<<陳舜臣について>>

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1世界@名無史さん
俺の中では大先生
2世界@名無史さん:02/04/09 02:16
とりあえず阿片戦争最高とだけいっておこう
3世界@名無史さん:02/04/09 02:44
十八史略最高
4世界@名無史さん:02/04/09 02:55
太平天国を読んでいる途中ですが・・・



太平天国最高
5世界@名無史さん:02/04/09 04:20
秘本・三国志でしょ。
6世界@名無史さん:02/04/09 04:46
著作リスト書き込もうと思ったが、あまりにも多いので断念。
下行って確認してくれ。
http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Gaien/2999/work.html

ともあれ、琉球の風最高。
7世界@名無史さん:02/04/09 04:53
うーん。面白い話も多いんだけど、
終わり方がどうもすっきりしてない小説もあるよ。
8世界@名無史さん:02/04/09 05:04
『インド三国志』なにげによかたーよ。
9世界@名無史さん:02/04/09 06:31
嫌いではないが、ちょっと八百長解釈が多過ぎで萎え。
10世界@名無史さん:02/04/09 07:50
まあでも中国史の入門にはちょうどいいんじゃない?
漏れも中国5千年と小説十八史略をよんで中国に興味をもったからね
田中芳樹からはいるよりはるかに健全だろ
11世界@名無史さん:02/04/09 08:55
まぁ、『耶律楚材』は今イチだったけどねー。
最新作は何?
12世界@名無史さん:02/04/09 10:12
そろそろ日本軍ものをあつかってもらいたい。
南京大虐殺を扱って南京市民の苦しみを後生に残してほしいよね。
13世界@名無史さん:02/04/09 10:17
「中国の歴史」読破
面白かったけど疲れたよ
14世界@名無史さん:02/04/09 10:25
そろそろ共産党ものをあつかってもらいたい。
文化大革命を扱って中国人民の苦しみを後世に残してほしいよね。
15世界@名無史さん:02/04/09 11:46
>>11
『桃源郷』だった筈。
カラ・キタイの耶律大石と、マニ教と
イスラームと、宋江のハナシ。
なんだそりゃ?
16世界@名無史さん:02/04/09 12:06
>>12
そんなトンデモ説を題材にしたら作家生命が絶たれるだろう。
17世界@名無史さん:02/04/09 15:35
推理物はあんまり面白くないよね。
18世界@名無史さん:02/04/09 16:31
短編が(・∀・)イイ
19世界@名無史さん:02/04/09 17:01
>>18
私もそう思う。長編作家としては、ちょっと構成甘いね。
でも短編は好き。「胡蝶の陣」とか(・∀・)イイ

>>10
禿同。
私が心配なのは、陳舜臣没後、田中がその後釜に座る可能性があるということ。
中国史を中心に書く作家はそれほど多くないし、
出版社も「中国史小説の第一人者」とかキャッチコピーつけてるだろ。
後の若い人が、田中で中国史を知るようになったら、ちょっと危険じゃないか?

まあ、これが杞憂であることを望むよ。田中糾弾スレではないのでsage。
20世界@名無史さん:02/04/09 17:27
随分昔にNHKの特集でシルクロードの解説みたいな番組やってたよね。
実際に中国の西域のほうにいって色々史跡を解説する番組。
あれってどう?面白い?
21世界@名無史さん:02/04/09 18:24
妙な思想的なベクトルがあまりかかってないので入門には最高だとおもう
小説十八史略を読んだのがなつかしい
文庫で読んだけど6巻読むころには1巻の内容忘れてたな
あと人物の読み方がわからなくなって少しもどって読み返してたな
なつかスィ
22世界@名無史さん:02/04/09 19:04
中国五千年はよかったけど十八史略のほうはどうだろう?
昔の作品のほうがより客観的だったような・・・。
23世界@名無史さん:02/04/09 19:19
十八史略は「小説」だからだろう。。。
24世界@名無史さん:02/04/09 19:42
>>22
『小説十八史略』(毎日新聞社 1977-78/講談社文庫)
『中国五千年』(平凡社 1983/講談社文庫 1989)

小説十八史略の方が昔の作品だよ。
まあ、中国五千年の方がさくっと読めるから、入門書にはこっちがいいかもな。
十八史略は宋までだし。
2522:02/04/09 19:51
23,24
うわ、俺ハズ!教えてくれてアンガトー。
26世界@名無史さん:02/04/09 21:05
個人的には好きな作家だ。
他の方も言われてるが短編が良い。

文化的な側面に造詣が深い(ように思える)ので
殺伐とした歴史小説とは味付けが違ってて面白い。

ご本人は女性を書くのは苦手と書かれていたようだが
女性的な感性で書かれた小説が多いように感じる。(特に短編)
27世界@名無史さん:02/04/09 22:03
この人って中国人なの?
28世界@名無史さん:02/04/09 22:23
たしか、台湾生まれなんだけど、日本の台湾侵攻で強引に日本人にされちゃって・・・
でも今、中国籍なのかなぁ?
おれもわからない・・・
29世界@名無史さん:02/04/09 22:30
高砂族出身なの?単なる華僑?
30世界@名無史さん:02/04/09 22:33
>>27-28
たしかお祖父さんが貿易の都合で神戸に引っ越してきたんだと思うよ。
神戸生まれの神戸育ちだと思った。

