映画ジャンヌ・ダルクを世界史板で見るスレ

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241世界@名無史さん:02/09/29 01:06
>>240

へぇ、異装は罪だったんですか、初めて知りました。
勉強になりました。

まぁ、だったら面白いなぁ、程度が事の発端ですので気にしないで下さい(笑)
242世界@名無史さん:02/09/29 04:56
>>233  >魔女から復権したのはいつごろですか?

ジャンヌの死後(1431年)、25年後(1456年)のことですね。
いわゆるこの復権裁判、シャルル7世が裁判の真実を知りたいと調査させたことが
きっかけなんですよね。ジャンヌを死なせてしまったことに責任を感じていたので
しょうかねー。やっぱり。

>>235  >ジャンヌがこんなに人気があるのは
「処女」ということにもポイントがあると思ふ。「処女」=「聖女」って清らかなイメージが…

  >あと誰かジャンヌは実は男だったという異説〜
処女検査は2度も行われたそうだからまずないでしょう。
ジャンヌが男だったら…。調べた人、ビックリして卒倒するだろうね。
でその場で死刑(笑)
243世界@名無史さん:02/09/29 06:50
>>242

いや、漏れの妄想では国ぐるみの策略なので
当然処女膜検査もヤラセだったということになっていますw
しつこくてスマソ
244235:02/09/29 07:01
男性は皆処女に対して憧れを持っていると言っても過言ではなさそうですからね。
決めつけはどうかもしれんがやはり男は一度処女を抱いてみたいのでは。
フロンティア精神も豊富ですし。人間。

確かにジャンヌが彼氏と一緒に戦っていた、という状況と比べれば、当時の国民でもどっちを支持したくなるかは明白ですね。や、当時の国民&兵士だからこそですかな。


しかし、少々下種い話になりますが
ジャンヌを一番最初に強姦したチームはさぞかし燃えただろうなぁ、と当然のことながら思います。
顔がよろしければ。

しかし原因はなんであれ今尚この人気というのは
俗にいうカリスマとやらなんでしょうな、多分。
流石歴史上に名を馳せただけある。

それに漫画や小説のキャラのように
おっさんおばさんにならず、あくまでも少女で残ったのがでかいのではないかと。
漫画の主人公はほとんど10代というところからしても。

245世界@名無史さん:02/09/29 07:49
>ジャンヌを一番最初に強姦したチームはさぞかし燃えただろうなぁ
いや未遂に終わってますんで最後はさぞ悶々鬱々だったんではないでしょうか?(笑)

>俗にいうカリスマとやらなんでしょうな
ホントにね。歴史に登場したのはたったの2年間ですし…。
おまけに歴史家がジャンヌの「神の声」みたいな超常現象的な部分を
現代的にきちんと説明できないことも神聖を高めてる要因かもしれない。
…かな?(笑
246世界@名無史さん:02/09/29 09:05
>>245
あ、未遂なの?
あの頃は「処女は裁けない」から、
ジャンヌにかぎらず処刑前に汚したらしいけど。
247コギャルとH:02/09/29 09:07
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248世界@名無史さん:02/09/29 11:18
>246
>あの頃は「処女は裁けない」
それって古代ローマじゃなかった?中世ヨーロッパもそうだったの?
249アマノウヅメ ◆/knRokaQ :02/09/29 12:48
>>246
中世ヨーロッパでは、お構いなしに殺してたようですが。
250世界@名無史さん:02/09/29 13:24
>>245
>いや未遂に終わってますんで最後はさぞ悶々鬱々だったんではないでしょうか?(笑)

強姦されたというのはよく言われてますけど。
ソースが欲しいものですな。

まぁ、女性は認めたくないでしょうけど(笑
251世界@名無史さん:02/09/29 13:26
ジャンヌはブスじゃない!とか、強姦されてない!とか、何の根拠もなく
史実に反したことを連呼している女が多いけど、何でそんなにジャンヌ・ダルク
を神格化するのかね?

