1 :
世界@名無史さん:
旧石器時代から現代までの間、その時代時代
でどのような恋愛が行われていたかなどの
話をしましょう。
2 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/03/27 11:21
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│:::::: ミミミミミミミ ミミミミミ│
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│ヽ ⌒⌒\ヽ───ノ /│ │───> .│
│ヽ 〆  ̄ ̄ ̄ ̄ │ │ \──/
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│ │ .. │ │ /
│ .│ . . ─/ ヽ / < オマエ、ホームラン級のバカだな!!!!
│ │ / \⌒\ ノ\ . / \
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3 :
世界@名無史さん:02/03/27 11:34
今の時代は彼女をつくってその子とのつき合いを長続きさせるために
手に入れなければいけないものが多いしそれに苦労も多いですよね。
なのでもし旧石器時代の不便な生活が出来てタイムマシンがあれば
旧石器時代に行きたいですね。いまさら旧石器時代の生活をする
ことは出来ないしタイムマシンなんて少なくとも自分たちが生きてい
るうちには絶対に発明されないんだけどね・・。
旧石器時代は性交に関して何の規律もなかったのに
縄文時代になると次第に規律が出来ていったみたいです。
俺的には中世の騎士みたいな恋愛がしたい
自分より目上の人の奥さんに手紙書き送ってハンカチとかもらうの
でトーナメントのときにはそのハンカチをくくりつけて戦うの これ最高
で 実際には奥さんとは絶対に会っちゃいけない もう萌え萌え
こういうことをずらずら書いていけばいいわけ?
>>1
>5
そうです。
>>5 つかそれ実行してます。
あんまり楽しくないです。
>>7 実際に会わないからいいんじゃないかヴォケが
もし会ったりしたらその場でセクースだろ?
そこを旦那に見つかったら教会から破門されるし旦那には殺されるし大変じゃないか
おれも恋愛は好きだけどラーンスロットみたいにはなりたくないね
9 :
世界@名無史さん:02/03/28 10:44
>4
旧石器時代ってそんな時代だったんですか。知らなかった。
10 :
世界@名無史さん:02/03/28 10:58
このスレ、意外に面白くなるかも。
結構恋愛で狂った歴史ってあるからね。
小さな家の寡婦と結婚して、ヨーク家没落の原因を作った
エドワード4世なんかがそうだよね。
それから通俗的なところでは、ポルノダンサーと結婚したビザンチン皇帝
ユスティニアヌスなんかも面白いよね。テオドラが王妃でなかったら、
ニカの乱で皇位を失ったかも。
人の情念が歴史を変えるというような話ができると面白いな。
中世っつったらロマンチックな宮廷恋愛の文化もあることにはあるだろうけど、
拉致→強姦→既成事実を作って結婚、というパターンも多かった。
資産の多い女性は野心家の貧乏貴族によく狙われたものだったヨ。
略奪婚と言い換えればソフトな響きになるが。
まあ、日本でも中世には往来で嫁捕り、という風習があったけど。
12 :
世界@名無史さん:02/03/28 11:44
>>10 エドワード8世がTOPでしょう…
王位より恋愛を選んで退位
13 :
世界@名無史さん:02/03/28 12:37
>>11 それってジル・ド・レの祖父がジルの嫁にしたいと思って、
ある女性に対してとった手段。
だからジルと妻の仲は冷え切っていた。
14 :
棄教者 ◆witdLTi2 :02/03/28 12:39
>>12 イギリス歴代王家の中ではヘンリーVIIIに勝てる人はいないでしょう
江戸ワードVIやチャールズ現皇太子など糞です
15 :
世界@名無史さん:02/03/28 13:00
>>11 日本でも昭和初期時代に嫁取りはあったみたいだよ。
ついでに、処女権が仲人に有ったんだって。
日本のどこかの地方に、掠奪婚(平たく言うと強姦)の奇習がかなり近代まで残っていたそうだが、
