1 :
世界@名無史さん :
02/02/13 19:25 古代オリエントの傭兵からはじまって、ギリシア・ローマ時代の傭兵、 スイス傭兵、ドイツ傭兵(ランツクネヒト)、アイルランド傭兵(ワイルド・ ギース)、フランス外人部隊、南アフリカの傭兵など、古今東西の傭兵について 語ってください。
講談社新書で一冊でたね。 そういえば、「七人の侍」も傭兵の仲間でいいよね(w
3 :
世界@名無史さん :02/02/13 20:00
南アフリカには「エグゼクティヴ・アウトカムズ」という 傭兵派遣会社があります。 1995年にシェラレオネ政府がダイヤモンドの利権がらみで 彼らを使った例があります。
フランス外人部隊経験者のホームページがあったが、 そんなんやるより自衛隊入ったほうがいいと書いてあった。
5 :
世界@名無史さん :02/02/13 20:08
パイナップルアーミーしか知らん。
6 :
世界@名無史さん :02/02/13 20:17
やはり最大にして最後の傭兵隊長、ヴァレンシュタインしかあるまい。
傭兵といえば、マキアヴェリの「君主論」は傭兵を痛烈に批判した本でもある。 「国を滅ぼしたい君主は、傭兵でもなんでも勝手に雇うがいい。」とか書いてあるし。
マキアヴェリは民兵に頼って国を滅ぼしましたが何か
9 :
世界@名無史さん :02/02/13 22:29
フランスは国民軍と傭兵の併用。
10 :
世界@名無史さん :02/02/13 22:35
傭兵って金次第で寝返るイメージがあるが皆さんはどう?
11 :
世界@名無史さん :02/02/13 22:39
寝返るかどうかわからないけど、金払わなかったら雇い主のところから 去ってしまうかもね。 金次第で寝返ってたら、次から信用なくして誰も雇ってくれないだろう から、それは少ないんじゃない?
12 :
世界@名無史さん :02/02/13 22:48
>>2 本の題名きぼんぬ。
傭兵と言っても色々いるからね。
三十年戦争後の絶対王政時代の「外国人部隊」も傭兵には違いない。
13 :
世界一の名無しさん :02/02/13 22:55
>>12 い、言えますな。
おっと、高杉・奇兵隊は微妙ですな
14 :
世界@名無史さん :02/02/13 22:59
イスラム世界の「マムルーク」も最初は傭兵だったのかな?
そういえば、フランス革命の一エピソードだが、 ヴェルサイユ宮殿だかティエルリー宮だかが襲撃されたとき、 フランスの兵隊は逃げてしまったのにスイス人傭兵だけが命がけで防戦し、 200人余りの守備兵が祖国の名にかけて全員玉砕したそうな。 祖国の威信を背負って外国で仕事をするってのは、並々な覚悟じゃないってことだね。
16 :
世界@名無史さん :02/02/14 16:02
>12 菊池良生「傭兵の二千年史」(講談社現代新書)
17 :
世界@名無史さん :02/02/14 16:04
あまり知られていないのがペルシア人傭兵。 サーサーン朝滅亡後、主にアラブ諸国の傭兵になって生き延びた。 中国の唐でも雇ったことがあるらしい。
18 :
世界@名無史さん :02/02/14 16:10
外泊証明書と言われて書類にサインしたら、傭兵部隊に入れられて……
エリア88でっか?むちゃくちゃ懐かしいな。
20 :
世界@名無史さん :02/02/14 20:35
スイス人は「山岳の獣的人間」と呼ばれたこともあるけど、 ドイツ傭兵も悪名高かったね。 有名なのが「サッコ・ディ・ローマ」(ローマ略奪)で皇帝カール5世 に率いられたドイツ傭兵の乱暴狼藉ぶりだけど。
21 :
世界@名無史さん :02/02/14 23:09
サッコ・デ・ローマは傭兵にちゃんと給料払わなかった(あるいは、給料を払うだけ の経済力もないくせに傭兵部隊と契約した)カール5世が悪い。
22 :
世界@名無史さん :02/02/14 23:14
誰かボヘミア傭兵(旧フス派)について詳しい方はおられぬか? ヤン・イスクラなるスロバキアを実質的に支配した傭兵隊長に ついて知りたいもので・・・。
23 :
リベリオン傭兵部隊 :02/02/14 23:32
これから惑星リェータに行って一旗ageてきます
24 :
世界@名無史さん :02/02/14 23:41
つか、イスクラとジシュカって同じ人物だったっけ? アホでスマソ。
26 :
世界@名無史さん :02/02/14 23:45
河野一郎の息子として生まれる。その後父の後を追い政界へ、、 外務大臣就任後、その活躍は「日本の土下座外交」と好評を博す。 現在入院中、、、
27 :
世界@名無史さん :02/02/15 00:07
「江の傭兵」かい(w しかし「傭兵」ですらないわな、武器持てないから。
28 :
世界@名無史さん :02/02/15 02:17
マイク・ホアーとかどうしてるだろうな
29 :
世界@名無史さん :02/02/15 05:01
イスラム諸国が雇っていた奴隷兵のマムルークは傭兵になるんですか?
30 :
世界@名無史さん :02/02/15 05:06
>>15 ローマ・ヴァチカン宮殿の兵士は今でもスイス人傭兵ですね。
>>23 5巻は絶望的です。
傭兵が廃れた理由は国民兵のほうが安上がりだから?
職業として戦争してる人間達が技量に劣るとは思えないんで。
>>31 本当?!
地球連邦の興亡シリーズが1番好きだったのに・・・
御大書くのが速いんだか遅いんだかよくわからんなぁ・・・
遥かなる星も信長征海伝も書く気無しなんじゃろか・・・
スレ違いにつきsage
傭兵では兵数が賄いきれなかったんじゃないでしょうか?
33 :
世界@名無史さん :02/02/15 10:57
>>31 ナショナリズムとか国民意識とかと関係ありそう。
絶対王政期には一方で徴兵制度があっても傭兵も併用してたし。
やっぱり独立とか民族自決が戦争のテーマになると、外人可というわけにも
いかんだろうし。
ギリシア・ローマ時代の傭兵といえば、マメルティーニ団だな。 イタリア人の傭兵なんだけど、雇い主が去った後でシチリア島に立て篭もり独立国家を築き上げ、 周辺地域を散々荒らしまわり、カルタゴに討伐されそうになったときにローマに救援を求め、 結果として第一次ポエニ戦争、ひいてはカルタゴ滅亡の遠因を作った。
>>32 私も御大至上主義者ですが、どうも軍板の御大スレでは
連邦、星、パシストはあきらめろということになってるようです。
せめて、皇国ぐらいは、お願いだから、完結して欲しいです。
>>33 絶対主義時代から徴兵制あったのですか。フランス革命あたりからだと思ってました。
36 :
世界@名無しさん :02/02/15 13:18
>>34 おお、マメルティニ! 意味は「マルス神の子ら」だっけ?
古典期のギリシアの僭主が手っ取り早くのし上がるには、あぶれてる傭兵を
雇って、富裕階級から略奪するのが一番だったからな。
雇い主だったシラクサの僭主アガトクレスはカルタゴに都市を包囲された時、
傭兵を率いてアフリカ本土に乗りこんで、一発逆転したっつーんだから、
スゴイ奴だよ。
>>35 パシストはもう目ぇ無いね。真田さんよそにでばってるし。
日本の戦国期までの傭兵の実態はどうなってたんですか?
結構いたらしいけど。
傭兵って言っても、要は志願兵のことでしょ? 国民兵って言っても、要は強制徴募兵のことでしょ? 違ったっけ?
39 :
世界@名無史さん :02/02/16 00:55
>24 イスクラについてはそこでもわからないのだよ。 >25 ジシュカとイスクラは全く別人。 フス派の戦術を確立したのがジシュカ。 フス派の強硬派であるターボル派が滅亡した後、その残党を率いて スロバキアに現れたのがイスクラ。 時代もイスクラの方があとです。
40 :
世界@名無史さん :02/02/16 01:37
>>35 スウェーデン軍はグスタフ・アドルフ時代から「国民兵制度」を導入してた。
あとプロイセンは、少なくともフリードリヒ二世の即位当初には
「徴兵区」制度があった。(親の代に導入したらしい)
七年戦争を戦えたのはこの制度のお陰も大きい。
>>38 志願兵と言っても「義勇軍」「非公式部隊」的なものとして
組織される場合もある。
あとそれを言うなら今の自衛隊だって傭兵だぞ、極論すれば。
近代以降の軍隊と分けるには国籍を問うかどうか、
いわゆる義勇兵・ゲリラと分けるには正式な(というか公式な)
金銭契約上の「雇い主」がいるかどうか、だと思うが。
でないと「君主から命令されて敵国の船を襲う」海賊は傭兵かどうか、
という問題が出てきかねん。
41 :
世界@名無史さん :02/02/16 02:17
国民兵の最初はどこらへんかい? ギリシャの一時期、ローマ(ビザンツも)帝国の一時期を除くとオランダ独立戦争あたり? ナッサウ伯マウリッツage
42 :
世界@名無史さん :02/02/16 02:25
>>41 「国民」という概念ができたのが、フランス革命以降だから、フランスが最初では?