手持ちの本には終戦で国籍が台湾になったから学校職員を辞めたと書いてある。
31世界@名無史さん:02/04/09 22:35
>>29
一族の墓に潁川陳氏と刻んであるらしいので華僑
32世界@名無史さん:02/04/09 22:38
なんとなくだけど、相当の金持ちの家の生まれじゃないかな?
エッセイを読んでて感じたんだけど。
33世界@名無史さん:02/04/09 23:18
>>28
台湾産まれは安能務じゃなかったかね?
物故したときにそんな報道がなされていたような気がしたのだが。
34世界@名無史さん:02/04/10 00:19
神戸ネタが多いよね
35世界@名無史さん:02/04/10 01:28
いやー、入門編にいいかなあ?
どうも押さえるべきを押さえず、変な独自解釈の飛び石で
ストーリーをつなげてる印象が強くてどうも。
上でも誰か書いてあった通りすぐ八百長戦争・出来レースで解釈しちゃうのはどうか。
良く出てくるオリジナルキャラの女も、史実にいないのに重要度高すぎてウザい。
諸葛孔明・曹操・秘本三国志・耶律楚材・チンギスハーンの一族、みんなそう。
人間描写もちゃちい。なんかみんなマターリしてて、絵本みたい。
行動してる人間の生き様を描いてる感じがしない。
登場人物がみんな同じ人みたい。みんな傍観者的。人間が描けてない。
別に田中芳樹をかばうわけじゃないが、まだ田中氏の小説の方が
生き生きとキャラを描けてると思う。
(思想的な方よりは俺もウンザリなのでかばう気はないしどうでもいいが)
この人の小説がこんなに評価高いのって、権威主義じゃないかな?って思うんだけど。

ってなわけで個人的にはあんまり好きではないんだが、上に書いたうちのいくつかは
人によって長所と見えるのでしょう。殺伐としてなくてイイ、と書いてる方いますし。
僕としても、文化史的な見方になってるところとかは
入門編としてはともかく「こういうのもアリかな」って意味では面白いです。
どれ読んでも同じじゃつまらないですからね。




3635:02/04/10 01:38
追加。もしかしたら俺がつまらないのばっかり読んでるのかも知れない。
「小説一八史略」は面白かった。
(そのせいでこんなに読みつづけてる(笑)。がっかりし通し。)
「中国五千年」って面白いのかな。読んでみます。

長編構成甘い>
同感。なるほど、そのせいで盛り上がらないのかな。
なにがテーマか、何を軸に描きたいのかが見えないんですよ。ただマターリとしてる。
「…で?」って読後感が多い。通史としては変なはしょり方をするし、
書いてあるエピソードもそれが全体においてどういう役割を担うのかがわからない。
ただ思いつきで書いただけちゃうんかと。

短篇は面白いのかな。読んだら印象変わるのかも。
37世界@名無史さん:02/04/10 01:47
>>32
神戸で貿易っつーとかなりの金持ちってイメージはある。
38世界@名無史さん :02/04/10 01:57
>>35
そのマターリがいいっていう人も多し。枯淡な文体ってやつですか。
まあ、たしかにオリジナルキャラはよく出すよね。
っていうか、陳舜臣は架空の人物に視点を仮託して、
そこから「この史実の有名人はどんな人間だったんだ?」と探る手法が好きなんだと思う。
で、私なんかはそのやり方が大好きなので、連維材萌え〜だったりする(w

>権威主義
それはある。間違いなくある。っても、他に書く作家さんがいないからねえ。
比較対照がいないと評価しづらいってのもあるじゃない。
だからこの人が高く持ち上げられちゃうってのはしょうがないと思う。

「阿片戦争」「太平天国」「江は流れず」の近代三部作は呼んだ?
典型的な陳舜臣の作品で、架空の主人公と史実の有名人を絡ませてるんだけど、すごくいいよ。
長編だから、やっぱちょっとだれるけどね。時間があったら読んでみて。
3935:02/04/10 02:31
>>38
どもです。批判的なカキコなのに丁寧なレスありがとうです。

>っていうか、陳舜臣は架空の人物に視点を仮託して、
>そこから「この史実の有名人はどんな人間だったんだ?」と探る手法が好きなんだと思う。

そうですね。僕は行動している人間の生き様が好きだから、その傍観者的な感じが
ちょっと肌にあわないのかも知れない。
その傍観者の主人公、という眼から、他人としてからしかその人物に迫れないから
少し膜がかかったような感じになっている。
しかも、曹操にしてもチンギスにしても、残虐な所、計り知れない感情のほとばしりとか
あるはずなんですが、その誰もが陳氏の分身たる主人公には不自然に「優し」く、
主人公がその英雄にとって特別な存在になっちゃってたりするんですよ。
そこがちょっと都合が良く、そのせいでみんないい人に見えて薄っぺらく、
「その時代の人の眼からその英雄に迫る」と言う役割は果たしきれてないと思う。

>他に書く作家さんがいないからねえ。

そうですね。人の書かない時代に出会えると言う意味で得難い人ですね。
小説一八史略が楽しめたのもそのへんかな。
知っているところと知っているところの間が繋がっていくのが気持ち良かった(^^;)
なるほど、そういう意味で入門編か。
「阿片戦争」「太平天国」「江は流れず」読んでみますわ。
40世界@名無史さん:02/04/10 02:52
>>31に潁川陳氏とあるが、「九品官人法」の陳群の末裔ってことか?
4138:02/04/10 03:45
いえいえ、的を得た正しい批判だと思いますよ。
それに私も陳舜臣作品で嫌いな作品たくさんあります。
例えば上に書いた近代三部作では「江は流れず」なんかはダメです。固くて(w
ま、作品が多いから、当たり外れがあるのはしょうがないんですけど。

>曹操
こりゃしょうがないです。陳舜臣は自他ともに認める曹操ファンですからね。
幼い頃から京劇などで植え付けられてきた曹操=悪役のレッテルが昔から不満で、
それをひっくり返したくて「秘本―」を書いたと自分でいってますからね。
さらに「中国傑物伝」というマイナーな人物(あくまで一般レベルで)を扱った本にもわざわざ曹操を書いてますし。
ちょっと冷静さを失って美化しちゃうのは仕方ないでしょうね。