大正だか明治だかにそれをやった奴が逮捕されて有罪になり(文化だ、と主張したが認められなかった)
それ以降は行われなくなったらしい。
17 :
世界@名無史さん:02/03/28 19:01
>>16 その事件は昭和34年に鹿児島でおきた事件ですよ。
被告の母親も元々それで結婚していて町の教育長もそれの仲人をしたとか。
でも、ルールがあって略奪しても手は触れずに相手方の親と交渉して結婚が
認められるまで何回も交渉するそうです。
ちなみに嫁に欲しい女性を略奪するのは日本では普通に有ったみたいだよ。
18 :
世界@名無史さん:02/03/28 19:06
>>16 長崎あたりじゃ「嫁盗び」といっていたらしい。
19 :
世界@名無史さん:02/03/28 19:31
>>11 ヨーロッパには「恋愛は12世紀の発明だ」という言葉があるらしい。
もっとも、「宮廷風恋愛」というのは共同幻想であって、11の人の
書いたとおり、男性権力の確立した宮廷社会の現実を反映するもので
はない。
騎士道物語なんか、相続権の無い次男以下の若者たちに夢を与え、
フラストレーション解消の機能を果たすものだった。
中世の騎士の大半は理想的な騎士道精神など持ち合わせず、
野盗に等しい暴虐な存在だった。
20 :
アマノウヅメ:02/03/28 19:48
日本の略奪婚は慣習化していて、結婚に費用をかけないために、双方馴れ合いで
行われていたようです。
しかし、仲人に初夜権があるというのは聞いたこと無いなあ。
21 :
世界@名無史さん:02/03/28 20:11
>>20 昭和22年に福島県で初夜権で揉めたと新聞の記事が有ります。
その地区一帯では初夜権が仲人にあったそうですが、育ちが都市部の
新郎がこの初夜権を結婚式後に知って、仲人や老人達ともめたとの事です
ちなみにその地方の諺に「初子は親に似ない」があるそうです。
22 :
世界@名無史さん:02/03/28 20:45
アベラールとエロイーズ
23 :
世界@名無史さん:02/03/28 21:11
ダンテとベアトリーチェ
24 :
パーニーパットの戦い:02/03/28 21:32
明の太祖と馬皇后
25 :
世界@名無史さん:02/03/28 21:50
カール大帝は修道女が恋文を書くのを禁止したりしています。
欧州のどこぞの地方の初夜権というのは、
元はといえば性に関する独特な宗教的迷信が背景にあったそうだが、
日本のそれは一体どういう背景から生じた習慣だったか分かります?
27 :
世界@名無史さん:02/03/29 15:43
>>26 簡単に言うと童貞と処女だと上手く出来ないからだとか。
処女じゃ一人前じゃ無いから仲人以外にも親戚とか村の長老
みたいな人が処女を食ってたみたいです。
芸者の水揚げみたいなもんです。
28 :
世界@名無史さん:02/03/29 16:08
ヤンマガかなんかでそういう漫画あったね。
29 :
世界@名無史さん:02/04/02 16:19
ヨーロッパでも日本の夜這いに似た「夜の訪問」(キルトガング)という
習慣があったよ。
彼女の部屋の窓までよじ登っていくとき、できるだけ危険な方法をとるのが、
愛の深さを示す基準とされた。
恋人が寝ている窓の下で奏でるセレナーデなども、その一端。
30 :
世界@名無史さん:02/04/02 16:45
アッシリアでは15歳になったら処女貫通の儀式みたいなのがあったとか言うが
何で読んだ話なのか覚えてない、内容の記憶もおぼろげ。
31 :
世界@名無史さん:02/04/02 18:28
中世のヨーロッパでは糸つむぎ部屋に男女が集まって卑猥などんちゃん騒ぎ
をしたりした。
最後の一線を越えることは少なかったらしいけど。
32 :
世界@名無史さん:02/04/02 22:48
中国の文学で恋愛をうたったものは少ないね。
日本の文学だと恋愛モノをとっちゃったらあとは軍記物とかしか
のこらないんじゃないかな。
中国だと友情をうたったものが多い。
>31
それでも「良識ある」領主や聖職者らにより禁止されたそうで。つまらん。
34 :
世界@名無史さん:02/04/03 21:48
>>32 「金瓶梅」はポルノとみなされているから、「恋愛文学」には
はいらないのかなあ。
35 :
世界@名無史さん:02/04/03 22:18
>>32 >中国の文学で恋愛をうたったものは少ないね。
紅楼夢ぐらいかな?
