単位の歴史

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1始皇帝
古今東西の単位のエピソードを語ってくれ!
2世界@名無史さん:02/03/30 18:07
3世界@名無史さん:02/03/30 18:38
これを落としたせいで、進級できませんでした。
4世界@名無史さん:02/03/30 19:58
【カラット】って豆から生まれた単位なんでしょ?
5世界@名無史さん:02/03/30 20:59
古代エジプトでは、王の肘から指先までの長さを「キュビット」という
長さの単位にしていた。
縄文時代の建築には、「縄文尺」なる単位が使われていたらしい。
6YP:02/04/01 01:05
このスレもったいなくないですか? 

ネタ無いですが、あげときます。
7世界@名無史さん:02/04/01 01:19
金のグレインって何時から使われてんだ?
麦だろ?
8世界@名無史さん:02/04/01 02:24
有名なのは、始皇帝による単位の統一とか、
フランス革命時のメートル法の制定とかか?

それにしても、ヤード・ポンド法いい加減にやめれ
9世界@名無史さん:02/04/01 02:49
尺両復活か?
10世界@名無史さん:02/04/01 10:29
現代社会で迷惑な単位って幾つかあるな…
帽子が好例…7とか書いてあるがそのままだとサイズが分らない。またその単位は
帽子でしか使ってない。
船乗りの間で困るのはガロン…英ガロンと米ガロンでは量が違い、港がどちらを使っ
ているかを確認せず燃料補給をすると…溢れて船長&補給管理者は湾岸警備隊に逮捕
されるそうだ…
11世界@名無史さん:02/04/01 10:53
【モナー(mona)】 妄想上の通貨単位。1モナー=134ギコ(2002年4月1日現在)。
使用例としては専ら「オマエが失敗する方に100モナー(賭ける)。」が多い。
12世界@名無史さん:02/04/01 11:43
ネタはともかく、確かに放置するのはもったいないと思う。
そういやフィートって足の長さ?一歩の長さ?
マイルはその名の通り1000歩ってことだよねえ。
13世界@名無史さん:02/04/01 12:40
てことは、昔の西洋人の一歩は1.6mもあったのか?
14世界@名無史さん:02/04/01 12:42
>>13
はあ?1フィートは30cmだが?
フィートは脛の長さだよ
1513:02/04/01 12:44
>>14
1マイルの話
1マイル=約1.6km
16山犬:02/04/01 13:03
マイルといえば、クラウゼヴィッツの「戦争論」では距離の単位は全て
ドイツマイルで記述されていますね。

1ドイツマイル=約7.4kmで、これは一万歩分の距離らしいです。
ということは、一歩がだいたい74センチと言う事ですね。
17世界@名無史さん:02/04/01 13:29
エーカー=およそ60メートル四方。
たしか牛に鋤を引かせて一日で耕せる面積です。
まあ、昔は土地の面積なんて感覚的にとらえるしかないわな。
18世界@名無史さん:02/04/01 14:14
1マイル=8ファーロングス
1ファーロング=220ヤーズ
1ヤード=3フィート
1フット=12インチ

この他に1ハンド=4インチもあるが、フットとハンドは繋がらない。
フィートは複数形だから1フィートってのはないよ。
19世界@名無史さん:02/04/01 14:17
>>16
現在でも軍隊の一歩は74cmだよ…
英国近衛部隊なんかは大型コンパスを74cmに開き、
左手でクルクル廻して行進練習します。
20世界@名無史さん:02/04/01 14:24
>>18
でその土台にあるインチの基準は何?
21世界@名無史さん:02/04/01 14:28
>>18
それは1foot,2feetの話しだ。カタカナでは1フットという単位は使っていない
日本では全部フィート表記
22世界@名無史さん:02/04/01 15:07
>>21
だからそれが間違ってるんだって。
23世界@名無史さん:02/04/01 15:37
単位自体はともかく、「単位の統一」という事象を世界史的に捉えると、
それは複数の文化圏が一つの大きな勢力に統合される過程と軌を一にするんだよな。

また相互交渉史の視点からも捉えなおすことができる。
全く付き合いのない地域同士では共通の単位なんか必要ないが、
経済交流があるもの同士なら何らかの統一性か換算方法がないと話しにならない。
1000年前なら、ブリタニアと新大陸で共通単位を使う必要なんか全く無かったが、
世界が一体化してでかい船が大西洋を行き来する今の世の中では、
単位が相互に異なっているということは厄介な問題を引き起こす。

だが、単位の統一は常に大きな混乱なしでは果たせない大事業で、
覇権者の存在しない今の世界において単位の統一は非常に困難だ。
望むべきは国連くらいしかないが、あいにくそれほどの力のある機関ではないし。

で、何が言いたいかというと、いい加減にヤード・ポンド法やめれ。
24世界@名無史さん:02/04/01 16:03
アメリカまだ華氏使ってんだよね。むこうで熱でた時換算しなくちゃいけなかったから困ったよ。
ブラッドベリの本のタイトルにある通り。
メートル法に関しては日本は世界基準側に属してるって事だな。
25世界@名無史さん:02/04/01 16:10
一番最近の、一番身近な単位の変更の歴史というと、
mがヘクトパスカルに変わったことかな
26世界@名無史さん:02/04/01 16:12
一応国際基準はメートル法で、英国がメートル法に切り替えたからねえ…
米国は未だヤード・ポンド法だけど…(アメフトの都合だったりしてね…)

