1 :
世界史@名無史さん :
01/09/21 10:29 大学教官で、優秀だと思う、現在活躍中の研究者教えてください。 (作家・趣味的な人はご遠慮ください) 学説史的なフォローがあれば大歓迎。
2 :
世界@名無史さん :01/09/21 12:31
中世シチリア王国の研究者で高山博っていうひとはどうよ。 12,3世紀のノルマンシチリア王国は、当時最も中央集権化が進んだ ところだけど、その実体を明快に解き明かしてるよ。 『神秘の中世王国』(東大出版会)がおすすめ。 NHKの正月番組(地中海特集)にも登場していたね。
4 :
世界@名無史さん :01/09/21 13:01
やっぱ杉山正明っしょ〜
5 :
世界@名無史さん :01/09/21 13:56
>>2 2さんにフォローを加えとくと、
高山博さんは一般向けに『中世シチリア王国』(講談社現代新書)を出している。
それと、日本の学問の現状を憂える『ハード・アカデミズムの時代』(講談社)は、
別に西洋史とか歴史とかの枠に限らず、あらゆる分野の研究者志望の人は絶対に読んでおくべき。
特にエール留学の苦しい思い出の描写が泣ける。
7 :
世界@名無史さん :01/09/21 18:35
有名になりすぎたけど、山内昌之は? 『神軍 赤軍 緑軍』とか、『スルタンガリエフの夢』とか ロシアや中近東の近代化を扱えばやっぱり一流じゃないかな。
8 :
世界@名無史さん :01/09/21 18:49
>山内昌之? かっこいいスキヤキとかごーかいさんが行くとかいう漫画かいてる人? へえ、多彩だね
9 :
世界@名無史さん :01/09/21 18:51
高山博か・・・・ 門外漢だが、たしかにスゴイよね。 「中世地中海世界とシチリア王国」の注なんか見ると、 ラテン・ヘブライ・アラビア語文献を博捜しているようだし。 ただ一般向けの分野では 「中世シチリア王国」は、ほとんど「神秘の中世王国」の焼き直しのように感じたぞ。 こういう点でのいい加減さ(好意的に言い換えると、サービス精神のなさ)は、 結局、まわりまわって専門研究にも響いてくるんじゃないか? 専門でもスゴイし、一般書を書かせても誠実でかつ読ませる という人は、なかなかいないね。
10 :
山内先生マンセー :01/09/21 19:17
>10 へへえええええっ(平伏) つまらぬ茶々を入れて申し訳ありませんでしたっ。 いや、じつはちくまの『神軍 赤軍 緑軍』文庫本、もってますヨ!
12 :
世界@名無史さん :01/09/21 19:34
最近の人よく知らないから、現在活躍中でないが、今でも著書をよく読む人。 古代ギリシア 村川賢太郎 古代ローマ 弓削達 中世史全般 堀米庸三 ドイツ中世史 阿部謹也 フランス中世史 堀越孝一 十字軍関係 橋口倫介 キリスト教関係 今野国雄 ドイツ近現代史 林健太郎 (敬称略)
>12 あ、なんか書棚でよく見る名前だなあ。 堀越さんはホイジンガーですな。林健太郎はワイマール共和国史。 なんかほっとする名前の連続
14 :
世界@名無史さん :01/09/21 19:46
>>12 これはまた大御所をずらりと揃えましたね。
御存命でない方もいるような・・・
15 :
世界@名無史さん :01/09/21 19:48
キリスト教史関係では、森安達也っていう人、面白いと思うよ。 『神々の力と無力』(平凡社)なんか、俗説を次から次に切りまくるような 爽快感にあふれてるよ。 笑ったのは、仏蘭西革命で、時間を10進法に改めようとして、時計まで 改造したという話。博物館に10進法の時計が残っているそうで、現物を みてみたいね。
16 :
世界@名無史さん :01/09/21 20:06
>>9 中世シチリア関係なら、奈良女子大の山辺規子教授がおすすめだよ。
白水社からでている「ノルマン騎士の地中海興亡史」はノルマンディ
の領主だったオートヴィル家の南イタリア移住からはじまって、ノル
マン朝シチリア王国建国の歴史をわかりやすく解説しているよ。
>10 山内先生は厳しいというか神経質なところがある。 遅刻して教室に入ってきた学生に30分以上説教 したなんてこともあったそうな。
18 :
世界@名無史さん :01/09/21 20:23
>>17 礼儀には非常に厳しい人だけど、いい人だよ。
教養科目の授業をとってたんだが、トルコで買ってきたお菓子を受講生みんなにくれた。
まあ、それだけでいい人というのもなんだが。
19 :
世界@名無史さん :01/09/21 20:23
>12 どうせなら現役の人にしましょうよ…。 とりあえず村上陽一郎。
20 :
世界@名無史さん :01/09/21 20:24
>>17 いい先生じゃないか。今の大学教授もそれくらいの厳しさがないとな。
21 :
世界@名無史さん :01/09/21 20:27
18の続き。 ただし、あの口調は結構眠りをさそう。内容的には非常に面白いのに残念。 これに関して、東大のサークルが発行してる教官教務逆評定という冊子から、学生による評を引用しときたい。 ・素晴らしい先生なのは分かるけど、眠いです。 ・「パトラッシュ、僕はもう眠いんだ。」
22 :
世界@名無史さん :01/09/21 20:28
>>19 科学史の専門家。代表作は「ペスト大流行」(岩波新書-黄)だね。
>21 教室に犬を持ち込んじゃいかん
24 :
世界@名無史さん :01/09/21 20:30
>>16 山辺の本は、概説書としては面白いと思うけどね。
ただシチリアに関しては高山の実証研究が圧倒的過ぎるから・・・
25 :
世界@名無史さん :01/09/21 20:31
イスラムの山内センセ モンゴルの杉山センセ ビザンツの井上センセ
26 :
教養学部・・・ :01/09/21 20:35
水曜1限は文一の法1とバッティングしたんだYO!(泣 いつか絶対受けるぞぉ 彼がいなければ高校教科書のイスラムの項は相当少なくなっていたはず! 彼がいないころの教科書を御存知の方いらっしゃいます?とくに山川の。 どれほど前になるのかは知りませんが。
27 :
世界@名無史さん :01/09/21 20:52
『古代ギリシャの女たち』(中公新書)という本を書いた、 桜井万里子っていう人はどうかな。 あまり話題にならなかったけど、着眼点が面白いと思った。
>>26 山川の歴史教科書は嶋田襄平−佐藤次高ラインだったと思うが。
(↑思いこみ?)
29 :
世界@名無史さん :01/09/21 21:12
中国や朝鮮の思想史を扱っている人で、古田博司という人の 『東アジアの思想風景』という本がとても面白かったです。 「アジアなんていう単一体は存在しない」「『儒教国家・日本』なんて、 明治維新以来の洗脳に過ぎない」等々、挑発的な発想が面白い。 この先生、永井荷風や西脇順三郎が大好きで、いまどきの若者の風俗を 江戸時代への回帰として捉えているなど、ちょっと面白いセンスの 持ち主だと思います。
30 :
世界@名無史さん :01/09/21 21:13
>17 説教はされなかったけど、教室から出ろと言われたことが…(汗
31 :
世界@名無史さん :01/09/21 21:30
名スレの予感・・・
32 :
世界@名無史さん :01/09/21 21:42
毛利和子タン・岸本美緒タン
33 :
世界@名無史さん :01/09/21 21:43
濱下武史
34 :
世界@名無史さん :01/09/21 21:46
梅原タン
35 :
世界@名無史さん :01/09/21 21:48
森安孝夫&關尾史朗
36 :
世界@名無史さん :01/09/21 21:53
平せ隆郎は? オレは新書を2冊読んだだけのシロウトだが、とりあえずすごそうだ。 中国の紀年の新しい読み方を提示した人らしいけど、 歴史家は、新史料か、史料の新しい解釈法を手に入れたら勝ちだね。 ただこの人、例えば「よみがえる文字と呪術の帝国」なんかで、 「私の解釈に何か異論があれば、お早めにどーぞ!」 みたいな、「勝ち誇り」を5〜6回も繰り返していて、ちょっと見苦しい。 元々そういう人なのか、よっぽど嫌なことがあったのか。
37 :
世界@名無史さん :01/09/21 21:59
これ見て思った。優秀な教官っていっても 地域・時代・分野が違えば聞いたことない人ばっかりだ。 中国近代のナショナリズム形成に関しては 村田雄二郎せんせ
38 :
世界@名無史さん :01/09/21 22:00
平せ隆郎の紀年の新しい読み方の発見はすげえよ。 今までの学説の修正とか大変だけど。 ところで遼金史関係はいないよねえ・・・。 誰かいる??????
