231 :
世界@名無史さん:02/05/24 10:33
佐藤賢一はまだ「双頭の鷲」がでてないな
アレも結構面白いと思うんだが
エピローグで泣けたよ
232 :
世界@名無史さん:02/05/24 10:41
藤本ひとみは・・・
出てくるキャラ出てくるキャラ、みんな美男美女ってのがなあ。
小説なんだから見かけがさほど重要とは思えんし、
美男美女でなくとも、言葉や行動で格好良さはいくらでも
作り出せると思うんだが。
時に、佐藤賢一で一番性描写がまともなのはどれよ?
・・・まともというか上で出たような露出的描写が少ないと言うか、
ストーリー展開上不可欠な範囲内で留まってると言うか。
性描写が駄目と言うわけでもないが、
そのつもりで読んでるのでないと激しく引くんで・・・
233 :
世界@名無史さん:02/05/25 13:27
>232
サトケンのせく−すネタが作品構成上無理がないのといふと、
「カルチェ・ラタン」かな(藁
えっちーの機雷なの?
ほんじゃ丁度上の>231、「2人のガスコン」など。
でも「カルチェ・ラタン」すげーおもしろーござんすよ。
出来たら、「2人のガスコン」の前に読んどいたほうが、ベターかな。
234 :
世界@名無史さん:02/05/26 05:03
中国の宋代でおすすめの小説をご存じの方、
いらっしゃいましたら是非教えて下さいませ。
235 :
世界@名無史さん:02/05/26 05:28
236 :
世界@名無史さん:02/05/26 11:05
サルマン・ラシュディ「真夜中の子供たち」
インド独立の夜に奇妙な力を持って生まれた主人公が
現代インド史の重要局面に余すところ無く登場して
活躍(?)する、マジックリアリズム小説。
ひらたく言えばインド版「フォレスト・ガンプ」ですな。
小説ではないのだが
アリステア・ホーン「サハラの砂・オーレスの石」
アルジェリア独立戦争史なんだが、読み応え抜群。
独立運動なんてモンは大概、「保守」「中道」「改革」の3派に分類できるんだろうけど
極右・極左 両陣営が真っ先にやった事:中道派 指導者を抹殺して
国民に二者択一を迫った事。
ドロドロっす。
238 :
世界@名無史さん:02/05/26 12:10
>>234 「桃花源奇譚」 井上祐美子著
仁宗皇帝が主人公。
史実とはあまり関係なく、小説として割り切って読めば、楽しめると思います。
かなり強い主人公です。
240 :
ラケダイモン人:02/05/26 14:29
「炎の門」
著者は忘れたが、訳が凄く良くてね。
テルモピュレーの戦いを描いたヤツです。
「捕虜 誰も書かなかった第二次大戦ドイツ人虜囚の末路」
パウル・カレル著
戦中、戦後におけるドイツ人捕虜の扱いが描かれているけど
扱いがひどいのはソ連だけでなく、アメリカもかなりあくどい。
捕虜に食事を与えず、余った食料をゴミとして捨てたり、拷問かけたり
連合国がナチスを非難できるのか怪しい。武装SSなんて
捕虜にどころか即銃殺だし。
>
>>233 お勧めのカルチェ・ラタン、読みましたよ。
かなり面白かったです。
セクースシーンも余裕で大丈夫でした。
ただ「小説」じゃないですな、これは。
原題が「回想録」ですし。
243 :
世界@名無史さん:02/05/26 17:12
直木賞とった王妃の離婚もお勧め。
>242
お気に召してよかったです。性描写も物語り上必要性があったでしょ。
ってこれは、おっしゃるように「回想録」か。(藁
あの人がヒ○ヨシのプレーンだったってのは、日本史の常識だし(大嘘
では続けて、「2人のガスコン」もどぞ。
でも、個人的に今も一番好きなのは、「傭兵ピエール」だなあ。
>>238 ありがとうございました。さっそく1巻だけ買ってきて読みました。
だいぶぶっ飛んだ内容ながら小説として純粋に面白いですね。
さり気なく実在の人物盛り沢山だし。続きが気になります。
上の方でも出てるけど、榛名しおりは好き。
何せマリア読んだのがリア厨の頃だったから事実に基づいてるかどうかなんて全く気にしなかったからね。
小説として面白いと思うから今でも読んでる。
好き嫌い分かれるタイプだとは思うけどね。
>>244 その後色々調べてみまして、「あの人」に関するご指摘の部分はサトケンの
創作じゃないかと、思ったりしてます。
何となれば、主人公とノブナガの没年同じなんですね。
ということは、当時の状況からしてヒ@ヨシの天下統一などは
当然知り得ない。
よってあの記述も存在し得ないはず。
仮に原文にあの記述が存在したとすれば、後世の付け足しが入ってる
可能性大です。
原文知らないのでよく分かりませんが。
・・・って分かってて楽しんでるのかなあ?