27世界@名無史さん:02/04/01 18:44
イギリスは法律ではメートル法になったが、
社会はまだヤード・ポンド法で動いている。
28世界@名無史さん:02/04/01 20:46
朝鮮の面積の単位に「マジキ」がある。漢字では斗落と書き、
種籾一斗を蒔けるだけの広さ。当然土壌の肥沃度によって差があるが、
だいたい二百坪位の広さ。
29ガリレオ:02/04/01 20:51
マダガスカルには、単位の名前は忘れたが、ご飯が炊ける時間(約45分)を
時間の1単位として使っていた。
30世界@名無史さん:02/04/01 21:13
ノルウェイだかフィンランドの距離の単位、「ポロンクセマ」。
トナカイの小便、と言う意味。
橇を牽くトナカイが出発してから立ち止まって小便するまでの距離だそうな。
31世界@名無史さん:02/04/01 23:06
>>27
英国でヤード・ポンド法を使うと逮捕されます…マジに
32世界@名無史さん:02/04/01 23:21
>>31
なんで?
33世界@名無史さん:02/04/01 23:31
>>32
ヤード・ポンド法を使用する事業者は罰金刑に課せられるからです。
実際、逮捕者が出てます。
34世界@名無史さん:02/04/02 00:13
リーグ、メルテ
35世界@名無史さん:02/04/02 00:40
>>32
国際的な組織で「ISO」ってのがある。ちまたでいろいろ言われている
「ISO9000」(製造の品質管理基準)、「ISO14000」(環境に関わる品質管理基準)
なんてヤツだ。こいつの下部組織に「SI」ってのがあって、これがメートル法を元にした
国際単位の標準になっている。英国もECの一員として、この単位を使用する義務がある。
そのため、ヤードポンド法の発祥の地でありながら、メートル法、いやSI単位を遵守している。

いまだにヤードポンド法に固執している阿呆な国は、世界にいくつあるんだろう?
もちろん、スペースシャトルを飛ばしている某国なんだけど、悪いから名前は言わない。(w

メートル法とSI単位との違いはそんなにないけど、ミリバールがヘクトパスカルになったことで
日本も正式にSI単位に切り替わった。
36YP:02/04/02 01:00
ベタな話ですが、メートル法は地球の円周の長さ(4万キロ
メートル)から来てるけど、尺貫法は人間の身体から打ち出
された数値なので、家などを作る場合は、実際、尺貫法の方
がしっくりくるものだそうです。

単位とはちょっと違いますが、WW2までは+ネジが無く
ゼロ戦は−ネジで作られたというのも驚きです。
37幻想の語り部:02/04/02 01:42
>>36

 日本に+ネジをもたらしたのは本田宗一郎と聞いています(マジで)
38世界@名無史さん:02/04/02 01:49
ハァ? ロンドンの新聞にいくらでも
どこそこから何マイルなんて記事出てるぞ。
39世界@名無史さん:02/04/02 07:06
>33>38

たとえば、八百屋が物を売るのに1kgいくら、と表記しなくてはいけない、
ということですよ。1ポンドいくら、とか書くと罰金ということです。

新聞が罰せられないのは知りませんでした。
40世界@名無史さん:02/04/02 09:17
>>38
あのー、マイルはヤード・ポンド法じゃないんだけど…
マイルは国際公法における距離計算方法で海洋法その他はマイルなんだけど…
ちなみに1マイルはかつての領海範囲(3海里)
41世界@名無史さん:02/04/02 09:34
>>36
確か、+ねじは、本来フィリップススクリューという。
フィリップス社による、工数削減のための発明品だからと聞いた。
42世界@名無史さん:02/04/02 12:45
水速を表わすノットというのも何だか馴染めないよね。
なんでキロメートルじゃ駄目なんだ?
43名無し三等兵:02/04/02 14:16
1浬(ノーチカル・マイル)=1.852Km=1緯分
緯度経度を基準に進むフネには最適だと思われ
44世界@名無史さん:02/04/02 23:10
>>40
無粋な突っ込みをしてなんだが、「マイル」には「スタテュート・マイル」と
「ノーティカル・マイル」があるよね?
スタテュート・マイルは通常のヤードポンド法のマイルで、「法定マイル」とも
いい、1.609キロメートル。陸マイルとも言うらしい。
ノーティカル・マイルは「海里」あるいは「浬」で、1.852キロメーター。
領海3海里、12海里ってのは、純粋に1.852km×3、あるいは12。
領海3海里ってのは、当時海岸線から大砲を打った時の射程距離。あたるか
どうかは別にしてね。

飛行機は、距離をノーティカルマイルで測るが、視界の場合はなぜか法定マイル。
高度はフィート。これは世の中がいくらメートル法あるいはSI単位で行こうと
しても、今さら変えようもないよな。
45世界@名無史さん:02/04/02 23:48
>>41、補足。
プラスネジには、マイナスネジに比べて大きなメリットが(少なくとも)2つある。
ちゃんとしたプレスの設備があれば、マイナスネジより一桁低い工賃で加工できる
ことと、スクリュードライバーをまわしながら押していくと、自然にセンターが合
う求心性を持っていること。
たしかフィリップスの特許だったんだよね、最初は。
46世界@名無史さん:02/04/03 10:34
日本のゴルフはグリーンまでをヤードで表示するくせに、
グリーンに乗った途端メートル法になる。統一感ナシ。
47世界@名無史さん:02/04/03 10:43
「光年」が時間の単位だと思ってるアフォがたまにいる。
48 :02/04/04 10:30
うちのおかんが和裁をやっていたと言ってたが、その時の尺貫法の定規を
所持してると罰せられるって本当ですか?
49世界@名無史さん:02/04/04 11:50
壱 十 百 千 万 億 兆 京 ガイ ジョ ジョウ コウ 簡
正 載 極 恒ガ紗 阿僧儀 那由多 不可思議 無料大数
50世界@名無史さん:02/04/04 12:30
>>46
一時期日本ゴルフ協会がメートル法に統一したが
プレーヤーから距離感がわからんとして不評サクサク
2〜3年でヤードに戻した。
51世界@名無史さん:02/04/04 12:44
外国(アメリカ、ヨーロッパ)の小説にはマイルなど、メートル法で書かれることがあまりないと思う
52世界@名無史さん:02/04/06 01:18
>>51
ヲイヲイ! 外国とおっしゃいますが、アメリカ・イギリス以外にヤード・ポンド
・マイルなどを常用単位としている国がありますかい?