39 :
世界@名無史さん :01/09/21 23:23
山内昌之先生の講義が眠そうなのはNHK教育の「歴史で見る世界」見るとわかるよ(w 以前うちの大学に非常勤でいらっしゃってたけど どうにも寝てしまいそうで不安だからパスした (既取得単位の枠の講義だったから もぐらないと聞けなかったこともあるが)。 受けといたほうがよかったかね?>東大生諸氏
40 :
世界@名無史さん :01/09/21 23:28
>>40 個人的にはお菓子をもらって、心の底から受けてて良かったと思いました。
それはともかく、山内氏みたいに本や論文を一杯書いてる人は、それを読んだ方がはるかに有益なのでは?
授業はそれを要約してるだけだし。あるいはそれこそテレビの講座を見ればいい。
間近に顔を拝見するという意味で、一度くらい出席する価値はあるかもしれんが。
>>40 >山内氏みたいに本や論文を一杯書いてる人は、それを読んだ方がはるかに有益なのでは?
そうなんだよねー。
高校時代から大学に入りたてのころは山内先生の著作にちょっとハマってて
概説書はあらかた読んでるから二の足踏んだんだよ。
いまさらイスラムとロシアの関係や民族問題の概説を聞いてもねぇ…。
43 :
世界@名無史さん :01/09/21 23:53
う〜ん。 学部生のうちは特に、「これは!」と思った人の講義を受けたり、 可能ならばゼミに出たりした方がいいよ。 むろん皆勤の必要はないけど。 たたずまいとか、しゃべり方とかから伝わってくるものがあるでしょう。 論文は研究者の全てだ、という考えも一方で正しいのだが、 「知」というものも、ある程度肉体化or人格化されている側面があるでしょう。 もちろん、尊敬に値する研究者であれば、の話だが。
45 :
世界@名無史さん :01/09/22 00:19
おお、山内先生の著書は私もいくつか読みました。 東大の元学長で映画評論家?の蓮實重彦と共編著で本出してたけど、 なぜ蓮實さんが名前連ねてるのかよくわからなかった(藁 毎日新聞に連載してるね。 東欧史では柴宜弘先生の本をよく見る。
46 :
世界@名無史さん :01/09/22 00:27
山内昌之以外にイスラム史研究の優秀な方って誰がいらっしゃる? 筑波のイスラムは今誰かいたっけ? あそこは五十嵐・秋野と一種の鬼門のような気がする・・・
47 :
世界@名無史さん :01/09/22 00:33
駒場ばっかりだな(山内、平勢、村田、柴…)。 柴先生は旧ユーゴの近現代史が専門。
48 :
世界@名無史さん :01/09/22 00:40
>>46 歴史ならトルコ近代史(海軍改革が専門)の小松香織先生。
東大(文)の小松久男(中央アジア近現代史)教授の奥さん。
>山内昌之以外にイスラム史研究の優秀な方って誰がいらっしゃる? 板垣雄三帝京大教授などでは甘いでしょうか? 邪道といえば浅井信雄サンデーモーニング大教授ではないでしょうか?(藁
50 :
世界@名無史さん :01/09/22 00:56
あ、小松先生は筑波のイスラム史の教官でってこと。 イスラム史で優秀…というより大家は 東大東洋文化研究所の後藤明(初期イスラム)、 同じく鈴木董(オスマン帝国)、 東大(文)の佐藤次高(中世アラブ・イスラム)、 京大(文)の間野英二(中央アジア・ティムール朝) の諸先生かなあ。 いずれも優れた概説書を書いた研究者です。
西洋史なら樺山紘一東京大教授でご異議ございませんね。 高山博は天海祐希が好きらしく、以前 「宝塚の逸材だったのに退団したのは残念。」 とコメントしていた。
52 :
世界@名無史さん :01/09/22 01:30
>>51 東大出身の権威なら、木村尚三郎ってまだ生きてましたっけ?
>邪道といえば浅井信雄サンデーモーニング大教授ではないでしょうか?(藁 あ、あの人ってイスラム専門なの? でもサンデーモーニングじゃなくてとくダネ!じゃなかったっけ(藁 なにげにあの人の「民族世界地図」もってるわ。
54 :
世界@名無史さん :01/09/22 01:36
武田雅哉。 近世中国の図象学。 (東洋史に入れてもいいよね?)
55 :
世界@名無史さん :01/09/22 01:38
柴宜弘は奥さんも東欧関係の専門で、現在津田塾の教授。 柴先生の津田塾講師時代、院生だったそうな。
56 :
世界@名無史さん :01/09/22 01:39
樺山紘一も木村尚三郎も「権威」なのか? 読むに値するもの何かある? 西洋史の専門の方に、そっとお聞きしたい。
57 :
世界@名無史さん :01/09/22 01:41
ルネサンスの会田雄次センセ
58 :
世界@名無史さん :01/09/22 01:45
必ずしも歴史研究者というわけではないのだろうが、 秋野豊さんがもし生きていれば、今回の事件で日本が活用できる 数少ない人材だったでしょうね。
こんなにレスがついていることに大感激!
みなさん、ありがとうございます
わたしからは、
川北稔先生はいかがでしょうか?
大塚史学の本拠イギリス史で、「帝国とジェントルマン」を軸に、大塚史学を乗り越え
公式的マルクス主義&一国史観オンリー期にウォーラーステインを見つける慧眼
いちはやく社会史の導入とその実践を試みる
大家と言って、ふさわしいのではないでしょうか?
>>56 木村と樺山では雲泥の違いかも
もちろん、後者が優秀
『ゴシック世界の思想像』(岩波書店)は大著
堀米氏の急逝後、30代半ばにて、あの京大人文研から東大文学部助教授
に迎えられた俊英ですよ
ことし退官されました
>>59 今は小倉さんやピーターと一緒にとくダネ!にでてるYO!
確か水曜か木曜あたりにレギュラーでしっかり(藁
毎週見るもん(藁
>>47 平勢(セは生+丸+力)さんは東文研(本郷)では?
マイナーかもしれないが、東洋史では、朝鮮史の李成市、
西アジアの加藤博、東南アジアの桃木至朗あたりが注目株
(と個人的に思っている)
63 :
世界@名無史さん :01/09/22 02:35
塩川徹也。 厳密には仏文だが、あまり制度的に考えてもしゃーないだろう。 まあ、フランス思想史ということで。 多分前田陽一の弟子筋じゃないか? 若手、とはもう言えないけど、 「パスカル 奇蹟と表徴」 「虹と秘蹟−パスカル<見えないもの>の認識」 「パスカル「パンセ」を読む」 は、いずれも名著。
アンジュー伯領の国制史で28で助教授になったが、40以降ほとんど研究していない。 歴史研究をやめてしまった木村や林が社会科をつぶして地歴にしたのは笑止。
秋野さんを私は尊敬していました。秋野基金に寄付しようと思って ホームページに行ったら、地区私鉄やが、真ん中で大きい顔をして いたので止めました。関係者いらしたら、あいつを除いてください。
66 :
世界@名無史さん :01/09/22 11:49
>>35 關尾史朗先生って、有名なの?昔習ったことがあるんだけど、
トルファン文書とかマイナーなことばっかりだったけど。
>>54 武田さん出してよければ中野美代子さんも是非。
「西遊記」以外の支那の小説は全く評価しない、「儒林外史」なんかも風刺と
言えるようなもんじゃないとか厳しい。それでなぜ支那文学の研究やってるの
と突っ込みたくなっちゃう。でも彼女の著述は渋沢龍彦・種村季弘系というか
面白いです。けっこう豪快なおばちゃんらしい。
ついでながら江戸の戯作文学に関する一昔前の研究書を読むと、「退廃した
都市の消費文化から発生した低級な文芸」みたいなことばっかり書いてあって、
そんなもの何であなたは一生懸命に取り組んでるのと思ってしまいました。
やっぱ研究対象に惚れ込まなくちゃね。といって杉山さんみたく俺の女が一等
美人だ文句あっかってのもちょっとね。まあ北アジア史関係の人っておしなべて
その傾向があります。今までブスだブスだって言われてたけど言い過ぎじゃんか
といったとこなんでしょうけど。
そこ行くとルネサンスやフランス革命とかやってた人は絶賛ばかりで気持ちが
よかったでしょうね、まあ最近はフランス革命も悪口いわれるようになって
きたけど。
68 :
世界@名無史さん :01/09/22 13:12
>>66 内陸アジア出土文書なら森安・關尾両先生は優秀でしょう。
注目されるジャンルじゃないから有名じゃないかもしれないけどね。
みなさんレスありがとうございます。 とっても参考になりますが、ただ、 文学・ジャーナリズム系の人をだしていてはきりがないので、 申し訳ございませんが、歴史学研究を専門とする大学教官に限定したいのですが。 そうじゃないと、議論の焦点が分散し、 板が荒れる可能性が高くなってしまうので。 (デシプリンの排除を念頭においているのではありません、念のため)
70 :
世界@名無史さん :01/09/22 15:32
>>62 >東南アジアの桃木至朗
もう結構有名だよね。激しく同意
71 :
世界@名無史さん :01/09/22 15:39
72 :
世界@名無史さん :01/09/22 16:11
>71 いまいちなラインナップだなあ。
73 :
世界@名無史さん :01/09/23 00:33
>>1 >申し訳ございませんが、歴史学研究を専門とする大学教官に限定したいのですが。
>そうじゃないと、議論の焦点が分散し、
法制史や政治史や思想史や文学史はどうなるんだよ!