女にとっては英雄だから、ジャンヌのイメージを壊したくないだけじゃないの?
252世界@名無史さん:02/09/29 13:30
ジャンヌダルクを擁護する女は、自分の容姿によほど自身がない女と見た。
253世界@名無史さん:02/09/29 13:39
そりゃ、あまりに嬉しそうに男共が強姦♪強姦♪とはしゃいでるの見たら
なんか言いたくなるのもわかる気がするがな・・
254世界@名無史さん:02/09/29 14:12
>>250
>強姦されたというのはよく言われてますけど。

逆にそっちのソースが欲しいな。
門番に乱暴(殴る蹴る)されたとか、強姦されそうになるんで牢でも
男の服装は手離せなかったとかは聞いたことありますけど。強姦されたと
はっきり書いたものは読んだことがないですので。

>>251
>ジャンヌはブスじゃない!とか、強姦されてない!とか、何の根拠もなく
史実に反したこと
ジャンヌはブスだ!とか強姦された!とかいうことのほうが史実に反してると
思いますが…。しつこいけどソースください。
255世界@名無史さん:02/09/29 14:41
私は男ですが、ジャンヌ・ダルクは美人だったとは思います
彼女は士気高揚のために選ばれたマスコットですから、美人であった可能性は高いでしょう
でも、少なくとも英雄ではないでしょう
彼女が作戦立案に参画して何らかの影響を及ぼしたという記録もないし、
彼女の戦闘指揮のおかげで戦闘に勝利したという記録もない
彼女の仕事は陣頭で旗を振り回して味方の士気を鼓舞したことだけです
精神的な障害を抱えていた可能性も十分に考えられます
256世界@名無史さん:02/09/29 15:21
>彼女が作戦立案に参画して何らかの影響を及ぼしたという記録もないし

馬にも乗れなかっただの田舎娘ですから。でも何を英雄と呼ぶかその定義は微妙に曖昧ですね。


>精神的な障害を抱えていた可能性も十分に考えられます

異端裁判などでの裁判官との問答で相手をやりこめてしまう頭ほどの回転
の良さは精神的障害と無関係なのかな?精神を煩った人は主義主張に一貫
性がなくなるもんだと思ってたけど、ジャンヌの主張は矛盾したところが
なく、裁判官も舌をまくほど見事な受け答えをしたそうですが。
257世界@名無史さん:02/09/29 15:35
>>256
知能の高さと精神的な障害は無関係ですよ
知能が高いながら精神的な障害を抱えている人は珍しくありません
258世界@名無史さん:02/09/29 15:47
ジャンヌは、脳か精神に何らかの異常があったと思う。
こんなこと言うとクリスチャンに怒られそうだが、神の啓示を受けるってのがすでにアレだし、実際にシャルル7世の元まで行くって行動力も普通の人には理解しがたい。
第一、彼女が"神の名の元に"戦った相手は同じキリスト教徒だ。

実際に全軍の先頭に立ち兵士の士気を上げる"ヒーロー"が必要だったフランスは、彼女を上手く利用したのだろう。
当時の兵士はほとんどが傭兵だったけど、やはりクリスチャンなのだから"神と共に戦う"となると損得抜きに士気は上がるはず。神の使者が真っ白な鎧に身を包み戦場を駆け回る女性ならばなおのこと。美人ならば言う事なし。
イギリス兵にしても、神を敵に回すことはこれ以上無い恐怖のはず。だから講和の条件にジャンヌの引き渡しを要求した。

そういう意味では、実はジャンヌはフランス貴族たちが作り上げた英雄説が面白いと思う。

>>256
落語のこんにゃく問答ではないけど、信仰という理論的ではない内容の議論なのだから、主張をどう受け取るかはかなり主観が入るでしょう。
259世界@名無史さん:02/09/29 16:04
神の声を聞いたというだけで異常と診断されるのは気の毒ですね。
ただ信心深いだけだったかもしれないのに。
現代に生まれて無くて良かったというべきかな?(w
260世界@名無史さん:02/09/29 16:08
そもそも宗教なんてオカルティックなシロモノを本気で信じてる時点で
尋常じゃない。
261258:02/09/29 16:17
>>259
信仰深くて神の声を聞くのならば、歴史は神の啓示で溢れかえります。
イギリスと戦いたいがために神の声を捏造したってのはありかもしれないけど、映画と違って史実のジャンヌにはその理由も無いわけだし…。

