☆  聖遺物  ☆

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1さんじぇるまん伯
十字軍遠征のもう一つの目的 キリストの聖遺物の探索にかけた、中世エウロペの聖職者、王族、騎士、そしてイカサマ師達の逸話、所在ををご存知の方、お話くださいませ
 ユダヤの聖遺物についてもお願いします
参考 レリクス一部・ロンギヌス、荊の冠、聖骸布、聖体、聖杯、聖柩、聖十字架・・・etc
2世界@名無史さん:02/01/10 02:34
聖骸布はレオナルド・ダ・ヴィンチが当時としては画期的なネガポジの技術を
使って作ったという説があったね。
3世界@名無史さん:02/01/10 03:21
ロンギヌス 過去ログより
http://mentai.2ch.net/whis/kako/984/984300093.html

ロンギヌスの槍は聖杯とともに、アーサー王伝説にでてきます。
4世界@名無史さん:02/01/10 03:24
質問。キリスト教では偶像崇拝は禁止されているが聖遺物はこれに
該当しなかったのだろうか。

確かボヘミアで火刑に処されたフスの灰は信者が聖遺物とするのを
避けるために撒き散らされたとか。
5世界@名無史さん:02/01/10 03:36
>4
該当しません
渡邊昌美『中世の奇蹟と幻想』岩波新書、1989年。
でも読んで下さい
6:02/01/10 03:42
>5
う、パシッと資料提示していただき感謝します。
75:02/01/10 03:48
>4
ま、しないといっても方便で我々の目から見れば
偶像崇拝してるやんけ…と思えるわけですがね。
8世界@名無史さん:02/01/10 04:01
聖遺書箱を探そうスレ オカルト板過去ログ
http://piza.2ch.net/occult/kako/967/967283368.html
9世界@名無史さん:02/01/10 04:34
聖十字架はビザンツがペルシアに敗れたときに
持ち去られて、その後返還されたと聞いたけど本当ですか?
そもそも、本物?
10:02/01/10 05:26
>>2
白水社「トリノ聖骸布の謎」2500円

「ネガ・ポジ」はいいのだけどね。
なんでダヴィンチなのかというと、自画像と似てるからだそうです。
あと、ダヴィンチが「シオン修道会」の総長だったことも重要な手がかりなのだそうです。
11世界@名無史さん:02/01/10 16:42
イエス・キリストがゴルゴダの丘で担いだとされる十字架は、世界中の教会に
祭られているが、それを全部合わせれば一千万立方センチぐらいになるらしい。

キリストは象一頭分の重さの十字架を担いだことになるのだ。
12世界@名無史さん:02/01/10 17:42
聖遺物は武器の中にも入れたって聞いたことある。
実際にそんなもんがあるか知らないけど。
13世界@名無史さん:02/01/10 17:48
>>11
ブッダの舎利もそれくらいありそうだ(w
実は本人もタイの涅槃仏と同じくらい巨大だったりして。
14さんじぇるまん伯:02/01/11 00:34
そもそも大聖堂とゆうものは、聖遺物を保管する場所として建設するとゆう大義名分のもとに建設されていたそうです
 ルーアンやケルン、ノートルダム、アントワープ等の有名な大聖堂には有名な聖遺物があると聞きます
中世には、聖遺物を求める気運がもの凄くたかまっていたみたいですね
15世界@名無史さん:02/01/11 00:41
十二使徒の中の誰かの血液とおぼしき聖遺物
(赤い液体が金のものものしい作りでできたケースに入っている)を
大司教が誇らしげにひっくり返しているのを信徒がありがたく敬うの
をテレビで見たよ。あれはかなりニセモノっぽいね。
16さんじぇるまん伯:02/01/11 01:07
世俗の権力を上まった中世教会は、権力の根底を信仰とゆう曖昧なものに頼っていたので
 その信仰を確かなものにするために、聖遺物を血眼になって求めたみたいですね
聖遺物には神秘の力が宿ってるって伝説は何時うまれたんでしょうね
 聖杯には不老不死をもたらす力、荊の冠は予知の能力をもたらしたそうですね
17世界@名無史さん :02/01/11 01:17
夢精したらトランクスにべっとりと性遺物が・・・
18世界@名無史さん:02/01/11 03:12
>16
いや信仰心も当然あったと思うが…
聖職者だって当然聖遺物の御利益を信じていたわけだし。

