401 :
世界@名無史さん :
02/12/09 03:28 >>400 俺もシナイ山に登るツアーに参加したことあるけど,シナイ半島というのは想像以上に乾燥して草木のないところだった
あんな場所を6000人が数十年も放浪するなんて絶対に不可能
せいぜい数百人がいいところだと思うな
402 :
ごらいあす :02/12/10 15:39
私はよく分からないのですがふと思ったので…… 父と子と聖霊の御名によりてアーメン」 と言うのは父と言うのはYHVH、子はキリストを指しているのでは? しかもそれはキリスト教の話であってユダヤ教の話ではないのでは? それにあの辺の文化を見た限り祖霊信仰が盛んだったようには…… しかも聖書が書かれるまでの年月を考えると系譜と言うにはあまりにも…… 実際、歴史書でも作者によって編纂されているってよく聞く話ですし……
403 :
世界@名無史さん :02/12/10 19:53
>>401 3000年以上前と現代じゃ、全然気候やら森林密度が
違うと思うが?
アフリカも砂漠化が進んだのは近代に入ってからじゃなかったか?
先住民族を追い払うには数千人単位の人数が必要だろうし、
12部族もあったんだからやはり千人以上はいたんじゃないかな?
あれ、ここ〜言ったら上祐さんのスレッドになったの、つまんない。
>>402 >キリスト教の話であってユダヤ教の話ではないのでは?
父なる神への信仰と、聖霊信仰と、神の子の信仰とは、いずれも旧約の中に存
在すると考えます。
なお、文章の語尾は、しっかり書いていただきたい。奥歯にモノを挟むと相手
には真意が伝わらない。相手に伝えたくない意思は、インターネットに書くべき
ではないでしょう。
>>403 >やはり千人以上はいたんじゃないかな?
エジプト側に資料がないということは、エジプトにとっては特筆するような事件
ではなかったという可能性があります。都合が悪い事件として、闇に抹消されたと
いう可能性もありますよね。
406 :
世界@名無史さん :02/12/11 17:35
サハラ砂漠は8000年前から広がったらしいです
だから信仰と歴史は違うんだってば、もう。
408 :
世界@名無史さん :02/12/11 21:27
こんなスレがあったとは。 ひとつ気になっていることがあるのですが、 ツタンカーメンこと、トゥトゥアンクアメンの DNA鑑定計画って、再開される兆しとかないんでしょうか? あの時代の王たちの血縁関係が判明すれば 歴史が変わる大発見になるかもしれないのに、 エジプト政府め・・・。
イスカンダー?の目が黒いうちはないでしょう。 もっとも塩湖でやっているという話もあるが、 喧嘩別れしたという説もある。
410 :
世界@名無史さん :02/12/12 01:06
一つ問いただしたい。 うみっちが言うように聖書が歴史書とした時に 聖書にある60万人がエジプトから出た事も事実になる。 っとなると奴隷が60万人も出て行けばエジプト側もたいした問題じゃすまない罠。 でもうみっちは大した問題じゃないと言う。 このアンヴィバレンツをどう考えているの?
411 :
世界@名無史さん :02/12/14 00:34
>>410 ピラミッドなどの公共事業のための人員なら、
ピラミッド建設の予定がなければ、
60万人いなくても大丈夫だわな。
ファラオは常にナイル川の上流から
新たな人員を連れて来るわけだし。
412 :
世界@名無史さん :02/12/15 00:13
>>411 新王国時代にはそんな大掛かりなピラミッドは作られなかったと思います。
神殿建設にしても60万人は多すぎでは?
