チャーチルが読んでました
2 :
世界@名無史さん:01/09/23 18:21
今だ!2番ゲットォォォォ!!
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ (´´
∧∧ ) (´⌒(´
⊂(゚Д゚⊂⌒`つ≡≡≡(´⌒;;;≡≡≡
 ̄ ̄ (´⌒(´⌒;;
ズザーーーーーッ
3 :
世界@名無史さん:01/09/23 18:26
8巻の途中で読まなくなっちゃったんだけど、
もともとあの本は最初の方ができがよくて後のほうができが悪いというのと、
訳者が途中で変わったのというのとどちらが理由として大きいのかな?
4 :
世界@名無史さん:01/09/23 21:26
1453年の東ローマ帝国滅亡をもってローマ帝国の滅亡とした点は、評価できる。
5 :
世界@名無史さん:01/09/23 21:30
後半でも訳は別に問題ないような・・・・
イスラムの興隆とか面白いとこもあるけど、
ビザンツの歴代皇帝をザーッと叙述している章なんかは
訳わかんなくなる。解説に書いてあったけど、イギリスでも
よく売れてるペンギンブックスでは、後半はほんの一部の抄訳しか
載せてないんでしょ?
結論=西ローマ滅亡まで読めばいい
6 :
世界@名無史さん:01/09/23 21:33
>>4の言ってる点は確かに評価できる。
しかし、ローマ帝国衰亡史自体があんまり面白くない。
難すぎる。年表読んでるような感じがする個所もあるし。
>>6 なんか最初はそう思っていたのだけど、
キリスト教がでてくるあたりから忽然と面白くなった。
これって実はキリスト教批判、
というか啓蒙思想の宣伝書なのではないの?
8 :
世界@名無史さん:01/09/23 22:36
あれだけ巨大なだけに、マターリ滅びてったって感じかな。
取り扱ってる問題が膨大過ぎるから、散漫になるのもしょうがない。
9 :
世界@名無史さん:01/09/23 23:07
ビザンツ史だって、古代ローマに劣らずけっこう波瀾万丈で面白いのに、
なんでギボンは、はしょったんだろ?
10 :
アマノウヅメ:01/09/23 23:12
今度こそは、初めから読んで終わりまで読み通そうと思っているのですが。
あまり長いことほっといたのでバラバラになってしまって揃わない。
「博多っこ純情」かなにかで
なんか冴えない高校生男子が本を読んでいる。
とおりがかった秀才女子高生が「何読んでるの?」
という場面で彼が読んでいたのがギボン。
高校生にわかるのだろーか。。
ちなみに秀才女子高生は彼に大学進学を勧め
その日のうちにHしちゃったような。
岩波文庫から復刻版が出たとき10冊セットで購入した。
翻訳文のあまりの読みにくさに焚書してやりたくなったけど
なんとか耐えて全巻読破。
二度と読む気がしない。
ちなみに10巻を読み終えたのは大晦日の夜。
冬休みに入って年内に残りを読み切ろうとラストスパート
掛けたんで良く憶えてる。
。。。若かった。
14 :
世界@名無史さん:01/09/24 04:18
>>12 ちくま文庫で再チャレンジだ!
あるいは原書で。
15 :
世界@名無史さん:01/09/24 05:15
16 :
世界@名無史さん:01/09/24 05:18
ぎぼーん
18 :
世界@名無史さん:01/09/26 17:50
今日ガコーウの図書館でマルクスのばか息子のとこまで読んだよ
偉いマルクスよりばか息子の方にたくさんページさいてる
それはそうとギボンの顔おもろい。秋葉原のヲタの中に生まれ変わりがいそう。
19 :
世界@名無史さん:01/09/26 17:54
>>18 >秋葉原のヲタの中に生まれ変わりがいそう。
おそらく童貞という点でも共通してるね。
20 :
アマノウヅメ:01/09/26 17:57
>>14 ちくま文庫のほうが読みやすいですか?
程度によっては新しく買おうと思ってます。
引越しや改築のたびにバラバラになって全巻見つかるめどが立たないので。
21 :
世界@名無史さん:01/09/26 18:00
14ではないし読んだこともないけど、中野好夫の訳がいいという評判は聞きますが。
22 :
アマノウヅメ:01/09/26 18:05
>>14 ちくま文庫は中野好夫訳ですか。
それなら買い換えます。
ありがとうございました。
23 :
世界@名無史さん:01/09/26 18:12
何気なくちくま読んでたおれって幸せ者っぽい
24 :
世界@名無史さん:01/09/26 18:13
ギボンみたいな世界史の先生に教わっていたら…と妄想
25 :
世界@名無史さん:01/09/26 18:14
中野好夫は途中で力尽き、後半は朱牟田夏雄と中野好之の訳。
26 :
世界@名無史さん:01/09/26 18:31
マコーレーの「イギリス史」の翻訳って出てる?