>主人公がその英雄にとって特別な存在になっちゃってたりするんですよ
他の多くの作家もやってることですから、勘弁してください・・・ってのはだめ?
マジレスすれば、英雄に近寄らなくてはその実態を把握できない。
その結果、どうしても特別な存在にならなければ「肉声」がつかめないと思ってるんじゃないですかね。
私自身は>>39さん同様、必ずしもこのやり方が正しいとは思ってません。
でも上述の通りこの手法も嫌いじゃないです(W

あと、はっきり言って、この人戦争(武人)を書くのが下手だと思います。
だから、どうしても派手さに欠けた文章になってしまう。
反面、林則徐なんかの知識人は結構うまいと思うのですけどね。
陳舜臣自身、自分を中国知識人の系譜を継ぐものと思って書いてるんじゃないのかなあ。

>僕は行動している人間の生き様が好きだから
えっと、それなら「中国任侠伝」はどうでしょうか。
始皇帝暗殺の荊軻とか「義侠」に生きた人たちの本です。史記が元ネタかな。
実は私が陳舜臣作品の中で一番好きなのはこの本です。
なんといえばいいか・・・「カッコイイ」人たちがいっぱいなんですよ(うーん、伝わらないかな)
ともあれ、上の近代三部作を抜きにしてもこれは読んでほしいですね。
たった一冊と短いですし、アンソロジー形式なのでさくっと読めますよ、ぜひどうぞ。
42大下等:02/04/10 08:10
陳舜臣は朝鮮系ニダ!ウリナラの名将、偉大なる李舜臣提督の名前をパクったニダ!

ところでチョパーリは謝罪と賠償すべきニダ!
43世界@名無史さん :02/04/10 10:52
エッセイはどう?
『録外録』とか、読みやすくていいと思うんだけど。
あと、うちの母(英文学科卒)の解釈だと、
陳舜臣の作品はどれも、「国がなくても人は生きていける」という
テーマが一貫してあるそうなんだが。
44世界@名無史さん:02/04/10 11:41
上でも言われてるけどこの人の短編は良いよね。
「任侠伝」とか「胡蝶の陣」「五台山清涼寺」とか
「景徳鎮からの贈り物」「中国畸人伝」「熱砂とまぼろし」ハズレたことがない
>>35が「十八史略」と他の長編の印象の違いを感じるのも
十八〜が長編というより短編の集合体だからだろう。

漏れは宮城谷にアレルギーがあるからこの人の存在は貴重だよ。
45世界@名無史さん:02/04/10 21:33
「景徳鎮〜」は感動したねぇ・・・。
今でも好きです。
4635:02/04/10 23:11
>陳舜臣の作品はどれも、「国がなくても人は生きていける」という
>テーマが一貫してあるそうなんだが。

マクロな意味で、全作品としてのテーマは確かにそれは僕も感じます。
ただ、ここで僕が言ったテーマってそういう意味じゃなくて、
もっと、ミクロな意味での、その小説としての主題、と言う意味です。
その小説その小説の主題というものを、念頭において書かれてない…と思うのですよ。
例えばわかりやすい例で言うと
井上靖の「蒼き狼」だったらチンギスの生涯を描くのに、まさに
「蒼き狼の末裔」という主題で一貫されてるのがわかる。
司馬遼太郎の「燃えよ剣」にしても「項羽と劉邦」にしても「関ヶ原」にしても、
その作品で何が描きたかったのか(作品の主題・テーマ)が良くわかるんですよ。
対して陳舜臣の小説は、ただのエピソードの列挙、
しかもその人物を顕わすのにかならずしも重要じゃないエピソードの列挙で
その作品において何を著したかったのかわからない。その人物、その時代である必然性を感じない。
固有名詞を入れ替えたら、どの作品・どの人物も同じに見えてしまう。
「知識人」としては凄いと思うけど、人間描写といい小説としての構成力といい
「小説家」としての力量は「?」と思います。申し訳ないけど。

ただ、上のは僕が読んだものに関してだけの感想。
どうも皆さんのカキコ見ると、僕の読んだものは
陳さんの真価をあらわしてないものばかりのようです。
短篇がいいようですねえ。

>>35が「十八史略」と他の長編の印象の違いを感じるのも
十八〜が長編というより短編の集合体だからだろう。

と言うのはなるほどと思いました。
あと、

>はっきり言って、この人戦争(武人)を書くのが下手だと思います。
>反面、林則徐なんかの知識人は結構うまいと思うのですけどね。

と言うのもそうかもしれません。
38さんや44さんの挙げてくださった作品からもう一度入っていこうかなと
思いはじめました。

作品数多いですからねえ。
司馬遼太郎だって傑作も多いけどつまんないのもありますし、
一部の作品読んで判断しちゃうのはもったいないのかも。

とりあえずお奨めの「中国任侠伝」あたりから手をつけていきたいと思います。
(「阿片戦争」は前から読みたかったんだけど、案外見当たらないんだよなあ(笑))
47世界@名無史さん:02/04/10 23:56
そういや司馬と陳は同じ大学で、親しい友人だったにゃあ。
48世界@名無史さん:02/04/11 00:33
>>44
>漏れは宮城谷にアレルギーがあるからこの人の存在は貴重だよ。

宮城谷さんの方は、どちらかといえば夢枕獏の「陰陽師シリーズ」や
酒見賢一の「陋巷に在り」に近いですね。

現実の世界を描くというよりも白川静博士の「字統」をベースに
古典の誇大や儒教的価値観の雰囲気をそのまま現代語訳にした感じ。
現実の世界(古代中国)ではなくそういう設定のフィクションの世界
を舞台にした小説。
#けなしているわけではなく、斬新で面白い方法だと思う <-一生食えるくらいの金脈