ギリシア・ローマは市民兵という名称だと思う。
ビザンツの軍隊はほとんど傭兵によってまかなわれていた。
43 :
世界@名無史さん :02/02/16 02:54
>>40 では歴史的に見て志願兵と傭兵とどこが違うのかな?
自らの意志で軍役に就き、見返りに報酬を貰うという点において、
傭兵は志願兵であるとも定義できる
確かに現在では傭兵すなわち外国人兵という認識が強いから、
自衛隊すなわち傭兵とは言えないだろう
しかし、近代以前においては、国籍を問わず自ら軍役に就く兵士は
傭兵と呼ばれていることを考慮すれば、傭兵は志願兵と言えるのではないか
軍役に関する契約を国家や軍隊と結んでいる以上、
傭兵や義勇兵も志願兵と定義することが出来る筈だ
野暮でスマンが、30年戦争当時、スウェーデン陸軍には
イングランド人、フィンランド人、スコットランド人、ドイツ人等の
兵士がいて、彼らは「志願兵」と呼ばれていた
>>41 国民の意志に関わらず徴兵するという意味では帝政ローマもやってるが
これは近代の国民徴兵制度とはちと違うか
44 :
世界@名無史さん :02/02/16 12:20
志願兵は必ずしも「報酬のために」志願しているわけではないと思うが。 「傭兵」ではない反乱軍の末端兵など、見返りの報酬なんて 微々たるものだろう。 傭兵と単なる志願兵の区別はそこにあるのであって、 「傭兵」は志願兵の中でも特殊なサブカテゴリに属すると思う。 恐らくスウェーデン軍の「志願兵」という呼称も、 少なくとも建前上は金銭その他の見返りを目的としない兵士、 という意味だと思う。 フィンランドやドイツはともかく、イングランドやスコットランドからの 兵士は事実上チャールズ一世からの援軍で、戦争に巻き込まれないために それこそ「義勇軍」的意味合いがあったのだと思うが。 裏を返せば、それだけ「傭兵」は忌み嫌われていたということだろうな。 金のために戦う兵士、ということで。
金銭のために軍役に勤務する人間を嫌悪するというのは19世紀以降の風潮だろう それを中近世の人間に当てはめるのはどうかと思うが 傭兵になる動機も、それこそ金銭もあれば名誉や地位、政治的信条、 冒険心、スリル、中には食い物だったこともあるだろう 報酬=金銭だけだとする認識にはちと疑問 関係ないが30年戦争時のスウェーデンの傭兵は高い給料で有名 イングランド人は大半が個人単位で参加していたし、 スコットランド人の場合は、馬鹿高い報酬に釣られたクランの長が、 自分のクランの若者をスウェーデンに送り込んだ チャールズ1世の意志によってなされたとは考えにくいし、 義勇軍として派遣された訳ではなかろう 野暮なんでsageとこうかな
46 :
世界@名無史さん :02/02/19 16:05
フランス外人部隊って悲惨な戦場ばっかり行かされるらしいね。 メキシコ干渉戦争、インドシナ戦争、マダガスカル侵攻、アルジェリア戦争。 最近ではボスニアとか。 兵士の出身国はドイツやスイスが多いらしい。
47 :
世界@名無史さん :02/02/19 20:56
傭兵といえば自衛隊も正しく傭兵部隊だね。 ドイツの人が、自衛隊員は全員が志願兵だと聞いて「それは凄い、戦闘のプロ集団だな」と驚いてたって聞いた。
徴兵による国民兵と志願兵による国民兵ってそんなに質が違うのか? 戦国日本の足軽だって志願兵ではあるよな。
49 :
世界@名無史さん :02/02/19 21:30
今「鬼畜王ランス」やってんだけどさ、傭兵を大量に雇って強い敵にぶつけ て戦力を削いでから本陣でとどめを刺す。おそらく本物の傭兵もこんな扱い であろう。
>49 そういえば「DARCROWS」も傭兵隊を雇うために・・・(ゴホゴホ) 何のことか分からなかった方にお詫び申し上げつつ、下げます。 (理解する必要は全くありません)
51 :
世界@名無史さん :02/02/19 21:41
悪名高いディナールのことを知りたいのですが なんかいい本知りませんか?
52 :
世界@名無史さん :02/02/19 22:31
>>48 銃器の扱い方すら知らない民間人は
戦力どころか足手まといになると思う
53 :
世界@名無史さん :02/02/19 22:56
54 :
世界@名無史さん :02/02/19 22:58
傭兵の主な収入源は都市の略奪と高貴な身分の人物の身代金。 何年分もの収入が一回の戦闘で手に入るし、同士討ちもあった らしい。
55 :
世界@名無史さん :02/02/19 23:00
ファーレンハイト 「食うために軍人になった」
>52 そうだけどさ、自衛官なんて普通民間人が自衛官になってから訓練受けるんであって、 銃器の扱いのプロが傭兵として自衛隊に入ることは稀なんじゃないか? そこんところがよく分からん。
57 :
世界@名無史さん :02/02/19 23:35
>>48 足軽が志願兵? 微妙にちがうような気がする。
中国では、 春秋時代に貧困な貴族の子弟が他国の戦争を援助する職業軍人となり、 「士」と称せられました。 これが、中国で最初に出現した傭兵とみなされています。
59 :
世界@名無史さん :02/02/20 08:18
なんか傭兵ってモラル無さそう。
60 :
アマノウヅメ :02/02/20 10:51
>>59 モラル無いですよ。
中世末期のお城には兵士の宿舎と城主一家の住居は城壁で隔てていた例もあります。
1517年のドイツ軍のローマ浸入の時なんか、スイス傭兵が教皇始め高位聖職者を
サンタンジェロ城に通じる抜け穴に逃がして全員討ち死にしただけで、あとの連中は
なにしてたか解らない。
今でもバチカンにスイス衛兵がいるのはこの時からの信用によるもので、採用の条件には
出自が重視されるそうです。
フランス革命の時もスイス人の近衛兵は雇い主の国王一家に忠実でしたね。
61 :
世界@名無史さん :02/02/20 11:03
>>60 サッコ・ディ・ローマ(ローマ劫略)でローマを荒らし回ったドイツ軍、
てのも、スイス傭兵をお手本にしたドイツ傭兵ですしね。
皇帝カール五世が俸給を支払えなかったのと、指揮官が攻囲の最中に
討ち死にしたために、統制がとれななくなったため、さんざんひどい
事しまくったわけです。
ドイツ傭兵のせいで、哀れローマはバロックの都となりました、というやつです。
62 :
世界@名無史さん :02/02/20 14:52
ロベール・ギスカール・オーソヴィルをはじめとしたノルマン騎士達も 傭兵の範疇に入れていいのかしら?
63 :
世界@名無史さん :02/02/20 14:59
どうでもいいことだけど、60が名前出してるサンタンジェロってとこで作ってるチーズって上手いよね。
64 :
世界@名無史さん :02/02/20 15:13
ごめん、嘘。 サンタンジェロじゃなかった。63は無視してくれ。
サンタンジェロ城=ハドリアヌス帝廟って本当ですか?
>>60 スイス傭兵(・∀・)カコイイ!!
身の無いレスなのでsage
66 :
世界@名無史さん :02/02/21 13:42
>>65 ホントでやんす。誰だったか忘れたけど、ローマ教皇が改築しちゃいました。
67 :
世界@名無史さん :02/02/21 18:53
この時代のローマ教皇は宗教人というよりも政治家だったからね。 それだけ身の危険も多かったということで・・・
68 :
世界@名無史さん :02/02/24 11:20
ヘブライ人はカナンに定住する前は傭兵をやってたこともあるらしい。 オリエント諸国の記録に「ハピル」という集団がでてくる。
69 :
世界@名無史さん :02/02/24 13:17
>>46 フランス外人部隊は、第2次大戦後に戦犯容疑のあるナチのSSやドイツ国防軍の
軍人を戦犯について一切不問にするという条件で大勢採用したからね。ディエン
・ビェン・フー陥落の時も最後まで激しく抵抗したのは、元ナチSSの外人部隊
だったらしい。
傭兵ではないのか? 安保は片務的。もっぱら日本を守るためだけ。 費用は人件費と軍備以外のほとんどを日本が負担している。 究極の傭兵のような気がするが・・・・。
71 :
世界@名無史さん :02/03/04 16:12
>>28 コンゴ動乱で活躍したのがマイク・ホアーでしたよね。
独立後に首相になったルムンバが豊富な資源を国家の手で開発しようとしたのに
対し、大統領になったカサヴブが、既存の有力者の権益を守ろうとしていた。
そこへ軍隊の反乱が起こり、有力な銅鉱山のあるカタンガ州がチョンベの
指導のもとに分離独立を主張して内乱に発展。
72 :
世界@名無史さん :02/03/04 16:44
志願兵と傭兵を混同してる方多いねえ…志願兵と傭兵は全く別物だよ。 志願兵…自分の意思で国軍に入隊する者 傭兵…お金若しくは仕事で祖国若しくは他国の軍隊に雇われる者 傭兵は下士官(時々少佐位までなる者もいる)以下が普通。 軍事力には大きく分けて 国防軍(所謂軍隊)、 保安隊(現地召集で調達した部隊)、 民兵(友人達で武装し、政府から承認された武力組織)、 傭兵(金で雇われた兵隊) がある。 ある意味集め易いのが傭兵だが、規則以上の行動はしてくれない。 安上がりが保安隊だが、ゴミ
73 :
世界@名無史さん :02/03/04 17:29
前に出てたヤン・イスクラね、あれ、マーチャーシュ・コルヴィヌスの将軍だったよ。 チェコ出身の傭兵上がりだそうで。
74 :
世界@名無史さん :02/03/04 18:36
30年戦争ではヨーロッパ中から傭兵が集まりましたが何か 72さんのカテゴライズはいささか疑問がありますな 任意に軍役につくか否かで区分するならば、志願兵も傭兵も同一と見なせると思いますが それに、兵隊というものは規則や命令以上のことをしてもらっては困ります それに、72さんの軍事力の区分は、任務による区分と構成員による区分を 混同しているように思います
75 :
世界@名無史さん :02/03/04 20:49
ヴァレンシュタインは、兵力提供と引き換えに皇帝から占領地における 徴税権を手に入れたんだよね。 このおかげでヴァレンシュタインに投資していた金融業者たちは、資金回収の 目処がたつようになった。 このシステムのせいで、兵士たちは解隊の心配もなく、武器も軍当局から支給 され、常備軍の兵士のようになった。 その反面兵士たちは従順になって、かつてのような自由戦士の性格を失って いくけど。
76 :
世界@名無史さん :02/03/04 20:50
「今は金がなくて給料を支払えない。しかしこの国(または体制、宗教、民族、地域etc……) を守るために、君らの力が必要なんだ。力を貸してくれ」 と上官から言われた時に、留まってその上官と共に戦うのが志願兵で、「金をくれないなら やってられるか」と脱走あるいはサボタージュするのが傭兵。
77 :
世界@名無史さん :02/03/04 21:04
給料払わなくても戦ってくれるのか 捨て駒に最適だね でもそれじゃ自衛隊なんかは志願兵とは言えないな
78 :
世界@名無史さん :02/03/04 21:09
>76 それだと「志願兵」というより「義勇兵」かな。
>>77 まぁそれが証明されないほうが(・∀・)イイ!!