413 :
世界@名無史さん :02/12/21 22:15
ジャン・ベルクテール「古代エジプト探検史」(創元社)いう 図版本、買ってきたよ。おもしろいね。ヨーロッパの描いたエジプトの絵って。 巨大遺跡文化いうか巨神文化として描かれていて、あきらかに 「まだ巨人が生息していた旧約聖書時代の遺跡」みたいなコマーシャリズムで 人気を博したんだろうね。 >19世紀のエジプト熱
アメリカの冒険小説ダーク・ピットシリーズで、 美人のエジプトの政治家の描写に 「ネフェルティティそっくり」という例えが出てきた。
415 :
世界@名無史さん :03/01/02 13:55
417 :
世界@名無史さん :03/01/03 16:08
418 :
世界@名無史さん :03/01/09 01:45
(^^)
420 :
トトメスV世 :03/01/21 22:09
>>416 ありがとうございます、早速さがしてみます。
421 :
世界@名無史さん :03/02/05 02:35
>>156 こういう単細胞は気に入った情報はみんな鵜呑みにするからね。
昨年暮れPPになって買いやすくなった Akhenaten: History, Fantasy and Ancient Egypt Dominic Montserrat,2000.09 アマルナ発見以前に遡るローマ時代から現代までの、西欧における アクエンアテン(アマルナ時代)の表象の歴史。エジプト学だけでなく、 文学や映画の領域までカバーしているのがミソ。 なぜモーセとの関連が取りざたされるのか、とかユダヤ=キリスト=イスラム の伝統にない日本のアマルナマニアは必読。ネット上にはびこるオカルト的 見解の免疫にもなる。奇想天外な図版もあって楽しめる。
423 :
るんた ◆t6JmXrOPOE :03/02/09 12:13
age
424 :
世界@名無史さん :03/02/10 20:01
エジプト文明は何で滅びてしまい、盛り返せなかったのでしょうか? ローマ→イスラム圏に組み込まれてエジプトの独自色が無くなってしまったと思います。 ペルシアだって、イスラム圏でありながら独自色を出していたのに。 それとも私が知らないだけで、エジプトの独自色というのは今でもあるのでしょうか?
425 :
トトメスV世 ◆prgqkIQ406 :03/02/10 21:46
>>424 かなり大雑把な話ですが、一応概略だけ説明します。
エジプト王国滅亡の原因は相次ぐ外国勢力の侵入による王権の低下にあると考えられます。
文化的には、ペルシア・ヘレニズム時代を通じてさほどの影響はありませんでした。
ペルシアは異民族の宗教・文化には寛容でしたし、アレクサンドロス大王による征服期とその後のプトレマイオス朝期にもギリシア文化の流入はあったものの、古来からのエジプト文化は尊重され、模倣もされました。
ローマの支配期に入っても状況は変わらず、キリスト教国教化後もエジプトではアレクサンドリア教会が中心となって、コプト語(アルファベットを用いた古代エジプト語由来の土着語)を通して普及して行きました。
このコプト派キリスト教会は、西暦451年に開かれたカルケドンの公会議でキリスト単性論を支持したために、ローマ・カトリックや東方正教から独立した存在となっています。
この時期にも、民間のレベルでは古来よりの宗教は連綿と生き続けており、キリスト教とともに信仰されつづけていました。
土着の信仰が決定的な破壊を受けるのは東ローマ帝国の支配期に入ってからで、この時期に古代からの宗教やコプト派は帝国から弾圧され、神殿もキリスト教会等に改修を余儀なくされます。
ただ、生活や文化に関してはさほどの変化はありませんでした。
長いので以下に続きます。
426 :
トトメスV世 ◆prgqkIQ406 :03/02/10 21:46