>17
今までしたことないな。
19ニキータ:02/01/13 08:04
>>9
橋口倫介著『中世のコンスタンティノープル』講談社学術文庫p261-62より

「コンスタンティヌス大帝による遷都後まもなくのころ、エルサレムの城外ゴルゴタ
の丘でキリスト処刑時に使われたと信じられた十字架の木片が発見され、同帝がエル
サレムで献堂した「十字架聖堂」と「復活聖堂」と呼ぶ二つの教会に奉納された。木
質部の大部分と鉄の釘はコンスタンティノープルに運ばれ、盛大な奉献式が挙行され、
その日(9月14日)を「聖十字架称揚祭」と定め、今日までその祝祭が続いている。
これが聖遺物の筆頭とされる「真の十字架」の発見の縁起である。
この真物の十字架はその後七世紀初めにペルシア人のエルサレム侵入時に一時奪い
去られたが、628年ヘラクレイオス帝がみごとに取り戻し、いらい小木片に分割
されてキリスト教世界各地の教会に分与され、神聖な財宝として保管されるように
なるのである。」

この本によると1204年の第四回十字軍による征服前のコンスタンティノープルは
聖遺物の宝庫だったみたいですね。その十字架が本物だったかどうかは、
遷都(330年)後に発見、キリスト没後約三百年現地で発見とあるから、
本物だったかもしれない。
ササン朝ペルシアのホスロー二世の東部諸州の占領によって持ち去られた聖十字架は
ヘラクレイオス帝が自ら起死回生の東方遠征をおこない、遠征中背後のアヴァール人に
西部の都市テッサロニケを攻撃されたり、ペルシア軍に首都コンスタンティノープルを
包囲されたりしたが、627年ニネヴェの戦いにみごと勝利し、翌年の和議により、
東部属州とともに聖十字架の奪回に成功する。
しかしこのホスロー二世、ビザンツの支援によって皇帝の座につくことができたのに、
ビザンツを滅亡の一歩手前まで追い込むとは……。なにかあったのか?
詳しくは知らないけどイスラムの聖典「コーラン」にはこの戦争のことをたたえる章がある
とか。別スレでみた。
20ニキータ:02/01/13 08:56
あとペルシアより奪回した聖十字架はコンスタンティノープルの
「サントシャペル」という教会にあり、
その教会には、キリストの聖血が満たされた小瓶、キリストが磔刑場へ
ひかれていく時の着衣、その時にかぶせられた鋭い刺のある茨の冠、
聖母マリアの羽織った衣、洗礼者ヨハンネスの頭、キリストの顔形がし
るされているリネンの布と一枚の瓦、パウロの弟子チモテオ
(デメトリオス)の肖像画等々もあったらしい。