>>260
それは言いすぎでしょう。当時は文字通り、生きる希望も価値もないと思っている人が、最後の光として死後の世界に思いをはせていたのですから。
262世界@名無史さん:02/09/29 16:50
ジャンヌ・ダルクはその信仰心故に異常と見なされているのではありません
彼女は巧妙に練り上げられた宣伝戦略の生み出した一個のプロパガンダ兵器です
プランタジネット家とヴァロア家、ブルターニュ公爵家の三つ巴の領土争いに過ぎなかったのに、
彼女の登場によって「侵略と防衛」という単純な図式がでっち上げられてしまいました
勿論、これは詭弁以外の何ものでもなく、彼女を担いだヴァロア家でさえそんなことを信じちゃいませんでした
当時はイングランド国民やフランス国民といった上等な国民意識など確立していないのです
戦場で陣頭で旗を振り、全軍を敵陣へと導く聖女という情景のインパクトが、この幻想に真実味を帯びさせていたのです
プランタジネット家やブルターニュ家にとって、彼女は自らの戦争遂行の基盤自体を揺るがしかねない危険な存在でしたが、
それはヴァロア家にとっても同様でした
ヴァロア家は、別に祖国防衛戦争を戦っていた訳ではなかったからです
しかし、彼女は御輿としての分を越え、イングランド勢力の完全な駆逐を主張しはじめます
彼女の動機が、ヴァロア家の戦費で敵勢力を駆逐して自らの地所を得るといった野心的な領土欲だったのか、
本当に狂った信仰心故の極端な破壊欲だったのかは解りませんが、どちらにせよ狂っています
彼女がシャルルから見捨てられたのは、そのような彼女の奇矯な行動を持て余したからなのは間違いないでしょう
別にシャルルが臆病で卑怯だったからではありません
明らかに、ジャンヌ・ダルクというヒステリックな聖女が「狂っていた」からなのです
彼女は確かに英雄であると強弁できるかもしれませんが、「でっち上げられた英雄」であることに
かわりはありません
本当の英雄は、美しく気が触れた農家の娘を「救国の英雄」に仕立て上げた
ヴァロア家のスタッフたちでしょう
263259:02/09/29 16:57
>信仰深くて神の声を聞くのならば、歴史は神の啓示で溢れかえります。

事実、歴史は神の啓示で溢れかえってませんか?別に私は神を信じてるわけではありませんが
神の声の代わりに星の予兆だとか様々な形で歴史に現れてる気がするんですけど。
ネロなんか彗星があらわれたというだけで側近のものを皆殺しにしましたし…。
あの時代、列聖された人たちには神の声を聞いた人も少なく無いと聞きました。
なにもジャンヌが特別ってわけでもない気がするんですけど。
なぜジャンヌだけ異常者なんだろう…?とちょっと疑問だったもので。
264世界@名無史さん:02/09/29 17:00
>>261
聖地ルルドの端緒になった聖ベルナドッテも
列聖されたのは「啓示を受けた後の人生を主に捧げた生き様」を評価されたためですしね。
カトリックは意外に宗教デムパには厳しいのです。
>>255
>彼女は士気高揚のために選ばれたマスコット
『フランスを守れキャンペーン 一日最高司令官』
のタスキを掛けているジャンヌを想像w
265259:02/09/29 17:08
>>262
彼女が野心的だったとかは知る術はありませんが、シャルル7世を戴冠させたあとも
パリにはまだイギリス軍によって苦しめられている人たちがいると知り、
パリ市民に励ましの手紙を書き、国王の援助のないまま解放に向かったジャンヌを
領土欲とか破壊欲で説明するのもちょっと…。べつに幻想抱いてるわけではないけど
そんな2面性をもってれば国王が見捨てるより側近だったジル・ド・レやラ・イール
達はもとより市民のほうが先に気づいて彼女を見捨てると思うけどどうだろう?
266世界@名無史さん:02/09/29 17:13
>>265
彼女が本気でパリ市民を救おうと考えていたのなら、攻囲したパリの略奪許可を兵士に与えたりはしません
もし本気でパリ市民を解放しようとしており、なおかつ部下に略奪許可を出していたのなら
それは彼女の狂気を証明していることになります
267259:02/09/29 17:17
>パリの略奪許可
それは初耳です。そうなんですか?もしホントなら見る目が変わりますけどね。
ソースを見るまで信じませんけど(w
268259:02/09/29 17:25
あと最後にひとつ(長くなるけどゴメソ)。
>>255
>彼女が作戦立案に参画して何らかの影響を及ぼしたという記録もないし、
彼女の戦闘指揮のおかげで戦闘に勝利したという記録もない