一方陳舜臣さんの方は正統派ですね。
49世界@名無史さん:02/04/11 00:51
>44&48
禿同
50世界@名無史さん:02/04/11 01:07
みんなには評判の悪い耶律楚材だけど僕は好きだなー
耶律楚材を作者にダブらせているのは僕だけ?
青雲の軸を読んだ後だったからかもしれないけど、
他の国で働いて、そして自分のアイデンティティーを
どこにもつかを悩むところなんかは非常にすきなんだけど
そうして悩んだ結果の答えも好き
この人異国で働いているせいか、ほかの国にいった人のことを
書いてあるのがある、空海や阿倍仲麻呂とか。
漢の匈奴に和平のために送られた皇族のことも
他国に住んでいる中国人の目で書いているね
51世界@名無史さん:02/04/11 01:28
>>50 俺も耶律楚材は好きだな。兄二人に「私も筋を通したいと思います。」の場面とか好き。
   ささやかながら人間と時勢との機微をうまく表現していると思う。
   楚材はかなりメジャーな人物なのに陳舜臣さんぐらいしか主体として書いてくれてないし。
52世界@名無史さん :02/04/12 01:23
ちょっと話変わるけど、陳舜臣以外の中国小説作家ってどんなのいるかな?
宮城谷、田中、塚本青史、森福都、井上祐美子、狩野あざみぐらいか?
あ、亡くなった人だと海音寺潮五郎なんかも書いてたっけ。
これ以外の作家の情報キボーン。
53世界@名無史さん:02/04/12 01:38
伴野朗や安能務はどうですかね?
伴野朗は短編物がPHP文庫から何冊か出てたかな?
安能務は春秋戦国志が面白かったですよ。
上・中・下とあり春秋戦国時代の入門書に最適ではないかと思います。
54世界@名無史さん:02/04/12 01:39
酒見賢一・芝豪・井上靖・吉川英治(笑)…
司馬遼太郎も項羽と劉邦をはじめとしてちょこちょこっと。
55世界@名無史さん:02/04/12 02:10
一応、駒田信二も入れといていいだろ。
5652:02/04/12 02:12
>>53>>54
うわー、スマソ!
えらいメジャーな人たち忘れてたよYO!
漏れも吉川栄治で中国史ハマったのに・・・補足サンクス!

>>53
それはともかく、安能務は入門用に最適でしょうか?
あの人の作品は断定口調が多いから、
あれから入るとそれ以外の見方できなくなっちゃうように思うんですけど。
57世界@名無史さん:02/04/12 02:52
あと金庸の中国武侠小説もずいぶん出てるよね、今。
5853:02/04/12 12:39
>それはともかく、安能務は入門用に最適でしょうか?
あの人の作品は断定口調が多いから、
あれから入るとそれ以外の見方できなくなっちゃうように思うんですけど。

長い春秋戦国時代を大まかに理解するにはいいとおもったんですけどねえ。
まあ、今は本屋に行くと春秋戦国関連の本が結構あるので興味をもち好きに
なって読んでいくうちにちゃんと自分の考えがもてるんじゃないかな。
59世界@名無史さん:02/04/12 14:51
安能務は入門用には向かない。
法家びいきと儒家への偏見が強すぎるヨ。。
60世界@名無史さん:02/04/13 00:24
もしかして禁断の問いかもしれんが…
陳舜臣の文章って格調あると思う?
(いや、なきゃいけないわけじゃないんだが…)
61世界@名無史さん:02/04/13 00:30
読みやすいから(・∀・)イイ
62世界@名無史さん:02/04/13 11:15
>>26
>女性的な感性で書かれた小説が多いように感じる。

禿同
男性的な人には向かないんじゃないか
63世界@名無史さん:02/04/13 11:26
>>60
格調なんて飾り物です
偉い人にはそれがわからんのです
64世界@名無史さん:02/04/13 12:19
>>52
ラノベ系もOKなら真樹操、藤水名子あたりも追加できると思われ。

>>57
ところで、古龍は問題外ですか?
65世界@名無史さん:02/04/13 12:38
>>52>>53>>54
いちおう挙げるが、中島 敦、藤 美名子、安西篤子、津本 陽というのも
ありかも。
(津本 陽は自分の知っている限りでは、「秦の始皇帝」を書いてる)

批判的意見はそこそこに控えたいが、伴野 朗などに見られる安易な外来語の
使用は、読んでいて一気に興ざめする。
歴史・時代小説において会話文ではないにしろ、”チャンス”だの
”タイミング”だのといった単語を使用する神経に、甚だ疑問…。
余計かもしれないが、田中芳樹を他の作家連と同列には、とてもできない。

手前勝手な意見が多くてもうしわけない。
66世界@名無史さん:02/04/13 12:59
作家のランク付けはどうかと思うぞ。
田中批判は気持ちは分からんでもないが
じゃあ他の作家が格調高いかって言うとソウデモナイヨ。

稚拙な文章の人もいるし、勝手な決め付けの人も多いし。
田中は読む人が多いから(つまりエンタメとしてある程度面白いから)
叩かれ方もでかいだけで、
他だってそう変わらん変わらん(笑)。
67世界@名無史さん:02/04/13 20:37
逆に、普段書かない人が書くことを妄想すると面白いかも。
陳舜臣の書くローマ史とか、
塩野七生の書く中国人の物語とか。
68涯山に滅ぶ:02/04/13 20:46
小説十八史略は南宋の滅亡の描写がやたら美しく書かれていたような気がするな
まあ物語のラストっていうこともあるんだろうけどさ
69世界@名無史さん:02/04/14 00:02
津本陽は「則天武后」も書いてるね。幻冬社から二分冊の文庫が出てる。
武則天を扱った小説の中では、たぶん一番できがいいと思う。
ラノベ系なら「大唐風雲記」があるが、はっきり言ってオススメはできない(w