>>76 傭兵隊長に忠誠を誓うような傭兵っていなかったんですかね?
もしくは傭兵隊長が率先して脱走するのかな(藁?
80 :
世界@名無史さん :02/03/04 21:30
>>71 コンゴ動乱は、1965年にモブツが大統領になり、一党支配の独裁国家の
誕生で一応終焉を迎えます。
その後、カタンガ憲兵部隊の反乱が起きると、白人傭兵部隊第5コマンド
(ワイルド・ギース)が国軍側にたって反乱を鎮圧します。
81 :
世界@名無史さん :02/03/04 21:39
>>76 いや、日本の自衛隊は「日本国民の防衛」のためなら
金がなくても戦うでしょう。そういう建前。
というか、日本の財政が破綻したのを狙ってどこぞの国が攻めてきたときに、
逃げるような部隊だったら最初からいらん。
>>79 傭兵隊長が自分の配下を率いて脱走する例があったのは事実らしい。
ただ、金払いが悪いと言っても傭兵隊長が独り占めして部下に行かない例も
あっただろうから、そういうのは個々の関係によると思う。
82 :
世界@名無史さん :02/03/04 22:23
>>81 おいおい、自衛隊員は給料貰うかわりに有事の際には死んだり不具になる覚悟でいるのに、
この上さらに給料無しで戦えと?
そりゃちょっと無茶
83 :
世界@名無史さん :02/03/04 22:28
メタギアの監修した傭兵は貧相だよねぇ おやぢ狩りに合いそう
ところで、「私兵」ってのはどうよ
85 :
世界@名無史さん :02/03/04 23:31
>84 ヴァレンシュタインの下の15万の兵は、皇帝の軍隊ではなく、あくまで ヴァレンシュタインの私兵だった。 そのため皇帝はだんだん彼のことを脅威に感じ始めた。 そしてヴァレンシュタインは皇帝軍総司令官を解任される。
86 :
世界@名無史さん :02/03/04 23:36
私兵なら 中国の人民解放軍でしょ、あの規模で党の軍隊なんだから驚き
87 :
世界@名無史さん :02/03/04 23:54
傭兵についての議論は、本質的に「フランス革命」を区切りとして前後で分けた方が良い。 「国家」「国民」と言う概念を発明した事で、ナポレオンの徴兵による軍隊が成立した訳だし、 それ以前には、「王の軍隊」は存在しても、「国軍」は存在しなかった。 私兵的な制度から抜け出るには、フランス国王の殺害無くしてはあり得なかった。
88 :
世界@名無史さん :02/03/05 00:28
いや、フランス革命があってもなくても関係なかったんでないかな 勿論、「国家」や「国民」の概念が発明されようがしまいが、 いずれは国民徴兵制度に移行してた 純粋に軍事的な理由で
>>88 無尽蔵な兵士の供給源として、発明した徴兵制度の破綻が、
ナポレオンの敗因のひとつであると考えます。
いずれ、ではなく歴史的事実としてまちがってますか?
もちろん、フランス革命も「コルシカの伍長」も存在しなくても、いずれは頭のいいやつが考えついたでしょうが。
90 :
世界@名無史さん :02/03/05 01:32
フランスの徴兵システムは最後まで破綻していなかった筈だと思ったが もし兵員の質の低下のことを言ってるんだったら、 それはフランスの敵にも当てはまるから フランスの敗因とするには無理があると思う 「国家」や「国民」の概念は確かに国民徴兵制度を後押ししたが、 それらの概念が国民徴兵制度確立の決定的要因だとは思えない
>>90 >もし兵員の質の低下のことを言ってるんだったら
舌っ足らずでスマヌ。これが言いたかった。
文献ひっくり返したいが、貴殿のおすすめを何ぞ教えてくれませんか。
92 :
世界@名無史さん :02/03/05 13:40
>>89 ナポレオンの敗因は、戦争を傭兵主体から国民主体に移行させ、国家戦争に変貌
させたのに敵を撃退すれば勝利するという傭兵戦争時代の決着方法の考え方でい
た事だよ…
ワーテルローでは、フランス軍はプロイセン軍に13回の戦闘で11回も勝って
いる。だが、プロイセン軍は壊滅的打撃を受けず勝った2回はフランスに甚大な
損害を与えていた。ナポレオンは死ぬ迄、プロイセン軍が何故数時間で回復する
のか理解出来なかった。これはプロイセンが従来の傭兵部隊だったら負けていた
がシャルンホルスト改革で国民軍に改変され、戦闘で負けても兵隊は逃げないと
いう新しい軍隊だったから…
93 :
世界@名無史さん :02/03/06 19:07
最近、先進国では自国の兵士が大勢死ぬのを嫌がる傾向が強くなっているが、 そのうち死者が大勢でそうな危険な任務は、「正規軍の補助」のような形で 傭兵にやらせる、というようなことも起こってくるかな? もちろん、国民軍がまったくなくなることはないだろうけど・・・
94 :
世界@名無史さん :02/03/06 20:15
>>93 ローマ帝国はまさにそういう理由でゲルマン人傭兵に国防を頼り、
そしてそのゲルマン人傭兵によって西ローマ帝国を滅ぼされた。
95 :
世界@名無史さん :02/03/06 20:52
>94 でもあれはローマ人のゲルマン人差別も原因の一つだよね? もっともそれがなくても遅かれ早かれ滅んだかもしれないけど。 ヴァンダル族出身のスティリコ将軍なんか、彼が出世したのを 快く思わないローマ人が、無実の嫌疑をかけて死刑にした。
悲運の名将スティリコの処刑は西ローマに止めを刺したと言えるが、 「ゲルマン人に対する差別」というのはどんなもんかな。 まあ、多少なりと立場の微妙なところはあったらしいが。
97 :
世界@名無史さん :02/03/06 23:06
もともとカラカラ帝が税金対策のために、帝国内の全住民にローマ市民権を 与えてしまったのが間違いだったと思う。 これにより「ローマ市民権を獲得するために兵役につく」という人間が いなくなり、ゲルマン人傭兵に頼らなければならなくなった。 現在の先進国では、ハイテクを使った無人兵器などを 開発したりして犠牲を減らす方向へ行くのかな? それでも、人間しかやれない部分というのは残るだろうけど。 (これは諜報の世界も同じ)
98 :
世界@名無史さん :02/03/06 23:30
でもローマの場合「傭兵制」というか「志願兵制」自体は 共和制末期からあったわけで、その根本的な原因は自営農民の没落。 それが更に進んで階級が二極化し、兵役を担当しうる者がいなくなった。 だからゲルマニア人になっただけ、と言うことも出来る。 加えて帝政初期からライン川の防衛の半分はガリア人の「援軍」、 つまり市民権を持たない兵士任せだったという話もある。 まあ兵役が終わればローマ市民権は付与されたようだけれども、 彼らも傭兵と言えないこともない。 ガリア人の援軍はいつの間にいなくなったのだろうか。 ゲルマニア人の傭兵の特殊性は?