という野暮なことを言うつもりはありません。
話題を限定するというのはもっともなことですが、
ただアカデミズムの歴史学に限定する理由というか、
あなたの興味の由縁を知りたいな。
純粋な好奇心です。いちゃもんではありません。
74 :
世界@名無史さん :01/09/23 01:02
>>30 最近の話?あんま変わってないんだろうな。
遅刻してきた人のドアの開け方閉め方で説教があったな。(苦笑)
>>67 中野美代子さんの「ペガサス列伝」は則天武后を誉めすぎって感じがする。
なんか原百代の「武則天」以来、なんだか残虐系キャラを不必要に持ち上げて
いる感じがしてイマイチという感じです。「カスティリオーネの庭」は読んでみたいけど。
>といって杉山さんみたく俺の女が一等
>美人だ文句あっかってのもちょっとね。
原百代はまさにその感じです。方額広顎以外はブス、日本式美人は皆大ブスと断言して
いるあたりが出だしなので、読破するのに苦労しました。
76 :
世界@名無史さん :01/09/23 02:04
イタリア美術史が専門の若桑みどりは? 去年一杯で退官したけど・・・
77 :
世界@名無史さん :01/09/23 02:07
ビジュアル的には五月みどり
78 :
「学問の鉄人」から :01/09/23 02:23
79 :
村上陽一郎はトンデモ :01/09/23 02:42
80 :
世界@名無史さん :01/09/23 03:07
>79 そおかな 半年か一年か彼の授業に出ていたけど電波とは思えなかったよ 質問もしてみたけどごくまっとうに答が返ってきたし。 ま、自分も理数はぜんぜんダメなんで、言っていたことの全てを理解して いたわけじゃないけどね。 後になってその授業の内容が20年近く変わっていないことを 知って萎えたっけ…
81 :
世界@名無史さん :01/09/23 03:10
電波というのは言いすぎだろう。スノッブな 知ったかぶりと呼びなさい。
82 :
世界@名無史さん :01/09/23 03:12
あと、批判されたら電波ってわけでもないと思う。 そんなこと言ったら阿部謹也だって同じ一橋の某先生が授業で ミソクソに批判しまくってたし。
83 :
世界@名無史さん :01/09/23 03:23
84 :
世界@名無史さん :01/09/23 03:27
>>78 「学問の鉄人」はアンケートで数が多かった人を鉄人とか達人として挙げてるみたいなので、
頭から信用するのは考えものでしょうな。それにしても便利ではあるけど。
特に自分の専門外については、まずこれを参照したりしてる。
85 :
世界@名無史さん :01/09/23 04:28
NHKの世界史講座に出てる人はだいたい斯界の一流だと 思っていいんですか? 山口先生も出てるよ。
>>75 全面的に同意です、ただし原ってお婆さんはズブのシロートさんですから
大プロフェッションの中野センセと同日に論じるわけにはいきませんけど
>>86 そおなんです。確かに原を出したのは自分でも脱線だって自覚はあるの
でうが、「なぜ中野美代子はあんな風に書いたか?」という理由付け
としてあげただけです。ごめんなさい。
テレビで中野美代子さんの教養講座「則天武后」を見たけど「王皇后という女が」
「長孫無忌という男は」という表現など話し方が鼻について誉める気には
なれませんでした。
わざと乱暴な口調を使っていきがっている雰囲気が・・・・・。
88 :
世界@名無史さん :01/09/23 11:07
>>85 一流の方々の多くはテレビ出演を拒否されている方が多くいますので、
一概にはそうとは言えないのではないでしょうか。
>>73 レス有難うございます。
まず、限定する理由について。
限定しないと、おそらく、歴史文学対アカデミズム歴史学、また、歴史学の中でのディシプリン別の、優劣論争が起きてしまうでしょう。そうなったら、大荒れになってしまいます。
これが限定した理由です。法制史や政治史といった法学部系の話題も別にかまわないのです。ただ、美術史や文学史(思想史もはいるかも)は、純粋な意味での歴史学とは少し距離があるのではないか、というのが、いい悪いは別にして、現在の学問の状況だと思います。
私自身の個人的な意図ですが、こうした主に文学部系(たとえば、政治史といっても、おもに政治文化的なアプローチなど)の歴史学における「大家」とはどういう方で、その方々がどのように理解・認知されているか、を知りたかったというものです。
>>89 どうもお答えありがとうございます。
了解しました。
と言っても、すでに何か脱線しかかってるようですね(汗)。
91 :
世界@名無史さん :01/09/23 23:49
過去レス読むの面倒くさいんでガイシュツ罵倒覚悟で書くのだけど 木村尚三郎ってどういう位置にいるの?
93 :
アマノウヅメ :01/09/24 00:25
ついでにお願いします。 会田雄次って専門的な評価はどんなもんでしょうか?
28才までは優秀な研究者。 そこから定年まではDQN。 後は単なる趣味人。
>>78 の「鉄人」それぞれの評価はどうよ
こんなかで一番いいのは誰?
ついでに一番悪いのは誰?
西洋中世史なら、上述の森本芳樹先生や、名古屋の佐藤彰一先生も非常にいい先生だ と思います。書かれている論文も参考になりますし。 もちろん、退官された方を含めるなら、 世良先生とか、塙先生(まだ書いているかな?)とかも。 さらに個人的に専門がイギリス中世だったので、 慶應の吉武先生、東北の小山先生、東北学院の佐藤先生もいい先生だと思います。 もちろん、樺山先生や木村先生は、教科書や一般書という面では多大に貢献されて いるとは思います。 あくまでも私見です。というより、論文とかをあくまでも読んでの独断ですけど。 失礼しました。
ドイツ史の林健太郎先生。名著『ワイマル共和国』(中公新書)はロングセラー。 あと同じく、ドイツ史の三宅正樹明大教授。
99 :
世界@名無史さん :01/09/26 04:37
NHKの世界史講座の 色川大吉の特別講義は酷すぎたな。
>>98 林は苔が生えているし、それはともかく三宅はかんべんしてくれよ・・・
>>97 >樺山先生や木村先生は、教科書や一般書という面では多大に貢献されて
いるとは思います。
教科書以外で樺山の論文・著書など読んだ上で言っているの?
一般書しか読んでいないから、これくらいしか言えないのじゃないか?
101 :
世界@名無史さん :01/09/26 15:23
一般ウケがいい学者と研究者ウケがいい学者はちがうからなあ
>>101 その通り。
どっちもいい人はごくわずか
どっちがいいとも言えないけどね
103 :
世界@名無史さん :01/09/26 16:07
>>100 三宅はそんなに変な人なの? 今まで読んだことはないが、
いつか日独関係を調べてみたいと思ってるので、かなり気になる。
104 :
世界@名無史さん :01/09/28 00:06
中央大の見市先生の授業は面白かった
105 :
世界@名無史さん :01/09/29 03:10
>>104 ロンドンあたりを研究してる人ですか?
あの人は・・・
研究は面白いんですが暴走気味で・・・
>>105 本職は病気の歴史です。
「コレラの世界史」とか「開発源病」などなど。
107 :
世界@名無史さん :01/10/01 01:18
>>106 はい。確かにその人ですね。
確かに面白いです。
しかし著書の中で、
人の研究に対して「もちろん嘘っぱちであるが」とか書くのはちょっと・・・
もう少し、なんというか、大人の対応が欲しかったり・・・
108 :
世界@名無史さん :01/10/01 01:22
>>103 三宅正樹教授は全然変じゃないよ。日独関係勉強するなら、三宅教授の
著書とか論文を読まないで通れないんじゃない?
