☆☆翻訳語の失敗例☆☆

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1世界@名無史さん
フランス革命のスローガン「博愛」や、
アメリカ大統領の「一般教書」のように、
翻訳語の失敗例(意味が微妙にずれている)
を集めてみませんか?
ついでに、
「コレはうまく訳した!」
という成功例も。
2世界@名無史さん:02/03/15 11:19
本多勝一氏が「合衆国」は誤りであって
本当は「合州国」であると提唱しているな。
3世界@名無史さん:02/03/15 11:25
>>2
それについてはEnglish板のこちらのスレをどうぞ。
少なくとも「誤訳」ではないということがよく分かる。

http://mentai.2ch.net/test/read.cgi/english/1014923958/
4世界@名無史さん:02/03/15 12:08
コモンウェルスを「英連邦」と訳した例。
「連邦」だと実際よりも強いつながりのように聞こえる。
5世界@名無史さん:02/03/15 12:13
>>2
3のスレでも言われてるけど高島さんが「合州国」とか主張してる連中の方が
ドキュソだって本で書いてたぜ。
6世界@名無史さん:02/03/15 12:17
The Civil Warを「南北戦争」と訳すのはどうかなあ?
直訳だと「内戦、内乱」でしょ?
7世界@名無史さん:02/03/15 12:22
>>6で思い出したけどSpanish Civil War→スペイン市民戦争
8世界@名無史さん:02/03/15 12:25
誤訳というわけではないが、
ドイツ語「国」を表す言葉は、
ライヒ→宗教的で荘重な感じ
シュタート→世俗的、政治的な感じ
9世界@名無史さん:02/03/15 12:32
これは日本人でなく、英米人が誤訳した例だが、
イスラーム主義を「ファンダメンタリズム」(原理主義)と訳した例。
プロテスタントで「ファンダメンタリズム」というと、
<聖職者を通さず、信者がテキストを直接受け入れる>
という意味があるけど、ホメイニー師をはじめとする人々は、
イスラームにおけるウラマー(イスラーム法学者)の役割を重視している。
10世界@名無史さん:02/03/15 12:39
>>8
だってライヒは神聖ローマ帝国みたいな精神的紐帯をあらわすための用語だったし、
シュタットは都市国家が起源だもんねえ。

11世界@名無史さん:02/03/15 12:44
「グローバル・スタンダード」という言葉。
普通「ディ・ファクト・スタンダード」(事実上の標準)
といわないか?
12名無しさん@1周年:02/03/15 13:30
資金洗浄防止法
13世界@名無史さん:02/03/15 13:40
戦友…これ部隊の最小単位である二人編成を指す言葉
独断専行…主導権を奪うという意味(ダッシュ・オブ・イニシアチヴだったかな)

>>6
南北戦争は確かにAmerica civil warと現在は言われてますが、これは北部の言い
方です。南部ではノース・サウス戦争とか独立戦争、北部介入戦争と言ってます。
現在は一つの国かもしれませんが、一応当時はUSA対CSAによる政府間戦争です。
14世界@名無史さん:02/03/15 13:45
ガァヴァネス互恵組合
15デカルト:02/03/15 13:48
我思う、故に我あり。
16世界@名無史さん:02/03/15 13:54
Je pense, donc je suis.
「我思う故に我あり」でいいのでは?
あと、>>1の「fraternite」は「博愛」以外にどう訳したらいいの? 友愛?
誤訳とは言い切れないと思うんだけど・・・
17世界@名無史さん:02/03/15 14:01
>>16
兄弟愛、同胞愛、同志愛。

直接関係ないけど、ヘレニズム時代の君主にプトレマイオス2世という人が
いて、彼は「フィラデルフォス」(兄弟姉妹を愛する者)と呼ばれた。
理由は自分の姉を愛して結婚したから。
18世界@名無史さん:02/03/15 14:05
たしか呉智英氏は
闘争のための「友愛」であると言っていた気が。
決して綺麗な意味ではないそうです。
労働者が作ったスローガンでしょうか?