99 :
世界@名無史さん :02/03/06 23:38
>>93 フランスの外人部隊が近代におけるその典型でしょ。きちんと軍務を
勤め上げれば、フランスの国籍を与えたのはローマとよく似ている。
それから、イギリス軍のグルカ兵もね。
100 :
世界@名無史さん :02/03/06 23:42
やはりガリアなどの諸属州の住民は、時代とともにローマ化され、 勇武の気性を失っていったのではないかと。 地方の属州は過疎化も進んでいったし。 ゲルマン人の場合、悪く言えば野蛮で貧困だった分、勇武の気性は保って いただろうし。 それにローマ軍の軍事技術や戦略を教え込めば、理想的な軍隊になる。 実際ネロの死後の内戦期間中、バタウィ人の武将が反乱を起こしたけど、 戦闘に際して彼が利用したのは、すべてローマ軍服役中に習得した 軍事知識だったとか。
101 :
世界@名無史さん :02/03/06 23:54
このごろロイズの子会社とかで、「危機管理会社」というのがありますが、 あれは傭兵の一種といえますか? 誘拐事件が起こったとき、犯人グループと交渉して人質を取り返す、 というもの。 でも彼らは交渉するだけで実際に戦うわけではないから、やっぱり 違うか。
そりゃネゴシエイターだろ。兵士ではない。
103 :
世界@名無史さん :02/03/07 00:07
産経新聞2001年11月16日付 【モスクワ15日=斎藤勉】ロシアの有力紙「独立新聞」が、消息筋の話 として報じたところによると、米国防総省は、アフガニスタンで政権を失った イスラム原理主義勢力・タリバンが今後、ゲリラ戦に転換する事態を想定、 ロシアなど諸外国から集めた最大一万人規模の傭兵(ようへい)軍団の創設 を検討中という。 この傭兵には一人月額約五千ドル(約六十万円)の報酬が保証されるほか、 作戦終了時には「米国籍取得の権利」が与えられるとしている。
104 :
世界@名無史さん :02/03/07 02:02
こうして見ると志願兵と傭兵の区分って難しいね。 志願兵=雇い主の存在は唯一無二 傭兵=雇い主との関係は契約関係 つまり志願兵は雇い主の存在と自己を一体視できるものじゃないかと。 国民国家における志願兵(職業軍人)は雇い主(国家等)の関係は金銭だけじゃないですよね。 少なくともA国は条件がいいから転職しようってモノではない。 対して傭兵は条件次第で忠誠を捧げる相手が変る。 一般的には金銭。この場合モロ市場原理によって雇い主を変える。 また金ではなく思想信条によって銃を取る傭兵もいるだろうけどこの場合も同じこと。 より自分の理想に近い雇い主が現れればそちら側につくだろうから。 つまり雇い主との関係があくまでも個人対雇い主(国家、組織、個人等)なのが傭兵で 雇い主と被雇用者の関係がが国家−国民とか不可分の関係であるのが志願兵ってことでは? う〜ん、自分で書いてても良く判らん(w
質問なんですが、韓国に共産党って存在するんですか? 韓国共産党なんて聞いたこと無いです。
>105 ハングル板に行けボケナス
質問なんですが、米国に共産党って存在するんですか? 米国共産党て聞いたことあるんですが
108 :
世界@名無史さん :02/03/07 12:05
ローマ対カルタゴのポエニ戦争のとき、市民軍のローマは傭兵主体の カルタゴに負けてばかりいた。 傭兵たちのハンニバルに対する心酔の深さは、対戦したローマ人の間でも 評判になっていたらしい。 傭兵は大義のために戦うわけではないが、指揮官個人への心酔のために 戦うことはあると思う。 スキピオはハンニバルのやり方を真似て、兵士には敗戦になっても必ず 生き延びられるような道を考えておいた。 また、配下の兵士たちの名前と顔と家族環境も覚えていたらしい。 ちなみに、女性の中にはこういう戦場での男同士の関係には、 何か愛に似たものがあるのではないかと考えている人もいるが、 男性側によればそれは単なる仲間意識だという。
>>104 >こうして見ると志願兵と傭兵の区分って難しいね。
んなことない。
比較的簡単だろ。このオゴマゴラッチがっ!
志願兵は正規軍(正規社員)で、義勇兵というのは不正規軍(ボランティア)。
さらに傭兵は派遣社員もしくはアルバイトみたいのものだろ。
いいか、頭でっかちになるなよ。オゴマゴラッチよ。
110 :
世界@名無史さん :02/03/07 15:43
南アフリカのエグゼクティブ・アウトカムズ社は、イギリス資本の会社ですか?
111 :
世界@名無史さん :02/03/07 16:27
不正規軍と言った場合ゲリラ兵のことをさすんでないかい?
112 :
世界@名無史さん :02/03/07 20:51
傭兵もゲリラ兵も、ジュネーブ条約が適用されないという点では 共通している。
>>111 >志願兵は正規軍(正規社員)で、義勇兵というのは不正規軍(ボランティア)。
この後に "みたいなもん" が入るのでは?
>>108 まあ、愛は愛でも恋愛じゃなくて友愛の延長だよな。
115 :
世界@名無史さん :02/03/08 12:32
>>112 傭兵でも当事国正規軍人はジュネーヴ条約の適用を受けるよ…
受けられないのはどこの軍隊に所属してるか判らない武器を持った者
116 :
世界@名無史さん :02/03/08 12:41
私掠船の船長や船員って、傭兵の一種かな?
117 :
世界@名無史さん :02/03/08 12:47
国家から許可を貰ってスポンサーから集めた金で商売(海賊行為)をするから 傭兵株式会社?なんじゃそれ。
>>116 無理して分類するならゲリラだろ。
傭兵ではない。金の流れが違う。
金 私掠船→国家
それとおまえは(お前だけじゃないかもしれないが)なんでもかんでも
傭兵かそれ以外に分けたいのか?
アフォカいいたい。
119 :
世界@名無史さん :02/03/08 16:10
傭兵になる動機: @なにかヤバイことをやって、捕まらないために傭兵になる。 A食い詰めて職がないから仕方なくなる。 B冒険心やロマンティシズムに駆られてなる。
こうして見てみると、何人か「意地でも傭兵=志願兵だ」って主張してるのが居るな?。
121 :
世界@名無史さん :02/03/08 22:36
いや、傭兵⊂志願兵だろ ちゃんと読んでる?
122 :
世界@名無史さん :02/03/08 23:26
>>118 確かに基本的にはそうだけれども、実際には国家の許可もしくは命令を得て
戦闘行為の一環としてやってる場合もある。
ゲリラというとどうしても「反国家、反政府」的なものを連想するんで、
それとは少し違うのではないかと。
123 :
世界@名無史さん :02/03/08 23:28
>>116 私掠船は分類が難しいですよね…潜水艦や仮装巡洋艦も私掠船の一種ですからねえ…
実際、仮装巡洋艦の部隊徽章って私掠船だったりする所がある…
海軍の軍人が勝手に私掠行為を行ってる例もあったりするしな。
125 :
世界@名無史さん :02/03/09 00:25
>>119 4 騙されて。
文盲の人たちがだまされて、傭兵契約してしまうケースもあったらしい。
126 :
世界@名無史さん :02/03/09 00:33
>>124 意味不明なのですが?
> 海軍の軍人が勝手に私掠行為を行ってる例もあったりするしな
私掠は国家が容認した海賊行為の事…海軍が通商破壊すれば必ず私掠なのですが?