さらに「七使徒教会」には十二使徒のうち七人の遺骸が葬られていて、
市内北東部のブルケルナイ地区の聖母マリア教会には、
「わが主の姿形がはっきり写っている聖骸布」が秘蔵されていた。
他にはキリストが十字架につけられる直前に縛られていたというエルサレム
から運ばれてきた柱、キリストが十字架から降ろされて横たえられ、
その時聖母マリアが流した涙の痕が表面にみられた机上の大理石の台が
あったという。
第四回十字軍に参加した騎士ロベールの記録より。
21ニキータ:02/01/13 09:01
トリノ?の聖骸布はコンスタンティノープルの教会にあったものでは?
22世界@名無史さん:02/01/13 09:15
ダビンチは聖骸布を作りながら「うぷぷ。みんな簡単にだまされちゃうん
だから馬鹿だよなあ。えへへ。」とはしゃいでいたのか・・・小一時間問い詰めたい。
23世界@名無史さん:02/01/13 09:20
聖遺物をたくさん創る方法・・・たくさん在日認定、いや、聖人認定(列聖)を行なえばいいんじゃないの?
24世界@名無史さん:02/01/13 11:30
>>14
>そもそも大聖堂とゆうものは、聖遺物を保管する場所として建設するとゆう大義名分のもとに建設されていたそうです
そもそも教会とは殉教した聖者の墓の上に建てるものだったんですが、そうそう
あっちこっちで殉教してくれるわけでもないんで、殉教聖者の絶対数が足らない
ことから(とても実在したとは思えない殉教聖者も結構居ますが、水増しも自ず
から限度があるわけでして)『殉教地』を拡大解釈して、聖遺物に置き換えたわけ
です。
ちなみに、教会(カペラ)の語源自体が聖遺物によります。
聖マルチンの外套(カパ)を安置するための建物が「カペルヘン」と呼ばれたの
が、カペラの語源です。
25世界@名無史さん:02/01/14 19:54
>>17
藁。
ひどい遺物だ。
26さんじぇるまん伯:02/01/15 00:54
すごい・・・みなさまの博識ぶりに大驚嘆です!
聖十字架奪還の戦争は、聖遺物を大義名分にしたのか、それとも聖十字架そのものを本当に戦争の目的としていたのなら、当時の信仰心の深さには頭が下がりますね
ちなみに聖なる柩は、エチオピアのとある寺院に現在あるそうです
中に十回の石版が入ってるのかは別として、絶対誰にも永遠に見せることなく保管してるとか(世界ふしぎはっけんより)
中国でもそうですが、神秘のアイテムを求める心の根底には不老不死を求める人間のロマン(?)を感じますねー
27世界@名無史さん :02/01/15 19:42
しかし十字軍についていったフランス貴族が、
中東のあちこちで「ハッ!」と霊感を得てバッタリ地面に倒れ伏し、
その場所を掘ったら聖遺物が出てきた、なんてのが連発されては
たまりませんな。

十字軍以降聖遺物の産出量が爆発的に増えたなんて読んだ覚えもあります。

あ、日本でも最近まで旧石器ネタでやってたのか。
あんまり責められないですね。(笑)
284:02/01/20 17:57
>>5
渡邊昌美著『中世の奇蹟と幻想』(岩波新書)を買ってきました。
ざっと目を通してみて聖遺物信仰が偶像崇拝に該当するかどうか
は一様ではないなと感じました。

教会の公式見解
節度ある聖者・聖遺物崇敬は偶像崇拝に当たらない。

民衆の実態
崇敬の域を越えて崇拝していたようだ。だからこそ教会は
聖遺物信仰に”節度”を要求した。

クロムウェル指揮下の改革派
愚民を惑わす偶像崇拝だと号して多くの聖遺物や聖像を廃棄した。

以上のように色々な解釈の仕方があるようですね。
私見ではキリスト教の一神教的性格からして聖遺物信仰は
偶像崇拝とするのが論理的にすっきりした解釈だと考えます。
295:02/01/21 00:59
>28
その解釈、カトリック信者の人の言っちゃダメだよん(w
30世界@名無史さん:02/01/26 02:42
「中世の秋」に聖遺物のことについてちょっと書いてあった気がする。
なんか、結構グロいのもあったぞ。
(ソースは「中世の秋」じゃなかったかもしれない。だったらスマソ!)
遺骨や血のついた布どころか、最後には何とか幅広く分けるため(!?)に、
遺体をグラグラ煮てその煮汁を配ったみたいな…。(ウェ)

>15
確か砂時計みたいな器に入れられた血液とおぼしきものが溶解すると
奇跡!と言う聖遺物だったかな?
大分前に見たテレビ番組で、それについての謎解きしてた。
何だか、植物の種(ヘナとかそんなものだったかなあ…忘れちゃった)
のエキスか何かだったかな?を原料にしてるんじゃないかってことだった。
固まるところも、ある一定の暖かさになるととけて液体になる性質も、
よく似てるらしい。
31世界@名無史さん :02/01/26 10:55
聖女の「足」を展示してる教会があってギョッとしました。
つま先なんかちょっとほころんでて骨が見えてたりしてね。