19世界@名無史さん:02/03/15 14:06
「一般教書演説」という訳語は、江戸時代の「御教書」(みぎょうしょ)
をあてたものだけど、英語のState of Union addressには、そういう
「上からものを言う」ニュアンスはないねえ。
20世界@名無史さん:02/03/15 14:18
>>13
軍事用語にはけっこう誤訳が多いらしいですね。
クラウゼビッツの「戦争論」もひどい訳があるとか。
21世界@名無史さん:02/03/15 14:19
The God を「神」と訳したこと。
22世界@名無史さん:02/03/15 14:32
イタリアの天文学者スキャパレリが、火星に「カナリ」(イタリア語で「すじ」「線」の意)を
発見した、と発表したのが、英語で「キャナル」(運河)と訳されした。
運河とは、人工のもの。
おかげで、火星には人間がいる、ということになった。
H・G・ウェルズの「宇宙戦争」が書かれ、オーソン・ウェルズがそれをラジオドラマ化して
パニックを巻き起こし、さらには、SFにスペースオペラという分野ができ、多くの人が宇宙人
の存在を信じている、これらはみな誤訳に由来すると言っても過言ではない。
23世界@名無史さん:02/03/15 14:46
連合国→国際連合
24世界@名無史さん:02/03/15 14:48
>>11
例えば、ある国が決めた規格が世界的に使用される場合、
それは「グローバルスタンダード」とは呼べても、
「ディファクトスタンダード」と呼べるのかな?

「ディファクトスタンダード」の原義は、
「作られた規格ではない(作られた規格から離れている)」でしょ?
25世界@名無史さん:02/03/15 14:56
今月号の文藝春秋に面白い記事がある!
26世界@名無史さん:02/03/15 16:13
Loveを愛と訳したこと。
もともと愛は愛執という熟語でもわかるように
物事に執着する悪い心。
安土桃山時代の宣教師はGodのLoveを
神の御大切と訳した。
最初はGodを大日と訳してもいる。
27世界@名無史さん:02/03/15 16:14
ローマ帝政期の第一人者を「皇帝」と呼ぶこと。
28世界@名無史さん:02/03/15 16:21
>>27
「帝政」というより「元首政」かな?
いちおうプリンケプス(第一の市民)と名乗ってたんだよね。
形式だけでも。
29世界@名無史さん:02/03/15 16:24
オスマン帝国を「トルコ帝国」や「オスマン・トルコ」と呼ぶ例。
西欧人のまねをしたんだろうけど、これだとトルコ人が主流の帝国
みたいに聞こえる。
30世界@名無史さん:02/03/15 18:12
>>29
そりゃ翻訳とは関係ない
やはりトルコ帝国でよいという声もあるよ

31世界@名無史さん:02/03/15 18:13
「芸術は長く、人生は短い」
本来は、
「技術は長く、人生は短い」
古代ギリシアの医者ヒッポクラテスの言葉。
32世界@名無史さん:02/03/15 18:21
キリスト教の「GOD」を「神」と訳してしまったこと。
33世界@名無史さん:02/03/15 18:43
>>32
確かに誤訳だったのかもしんないけどさ、
なんで、同じく唯一神の概念を訳すのに
ローマ人の信仰する神々を意味したDEUSや
ゲルマン人の信仰する神々を意味したGOD、
「神」という意味であると同時に
アラブ人本来の神々の主神の名だったALLAH…
など多くの類例があるというのに、
とりたてて日本語のカミは誤訳だっていうんだろう?
そこんとこ誰か説明してくれると嬉しいな。
34世界@名無史さん:02/03/15 20:56
>>33
ハァ?
同じく唯一神てなに?
3534:02/03/15 20:58
スマソ勘違い…
36世界@名無史さん:02/03/15 22:42
「封建制」、この言葉が歴史認識にもたらした混乱は計り知れません。
37世界@名無史さん:02/03/15 23:05
>>37
激しく同意

東京・京都の大喧嘩もなかったかもしれない
3833:02/03/15 23:16
>>34-35
こっちこそ読みにくい日本語でごめん。
39世界@名無史さん:02/03/15 23:20
朝鮮民主主義人民共和国
40世界@名無史さん:02/03/16 00:11
>>8
一般的には
ライヒ=帝国
シュタット=国(都市)

あと
ラント=国(領域的印象強し)
ってな感じでは?