109 :
世界@名無史さん :01/10/07 05:31
後藤明と堀越孝一は昔、NHKに出てた。 福井憲彦と山内昌之は現役。 てことはNHKの講座は結構一流どころを揃えておるのかな? 朝鮮史の吉田光男も権威でしょ? ここはヨーロッパ史は中国史が人気あるけど 東南アジア史、南米史、インド史などの権威も教えて下さい。
110 :
nanasi :01/10/10 00:37
109 テレビに出てる=「えらい」のではありません 学界の一流の研究者は、学者としてテレビに出ることを非常に嫌う方が多いのですよ たとえば、ヨーロッパ史でいうと、西洋史学界でもおそらく2・3本の指に入る川北稔先生 は、ぜったいにテレビには出演されないそうです。
111 :
世界@名無史さん :01/10/10 00:42
>>110 だからと言って、テレビに頻繁に出る学者が優れていないかというと、そうとも限らない。
それと研究者の間では、テレビに出る者に嫉妬して腐す傾向は厳然としてあるようだ。
112 :
世界@名無史さん :01/10/10 00:45
日本レベルでどうか? ということは、そろそろ十分にわかったものとして、 世界レベルではどうよ? 欧米の研究書(西洋史の場合)差し置いてまで、 論文読む価値のある研究者って誰よ?
113 :
考える名無しさん :01/10/10 01:25
>>112 それは、西洋史では、ほとんど皆無といっていいんじゃないか?
個別研究テーマはわからんが、一般的には向こうの方が
だいたい研究水準が高い。(当然といえば当然だが。)
すくなくとも、ドイツ関係にかぎらせていただければ、
大家と思われてる日本人の名前を
聞いたことがないけど。
いる?
政治、日本史、思想史という
枠組みからなら、丸山真男かなあ。
海外で影響があり、大物扱いされてたのは。
>>113 たしかに丸山はすごいのは認める。
『日本の思想』を最近読んだが、
とても1961年の文章とは思えなかった。
マルクスに対するスタンスも、
当時のいわゆるマルクス主義者とは一線を画してることは明らか。
今でも読む価値あったな〜
115 :
世界@名無史さん :01/10/10 01:46
>>112 質問が微妙。論文程度の長さなら、自分の研究領域に属していて
かつ日本語で書かれているものなら読まないほうが変。
レベルの高さはともかく。
本場の人たちに相手にされている日本人の研究者ということなら…、
知らない。とりあえず向こうの言語か、英語で論文を書いている人じゃ
なきゃならんのは確かだが。
116 :
世界@名無史さん :01/10/10 02:47
>115 >質問が微妙。論文程度の長さなら、自分の研究領域に属していて >かつ日本語で書かれているものなら読まないほうが変。 >レベルの高さはともかく。 同意。 とりあえず日本語文献読むのは義務だろう。 でも注付けるときとか、ついつい日本人研究者の論文名出したりするよね? こんなのいらね〜な〜、と思っても。 ちょっと政治的すぎるよね。(・・・・というには可愛いらしいか?)
117 :
世界@名無史さん :01/10/10 02:56
たとえば、海外の論文に引用される日本人研究者っている? 日本との関係史以外ではいないか。
118 :
世界@名無史さん :01/10/10 02:58
外国で教鞭とってた日本人学者はどれくらいいるかね?
119 :
世界@名無史さん :01/10/10 03:06
中国、台湾、韓国あたりなら、それなりにいそう。
120 :
世界@名無史さん :01/10/10 04:20
うちの教授はデリーで 客員教授やってたっていってたな
121 :
世界@名無史さん :01/10/10 04:33
>>117 管見の限りでは、斯波義信、濱下武志、辛島昇、
石井米雄、桜井由躬雄、宮嶌博史は見たことがある。
故人では西嶋定生、山本達郎、永積昭なども
池上俊一めっちゃ好き。
123 :
世界@名無史さん :01/10/10 16:39
>>117 へ?
中国史だったらそこそこの研究者ならみんなされてますよ。
内藤虎次郎・津田左右吉以来ね。
124 :
世界@名無史さん :01/10/11 00:08
>>117 客員教授レベルならかなりいるだろうが。
本格的なのは、東南アジア史・インドネシア史研究の白石隆。
アメリカのコーネル大学で教授か助教授かやってた。
確か6〜7年いたはず。
今は京大の教授。
ちなみに彼は、日本のインドネシア研究の英訳もやってる。
そのおかげで、インドネシア史分野では日本人の書いた論文も
「参考文献」としてしばしば言及されてる。
125 :
世界@名無史さん :01/10/11 00:09
宮崎市定を忘れちゃいけない
126 :
世界@名無史さん :01/10/11 00:11
>>124 ベネディクト・アンダーソンの弟子だっけ?
127 :
世界@名無史さん :01/10/11 00:23
>>123 中国史はそうだよね・・・
まあ、ちょっと見方を変えると、
学問としての「東洋史」「中国史」が近代日本において占めていた地位
が垣間見えるというか・・・
128 :
世界@名無史さん :01/10/11 00:56
じゃあ、逆に西洋史で向こうの学界にインパクトを与えた日本人はいるのかな?
129 :
世界@名無史さん :01/10/11 01:00
>>128 いない。
これも「西洋史」が近代日本において占める地位や、
西欧との関係における日本の地位を示している。
130 :
世界@名無史さん :01/10/11 01:16
>>128 このスレの最初の方に出てる、高山博はどう?
エールの最優秀博士論文賞を取ったらしいけど。
まあ、博士論文のレベルでインパクトを云々してもしょうがないが、
素人目には本を読む限り、凄い研究に見えるのだが。
131 :
世界@名無史さん :01/10/11 02:36
西洋史は…、日本では日本の近代化うんぬんというのが 研究者の頭の中にあったから仕方ないんじゃない? そんなのほかの国の人にはどうでもいい。
132 :
世界@名無史さん :01/10/11 02:44
>>129 じゃあ西洋史で向こうの学界にインパクトを与えたアジア人はいる?
133 :
世界@名無史さん :01/10/11 04:14
ふと思ったんだけど、教官ってことは国公立大限定になっちゃうような? ちなみに、私立大の教員によっては、官じゃないことを誇りにしていたり する人もいるので、教官だとか退官だとかいうと、本気で怒られたりする こともあります。
134 :
世界@名無史さん :01/10/11 11:52
西洋で評価されることがその人の学問的業績を評価する上で絶対的な基準ではないと思うが。 アメリカ人でも日本史ですぐれた業績を残しているにもかかわらず、日本の学界はそうした欧米の日本史研究を無視しているし。おなじことが西洋史でもいえると思う。 まして西洋史自体、西洋の近代化の要因の解明が学問が成立する上での本来の目的であったわけで、今はさらそれから進んでいるにしても、 日本人が西洋の歴史を見るまなざしと、西洋人が一種の「国史」として歴史研究するまなざしは、異なって当たり前。 だから、欧米の学界に基準を持つのは、根本的におかしい。歴史学は自然科学のように共通した普遍性をもとめる学問じゃないんだから。 もちろん、念の為にいっておくが、欧米の学界に視線を向けてバリバリ仕事をしていて、第一人者的評価を得ている西洋史研究者もいるし、 そういう人は心から尊敬します。たとえば、経済史の斉藤修、上にも挙がっていた中世シチリアの高山博、ドイツの学界で向こう権威から ドイツ語の共著書への寄稿を求められている竹中亨、アジア間貿易研究の杉原薫、秋田茂、イギリスの王立歴史学界会員に推挙された川北稔 近藤和彦、中世史の森本、そのほか沢山いますよ。 それと、133、そういう、些細な言葉に拘泥する人は、わたしは尊敬できませんね
135 :
西国のアズマ帰依者 :01/10/11 19:18
チョウドリあたりがインパクトがあったんじゃないかな?
136 :
世界@名無史さん :01/10/11 19:29
>>99 色川はんは確か日本近現代史ではなかったかい?
137 :
世界@名無史さん :01/10/11 21:28
>日本人が西洋の歴史を見るまなざしと、西洋人が一種の「国史」として歴史研究するまなざしは、異なって当たり前。 素人考えだが、 日本人のバックボーンを持ちながら、 西洋人の「西洋史=国史」のようなまなざしを解体する 大きい仕事をしていて、しかも欧米学界にインパクト与えている人って、いる? 文学研究のサイードみたいな。
138 :
世界@名無史さん :01/10/11 22:56
>>137 今の潮流の主流ではないでしょうか・・・
というわけでインパクトがなく
目立った方はいないのでは?