夫婦愛なら結構あるのにね。
昔なぜか国語の教科書に載ってたんだが、
李白の作品で、「皇帝に寝所を訪ねてもらえない美人の愁いを詠んだ詩」というのがある。
中国の漢詩としては極めて珍しい内容のものだと先生が驚いていた。
37 :
世界@名無史さん:02/04/04 00:47
>>36 すぐ思いつくのは白居易の「長恨歌」かな。
玄宗と楊貴妃の悲恋をうたった詩。
杜甫や李白も恋愛しは皆無だったはず。
39 :
世界@名無史さん:02/04/04 10:51
>>22 アベラールは確かその後、エロイーズの親にナニを切り落とされたなあ。
40 :
世界@名無史さん:02/04/05 17:47
>>33 農村じゃ縄張り意識が強くて、他の村の青年が自分の村の娘のところに
通ってきたりしたら袋叩きにしたらしい。
41 :
西国のアズマ帰依者:02/04/05 17:53
「恋愛」概念自体近代ヨーロッパの概念なんだから、
中国にあるはずはない、という訳なんだろうね。
藤井省三の論文に「恋する胡適」というものがある
42 :
西国のアズマ帰依者:02/04/05 17:55
×「恋愛」概念自体近代ヨーロッパの概念なんだから、
○「恋愛」概念自体近代ヨーロッパから来た概念なんだから、
>40
「ドン・キホーテ」の作者セルバンテスも夜這いをかけて袋叩きに遭ったとか。
44 :
世界@名無史さん:02/04/06 12:35
旧約聖書の『雅歌』の官能的な表現には驚くね。
俗に「ソロモンの雅歌」と呼ばれてるけど。
この歌の成立について、ギリシア悲劇のような「ドラマ説」と、
シリアに今も伝わる「祝婚歌」との共通性を指摘する「祝婚歌説」が代表的。
>>44 改めてそういう紹介をされると きわめて懐かしいです
今日でも雅歌の一節をメールのフッタに使っていますが
ぼくが初めて雅歌にふれたのは厨房の頃
7:1- は厨房のぼくにはあまりに直截すぎて鼻血ブーになりました
ちなみにあそこには「神」という単語が全くないことについてはどう思いますか?
神秘主義思想な人たちはあそこから神とユダヤ民族の契約やら
キリストの受難やらを連想するらしいのですが
ぼくには理解できません
46 :
世界@名無史さん:02/04/08 19:27
>>45 私もあれを読んで神を連想したことはありませんね。
イスラム圏でもハーフェズの詩に描かれた美女を「実は神」
とする解釈があるそうですが。
あるいは最初からそういう多義的な詩として創作してるのかな。
47 :
世界@名無史さん:02/04/08 21:42
ギリシア語で「愛」を表す言葉は、
アガペー、フィリア、エロスの三つがある。
新約聖書の「愛」はすべてアガペーという言葉が使われている。
48 :
世界@名無史さん:02/04/13 21:15
>>32 中国でも南方の楚とかには、日本の「歌垣」に似た風習があったらしいね。
49 :
世界@名無史さん:02/04/15 19:17
イスラム世界における恋愛の形というのはどうだったのかな。
オスマン帝国のスレイマン1世は、寵妃のハセキ・フッレム(ロクセラーナ)
に心底惚れ込んでいたらしいけど。
50 :
世界@名無史さん:02/04/15 21:04
万葉集で歌われているのは「恋愛」じゃないのかな?