偶像崇拝とは違うモノを感じましたが、とりあえず
忘れよう、忘れるんだと自分に言いきかせてその場を去りました。

あれはニセモノの量産はムリでしょうから本物でしょうね。
32世界@名無史さん:02/01/26 13:03
>>31
どういう状態だったんですか?やっぱりミイラ?それとも・・
33世界@名無史さん:02/01/26 14:23
>31
それと似たもの(?)で、足、があった気がする。
・・・・・・・・・ちなみにそれは、立派なミイラでした(爆)。
チェコだったかスロバキアだったかとにかく東ヨーロッパの教会で。
キリスト教を自国に広めた王様の、片一方の踝から下の足でした。
普通教会ではキリストを奉るのが原則らしいんだけど、その教会だけは、
王様が国教をキリスト教にしたことが評価されて、特別にその王様が
奉られているんだとのこと。

>4
偶像崇拝ですよね、やっぱり・・・・・・(藁
目に見えないもの、聞こえないものを素直に信仰することは、
至難の技。やっぱり凡人としては「はは〜、これが義経の髑髏か、
ありがたや〜」てな風に、やりたいもの。
よっぽどの宗教人でもない限り、「偶像崇拝するな」って方が
無理だよ〜って思った。
34世界@名無史さん:02/01/26 23:48
聖骸布の年代測定には疑問があるという本もありましたね。
カビが生えていて、年代測定が難しいとか書いてあったよう
な記憶があるが。
35世界@名無史さん:02/01/28 02:03
十字架の聖遺物と言えば聖ルイの冠。
金めっきの銀の冠で7人天使の細工と8つの宝石がついた飾りのやつ。
その座金に埋め込まれた水晶の内側にキリストの茨の冠の残骸とか十字架の一部が入っているらしい。


3635:02/01/28 02:05
35間違い。
8つの宝石→宝石のついた8つの花飾り
スマソ。
3731:02/01/28 08:44
>>32

真っ白に乾いた足首から先でした。

一目で 女性の足だと判るくらい状態が良くて、
ミイラという感じではありませんでした。

ガラスの小箱に納めて教会の柱にぶら下げてありました。

聖ペテロの鎖とかロンギヌスの槍なんかは、失礼ながら
いかにも後世の創意工夫が可能そうだけど、
小さな乾物とは言え、実物の迫力にはタジタジでした。

アンブロジオ様なんかは、丸ごと横たわっておいでです。
ミイラなんて半端な状態ではなく、美しい茶色のおコツでした。
38世界@名無史さん:02/01/28 11:34
すいません、これらは聖遺物に当たるのでしょうか?
http://www.jesus.com/merchandise/jesuscap.html
http://www.jesus.com/card/
39世界@名無史さん:02/01/29 10:23
スレ違いかもしれませんが、
聖遺物は中世までのはなしではありません。
19世紀以降列聖された聖人たちの生前の服や髪の毛なども、聖遺物として、
今でもよくメダイの裏にくっついて売られています。
ちなみに、ドン・ボスコやテレジアなんかが日本では手にはいりやすいかも。
そして、教会にもたとえば、ルルドの聖ベルナデッタなどは、教会にwax coverをかけられてどーんと置かれているわけです。まさに、その教会の聖遺物となるわけですなぁ。
ところで去年の西洋史学会でICUの先生が発表なさった聖遺物移送記の話は非常に興味深かったな。おそらく近々何かの形で刊行なさるのでは?
40世界@名無史さん:02/02/07 08:32
S崎、Wのじじいに媚を売った成果が出てよかったな。
母校を袖にするとはいいご身分だ。
41世界@名無史さん:02/02/07 11:31
そう言えばトプカピ宮殿に行った時に、聖人の腕(誰のか忘却)があった。
トプカピにはイスラムの聖遺物もたくさんあって面白かった。