日本であろうとなかろうと
それこそ杉山正明氏とかがいますけど・・・
(西洋史じゃないけどね)
西洋史の研究者って、インパクトを与えるかどうかはともかく、 欧米の学会誌にもちゃんと論文を発表してるの? 優秀な人はやってるんだろうけど、一般的にはどうなんでしょう? (「一般的には」というのも曖昧だが、西洋史畑には疎いので・・・)
140 :
世界@名無史さん :01/10/12 02:03
そういや、最近出た角川の世界史辞典、執筆者見たら 中堅、若手、大御所までかなり幅広く書いてるね。 立ち読みした限りじゃ、コンパクトでなかなか おもしろそうやった。便所で読むのにぴったりかも。
141 :
世界@名無史さん :01/10/12 02:32
杉山先生はイスラム嫌いらしい。 最近イスラムの悪口ばかりで講義が進みません。
142 :
世界@名無史さん :01/10/19 09:24
>>140 中身見たけどいまいち奥行きがないね
広く浅くのつもりかもしれないけど
どうでもいい用語があるかと思えば
ヤン・ソビエツキも載ってなかったし
失礼!ソビエスキで載っていた これいいかもね 装丁・値段も申し分ないし
144 :
世界@名無史さん :01/10/20 15:31
age
145 :
世界@名無史さん :01/11/04 03:44
大塚・高橋・松田の後継で東大経済史にいる人ってだれなんでしょう。 いまでも英独仏の編成なんでしょうか。
146 :
世界@名無史さん :01/11/05 00:14
東南アジアの民衆運動史ではインドネシアの弘末雅士・フィリピンの池端雪浦が二大巨頭かと思われ。 中国史の分野でいえば三石善吉かな? いずれも実際に講義受けたことはないんですが。 中国近現代史の大家でいうと狭間直樹とかどうよ? 中堅・若手では江田憲治・石川禎浩とか。 この分野みんな京大系だね…。
148 :
世界@名無史さん :01/11/05 02:31
>1 川北先生には、歴史学以外のこともたくさん教わりました。
149 :
世界@名無史さん :01/11/10 21:20
>148 川北先生の講義と森安先生の講義をきくとたいへん面白かったです。
150 :
世界@名無史さん :01/11/11 17:55
>>146 済まん、弘末雅士ってどういう論文書いてる人?
あと大学どこ?
インドネシアのナショナリズム研究は末廣昭と土屋健治の時代でほとんど
やり尽くされたと聞いてるんだが・・・
「民衆運動史」ってのはそれとはまた別なのかな?
いま米田敦夫の「南アフリカ塩経済史」とってるけど、このひと 娘さん、エンクルマの甥に嫁がせたいう話に、居眠りしてた教室が、 一斉に「・・・・・おおっ」っとどよめいた。
152 :
世界@名無史さん :01/11/11 18:19
米田敦夫いうと「ジンバブエ現代経済概論」(魚墨書房)書いた人? あれ、ページ数のわりに高いよなあ。 表紙カバーの隅の三角マーク、試験に貼らないと50点もらないんだよね
153 :
お!米田敦夫 :01/11/11 18:23
あと山内豊さん(カタール史)、米田さんのこと滅茶苦茶嫌ってます。 おなじ京大出身なんだから仲良くすればいいのにと毎度思います
「ジンバブエ現代経済概論」著者写真萎え。 孫と一緒に写るなよ・・・。 しかも混血児
155 :
世界@名無史さん :01/11/11 18:29
山内豊ゼミ、いま西アジア灌漑史やってるけど米田パッシングで半日。 「あいつ最近痩せただろ?癌だな」 ふつう、いうか?
156 :
世界@名無史さん :01/11/11 18:36
11月8日の「近代牧畜史」ゼミナールのあとアフリカ学会みんな新宿に 流れたんだけど、山内教授、米田さんのわきにずーっと貼りついてさ。 「痩せましたね」「体調悪いんですか?」「お疲れですか?」 酌しながら、くどくど言ってたそうです。
げ!米田・山内論争、2chにも飛び火してる
158 :
縞栗鼠(シマリス)の親方 :01/11/11 19:29
159 :
世界@名無史さん :01/11/11 20:47
>150 確か天理大学。 東南アジアの民衆運動史研究は 確かに知識人中心の近代ナショナリズムの運動でいえば>150さんの世代にほぼやりつくわれた感がある。 現在はそれ以前の「千年王国運動」などの民衆叛乱から近代ナショナリズムへの連続・非連続 という問題に重心が移っており、弘末氏はそうした傾向を代表する研究者です。 (といっても池端氏を含めかなりもう年かさになっちゃったけど) 弘末氏はまだ単著を出しておられないのが残念。 おそらくそのあたりの動向は「岩波講座・東南アジア史」の池端氏編集の巻に でてくると思うので関心があれば見てちょ。
>>150 末廣昭氏がナショナリズム研究をしていたというのは初耳.
永積昭氏(故人)では?
>>159 弘末氏は現在は立教大学.
東南アジア史で言えば ちょっと前に読んだ白石昌也「ベトナム民族運動と日本・アジア」は ひさびさに知的興奮を喚起させられた本だった。 流亡のベトナム人革命家・ファンボイチャウが日本との関係で 自ら経歴を改竄していく過程を明らかにしていく箇所は、とても(・∀・)イイ!! 結局このあたりを日本の右翼が悪用して「親日家」伝説を作っていくんだよね。 博論の活字化で読みにくい本なんだけど(しかも高価)一気に読めた。
162 :
世界@名無史さん :01/11/12 00:11
>流亡のベトナム人革命家・ファンボイチャウが日本との関係で >自ら経歴を改竄していく過程を明らかにしていく箇所 これ、興味そそられるなあ。 いい論文ってちょっと推理小説の解決編に近い所あるよね。
>>159 どうも。
となるとAge in Motion(白石隆の本)の時代より更に前かな。
ロンゴワルシトとかの頃?
>>160 げ、そうだった・・・。
逝ってきます・・・
164 :
159っす :01/11/13 22:15
私が昔東南アジア史学会で聞いた弘末氏の報告はスマトラのバタク戦争で活躍したシンガマンガラジャ?に関するものでした。 現在刊行中の「岩波講座東南アジア史」第7巻(たぶん来年2月ころに刊行)には弘末氏の論文「インドネシアの聖戦」が」収録予定です。 最近のナショナリズム・民衆運動史研究の動向にも触れられていると思うので、よかったら是非お読み下さい。 >159
165 :
世界@名無史さん :01/11/13 23:38
166 :
世界@名無史さん :01/11/14 08:58
同志社の望田幸男先生とかは? ことしで退官らしいけど・・
>166 そーなんかあ。昔お世話になりました。
ロムってて、感じたこと。 生臭いよ。この世界。
169 :
世界@名無史さん :01/12/20 11:53
糟谷先生。朝鮮史。
170 :
世界@名無史さん :01/12/20 13:39
>>169 一橋の糟谷憲一先生か。いい方だよ。いい人すぎるよ。
171 :
世界@名無史さん :01/12/28 15:07
京大志望の受験生ですが、京大の先生ってどうなんでしょう? 一応今のところは西洋史が志望なのですが。
172 :
世界@名無史さん :01/12/28 15:40
>>171 何史をするのかで、ちがってくる。
教えてあげるから、できるだけ詳細に示してね。
by京大某教官
高山博 何かというとエールで首位の話。当地で日本人の古い墓を 見つけて感慨に耽ったとか、決意を新たにしたとか・・・。 ハードアカデミズム。時間と評価に厳しい。授業は眠い。 樺山紘一 美人秘書との仲が噂されていた。真偽は不明。お金持ち だった。これも真偽は知らん。ついでにゼミも取らなかった から内容も知らぬ。俺中世関係ないし。在学中の高田真由子に 大変苦労させられ、髪が白く、薄くなったという話。 深沢克己 奥さん某外資系証券で大金持ち。自分の給料は全て本代に 使えるうらやましい人。授業はおもしろい。 石井規衛 授業と時間にはルーズだが、話は面白い。へらへらしたふりして 一番西洋史(東大限定か?)の未来を心配しているかも。 しかし授業忘れて教官室でリンゴ食ってるなよ。 近藤和彦 この人も問題意識は持ってる。『文明の表象 英国』読めば 言いたいことは書いてある。授業はおもしろい。この人も 高田真由子を憎むほど嫌っているらしい。 桜井 万里子 愛称まりりん。かわいい。授業は取らなかった。 あまり参考にならない放言です。
174 :
世界@名無史さん :01/12/28 17:53
>>173 それは東大西洋史だろ。
>>171 は京大のこと言っているのだよ
それはともかく、問題。かれら東京大学の西洋史研究室
の教官で、まともな専門書を書いていないのは誰でしょう。
(専門書=いわゆる実証研究が中心の、いわゆる「モノグラフ」とします。
山川の「歴史のフロンティア」程度ではだめ!。ちなみにこの人は、
誰かさんの物まね(猿真似=縮小再生産)をしているだけで、そのわりには
あれこれエラソーなことをのたまっている、学生運動世代特有のハッタリ屋です)
さあて、だれでしょう・・・
175 :
世界@名無史さん :01/12/28 18:09
樺山さんじゃないの?