これは明らかに間違ってます。記録はあります。
まずジャンヌが登場するまでのフランス軍の戦い方というのは、やたら消極的
で、歴史家が評するに、「これでは勝てるわけが無い」っていうほどお粗末な
ものだったようです。ジャンヌはこの時戦術的に理論を将軍達に説いたわけで
はないかもしれないけど、結果論的に最良の戦術(兵の志気を鼓舞して突撃す
るってだけかもしれませんが)を身を持って示したわけです。
以上はオルレアンの戦いの場合ですが…。

つぎにジャンヌはオルレアンの勝利の後、王をランスで戴冠させますが、
当初、王族や将軍が望んだのは王を戴冠させることではなく、ノルマンディー
に進軍することだったのです。だけどジャンヌはその将軍達の主張を退け、
「先に王を戴冠させてれば敵の力は弱まり、フランスはより強固になる」との
主張をし、このほうが戦術的に利にかなってると最終的に判断され、結局みな
が賛同したのです。

その後、王は敵地をくぐり抜けランスへ到着するのですが、その間に起こった
パテーでの戦いもジャンヌを隊長とするフランス軍が大勝利(イギリス軍の死者
2000人に対しフランス軍の死者3人)をおさめるのですが、歴史家もジャンヌが
いなければこの勝利はあり得なかっただろうと言っています。

こうしてみるとジャンヌは机上で理論を戦わせるタイプでなく、現場での機智と
行動力でもってみごとな戦術をこなす実践的な戦略家であったといえませんか?
マスコットの一言でかたずけるのはちょっと…って思いますよ。
269アマノウヅメ ◆/knRokaQ :02/09/29 17:35
>>262
>彼女の登場によって「侵略と防衛」という単純な図式がでっち上げられてしまいました
>当時はイングランド国民やフランス国民といった上等な国民意識など確立していないのです

なんか矛盾してませんか?
「国民意識」もないのになぜ「侵略と防衛」という近代的発送ができるのですか?
ほとんど読み書きもできなかった17歳の少女にはまず無理でしょう。
270世界@名無史さん:02/09/29 17:45
後世、上等な国民意識を確立させるために彼女を使って
「侵略と防衛」という単純な図式がでっち上げられた、
というのが正しいですな
271世界@名無史さん:02/09/29 18:38
>>268
オルレアン攻囲戦において、フランス軍はオルレアンの外郭陣地を一つ一つ丁寧に潰し、
半年間でオルレアンを攻略しました
これは、当時の攻城戦の期間ではやや長期間ですが、攻囲側のフランス軍のほうが
兵力的に劣勢なことを考慮すれば、フランス軍の高度な戦術能力を示すものです
ジャンヌ・ダルクは最後の突撃で旗を振り回していただけです
いったい、将軍たちの戦術のどこが不味かったのでしょうか?
将軍たちは最後の突撃を成功するために、半年間にわたって忍耐強く準備作戦を展開していたのです
パテーについても、ジャンヌはどのように勝利に貢献したのですか?
あの戦闘は、周到な掩護下でフランス装甲槍騎兵の騎兵突撃がイングランドの隊列を突破することにより
勝負が決まりました
フランス軍はフランスお得意の伝統的な戦術によって勝利したのです
ジャンヌ・ダルクが介在する余地はありません