ドイツ的には州と訳しているラントと,日本語で言う州とは
かなり印象が違うでしょ.

41世界@名無史さん:02/03/16 00:17
>>33
DEUS、LAH(ALは冠詞)、JAHVE(スペリング間違っていたらスマソ)
は全て同じなんだけど…

ゲルマンのGODは違う…
4233:02/03/16 00:27
>>41
げ、違うのか…。
43世界@名無史さん:02/03/16 00:37
>>33

あれって意図的に「神」って訳したんだよ
明治中期くらい(適当)なんとか訳(失念)聖書で、それまで「天主」って訳が
一般的だったのを、「神」って訳すことで舶来臭さを消して、日本人のGodに対する
認識を意図的に混乱させたんだよ
4434:02/03/16 07:25
>>42
皆さんわかっておられてわざわざ書くまでもないんだろうけど,41氏がいってるのは
DEUS(ローマ教会で使う方のDEUS)、ALLAH、 JaHWeHは同じ存在を示している(がゲルマンの神々は別物を表す)ということですよね。
33氏は多神教概念の単語(このDEUSはローマの神々)を流用して唯一神の概念を表すのは一般的なことだ,といっておられるので
なんか話がかみあってないんですね。
45世界@名無史さん:02/03/16 09:42
>>36
なぜこれを西欧のフューダリズムの訳語に当てたのかなあ。
46世界@名無史さん:02/03/16 10:42
欧米の基本法を憲法と訳したことじゃないかなあ?
日本人は憲法は理想を謳う物だったので…
欧米の憲法は律令と訳されるべきだったと思うのだが
47がいしゅつ?:02/03/16 11:57
帝王切開
48世界@名無史さん:02/03/16 11:58
「ホロコースト」を「ユダヤ人虐殺」と訳すのは大誤訳ですね。
言うなら「ユダヤ人絶滅」でなければなりません。
49世界@名無史さん:02/03/16 12:14
>>46
冷戦時代の西ドイツは、「憲法」といわずに「基本法」と呼んでいたそうですが、
英語やドイツ語ではそれぞれどういう語を使うのですか?
50世界@名無史さん:02/03/16 12:17
>>48
ホロコーストはもともと「燔祭」という意味ですね。
ジェノサイドは「民族殲滅」かな。
51世界@名無史さん:02/03/16 12:18
ツヴァイクの岩波文庫版『マリー・アントワネット』

フランスとオーストリアの宮廷付き聖職者を
「牧師」と訳すのは勘弁してくれ・・・。
所々「神父」と訳している所もあるから
もしかして原文がそうなのか?
52世界@名無史さん:02/03/16 12:35
>>47
「カエサルが帝王切開で生まれたのは単なる俗説」
と広辞苑に書いてあった気がする。
53SSBN:02/03/16 13:04
鋏みたいなやつのシザーとカエサルのシーザーを間違えたんじゃなかった?
54世界@名無史さん:02/03/16 13:03
>>48
いや正しい。
holocaustとthe Holocaustという別々の単語となっているが、
日本語に訳すときは文脈から判断できるようにすればよい。
55世界@名無史さん:02/03/16 17:10
>31
人生は短く医術は長しの方が適切かと・・・。
テクネーというのは個人の文脈で読み分ける必要アリかと。
あと雄弁は銀、沈黙は金の翻訳後の意味の取り違えは何とかならんもんですかね。