176 :
世界@名無史さん :01/12/28 21:55
ここもうざいな 悪口言うんだったらどうどうといえばいいのに。 なんで日本国内にいるの?
おそらく近藤和彦氏だと思われ。 でもちょっと私怨ぽいな。
178 :
世界@名無史さん :01/12/28 22:50
私怨って何よ。おせえてくだはい。
今のところは西洋中世史か近世史あたりがしたいと思っています。
180 :
世界@名無史さん :01/12/30 15:19
それなら、専門家はいますよ、京大に。 小山先生という、非常に優秀な近世史家がいます。 中世は東大か阪大のほうが場合によってはいいかもしれません。 >171
>>132 アジア系というなら、フランシス・フクヤマかな?
あと哲学になるけど柄谷行人は?純粋に歴史学者ってのは思い浮かばないなァ。
東洋史では、昔から壮々たる泰斗が沢山居そうな気がするけど…。
182 :
世界@名無史さん :01/12/31 08:45
東文研の桝屋さんがまだ曝されていないようなんだけど。
183 :
世界@名無史さん :01/12/31 11:55
京大西洋史 谷川稔(近代フランス)服部良久(中世ドイツ)南川高志(ローマ)小山哲(近世ポーランド)です。 今年南川先生の授業に出ましたが、とてもいい人でした。他の先生は知りません。 学生は先生の専攻に係わらず何をしても良いそうです。
184 :
世界@名無史さん :01/12/31 12:20
京大の歴史系の教官と言うと他に、杉山正明(モンゴル)間野英二(中央アジア)紀平英作(アメリカ)とかが有名かな。
185 :
世界@名無史さん :01/12/31 16:42
>>173 エールで日本人の墓って、朝河貫一のこと?
186 :
世界@名無史さん :02/01/17 12:21
なるほどね、>183
187 :
世界@名無史さん :02/01/17 21:23
阪大の経済史の教官はどうですか? 聞いた話では結構大勢いるらしいけど//
188 :
世界@名無史さん :02/01/17 21:31
>>187 経済学部に「アジア間貿易論」で学界の第一人者である杉原薫、
文学部にイギリス経済史・世界システム論でこれまた学界の第一人者、川北稔がいます
189 :
世界@名無史さん :02/01/22 04:52
>>173 木村靖二が欠けてるよ
>>174 近藤がエラソーなのは確か。俺以外にもムカツクって言ってる奴いるもん。
見市雅俊に「大塚史学左派」と名指しされた。おまけに東大中心主義者。
ただ、博識なのは認めます。
>>175 樺山さんはゼミでも決してエラソーになんかしないよ
「ゴシック世界の思想像」(岩波書店)読めば頭のよさがわかると思う
191 :
世界@名無史さん :02/01/22 05:00
>>188 大橋信夫「アジア金融革命論」もいいし、これに序をつけた複名館の徐助役の
大学時代の論文もいい
192 :
世界@名無史さん :02/01/22 05:19
大橋信夫は、「レーガノミクスと世界市場」(中央公論)の中村雄三郎と仲悪い。 中村さんが癌とわかったとき、ゼミでくどくど 「あいつの顔色みたか?悪いだろ?自覚症状ないのに他人の目には死相が見えるんだよな」 って物凄いこといってた
大橋VS中村は、「サプライサイド経済学」論争以来の因縁。大橋はばりばりの シカゴ学派だし、中村は新ケインズ派。 でも正直、あの癌の話はやりすぎだと思う。 中村先生の奥さんが大橋の母方の親戚なんだけど、奥さんの誕生日に 日展の吉澤百田祐の『雁』という掛け軸もってって、 「奥さん、これ雁ね。雁だよ!」 としつこく大声出してた。 奥さん、旦那さんへの告知迷っていて、泣きそうな顔だったとさ
194 :
世界@名無史さん :02/01/22 07:14
>193 それ本当?いや、あまりにも凄い話だからさあ・・。
195 :
名無史さん :02/01/22 13:19
あの業界では、ビザンツあたりの研究者同士のイガミアイも凄いよね。 史学雑誌5月の回顧と展望に対する反論、てなのが、6月の号だか7月の号だかに出ていたりして、根の深さが想像できますねえ。
196 :
厨房からの質問 :02/01/22 17:31
モンゴル史の世界的権威とされる 岡田英弘先生は率直な所 専攻分野での学問的業績は 世界的に評価されているものなんですか? これだけレスが付いたスレに 名が上がってないのはやはり専攻以外の トンデモぶりが反映しているのではと思いました。 ただ本業の方ではどうなんでしょうか? やはり実証史学的に学会をリードされる (もしくは、リードされた)方なんでしょうか?
197 :
世界@名無史さん :02/01/22 17:39
いま米田敦夫の「南アフリカ塩経済史」とってるけど、このひと 娘さん、エンクルマの甥に嫁がせたいう話に、居眠りしてた教室が、 一斉に「・・・・・おおっ」っとどよめいた。
198 :
世界@名無史さん :02/01/22 17:40
米田敦夫いうと「ジンバブエ現代経済概論」(魚墨書房)書いた人? あれ、ページ数のわりに高いよなあ。 表紙カバーの隅の三角マーク、試験に貼らないと50点もらないんだよね
199 :
世界@名無史さん :02/01/22 17:40
「ジンバブエ現代経済概論」著者写真萎え。 孫と一緒に写るなよ・・・。 しかも混血児
200 :
名無し象の鼻 :02/01/22 17:57
>表紙カバーの隅の三角マーク、試験に貼らないと50点もらえ >ないんだよね 学者としてはともかく、本屋さんとしては「優秀な教官」だな(ワラ
201 :
世界@名無史さん :02/01/23 01:59
大塚自身の学問的思考は歴史状況に制約されているから、ってんで棚上げして、 その上で大塚エピゴーネンを断罪しまくり、っていうのが、 近藤先生の基本スタンスでしょう。 「俺こそが大塚久雄の学問的精神の真の継承者」、 っていうメッセージを発しまくりだったりとか (ただし、ご自分の仕事が大塚史学のごとき悪しきオーソドキシーと ならぬよう、あえて体系的な形で実証研究を発表することはしない)、 イギリス史の大御所が死ぬたびに、取って付けたように 「ここだけの話、わたしはあの先生と本当は仲が良くて・・・」 という裏話を開陳してくれたり、とても素敵な先生だと思いますよ。
202 :
世界@名無史さん :02/01/23 11:59
>>189 >>201 どうでしょう、近藤先生は「狭い意味での歴史愛好者」?というより、
もともと社会思想史への関心からスタートした人のようですし
現実社会にも強い関心を持っていらっしゃいますから
そこら辺の「知識人臭」?が合わない方がいるのかもしれません。
実際御本人は(研究者仲間の間から)大塚エピゴーネンと言われるのを
非常に嫌っているようです。201さんの言うような理由で
「あえて」体系的な形で実証研究を発表することはしないのかは
ちょっと判りませんが。。。
203 :
あれじゃないの :02/01/24 01:00
たんに、かけないだけじゃないの? >あえて体系的な形で実証研究を発表することはしない しろよ、えらそーなくち、たたいているんだったら。 >イギリス史の大御所が死ぬたびに、取って付けたように >「ここだけの話、わたしはあの先生と本当は仲が良くて・・・」 >という裏話を開陳してくれたり、とても素敵な先生だと思いますよ。 どこが「素敵」? 嫌味なやつジャン。
204 :
世界@名無史さん :02/01/24 01:55
皮肉で言ったんだと思われ。
205 :
横レスだがコメント :02/01/24 06:59
>>196 最近の若い世代には岡田氏自身の著作ではなく
小林よしのり氏の忠実な引用を通して
彼の中国史認識が浸透していますね。
206 :
世界@名無史さん :02/01/24 15:29
ここに東大西洋史関係者が複数いるようなのにはワラタ。誰だよ。 それはさておき、近藤先生はまじめと言えばまじめな先生だと思うけどね。 業績の方は判断できないけど、「日英歴史家協会」のまとめ役であるらしい。 年長ではないが東大西洋史の主任を名乗ったり、本の編集もしている。 「西洋世界の歴史」「過ぎ去ろうとしない近代」(共編)「歴史の重さ」(共編) 「東大系」の研究者の間では代表者の一人とされているんじゃないかな。 見市先生に左派呼ばわりされたのはねえ、民主、社民党やイギリス労働党支持を 明快に宣言しているってのもあるのかなあ?