伴野朗は、話の展開がワンパターンな気がするなあ。オリジナルの女性キャラが
出てくると、必ず中盤に濡れ場が待ち受けていないか(笑)。「永楽帝」とか、
いろんな時代に挑戦する姿勢はとても好きなんだが。

それと、谷恒生はどうだろ? 「長安烈日」で黄巣を書いた人だけど。
(「隋唐“龍”伝説」は却下ってことで)
70世界@名無史さん:02/04/14 06:40
>>69
>伴野朗は〜必ず中盤に濡れ場が待ち受けていないか(笑)。
ワロタ(笑)。確かに。
でもやっぱりどの作家も「くせ」ってあるよね。
陳舜臣だって上で指摘されてるように
地下同盟的解釈とかオリジナルの女性キャラの使い方とかのワンパターンって
気になりだしたら気になるだろうし。
漏れは個人的には、一時司馬遼太郎の「〜と言っていい。」って言いまわしが気になっちゃって
笑けて笑けてしょうがなかったことがある(w
71世界@名無史さん:02/04/14 11:17
漏れは田中芳樹の「殺!」が気になるな〜
勝俣を思い出す
72 :02/04/14 11:31
司馬遼は独特の言い回しがあるからな
特にこの国のかたちなんてそういう表現のオンパレード
73世界@名無史さん :02/04/14 19:08
>>57>>64
金庸も古龍も漏れ的にはアリだな。
っていうか、金庸の「碧血剣」読んで明末好きになったかも。
大順皇帝李自成マンセー!
74世界@名無史さん:02/04/15 13:41
言いまわし>
陳舜臣の文章で言うと、
男「は、は、は」
女「ほ、ほ、ほ」
と言う笑い声の表現も気になる事は言うまでもない。


対して司馬遼は男子の笑い声にも
「ふふ。」
と言う表現をしばしば使うが、これは

オカマ

の風俗とはなにも関係はないと言っていい。


田中芳樹に関しては「殺!」が気になるのは嫌悪派・穏健派双方にとって共通した気持ちであろうが、
彼の持つ希少な技である以上、今後とも使用されるであろう事は仕方のない事かもしれぬ。
75サンチョルリ:02/04/15 16:00
>>51
 > 俺も耶律楚材は好きだな。兄二人に「私も筋を通したいと思います。」の場面とか好き。
 > ささやかながら人間と時勢との機微をうまく表現していると思う。
 > 楚材はかなりメジャーな人物なのに陳舜臣さんぐらいしか主体として書いてくれてないし。

定見がなく、保身と出世のためには平然と妻子を遺棄する冷酷無惨な人柄で、権力者に迎合し、中華文化の価値観に脳髄まで浸って視野がせまい、という耶律楚材の人柄を、彼の著作や同時代人の記録から復元した、耶律楚材伝の決定版。

杉山 正明
『耶律楚材とその時代』
(中国歴史人物選〈第8巻〉)
白帝社(1996/07/01) ; ISBN: 4891742356

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4891742356/qid=1018853797/sr=1-6/ref=sr_1_2_6/250-0608254-4101037
7651:02/04/15 22:11
>>75 俺みたいな者に返レス恐れ入ります。
   耶律楚材については元の宰相だったという以外なにも知りません。
 
   単純に陳舜臣さんの耶律楚材という「作品」が好きという意味ですので。
77世界@名無史さん:02/04/15 23:18
杉山正明w
78世界@名無史さん:02/04/15 23:32
なんか中国史系小説家の総合スレみたいになってきたな。

ちなみに>>51よ「耶律楚材」が好きなら杉山は読まない方が良い。
79世界@名無史さん:02/04/16 01:21
なるほどなあ。
俺も陳舜臣さんの作品の影響で
なんとなく耶律楚材は好感を持って眺めてたよ。
でも、やっぱ見方によっていろんな人物像が浮かび上がってくるもんだな。
作家の好みのベクトルはどうしてもかかってくる。そして、小説なんだからそれでいい。
別に田中芳樹作品に限らず、鵜呑みはまずいって言う事か(笑)。
80世界@名無史さん:02/04/16 19:48
>作家の好みのベクトルはどうしてもかかってくる。

そのまま杉山正明にも当てはまることだ。あそこまで嫌悪感を全面にして見れば
どんな英雄だって極悪人か詐欺師に仕立てあげられる気がする(藁
81世界@名無史さん:02/04/16 19:59
>>80
うんうん、勿論杉山氏も含めて(笑)。
まあとにかくいろんな光のあて方があるって事やね。
そしていろんな見方があるからこそ人間面白い。

82世界@名無史さん:02/04/16 20:45
陳舜臣と杉山正明の耶律楚材像は
どちらもとくに極端すぎると思う(w

陳舜臣って熱心な仏教徒(例えば耶律楚材ね)を
平和主義者として好意的に書く傾向がある気がするんだけど、どう?
83世界@名無史さん:02/04/16 20:48
アラムートの暗殺教団を好意的に描いた数少ない人だよ。
84世界@名無史さん:02/04/16 20:54
ハシーシュン教団が大麻を使ったことは完全否定はしてないね。
主人公がラリって誘拐されてるし。>>83
85世界@名無史さん:02/04/16 20:55
宗教者は全般的に好意的に書いてると思うよ。
さすがにアウラングゼーブとサク融は無理だけど
86世界@名無史さん:02/04/16 21:04
>陳舜臣って熱心な仏教徒(例えば耶律楚材ね)を
>平和主義者として好意的に書く傾向がある気がするんだけど、どう?