ランスでの戴冠はアランソン公が主張していた筈ですが?
まあジャンヌ・ダルクを小道具に使った可能性は否定できないでしょうが
まあフランスの将軍たちを無能と決めつけて
何でもかんでも彼女の功績にしてしまったほうがドラマティックではあります
272259:02/09/29 20:50
あらレスが…またまた長くなるけどゴメンネ。あまりにも長いンで分割…。

>>271
>オルレアン攻囲戦において、フランス軍はオルレアンの外郭陣地を一つ一つ丁寧に潰し半年間でオルレアンを攻略しました

そうなんですか。それは初耳でした。私が読んだ本には
『オルレアンの町はイギリス軍によって徐々に包囲され、”オルレアンはすでに陥落寸前だった”。
戦略的にも重要な位置を締めるオルレアンが落ちればフランスは完全にイギリスの手に墜ちた
ところを、ジャンヌが不可能と思われていたトゥーレル砦を奪取。奇跡の勝利をおさめた』
って話だけでしたが。もうちょっと本を読んでみる必要があるかもしれません。

>兵力的に劣勢なことを考慮すれば、フランス軍の高度な戦術能力を示すもの〜

なんか矛盾してませんか?なぜ高度な戦術をもっていながら兵力的に不利になったのでしょう?
オルレアンでの勝利のあと、ジャンヌの元にはたくさんの援軍が出来ました。
その援軍はどこに隠れていたのでしょう。なぜフランスがオルレアンで苦戦してる時に
助けに来てくれなかったのでしょう?
273259:02/09/29 20:52
>パテーについても、ジャンヌはどのように勝利に貢献したのですか?

もちろん、この戦いにおいての彼女の戦術が素晴らしかったというわけではないと思います。
この時の彼女の役割はもちろん兵の志気を高める役にとどまっていたのかもしれませんが、
ではいったい彼女以外の他に誰が兵の志気を高められたかということです。
パテーはもちろん敵地になるわけですが、彼らフランス軍もいつどこにイギリス兵
が潜んでいるか判らない恐怖の中で進軍していたわけです。兵はもちろん、将軍もビビリ
まくりだったと聞きます。王もオルレアンの勝利のあとすぐランスへ向かわなかったのは
敵地をくぐり抜けるという危険を犯す必要があったため尻込みしたためと考えられます。
そこでジャンヌだけは怖じ気付くことなく、逆に冷静に王や兵に「神が味方です」と言い
励まし続けました。これだけでも彼女が隊長としての資質は充分だと思いますが。
彼女の存在を無視してパテーの勝利がありえたか疑問だと歴史家が言ってるのはまさにそういうことです。


>ランスでの戴冠はアランソン公が主張していた筈ですが?

ランスでの戴冠はジャンヌが初めてシャルル7世と謁見したときからジャンヌが言い続けてますけど?


>何でもかんでも彼女の功績にしてしまったほうがドラマティックではあります

私はドラマティックだとかに興味はありませんけど、やっぱり歴史は正確であって欲しいと
思います。ただそれだけ。
274世界@名無史さん:02/09/29 21:21
>>272
ああ、すいません
オルレアンを攻略ではなく、オルレアンを解囲と書くべきでした
誤解を与えてしまったようですね

兵力不足に関しては、戦術ではなく、あくまで戦略的な要因です
前線の部隊指揮官の責任ではありません
その後、野戦軍の規模が増大したのはボージャンシー奪回のために
大規模な改編が行われたからです
ジャンヌ・ダルクの人望よりも、ヴァロア家の金庫によるものです