207 :
世界@名無史さん :02/01/24 16:16
>>206 いろんなことしているけど、肝心のご自身はどんな研究ですか?
まとめ役とかしていても、自分の研究がぱっとしなければね・・・
他人の批判なんかできないんじゃないのかな?
208 :
世界@名無史さん :02/01/25 04:01
>>206 「過ぎ去ろうとしない近代」ってのも酷い企画だった。
オーガナイザーが、テーマの方向性について討論者達と全然詰めてないんだもん。
とても、まともな討論とは言いがたいものがあった。
まあこれは近藤先生だけが悪いんじゃないだろうけど、
もうちょっと企画側で考えてくれないと、ただの西洋史カラオケ大会ですわ
む・・・西洋史ばっかだな。 中国の古代史で言うと、平勢だけではなく渡辺信一 郎もイイと思う。
210 :
世界@名無史さん :02/01/25 07:57
小田中直樹はどうよ?
211 :
名無しさん :02/01/25 09:07
ココリコ?
212 :
世界@名無史さん :02/01/25 10:47
>>208 初めからはっきりしたテーマなどなくてもよいと思っているのかもしれません
各研究者が自らの現状報告をすればよいと言うか(カラオケ大会とは言い当て妙ですね)
討論といえば川北先生が西洋史研究の存在意義について現状批判的に述べ(特に社会史批判)
それに対し近藤先生(谷川先生もか)がやや違和感めいたコメントをしていたことぐらいか?
あ、これは本の中での話か。
213 :
世界@名無しさん :02/01/29 08:11
どうやら、東大西洋史関係者は論破されたor都合が悪くなったから退散したと見えるが、いかが?
214 :
世界@名無史さん :02/01/29 12:07
従来の世界史認識の地平を乗り越え 従来の東洋史と西洋史だけでなく日本史まで統合した グローバル時代に適応する新しいパラダイム構築が これからの学会のトレンディです。 従来のフレームからは見えにくい、 遊牧民の重要性を世界に知らしめた 岡田英弘先生の業績を院生のみなさんは、 どうして無視するんですか? 先生こそ20世紀日本が生んだ 最高の知性だと思うのですが。
215 :
世界@名無史さん :02/01/29 12:20
東洋史の桑原先生はどうですか?
216 :
世界@名無史さん :02/01/29 15:27
>>214 岡田英弘の業績はすごいよ。彼の学問のうち
実証的な部分を継承できる人材がないということでしょう。
217 :
世界@名無史さん :02/01/29 15:30
>>216 実証的な部分以外は
全部トンデモだと漏れは思うぞ。
218 :
世界@名無史さん :02/01/29 15:38
>>217 実証的というと論文形式で発表した、ということになろうから
明・清代モンゴル・満州史が中心になるけど
それ以外にもなるほどという点は多々あると思うよ。
例えば夏・殷の系統や、聖徳太子の話など。
念のため、西洋史を学びたい学生のために記しておきます。 誰が何を研究しているかを知るため(本当に研究してるのか知るため?) あるいは勿論自分の研究テーマを探すための手掛かりとして 「西洋古代史研究入門」(伊藤、本村編、東京大学出版会) 「西洋中世史研究入門」(佐藤他編、名古屋大学出版会) 「西洋近現代史研究入門」(望田他編、名古屋大学出版会) を参照されてはいかがでしょうか。 むろん他にも研究案内の本はあります。入門的なものということで。 ただし注意してください。特に近現代史は全分野を網羅していません。 「なんだ、あの教官研究してないじゃん」と速断することのないように。
220 :
中大西洋史卒 :02/01/29 19:01
見市先生が中大にきた時に、お世話になりました。まあ、昔からおもろかったですよ、あの人は。 当時は、東京経済大の福井先生も講師で教えにきていて、中大に迎える話もあったが、学習院にとられたときは悔しかったな。
>>220 >福井先生も講師で教えにきていて、中大に迎える話もあったが
そんなことがあったのですか、初めて知りました。
219の補足をします。
古代史は3914円、中世史は3500円、近現代史は3200円。都内の大書店で売ってます。
特に古代史編は日本語文献だけでなく欧文文献も大量にガイドされているので、
ギリシャ史・ローマ史を希望する方にとっては事実上の必読書ではないでしょうか。
「研究の世界」に関心をお持ちの中高生の方にも薦められると思います。
このスレでは国際的な研究者か?ということに関心をお持ちの方が多いようですが、 高山先生は間違いなくそうだと思います。私がロンドンで英文の研究書を探していた際 見かけたシチリアの研究書の文献案内欄に高山先生の英語論文が複数掲載されていました。 また、深沢先生は「Toilerie et commerce du Levant au 18 siecle,D'Alep a Marseille」 というフランス語の単行本を出版しています。 東大西洋史の代弁者じみておりますが。。。
223 :
kausapan :02/01/30 03:28
池端雪浦(東京外国語大学学長、フィリピン史) 知る人ぞ、知る偉い先生です。 1.柔軟性がある。いつまでも若い頭。 2.面倒見がよい 3.あえて述べることもないが、土屋健二(インドネシア思想史、故人) とならぶ東南アジアの文化主義研究の代表的研究者
224 :
世界@名無史さん :02/01/30 05:11
>>216 岡田センセイって、奥さんが唯一の後継者になるんじゃないかな。
師匠に惚れ込んで結婚までしてしまったという方です。
225 :
中大西洋史卒 :02/01/30 17:00
見市の演習を大学一年の時に受け、考えなしに史学科に進んでしまったことを後悔した。 なにより頭が悪い。浮世離れしている。くだらぬことで騒ぐ。 全共闘世代のうざさ丸出しだし。
226 :
世界@名無史さん :02/01/31 10:21
こんなことを言うのもなんだが、 西洋史、東洋史って、今でも史学雑誌や史林クラスに1〜2本で専任になれてるね。 悪いけど、基本的に尊敬する気が起こらん。
岡田の今の嫁さんはフリン系じゃなかった?
228 :
世界@名無史さん :02/01/31 11:27
>>226 史学雑誌や史林クラスって、それ以上のクラスがあるの?
229 :
世界@名無史さん :02/01/31 12:05
>223 かつてNHK教育で、故・大岡昇平先生に、フィリピン侵略に荷担したとばかりに 暴言を吐きまくり、見ていてまじで殺したくなった。
230 :
世界@名無史さん :02/01/31 12:16
>>226 こんなことをいうのもなんだが、査読誌に掲載ゼロでもなれます。
231 :
世界@名無史さん :02/01/31 13:24
>こんなことを言うのもなんだが、 >西洋史、東洋史って、今でも史学雑誌や史林クラスに1〜2本で専任になれてるね。 >悪いけど、基本的に尊敬する気が起こらん。 実例を出せよ、実例を。
232 :
西国のアズマ帰依者 :02/01/31 21:31
3〜4本も出してたら、それは死ねといってるようなものだがな(w 息抜きをさせてくれよ
233 :
アズマちゃん :02/01/31 21:39
まともな雑誌に1〜2本で専任? 西洋史はどうか知らんが、中国史や東南アジア史じゃいっぱい知ってるぞ。
234 :
アズマちゃん :02/01/31 21:39
おっと、西洋史でも約2名、心当たりがいた。
235 :
世界@名無史さん :02/01/31 22:05
>>226 就職時の業績の数と学識とは直接には関係あるまい。
236 :
世界@名無史さん :02/02/04 01:00
たとえば東洋史のUとかな。
院試の英語の試験でプルードンに関する文章を訳させるMさんの サヨ精神に一票。
238 :
世界@名無史さん :02/02/13 09:47
かつてM治の院試の中国語は『反デューリング論』だった! 読めるか!!!