127 :
世界@名無史さん :02/03/09 03:15
>>122 ゲリラというのは部隊そのものと、戦術を意味しています。
手元の新選国語辞典@小学館では下記のようにあります。
>小部隊でふいにおそい、敵陣や後方をかき乱す戦法。遊撃戦法
>また、その部隊
つまり、正規兵であっても、ゲリラ戦で運用される部隊はゲリラと呼んでも問題ないでしょう。
もっとも、正規兵による海賊行為ですがこれは略奪の範疇に入るのではないかと
128 :
世界@名無史さん :02/03/09 06:07
>>124 マラッカ海峡あたりじゃ実際にそういうことが
あるらしい。
129 :
世界@名無史さん :02/03/14 19:03
>>94 ローマだけでなく、ギリシアでも末期になると傭兵が増大します。
市民が国土防衛の義務を避けるようになったためです。
このほかに貧困も傭兵が増える原因になったようです。
130 :
傭兵のファッション :02/03/16 18:00
「世界風俗史」という本を読んでたら、 ルネサンス時代に貴族の間で「男根覆い」をつけるのが流行ったので、 ランツクネヒト(ドイツ傭兵)もそれを真似したとかいてあったな。 「けばけばしいスリットの入った胴着の下のズボンはぴったりと腿に 密着し、ズボンの股に取り付けられた大きな、しばしば硬くされ、 必要な場合には厚く裏打ちされた股袋(ブラゲットとも呼ばれた)が 持ち主の一物を示していた」
131 :
世界@名無史さん :02/03/16 18:35
プラヤヒロン侵攻(Playa Gir n Invasion)〔中南米〕 キューバの中部、カリブ海に面するプラヤ(海岸)に、一九六一年四月一七日、 アメリカに雇われた亡命キューバ人の傭兵隊が重武装して、革命圧殺のために 上陸したが、キューバ軍・民兵隊によって七二時間で撃退された。 その前日、カストロ首相はキューバ革命が社会主義的性格を有するもので あることを宣言した。
132 :
歴史のあと知恵さん :02/03/16 18:51
マキャベリなんかは傭兵をクソのように言っていたな。
133 :
世界@名無史さん :02/03/16 20:22
ドイツ傭兵とスイス傭兵の一番の違いは服装。 巨大な羽飾りの帽子。 スリットや襞のふくらみをふんだんにつけた上下。 日本の「ばさら」のような異様ないでたち。 ところで傭兵の歴史の中で、こういう派手な格好をしたのは ドイツ傭兵だけかな? たいていは戦闘向きの機能的な服装をしてただろうし。
134 :
世界@名無史さん :02/03/16 21:17
派手な格好は戦士の本来の姿ではある
135 :
世界@名無史さん :02/03/16 21:26
>>133 軍服の中でも騎兵の制服は各国とも飛びきり華やかだとされているが、
傭兵の場合はどうだったのかなあ。
136 :
アマノウヅメ :02/03/16 21:59
>>135 バチカンのスイス衛兵の制服はミケランジェロのデザインです。
後は知らん。ごめんなさい。
137 :
世界@名無史さん :02/03/18 20:25
今独立運動で騒いでるインドネシアのアンボンだけど、ここでは インドネシア国軍の兵士がひとりあたり10ドルで庸えるらしい。 100ドル出せば10人の兵士で1日警護してもらえる。 インドネシア国軍が民主化とともに解体していっていると。
138 :
世界@名無史さん :02/04/08 19:02
ゲーテの史劇『ゲッツ・フォン・ベルリヒンゲン』のモデルになった 「鉄腕ゲッツ」。 24歳のとき砲丸で右腕を吹っ飛ばされ、鉄製の精巧な義手で剣を操り、 鉄腕ゲッツの異名をとった。 1525年の農民戦争のとき指揮者になったが、旗色が悪くなったので、 契約期限が切れたといって自分の城に引き揚げてしまった。 最後はシュヴァーベン同盟軍につかまって牢に入れられ、 「もう秩序を乱すようなことはしません」 と誓約してやっと解放された。
139 :
世界@名無史さん :02/04/30 08:39
ジョン・ホークウッドについてご存知の方はいませんかね? 著名な傭兵隊長で、国葬にまでなったということぐらいしか知らないのですが。 詳しい方、ご教授願います。
140 :
世界@名無史さん :02/04/30 09:24
141 :
世界@名無史さん :02/04/30 09:45
亀レス>3 それH&Kが大株主という会社だよね。引退したグルカ兵雇いまくってるとか。 H&Kはドイツの会社だけど、今は英BAの一部門とか。 絵に描いたようなマッチポンプ。
>>140 サンクス! おかげで勉強になったよ。 ついでにもういっちょ聞いてもいい? 彼以外で有名な傭兵隊長ってどんなのがいるのかな?
143 :
世界@名無史さん :02/05/01 12:49
フェデリコ・ダ・モンテフェルトロ(ウルビーノ公) フランチェスコ・スフォルツァ(ミラノ公爵)は別格として、 ヴェルナー・フォン・ウルスリンゲン コンラ−ト・フォン・ランダウ アルベルト・シュテッツェル ボンガルデン
144 :
世界@名無史さん :02/05/01 20:37
アレクサンドロス大王の東方遠征のとき、敵側で最も果敢に戦ったのが ギリシア人傭兵だったというのが皮肉だね。 当時の東地中海方面では、ギリシア人は最強の傭兵だという定評を得ていたとか。
145 :
世界@名無史さん :02/05/02 10:18
グルカ兵のグルカククリみたく、いかにも傭兵っぽい武器ってのはないもんですかいのー。
ルソンで活躍した山田長政きっかの日本人傭兵隊が日本刀をトレード・マークに して降りました。ダメか?、では傭兵の友FA-MASはどうよ?。
147 :
世界@名無史さん :02/05/14 19:05
移転age
148 :
世界@名無史さん :02/06/01 00:06
>>145 ランツクネヒトが何か剣を使ってた筈。鍔がS字形のやつね。
もっとも、俺の中では傭兵っぽい武器って言うとパイクなんだが・・・。
傭兵の二千年史の読み過ぎかも・・・。
149 :
世界@名無史さん :02/06/01 01:08
ドイツ傭兵(ランツクネヒト)の得物は両手剣だね。 でも、実際の戦場では槍もちゃんと使ってたけど。 ちょっと話変わるけど、中国にも傭兵っていたんだね。 匈奴やら鮮卑やらの騎馬傭兵部隊が、隋唐あたりまでは騎兵の主力と言ってもいいほどだったとか。 いや、漏れも聞いた話だから「ソースは?」とか言われると困るけどさ(w アジアの方で詳しい人いません?
150 :
世界@名無史さん :02/06/01 01:41
151 :
世界@名無史さん :02/06/09 21:10
両手剣の用途って、パイクを斬って接近戦に持ち込む為じゃなかったっけ?
152 :
世界@名無史さん :02/06/09 22:05
チェーザレ・ボルジアのことは誰も言わないな。
153 :
世界@名無史さん :02/06/19 09:01
乱つくね人は残虐非道で有名。
154 :
【^▽^】足軽浪人ジョーカー@長屋 :02/06/19 09:59
>146 山田長政が活躍したのはルソンじゃなくタイじゃ なかったっけ?
155 :
世界@名無史さん :02/06/30 00:04
そう言えば、スイスって兵力提供はしたくせに列強にはなれなかったよね。
156 :
世界@名無史さん :02/07/04 20:38
もともと碌な国力がないから傭兵稼業だったんじゃないの?
157 :
大スキピオ :02/07/04 21:36
>>144 グラニコス川の戦いの時もギリシア傭兵10000人大方陣が
活躍したらしいですね。
158 :
世界@名無史さん :02/07/05 01:11
くっ...ヤツのことは親友と想っていたのに。 ...酔ったところで外泊申請書だと紙を渡されて、 サインしたのが運のツキさ。
159 :
世界@名無史さん :02/07/05 02:02
河野洋平=江(択民)の傭兵
>>158 またエリア88かい!(w
ベルセルクは?
草野球で「メンバー足りないから」ってて呼び出し食らって
試合が終わって昼飯ごちになりますたが、私は傭兵ですか?
161 :
世界@名無史さん :02/07/10 21:59
>>158 最後はパッパラパーになって忘れちゃったんだからいいじゃん!
⊂´⌒つ。Д。)つ
163 :
世界@名無史さん :02/07/11 00:05
ギリシア人傭兵隊長メムノン(だっけ?)は、焦土作戦や 優勢な艦隊によるマケドニア上陸作戦をダレイオス三世に 提案して、ことごとく却下されたらしいね。 もし採用されていればアレキサンダーは英雄になれなかった。
164 :
世界@名無史さん :02/07/14 13:16
>>87-92 徴兵制の完成には二段階有ると思うんです。
まず一段階目はスウェーデン、プロイセンに代表されるような「絶対君主の」軍隊。
この当時、軍事技術の発展により専門的な教育が必要となり、傭兵ではこの流れに対応できませんでした。徴兵で集められた兵士には専門的な教育が与えられます。
しかしこの軍隊の欠点は士気が低く監視が無いと逃亡する恐れがあった事、そのため戦術に多彩さを欠いた事、
さらに一番大きいのは人的・物的資源の徴収が有限であった事です。
より過酷な資源の徴収を行うと国民が音を上げてしまうからです。
これらの原因は全て戦争が絶対君主の為の戦争だったからです。
二段階目はフランスの革命以後の軍隊。
「国家」「国民」の概念が軍隊の士気を高め、国民から軍隊への無尽蔵な資源の供給を可能にしました。
士気が高く補充の利き易くなった軍隊は縦隊突撃や散兵といった新戦法を可能にしました。(フリードリヒ大王は散兵部隊を創設すれば兵士が逃げてしまうと不安がったそうです)
>>87-92 を総説するとこういう事かな?
165 :
アマノウヅメ :02/07/14 18:55
日本で純粋な傭兵っていうと忍者しか思いつかない。他にありますか?