ナポレオンが占領した国はみな、メートル法にかわってますぜ?

だからオイラも思うんだ。イギリスにもしナポさんが上陸を果たしていれば、
今ごろこんな苦労はしなくてすむんだけどなぁ。
53【プラスネジ】:02/04/06 01:53
>>45、補足。

プラスねじは、1933年にヘンリー・フィリップスにより発明された、とされている。
これが戦後にアメリカから入ってきて、JIS規格になった。
ところが、すでに1906年11月、野口保という人により「十字形溝螺施鋲」として発明されていた。
つまり、プラスねじは日本人による発明だったというから驚きである。
54世界@名無史さん:02/04/06 02:26
>48
所持するのはかまわんのでは?
ただし、非法定単位の目盛りの付いた計量器の販売、陳列は禁止されているよ
うです。(計量法第9条)

法定計量単位の使用が強制されるのは、「取引又は証明に用いる」場合、という
ことになっています。
「『取引』は有償無償を問わず、物又は役務の給付を目的とする業務上の行為
をいい、『証明』とは公に又は業務上他人に一定の事実が真実である旨を表明
することをいう」(計量法第2条第2項)だそうで。

ちなみに、「新計量法の概要(通産省機械情報産業局計量行政室)」によると、
「取引又は証明」に該当しないと考えられる例として、
・スポーツ、ゲームなど取引・証明に関係のない日常生活における単位の使用
というのが挙げられています。

(現行の日本の計量法の話なんで…。世界史じゃないな。)
55YP:02/04/06 02:56
意外も意外の+ネジの件のレス多謝です。 
勉強になるなぁ。
単位じゃないけど、規格も同じ様なものですよね。
ISO規格だったかな? 星形のネジ、あれ初めて扱った時
ヘキサゴンより細いのに強烈にトルクが掛けれるのでびっ
くりしました。

56ベリサリウス:02/04/06 11:17
>>55
↓こいつですか?
ttp://www.rakuten.co.jp/i-tools/394709/396945/
これはトルクスネジの方だけど、ネジの頭の方が星形をしているのもあるね。
でも、まだJIS規格にはなっていませんね、多分。
つまり、メーカー独自の規格であって、デファクトスタンダードかもしれないが
スタンダードにはなっていない、という扱いだと思います。
カムアウト、つまりまわすとはずれるのがプラス・マイナスドライバーの欠点だ
けど、この方式だと大丈夫ってやつですね。

ISOで規格になっているのかはまだ不勉強で知りません。

>>45
ただし、当時の日本の考案のプラスネジは、加工精度に問題があったので工業的
には量産が難しいものだったように記憶があります。調べてみようかな。
57ベリサリウス:02/04/06 11:18
>>45じゃない、>>53でした。
実は45は私です。 (w
58材料物性屋:02/04/06 11:32
ガウスとかエルステッドとかマクスウェルのような
ドイツ人系の単位が使われなくなり、パスカルだの
テスラとが出てきた。
フランスの陰謀じゃないか?
59世界@名無史さん:02/04/06 11:35
そういえば、保磁力の単位も今は
アンペア/メーター。
Ampereはフランス人。
6041:02/04/06 15:16
補足

>>56
トルクススクリューにはT型とE型があり、
T型はネジ頭がへこんでいて、E型はねじ頭が出っ張っている。
61ベリサリウス:02/04/07 16:49
>>58-59
ヘルツはドイツ人です。でも、フランスの陰謀は感じますね。
なにせメートル法の本場はおフランスですから。

ところで航空関係の本を読んでいたら、概略こんな事が書いてありました。
1970年よりイギリスとカナダは単位系等をメートル法、のちにはSI単位に統一
するため、国家プロジェクトとして工業関連の単位を改編したそうです。約15年
かかってようやく原則をSI単位に統合したのですが、米国がどうしてもこの流
れに乗ろうとしないものだから、いまだに混乱は続いているそうです。
カナダの飛行機が給油した際、搭乗員も航空会社も空港関係者もみなマニュアル
通りの燃料を入れたと思って飛んだのですが、なんとkgでの規定量だと思った
のが、その半分以下のポンド換算の分しか入っておらず、パイロットのとっさの
判断がなければあわや大惨事となるところだったとか。

ちなみに、東欧圏・旧共産圏はすべてメートル法に統一されているため、そこと
の乗り入れの時も換算で大変なことになるとか。
ひたすら米国追従のくせにその辺の換算は平気でこなす我が日本は、ある意味で
要領がよすぎるのでしょうかね。
62世界@名無史さん:02/04/07 17:36
工業業界でsiにするのはかまわんけど
一般社会でSI単位使う必要はないと思う。
車の馬力を200KWとか記されてもイメージわかないし・・