239 :
世界@名無史さん :02/02/14 13:14
240 :
ドイツにん ◆ayJofU/E :02/02/16 13:01
やっぱり自分の教わった教授が一番ですね。
241 :
◆OabcjNAM :02/02/26 13:55
そろそろ7あげ
242 :
世界@名無史さん :02/02/26 21:44
ドイツ現代史の栗原優はどうよ? もはやナチズム研究では並ぶもののない凄い研究してる。 しかも論争好き。反対論者に対して一歩も引かない。人格的には問題ありとの噂。
>>242 >>人格的には問題ありとの噂。
わたしは栗原先生とは面識ありませんが、先生の文章からも伺えますね、その問題性は(笑
「社会経済史学」だかの書評で、コミンテルンテーゼの文面を
二次文献から孫引きしたことを暴露されたのは、
他人の史料操作に対する批判の舌鋒鋭さにかんがみて、
いただけねぇなあ、と思ったけど(書評者は伊集院さんだったかな?)、
『ナチズム体制の成立』は重要な本じゃないかと思います。
特徴としては、語弊があるかも知れないが古き良き政治史のスタイル
っていうんですかね。
もちろん経済界の動向が中心テーマなんだけど、しかしそれは政治との関わりに
おいてのみ問題にされる、という。
わたしは経済史を専攻しておりましたので、ナチズム体制の成立とか
第二次世界大戦の勃発といった事柄はもっと巨視的なアプローチで
扱わないといかんのじゃないかなぁ、とか現役学生時代思っていましたが、
栗原先生が読んだ史料の膨大さはやっぱりすごい。
しかしこの人の学界的な位置づけは、本当に不思議なものがあります。
「王道なのに異端」っていうか。
244 :
世界@名無史さん :02/02/27 00:01
>>243 >「社会経済史学」だかの書評で、コミンテルンテーゼの文面を
>二次文献から孫引きしたことを暴露されたのは、
あれ、あとで栗原さんが『現代史研究』でだした反批判で、ぼこぼこの
ぼろくそに叩きまくってたよ。もうぐうの音も出ないほどに。
伊集院さんだけでなく、芝さんとかも相当叩かれてて、「栗原先生、怖っ」
と思ったですよ。
あの人が使う史料の量は、はっきり言って現在のどのナチス研究家も及
ばないと思いますね。『ナチズム体制の成立』はいろいろ論争があると
思うけど、『第二次世界大戦の勃発』は文句のつけようもない。
>>244 おおお、そんなことがあったんですか。それは知らなんだ。
もともと東ドイツ系統の研究をしっかりフォローしてるだけに、
コミンテルンとかあのへんには絶対の自信があるって事なんでしょうか。
『勃発』のほうは、昔一度読んだきりなのであまり論旨も覚えてませんが、
『我が闘争』第二版でのほんのわずかな字句修正を見逃さず、
そこにヒトラーの路線変換を読み込むっていうのが圧巻でしたね。
「こいつは変態だ」と思いましたもん。いい意味で(笑
246 :
ナポレオン :02/02/27 19:30
>栗原優 人格に問題あるんですか。 『絶滅政策』の「東京大空襲のナントカさん」なんか読むと、 まっすぐでまっとうな人だなあという印象を受けるんですが。 伊集院さんが叩かれた反批判は、 確か三人くらいまとめてなで斬りにされてたような。 絶滅政策の開始時期に関して『絶滅政策』に弓を引いた 永峯三千輝さんの運命は如何に? 私は永峯さんの方が納得いったんですが。
なんかドイツ史関係者いるみたいやなぁ。下手なこと書けんわ。 栗原氏、学問的に厳しい人やからそう感じるのかもしれんね。 そんな問題ある人とは思わんなあ。まあ永岑氏のほうが フレンドリィなのは確かやけど。
248 :
世界@名無史さん :02/02/28 08:32
>栗原優
自分の研究ばっかりで学生の面倒を全然みないらしいよ? 人格の問題
ではないとおもうが。
>>246 私も永岑さんを支持します。まあ時期なんてどちらでもいいんですが。
249 :
ナポレオン :02/02/28 10:24
うひ、永峯じゃなくて永岑でしたね。 時期なんてどちらでもいいと言えばそうなんですが、 なんか「栗原氏は狭い範囲の史料しか見ないからそんな結論になるんだ」 という主旨の批判をしてたような気がするので、ちと気になって。
>>248 確かに、栗原先生のお弟子さんって聞いたことがない。
まあ神戸という中途半端なロケーションも、弟子を育てにくい要因として
あったのかも知れませんが。京都大阪のドイツ史人脈は厚いからね。
251 :
世界@名無史さん :02/02/28 23:03
山形大学小嶋先生
業界話はsage進行してくれませんか? 一般人からしたら学会政治なんてどうでもいいんで
253 :
一応sageteha :02/03/01 00:46
あのー、ここは業界話するスレッドではないので? 世の中には一般人からしたらどうでもいい話題なんて、 それこそ腐るほどあるわけですが
あ、タイプミスであがっちゃった。 正直スマン。
小嶋さんの近作って何?
俺は業界事情は良く知らんけど、このスレは学界裏話みたいで面白い。 でもまあ、252の意見を尊重してsageでいくか。
査読誌に論文じゃなく、研究ノート一本で、職にありつけた人もいる。
259 :
世界@名無史さん :02/03/13 02:55
山内昌之
栗原先生の話をもっと聞きたいです。
261 :
◆NDtOTQWY :02/03/13 03:51
西洋史で若手(30代前半から院生まで)の有望株、おしえてちょ。 イギリス・フランスあたりを希望!
262 :
世界@名無史さん :02/03/13 13:28
263 :
世界@名無史さん :02/03/13 22:36
>>261 30代前半の院生ならわんさかいるんだけどね〜
有望かどうかとなると・・・
264 :
世界@名無史さん :02/04/08 22:18
age
河上 倫逸 京都大学大学院法学研究科教授 「朝日21関西スクエア」は、「21世紀の関西論壇」の核を形成することをめざ している。その設立は、朝日新聞社創設120年の記念行事の一貫だという。論壇不 毛の関西の地にそれを起そうというのだから、それだけでも、すでに「立派な事業」 、というより、「夢」で有ることは言うまでもない。だから、できることなら、それ が関西ローカルな志向にとどまったりせずに、全日本へ、というより、むしろ全世界 へと独自の観点からの情報を発信し続ける、21世紀の「関西論壇」の核へと育って 欲しい。「夢」なら大きい方がよい。「金融ビッグバン」のことはしばしば喧伝され て来ているが、本当に「ビッグバン」が必要なのは、実は論壇なのだと思う。
267 :
世界@名無史さん :02/05/13 19:52
age
268 :
世界@名無史さん :02/06/13 23:23
保全
269 :
世界@名無史さん :02/07/20 01:22
池田誠先生;説明が簡潔、図表が多くわかりやすい。
もう故人だけど、太田秀通。 英語論文の参考文献欄に「H.OTA」ってよくでてくる。 オレ、古代史専攻であんまり関係ないけど川北稔は面白いと思う。 堀越孝一は新書がものすごくつまらなかった。
271 :
世界@名無史さん :02/07/23 07:50
西洋史で、政治史・外交史で、近現代史なら 文学部史学科だけでなくーて 法学部政治史・国際関係史もいれといたら。 日本人で世界レベルならハーヴァードの入江昭 もいるでよ。 すくなくともこっちの分野では若手は今後、 欧米Ph.D取得者が主流になるでしょ。
272 :
世界@名無史さん :02/07/23 09:17
良知先生は勉強になったな
274 :
世界@名無史さん :02/07/31 00:45
森時彦
275 :
世界@名無史さん :02/07/31 01:06
>>273 弓削先生は、フェリス学長時代、自宅が右翼に銃撃されてたことも
ありますねぇ。
276 :
世界@名無史さん :02/07/31 14:19
神戸外大の吉田豊先生もぜひ。 ソグド語文献学の世界的権威の方。中期イラン諸語が専攻に当たられるのかな? 現在、ニコラス・シムス・ウィリアムズ教授とバクトリア語の書簡文書の 共同研究をされているとか。 事実上このお二方が中期イラン語系の世界最高峰にあたられるんでしょうかねぇ。
277 :
世界@名無史さん :02/07/31 23:17
276よ、おまえはあほか? ここは歴史学じゃ
278 :
世界@名無史さん :02/08/02 14:33
>276 >ここは歴史学じゃ 残念! 文献学の話です。
あやめさんは、どっかで教員してくれないのだろうか…
280 :
世界@名無史さん :02/08/03 08:22
明清で優秀な教官は?
281 :
世界@名無史さん :02/08/03 08:33
敬愛するのはヘレニズムの大牟田先生
282 :
世界@名無史さん :02/08/03 13:13
>>280 灯台のみおたんがぴかいち!
あとは、Y澤さんかもね
兄弟塵聞件のI井氏とかもかな
Y澤氏が「明清史」の論文なんか書いてたっけ? 清末は伝統的に「明清史」に入れない。 著書のタイトルにもしっかり近代と書いてあるし。 (尊敬してるけど)
284 :
世界@名無史さん :02/08/19 16:25
で、その先生たちが書いた良書は?
285 :
世界@名無史さん :02/08/21 01:37
みおたんの清代中国の物価変動はすごいね
すいませんが、大阪大学と早稲田大学の東洋史の教授陣のことについて 教えていただけませんか? 多分どちらかにいくんで、、、、
age
291 :
世界@名無史さん :02/09/02 21:19
大庭脩 現在活躍中ではないが
292 :
世界@名無史さん :02/09/11 02:12
293 :
皇宮警察ゴンズ :
02/09/11 02:18 同志社の井上先生がすばらしい。