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世界@名無史さん:
ある騎士が、十字軍に出ることになった。
留守中の妻の浮気を心配したこの騎士は、妻に貞操帯をつけさせる。
しかし、何しろ遠い聖地に戦争に行くのだから、生きて戻れる保証はない。
自分が戦死したり病死したりして戻れなかったら、貞操帯をつけたままの妻
がかわいそうだ。
そこでその騎士は、自分に万一のことがあった場合のために、信頼している
友人に貞操帯の合い鍵を預けておいた。
そして、その騎士が出発して1時間ほどした頃、その友人は慌てて馬をとば
して追いかけてきた。
「おおい! 待て! 俺が預かった鍵は違う鍵だ!」