>あとSIにするなら kgでなくNでは?
あれは重量だろ?違うっけ?
63世界@名無史さん:02/04/07 18:14
 尺貫法だって、実はメートル法を利用しているんだよね。換算表を見ると
循環小数になっているから、メートル法から分数で表しているのは明らか。
64世界@名無史さん:02/04/07 19:15
>>63
それを言ったらインチだって2.54で換算されている。
65世界@名無史さん:02/04/07 20:11
1inch=25.400000000...mmでなかったっけ?
66世界@名無史さん:02/04/07 21:54
>61
飛行中に燃料が0になった、という奴ですね。
とっさの判断がというかなんというか…。
腕と運を活かしきって、辛うじて助かった、という感じがします。

幸い高度が十分に合ったので、滑空で古い小型機用飛行場の跡地に
辛うじて降りる事ができたとか。
(降りる直前になって、草レース場になっていたことがわかったけ
ど、どうにもならず、そのまま降りたはず。)
67世界@名無史さん:02/04/08 00:32
一番古い単位ってナニよ?
68YP:02/04/08 00:57
7〜8年前だったか、アメリカだかで気球をインチとセンチ
を間違えて発注側の希望するサイズの2.54倍?程の巨大な気
球をこさえてしまったという話もありましたね。
69YP:02/04/08 01:08
そういや、去年「歴史上の人物で新しい単位をつくろう!」
とかいうスレッドがありましたよね。
名無しで参加してましたが地味に面白かったです。
70世界@名無史さん:02/04/08 01:22
単位ってのとは少し違うけど、日本語って数え方が細分化されてるよね。
落語のオチにもある「イカだけに゛一パイ゛喰わされた!」とかが有名か?
スレ違いsage。
71世界@名無史さん:02/04/08 09:49
>>67
ある意味
1・2・いっぱい
アボリジニは100数十年前までこのような数え方しか出来なかった
72かちゅ〜しゃで書き込めない!:02/04/08 23:54
紀州沖の鯨が、漏れより大きいもんはこの世におらんだろうと息巻いて
おったらの、漁師が「いやいや、陸には大仏さんというのんがおって、こ
れはおまえさんより大きいぞ」と言うもんじゃ。

それじゃ背比べをしようということで、鯨はずんずんと奈良までやってき
て、大仏さんに向かって「をい、お前は世の中で一番でかいと自惚れて
おるようじゃが、わしにはかなうまい、そんなところですまして座っておら
んで、立ってわしと背比べをせんかい」というたんじゃ。

大仏さんは「よせよせ、無駄なことじゃ」と言うて、取り合わなかったのじゃ
が、鯨はぜひにと言い募ってな。大仏さんも根負けして、どっこらしょと立
ち上がって背比べをしたんじゃ。

そうしたらな、これは鯨のほうが背が高かったということじゃよ。ほんの少
しの違いじゃったそうじゃ。
ま、金と鯨じゃから、こりゃ仕方がないことじゃがの。
73世界@名無史さん:02/04/09 00:33
数少ない日本人が単位になっている「ユカワ」。記号はY。
fm(フェムトメートル)に等しい。
74世界@名無史さん:02/04/09 00:51
>>62
N(ニュートン)は「力」あるいは「応力」の単位。
「重量」というものは原則としてなく、「質量」としての「kg」が基本単位。
75世界@名無史さん:02/04/09 01:14
タウリン1000r配合ってのは、潔く「1g」と表記した方が良いと思われ。
76世界@名無史さん:02/04/09 01:21
72番さんが言ってるのって、曲尺と鯨尺のこと?
77世界@名無史さん:02/04/09 02:07
「畳」の大きさが2種類あるのが許せぬ。同じ10畳でもえらい違いだ。
78世界@名無史さん:02/04/09 02:10
>71
カラスは4つまで数を認識できるらしいぞ。
79世界@名無史さん:02/04/09 03:23
ムツゴロウ王国には新しい単位は無いの?
80世界@名無史さん:02/04/09 03:26
>71
昔の日本人は1〜8、いっぱい。だったがなにか?
81世界@名無史さん:02/04/09 03:34

マジ?
「とう」以上は「とうあまりひとつ」みたいに数えてたとは聞いたことある。
いちよう十進法だね。
82世界@名無史さん:02/04/09 03:51
10進法が輸入される前でしょ。
83世界@名無史さん:02/04/09 04:05
手の指数えたら10本あるんだから8進法なんてあり得ないだろ
84世界@名無史さん:02/04/09 09:39
>>77
住宅公団を恨め…
85山犬:02/04/09 10:38
>>75
なぜ1000rと表記するのかというと、それは1gと表記するのと1000rと
表記するのでは、誤差の範囲が違ってくるからです。

成分表示をする場合、表記されている数字の下1ケタを端数として処理した場合の
数値を入れなくてはならないという決まりがあります。

つまり、1g=0.5g〜1.49g 1000mg=999.5mg〜1000.49mg という風になります。
そういうわけで、1gと1000mgでは誤差の範囲が1000倍も変わってしまう
ので、わざわざこういった表記をします。

「八」について

「八」という数は古代の日本では神聖な数字で、古代においては8=いっぱい。
というイメージがあったのは確かです。
私が以前読んだ本でも、8=いっぱいという考え方は、古代の日本人が7までしか
数を数えられなかったことに起因しているという風に書いてありました。
(斜めに読んだんで、あんまり詳しくは憶えてませんが…。)

この本の記述が正しいかはわかりませんが、まあ、「八」という数が古代の日本人に
とって特別な数であったことは確かですね。
「八握剣」「八俣大蛇」「八咫鏡」「八尺瓊勾玉」「八百万神」「八咫烏」
「八雲立つ出雲八重垣つまごみに八重垣つくるその八重垣を」