(続き) 7世紀にイスラムの支配下に入った後もエジプト土着民の生活は古代とそんなに変わることはありませんでした。 以前の支配者であったギリシア・ローマ人の文化は、わずかな上層住民だけにしか影響を残しませんでしたし、新しく主となったイスラム教徒たちも、貢納の見返りとして、コプト派キリスト教の信仰やエジプト人自身の首長による施政を容認したからです。 イスラム支配期にアラビア語が民衆の間に普及して行き、ファーティマ朝の支配期には庶民の生活面にまでイスラム文化が浸透していきます。 ファーティマ朝の時代には現在もエジプトの首都となっているカイロが建設され、この時造られたアズハル・モスクは後にイスラム教学の中心地として栄えることになります。 文化的にも独自の色合いが強く、後の時代を通じて多くの文化人を輩出しています。 その後、アイユーブ朝・マムルーク朝の支配を経て、オスマン・トルコによる支配を受けることになりますが、エジプトの文化にはほとんど何ら本質的な影響を与えず、トルコ文化がエジプトに根付く事もありませんでした。 アラブ人がアラビア語を普及させたのとは逆に、トルコ人は被支配層のエジプト人達にトルコ語を広めようとはしませんでしたし、建築や文物にもまったくと言って良いほど寄与しなかったからです。 その後もナポレオンの占領時代、ムハンマド・アリー朝の支配やイギリス統治時代、エジプト王国時代を経て現在にいたる訳ですが、エジプト人の多くは自分達が古代エジプトの末裔である事に誇りを持っています。 エジプトのイスラム文化も他所と比べると充分に独自性を持っていると言えるのではないでしょうか。 長文になりましたし、細かい話はかなりはしょっています。 詳しい方、補足・訂正して頂けると幸いです。
↑脳内妄想空想科学政治歴史修正主義という説もあるが、 中味はアフロ遷都リズムのパンフの切り貼りでっせ。 アクエンアテンをアーリア人とするナチ信奉者の単なるリバースでは?
歴史修正主義者だろうがオカルトだろうが世界的ネット規制で抹殺するのには 反対だよ、念のため。読んでおもしろけりゃいいんじゃない。
『古代文明の謎はどこまで解けたか』 ピーター・ジェイムズ、ニック・ソープ / 太田出版
431 :
トトメスV世 ◆prgqkIQ406 :03/02/12 00:42
>>430 まともな考察をしてる本でしたね。
ベツレヘムの星のくだりはどうかと思いましたが(笑)
432 :
世界@名無史さん :03/02/12 09:56
ヌビア人の王朝があったってことは 黒人と中東系との通婚はあったの?
小説ですが クリスチャン・ジャック『ブラック・ファラオ』青山出版社 読んでください。この著者は考古学専攻だったそうで、トンデモ説は 採用していない。
434 :
トトメスV世 ◆prgqkIQ406 :03/02/12 23:43
>>433 『太陽の王ラムセス』の人ですか。
確かヒエログリフ入門も書いてましたね。
436 :
世界@名無史さん :03/02/17 18:37
保守age
古代エジプト人が黒人だったことは、最早、考古学の常識ですよ
438 :
トトメスV世 ◆prgqkIQ406 :03/02/20 11:46
>>437 一部で唱えられている「仮説」を「常識」にされては困ります(笑)
確かに「ネヘシ」や「ケムト」の訳語について議論がされているのは事実ですが、壁画や像から判別できる特徴や、ミイラ(エジプトでは王族から庶民まで多くのミイラが発見されています)や遺骨の分析結果は黒人説に対して懐疑的です。
現在の考古学的データは、古代エジプト人が現在のアラブ人と同系の民族である事を示唆しています。
一般的に、欧米の学者は自分達の文明の源流をエジプトに求め、人種もコーカソイドであったと解釈する人が多いようですが、考古学のデータはそれに対しても懐疑的です。
しかし、そもそも古代エジプト人自身が「ナイルのほとりに住み、ナイルの水を飲む者は皆エジプト人である」と言っているのですから、現在の我々が人種問題をとやかく言うのもどうかと思いますが(笑)
439 :
世界@名無史さん :03/02/20 17:58