56世界@名無史さん:02/03/16 17:48
>>55
ただ、「芸術」と訳したせいで、
「芸術家が死んだあとも、作品は永遠に残る」
という意味に取り違える人もいますからね。
57世界@名無史さん:02/03/16 18:58
数学だが有理数。本来は有比数。
無理数も然り。
58世界@名無史さん:02/03/16 19:02
ってか「神」って言う漢字の意味すらあれだからな。
たしか「人間離れした、とにかく凄い人」と言う意味らしい。(うろ覚え)

だから半角板での「神」もそう考えるとなんとな〜く分かるような気もしないではない。











か?
59世界@名無史さん:02/03/16 19:52
「健全なる精神は健全なる身体に宿る」

本来の意味は「健康な身体に宿る健康な精神を願う」。
体を鍛えることで精神も鍛えられればいいのにねぇ、という願望を表した文であって、
中学の体育教師とかが使っている用法では逆の意味になってしまっている。

ちなみに、広辞苑の訳な。
60世界@名無史さん:02/04/05 00:38
悪の枢軸の英語が自分で思ってるのは違ってた。
自分のは悪の軸だった。
61世界@名無史さん:02/04/05 21:05
>>60
ん?
axisは「軸」の意味も「枢軸」の意味もあるぞ?
6260:02/04/06 01:16
>>61
いわれてみると自信がなくなりそう。
axisは単数形。枢軸をつくるのには国が複数必要か
とも思いそれならaxisの複数形のaxesかとも思いましたが、
辞書にはthe Rome-Berlin-Tokyo Axisとありますね。
英語のラジオで悪の枢軸のaxisの発音が変だなと思ったのが
きっかけです。
63世界@名無史さん:02/04/06 08:48
>>62
て優香、3国で1チームだから単数なんでしょ?
64棄教者 ◆witdLTi2 :02/04/06 09:00
キリスト教の「愛」って昔は「大切」って訳していたらしいのですがどうよ
65世界@名無史さん:02/04/06 09:40
>>64
日本語の「愛」はもともと愛欲を意味する言葉だったから、
キリスト教の伝統の無いところでこの概念を理解させるのは
苦労だったんじゃないかと。
66世界@名無史さん:02/04/06 19:56
>日本語の「愛」はもともと愛欲を意味する言葉だった
漢文での「愛」はどこいった。
67世界@名無史さん:02/04/07 17:40
外人の書いた本に「Emperor of Japan」って書いてあると、
わざと「日本の皇帝」って訳したくなる。
たぶん書いた人の認識もそうだろうから。
68世界@名無史さん:02/04/08 05:40
>>67
それは言えてる気がする
69世界@名無史さん:02/04/26 15:03
>>67
現人神を「ゴッド・エンペラー」と訳した例。
キリスト教の神と多神教の神は違う存在なんだけど。
欧米人から見たら、神を畏れぬとんでもないヤツ、というふうに
思えるらしい。
70ふむ:02/04/26 15:07
そもそも一神教の神は、
人格的存在というよりも宇宙原理といった存在なので、
「神」というより「天」と訳した方が良かったと思う。
71世界@名無史さん:02/04/26 15:16
謝罪=朝鮮人のいいがかり
72ブラウニー:02/04/26 21:45
ヴォーゲル教授の「Japan as No.1」を「No.1の国日本」と訳したこと
(これじゃjapan is No.1だよ)。
 これは例えて言うならオリンピックで100種目あるうち最低1個金メダルを
取った状態に相当。「No.1の部門もある国、日本」が近似値だと思う。
 後年、教授本人が「私はそんなこと(No.1の国日本)は言っていない」
と仰られております。
 自国を「オールマイティNo.1」と思っているアメリカ人に対して
「他の国でも幾つかの部門ではアメリカを凌駕している点も有るのだよ」
と鼓腹撃壌の意味を込めて執筆したのがそもそもの動機と思われる。
73ブラウニー:02/04/26 21:52
ソ連軍の歩兵師団を「狙撃兵師団」と訳したこと。
これはロシア語から日本語へ直接翻訳したのではなく、間に
英語(ライフルディヴィジョン)を挟んだ為に起きた。
 日本語としては、「ライフル」を入れたいなら「鉄砲隊」
「銃卒」があるがやっぱり素直に「歩兵」で良いと思う。
74世界@名無史さん:02/04/26 23:30
Economyを荘子からとって経済 (経世済民) 
と訳したのは間違い
もともとはエコノミーとは家政術のこと
ギリシャ語で
Oikos(家庭)Nomos(ルール)のことだ
奴隷を扱うルールのことである。
これがわかってないから日本の学者は
経済学批判をするときに、
経済学が想定する人間とは
利己的なホモ・エコノミクスに過ぎない
とかバカな批判をする。
経済学は、まさに馬鹿で利己的な(被支配者)
を支配するための支配者の学問だからこそ偉大なのにね
75世界@名無史さん:02/04/27 06:35
>>74
福沢諭吉は「理財」と訳したんだよね。
こっちの方が近いね。