248 :
世界@名無史さん:02/05/28 17:47
カエサルを撃て、漢字が難しくて読むのに苦労したんだけど
これって単に俺がアフォだからかな?ピエールはすらすら読めたのに・・・・
私もマリア好きです。
でも、どのへんが史実に基づいてないとか、わからない…。
250 :
世界@名無史さん:02/06/14 18:38
森下翠の「元宋興亡史」何気なく読んだら面白かった
一応、戦記って分類なんだろうけど、小説として読んで問題なし
戦記にしては大雑把過ぎるしね(w
>>240 >「炎の門」
激しく同意。
密集方陣やスパルタの社会のイメージを掴みたければコレだ!
著者スティーヴン・プレスフィールド、文春文庫。
何かアメリカの娯楽小説の底力を感じるよ。
ただこの著者、保守派なんだろうな。
全米ライフル協会員とか、あるいは元海兵隊員とか。
余りにも熱すぎるスパルタ軍の訓練・戦闘の描写から、何となくそう思った。
出てたらゴメンなさい!
≪ロシア皇帝の密約≫ j・アーチャ−著 出版社? 文庫本です。
主人公はイギリス人、彼が相続した遺品のイコンには、隠された秘密が・・
ソ連KGB、アメリカCIA、英MI5?を巻き込んだ一大活劇!!
253 :
世界@名無史さん:02/06/15 00:18
>>249 作者いわく「登場人物に関しては、フリードリヒ以外全部創作」
だそうで。
ちなみに「ハルバーシュタット」なる地域は実在してます。
254 :
世界@名無史さん:02/06/25 15:07
天国(ヴァルハラ)への疾走 /カスター将軍最期の日々
マイケル・ブレイク 土屋晃・訳
http://bunshun.topica.ne.jp/search/html/7/66/10/4167661039.html 一八七六年六月二十五日、カスター将軍率いる第七騎兵隊はスー族に襲われ全滅する
。英雄の苦悩と孤独、栄光の最後を描く伝記小説
----------------------------------------------------------------------
一八七六年六月二十五日、カスター将軍率いる第七騎兵隊はスー、シャイアンを主軸
とするネイティヴ連合軍に襲われ、リトル・ビッグホーンで全滅する。時にカスタ
ーは三十六歳。西部開拓史上、アラモ砦の戦いと並ぶ歴史的悲劇として記憶される。
カスター自身の手記という形の本作は、『ダンス・ウィズ・ウルヴズ』で著名な作
家による伝記小説。若くして英雄となった人間の孤独と苦悩、中央政府ワシントン
との確執、愛情あふれる私生活を描いて、従来の“カスター像”を一変させる傑作
だ。(YM)
255 :
カウニッツ:02/06/25 15:14
ディケンズ「二都物語」は微妙な後味の小説ですね。
既出かな〜?