ミイラからはっきりわからないなんて、人種の違いなんてそんなもんでしょ。 なんか古代エジプト人やシュメール人を白人だなんて言うと、妙に感情的になる日本人が多いね。
440 :
世界@名無史さん :03/02/20 18:15
>>439 エジプトの考古学会は、ちょー保守的でDNA鑑定をやらせないと聞いたことがある。
441 :
トトメスV世 ◆prgqkIQ406 :03/02/20 19:01
>>440 一度は許可が出て、2001年の2月に名古屋大と早稲田大の共同で鑑定が行われる予定だったのですが、直前になって「保安問題」を理由に中止命令が出ていますね。
元々、エジプトの考古学会自体も謎の解明を優先する賛成派と、ミイラの破損を恐れる反対派に二分されていますので、反対派の圧力がかかったのかも知れません。
ただ、計画自体が流れた訳ではありませんので、将来的に調査が行われる可能性は十分にあります。
442 :
世界@名無史さん :03/02/20 20:15
DNA鑑定が可能なほど保存状態のよいミイラはどのくらい残存しているんでしょうか? 数が少ないのなら反対派の意見も解らなくはない…
443 :
世界@名無史さん :03/02/20 20:27
>>442 クーロンを作るわけじゃないから、シビアじゃないよ。
444 :
トトメスV世 ◆prgqkIQ406 :03/02/20 20:53
>>442 発掘されたミイラが世界中に散らばってしまっている為に正確な数は判りませんが、残念ながらそれほど数は多くないと思われます。
とは言っても、恐らく1000を切ることは無いと思いますが。
エジプト考古庁がミイラの調査許可を出したがらないのは、恐らく各ミイラの歴史的価値を考慮した上で「万が一」の事態が起こることを懸念しているのでしょう。
これは何もミイラに限った事ではなく、ピラミッド等の遺跡に関しても同じ事が言えます。
445 :
世界@名無史さん :03/02/20 20:57
>>444 言い訳は色々つくけど、許可しないって言うのはハッキリさせたくない意志の
現れだと思う。じゃなきゃあピラミッドを観光客に開放してる事と整合性が
取れない。
万が一どころか落書きするは、石削って持って帰るわで、そりゃー大変ッス。
446 :
トトメスV世 ◆prgqkIQ406 :03/02/20 21:01
>>445 そう言う不心得者が多い為に大ピラミッド内部の一般公開禁止が検討されているのです(笑)
447 :
世界@名無史さん :03/02/22 10:34
質問させてください。 エジプトの歴史について何も知らない者です。 先日theofile gautierという人の、『roman de la momie』という小説を読みました。 日本語に訳すと、『ミイラの物語』でしょうか。 フランス語の小説なのですが、単語が、エジプトの歴史を知っていないとわからないようなものが多く、 困っています。 その中でも、「oeris」(eの上に、トレーマという点々がつきます)という単語は、 フランス語のかなり大きな辞書(リトレ)にも載ってなくて、さっぱりわかりません。 文脈上は、おそらくpharaonにつかえるけど、esclaveやservantよりは身分が上の人のようですが、 いまいちはっきりしません。 このような綴りをする単語はフランス語ではまれなので、 おそらく外国語として音をそのままフランス語として表記したのだと思います。 フランス語では「オエリス」あるいは「オエリ」とか読むと思います。 ですから、ここにいる方はご存知かと思いました。 できれば、日本語ではなんていうか知りたいのですが。 よろしくお願いします。
449 :
カメレオンI世 ◆qBS27nfd8c :03/02/24 02:02
>>447 俺は読んでないが、『ミイラ物語』なら翻訳が出てるよ。
世界幻想文学大系7『ミイラ物語』 テオフィル・ゴーチエ 田辺貞之助訳 国書刊行会
昭和50年初版とちょっと古いが、昭和56年版もあるらしいから、大きい図書館に行けば
あるんじゃないかな。照合しながら読めば"oeris"を何と訳しているかわかるよ。