#昔の慶応大学には「理財科」があった。
76世界@名無史さん:02/04/27 07:32
「経済」って抽象的・多義的すぎるよね
77世界@名無史さん:02/04/27 11:45
第二次大戦末期
日本に対して、無条件降伏を要求するポツダム宣言がつきつけられた。

日本国内では軍部の強硬派等の勢力がまだ根強く、とても受け入れなどといえる状況ではなかった。
また、日本政府は米ソの密約があることを知らなかったので、ソ連に対し和平の仲介を頼もうと
考えていた。

とりあえず、仲介してくれるかもしれないソ連の出方を見てから対応しようと考えて、日本はポツダム
宣言を「黙殺する」と発表した。(「ノーコメント」的な意味)

ところが、この「黙殺」が、アメリカで「ignore」(無視する)と訳され、さらには「reject」(拒否する)の
意味に解釈される。

結果、8月6日の原爆投下となった。
78世界@名無史さん:02/04/27 19:14
>>77


誤訳でもなんでもない。黙殺と無視の意味は同じだろ?
7977じゃないが:02/04/27 19:19
>78
いや、NHKの8/15特番じゃ、そのへんの英訳問題が毎年、特集される。
もっとも黙殺と無視じゃ、いずれにせよ原爆落とされたのはかわりないというのは同意権だけど
80世界@名無史さん:02/04/27 19:28
>黙殺・無視
それはヨーロッパ的な考えとの相違と言えるかも
「市民」たりえない日本外交は今日も続いてるね
81世界@名無史さん:02/04/27 19:52
「市民」たる外交って何じゃ?
82世界@名無史さん:02/04/27 20:14
>>81
市民意識が育ったヨーロッパ文化での「外交」という意図。
彼らに「黙殺」という概念があるだろうかという意味。

試しにここで英訳してみたが
http://jiten.www.infoseek.co.jp/Eigo?pg=jiten_wtop.html&col=WE
「黙殺」にあたる単語は無かった。
83世界@名無史さん:02/04/27 22:03
>>82
そういや第一次大戦後の辺りでは、貴族じゃないと外交ができなかったとか。
ドイツ革命政権も外相だけは貴族を任命せざるを得ず、そいつがとんでもない
ウスラボケだったので講和条約が過酷になってしまったと児島襄が書いてた。

個人的にはモロトフ外交みたいな無教養でも生き馬の目を抜くようなのが好き。
脱線sage
84世界@名無史さん:02/04/27 22:46
age
85世界@名無史さん:02/04/28 03:12
>>70
それはそうなのだけれど、時代が下がるに従って宗教画になったりして
「神」がどんどん「人格化」してゆくよね。近代ではアメリカ人がかなり
神を人格神と認識している。
カソリックにいわせれば「夢紳教」の仏教も、土着信仰と習合するに従って
大仏だの建立して、偶像化が進むし。
スレ違いシツレイ
86世界@名無史さん:02/04/28 07:17
イスラエルの神は人格神なんだがね。
怒ったり議論したりするし。