古事記や日本書紀の中では、とにかく「八」という数字が多用されています。
そして、これらの中で使われた「八」という数が「いっぱい」の意味で使われている
ということは、上に挙げた言葉を見ても察することが出来ると思います。
(八百屋とか八百万とかはもろにそうですね)
86世界@名無史さん:02/04/09 11:41
>>83
じゃボリジニは3進法?
87世界@名無史さん:02/04/09 18:35
>85
なるほど。どちらも興味深い話だ。
銭形平次のOPに「八百ヤチョウ」(屋長?)ってのもあった。

関係ないけど、「八」は「いっぱい」という意味のほかに
末広がりで「めでたい」という意味もあるよな。
これは中国も共通の認識。って優香、むこうが元祖だな。
88世界@名無史さん:02/04/09 18:52
つまり、かつては8以上はすべて「たくさん」という慣習があったわけか。
(もっとも、それ以上を数えることがなかったワケではないにせよ)
8以降が繰り上がるワケじゃないので8進法というわけではないみたいですね。

ところでナメック星人はやっぱり8進法なんだろうか?
89山犬:02/04/09 18:54
>>87
末広がりでめでたいっていうのは日本でだけじゃなかったかな?
中国では、陰陽五行説で奇数が陽数としてめでたいとされてますよね。
七五三とかはそこから来てますね。 

あと、「八百八町」と言った場合の「町」は広さの単位ですね。
一町=3000坪です。
実際の江戸は時代が下るに従ってどんどん拡大していたので、もっと広かったですけど。
もちろん、この場合の「八百八」も「広い」の意味で使われているのは確かです。
90T・S:02/04/09 19:56

 はじめに、一つ、二つ、三つ、四つ、五つ、七つ、八つ、九つ、十、おしまい。

 松前藩の人間がアイヌ人との間で交流してたときの鮭の数え方。
 こう数えて全部で十二匹の鮭を交換したとか聞いた……五つのあとで「真ん中」とかなんとか入れる例もあったとか……。
 マジな話なんですかね?
91山犬:02/04/09 20:47
>>90
上のほうで、アボリジニーの数の数え方が1、2、いっぱい。
だったとありますが、他にもアフリカ奥地に住んでる部族でも、
同じような数え方をする部族があります。

あと、河口慧海の「チベット旅行記」で、ラサまでの途中で立ち寄った町の市場
での商売の様子が描かれていますが、筆者である河口氏は、チベットの人々が数を
数えられない、計算できないことに驚く場面がありますね。
簡単な足し算のするのにもひどく時間がかかり、河口氏がそれを一瞬で計算してし
まうと、チベットの人々は大変驚いたそうです。

今ちょっと本が手元にないんで、詳しい描写はまた今度書きます。

まあ、普段から数を数えることの少ない人達だと、数の認識って言うのはこんなもん
なんじゃないでしょうか。ですから、アイヌ人相手に数をごまかしたって言う話は多
いにありえる話だと思います。
日本でも、「時そば」なんて言う落語がありますしね。(これはちょっと違うか?)
92世界@名無史さん:02/04/09 22:51
ええと、12進法は、両手の指プラス両足で12になったそうだ。
10進法はもちろん両手の指。
ところで、8進法は親指を除いた両手の指による数え方だそうだ。
位取りの効率を考えたら、繰り上がりの計算の仕方から言ってももしかしたら
8進法の方が効率的かもしれない。
93T・S:02/04/09 23:31
 >>91
 それを言った人は、松前藩側は、さらに交換品である米の数量をも誤魔化したとか言ってた覚えがあるけど、さすがにそのやり方は覚えていないです。

 数が数えられないと言えば、大戦直後、捕虜収容所にいた兵士の思い出話に、アメリカ兵士がカンヅメの必要分の計算がまともにできなかったと言うエピソードが。
 あるとき、捕虜一人に必要なカンヅメは何個で、捕虜は何人いて、そしてトラックにはカンヅメが何個乗って――とまでは解っているのに、果たしてトラックを何台呼べばいいのかの計算ができなかったそうで。
 見ていたその日本人は、たまたま英語ができたから、そこに割り込んでさっさと計算を済ませて凄い驚かれたとか……。
 でも、単純な掛け算だし、計算自体は中学生でもできるものなんだけどねぇ。
 その話を教えてくれた人は、日本人は、あるいはその類の計算については他の国の人間より優れているのかも、とか。
94世界@名無史さん:02/04/09 23:46
今でも、外国で買い物すると日本人ほど簡単にお釣の計算が出来ない人が多い、
という話は聞いたことがあるな。
95T・S:02/04/10 00:01
 以前からなんとなく思ってるんだけど……もしかして、九九って他の国では教えてないの?
 
 兵運時代に貴族がそれを独占して民衆には伝えなかったとは聞いたことがあるけど。
96T・S:02/04/10 00:10
>>95
兵運時代=平安時代ね。

ハズカシイ……。
97世界@名無史さん:02/04/10 00:14
日本語では八百八町、七重八重、八百万、八つ裂きなど、「八」が
大きな数の代名詞である。
アイヌ語では、六人の兄弟、酒六樽、六重の城壁などという言葉が
ユーカラによく登場する。つまり、「六」が大きな数の代名詞なのだ。
98世界@名無史さん:02/04/10 00:20
え〜と、スレ違いかもしれないことを覚悟で・・・
全く他の単位とも互換性のない単位って、なんかありますか?
長さ・重さ・量などは、それ自体は原器が必要な独立単位ですけど、
多くの場合、何らかの変換式がありますよね。
そうした、他の単位への変換が全く効かない様な単位って、
なんかありますか?
99世界@名無史さん:02/04/10 00:23
>>97
中国も六福だね。
日本ではそれに恵比寿が入って七福になる。

始皇帝が六を尊んだのと関係あるかな。
100山犬:02/04/10 00:25
>>93
米を量るときの枡の大きさを細工するというのはあったみたいですね。
年貢を取り立てる時は標準の枡で量り、農民に労賃を払う際は細工した小さい枡で
支払ったなんて話を聞いたことがあります。
果たして、これがどの程度行われていたことなのかはわかりませんが…。

でもまあ、居酒屋なんかでは一合といっても、実際よりも少ない量で誤魔化してた
なんて事は、ままあったようです。

>大戦直後、捕虜収容所にいた兵士の思い出話に、アメリカ兵士がカンヅメの必要分の
>計算がまともにできなかったと言うエピソードが。
この話しは、ひょっとして会田雄次の「アーロン収容所」ですか?
 