しかしゴーチエが『ミイラ物語』を「モニトゥール・ユニヴェセル」紙に発表したのは
1857年で、実際にエジプトの地を踏むのは1869年。古代エジプトに並々ならぬ興味を
持っていたとはいえ、1840年に書かれた『クレオパトラの一夜』を読んだ印象としては
彼が歴史的に正確な知識を持っていたとはあまり思えない。幻想小説だから、歴史書と
思って読まない方がいいと思うな。
450 :
世界@名無史さん :03/02/24 02:08
451 :
トトメスV世 ◆prgqkIQ406 :03/02/24 23:49
>>449 同意です。
ゴーチエは、「ミイラ物語」の他に「ミイラの足」と「ポンペイ夜話」を読んだ事がありますが、一寸「?」という内容でした。
まあ、彼はあくまで「小説家」ですから仕方ないでしょうね。
みなさんありがとうございます。 まあ、ロマン主義の時代ですから、オリエンタリズムに対する批判的な視線は持ってないでしょうから、 専門家にとってとんでもないことを平気で言ってたりするでしょうね。
453 :
>>452 :03/02/26 01:50
このスレの方達が問題にしているのはゴーチエの価値観というより彼の歴史知識だとおもいますよ。 お解りと思いますが念のため。
>>453 そうですね。失礼しました。
でも、歴史知識という意味では、当然今のそれと比べてもあまり意味がなく、
同時代のそれと比べるべきだと思うんですが、
その意味では、どうだったのでしょうか。
つまり、19世紀のヨーロッパでの古代エジプトについての研究というのはどの程度進んでいたのでしょうか。
このゴーチエのほんの解説には、「この作品は歴史の知識だけを披瀝して、
文学としての創造性を欠いている」として批判されていたそうなんですが、
そういう意味で、当時の研究の進み具合から考えたら、
もしかしたらそれほど変なこと言っているわけではないという可能性はないのでしょうか。
まあ、物語を作るためにつじつまは合わせているでしょうが。
455 :
2やんねるで超有名 :03/02/26 10:14
456 :
カメレオンI世 ◆qBS27nfd8c :03/02/26 10:56
>>453 その通りデス…。 また「ロマン主義の時代→オリエンタリズムに対する批判的な視線は
持っていない」というトンデモ説を書いた論拠を、
>>447 =
>>452 に聞きたいところだな。
スレ違いになるので、「19世紀ヨーロッパのロマン主義」スレにでも行ってください。
お相手しますよ。(まだあるかな…。それにしても何だか激しくデ・ジャ・ヴュを感じて
しまうのは俺だけ…?)
ゴーチエのエジプトに関する知識は、現代に比べると、極めて浅薄なものと映るかも
しれないが、シャンポリオンがヒエログリフの解読に成功したばかりの頃だ。周囲が
驚くほどの博識を披露して、その華麗な文体とブームにのって、ゴーチエは一躍、
人気作家になったんだと思うよ。彼はシャンポリオンの「エジプトとヌピアからの手紙」
を精読し、ボードレールをして「驚異的な才能」と言わしめた。もっともボードレールは
その後に「いくつかの欠陥はあるが…」と付け加えている。
>>447 は仏語が読めるなら、
ゴーチエのネタ本、シャンポリオンの著書を合わせて読んでみたらいいんじゃないか?
J. F. Champollion "Monuments de l'Egypte et de la Nubie"(原題は「手紙」ではない
ので注意)他にも "Grammaire egyptienne" "Dictionnaire egyptien" があるが、これら
は古書の部類に入ってしまうので、古文書館にでも行かないと無いだろう。
上に書いていた「わからない単語」は、ヒエログリフをシャンポリオンが誤読したものを、
そのままゴーチエが使っている可能性もある。
457 :
カメレオンI世 ◆qBS27nfd8c :03/02/26 11:27
>>447 さんいらしてたんですか?