納得いかなかったら、旧約聖書読んでみてくださいな。
87世界@名無史さん:02/04/28 10:18
むしろ非人格神って考えの方が、近代合理主義との妥協で生まれたもの。
日本人にとってはこっちの方が受け入れやすいけどね。
88世界@名無史さん:02/04/28 10:41
>>86が正解。神が抽象的存在になっていくのは、ギリシア思想との接触後。
89世界@名無史さん:02/04/28 10:43
>>87
ちがうよん。
中世神学では、すでに抽象原理みたいなものにまだ変質してる。
90世界@名無史さん:02/04/28 12:31
憲法の「出版の自由」も意図的な誤訳の一つですか?
91世界@名無史さん:02/04/29 11:17
アッラーには姿形はなく、だから偶像を作ることは出来ない、ってんじゃ
なかったっけ? 
神って、そもそも人間とはかけ離れすぎて人間とコミュニケートでき
ないからイエスやマホメットといった預言者を遣わせた、と習った
記憶がある。
92世界@名無史さん:02/04/29 18:49
自分の姿に似せて人を創った…んだから姿形はあるんじゃなかろーか?
93ナポレオン ◆cT.5figI :02/05/18 23:49
govornment of the people,by the people,for the people
を「人民の、人民による、人民のための政治」と訳したこと。
子供の頃から、「人民の」ってどういう意味なのか解らなかった。
本当は「人民が、人民のために、人民を支配する政府」。
94世界@名無史さん:02/05/18 23:53
イスラム国家の奴隷もおかしいよね。
スルタンにまで出世したりエリートコースに乗る奴が奴隷なわけない。
95世界@名無史さん:02/05/19 00:05
>>94
べつにおかしかない。
おかしいのは、貴方の奴隷認識。
イスラムにおける奴隷と、ギリシア・ローマにおける奴隷は意味合いが全く違う。
前者は家内奴隷。後者は生産奴隷。
96世界@名無史さん:02/05/19 00:19
意味合いが違うものを同じ「奴隷」と訳したのが問題だって、言いたいんだろ?
97世界@名無史さん:02/05/19 00:22
他のスレでさんざんガイシュツだけど、Empireを帝国と訳したことでカナーリ混乱が生じて
いるのではと思いますが。
98http://nara.cool.ne.jp/mituto:02/05/19 00:28
「酸」と関係ないのになぜ「酸素」?
http://nara.cool.ne.jp/mituto
99世界@名無史さん:02/05/19 00:31
>>98
まず「酸化」から考えよう。
100世界@名無史さん:02/05/19 00:33
>>94
中国の宦官みたいなもんやね。
あれも皇帝に仕える一種の奴隷だけど
皇帝の側近として権力をふるったよね。
101http://nara.cool.ne.jp/mituto:02/05/19 00:38
http://nara.cool.ne.jp/mituto
「間違いだらけの科学法則」および「ランゲージ・クライシス」はいずれも田中洸人氏の革新的な考え方がにじみ出ているサイトです。
http://nara.cool.ne.jp/mituto/mat.htm
http://nara.cool.ne.jp/mituto/crisis.htm
102世界@名無史さん:02/05/19 00:39
奴隷制度に関するスレッドはいくつかあったけど、基本的に奴隷と呼ぶには、条件として

1 所有や売買、相続の対象となること。
2 年季による契約ではなく、世襲の身分であること。

の2点が重要なポイントだよ。

ここをはずすと、王侯貴族の家臣なども身分的な拘束から見ると奴隷に分類されてしまう。
宦官の場合も、所有や売買の対象になったわけではないから、奴隷ではないでしょう。
103世界@名無史さん
オスマン・トルコ帝国
これは英語がそもそも Ottoman Empire または Turkish Empire なんで
仕方がない面もあるんだけど、トルコの人たちは Ottoman States と言ってます。
各地方の太守に大幅な行政裁量権を与えていたので、独裁帝国ではないと。