほうにあるシリアの港市で
イェルサレム王国の事実上の首都。まぁ十字軍の最後の拠点となった町で
第1回十字軍が占領したがサラディンが奪い返して仏王と英王が再び占領した。
でもアッコンが陥落すると、フィリップ2世は病気って言って帰っちゃったんだよ

ちなみにシチリア王国って中世ヨーロッパにおいて、けっこう重要な役割を果たしてると
思うんだけどねぇ。イスラムやビザンツが受け継いでいたギリシャやローマの遺産？とでも
いうものをヨーロッパが受け継ぐきっかけにもなったし、色んな文化が混ざり合った
ところなのに、高校生なんかに教える教科書での扱いはひどいもんだよな。
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