シャンポリオンの著書を調べていたらすれ違ってしまった。失礼。
当時の状況は
>>456 に書いた通りですが、いわゆる「シャンポリオンの手紙」というのも
あるので、訂正しておきます。1822年に発表されたもので、これがゴーチエが座右に置いて
いたものらしい。J. F. Champollion "Lettre a M. Dacier relative a l'alphabet des
hieroglyphes phonetiques" また1824年の "Traite sur l'ecriture demotique"もある。
上記の"Monuments de l'Egypte et de la Nubie"は、1830年にアカデミー会員として
シャンポリオンが発表したもの。「エジプトとヌピアからの手紙」というタイトルは、
俺が読んだ『クレオパトラの一夜』の解説にあったのだが、おそらく、シャンポリオンの
これらの著書を一冊にまとめたもののようだ。この世紀的大発見にフランス中が浮き足
立っていた時代の風潮にゴーチエは見事に乗った、というところかな。
458 :
世界@名無史さん :03/03/04 21:13
保守あげ
459 :
世界@名無史さん :03/03/05 19:00
460 :
世界@名無史さん :03/03/14 00:27
保守age
上げ
462 :
世界@名無史さん :03/03/17 16:13
この間、Nスペでやっていたけど、 スフィンクスの鼻がもげてるのは、ナポレオンが大砲の的にしたからって話・・・ あれはプロパガンダ臭いらしいね。そんな証拠が無いとか、 考古学者を一緒に同行させるナポレオンがそんなもったいないことをするはずが無いとかいろいろと、 出演の学者たちが否定していた。
463 :
世界@名無史さん :03/03/18 23:51
465 :
世界@名無史さん :03/03/25 06:21
保守age
466 :
世界@名無史さん :03/03/30 22:00
保守age
467 :
世界@名無史さん :03/03/31 11:54
エジプト最古のミイラ発見 5000年前、第1王朝
【カイロ31日共同】カイロ郊外のサッカラ遺跡で発掘を続けていたエジプトの考古学者グループが30日、約5000年前とみられる同国最古のミイラを発見した。
同グループが20基余りの粘土製れんがの墳墓の1つを発掘中、木製のひつぎを見つけ、ふたを開けたところミイラが確認された。人骨のほかミイラにする過程で体に塗られた樹脂や皮膚の一部も見つかっている。
エジプト考古最高評議会のザヒ・ハワス長官は、古代エジプト第1王朝(紀元前3100−2890年)当時の高官のミイラとみられ、エジプト最古だと述べた。古代エジプトで死体をミイラ化する技術の最初期の段階を示すものとして考古学的な価値がある。
サッカラは古代都市メンフィスの主要な墓地で、ピラミッドの元祖とされる階段ピラミッドで知られる遺跡。(共同通信)
[3月31日6時47分更新]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030331-00000550-reu-int.view-000
468 :
世界@名無史さん :03/03/31 13:22
469 :
世界@名無史さん :03/03/31 22:28
アメンホテップ4世が奇形持ちってほんと?
470 :
トトメスV世 ◆prgqkIQ406 :03/03/31 22:53
>>467 これは非常に興味深い発見ですね…副葬品や墳墓の形態はどうだったのでしょうね?
もう少し状態が良ければ、当時のミイラ技術ももう少し詳しく判ったのでしょうが…。
今後の調査に期待ですね。
サッカラでの発見との事ですが、アビュドス辺りにも王墓を含めてもっと多くの墳墓が眠っていると思うのですが…発掘の計画等は立たないのでしょうかね。
471 :
世界@名無史さん :03/04/14 07:20
保守age
(^^)
473 :
世界@名無史さん :03/04/17 12:25
age
474 :
トトメスV世 ◆prgqkIQ406 :03/04/19 22:47
>>469 脳水腫だったと言う説もありますが、はっきりした事はわかっていませんね。
ボブ・ブライアーは遺伝病による奇形だったと言う説を採っているようですが。
アメンホテプ4世=アクエンアテンが水頭症という説はAldredに至るまで昔からあります。 ブライヤーはマルファン症候群として、患者にアクエナテンの肖像をみせたりしてもいます。 しかし、これらの異常説を一笑する有力学者もいます。これらの異常説は肖像からの推測ですが、 それ自体が神話化の表象と考えるわけです。 ちなみにTutやKV55など第18王朝後期のミイラの検査からは 遺伝病らしきものはみつかっていません。 アクエンアテン本人のミイラが見つからない限り判明しないでしょう。 リーブスのようにKV55=アクエンアテン説を採用する場合は、当然ながら異常なし説です。
∧_∧ ( ^^ )< ぬるぽ(^^)
うちは衛星デジタルもCATVも入っていない。 よってBS-iの「消えた太陽の王妃」前後編を 見ることがデキなんだ。 N.Reevesの諸説やアマルナ王墓計画の報告 は概ね推測できる。Tutの遺物の考証だけ 見たかったな〜。
観た人の感想をねだったんだけど、古代エジプトファンに かちゅーしゃやLive2chは合わなかったのか!?