166 :
世界@名無史さん :02/07/14 19:08
>>165 雑賀鉄砲衆
忍者の親戚(w)、って考え方もあるけど。
一応、忍者集団とは違うっしょ。
167 :
アマノウヅメ :02/07/14 19:12
>>166 有難うございます。
しかし、特殊な技術持ってないと傭兵になれないのか。
ドイツやスイスみたいに貧乏だから傭兵やるか、って感じじゃないですね。
____ 、ミ川川川彡 /:::::::::::::::::::::::::""'''-ミ 彡 //, -‐―、:::::::::::::::::::::三 ギ そ 三 ___ 巛/ \::::::::::::::::三. ャ れ 三 _-=三三三ミミ、.//! l、:::::::::::::三 グ は 三 ==三= ̄ 《|ll|ニヽ l∠三,,`\\::三 で 三 / |||"''》 ''"└┴‐` `ヽ三 言 ひ 三 ! | / 三 っ ょ 三 |‐-、:::、∠三"` | ヽ= U 三. て っ 三 |"''》 ''"└┴` | ゝ―- 三 る と 三 | / ヽ "" ,. 三 の し 三 | ヽ= 、 U lヽ、___,,,...-‐''" 三 か て 三 . | ゝ―-'′ | |::::::::::::_,,,...-‐'"三 !? 三 ヽ "" ,. | | ̄ ̄ ̄ 彡 ミ ヽ、___,,,...-‐''" ,,..-'''~ 彡川川川ミ
>>167 戦国日本には、浪人や、農村地帯からからの多大な流出人口が
兵力の供給源になってましたからね。
<特殊な技術持ってないと傭兵になれないのか。
雑賀鉄砲衆が傭兵っぽくみえるのには、地縁的結合がありながら戦力・技術を売ったって印象があります。
後、堺などの都市の自治には、浪人が中心になって組織された集団が傭兵として雇われたことがあったはずです。
題は忘れたけどイギリスの小説で傭兵としてアフリカのジブチに集められ飛行機に乗せられ着いたところチャドの ウラン鉱石をめぐる戦争に参加しちゃう話を読んだことがある。この場合雇い主は誰かよく分かんない見たい。 現在の傭兵は実際の雇い主が分からないように雇うらしい。戦争当事者の国なのか鉱山資本なのか或いはどこかの情報局かは全く分からない。 軍事顧問団とか称する一団も実際は他国が雇ってる傭兵の可能性がある。いざというとき内戦の責任者にされたらかなわないから。
171 :
世界@名無史さん :02/07/15 01:42
>>165 江戸初期の山田長政も、現地の人からすればそうだったかもしれない。
タイ側の記録にはほとんど残ってないらしいし。
172 :
世界@名無史さん :02/07/15 01:45
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山田長政伝説は日本だけ。当時アユタヤにあった日本人町が焼き討ちにされる事件があった。 単なるごろつき集団位にしか見られてなかった。国の傭兵などでは少なくともなかった。
174 :
世界@名無史さん :02/07/31 12:22
南北戦争の傭兵について
175 :
世界@名無史さん :02/07/31 12:34
長政がタイ中部の傭兵団長を努めたのは事実だけど、 当時は アジア中からタイに外国人(傭兵も例に漏れず)が 流入してたので、 シャム人にとっては長政は目立たなかったと思われ。
176 :
世界@名無史さん :02/07/31 12:40
>アユタヤにあった日本人町が焼き討ちにされる事件 これはイギリス、オランダ、スペインなどの差し金だった。 現在の東南アジアで反日を煽るのが現地民で無く華僑なのと同じ。
177 :
世界@名無史さん :02/07/31 13:40
高部正樹は無事か?
178 :
世界@名無史さん :02/07/31 14:42
>>177 まだ執筆続いてんじゃないの。
ミャンマー戦線で傭兵稼業してた時の手記は生々しかった。
179 :
世界@名無史さん :02/07/31 15:04
SAPIOの連載は最高だったね。
志願兵はその軍で出世できるけど、傭兵は派遣社員なので出世できない。
181 :
世界@名無史さん :02/08/25 00:28
age
182 :
世界@名無史さん :02/09/09 17:05
コンドッティエーレは一見華やかに見えて辛かった。
183 :
世界@名無史さん :02/09/09 19:24
傭兵といえばホーエンシュタフェン家の皇帝フリードリヒ2世とその子らに仕えた イスラム傭兵を忘れてはいけないと思いますよ。彼ら忠誠心が高く、皇帝と敵対し ていた教皇の切り札、破門に動じないので皇帝に重用されたけど。まあ教皇側から みれば残忍な略奪者、異教徒だけど。 結局、シャルル・ダンジューによってホーエンシュタウフェン家は滅ぼされ、イス ラム植民村も徹底的に破壊され、南イタリアとシチリアは現在に至るまで後進地域 に落とされてしまうんだけど。
184 :
世界@名無史さん :02/09/09 20:07
>>183 シチリアはムスリムがいたころは緑豊かな島だったんですよ。
かれらがいなくなると、灌漑技術もなくなり、現在のような
殺風景な景観に・・・
185 :
世界@名無史さん :02/09/09 23:33
スイスが中立国になった経緯には、どこの国の傭兵にでもなれる権利確保、という いう意味の自由が必要だったから。という説があるね。 銀行業の発達も各地に出かけた傭兵からの送金と大いに関係がある。
186 :
世界@名無史さん :02/09/09 23:40
山岳地域で農場が少なかった地理的要因も
187 :
世界@名無史さん :02/09/10 00:03
どうでもいいけどポポローグ面白いよね?
188 :
世界@名無史さん :02/09/23 17:46
昔の傭兵はそれなりに歴史に足跡を残しているけど、今の傭兵(特に日本人の)はほんとに傭兵といえる? 現地語もできずに自分から金を出してゴリ押しで傭兵(らしき者)になって危ないことは避け生き残ることを考え、本国に帰って本を出すことが目的。 これじゃ現地の人間から見れば足手まとい以外の何者でもないと思うのだが。
189 :
世界@名無史さん :02/09/26 17:20
昔の傭兵って現地語ぺらぺらだったんですか?
190 :
世界@名無史さん :02/09/26 17:32
>>189 傲慢なジョン・ホークウッドは終生イタリア語を学ばなかったらしい
191 :
世界@名無史さん :02/09/26 18:35
>>188 >自分から金を出して
それは義勇兵といいます。
ヘミングウェイみたいなもんだ罠
義勇兵は練度も低いしすぐ残虐行為に走るし使えない、
というのがおおかたの受け入れ側の印象では。
192 :
世界@名無史さん :02/09/27 23:53
>>189 DQN集団のランツクネヒトが現地語を喋れたとはとても思えん。
>>188 その、本を出している『傭兵』からすればもっと傭兵と呼ぶべからずな人もいるわけで・・・。
193 :
世界@名無史さん :02/10/10 07:08
ヌミディア騎兵 萌え
194 :
世界@名無史さん :02/10/10 12:14
ランツクネヒトと言ってもピンからキリまでいたわけで、 指揮官級の人物(傭兵隊長クラス)はある程度現地語がしゃべれたろう。 でないと雇ってる側との意思疎通が出来ん。 ヴァレンシュタインは生まれは貧乏貴族だったが、 若い頃にイタリア留学してるしな。
195 :
世界@名無史さん :02/10/10 15:28
ヴァレンシュタインって名前はドイツ系だけど書名は忘れたがある本にチェコ人って書いてあったが、本当?
チェコとドイツは隣り同士、民族的には共通してる所も多い。 ドイツ系ハンガリー人なんて珍しくも無いし、その系統では?。
197 :
世界@名無史さん :02/10/10 21:03
まあ神聖ローマ帝国の人間の大部分がドイツ人だから チェコ人でもドイツ語名名乗ってるんだと思うよ。 他にも確かロートリンゲンなんかはかなりの部分がフランス語圏だったような 気がする・・
198 :
世界@名無史さん :02/10/17 02:48
運良く長生きできた傭兵は、 余生は何になったのですか?
199 :
世界@名無史さん :02/10/17 04:22
警備会社勤務。 どっかの軍事インストラクターとか。 詳しくはパイナップルアーミーを参照の事(w
201 :
世界@名無史さん :02/10/17 13:16
>>198 一般には農民だろうな。ヨーロッパの傭兵の出自はほとんど農民だったらしいし。
運良く生き残って本を書いた、どっかの偽傭兵みたいな人もいるぞ。
↓
「スイス傭兵ブレーカーの自伝」刀水書房
202 :
世界@名無史さん :02/10/17 15:12
中世のはどうか知らんが、 現代の傭兵は、雇い主を絶対に裏切らない。 なぜなら、「あいつは金次第で転ぶ」という噂が業界内で流れ、 どこにも雇ってもらえなくなるから。
203 :
世界@名無史さん :02/10/17 16:30
そんなに金のある雇い主って今時いるのかな 怪しい傭兵もどきを雇うより自国の人間を武装した方が断然安上がりだと思うのだが 例えば中東のオマーンのように22年間職業軍人として勤務していた英国空軍元将校を複数雇うのは知っているが ほんとうに10年以上軍隊経験あるの?っていう人が折れは傭兵って言ってもねえ・・・ あまり言いたくなかったが、元仏外人部隊出身でいろんな著書出しているM氏は仏外人部隊の脱走兵って知ってます?
204 :
世界@名無史さん :02/10/18 00:17
205 :
世界@名無史さん :02/10/19 16:41
外人部隊といえば元自衛隊の空挺出身なのに入隊後、 半年も雑用やらされて正規部隊に配属されなかったので帰国する人とドゴール空港で話したことがあるが、 日本人は評判悪いらしいね。「日本人は根性なし」ってよく軍曹に言われたそうな
206 :
世界@名無史さん :02/10/19 16:46
日本の自民党にも雇われ総裁がいた 「河野ようへい」
208 :
世界@名無史さん :02/10/24 02:42
日本で傭兵派遣業をはじめたいのですが、 できるでしょうか? 軍事訓練は海外で行う、ということで、法的な問題は解決できるでしょうか。 技術関連(ヘリコプターや兵器等のメンテナンス)の人材養成なら、国内でも 可能ではないでしょうか?兵器そのものの完成品を使用しなければいいはず。
自衛隊自体が傭兵というか下請け同然でしょう? ま、アメリカと違ってお金をだして世界中渡り歩こうとしているわけですが。
210 :
世界@名無史さん :02/10/24 12:19
雇われ兵はジュネーブ条約の制約を受けない、とききました。 ということは、捕虜へのリンチ、拷問のし放題、ということに なるんでしょうか?