27 :
世界@名無史さん:01/09/26 21:39
>>26 出てない。あれば速攻で買うが・・・・・
カーライルの「フランス革命史」とかも誰か翻訳してくれ。
28 :
アマノウヅメ:01/09/26 22:00
>>27 カーライルなら戦前に翻訳が出てるはずですが。
全訳だったかどうか覚えてないけど、呼んだ記憶があります。
図書館で探してみられては。
29 :
日本@名無史ん:01/09/27 01:24
わしは、ちくまで5巻の「ローマ法」関連で一旦挫折した。
大夫間をおいたら読みたくなって、最後までいけたよ。
プルタルコス英雄伝を、「縮小版」じゃなくできれば岩波並みの
数で出して欲しい。
30 :
世界@名無史さん:01/09/28 12:31
やっぱがむばって英語で読むか
31 :
アマノウヅメ:01/09/28 13:04
岩波の「英雄伝」は悪文としか思えない。
読み辛いうえに意味のわからないところがワンサとあるし。
『ドン・キホーテ』(最近改訳されたらしいけど)は、邦訳のうえに現代語訳が要りそうなと
いわれたほど古めかしい文体だったが面白かったのに。
32 :
世界@名無史さん:01/09/28 13:27
神曲も新訳出してくれよ。
というかいつまで旧字体使ってんのよ?
33 :
世界@名無史さん:01/09/28 16:00
>>30 グテンベルグプロジェクトだとただで読めます。
34 :
世界@名無史さん:01/09/28 20:28
ローマ皇帝伝と皇帝列伝って別物なの?
皇帝伝にコンモドゥスのってない
35 :
世界@名無史さん:01/09/28 22:38
コンモドゥス陛下まんせー
36 :
世界@名無史さん:01/09/28 23:13
モムゼンだっけ? 共和政〜カエサルの死まで書いてるの。
個人的にはそっちの方読みたいんだけど、いい日本語訳ないの?
>>34 皇帝列伝=ヒストリア・アウグスタのことでしょうか?
スエトニウスのローマ皇帝伝とは別物です。
京都大学学術出版会から翻訳が出る予定と聞いております。
38 :
世界@名無史さん:01/09/28 23:24
>>36 主婦の友社 ノーベル文学賞全集21
テオドール・モムゼン
というのが出てるようです。
ただし現在品切れ・絶版中。
39 :
世界@名無史さん:01/09/28 23:25
岩波文庫のレ・ミゼラブルの文章には耐えられん!!!!
40 :
世界@名無史さん:01/09/28 23:26
ミシュレの「フランス革命史」の方も全訳は出てないよね?
中公で出た抄訳も岩波文庫で出てた「魔女」も面白かった。
「フランス史」と「フランス革命史」の全訳きぼん。
フランス語なんて歯が立たん。
41 :
アマノウヅメ:01/09/29 00:15
ミシュレの『フランス革命史』『フランス史』は、私が20数年かけて探している本です。
全訳はありません。抄訳は中公の「世界の名著」シリーズで出ていて、これが
現在の中公文庫のはずです。昭和20年代だか文庫本で全訳が出掛かったんですが
1冊でパアになりました。
原書は持ってますが…とても歯が立たん…
英訳は比較的楽に手に入るみたいですね。
日本では・・・・を翻訳しよう
とか、・・・・を原文入力しよう
とか、・・・・を復刻しよう
というような運動はあまりそだたないのかしらん?
復刊コムは知ってますが。
最近ちょいと感動したのはGazette d'Amsterdamを全部PDFにしてCDROMで配布しようという
運動があるのをしったこと(若干たかいけど)。日本でも滑稽新聞、やらないかしらん。
44 :
アマノウヅメ:01/09/29 01:39
>>るさん
情けない事に英語も忘れてしまったんですよ。
くまのプーさんくらいしか読めません。
しかし、日本の中年はホントに外国語弱いと思います。
大学教育受けたジイサマたちは(80歳以上)3〜5ヶ国語くらい平気ですが。
昭和初年から30年代前半までの生まれは外国語に関しては全く無能です。
大丈夫です、
くまのプーさんが読めるなら次はシルヴァスタインです。
46 :
世界@名無史さん:01/09/29 16:05
>>1 チャーチルの格調高い演説のセリフは若い頃に衰亡史を愛読したのが土台になってるらしい
(ブリタニカ百科事典)
47 :
アマノウヅメ:01/09/29 17:01
>>40 ご存知かと思いますが念のため。
ミシュレの『フランス史』のさわりの「ジャンヌ・ダルク」の部分を1冊に
編集したものなら、中公文庫にあります。
それにしても日本の翻訳事情はなんでこう悪いのか。
もっとも日本史の史料だってろくに編纂されていないんだから出版自体に
問題があるんじゃなかろうか?