バテーの戦闘はボージャンシー奪回を企図するイングランド軍との間で
生起した野戦です
イングランド軍が攻勢であり、なおかつ十分な量の長弓射手を揃えられなかった
ために長弓戦術を行えなかったことがイングランド軍の敗因です
ジャンヌ・ダルクが士気高揚に大きな働きを示したのは事実でしょう
そのために存在していたのですから
しかし、ジャンヌ・ダルクが士気を高揚させなければフランス軍が
敗北していたという根拠にはなりません
それに、士気の高揚に大きな役割を演じたことが、彼女が
「現場での機智と行動力でもってみごとな戦術をこなす実践的な戦略家」
であること示しているというのは矛盾していると思います
士気の高揚は、無形の戦闘力を増進させるために重要な要素です
しかし、それだけでは戦争には勝てません
結局、彼女が高度な戦術的能力を示す根拠にはなりえないと思います
275世界@名無史さん:02/09/29 23:08
>結局、彼女が高度な戦術的能力を示す根拠にはなりえないと思います

それはそうかも知れませんね。
私が「機智」と言ったのは「決断力」とはき違えたのかもしれません。あやまります。
また彼女は「信念の人」、「行動の人」だったのでそれこそ優れた戦略家である。
みたいな図式が私の頭の中に出来上がっていたのかもしれません(w

それにしても「ジャンヌがいなくても」みたいな議論はどうにも不毛に感じてしまいます。
だれも証明できないことですからね。

私はただ史実を正確に知りたいだけですので。
これからちょっと勉強させてもらいます。ではまた…。
276オルレアン:02/10/15 17:22
口砦       ||オーギュスタン砦
===========[ ]==================
        [  ]レ・トゥーレル要塞
┰┰┰┰┰┰| |┰┰┰┰┰┰┰┰┰
三三三三三三| |三三三三三三三三三
三三三三≪ (   ) ≫三三ロワール川
三三三三三三| |三三三三三三三三三
┏━━━━■ ̄■━━━━━ ┓
┃       |  |         ┃
■       |  |         ■
|===========  ============|
■       |  |         ■
┃       |  |         ┃
┗━━━━■ ̄■━━━━■ ■
===========|  |         ||
         |  |        ||
          |  |        ||
277世界@名無史さん:02/10/15 17:45
最初に士気を鼓舞して大暴れして落としたのが、図外左側にあったイギリス軍の
サン・ルー砦。
これを落として後顧の憂いをたったフランス軍は、左がわブリュターニュ門から
ロワールを渡り左上のサン・ジャン・ルブラン砦を攻略しようとしたが、ヘタレぶり
を発揮して反撃に早くも退却しはじめる。
ジャンヌとラ・イールの部隊がしんがりで敵の反撃に対して逆撃を加えているうちに
ジャンヌの奮戦をみたフランス軍が猛攻に転じ一気に砦を攻略。
イギリス軍が退却したオーギュスタン砦を攻略するために兵を休める。
この日の晩に乳房の上に傷を受けると予言。
翌朝オーギュスタン砦に対して猛攻撃を始めるも組織的な抵抗で士気は落ちていく。
その内乱戦の中でジャンヌは予言通り傷を負い、連れ出される。
手当てをするとすぐに戦闘にもどるが膠着状態を打開できないとしるや、すぐに
兵を休める。このとき「大いに飲んだり食べたりしてしばらく休みましょうよ」と
将兵に気さくに言ったという、あくまで退却は認めていなかった。
翌朝、突然ジャンヌは前線に出て旗を振り回す。
気付いたフランス兵が次から次へと旗の周りに集結し、あの早朝の猛攻撃が始まる。
ゴークールよりの諸将は退却するつもりであったようだが、もはや攻撃をとめられない。
しかし、まもなく猛攻撃のためイギリス軍は要塞を放棄。
補給を逆に絶たれた形の要塞のイギリス軍は士気を落として、敗走した。
278世界@名無史さん:02/10/15 17:54
軍事的に考えると彼女の戦術と、最も強固で重要なポイントに兵力を集中して
あっというまに落としてしまうという戦略を発揮したジャンヌの功績は大きい。
これは、それまで、命令系統が一本化せず、連携を欠いては「鰊の日」のような
敗北を繰り返していたフランス軍に聖女の伝説を望んだ兵士の指示がジャンヌと
いう存在に集約された結果である。
しかし、これは単に彼女の神にしたがっているという行動が結果として軍事的
成功に結びつくという不思議な偶然をも引き起こしたに過ぎない。
このようなことから、実に歴史的に異彩を放つ戦闘であるものである。
279世界@名無史さん:02/10/15 18:25
実際の作戦の立案・実行はリッシュモン大元帥や
エティエンヌによるものだったんじゃないの?
ジャンヌ亡き後、フランスの領土回復はリッシュモン達によるものだし。
280世界@名無史さん:02/10/15 23:19
一番最後の土壇場で旗振って叫んでただけでここまで過大評価されるキチガイも珍しい。
281世界@名無史さん:02/10/16 00:14
実際、戦術的に優れていたかどうか別として、士気高揚に大いに貢献したのは
間違いない。あの時代、神の意志と共に在るという感覚は計り知れない高揚感
をもたらしただろう。