日本人の計算の話ですが、日本には奈良時代から掛け算の九九がありました。
今とは違って、9×9から始まって1×1で終わるというものでしたが、貴族は
初等教育でこの九九を学んでいました。

それに、何と言っても日本人の計算能力は算盤によるところも大きいと思います。
私も算盤を2年くらいやっていたんですが、やめて10年以上たった今でも、
暗算で、足し算なら5〜6桁程度、掛け算なら3桁×2桁くらいなら軽く出来ます。

江戸時代に吉田光由という人の書いた「塵劫記」という有名な数学の入門書があり
ますが、この中にもものすごい桁の計算問題がありました。
日本人が昔から計算が得意というのは正しいと思いますよ。

なんか、スレとあんま関係の無い話しばっかしちゃって、すいません。
101世界@名無史さん:02/04/10 00:27
>95
どこの国だか忘れたけど、13の段までの九九があったはず。
つまり1×1から13×13まで。(呼び名は当然「九九」ではないが)
うーん…韓国だったよーな気がするのだが…。
102山犬:02/04/10 00:28
>>95
教えてますよ。特にアジアの国々では。
国によっては16桁×16桁まで覚えさせるところもあります。
103世界@名無史さん:02/04/10 00:37
>100
や、そんな感じの微妙な脱線がキッカケで
本線の新しいネタの話題が生じたりするかもよ?
ちょいちょい脱線しながらマターリレスを重ねていけばいいんじゃない?
ここ良スレだと思うよ。
104世界@名無史さん:02/04/10 00:53
コンピューターは2進法だから
2、4、8、16…なんだよね。
8bitだ32bitだいってた頃が懐かしヒ。
105T・S:02/04/10 00:57
 >>100
> ひょっとして会田雄次の「アーロン収容所」ですか?

 さあ、それは解らんですね。
 古本屋やっていた頃に、人から聞いた話ですから。

 しかし、昔から日本人は計算が得意ですか――なるほど。
 そー言えば、和算の発達についても聞いたことがありますね。
 ただ、途中から数を使った遊戯みたいになってしまったそうですが。

 >>101 >>102
 ありがとうございます。
 しかし13桁に16桁ですか。
 凄いですな。
 しかしアジアの国々とは……欧米ではそれに相当するものはないんでしょうか?
 あればカンヅメの計算で困ったりはしないような気が。
106世界@名無史さん:02/04/10 00:58
>104は2進法を勘違いしてないか?
十進法の0,1,2,3,4,5,6,7,8,9,10……を2進法に直すと、
0,1,10,11,100,101,110,111,1000,1001,1010,……
だよ。

もし、わかった上で2進法の桁の話をしてたんなら、謝るけど。
107世界@名無史さん:02/04/10 01:06
むか〜し、マシン語かなんかで
16シンスーとかなんとか。。。

108世界@名無史さん:02/04/10 01:09
>90
琉球では「藁算(わらざん)」という藁を編んだものを用いた方法で、
文字を知らない人でも数を勘定&記録していたそうな。
結び方でその対象を、結び目の数でその数量を識別したらしい。
やはり識字率が低くてなおかつ貿易が盛んだったから発達したのかな?
109世界@名無史さん:02/04/10 01:25
>>109
九九がアジア圏で発達したのも歴史的背景がありそうだ。

ところで>>98が質問している内容が気になっているのだが・・・。
なんとなく言ってる意味が分かるようで、実はよく分からない。(俺が)
ちょっと面白そう。どなたかアフォにも理解できるような解説おながいします。
110世界@名無史さん:02/04/10 01:27
>>108
確か似たエピソードとして秀吉が山林の伐採の際かなんかに一本一本に縄を
結びつけさせていって手元に残った縄の数から木の数を割り出したなんて読んだ事あるけど
これは後期の創作なのかな。
学問無かった秀吉の賢さを表す逸話として載ってた様な。
111T・S:02/04/10 01:59
>>108
それ、一休さんのアニメにも採用されていたです……。

秀吉が傘を発明したとか言う話もあったけど、これは明らかに創作ですね。
そー言う創作の話の一種かも。
112世界@名無史さん:02/04/10 02:27
>98
たぶんそれは、物理板で聞くべき話じゃないかなあ。
もし大統一理論がきちんと完成するのであれば、換算不可能な性質/属性は
存在しなくなると思われ。

もう少し文系よりの考え方をしてみても、やっぱり換算不可能な単位ってのは
存在しないでしょう。なぜなら、単位ってのはもともと、あるモノがもつ
性質や属性を、客観的に誰もが情報として共有できるように「換算」するために生み出された
概念だから。つまり、「換算不可能な単位」ってのは語義そのものと矛盾してしまう言い方なんだな。
113ベリサリウス:02/04/10 21:44
>>98
他の単位への変換が全く効かない様な単位っていう概念自体がおかしくないですか?
大統一理論以前に、それならば換算という考え方自体が意味がなくなるのでは?

