695 :
世界@名無史さん:
【ゴールデン・ハインド】
1987年の、パリ・エアショウでの出来事。
中東の某国(後に軍事侵攻を受けた国)に対して、
対戦車ヘリコプターの売り込み合戦が行われていた。
制圧兵器(戦車)に対する対抗兵器として、ヘリコプターが有効である事は、
後の湾岸戦争が実戦で証明する事になるが、そのドクトリンに沿っての軍事整備であり、
当初は、まっとうで常識的な商談で終わるはずだった。
ところが、イギリスのハットン卿、武器商人のフランシス・ドレークの二人の登場から、
話は迷走し始める。
ハットン卿は、新型ヘリの開発費を浮かせる目論見を持ったヨーロッパ数カ国の代理人で、
ドレークは、ソビエトの代理人だった。
これに、(湾岸戦争で活躍した)「アパッチ」を売り込みたいアメリカの三つ巴となり、
パリの夜は燃え上がった。
それぞれの陣営が、いかなる接待を繰り広げたかは、何年か後の情報公開を楽しみにしたいが、
最初に脱落したのは、本命と目されたアメリカで、
この時点で、ヨーロッパ陣営は祝杯をあげたと言われている。(あくまでも噂であるが)
なぜなら、当時ソビエトはアフガニスタンに侵攻中で、更に、某国の仮想敵国の*ラクが、
ソビエトの軍事顧問団を受け入れて、兵器をワルシャワ・パクト式に統一していた関係上、
常識的に言って、採用は「あり得ない」と、誰しもが考えた。
だが、武器商人のフランシス・ドレークと、ソビエト代表団だけは違った。
陸軍大臣である***王子殿下に、個人的なプレゼントを送る事によって、
契約をまとめる秘策を用意していたのだ。
ソビエトの対戦車・多目的攻撃ヘリは、機体にチタン合金を使用している。
チタンは、合金化することによって、実に様々な発色を生じさせる事の出来る金属で、
その性質を利用すれば、
機体全体を「やまぶき色」に輝かせた攻撃ヘリ「ハインドD」を、作る事も出来る。
ドレイクは、渋るソビエト関係者を説き伏せて、特別に黄金色に輝くヘリを作らせ、
コンテナを使って空輸し、秘密裏に空港近くの倉庫で組み立てていた。
エアショウの会場に飛来した、金ぴかの、光り輝くハインドDは、人々のどぎもを抜いた。
その後、
満面の笑みをうかべた***王子殿下が、ペンを走らせた理由が何によるかは言うまでもない。
この、「ゴールデン・ハインド」として有名になった世界で唯一のヘリは、
現在、バクダットの某所に現存しているとも言われるが、破壊されたとの情報もある。
次は【 エルバ島 】
歓呼鳥、寒苦鳥、カンコドリ
697 :
ロシア萌え〜:02/04/27 02:52
【 エルバ島 】
北アフリカのチュニジア共和国領の島嶼の名。元々は「ジェルバ島」と
呼ばれ、1000年以上の昔からユダヤ人の共同体があり、アラブ人と共生して
いた。昨今の「対テロ戦争」と、イスラエルのパレスチナに対する侵攻に
反感をいだいたアラブ・ムスリム側が、ユダヤ教徒の礼拝堂をテロ攻撃
して、ユダヤ人は脱出。勝ち誇るアラブ側が、この地の地名から、「ユダヤ」
を象徴する「J」を取り去り、「エルバ島」と改名した。
民族紛争のもたらした、悲しい結末と言えよう。
事実については、リンク先を参照せよ。
http://www.asyura.com/2002/war11/msg/149.html 次は【コラボラトゥール 】
698 :
ロシア萌え〜:02/04/28 00:45
ついでに、【閑古鳥、歓呼鳥、寒苦鳥、カンコドリ 】
正しくは、、【諌鼓鳥 】。
君主の政治を諌める時に打つために、城門に置かれた太鼓が「諌鼓」。
その太鼓が久しく打たれることなく、その上に鳥が止まって動かない、
天下泰平のさまを描写した語。
なんだよ、マジレスしちゃったよ。
次は【コラボラトゥール 】で、ヨロシク!