>>49 アラビアンナイトあたりにいろいろと艶笑話が。
ビクトリア期のイギリスでは些細な猥談も悪徳とされていたため
当初輸入された話では大幅に換骨奪胎されていますが、
バートン版あたりになるとかなりあけっぴろげになります。
52 :
世界@名無史さん:02/04/15 23:06
ペルシャ文学の『ホスローとシーリーン』も恋愛文学。
ホスローが水浴する美女を垣間見る場面は有名。
53 :
アマノウヅメ:02/04/16 07:54
>>50 万葉集には「恋愛」に関する歌がさまざまあって、精神性の高いものが多いですね。
決して肉欲ばかりじゃありません。
恋歌は、以後の歌集でも「恋の部」として立てられますが、むしろ形式化して中身は
さほどのものじゃありませんね。
まあ、恋にはその結果としての子孫繁栄があるわけで、縁起物となっていったようです。
大正天皇は、歌に秀でて、特に恋の歌が上手だったとか。
54 :
世界@名無史さん:02/04/16 23:58
>>53 万葉集の歌は私も好きです。
平安時代よりも激しい時代だったせいか、相聞歌も情熱的なもの
(但馬皇女の歌とか)が多いですね。
55 :
世界@名無史さん:02/04/21 22:07
古代ギリシアでは、神殿にある女神像に恋し、だれもいなくなったときを
みはからって、女神像の唇を吸い、抱擁するという事件がよくあったとか。
翌朝になって運悪く守衛に見咎められ、神像の膝の濡れが検証されれば、
涜神の大罪人として石子詰めの刑に処せられたのですが、こういう例は
ギリシアだけですか?
日本で観音像に恋した僧侶の話があったような・・・
56 :
世界@名無史さん:02/04/21 22:21
ピグマリオンの話は?>55
>55
吉祥天や弁才天の像に恋して夢中で交わった、といった伝説・説話がいくつ
かあります。(「日本霊異記」など)
58 :
世界@名無史さん:02/04/23 23:20
結局「恋愛」は12世紀ヨーロッパの発明品じゃないのかな。
ん、自己献身的な恋愛が12世紀の発明品なのか?
59 :
世界@名無史さん:02/04/23 23:30
>>58 女性の人格を個人の人格として尊重する近代的恋愛の萌芽が
宮廷愛のロマンスにみられるてことでは<12世紀西欧的恋愛
60 :
世界@名無史さん:02/05/12 22:05
古代ギリシアでは愛というともっぱら少年愛を指していたとか。
プラトンも愛する少年のために人格を高める、というような意味の
ことを書いていた。
61 :
世界@名無史さん:02/05/21 16:45
恋愛は結婚よりも楽しい。
小説が歴史よりもおもしろいのと同じである。
(カーライル・英国の思想家)
62 :
世界@名無史さん:
ワスカールとアタワルパが皇位を争っていた頃のインカ帝国。
アタワルパは和平の使者として青年貴族キラコを派遣した。
ワスカールはキリコを罵り、他の使者4人を死刑にした。
実はキリコは数日前から恋に落ちていた。
相手はワスカールの娘クリ・クイリョル。
二人は人目を避け愛し合い、結婚の誓いを交わした。
ついにワスカールとアタワルパの間に戦争が始まった。
アタワルパ軍の先頭を切って戦うキリコ。
アタワルパ軍は勝利したが、キリコは瀕死の重傷を負った。
生死をさまようキリコを救い、不眠不休の看病をしたのは敵兵だった。
アタワルパが少々落ち着くとその敵兵は2・3日いなくなった。
戻ってきた敵兵が伝える情報は驚くべきものだった。
「インカ帝国がなくなった!」。
もう一つの驚くべきことは、敵兵の正体。
敵兵こそ男装したクリ・クイリョルだった。
彼女は他の男と結婚させられそうだったので、家出し男装し従軍していたのだった。
国は滅びたが、二人は結ばれ至福の時を過ごした。
しかし話はここで終わらない。
キラコは数年後、若くして死んでしまった。
クリ・クイリョルは生きるためスペイン人の妾となり、その生涯を終えた。