うーん、と言うより、陳舜臣の描く人物像ってちょっと浮世離れしすぎていて、
本当に地に足をつけて生きた人物の考察としては、ちと甘いと思う。

でも>>76さんが

>単純に陳舜臣さんの耶律楚材という「作品」が好きという意味ですので。

と書いたように、そもそも学説じゃなく小説なんだから、
面白ければそれでいいと思います。
87世界@名無史さん:02/04/16 21:20
>仏教徒

「熱砂とまぼろし」の宋雲の話は違う視点で書かれてるよ
88世界@名無史さん:02/04/16 21:22
>本当に地に足をつけて生きた人物の考察

あなたのお薦めは?
89世界@名無史さん:02/04/17 01:50
>>88
う、そう言われると辛いけど、
やっぱ司馬遼太郎の小説は残虐な部分も汚れの部分も逃げずに書いて
なおかつ魅力的な人物に感じたなあ…。

まあでも司馬だって娯楽小説なんだから
やっぱり快感原則を重視して書かれてるし、それでいいと思うけど。
90世界@名無史さん:02/04/17 02:45
司馬遼太郎って日本人をよいしょしすぎて読んでて萎えるのは俺だけ?
91世界@名無史さん:02/04/17 13:31
塚本青史(だっけ?「白起」とか書いた人…)。
必ず珍妙な「仕掛け」を放り込む癖があると思います。
蜂とかコブラとか水蒸気爆発とか。個人的には好きですが(w

脱線スマソ
92世界@名無史さん:02/04/17 19:41
陳舜臣の中国の歴史は確かにすごいが、あれだけの内容が頭に入って
いるとは信じがたい。
おそらくよくできた本場中国の歴史の本を邦訳してちょっとした
知識や考察を付け加えたのだと思う。
アヘン戦争やらあの辺は本人が考えて書いたっぽいが。
93世界@名無史さん:02/04/17 20:07
↑で、なにか根拠はあるの?
94世界@名無史さん:02/04/17 20:17
あれだけの内容が頭に全部入っていたら神人だよ。
中公の日本の歴史を全部自分で執筆するようなもんだし。
95世界@名無史さん:02/04/17 20:26
普通は調べながら書くでしょ?
96世界@名無史さん:02/04/17 20:29
うん、どんな作家でも資料を見ながら書くと思う。
当たり前の話し。

下田歌劇氏あたりは資料を読まんかもしれんが、あれは例外。(ワラ
97世界@名無史さん:02/04/17 20:43
>96
>下田歌劇氏あたりは資料を読まんかもしれんが、あれは例外。(ワラ
田中芳樹でもか(藁
98世界@名無史さん:02/04/17 21:00
田中芳樹は資料は読むだろ。
解釈が偏ってるだけで。
99世界@名無史さん:02/04/17 22:31
>下田歌劇氏
このあいだ古本屋に『孔明の艦隊』が売ってた。
買った方がよかったかな・・・
100世界@名無史さん:02/04/18 00:09
調べるにしても膨大な史料がある
陳舜臣が果たして正史を通読したかといえばしてないだろうし。

あんだけの内容だと自分で書いた事を覚えていられないと思う。
101世界@名無史さん:02/04/18 00:15
通読してないっていう根拠がさっぱりわからないけど。
覚える必要も無いでしょ?
君の言い方だと作家はみんな暗記マシーンのようになってしまうよ。
作家(んな大家ってわけでも売れてるわけでもない)の知人は6畳間丸ごと本に飲み込まれてるし
まして歴史なんかは参照する資料が膨大だからそれ以上でしょ。
102世界@名無史さん:02/04/18 00:26
正史を通読する人間は小説なんて書いてる暇ない気がするが・・・
ざっと帝紀だけでも相当の時間を要するでしょ。
研究者なら自分の書いた本とか論文は当然記憶して
いつ質問されても答えられるようにしておくべきだと思う。
陳舜臣はおそらく専門で勉強した以外の事は答えられないんじゃ
ないかな。
さも自分で調べたみたいに書いてるけど。
まあ、小説家だから別にいいといえばいいんだが。


103世界@名無史さん:02/04/18 01:02
作家はしっかり読んでる気がするけどなー
司馬遼太郎は、ある人物の本を書くとき、
古書を買い捲って古本市場に、その人物に関する古書がなくなった
という話を聞いたことがある
104世界@名無史さん:02/04/18 01:05
司馬はある程度書いた物は記憶していると思うなー。
つーか、陳ほど手を広げてない。
105世界@名無史さん:02/04/18 01:05
>>102
正史全部でも三千巻程度らしいから、当然陳みたいなネイティブなら
通読に何の支障もないと思うよ。
106世界@名無史さん :02/04/18 01:23
通読にはね。問題は、地名探しですかねえ。地図とにらめっこ。
107世界@名無史さん:02/04/18 01:30
なんにせよ、証拠もなしに盗作呼ばわりは穏やかじゃないな。
108世界@名無史さん:02/04/18 01:32
則天武后なら原百代『武則天』に尽きる。

下手な概説書読むより勉強になる。
作者の好悪の情が激しいのが難点。
109世界@名無史さん:02/04/18 05:40
仮に正史読んでなくても、
いろんな人の研究読んでそこから面白い物語を生み出せたら
それでいいんじゃないの?
勿論できるだけたくさんのもの読んで、ある程度の説得力のある、
独自の見方、深みのある史観が生み出せていければ
歴史小説としてなお面白いわけで。