211 :
世界@名無史さん :02/10/24 13:36
コンドティエーリ(ルネサンス期イタリアの自由契約の武将・いわゆる傭兵隊長)
雇われ兵でも正規軍に所属していればジュネーヴ協定の適用は受けるのではなかったでしょうか。
>>210 なるみたいです、だから(本によると)捕虜になる前に自殺するらしいです。
>>208 日本で戦争企業家になる気か(w
>>214 傭兵が捕らえられて虐待されるのじゃなくて、
傭兵が俘虜にした者を手荒に扱うことできるのか?
216 :
世界@名無史さん :02/10/25 19:06
肉弾になるだけじゃギャラもすごく低いらしいけど、 特殊技術をもっていれば給料もいいはず。
日本の物価が基準に考えてしまうから、
>>103 ぐらいでないといい給料とは思えなくなってしまう。
実際にアフリカやアジアの傭兵を多用する国の給料となると、ここまで高くは無いでしょうね。
傭兵って大半は正規軍を使うより安上がりだから使うんでないか・・・。
あとはいざとなれば見捨てることも可能だから、ってことかね。
220 :
世界@名無史さん :02/10/31 19:59
古代・中世の兵隊は戦争が無いときは何をやっていたの? 軍事演習?
221 :
世界@名無史さん :02/10/31 20:27
↑盗賊?
222 :
世界@名無史さん :02/10/31 20:58
「アルプスの少女ハイジ」のおじいさんは元スイス人傭兵。 そのことを知ってから、アニメ観る目が変わったよ。
>>220 常設軍なんぞそう滅多にあるもんじゃなし。
224 :
世界@名無史さん :02/10/31 22:39
そういや初めて常備軍できたのっていつのどこの国? ほとんどは農民使ったり市民や貴族が装備揃えて、みたいなのだよな。
225 :
世界@名無史さん :02/10/31 22:46
>224 大革命後のフランスじゃない?
226 :
世界@名無史さん :02/11/01 11:02
ローマじゃないの?
227 :
世界@名無史さん :02/11/01 11:09
mesopotamia
228 :
世界@名無史さん :02/11/01 11:44
アッカド王のサルゴンは十万くらいの常備軍を作り上げてたらしいけど・・。 近代で初めてってのはいつだろね。
229 :
世界@名無史さん :02/11/01 11:53
>>224 近代の軍制ですが、
1788年…フランス王国が師団制を採用
1792年…フランスで国民皆兵を実施
1812年…ドイツ諸侯連合軍結成
1860年代…各国内戦で徴兵制実施同時に奴隷制度廃止
これ以降はっきり形を整えた常備軍が登場する
基本的には産業革命及びミシンの登場以降でしょう
230 :
世界@名無史さん :02/11/01 13:20
>>229 常備軍の成立っつったら近世中盤ってのが定説だと思うんだけど・・。
それはむしろ徴兵制の確立なんじゃない?
一応、常備軍+傭兵という形(傭兵併用型?)での常備軍の整備は 三十年戦争におけるスウェーデン軍が最初では? というかある程度訓練された兵士でないと、グスタフ・アドルフ 考案の戦術の運用は難しかったらしい。 訓練するだけで少なくとも数ヶ月かかるから、傭兵には向かない。 ちなみにこれも、実はヴァレンシュタインやティリー率いる 傭兵軍団に対抗するための策だったんだけど。
232 :
世界@名無史さん :02/11/01 18:38
>>231 スウェーデン軍が単独で戦争したのは、その辺に理由が?
(同盟国の援軍を断っていたような気がしたが。)
>>231 でもグスタフ・アドルフの率いていた軍勢の主力はイギリス人とドイツ人でしたよ
234 :
世界@名無史さん :02/11/01 20:56
傭兵と対立する言葉は、常備軍。傭兵は必要な期間、必要な数だけ。 ちなみに、正規軍<−>民兵、義勇兵 志願兵<−>徴兵 よって、自衛隊は傭兵などではない。 フランス外人部隊は、正規軍である。
>>733 数だけはね。
ただ、本国からドイツに遠征する最初の時には、
やっぱり基幹部隊はスウェーデン軍で編成しただろうし、
そこは常備軍だったというわけで。
三十年戦争は最初から最後までスウェーデン軍の主力は外国人兵士でしたよ 新型のフリントロック銃も外国人傭兵に優先的に配備されてました またグスタフ・アドフルは捕虜を積極的に自軍に採り入れてました グスタフ・アドルフの漸進斉射戦術は修得自体はそれ程難しくありません 基礎的な教練をマスターするのに必要な訓練期間は数日程度でしょう むしろ、この戦術は修得よりも練度の維持のほうが大変でした スウェーデン軍は作戦行動中の野営でも訓練を欠かさなかったと言われています もっとも、これはスウェーデン軍に限った話ではありません ですから、グスタフ・アドルフの高度な戦術に対応するために国民徴募兵を主力にしたという考えには 同意できません むしろ、スウェーデン軍は経験を積んだ外国人傭兵を他国より高給で雇い入れることで有名だったのです
237 :
世界@名無史さん :02/11/01 23:48
スウェーデンの徴兵制はむしろポーランドに備えての物だと思う・・・。 徴兵のための法律が制定された翌年からポーランドとの戦争が行われてるし・・・。 あんな大国とやりあうには徴兵でもしなきゃきつい、と思ったんじゃないの?
グスタフ・アドルフの国民徴兵は手っ取り早く数を揃えるために行われました 練度とか士気とかは全く関係ありませんでした おかげでスウェーデンの人口資源は滅茶苦茶になり、彼の死後規模が漸次縮小され 最終的には国民徴集兵は国土防衛軍に限定されています
239 :
世界@名無史さん :02/11/02 01:14
240 :
世界@名無史さん :02/11/02 02:25
つーか、人口200万に満たない小国が数万から10万強の外征軍を 編成して何年も維持してる時点でそれが何を意味してんのか一目瞭然だと思うが。 しかもその主力を自国民で賄おうなんてしたら・・・・(つД`)
241 :
世界@名無史さん :02/11/02 10:16
>>238 =240?
人口がってのは分かるけど練度うんぬんとかはわからんでしょ。
少なくとも国民兵のほうが傭兵より練度で優れる根拠はない。 訓練を受けた傭兵(中には未経験の者もいただろうが)と 農村から引っ張られてきた徴集兵と比較すれば どちらが兵士として優れているか明らか。
243 :
世界@名無史さん :02/11/02 12:14
実際、最初にスウェーデン本国から連れてきたのは
一万数千人くらいだったらしい。
後はドイツ上陸後に傭兵の現地採用で増やしたのが実情。
>>236 練度の維持ってのも、都合が悪くなればすぐに主君を替える
傭兵相手だと返って難しいと思うがね。
機密が漏れやすくなるわけだし。
逆にすぐに逃げたりするから、毎晩の訓練が必要だったんでは?
しかし徴集されてドイツに送り込まれたスウェーデン人兵士の大半が最初の1年で あらかた死んだり脱走している罠
245 :
世界@名無史さん :02/11/02 14:59
面白い話題なので少し調べました。(Michael RobertsのGustavus Adolphusを参照)
歩兵を中心にスウェーデン軍制の推移を概観すると
1.初期ヴァーサ朝〜1620頃→ミリシア中心
ミリシアの欠点・・・1)戦時にしか徴集できない。2)国外の戦争に用いられない。3)練度低い。
以上の欠点がグスタフ治世初期のカルマル戦争で露わになり、それに対する対策が軍事改革の中心になる。
財政→租税及び王領収入で軍事費をまかなう。
2.1620年代〜(対ポーランド戦争の時期)
1620年の勅令により、「徴兵制度」施行。(
>>237 氏の言うようにポーランド戦争の直前。)
(概要:1)教区ごとに成人男子10〜20人に1人の割合で徴用。2)連隊ごとに徴兵地区を固定。
※ちょうど1世紀後にプロイセンで行われたシステムに似ている感じ。)
「徴兵制度」のメリット・・・1)安い。2)信頼度・戦意が高い(命令に服従し反乱を起こしにくい)。3)練度も傭兵に劣らない。
※以上から、この制度による兵力は、野戦での基幹となりまた要地の守備兵として重宝された。
したがってこれを「主力」と称するのも間違いではない。が、しかし・・・・
「徴兵制度」のデメリット・・・消耗度が高く、本国地域社会に与える影響が大。(
>>238 氏などの指摘するところ)
(1620年代の10年間で5万人の損失。当時スウェーデン人口は100万ほど。)
したがってこれが傭兵主体に切り替わっていく要因の一つとなる。
財政→1の時期の収入だけでは間に合わなくなったので
1)新税の創出。2)プロイセン・リヴォニア等占領地での貢納金の賦課(=ドイツでヴァレンシュタインが大規模に行ったような)。
3)銅の売却 4)バルト海諸都市への港湾税
等々の様々な努力が試みられる。
>>246 続き
3.30年代〜(30年戦争の時期)
傭兵中心の時代。(傭兵の占める割合は1630年に全軍の半数、31年には7割5分、32年には9割に。)
移行の理由・・・1)既述のように「徴兵制度」は本国への負担が大。
2)にも関わらずドイツにおける戦争には大量の兵力が必要だった。これは
a)戦争の規模が大になり、単純に、必要とされる兵力が増した、という理由の他に
b)2の時期における財政努力が限界に達していた、という事情が存在する。すなわち、
「軍を維持し、かつ、財政事情を好転させるためにはドイツに占領地を確保しヴァレンシュタイン型のシステムを確保しなければならない
→そのためには大量の(傭兵)兵力が必要だ」
※ただし、この論理は「大量の兵力が必要だ→そのためには財政的裏付けが必要だ」と続いて、
恐怖の無限ループを作り出す。
したがって、ブライテンフェルト会戦は、財政的にもどうしても勝ち取られねばならない一戦であった。
(同会戦後は、ドイツ人傭兵を、ドイツ占領地からの貢納金によって賄うというシステムが完成・安定する。)
うぐぅ
249 :
世界@名無史さん :02/11/04 10:13
age
250 :
世界@名無史さん :02/11/05 06:53
なんか1630年に初めて上陸した軍は志願兵だったらしい
251 :
世界@名無史さん :02/11/05 08:30
>>208 全部海外において、日本には事務所だけおく。
それか、会社にしないでXX協会とか
XX共済会なんかにするとか、政治団体にするとか
色々方法はあると思うよ。
252 :
世界@名無史さん :02/11/05 13:56
>>247 34年ごろの劣勢になってきた時期はどうだったんですか?