十字軍の場合、君主にもよるが具体的な理由付けとして聖遺物が利用された側面
もあるでしょう。タイの最高仏エメラルド仏陀もカンボジアとタイの王とで取りっこ
した歴史もありますし。
42世界@名無史さん:02/02/07 12:23
「この地面の下に聖○○○様が埋まっていらっしゃる〜」とか予言を受けて、
骨とかその一部を取り出し聖遺物にし。「聖○○○様は我が修道院に来たいと
おっしゃっておられる〜」とかいいつつ、他の修道院から聖遺物をブンどって
くる。なんだかすごい世界。
聖フランチェスコ(アッシジ)のように、死んだ瞬間から聖遺物へまっしぐら。
現代に至るまで信仰が途切れた事がない・・・って聖人の聖遺物はともかく。
マイナーな聖人のそれは、ホンモノかどうか?がどーしても気になる。
43さんじぇるまん伯:02/02/07 13:01
パトモス島の聖ヨハネが黙示録を執筆した時の筆なんてのもあるそうですよ
何かの大きな鳥の羽らしいですが
聖遺物はたくさんありますが、実際に聖遺物が神秘の力を起こしたという話は少ないですね
キリスト教は奇跡が大好きなはずですが・・・
何かありませんか?
44世界@名無史さん:02/02/07 16:38
ここまで皆様のカキコを拝読して、決してキリスト教徒に
「イスラムは二千年遅れている」(イタリア首相の発言)などと
くさす資格はないなあと深く思いましたよ。
45世界@名無史さん:02/02/07 17:54
サルみたいな面してフランス人に同一化して「イマジネール」がどうとかぬかしやがる。
46世界@名無史さん:02/02/07 23:56
>>43
聖遺物(というか聖人?)が起こした奇跡ってわりとあるみたいだよ。
本当の奇跡じゃなくて、奇跡だー!と騒がれた出来事って意味だけど。
主に治癒など。地味で細かいの。
47世界@名無史さん:02/02/08 00:02
拷問で歯を砕かれたから、歯の守護聖人とか。
生皮はがれて殺されたから、皮革業者の守護聖人とか。
乳房を切り取られたから、胸の守護聖人とか・・・
そーゆーセンスが理解できない。
48名無しさん@1周年:02/02/08 00:32
>>39
>西洋史学会でICUの先生が発表なさった聖遺物移送記の話

魚住さんかい?
高崎さんかい?
49名無しさん@1周年:02/02/08 00:35
イエスが死したとき我が子の死を悲しんで聖母マリアが流した涙がかたまった真珠とか
洗礼者ヨハネの10歳の時の頭蓋骨とか
あやしさ百倍な聖遺物もたくさんある

ただ、さすがにイエス・キリストの遺体の一部ってのはきいたことがないなぁ
50名無しさん@1周年:02/02/08 00:36
>>46
奇跡の聖母マリアのイコンを奉げてテオドシウス城壁を総主教が一周したら
コンスタンティノポリスを囲んでいたペルシャ軍が撤退したという奇跡もある
51世界@名無史さん:02/02/08 01:07
>>49
天に昇ったのだから、遺体の一部があったらヤバいのでは?
髪の毛くらいはありそう?
52棄教者 ◆witdLTi2 :02/02/08 14:45
>>47
聖女ヴェロニカは洗濯屋とカメラ屋の守護聖人だぞ
おまえには絶対にそのセンスが分かるまい
あとそれから, スルバランの絵は見ましたか?
殉教聖女がお盆に乳房を乗せていたり
やっとこで摘んだ歯を持っていたりするやつ.
>>49
ペテロの遺骨(かもしれないやつ)はもう発掘されているよね
キリストはさすがに分からないね.
>>1
久しぶりに>>1を見たらいかさま師情報もきぼんぬって書いてあったね.
俺もきぼんぬ 聞くところによればヨーロッパ中に散らばっている
十字架の破片をつなぎ合わせるとでっかい船ができるっていうじゃないか.
53世界@名無史さん:02/02/08 15:21
>>52
ヴエロニカってイエスの顔が出現した布の人ね。
カメラの守護聖人にされる理由はなんとなくわかるじゃん。
(洗濯屋はよくわからんが)