小説家に、小説家とは違うものを求めてる人がどうも多いような気がする。
110世界@名無史さん:02/04/18 06:50
いい小説家とは、売れる文章を書く人間。
111世界@名無史さん:02/04/18 10:30
>>105
中国語ネイティブでも辞典ひもとかねば分からない言葉は
山ほどあるよ。
日本語ネイティブでも古文がちんぷんかんぷんだったり
するようにね。
陳は小説にした題材の史料は直接当たってるとは思うけど。
112世界@名無史さん:02/04/18 15:49
>>98
田中芳樹は資料読んでもモノになってないだろ(w
113世界@名無史さん:02/04/19 23:15
陳先生って、エッセイ調のほうが面白い気がするよ。海音時潮五郎みたいに。
「蘭陵王が全権を与えられていれば、天下統一できたかも……」
というのはアレだったが(w

>>112
しかたねーさ、この人の脳内世界地図は、「中国とその他」で不変なんだもん(w
「周辺の異民族=貧しくて野蛮だが、中国の文化文明にクソ生意気にも憧れてる」
ってバイアスが、資料を読むときにかかりまくってんだろな。
これが直れば化けるかも…と期待し続けて何年になるだろ。

後半がスレの趣旨と合ってないのでsageー。
11435:02/04/21 08:52
ども、上のほうで陳舜臣さんの小説に批判的な趣旨でカキコしたものです。
38さんをはじめいろんな人に「短篇は名作だよ」「文人を描くのはうまいと思います」
と言う意見を聞いて、そのあとちょうど近所の本屋で「中国畸人伝」と言うのをみつけたんで、
早速買ってみました。

…なるほど、面白い!
正直、長編と同じ作者とは思えないです。
1本1本のテーマ(話の軸)もしっかりしてるし、出てくる人物も生き生きしている。
あと、もしかして最近の著作より昔の著作の方が名作が多いのかな?
とにかく、「小説一八史略」読んだ時に感じた面白さをやっとまた感じることができました。
やはり僕は、はずれぎみのばかり読んでいたようです。
皆さんのお奨めのを軸に、陳さんの小説、また少しづつ手を出してみようと思います。
115世界@名無史さん:02/04/21 19:28
>陳先生って、エッセイ調のほうが面白い気がするよ。

短篇作品はエッセイ調に近いかもね。
116世界@名無史さん:02/04/24 00:43
おれは面白く読めればそれでOKです
117世界@名無史さん:02/04/24 01:43
短編ミステリーの「神獣の爪」を読んでむかついたよ。
そもそもその年の傑作選に選ばれてたんだけど全然オモロクなかった。
「プロバビリティ−の犯罪」の手法を使ってるんだけどこれ読んでああこの人も
日本批判してるよって感じた。陰険な書き方で根がこういう性格なんだろなと思った。
「日本人と中国人」みたいな本で書いてた「こせこせとしたテンション民族の日本人」と、マスターベーション的に「ゆったりとして大人物の中国人」
みたいな人物を描いて話を作ってんだよ。
この人正面切ってあんま批判しないけど本心はねちねちした憎しみを持ってんだろう。
118世界@名無史さん:02/04/24 03:20
陳の中国人評が聞きたいな・・・
119世界@名無史さん:02/04/24 15:48
貴殿は日本の繁栄の中でメシを食っている外国人のくせして、その日本の
批判などするとはなにごとか。軍国主義論にしても、かりに日本が軍国主義
で身を滅ぼそうと、われわれのことであって、貴殿には関係ない。それを
よそ者がつべこべ言うことはないだろう。

って手紙をもらったことがある。とエッセイで書いてたな。
ちょっと日本に批判的なものを書くと>>117みたいな反応だから
正面切ってあんま批判しないんだろうよ。
120世界@名無史さん:02/04/24 16:01
とりあえず「大人物の中国人」式に美化するのは思わず鼻で笑っちまうから止めて欲しいな。
しょうもないマスターベーション持ち込む所は司馬以上。
121世界@名無史さん:02/04/24 16:27
小説家なんだから自慰を非難しても仕方ないだろ。
自分以外が全く使えないオカズじゃないだろうし。
合わないなら読まなければいい。
122世界@名無史さん:02/04/24 16:43
そうそう、なにもなにも「神獣の爪」だけ取り上げて
「これがこいつの本性だ」的に攻撃することはないだろう。
代表作ってわけでもなし。。。
123122:02/04/24 16:45
ありゃ、「なにも」が2回も。。。
124世界@名無史さん:02/04/25 14:41
>>122
よっぽど悔しかったんだろう(笑)
125世界@名無史さん:02/04/25 14:48
つうか中国人は「金持ちの貴公子」日本人は「出っ歯眼鏡の社畜」ってCMが欧州であったな
126世界@名無史さん:02/04/25 17:20
要するに司馬遼太郎と同レベルの馬鹿ってことだろ。
作家関係のスレではちょっと批判されただけですぐ「じゃあ読むなよ」とか
「じゃあこのスレ来んな」とか言う奴いるよな。
「この国から出て行け」とか「外国人のくせに」とか言う奴や
陳に脅迫状送りつけた右翼と同じって事に気付かんのかね。
まあ「私のセンセー」が批判されたのがよっぽど悔しかったんだろう(笑)
127世界@名無史さん:02/04/25 17:28
三国志のある場面で抜いたことがある。
128世界@名無史さん:02/04/25 17:28
違う違う(藁
129世界@名無史さん:02/04/25 19:05
よっぽど悔しかったんだろう(笑)
130世界@名無史さん:02/04/25 19:11
なにが要するになんだろう?
131世界@名無史さん:02/04/25 19:25
>>130
要するに擁護もアンチも同レベルということ。
まあよっぽど悔しかったんだろう(笑)
132世界@名無史さん:02/04/25 20:17
とにかく悔しかったのだろう。
133世界@名無史さん:02/04/25 20:21
悔しかったのだろうとしか言いようがないぐらい
悔しかったのだろう。
134世界@名無史さん:02/04/25 21:18
王敏ってどう?
135世界@名無史さん:02/04/26 00:27
>>134
なかなか良いよ。
「中国歴代王朝秘史事典」と「中国歴代皇帝人物事典」しかもってないけど
他にあるんだったら教えて欲しい。
136西国のアズマ帰依者:02/04/26 05:05
キャラクターでは誰が好きなの?
俺的にはアヘン戦争の金順記公司のご主人連維材
137世界@名無史さん:02/04/26 15:38
>>136
お前は来るな!
138西国のアズマ帰依者 :02/04/26 20:47
またアンチ田中の荒らしかよ(w
139世界@名無史さん :02/05/01 21:58
まま、マターリ行こうや。
みんな好きな作品とかある?
俺は上で出てる「中国任侠伝」がめちゃツボにはまった。
140世界@名無史さん:02/05/01 22:43
田中信者の自作自演。
141世界@名無史さん:02/05/02 00:45
アンチ田中?
田中信者?
2ちゃんで一体何があったのだ?
142世界@名無史さん:02/05/02 21:15
>>139
俺も任侠伝とかその辺の短編が好き
143世界@名無史さん:02/05/04 18:27
あれだけの短篇が描ける人が長編になると評価が低いんだけれども、
陳舜臣の長編の意図を正確に汲み取って楽しんでる、
と自負してる人はいないの?
「ああいうものになっているのはそれなりの意図があるからで、
読み方がわかるとけっしてレベルの低い作品と言うわけではない」
と思っている人。
そういう感想を持ってる人の意見聞いてみたい。
144143:02/05/05 20:28
ありゃ、誰も書いてくれてない…
別に荒らしたんじゃなくて、
陳さんの長編を積極的に評価してる人っていないのかな、と思っただけなんだが。