age
254 :
世界@名無史さん :02/11/06 15:56
傭兵に関する大爆笑ねたを一つ。1627年のこと・・・。 フォン・テゥールン伯が声を張り上げた。「敵か味方か?」それに対して(プロイセン 人の)歩兵部隊が答えた。「味方だ!」テゥールン伯は言った。「では、担え銃!」兵士た ちがマスケット銃を肩に担うと、同伯は馬に乗り、兵士たちにこういった。「諸君はスウェ ーデン国王の兵隊か?」「そうだ、そうだ!<ja.ja!>」と彼らは答えた。
>>252 1634年、ネルトリンゲンの敗戦後は結構やばかったようですね。
プラハの和約でザクセンやブランデンブルクが皇帝と手を結ぶ、
スウェーデン軍はポメラニアに押し込められる、
こういう状況の下で、スウェーデンは軍事支出と傭兵軍団の縮小を余儀なくされますが、
この時期スウェーデンの軍事システムが崩壊しなかったのにはいくつかの理由があるそうです。
1.「徴兵制」による「国民軍」がバックボーンとなった。
(1636年のヴィットシュトック(Wittstock)の戦いでは傭兵〜「国民軍」が半々。)
2.軍事改革が傭兵の雇用者としてのスウェーデン国家の信用を高めていた。
すなわち、「国民軍」に要求される高い練度・またそれに保証される比較的手厚い待遇は傭兵軍にも適用され、
それによってスウェーデンは傭兵市場において比較的高い人気を保っていた。
(給料の遅配が続いても、「もうちょっと我慢したるか」と考える傭兵が多かったということ。)
3.フランスからの資金援助。比率としては高くないが、これもスウェーデン国家の信用を高めた。
ただ、やっぱり「反乱」は起こるわけで、1635年にはオクセンシェルナが監禁されたりもしている。
ヴィットシュトック後はスウェーデンはまた上げ調子になり、
「戦争によって戦争を賄う」という「貢納→傭兵」のシステムが復活します。
が、余談を付け加えると、散々荒し尽くされたドイツには資源の余裕がなく、従って
1)30年戦争後半は一般に軍隊規模が縮小しますが、その一方で
2)徴発を行うシステムが恒常化したため、騎兵の比率がアップしていきます。
ただ、どんなにがんばっても財政赤字は累積するわけで、
スウェーデンの場合はオクセンシェルナ摂政時代〜クリスティナ時代に、
王領地の委託・貸与(→大貴族への)という手段によって安易にこれが賄われたため、
国制を揺るがす事態となり、カール11世治下、1680年の絶対王政の成立(→による王領地の回収)という結末に進んでいきました。
まあ、これも余談ですが。
256 :
世界@名無史さん :02/11/07 18:43
それにしても傭兵って兵科的には接近戦兵(槍・剣)と遠隔戦(弓・銃)のどちらが 多かったんでしょうか?どっちかというと接近戦兵のほうが多かったような・・・。 スコットランドとかスイスの槍兵とか・・。 もっとも、30年戦争時は現代以上に軍隊に企業主義が入っていた時代かもね。 傭兵は(契約が企業主義的な兵士)という事かな?
一番多かったのは砲兵だよ
時代によるのでは?
>>257 砲兵は数自体が少ないんだからありえんでしょ
260 :
世界@名無史さん :02/11/08 12:46
>>211 コンドティエーリはコンドッタ(軍事契約)から派生した言葉だとか。
砲兵は結構待遇良かったらしいね。 給料も並より上、略奪優先権あり。
>>258 まあ大砲が発明される以前は砲兵は存在せんわな(w
263 :
世界@名無史さん :02/11/09 22:21
>>255 >徴発を行うシステムが恒常化したため、騎兵の比率がアップ
これは徴発のために騎兵の必要性が高まったということでいい?
比率が上がったということは軍規模が縮小する中で歩兵の減る割合が多かったということ?
264 :
世界@名無史さん :02/11/09 22:43
>>256 兵士一人一人についてだと強制的に徴兵ってことも多かったんじゃないの?
265 :
世界@名無史さん :02/11/09 22:56
>>255 徴兵の場合は待遇いいの?
徴兵って傭兵より安く使えるのがメリットだと思ってたんだけど
age
>265 イギリス海軍の悪名高い強制徴募では、船に乗せられてからでも自ら 水夫と成ることを誓えば志願兵として扱われたそうです(給料・待遇)。 スウェーデン軍の場合は傭兵よりも待遇が良かったとは思えません、 戦力が高かったのは”待遇が良い=士気が高い”では無く、指揮系統が きちんとしており、統一行動を取るなどの訓練が傭兵よりも長期間かけ られた為でしょう。 それと戦闘が終了すると、ドイツ傭兵もスウェーデン軍に「徴兵」 されました、強制的に。
268 :
世界@名無史さん :02/11/26 16:13
age
NHKスペシャル 12月21日 21:00〜 紛争ビジネス 知られざる民間軍事会社 民族・宗教対立、資源の争奪戦、そして「テロとの戦い」・・・。世界各地で 相次ぐ紛争の舞台裏では今、「民間軍事会社(Private Military Company)」と 呼ばれる企業が活動を広げている。 こうした企業は、90年代、欧米を中心に続々と誕生し、高度な軍事技術を持つ 社員を各地の紛争地に送り込んで、売り上げを伸ばしてきた。このうち、アメリカの 大手MPRI社は、これまでに30か国以上に展開、ビジネスとして、各国の部隊の 軍事訓練を請け負っている。 また、イギリスのアーマーグループは、ゆくゆくは国連のPKO・平和維持活動にまで 進出したい考えだ。 しかし、民間軍事会社の進出によって、紛争が長期化・拡大したケースも報告されている。 アフリカのアンゴラ内戦では、多くの民間軍事会社が入り乱れ、最新鋭の兵器で殺りくが 横行した実態が明らかになってきた。 国連では、民間軍事会社は、洗練された会社組織を供えているものの、金目当てに戦場に 赴く“傭兵”に過ぎないとして、その活動を規制すべきだと訴えている。 民間軍事会社は、紛争が絶えない世界に何をもたらそうとしているのか?ビジネスの 論理が突き動かした紛争の悲劇を、アフリカ・アンゴラで追った。
270 :
世界@名無史さん :02/12/21 20:44
あ、見るよ>269 やっぱ傭兵だよな、こいつら。悪い意味で戦争基地外
アンゴラ内戦は、ホントわけわかんなかったですねえ。 UNITAのジョナス・サビンビ議長なんか、チェ・ゲバラ、毛沢東、カストロ、 CIA、レーガン、南アフリカ軍から支援を受けていた。
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ Λ_Λ | 君さぁ こんなスレッド立てるから | ( ´∀`)< 厨房って言われちゃうんだよ | ( ΛΛ つ >―――――――――――――――――――‐< ( ゚Д゚) < おまえのことを必要としてる奴なんて | /つつ | いないんだからさっさと回線切って首吊れ | \____________________/ (-_-) ハヤクシンデネ… (-_-) ハヤクシンデネ… (-_-) ハヤクシンデネ… (∩∩) (∩∩) (∩∩) (-_-) ハヤクシンデネ… (-_-) ハヤクシンデネ… (-_-) ハヤクシンデネ… (∩∩) (∩∩) (∩∩) (-_-) ハヤクシンデネ… (-_-) ハヤクシンデネ… (-_-) ハヤクシンデネ… (∩∩) (∩∩) (∩∩)
>>269 つい最近だがニュー速+で北朝鮮関連のスレ覗いていたんだけど、そこで
やたらめったら詳しいとても軍オタレベルとは思えないような書き込みが
相次いでいて、その時そのうちの話を進めていた数人が
「「わが社」の人間と正月早々に2ちゃんで顔を合わせるなんて・・・」
と馴れ合ってた。もしかしてそいつらだったのかな?
自衛隊なら「わが社」なんて言葉使わないしな・・・・・。
でも話と直接的な関係ないからsageで。
(^^)