また、逆にイギリス側の士気を大いに低下させた。イギリス側はジャンヌを
神の遣いなどとしんじているのではなく、魔術を使う魔女だと考えて恐れて
いたわけだ。イギリス側はジャンヌを恐れての逃亡を禁止する法律まで
つくったらしい。

だからフランスの士気高揚、イギリスの士気低下がジャンヌの参加した戦闘
で勝利をもたらした大きな要因であることは間違いない。
282世界@名無史さん:02/10/16 18:22
>>280
旗振って叫んでただけでみんな付いていくんだから
むしろ周りのヤツらのほうが基地外なのでは?(w
283世界@名無史さん:02/10/16 19:17
今の日本人の感覚から言えば当時の人間はほとんど基地外。
284世界@名無史さん:02/10/16 19:34
>>282
ジャンヌダルクが指揮官だったと信じてるの?
285世界@名無史さん:02/10/17 01:59
ジャンヌ・ダルクが士気高揚に一役買ったのは間違いないだろうが、
彼女が戦略や戦術で当時のフランス軍の指揮官より優れていたという根拠はどこにもない
ましてや彼女のおかげでフランス軍が勝ったという証拠もどこにもない
彼女を崇拝する人には悪いが、彼女が優れた軍事能力を備えていたとは考えられない
当時のヨーロッパの戦争はに従事していた人々は相当に高度な訓練を受けたプロフェッショナル同士の戦いであり、農家の娘に介在できる余地はない

旗は士気高揚という付加価値も無視できないが、基本的に混乱した戦場で部隊の集結位置や攻撃方向等を明示する目印としての価値しかない
「旗を振り回す狂女」は部隊の行動を容易にする標識以外の何物でもない
ましてや部隊全員が基地外である必要は全く無い
むしろ>>282のほうが基地外なのでは?(w
286世界@名無史さん:02/10/17 03:52
アランソン公とかの証言はどうなるのさ
287世界@名無史さん:02/10/17 19:31
芸能人板でもないのに粘着アンチがいるようです(w
もっと素直に歴史を勉強しろ >>285
288世界@名無史さん:02/10/17 22:15
軍事能力云々で決めるなら、デュ・ゲクランでも語りなさいって。

敗戦続きで士気消沈、無能のボンボン貴族指揮官、
滑稽なほどお粗末で古臭い戦術、恩賞も出ないほどの貧窮っぷり、
この状況でよく勝てたもんだと漏れは思うのでつ。
289世界@名無史さん:02/10/19 06:33
ジャンヌが司令官として任命されていたら武将どもを説得するのに苦労なんか
しなかったさ。
290 ◆VPOdPikM4w
ジャンヌは性欲も処理してあげたそうですが、何か?