48 :
世界@名無史さん:01/10/01 17:57
>それにしても日本の翻訳事情はなんでこう悪いのか。
そうだったんですか。自分は日本語で世界じゅうのあらゆる本を読めると思ってたのです
49 :
アマノウヅメ:01/10/01 18:27
>>48 日本人は1億以上いるんだし、古典モノを揃えておかなきゃならない図書館だって
たくさんあるんだから、ある程度の売れ行きは見込めるはずなんですが。
出版するところは限られているからどうしても少なくなるんでしょう。
しかし、図書館でベストセラーを何冊も置いてるところがあるがケシカランと思います。
ベストセラーなんて自分で買うか、もったいなきゃ立ち読みするかするもんでしょう。
図書館で読もうなんて厚かましい。
2年経ったら誰も読まなくなるような本に予算を使わないでもらいたい。
50 :
世界@名無史さん:01/10/01 19:34
自国の古典すらろくに出版しない国だからねえ。
岩波とちくまの本を本屋で見た(読んだのでない)
岩波の活字の小ささはめがね屋のまわしものかと思われ。
52 :
Cavabien:01/10/01 23:56
岩波の方、つい一週間ほど前、古本屋に揃いで1500円のがあったので買いました。
読みづらいけどまぁこの値段なら贅沢は言ってられませんです(苦笑。
53 :
アマノウヅメ:01/10/02 00:04
>>51 岩波は大活字版も出してるから活字が小さいという意識はあるんでしょう。
私は岩波文庫で育ったので(新潮も角川も古典モノを絶版にしてた時代)
特に小さいとは思いませんが。厚さで内容がわかるのは便利です。
ちくまは玉石混交で、うっかり中身を見ずに買うと抄訳だったりする。
54 :
世界@名無史さん:01/10/02 00:08
大日本史を出版して欲しい。あと本朝通鑑。
55 :
アマノウヅメ:01/10/02 13:02
『大日本史』は岩波文庫ですら書き下し文ですからね。
漢文で読みたければ「頼山陽全集」を図書館で探すしかない。
私は貝原益軒の全集を復刻してもらいたい。歴史物が面白いし、珍しい話を集めた草稿は
貴重な資料だと思う。
明治40年代に出版されたきりってのはひどすぎませんか。
56 :
世界@名無史さん:01/10/02 15:46
「日本外史」と勘違いしてらっしゃるような・・・・
山陽は広く読まれることを希望して書き下し文にして平易な
文章を書いたらしいから「日本外史」は岩波でいいんでしょう。
57 :
アマノウヅメ:01/10/02 15:58
>>54 >>56 申し訳ございません。
頼山陽全集に恨みがあるもんでうっかり間違えました。
58 :
世界@名無史さん:01/10/02 16:08
ほほう。すると、当年150歳ぐらいですかな?
最終巻てマホメッドの誕生あたり、語っているの?
なんか他の文明の勃興にも衰亡の原因をもとめているあたり、デインジャラスだな。
チャーチルがこれを読んで、20世紀の現実に、どう当てはめて外交を練ったか
興味あるなあ
59>
さすがにチャーチルの時代には、文芸作品として読んだんじゃないかなぁ
日本の政治家が平家物語を読んで、それだけで外交練るとかいうのは、
(政治家はそんなもの”読めない”というのはおいといて)問題になるっしょ
>>60 文芸作品として読んだつもりがあら不思議、政治のセンスも身についていた というのはあり得そう
>>60&61
いや、ごもっともごもっとも。我ながら乱暴な推論です。
ぼくの念頭にあったのは、チャーチルの1917年以来の東方共産主義
封じ込め政策です。
1850年代の産業闘争以来、英国の反社会主義運動の伝統とは思いますが、
やはり1917年に突如わきおこった<共産主義国家>を、西欧文明を滅ぼしかねない
別な文化くらいに思ったのかなあ思って。
ま、余談です
もっともパプリック・スクールのラテン語教育で、きっと強制的に
読まされたのかもしれませんが。
全然関係ありませんが、野田昌弘宇宙大元帥(そういう人がいるのです(笑))
によれば、かつては学習院でもラテン語教育してたとか。
恐ろしい時代もあったものです
64 :
世界@名無史さん:01/10/03 18:40
>>59、60
別に単なる文学趣味としてだけ読んでたわけではないと思う。
大英帝国の政治家とか外交官は、外交政策を論じる際にもローマとか古典古代の事例を出して議論してたらしいから。
ギボンとか、あるいはギリシャ・ラテン語の原典を読んだ素養が、結構役に立ってたのだろう。
チャーチルは古典語は苦手だったから、余計ギボンに頼ったのかも(これは単なる想像)。
>>63 ひょっとして、スペースオペラお好き?(余談なのでsage)
6年程前の話だが、UCSF近くの古本屋で年代物の全集を
見つけた。金がなかったので、一週間後に買いに行ったら
別の日本人に売ったと、、。痛恨の極みだった。(悲
うふふふ。人前じゃ大声でいえませんが(笑)
68 :
世界@名無史さん:01/10/10 10:18
>>29 >>31 古本屋に鶴見裕輔という人の英雄伝の訳があるのですが、
どうなんでしょう?