乳とか歯とかってのは・・・むしろ、その聖人はそーゆー物を
守護したくはないのでは?と思うぞ。やーな目にあったのにさ。
54世界@名無史さん:02/02/08 16:20
>>49>>51
遺体じゃないけど、割礼の時に切り取った皮ならあったよ。
55棄教者 ◆witdLTi2 :02/02/08 21:42
>>53
聖女ヴェロニカがどうして洗濯屋の守護聖人なのか
ぼくにもよく分からないです.
>>54
それってモノホン?
56世界@名無史さん:02/02/09 00:40
厨房の頃、神社を「shrine」と習った。これが、正しくは聖遺物を祭る廟の
名前だったと知った時、妙に感心した。Shrineは神の住居だ。キリスト教っ
て、ほんとに一神教なのか???
57世界@名無史さん:02/03/23 22:26
パーシバル
58世界@名無史さん:02/03/23 22:59
聖女ヴェロニカの話ってどんなの?
>>34
聖骸布の年代測定って炭素14法でしょ
これ、カビがあると誤差が出るものなんですか?
59世界@名無史さん:02/03/23 23:18
「聖遺物探索じゃあ〜」と言って聖人の墓を掘り返すのは死体に対する冒涜ではないですか?
60アマノウヅメ:02/03/23 23:23
昔の岩波文庫の「レーゲルドルフ短編集」(だったか?「ニルスの不思議な冒険」とかの作者です)
にありました。
ティベリウスの乳母のヴェロニカという老婦人が、ティベリウスの癩病(当時はそう思われていたらしい)
を治すご託宣を受けて、その土地に出かけると若い男が罪人として十字架を背負っているところで
「ああ、気の毒に」というのでその青年の顔をぬぐったらハンカチにくっきりと顔が写っていた。

そのハンカチでティベリウスの顔を拭いたら癩病が治ったとのことです。

聖ベロニカの話は大体これくらいで学術的なものはないようです。
61世界@名無史さん:02/03/24 12:49
>60
サンクス
ところでカトリックで聖人の列に加わるには
いくつか条件があるらしいけど、そのひとつが奇跡を起こすということなんだよね
とするとカトリックの聖人て全員、嘘つきってことですか?
もしかして最後の審判の日に神が
「おまえら嘘つきおっておしおきだべー」
とか言うために仕掛けられた罠だったりして
62棄教者 ◆witdLTi2 :02/03/24 18:23
>>60
十字架を背負った人ってもちろんキリストのことですよね?
ちなみにぼくの資料には
布商人, 洗濯屋, 写真屋の守護聖人
伝説上の人物
名前はラテン語のVera icona(真の画像)に由来する
とあります
(『西洋絵画の主題物語 I 聖書編』 美術出版社 ISBN4-568-40040-6)
63棄教者 ◆witdLTi2 :02/03/24 18:27
>>61
奇跡を起こすことが条件の一つであるという話は聞いたことがあります
聖トマス・アクィナスが列聖されるときに聖トマスの奇跡が少ないことが問題になったそうですね
それから
天草四郎とか日本の聖人はどうよ
あと最近列福されたマザー・テレサはどうよ