ちなみに短篇は面白いと思うよ。俺も任侠伝とかそのへん好き。
145世界@名無史さん:02/05/08 21:52
スレがのびんね。
146世界@名無史さん:02/05/09 01:45
読売夕刊で陳さん新連載するみたいね
147世界@名無史さん:02/05/09 02:39
微妙に説明ベタなような>陳さん 
別にアンチではないんで。
148世界@名無史さん:02/05/09 05:14
大学の食堂でバイトしてたときのおばちゃんの夫がこのひとの親戚だったよ。
この前、そのおばちゃんの家へ遊びに行ったとき、このひとの本が積んであった。
149世界@名無史さん:02/05/09 08:05
「小説十八史略」読んでるけど、内容は
「謀略十八史略」って感じだね。
逃走中の劉邦が車から子供を投げ捨てたのも実は
芝居だった話は、流石に無茶苦茶なんで大笑いした。
でもスゲー面白いんで読破したら「任侠伝」か「五千年」を
次に読むYO!
150世界@名無史さん:02/05/09 08:54
>>149
そうそう、上のほうでもさんざん書かれてるけど
この人の謀略史観?八百長史観?は、充分デムパだよね(笑)。
それが読んでていーかげん嫌になった時期もあったけど、
やっぱりスゲー面白いから、今ではまたちょこちょこ読んでます。
151世界@名無史さん:02/05/09 11:25
「チンギス・ハーンの一族」、結構面白いと思ってしまった。
特に後半、モンケとフビライが出てきたあたりから。
152世界@名無史さん:02/05/18 20:15
「青雲の軸」等を読んだ感想では、かなり中国全史が陳先生の頭の中に入っていると
おもわれます。 祖父が教えてくれたみたいです。
あと大阪外国語大学のインド語系?の学部に進んだのも
インド=イギリスの植民地
台湾=日本の植民地 って理由見たいです。
本人も神戸に住む植民地人として様々な差別を受けたみたいですけど
あまりお書きになりませんね・・・あたりまえですが・・・
日本で本を出版する以上、ほとんどの読者は日本人です、だから日本人が
不快に思うものを書けば本は当然売れませんから・・・
やはり、陳先生もしたたかな「華僑」であると思います・・・
私としては、「遺書」として散々日本人の悪口を(もちろん論理的)書き連ねた
本を出版してほしいです(w

P.S
関西大震災のとき、犠牲者の欄にお名前が無いのを祈りつつ新聞を見ていました・・・
脳梗塞で倒れられたとのこと、お体を大切に・・・
華僑らしい「清貧」なんて考えはくだらないとのお言葉同感です、才能のある人間
は、好きなことをやっていてもそれでお金が入ってきますから・・・
153世界@名無史さん:02/05/18 22:38
日本では辛亥革命ネタが
あまり盛り上がらないのはもったいないな。
20世紀の革命の内、
日本人がもっとも活躍し、
かつ悪役としてよりは好漢役の方が目立つ。
もっぱら民間人だけど。
かつ中国の歴史の節目として
共産革命に匹敵するものがあるのに。
長編が苦手な陳先生としては
読売に連載始めても世間に軽いブームを
引き起こす所まではいかないだろう。
154世界@名無史さん :02/05/19 04:19
>>152
勝手に正当性を僭称してる「世界の中心国」があるから、
台湾の人は日本人をそれほど悪くいわない。
おそらく遺書を書いても、日本人の悪口は少ないと思われ。
155世界@名無史さん
漏れにとっては師です。
師の「ものがたり史記」「小説十八史略」「中国傑物伝」で中国史に興味持ちました。
史談(中国の歴史、中国傑物伝など)が面白い。
台湾出身で李登輝前総統の友人。
でも、師のあと田中芳樹なんかが後継者名乗ってのさばると思うと鬱。