69 :
世界@名無史さん:01/10/10 10:58
ユダヤ戦記と、どっちが面白い。
70 :
アマノウヅメ:01/10/10 11:12
>>68 31です。
鶴見祐輔なら知ってますが。
戦前の政治家で大政翼賛会の顧問なども勤め、戦後派公職追放されましたが、しぶとく
生き残って鳩山内閣の厚生大臣になった人です。
英語が達者で昭和初期には外国を遊説して回り、『自由人の旅日記』その他、数冊の
著書も残していますが、官僚上がりの政治家なのでラテン語が読めたかどうか疑問です。
鶴見和子・俊輔両氏のお父さんです。
>>70 じゃあ今イチ訳に信頼性が持てないということか。
買うのはやめた方が良さそうですね。
あ、字を間違ってた。
裕輔じゃなくて祐輔でした。
74 :
世界@名無史さん:01/10/26 21:21
今ペンギンで読むのを考えてる。
>>71 鶴見祐輔の{英雄伝」の翻訳は英語からの重訳だと思うので
語学的な正確さ(原文はギリシャ語)という点では問題があると思うが、
ある種の名調子を備えた快訳(怪訳かも)として誉める人も多い。
(だれだったか、これを「豪傑訳」と評した人物がいた)
このような旧時代の重訳に対し未だある種の評価が与えられるのも
岩波版河野訳の不徳(訳文の平板さ)のせいなのかもしれないが、
実はこれとて決して読めないほどひどい訳ではないと思う。
電車の中かどこかでポスト・イット片手に、半年ぐらい書けるつもりで
のんびり読めばいいのじゃないだろうか? 現に私はそうして読んだ。
なお京都大学学術出版会の西洋古典叢書の一環として新訳が予定されてはいるが
これはあくまで予定で、いつになるかは現在の所全くわからない。
76 :
世界@名無史さん:01/10/26 22:31
京大の西洋古典叢書、企画自体は素晴らしいけど
いつ完結するのやら・・・・・
アンミアヌスのユリアヌス伝、いつ出すんだyo!
アンミアヌスの背教者ユリアヌス伝なら、第三期の刊行予定に
入っているから三〜五年以内ぐらいに出るのではないだろうか?
英雄伝と比べれば、まだ良い方だと思うぞ。
78 :
世界@名無史さん:01/10/26 22:51
あと、ヒストリア・アウグスタ早く読みたし・・・・・
79 :
世界@名無史さん:01/10/27 01:06
いまではオックスブリッジでもラテン語は
必修ではなくなったようですね。
英語で古典を集めたシリーズにはどんなものが
あるのでしょうか?
高名な古典対訳叢書としては Loeb Classical Libraryなんかがあるけれど、
(私は読んだことがないが)ローブの古い本(戦前のとか)は英語が恐ろしく
古臭くて読みにくいという話。(近年のものはそれほどのことはないと思うが)
だから一般的には、74氏が言っているように Penguin Classics の中に入っている
邦訳のない/訳に問題のある、西洋古典を選択するのが最善ではないだろうか。
手元にある95年ごろのカタログでは、殆どのものが5−10£ぐらいだし
ローブなんかに比べりゃずっと読みやすいというのが一般的な評価だと思う。
あとは Modern Library Classics とか Oxford UP のものかな。
81 :
世界@名無史さん:01/10/27 16:53
「アエネーイス」買ったけどなんちゅー値段じゃ。
83 :
世界@名無史さん:01/10/28 14:01
ペンギンって時々新刊でも激安のがある。モウビ・ディックが800円とか
為替の影響なんだろうけど
84 :
世界@名無史さん:01/11/08 20:36
ペンギンの由来知ってる人いる?
来年、龍谷書房からポリュビオスの訳が出るそうですね。
3巻組で1万5000円とか。安いけど高い値段だ。
86 :
世界@名無史さん:01/11/15 15:41
age
87 :
世界@名無史さん:01/12/07 15:45
sarubeeji
88 :
世界@名無史さん:
あげ