256 :
世界@名無史さん:02/06/25 16:09
ああ。ありましたね。ディケンズ。
ベスター「虎よ虎よ」のOPが二都物語のOPのパロディですな。
257 :
世界@名無史さん :02/07/09 18:54
中華民国軍民50万人の台湾渡海作戦を書いた小説を10年ほど前に雑誌で
読んだ記憶があるんだけど、タイトルも詳細な内容も思い出せないのです。
もし本になってたら情報お願いします。
258 :
世界@名無史さん:02/07/10 00:08
AoEをやっていて思い出した
厨房のころ「大聖堂」って小説を読んだのですが
キシュツですかね
内容は大聖堂のような小説でした
259 :
世界@名無史さん:02/07/10 17:10
先週、エーコの『薔薇の名前』読了しました。
いやー、名作って言われるだけあって読み応えありましたね。
一気に読み終えられました。
論文とか概説書くらいにしか出てこないようなアラビア語人名が
ちょくちょく顔を出して、その都度ドキッとさせられます。
260 :
世界@名無史さん:02/07/27 17:34
ホーンブロワーが好きだ
ガキのころは何も考えずにかっこいいーと読んでいたが、
最近になって読み返すと、軍事描写なんかがかなり正確なことに気づいた
ああ、やはり帆船時代はいいなあ…
261 :
世界@名無史さん:02/07/27 21:59
ジェーン・オースティンの「高慢と偏見」
1810年代の当時のイギリスの風俗がよくわかる。英国人的皮肉もいっぱい。
女性にとって、結婚以外の道はきびしかったのよねー。かなり好きな小説。
262 :
世界@名無史さん:02/07/28 21:50
>>144 亀レス。まあ、ネタだと思うけど、フローベルの「ボバリー夫人は私だ」
という台詞はですね、「エンマの絶望はまさしく作者自身のそれであり、
彼の味わった理想の挫折、悲哀と幻滅が主人公エンマに託されている」
ということです。ちなみに、岩波文庫の表紙より、引用。というわけで、
女装など、全く関係ありません。
263 :
世界@名無史さん:02/07/29 03:14
144
>>262 ええっ!? わたしはてっきり第2帝政下のパリのどっかの文学サロンで
「(ガヤガヤ)このボバリー夫人のモデルは誰なんでしょうな」
「(ザワザワ)私が思うに、この小説のモデルは」
などと雑談しているところ、ドアを蹴破り女装したフローベルがとびこみ
『ボバリー夫人はわたしだ!!』
という有名な史実でもあったのかと思いました。
・・・ごめん。思いつきで会話をつなぐタチなので
264 :
世界@名無史さん:02/07/29 23:23
>>263 想像してしまった。それは、それで、面白いかも
265 :
世界@名無史さん:02/07/30 00:29
266 :
世界@名無史さん:02/07/31 02:01
>>261 あれ、倉橋由美子さんの紹介でわたしも好きです。漱石も愛読したのも納得。
英国世紀末風俗になるとシャーロック・ホームズとか、サキのやたら百貨店が
舞台の短編集とか
267 :
世界@名無史さん:02/08/04 14:18
大聖堂は糞
268 :
世界@名無史さん:02/08/04 23:02
parumunosouinn
269 :
世界@名無史さん:02/08/04 23:33
フィリップ4世とかテンプル騎士団とか
その辺の小説ってなにかありますか?
北の十字軍はどうよ?
ドイツ騎士団のDQNっぷりがうかがえる
271 :
世界@名無史さん:02/08/05 01:02
中国物でおおまかな歴史の流れを知りたいなら陳瞬臣の「小説 十八史略」がオススメかな。
ところで中国以外の「ある程度の長さの歴史を知るのにオススメ」の小説って少なくねーか?
272 :
世界@名無史さん :02/08/18 21:38
パールバックの「大地」、ユン・チアンの「ワイルドスワン」
ときて、山崎豊子の「大地の子」はどう?
っていうか塩野氏のやつ
274 :
世界@名無史さん:02/09/08 09:44
昨日、グレーヴズの「この私、クラウディウス」を読了した。
275 :
世界@名無史さん:02/10/05 07:57
発掘あげ。
[我が友マキァヴェッリ]塩野七海著。
最後の文がいい。
277 :
世界@名無史さん:02/10/06 14:44
278 :
世界@名無史さん:02/10/20 22:01
age
279 :
世界@名無史さん:02/10/20 22:04
シェンキェヴィチ『クォ・ヴァディス』(岩波文庫)
非常によろしい
280 :
世界@名無史さん:
『クォ・ヴァディス』
主人公がローマ大火の時
ヒロインを救いに行くのはいいが
その際道を塞ぐ群衆を片端から斬り捨てて
道を開くのに一挙に萎えた.
原始キリスト教会の隣人愛はどこ行った?