条件によって、あるいは状況によって変動する単位ということではないですよね?
114世界@名無史さん:02/04/10 21:46
>>95 >>101
世界の九九の話、って番組やっていたような。
世界中に九九はあるよ。

日本式が一番善いように思うのは、身びいきか慣れか?
115世界@名無史さん:02/04/10 22:36
>>114
確か欧米ではそのまま丸暗記で日本のリズムと節を付けて詠むやり方をどっかの
学校が取り入れたなんて読んだ事ある。
でも音読みだから東アジアではどこでも同じか?
中国とかでも「いんいちがいち」みたいに暗証してるのかな。
116グラハム・ハンコックねた:02/04/10 23:05
>>67
ピラミッドを作る際に、「ロイヤルキューブ」という単位を使用したそうな。
117世界@名無史さん:02/04/11 13:06
欧米には九九の覚え方がないので、アメリカやらドイツやらのゲームを買うとかけ算表が付いてくることがある、と聞いたが、昔の話なのかな。
118世界@名無史さん:02/04/11 15:29
昔イギリスの小学生向けの教材ビデオで
MCハマーが九九を(向こうは12・12だけど)
愉快に踊って歌っているってのが、TVで紹介されてた。

覚え方が無いというよりは、覚えない人も多いってことではないかにゃ。>かけ算表添付
119世界@名無史さん:02/04/12 18:54
>116
石材1個が「1ロイヤルキューブ」ってこと?
120世界@名無史さん:02/04/12 18:55
欧米的合理主義じゃ「掛け算なんて機械にやらせとけ!」ってことかな。
121世界@名無史さん:02/04/15 15:05
麻雀の役を数える「翻」って単位ですか?どんな意味??
122世界@名無史さん:02/04/19 17:35
をいお前ら! 何か書いて下さい。
123世界@名無史さん:02/04/19 19:07
16掛ける16の暗唱があるのはインドではなかったかと
124世界@名無史さん:02/04/19 20:03
話題が変わってしまいますが。
西欧諸国の通貨の単位って、時々やけに半端な数で位上がるのありませんか?
7とか15で……っていう(うろ覚え済みません)

あれってどういう経緯でそうなったかってご存じの方いらっしゃいませんか?
125世界@名無史さん:02/04/19 20:09
もともと発祥が違う単位のレベルを揃えたから
12で切り上がったり20で切り上がったりした
126山犬:02/05/06 01:42
>>124
7で切り上がる単位って言うのは初耳。
何ていう単位だか、憶えてませんか?

上で、8という数字が日本では神聖な数とされていたということを
書きましたが、西洋では7は神聖な数字とされていますね。

一週間も7日だし、ラッキーセブン何ていう考え方もあります。
あと、イギリスだと50ペンス硬貨と20ペンス硬貨は7角形をしてますね。
(これはあんま関係無いかもしれないけど…)

イギリスの硬貨といえば、
1ポンド=20シリング、1シリング=12ペンス
という、結構めんどくさい単位を使ってましたね。
中学生の頃、彼の国の小説を読んだ際、金の単位がよくわからずに
辞書をひいたことを思い出します。

今では1ポンド=100ペンスとなりましたが、
おかげで6ペンス硬貨が姿を消してしまいました。
127通りすがり:02/05/06 03:44
>>126
その換算方法は、古代末期以来汎ヨーロッパ的なシステムでしたからね。
1£(リブラ)=20S(ソリドゥス)=240d(デナリウス)
その他に2/3リブラとしてマルクも併用されたましたし。
メートル法を中心とする10進法が定着するまでのヨーロッパ、
どこも、そんなものですよ。

確かに、神聖ローマ帝国内はマルクが中心ではありましたけど。
厳密に言えば、マルクも種類はあるのでしょうけどね。

フランスでもリーブル、スー、ドゥニは革命前まではありましたし。
この換算法は一緒です。

128世界@名無史さん:02/05/06 03:58
英国の貨幣単位をスターリング・パウンド(銀ポンド)と言うように、
かつてはイングランド銀行が1ポンド紙幣を無制限に1ポンド銀貨を引き換えたことで
ポンドの信用が保証されていたと思われる。

しかし、かつてのイギリスではこの他に、ソヴリン(1ポンド金貨)も流通していた。
この流通が止まったのは、金銀の兌換相場が一方的な金の上げで推移したためだろう。
100年前の貨幣はすべて含有する金銀の価値で流通する秤量通貨で、
今日のような信用通貨ではなかった。

アメリカのイーグル金貨(10ドル)がそのまま1ソヴリンで流通しており、
銀貨レートは1ポンド=1ドル金貨5枚だった。
映画「荒野の1ドル銀貨」に出てくるのはメキシコドル銀貨で、
19世紀半ばまではアメリカの法定通貨だったが、
その後はおおむね1ドル銀貨2枚が1米ドルで推移した。
メキシコドルは香港ドルやシンガポールドルの素になった貨幣である。

ペニー(ペンス)は銅貨のようだが本来は銀含有量のきわめて少ない銀貨で、
1ポンド銀貨を240等分して作った。
つまり、イギリスの通貨制度の根幹は1ポンド=240ペンスだった。