ごめん。ACAサーバーは落ちてなかったのね。 古代エジプトファンには衛星デジタルは合わなかったのか?に修正。 首都圏じゃTBSも放映したんでしょう?誰か詳しい感想書いてよ。
480 :
世界@名無史さん :03/04/30 20:36
保守age
ピラミッドの内部では腐る早さが遅くなるって本当? 卵を入れれば一週間は持つし、花や植物の成長スピードが速くなるというのも本当?
484 :
世界@名無史さん :03/05/04 02:16
保守
485 :
世界@名無史さん :03/05/04 02:25
>483 通販の「ピラミッドパワーでキミもモテモテ!」のアレですかw
486 :
世界@名無史さん :03/05/07 13:39
487 :
世界@名無史さん :03/05/08 01:24
ご教示ねがいたいことがあります。 18王朝期からファラオがかぶっている「青王冠(ケプルシュ)」は 「戦の冠」と誤解されている..ということを、 <<ショー,イアン/ニコルソン,ポール/大英博物館古代エジプト百科事典/ 原書房/1997>> に記されていたのですが、「誤解」しているということは正しいのでしょうか? また、本来の意味などありましたら、教えていただきたいのですが。 よろしくお願いいたします。
なお、『大英博物館古代エジプト百科事典』pp.137-138
William J. Murnane (1995-2000)シカゴ大学教授 アマルナ時代の碑文研究がライフワークだが、 ペンギンの古代エジプトガイドがポピュラー。 "Texts from Amarna Period" は考古学を学ぶ学生のためのアマルナ時代の資料の英訳。 1995年初版、1998年に改訂版が出ている。 アメンホテプ3世時代からアマルナ時代、ホルエムヘブおよび 第19王朝の評価まで、コメント付きで代表的な碑文が収録されている。 16頁の序論は最近の研究成果と関連テキストを参照しながら アマルナ時代に関する論点を概括する。 惜しむらくは図版が少ない。ボストン美術館の太陽のファラオ展の カタログと対照しなければならない。 モランの『アマルナ書簡』英訳とこの本があれば、俗説に煩わされる ことなく、アマルナ時代に関する理解が深まるだろう。 (翻訳もひとつの解釈でしかないが)
492 :
世界@名無史さん :03/05/13 01:48
シワ・オアシス及びカッタラ窪地はナイル川からかなり離れた辺境 だったにもかかわらず、なぜ宗教的に重要視されていたのでしょうか? 何かワケあり?
>>489 返事が遅くなりましたが、ありがとうございました。
なんてエラソーに書いたけど、これ学生用の教材なんだよね。 発掘に参加したりヒェログリフが読めなくても資料を参照して 論者の推測を検証できるのはありがたい。 そーいや、アマルナ書簡の日本語訳の話はどうなったんだろ? 『天赤河』読者の1%位は関心を示すのでは、と思うが。
495 :
世界@名無史さん :03/05/13 21:17
>492 アレクサンドロスも託宣を受けにわざわざ足を運んでいるね。 あそこに神殿があることさえ不思議なのに・・・なんでだろう♪
age
498 :
世界@名無史さん :03/05/17 21:24
1993年に発見された取っ手の扉の先はもう発掘されたの? それともまだ禁止されたまま?
499 :
世界@名無史さん :03/05/18 01:33
光ファイバか何かを穴から通して調査したら小部屋が見つかった てのは少し前に報道があった。 部屋の中やその先がどうなってるかまでは判らず。
>>499 そうなんだ。
もう10年もたつというのに、エジプト政府はまだそれぐらいしか許してくれないのか。
なんでそんなに慎重なんだろう。
はやくピラミッドの謎を明かしてほしい・・・