ちなみに>>61の後半はおっしゃっていることがわかりません
64世界@名無しさん:02/03/24 18:50
今BS1見てたら、パリのノートルダム大聖堂には代々イェルサレムの聖墓騎士団が
イエスの茨の冠を守っている、て話をやってたけど、ほんまもんかい?
一応、映像には写ってたけど、「聖なるものだから、放射性検査」は
させないって言ってたけど・・・。
そもそも聖墓騎士団って、何よ?
65棄教者 ◆witdLTi2 :02/03/24 22:32
>>64
まー 信仰の対象なんて科学じゃ評価できないからね
多分信じている人にはそれがモノホンかパチモンかはどうでもいいんじゃないかな?
詳しくは「板まんだら」事件を参照
66世界@名無史さん:02/03/26 22:46
あげ
67世界@名無史さん:02/03/26 23:30
>>63
トマス・アクィナスって死んだとたんばらばらに切断されたんじゃなかった?
ぐつぐつ煮て骨を聖遺物にするために。
聖人になりそうな人は死にそうになると、周りの者が虎視眈々と
その遺骸を狙ってたってどこかで読んだな。
そういや骸骨寺っていうのもイタリアにあったっけ。
あいつらの死体に関する神経は日本では考えらないな。
68世界@名無史さん:02/03/27 00:38
仏舎利とはまた考え方が違うのかな?
69棄教者 ◆witdLTi2 :02/03/27 10:18
>>63>>67
はい バラバラになりました
弟子たちが遺物フェチになるのはいいけど
ぼくの疑問は彼がカトリックの聖人として列聖されているのに
彼の起こした奇跡は少ないけどどうよ という話です
>>68
舎利のことはよくわからないので簡単な説明棄ボンヌ
70世界@名無史さん:02/03/28 17:54
だとすると聖トマス・アクィナスこそ良心の備わった信仰人といえるのではないでしょうか?
そもそも誰も彼もが奇跡を起こせるなんて少々眉唾ものですし。
それに奇跡って基本的には自己申告でしょ?
ザビエルのカニの話なんか典型例だと思うんですが
71世界@名無史さん:02/03/28 23:08
何年か前にフランシスコザビエルの手が日本に来なかった?なんか「450年ぶりに日本に」みたいなな感じで
72世界@名無史さん:02/03/29 00:40
私、聖遺物もってるよ。
ラウラ・ヴィクーニャの服の切れ端2mm平方、聖テレジアの以下同文。
結構売っているのだ。こう書くと、本当にいかがわしい感じがするもんだな。
聖遺物って。
73棄教者 ◆witdLTi2 :02/03/29 09:39
>>70
ザビエルの蟹って何?
>>71
来たよね
彼は確か 遺体が腐らなかったというのが奇跡と認定されたらしい
>>72
俺もほしいよ聖遺物
マザーテレサが列福されたから
今のうちにマザーテレサのゆかりのものをGETしておいて
列聖されたときに高値で売り飛ばそう
74世界@名無史さん:02/03/29 10:39
>>73
布教中の船旅で嵐に遭い、それを収めようとクルスを海に投げ込んだそうな
するとたちまち嵐は収まり、停泊した島の海岸を歩いているザビエルの元に
カニが、海に投げ込んだはずのクルスを持ってきてくれたという話
うろ覚えなので修正があったら指摘してくんさい
>>71
本当に連中の死体の扱いは常軌を逸しているねえ
75世界@名無史さん:02/03/29 14:22
>>74
イタリアのどっかに、人骨だけで装飾を作った寺院があるね。
76世界@名無史さん:02/03/29 16:06
ポルトガルじゃない?世界不思議発見で見たよ。
77世界@名無史さん:02/03/29 16:20
そういや聖遺物じゃないけど
処刑されたルイ16世の子供の心臓もまだ残っているんだよね
瓶詰めにされてさ
あれ、いったい何だろ?
何のために保存しておくの?
78アマノウヅメ:02/03/29 16:29
>>73
マザー・テレサが列聖されるのは時間の問題だから、投資としてはよいと思います。
「世界遺産の旅」とかいうテレビ番組で聖ベネディクトウス様の聖遺物を見たけど
ただのムシロでした。

聖人の遺体が腐敗しない例は結構多いですよ。
ルルドの奇跡の聖母と会った少女は、修道女になって20台で亡くなりましたが
この聖ベルナデッタの遺体は眠っているようだとか。
普段は墓所に納めてありますが、時々着替えさせるそうです。
二十何年か前テレビのワイドショーで聖遺体が放映されました。
私は見損ないましたが、母はみたそうです。
「美しか尼さんで生きとらっしゃーごたった」と言っていました。
79世界@名無史さん
>俺もほしいよ聖遺物
それが簡単に手にはいるのだ。日本でも。よくある教会横の販売店(聖書、ロザリオなどが売っている)に、メダイがおいてあるとおもうけど、そのメダイの裏に奇妙な布の切れ端が入っていれば、それは聖遺物。
ま、聖遺物もピンキリちゅうことがよく実感できる一瞬。

>マザー・テレサが列聖されるのは時間の問題
列聖調査って、実際にはどんな項目があるの?
奇跡の話は既出だけど。(←これの真偽も含めて)