シリングは本来は金含有量のきわめて少ない金貨で、
金ポンド廃止の頃に金貨を脱し、1ポンド=20シリングに固定されたと思われる。
昔の小説によく半クラウンという単位が出てくる。
1クラウンは5シリングだが、おそらくこれは1クラン銀貨=5シリング金貨で、
実際の流通上は半クラウンが5シリング(法定信用通貨)だったのだろう。
129世界@名無史さん:02/05/06 05:39
テニスのスコアの数え方「15、30、40」って
どういう由来なの?
130世界@名無史さん:02/05/06 11:20
>>129
60進法の1/4だったが、45は言うのが面倒なので40に改めた、という説。
131世界@名無史さん:02/05/14 11:27
>>104
二進法ってなんでできたんですか?
コンピューター関連でよく使われるそうだけど役に立つの?
就職模試で二進法に置き換えよって問題が出たんだけど、文系DQNの俺に分かるわけないっつーの。
132104ではないが:02/05/14 20:46
>>131
モールス信号からできたんじゃないかな
その前は松明とか鏡をつかってたとか
詳細キボン
133世界@名無史さん:02/05/14 20:59
>>131
簡単に言えば、電気が流れていない=OFF=0、電気が流れている=ON=1
ということだね。

電気が1mA流れているときを1、2mA流れているときを2、3mA流れている
ときを・・・・なんてやると、ちょっとノイズが入って2.1mAのときは? 2.2mAの
ときは?・・・となって収拾がつかなくなる。


なお、モールス信号は確かにONとOFFが使われているが、短いON=トンと長いON=ツー
で信号を表現してるので、ちょと違う。
134世界@名無史さん:02/05/14 21:05
135世界@名無史さん:02/05/14 23:22
>133
うまくやれば4進法ぐらいはできないかといつも思うんだけど?
136スレ違いなのでさげ:02/05/15 00:28
>>135
電流の種類を調べるよりON・OFFを調べるほうがはるかに容易。
ON・OFFのタイミングを速くしたほうが今のところ経済的。
 CDは44.1kh(一秒間に4万4千1百回)きざみで65536段階の
音をかなでる。

(´-`).。oO(DNAはなぜ4進法なんだろう?)
137世界@名無史さん:02/05/21 21:53
>>128
1ギニー=21シリング=1ポンド+1シリング なんてのもありましたね。
主に医師・弁護士への謝礼用だったとか。

>>129
時計の針を45度づつ進めて・・・というのは俗説だったっけ?
138世界@名無史さん:02/05/21 22:04
追加。
1クラウン=5シリング貨幣、1フロリン=2シリング貨幣 だそうです。
通称は確か貨幣のデザインから来ているという話を読んだことがあります。
間違っていたら訂正よろしく〜。

蛇足。
1ポンド=20シリング=240ペニー  ややこしい。。。
手持ちの説明書によると、1フロリン貨幣(2シリング)が初めて導入されたのは
1849年で、十進法へ移行するために作られた貨幣だそうです。初期のフロリン
貨幣には「10分の1ポンド」と書いてあったそうな。
そういえばシリングが廃止になってからも、ちょくちょく現行10ペンス貨幣と
同じように使えましたね。といっても10年くらい前の話ですが。
139世界@名無史さん:02/05/21 23:52
アメリカの貨幣単位、今はセントとドルしかないが、もともとは10進法で4種か
5種あったらしい。だれか詳しい人いませんか?
セントとドルの間に「ダイム」があったのだけしか知らない。
140世界@名無史さん:02/05/22 00:11
>>139
アシモフが科学エッセイで書いていたね。忘れちゃったけど。
141世界@名無史さん:02/05/22 00:21
>>139
セントは100のことだし、ダイムは10のことだもんね。
これ以上細かい単位があったとは驚き。
142世界@名無史さん:02/05/22 16:13
>>141
1ドルの1000分の1の単位としてミル(mill)というのが
あったそうです。
143世界@名無史さん:02/05/22 16:37
>>142
> あったそうです。

失礼。現在もあるそうです。
144世界@名無史さん:02/05/22 17:05
>>139
あと、1ドルの10倍をイーグル(eagle)と言ったそうです。
ttp://www.ku.edu/carrie/kancoll/articles/eberly.htm
145139:02/05/23 21:18
>>142-144 Thnx
うぉう、思い出してきた。そうだったっけ。
それにしても、よくまぁ調べられましたね。
146世界@名無史さん:02/05/23 21:35
milというと1/1000inchを意味する長さの単位でもあるな。
最初見たとき、「ミリ」でもないし「マイル」でもないしで、悩んだよ。
147世界@名無史さん:02/05/23 21:40
「苗頭(びょうとう)」と書いて「ミリィ」とルビを振る単位があったような。

WW2の日本海軍ネタなのでsage。
148世界@名無史さん:02/05/23 21:44
「サンチ」とか言うと趣味がばれます。
「センチ」と言いましょう。
149世界@名無史さん:02/05/24 00:48
>>138
ついでに8フロリン=20金フラン。
手元のフロリン金貨には両方書いてある。
150世界@名無史さん:02/05/24 06:00
和人がやったという「はじめ一二三四五六七八九十おわり」式の
数え方についてはよくわからない部分が多い。元来はサケを十尾
単位とするとき、いたんで駄目になる分を見込んで12数えたと
いう説もある。余計に取りたいときに高圧的この数え方をした、
という事実はあるようでその場合は和人の悪事にすぎないが。ま
た、北海道アイヌ語は数詞の古形の最構が困難。10進法だが、
一部20進法的でもある。百以上は固有語が残っていない。樺太
では満洲語からの借用語を使っていたから、北海道では日本語を
そのまま使ったのだろう。
ちなみに長さには
tem:両手のこぶしの先から先まで(ひろ)
wo:親指から人差し指まで
ik:親指の第一関節分
量には
conpa:一升(日本の影響)
などの単位が使われていた。

それにしてもアメリカはヤードポンドのせいで人工衛星の打上失
敗したりしてんのに懲りないよな。
151世界@名無史さん
>>150
いまさらメートル法に転換できないだろう。
過去の膨大な科学・技術の蓄積があるし、妙にプライドが高いお国柄だし。